【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part9

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93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/09(日) 00:08:49.74 ID:msfvBnSOO
アルツがリリアの治療に集中できるように治療院の手伝いをする
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/09(日) 00:11:53.83 ID:FksmCASTo
カリス対策の一環でもうカリスもデロデロにしちゃおうとヴィアの力を借りる
95 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/09(日) 00:22:13.25 ID:jgjSvZqh0
本日はここまで。次回、クロシュとルルナのリリア治療糸口探し編、みんなで治療院のお手伝い編、ヴィアちゃんの力を借りてカリスをデロデロにしちゃおう作戦立案編です。お楽しみに

おまけ:>>66の寝ぼけリュアンちゃんのイメージです。
https://i.imgur.com/FLgruBl.png

次回のおまけは特に本編と関係のない暑中見舞い系イメージの予定です
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/09(日) 01:01:52.68 ID:MgQQvp5ro

血スライムさんなかなか来てくれないな
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/09(日) 01:35:45.39 ID:ySUXoHr6O

寝ぼけリュアンちゃんきゃわわ
ノーランドさん赤ちゃんホムンクルス言われてて草だけど年齢を考えるとその通りだった
98 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/09(日) 20:52:53.85 ID:jgjSvZqh0
血スライムさんは馴れ合いを好まないツンツンスライムなので、来て欲しい時に来てくれることはあまりありません(来て欲しくないときもあまり来ないので安心です)
なお自由行動で彼女を探してみることもできます。能動的に探せば待つだけよりも可能性が大きいかもしれません
血スライムさんはクロシュより年上ですが、リュアンちゃんよりはずっと年下です。そしてクロシュには同年代と思われています

リュアンちゃんは朝に弱いわけではないのですが、普段より早い時間に起こされるのには慣れていないようでした。見た感じはお子様ですが、実はミスティさんよりも1つ年上です。しかしクロシュには同年代と思われています
そしてノーランドさんは利発でハキハキと喋ったり動いたりできるホムンクルスですが、実は実質生後半年のあかちゃんなのでなんとクロシュよりも年下です。カリス氏の刷り込みプログラムが優秀だったのかもしれません。なおクロシュには同年代と思われています
99 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/09(日) 20:59:56.72 ID:jgjSvZqh0
―治療院

忙しなく動くアルツ「」バタバタ

忙しなく動く隻眼ゴブリン「」バタバタ

忙しなく動くノーランド「」バタバタ

椅子に座ってうなだれる患者たち「」


妖精「リリアのお見舞いに来てみたけど……忙しそうだね」

クロシュ「うん……」

ルルナ「そうですね……」


アルツ「む……君たち、患者でないのなら帰れ」スタスタ

クロシュ「わ……う、うん」

ルルナ「すみません……」

ノーランド「待ってください、アルツ。クロシュには夢魔法の心得があります。このルルナという少女も半夢魔です。治療を手伝ってもらいましょう」

アルツ「資格のない者に医療行為をさせると?」

ノーランド「あなたもないですよね? あと私もないです」

アルツ「……わかった、では5分だ。5分で心神耗弱者の1人でも回復させられれば、支援を認めよう」

クロシュ「!」モニョッ

アルツ「ただし5分で改善できなかった場合や、症状を悪化させた場合は即座に出ていってもらう。いいな?」

ルルナ「わ、わかりました……!」

妖精「心魔法は使えないけど、多少の知識はある。私も手伝わせてもらうよ」

 *

心神耗弱オーク「うぅ……俺って……俺って……」グニャァ…

ルルナ「ま、まずはこの人から……! 5分以内になんとかしなきゃ……!」

クロシュ「う、うん……!」

 モニョッ

分体スライムヴィア「……心を病んだ者たちの治療なら、私の得意分野かもしれません」モニョモニョ

クロシュ「わっヴィアさん!」

分体スライムヴィア「かなしむ心を、食べてしまえば――」

妖精「ちょ、ちょっと待った! それってあの取り返しのつかない方法だよね!? それは――」

分体スライムヴィア「加護によってずっと苦しみを沈ませ続けるのと、違いはありますか?」

妖精「可逆と不可逆は全然違うでしょ!」

分体スライムヴィア「見たところ、このオークさんの心はその場しのぎの苦痛除去でどうにかなる範疇を超えています。加護なき今、彼を永続的に救うにはこの方法しかない――」

ルルナ「え、ええっと……?」

クロシュ「……まだ……加護、なくなるって、決まってない……!」

分体スライムヴィア「……」

クロシュ「わたしたち……できる!!」


↓1コンマ(吸収効率+10)
01-10 悪夢で食あたりした……
11-80 悪夢を食べて患者の悲しみを一時緩和
81-95 心魔法〈ナイトメア〉習得
96-00 ??
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/09(日) 21:01:13.66 ID:b8oxj6qJ0
101 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/09(日) 23:31:55.59 ID:jgjSvZqh0
―敗残オークの悪夢

 立ち上る黒煙「」モクモクモク…

 瓦礫とかした村「」ボロボロ

 住民の死体「」


敗残オーク「はぁ、はぁ……だ、誰か!! 誰か返事をしてくれぇー!!」


 黒焦げになったアルラウネの死体「」

 潰れた馬頭族の死体「」

 串刺しにされたサキュバスの死体「」


敗残オーク「う、嘘だ……そんな……。嘘だ……!! 嘘だァァァァ!!!!」


 トプン―

ルルナ「うっ……!! こ、こんな……こんなことって……!!」

クロシュ「……!!」ググッ

ルルナ「クロシュちゃん、大丈夫……!?」

クロシュ「う、うん……」

クロシュ(……ちょっと……集落が、燃えたときのこと……思い出しちゃった……)

ルルナ「あ、後は私がやる……!! クロシュちゃんは外で休んでて……!!」

クロシュ「……んーん。わたしも……やる!!」

 モニョモニョモニョ…ドン!!!!

巨大スライムクロシュ「〜〜〜!!!」モニョニョニョニョ!!!

ルルナ「わっ!? クロシュちゃんが大きくなっちゃった!?」

 モニョモニョモニョ

悪夢を食べていく巨大スライムクロシュ「〜〜〜」モニョモニョ モグモグモグ

ルルナ「クロシュちゃん……! よ、よし……私も!! 悪い夢は、終わりにする……!!」コォォォォ―

 光となって分解されていく敗残オークの悪夢「」キラキラキラ

 ◆
102 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/09(日) 23:32:24.64 ID:jgjSvZqh0
―治療院

患者オーク「ハッ!?」ガバッ

妖精「あ、気がついた! ここがどこかわかる?」

患者オーク「俺は……そ、そうだ……普段通りに暮らしてたら……急に、あの頃の記憶が頭ん中で弾けて……。ここは、治療院か……!?」

妖精「うん。一人で立てそう?」

 スクッ

患者オーク「あ、ああ……。あんたが俺を診てくれたのか?」

妖精「ううん。あなたを治療したのは……あの二人だよ」


別の患者の治療に取り掛かるスライムクロシュとルルナ「」セカセカ

 ☆治療院で精神治療のお手伝いをしました
  真正リーリアにおける評判が上がりました
  また、治療院の忙しさが緩和されました

 *

―昼
 治療院 休憩室

 コーヒー「」コトン

アルツ「ふう……君たちを見くびっていた。すまない、今日は本当に助かった」

隻眼ゴブリン「本当に助かりやした!」

クロシュ「ん!」

ルルナ「お手伝いできて良かったです……!」

ノーランド「ふふん、クロシュは私の妹のようなものですから。これくらいは朝飯前ということです」

クロシュ「そうなの?」

妖精「年齢的にはノーラが妹じゃないの?」

ノーランド「些細なことです」


アルツ「君たちの支援のお陰で治療院の業務にもかなり余裕ができた。これで午後からはリリアの治療に専念できる……そこで君たちにさらなる協力を頼みたいのだが、構わないか? 今は緊急事態ゆえ謝礼の算定ができないが、後日必ず出すと約束する」

クロシュ「ん!」

ルルナ「もちろんです! できることがあるなら……!」

アルツ「感謝する。詳細は休憩の後に説明しよう、今は昼食を取ってゆっくり休んでくれ」

ノーランド「午前中とは打って変わって、恥も外聞もなく協力を要求し始めましたね?」

アルツ「恥も外聞も治療の役には立たん。彼女たちの能力が有用とわかった今、協力を要請しないのはただの怠慢だ」

ノーランド「それはその通りです」

 ◇
103 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/09(日) 23:33:20.89 ID:jgjSvZqh0
―午後
 治療院 集中治療室

昏倒するリリア「」


アルツ「僕には心魔法の心得がない。医師として精神医学を修めてはいるが、この分野に関しては直接心の中に入って治療を行える君たちに劣るということだ」

ルルナ「で、でも私たちは精神医学を全然勉強していません。大丈夫でしょうか……?」

アルツ「午前中の治療実績を以て、君たちを有資格者と同等の権限を持つ臨時の精神治療者と認定する。無論、これはこの緊急事態においてのみ適用される超法規的措置だ」

ルルナ「うっ……せ、責任重大ですね……!?」

アルツ「安心しろ、責任は全て僕が持つ。君たちは余計なことを考えず、全力で治療に臨んでくれ」

妖精「それで……クロシュたちは具体的にはどうすればいいの?」

アルツ「基本的には午前中と同じだ。リリアの夢に侵入し、リリアの心を蝕む痛みや苦しみを除去して欲しい」

クロシュ「ん!」

ルルナ「午前中と同じなら……できそうです」

アルツ「だが懸念点もある。実は昨日クリュナーに同じことを頼んだのだが、心魔法に長ける彼女でも今のリリアの夢に入り込むことはできなかった」

妖精「えっどうして!?」

アルツ「……心属性ではどうにもならない激しい奔流が、夢の中を吹き荒れているのだそうだ」

ルルナ「えっ……そ、それじゃあ私たちも難しいんじゃ……」

ノーランド「私の見立てでは、それは恐らく星属性の力です。そしてクロシュはそれに対する手立てを持っています」

クロシュ「!」モニョッ

妖精「なるほど……。それなら確かにクロシュが適任だ」

ルルナ「……わ、私は……できるんですか!?」

妖精「クロシュは複数の属性を使えるけど、2つ以上の属性を同時に使うってなるとかなり難しいんだ。だから夢に入ったら、クロシュは星の担当、ルルナは心の担当って風に役割分担するのが良いと思う」

ルルナ「な、なるほど……!?」

クロシュ「わたし、できる……!」

アルツ「よし。では準備ができたら始めてくれ。もし何かあればすぐ中断して現実へ退避すること。良いな?」

ルルナ「は、はい!」

クロシュ「ん……!」

 ◆
104 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/09(日) 23:34:07.40 ID:jgjSvZqh0
―リリアの夢

 吹き荒れる暴風「」ゴオオオオオオッ――


ルルナ「う、うわあああ〜〜!!?」ジタバタ

蒼星クロシュ「ルルナちゃん!」バッ

 蒼星の領域「」ポワン―

ルルナ「はっ……! た、助かった……クリュナーさんでさえ入れなかったっていうのも納得だよ……」

蒼星クロシュ「うん……。慎重に、いこ」

ルルナ「うん……!」

 *

―リリアの夢
 南リーリア湿原 碑の高台

 朽ちたテントの群れ「」

 地に落ちている壊れた籠「」

 等間隔に並ぶ無数の碑「」


ルルナ「ここは……?」キョロキョロ

クロシュ「……リリアちゃんと……初めてあった、ところ……」

 碑『オルク・ムキムキム』
 碑『ゴブリウス・ホフマン』
 碑『アルーラ・ウネネ』
 碑『マズラ・ウマッタマ』
 碑『サッキュ・バスス』
 碑『リリ』

クロシュ(……碑……たくさんの、名前……)

クロシュ(きっと……みんな……。10年前に……)

クロシュ(……リリアちゃん……死んだ人たちの、名前……覚えてるんだ……)


 ヒュオオオオオ――…


ルルナ「……でも、ここに……苦しみの根は、ないみたい……?」

クロシュ「……うん」

ルルナ「一体どこに……あっ!」


 大きな渦「」ゴゴゴゴゴ


ルルナ「あれだ! あの下から……すごく、重い感じがする……!」

クロシュ「!」

ルルナ「……い、行く?」

クロシュ「ん。ルルナちゃん……わたしから、離れないでね……」

ルルナ「う、うん!」

 ◇
105 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/09(日) 23:36:58.26 ID:jgjSvZqh0
―リリアの夢?
 謎の地下施設

 停止している謎の機械「」
 脈打たない巨大な管の束「」


ルルナ「ひいっ……!? 何ここ……!?」

クロシュ「ここ……カリスの、地下……!!」

ルルナ「ええっ!? ここってリリア様の夢だよね!? どういうことなの!?」


 部屋の中央に六角形状に並べられている割れた試験管「」


ルルナ「部屋の中央に……割れた試験管の陣……? あれ、陣の中央にあるのは……」


陣の中央でデロデロに溶けているりりあ「」


クロシュ「リリアちゃん!!」シュバッ

 ズンッ!!

クロシュ「!?」モニャッ!?


白金の髪の亡霊『苦しい……』
白金の髪の亡霊『いたい……いたいよ……』
白金の髪の亡霊『わたしたち……何のために、生まれたの……?』
白金の髪の亡霊『たすけて……ザイルおにいさん……たすけて……』
白金の髪の亡霊『ちがう……ちがう……? わたしたちは……』
白金の髪の亡霊『リーリアじゃ、ないの……?』


クロシュ(この子たち……)

クロシュ(わたしが……むげん斬りで、斬った……)

クロシュ(〜〜〜……)モニャニャニャ…

 デロ…

クロシュ(……だめ……ここで、倒れたら……)ググッ


ルルナ「クロシュちゃん! 大丈夫!?」

クロシュ「ルルナちゃん……。えっとね……あの、幽霊さんたちが……リリアちゃんに、入り込んで……。リリアちゃんの中を……くるしい≠ナ、いっぱいに……しちゃった、みたい……」

ルルナ「えええっ!?」


クロシュ(………どうすれば……いい……?)

クロシュ(星の魔法で……みんな、追い出しちゃう……?)

クロシュ(……んーん。たぶん、むり……)

クロシュ(それに……そんな、やり方……わたし、やだ……)

クロシュ(……この子たちが、苦しいの……。半分くらい……わたしの、せいだもん……)

クロシュ(………わたしが、リリアちゃんの代わりに……。この子たちの、苦しみ……食べる……?)

クロシュ(……大丈夫かな……。だめかも……)

クロシュ(でも……リリアちゃんが、このままだと……。みんな、困る……)

クロシュ(…………)


↓1〜 先取2票
1.食べる(90%の確率で再起不能になります)
2.他の方法を考える(コンマ)
3.運命賽を使って良い方法を思いつく(現在6個)
0.自由安価(票数は内容ごと)
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/09(日) 23:37:55.64 ID:FksmCASTo
3
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/09(日) 23:38:59.52 ID:b8oxj6qJ0
0脳内クロシュ会議で決める
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/09(日) 23:40:04.81 ID:RJaBo8BJO
3
109 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/10(月) 01:10:04.64 ID:0+4RNL170
 石の賽「」コロン―


クロシュ「!」ピコン!

 ガサゴソ…
 白金の涙粒「」ポン!

ルルナ「白金色の……水? クロシュちゃん、それは……?」

クロシュ「……これ……きっと……リーリアちゃんの……」

ルルナ「えっリーリア? リリアじゃなくて……?」

 キュポン―
  サラサラサラ――

白金クロシュ「〜〜!」ポン!

ルルナ「わっ! クロシュちゃん……すごく、きれいな色……!」

白金の髪の亡霊『あ……』
白金の髪の亡霊『なに……?』
白金の髪の亡霊『どうして……?』
白金の髪の亡霊『たすけて、くれるの……?』
白金の髪の亡霊『ほんものの……わたし……?』
白金の髪の亡霊『リーリア……なの……?』

白金クロシュ「……みんな……ごめんね……」

 モニョモニョモニョ…キラキラキラ…

白金の髪の亡霊『あぁ……』
白金の髪の亡霊『あった、かい……』
白金の髪の亡霊『やっと……終われる、の……?』
白金の髪の亡霊『ザイルおにいさん……レイルおねえさん……』
白金の髪の亡霊『これが……ほんもの、の……』
白金の髪の亡霊『リーリア……よかっ……』

 キラキラキラ―
  シュゥゥン――…

ルルナ「あ……幽霊さんたちが、空に、溶けて――」


 差し込む光「」キラキラ――

 空に浮かぶ白い光「」ユラユラ

 晴れ渡る青空「」
 遥か遠くに見える大山脈の峰「」
 豊かな水を湛えるリーリア湿原「」

 生い茂る草花「」サワサワ
 鈴なりに実るユキイチゴ「」ポン


クロシュ(いつの間にか……地下じゃ、なくなってて……)

クロシュ(すごく、優しい夢に……変わったみたい……)
110 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/10(月) 01:11:34.83 ID:0+4RNL170
横たわるリリア「ううん……」

 シュバッ

リリアに駆け寄る白金色のスライム「〜〜!!」モニョニョニョ!!

リリア「……え……? り、り……?」

白金スライム→リリ「〜〜…」モニャニャ… ポロポロ…

リリア「……心配、かけちゃったみたい……? ごめんね……」


クロシュ「リリアちゃん!」トテトテ

ルルナ「り、リリア様」トテトテ

リリア「あれ……? クロシュちゃんと……ルルナちゃん、だっけ……?」

リリ「〜〜!」モニョモニョ

リリア「えっ……? 私たちのこと……クロシュちゃんが助けてくれたの……?」

 *

リリ『クロシュちゃん……ありがと……。わたし……あの子たちの、苦しい気持ちを……星脈に広げないことに、精一杯で……。リリアちゃんのこと、守り切れなかった……』モニャニャ…

クロシュ『ん……! えっと……あの子たちは……』

リリ『わたしの……前世って、言えばいいのかなあ……。わたしね……覚えてる限りの、一番最初は……世界樹の精霊だったの』

クロシュ『わ、そうなの……!?』

リリ『そうなの。でも、世界樹が代替わりして……精霊としての役目を終えたあと……いつの間にか、ヒトに生まれ変わってたの』

リリア「そうだったんだ……。じゃあ……もしかして、それがリーリアっていう白金の髪の女の子……?」

リリ『うん。わたし……リーリアとして、ザイルお義兄さんと、レイルお義姉さんと一緒に……ヒトとして、生きたよ。でも……悪いエルフのヒトに捕まって……ひどいことされて……死んじゃった』

ルルナ「カリス・ノーランドだよね……。本当に、ひどいやつ……!」プンスコ

リリ『あの子たちは……たぶん……わたしの力を真似して造られた、かわいそうな子たち……。ずっと……あの地下で、お日さまも浴びられなくて……。ずっと、苦しかったんだと、思う……』

クロシュ「……」

リリ『……改めて……ありがと、クロシュちゃん……。リリアちゃんのこと……わたしと、あの子たちのこと……助けてくれて……。ほんとに……ありがと……!』

クロシュ「んへへ……うん!」


リリア「……あれ? ねえ、もしかして……リリって、ずっと私と一緒にいてくれたの……? 10年前の、あの時から……ずっと……?」

リリ『えへへ……バレちゃった……』

リリア「リリ……リリ!!」バッ

 ギュッ

リリ『〜〜…♪』モニョモニョ

 ☆リリアの治療に成功しました

 ◆
111 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/10(月) 01:12:04.02 ID:0+4RNL170
―治療院

安らかな寝息を立てるリリア「すう……すう……」zzz

リリアの布団に突っ伏して寝るノーランド「すー……すー……」zzz


スライムクロシュ「!」モニョッ

ルルナ「はっ!?」


妖精「クロシュ、ルルナ!」

アルツ「二人とも、無事か!」

 モニョモニョポン!

クロシュ「ん!」グッ

ルルナ「はい!」

アルツ「そうか……! 先ほどからリリアの容態が急速に回復しているぞ……!」

クロシュ「わあ……!」

ルルナ「や、やった……! 私たち、やり遂げたんですね!」

アルツ「ああ! しばらく経過観察は必要だが……ひとまず成功を祝おう! 本当によくやってくれた……!」

クロシュ「んへへ……」

ルルナ「……め、めでたしめでたし……ですかね?」


 ☆努力目標「リリアを治療する」を達成しました
  真正リーリア崩壊カウントダウンが停止します

 ☆真正リーリアにおける評判がものすごく上がりました

 ☆治療院に余裕ができ、アルツの協力を得られるようになりました

 ◆
112 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/10(月) 01:18:07.55 ID:0+4RNL170
本日はここまで。次回はヴィアちゃんの力を借りてカリスをデロデロにしちゃおう作戦立案編です。お楽しみに

おまけ:かき氷スク水ミスティさんと夏バテリュアンちゃんのイメージです。夏バテと熱中症に気を付けて健やかに過ごしましょう
https://i.imgur.com/KIDkyoA.png
https://i.imgur.com/hkmcwBA.png
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/10(月) 01:41:53.88 ID:5GWMny2/o
おつ
久々に運命賽さんが活躍している!
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/10(月) 01:46:28.18 ID:RnQ4SOWdo
デロデロがただの始末方法になっている
ソフィアのときからそうだったけど
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/10(月) 02:03:29.86 ID:g5NFbC0gO
ヴィアはクロシュヴィア一派か
株分けたちは感化されやすいか
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/10(月) 10:52:10.50 ID:l5mVEzQVO
ミスティさん美人ね
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/10(月) 12:16:59.21 ID:Km4ttO+DO
この分だと妖精さんですら手に負えない強ボスになってる感
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/10(月) 12:22:19.43 ID:Km4ttO+DO
>117
すみません、場所間違えました
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/10(月) 12:45:05.43 ID:oUxPMBJhO
これはクール系氷属性の女
リュアンちゃん>>1のお気に入り説あるな
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/11(火) 19:26:35.13 ID:6mYG1/mho
リリアに何かあったら加護が途絶える一代限りの平和というのは変わらないのか
やはりデロデロは全てを解決する
121 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/15(土) 21:39:18.75 ID:Q7ofWbkz0
運命賽さんが活躍することがあまりないのは、それだけ致命的な運命とは無縁な歩みを続けられているということかもしれません
しかしながら最近は溜まっていく一方なので、選択肢などで使い道を提示していければと思います

デロデロが始末方法なのは実際のところその通りです。邪魔者を黙らせつつ救済できるので一石二鳥とも言えます。そしてカリスさんについてはソフィアさんと違ってたぶん恐らく全く和解の余地がないので、デロデロが一番かもしれません

ヴィアさんはデロデロに感銘を受けていたスライムなので、クロシュヴィアちゃんの思想に共鳴しています。元々がクロシュヴィアの株分けだったため、デロデロ思想を理解・共感しやすいと言えばしやすいと思います

ミスティさんはスレンダー美人なので、スクール水着も似合います。このスクール水着はトコナツ島でもらったものと思われます。かき氷を差し出されている相手は諸説ありますが、一緒に海に遊びに来たイリス氏であるという説が有力です

リュアンちゃんはあまり肌を見せたがらない女の子なので、真夏の海でも水着姿にはなりません。上記イメージ絵くらいの服装がリュアンちゃんが不特定多数の他人に見せられる最大限度の肌面積と考えていただければ良いかもしれません

前回の更新で、リリアちゃんの加護による平和の脆弱性が露見しました。これについては実際その通りなので、のちのち困ることになるかもしれません。やはり最善の解決策はデロデロしかない、とメアリーちゃんも考えているかもしれません
122 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/15(土) 21:40:11.50 ID:Q7ofWbkz0
―宿泊所 客室

妖精「というわけでリリアの容態はなんとかなりそう。この国が崩壊する心配はもうしなくて良いと思う」

フメイ「お〜!」

聖女「良かったです!」

分体ヴィア「でも加護の脆弱性は露見したままです。ここはデロデロに移行すべきと申し上げます」モニョモニョ

メアリー「導師ヴィアの言う通りです。この国を真に守るには、デロデロの救いを受け入れるのが最善かと……」

リュアン「ええと……どちら様ですか? この透明なスライムさんは……」

メアリー「彼女は導師クロシュヴィアの株分けの一人、導師ヴィアです」

分体ヴィア「私はデロデロ教に入ったわけでも導師になったわけでもないんですが……」

メアリー「目指すところは同じです。そして導師クロシュヴィアに次ぐ力を持つ株分けの方ともなれば、導師であることに反対する者などおりません」

分体ヴィア「……デロデロを目指す、という点では確かに同じですが……。私は信徒たちを導く師などという器ではありません。ただの、デロデロを目指して動くスライムの一体です」

リュアン「デロデロを目指しながら、デロデロ教に入ってるわけじゃない……なんてこともあるんですね……」

分体ヴィア「はい。組織に属さず単独でいる方が自由に動けるので」

聖女「でもメアリーさんやフェルメールさんやレイルさんはものすごく自由に動いている気がします……」

 *

妖精「まあとにかくリリアが回復した今、考えるべきことはこの国の行く末じゃなくてカリス・ノーランドへの対処だよ」

フメイ「居場所わかってるなら、早く叩いた方がいいんじゃないの。逃げられちゃうかも」

リュアン「しっかり対策してった方が良いんじゃないかな……? 罠とか仕掛けてるかもしれないし……」

ミスティ「復活して日が経っていない今こそ時間を与える前に叩くべき、という風にも考えられるわ。どちらが良いかはなんとも言えないけど」

妖精「カリスの性質を考えるなら、ミスティの言うように力や手駒を増やされる前に叩く方が良いかも。ただ……そういうのはカリス自身も理解してるだろうから、拙速な強襲を逆手に取った罠を仕掛けてる可能性もある……」

聖女「それを想定して慎重に攻めれば、カリス・ノーランドに時間を与えることになり……どう動いても難しい堂々巡りです!」

クロシュ「じゃあ……急いで、慎重に、たたく?」

メアリー「拙速でも巧遅でもなく、急いで慎重……! 流石は導師クロシュです……! 完璧な作戦です!」パチパチ

妖精「いや、そんな器用にできるなら苦労しないから……」
123 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/15(土) 21:41:03.97 ID:Q7ofWbkz0
分体ヴィア「ところで……カリス・ノーランドはどのように倒すつもりですか?」モニョッ

クロシュ「ほえ……?」

分体ヴィア「カリス・ノーランドの魔法は生存に長けた生命魔法です。そして彼女の知識や能力を考えれば生け捕りも得策ではありません。討伐には至難を極めるかと予想されます」

妖精「それはまあ、そうだけど……」

分体ヴィア「そこで提案させていただきたいのが、デロデロです」

クロシュ「!」モニョッ
メアリー「!」
リュアン「!」
妖精「!」

分体ヴィア「私ならば、生命魔法による再生や蘇生を無視して彼女をデロデロにすることができます。そして皆さんなら既にご存知かと思いますが、デロデロほど人道的な終わり方は他にありません。どうでしょうか」

妖精「い、いや……でも……」

クロシュ「……」

分体ヴィア「討伐に手間取れば逃げられてしまうかもしれません。そしてそれは最悪です。考える余地はないかと思いますが……」


妖精(実際に手を下すのはヴィアだとしても……これに同意すれば、結果的に私たちは誰かをデロデロにすること≠ノ同意したことになる! それは……メアリーが独断でソフィアをデロデロにしたのとは、明確に違う……!)

妖精(……いや、でも……カリス・ノーランドの危険性を考えれば手段を選ぶ余裕なんてない。となれば……この子たちが何かを言う前に私が同意しよう。私一人が独断で同意したこととなれば、この子たちに余計な業を背負わせずに済む)


妖精「わ、わかった」

クロシュ「!?」モニョッ

リュアン「妖精さん、いいんですか!?」

妖精「……私は、デロデロ化自体を否定してるわけじゃない。問答無用で世界の全てをデロデロにするっていう過激思想に反対なだけ。カリスのような極悪人を無力化する手段としてなら、特に反対する理由もないし」

分体ヴィア「ご理解いただけて嬉しいです。カリス・ノーランドは責任をもって私がデロデロに還しましょう」


メアリー「……妖精さん、ありがとうございます」

妖精「え? いやだから、私はデロデロ思想に賛成したわけじゃないからね? あくまでカリス無力化手段として……」

メアリー「いえ、そこではなく……。選択の責任を負ってくれたことについて、です」

妖精「それはまあ、年長者だし……。ていうかメアリー、以前はクロシュにデロデロを選ばせようとしてたよね? メアリー的には私じゃなくてクロシュに選んで欲しかったんじゃないの?」

メアリー「あの頃は……少々、焦りすぎていました……。もし導師クロシュがデロデロを選ぶなら……それは、このような他の選択の余地がない問いではなく……。他の選択肢もある中で、導師クロシュ自身の心の導きに従って、敢えてデロデロを選んで欲しいのです……」

妖精「ええ……」

メアリー「妖精さんは手段としてのデロデロ化と割り切れましょうが……導師クロシュは未だ、求道の途上です……。このような形でデロデロの道に戻るのは、相応しくありません……。おわかり、いただけますか……?」

妖精「思ったより面倒な理由だった……。まあ、メアリーの気持ちはわかったよ」

 ☆カリス・ノーランド対策にヴィアがデロデロ化を狙うようになります

 ◆
124 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/15(土) 21:41:37.18 ID:Q7ofWbkz0
―翌朝
 治療院

 チュンチュン

ノーランド「すー、すー」zzz


アルツ「……各数値も安定している。加護を再交付しても問題ない可能性は高いが……。医師としては、数日の間は休息と経過観察に当てて欲しいというのが正直なところだ」

リリア「でも、私が眠ってたほんの短い間でもこの国と民たちにものすごく大きな影響が出たんだよね。それなら、すぐにでも加護を元に戻さないと」

アルツ「……そうだな。加護が途切れれば……今まで目を逸らしてきたあらゆる苦痛や悲しみと向き合わされることになる。それに耐えられる民は多くない。今まで加護というゆりかごに守られてきたのだから、尚更だ」

リリア「……過保護すぎた?」

アルツ「その可能性は高い。運動不足が身体機能の低下を招くように、精神的負荷がかからない生活に慣れてしまうと不安やストレスへの抵抗力も衰える。加護が永久に続くならばそれでも良いが……今回の件で加護も絶対のものではないということがわかってしまった」

リリア「……」

アルツ「ひとまず混乱を収束させる為には加護を再交付する必要があるし、僕もそれに反対する気はない。だが今後は、加護が途切れた時の対策も考えなければならない」

リリア「むむー……」

アルツ「……今までこの国は……僕たちは、君という個人に背負わせすぎていたんだ」

リリア「……私が勝手に始めたことだよ。みんなは悪くない」

ノーランド「その通りです。リリアさまは悪くありません。悪いのはアルツ一人です」ヌッ

リリア「わ。おはよ、ノーラ」

ノーランド「おはようございます、リリアさま」

アルツ「……まあ、僕を悪者にするのは構わないが。今僕が言ったことは、後日落ち着いたらクリュナーも交えてしっかり話し合おう」

リリア「うん」

ノーランド「リリアさまが良いなら私も良いですけど。……で、これいつから考えてたことなんですか? ドクターアイスフェルト」

リリア「えっ?」

アルツ「……いつから、とは?」

ノーランド「初めから加護を無くすつもりでいろいろ嗅ぎ回ってたんじゃないですか? リリアさまの理想に賛同するフリまでして」

アルツ「誤解があるな。僕がリリアの平和思想に賛意を示していたのは本当だ。だが今言ったような懸念点も危惧していた。もう少し様子を見るつもりでいたが、このような形で表面化したとなれば話さないわけにもいかなかったんだ」

ノーランド「ふうん……。まあそういうことにしておいてあげても良いですけど」

アルツ「リリアの負担が減ることには賛成だろう、お前も」

ノーランド「それはまあ、はい」

アルツ「なら良いだろう」

ノーランド「むー……なんか言いくるめられたようでむかつきます。あとリリアさま≠ナす。さま≠付けなさい、平民」

 ◆
125 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/15(土) 21:42:06.60 ID:Q7ofWbkz0
―真正リーリア首都 滞在16日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:竜角の大槍    盾:ラティアの大盾  飾:
武:         防:ぬののふく    飾:くすんだ不死鳥の羽根

◇フメイ  [バーニングハート]
武:         盾:         飾:
武:         防:火鼠の衣     飾:

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:
武:         防:木綿のドレス   飾:

◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ  盾:         飾:守りのペンダント
武:         防:旅人のドレス   飾:

◇聖女   [運命変転修道女]
武:木の杖      盾:         飾:
武:         防:ロイエの修道服  飾:

◇ミスティ [氷の魔法使い]
武:氷の短刀     盾:         飾:虹晶の耳飾り
武:         防:氷竜革のローブ  飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽の欠片*2    大きな巻き貝      冒険者証(ランク1)
運命賽*5       サボテンドラゴンの花  メルルの帽子
会心賽*2       魔導機関銃       暗黒優待券
反魂丹*1                   クロシュヴィア伝説
ステライト鉱石                 避難所のドアノブ
ヒヒイロカネ                  星の粉
炎スライムの秘伝書               オリシン王家の栞
運命変転の魔導書                竜角の短剣
古ドワーフ鍛冶指南書
身代わりのお守り*1
星屑*1
日属性基礎
明石流剣術指南書

◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う

◯個人目標
・世界樹の石炭 [6/8]
・武装製作経験 [6/6]
・僧侶を連れて帰る(聖女)

◯経験値
・クロシュ 近接[11/12] 魔法[03/12] 防御[03/09]
・フメイ  近接[03/06] 魔法[16/16] 防御[06/09]
・リュアン 近接[02/06] 魔法[07/09] 防御[02/06] 日[8/8]
・聖女   近接[03/04] 魔法[06/09] 防御[02/06] ?[2/?]
……………………………………………………………………………………
□真正リーリア首都
市街:宿泊所、配給所、広場、市場、食事処、茶屋、薬局、治療院、
  図書館、博物館、総統庁、他
郊外:畑、果樹園、牧場、湿原、他
……………………………………………………………………………………
□会える人
同行者:メアリー、ルルナ、アルバ
現地人:ゲラート、アルツ、リリア、クリュナー、ノーランド
滞在者:レイル、ワン、エレノア、ザイル、ヴィア
126 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/15(土) 21:43:31.84 ID:Q7ofWbkz0
―朝
 宿泊所 客室

 チュンチュン

聖女「加護が戻って、この国が崩壊する危険は免れたようです。一安心ですねえ」

リュアン「クロシュちゃんとルルナちゃん、昨日は本当にお疲れさま!」

クロシュ「ん!」

ルルナ「あはは……ほとんどクロシュちゃんのお陰で、私は何もできなかったです……」

クロシュ「んーん。わたし一人だったら……デロデロに、なってたと、おもう……」

ミスティ「ふふ。どっちもすごい、ってことでいいんじゃないかしら?」


 窓「」ガラッ


大魔女ホーク「和気あいあいとしてるところ申し訳ないけど、戦いはまだ終わっていないわ。カリス・ノーランドのことを忘れてはいないわよね?」

妖精「そりゃもちろん……。忘れたくたって忘れられないよ」

フメイ「クローディアも一緒に戦ってくれるの?」

大魔女ホーク「本当に不味いことになったら、世の守護者たる大魔女として手段を選ばずカリスの討滅を遂行するわ。でもそういうことはなるべくしたくないし、今現在も大魔女帝国は白影スライムへの対応で忙しいのよ。だからできればあなたたちに倒し切って欲しい」

フメイ「ふうん……?」

大魔女ホーク「私の見立てでは、明後日を迎えるとカリスの危険度が急上昇する可能性が高い。だから、遅くとも明日の終わりまでにあなたたちがカリスをどうにかできなければ私が殺るわ。その結果どんな被害が出ても文句は受け付けないので、その辺り承知しておいてね」


妖精(……それって、やっぱり半年前にカリスを倒した魔法?)

大魔女ホーク(察しが良いわね。カリスの同位体であるノーラを介せば、実行可能よ)

妖精(なるほど……。じゃあやっぱり私たちの手でカリスをなんとかしないとね)

大魔女ホーク(ええ。期待しているわ)


◯現在の努力目標
・カリス?の正体を探る  (達成!)
・真正リーリア見聞を広める(達成!)
・カリスの遺物を見つける (達成!)
・大きなデロデロを探る  (達成!)
・リリアを治療する    (達成!)
・カリスをどうにかする


真正リーリア首都滞在16日目。18日目に大魔女がカリスへの対処を実行

↓1コンマ 本日のランダムイベント
01-90 何もなし
91-00 血スライム

↓1〜3 自由安価 何をする?
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/15(土) 21:44:45.33 ID:OMjWNZwz0
皆で郊外の花畑でピクニックして息抜き
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/15(土) 21:49:21.25 ID:JFMS6nKyO
ワンから対カリスに向けてアイテムを購入する
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/15(土) 21:59:55.83 ID:3EDuTr+ZO
妖精とフメイ、脳内クロシュのカリス対策会議に参加
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/15(土) 22:00:21.55 ID:pC8GMyxAo
ザイルレイルもカリスには恨みあるやろと引き込み戦力増強
131 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/15(土) 23:16:19.64 ID:Q7ofWbkz0
―真正リーリア 郊外

 花畑「」サワサワ

リュアン「わあ……綺麗……!」

聖女「美しいです!」

ノーランド「見てください、薬草や毒草の宝庫です! カリス・ノーランドとの戦いに備えて採取しましょう!」

リュアン「ええ……」

聖女「あ、はい……」

妖精「まあ……見た感じは本当に見事に咲き誇ってるね。うん」

クロシュ「おいしいの?」

ミスティ「薬草も毒草も美味しくはないんじゃないかしら」

フメイ「焼けば毒が抜けたり美味しくなったりする?」

ノーランド「植物毒の多くは加熱しても消えませんが、味は変化すると思います」

フメイ「そうなんだ」


↓1コンマ
01-30 毒草を食べた。まずかった
31-60 野草を食べた。ふつうだった
61-90 薬草を食べた。おいしかった
91-00 四葉を食べた。運が良くなった
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/15(土) 23:21:36.71 ID:pC8GMyxAo
133 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/16(日) 00:28:41.35 ID:aEwg0s7X0
 白い花の薬草「」キラキラ

 パックン!

スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ

フメイ「ん〜……まあまあ」モシャモシャ

ミスティ「やっぱりちょっと苦いわね。人間の口だと」モシャモシャ

ノーランド「……いや、何してるんですか」

ミスティ「何って、食べてるだけだけど? これ、体に良い薬草でしょう? 昔よく食べたわ」

ノーランド「……生では食べないですよ、普通」

ミスティ「えっ!?」

ノーランド「えっ!? と言いたいのはこちらなんですが……。この花は加熱した方が薬効も上がりますし」

ミスティ「そ、そうだったの……。じゃあ今度から火を通そうかしら」


 白い花の薬草「」

リュアン「……た、試しに……」パクッ

 モシャモシャ…ゴックン!

リュアン「に、にがい……!」

聖女「んー……お天ぷらにすれば美味しく食べられそうな気がします」モシャモシャ

 ☆薬草を食べて少し元気になりました

 ◆
134 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/16(日) 00:30:59.16 ID:aEwg0s7X0
―宿泊所

 ワイワイ ガヤガヤ ワオンワオン!

ワン「わんだふる真正リーリア支店閉店セール中です!」ワオン!

 ゴザ「」バサッ
  船旅ビスケット「」ポン!
  高密度圧縮おにぎり「」ポン!
  優蟹勾玉「」ポン!
  太陽の盾「」ポン!
  エルフの弓「」ポン!
  虹晶の杖「」ポン!
  絵札の束「」ポン!
  麻雀牌「」ポン!
  将棋盤「」ポン!
  囲碁盤「」ポン!
  世界樹の石炭「」ポン!
  黒い筒状の容器「」ポン!
  白い手袋「」ポン!
  白い丸い玉「」ポン!
  無色透明の宝石「」ポン!
  不定形の物体「」ポン!
  獅子王の盾「」ポン!
  白い便箋「」ポン!
  木こりの斧「」ポン!
  華美な装飾の細剣「」ポン!
  無骨な金属の首輪「」ポン!
  小さなオカリナ「」ポン!
  金平糖の小瓶「」ポン!
  精製エーテル「」ポン!
  石の賽の欠片「」ポン!

ミスティ「決戦に向けて何か買っておくべきかしら」

リュアン「カリス・ノーランド相手に有効な道具って、一体何でしょうか……?」

聖女「……私も、ちゃんとした武器を持った方が良いでしょうか?」

妖精「うーん……聖女って武器持っても使いこなせないんじゃ? 強いて言えば、自動で攻撃を防いでくれる盾のゴーレムとかがあると良さそうだけど……」

クロシュ「セイラちゃん!」

妖精「今から浮島国に行くのは無理だしなあ」


フメイ「フメイは杖いらないんだっけ?」

大魔女ホーク「フメイみたいな子の場合だと、下手な杖なら持たない方が良いわ。杖の方が消し炭になる」

フメイ「下手じゃない杖ならある方が良いの?」

大魔女ホーク「ええ。でもバーニングスライムの力を引き出しつつ燃え尽きない杖なんてこの世にほとんどないわ。私の持つ万象の杖くらいの神器でなければならない」

フメイ「ほえ〜」

大魔女ホーク「……万象の杖は貸さないわよ?」

フメイ「いらないけど」


↓1 欲しいもの
1.掘り出し物を探す(コンマ)
0.自由安価(情報などの無形物も可。買えないものは買えない)

コンマ(掘り出し物を選択した場合)
01-40 なかった
41-70 運命賽の欠片
71-94 運命賽
95-96 ヤタノカガミ
97-98 レーヴァテイン
99-00 廻天賽
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/16(日) 00:48:27.05 ID:QofPASLY0
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/16(日) 00:48:32.12 ID:3TTdnpqEo
1
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/16(日) 00:50:05.21 ID:QofPASLY0
>>135すみません番号を入れ忘れました。
1
138 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/16(日) 00:59:33.46 ID:aEwg0s7X0
妖精「うーん……慣れない道具を使おうとしたら失敗するかもしれないし、今日は買わないでおこうか」

大魔女ホーク「それが賢明ね。使い慣れた道具を研ぎ澄ましておくのも大事よ」

ワン「ではまたご入用の際はいつでもお声掛けください!」ワオン!

 ◆
139 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/16(日) 01:00:04.85 ID:aEwg0s7X0
本日はここまで。次回は夢の中でカリス対策会議編です。お楽しみに
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/16(日) 01:28:41.06 ID:yMuOixQVo
おつ
やっぱりアルツ氏は織り込み済みだったか
真正リーリアの在り方は傷を覆い隠してるだけだものなぁ
死と同義のデロデロよりはマシだけど…
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/16(日) 02:17:57.30 ID:J63qNT4Go
おつでした

やっぱり妖精ママだよ
メアリーの言語化上手くて複雑で厄介な感情持ってるの伝わるなあ
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/16(日) 09:42:18.72 ID:3TTdnpqEo
もうやることはカリス対策一辺倒でいいから楽になった
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