他の閲覧方法【
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
全部
最新50
【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part9
Tweet
231 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/23(日) 20:54:52.52 ID:q0H64CQB0
妖精「でも、いいの? これから加護は薄めていく方針なんだよね?」
リリア「うん。でもアルツとクリュナーが入念に事前準備したいって言うから、実際に薄めていくのはまだ先になるよ」
ノーラ「実験室のように気軽にトライアンドエラーできれば楽なんですけどね。まあアルツとクリュナーの懸念は理解できます」
リリア「それに……加護は薄くしていく予定だけど、それは心に問題がないと診断された健康な民に限った話。深いトラウマを抱えた人や痛みに敏感な人には今まで通り加護が必要だと思う。感情や衝動を抑え切れず犯罪行為に走ってしまう罪人にも、ね」
妖精「なるほど……悪しき心を持つ者にこそ、救いが必要ってやつだね」
リリア「うん。人が罪を犯してしまうのは、その人が悪いからじゃなくて――心の弱さや、満たされない想いがあるからって私は思う」
レイン「……これで良いのかしら。姉さん」
ダウン「えっ……うーん……。難しいところだけど……もしザイルがこれから先もテロ活動を続けるつもりなら、断ち切った方が良いと思わざるを得ないわねぇ……。元リーリアの民としては……元国王であるザイルにこれ以上罪を重ねて欲しくない、というのが正直なところよ……」
レイン「……まあ、そうね。姉さんの立場からすれば、それが当然よね」
レイル「リーリアちゃん……本気なの?」
リーリア「うん……」
レイル「ザイルも、それで良いの?」
ザイル「……もう疲れた。失った者たちは戻らず、同志たちは四散し生死も知れぬ。その上、オレが治めた国は今や力強く復興し、オレたちの歴史などなかったかのように活気づいている。もはや……過去に囚われているのはオレだけなのだと、思い知らされるばかり……。オレは……もう疲れたのだ……」
レイル「……そう、なのね。わかった」
ザイル「……」
リーリア「じゃあ……いい……?」
ザイル「ああ。リーリア……最期にお前の言葉が聞けて、お前の手で葬られることができて、良かった」
リーリア「殺すわけじゃないよ……。ちょっとだけ、平和になってもらうだけ……。お義兄さんの苦しみは……わたしたちが、引き取ってあげるからね」
ザイル「……」
リーリア「それじゃあ――」
リュアン「待ってください!!!!」ドン!!!!
リーリア「んわっ!?」コテッ
レイン「リュアン……!?」
リュアン「……それは、ズルです。散々ひどい殺戮を繰り返して来た癖に、最期には愛しの妹さんに平和に導かれてハッピーエンドなんて――通りません!!!!」
リーリア「わわ……。だ、だめ……?」
リュアン「だめです!!!! シノホシのザイルには、苦しみと向き合いながら償い続ける責務があります!!!! なければなりません!!!!」
ザイル「……黙って聞いていれば……償う責務だと? 元はと言えば、貴様ら人間がオレたちの国を――」
リュアン「それは私じゃないし、あなたが殺したほとんどの人も戦争には一切関与していません!!!! 一国の王だった癖にそんなこともわからないんですか!!??」
ザイル「貴様……!!」
レイル「リュアンちゃんの言う通りよ。ザイル、いい加減向き合いなさい。これまでに行ってきた無益な殺戮と、その罪の重さに」
ザイル「……」
レイル「……リーリア。やっぱり、私も加護には反対。ザイルに殺された者たちの遺族は今でも痛みを抱えて苦しんでいるのに、当人であるザイル自身は痛みも苦しみも忘れて加護の内で平和に暮らせる――なんていうのは筋が通らないと思う」
リーリア「そっか……そうだよね……」
レイル「だからザイル……ちゃんと反省して、真っ当に真正リーリアで働いて。あなたの罪は償い切れるものではないけれど――」
ザイル「馬鹿げたことを。オレが償うべきは、亡きリーリアの民だけだ。人間共に対してなど……」
レイル「……」
リュアン「……前言を撤回します。リリちゃん、この人は加護で平和にしてあげてください」
リーリア「ほえ? えっと……いいの?」
リュアン「今、私が何を言っても届くことはないとわかりました。だから時間をかけて、加護の中で平和の尊さを教えてあげてください。この人に必要なのは……糾弾ではなく、啓蒙です……」
リーリア「!」
232 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/23(日) 20:55:42.11 ID:q0H64CQB0
リュアン「少し……頭に血が上ってしまいました。反省しなきゃ……」
妖精「リュアン……怒りや憎しみを捨て去るなんてのは、やっぱり人間には難しいんじゃないかな」
リュアン「……そうかもしれないです……」
妖精「あんまり自分を責めないで。怒るのも憎むのも、人として当たり前の感情だよ。無理に抑えるとかえって毒になる。クロシュたちみたいに頭を空っぽにして気楽に過ごそうよ」
クロシュ「?」モニョッ
リュアン「ふふ……そうですね」
◇
ザイル「――はっ!」
リーリア「お義兄さん……気分はどう? 変じゃない?」
ザイル「リーリア……。そうか……これが、加護か……」
リーリア「うん」
ザイル「……全てが、遠い過去の出来事のように感じる。戦争も、お前の死も、何もかも……」
リーリア「お義兄さん……平和、好き?」
ザイル「ああ。今ここにある平和こそ……何物にも代えがたい無二のものと思える。オレは……どうしてそんなことに、今まで気付けなかったのだろう……。加護が気付かせてくれたのか……いや、これが加護による洗脳か……」
リーリア「洗脳なんて言わないでよ〜」
レイル「……無事に平和になれたみたいね。良かった良かった」
リュアン「まあ……いいと思います。はい」
クリュナー「少し想定外なことはありましたが……労働力確保です!」
ノーラ「クリュナーってけっこうヤバい奴だったんですね……」
レイン「……はあ。これで……本当に終わりね。シノホシは」
ダウン「……レインちゃんは、これからどうするの?」
レイン「……私もリーリアで……真正リーリアで働くことにするわ。いつまでも姉さんの住処に世話になるわけにもいかないし」
ダウン「あらぁ……私としてはいつまでもいてくれて構わなかったのだけど……でもそうね。私も竜神村の人たちにお別れして、この国に戻ろうかしら」
リリア「……とりあえず、一件落着なのかな?」
リリ「!」モニョッ
リリア「あ、リリ! えへへ、やっぱりスライムの姿の方がリリらしくて良いよ」
リリ「〜〜♪」モニョモニョ
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ
リリア「クロシュちゃん……改めて、いろいろありがとう。私のことだけじゃなくて、ノーラのことも、リリのことも……。最初はライバル視してたのに、結局クロシュちゃんにはたくさん助けてもらっちゃったね」
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョニョ
リリア「この国を発っても、またいつでも遊びに来てね。真正リーリアはこれから先もっともっと良い国になって、加護に頼らなくても世界中に平和を広げていけるような国にするから……!」
スライムクロシュ「〜!」モニョッ
妖精「ん。大いに期待してる」
リリア「ふふ、緑の国の首長さんにも期待されちゃった。がんばろ、リリ!」
リリ「〜〜!」モニョニョ
☆ザイルが加護によって平和に目覚めました
☆ザイルとレインが真正リーリアに帰化しました
☆テロ組織シノホシが事実上解散となりました
◇
233 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/23(日) 20:56:13.53 ID:q0H64CQB0
―宿泊所 ロビー
レイル「はあ〜……」
メアリー「おや、穀潰しのレイル。どうしたのです、ため息など吐いて」
レイル「メアリー……。いやまあ、弟と義妹のことでいろいろあって……流石の私も疲れちゃったってわけ……」
メアリー「そうですか」
レイル「反応薄くない?」
メアリー「家庭の話となると、踏み込んだことも言えません」
レイル「それはまあそう。でもちょっとくらい踏み込まないと友達できないよ?」
メアリー「アドバイスの押し付けですか?」
レイル「もお〜……どうしてそんなに捻じくれちゃってるのかなあ〜」
ヴィア「クロシュちゃん……やっぱり、私たちと共にデロデロを目指すことは叶いませんか?」
クロシュ「ん〜……」
メアリー「……! あちらで導師クロシュと導師ヴィアが、尊いお話をなさっております……! 私も知見を深めなければ……!」スクッ
レイル「私も行ってみよう……たまにはデロデロの信徒らしくしないとね」
*
メアリー「デロデロのお話なら、私も混ぜてください……!」
クロシュ「わ……!」
レイル「私もいるよ〜」
ヴィア「メアリー……レイル……」
レイル「デロデロの徒が揃い踏みだねぇ」
メアリー「レイルはデロデロに仇なす異端ですので、仲間外れにしましょう」
レイル「そ、そんな堂々といじめみたいなことしなくても良くない?」
ヴィア「私はデロデロ教の信徒ではありませんが……デロデロを目指すという点においては、あなた方とくつわを並べる者と言えるかもしれません」
*
234 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/23(日) 20:56:44.36 ID:q0H64CQB0
クロシュ「……えっと……デロデロは……ほんとに、みんな……救えるって、おもう……?」
ヴィア「はい」
メアリー「もちろんです」
レイル「ん〜……うん。救えると思う」
メアリー「……なぜ即答できなかったのですか、レイル。信仰が足りていないのでは」
ヴィア「まあまあ、落ち着きましょう……。レイル、少し答えに迷った理由をお聞きしても?」
レイル「あ、うん。ええとね……まず、デロデロによってこの世界に生じている諸問題のほとんど全ては解決すると思う。この世界の問題のほとんどは、それぞれの生命が生きていく上で摩擦や衝突を避けられないから起きるもの。生命が一つにまとまってしまえば、自ずと問題もほとんど発生しなくなるってわけだね。この辺りのことはわかる? クロシュ」
クロシュ「うん」
レイル「よしよし、良い子! んで��ほとんど�≠チて言ったのは、生命同士の摩擦以外にも起こる問題があるからなの。例えば空腹とか、どうしようもない寒さや暑さとか、寝心地の悪い住処とか――いろいろね」
クロシュ「うん」
レイル「全ての生命が一つのデロデロになれば、これらの問題も一見解決するような気がするけれど……私は、ちょっとだけ危惧してる。この星を溶かしたデロデロが一人静かに宇宙を漂うとき、空腹とか、寒さとか暑さとか、そういう問題で困ることもあるんじゃないかなあって」
クロシュ「……」
レイル「クロシュヴィアの能力を疑ってるわけじゃないけどね。でもこの宇宙に絶対はない。もしクロシュヴィアに会えたら、この辺りの対策をどう考えているか聞いてみたいね」
クロシュ(……幽界樹の精霊さんも……同じようなこと、言ってた……。溶かして、一つになるまではいいけど……そこから先は……ずっと、一人ぼっちで……寂しくて、寒いんだって……)
クロシュ(クロシュヴィアちゃんは……寒いのも、寂しいのも、自分一人が我慢すればいいって……言ってた……)
クロシュ(……)
クロシュ(……わたしは……クロシュヴィアちゃん一人を、寂しくさせて……みんなで、デロデロになってしあわせ、っていうのは……ちがうと、おもう……)
ヴィア「……確かに、その点は気になりますね。クロシュヴィアならば、何らかの策を考えているとは思いますが……」
メアリー「……全てを溶かしたデロデロが、最期に一人ぼっちになるというのは……寂しすぎます……。私が不死鳥であれば、デロデロと共に永遠に宇宙を飛び続けられるのに……」
ヴィア「メアリー。不死鳥は不死の名を冠していますが、完全なる不滅の存在というわけではありません。不死鳥と言えど大いなるデロデロと共に永遠を生きることは難しいと思われます」
メアリー「えっそうなのですか……!?」
ヴィア「はい。少数ですが、死亡が確認された不死鳥もいます。極めて強靭な生命力を持つ種ではありますが、永遠を生きる絶対者というわけではないのです」
メアリー「なんと……。では……皆を救った大いなるデロデロは、誰にも救われず孤独に宇宙を彷徨う他ないのですか……!?」
ヴィア「クロシュヴィアならば、何か考えがあるはずです。今度会えたら聞いてみましょう……」
クロシュ「……」
レイル「クロシュ……何か知ってるって顔してるね」
クロシュ「!」モニョッ
レイル「……その反応を見るに……やっぱりクロシュヴィアでも難しいのかなあ……。もし私の言った危惧への有効な対策が未だないなら、ちょっと話が変わってくる……」
クロシュ「……」
レイル「まあ、でも……クロシュヴィアが覚悟を決めてるのなら、私なんかがどうこう言っても仕方ないか……」
クロシュ「……」
レイル「……でも、クロシュヴィアは私みたいな穀潰しにも優しくしてくれたし……居場所もくれたし……。あんまり、無茶して欲しくないなあ……」
クロシュ「……」
レイル「結局……なるようになるし、なるようにしかならないかぁ……」
クロシュ「……」
☆デロデロについて考えました
◇
235 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/23(日) 20:58:00.44 ID:q0H64CQB0
―宿泊所 ロビー
店じまいするワン「……」ガサゴソ
フメイ「ワンワン、店じまいしてる」
クロシュ「わあ」
妖精「もうすぐこの国を出るって言ってたね、そういえば」
ワン「おや、陰で真正リーリアを救ったネオダークヒーローの皆さん!」
妖精「ネオダークヒーローって何……」
ワン「半年前のダークヒーローと区別された、新世代のダークヒーローとして注目されているそうですよ!」
風雪新聞「」バサッ
フメイ「ネオダークヒーロー、おてがら……わ、フメイたちの写真だ。いつの間に……」
クロシュ「わあ……」
妖精「あの捏造新聞記者、協力もせずコソコソ写真なんて撮ってたのか……。次会ったら文句言おう……」
ワン「私としても、闇の英雄たちに物資の提供ができて鼻が高いです!」ワオン!
妖精「商売上手だなあ……。でもまあ助かったのは事実だし、ありがとね」
ワン「どういたしまして! 機会があればまたよろしくお願いします!」
フメイ「ワンワンはこれからどこに行くの?」
ワン「リーリア湿原の特産品や情報をたくさん仕入れることができましたので、次は東か西か北か南のいずれかに向かおうかと!」
妖精「東か西か北か南かって、全く答えになってないじゃない!」
ワン「商人は情報が命ですから、商売の予定もみだりに明かせないのです! ご了承ください!」ワオン!
妖精「まあ、それもそっか……。ホイホイ明かしてた自称闇商人が隙だらけだっただけかも……」
クロシュ「ワンワンちゃんって、どこの人なの?」
フメイ「コボルト……とはちょっと違う?」
ワン「犬人です! コボルトと似ていますが、違う種になります! 主に西大陸に住んでいますが、近年は北大陸でもよく見かけるかもしれません!」
クロシュ「いぬひと!」
妖精「犬人はコボルトよりも人の良さそうな顔してるんだよね。実際に人の良い奴も多いから、けっこう信頼できる種族だよ」
ワン「そう言っていただけると犬人として嬉しいです!」
↓1コンマ 隠密スライムとしての直感
01-55 お達者で!
56-85 なんか気になるような
86-00 !
236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/23(日) 20:59:45.76 ID:evpDLRIv0
あ
237 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/23(日) 23:09:11.69 ID:q0H64CQB0
クロシュ「……」ジー
ワン「おや、どうかされましたか?」
クロシュ「ワンワンちゃん……どこかで、会ったこと……ある……?」
妖精「え、ワンと会ったことあるの? どこで?」
クロシュ「んー……えっと……もっと、にぎやかなところ……?」
ワン「!」
煙「」ボフン!
◇
フメイ「……あれ、フメイたち何してたんだっけ?」
妖精「んん……? ええと、明日の荷造りは……もう終わってるよね」
クロシュ「……?」
落ちているチラシ『またのお越しをお待ちしております! 行商人ワン・ダフル』ペラッ
フメイ「あ、ワンワンのチラシ」
妖精「本当だ。忘れてったのかな? でもチラシなのにまたのお越しをってちょっと変だね」
クロシュ「……」ヒョイ
チラシの裏『お見事。機会があればまた会おう。我が主の友、クロシュへ』ペラッ
クロシュ「!?」パチクリ
チラシの裏『白紙』
クロシュ「……???」
☆ワン商店のチラシを手に入れました
◇
238 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/23(日) 23:09:41.69 ID:q0H64CQB0
―総統庁公邸 大浴場
カポーン―
スライムクロシュ「〜〜…♪」デロデロ
スライムフメイ「〜〜…♪」デロデロ
リリ「〜〜…♪」デロデロ
リュアン「ふぅ……」
ミスティ「温まるわ……。溶けてしまいそう……」
聖女「生き返りますねぇ……」
妖精「悪いねえ、こんなに大きなお風呂を貸してもらっちゃって」チャプチャプ
リリア「いいのいいの。いつもノーラと二人だけだから、持て余しちゃってて」
リリ「〜〜!」モニョモニョ
リリア「あはは、そうだね。これからはリリも一緒だよ」
ノーラ「リリさま……。リリアさまの大切な幼馴染であられることはお聞きしておりますが、この公邸では私の方がセンパイです。その辺り、ちゃんと認識しておいていただけると助かります」
リリ「〜〜♪」モニョモニョ
ノーラ「……よ、余裕ですね。いつまでその余裕が保てるが……楽しみにしてます……!」
リリア「えっと……ノーラは何の話をしているの?」
聖女「ヤキモチを焼いているんです。ふふ……かわいらしいですね」
リリア「ヤキモチ……?」
リュアン「……」ジー
ノーラの胸「」ポヨン
リュアン「……ノーラちゃんが生後約半年って、本当ですか?」
リリア「え、うん。そう聞いたよ。本人から」
リュアン「……」
リュアンの胸「」ペタン
リュアン「……い、いや……ノーラちゃんはホムンクルス……何もおかしくはないです……。カリス・ノーランドも見た目に不釣り合いに大きかったというし、そっくりなノーラちゃんが大きいのは当然の帰結です……」
ミスティ「何をブツブツ言っているの、リュアン」
ミスティの胸「」ヤヤペタン
リュアン「ミスティさん……!」パァァァ
ミスティ「え、何。そんなに目を輝かせて……」
☆お湯に浸かって元気になりました
◇
239 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/23(日) 23:10:07.70 ID:q0H64CQB0
―クロシュの夢
集落の広場
アイスの欠片「〜〜」モニョモニョ
シュヴィーの欠片「〜〜♪」モニョモニョ キャッキャ
蒼星スライムの欠片「〜〜♪」モニョモニョ キャッキャ
煤けたニワトリ「……」トコトコ
眠るセレナディア「……」zzz
素振りするヴァン「フンッフンッ!」ビッビッ
ウニ大盾「異常なし……本日も平穏……」
ガトリングガン「」ジャコッ
フメイ「わ……!?」
リュアン「………えっ!? ここは……!?」キョロキョロ
ミスティ「ここは……クロシュたちの、集落……?」
聖女「見慣れない方々がいらっしゃいます」
妖精「……もしかして、またクロシュの夢に迷い込んじゃった?」
クロシュ「……そ、そうかも」
ヴァン「おや……! こんなに大勢のお客さんが来るのは初めてだね! ようこそ、クロシュちゃんの夢の世界へ!」
ミスティ「あなたは確か……女神の騎士、ヴァン!」
ヴァン「覚えていてくれたのか! ありがとう、嬉しいよ! 今はこうしてクロシュちゃんの中にいるんだ」
ミスティ「そういえば、クロシュが食べたんだったわね……。比喩とかではなく、本当にクロシュの中に住んでいたのね」
シュヴィーの欠片「皆さんようこそ! お茶とお菓子を用意致しますので、少々お待ち下さいね!」
蒼星スライムの欠片「シュヴィーちゃん、私も手伝うよ」
シュヴィーの欠片「ありがとう!」
ワイワイ キャッキャ モニョモニョ
アイスの欠片「……」ジー
フメイ「アイス。いつもありがと」
アイスの欠片「……アイス、つよいでしょ」
フメイ「うん」
ミスティ「クロシュが異様に強い冷気を発していたけれど、あなたのお陰だったのね。アイス」
アイスの欠片「ん。ミスティ、しょうじんしてる?」
ミスティ「まあ、ぼちぼちかしら。いろいろ落ち着いたらまた氷魔法のこと教えてね」
アイスの欠片「ん」
煤けたニワトリ「……」トコトコ
リュアン「なんだか……黒く焦げたようなニワトリがいます……」
聖女「かわいいですね。クロシュさんの心の中に住んでいるニワトリさんなのでしょうか?」
煤けたニワトリ「私はニワトリではないわ。大魔女の断片の一つよ」
リュアン「えぇぇ!?」コテッ
聖女「しゃ、喋りました!!」
煤けたニワトリ「失礼な子たちね……。これはクロシュの認識に引っ張られて変質してしまった姿なの。本来の私はもっと荘厳で美しく立派な輝く鳥なのよ」
聖女「クロシュさんは不死鳥をニワトリさんだと思っているのですね……」
◇
240 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/23(日) 23:10:34.73 ID:q0H64CQB0
アップルパイ「」ポン
金平糖「」ポン
かき氷「」ポン
綺麗な水「」ポン
リュアン「わあ……! 美味しそうです!」
聖女「アップルパイ、金平糖、かき氷……夢の中なら好きなだけ甘いものを食べられるのですね……!」
ヴァン「このアップルパイは、俺が栽培してるリンゴをシュヴィーちゃんに調理してもらったんだ!」
シュヴィーの欠片「えへへ、おかわりはいっぱいあるのでたくさん食べていってください」
妖精「……美味しい。ヴァンもシュヴィーもやるなあ」モグモグ
蒼星スライムの欠片「見様見真似だけど、私はアステールがよく作ってた金平糖を再現してみたよ。みんなの口に合うかな」
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ
フメイ「ん。おいしい」モグモグ
ミスティ「このかき氷……きめ細かくてふわふわね。参考になるわ」
アイスの欠片「え、そうなの……?」
☆夢の中で美味しいものをたくさん食べました
◇
241 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/23(日) 23:11:43.55 ID:q0H64CQB0
―朝
真正リーリア首都
チュンチュン
精霊の幌馬車「」ポン!
リリア「ねえ、やっぱりもう少し滞在していかない……?」
クロシュ「!」モニョッ
妖精「お誘いは嬉しいけど、私たちもやるべきことがあるんだ。この地にあったデロデロについてはヴィアとも話が付いたんだけど……今度は北の方で大きなデロデロを見つけたんだよ」
クリュナー「ここからさらに北の方となると……リテン・ヘイブンか北大陸になりますが……。海路はどう行かれるご予定ですか?」
妖精「リーリア東港に旅人向けの北行き定期船があるって聞いたから、それに乗って行こうかと」
クリュナー「……少々申し上げにくいのですが……今現在東港から北へ向かう定期船はリテン・ヘイブンのものだけですので、あまりご利用されない方が安全かと……」
聖女「えっ? 危ないんですか……?」
クリュナー「リテン・ヘイブンは、名目上は独立国家ということになっておりますが、その実態は罪人が自治する無法地帯です。当然、その国から出港してきた船にも同等の危険があると考えて然るべきでしょう……」
リュアン「ひゃ……。ど、どうするんですか妖精さん……!?」
妖精「でも……それじゃあリーリアの船はないの?」
リリア「復興に大忙しで、外交は後回しだったから……。真正リーリアから外国に行こうとする民もいなかったし……」
クリュナー「申し訳ありません。真正リーリア所属の定期船などは、今のところないのです……」
妖精「じゃあリテン・ヘイブンの船に乗るしかないじゃん!」
リリア「えっと……じゃあ、その精霊の幌馬車で海を渡ったりとか……」
妖精「流石に航海は想定してない……」
メアリー「トウゲン帝国の船などは来ていないのですか?」
クリュナー「数ヶ月前より運行が途絶えております。元より国交もほとんどなく、その定期船も一部の旅人が利用するのみだったため、採算が合わず廃止されたものと思われます」
聖女「どうあってもリテン・ヘイブンの船に乗るしかなさそうですね……」
クリュナー「すみません……不安ばかりを増やしてしまい……」
妖精「いやまあ、いいよ。お陰で覚悟と準備ができる」
リュアン「……あれ? そういえば、メアリーさんも普通に来るんですか?」
メアリー「はい、もちろん」
聖女「……あ、あれ? では、アルバさんは……?」
メアリー「彼は――」
↓1コンマ
01-05 ???
06-10 平和に目覚めた
11-50 騙して帰らせた
51-90 王国の戦況悪化により緊急帰投した
91-00 王にメアリーの独自行動が許可された
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/23(日) 23:13:56.29 ID:Ans2GM8Co
あ
243 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/24(月) 01:38:42.82 ID:Rj2y1gZB0
アリー「………王国で緊急の任務があるとかで、慌てて帰っていきました」
妖精「……騙して帰らせたんだね」
メアリー「そ、そのようなことは………。いえ……まあ……結果的に……部分的にそう、と言えなくもなく……」
フメイ「ええ、アルバ帰っちゃったの? お砂糖いっぱい持ってたのに」
リリア「じゃあ私がお砂糖いっぱいあげるよ、フメイちゃん」
フメイ「ほんと? ありがと」
妖精「まあでもつまり……私たちがメアリーを騙して拐かしてるっていう容疑をかけられるリスクは据え置きかあ……」
メアリー「そのような事態にはならぬよう、最善を尽くします……」
リュアン「まあ……過ぎてしまったことは仕方ありません。アルバさんも、女ばかりのパーティに一人混ざるのは居心地が悪かったでしょうし……」
ノーラ「どうでしょうね。人間の男は基本的に性欲強めですから、内心ではハーレムだぜヒャッホウとウキウキだったかもしれませんよ」
メアリー「いえ……アルバは真面目な騎士なので、そこまで単純に喜んだりはしなかったと思います」
リュアン「そういう褒め言葉は本人がいる内に言ってあげた方が良かったんじゃ……」
・アルバがメアリーに騙されて王国へ帰りました
◇
244 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/24(月) 01:39:09.45 ID:Rj2y1gZB0
風船スライム気球「〜〜」モニョモニョ
ミスティ「それじゃ、私は緑の国へ戻るわね」
クロシュ「ん! ミスティさん、風船スライムさん、ありがと……!!」
妖精「本当に助かったよ! 緑の国の防衛も大変だと思うけど、安全第一にね!」
ミスティ「ええ、もちろん。あなたたちも、命を一番大事にね」
リュアン「はい! ありがとうございます……!」
聖女「どうか、ご健勝で……!」
フメイ「ミスティ、がんばれ」
ミスティ「ふふ、ありがとう……!」
エレノア「ミスティ……またね!」バッ
ミスティ「エレノア! また来るわ! あなたも元気で!」
エレノア「うん……! 手紙、書くから……!」
ミスティ「ええ……! また……またいつか!!」
ミスティ(スノウタウン……さようなら)
ミスティ(またいつか……お墓参りに来るわ)
ミスティ(……さあ、緑の国へ――今の私の家を、守らなきゃ!)
風船気球スライム「〜〜」フヨフヨ モニョモニョモニョ
☆ミスティがパーティを離れ、緑の国へ帰りました
*
245 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/24(月) 01:39:37.94 ID:Rj2y1gZB0
ルルナ「クロシュちゃん! 皆さん!」タッタッタッ
アルツ「まだ出発していなかったか」タッタッタッ
クロシュ「ルルナちゃん! アルツさん」
ルルナ「良かった、間に合った……! クロシュちゃん……私をここに連れてきてくれて、一緒にいろんなことをしてくれて……本当にありがとう……! クロシュちゃんたちのお陰で、私、上手くやっていける気がする!」
クロシュ「んへへ……うん!」
妖精「医学の勉強、がんばってね。ルルナならきっと上手くやれるよ」
ルルナ「うん……! 本当に……本当にありがとう! きっといつか、遊びに来てね……!」
アルツ「僕からも、改めてお礼を。この国に来て、多大な貢献をしてくれて本当にありがとう。言葉だけでは言い尽くせないが……すまない、何かの品物でも渡せたら良かったんだが、人に贈れるような大したものは持っていないんだ」
妖精「あはは、いいって。贈り物が欲しくていろいろやってきたわけじゃないしさ。感謝の言葉を聞けただけでも嬉しいよ」
フメイ「じゃあ次に来たときは、甘いものちょうだい」
アルツ「フッ、わかった。甘いものを用意しておこう」
クロシュ「んへへ……うん!」
アルツ(……イーシャ先生。あなたの教え子たちは、善意と理性を持って、正しい道を歩んでいるようだ)
アルツ(治療院に戻ったら、これまでの経過とこれからの展望……そしてクロシュたちの健闘を報告書にまとめよう。フフ……今から返事が楽しみだ)
*
246 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/24(月) 01:40:03.58 ID:Rj2y1gZB0
ザイル「……む。お前たち、もう行くのか」
レイル「あらら、もう行っちゃうの?」
妖精「わ、ザイルとレイル」
リュアン「ど、どうも……おはようございます」
ザイル「おはよう。そういえば君にちゃんと謝っていなかったな。すまない、オレは取り返しのつかないことをした」ペコリ
リュアン「え、いや……き、気持ち悪いのでやめてください」
ザイル「そうか……。すまない、オレも形として謝ってはいるが実のところ他人事のように思えてしまっている。君に心から正しく謝れるのは、何年も先のことになるかもしれない」
リュアン「そ、そうですか……」
リュアン(……加護によって意志を奪われた人からの謝罪がこんなにも気持ち悪いものだなんて……。これでは憎しみなんてどこかに吹っ飛んじゃうよ……)
クロシュ「ザイルさん……ここで、お仕事、するの……?」
ザイル「ああ。ただの民としてイチからやり直すことにした」
クロシュ「うん……いいとおもう」
ザイル「……そうだ。このペンダントのこと……ちゃんとお礼を言っていなかったな」スッ
亡国王のペンダント「」ポン
クロシュ「!」
ザイル「……君たちは、これを使ってオレを脅すこともできたが、そんなことはせず――ただの善意のみで、これを返してくれた。ありがとう。……すまない、感謝を述べるのが随分と遅くなってしまった」
クロシュ「んーん……! 大事なもの……無くすの、嫌だもん……」
ザイル「……そうだな」
クロシュ「んへへ……」
リュアン「……なんだか、そっちの感謝の言葉はちゃんと心がこもっているように聞こえます……」
ザイル「……すまない。オレもそう思える」
リーリア「加護はね、痛みや苦しみ、悲しみだけを封じるの。だから、ありがとうっていう感謝の気持ちは……加護を受けても、なくならないんだよ」
ザイル「そうなのか」
リュアン「……そのお陰で、ようやくクロシュちゃんに真摯な気持ちでお礼を言えたんですね……。加護で平和になってもらって、良かったと思います」
ザイル「ああ。昨日までは憎しみが強すぎて、他の何も見えなくなっていた。だが今は本当に頭の中がスッキリしている。リーリア、ありがとう」
リーリア「えへへ……うん。これからは、真正リーリアで平和に暮らしていこうね。お義兄さん」
レイル「……私は……これからどうしよっかな。やっぱりしばらくは真正リーリアでダラダラ……」
リーリア「お義姉さん! 働かざるもの食うべからずだよ……!」
レイル「げっ……。リーリア、そんな悪い言葉どこで覚えてきたの……」
ザイル「悪い言葉か?」
レイル「ああ〜もう……わかったよ、ちょっとだけね。一日二十分、それ以上働いたら干からびて死ぬので」
妖精「二十分……短すぎない?」
リーリア「ふふ……お義姉さんにも加護が必要かな?」
レイル「すみませんでした……」
*
247 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/24(月) 01:50:19.03 ID:Rj2y1gZB0
精霊の幌馬車「」ガコン!
ガタンゴトン――
クロシュ「さよなら……! またね……!」ブンブン
フメイ「ばいばい……!」ブンブン
リュアン「皆さん、お元気で……!」
聖女「ご健勝をお祈りしてます……!」
妖精「真正リーリアとそこに住まう者たちに、精霊の加護がありますよう――」
ガタンゴトン――
リリア「……本当にありがとう、クロシュちゃん。みんな。私たち……ここをもっと良い国にするよ」
リリ「〜〜!」モニョニョ
クリュナー「はい……! では、今日も一日お仕事をがんばりましょう……!」
ノーラ「は〜い。はあ〜……なんだか、かわいい妹分たちが一気にいなくなっちゃって寂しいですね……」
レイル「じゃあザイルを弟分としてこき使ってやって〜」
ザイル「実際、総統庁ではオレが一番の新人ということになる。よろしく頼む」
ノーラ「こんなデカくてかわいくない弟分はいらないです……」
アルツ「僕たちも治療院に戻るぞ、ルルナ」
ルルナ「はい! 今日もよろしくお願いします!」
ノーラ「……そういえば、何か忘れているような。何でしたっけ……」
◆
248 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/24(月) 02:05:13.47 ID:Rj2y1gZB0
―スノウタウン中央広場
僅かに水が湧く噴水「」チョロチョロ
縁石に座るブラッド「……」ボー
ブラッド「なんか……あたしの知らないうちに、いろいろ終わったらしい……」
ブラッド「……」
ブラッド「……」
水鏡『お前たち、生きなさい。生きて証明し続けなさい。カリス・ノーランドの傑作たちは、こんなにも強く、華麗で、魔王的であるのだぞ、と……』
ブラッド「………」
ブラッド「………」
ブラッド「カリスのやつ………あたしには何もなしかよ」
ブラッド「………」
ブラッド「……あーくそ、馬鹿か。なんであんな奴のことでこんなウジウジしてんだ、あたしは……」
ブラッド「………クロシュの馬鹿にちょっかいでも出しに行くか……」スクッ
ヴィア「……寂しいのですね」モニョッ
ブラッド「あー……? 誰だお前……」
ヴィア「伝説スライムのクロシュヴィア……の株分けです」
ブラッド「へえ、そう……」
ヴィア「……あなたも、デロデロの良さをわかっているはず。私たちと共に――」
ブラッド「理屈はわからなくもない。でもさ、全部溶けたらつまんないだろ」
ヴィア「つまる、つまらないで、世界は救えません」
ブラッド「そもそも救う価値なんてあると思ってる?」
ヴィア「はい」
ブラッド「なら話は終わりだね。あたしは思わない」
ヴィア「では……どうして、クロシュちゃんやフメイちゃんたちに、優しさを見せたりするのですか?」
ブラッド「ああ……? 優しさなんて見せてないけど」
ヴィア「彼女たちはそう思っていないようですが」
ブラッド「それじゃああいつらが勘違いしてるだけだね」
ヴィア「……世界に価値を感じていなくとも、同輩である者たちには価値を感じている……そうですね?」
ブラッド「うるさいな。勝手に決めつけるなよ、あたしの心を」
ヴィア「すみません」
ブラッド「はあ、もういい。それ以上あたしにいらんことを言うなら攻撃するからな」スクッ
ヴィア「……クロシュちゃんたちは、リーリア東港から定期船に乗って北へ向かうそうです」
ブラッド「……聞いてないが」
ヴィア「ちょっかいを出したいそうだったので」
ブラッド「……まあ、出したいけど」
ヴィア「クロシュちゃんなら、ブラッドさんの来訪を快く歓迎してくれると思いますよ」
ブラッド「知ってる。あいつ、のろまなお人好しだもの。危なっかしくて見てられ……じゃなくて、とにかくそういうアホなところがむかつくんだよ」
ヴィア「お気持ち、理解します」
ブラッド「……まあいいや。気が向いたら行ってやる。どうせ暇だし」スクッ
ヴィア「はい。デロデロについても、再考していただけると幸いです」
ブラッド「じゃあ一生不幸でいな」
◆
249 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/24(月) 02:06:27.81 ID:Rj2y1gZB0
それでは本日はここまで
真正リーリアでの騒動を終え、新たなる旅路につくクロシュたち。その背に多くの感謝と応援を受け、あかちゃんスライムたちは往く。
次の目的地は、狂気と陰謀渦巻く罪と退廃との都リテン・ヘイブン。その恐るべき前評判を聞いて震え上がる一行であったが、残念ながら他の選択肢はなかった。果たしてクロシュたちは、罪人の街で何と出会うのか――。
次回、初めての船旅編。お楽しみに
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/24(月) 12:56:13.35 ID:sjbPeA+3o
おつでした
この各章(国)終わりの雰囲気好き
ブラッドちゃんはコンマさんがちょっといい顔しなさすぎた…
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/24(月) 13:27:56.41 ID:OnWvEuyYo
おつ
次の場所は久々に黒い雰囲気になりそうな…
そういうキャラを用意しておくべきか
252 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/24(月) 23:44:24.94 ID:Rj2y1gZB0
国を発つ前は、いつも平穏で少しだけ寂しい雰囲気になります。クロシュたちのがんばりが結実した結果であるとも言えます。胸を張って去るのが良いでしょう
ブラッドちゃんは今回はご縁がなかったようで、珍しくよわよわな一面を見せてしまったようです。もし次に会う機会があれば、逆にちょっかいを出してみたりするのも良いかもしれません
リテン・ヘイヴンはとても危険が危ないと言われています。どのような恐ろしい事態が待ち受けているかは全くわかりませんが、慎重に慎重を重ねて慎重を加速させていくのが良いでしょう
そして今回の更新はまさにリテン・ヘイヴン編における登場人物募集要項のお話です。よろしくお願いします
*
というわけでリテン・ヘイヴン編における登場人物募集です。以下を読んだ上で適切なキャラクター案を投下していただけると良いと思います。よろしくお願いします。
募集は木曜日の 00:00 〜 23:59 の予定です。
〈リテン・ヘイヴン〉
■概要
王国から北の海に存在する島。かつては王国の犯罪者の流刑地であったが、いつしか犯罪者達に占拠されて半ば独立国家のようになった過去がある。現在でも何らかの事情で故郷にいられなくなった犯罪者や逃亡者や亡命者が最後の逃げ場所とばかりに種族問わず集まってきている歓楽街。
■産業
場所柄だけに他の地域では非合法な商品・あるいは曰く付きな商品が集まる。普通の賭博を楽しめる表カジノ、時には命を賭けた過激な賭博が行われる裏カジノ、どんな性癖持ちも満足できる多種多様な娼館、剣闘士が身命を賭して覇を競う地下闘技場、そして希少鉱物採掘の為に強制労働が行われる監獄島など、珍しい産業や施設が見られる。また各地から特殊な事情を持つ人々が集まる関係上ガセ情報から国家機密レベルの情報まで多種多様な情報も売買されている。
もちろんそういった怪しい部分に関わらないで小規模な農業や漁業でひっそりと自給自足して生活している人たちや普通の飲食店や宿屋を経営している人達もいる。
□地下闘技場
栄光と釈放を夢見た剣闘士たちが屍を積み上げ続ける闇の闘技場。セイントレア王国の闘技場が数ヶ月前に廃止されたことで需要が集中し、ここ最近はかつてない盛り上がりを見せている。
剣闘士のほとんどは、リテン・ヘイヴンでさらに罪を犯した重罪人や、裏カジノ等の借金で首が回らなくなった重債務者である。
なお腕に自信があれば誰でも飛び入り参戦できるため、一攫千金を狙う冒険者や狂戦士が入場することも時々ある。
□監獄島と凪鉄
監獄島で産出される希少金属「凪鉄」は魔力等の流れを停止させる凪属性の力場を持つ。魔法に対する強力な対抗手段となるため、希少性も相まって高値で取引されている。
問題となるのはその採掘だ。凪鉄が産出する地域はその凪力場の真っ只中となるため魔法を使った効率的な採掘ができず、それどころか怪我や病気への治癒魔法さえも満足に使えない。さらに労働環境も劣悪なため、死亡率が高い。
現在、監獄島で採掘作業に従事しているのはリテン・ヘイヴンでさらなる罪を犯した重罪人や、裏カジノ等の借金で首が回らなくなった重債務者がほとんどである。
■情勢
ここを追われたら他に逃げ場所が無い者が多く集まっているためか治安は意外と安定している。しかしそれは後ろ盾の無い一般人レベルの話で、上位の財力を持っている者達は独自の私兵を用意して派閥を形成し緊張状態が続いている。
また観光客に扮したスパイや暗殺者が紛れ込んでおり、人や情報をめぐって密かに争いあっている。
以前ある有力者の私兵隊とセイントレア王国騎士団と冒険者ギルドによる共同作戦で犯罪組織の大規模な摘発と一掃が行われたが、根絶には至らず、未だ邪悪な勢力が水面下で活動していると言われている。
白影スライムの襲撃も散発的に発生しているが、冒険者ギルドや私兵隊や剣闘士らの活動により今のところ大きな被害は出ていない。
□リテン・ヘイヴン観光案内(仮)
一般街:宿屋、高級ホテル、市場、酒場、劇場、カジノ、浴場、娼館、治療院、冒険者ギルド、他
暗黒街:闇市、闇酒場、裏カジノ、裏娼館、地下闘技場、他
郊外:宿屋、食事処、農場、市場、魚河岸、倉庫街、港、灯台、他
監獄島:宿舎、臨時診療所、坑道、港、他
*
〈今回の募集キャラクター〉
�@リテン・ヘイヴンの民
リテン・ヘイヴンに居住し、その社会に属す者。
性別・年齢・種族・職業は多様。生活環境はピンキリ。
種族間格差はあまりなく、実力主義の色が強い。弱肉強食とも言える。
重い罪や多額の借金を負った者は奴隷身分となり、裏娼館や地下闘技場や監獄島送りとなる。
�A流れ者
流浪人、旅人、冒険者など。今現在リテン・ヘイヴンに滞在している者。
なお罪や借金を負えば当然奴隷身分となる。
�Bその他
意思疎通可能な人格を有する魔物、魔導機械、生物兵器など。
*
(テンプレート)
【名前】
【種族】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】
【備考】
*
〈ルール〉
・作中に登場する際、設定等が若干変更される可能性があります。ご了承ください
・1つのIDにつき採用できるのは1案までのため、2つ以上の案を投下する際はご注意ください。IDの変更や別端末を使うなどして2つ以上の案を投下するのは禁止です
*
今週木曜日の 00:00 〜 23:59 を投下期間といたします。投下する案には�@〜�Bのいずれかの番号をご記載ください
ご質問やご感想などありましたらお気軽にどうぞ
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/25(火) 04:52:22.24 ID:Hb44DTdm0
乙です
質問ですがリテン・ヘイヴンの説明で「重い罪」や「罪」ってワードが出ているけどキャラクターの安価で色々書く際、罪状も書いた方がいいの?
254 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/25(火) 16:36:46.59 ID:3HqK69eWO
今度はどんなキャラを投げよう?
性癖に従うならロリ巨乳やおっさん系キャラだが、たまにはメカメカしいキャラでも投げようかなあ?
囚人監視ロボみたいなやつ。
255 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga sage]:2026/08/25(火) 20:54:11.14 ID:5k+F2TDR0
>>253
服役中の罪人であれば背負った罪の内容やそれを背負うに至った背景情報などの記載があると良いでしょう
>>254
リテン・ヘイヴンは多様な種族の者がいるので、自由に考えていただければと思います
機械工業技術も発展しているため、マシーンのゴーレムやロボットがいてもおかしくないでしょう
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2026/08/27(木) 00:29:45.35 ID:HytlVoZ40
投げま−す
�@リテン・ヘイヴンの民
【名前】デガ
【種族】サイクロプス
【性別】男
【年齢】22
【容姿】単眼の筋骨隆々の巨人。皮膚は赤茶色で体毛が体のどこにも生えていない。ぼろぼろの服を纏う
【性格】さみしがりやで一途。自分が害されることに対する耐性は高いが、知人、特に大切な人が害されることに対してはプッツンしやすい
【魔法】塵化
触れたものをなんでも細かい塵に分解してしまう。塵はしばらく体の周りを漂い連鎖的に周囲を分解していく
暴走時は制御困難になり何もかもを分解する災害と化す
【備考】固有魔法のせいで生まれの種族のコミュニティから追い出され、放浪した先々でも馴染めず、流れ流れてこの流刑地リテン・ヘイヴンまでやってきた。
ここでも揉め事から数人を粉微塵してしまい、地下闘技場にて戦わされる日々を送っている。といっても本気を出されると拘束は無効な魔法なので、機嫌を損ねないようある程度の自由が保障されている。
スライムが好き。元々は不意に塵化魔法を当てても致命傷になりにくいからという理由だったが、偶然出会ったクロシュの自分を怖がらないやさしさに、クロシュという個体のスライムに惹かれていく。
喋るのは得意ではないが意外にもスライム語は話せる。必死に勉強したようだ。
257 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/27(木) 00:53:02.73 ID:IvUVbsLYo
�@
【名前】ローゼスフィア・ロストエンド
【種族】人間
【性別】女
【年齢】2000
【容姿】メカニカルな金髪サイボーグ幼女。手からレーザー放ったり、無数の機械触手を伸ばしたりできる。
【性格】かつては他者と共に喜び悲しみ合う情に篤い子だったが、今では合理的で冷静で感情が揺れない憐れなマシンとなった。
【魔法】魔法は使えないが圧倒的な科学力は魔法をしのぐスタイル。
【備考】
初代ロスチャイルドにしてエンドの魔女たちの親友にして天才科学者。リテンヘイブン総督。特に統治も経営もせず、ロスチャイルドインダストリー本社ビル最上階ラボで研究に耽る。全ては完璧な生命に至るために。
生命とは自分にないものを欲しがり、奪い合い、傷つけ合う。老いを恐れ、病に苦しみ、飢えや孤独に怯える。だから痛みも感じず、欲望ももたず、感情も揺らがず、生老病死を克服する。そんな完璧な生命に至ることこそが幸福だと悟り、悲劇は私が終わらせると誓ったのがわずか10歳の時。
完璧に至るには人間の寿命は短すぎると己を機械化し、研究に没頭した。リテンヘイブンやセイントレアが妙にメカニカルで技術が進んでいるのは彼女の研究の副産物によるもの。
ロスチャイルドたちは遺伝子改変した彼女のクローン。完璧を求めた研究の失敗作でもあるが、彼女なりに愛している。試作完成体であるシュヴァイツェルに教育と統治を任せた結果が今のロスチャイルドの悪評に繋がっている。ロスチャイルド幼稚園には悪童がいっぱい。
そして遂にあらゆる生命を完璧にする遺伝子改変ナノマシンを完成させた。これを星中に散布するために、世界に向けた弾道ミサイルの配備を進めている。
本当にこれで世界から悲劇をなくせるのか、彼女自身も迷いを残しているが、それでも止まらない。止まれない。だってもうこのために私の身体も心も10歳以降の人生全てをベットしたんだもの。楽しいことを何も知らず、数千年費やした研究が無駄だったなんて今更言えない、後戻りなんてできない。故にロストエンド。とっくに全てを失った彼女はもはや完璧な生命からただの壊れたマシンと成った。お昼寝もしない。ご飯も食べない。そんな彼女はもはやクロシュの敵ではなかった。
258 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/27(木) 01:14:27.35 ID:YP2CLdzU0
�@
【名前】PPC-01(通称:プリ子)
【種族】機械
【性別】なし(声は女性)
【年齢】不明
【容姿】身長2m程度。ゴーグル型のメインカメラや二本角のようなアンテナがある頭部、拡張性を意識したマッシブなデザイン、背面には飛行可能なジェットパックを装備している。装甲には凪鉄が使用されており、生半可な魔法では通用しないことだろう。
【性格】職務に忠実。使命感と正義感が強く、囚人には容赦しないが一般人には親切に接する。
【魔法】なし
【備考】
かつてリテン・ヘイヴンが流刑地であった頃から存在する囚人監視用ロボの指揮官機。
多数の同型機を引き連れ、監獄島の囚人を監視する任務を帯びている。
あくまで囚人を刑に服役させることを目的としているため、武装はテイザーや催涙弾、スタングレネード、電流を纏った警棒など非殺傷のものに片寄っている。
なお名前のPPC-01はプリズンポリスコマンド1号機という意味でプリ子というあだ名で呼ばれている。
ガンダ○SEE○のウィンダ○を意識した外見。�Bにしようか迷った。
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/27(木) 06:17:23.98 ID:qnttKoyk0
�A
【名前】ジノ=ホワイトデイ
【種族】人間
【性別】女
【年齢】21歳
【容姿】茶髪ショートの小柄な女性。胸は大き目
【性格】真面目な戦闘狂
【魔法】身体強化魔法
【備考】元セイントレアの兵士だったが、闘技場の廃止により暇を持て余して退職。闘争を求めリテン・ヘイブンにやってきた。
現在は闘技場に参加して大暴れしつつ、普段は町を見回りして諍いを治めたり等治安維持に努めている。
260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/27(木) 10:02:37.96 ID:F3jaIZvQ0
�A
【名前】ベーダー・アングリ
【種族】悪魔
【性別】男
【年齢】2000歳
【容姿】赤髪短髪。頭に悪魔のような角がある。背中には悪魔の羽がある。背が高く筋肉質。着物を着て着崩して着ている。金棒を所持している。
【性格】おおらかだが怒らせると怖い。
【魔法】・獄炎魔法(ごくえんまほう)(火炎よりも上の地獄の炎を操る魔法)
・怒魔法(いかりまほう)(楽しい気分やストレス等を怒り以外の感情を怒りに変える魔法。魔法発動時、怒り状態になり攻撃翌力が上がり、色んな魔法や武器など受けても耐えられるタフネスを持つ。ただし見境なく暴れてしまう欠点がある。)
【備考】
世界をまわっている旅人だがその強さを見込まれてリテン・ヘイブンの治安を守る自警団的な事をしている。オノゴロ諸島が好きで着物や金棒は昔オノゴロ諸島から買ってきたもの。その正体は最上位たる七大罪のひとり、憤怒のサタン。「怠惰のベルトーネ」「暴食のベッサラベア」「強欲のベスト」とは知り合いで特にベルトーネとは手紙を書く仲ではある。七大罪の中では上位に入る強さ。たまに闘技場に参加しており、今のところ全勝している。金棒術や獄炎魔法もすごいが怒魔法は特に凄く怒魔法を使用した状態で相手が時間を止める魔法を使用した際は時間を止めたにも関わらず動き出した武勇伝がある。昔一人で村全体を壊滅させた事はあるが元々村全体が密売や人さらいなどしていた集団だった為、街の騎士に感謝された事があり、罪にはなっていない。リテン・ヘイブンが良くなるまでしばらくいるつもりではある。
※ベッサラベアとベストは「二次創作」で出たキャラと多分出る予定のキャラです。本スレたまに「二次創作」側に少しふれてたりしてたので、キャラ安価にも入れてみましたがダメならその部分は無視していいです。
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/27(木) 17:17:29.53 ID:/N62QnWG0
�A
【名前】レヴ・バイロン
【種族】悪魔
【性別】男
【年齢】不明
【容姿】黒髪ロングのイケメン
【性格】自由闊達にして飄飄とした掴みどころの無い性格。その一方であらゆる非道や暴力を容認する冷酷さも持ち合わせている。
【魔法】波動魔法(大気の振動から魔翌力の流れに至るあらゆるエネルギーの流れをコントロールする魔法)
【備考】吟遊詩人として各国を放浪する、自称「嫉妬を司る悪魔」であり、ベルトーネはじめ幾人かの悪魔とは旧知の仲。自身を「他人の不幸を蜜の味と感じる男」と称しているが、実際には、生と死や人の世の栄枯盛衰は必然かつ不可分のものであり、一方が失われればもう一方も喪失してしまうと考える陰陽思想に近い価値観の持ち主であり、この世に等しく禍福をもたらすために長らく活動を続けている。
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/27(木) 17:31:51.03 ID:mNE+L+Z2o
�@
【名前】ガスパール・ナルバエスト
【種族】人間→魔人 【性別】男性 【年齢】34
【容姿】金色のショートヘアと朱殷色の瞳を持つ、やや痩せこけた体格の青年。袖口と裾口に拘束具が備え付けられた白色の囚人服の上から、お気に入りである黒色の厚手のコートを羽織っている。身長178cm。
【性格】属性は混沌・悪。軽薄かつ飄々としており、常に余裕に満ちた態度を崩さない、不気味で刹那的な愉快犯気質の気分屋。自分の愉しみを何よりも優先し、人に指図される事を嫌う。一見無軌道な殺人鬼のようだが、悪人以外は不必要に殺さないなど悪としての矜持を持っており、捕まる際も抵抗せずに大人しく連行されるなど意外と律儀な所もある。悪人を標的とするのは他人にとやかく言われづらく、(自分含めて)死んで当然の存在だと考えている為。
【魔法】マナ操作の派生となる、瘴気を生み出して操る"瘴気魔法"を扱う。瘴気とは淀んだマナの事。濃度が薄い内は視界不良やマナ乱れによる魔法の不安定化程度で済むが、濃くなると身体の機能不全や精神異常を引き起こし、終いには中毒死する。長く瘴気を扱い続けた事で擬似的に魔王化しており、身体が瘴気=マナの集合体となっている。物理攻撃はすり抜けて魔法も生半可な出力では通じず、身体をマナに変えて何処にでも移動でき、この世にマナがある限り幾らでも再生・蘇生する。
【備考】最近リテン・ヘイヴンに流れ着き、瞬く間に有名となった超危険人物。我欲で悪を甚振って愉しむ悪の敵。正気のまま魔王化を果たした瘴気の魔人。
元セイントレア王国騎士。人間至上主義と命令を大義名分に、非人間種族や悪人を相手に愉しんでいた。やがて王国が方針を変えると他の過激な主義者と共に逮捕され、(彼としては命令に従っていただけなので)唯一更生の余地無しと判断されて処刑される。しかし魔人と成っていた為に人知れず蘇り、各地を放浪した末にリテン・ヘイヴンに辿り着いた。裏で悪事を働いていた複数の有力者を殺した罪で監獄島送りとなり、凪鉄で覆われた特別牢に収監されている。しかし彼には効果が薄いようで、頻繁に抜け出しては街で遊んでいる。
得物は全長約1.2mの王国制式騎士長剣。騎士時代から使っているので損傷が激しいが、瘴気を纏う事で性能を補完している。切り傷から瘴気を染み込ませて中毒を早めるオマケ付き。剣と格闘と瘴気魔法を織り交ぜた、相手を翻弄する戦法が得意。
リテン・ヘイヴンでの暮らしを結構気に入っており、島の運営が上手く行かないと困るので、凪鉄採掘も真面目に従事している。騎士時代の素行は良好で命令違反も無く、同僚との仲も良かったなど案外社交性が高い。
好き:刺激的な闘争、自由、読書、お笑い、焼き鳥
苦手:退屈な平穏、束縛、物を捨てる事、魚料理
夢:自由気ままに遊び回る事、地獄に堕ちる事
大嫌い:愉しみを邪魔をされる事、救済
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/27(木) 18:07:43.90 ID:M2wE4LJBO
【名前】汎用機械妖精シリアルナンバーR10
【種族】機械妖精
【性別】なし
【年齢】2カ月
【容姿】メイド服を来た無表情戦闘機械妖精。飛行モードも持つ。かっこいいブレードも持つ。
【性格】命令は絶対だけどたまに背く。自意識が芽生えちゃった系機械。結構剽軽。
【魔法】どんな食材でも確実に美味い料理を作れる
【備考】
ゆりかごから戦場までオールマイティに活躍できるように設計された万能メイド妖精。精核を必要としない純然たる機械。様々な装備が埋め込まれているので普通の妖精よりデカめ。身体にゴソゴソ手を入れたと思ったらミサイルからお昼のおやつまで何でも出してくれる。
製造されてからあんまり言うこと聞かないので廃棄された。仕方がないので誰かの命令があるまで、リテン・ヘイブンの適当な路地に正座して待機している。でも悪いことは命令しないでね。基本は丁寧語だが、喋っている内にたまに砕けた口調になる。製造主にはよくも捨てたなという怒りと世に産み出してくれてありがとうという気持ちを持つ。本質はメイドなので頼られるの大好き。ご主人様が欲しぃ。
首の後ろに会社のロゴマークと型式R10が刻まれている。気軽にリオと呼んでもいいよ。
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/27(木) 18:08:48.05 ID:M2wE4LJBO
�Bですね
265 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/27(木) 19:41:37.51 ID:4wpVK92m0
�A
【名前】リラ・ムーン
【種族】自称宇宙人
【性別】この星の分類でいうところの女性
【年齢】この星の人間の年齢に換算すると永遠の17歳
【容姿】 ウサ耳とウサ尻尾を着用している以外は普通の少女。なおウサ耳とウサ尻尾は着脱自由。
【性格】お酒か薬物でリラってる、もといラリってるみたいに常にハイテンション。電波ゆんゆん心ぴょんぴょん。
【魔法】宇宙パワーによる超能力。一見すると魔法にしか見えないが凪属性の影響化でも使用可能である。
【備考】リテン・ヘイヴンにいつの間にか現れた自称宇宙人。リテン・ヘイヴンの各地に神出鬼没に現れ、(闇)酒場や(裏)カジノで客として来てたと思ったらバニーガールとして(勝手に)接客している・(裏)娼館で大勢の娼婦を買って遊んでいると思ったら娼婦の一員として(勝手に)働いている・高級ホテルで豪遊していた次の日に地下闘技場に剣闘士として参加したり、監獄島で採掘作業や臨時診療所で(勝手に)働いていたりする。
リテン・ヘイヴンに住む大多数の者は彼女を自分を宇宙人と思い込んでる変人と扱っているが、このリテン・ヘイヴンで自由に振る舞う彼女は間違いなく『強者』であることは確かである。
266 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/27(木) 19:48:12.54 ID:LEoAaaAiO
�@
【名前】ヤーミン·パルス
【種族】土蜘蛛
【性別】女
【年齢】不明
【容姿】普段は黒髪のおかっぱ少女だが、本来の姿は巨大な蜘蛛
【性格】基本無邪気だが怒ると冷酷になりドスの効いた口調になる。
【魔法】毒魔法の使い手で一次的な麻痺から即死級の毒ガスや毒液や毒ビームを出せる。人型蜘蛛形態問わず使用でき糸による拘束も得意。
【備考】元はただの蜘蛛だったが、リテン·ヘイヴンの悪意や恨み等の負の感情を吸収し続けた結果、怪物化し人間態と知性を得た。現在は洋服の販売や修繕の仕事をしつつ国中の負の感情を楽しみつつもそれを食らい続けている。
267 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/27(木) 20:52:19.42 ID:MjsHj7i1o
�A
【名前】ロヴィア・ビターエンド
【種族】呪術スライム
【性別】女
【年齢】12
【容姿】左半身に呪いの痣が広がる金髪子供。スライム形態は全身に呪いの紋様が浮き上がる黒いスライム。
【性格】卑屈で怖がりで愛されたがり
【魔法】反映魔法
【備考】
メアリー以上の過激派であるデロデロ教徒。最近デロデロ教に拾われ、クロシュヴィアに救われた子。かつての想い人はまだ目の前に現れてくれない。だが、クロシュヴィアは目の前に現れて、撫でてくれる抱き締めてくれる愛してくれる!だからクロシュヴィアが望むことは全てやってあげたい。彼女は多くを語ってくれないが、この世から悲劇を無くすことを望んでいることは分かる。この世から悲劇を取り除くために世界の全てをデロデロにする。それこそが絶対幸福。そこに何の疑いもない。そのため彼女は最も精力的にデロデロ活動に勤しむ教徒といえる。デロデロは家族なので他の教徒にもとっても優しい。
リテン・ヘイブンは世界でも類を見ないほど悪意や悲劇、絶望や理不尽に溢れている。この不浄の島は丸ごと浄化しなければならないと強烈な使命感に取り憑かれている。
呪詛や呪念などの悪意を取り込みエネルギーに変える性質からこのリテン・ヘイブンでかなりの力を蓄えることに成功している。クロシュヴィア見てる?ガイ見てる?この島を丸ごと飲み込む白影スライムを作るエネルギーが貯まるまであと少しだよ。あと少しで甘い終わりがやってくるよ。
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/27(木) 21:00:45.24 ID:RwPfSfQDO
�@
【名前】ベロニカ・ビュティ
【種族】悪魔
【性別】女性
【年齢】1000歳
【容姿】頭に羊のような角が付いている紫髪で長髪の美女。スタイルが良くモデル体型。耳が尖っている。スーツを着て、メガネをかけている。鉄扇を2つ隠し持っている。
【性格】ミステリアスな性格だが面倒見が良い。たまに冷酷な一面がある。
【魔法】幻覚魔法(幻覚を見せる魔法)/魅了魔法(男女関係なく魅了させる魔法。スライムや魔物にも魅了できる)/洗脳魔法(相手を洗脳させる魔法)
【備考】
監獄島の所長秘書。普段は眼鏡はなくドレスを着ているが今は眼鏡とスーツをしているあまりにも美人で彼女を巡って戦争したと言い伝えられている(本当なのかは不明)。実は最上位たる七大罪の末席、「色欲のアスモデウス」。ベルトーネや他の悪魔達とは知り合い。幻覚魔法、魅了魔法、洗脳魔法は一流で重ねがけることも可能(例:魅了魔法をかけた後、洗脳魔法をかける)。サポート系の魔法だけなので、鉄扇の二刀流での戦闘術や蹴り技で補っている。男女もすべて自分の為に働いてくれているが自分の運命の相手ではないとすぐに切り捨てている。秘書になってリテン・ヘイブンや監獄島などで素敵な出会いがあるか吟味している。
269 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/27(木) 22:28:43.12 ID:/N62QnWG0
すみません、
>>261
ですが、性格欄に 「嫉妬を司るが故に幸福も不幸も人類全てが平等に分かち合うべきというポリシーを持つ」も追加でお願いします。
270 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/27(木) 22:50:49.99 ID:qnttKoyk0
>>259
の備考に「ありとあらゆる武器を使いこなす」も追加でお願いします。
271 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/27(木) 23:50:18.38 ID:a7XTfLewo
1
【名前】ガイスト・シュヴァルシュタイン
【種族】人間
【性別】男
【年齢】44
【容姿】短い白髪、無精ひげ、細身。頑丈で多機能なパワードスーツを身につけている。
【性格】独善的。良心が希薄。目的のためなら手段を選ばない。無能なもの、人類に貢献しないもの、自分の理想に理解を示さないものを見下す。
【魔法】使わない。魔法を使うくらいなら機械を使うほうがずっと良いと考えているし、魔法は科学で代用できると思っている。
【備考】機械工学のスペシャリスト。元は機械都市で研究者をしていた。
王国の異種族排斥思想に賛同していたが最近の方針転換を受けて王国を見限る。
それからは辺境の地に自分の研究所を構え、自身の目的を達成するための研究と開発に没頭した。
彼の目的は人間が科学によってこの世界と他種族を支配すること。
科学こそ脆弱な人間の唯一無二の武器と考えて、人間にとっての脅威(自然や他種族)を克服し人類がさらなる豊かさと幸福を得るために彼なりに考えて行動している。
多くの機械や兵器を製作中のところデロデロ騒動が発生、それを人類の危機と考え動き出そうとしている。
他種族の命を軽く見ている。妖精を精核化する技術の開発者であり何度も妖精狩りをしてきた。最近は他種族の精核化にも着手している。
世界樹、精霊、妖精といった存在がこの世界の根幹にかかわりコントロールしている(少なくとも彼はそう思っている)ことをよく思っていない。
それらと親和性の高い魔法というものも好きではない。
研究資金を稼ぐために機械類を作って業者に売っている。武器や兵器も売っているが金稼ぎと割り切っている。
272 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/27(木) 23:56:45.68 ID:axOfkLYkO
�A
【名前】エインへリアル・ローエングラム
【種族】魔女
【性別】女
【年齢】1400
【容姿】ニッコリ笑顔でウェーブのかかった茶髪の酒臭いお姉さん
左手にスルメ、右手に酒瓶
【性格】陽気で適当でシリアスもギャグもどっちもできる
【魔法】凪魔法によって魔翌力や物理的な動きや思考などを一時的に停止させる 強い
【備考】
大魔女帝国特級魔女の一人にして帝国のエリート諜報員。様々な裏の情報が集まるリテン・ヘイブンで帝国にとって利となる情報を集めている。
諜報員らしくリテン・ヘイブンに溶け込むためにお酒やカジノ大好きなダメ人間を装っている。ホントに迫真の演技で、お酒を取り上げると咽び泣くし、カジノで金を擦って度々監獄島の労働に従事している。演技じゃない?一向に演技です。帝国からの活動費はとっくに使いきった。大魔女様だいしゅき、お金ください。
自称リテン・ヘイブンの親切な案内係として、度々観光客にお金を無心している。お酒を渡すととても喜んで有益な情報をくれるかもしれない。
こんなんでもやる時はやる人。シラフになればかなり優秀。あんまりならない。
273 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/27(木) 23:59:26.71 ID:9wrW0fcwO
�B
【名前】ホロウ
【種族】スライム
【性別】なし
【年齢】2
【容姿】薄灰色のスライム。人型への擬態はまだ上手くできない
【性格】物静か。警戒心が強い
【魔法】虚魔法
【備考】カリス・ノーランドが使っていたリテン・ヘイヴンの地下施設で生まれ、実験体として扱われていた虚属性のスライム。どういうわけかデロデロ化の影響を受けず、カリス消滅後施設から逃げ出して宛もなくリテン・ヘイヴンを彷徨っている。
カリスから受けた痛みや苦痛の記憶が色濃く残っており、警戒心が強く人前に姿を現さない。普段は下水道に棲み他種族の残飯やドブネズミなどを捕食して暮らしている。
下水道からリテン・ヘイヴンの陰惨な社会情勢を見つめ、痛みや苦しみを味わっているのは自分だけではないと知った。知ったところでできることもない。命はいつか苦しんで死ぬ。そんな漠然とした悲観が補強されただけだった。
なお虚属性の特異なスライムが下水道に生息しているという噂は既に出回っており、街の有力者や冒険者ギルドなどから捕獲依頼が出されている。場合によっては凪鉄より価値の高い虚属性を狙う者は多く、ホロウは気の休まらない日々を送っている。厭世的な悲観は深まっていくばかりである。
274 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga sage]:2026/08/28(金) 23:00:49.74 ID:mRsSknN20
―幕間―
―港湾都市ウォーターポート
停泊中のリテン・ヘイヴン定期船
カモメ「クゥー、クゥー」
カニ「」チョキチョキ
奴隷商人「ほら乗った乗った! キビキビ動くんだよ、早くしろ!」ベシッベシッ
奴隷オーク「……」トボトボ
奴隷ゴブリン「……」トボトボ
奴隷馬頭「……」トボトボ
見物貴族「むさ苦しい絵面ですな」
奴隷商人「はは、リテン・ヘイヴンの監獄島では知性や魔力よりも体の強さこそが最も大きな価値あるものなのです。あちらではオークや馬頭などの需要も高いのですよ」
見物貴族「それは理解できるがね。船倉にこのような不潔な奴らが乗っていると思うと、愛する家族を持つ身としては気が気でないのだよ」
奴隷商人(リテン・ヘイヴンなんかに家族で観光に行くんじゃねえよ……ド腐れお貴族様がよ)
奴隷商人「私どもも奴隷の躾はしっかりしておりますし、上層のセキュリティも万全に整っているはずですからご安心ください。快適な船旅を楽しめますよ」
見物貴族「ハッハッハ、当然だ! 我が愛する家族に何かあれば君たちの首が飛ぶことになるからね! そうならないよう細心の注意を払えたまえよ!」
奴隷商人「はは……」
奴隷クーちゃん「……」トボトボ
見物貴族「……ん? おい君、あの奴隷は?」
奴隷商人「ああ、アレはウチのシマで勝手に商行為を行っていたガキです。身寄りもないようだったので裏娼館に売り飛ばすことになりましてね。素材は良いので着飾ればモノになるでしょう」
見物貴族「ふむ、そうか……」
奴隷商人「……大事な商品なんですから、手は付けんでくださいよ?」
見物貴族「もちろんわかっているとも」
◆
275 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga sage]:2026/08/28(金) 23:02:17.61 ID:mRsSknN20
―港
汽笛「」ボ―――
遥か遠くに見えるリテン・ヘイヴン定期船「」
タタタタタッ
ザザッ
ヴィルト「………っ、間に合わなかった……!!」ググッ
黒シルクハットの男「なんや、あんちゃんあの船に乗りたかったんかいな?」ヌッ
ヴィルト「……!? お前は……何だ!?」
黒シルクハット「何って……見ての通りただの商人やが?」
ヴィルト「……」
黒シルクハット「にしてもあんちゃん随分おもろい形しとるなあ。どういう人生送りゃそないなことになるん?」
ヴィルト「………何が言いたい?」
黒シルクハット「クク、ワイならあの船ん乗る手段を用意できるで」
ヴィルト「!」
黒シルクハット「これや」スッ
装飾が施された鞘に入ったナイフ「」ポン
ヴィルト「!!」
黒シルクハット「見覚えあるっちゅう顔やん! なら使い方も知っとるやろ? どや、今ならタダで譲ったってもええで?」
ヴィルト「……いや。必要ない」
黒シルクハット「そか。でもそしたらあの船にゃ追いつけんで? 助けたいコが乗せられたんとちゃうん?」
ヴィルト「マナポーションを売ってくれ。あるだけ全部」
黒シルクハット「ん〜? いいけど何する気や?」
ヴィルト「加速魔法が得意なんだ。それで陸路を行く」
黒シルクハット「……いや、死ぬで? 普通に」
ヴィルト「しぶといから大丈夫だ」
黒シルクハット「は〜、まあしゃあない。一応言うとくけど、用法用量を守ってな!」
ヴィルト「……善処する」スッ
マナポーション箱「」ドン!
◆
276 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/28(金) 23:13:32.11 ID:MElmdqeS0
何度もすみません、
>>261
ですが、今更ながら悪魔達の名前の先頭が「べ」で統一されている事に気付いたので可能であれば再度修整をお願いします。駄目でしたらキャラごと無かった事にしても構いません。�A【名前】ベルナルド・バイロン【種族】悪魔【性別】男【年齢】不明【容姿】黒髪ロングのイケメン【性格】自由闊達にして飄飄とした掴みどころの無い性格。その一方であらゆる非道や暴力を容認する冷酷さも持ち合わせている。【魔法】波動魔法(大気の振動から魔翌翌翌力の流れに至るあらゆるエネルギーの流れをコントロールする魔法)【備考】吟遊詩人として各国を放浪する、自称「嫉妬を司る悪魔」であり、ベルトーネはじめ幾人かの悪魔とは旧知の仲。自身を「他人の不幸を蜜の味と感じる小者」と嘯いているが、実際には、生と死や人の世の栄枯盛衰は必然かつ不可分のものであり、一方が失われればもう一方も喪失してしまうと考える陰陽思想に近い価値観の持ち主であり、嫉妬を司るが故に平等を求める性分。そのためか、この世に等しく禍福をもたらすために長らく活動を続けている
277 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga sage]:2026/08/28(金) 23:14:05.33 ID:mRsSknN20
というわけで皆さんありがとうございました。いろいろ考えていきたいと思います
なお募集要項に書き忘れていましたが、全員を登場させるのは不可能と思われます。ご了承ください
おまけ1:暗黒行商少女クーちゃんのイメージ絵
https://i.imgur.com/H6GNpaD.png
おまけ2:クーちゃん連行される
https://i.imgur.com/yIeDCKu.png
278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/28(金) 23:27:10.96 ID:IaMjJm7k0
乙
あの絵…おまけ2の絵を見た時ですね
あの「クーちゃん」がボロボロの状態で繋がれている「表情」…
あれ……初めて見た時……
なんていうか……その…下品なんですが…フフ……
あ………下品なんでやめておきますね…フフ…
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/29(土) 01:09:42.11 ID:/p0o7jqao
おつ
投稿数多かったし仕方ないね…使ってもらえるといいなぁ
クーちゃんは暗黒って自称するからダークエルフ的な肌黒系の娘かと思ってた
そしてただの箔付け要素だった七大罪がもう5人になるとは嬉しいやら恥ずかしいやら
発端のベルちゃんは今頃天雷精と共に休暇を満喫している事でしょう
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/29(土) 09:09:55.02 ID:U7MjgWAG0
おつ
あっちのSSのオーナーこの子だったの今更ながら思い出してしまった・・・
281 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/29(土) 10:50:57.75 ID:dKtuvUUGo
リーリア編読み返すとザイルがあまりに元部下たちから忠誠を向けられていない
主にクリュナー
282 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/29(土) 13:25:11.51 ID:aNnt27esO
クーちゃんいつの間にか奴隷になっていた事にびっくりした。
283 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga sage]:2026/08/29(土) 16:32:45.59 ID:75dkGCK/0
>>276
基本的に安価内容の修正などは受け付けない方針ですが、キャラクター募集については枠の制限などもないので大丈夫です。ただし本編が更新された後とかだと流石に受け付けられないので、この場合はセーフと言えます
なお後述の事情により、本編中に登場できるかどうかは未定としか言えないかもしれません
クーちゃんは調子に乗った悪徳商人モドキでしたが、この度は本物の��悪�≠ノ格の違いをわからせられてしまったようです。調子に乗っていても結局はかよわい女の子なので、悪い大人には勝てません。
クーちゃんは†暗黒†とか†闇†というものに格好良さを感じるお年頃なので、暗黒行商人を名乗っていました。得意属性が闇というのも関係しているかもしれません
なお悪魔関係の設定については、諸般の事情によりあまり出せないかもしれません。出すとしてもフレーバーとか匂わせ程度になるかと思います。そして仰る通りベルトーネ氏は世の中の動向や情勢に関わる気がないようです
クーちゃんさんは子供にしては商才がある方らしいので、今後より商売を広げて成り上がる運命もあるかもしれません。ただし今現在は悪い大人たちに捕まって売られそうになっています
旧リーリアの臣下たちは、10年間テロ活動を行っていたザイル氏に複雑な思いを抱いているかもしれません。クリュナー氏は仕事が忙しすぎてノーランド印の薬を用法用量を無視して毎日ガブ飲みしており、情緒がおかしくなっている可能性はあります
(リリアちゃんもお仕事を頑張ってはいますが実務能力で言えば経験豊富なクリュナー氏の方がだいぶ上なので、真正リーリアはクリュナー氏の頑張りによって回っていると言っても過言ではないという噂があります)
クーちゃんさんは流浪の商人をやっているので、予期せぬトラブルに巻き込まれることがあります。クーちゃんは後ろ盾などもないので、何かあった時は身一つで全責任を負う羽目になり、それが今回は奴隷堕ちという結果に繋がったものと思われます
284 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/29(土) 16:33:56.06 ID:75dkGCK/0
↓1コンマ 真正リーリア編クリア+努力目標全達成ボーナス
01-70 運命賽+制限解除コード+白金のペンダント
71-90 ↑+旧世樹の杖
91-00 ↑+会心賽
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/29(土) 16:35:07.96 ID:vdZOHvR5O
あ
286 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/29(土) 20:50:56.40 ID:75dkGCK/0
―東リーリア湿原
精霊の幌馬車「」ガタンゴトン
白金のペンダント「」ポン
リュアン「真正リーリアの民に配られる白金ステライトのペンダント……もらっちゃいましたね」
聖女「これを持っていれば真正リーリアの名誉国民としていつでも自由に出歩けるそうです!」
フメイ「これ、付けてると洗脳されちゃったりしないの?」
妖精「流石にそんなことはないと思う……。どっちかと言うと先代世界樹の精霊の加護を得られるありがたいアイテムのはずだよ。真正リーリアの民も、これを身に着けているから洗脳されてたってわけではなかったみたいだし」
クロシュ「うん……! リリちゃんたちの……お守り!」
☆白金のペンダントをもらいました
*
クロシュ「……」モニョモニョ
妖精「ん? クロシュどうしたの?」
クロシュ「んー……えっと……カリスから、なんか……もらってたみたい……」
妖精「ええっ!?」
フメイ「カリスから……!?」
妖精「危ないよ、早く捨てて!」
クロシュ「だ、大丈夫とおもう……。これ……せいげん、かいじょ……こーど……? だって……」
フメイ「制限解除コード……?」
クロシュ「少しの間……すごく強くなるけど……その後、デロデロになっちゃうんだって……」
妖精「戦闘用の術式……? そうだ、カリスに成り切って仕様を解説してみて」
クロシュ「ん!」
モニョモニョ…ポン!
カリスクロシュ「これは制限解除コード。限界を超えて生命の律動を加速させ、一時的に大きな出力を得るというものです。カリスは戦闘中に配下の者共を命と引き換えに強化していましたが、それと同じものですね。カリスはこれを餞別のつもりで私に寄越したようです」
妖精「やっぱりだめじゃん! 早く捨てなさいそんなもの!」
カリスクロシュ「落ち着いてください妖精さん。カリスのように制限解除を常に強い続ければ戦闘後にその命は死を免れませんが、例えばほんの一呼吸の間だけ瞬間的に加速させる、というような使い方をすれば命に関わる事態にはなり得ません。とはいえそれでも大きな負担には違いないので、次の一呼吸の間は反動で態勢を崩してしまう恐れもあります」
妖精「でも危ないよ……そんなの使っちゃだめだよ」
フメイ「フメイも反対。クロシュ、黙って無理することあるもん」
カリスクロシュ「アッハ、私がフメイちゃんや妖精さんを悲しませるような真似をするって本気で思っているんです!?」
フメイ「ひっぱたきたくなってきた……」
妖精「カリスに成り切るよう頼んだのは私だから……ごめん」
☆クロシュが〈〉を習得しました
腹-4、コンマ+30、他の技と併用可
ただし次ターン行動不能、さらにコンマ-30
*
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/29(土) 20:54:15.21 ID:aUCM//BYo
カリスらしいな……
288 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/29(土) 21:01:22.67 ID:75dkGCK/0
☆クロシュが〈燦歌〉を習得しました
腹-4、コンマ+30、他の技と併用可
ただし次ターン行動不能、さらにコンマ-30
*
クロシュ「……?」
白金色の杖?「」ポン
フメイ「それ……杖?」
クロシュ「うん」
妖精「これは……晶化した世界樹だ! たぶん、先代の白金の世界樹――」
精霊リリ『うん! わたしたちからの、プレゼント!』モニョッ
クロシュ「わっ!」
聖女「リリさん!」
精霊リリ『クロシュちゃんたちのお陰ですごく助かったから、お礼がしたくて。受け取ってくれる?』モニョモニョ
クロシュ「うん!」
モニョモニョ…ポン!
白魔女っ子クロシュ「〜〜!」モニョッ
フメイ「わ……!」
リュアン「白い帽子に、白い衣装の……魔女っ子……!」
聖女「かわいい……! 素晴らしいです!」
精霊リリ『えへへ、クロシュちゃんすごく似合ってる。その杖で、良い子も悪い子もみーんな平和にしてあげてね』モニョモニョ
白魔女っ子クロシュ「う、うん」
☆旧世樹の杖をもらいました
*
白金のペンダント「」
旧世樹の杖「」
白金ステライトの延べ棒「」
カゴいっぱいのどんぐり「」
袋詰されたリーリア小麦「」
瓶詰めのドライユキイチゴ「」
聖女「ふふ……♪ たくさんのものをもらってしまいました」
妖精「外国で使えるお金がないからって、ステライトの延べ棒までもらっちゃったねえ。素材としても超一流の貴重品だよ」
リュアン「ドライユキイチゴ、甘酸っぱくてすごく美味しいですよね……! どうやったらこんな風に綺麗に乾燥させられるんでしょう……」
白い賽「」コロン―
聖女「あら?」ヒョイ
白い賽「」ポン
聖女「……これは、ズルができる白いサイコロ……」
白い賽「」ポン
白い賽「」ポン
聖女「もう2つもあるのに……。これで3つ目……」
聖女「……私が力を取り戻してるとかじゃ……ないですよね?」
妖精「どうしたの……あっ、例のサイコロ!」
聖女「は、はい。最近は減るよりも増える方が多いみたいで……」
妖精「それがあると万が一って時に運命が良い方に変わったりするんでしょ? それならたくさんあって困るものでもないんじゃないの」
聖女「そうですけど……。もし私のせいでまた黒いサイコロが転がったりしたらと思うとちょっと不安で……」
妖精「……ま、まあ大丈夫でしょ。たくさん余ってるのはそれだけ私たちの旅が順調に進んでるってことだよ。聖女の力が戻ってるわけではないと思う」
聖女「そうだと良いのですが……」
☆運命賽と会心賽を1つづつ得ました
289 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/29(土) 21:02:08.70 ID:75dkGCK/0
―東リーリア港
ザァーン… ザザァーン…
カモメ「クゥー、クゥー」
カニ「」チョキチョキ
停泊しているリテン・ヘイヴン定期船「」ドン!
リュアン「あれがリテン・ヘイヴンの定期船……」
クロシュ「おおきい……船!」
フメイ「どうやって動くの? 帆もないのに」
メアリー「蒸気機関という……魔力とは異なる、蒸気を利用した技術が使われているそうです……」
聖女「蒸気って、沸騰した水が気化したもの……ですよね? それがどうやって船を動かす力に……?」
メアリー「さあ……私も、詳しくはないので……それ以上はわかりません……」
妖精「人間ってヘンな技術をぽんぽん思いつくなあ」
*
船員「カロン号乗船希望の方はこちらへ〜」
聖女「は〜い! 私たち乗船希望です!」
船員「おん? ……あんたらがか?」
フメイ「ん〜? 文句あるの?」
船員「客の事情にアレコレ言うもんじゃねェが、リテン・ヘイヴンは女子供だけで行くトコじゃねェぞ……。意地悪とかじゃなくて本気の善意で言ってるぞ、俺」
妖精「わかってるよ。でも行かなきゃならないの」
船員「そうかい。んじゃまあ悪いことは言わねェから、部屋は中層か上層にしときな。下層は安いが女が泊まるとこじゃねェ。何かあっても責任は取ってくれねェしな」
リュアン「そ、そうなんですか……」
船員「おう。あとその馬車も乗っけるならかなり高くなるが大丈夫か?」
精霊の幌馬車「」
妖精「うん。聖女、お金足りてるよね?」
聖女「はい、大丈夫です。今まで使う機会があまりなかったお陰で、オリシンで頂いた支援がほとんど残っていますから」
船員「オリシンで頂いた支援……? まあ客なら何でもいいか。もらった額分の仕事はするぜ」
精霊の幌馬車「」ガタンゴトン
*
290 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/29(土) 21:04:10.78 ID:75dkGCK/0
―リテン・ヘイヴン定期船カロン号 船旅1日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:竜角の大槍 盾:ラティアの大盾 飾:
武: 防:ぬののふく 飾:くすんだ不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武: 盾: 飾:
武: 防:火鼠の衣 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:
武: 防:木綿のドレス 飾:
◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ 盾: 飾:守りのペンダント
武: 防:旅人のドレス 飾:
◇聖女 [運命変転修道女]
武:木の杖 盾: 飾:
武: 防:ロイエの修道服 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*2 大きな巻き貝 冒険者証(ランク1)
運命賽*6 サボテンドラゴンの花 メルルの帽子
会心賽*3 魔導機関銃 暗黒優待券
反魂丹*1 旧世樹の杖 クロシュヴィア伝説
炎スライムの秘伝書 避難所のドアノブ
運命変転の魔導書 星の粉
古ドワーフ鍛冶指南書 オリシン王家の栞
日属性基礎 竜角の短剣
明石流剣術指南書 白金のペンダント
ヒヒイロカネ
ステライト鉱石
白金ステライト
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
◯個人目標
・世界樹の石炭 [6/8]
・武装製作経験 [6/6]
・僧侶を連れて帰る(聖女)
◯経験値
・クロシュ 近接[02/24] 魔法[05/12] 防御[05/09]
・フメイ 近接[05/06] 魔法[16/16] 防御[08/09] 炎[00/00]
・リュアン 近接[04/06] 魔法[00/12] 防御[04/06] 日[00/16]
・聖女 近接[01/06] 魔法[08/09] 防御[04/06] 運[03/??]
……………………………………………………………………………………
□リテン・ヘイヴン定期船カロン号 観光案内
上層:上等客室、展望バーラウンジ、カジノ、劇場、展望浴場、
操舵室、船長室、甲板
中層:中等客室、食堂、厨房、医務室
下層:下等客室、奴隷監置区画、貨物室、動力室
……………………………………………………………………………………
291 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/29(土) 21:05:53.64 ID:75dkGCK/0
―定期船カロン号 中等客室
丸窓「」ポン
遥か遠くまで見える海原「」キラキラ
フメイ「わ〜!」キャッキャ
クロシュ「んわ〜!」キャッキャ
リュアン「クロシュちゃんとフメイちゃん、すっかりはしゃいじゃって」
妖精「もう、遊びに行くんじゃないんだよ?」
聖女「ふふ、でも良いじゃありませんか。初めての船旅ですから、私もちょっとはしゃぎたい気分ですよ」
妖精「まあ、それもそうか……。クロシュも船で海を渡るのは初めてだろうしね」
メアリー「ふふ……。童心に戻りし導師クロシュの御姿……我が目に焼き付けておきましょう……」ニコニコ
汽笛「」ボ――――
船旅1日目。リテン・ヘイヴン定期船の中層客室に宿泊します
↓1〜3 自由安価 何をする?
参考
□リテン・ヘイヴン定期船カロン号 観光案内
上層:上等客室、展望バーラウンジ、カジノ、劇場、展望浴場、操舵室、船長室、甲板
中層:中等客室、食堂、厨房、医務室
下層:下等客室、奴隷監置区画、貨物室、動力室
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/29(土) 21:06:37.85 ID:U7MjgWAG0
妖精、クロシュとフメイがはしゃぎすぎて酔ったので医務室へ連れていく
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/29(土) 21:07:21.73 ID:dKtuvUUGo
リテンヘイブンの現状など知ってることまとめてみる
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/29(土) 21:08:01.69 ID:0ouIZMbS0
劇場に行ってみる
295 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/29(土) 21:36:28.09 ID:75dkGCK/0
―定期船カロン号 中等客室
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョッモニョッ
フメイ「〜〜♪」キャッキャ
グラッ
スライムクロシュ「!?」モニャッ!?
フメイ「んわっ……」
グルグルグル
フメイ「んぇ……」クラクラ
スライムクロシュ「〜〜!?」モニャニャ オロオロ
リュアン「わ……フメイちゃん、大丈夫!?」
聖女「ど、どうしました!?」
妖精「あー……船酔いだね。これは」
リュアン「フメイちゃんも船酔いするんですか!?」
妖精「一応ヒト型だから、ヒトと同じ原理で酔うんじゃないかなあ」
聖女「船酔い……命に別状はないんですよね!?」
妖精「ないない。でもせっかくだし医務室に行っておこうか。場所の確認もしたいしね」
◇
296 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/29(土) 21:38:13.03 ID:75dkGCK/0
―カロン号 医務室
カーテンの向こう「グガァー、グゴゴ…」zzz
カーテンの向こう「」zzz
床に広がる血溜まり「」
フメイ「うぅ〜……」ゲッソリ
顔色の悪い医者「……船酔いだね。お薬出しとこうか」
妖精「この子スライムなんだけど、船酔いの薬って効く?」
顔色の悪い医者「えっスライム? なら擬態を解いてスライムの姿に戻ってごらん」
フメイ「……」
デロデロ…ポン!
スライムフメイ「〜〜?」モニョニョ
顔色の悪い医者「どうだい、治っただろう」
スライムフメイ「〜!」モニョッ!
妖精「あ、なるほど! スライムの姿に戻れば船酔いの原因も消えちゃうんだ!」
顔色の悪い医者「そう。こっちとしては人と同じ船酔いをするレベルで擬態できるこのスライムの技量に驚きだがね」
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョニョ
リュアン「あ、あの……! 和やかにお話してますけど……こっちの患者さん大丈夫なんですか!?」
カーテンの向こう「」zzz
床に広がる血溜まり「」
顔色の悪い医者「ああ……大丈夫らしい。今のところ死ぬ気配はないね」
聖女「ええ……」
顔色の悪い医者「彼、全身から血を吹き出して真っ青になりながら走って来てこの船に乗り込んだ。それで駄賃と治療費を支払ったら力尽きて倒れたんだよ。起きたら血で汚したベッドと床を掃除してもらわないとね」
妖精「そ、そう……。なんかヘンな気配だと思ったけど、まあそういうヘンな奴もいるか」
カーテンの向こう「グガァー、グゴゴ…」zzz
スライムフメイ「〜〜?」モニョモニョ
聖女「あちらのカーテンの向こうから発せられる音は何? とフメイさんが聞いています」
顔色の悪い医者「あれは……ただの酔っ払いだね。早く起きて出ていって欲しいんだがね」
☆医務室に入院している人物の情報を得ました
◇
297 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/29(土) 23:36:17.94 ID:75dkGCK/0
―定期船カロン号 中等客室
リュアン「リテン・ヘイヴンのことについておさらいしましょう……! こ、この船はやっぱり怖いです。ちゃんと勉強しておかないと……!」
妖精「まあ……医務室でいきなりヘンな血溜まりを目撃しちゃったもんね。警戒に越したことはないし一度おさらいしておこうか」
*
妖精「――というのが、リテン・ヘイヴンの大まかな現状(
>>252
)」
聖女「その、抗争している有力者というのは……どのような方々なのですか?」
メアリー「私がお答えしましょう。リテン・ヘイヴンで最も大きな力を持っているのは、皆さんもご存知のロスチャイルド家です」
リュアン「で、出た! またロスチャイルドです!」
妖精「またロスチャイルドかぁ……。初めて会ったレーティア以外まともな奴が一人もいない気がする……」
メアリー「リテン・ヘイヴンで最も規模の大きな企業がロスチャイルド・インダストリー社で、その最高経営責任者を務める人物こそが現在のロスチャイルド家を実質的に取り仕切っているシュヴァイツェル・ロスチャイルド氏です。リテン・ヘイヴンで彼女に逆らえる人物は恐らくいません」
フメイ「ふうん。そいつがロスチャイルドの親玉なんだ」
メアリー「とはいえシュヴァイツェルCEOは多忙の身でしょうから、私たちが関わる機会はないでしょう」
妖精「まあそうだね。ロスチャイルドの親玉なんてこっちも関わりたくないし」
メアリー「有力者たちの抗争というのも、実際にはロスチャイルドの掌の上なのではないかと言われています。真実は定かではありませんが」
◇
298 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/29(土) 23:36:49.00 ID:75dkGCK/0
―夕方
カロン号上層 劇場
棒「」
ウサ耳の踊り子「アハァ〜ン♡」クルクル
ワーワー!! ウオオオオオオ!! リラチャーン!!
顔を覆いつつ指の隙間から見るリュアン「わ……!!///」
妖精「へ〜、棒をあんな風に使うんだ。面白い踊りだなあ」
聖女「クロシュさんとフメイさんは見ちゃいけません」バッ
メアリー「聖女さんに同意です。導師クロシュには不要な情報です」バッ
目隠しされるクロシュ「わ……」
目隠しされるフメイ「え〜、なんで」
ワーワー!! キャーキャー!! ウオオオオオ!!
見物貴族「おや? 女性だけとは珍しい団体さんですな?」ヌッ
妖精「ああん?」
クロシュ「?」
メアリー「……」
フメイ「誰?」
リュアン「ふ、フメイちゃん! 妖精さんも! この人、たぶんお貴族様だよ!」
フメイ「だから何」
見物貴族「はっはっは、威勢の良いお嬢さん方だ。嫌いではないがね」
聖女「は、はあ……。私たちに、何かご用でしょうか……?」
見物貴族「用がなければ話しかけてはいけないかな?」
聖女「そんなことはありませんが……」
見物貴族「そう身構えないでくれたまえ。同じ船に乗る仲間として親睦でも深めようと思っただけさ。おい君、最高級ワインをついでくれ」
給仕奴隷クーちゃん「……はい」トボトボ
クロシュ「!?」
妖精「えっ……あなた……」
給仕奴隷クーちゃん「えっ……あっ、えっ……!? ええっ!?」
見物貴族「む? 君たち……知り合いなのかな?」
給仕奴隷クーちゃん「……ちっ、違います! 全然知り合いじゃありません!」バッ
最高級ワイン「」トクトクトク
ワイングラス「」ポン!
給仕奴隷クーちゃん「で、では私はこれで……! 何かあれば奴隷商人にお申し付けくださいっ……!」トトトッ
299 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/29(土) 23:38:10.76 ID:75dkGCK/0
見物貴族「……全く、躾のなっていない子だ。だが……クックック、だからこそ燃えると思わないかね?」
妖精「……あいつをどうする気?」
見物貴族「奴隷商人と交渉して買い付ける気だが? クク、それとも君たちが身代わりにでもなってくれるのかな?」
妖精「下衆が……」
見物貴族「ハハッ、私を侮辱したな? 私の権力があれば君を侮辱罪でしょっぴいて奴隷堕ちさせることもできるんだが?」
ワイングラス「」クイッ グビッ
見物貴族「フゥー、やはりこのワインは美味い……。妖精の奴隷というのも良いな……手足と羽をピン留めして標本にする……というのはありきたりすぎるかな。オオキイムカデと同じ虫かごに……お、オゴッ……」
吐血「」ゴボッ
妖精「えっ何……!?」
見物貴族「な、なんだ……これ、はわ……ゴボボーッ!!!」
大量吐血「」ドババーッ!!
ドチャッ!
倒れた見物貴族「」
クロシュ「……!?」
リュアン「え……えっ……!?」
妖精「い、一体……何が……」
聖女「……はっ、手当しないと!!」
フメイ「こんなやつ死んで当然じゃないの」
キャァァァァァァ!!! サツジンダー!!! キャァァァァァ!!!!
クロシュ(楽しい、劇場は……大変なことに、なっちゃった……)
クロシュ(わたしたちは、直前まで、お話してたから……いろいろ、たくさん、聞かれた……)
クロシュ(貴族の人……毒殺、なんだって……)
クロシュ(クーちゃんが……運んできたワインに……毒が、入ってたみたい……)
クロシュ(だから……クーちゃんが、悪いことに、なっちゃった……)
クロシュ(時間、経っちゃったから……貴族の人……たぶんもう、不死鳥の火でも……生き返せない……)
クロシュ(どうしよう……)
◆
300 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/29(土) 23:40:01.40 ID:75dkGCK/0
―カロン号 船倉
鉄格子「」ガション
奴隷クーちゃん「……」グスッ
クロシュ「クーちゃん……!」
妖精「クーちゃん……奴隷の身分が辛かったからって……貴族を毒殺っていうのは……」
奴隷クーちゃん「ち、違う……私じゃない……。本当に、私じゃないの……! 私じゃ……ないのに……」グスッ ポロポロ
妖精「ご、ごめん……」
奴隷クーちゃん「……ごめんなさい……。久しぶりの、再会なのに……私、こんなことになってて……」グスッ
妖精「……何があったの?」
奴隷クーちゃん「マフィアのシマでうっかり商売しちゃったのよ……」
妖精「ああ……」
奴隷クーちゃん「ね、ねえ……私って、やっぱり殺されるのかな。貴族に手を出した馬鹿なガキとして、海に放り出されて……サメの餌になっちゃうのかな……!?」
妖精「落ち着いて。クーちゃん、本当にやってないんだよね?」
奴隷クーちゃん「やってないわ! し、信じて……くれるわよね……? ねえ、クロシュなら信じてくれるわよね!?」
クロシュ「うん!」モニョッ
奴隷クーちゃん「!!」パァァァァ
妖精「私も信じるよ。クーちゃんがやってないなら、真犯人は別にいるはず。それを解き明かせばクーちゃんの濡れ衣を晴らすことができる。だから安心して。私たちは、クーちゃんを絶対に見捨てないからさ」
奴隷クーちゃん「〜〜!」ジワワ ポロポロ
クロシュ「真犯人……見つける!」モニョッ
奴隷クーちゃん「ありがと、う………お願い、します……」ポロポロポロ…
聖女「罪のない少女に濡れ衣を着せる卑劣な犯行……許せません! 私も頑張ります!」グッ
リュアン「……正直、あの貴族の人に同情はできないですけど……このままじゃ、クーちゃんって人が可哀想すぎます。私にもできることが、あるはずです……!」
メアリー「……アレは旧体制派のセイントレア貴族……。ああいう下衆を粛清できていないことがセイントレアの無能さを表しています。役立たずのセイントレアに代わり、このメアリーが必ずや真犯人を暴き立てましょう……」
奴隷クーちゃん「〜〜〜…。あ、あり…がとう……。こんなに……こんなに、私のこと……庇おうとしてくれる人がいるなんて……夢じゃないわよね……?」ポロポロポロ
フメイ「クーちゃんって何」ツンツン
奴隷クーちゃん「わひゃっ!? つ、つんつんしないで! クロシュにそっくりな顔のあなたこそ何なのよ……!?」
フメイ「フメイはフメイだけど」
クロシュ「フメイちゃんは……フメイちゃん! クーちゃんは……クーちゃん!」
奴隷クーちゃん「何の説明にもなってないじゃない!!」
☆目標が設定されました
・クーちゃんの濡れ衣を晴らせ
※定期船は船旅5日目にリテン・ヘイヴンに到着します
到着までに濡れ衣を晴らせないと目標失敗となります
◆
301 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/29(土) 23:40:34.13 ID:75dkGCK/0
―リテン・ヘイヴン定期船カロン号 船旅2日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:竜角の大槍 盾:ラティアの大盾 飾:
武: 防:ぬののふく 飾:くすんだ不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武: 盾: 飾:
武: 防:火鼠の衣 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:
武: 防:木綿のドレス 飾:
◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ 盾: 飾:守りのペンダント
武: 防:旅人のドレス 飾:
◇聖女 [運命変転修道女]
武:木の杖 盾: 飾:
武: 防:ロイエの修道服 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*2 大きな巻き貝 冒険者証(ランク1)
運命賽*6 サボテンドラゴンの花 メルルの帽子
会心賽*3 魔導機関銃 暗黒優待券
反魂丹*1 旧世樹の杖 クロシュヴィア伝説
炎スライムの秘伝書 避難所のドアノブ
運命変転の魔導書 星の粉
古ドワーフ鍛冶指南書 オリシン王家の栞
日属性基礎 竜角の短剣
明石流剣術指南書 白金のペンダント
ヒヒイロカネ
ステライト鉱石
白金ステライト
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
◯個人目標
・世界樹の石炭 [6/8]
・武装製作経験 [6/6]
・僧侶を連れて帰る(聖女)
◯経験値
・クロシュ 近接[02/24] 魔法[05/12] 防御[05/09]
・フメイ 近接[05/06] 魔法[16/16] 防御[08/09] 炎[00/00]
・リュアン 近接[04/06] 魔法[00/12] 防御[04/06] 日[00/16]
・聖女 近接[01/06] 魔法[08/09] 防御[04/06] 運[03/??]
……………………………………………………………………………………
□リテン・ヘイヴン定期船カロン号 観光案内
上層:上等客室、展望バーラウンジ、カジノ、劇場、展望浴場、
操舵室、船長室、甲板
中層:中等客室、食堂、厨房、医務室
下層:下等客室、奴隷監置区画、貨物室、動力室
……………………………………………………………………………………
302 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/29(土) 23:41:59.00 ID:75dkGCK/0
―朝
カロン号 中等客室
妖精「事件から明けて最初の朝……。クーちゃんは第一容疑者として奴隷監置区画に拘束されている」
聖女「船がリテン・ヘイヴンに到着するまでの間にどうにかしないとまずいですね……。自由に動けるのは今日と明日と明後日の3日だけしかありません……」
リュアン「……昨日は大見得を切ってしまいましたけど……私たちだけで真犯人を解き明かすなんて可能でしょうか……?」
妖精「可能か不可能かじゃない。やるしかないんだ。そうしなきゃクーちゃんが死ぬよりも悲惨な目に遭うことになる……」
メアリー「……最悪、私のセイントレア王女という肩書を使って無理矢理どうにかするという手段もあります。あまり使いたくはない手ですが……」
妖精「……まあ、最悪の場合はちょっとその手を頼るかもしれない……。よろしくね」
フメイ「探偵!? フメイたち、探偵ってこと!?」
クロシュ「わぁ……!」
リュアン「フメイちゃん、遊びじゃないんだよ……。人も一人死んでるし……」
クロシュ「わ……ごめんなさい……」ショボン
フメイ「えー。スライムが死んだって人間は大して気にもしないのに」
リュアン「はっ……私、無意識の内に人間を特別扱いしてた……!?」
妖精「いや、まあ……人間の社会で生きている以上、その感覚は当然だし問題ないことだよ。でもフメイの気持ちもわかってあげてね。知的種族は、自分たちのことを特別視して他の種族のことを軽視しがちだから」
妖精「まあとにかく、今調べたい情報はこんな感じかなあ」カキカキ
・使われた毒について
・被害者の素性や客室について
・現場にいた人々に話を聞く(奴隷商人、酒飲み魔女、ウサ耳)
クロシュ「そうなんだ」
妖精「もちろんこれ以外にもやれることはあると思う。とにかく動いて情報を集めよう!」
◯現在の目標
・クーちゃんの濡れ衣を晴らせ
□リテン・ヘイヴン定期船カロン号 観光案内
上層:上等客室、展望バーラウンジ、カジノ、劇場、展望浴場、操舵室、船長室、甲板
中層:中等客室、食堂、厨房、医務室
下層:下等客室、奴隷監置区画、貨物室、動力室
船旅2日目。リテン・ヘイヴン定期船の中等客室に宿泊します
↓1〜3 自由安価 何をする?
※ミステリーっぽい流れですが全然ミステリーではありません。適当に動けばそれなりになんとかなります
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/29(土) 23:43:14.69 ID:REMWOPMlO
食堂で腹ごしらえしつつ情報収集
304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/29(土) 23:43:27.16 ID:/p0o7jqao
現場百回聞き込み調査
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/29(土) 23:43:45.32 ID:dKtuvUUGo
使われた毒を堪能しつつ調べる
306 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/29(土) 23:50:01.70 ID:75dkGCK/0
>>293
さんと
>>305
さんが同じIDであり自由行動安価の連取りとなるため、申し訳ありませんが
>>305
は無効とさせていただきます。ご了承ください
というわけで再安価です
↓1自由安価
307 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/29(土) 23:53:36.79 ID:AmVM0LXk0
とりあえずカジノでしつつ聞き取り調査
308 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/29(土) 23:58:55.35 ID:AmVM0LXk0
>>307
少し訂正
とりあえずカジノしつつ聞き取り調査
309 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/29(土) 23:59:14.50 ID:75dkGCK/0
というわけで本日はここまで。次回はご飯を食べながら食堂調査編、現場で聞き込み編、カジノで聞き込み編です。お楽しみに
310 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 00:20:00.40 ID:zIwz1X3jo
乙
やはりセイントレアは邪悪
311 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 01:16:05.53 ID:3QKjbfKgO
乙
ロスチャイルドとの因縁もこの章で決着つきそうね
312 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 01:21:15.55 ID:wokTxHwQo
おつ
これは…自殺ですね(迷推理)
こういう場って怪しい人が一杯だから皆犯人に見えるやつ
313 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 08:18:58.38 ID:+8XXX2eso
おつです
お労しいクーちゃん何だろう……すごく輝いてる
丁寧に時間掛けて捜査しなきゃ
314 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 14:17:29.57 ID:MmAV2XoA0
乙
名探偵クロシュ誕生だ。
>>302
で言ってだけど期限内に犯人を見つけられない場合は王女の力を使う事になるのかな。
315 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 18:21:44.67 ID:cMuRgQFE0
セイントレアが他種族融和路線に舵を切ったのは数ヶ月前のことなので、内部はまだまだゴタついているのかもしれません。旧体制派の貴族らが今後の身の振り方をどうするかは今のところ闇に包まれています。そして王府は今現在、白影スライムへの対応に追われているため粛清も進んでいないようです
ロスチャイルドとの因縁……考えて見ればクロシュたちはフェルメールちゃんを離反させたりソフィアちゃんをデロデロにしたりなど、ロスチャイルド家にとって迷惑行為を繰り返していると言えるかもしれません。闇の巨大家系がクロシュたちのリテン・ヘイヴン来訪についてどのような反応を見せるかは今のところ予測不能です
見物貴族氏がどのような運命で毒死に至ったのか、今のところはっきりとした背景情報はわかっていません。クロシュたちはこれから調査によってそれを解き明かしていくこととなります。なお今のところ出会った人自体はあまりいないので、まずは人を知っていくことから始めることになるかもしれません
クーちゃんさんは調子に乗った悪徳商人モドキでしたが、捕まって奴隷となり殺人容疑をかけられている今はとてもよわよわになっています。ちょっと優しくすればコロッと縋って来てしまう危なさがあると言えるかもしれません。丁寧に捜査し、情報を集めて濡れ衣を晴らしてあげるのが良いでしょう
期間内に真犯人を見つけられなかった場合、なんらかのパワフルな手段でクーちゃんを助けざるをえないことになるかもしれません。メアリーちゃんの王族の威光をひけらかすことになるか、それ以外の手段になるかは実際にその状況になってみないとわかりません。そうならないようにするのが良いでしょう
316 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 18:24:30.12 ID:cMuRgQFE0
―食堂
ワイワイ ガヤガヤ
妖精「賑わってるなあ。昨日の事件なんて誰も気にしてないみたいだ」
魔女帽をかぶった茶髪ウェーブロングヘアの女「そりゃあそうですよぉ〜。殺人なんてリテン・ヘイヴンじゃ日常茶飯事ですもん」ヌッ
クロシュ「わっ!」
妖精「酒くさっ! 誰!?」
魔女帽をかぶった茶髪ウェーブロングヘアの女→エインヘリアル「おおっと申し遅れちゃいましたねぇ。わたくしはエインヘリアル……見ての通り、しがない旅の魔女ですわ。お見知りおきを、緑の国の太母様」
妖精「私のこと普通に知ってるし……」
エインヘリアル「妖精の見分けが付かない凡俗とは違うのです〜」クイッ
安エール「」ピチョン…
エインヘリアル「ああ、切れちゃった……」
聖女「お節介かもしれませんが、飲み過ぎは体に毒ですよ」
エインヘリアル「修道女さんは真面目ですねぇ〜」
妖精「んで、酔っ払い魔女が私たちに何か用なの? 私たち昨日の調査で忙しいんだけど」
エインヘリアル「どうして太母様ご一行が悪徳貴族殺人事件の調査なんてしてるのかな〜って気になっちゃいましてねぇ」
クロシュ「クーちゃんの、濡れ衣……晴らす!」
聖女「はい! 私たちは濡れ衣を着せられた方の無実を証明する為に動いているのです。真実は明らかにされなければなりません」
エインヘリアル「なるほど……あの可哀想な奴隷の子を助けたいと! ネオダークヒーロー様たちは噂通りの方々なのですねえ……!」
妖精「なに、嫌味?」
エインヘリアル「とんでもない! このエインヘリアル、胸を打たれまして候……! であるならこの私も人肌脱ぎましょう!」
フメイ「手伝ってくれるの?」
エインヘリアル「………ただ、その……お酒が切れて、力が出ないのです。もしわたくしの助けが必要なら、とりあえずお酒を恵んで頂けるとですねぇ……」
妖精「そこまで言って乞食!?」
エインヘリアル「違います、取引です! 取引!」
メアリー「胸を打たれて一肌脱ぐ、という言葉は何だったのでしょうか……」
リュアン「ま、まあでも悪い人ではなさそうです。お酒くらいなら……」
クロシュ「うん!」
フメイ「お酒代、無駄になるんじゃないの?」
エインヘリアル「このエインヘリアル、お恵みを頂けたら決して無駄には致しません! だい……私が崇拝致しております神の如きお方に誓って、申し上げます!」
妖精「崇拝してる神の如きお方ってなんだかやけに迂遠な言い回しだなあ……。まあ人の信仰をとやかく言う気はないけどさ」
エインヘリアル「お仕事に関わるので具体的なお名前を挙げることはできないのです! ご容赦を!」
聖女「あ、ここの厨房は自由に使って良いそうです。食材も販売してますし、せっかくですからお酒だけと言わずお昼ごはんもご一緒にいかがでしょう?」
エインヘリアル「えっ良いんですか!?」
妖精「まあ1人分増えるくらいなら大した出費にもならないしね」
↓1〜2 追加する食材を1〜3つ選択
肉類:トリ肉、ケモノ肉、触手肉
魚介:ウミタニシ、ウミザリガニ、アンチョビ、マグロ
野菜:レタス、長寿トマト、タマネギ、ゴボウの根、マイタケ
穀物:リーリア小麦、ヤマイモ、オオキイ豆、甘もろこし
果実:どんぐり、リンゴ、ミカン、バナナ、ココナッツ、干しイチゴ
卵乳:トリの卵、オイシイミルク、クリームチーズ、北国バター
特殊:ゼラチン、甘々シロップ、岩塩、角砂糖、香辛料、星の粉
酒類:安エール、ビール、ラム酒、高級ワイン、マジカルスピリタス
※酒類が選択されなかった場合、自動的に安エールが追加されます
317 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 18:26:17.52 ID:54UyxQO/O
触手肉ビール
318 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 18:27:06.95 ID:GVyP2LLw0
オイシイミルク 干しイチゴ 甘々シロップ
319 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 22:06:27.77 ID:cMuRgQFE0
こんがり触手肉「」ポン!
ビール「」ポン!
甘々イチゴミルク「」ポン!
クロシュ「わあ……!」
妖精「イチゴミルク! 美味しそう!」
フメイ「今日の献立は……フメイ!」ドン!
聖女「お手伝いは聖女とリュアンさんでした」ペコリ
リュアン「味は……ちゃんと美味しいです!」
メアリー「素晴らしいです! とても美味しそうです!」パチパチ
*
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ グビグビ
エインヘリアル「ビールにはシンプルな味付けの焼き肉が合いますですねぇ!」モグモグ グビグビ
フメイ「………肉とビール、合うけど……イチゴミルク……合わないかも……」モグモグ
聖女「大丈夫ですよフメイさん……この触手肉の焼き加減は完璧ですし、イチゴミルクもミルクとイチゴとシロップが見事に調和しています。合う料理と合わない料理の組み合わせを覚えていきましょう……」
妖精「どうせお腹に入っちゃうんだしそこまで気にしなくても良いんじゃないの?」モグモグ ゴクゴク
リュアン「妖精さん、料理上手ですけど食べ方はそんなにこだわらないんですね……」
妖精「美味しいに越したことはないと思うよ。でも気にしすぎても栄養は増えないんだから」
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ グビグビ
メアリー「……導師クロシュが食事をなさる御姿……いつ見ても素晴らしいです」
聖女「メアリーさんもわかりますか? スライムの子たちがごはんを食べる姿の良さが……!」
メアリー「はい。言うなれば、小さなデロデロの縮図です……」
☆美味しいものを食べて元気になりました
明日の終わりまで余剰満腹度を2得ます
*
320 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 22:06:53.15 ID:cMuRgQFE0
エインヘリアル「ふぃ〜、ごちそうさまでしたぁ〜」ヒック
妖精「ん、ごちそうさまでした。それで、酒代くらいの情報は期待しても良いんだよね?」
エインヘリアル「ええ、もちろん。まずは皆さん、昨日の被害者についてどこまでご存知?」
リュアン「えっ? えっと……セイントレアの、貴族……?」
メアリー「小貴族アクトゥク家当主、ケンブツ子爵です。セイントレア平原南西に位置する小さな港町アクトゥクポートを治めています。歴史は古く、領地は小さいですが表に裏にかなりの財産を保有していると見られます」
フメイ「ほえ〜そうなんだ」
メアリー「はい。以前セイントレアにおける海外の玄関口としてどちらが相応しいかウォーターポートと争っていたのですが、ウォーターポートがロスチャイルド・インダストリーと提携して機械都市テンペスターを建設したことにより敗北したという過去があります」
エインヘリアル「詳しいですねぇ! そうです、彼は敗北貴族のケンブツ子爵……。地方貴族の一人である彼が、なぜこの船に乗ってリテン・ヘイヴンへ向かおうとしていたのか……。そこに秘密がある……! かも、しれませんねぇ……」
妖精「……えっ? 終わり?」
フメイ「ほとんどメアリーの解説だったけど」
エインヘリアル「……も、もちろん終わりではありません! 我々はケンブツ子爵について、ある情報を掴んでおります……!」
リュアン「ある情報……?」
聖女「それは……何ですか?」
エインヘリアル「こちらをご覧ください!」スッ
毒殺された貴族と短い白髪の中年男性が倉庫街で会話をしている写真「」ペラッ
リュアン「この白髪のおじさんは……?」
エインヘリアル「彼はガイスト・シュヴァルシュタイン。元々はセイントレア・メカニクスのテンペスター本社に務める工学研究者でした。しかし数ヶ月前にセイントレア・メカニクスを退職し、現在はリテン・ヘイヴンでフリーの兵器開発者をやっていることが確認されています」
妖精「兵器開発者!?」
メアリー「なるほど……地方の小貴族が、フリーの兵器開発者と何らかの取引を行っていたと……。あまりにきな臭い話ですね……。全く、セイントレア王家は何をしているのか……」
エインヘリアル「今は世界中で白影スライムの対応が急務となっているんで、セイントレア王家の責任を問うのは少し酷ですよぉ……。まあ、何か起きてからでは遅いんですけどね?」
妖精「本当に何かあってからじゃ遅い……。すぐにセイントレア王家に報告すべきことじゃないの?」
エインヘリアル「ええまあ、それはそうなのですが……私はその、ただの旅の魔女ですのでぇ……。最終的に報告する義務はないというか、それを決めるのは私じゃないというか? へへへ、つまりあっしは悪い魔女ってことでごわすねぇ」
リュアン「……でも、この取引を行っていた貴族の方は昨日毒殺されたんですよね? それって……」
エインヘリアル「はいそうです! もし何か恐ろしい取引が進んでいたのだとしたら、彼が殺されたことにより一定の遅延が発生するのは間違いありません。最悪取引そのものが無かったことになりますね。さて、真犯人の動機が見えて来たのではないでしょうか?」
妖精「……こいつらの取引を妨害して、兵器の密輸を阻止する為?」
エインヘリアル「はい、それを踏まえた上でさらに情報を集めてみると良いと思いますよぉ」グビッ
ビールジョッキ「」ピチョン…
エインヘリアル「あ、切れちゃった……。それじゃ私はそろそろお昼寝の時間なんで、お暇させていただきますわねぇ〜」スクッフラフラ…
フメイ「行っちゃった」
聖女「でも、大きな情報を掴むことができました……!」
リュアン「地方貴族の密輸……これ、もしかしてものすごく大変な事件なんじゃ……?」
メアリー「大変な事件ですね……。名探偵リュアンさん、期待しています……」
リュアン「ええ……そ、そういうのはクロシュちゃんの方が相応しいかと」
クロシュ「?」
☆被害者の情報を得ました
◇
321 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 22:07:47.61 ID:cMuRgQFE0
―カロン号 劇場
ポールとロープで区切られた事件現場「」
人型に縁取られた白線「」
現場を捜査する船長「」ガサゴソ
現場をうろうろする船員「」ウロウロ
座って頭を抱える奴隷商人「」
リュアン「船長さんや船員さんたちが捜査を行っています……」
聖女「こういう時には、船長さん自らが指揮を取って捜査するんですね……」
フメイ「あそこで頭抱えてるの、誰だっけ」
妖精「あれは確か、クーちゃんを奴隷として扱ってる奴隷商人だよ」
メアリー「自分の奴隷が殺人事件を起こしたとなると……当然彼にも責任が及びますね……。最悪、奴隷と同等の……つまり、殺人の罪を問われることになります……」
クロシュ「……クーちゃん、悪くない」
聖女「はい。……つまり、あの人も悪くないということです」
フメイ「でも、クーを奴隷にしたのもあいつなんでしょ。なら悪いんじゃないの」
聖女「……そういう意味では、悪い人かもしれません。ですがそれは殺人の罪とは別の悪さと考えなければならないのです」
*
船長「……む? 君たちか。君たちの疑いはもう晴れているぞ」
妖精「いや、そうじゃなくて調べに来たんだよ。私たちも納得いってないから」
クロシュ「うん! クーちゃん……悪くない、とおもう!」
船長「ふむ……。しかし重要参考人とはいえ、部外者を捜査に加わらせるわけにはいかないのだ」
フメイ「えー、だめなの?」
船長「ああ。この船上では、私たち船乗りが兵士であり、刑事であり、捜査官なのだ。例え君たちが本気で捜査を望んでいるのだとしても、素人の手が入れば現場は歪んでしまう。ご理解いただきたい」
*
322 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 22:08:37.25 ID:cMuRgQFE0
奴隷商人「くそっ、このままじゃ俺も奴隷堕ちだ……。監獄島行きなんかになったら最悪だぞ……くそっくそっ……!! なんで俺がこんな目に……!」
妖精「……おーい。ちょっといい?」
奴隷商人「うおっ!? あ、ああ……昨日の重要参考人か。はっ、もしかして自首しに来たのか!?」
妖精「そんなわけないでしょ……。私たちも昨日の事件に納得できないから、調査に来たの。断られちゃったけど」
奴隷商人「んだよ……。はあ、調査でもなんでも勝手にしてろ……。俺はもうお先真っ暗なんだ……。ああくそ、巨乳エルフを買って田舎に隠居して慎ましく幸せに暮らすっていう俺の夢が……」ブツブツ
妖精「何言ってんだこいつは……」
クロシュ「………クーちゃんのこと……わるいって、おもう……?」
奴隷商人「……あ? クーちゃんってあの黒髪ちんちくりんのことか?」
クロシュ「うん」
奴隷商人「いいや、あいつは犯人じゃねェ。嵌められたんだ。大方、俺とあいつは罪をおっかぶせても問題ねえガキ奴隷とザコ奴隷商人とでも思われたんだろうよ……。クソッふざけやがって!」
リュアン「え、えっと……どうしてクーちゃんが犯人じゃないって、思うんですか?」
奴隷商人「奴隷商人としての直感だ。奴隷を見る目だけァあんだよ俺は」
妖精「嫌な目だなあ……」
奴隷商人「真面目なこと言うと、そもそも奴隷に毒を入手する手段はないはずなんだ。奴隷監置区画から出入りする時に毎回ボディチェックはしてるし、怪しいもんを持ってりゃ当然わかる。ボディチェック用のスキャン魔法だって習得したんだぞ、俺は……! あの日あいつは怪しいもんなんて持ってなかった……!」
メアリー「……厨房を出入りしたり、この会場を行き来したりする間……常に見ていたわけではないですよね?」
奴隷商人「うぐっ……そ、それはそうなんだが……。でももしあいつが毒を盛ったってんなら、それはあいつに毒を渡した奴がいるか、あるいは手に取れる場所に都合良く毒が落ちてたってことだろ!? それは……俺の責任じゃなくないか!? そもそもあのガキに毒を毒と気付ける知識があるのか!?」
クロシュ「クーちゃん……行商だったから、けっこう、知ってるかも……」
奴隷商人「うぐぐっ……! お、おいお前たちあのガキの味方なんじゃねェのか!? さっきから逃げ道潰しばっかしやがってよ……!?」
クロシュ「ご、ごめんなさい……」
妖精「でも大事なことなんだよ。可能性を一つ一つ検証していかないと、あの子の潔白を証明することもできないでしょ?」
奴隷商人「くそっ……。おい、本気であいつの濡れ衣を晴らすってんなら協力は惜しまねェ。俺にできることがあれば言え」
クロシュ「!」
妖精「本当? じゃあせっかくだし手伝ってもらおうかな?」
奴隷商人「おう。あ、無理なもんは無理だからな。無茶言うんじゃねぇぞ……」
なんかやってもらおう
↓1〜 先取2票
1.被害者の客室に不法侵入捜査!
2.事件に使われた毒ワインの毒見!
3.クーちゃん解放!
0.自由安価(票数は内容ごと、できないことはできない)
323 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 22:09:36.86 ID:Lr0zBVAH0
1
324 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 22:11:12.75 ID:+8XXX2eso
2
325 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 22:11:37.96 ID:qY6GwbScO
3
326 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 22:12:48.20 ID:zIwz1X3jo
1
327 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 22:19:49.33 ID:cMuRgQFE0
クロシュ「!」ピコン!
フメイ「なんかいいこと思い付いた?」
クロシュ「うん! えっと……被害者の……貴族のおじさんの、お部屋……調べてきて、ください……!」モニョッ
奴隷商人「は……!? む、無理に決まってんだろ!? 事件現場じゃないとは言え上層の高等客室だぞ!? 勝手に入ったりすりゃ本当にお尋ね者になっちまうだろうが!」
妖精「でも、このままじゃクーちゃんの有罪が確定してあなたも同罪になっちゃうよ? できることはなんでもしないと」
奴隷商人「うぐっうぐぐっ……! わかったよ、やりゃ良いんだろ!? ケッ、若い頃必死に練習した忍術でやってやんぜ……!!」
↓1コンマ
01-60 つまみ出された
61-90 こっそり透明クロシュが支援して成功した
91-00 本当に忍者だった
328 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 22:27:12.27 ID:0ccdTIsGO
にんにん
329 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 23:21:37.93 ID:cMuRgQFE0
バァン! ゴロゴロゴロッ
満身創痍の奴隷商人「ぐふっ……」バタッ
警備船乗り「アンタも重要参考人なんスから、下手にうろつかないで欲しいッス。今回は見逃してやるッス」
*
奴隷商人「」ズーン…
聖女「ま、まあまあ……元気を出してください。お咎めなしで良かったじゃありませんか……」ヨシヨシ
奴隷商人「もうだめだ……。帰りたい……」グスッ
妖精「でもこれで高等客室の警備体制とかは把握できたね。クロシュ」
クロシュ「んへへ……うん!」
リュアン「……えっ!? クロシュちゃん、まさかその為にあの人をけしかけたの……!?」
メアリー「ふふ……全て導師クロシュの計画通り、ということですね……」
フメイ「そうなの!?」
クロシュ「そうなの?」
☆高等客室の警備体制を把握しました。以後判定なしで潜入捜査できます
*
330 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 23:24:40.11 ID:cMuRgQFE0
―カロン号 カジノルーム
ワイワイ ガヤガヤ ギャァァァァ モウダメダ
ウサ耳踊り子→リラ「ハァーイ♪ 昨日の重要参考人さんたち、遊びに来たの〜?」
リュアン「わっ……き、昨日の踊り子さん……!」
妖精「ええと……昨日のことで聞き込みに」
リラ「キミたち以上に昨日のことに詳しいコはここにいないぞっ」
リュアン「た、確かに……。私たちは昨日あの人が倒れる瞬間を間近で見てたわけですもんね……」
リラ「で〜も〜……。たった一人、例外がいる……って言ったらどうする?」ニヤニヤ
クロシュ「!」モニョッ
聖女「その例外の方は、どこに……!?」
リラ「ウフフ……わちきに勝ったら教えてしんぜようかニャ?」ニヤニヤ
フメイ「ウサギなのにニャなの?」
リラ「ウサ!」
妖精「ウサギはウサって言わないと思うんだけど……」
*
604.17 KB
Speed:6.6
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
スポンサードリンク
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2026/05/10 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)