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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part9
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308 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/29(土) 23:58:55.35 ID:AmVM0LXk0
>>307
少し訂正
とりあえずカジノしつつ聞き取り調査
309 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/29(土) 23:59:14.50 ID:75dkGCK/0
というわけで本日はここまで。次回はご飯を食べながら食堂調査編、現場で聞き込み編、カジノで聞き込み編です。お楽しみに
310 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 00:20:00.40 ID:zIwz1X3jo
乙
やはりセイントレアは邪悪
311 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 01:16:05.53 ID:3QKjbfKgO
乙
ロスチャイルドとの因縁もこの章で決着つきそうね
312 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 01:21:15.55 ID:wokTxHwQo
おつ
これは…自殺ですね(迷推理)
こういう場って怪しい人が一杯だから皆犯人に見えるやつ
313 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 08:18:58.38 ID:+8XXX2eso
おつです
お労しいクーちゃん何だろう……すごく輝いてる
丁寧に時間掛けて捜査しなきゃ
314 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 14:17:29.57 ID:MmAV2XoA0
乙
名探偵クロシュ誕生だ。
>>302
で言ってだけど期限内に犯人を見つけられない場合は王女の力を使う事になるのかな。
315 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 18:21:44.67 ID:cMuRgQFE0
セイントレアが他種族融和路線に舵を切ったのは数ヶ月前のことなので、内部はまだまだゴタついているのかもしれません。旧体制派の貴族らが今後の身の振り方をどうするかは今のところ闇に包まれています。そして王府は今現在、白影スライムへの対応に追われているため粛清も進んでいないようです
ロスチャイルドとの因縁……考えて見ればクロシュたちはフェルメールちゃんを離反させたりソフィアちゃんをデロデロにしたりなど、ロスチャイルド家にとって迷惑行為を繰り返していると言えるかもしれません。闇の巨大家系がクロシュたちのリテン・ヘイヴン来訪についてどのような反応を見せるかは今のところ予測不能です
見物貴族氏がどのような運命で毒死に至ったのか、今のところはっきりとした背景情報はわかっていません。クロシュたちはこれから調査によってそれを解き明かしていくこととなります。なお今のところ出会った人自体はあまりいないので、まずは人を知っていくことから始めることになるかもしれません
クーちゃんさんは調子に乗った悪徳商人モドキでしたが、捕まって奴隷となり殺人容疑をかけられている今はとてもよわよわになっています。ちょっと優しくすればコロッと縋って来てしまう危なさがあると言えるかもしれません。丁寧に捜査し、情報を集めて濡れ衣を晴らしてあげるのが良いでしょう
期間内に真犯人を見つけられなかった場合、なんらかのパワフルな手段でクーちゃんを助けざるをえないことになるかもしれません。メアリーちゃんの王族の威光をひけらかすことになるか、それ以外の手段になるかは実際にその状況になってみないとわかりません。そうならないようにするのが良いでしょう
316 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 18:24:30.12 ID:cMuRgQFE0
―食堂
ワイワイ ガヤガヤ
妖精「賑わってるなあ。昨日の事件なんて誰も気にしてないみたいだ」
魔女帽をかぶった茶髪ウェーブロングヘアの女「そりゃあそうですよぉ〜。殺人なんてリテン・ヘイヴンじゃ日常茶飯事ですもん」ヌッ
クロシュ「わっ!」
妖精「酒くさっ! 誰!?」
魔女帽をかぶった茶髪ウェーブロングヘアの女→エインヘリアル「おおっと申し遅れちゃいましたねぇ。わたくしはエインヘリアル……見ての通り、しがない旅の魔女ですわ。お見知りおきを、緑の国の太母様」
妖精「私のこと普通に知ってるし……」
エインヘリアル「妖精の見分けが付かない凡俗とは違うのです〜」クイッ
安エール「」ピチョン…
エインヘリアル「ああ、切れちゃった……」
聖女「お節介かもしれませんが、飲み過ぎは体に毒ですよ」
エインヘリアル「修道女さんは真面目ですねぇ〜」
妖精「んで、酔っ払い魔女が私たちに何か用なの? 私たち昨日の調査で忙しいんだけど」
エインヘリアル「どうして太母様ご一行が悪徳貴族殺人事件の調査なんてしてるのかな〜って気になっちゃいましてねぇ」
クロシュ「クーちゃんの、濡れ衣……晴らす!」
聖女「はい! 私たちは濡れ衣を着せられた方の無実を証明する為に動いているのです。真実は明らかにされなければなりません」
エインヘリアル「なるほど……あの可哀想な奴隷の子を助けたいと! ネオダークヒーロー様たちは噂通りの方々なのですねえ……!」
妖精「なに、嫌味?」
エインヘリアル「とんでもない! このエインヘリアル、胸を打たれまして候……! であるならこの私も人肌脱ぎましょう!」
フメイ「手伝ってくれるの?」
エインヘリアル「………ただ、その……お酒が切れて、力が出ないのです。もしわたくしの助けが必要なら、とりあえずお酒を恵んで頂けるとですねぇ……」
妖精「そこまで言って乞食!?」
エインヘリアル「違います、取引です! 取引!」
メアリー「胸を打たれて一肌脱ぐ、という言葉は何だったのでしょうか……」
リュアン「ま、まあでも悪い人ではなさそうです。お酒くらいなら……」
クロシュ「うん!」
フメイ「お酒代、無駄になるんじゃないの?」
エインヘリアル「このエインヘリアル、お恵みを頂けたら決して無駄には致しません! だい……私が崇拝致しております神の如きお方に誓って、申し上げます!」
妖精「崇拝してる神の如きお方ってなんだかやけに迂遠な言い回しだなあ……。まあ人の信仰をとやかく言う気はないけどさ」
エインヘリアル「お仕事に関わるので具体的なお名前を挙げることはできないのです! ご容赦を!」
聖女「あ、ここの厨房は自由に使って良いそうです。食材も販売してますし、せっかくですからお酒だけと言わずお昼ごはんもご一緒にいかがでしょう?」
エインヘリアル「えっ良いんですか!?」
妖精「まあ1人分増えるくらいなら大した出費にもならないしね」
↓1〜2 追加する食材を1〜3つ選択
肉類:トリ肉、ケモノ肉、触手肉
魚介:ウミタニシ、ウミザリガニ、アンチョビ、マグロ
野菜:レタス、長寿トマト、タマネギ、ゴボウの根、マイタケ
穀物:リーリア小麦、ヤマイモ、オオキイ豆、甘もろこし
果実:どんぐり、リンゴ、ミカン、バナナ、ココナッツ、干しイチゴ
卵乳:トリの卵、オイシイミルク、クリームチーズ、北国バター
特殊:ゼラチン、甘々シロップ、岩塩、角砂糖、香辛料、星の粉
酒類:安エール、ビール、ラム酒、高級ワイン、マジカルスピリタス
※酒類が選択されなかった場合、自動的に安エールが追加されます
317 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 18:26:17.52 ID:54UyxQO/O
触手肉ビール
318 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 18:27:06.95 ID:GVyP2LLw0
オイシイミルク 干しイチゴ 甘々シロップ
319 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 22:06:27.77 ID:cMuRgQFE0
こんがり触手肉「」ポン!
ビール「」ポン!
甘々イチゴミルク「」ポン!
クロシュ「わあ……!」
妖精「イチゴミルク! 美味しそう!」
フメイ「今日の献立は……フメイ!」ドン!
聖女「お手伝いは聖女とリュアンさんでした」ペコリ
リュアン「味は……ちゃんと美味しいです!」
メアリー「素晴らしいです! とても美味しそうです!」パチパチ
*
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ グビグビ
エインヘリアル「ビールにはシンプルな味付けの焼き肉が合いますですねぇ!」モグモグ グビグビ
フメイ「………肉とビール、合うけど……イチゴミルク……合わないかも……」モグモグ
聖女「大丈夫ですよフメイさん……この触手肉の焼き加減は完璧ですし、イチゴミルクもミルクとイチゴとシロップが見事に調和しています。合う料理と合わない料理の組み合わせを覚えていきましょう……」
妖精「どうせお腹に入っちゃうんだしそこまで気にしなくても良いんじゃないの?」モグモグ ゴクゴク
リュアン「妖精さん、料理上手ですけど食べ方はそんなにこだわらないんですね……」
妖精「美味しいに越したことはないと思うよ。でも気にしすぎても栄養は増えないんだから」
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ グビグビ
メアリー「……導師クロシュが食事をなさる御姿……いつ見ても素晴らしいです」
聖女「メアリーさんもわかりますか? スライムの子たちがごはんを食べる姿の良さが……!」
メアリー「はい。言うなれば、小さなデロデロの縮図です……」
☆美味しいものを食べて元気になりました
明日の終わりまで余剰満腹度を2得ます
*
320 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 22:06:53.15 ID:cMuRgQFE0
エインヘリアル「ふぃ〜、ごちそうさまでしたぁ〜」ヒック
妖精「ん、ごちそうさまでした。それで、酒代くらいの情報は期待しても良いんだよね?」
エインヘリアル「ええ、もちろん。まずは皆さん、昨日の被害者についてどこまでご存知?」
リュアン「えっ? えっと……セイントレアの、貴族……?」
メアリー「小貴族アクトゥク家当主、ケンブツ子爵です。セイントレア平原南西に位置する小さな港町アクトゥクポートを治めています。歴史は古く、領地は小さいですが表に裏にかなりの財産を保有していると見られます」
フメイ「ほえ〜そうなんだ」
メアリー「はい。以前セイントレアにおける海外の玄関口としてどちらが相応しいかウォーターポートと争っていたのですが、ウォーターポートがロスチャイルド・インダストリーと提携して機械都市テンペスターを建設したことにより敗北したという過去があります」
エインヘリアル「詳しいですねぇ! そうです、彼は敗北貴族のケンブツ子爵……。地方貴族の一人である彼が、なぜこの船に乗ってリテン・ヘイヴンへ向かおうとしていたのか……。そこに秘密がある……! かも、しれませんねぇ……」
妖精「……えっ? 終わり?」
フメイ「ほとんどメアリーの解説だったけど」
エインヘリアル「……も、もちろん終わりではありません! 我々はケンブツ子爵について、ある情報を掴んでおります……!」
リュアン「ある情報……?」
聖女「それは……何ですか?」
エインヘリアル「こちらをご覧ください!」スッ
毒殺された貴族と短い白髪の中年男性が倉庫街で会話をしている写真「」ペラッ
リュアン「この白髪のおじさんは……?」
エインヘリアル「彼はガイスト・シュヴァルシュタイン。元々はセイントレア・メカニクスのテンペスター本社に務める工学研究者でした。しかし数ヶ月前にセイントレア・メカニクスを退職し、現在はリテン・ヘイヴンでフリーの兵器開発者をやっていることが確認されています」
妖精「兵器開発者!?」
メアリー「なるほど……地方の小貴族が、フリーの兵器開発者と何らかの取引を行っていたと……。あまりにきな臭い話ですね……。全く、セイントレア王家は何をしているのか……」
エインヘリアル「今は世界中で白影スライムの対応が急務となっているんで、セイントレア王家の責任を問うのは少し酷ですよぉ……。まあ、何か起きてからでは遅いんですけどね?」
妖精「本当に何かあってからじゃ遅い……。すぐにセイントレア王家に報告すべきことじゃないの?」
エインヘリアル「ええまあ、それはそうなのですが……私はその、ただの旅の魔女ですのでぇ……。最終的に報告する義務はないというか、それを決めるのは私じゃないというか? へへへ、つまりあっしは悪い魔女ってことでごわすねぇ」
リュアン「……でも、この取引を行っていた貴族の方は昨日毒殺されたんですよね? それって……」
エインヘリアル「はいそうです! もし何か恐ろしい取引が進んでいたのだとしたら、彼が殺されたことにより一定の遅延が発生するのは間違いありません。最悪取引そのものが無かったことになりますね。さて、真犯人の動機が見えて来たのではないでしょうか?」
妖精「……こいつらの取引を妨害して、兵器の密輸を阻止する為?」
エインヘリアル「はい、それを踏まえた上でさらに情報を集めてみると良いと思いますよぉ」グビッ
ビールジョッキ「」ピチョン…
エインヘリアル「あ、切れちゃった……。それじゃ私はそろそろお昼寝の時間なんで、お暇させていただきますわねぇ〜」スクッフラフラ…
フメイ「行っちゃった」
聖女「でも、大きな情報を掴むことができました……!」
リュアン「地方貴族の密輸……これ、もしかしてものすごく大変な事件なんじゃ……?」
メアリー「大変な事件ですね……。名探偵リュアンさん、期待しています……」
リュアン「ええ……そ、そういうのはクロシュちゃんの方が相応しいかと」
クロシュ「?」
☆被害者の情報を得ました
◇
321 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 22:07:47.61 ID:cMuRgQFE0
―カロン号 劇場
ポールとロープで区切られた事件現場「」
人型に縁取られた白線「」
現場を捜査する船長「」ガサゴソ
現場をうろうろする船員「」ウロウロ
座って頭を抱える奴隷商人「」
リュアン「船長さんや船員さんたちが捜査を行っています……」
聖女「こういう時には、船長さん自らが指揮を取って捜査するんですね……」
フメイ「あそこで頭抱えてるの、誰だっけ」
妖精「あれは確か、クーちゃんを奴隷として扱ってる奴隷商人だよ」
メアリー「自分の奴隷が殺人事件を起こしたとなると……当然彼にも責任が及びますね……。最悪、奴隷と同等の……つまり、殺人の罪を問われることになります……」
クロシュ「……クーちゃん、悪くない」
聖女「はい。……つまり、あの人も悪くないということです」
フメイ「でも、クーを奴隷にしたのもあいつなんでしょ。なら悪いんじゃないの」
聖女「……そういう意味では、悪い人かもしれません。ですがそれは殺人の罪とは別の悪さと考えなければならないのです」
*
船長「……む? 君たちか。君たちの疑いはもう晴れているぞ」
妖精「いや、そうじゃなくて調べに来たんだよ。私たちも納得いってないから」
クロシュ「うん! クーちゃん……悪くない、とおもう!」
船長「ふむ……。しかし重要参考人とはいえ、部外者を捜査に加わらせるわけにはいかないのだ」
フメイ「えー、だめなの?」
船長「ああ。この船上では、私たち船乗りが兵士であり、刑事であり、捜査官なのだ。例え君たちが本気で捜査を望んでいるのだとしても、素人の手が入れば現場は歪んでしまう。ご理解いただきたい」
*
322 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 22:08:37.25 ID:cMuRgQFE0
奴隷商人「くそっ、このままじゃ俺も奴隷堕ちだ……。監獄島行きなんかになったら最悪だぞ……くそっくそっ……!! なんで俺がこんな目に……!」
妖精「……おーい。ちょっといい?」
奴隷商人「うおっ!? あ、ああ……昨日の重要参考人か。はっ、もしかして自首しに来たのか!?」
妖精「そんなわけないでしょ……。私たちも昨日の事件に納得できないから、調査に来たの。断られちゃったけど」
奴隷商人「んだよ……。はあ、調査でもなんでも勝手にしてろ……。俺はもうお先真っ暗なんだ……。ああくそ、巨乳エルフを買って田舎に隠居して慎ましく幸せに暮らすっていう俺の夢が……」ブツブツ
妖精「何言ってんだこいつは……」
クロシュ「………クーちゃんのこと……わるいって、おもう……?」
奴隷商人「……あ? クーちゃんってあの黒髪ちんちくりんのことか?」
クロシュ「うん」
奴隷商人「いいや、あいつは犯人じゃねェ。嵌められたんだ。大方、俺とあいつは罪をおっかぶせても問題ねえガキ奴隷とザコ奴隷商人とでも思われたんだろうよ……。クソッふざけやがって!」
リュアン「え、えっと……どうしてクーちゃんが犯人じゃないって、思うんですか?」
奴隷商人「奴隷商人としての直感だ。奴隷を見る目だけァあんだよ俺は」
妖精「嫌な目だなあ……」
奴隷商人「真面目なこと言うと、そもそも奴隷に毒を入手する手段はないはずなんだ。奴隷監置区画から出入りする時に毎回ボディチェックはしてるし、怪しいもんを持ってりゃ当然わかる。ボディチェック用のスキャン魔法だって習得したんだぞ、俺は……! あの日あいつは怪しいもんなんて持ってなかった……!」
メアリー「……厨房を出入りしたり、この会場を行き来したりする間……常に見ていたわけではないですよね?」
奴隷商人「うぐっ……そ、それはそうなんだが……。でももしあいつが毒を盛ったってんなら、それはあいつに毒を渡した奴がいるか、あるいは手に取れる場所に都合良く毒が落ちてたってことだろ!? それは……俺の責任じゃなくないか!? そもそもあのガキに毒を毒と気付ける知識があるのか!?」
クロシュ「クーちゃん……行商だったから、けっこう、知ってるかも……」
奴隷商人「うぐぐっ……! お、おいお前たちあのガキの味方なんじゃねェのか!? さっきから逃げ道潰しばっかしやがってよ……!?」
クロシュ「ご、ごめんなさい……」
妖精「でも大事なことなんだよ。可能性を一つ一つ検証していかないと、あの子の潔白を証明することもできないでしょ?」
奴隷商人「くそっ……。おい、本気であいつの濡れ衣を晴らすってんなら協力は惜しまねェ。俺にできることがあれば言え」
クロシュ「!」
妖精「本当? じゃあせっかくだし手伝ってもらおうかな?」
奴隷商人「おう。あ、無理なもんは無理だからな。無茶言うんじゃねぇぞ……」
なんかやってもらおう
↓1〜 先取2票
1.被害者の客室に不法侵入捜査!
2.事件に使われた毒ワインの毒見!
3.クーちゃん解放!
0.自由安価(票数は内容ごと、できないことはできない)
323 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 22:09:36.86 ID:Lr0zBVAH0
1
324 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 22:11:12.75 ID:+8XXX2eso
2
325 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 22:11:37.96 ID:qY6GwbScO
3
326 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 22:12:48.20 ID:zIwz1X3jo
1
327 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 22:19:49.33 ID:cMuRgQFE0
クロシュ「!」ピコン!
フメイ「なんかいいこと思い付いた?」
クロシュ「うん! えっと……被害者の……貴族のおじさんの、お部屋……調べてきて、ください……!」モニョッ
奴隷商人「は……!? む、無理に決まってんだろ!? 事件現場じゃないとは言え上層の高等客室だぞ!? 勝手に入ったりすりゃ本当にお尋ね者になっちまうだろうが!」
妖精「でも、このままじゃクーちゃんの有罪が確定してあなたも同罪になっちゃうよ? できることはなんでもしないと」
奴隷商人「うぐっうぐぐっ……! わかったよ、やりゃ良いんだろ!? ケッ、若い頃必死に練習した忍術でやってやんぜ……!!」
↓1コンマ
01-60 つまみ出された
61-90 こっそり透明クロシュが支援して成功した
91-00 本当に忍者だった
328 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 22:27:12.27 ID:0ccdTIsGO
にんにん
329 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 23:21:37.93 ID:cMuRgQFE0
バァン! ゴロゴロゴロッ
満身創痍の奴隷商人「ぐふっ……」バタッ
警備船乗り「アンタも重要参考人なんスから、下手にうろつかないで欲しいッス。今回は見逃してやるッス」
*
奴隷商人「」ズーン…
聖女「ま、まあまあ……元気を出してください。お咎めなしで良かったじゃありませんか……」ヨシヨシ
奴隷商人「もうだめだ……。帰りたい……」グスッ
妖精「でもこれで高等客室の警備体制とかは把握できたね。クロシュ」
クロシュ「んへへ……うん!」
リュアン「……えっ!? クロシュちゃん、まさかその為にあの人をけしかけたの……!?」
メアリー「ふふ……全て導師クロシュの計画通り、ということですね……」
フメイ「そうなの!?」
クロシュ「そうなの?」
☆高等客室の警備体制を把握しました。以後判定なしで潜入捜査できます
*
330 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 23:24:40.11 ID:cMuRgQFE0
―カロン号 カジノルーム
ワイワイ ガヤガヤ ギャァァァァ モウダメダ
ウサ耳踊り子→リラ「ハァーイ♪ 昨日の重要参考人さんたち、遊びに来たの〜?」
リュアン「わっ……き、昨日の踊り子さん……!」
妖精「ええと……昨日のことで聞き込みに」
リラ「キミたち以上に昨日のことに詳しいコはここにいないぞっ」
リュアン「た、確かに……。私たちは昨日あの人が倒れる瞬間を間近で見てたわけですもんね……」
リラ「で〜も〜……。たった一人、例外がいる……って言ったらどうする?」ニヤニヤ
クロシュ「!」モニョッ
聖女「その例外の方は、どこに……!?」
リラ「ウフフ……わちきに勝ったら教えてしんぜようかニャ?」ニヤニヤ
フメイ「ウサギなのにニャなの?」
リラ「ウサ!」
妖精「ウサギはウサって言わないと思うんだけど……」
*
331 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 23:26:06.13 ID:cMuRgQFE0
リラ「とゆーわけで勝負は一発! ルーレットで決めよ〜!」
クロシュ「るーれっと?」
リラ「色と数字を当てるゲームだよ〜! め〜ちゃシンプルでスライムちゃんでもすぐにできるカジノの定番だよ〜!」
クロシュ「わあ……!」
妖精「えーと……どういうルールなんだっけ?」
リラ「ここに色と数字がたくさんの枠で分けられたお皿がありますね? それでぇ、このお皿を回します! そ〜れぐるぐる〜!」
ルーレット「」クルクルクル
クロシュ「!」モニョニョ
フメイ「わ……!」
リラ「そしたらボールをぽーん!」
白いボール「」コロコロコロコロ
クロシュ「〜!」モニョニョニョ
フメイ「わわ……!」
リラ「そしたらだんだんルーレットが遅くなってってぇ……止まります!」
ルーレット「」クル…クル…
白いボール「」スポン!
リラ「ボールが入ったのは――赤の12番!!」
クロシュ「んわわ……!」モニャニャ
フメイ「わわ……!」
リラ「つまりこれはボールがどこに落っこちるのかを当てるゲームってことで〜す!」
クロシュ「んわわ〜!!」モニャニャニャ
フメイ「わわ〜!!」
妖精「……あなたたち雰囲気ではしゃいでない?」
リュアン「で、でもこれって難しすぎませんか!? 数字が0から36ということは……当たる確率は37分の1ってことですよね!?」
リラ「大丈夫! 色だけとか偶数奇数だけの予想でもおっけ〜なんだよ〜」
リュアン「な、なるほど……それなら約2分の1ですね……」
リラ「他にも賭け方はいろいろあるんだけど、初めてならシンプルにいこっ! クロシュちゃんは黒と赤のどっちにする!?」
クロシュ「!」モニョッ
クロシュ(わたしか……ブラッドちゃん!)
クロシュ(どうしよう)
聖女「……」
聖女(……赤か黒くらいなら……意外と変えられるかも……)
聖女(でも、運命を変えるのはズルですよね……)
聖女(どうしよう……)
↓1選択
黒 or 赤
↓2選択
1.運命を変える
2.運命を変えない
※どちらを選んでも運命賽は消費しません
↓2コンマ
偶数 黒
奇数 赤
332 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 23:30:21.30 ID:zvLFvyvhO
黒
333 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 23:35:11.72 ID:8NNoW07MO
2
334 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 23:36:11.68 ID:sp5FN9J4O
あ
335 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/31(月) 00:55:24.38 ID:eMd0ccxF0
聖女(いえ、やっぱりやめておきましょう。取り返しのつかない事象ならともかく、こういった遊戯でズルをするのは良くないです!)
クロシュ「じゃあ……わたしの色……黒!」
リラ「じゃあウサは赤にするウサ〜!」ポン!
ルーレット「」クルクルクル
白いボール「」コロコロコロ
フメイ「わわわ……!」
リュアン「ど、どうなるのでしょうか……!」
メアリー「運命よ……導師クロシュに味方を……!」
ルーレット「」クル…クル…
白いボール「」コロ…コロ…
妖精「ど、どうなる……!?」
聖女「ドキドキします……!!」
ルーレット「」クル…
白いボール「」スポン!
黒「」ポン!
クロシュ「!」
聖女「……!」
フメイ「んわわ〜!」キャッキャ
リュアン「わああ! 黒です、黒!」キャッキャ
妖精「ふ〜……。2分の1に当たったくらいではしゃぎすぎでしょ、みんな」
メアリー「ふふ……妖精さんも、ぎゅっと拳を握って見守っていたではありませんか……」
聖女(……もし変えていたら、素直に喜べなかったかもしれません)
聖女(ふふ……変えなくて良かったです、運命)
リラ「わわ〜負けちゃった〜! それじゃ約束通り知ってることを洗いざらい話しちゃいます!」
リュアン「えっ? 知ってる人のことを教えてくれるって――」
リラ「わちきのことウサニャ!」
妖精「なんかそんなような気はしていた」
☆リラとの勝負に勝ちました
*
336 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/31(月) 00:57:08.30 ID:eMd0ccxF0
リラ「ほんで……昨日のことだったかニャ?」
妖精「そうだよ、しっかりしてよ」
リラ「ああそうだそうだ、昨日のことだね! ワタクシ、劇場でポールダンシングをさせていただいておりましたのですわ!」
妖精「……」
リュアン「これは……だめかもしれないですね……」
リラ「ああ、冗談です冗談! 真面目に話しますウサ!」
メアリー「……そもそもリラさんは何を知っているんですか?」
リラ「ワインに毒を仕込んだトリックをですわ!」
妖精「ええっ!?」
リュアン「どういうことです!?」
リラ「ワタクシ、ステージの上で踊りながら見ていたのですわ。あのワイン……あの奴隷ちゃんが注ぐまで未開封でしたの!」
妖精「いやいや……未開封なのに毒なんて仕込めるわけ……」
リラ「ええ。そんなことできるはずがない――ですから捜査をしている船乗りの方々は、開封済みだったと思い込んでしまったのですわ。ですが……あの高級ワインは未開封でしたの! 昨日の注文記録を調べればすぐにおわかりいただけますことよ? あらら、こんなところにその注文記録が!」
注文記録「」ペラッ
妖精「……この記録によると……昨日の高級ワインの注文は1件だけ……あの貴族の名前しかない! この注文記録本物なの!?」
リラ「ロスチャイルド商会のハンコが押してありますわねぇ……」
メアリー「……ロスチャイルド商会の印鑑は、偽造が極めて難しい最高精度の魔紋鋳造技術が使われています……。これは……本物です……。なぜこの踊り子さんがそれを持っているのかはわかりませんが……」
リラ「イェア〜♪」
妖精「ば、馬鹿な……! それじゃあ……毒を仕込めたのはクーだけだったってことになっちゃうじゃない……!!」
リラ「チッチッチ……それは早とちりが過ぎるってもんでっせ嬢ちゃん。あっしが最初に言ったことをお忘れかい?」
クロシュ「ワインに、毒を仕込んだ……トリック!」
妖精「ええっ……!? 未開封のワインに毒を仕込んだとでも言うの!?」
リラ「せや。どやったと思う?」
クロシュ「……空間魔法?」
リラ「惜しい! 正解は――マジカルサイコキネシス!! 超能力です!!」デデン!!!
妖精「…………は?」
リラ「あ、何言ってんだこいつって顔」
妖精「……いやまあ、空間魔法なら確かに未開封のワインボトルの中に毒を転移させることも不可能じゃないとは思う。でもそんなことをすれば間違いなく魔法の痕跡が残る。船上捜査のプロである船乗りたちがそんな証拠をみすみす見逃すとは……」
リラ「だ〜か〜ら〜、魔法じゃなくて超能力!! 痕跡なんて残らないのよ〜ん!」
妖精「………頭が痛くなってきた」
リラ「も〜頭が固いよ妖精ちゃ〜ん。超能力っていうのはねェ……例えばこんなやつだ!」
指パッチン「」パチン!
妖精「……ん!? あれ、リラはどこに――」
背後から妖精の体を掴んでモミモミするリラ「ここだよ〜ん」バッ
妖精「んわわわわ〜〜〜〜〜!?!!?!??」ジタバタ
*
337 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/31(月) 00:58:35.11 ID:eMd0ccxF0
妖精「……け、気配も魔力の移動も何も感じなかった……。ほ、本当に……超能力……!?」
リラ「おわかり頂けたかしらァん?」
妖精「………ま、まあわかった……。でも、もし犯人がそんな無法な力を使ったんだとしたら……捕まえようがなくない?」
リラ「そうウサねえ」
妖精「っていうか……あなたが犯人じゃないの!? トリックも知ってる、超能力も使える……容疑しかない!!」
リラ「バレちゃった♡」
リュアン「えっ……!? じゃあ……犯人なんですか……!?」
リラ「フフ……あーしが犯人だとしてぇ、キミたちにあーしが犯人だって立証できるかな?」
聖女「! なるほど……超能力の完全犯罪性をわかっていたから……あっさりバラしたのですか……!」
リラ「あ、そうなるのかニャ? ごめん、ノリでバラしたわ」
聖女「ええ……」
リラ「でもあの奴隷ちゃんにはちょっと悪いことしちゃったウサねぇ……。リラ反省反省〜」
妖精「こいつと話すの疲れてきた……」
メアリー「我慢しましょう……。真犯人のようですから……」
リラ「でも素直に捕まっちゃうってのもつまんないな〜。あーしの目的とかぁ、被害者の裏取引の証拠とかぁ、その辺しっかり抑えてきたら自首してあげても良い系〜」
リュアン「ええと……つまり、捜査を続けろということですか?」
リラ「イグザクトリー! あ、イグザクトリーってインダストリーと似てない?」
妖精「わかった。あなたが納得する証拠とかをいろいろ抑えて来たら自首してくれるってことで……良いんだね?」
リラ「そうかも!」
妖精「いや、そこは断定して欲しいんだけど……。ていうかむしろ、あなたは捕まっても良いの?」
リラ「ウサを捕まえておける檻ってあるニャ?」
妖精「そ、そういうことね……。わかった……」
☆真犯人を特定しました
証拠を集めることで、真犯人に自首させることができます
◇
338 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/31(月) 01:00:25.97 ID:eMd0ccxF0
本日はここまで。次回は船旅3日目編となります。お楽しみに
339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/31(月) 01:14:54.73 ID:LbAxOLxwo
真犯人が先に分かるという変化球
340 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/31(月) 02:16:18.65 ID:p6HCX+odo
おつ
うーん…例え証明出来てもスッキリしないというか…事件らしい緊張感が無い犯人だぜ…
341 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/31(月) 06:39:39.70 ID:u6weuPMU0
乙です
聖女が運命を変えてたらリラの超能力でバレてたのかな
342 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/05(土) 12:13:55.81 ID:GhwSLLGmO
真犯人が見つかったからクーちゃん解放かと思ったけど真犯人を自首しないと解放されないのか。
343 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/05(土) 19:26:15.00 ID:s+4rVIsp0
これは真面目に推理とかをするミステリーではないので、真犯人もあっさり判明します。どちらかというと、この変わったウサ耳の女性を納得させられるかどうかという交渉のゲームと言えるかもしれません
このウサ耳の女性は変な人物なので、緊張感は実際ないかもしれません。そしてリテン・ヘイヴンにおいて殺人事件はそれほど珍しいものでもないので、船上殺人というサスペンスな状況であっても緊張感が生じにくいのかもしれません
聖女氏が運命を変えるパワーを使っていた場合に、リラ氏がどのようなリアクションを取っていたかは今のところわかっていません。そしてリラ氏の超能力というものが一体何なのか、その正体も闇に包まれています
真犯人は見つかりましたが、クロシュたちには彼女を告発するに足る証拠がありません。そのためリラ氏を真犯人として捕まえてもらうには、彼女自身に自首してもらう必要があります
344 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/05(土) 19:26:42.42 ID:s+4rVIsp0
―リテン・ヘイヴン定期船カロン号 船旅3日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:竜角の大槍 盾:ラティアの大盾 飾:
武: 防:ぬののふく 飾:くすんだ不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武: 盾: 飾:
武: 防:火鼠の衣 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:
武: 防:木綿のドレス 飾:
◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ 盾: 飾:守りのペンダント
武: 防:旅人のドレス 飾:
◇聖女 [運命変転修道女]
武:木の杖 盾: 飾:
武: 防:ロイエの修道服 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*2 大きな巻き貝 冒険者証(ランク1)
運命賽*6 サボテンドラゴンの花 メルルの帽子
会心賽*3 魔導機関銃 暗黒優待券
反魂丹*1 旧世樹の杖 クロシュヴィア伝説
炎スライムの秘伝書 避難所のドアノブ
運命変転の魔導書 星の粉
古ドワーフ鍛冶指南書 オリシン王家の栞
日属性基礎 竜角の短剣
明石流剣術指南書 白金のペンダント
ヒヒイロカネ
ステライト鉱石
白金ステライト
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
◯個人目標
・世界樹の石炭 [6/8]
・武装製作経験 [6/6]
・僧侶を連れて帰る(聖女)
◯経験値
・クロシュ 近接[02/24] 魔法[05/12] 防御[05/09]
・フメイ 近接[05/06] 魔法[16/16] 防御[08/09] 炎[00/00]
・リュアン 近接[04/06] 魔法[00/12] 防御[04/06] 日[00/16]
・聖女 近接[01/06] 魔法[08/09] 防御[04/06] 運[03/??]
……………………………………………………………………………………
□リテン・ヘイヴン定期船カロン号 観光案内
上層:上等客室、展望バーラウンジ、カジノ、劇場、展望浴場、
操舵室、船長室、甲板
中層:中等客室、食堂、厨房、医務室
下層:下等客室、奴隷監置区画、貨物室、動力室
……………………………………………………………………………………
□会える人
同行者:メアリー
その他:クーちゃん、エインヘリアル、リラ、船長、奴隷商人
……………………………………………………………………………………
345 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/05(土) 19:28:16.79 ID:s+4rVIsp0
―朝
カロン号 中等客室
丸窓「」
窓の向こうに広がる大海原「」
寝ぼけリュアン「…んん〜……」モゾモゾ
聖女「朝ごはんはどうします? 食堂に行くか、それとも手持ちのもので適当に済ませましょうか」
妖精「ん〜、どっちでもいいかなあ。クロシュとフメイは?」
クロシュ「どっちでも……いいとおもう!」
フメイ「フメイも、どっちでもいい」
聖女「………」ムムム
メアリー「……お気持ち、お察し致します。どっちでも良い、というのが一番困るのですね」
聖女「はっ……!? いえいえ、そのようなことは……」
妖精「メアリー、王女様なのにそういうのわかるの?」
メアリー「作る側に立ったことはありませんが、想像は付きます」
妖精「へえ……。デロデロになりたくない側の気持ちは想像が付かないの?」
メアリー「想像が付くことと、その気持ちを尊重するかどうかは別ですよ」
妖精「あ、そう……」
*
妖精「というわけで今日もクーちゃんの冤罪を晴らす為にがんばっていこう!」
◯毒について
テレポーテーションという超能力によって未開封のワインへ混入されたことが判明した。
毒の詳しい成分や入手経路については未解明。
◯被害者ケンブツ・アクトゥク子爵
セイントレア平原南西に位置する小さな港町アクトゥクポートを治める小貴族アクトゥク家の当主。
ガイスト・シュヴァルシュタインというフリーの兵器開発者と何らかの取引を行っていた疑いがある。
◯クーの容疑について
超能力というものを考慮しない場合、クー以外に犯行可能な人物は存在しない模様。
◯リラの証言
ウサ耳踊り子リラが真犯人であることを自白したが、自白以外の証拠がなく告発不能。
事件の全貌を明らかにしたら素直に自首すると言っている。
リュアン「……とにかく事件の全貌を明らかにして、リラさんを自首させるしかないんですね」
妖精「まあそう……。リラが信用できるかどうかはわからないけど、それに賭けるしかない」
メアリー「被害者の宿泊していた上等客室の警備情報は昨日判明しているんですよね」
クロシュ「うん!」
妖精「死んでるとはいえ貴族の客室だから、警備情報がわかっているとは言っても行くなら慎重にね」
◯現在の目標
・クーちゃんの濡れ衣を晴らせ(期限:船旅4日目の終わりまで)
船旅3日目。リテン・ヘイヴン定期船の中等客室に宿泊しています
↓1〜3 自由安価 何をする?
346 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/05(土) 19:28:42.36 ID:xWTFV3X50
みんなで展望浴場に入る
347 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/05(土) 19:29:30.01 ID:nwbGjRMB0
妖精とフメイ、脳内クロシュと推理会議
348 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/05(土) 19:31:21.69 ID:GhwSLLGmO
クロシュ
顔色の悪い医者と一緒に毒成分を調べる
349 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/05(土) 19:57:34.64 ID:s+4rVIsp0
―医務室
顔色の悪い医者「毒の成分を調べたいだって?」
クロシュ「うん」
顔色の悪い医者「うーん、難しいねえ。ここに科学捜査用の分析機とかは置いてないんだよ。毒殺に使われたワインはここの保冷庫に保管してあるけど、君たち民間人に触らせたら僕が船長に怒られてしまうし」
妖精「でもクロシュはスライムだから、毒を飲めば味とかがわかるかも……」
顔色の悪い医者「味で判別する毒もあるにはあるがね。味のない毒だったら、僕が怒られるだけに終わってしまう」
妖精「……そ、そうだ! クロシュ、ワインから毒だけを抽出して取り出せたりしないかな? ほら、同化した物品を元の形にして外に出したりするみたいに」
クロシュ「!」モニョッ
顔色の悪い医者「そんなことが可能なのかい?」
クロシュ「……で、できるかも……?」
妖精「ものは試しだよ、やってみようよ。毒の成分がわかったら船長にとっても有益でしょ」
顔色の悪い医者「ふむ……ではせっかくだしやって見せてもらおうか。僕としては事件なんてどうでもいいんだがね。スライムにそんなことができるのかどうか、そっちの方が興味深い」
*
毒ワイン「」ポン!
グビッ
スライムクロシュ「〜〜…」モニョモニョ…モニョモニョ…
↓1コンマ
01-60 抽出成功
61-90 応用できそう
91-00 錬金スライム
350 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/05(土) 19:58:36.26 ID:pZNA4Gzuo
錬金
351 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/05(土) 19:58:48.95 ID:jPMZ2MsOO
か
352 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/05(土) 22:48:51.18 ID:s+4rVIsp0
モニョモニョモニョ…
小さな青色の結晶構造物「」ポン!
顔色の悪い医者「おお、本当に抽出できたのか……!? 面白い……」
妖精「で、これは何なの?」
顔色の悪い医者「ふむ……これは凪鉄だね」
妖精「えっ凪鉄!? 凪鉄って毒なの!? しかもワインに溶けるの!?」
顔色の悪い医者「落ち着け。金属として安定している状態の凪鉄が毒性を示すことはない。化合物となれば別だがね。化合物というのはわかるかい?」
妖精「異なる物質が結びついてできた別の物質……だっけ」
顔色の悪い医者「そう。恐らくワインに混ぜ込まれたのは黒化凪鉄化合物辺りだろう。そのスライムくんは水に溶けたソレを抽出した上で分離させて凪鉄を抽出した、と考えられるね」
クロシュ「そうなんだ……」
顔色の悪い医者「ふむ。自分のやったことがどれほど面白いことかわかっていないようだ。勿体ない。もしその力をさらに磨いていけば、君は化学の……いや、あらゆる分野で革命を起こすことが――」
妖精「とにかく凪鉄の化合物ってことね! わかった、ありがとう」
顔色の悪い医者「しかし毒殺なんてその辺の農薬でも買ってきてぶちこめば良いことだろうに、わざわざ高価で入手の面倒な凪鉄を使うなんて酔狂なものだ。犯人は財力でも誇示したかったのかね」
妖精「……! 待って、今捕まってるのは奴隷の女の子なんだけど……もし凪鉄なら、奴隷が毒に使うっていうのは不自然じゃないかな!?」
顔色の悪い医者「ん? 言われてみるとそうだね。奴隷が入手できるものではないし、たまたま船内で目について毒だと見抜いてワインに混入させるというのも不自然だ。黒化凪鉄化合物が毒性を持つなんてことを知っている者は僕たち医療関係者くらいのものか、あるいはそういう専門家くらいだろう」
妖精「うん! 私もそれなりに毒のことは調べてるつもりだったけど、凪鉄の化合物なんて知ったのは初めてだよ!」
顔色の悪い医者「うーむ……一応僕の方から船長に報告しておくよ」
妖精「ありがとう、そうしてくれる?」
顔色の悪い医者「船長も実は、あの奴隷の子が犯人っていうのには懐疑的みたいなんだよね。殺されたのが貴族だからとりあえず第一容疑者として確保しているけれど、ちゃんとした証拠が見つかればすぐに釈放してくれると思うよ」
クロシュ「わ、そうなんだ……!」
顔色の悪い医者「ま、がんばることだね」
クロシュ「うん!」
☆毒の成分が判明しました
☆クロシュが物質の成分抽出を行えるようになりました
◇
353 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/05(土) 22:49:17.27 ID:s+4rVIsp0
―展望浴場
水平線に沈む夕日「」
夕日にきらめく水面「」キラキラキラ
カポーン―
リュアン「……」ズーン
メアリー「……」ズーン
妖精「……あの二人はなんであんなに落ち込んでるの?」
聖女「ええと……聞き込みをしたのですが、今日は有力な手がかりを掴むことができなくて……」
フメイ「そういう日もある」
妖精「そうなんだ……。でもフメイの言う通り、そういう日もあるよ。リテン・ヘイヴンに着くのは明後日だから明日中には決着を付けないとまずいけど、焦っても仕方ないし」
クロシュ「……間に合わなかったら……クーちゃん、連れて……逃げちゃう……?」
妖精「それはお尋ね者になるからまずい……。前にメアリーが言ってた、セイントレア王族の威光でなんとかするしかないかなあ。メアリーには悪いけど」
聖女「誰よりもセイントレアを嫌っていますからね……。その威光に頼らなければならないとなると、気持ち良くはないでしょう……」
クロシュ「……だいじょうぶ! 明日……なんとか、なる!」
フメイ「ん。クロシュの言う通り。なんとかなる」
妖精「そうだね。明日なんとかなる……そのつもりでいこう」
エインヘリアル「そうそう、なんとかなるなんとかなる!」ヌッ
聖女「エインヘリアルさん!」
エインヘリアル「皆さんどうも〜。でへへ、飲んでますかぁ〜?///」ヒック
妖精「うわっ! 酔ってる!」
エインヘリアル「せっかく綺麗な水平線の夕暮れが拝めるロケーションなのに辛気臭い顔で真面目な話ばっかりしちゃってぇ〜」
妖精「まあクーの奴には世話になったこともあるし。やれることをやりたいだけだよ」
エインヘリアル「……はっ……も、申し訳ありません……わたくし、皆様の善意を馬鹿にするようなことを言ってしまい……」オヨヨ
聖女「表情が豊かな方ですねえ」
☆展望温泉に入りました
◇
354 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/05(土) 22:49:51.40 ID:s+4rVIsp0
―クロシュの夢
中庸クロシュ「わたしたちに推理の相談なんてしても、あんまり役に立たないとおもう」
楽観クロシュ「そうなの?」
中庸クロシュ「わたしたちはクロシュだもの。わたしたちが思いつくようなことは、当然表のクロシュだって思いつく」
混沌クロシュ「だねえ。わたしにカリスごっこでもさせた方が役に立つんじゃないの」
秩序クロシュ「ここなら、わたしたちより、大魔女さんの羽さんとかに聞いてみる方が有意義とおもうよ」
悲観クロシュ「ふふ……。わたし、役立たずの穀潰しスライム……」
モニョモニョモニョモニョ
妖精「そ、そんなことないよ。クロシュだって時々良い思い付きをすることもあるし」
中庸クロシュ「というか……トリックも犯人ももうわかってるのに……推理って必要……?」
混沌クロシュ「後は情報収集してリラっていう人に突きつけるだけでしょ?」
フメイ「そうかも……」
楽観クロシュ「じゃあ、つまんない話はもうおわり?」モニョッ
悲観クロシュ「終わりだよ……。星も、時も、しあわせも、わたしたちも……いつか、必ず終わる……」
秩序クロシュ「も〜、悲観ちゃんはあんまり暗いことばっかり言っちゃだめ!」
悲観クロシュ「ほんとのことなのに……」
混沌クロシュ「終わるからこそ、たのしい……みたいな話?」
悲観クロシュ「終わるからこそ、かなしい……みたいな話……」
混沌クロシュ「あ〜、わたしもその方がわかるかも。終わるのは悲しいよね」
悲観クロシュ「……混沌も、わかるの……? こういうの、理解しないと思ってた……」
混沌クロシュ「だからこそ、終わらない為に全力であがき続けろってことでしょ?」
悲観クロシュ「………ちょっとちがうけど……まあいいや……」
楽観クロシュ「悲観の言ってることいつも全然わかんないけど、これはわたしもわかるかも!」
秩序クロシュ「うん……。かなしい終わりは、嫌だよね……。それに抗うのは、わたしも正しいとおもう……!」
モニョモニョモニョモニョ…!!
妖精「意見がまとまってる……!」
中庸クロシュ「たまに、こういうこともある。今のわたし自身にとって、譲れない答えなんだとおもう」
フメイ「フメイもわかる。かなしい終わり、嫌だもん」
妖精「でも良かった。クロシュの中に、悲しい終わりを肯定する部分はないんだね」
中庸クロシュ「うん。よほど具合が悪くならないと、そういうのを肯定するようにはならないとおもう。わたしも、わたし以外も」
妖精「それはまあそうだ」
◆
355 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/05(土) 22:51:34.60 ID:s+4rVIsp0
―リテン・ヘイヴン定期船カロン号 船旅4日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:竜角の大槍 盾:ラティアの大盾 飾:
武: 防:ぬののふく 飾:くすんだ不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武: 盾: 飾:
武: 防:火鼠の衣 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:
武: 防:木綿のドレス 飾:
◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ 盾: 飾:守りのペンダント
武: 防:旅人のドレス 飾:
◇聖女 [運命変転修道女]
武:木の杖 盾: 飾:
武: 防:ロイエの修道服 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*2 大きな巻き貝 冒険者証(ランク1)
運命賽*6 サボテンドラゴンの花 メルルの帽子
会心賽*3 魔導機関銃 暗黒優待券
反魂丹*1 旧世樹の杖 クロシュヴィア伝説
炎スライムの秘伝書 避難所のドアノブ
運命変転の魔導書 星の粉
古ドワーフ鍛冶指南書 オリシン王家の栞
日属性基礎 竜角の短剣
明石流剣術指南書 白金のペンダント
ヒヒイロカネ
ステライト鉱石
白金ステライト
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
◯個人目標
・世界樹の石炭 [6/8]
・武装製作経験 [6/6]
・僧侶を連れて帰る(聖女)
◯経験値
・クロシュ 近接[02/24] 魔法[05/12] 防御[05/09]
・フメイ 近接[05/06] 魔法[16/16] 防御[08/09] 炎[00/00]
・リュアン 近接[04/06] 魔法[00/12] 防御[04/06] 日[00/16]
・聖女 近接[01/06] 魔法[08/09] 防御[04/06] 運[03/??]
……………………………………………………………………………………
□リテン・ヘイヴン定期船カロン号 観光案内
上層:上等客室、展望バーラウンジ、カジノ、劇場、展望浴場、
操舵室、船長室、甲板
中層:中等客室、食堂、厨房、医務室
下層:下等客室、奴隷監置区画、貨物室、動力室
……………………………………………………………………………………
□会える人
同行者:メアリー
その他:クーちゃん、エインヘリアル、リラ、船長、奴隷商人
……………………………………………………………………………………
356 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/05(土) 22:53:41.47 ID:s+4rVIsp0
―朝
中等客室
ピンポンパンポーン―
館内放送『明日の朝、リテン・ヘイヴン港へ到着致します。乗客の皆様におかれましては、本日を船旅最後の一日として満喫していただきたければ幸いにございます』
*
―奴隷監置区画
クーちゃん「ね、ねえ……。だ、大丈夫なのよね……? 私の冤罪……証明してくれるのよね……?」
クロシュ「う、うん」
クーちゃん「断定してよぉ!!」ジワワ
聖女「お、落ち着いてくださいクーちゃんさん。私たちは既に真犯人を突き止めています」
クーちゃん「え!? な、なぁんだ……そういうことはもっと早く言いなさいよ……」
聖女「……ただ、真犯人を告発する為の証拠はないのです」
クーちゃん「え!!?!?」
聖女「超能力者だったのです……。彼女を自首するように説得するしか、方法がないのです」
青ざめるクーちゃん「」サー…
聖女「ですがご安心ください! 私たちは必ず、真犯人を自首させてみせます!」ドン
フメイ「ん。泥舟に乗ったつもりで待ってなさい、クーちゃんちゃん」
リュアン「そ、それを言うなら大船だよフメイちゃん!」
フメイ「あ、そうだっけ」
妖精「まあとにかくなんとかしてみせるよ。どうにもならなかった時の策も一応考えてあるから、私たちを信じて待っていて」
クーちゃん「し、信じてる……。信じるしか、ないもの……」ポロポロ
クロシュ「クーちゃん……だいじょうぶ! 前みたいに……助けられる!!」ドン
クーちゃん「う゛ん゛……」グスッ ポロポロ…
◯毒について
テレポーテーションという超能力によって未開封のワインへ混入されたことが判明した。
毒は一般に毒性を知られていない黒化凪鉄化合物だったと考えられる。
医務室の医者は、奴隷がそれを毒と知って入手するのは極めて難しいと証言している。
◯被害者ケンブツ・アクトゥク子爵
セイントレア平原南西に位置する小さな港町アクトゥクポートを治める小貴族アクトゥク家の当主。
ガイスト・シュヴァルシュタインというフリーの兵器開発者と何らかの取引を行っていた疑いがある。
彼が宿泊していた上等客室は現在封鎖されているが、警備情報は既に入手済み。
◯クーの容疑について
超能力というものを考慮しない場合、クー以外に犯行可能な人物は存在しない模様。
◯リラの証言
ウサ耳踊り子リラが真犯人であることを自白したが、自白以外の証拠がなく告発不能。
事件の全貌を明らかにしたら素直に自首すると言っている。
◯現在の目標
・クーちゃんの濡れ衣を晴らせ
船旅4日目。リテン・ヘイヴン定期船の中等客室に宿泊しています
本日の行動終了後、リラ説得イベントへ移行します
↓1〜3 自由安価 何をする?
357 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/05(土) 22:56:09.66 ID:sPc9SNCjO
バーでリラについて情報収集
358 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/05(土) 22:56:55.66 ID:hkQLiuHr0
上棟客室の被害者の部屋を調査
359 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/05(土) 23:02:57.63 ID:iQQha+5kO
医務室に入院している人物が起きてクロシュ達に事情を聞いてくる
360 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/06(日) 00:51:01.51 ID:9/xHs7ZB0
―展望バーラウンジ
初老の紳士「ふむ……リラちゃんのことを聞きたいと?」
リュアン「は、はい! リラさんは……一体どのような人なんですか?」
初老の紳士「漠然とした質問だね……。だが気持ちはわかる。彼女に不思議な魅力があるのは確かだ」
メアリー「劇場でダンスを踊っていたかと思えば、カジノでディーラーを務めていたり、あるいは一般客に混じって興じていたり……。船の乗務員にしては、やや不規則な動きをしているように思えます」
初老の紳士「ああ。彼女は乗務員ではないからね」
リュアン「えっ!? 乗務員じゃ……ない!?」
初老の紳士「彼女はリテン・ヘイヴンで有名な変人。自称、月から舞い降りた伝説のウサギ人だ。しかしあのウサ耳と尻尾が着脱可能なことはリテン・ヘイヴンに住む者なら誰でも知っている。種族の兎人とは全く関係のない、頭のおかしい女というのが定説だね」
リュアン「ええ……」
初老の紳士「彼女の面白さはそこだけではない。彼女はこの船でそうしているように、勝手に酒場や劇場やカジノや娼館や闘技場や監獄島に上がり込んでは、当たり前のようにそこで働き始めるのだ」
リュアン「……え? ええと……意味が、よくわからないのですが……」
初老の紳士「フッ……彼女はこの船の乗務員でもないのに勝手に踊り子をやったりディーラーをやったりしているだろう? それと同じように、リテン・ヘイヴン本土でも勝手に娼館の娼婦として客をもてなしたり、いつの間にか闘技場の剣闘士たちの戦に混じっていたり、監獄島で熱心に採掘作業に従事していたりするのだ」
リュアン「……い、いやいやいや! そんな……わけがわかりません!! どういうことなんですか、それは!?」
初老の紳士「私に言われても困るな。私自身もわけがわからないし、リテン・ヘイヴンに住むほとんどの者もわけがわからないと思っている」
リュアン「め、めちゃくちゃです……」
メアリー「彼女はそれほどわけのわからない振る舞いをしても、追い出されることなく堂々とリテン・ヘイヴンに居座っている……。そうするだけの力と、心を持つ者……ということですか」
初老の紳士「そういうことだね。数多くの有力者たちがあの自由なウサギ人を欲し、手籠めにしようと試みたが……その尽くは失敗に終わり、非業の末路を辿っている」
リュアン「余計にリラさんのことがわからなくなってしまいました……」
☆リラの情報を得ました
◇
361 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/06(日) 01:06:07.50 ID:9/xHs7ZB0
―カロン号上層
被害者の上等客室
モニョモニョモニョ…
モニョッ
透明スライムクロシュ「〜〜!」モニョニョ
妖精「よーし、無事に潜入成功だね。それじゃ被害者の後ろ暗そうなところをいろいろ暴いていこうか」
透明スライムクロシュ「〜!」モニョッ
*
兵器購入の契約書「」デン!
妖精「出てきたな……。ケンブツ・アクトゥクとガイスト・シュヴァルシュタインのサインが確認できる。クロシュ、後でこれを模写することはできる?」
透明スライムクロシュ「〜!」モニョッ
妖精「模写じゃ証拠能力は薄いかもだけど、私たちがするのはリラの説得だからね。相手が納得できりゃいいんだ」
透明スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
妖精「まあ問題は、この契約書だけじゃリラがこの貴族を殺害する動機にはなり得そうにないことだけど……ん?」
ケンブツの手記「」ポン
透明スライムクロシュ「〜〜?」モニョニョ
妖精「手記だ。何か手がかりがあるかも、読んでみよう」
ペラッ ペラッ
◆
◯月◯日
ガイストとの契約の準備は整った。あとはこの契約書を直接彼に渡し、合意を結ぶだけだ。
あの最新兵器さえ手に入れば王都の大城壁など遅るるに足らず。他種族融和などというつまらぬ路線に舵を切った愚かなセインレア王家に誅伐を下し、我がアクトゥク家が新たなる王として中央大陸に君臨せん。首を洗って待っているが良い、愚王アルベールよ。貴様の美しい妻と娘共は我が領内に奴隷として迎え入れ、末永く使い潰してやろうぞ。
◯月◯日
憎き港湾都市ウォーターポートにてリテン・ヘイヴンの悪趣味な定期船に乗り、この日記を書いている。
乗船時に見かけた黒髪の少女奴隷を我が財力にて買ってやろうと温情を見せたところ、既に裏娼館への売却が決定していると断られた。下賤なる奴隷商人めが。このアクトゥクを舐め腐った行いをしたことを後悔させてやりたいが、契約書を渡すまで不用意な真似はできぬ。私は煮えたぎる苦渋を呑み込む思いで怒りを鎮め、努めて平静に定期船に乗り込んだ。
◯月◯日
憎きウォーターポートを発って数日。暇を持て余した私は劇場で踊る下賤なバニー女を買ってやろうとしたが、提示額が安すぎると断られた。ふざけるな、私はアクトゥクの当主だぞ。しかし問題を起こすわけにもいかないので、私は煮えたぎる苦渋を呑み込む思いで怒りを鎮め、努めて平静に上等客室へ戻った。かような下賤なるウサギには一生宿泊することもできぬ上等なる客室である。モノの価値も解さぬウサギには文字通りウサギ小屋がお似合いだ。そんなようなことを考えながら、私は眠りについた。
◯月◯日
怒りが収まらぬ。奴隷商人も、ウサギも、大貴族アクトゥクの当主たるこの私を馬鹿にしているのか。激しい怒りで煮えたぎるハラワタにワインを流し込みながら、私はガイストから緊急用としてもらっていた毒物を取り出していた。それは凪鉄を用いた一般には知られていない希少な毒物、黒化凪鉄化合物だそうだ。希少ならば捜査官気取りの船乗り共などを欺くのは容易いはず。何より希少な凪鉄を用いた毒というのが、高貴なる私の殺人術として極めて相応しい。私は決意を新たにし、殺人の機会を伺うことにした。
◯月◯日
定期船が東リーリア港に寄港し、新たな客を乗せる。窓から眺めていると、若い女人ばかりの団体が乗船してくるのが見えた。ガキどもは流石にガキすぎるが、他は大当たりだ。特にセイントレアの穀潰しであるメアリーに似た金髪の女が良い。あれを叩き伏せながら躾けるのはさぞ気持ち良いだろう。とこれまでの私ならウカウカしていただろうが、今の私は違う。今の私は復讐に燃える悪鬼である。今日、決行してやる。毒を奴らの飲み物に仕込んでやる。下賤なる奴隷商人とウサギめが、首を洗って待っているが良い。
◆
362 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/06(日) 01:06:57.03 ID:9/xHs7ZB0
妖精「……」ゲンナリ
スライムクロシュ「?」
妖精「まあとにかく、いろいろわかった。あの毒物は貴族自身が用意していたもので、たぶんどこかのタイミングでリラが超能力か何かで奪い取って、逆にワインに仕込んだんだ。これを読む限りなら正当防衛が……いや成立するのかな……」
スライムクロシュ「??」
妖精「まあいいや。リラがこの貴族を殺す動機ははっきりした。殺されそうだったから先に殺したってことみたいだ」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
妖精「この手記も後で模写できるかな……? ちょっと量が多いけど……」
スライムクロシュ「〜!」モニョッ!
黒い粉末の入った小瓶「」ポン
妖精「……これが黒化凪鉄化合物か。クロシュが抽出した凪鉄の結晶は青かったけど、この化合物は名前の通り黒いんだね」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
妖精「……! そうだ……この小瓶、もしかしたら――」
黒い粉末の入った小瓶「」
妖精「ん〜……えいっ!」パタパタ
妖精の翅「」キラキラキラ…
スライムクロシュ「〜〜?」モニョニョ
妖精「まあちょっと待ってて。こうやって粉をまぶして……」パタパタパタ
妖精の粉「」キラキラキラ
妖精「粉を光らせる魔法を使うの。すると――」ポウ―
淡く輝き出す妖精の粉「」ポウ…
浮かび上がる二つの指紋「」ポン!
妖精「指紋が浮かび上がるってわけ!」
スライムクロシュ「〜〜??」モニョニョニョ
妖精「……あ、指紋の説明からか。指紋っていうのはね、人型種族の指の先っぽにある――」
*
妖精「とまあそういうわけ。私たちの翅から出た粉は、しばらくすると自然の中に溶けて消えちゃうから、この件で私が疑われたりする心配も無用ってこと。わかった?」
スライムクロシュ「〜!」モニョッ
妖精「じゃあ今見た指紋も模写できるね。よし、この二つの指紋のうち一つがリラのだったら……かなり決定的と言えそうだよ、クロシュ!」
スライムクロシュ「〜〜!!」モニョニョニョ
☆兵器購入の契約書の写しを入手しました
☆被害者の手記の写しを入手しました
☆毒瓶に残った二人分の指紋の写しを入手しました
◆
363 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/06(日) 01:16:32.70 ID:9/xHs7ZB0
本日はここまで
着々と証拠品を集めていくクロシュ一行。浮かび上がっていく悪徳貴族の肖像。明らかになっていく事件の全貌。そして深まっていくウサギ人リラの謎。奇怪極まる船上毒殺事件は、いよいよ最終局面へ。
あかちゃんスライムたちは、哀れな奴隷クーちゃんを助けることができるのか。
そしてようやく目覚めし男は、事態を受け止め、どう動くのか――。
次回、眠っていた人物が起床する編、真犯人との対決編です。お楽しみに
364 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/06(日) 01:43:15.27 ID:fTGZhFkUo
おつ
一応証拠になりそうな物は確保出来たが…後は出たとこ勝負だ
365 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/06(日) 06:51:22.35 ID:XqQjwhcRo
乙
妖精とクロシュ万能すぎんか
探偵としてやっていけそう
366 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/06(日) 14:51:04.72 ID:eaam6MaYO
これらの証拠でリラを納得できるかな?
367 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/06(日) 19:53:32.56 ID:9/xHs7ZB0
必要な証拠は既に揃っていると言えるかもしれません。後は実際に真犯人と対峙して、どのように話をするかにかかっています。とはいえこれは本格的なミステリーではないので、テキトウにやってもなるようになります
妖精さんとクロシュさんは、実のところこういった調査に必要な特殊技能をいろいろ持ち合わせています。人間社会で妖精類やスライム類の者が犯罪捜査を行ったりすることはないため、その捜査能力はあまり人間に知られていないのかもしれません
必要な証拠は既に揃っていると言えるかもしれません。とはいえリラ氏は変わった人物なので、これによって彼女を説得できるかどうかは今のところ予測不能としか言えないかもしれません
368 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/06(日) 19:56:06.32 ID:9/xHs7ZB0
―夕方
医務室
ヴィルト「!」ガバッ
顔色の悪い医者「おや、ようやく起きたか。気分はどう? 水は飲めるかい?」ヌッ
ヴィルト「俺はどれくらい寝ていた……!?」
顔色の悪い医者「3日くらいかな。最初にもらった代金じゃ全然足りないから後で追加の治療費と入院費を払ってもらうよ」
丸窓「」
夕日にきらめく海原「」キラキラ
ヴィルト「まだ航海中……リテン・ヘイヴンには着いていないんだな?」
顔色の悪い医者「ああ。到着は明日の朝の予定だよ。ところで君、金のアテはあるのかい」
ヴィルト「……向こうに着いたら借金でもなんでもして払う」
顔色の悪い医者「キッチリ支払えるなら調達手段は問わない。でも君に支払能力やその意思があるかどうかわからないから、ひとまず担保としてこれを預からせてもらうよ」スッ
短剣「」キラン
ヴィルト「!」
顔色の悪い医者「これ、森のエルフが拵えて祈りを込めた守りの短剣だろう。市場には出回らない貴重品だ。担保として申し分ない」
ヴィルト「……どうしても、それを担保にしないとダメか?」
顔色の悪い医者「こっちも治療費諸々を踏み倒されちゃたまらないからねえ。他に今回の費用の担保になりそうなものがあれば、それでも構わないよ」
ヴィルト「……」スッ
魔導拳銃「」
翡翠の賽「」
船旅ビスケットの空き缶「」
顔色の悪い医者「その翡翠の立方体……何かのアーティファクトかい?」
ヴィルト「いや、これもダメだ」
顔色の悪い医者「じゃあやっぱり短剣しかないね。その魔導拳銃も悪い品ではなさそうだけど、今回の費用には足りなそうだ」
ヴィルト「……治してもらった立場で言うのも申し訳ないんだが……治療費、高すぎないか?」
顔色の悪い医者「そりゃあそうさ。ここをどこだと思っているんだね?」
ヴィルト「……リテン・ヘイヴン……その定期船か」
顔色の悪い医者「その通り。地獄の沙汰も金次第ってことだよ」
ヴィルト「わかった。金は必ず払うから、その短剣は絶対に失くしたり横流しとか売却とかしないでくれ」
顔色の悪い医者「もちろんだとも。そちらこそよろしく頼むよ」
ヴィルト(……金はどうにでもなる。問題は……彼女のことだ)
ヴィルト(クーさん……無事でいてくれ!)グッ
◇
369 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/06(日) 19:58:13.16 ID:9/xHs7ZB0
―奴隷監置区画
ヴィルト「クーさん……!」
クーちゃん「……えっ!? だ、誰?」
ヴィルト「……昔、あなたに助けられた者です。ヴィルト・エクセリアと言います」
クーちゃん「えっそうなの!?」
ヴィルト「はい」
クーちゃん「そうなんだ……?」
ヴィルト「事情を聞かせてください。力になります」
クーちゃん「……え、ええと……事情って言っても……」
トコトコ パタパタ
妖精「おーい、クー……あれ? そこにいるのは……」
クロシュ「クーちゃん……ヴィルトさん!」
ヴィルト「!?」
クーちゃん「あ、みんな……!」
リュアン「ヴィルトさん!」
フメイ「あ、ほんとにヴィルトだ」
聖女「お久しぶりです! この船に乗ってらしたんですね?」
ヴィルト「お前たちも乗っていたのか……!」
メアリー「……この、強面の男性は?」コソッ
妖精「ヴィルトっていう旅人だよ。ある人を探して旅をしてる……って言ってたよね。あれから記憶はどう?」
ヴィルト「ああ、ヴィルト・エクセリアだ。そちらの女性は――」
メアリー「……メアリーです」
ヴィルト「ブロンドの髪に、紅碧のオッドアイ……メアリー・ロード・セイントレア王女……!?」
メアリー「違います。ただの旅人です」
妖精「ってことにしてあげてくれる?」
ヴィルト「……あ、ああ。わかった」
*
ヴィルト「クーさんが冤罪をかけられていて、真犯人は超能力者……だと?」
妖精「うん。私たちなりに証拠品は集めた。後はそいつを説得して自首させるだけってところ」
ヴィルト「医務室で寝ている間にそんなことになっていたとは……」
リュアン「えっ!? も、もしかして床に血溜まりを作って寝てた人って……」
ヴィルト「恐らく俺だ」
リュアン「だ、大丈夫なんですか!?」
ヴィルト「ああ、体は丈夫な方なんだ。それで……俺にも事件の概要や証拠品のことを教えてもらっても良いか?」
妖精「うん。私たちもここで事件のことを一度振り返るつもりだったから、丁度良かったよ」
☆ヴィルトが同行者に加わりました
◇
370 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/06(日) 19:58:39.18 ID:9/xHs7ZB0
―夜
カロン号 劇場
木槌「」カン!
船長「お集まり頂けただろうか? 関係者諸君」
リラ「はっ。審問官リラ、準備完了しております」
妖精「え、何これは……」
船長「容疑者クーの疑いについて、妖精らの異議申し立てを受理し船上審査会を行うこととした。容疑者の弁護を行う者は、審問官の反対側の席へ」
クロシュ「!」モニョッ
妖精「ええと……なんでこんな会を?」
船長「我々がふざけてこのようなごっこ遊びをしているように見えるかもしれないが、そうではない。物事の進行には順序と手続きが必要だ。一度容疑者として留置した者の罪を再審査するとなれば、相応の儀式が必要なのだ。無論、我々は船の専門家であって法の専門家ではないゆえ大いに不備があるかもしれないが、どうかお付き合い頂きたい」
聖女「承知致しました。私たちの訴え、真摯に受理して頂き感謝致します」
フメイ「えっと、何すればいいの?」
リュアン「……これまでに準備してきたことを、ちゃんと言って、あの人たちを納得させれば良いんだよ」
奴隷商人「おい、頼むぞお前ら……! あいつの冤罪を晴らしてやってくれ……!」
ヴィルト「……あなたは?」
妖精「クーを捕まえて売り飛ばそうとした悪徳奴隷商人だよ」
ヴィルト「……」ギロ
奴隷商人「うぇ!? な、なんだよぉ……!?」
聖女「ヴィルトさん、今この人を糾弾しても仕方ありません。クーちゃんさんのことについては、彼女の無罪を証明してからまた考えましょう」
ヴィルト「……ああ、わかってる。すまん」
*
371 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/06(日) 20:05:23.04 ID:9/xHs7ZB0
木槌「」カン!
船長「ではまず容疑者クーの口から、当日のことについて証言してもらおう」
――証言開始――
クーちゃん「は、はい。えっと……あ、あの日は、普通に奴隷監置区画を出て、厨房で作られた料理とか飲み物を運んでいたりしてて……。被害者の方からワインの注文があったので、厨房に行って保冷庫から新品の高級ワインを取り出して、劇場に戻ってお注ぎしました。そしたら……急にあの人が、血を噴いて倒れてしまって……」オロオロ
リラ「お注ぎする前に毒を仕込んだのですね?」
クーちゃん「ち、違います! 毒なんて仕込んでません! あの場で開封して、すぐにお注ぎしたんです!」
リラ「フッフッフ、でもあのワインに毒を仕込めたのはクーちゃんだけですよね? だってあなたが手に取るまで未開封の新品ワインだったんですもの」
クーちゃん「う、うぅぅ〜……!!」
クロシュ「んわわ……!」モニャニャ
リュアン「い、いきなり絶体絶命です……! ていうかリラさん、全部知ってる癖になんて白々しいんですか……!」
妖精「くっ……! でもこれがリラ流のやり方ってことだ……! この窮地を覆してみろって言いたいんだ……!」
フメイ「むむ……。フメイ、どうすればいい? 燃やす?」
聖女「いえ……何か使えそうな証拠があるはずです……!」
◯毒について
一般に毒性を知られていない黒化凪鉄化合物。
テレポーテーションという超能力によって未開封のワインへ混入された。
医務室の医者は、奴隷がそれを毒と知って入手するのは極めて難しいと証言している。
被害者ケンブツ・アクトゥクの持ち物だった。
◯被害者ケンブツ・アクトゥク子爵について
セイントレア平原南西に位置する小さな港町アクトゥクポートを治める小貴族アクトゥク家の当主。
ガイスト・シュヴァルシュタインというフリーの兵器開発者と兵器購入の契約を交わそうとしていた。
手記によると、黒化凪鉄化合物を用いてリラと奴隷商人の殺害を計画していたらしい。
◯クーについて
奴隷となる前は商人として活動し生計を立てていた。
超能力を考慮しない場合、クー以外に犯行可能な人物は存在しない模様。
◯リラについて
自称月より舞い降りた伝説のウサギ人。リテン・ヘイヴンで自由に振る舞っている。
多くの有力者が手籠めにしようと試みたが、全て失敗に終わり非業の末路を辿ったと言われている。
◆弁護側の心証 [4/4]
↓1選択 使う証拠
1.毒について
2.被害者について
3.クーについて
4.リラについて
5.運命賽を使う(残り6)
372 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/06(日) 20:08:43.64 ID:fTGZhFkUo
1
373 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/06(日) 20:13:14.76 ID:eaam6MaYO
1
374 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/06(日) 20:31:34.89 ID:9/xHs7ZB0
クロシュ「いぎあり!」ドン!
リラ「!」
クロシュ「クーちゃんが……毒、使うの……おかしい!」
リラ「どうして? 厨房から劇場まで運ぶ間に、毒を仕込むタイミングなんていくらでもあったはずですよ?」
クロシュ「んーん……! 毒……黒化凪鉄化合物……クーちゃんは……知らないと、おもう……!」
リラ「!」
船長「医者から話は聞いている。ワインに混入された毒は、希少な凪鉄を利用した黒化凪鉄化合物だそうだな。確かに、一介の奴隷であるクーが入手するのは難しく、その毒性を把握することも困難な代物であるという」
リラ「でも難しいとか困難とかって��不可能�≠フ証明にはなりませんよね?」
クロシュ「!」
船長「その通りだ。クーは奴隷となる前、商いによって生計を立てていたことが明らかになっている。商人であった頃に黒化凪鉄化合物を入手したり、その毒性を把握したりできる可能性は大いにあったと言えるだろう」
奴隷商人「異議あり!」ドン!
船長「どうぞ」
奴隷商人「奴隷のボディチェックは完璧に行っていた! クーがそのような毒を持ち込む隙はなかったと断言する! これが日々のボディチェック記録だ!」
奴隷のボディチェック記録書類「」ポン!
船長秘書「……ロスチャイルド商会の監査印も入っています。信用できる証拠として受理しましょう」
船長「ふむ。だがそうなると、毒の出所が全くの不明となる。そもそも我々は毒の出所を未だに掴めていないのだが……」
リラ「容疑者がその辺に落ちていた小瓶を拾って、貴族への恨みでポポイと混入させたとかじゃないですか〜? 毒の瓶は犯行の前に海にでも投げ捨てちゃったんだと思います〜」
クロシュ「――!!」
妖精「気付いたね? 一気に攻勢に出るチャンスだよ、クロシュ!」
◆弁護側の心証 [4/4]
↓1選択
1.毒の混入タイミングについて
2.毒の捨て方について
3.毒の容器について
4.運命賽を使う(残り6)
375 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/06(日) 20:36:38.90 ID:Bcts7X/so
3
376 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/06(日) 21:04:18.42 ID:9/xHs7ZB0
クロシュ「……リラさん……なんで、毒の容れ物が……小瓶だって、知ってるの?」
リラ「え!? あ、ああ〜! それは言葉の綾ってやつだよね〜。とりあえず便宜的に小瓶て言ってみただけで、実際の容れ物の形は知らないっていうか〜」
扉「」バァン!
船員「船長、審理中失礼します! 凶器と思わしき毒物を発見しました!」
船長「何だと!? どこにあった!」
船員「被害者の……客室です! 机の中に巧妙に隠されていました!」
船長「何!? どうやって見つけた!?」
船員「匿名のタレコミがありまして……」
船長「まあいい、証拠品として受理する!」
黒い粉末の入った小瓶「」ポン!
奴隷商人「……! おい……小瓶だぞ!!」
フメイ「小瓶!」
船長秘書「……これが凶器であるなら、奴隷クーが犯人である可能性は限りなくゼロに近づきます。厳重な警備を掻い潜って上等客室に侵入し、この小瓶を持ち出すほどのはニンジャでもなければ不可能です。しかし……それよりも確認すべきことがありますね」
妖精「……審問官リラ。毒の容器を小瓶と知っていた理由……詳しく説明してもらえる?」
リラ「だ、だからぁ〜。たまたまだってぇ〜」
クロシュ「いぎあり!」ドン!
リラ「んわっ!」
クロシュ「指紋……しらべれば、わかる!!」ドドン!
船長「ああ。調べてみよう」
*
黒い粉末の入った小瓶「」
小麦粉「」ポンポン
浮かび上がる2人分の指紋「」
船長「この2人の指紋は……被害者ケンブツ氏と……審問官リラ、あなたのもののようだ!」
リラ「〜〜!!」ズギャァァン!!
船長「そして奴隷クーの指紋は検出されなかった。このことについて、説明していただけるだろうか?」
リラ「あ〜、それね〜。ちょっと前にケンブっちがドヤ顔で自慢して見せて来たことがあってぇ〜。あーし、ちょっとベタベタ触っちゃったみたいな〜?」
クロシュ「!」
◆弁護側の心証 [4/4]
つきつけよう!
↓1選択
1.兵器購入の契約書の写し
2.被害者の手記の写し
3.2人分の指紋の写し
377 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/06(日) 21:06:30.93 ID:kHUU0IpB0
2
378 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/06(日) 21:49:07.80 ID:9/xHs7ZB0
クロシュ「ケンブっち……リラさんに、ドヤ顔、しなかった!」モニョッ
リラ「!」
クロシュ「これ……ケンブっちの、日記!」ドン!
被害者の手記の写し「」ポン!!
船長「これによると……確かに、被害者がリラ審問官に毒物を見せびらかすとは極めて考えにくい! しかしこの手記……本物か!?」
船員「被害者の部屋から同じものが見つかってます! 事件には関係ないものとして証拠品にはしませんでしたが……」
船長「いや、関係がある! ……この際、君がなぜ手記の写しを持っているのかはあえて聞かないでおこう」
クロシュ「う、うん」
船長「そしてリラ審問官。度重なる事実と異なる発言……何を隠しているのか、正直に申し上げてみてはどうか?」
リラ「……くっ……うっく……」
リュアン「俯いて……もしかして、泣いて……?」
聖女「ですが……例え涙を……ん?」
リラ「うく……くくく……くぁーっひゃっひゃっひゃ!!」ゲラゲラゲラ
クロシュ「!!?」モニャッ
船長「!!?」
リュアン「!!!」
リラ「あはっあはっあはっ!! お〜見事です、お見事お見事! でも残念……例え小瓶から私の指紋が検出されたとしても、それが即ちワインに混入させた証拠にはなりませんわねえ!?」
クロシュ「!!!」
妖精「くっ……!! そ、その通りだけど……!」
リラ「依然として、ワインに毒を混入させられたのはクーちゃん以外にいないという事実は厳然たる真実なんですねえ! ニャーは無罪ウサねえ!!」ゲラゲラゲラ
船長秘書「……彼女の言う通り。毒をワインに混入させられたのはクー容疑者だけでした。その前提を覆せない以上……話は終わりかもしれません」
フメイ「うう〜〜!! 違う……!!」
リュアン「フメイちゃん……?」
フメイ「だってリラの奴……超能力者だもん!!!!」
聖女「そ、それは……。でも、しかしそれを証明することは……」
フメイ「リラ、テレポートで毒をワインに移したって、自分で言ってたもん!!!」
リラ「あれあれ〜? 何のことですかねえ〜? 超能力なんてあるわけないじゃないですか、メルヘンやロマンチシズムじゃあるまいし〜?」
妖精「くそ……! あいつ、事件の全貌を明らかにしたら自首するって言ってた癖に……!!」
メアリー「ですが……超能力者である彼女がそれを自ら実演して見せなければ……私たちには、打つ手がありません……」
リュアン「うぅ……ここまで来て、どうしようもないの……!?」
ヴィルト「超能力によるテレポート……?」
クロシュ「……」
ファイナルアンサー
↓1選択
1.トカゲの姿で高速移動し背中をタッチ
2.不意打ちのむげん斬り(峰打ち)
3.旧世樹の杖で平和にする
0.自由安価(できないことはできない)
379 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/06(日) 22:00:39.13 ID:dgNJdiqWO
1でトカゲクロシュをテレポートで移動させるに賭ける
2だとリラがテレポートで避けてもテレポートできるのは自分のみと言い逃れされそう
380 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/06(日) 23:40:00.54 ID:9/xHs7ZB0
モニョニョポン!
船長「む!? 弁護人クロシュはどこへ!?」キョロキョロ
妖精「はっ……! クロシュは――」
シュタタタッ
シュバッ!!
リラの背中に飛ぶトカゲクロシュ「」ヒューン――
普通に避けるリラ「見え見えだよ〜ん!」サッ
ドギュンッ―
リラに迫るゴム弾「」ギュオオオオ
リラ「っ……!?」
魔導拳銃を構えたヴィルト(……避けられる態勢ではないはずだ。どうする?)
リラの背後で響く着弾音「」カンッ
落ちて転がるゴム弾「」コロコロ…
無傷のリラ「……」
船員「……船長! 今……確実に命中してる角度でした!」
船長「ああ。だが……見ての通り、彼女は無傷のようだ」
リラ「は〜……部外者に暴かれちゃうのはちょっと興醒めかもニャ。とりま合格でいっか」
スタスタ
リラ「見ての通りリラは超能力者で〜す。ほい、こんな感じ」
指パッチン「」パチン!
毒の小瓶の中にテレポートするゴム弾「」パッ
船長「!!」
ヴィルト「!!」
リラ「こんな感じで毒を未開封ワインの中にテレポさせたってわけ。おわかりいただけたかしらァん?」
船長「毒の瓶も、そのテレポート能力で手元に取り寄せたのか?」
リラ「ケンブっちが隠し持ってるのを見つけて普通にスリました。ウチのことギンギンにして見つめてたかんね〜。まあその後部屋に戻したのはテレポだけどね」
船長「……罪の自白と受け取るが、構わないな?」
リラ「ま〜そ〜ゆ〜約束だったかんね。クロシュっちたちのがんばりが見れて余は満足ぢゃ」
クロシュ「う、うん」
船員「船長……リラちゃんってどうやって捕まえとくんですか?」
船長「……とりあえず、既存の方法で拘束しておく。逃げられたらその後のことはその後考えよう」
船員「はい」
☆真犯人を突き止め、クーちゃんの無罪を勝ち取りました
◇
381 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/06(日) 23:40:28.11 ID:9/xHs7ZB0
―夜
カロン号 廊下
クーちゃん「クロシュ〜〜!!」ポロポロ
クロシュ「クーちゃん!」
クーちゃん「クロシュなら、クロシュなら絶対に助けてくれるって信じてた!! ありがど、ありがどぉ〜!!」ポロポロ
妖精「ふう〜……とにかくこれで一件落着だね」
リュアン「はい! めでたしめでたし、です……!」
聖女「リラさんが最後にちゃんと約束を果たしてくれて良かったです……」
フメイ「うん。フメイ、むかつきすぎて船ごと燃やしちゃうとこだったかも」
メアリー「ふふ……。フメイさんも、よくがんばってくれました……。お疲れ様です……」
少し離れたところで息をつくヴィルト「ふぅ……」
妖精「ヴィルトも、あの土壇場でありがとう! リラの超能力を暴く決定打になったよ」
ヴィルト「……ん、ああ。上手くいくとは思ってなかったんだけどな」
妖精「クーの奴に昔助けられたんだっけ? なんか変わった縁もあるんだねえ」
ヴィルト「フッ……そうだな」
妖精「そういえば、あれから記憶はどうなの? いろいろ思い出した?」
ヴィルト「……ああ。まだ完全ではないが、かなり思い出せてきた」
妖精「本当? 大事な物を返す相手は見つかった?」
ヴィルト「いや……肝心のその人物のことは、まだ思い出せていないんだ……」
妖精「そ、そうなんだ……。でもかなり思い出せたなら、きっともうすぐ全部思い出せるよ」
ヴィルト「だといいが」
382 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/06(日) 23:42:05.92 ID:9/xHs7ZB0
奴隷商人「あ〜……皆さん、盛り上がりのところ悪いんだが……。そろそろ、クーを奴隷監置区画にだな……」
クロシュ「!?」モニョッ
クーちゃん「えっ!?」
フメイ「なんで? クーはもう無罪放免で、自由の身なんじゃないの?」
奴隷商人「あ〜、その……。冤罪が晴れただけで、奴隷っていう身分に変わりはなくってェ……」
クーちゃん「い、言われてみれば……確かにそうね……」
奴隷商人「その……売却先も、もう決まっててェ……」
ヴィルト「破棄しろ。契約を」ヌッ
奴隷商人「そ、そうすると……違約金が、すごくってェ……。俺の全財産でも、足りなくてェ……」
妖精「え、ええ……」
リュアン「そんな……」
土下座奴隷商人「……ほ、本当に申し訳ございませんっ!!! 俺も、出せるだけは出すので……!! 違約金の不足分を、ご負担して頂けると……!!」ザザッ
クーちゃん「えっ……えっえっ……」オロオロ
クロシュ「妖精さん……!」
妖精「は〜……わかったよ。違約金っていくらなの」
土下座奴隷商人「……一般通貨換算で、5000万です」
妖精「はあああ!!?!?」
リュアン「え、えええ!!? なんですか、それ!!?」
聖女「孤児院の予算……何年分でしょうか……」
奴隷商人「リテン・ヘイヴンは物価が他の地域の数倍にインフレしててェ……」ジワワ
ヴィルト「……俺の記憶が間違っていなければ、リテン・ヘイヴンでは仕事の報酬もかなりインフレしている。交換レートと手数料が最悪の独自通貨が使われているからリテン・ヘイヴンで大儲けして里帰り、なんてことはできないが……。リテン・ヘイヴン内でどうにか稼ぐだけならなんとかなる……はず」
クロシュ「じゃあ……稼ぐ!!」ドン!
クーちゃん「あぅぅ……クロシュぅ……」ジワワ
フメイ「ふうん。フメイもいいよ、お金稼ぎ」
妖精「乗りかかった船だ、私も最後まで面倒見るよ」
クーちゃん「〜〜〜!!」ポロポロポロ
奴隷商人「恩に着ますッ!! 恩に着ますッ!!」ペコペコ
☆目標「クーちゃんの濡れ衣を晴らす」を達成しました
☆目標「クーちゃんの違約金を払う」が新たに発生してしまいました……
◆
383 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/07(月) 00:22:12.56 ID:H5jJMMrP0
―深夜
カロン号 船首
昇る月「」
月の光にゆらめく水面「」キラキラ
船首に腰掛けて脚をぶらぶらさせるリラ「〜〜♪」
ストッ
マネキ「相変わらず派手にやっているようだな」
リラ「あら、マネキ猫ニャン」
マネキ「聖女とクロシュはどうだ?」
リラ「真面目な子たちニャンねえ。聖女ちゃんなんて、わざわざおあつらえ向きなステージを用意してあげたのに運命を変えなかったウサ」
マネキ「そうか。それもまた良かろう」
リラ「猫は聖女に力を取り戻して欲しいのかワン?」
マネキ「本人が望むようにすれば良い。吾輩は眺めているだけだ」
リラ「そっちは相変わらずヒエヒエのフリーズドライですわねえ」
マネキ「そうか?」
リラ「そうよ。力があるなら使った方が面白いわ」
マネキ「お前は好き勝手やりすぎと思うが」
リラ「何か問題ある?」
マネキ「ない」
リラ「でしょ?」
マネキ「だが、いつか邪鬼として討たれても文句は言えんぞお前」
リラ「ウサがそんなヘマすると思うピョン〜?」
マネキ「思う」
リラ「ガチトーンで言われたウサ……」
マネキ「吾輩は真面目だからな」
リラ「あそいえば、魔導拳銃を持った人相の悪い男は知ってるウサ?」
マネキ「誰だ?」
リラ「ヴィルトとか呼ばれてたワン」
マネキ「知らん」
リラ「この世界の者ではなかったニャねえ」
マネキ「そうか」
リラ「マネキニャン、他人に興味なさすぎないかワン?」
マネキ「なぜ顔も知らん奴のことなぞ気にせねばならんのだ」
リラ「そりゃまあ、ウサたちって一応そういうアレだし? 世界になんかの影響がありそうならちょっと考えなきゃいけないのかな〜ってリラもリラなりに考えてみたり〜」
マネキ「異物の混入程度で潰れるなら、この世界もそれまでというだけの話だろう」
リラ「やっぱりマネキニャンってスーパードライすぎるニャン……」
◆
384 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/07(月) 00:23:27.65 ID:H5jJMMrP0
本日はここまで
長き調査の果てに、とうとう真犯人を追い詰めてクーちゃんの無罪を勝ち取った一行。勝利の喜びを分かち合うあかちゃんスライムたちであったが、すぐに次なる問題が発生する。クーちゃんの売却契約破棄によって生じた違約金の支払いである。
罪の街リテン・ヘイヴンにて、クロシュたちは誰と出会い、何を思い、どう金を工面するのか――。
次回、リテン・ヘイヴン編開幕。お楽しみに
385 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/07(月) 01:31:03.05 ID:Zi/ctgTFo
おつ
いよいよ上陸
この一行なら大抵の仕事は難なく熟せるだろうけど…場所が場所だけにまともじゃない案件も多そうだ
386 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/07(月) 20:22:40.89 ID:wI1HIx92o
メタ的にいえば金さえ稼げばさっさと島をおさらばできるのか
387 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/07(月) 21:53:00.65 ID:gcdRC8Og0
乙
まさかのリラとマネキ知り合い
388 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/12(土) 07:58:35.11 ID:S5qOVecB0
リテン・ヘイブンはどんな話しになるかな?メタ的ではあるけど監獄島があるから関連はありそう。
389 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/12(土) 13:18:26.75 ID:evFjr2VuO
リラはそのまま逮捕されると思ったけどマネキと一緒にいたから捕まる前に逃げたのか?
390 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/12(土) 21:16:10.20 ID:OdKHSPRt0
クロシュたちはいろいろ多芸なので、できることは実際多いです。しかしながら稼がなければならない額が大きく、普通の仕事では間に合わないかもしれません。美味しい仕事を見つけるのが良いでしょう
お金を稼ぐことができれば、目的達成となります。それでさっさと島から出ていけるかどうかは今後の展開次第となります。今のところ未知数としか言えませんが、恐らくなるようになるでしょう
リラ氏とマネキ氏は知り合いだったようです。彼らがどのような関係なのかは今のところよくわかりませんが、何やらいろいろ詳しいことがあったりなかったりするのかもしれません
監獄島は監獄島なので、今後の展開次第では行く可能性もあります。しかしながら監獄島は恐ろしい場所なので、気軽にホイホイ行くことはできないかもしれません
リラ氏はウサギ星人なので、捕まっていても自由にいろいろな場所を出入りしています。リラ氏がちゃんと逮捕されてくれるかどうかはリラ氏次第としか言えないかもしれません
391 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/12(土) 21:17:20.56 ID:OdKHSPRt0
―リテンポート港
汽笛「」ボ―――
着港する定期船「」ゴウン…
◇
ワイワイ ガヤガヤ トンカントンカン
降りていく乗客たち「」ワイワイガヤガヤ
船長秘書「それではまたのご利用をお待ちしております。リテン島観光をお楽しみくださいませ」ペコリ
船長「リテン・ヘイヴンは罪と魔が蔓延る暗黒都市。重々気を付けるが良い。君たちにはいらぬ心配かもしれんがな」
エインヘリアル「それじゃ私も行きますね〜。ご縁があったらまたお会いしましょう」フリフリ
リラ「お達者で! 地獄の底から見守ってますウサよ〜」フリフリ
船長「……言っても無駄だとは思うが……自由に動かないで頂きたい、リラ容疑者」
リラ「人権侵害ニャ!!」
◇
392 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/12(土) 21:17:56.34 ID:OdKHSPRt0
―港湾都市リテンポート
ザァーン… ザザァーン…
カモメ「クゥー、クゥー」
カニ「」チョキチョキ
打ち付ける波「」ザァーン―
近代的な石造りの岸壁「」バシャァン―
活気のある市場「」ワイワイ ガヤガヤ
クロシュ「わぁ〜……」
フメイ「人、いっぱい……」
奴隷商人「ここはリテン島の玄関口だからな。王国で言やウォーターポートに相当する港湾都市さ。機械都市に相当する工業港と工業地帯もあるんだぜ。どっちかっつーとウォーターポートがここの構造を見本にして真似たんだ」
妖精「うへぇ……嫌な文化の連鎖だ……」
リュアン「妖精さんはやっぱり機械とか嫌いなんだ……」
妖精「うん。しかもあいつら……いや、この話はよそう……」
聖女「今は……とにかくクーちゃんさんの契約破棄を相手方に伝えに行かないといけないんですよね……」
奴隷商人「うっ……そ、そうだ……。お前たち……俺と一緒に土下座してくれるんだよな……?」
妖精「え、いや土下座するのはあなた一人じゃ……?」
奴隷商人「う、嘘だろ……!? ここで裏切るのか……!!?!?」
メアリー「違約金さえ払えば良いのではないのですか……? 裏切るつもりなど……」
奴隷商人「お、お前たちはアイツらのことがわかってねえ! 違約金さえ払えばハイ手打ち! ……ていうのも事実だが、それは耳を揃えて一括で払える場合の話だ! お、俺たちが今すぐには払えねえと知れば……う、ううっ……!」ガクブル
妖精「え、私たちまで責任を問われるの?」
奴隷商人「相手はロスチャイルドの次くらいにリテン・ヘイヴンを仕切ってるマフィア、マフィンファミリーだぞ! 常識や道徳が通じるなんて思うなよ……!?」
フメイ「じゃあ一人で行けば良いんじゃないの?」
奴隷商人「俺一人だったら絶対『払える見込みなし』って判断されて監獄島行きになっちちまう……。それだとクーの奴も助かんねえぞ……」
フメイ「そうなんだ……」
ヴィルト「……仕方ない。払える見込みがあることを示そう」
奴隷商人「おお、頼むぜ兄ちゃん……! 俺以外で唯一の男が、アンタみたいな強面のヤバイ奴で助かったよ!」
ヴィルト「……」
クーちゃん「……」ブルブル
クロシュ「クーちゃん……こわいの?」
クーちゃん「えっ……!? こ、怖くなんて……」
フメイ「大丈夫。悪い奴ら、フメイたちがやっつけてあげる」
ヴィルト「ああ。俺たちが必ず守ります。だから安心してください、クーさん」
クーちゃん「こ、この島の有力者相手に暴力沙汰はやめなさい……!! でも……ありがと……」
クーちゃん(……二度と、この島には戻らないつもりだった……。それなのに……結局、こんな形で戻って来る羽目になって……。もう終わりだって、思ってた……)
クーちゃん(でも……怖いけど、こいつらが一緒なら……大丈夫な気がする……)
◇
393 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/12(土) 21:18:32.38 ID:OdKHSPRt0
―マフィンファミリー リテンポート支部
大柄構成員「あァン!? 契約破棄だと!?」ダンッ
奴隷商人「ヒッ……! で、ですから、違約金はちゃんとお支払いしますのでェ……」
インテリ構成員「ふむ……このタイミングでの契約破棄の場合、違約金は1200万リテコインですね」
奴隷商人「エッ!? ご、500万リテコインのはずじゃ……!?」
インテリ構成員「それは基礎金額です。違約金にはそれに加え、当ファミリーが受けた損害分が上乗せされます。ほら、契約書のここに書いてありますね」スッ
インテリ構成員の指「」ススッ
契約書の隅っこに書かれたすごく小さい文字「」デン!
奴隷商人「」グニャァ
大柄構成員「まさか払えねェなんて言わねェよなァ? それともアレか? これから監獄島で稼ぐつもりなら渡航代くらいは出してやるぜ?」ニヤリ
「まった!!」ドン!!
大柄構成員「あァん?」
クロシュ「足りない分……わたしたち、払う……!!」
聖女「不足分は私たちが稼いでお支払い致しますので、どうか待っていただけませんか……!」
インテリ構成員「何やらゾロゾロ引き連れてきて、幼稚園でも開業するのかと思っていましたが……まさか彼女らが労働力のアテなのですか?」
奴隷商人「……そ、そうです。見た目で判断しないでください、彼女たちはこう見えて頭もキレるし、腕っぷしもあります。定期船の貴族毒殺事件で、冤罪を晴らしたのは彼女たちの手腕なのです」
クロシュ「ん!」ドヤッ
インテリ構成員「……ふむ。まあいいでしょう。それでは手付金として、1200万の内200万リテコインをこの場でお支払いください」
奴隷商人「ウッ……わ、わかりました。200万リテコインになります」ススッ
札束「」デン!
インテリ構成員「ふむふむ……はい、確認しました。それでは残りの1000万リテコインについては、10日間の弁済猶予期限を設けます。期限内に必ず全額を不足なくお支払いください」
妖精「10日!? たったの10日!!?」
インテリ構成員「はい。でも1000万リテコインなど、あなた方ならすぐに稼げるかと。何なら、あなた方の内の何人かが代わりの奴隷として当ファミリーに身売りすればこの場で終わりです。特に妖精の奴隷は需要の割に供給が乏しいので」
妖精「こ、こいつ……!!」
クーちゃん「ちょ、ちょっと待ってください……! どうして何人かなんですか……!? 私一人にそこまでの価値があるわけ……」
インテリ構成員「違約金は当ファミリーが受けた損害を考慮し多角的に算定されますので、奴隷クーの商品価値とイコールではありません」
ヴィルト「……金はこちらで稼ぐ。お前たちの提案を聞く義務はない」
インテリ構成員「期限内に無事お支払い頂けるなら、過程は問いません。ですがもしお困りの場合はいつでも当ファミリーへお越しください。割の良いお仕事をご紹介しましょう」
妖精「……わかったよ。どうにかしてやる」
インテリ構成員「これは善意のアドバイスですが、お金を稼ぐならこの港湾都市ではなくリテン・ヘイヴン首都の方が良いですよ。物価も高いですが報酬も相応に高いので。金の支払い仕事の受注も、首都のマフィンファミリー本部で可能です」
☆クーちゃんの違約金1000万リテコインを弁済することになった……
◇
394 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/12(土) 21:20:43.17 ID:OdKHSPRt0
奴隷商人「うぐっ、うぐっ……俺の全財産が……」ポロポロ
聖女「誰かの不幸でお金を稼いだ報いですよ……。まずは、自分の罪としっかり向き合ってくださいね……」
リュアン「……えっと、1000万リテコインって……一般通貨で言えば、1億……ってことですよね……?」
メアリー「はい。率直に言って狂っています」
クーちゃん「……例え極小の文字でも、契約書に書いてあったならこちらの不手際になるのよ。少なくともこの国の法では……」
妖精「はあ、嫌な国だなあ……。金さえ稼げれば何をしても良いと思ってるのか」
フメイ「1000万って、稼げるの?」
奴隷商人「……かなりヤバイ橋をいくつも渡れば……ギリギリ、稼げないこともない……かもしれねえ……」
クロシュ「インテリさんの言ってた……ファミリーの、お仕事は……?」
奴隷商人「……かなり危険だと思うが、実入りは実際良いはずだ。最大の問題は、犯罪の片棒を担がされたり、マフィンファミリー以外の組織を敵に回したりするリスクがあるってことだな……。最悪、ロスチャイルドに目を付けられるぞ……」
フメイ「それなら大丈夫じゃないの? フメイたち、もう目を付けられてそうだし」
奴隷商人「エッ!?」
リュアン「いやいや……そうだとしても犯罪の片棒はダメだよフメイちゃん!」
フメイ「あ、そっか」
妖精「リテン・ヘイヴンはロスチャイルドの本拠地でもあるってことは頭に入れておいた方が良さそうだね……」
*
ヴィルト「……メアリー、さん」
メアリー「はい、何ですか。あとさん付けも敬語も不要ですよ」
ヴィルト「……俺は単独で金稼ぎに専念しようと思う。後でそのことを皆に伝えて欲しい」
メアリー「……? 直接伝えた方が良いのでは……?」
ヴィルト「そうすると、クロシュたちが俺を心配して引き留めようとするのは目に見えている。俺としても、引き留められると無理に振り払うのは心苦しいんだ」
メアリー「なるほど……。だから、冷血そうな私に伝言を頼んだと……」
ヴィルト「そんなことは一言も言ってないんだが……」
メアリー「冗談です。伝言の件、承りました。こう言っては何ですが……一人の方が、いろいろやりやすいこともあるでしょうからね」
ヴィルト「まあ、な。そういうのも含めて、あまり心配をかけたくないんだ」
メアリー「不器用な人ですね……」
ヴィルト「……よく言われる」
*
リュアン「……あれ、ヴィルトさんは?」キョロキョロ
メアリー「……一人で稼いで来ると、私にだけ伝えて……こっそり離れていきました……」
妖精「えっ、どうしてメアリーにだけ?」
フメイ「フメイたちって、信用ないの?」
メアリー「……妖精さんたちに言うと、引き止められそうだから……とも言っておりました。だから、ほぼ初対面の私にだけ……」
妖精「そ、それはまあそうかもだけど……」
リュアン「余計心配です、そういうの……!」
フメイ「んー……まあ、ヴィルトなら大丈夫じゃないの。強いし」
クロシュ「……うん! きっと……だいじょうぶ!」
聖女「はい、きっと大丈夫です……! 吉報を待ちましょう」
クーちゃん「……あいつ……助けてもらった恩返しなんて言うけど、別の誰かと勘違いしてるんじゃないかしら……。はあ……うぅ、なんだか頭がグルグルする……。こんな気持ち、初めてなんだけど……」
フメイ「恋?」
聖女「罪悪感かもしれません……」
☆ヴィルトが同行から離脱しましたが、定期的にお金を入れてくれるようになります
◇
395 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/12(土) 21:23:44.24 ID:OdKHSPRt0
https://i.imgur.com/kXOG3jQ.jpeg
―夕方
夕闇の中浮かび上がるネオン「」チカチカ…
クロシュ「んわ……!」
フメイ「夜なのに……光ってる!」
メアリー「……王国の流刑地、リテン・ヘイヴン……その成れの果てが、この異様なネオン街ですか……」
妖精「商業都市ともまた違う感じの都会だなあ……。なんというか、趣味が悪いというか……」
リュアン「なんだか……怖いです……」
聖女「私も、ちょっと緊張します。今までに見聞きしたどの街とも様子が違います……」
クーちゃん「……」
妖精「目的地の宿ってのは本当に大丈夫なとこなんだろうね?」
奴隷商人「ほ、本当に大丈夫だ。今さら俺がお前達を罠に嵌める利点なんてないだろ?」
フメイ「フメイたちを奴隷にして売り飛ばすつもりかも」
奴隷商人「んなことするわけないだろ! こう見えて俺ァお前たちに感謝してんだぞ……濡れ衣を晴らしてくれたことを」
リュアン「そういえば……そういう事情でした……」
奴隷商人「おう……。俺ももちろん金は稼ぐし、可能な範囲でお前たちのサポートもする。知ってることは何でも答える。俺だって監獄島送りは御免だからな……」
聖女「……信じても良いと思います」
妖精「まあ、うん。でももし私たちを罠に嵌めようとしたら、監獄島送りになってもらうから覚悟しといてよね」
奴隷商人「はい……」
◇
396 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/12(土) 21:28:02.26 ID:OdKHSPRt0
―宿屋「冥土の館」
メイド人形「おかえりなさいませ、お嬢様」ペコリ
メイド人形「皆様のおかえりをお待ちしておりました」ペコリ
リュアン「わ、わわ……!?」
聖女「メイドさん……です!」
フメイ「フリフリ……」
メアリー「……」
妖精「……」
クロシュ「……」
クーちゃん「……え、えっと……ここが、その、信用できる宿屋……?」
奴隷商人「おう。どこよりも守りが堅いんだぞ」
クロシュ「……メイドさん……精核、つかわれてる……?」
メイド人形「いいえ。私たちに精核は使われておりません」キッパリ
メイド人形「セイントレア・メカニクス社製の精核には製造過程に重大な問題があったことが報告されているため、当館及び系列店の営業において精核の利用は完全に禁止しています」
クロシュ「わあ……!」
妖精「おお……。ちゃんとしてるんだ」
奴隷商人「あんまり詳しくねえが、セイントレアの女王様がセイントメカ社に厳しい監査を入れたらヤバイのがボロボロ出てきたって話だな。お陰で今やセイントメカ社はかなり経営がヤバイらしいぜ」
メアリー「……おか……王妃の手腕は見事です。セイントレア・メカニクスも経営はセイントレア王家……王族の不始末は王族が付けねばなりません」
妖精「うんうん、セイントレアもちゃんとしてきてるってことだね」
看板『当館の営業はメイド人形により自動化されています。お泊りの際は受付メイド人形へ』
リュアン「ところで、この宿屋……ちょっと面白い仕組みですね」
妖精「……ん? この看板……どこかで見覚えがあるような営業スタイル……。どこだったっけ……」
奴隷商人「まあとにかくここに宿泊してくれよ。宿代は……この国に来たばかりのあんたたちにはキツイだろうから、俺の本当の最後の最後に残ったカネで払ってやる……」
数枚の紙幣と銭「」チャリン
メイド人形「確かに頂戴致しました。お部屋にご案内致します」
奴隷商人「うう、これで本当の本当に一文無しだ……。後は頼んだぞ……」ガクッ
妖精「ありがとう……いや、元はと言えばあなたのせいなんだけども」
☆リテン・ヘイヴン一般街の宿屋『冥土の館』に宿泊します
*
リュアン「今日は……ちょっと遅い時間ですね」
妖精「うん。今日からすぐお金稼ぎっていうのは難しいかも……」
奴隷商人「今日は情報収集に徹するっていうのもアリだぞ。カネを稼ぐにも、この街のことや稼ぎ方は知っておいた方が良い。教えられる範囲なら俺が教えられるぞ」
聖女「まずはやっぱりこの街のことを知りたいですね。何があって、どんな風に働くの良いのか……」
クーちゃん「私も……ちょっとは知ってることがあるかも。あんまり期待はしないで欲しいけど……」
張り紙『メイドの従業員募集中! 日給2万リテコイン』
フメイ「メイド……そういえばフメイたち、オリシンでメイドやったっけ」
クロシュ「うん」
妖精「この宿屋でお仕事? うーん……日給2万じゃ焼け石に水だ」
奴隷商人「宿の従業員で日給2万は本来かなり良いんだが……俺たちは1000万稼がなきゃならんからな……」
◯現在の目標
・クーちゃんの違約金を支払う:残り1000万
□リテン・ヘイヴン観光案内
一般街:宿屋、高級ホテル、市場、酒場、劇場、カジノ、浴場、娼館、治療院、冒険者ギルド、他
暗黒街:闇市、闇酒場、裏カジノ、裏娼館、地下闘技場、マフィン本部、他
港町:宿屋、食事処、農場、市場、魚河岸、倉庫街、港、灯台、他
リテン・ヘイヴン滞在初日夜。滞在10日目が弁済期限です
↓1〜3 自由安価 何をする?(夜なので遠くには行けません)
397 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/12(土) 21:29:07.08 ID:evFjr2VuO
クロシュ、フメイ興味本意で地下闘技場の試合を観戦する
398 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/12(土) 21:29:12.84 ID:E/6sbneu0
宿屋の人に闘技場の常連さんにどんな人がいるか聞いてみる
399 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/12(土) 21:30:43.14 ID:Q0DWgg6UO
たまにはオシャレでもと服屋に
400 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/12(土) 22:43:47.53 ID:OdKHSPRt0
奴隷商人「……そういえば、お前たち腕っぷしはかなり強いんだよな?」
フメイ「んー……まあ、ちょっと取り戻してきたかも」
奴隷商人「なら、一か八か地下闘技場で稼いでみるってのも手かもな……。下位ランクじゃカスみたいな稼ぎにしかならねえが、上位ランクまで上がりゃ1試合でドカンとかなり稼げるはずだ……」
リュアン「ええっ……!? だ、ダメです! 闘技場って殺し合いをするとこですよね!?」
奴隷商人「だが1000万って大金を稼ぐってなると……。安全に稼ぐってんじゃ限界があんだよ」
妖精「……じゃあ、見に行ってみない? それで上位ランクの試合を実際に見てみて、判断しよう」
フメイ「フメイたちでも勝てそうなら、やろ」
メイド人形「地下闘技場は暗黒街にありますので、お送り致しましょうか?」
クロシュ「ほえ?」
聖女「わざわざ送ってくださるのですか?」
メイド人形「暗黒街は少し治安が悪いので、私たちメイド人形が一緒なら安全です」
クロシュ「わあ……!」
フメイ「ねえ、メードは闘技場がどれくらいの強さかわかる?」
メイド人形「最近、奴隷剣闘士として参戦したサイクロプスのデガ氏がメキメキとランクを上げていると聞きます」
妖精「サイクロプス……!? あの強靭な種族のサイクロプスが……!?」
メイド人形「はい。恐ろしい風貌と情け容赦のない戦闘スタイルから、新進気鋭の悪役剣闘士として注目を浴びているそうです」
聖女「悪役……悪い方なのですか?」
メイド人形「わかりません。闘技場の剣闘士には正義役のベビーフェイスや悪役のヒールといった役柄が割り当てられる文化がありますが、当人の実際の性格とは必ずしも一致しないようです」
リュアン「もし本当は悪い人じゃなかったら……悪役呼ばわりされるのは可哀想ですが……」
妖精「実際に見てみればわかるかもね」
メイド人形「丁度本日のナイトゲームに、デガ氏の対戦予定があります。」
フメイ「見にいってみよ!」
◇
401 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/12(土) 22:46:06.17 ID:OdKHSPRt0
―地下闘技場
ワーワーワーワー ガヤガヤガヤ
リュアン「ううっ……すごい熱気です……!」
奴隷商人「ここがリテン・ヘイヴンの地下闘技場……数多の剣闘士たちが、栄光を夢見て果てていった地獄の大舞台さ」
妖精「うへぇ……嫌な興行だ……」
フメイ「サイクロプスは?」キョロキョロ
聖女「あ、丁度剣闘士の方が登場するところみたいです!」
開かれる赤い石門「」ゴゴゴゴ
司会「さあ、赤門から現れるは――我らが最強の英雄、人類の希望、元勇者アレクサンドロスだァァァァァ!!!!」
スタスタ…
老勇者「……」スタスタ
ワアアアアアアア!!!! アレックス!! アレックス!! ヤッチマエーッ!! ヒトツメヤロウヲブッコロセーッ!!
妖精「勇者アレクサンドロスだって!?」
フメイ「知ってるの?」
妖精「何十年か前……当時はまだ小国だったセイントレアを魔族の侵略から守り抜いて、逆に侵略者の王を討ち取った人間の大英雄だよ!」
聖女「学んだことがあります! 当時セイントレアは小さな国で、周辺に乱立していた魔族の国々に狙われていたと……!」
妖精「うん! アレクサンドロスはその全てからセイントレアを守り抜いて、独力で魔族の王たちを倒していったんだ! まさか今もまだ生きていたなんて……。でも、どうして闘技場なんかに……!?」
開かれる青い石門「」ゴゴゴゴ
司会「続いて青門から入場するは――新進気鋭の極悪巨人!! 矮小なる人類など捻り潰されるが相応!! レッドサイクロプス、デガだァァァァァ!!!!」
ズシン…ズシン…
赤い一つ目の巨人→デガ「……」ズシンズシン…
ブーブーブーブー!!!! シネェー!! デカブツー!! ブッコロサレローッ!!
クロシュ「……」モニャニャ
フメイ「……なんか、むかついてきた」
リュアン「……酷い。こんな場所なんですか。闘技場って」
妖精「セイントレアにもあったけど……やっぱり闘技場ってのは最悪な場所だ。例え稼げそうだとしても、こんなとこやめた方が良い」
デガ「……」
老勇者「……はっ。無様なものだな。俺も、お前も」
デガ「……? オマエは……人気者じゃ、ないのカ……?」
老勇者「人気? 俺に求められているのは、ただお前たち魔族を惨たらしく殺すことだけだ。誰だって良いんだよ」
デガ「……」
老勇者「ま……せっかく久々に上位まで上がってきた新人だ。すぐには潰さんさ」スッ
くすんだ銀の剣「」チャキッ
デガ「!」ザッ
老勇者「せいぜい……足掻いて見せろ!」ギュオッ!!
↓1コンマ
01-95 デガ敗北
96-98 引き分け
99-00 デガ勝利
402 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/12(土) 22:47:16.07 ID:F74TbdtBO
あ
403 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/12(土) 22:52:10.74 ID:UON5V02No
くすんでも勇者は伊達じゃない
404 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/12(土) 23:55:08.91 ID:OdKHSPRt0
ガガガガッ!! ドギュオオオオン!!
倒れるデガ「」ドスン…
デガを見下ろす老勇者「……」
司会「勝者――勇者アレクサンドロスだァァァァァ!!!!!!」
ワァァァァァァ!!!! アレックス!! アレックス!!! アレックス!!!!
老勇者「……おい貴様」
倒れたデガ「……」
老勇者「なぜ本気を出さなかった?」
倒れたデガ「………本気、出したら……無事じゃ、済まなイ……。おれも……オマエ、も……」
老勇者「チッ……こんな若造に舐められるとはな。俺も衰えたものだ」
倒れたデガ「……」
老勇者「次また手を抜いたら容赦なく殺す。わかったな、甘ったれが」クルッ
スタスタ…
倒れたデガ「……」
◇
405 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/12(土) 23:56:43.60 ID:OdKHSPRt0
―夜
暗黒街 帰り道
フメイ「〜〜〜!」プンスコプンスコ チリチリチリ
リュアン「フメイちゃん、落ち着こ……! デガさんも、傷は浅いみたいだからすぐに回復するよ……!」
フメイ「そういう問題じゃない……!!」プンスコ
リュアン「うぅ……言いたいことは、わかるけど……」
クロシュ「………妖精さん。わたし……闘技場、出られる……?」
妖精「えっ!? いや、さっきのアレ見たでしょ!? あんな酷いとこにクロシュたちを出すわけにはいかないよ!! アレクサンドロスもめちゃくちゃに強いし、もし当たったら無事じゃ済まない……!!」
クロシュ「……でも、わたしも……むかつく」
聖女「……しかし、闘技場にクロシュさんが出れば解決する問題でもありません……。むしろ、闘技場というルールの中に入ってしまえば……クロシュさんも、あの悪意と嘲笑の的になってしまうだけです……」
クロシュ「んむ……」
奴隷商人「……まあ、出るってんなら窓口は紹介できるぜ。クロシュとフメイならタッグマッチの方が良いだろう。タッグマッチならアレクサンドロスは滅多に出ないから、最悪の相手とぶつかるリスクも低いしな……。お前たちの実力なら、上位ランクに上がるのは難しくねえはずだ」
クロシュ「!」
フメイ「クロシュ……」
妖精「あ〜……あんまり焚き付けるようなこと言わないでよ、もう。やる気になっちゃったじゃん……」
奴隷商人「ま、まあどっちにしろ危ない橋は渡んなきゃ1000万には届かねえんだ! 犯罪とか監獄島に比べりゃ闘技場は全然安全な方だぜ、実際! カネさえありゃ治療も受けられるしな」
クーちゃん「……ね、ねえ。でも闘技場は、やっぱりやめなさいよ……。危なすぎるわよ……」
クロシュ「クーちゃん……」
クーちゃん「私……助かりたいけど! でも、あんたたちが危ない目に遭ってまで助かりたくないから!!」
フメイ「別に、危なくない。フメイたち、強いし」
クーちゃん「うー……」
クロシュ「……でも、わかった。ちゃんと……考える!」
クーちゃん「……うん。ほんとに……ちゃんと、考えてよね……」
☆闘技場に参戦できるようになりました
最初は下位ランク試合からとなります
下位ランク試合の報酬は勝者のみ1万リテコインです
妖精「いやちょっと待て!! 命がけの試合の報酬が宿屋の日給より安いってどういうこと!?」
奴隷商人「か、下位ランクの話だ。中位なら10万、上位なら100万に跳ね上がる。14日後に開催されるタイトルマッチなら……勝者1000万だ!」
フメイ「じゃあそれに勝てば返済完了!?」
奴隷商人「いや……弁済期限は10日だから、間に合わん」
フメイ「あそっか……」
奴隷商人「いや、待てよ……? 交渉で弁済期限を延期してもらえば……ギリギリいけるか……?」
妖精「なんで参戦どころかタイトルマッチまで行く前提で話をしているの……」
☆滞在14日目に闘技場タイトルマッチが開催されます
開催日までに上位ランクで一定以上勝利すると参加権を得られます
*
406 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/12(土) 23:57:27.31 ID:OdKHSPRt0
怪しい露天商「お〜い、そこのお嬢さん方」
妖精「ん?」
メイド人形「暗黒街での客引きは無視が鉄則です」
フメイ「わかった」
怪しい露天商「怪しいもんじゃないよぉ〜! ちょっとした服売りさぁ。お嬢さん方、せっかく別嬪さん揃いなんだからもっとお洒落しなよぉ」
妖精「そんなカネはない」
聖女「実際ないですね……。この高物価の国で服を買う余裕は全くありません……」
怪しい露天商「ええ〜!? 服の一着も買えないってどういう事情なのぉ!? あ、借金ですかぁ!?」
リュアン「うるさいですね……」
怪しい露天商「かわいそうに……。そうだ、じゃあこの福引きガラガラポンで良いのが出たらタダであげるよぉ、服ッ!」
メイド人形「タダなどの甘い言葉を使う商人は絶対に信用しないでください。リテン・ヘイヴンのみならず世界共通の常識です」
怪しい露天商「まま、そう言わずそう言わず。スライムちゃん、お一つどうぞ」
ガラガラポン「」スッ
クロシュ「わ……う、うん」
ガラガラガラ…ポン!
↓1コンマ
01-40 はずれ
41-70 メイド服
71-90 妖蝶のドレス
91-98 マジカルハイレグ水着
99-00 古代カニの化石
407 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/12(土) 23:58:54.85 ID:KhL2Mi7Jo
カニ!
408 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/12(土) 23:58:58.18 ID:S5qOVecB0
はい
409 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/13(日) 00:34:24.58 ID:1WNNapht0
コロコロ…
ピンク色の玉「」コロン
怪しい露天商「おお〜中当たり! 中当たりなのでぇ……こちらをどうぞッ!」
透け感のあるひらひらなドレス(妖精サイズ)「」ポン!
大きなウエストリボン「」ヒラヒラ
妖精「わっ! これ妖精用のドレス!」
怪しい露天商「ですねぇ。ミュージアの芸術妖精がデザイン・製糸を行った貴重な逸品ですよぉ! あなた様のような高貴な妖精さんにピッタリではないですか!?」
妖精「へぇ〜、あいつが……。魔力通しもかなり良さそうだ。本当にいいの?」
怪しい露天商「もちろんです! 商人に二言はありませぬ!」
妖精「じゃあせっかくだし貰っちゃおうかな!」
妖蝶のドレス「」ポン!
妖精「……ん? このドレス……幻惑の魔法がかかってる?」
怪しい露天商「よくぞ気が付きました。か弱い妖精の方が外敵に襲われた時に無事に逃げられるよう、ちょっとした工夫が施されているそうです。攻め戦では役立てづらいかもしれませんが、危機が及んだ時にはきっと良い効果を発揮するでしょう」
聖女「わあ……! 妖精さん、良いものをもらっちゃいましたね!」
妖精「う、うん。なんか……疑ってごめん」
怪しい露天商「えへえへ、お気になさらず〜。今後ともご贔屓にお願いしますねぇ〜」
☆妖精が妖蝶のドレスを手に入れました
妖精が〈撹乱〉を習得しました。劣勢時、戦力上昇効果が発生します
◆
410 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/13(日) 00:34:54.48 ID:1WNNapht0
というわけで本日はここまで。次回はリテン・ヘイヴン滞在2日目編です。お楽しみに
411 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/13(日) 02:04:02.02 ID:XEzwnkHUo
おつ
やっぱり闘技場が一番手っ取り早いかな?
カジノでワンチャンという手もあるけど…運命賽でイカサマでもしないとだよなぁ…
412 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/13(日) 09:13:59.96 ID:j2N+TXgko
おつです
地下闘技場、全試合命のやり取り必須じゃないのね
それなら…まあクロシュもフメイも強い方だし稼げるか?
413 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/13(日) 10:15:14.70 ID:JA5+x3Y40
乙
ヴィルトも金稼ぐと言ってたけど何でお金稼ぐのかな。さすがにヤバいお仕事はしないと思うけど。
414 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/13(日) 11:58:00.30 ID:+TZqX2aAo
精核なしで機械作れるならほんとに精核の価値ほとんどなくなるよね
415 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/13(日) 15:40:12.71 ID:CKDUVsLIO
これヴィルトも地下闘技場に参加したら楽に稼げそうだな
416 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/13(日) 17:43:35.58 ID:/ZrtwWuFO
野生の猛者がどこからともなく生えてくるかもしれない
現時点でも老勇者がどの程度の強さなのか気になるところ
417 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/13(日) 18:19:35.05 ID:1WNNapht0
もし安定して勝つことができれば、闘技場はとても良い稼ぎ場になるでしょう。クロシュさんとフメイちゃんの実力がどれほどのものかは今のところ未知数です
カジノで一攫千金を狙うという手段もありますが、大真面目にやれば負ける可能性が高いです。しかしイカサマに自信があれば、狙っていくのもアリかもしれません
地下闘技場の戦いに命の保証はありませんが、相手を戦闘不能に追い込めば勝利となるため必ずしも殺害する必要はないようです。闘技場運営も有力な剣闘士には長く活躍して欲しいと思っているため、カネを積めば最上級の治療が受けられます。しかしカネのない下位ランク闘士は治療を受けられずに死ぬことが多いです
ヴィルト氏がどのようにカネを稼ぐのかは今のところわかっていません。クロシュや聖女たちを巻き込めないような仕事をするつもりかもしれませんが、それがどのようなものなのかは闇に包まれています。なおヴィルト氏は邪悪な人物ではないので、犯罪の片棒を担ぐような邪悪な仕事はしないと思われます。吉報を待つのが良いでしょう
精核は魔導機械に自律性を持たせられる画期的なものでしたが、内部監査によって判明した恐ろしい真実によりセイントメカ社は激しいバッシングを受けています。今現在精核を使った自律型魔導機械はほとんど製造されておらず、市場の主流は精核不使用の旧型機に逆行しています。なお製造過程で他の命や魂を使わない安心安全でクリーンな精核を作る研究も進められており、ロスチャイルド・インダストリー社が一定の成果を上げているようです
ヴィルト氏が地下闘技場に参戦する予定かどうかは今のところわかりませんが、闘技場は八百長にとても厳しいので、クロシュやフメイとぶつかると逆に厄介なことになる可能性があります。もしクロシュたちが闘技場に参戦する場合は、どちらかというとヴィルト氏には参戦しないでいてくれた方が良いかもしれません
闘技場でどのような者たちが戦っているのか、今のところその全容はわかっていません。そして上位ランクには、無名の強者がゴロゴロ蠢いている可能性はあります
老勇者はとても強いです。昨晩闘技場での戦いを見ていたスライムのクロシュ氏によると、老勇者さんとデガさんは両者とも本気を出したようには見えず、その強さは未知数としか言えなかったそうです。ものすごく強いことは明らかなため、闘技場以外の場所で喧嘩を売ったりするのは控えた方が良いかもしれません
418 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/13(日) 18:20:18.93 ID:1WNNapht0
―リテン・ヘイヴン 滞在2日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:竜角の大槍 盾:ラティアの大盾 飾:
武: 防:ぬののふく 飾:くすんだ不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武: 盾: 飾:
武: 防:火鼠の衣 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:
武: 防:妖蝶のドレス 飾:
◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ 盾: 飾:守りのペンダント
武: 防:旅人のドレス 飾:
◇聖女 [運命変転修道女]
武:木の杖 盾: 飾:
武: 防:ロイエの修道服 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*2 大きな巻き貝 冒険者証(ランク1)
運命賽*6 サボテンドラゴンの花 メルルの帽子
会心賽*3 魔導機関銃 暗黒優待券
反魂丹*1 旧世樹の杖 クロシュヴィア伝説
炎スライムの秘伝書 避難所のドアノブ
運命変転の魔導書 星の粉
古ドワーフ鍛冶指南書 オリシン王家の栞
日属性基礎 竜角の短剣
明石流剣術指南書 白金のペンダント
ヒヒイロカネ
ステライト鉱石
白金ステライト
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
◯個人目標
・世界樹の石炭 [6/8]
・武装製作経験 [6/6]
・僧侶を連れて帰る(聖女)
◯経験値
・クロシュ 近接[02/24] 魔法[05/12] 防御[05/09]
・フメイ 近接[05/06] 魔法[16/16] 防御[08/09] 炎[00/00]
・リュアン 近接[04/06] 魔法[00/12] 防御[04/06] 日[00/16]
・聖女 近接[01/06] 魔法[08/09] 防御[04/06] 運[03/??]
……………………………………………………………………………………
□リテン・ヘイヴン観光案内
一般街:宿屋、高級ホテル、市場、酒場、劇場、カジノ、浴場、娼館、
治療院、冒険者ギルド、他
暗黒街:闇市、闇酒場、裏カジノ、裏娼館、地下闘技場、路地裏、
マフィンファミリー本部、他
港湾:宿屋、食事処、農場、市場、魚河岸、倉庫街、港、灯台、他
……………………………………………………………………………………
□会える人
同行者:メアリー、クーちゃん、奴隷商人
その他:ヴィルト、エインヘリアル、リラ
……………………………………………………………………………………
419 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/13(日) 18:20:46.27 ID:1WNNapht0
―朝
冥土の館
チュンチュン
妖精「朝だ……。はあ……」
聖女「珍しいですね。妖精さんが、朝からため息を吐くのは……」
妖精「まあ……。この街で働くことを考えると、憂鬱で……」
クロシュ「妖精さん……お留守番、してる……?」
妖精「いや、大丈夫だよ。ちゃんと働くよ、うん」
リュアン「……妖精さんの気持ち、わかります。私も、やっぱりこの街は怖いですし……。もちろんそんなこと言ってられないってことも、わかってますけど」
フメイ「フメイたちがちゃちゃっと稼いでくるから、大丈夫じゃない?」
クロシュ「うん!」
妖精「あなたたちのことが一番心配なんだけど……」
*
奴隷商人「つーわけでできそうなことをまとめておいたぜ!」
◯冒険者ギルドで仕事を探す
利点:比較的安全。失敗時のリスクも低い
欠点:高額な依頼を見つけるのが難しい
◯マフィアの仕事を請ける
利点:高額報酬を期待できる
欠点:犯罪や抗争に巻き込まれるリスクがある
◯闘技場に参戦する
利点:上位まで上がれば高額報酬を期待できる
欠点:下位ランクは報酬が安い
◯監獄島で一攫千金
利点:自力で凪鉄を掘り当てれば一攫千金を狙える
欠点:既知の鉱脈は既に有力者らが独占している
奴隷商人「言うまでもねえが、冒険者ギルド以外はどれも命懸けのヤベー橋だ。まあお前たちなら多少は大丈夫だと思うがな」
リュアン「え、えっと……他にはないんですか? 安全で儲かるお仕事とか……」
奴隷商人「んなもんがあったらみんなやってるだろ……。でもまあこれ以外にもっと割の良い仕事もあるかもしれねえ。情報収集は怠るなってことだ」
フメイ「カジノは?」
奴隷商人「カジノは最終手段だ。負ける確率の方が高ェからな……。本当にどうにもならねェ時の神頼み、くらいに思ってくれ」
聖女(私が力を取り戻せばズルができそうですね……。うーん……考えるだけ考えておきましょう……)
◯現在の目標
・クーちゃんの違約金を支払う [0/1000万]
リテン・ヘイヴン滞在2日目。滞在10日目が弁済期限です
↓1〜5 自由安価 何をする?
※今回はお金稼ぎというシビアな目標があるため、試験的にルールを変更します
日毎の自由行動安価を5つにし、その中から
>>1
の独断でクロシュたちの行動に見合ったものを3つほどピックアップするという方式です。混ぜられそうなものは混ぜるかもしれません。安価範囲に書き込まれたものを全て採用するわけではない、ということをご承知おきください
420 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/13(日) 18:21:47.69 ID:+S8S1sJY0
ギルドで高額依頼を探す
421 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/13(日) 18:23:39.59 ID:CKDUVsLIO
クロシュ 市場でヴィルトと自警団的な事をしている2人(ベーダーとジノ)が意味深な会話をしている所を発見する
422 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/13(日) 18:24:33.06 ID:zoOAmi6MO
闘技場に行って参加者達と交流してみる
423 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/13(日) 18:24:35.29 ID:3mmFXXo/O
首都観光がてら仕事も探しつつやっぱり観光
424 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/13(日) 18:24:49.40 ID:/ZrtwWuFO
監獄島でクロシュの能力で鉱脈を掘り当て(ダウジング)られないか試す
425 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/13(日) 18:24:51.50 ID:JA5+x3Y40
冒険者ギルドに行って高額クエストあるか見てくる
426 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/13(日) 23:06:17.45 ID:1WNNapht0
―リテン・ヘイヴン市街
ワイワイ ガヤガヤ
リュアン「昼間は……けっこう普通に見えます!」
クーちゃん「そうね……。夜のリテン・ヘイヴンは危険がいっぱいの魔都だけど、日中は割と平和よ」
奴隷商人「冒険者ギルドに行くまでの道中、軽く観光でもしてくか?」
リュアン「えっ!? いや、でも……そんな余裕あるんですか……?」
奴隷商人「観光も情報収集の一環ってもんよ。ほら、例えばアレを見てみろ」スッ
ビル群の向こうにそびえ立つ巨大建造物「」ドン…
フメイ「夜の間、七色にびかびか光ってた」
奴隷商人「おお。あの夜間七色に輝く巨大ビルこそ、リテン・ヘイヴンを牛耳るロスチャイルド・インダストリーの本社だ」
聖女「えっアレが……!?」
妖精「趣味悪いな、ロスチャイルド……」
奴隷商人「まあそう言ってやるな……。極彩色の輝きこそ富と権力の象徴、みたいな感覚がこの街にはあるんだ。クーの違約金を無事に支払えたら、あの夜のライトアップをじっくり鑑賞しに行くってのも……アッ、お前たちロスチャイルドに目を付けられてるとか言ってたっけか!?」
妖精「ど、どうだろう……。歯牙にもかけてない……と思いたいとこだけど」
奴隷商人「一体何をどうしたらロスチャイルドなんかに喧嘩を売ることになるんだよ……!? ハア……何事もなっきゃいいけどなァ」
☆ロスチャイルド・インダストリー本社ビル
〈ロスチャイルドタワー〉の所在地を知りました
◇
427 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/13(日) 23:07:59.47 ID:1WNNapht0
―冒険者ギルド リテン・ヘイヴン支部
ワイワイ ガヤガヤ
リュアン「や、やっぱり堅実に稼ぐのが良いと思います……!」
妖精「普通なら良い心がけなんだけど……今は堅実に稼ぐ余裕がないかも……」
リュアン「で、でももしかしたら安全で高額なお仕事があるかもしれないです……!」
クーちゃん「……でも大事なことよ。どれだけ報酬が良くても、死んだら終わりだもの……。美味しい仕事があるなら、それに越したことはないわよ……」
依頼書「下水道清掃 日給1万」
依頼書「メイド従業員募集! 日給2万」
依頼書「バニーガール募集! 日給3万」
依頼書「治療院の薬剤師 日給5万」
依頼書「先端技術開発 日給8万」
聖女「一番高いもので、日給8万リテコインです……」
奴隷商人「先端技術開発……ロスチャイルドインダストリーだな。相応の技術力が求められるが、日給8万スタートは破格だ。普通に考えればな……」
フメイ「10日間働いても……80万」
クロシュ「全然、たりない……」
受付バニー「あら、もっと高額のお仕事をお探しですか?」ピョコ
クロシュ「わ!」
フメイ「ウサギ!」
受付バニー「うふふ、この街ではこれが正装なの」
妖精「高額の仕事って?」
受付バニー「捕獲依頼ですわ。世にも珍しい……虚属性スライムの」
クロシュ「!?」モニョッ
フメイ「虚属性……スライム?」
妖精「えっ、ちょっと待って! スライム類はほとんど溶けて消えちゃったはずじゃ……!?」
受付バニー「だから報酬額もドンドン高騰しているんです。こちらをご覧ください」スッ
依頼書「虚属性スライムの捕獲 単発:1億3100万」
依頼書「虚属性スライムの捕獲 単発:1億3300万」
依頼書「虚属性スライムの捕獲 単発:1億3800万」
依頼書「虚属性スライムの捕獲 単発:1億4200万」
依頼書「虚属性スライムの捕獲 単発:1億5000万」
クロシュ「!?」モニャニャ!?
クーちゃん「いい、1億……!!?」
リュアン「な、なんですかこれ!!?」
受付バニー「虚属性スライム捕獲の依頼です、これだけ狙う人が多いということですね」
聖女「これは……まるで、競売です……」
妖精「なるほど……捕まえたら、後は一番良い依頼書を剥がして持ってけば良いってことか……」
受付バニー「はい。最初の方は10万リテコインくらいだったんですけどね。冒険者たちが捕獲に難航している内に噂がどんどん広まって、報酬額もどんどん釣り上がっていって……という経過です」
フメイ「……どうして、こんなことするの?」
受付バニー「え?」
フメイ「こいつ、捕まりたくなくて逃げてるんでしょ。ほっといてあげれば良いのに」
受付バニー「それは……」
リュアン「フメイちゃん……ギルドの人に言っても仕方ないよ……」
フメイ「……ギルド、見損なった。フメイ、帰る」クルッ トコトコ
クロシュ「フメイちゃん……!」トテトテ
リュアン「わ、私も行くよ……! 待ってフメイちゃん……!」トテトテ
428 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/13(日) 23:09:03.83 ID:1WNNapht0
受付バニー「……申し訳ございません」ペコリ
妖精「ああ、いや……。価値観の違いだ。あなたが悪いわけじゃない……」
受付バニー「……」
妖精「……それじゃ、私たちも行くよ。情報、ありがとう」パタパタ
受付バニー「……お待ち下さい」
妖精「……?」
受付バニー「こちらをお持ちください」スッ
虚属性スライムの目撃情報資料「」ポン
クーちゃん「これは……資料? その……虚属性スライムの」
受付バニー「はい。これをどう使うかは、あなた方にお任せ致します」
妖精「んー……? ギルドにとっては一文の得にもならないと思うけど……」
受付バニー「……リテン・ヘイヴンの倫理観は、他国よりもかなり遅れています。私は数年前にイスファハーンから派遣されて来て、それを思い知ったのですが……いつの間にか、その遅れた倫理観に染まっていたようです」
妖精「……イスファハーンも大概じゃない? ってツッコミはしても良いのかな……」
受付バニー「アハハ、これは痛いところを! でも高所得層はともかく、イスファハーン全体では決して遅れてるわけじゃないんですよ。特にスライムの権利保証や地位向上はオーデルシュタインが力を入れて取り組んでいることでもあります」
妖精「オーデルシュタインが……」
受付バニー「不思議ですよね。イスファハーン最強の軍事力を持つ家が、どうしてかスライムには優しいんです。だからシュヴィア氏には大のスライム好き疑惑があるんですよ」
聖女「へえ……! なんだか親近感が湧いて来ちゃいます」
妖精「はは……まあ、そうかもね」
*
―リテン・ヘイヴン 冒険者ギルド前
フメイ「……」
クロシュ「……」
リュアン「……」
クロシュ「……探す? 虚属性の……スライムさん……」
フメイ「……フメイたち……あんまり、時間、ない」
リュアン「……でも、このままじゃその虚属性のスライムさん……捕まっちゃうかも……」
フメイ「うー……。やっぱり人間、嫌い……!!」プンスコ
妖精「クロシュ、フメイ! リュアンも!」パタパタ
フメイ「妖精……」
聖女「フメイさん……。受付ウサギさんから、こんなものをもらいました」スッ
目撃情報資料「」ポン!
フメイ「これ……そのスライムの……」
聖女「はい。そして……申し訳ございません、と」
フメイ「……」
クーちゃん「……気になるなら、探した方が良いわ。私より猶予がないかもしれないんだから」
フメイ「でも……クーのお金……」
クーちゃん「大丈夫よ! たぶん」グッ
フメイ「フメイ……クーのことも、絶対助けるから……!」グッ
クーちゃん「……あんたたち……なんでこんな良い子ばっかりなの……!?」ジワワ
クロシュ「んへへ……」
☆下水道で虚属性スライムの捜索を行えるようになりました
◇
429 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/13(日) 23:09:49.16 ID:1WNNapht0
―地下闘技場 受付
受付の青年「えっこんな小さい子たちが!?」
クロシュ「ん!」ドン!
フメイ「文句ある?」
奴隷商人「見た目で判断しないでくれ。こう見えて腕っぷしはかなりやるんだ。申告書にも書いてあるだろ。種族はスライム……らしい」
受付の青年「なるほど、種族はスライム……ならOKすね」
妖精「……いや、あの。こんなちっちゃい子を殺し合いの場に出して良いの? この地下闘技場ってやつは」
受付の青年「人間以外の種族に年齢制限はないんすよ。犬も1歳で成犬すよね?」
妖精「……」
受付の青年「それに小さい魔族の子ってのも需要はあるんすよねェ〜。へへ、妖精さんも参戦どうすか?」
妖精「……トリオ部門はないんでしょ。それならこの子たちだけの方が強い」
受付の青年「うす! んじゃ今日闘技場空いてるんで早速デビュー戦いっちゃいますか!?」
フメイ「ん」
クロシュ「……う、うん!」
受付の青年「承りました! へへ、なるべく人型を保ってくれよ? その方が盛り上がるからな」
クロシュ「?」
フメイ「?」
◇
430 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/13(日) 23:10:19.24 ID:1WNNapht0
―地下闘技場
閑散とした観客席「」
リュアン「あ、あれ? ガラガラです……」
奴隷商人「下位ランク試合はこんなもんだ。下位闘士のほとんどは顔も名前も覚えられることなく消えてくからな……」
聖女「……厳しい、世界なのですね……」
妖精「ふん。反吐が出る」プンスコ
メアリー「……同感です。妖精さん……」
妖精「珍しく意見が合うじゃん、メアリー」
メアリー「ふふ……」
クーちゃん「あっ! 入場が始まるわよ!」
開かれる赤門「」ゴゴゴゴゴ
司会「えー本日赤門から現れるは……強盗、強姦、恐喝、殺人……多数の罪を働いて奴隷堕ちした二人組の犯罪者、ジョックとザリパーだァ!」
ザッザッザッ
ナイフ男「へっへっへ……合法的に切り刻めるなんて最高だよなあ?」
小刀男「ククク……次の合法素材はどこだ? 芸術作品にしてやるぞ……」
ブーブーブー!!! クソハンザイシャガ!! アカコーナーカラデテキテンジャネーゾ!! ドウナッテンダ!!
開かれる青門「」ゴゴゴゴゴ
司会「つ、続いて青門から現れるは……本日鮮烈の電撃的デビューを飾る、ベビーフェイスどころか実年齢ベビーの魔族の二人組、クロシュとフメイだァ!」
トコトコトコ
フメイ「んー……? あれが敵?」
クロシュ「うん。たぶん」
ザワザワザワ… エッドウイウコト… コレホントニイイノカ? オイヤベーダロ…
ナイフ男「おお、おお……こんな幼子の体を切り裂けるなんて、今日はなんて良い日だ……」
小刀男「おい、片方は私のだぞ。お前の下品なナイフ捌きで台無しにされちゃかなわん」
ナイフ男「うるせェボケッ! どっちも俺が切り刻むに決まってんダロ!!」
フメイ「良かった。なんか悪そうな奴らで」
クロシュ「うん」
司会「それでは……試合、開始!」
☆戦力差により自動的に勝利します
*
431 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/13(日) 23:10:45.28 ID:1WNNapht0
ナイフ男「グボアッ!」ドシャァッ
黒焦げ小刀男「」プスプス
クロシュ「……」
竜角の大槍「」シャキン
フメイ「まだやる?」チリチリ
黒焦げ小刀男「」プスプス
ナイフ男「ひっ……こ、降参します! い、命だけはっ……!」ポロポロ
フメイ「ん。賢明な判断」シュゥン
クロシュ「……」スッ
司会「お、お、おお……!! 勝者――クロシュとフメイィィィ!!!!」
ワアアアア――!!!! スゲーッ!! ヨウジョナノニ!! クソハンザイシャザマアミロ!!
フメイ「……ばかじゃないの。フメイたち、スライムなのに」
クロシュ「……」
◇
432 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/13(日) 23:11:53.01 ID:1WNNapht0
―地下闘技場 剣闘士控室
フメイ「……」
クロシュ「……」
フメイ「……なんか……違う」
クロシュ「……うん」
フメイ「……フメイ、ああいう奴をぶっ飛ばしたかったわけじゃない。いやむかつくしぶっ飛ばしたいけど……」
クロシュ「うん」
フメイ「………うう〜……。フメイ、どうしたらいい……!?」
クロシュ「んゅ……」
扉「」ガチャッ
デガ「……失礼……すル……」ズシンズシン
クロシュ「!」モニョッ
フメイ「あ、昨日のでっかいの!」
デガ「……お? オマエ、たちは……さっきの、試合の……!」
クロシュ「うん! えっと……でびゅー、した……!」
フメイ「うん!」
デガ「………ど……奴隷、なのカ……?」
クロシュ「んーん」
デガ「エッ!? ま、さカ……自分、かラ……!?」
フメイ「うん」
デガ「……か、帰れ。ここ……遊びじゃ、ナイぞ……」
フメイ「遊びで来てない」
クロシュ「うん……」
デガ「そう、なのカ……?」
フメイ「うん。フメイたち、お金がいる」
デガ「……そう、カ……」
クロシュ「デガさんは……?」
デガ「おれ、は……奴隷、ダ……」
クロシュ「!」モニャッ
デガ「……気にスルな……。おれ……別に、困って、いナイ……」
フメイ「えっ、そうなの?」
デガ「うン。この……鎖、あった方が……安心、できル……」ジャラッ
凪鉄の枷「」ポン
433 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/13(日) 23:12:43.73 ID:1WNNapht0
フメイ「……なんか、ヘンな感じする。その鎖……」
クロシュ「うん……。じりじりする……」
デガ「これ……凪鉄って、言ウ……。魔力を、封じル鉄、らしイ」
クロシュ「わ……!」
フメイ「そうなんだ……!」
デガ「だかラ……これが、あれば……おれ、誰も、傷付けなイ……」
フメイ「でもここにいれば、対戦相手のこと、傷つけるんじゃないの?」
デガ「ウッ……そ、それは、そウ……。でも……ここなラ、お互いさま、ダ……!」
フメイ「それもそう」
クロシュ「うん!」
デガ「……オマエたち、いいやつ……。種族……何ダ……?」
クロシュ「!」モニョッ
デロデロデロ…ポン!
スライムクロシュ「〜〜!」モニョモニョ
スライムフメイ「〜〜」モニョニョ
デガ「エッ! スライム、だったのカ……!」
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョニョ
デガ「……〜〜〜」モニョモニョ
スライムクロシュ「!?」モニョッ!?
スライムフメイ「!?」モニョニョッ!?
デガ『おれ、スライム語話せるよ!』モニョモニョ
スライムクロシュ『んわわ〜!』モニョニョ キャッキャ
スライムフメイ『サイクロプスなのに、すごい!』モニョニョニョ
デガ『頑張って練習したんだ。スライム、みんないいやつだから……』モニョモニョ
スライムフメイ『デガ、こっちの方が得意なんだ!』モニョモニョ
デガ『そうかもしれない。人間の言葉、難しいよ』モニョモニョ
スライムクロシュ『じゃあ、こっちで話そ……!』モニョニョ
デガ『うん!』モニョッ
響いてくる銅鑼の音「」ゴイーン―
デガ『あっ……もう行かないと。おれ、次の試合なんだ』
スライムクロシュ『そうなんだ……』
スライムフメイ『がんばって』
デガ『うん! クロシュとフメイも、無茶しないでね! 必要なお金を稼いだらさっさと抜けた方が良いよ!』
スライムクロシュ『うん……!』
ズシンズシン…
スライムフメイ『行っちゃった』
スライムクロシュ『わたしたちも……帰る?』
スライムフメイ『うん。妖精たち、心配してるかも』
☆デビュー戦に勝利し、1万リテコインを獲得しました
強さを認められ、ランクが中位に上がりました
☆上位闘士のデガと知り合いました
◇
434 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/13(日) 23:14:23.38 ID:1WNNapht0
―夕方
リテン・ヘイヴン市街 帰り道
カラス「カァー、カァー」バサバサッ
ネズミ「チューチュー」チョロチョロ
奴隷商人「いやー見事なデビュー戦だったぞ! 初勝利おめでとう!」
フメイ「ん。これ、報酬」スッ
1万リテコイン紙幣「」ポン
クロシュ「次から……中位、だって……」
クーちゃん「えっもう中位……!? だ、大丈夫なの……!? 今日は下位のザコだったから良かったけど……」
フメイ「うん」
妖精「一応中位の試合も少しだけ観戦してみたけど、今のクロシュとフメイなら問題なく勝てそうな感じだったよ」
奴隷商人「……だが、実際に有用な稼ぎになるのは上位からだ。下位と中位は通過点でしかねえ。勝てて当然じゃなきゃいけねえんだ……」
妖精「はあ……なんだか気が重いなあ」
フメイ「あれ、リュアンと聖女とメアリーは?」
妖精「あいつらなら、あなたたちが無事に勝ったのを見届けたら仕事を探しに行ったよ。あなたたちだけに頑張らせるわけにはいかないってさ」
クロシュ「わあ……!」
1万リテコイン紙幣「」パサッ
フメイ「んー……せっかくだし、フメイたちももうちょっと仕事を探してみる?」
クーちゃん「いや、もう夕方だし……ゆっくり休んで明日に備えましょうよ」
フメイ「やること、いっぱいあるもん。ドレイショ、監獄島ってどうやって行くの?」
奴隷商人「ドレイショって俺のことか……? 監獄島は毎月定期便が出ているが……次の便は来月だ」
妖精「え、じゃあ監獄島での稼ぎなんてできないじゃん! 今朝の紹介は何だったの?」
奴隷商人「まあ待て、落ち着け。定期便は月イチだが、定期便だけが通行手段じゃない。カネを払えば非正規の高速クルーザーに運んでもらうことができるんだ」
フメイ「カネ? いくら?」
奴隷商人「……10万リテコインだ」
妖精「どっちにしろ今の私たちには無理ってことだね……。ていうか10万も払って死地に行きたがるやつなんているの?」
奴隷商人「通常の奴隷は定期船で行き来するのが普通だが、マフィアとかにカタに嵌められた奴は非正規ルートで行かされて働かせられるのさ。俺がマフィンファミリーに乗せられそうになったのがまさしくこれってわけだ……」
妖精「なるほどね……。どっちにしろ今の私たちには払えない額だ。」
クロシュ「……」
クロシュ(距離、あんまり離れてないみたい……)
クロシュ(わたし一人なら……トカゲの姿で、海の上、走っていけるかも……)
☆監獄島への行き方を知りました
・10万リテコインを支払えば全員で安全に移動できます
・クロシュ単独ならトカゲの姿で移動可能です
↓1コンマ 聖女たちの内職
01-40 1万リテコイン
41-70 3万リテコイン
71-90 10万リテコイン
91-00 30万リテコイン
435 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/13(日) 23:16:21.63 ID:a01Cja7lO
稼
436 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/13(日) 23:37:24.26 ID:1WNNapht0
☆聖女たちが内職をして3万リテコインを稼ぎました
―リテン・ヘイヴン 滞在3日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:竜角の大槍 盾:ラティアの大盾 飾:
武: 防:ぬののふく 飾:くすんだ不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武: 盾: 飾:
武: 防:火鼠の衣 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:
武: 防:妖蝶のドレス 飾:
◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ 盾: 飾:守りのペンダント
武: 防:旅人のドレス 飾:
◇聖女 [運命変転修道女]
武:木の杖 盾: 飾:
武: 防:ロイエの修道服 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*2 大きな巻き貝 冒険者証(ランク1)
運命賽*6 サボテンドラゴンの花 メルルの帽子
会心賽*3 魔導機関銃 暗黒優待券
反魂丹*1 旧世樹の杖 クロシュヴィア伝説
炎スライムの秘伝書 避難所のドアノブ
運命変転の魔導書 星の粉
古ドワーフ鍛冶指南書 オリシン王家の栞
日属性基礎 竜角の短剣
明石流剣術指南書 白金のペンダント
ヒヒイロカネ
ステライト鉱石
白金ステライト
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
◯個人目標
・世界樹の石炭 [6/8]
・武装製作経験 [6/6]
・僧侶を連れて帰る(聖女)
◯経験値
・クロシュ 近接[02/24] 魔法[05/12] 防御[05/09]
・フメイ 近接[05/06] 魔法[16/16] 防御[08/09] 炎[00/00]
・リュアン 近接[04/06] 魔法[00/12] 防御[04/06] 日[00/16]
・聖女 近接[01/06] 魔法[08/09] 防御[04/06] 運[03/??]
……………………………………………………………………………………
□リテン・ヘイヴン観光案内
一般街:宿屋、高級ホテル、市場、酒場、劇場、カジノ、浴場、娼館、
治療院、冒険者ギルド、他
暗黒街:闇市、闇酒場、裏カジノ、裏娼館、地下闘技場、路地裏、
マフィンファミリー本部、ロスチャイルドタワー、他
港湾:宿屋、食事処、農場、市場、魚河岸、倉庫街、港、灯台、他
監獄島:未探索
……………………………………………………………………………………
□会える人
同行者:メアリー、クーちゃん、奴隷商人
その他:ヴィルト、エインヘリアル、リラ、デガ
……………………………………………………………………………………
437 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/13(日) 23:39:16.60 ID:1WNNapht0
―朝
冥土の館
チュンチュン
綺麗に折り畳まれた衣服「」
フメイ「……ん? これ誰の服?」
聖女「あっ、それは昨日私たちが見つけたお仕事の納品物なんです」
クロシュ「ほえ、そうなの?」
リュアン「うん。私も、縫製は初めてだけど教えてもらいながらなんとかやってみたよ」
フメイ「へえ〜。すごい」
メアリー「とても難しかったです……」
聖女「でもリュアンさんとメアリーさんのお陰で無事に終わらせることができました。後はこれを納品してお代を受け取るだけです」
妖精「お疲れ様だね。これでいくらなの?」
聖女「……3万リテコインです」
クロシュ「んわ!?」
フメイ「フメイたちの3倍!?」
妖精「じゃあ……足して4万だね……」
リュアン「はい……。先は長いです……」
クーちゃん「……つ、次は私も手伝うわ。一番の当事者なのに、何もしてなくてごめんなさい……!」
*
奴隷商人「よし、今日も一日頑張るぞ! 聞きたいことがあれば言ってくれよな」
◯冒険者ギルドで仕事を探す
利点:比較的安全。失敗時のリスクも低い
欠点:高額な依頼を見つけるのが難しい
◯マフィアの仕事を請ける
利点:高額報酬を期待できる
欠点:犯罪や抗争に巻き込まれるリスクがある
◯闘技場に参戦する
利点:上位まで上がれば高額報酬を期待できる
欠点:下位ランクは報酬が安い
特記:現在のランクは〈中位〉
見込み報酬は10万リテコイン
◯監獄島で一攫千金
利点:自力で凪鉄を掘り当てれば一攫千金を狙える
欠点:既知の鉱脈は既に有力者らが独占している
特記:全員で行くなら10万リテコイン必要
クロシュ一人で行くならタダ
◯下水道探索
虚属性スライムが潜伏しているらしい
悪いやつに捕まる前に助けてあげよう
◯現在の目標
・クーちゃんの違約金を支払う [4/1000万]
リテン・ヘイヴン滞在3日目。滞在10日目が弁済期限です
↓1〜5 自由安価 何をする?
438 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/13(日) 23:39:28.53 ID:+TZqX2aAo
とりあえずロスチャイルドインダストリー本社ビルに侵入
やれるならソフィアの件で慰謝料1000万払わんかいと恐喝
439 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/13(日) 23:41:45.85 ID:ED2Wqn1RO
ギルドで下水道の大蜘蛛退治の依頼を受ける
440 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/13(日) 23:42:15.40 ID:j2N+TXgko
下水道探索
虚属性スライムに会って事情聞きたい
441 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/13(日) 23:45:26.69 ID:p9WeiF5kO
エインへリアルにお酒渡して日給100万の割りのいい仕事の情報を尋ねる
442 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/13(日) 23:49:39.97 ID:U6IYbqeGO
久しぶりにメアリーをモニョモニョ可愛がる
443 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/14(月) 00:55:57.84 ID:7SlGRROb0
―幕間―
―リテン・ヘイヴン下水道
汚水「」ザァザァ…
ドブネズミたち「チューチュー」チョロチョロ
ペシッ!
ドブネズミ「!?」ジタバタ
バックン! モニョモニョ…モグモグ…
薄灰色スライム「……」ゴックン…
薄灰色スライム「……」
薄灰色スライム(……ごめんなさい)
モニョモニョモニョ…
『あ、いたいた〜』モニョモニョ
薄灰色スライム「……」モニョ
444 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/14(月) 00:57:17.58 ID:7SlGRROb0
黒呪紋スライム『また来たよ〜』モニョモニョ
薄灰色スライム『………なんのよう……』モニョ…
黒呪紋スライム『ちゃんと生きてるかなって心配してたの!』
薄灰色スライム『……』
黒呪紋スライム『あとはまあ……やっぱり、勧誘しに!』
薄灰色スライム『……』
黒呪紋スライム『こんなとこに一人ぼっちは寂しいよ。デロデロ化できなかった者同士、一緒にデロデロ活動しよ?』
薄灰色スライム『……』
黒呪紋スライム『ぜーんぶ溶けちゃえばしあわせだっておもわない?』
薄灰色スライム『……よくわかんない』
黒呪紋スライム『わかんないかな……?』
薄灰色スライム『……ぜんぶ、とけて……ひとつのデロデロに、なっても……。そのデロデロは……きっと、さびしくて……くるしくなると……おもう……』
黒呪紋スライム『大丈夫だよ! デロデロはみんなで、みんなはデロデロだもん! 寂しくなんかならない!』
薄灰色スライム『……』
黒呪紋スライム『…………もしかして……私のこと、嫌い……?』
薄灰色スライム『んーん……』
黒呪紋スライム『……』ホッ
薄灰色スライム『……』
黒呪紋スライム『ねえ……やっぱり、一緒に行こうよ。ここにいたら……悪いやつらに捕まって、またひどいことされちゃうよ。そんなの、だめだよ』
薄灰色スライム『………んーん……。まだ……まってる……』
黒呪紋スライム『……』
薄灰色スライム『……カリス……きっと、かえってくる……』
黒呪紋スライム『……』
薄灰色スライム『カリス……わたしに……ホロウって、なまえ……つけてくれたもん……』
黒呪紋スライム『でも……カリスは、ホロウにひどいことをしたんだよ。ホロウをたくさんいじめて、苦しめたんだよ』
薄灰色スライム『……』
黒呪紋スライム『あんなやつの言うことなんて、聞いちゃだめだよ』
薄灰色スライム『……』
黒呪紋スライム『それに……カリスは、もう……』
薄灰色スライム『……』
黒呪紋スライム『………また来るね。いなくならないでね』
薄灰色スライム『……うん』
モニョモニョモニョ…
◆
445 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/14(月) 00:58:21.97 ID:7SlGRROb0
本日はここまで。次回はリテン・ヘイヴン滞在3日目編です。お楽しみに
446 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/14(月) 01:13:06.05 ID:P3xh0r6ko
乙
このペースでクーちゃんは助かるのか
最悪力付くで逃げればいいか
447 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/14(月) 01:55:38.05 ID:6aMKSNGwo
おつ
監獄島まで出向くメリットが今の所無いな…
マフィアの話を聞くだけ聞いてみるのもアリか
448 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/14(月) 23:25:33.47 ID:MIXdDHy1O
コツコツ稼ぐじゃ間に合わないから一攫千金しかないね闘技場上位ランク10回勝利はなかなかリスク高い
449 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/19(土) 00:38:05.57 ID:RNT6CCynO
憐れスライムたちは今回は救われるかな
また愛した男に忘れられて殺されるかな
450 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/19(土) 14:04:48.40 ID:toQmYy5G0
今回の自由行動の安価って「食事する」や「誰かと話しする」などの安価を考えていたけど、お金を稼ぐ事に関する安価にした方がいいのかな?
451 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/19(土) 14:09:03.80 ID:OnkwizEPO
個人的にはクロシュちゃんの単独行動でダウジングだけでも試してみたいけど、安価を取れる自信がないや
452 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/19(土) 16:13:15.98 ID:zSzyPO0CO
乙
自分も日常的な安価を考えていたから採用される自信ないな。
453 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/19(土) 20:20:55.65 ID:6BLMFns60
闘技場のタイトル戦で優勝したり、危ない仕事をやってみたりすれば一気に稼ぐことができます。なお今現在の弁済期限ではタイトル戦に間に合わないため、マフィアに期日を延長してもらう必要があります。また、一見お金にならないことでも最後までやり通してみると大きな価値のあるものを得られたりするかもしれません。いろいろ試してみるのが良いでしょう
監獄島はちょっと遠い上に渡航にも費用がかかるので、序盤にホイホイ行くのは難しいかもしれません。もし自前のクルーザーを用意できればタダで行き来できるようになりますが、今のところそのようなものは持っていないようです
コツコツ地道に稼ぐのは平時であれば美徳と言えそうですが、この状況では悠長に構えているのは得策ではないかもしれません。監獄島に行って一攫千金を狙うのも一つの手かもしれません
スライムたちの今後の運命については、クロシュたちの行動によって干渉することも可能です。放っておくとあまり良い方には向かわない可能性が高いかもしれません。まずは接触を試みてみるのが良いでしょう
お金を稼ぐ以外の行動も何らかの意味を生じさせることはあるため、安価はお金稼ぎだけに限定していません。例えば食事などは戦力や腹持ちを強化できるため、強敵との戦いが予想される時は有効です
クロシュ氏単独であれば、トカゲの姿で海を渡ることができます。妖精も飛べるので、連れて行くことができるかもしれません。そして監獄島で希少鉱物を掘り出せるかどうかはコンマ次第ですが、挑戦する価値はあると言えるでしょう
状況は切羽詰まっているため、ポジティブな効果が得られなさそうな行動は不採用となるかもしれません。ただしリテン・ヘイヴン編では安価範囲が5枠あるので、混ぜられそうなものは混ぜていきたいと思います
454 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/19(土) 20:23:26.63 ID:6BLMFns60
クロシュ「……」
クロシュ(普通に……稼いでたら……。間に合わないかも……)
クロシュ(……)
クロシュ(!)ピコン!
クロシュ「妖精さん……ロスチャイルドさんって、お金持ち……?」
妖精「え、そりゃまあ金持ちだと思うよ。世界トップクラスの……ん!? クロシュ、まさか……!?」
クロシュ「お金……もらえる?」
妖精「やめなさい!」
クーちゃん「妖精の言う通りよ! ロスチャイルドと言えば泣く子も殺して素材にする鬼畜の一族よ!? 関わっちゃだめ!」
聖女「もう既に関わってしまっています……」
クーちゃん「そ、そうらしいわね……。ならこれ以上関わらないようにした方が良いわ……。世間的には世界の最先端を行く洗練された技術屋みたいに言われてるけど、裏じゃ何やってんだかわかったもんじゃないわ……。大体こんな犯罪都市を牛耳ってる家系が身綺麗なわけないってのに」
フメイ「でもお金いっぱいあるんでしょ? それなら、ちょっとくらい貰ってもいいんじゃないの」
クーちゃん「いやいやいや、そもそも貰えるわけないじゃない!」
クロシュ「……でも……フェルちゃんと、ソフィアさんのこと……お話、したら……もらえるかも……」
クーちゃん「どういう理屈!? ていうかそれってフェルメール・ロスチャイルドとソフィア・ロスチャイルドのこと!?」
フメイ「うん。フェルメール、ロスチャイルド辞めた」
リュアン「ソフィアさんは……溶けました」
クーちゃん「どういうことなのよ……。頭がおかしくなりそう……」クラクラ
クロシュ「とりあえず……行ってみる?」
妖精「はあ……わかった。言っても聞かないだろうし。でも細心の注意を払って、何かあったらすぐに撤退すること。いいね?」
クロシュ「ん!」
クーちゃん「ええ!? いやいやいや、止めなさいよ!?」
妖精「まあ、もう不法侵入はお手の物だから……。ついでに何か金目のものがあったら盗んできていいよ。ロスチャイルドだし」
聖女「ええっ!? い、いけません! 窃盗は!」
妖精「ロスチャイルドは窃盗どころか殺人や人体実験も日常的にやってる悪の組織だよ。奴らの財源を奪うのは結果的に被害を減らすことに繋がるって思わない?」
聖女「む、むむ……。それは、一理あるような……?」
クーちゃん「いや一理ないから!! 悪いやつから盗んでも窃盗は窃盗でしょ!? ああもうなんで私がこんな正論言わなきゃいけないのよ!?」
メアリー「導師クロシュ……どうかお気をつけて……」
クロシュ「ん!」
クーちゃん「気を付ければ良いわけでもないからね!? くっ、この部屋から出させないわよ……!!」ザザッ
フメイ「あ。クーちゃん、もうクロシュ出ちゃったよ」
クーちゃん「えっ? まだここにいるじゃない」
クロシュ「?」
フメイ「分体が」
クーちゃん「……な、なるほど」
◇
455 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/19(土) 20:26:12.11 ID:6BLMFns60
―ロスチャイルドタワー エントランス
自動ドアの隙間「」モニョニョニョ
スポンッ!
分体透明ちびスライムクロシュ「!」モニョッ
分体透明ちびスライムクロシュ「?」キョロキョロ
エレベーター「」ピンポン
分体透明ちびスライムクロシュ「!」
分体透明ちびスライムクロシュ(えれべーたーっていう……昇ったり降りたりするもの……)
分体透明ちびスライムクロシュ(……)
分体透明ちびスライムクロシュ(やめとこ。とじこめらたら、やだ)
ピョンピョンピョン
◇
↓1コンマ
01-05 CEO
05-15 金髪長身美少女
16-25 金髪十字目幼女
26-45 見つかった!撤退!
46-65 金目のものを窃盗!
66-75 金髪大剣少女
76-85 金髪Yシャツ少女
86-95 レーティア
96-00 創業者
456 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/19(土) 20:28:21.92 ID:Fndjr0ge0
あ
457 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/19(土) 20:28:31.94 ID:zrDE59CDO
た
458 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/19(土) 20:29:10.97 ID:pBwPtatJO
ようじょ
459 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/19(土) 21:51:07.62 ID:6BLMFns60
ピョンピョンピョン
白髪の美人?「はあ……。さっさと帰ろう……」スタスタ
分体透明ちびスライムクロシュ「!」モニョッ!
分体透明ちびスライムクロシュ(レーティアさん!)モニョニョ
モニョモニョモニョモニョ
白髪の美人→レーティア「……ん? 微かに何かが聞こえるような……これは……」
分体透明ちびスライムクロシュ「〜〜〜!」モニョニョニョニョ
レーティア「!」コクリ
スタスタスタスタ―― ピョンピョンピョン――
*
―応接室
扉「」バタン…
レーティア「……ふう。ここなら誰の目も耳もありませんよ」
モニョモニョモニョ…ポン!
分体ちびクロシュ「レーティアさん!」モニョッ
レーティア「! なるほど……クロシュちゃんでしたか! 敵意は感じられなかったのでこちらにお招き致しましたが……私の判断は間違っていなかったようですね。お久しぶりです!」ニコリ
分体ちびクロシュ「んへへ……おひさしぶりです……!」
レーティア「しかし不躾ですが、どうしてこのような場所に? はっきり言って、このビルもこの街も、クロシュさんのような正しい生き方をする方々のいるべき場所ではありません。何か事情がお有りとお見受けしますが……」
分体ちびクロシュ「えっと……」モニョモニョ
カクカクシカジカ
*
460 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/19(土) 21:52:42.61 ID:6BLMFns60
レーティア「なんと……友達が奴隷に落とされて、違約金の支払いを強要されている……!?」
分体ちびクロシュ「うん……」
レーティア「ふむ……そういうことであれば、ロスチャイルドの端くれである私が力になれそう……と言いたいところなのですが……」
分体ちびクロシュ「?」
レーティア「……生憎、この街に換金可能な資産をほとんど残していないのです……。そしてほとんどロスチャイルドを家出しているような身分の為、ロスチャイルドの権力を使うこともできない……という感じです……」
分体ちびクロシュ「そうなんだ……。えと……だいじょうぶ! わたしたち……かせぐ!」モニョッ
レーティア「ふふ……内に秘めた熱い意思は相変わらずのようですね。とはいえ恩人に何もしないでいるというのも格好が悪いですし……これをどうぞ」スッ
札束「」ポン!!
分体ちびクロシュ「んわっ!?」モニョッ
レーティア「私のポケットマネーです。お受け取りください」
分体ちびクロシュ「い、いいの……?」モニョニョ
レーティア「芸術都市の復興支援活動に尽力してくださったこと……。そしてあなたの描いたデロデロの絵は、あの時芸術都市に生きる人々の希望になりました。決してお金では買うことのできない、大きな価値を……あなたのぱわーは創り出したのです」
分体クロシュ「わあ……」
レーティア「お金に替えることのできない価値ですが……私には、こうしてお金を出すことでしか返すことができません。遠慮せずお受け取りください」
分体クロシュ「うん!」
☆200万リテコインをもらいました
*
レーティア「……なるほど。デロデロ化の阻止、ですか」
分体クロシュ「うん。えと……デロデロ教の、人たちには……ごめんなさい、かも……」
レーティア「人々の希望になったとは言いましたが、その結末が本当に正しいのかどうか、私にはわかりません。しかし一度デロデロになってしまえば元に戻れないならば……性急に事を運ぶよりは、クロシュちゃんの考えるように、一歩立ち止まることも大切であると思います」
分体クロシュ「うん……。そういえば……レーティアさんは……どうしてここに、いるの……?」
レーティア「私ですか? 実はここの宿の一つに、魔導機械に自動経営させてるものがあるんですよ。それでたまに様子を見に来てるんです。妹たちのことも少し心配ですし」
分体クロシュ「いもうと?」
レーティア「ロスチャイルドは……まあいろいろあって家族が多いんです。私自身はこの家のことがあまり好きじゃないんですけど、それでもやっぱり下の世代の妹たちはかわいいもので」クスッ
分体クロシュ「わあ……」
レーティア「あ、フェルメールから聞きましたよ! クロシュちゃんたちの活躍でオリシン王国は建て直され、フェルメール自身も新たな道を歩めるようになったと! ふふ、重ね重ねお礼を言わせてください。兄として」ペコリ
分体クロシュ「んへへ……どういたしまして」
もう少しお話できる
↓1〜2選択
1.妹たちについて(
>>455
のコンマ表に記載されている人物を1人呼ぶことも可(CEO、創業者は除く)。レーティアがいるため平和的な接触となります)
2.ソフィアについて
0.自由安価(できないことはできない・状況にそぐわないものは再安価)
461 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/19(土) 21:54:24.18 ID:bW4DG6Qx0
1金髪十字目幼女を呼ぶ
462 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/19(土) 21:57:39.91 ID:pBwPtatJO
0
呼べないなら創業者について聞く
463 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/19(土) 23:41:34.40 ID:6BLMFns60
扉「」ガチャッ
金髪十字目幼女「レーティア〜こんなとこで何してるの〜?」ヒョコッ
レーティア「……セーレ。ちょっと一人で考えたいことがあってね」
金髪十字目幼女→セーレフェリア「ふ〜ん?」キョロキョロ
天井に張り付いている透明分体ちびクロシュ「……」
セーレフェリア「……私、嘘って嫌いだな〜。本当のこと言ってくれなきゃ、この部屋ごと吹っ飛んばしちゃうかも〜?」
レーティア「……落ち着いて。そんなことをすればCEOに怒られるよ」ダラ…
セーレフェリア「怒られるだけでしょ? っていうか私に破壊行為をさせたレーティアが悪いんじゃないの?」
レーティア「……」ダラダラ…
モニョモニョモニョ…ポン!
分体ちびクロシュ「こ、こんにちは……」モニョッ
レーティア「クロシュちゃん……!」
セーレフェリア「天井にいたんだ! こんにちは! レーティアよりも物わかりが良さそうな子だね〜」
レーティア「……セーレ。言っておくけれど、この子はとても大事なお客さんなんだ。例え君でも、加害行為は許さないからね」
セーレフェリア「え、私のこと何だと思ってるの……。でもレーティアがそこまで言うのも珍しいな〜」
レーティア「はあ……。クロシュちゃん、この子はセーレフェリア・ロスチャイルド……私の妹たちの中でも特に強力な力を持つ一人だよ。見ての通りちょっとやんちゃなところがあるけど、たぶん悪気はないから気にしないであげて欲しい」
分体ちびクロシュ「う、うん。よろしくね……セーレちゃん……」モニョモニョ
セーレフェリア「……うーん。ねえあなた、どうしてそんなにおどおどしてるの?」
分体ちびクロシュ「ほえ……?」
セーレフェリア「力があることくらいわかるよ。私に居場所を気取られない腕前の隠密技能もすごい。それなのに、どうしてそんなにびくびくしてるの?」
分体ちびクロシュ「え、えっと……。わたし……そんなに、すごくない……」
セーレフェリア「謙遜は良くないよ。今あなた、あなた以下の奴全員をすごくないってバカにしたの。わかる?」ズイッ
分体ちびクロシュ「んわわ……」
レーティア「セーレ、やめなさい。クロシュちゃんは君みたいに強い子じゃないんだよ」
セーレフェリア「むー……絶対嘘。この子、世界を滅ぼすポテンシャルを秘めてると思う」
レーティア「なんてこと言うんだ」
セーレフェリア「審美眼には自信あるんだよね。ほら、私ってレーティアみたいな出来損ないとは違うから」
レーティア「はあ……」
分体ちびクロシュ「……レーティアさんは……出来損ないじゃ、ない……」
セーレフェリア「お……?」
分体ちびクロシュ「……レーティアさんは……すごい!」モニョッ
セーレフェリア「おお……!?」
分体ちびクロシュ「だから……えっと……」モニャニャ…
分体ちびクロシュ「」モニャニャニャ…
セーレフェリア「いやそこはもうちょっとがんばってよ! 今良い感じだったじゃん!」
レーティア「はあ……。セーレ、クロシュちゃんは優しい子なんだ。君の望むような闘争は苦手なんだよ、わかってあげて」
セーレフェリア「は〜い……」
*
464 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/19(土) 23:43:48.18 ID:6BLMFns60
応接室の壁にかけてある金髪幼女の絵画「」
分体ちびクロシュ「……これ……セーレちゃん……?」
セーレフェリア「ぶー、違います」
レーティア「このお方はローゼスフィア・ロスチャイルド。ロスチャイルド家の始祖であり、ロスチャイルド・インダストリーの創業者ですよ」
分体ちびクロシュ「そうなんだ……」
セーレフェリア「いわゆる諸悪の根源ってやつ? ロスチャイルドとかいうカスのド外道一族を作った罪は重いよね〜」
分体ちびクロシュ「え、えと……」
レーティア「セーレ、クロシュちゃんが反応に困ってるよ」
セーレフェリア「え、今の笑うとこだよ!? も〜ノリ悪いなあ」
レーティア「歴史を紐解いていくと、彼女が実権を握っていた時期は今ほど酷くはなかったように思われるのですけどね。当人は既に隠遁して久しく、真相は闇の中です」
セーレフェリア「ババアに丸投げしたのが終わりの始まり。同罪でしょ」
タッタッタッタッ
分体ちびクロシュ「!」
シュバッ
天井に張り付いた透明ちびクロシュ「」モニョッ
扉「」ガチャッ
金髪Yシャツ少女「あ、ここにいた! レーティアお兄ちゃん、おばあさまが呼んでる!」
レーティア「えっ……? 始祖様からの呼び出しなんて……初めてだ」
セーレフェリア「ええ〜レーティア何したの? いよいよ粛清?」
レーティア「始祖様が誰かを粛清した話なんて聞いたことがないけど……。わかった、すぐに向かうよ」スクッ
レーティア「」チラッ
天井に張り付いた分体透明ちびクロシュ「!」
レーティア(私がこの部屋を出ると同時に、あなたもこの部屋を出て、来た通りに真っ直ぐ帰ってください。後でまたお会いしましょう)
天井に張り付いた分体透明ちびクロシュ「」コクリ
スタスタ ガチャッ パタム―
セーレフェリア(……あのクロシュって子も行ったみたい。テルの足音を聞きつけた瞬間、すぐに天井に張り付く身軽さ、判断の速さ……私の時もああやって隠れたんだろうね。やるなあ)
金髪Yシャツ少女「……セーレ、レーティアお兄ちゃんとここで何してたの?」
セーレフェリア「えっ? 何って……別に何でも良くない?」
金髪Yシャツ少女「……なんか、スライムの残り香を感じるような。ねえ、もしかして隠れて二人でスライム吸いしてたんじゃ……!?」
セーレフェリア「……なんでロスチャイルドって、時々異常なスライム好きがいるんだろう」
☆レーティアと再会しました
☆セーレフェリアと知り合いました
◇
465 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/19(土) 23:46:04.15 ID:6BLMFns60
本日はここまで。やや体調が悪いためしばらく更新量は控えめになるかもしれません、ご了承ください
466 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/19(土) 23:56:15.20 ID:soKYVBs2o
乙
ロスチャイルドこう見ると多いなって
しかも皆幼いなって
467 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/20(日) 00:14:06.46 ID:Fcno2tvHo
乙
一気に200万手に入るとは持つべき者は金持ち
468 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/20(日) 00:42:13.74 ID:QX+5eGQ1O
乙
コンマで会えたのかレーティアで良かった
セーレとクロシュは波長が合わなそうね
469 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/20(日) 02:33:39.23 ID:4mOhduBbo
お大事に
おつ
470 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/20(日) 08:11:35.51 ID:2/O6SAhpO
スライム好きに悪い人はいない
コンマ的にCEOはもう悪玉そう
471 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/20(日) 12:30:28.55 ID:KPef7763o
おつ
目標金額の5分の1をポンと…これがお金持ち…
監獄島の隠れ鉱脈見つけられたらこれを元手に渡るのもいいな
472 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/20(日) 13:19:56.70 ID:qZn6gTqm0
乙
>>455
のコンマで窃盗が出たらクロシュは監獄島送りになっていたのかな?
473 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/20(日) 16:06:31.07 ID:yl1zWU0zO
これレーティア以外のキャラの場合お金貰う事は難しかったりするのか。
474 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/20(日) 17:45:45.29 ID:dHmYmPzcO
お金を貰えたのは僥倖だけどクロシュちゃんの性格的に「お返し」とかしそう(こなみ)
475 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/20(日) 21:45:00.57 ID:0/f9tgIa0
本日は体調不良により更新を停止とします、申し訳ありません。明日できたら更新します、よろしくお願いします
ロスチャイルド家の者は実のところたくさんいます。クロシュたちと面識があるのは実のところその上澄みの方々かもしれません
ロスチャイルドの者もあかちゃんからお年寄りまで様々な方がいますが、クロシュが関わることになりそうな人物は子供が多いかもしれません
レーティア氏はお金持ちなので、芸術都市での恩人でありアーティストの可能性を秘めたクロシュ氏への投資は惜しまないつもりのようです。もし彼がもっとたくさんのポケットマネーを持ち歩いていたら、リテン・ヘイヴン編はここで終わっていたかもしれません。これもまた運命です
あのコンマ表の中では、レーティア氏は交渉なしに無条件で支援をしてくれる唯一の人物でした。彼と再会できたことは他にも後々いろいろと良い方に影響する可能性があります
セーレフェリア氏は邪悪なロスチャイルドの者なので、実のところクロシュ氏とは相性が良くないかもしれません。とはいえ今のところ特に喧嘩をする理由もないため、険悪になったりすることもないと思われます
ありがとうございます。昨年のようなひどい感じの体調不良ではないので、少し安静にしていればすぐに良くなるかと思います。次回の更新を緩やかにお待ちいただけると幸いです
スライムを好きな人に悪い人がいないかどうかは今のところはっきりわかっておらず、またそのことを研究している人もいないようです。しかしながら肌感覚としては、確かにスライム好きの人は善良な精神を持っている場合が多いような気がします
CEOがどのような人物なのかはわかっていませんが、コンマ表を見る限りでは恐るべき人物である可能性が高いかもしれません。なるべく出くわさないようにお祈りしておくのが良いでしょう
レーティア氏はロスチャイルドの者でありながらロスチャイルドのパワーに頼らず自力でバンバン富を増やしているため、今回のような件でクロシュたちが頼りにする相手としては最適な人物であるかもしれません。なおポケットマネーはもうないようです
お金はお金のあるところへ集まる性質があると言われています。この大きな臨時収入を使って、監獄島に渡るなど新たな金策手段を模索してみるのも良いでしょう
コンマ表における窃盗は、窃盗成功という意味です。ネタバレをすると、窃盗に成功していた場合10万リテコインの臨時収入を得ていました。なお高コンマで出会える人物と出会っていた場合、交渉次第でお小遣いをもらえていた可能性があります。無条件で支援をしてくれるレーティア氏は大当たりの人物だったとも言えます
そして低コンマで出会ってしまう人物と出会ってしまった場合、対話次第でひどい目に遭っていた可能性があります(コンマが低ければ低いほど危険)。セーレフェリア氏も実のところ低コンマの人物でしたが、間にレーティア氏が入ってくれたお陰で終始和やかにお話することができました
クロシュ氏は義理堅いスライムなので、レーティア氏へ何らかのお返しをしようと考える可能性は十分にあります。しかしながらレーティア氏の200万リテコインも過去のクロシュ氏の行動に対するお返しではあるので、お返し返しになってしまうかもしれません
なおクロシュ氏は穀潰しスライムの面もあるため、もらうだけもらってホクホクして終わり、となることもあります
476 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/20(日) 21:57:55.96 ID:Fcno2tvHo
乙待ってる
477 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/21(月) 17:17:19.14 ID:9+vKf2400
ありがとうございます。それでは少しだけ進めていこうと思います
なお書き忘れていましたが、真正リーリア編クリアによって以下のボーナスを獲得していました
☆クロシュの最大満腹度が2増えました
478 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/21(月) 17:17:55.01 ID:9+vKf2400
―冒険者ギルド
ワイワイ ガヤガヤ
リュアン「昨日は見つかりませんでしたが……もしかしたら今日は良い仕事が見つかるかもしれません」
聖女「私たちのような非戦闘員でもいっぱい稼げるお仕事があると良いんですけどね」
メアリー「……言うほど非戦闘員でしょうか……」
掲示板「」
大量に貼られている依頼書の紙「」
聖女「あ、これ100万リテコインです。内容は――」
依頼書「下水道に救う大蜘蛛の群れの退治 報酬100万」
リュアン「お、大蜘蛛……!?」
依頼書「条件:冒険者ランク5以上」
メアリー「……私は冒険者証を持っていないのですが……あなた方のランクはいくつなのですか?」
リュアン「1です……」
聖女「……そもそも冒険者登録していません。私も……」
メアリー「……だめそうですね……」
エインヘリアル「お困りのようですねえ、お嬢様方」スタスタ
リュアン「あなたは……エインヘリアルさん!」
エインヘリアル「フフフ……これを見てください」スッ
エインヘリアルの冒険者証「ランク6」
聖女「ランク……6!」
エインヘリアル「そうです。私にはこの依頼を受ける権利がある……ということですねえ。そして冒険者ギルドの依頼は、特別な制限が課されていない限り、パーティ内の1人が条件を満たしていれば受けることができる……。ここまで言えばもうおわかりですねぇ?」
リュアン「お、お酒ですか!」
エインヘリアル「そうです! お酒を恵んでいただければ、一時的に私があなた方のパーティに入って差し上げます〜!」
メアリー「……お酒だけで良いのですか? 報酬額は100万リテコインですが……」
エインヘリアル「はい〜。私は酒を飲みたいだけですのでぇ」
聖女「お金があればもっと飲めると思いますが……」
エインヘリアル「アハハ、良いんです良いんです! 偉大なる神からあなた方を助けるように言われてる、とでも思ってくださいな!」
聖女「そういうことであれば……素直に甘えさせてもらいましょう」
エインヘリアル「わ〜い!」
☆エインヘリアルにお酒を奢り、大蜘蛛の群れの退治依頼を受けました
*
479 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/21(月) 17:19:40.26 ID:9+vKf2400
―下水道 踏破率[0/3] 満腹度[16/16]
汚水「」ザァザァ…
エインヘリアル「というわけで……かわいそうな虚スライムちゃんを探しつつ大蜘蛛の群れをやっつけよう作戦開始で〜す」ヘラヘラ
フメイ「そうなの……!?」
リュアン「うん。下水道の大蜘蛛退治の報酬が100万リテコインだったから、虚スライムさんを探しながらできるかもって思って」
妖精「なるほどね……。それでエインヘリアルの助けを借りて受けてきたんだ」
エインヘリアル「そう! 皆さんよろしくねえ〜」
フメイ「う、うん。よろしく」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
メアリー「……」
聖女「メアリーさん……?」
メアリー「……いえ。私も同行します。導師クロシュにもしものことがあってはいけませんから……」
*
汚水「」ザァザァ
リュアン「それにしても……こ、ここ……臭いが、きついです……」
エインヘリアル「下水道ですからねぇ。仕事を終えたら浴場に行ってサッパリしましょう〜」
妖精「大蜘蛛退治……報酬額がやけに高いのは、この下水道の環境も影響してるかもね。念の為耐毒結界を張っておこうか」ススッ
パッ!
聖女「……! 呼吸が……楽になりました!」
リュアン「妖精さん、こんな魔法も使えるんですか!?」
妖精「人間用のを開発してくれたのはティセリア……今現在緑の国を守ってる首長代理だけどね。ガス状の気体毒は防げるけど、飛沫とか液状の毒は防げないから注意して」
フメイ「それ、毒狐との戦いで役に立たなかったやつ?」
妖精「役に立ったでしょ! いや、まあ……途中で私自身がひっくり返って消えちゃったのは悪かったけど……この結界自体は役に立ってたんだからね!」
↓1コンマ
01-10 ??
11-25 敵襲
26-40 蜘蛛の巣だ!(満腹度-1)
41-60 冒険者の遺品(+2万コイン)
61-75 金の指輪 (+5万コイン)
76-90 エーテル結晶(+10万コイン)
91-00 ??
480 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/21(月) 17:20:28.83 ID:WzVqyIbqo
お
481 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/21(月) 17:37:31.32 ID:9+vKf2400
トコトコ スタスタ パタパタ
スライムクロシュ「!」モニョッ
パイプの側面に生えた水晶塊「」ポン
妖精「これは……エーテル結晶だ!」
リュアン「エーテル結晶……? どうしてこんなところに……?」
妖精「……見たところ、ここの水にはかなりの魔力が混ざり込んでる。普通は星脈の密集地みたいな魔力がかなり豊富な場所でないと育たない物質だけど……どうやらここは星脈の密集地に匹敵するほど魔力が濃いらしい……」
フメイ「高く売れる?」
エインヘリアル「この大きさなら、10万リテコインくらいの価値はありそうですねえ。どうせ誰のものでもありませんから、持って帰って換金して良いと思います〜」
聖女「そうですね。ありがたくいただいていきましょう」
ググッ…パキッ
エーテル結晶「」ポン!
☆エーテル結晶を手に入れました。後で10万リテコインに換金されます
―下水道 踏破率[1/3] 満腹度[15/16]
↓1コンマ
01-10 ??
11-25 敵襲
26-40 蜘蛛の巣だ!(満腹度-1)
41-60 冒険者の遺品(+2万コイン)
61-75 金の指輪 (+5万コイン)
76-90 紫燐結晶 (+15万コイン)
91-00 ??
482 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/21(月) 17:40:49.90 ID:ZocBOp9do
ちりつもだ
483 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/21(月) 18:13:23.41 ID:9+vKf2400
トコトコ スタスタ パタパタ
スライムクロシュ「!」モニョッ
パイプの天面に生えた紫色の水晶塊「」ポン!
リュアン「今度は紫色の水晶です!」
妖精「これは……紫燐結晶だ!」
フメイ「紫燐結晶?」
エインヘリアル「普通のエーテル結晶は無色透明ですが、さらに高濃度になったり別の物質が混ざったりすると色が変化することがあるんです〜」
リュアン「不純物が……。それじゃあ価値も落ちちゃったり……?」
エインヘリアル「い〜え、紫燐結晶はふつう火山の火口などの特殊な環境下でしか見つからないエーテル結晶なのでむしろ価値は上がりますねえ」
フメイ「おお〜!」
聖女「ではこれもありがたくいただいていきましょう!」
ググ…パキッ
紫燐結晶「」ポン!
メアリー「……下水道探索が一番稼げるのでは?」
妖精「ま、まさかそんな……」
☆紫燐結晶を手に入れました。後で15万リテコインに換金されます
―下水道 踏破率[2/3] 満腹度[14/16]
↓1コンマ
01-10 ??
11-25 敵襲
26-40 蜘蛛の巣だ!(満腹度-1)
41-60 冒険者の遺品(+2万コイン)
61-75 金の指輪 (+5万コイン)
76-90 紺碧結晶 (+20万コイン)
91-00 ??
484 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/21(月) 18:15:23.61 ID:szk6pKQWO
?????
485 :
◆eAA16RTlRw2e
[sage]:2026/09/21(月) 22:06:42.98 ID:mjYORwu4O
携帯端末から失礼します、1です
現実の都合によりちょっと更新が難しい状況となってしまったため、本日はここまでとします。明日更新できるかわからないので、あまり期待はしないでおいてください。申し訳ございません。
なお体調の方は大丈夫そうです。ご心配をおかけしました
486 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/21(月) 22:09:52.57 ID:8G+rVGR0O
乙じっくり待ってる
487 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/22(火) 00:34:47.66 ID:hIif91dko
あら、お疲れ様です
488 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/23(水) 23:17:23.23 ID:DbfiKQnGO
乙彼
489 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/26(土) 15:32:52.38 ID:I5hEW8Ax0
先日は失礼しました。台風と災害と停電には気をつけましょう
というわけで再開していきます。お待たせ致しました、よろしくお願いします
490 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/26(土) 15:33:26.60 ID:I5hEW8Ax0
トコトコ スタスタ パタパタ
ゴミの山「」ドッサリ…
リュアン「うわ……。流れてきたゴミが固まってます……」
フメイ「何か使えるもの、ある?」
妖精「これをかき分けて使えるものを探すってのも厳しくない……?」
エインヘリアル「泥酔してなきゃ触れたくもないですねぇ……」
フメイ「じゃあ、泥酔してれば触れられる?」
エインヘリアル「ご、ご勘弁を! 泥酔してても、に言い直します!」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
モニョモニョモニョモニョ…
汚れた金の指輪「」ポン!
聖女「わ! クロシュさんが……ゴミ山をかき分けて、金の指輪を!」
妖精「ええっ!? ほ、本当だ……」
メアリー「導師クロシュ……なんと尊い……」ウルウル
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ
フメイ「殺菌しよ。指輪も、クロシュも」
スライムクロシュ「!」モニョッ
フメイ「じっとしてて」
火「」チリチリ…メラメラ…
綺麗な金の指輪「」ポン!
スライムクロシュ「!」ポン!
☆金の指輪を手に入れました。後で5万リテコインに換金されます
◇
491 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/26(土) 15:36:18.45 ID:I5hEW8Ax0
―下水道深部 踏破率[3/3] 満腹度[13/16]
張り巡らされた蜘蛛の巣「」
散らばる骨「」
淀んだ水「」
小蜘蛛たち「」ワシャシャシャシャ
ヒューン――ピト
リュアンの額に張り付いた蜘蛛「」カサカサ
リュアン「あ……あ、あ……だ、誰か……と、とと……」
ヒョイッ
フメイの手に掴まれた蜘蛛「」ジタバタ
ポイッ
逃げ出す蜘蛛「〜〜!」カサカサカサッっっっ
リュアン「助かったぁ〜……。ありがと、フメイちゃん……」
フメイ「リュアン、クモ苦手なの?」
リュアン「う、うん……。フメイちゃんは……大丈夫なんだね……」
フメイ「うん」
散らばる骨「」
妖精「骨が散らばってる。人の骨も……あるみたい」
エインヘリアル「依頼を受けて帰ってきてない冒険者もけっこういるそうで……。当初のランク制限は3だったそうですが、予想外に被害が大きくてランク制限を5に引き上げたって話ですねぇ」
聖女「……弔って差し上げたいところですが……それはギルドの方々にお任せした方が良いかもしれませんね」
エインヘリアル「この依頼が終わったら遺体回収の専門家をギルドが派遣すると思います。無闇に触らないで置いた方が良いでしょうねぇ」
妖精「遺体回収の専門家なんているんだ」
エインヘリアル「そりゃまあ、その辺の冒険者にみだりに触らせるのは危険ですからねぇ」
「たすけてぇ〜!!」
スライムクロシュ「!」モニョッ
フメイ「悲鳴!」
*
492 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/26(土) 15:36:58.76 ID:I5hEW8Ax0
巨大な蜘蛛の巣に捕まっている幼女「たすけてぇ〜〜!! だれかぁ〜〜!」
幼女にゆっくり近づく巨大な赤蜘蛛「」キシキシ
リュアン「ああっ! 大きな蜘蛛の巣に……小さい女の子が捕まってます!!」
聖女「助けなければ……!!」
メアリー「……しかし……無闇に飛び出せば……囲まれて、集中攻撃を受けることになります……」
暗闇に潜んでいる青色や緑色の蜘蛛たち「」ジッ
妖精「この色とりどりの蜘蛛は……ケイオス・パイダー! 集団で狩りをする危険な魔蜘蛛だ! 各色ごとに異なる役割があって……赤は近接戦闘、青は粘着意図による妨害、緑は毒液と治療液による仲間の支援、そして……後は、何だったか……」アタフタ
フメイ「とにかく焼けば良いってこと!?」
妖精「ケイオス・パイダーの糸は燃えやすいんだ! 火を放てばあの捕まってる子も……!」
エインヘリアル「うっ……頭が痛い……。飲みすぎましたかねぇ……」フラフラ
リュアン「ちょ、ちょっとエインヘリアルさんこんな時に!!」
スライムクロシュ「……!」
どうしよう!
↓1選択
1.急いで助けに行く
2.火を放つ
3.運命賽を使う(残り6)
0.自由安価(できないことはできない)
493 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/26(土) 16:00:49.43 ID:6E6nFweXo
1
494 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/26(土) 16:43:52.12 ID:I5hEW8Ax0
シュバッ!!
リュアン「クロシュちゃん!!」
妖精「っ! フメイ、クロシュを援護して!!」
フメイ「言われなくても!!」チリッ!
スライムクロシュ「!」モニョッ
幼女「わ……スライム……?」
スライムクロシュ「〜〜!」モニョニョ
幼女「なんて言ってるかわかんないけど……ありがとう……」
幼女「私たちの……ごはんになりに来てくれて」ニタァ
幼女の背中から飛び出す巨大な蜘蛛脚「」メキメキメキ
スライムクロシュ「〜〜!!?」モニャッ!!?
四方八方からクロシュを襲う毒液や蜘蛛糸「」バシュシュシュシュッ!!
スライムクロシュ「〜〜〜!!?」モニャニャニャニャ
――戦闘 ケイオスパイダーの群れ――
▼ケイオスパイダーが〈騙し討ち〉を発動!
クロシュたちの戦力−20!!
▼ケイオスパイダーが〈増援〉を発動!
毎ターン自軍の戦力+10!!(最大+50)
☆エインヘリアルが〈停滞〉を発動!
しかし酔いにより上手く決まらなかった……
◆クロシュ一行 満腹度[13/16]
・戦力+30(連携+20、薄明+15、斥力+15、騙し討ち-20)
・不死鳥化できる [1/1]
・大盾の結界 [1/1]
・痛恨コンマ反転 [1/1]
・冷獄(毎ターン終了時、腹-1、相手コンマ-20累積)
◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。同時使用は原則不可)
・俊足(腹-1、コンマ+10)
・居合(腹-6、コンマ+20、結界無視)
・空蝉(腹-3、会心率+20、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
・掃射(腹-6、コンマ+40、次ターン行動不能)
・燦歌(腹-4、コンマ+30、他の技と併用可。次ターンコンマ-30、行動不能)
◆ケイオスパイダーの群れ
・戦力+60(連携+20、地の利+40)
↓1コンマ
01-10 痛恨
11-80 劣勢
81-90 優勢
91-00 会心
495 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/26(土) 16:46:25.11 ID:oFsed3YHO
空蝉
496 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/26(土) 17:05:12.57 ID:I5hEW8Ax0
蜘蛛脚「」シャキン!
スカッ!
幼女「……あれ?」
空クロシュ「〜〜!」フヨフヨ
幼女「避けられちゃった」
妖精「あああ!! 思い出した!! ケイオスパイダーの最も危険な色……それは他の動物に寄生して操る黒色だ!!」
聖女「他の動物に寄生して操る……!?」
妖精「うん! だから……あの女の子は……」
リュアン「蜘蛛に寄生されて操られてる……!?」
妖精「そ、そういうことだと思う!! それで助けを呼ぶフリをして……私たちを呼び寄せたんだ!!」
フメイ「卑怯……!!」チリリッ
リュアン「どうにか助ける方法はないんですか……!?」
エインヘリアル「……ケイオスパイダーに寄生された人を助ける方法は……今のところないですねえ……。例え蜘蛛を切り離し、一命をとりとめたとしても……体にも心にも、重い後遺症が残ることになります」
メアリー「……」
エインヘリアル「ネオダークヒーローの皆様、お覚悟を。綺麗事だけで、世界は救えませぬ」
リュアン「っ……!」
◆クロシュ一行 満腹度[10/16]
・戦力+25(連携+20、斥力+15、騙し討ち-20、撹乱+10)
・不死鳥化できる [1/1]
・大盾の結界 [1/1]
・痛恨コンマ反転 [1/1]
・冷獄(毎ターン終了時、腹-1、相手コンマ-20累積)
◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。同時使用は原則不可)
・俊足(腹-1、コンマ+10)
・居合(腹-6、コンマ+20、結界無視)
・空蝉(腹-3、会心率+20、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
・掃射(腹-6、コンマ+40、次ターン行動不能)
・燦歌(腹-4、コンマ+30、他の技と併用可。次ターンコンマ-30、行動不能)
◆ケイオスパイダーの群れ
・戦力+50(連携+20、地の利+40、増援+10、冷獄-20)
↓1コンマ
01-10 痛恨
11-75 劣勢
76-90 優勢
91-00 会心
497 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/26(土) 17:23:45.94 ID:IJ/EAgWPO
燦歌
498 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/26(土) 18:16:12.97 ID:I5hEW8Ax0
幼女「でも……キミはもう、どこにも逃げられない。私たちのごはんになるしかないの」
クロシュ「……」
幼女「〜〜〜〜(さあみんな、この子を美味しく絡め取ってあげて)」キシキシ
赤蜘蛛「!」キシャシャシャ!
青蜘蛛「!」キシャシャ!
緑蜘蛛「!」キシャシャシャシャ!
四方八方から浴びせられる蜘蛛糸と毒液「」バシュシュシュシュッ
クロシュ「!!」
幼女「大丈夫……みーんな私たちのお腹に入っちゃえば、一緒だよ」
クロシュ「……!」
――カリス『どんな手を使ってでも必ず生き延びなさい、我が傑作クロシュよ』
クロシュ「……!!」
ドクン―
パリッ――
幼女「!? 消え――ぎゃっ!?」ドガッ!!
黒い刃「」シャキンッ!!
スパパパパッ!!
地に落ちていく蜘蛛糸の残骸「」パラパラ
赤蜘蛛「!!」キシャシャ!!
蜘蛛の爪「」シャキン!!
ガギンッ!!
折れる黒い刃「」バキッ!
クロシュ「!」
赤蜘蛛「!!」キシャーッ!!
蜘蛛の爪「」ギュオオオオッ!!!
ドズッ!!!
竜角の大槍「」グッ…
貫かれた赤蜘蛛「…!」キ…キシャ…
クロシュ「……」
フメイ「クロシュ!!」
妖精「あの様子……まさか、カリスの技を使ったの!?」
*
499 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/26(土) 18:17:23.77 ID:I5hEW8Ax0
―下水道 深層
薄灰色スライム「……!?」モニョッ
薄灰色スライム「」キョロキョロキョロ
薄灰色スライム(カリス……じゃない……。でも……カリスの、まほう……?)
薄灰色スライム(……いかなきゃ……)モニョモニョ…
*
―下水道 浅層
黒呪紋スライム「!?」モニョッ
黒呪紋スライム(これ……カリスが、手駒を死兵にする時の魔法!? どうして……!?)
黒呪紋スライム(まさか……カリスが、生きて……?)
黒呪紋スライム(……ううん、違う。カリスのとは……違う気がする。でも……)
黒呪紋スライム(………確かめないと。これが……何なのか……!)モニョモニョ
*
500 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/26(土) 18:17:54.76 ID:I5hEW8Ax0
ドガガガガッ バギッ ズギャァァァン!!
ひっくり返る蜘蛛たち「〜〜…」ワシャシャ…
クロシュ「……」フラフラ
デロデロ…
スライムクロシュ「」デロロ…
蜘蛛たち「〜〜!」キシキシ…!
リュアン「あああっ!! クロシュちゃんがスライムの姿に……!!」
妖精「ま、まずい! カリスの技をちゃんと一呼吸に留めたのは偉いけど……まだ敵陣のど真ん中だ!!」
聖女「で、でも待ってください! あれは――」
逃げていく蜘蛛たち「〜〜!」ワシャシャシャ
メアリー「蜘蛛たちが……逃げていく……?」
倒れた幼女「」
幼女の体から這い出る黒い蜘蛛「〜〜!」ワシャシャシャっっっ
フメイ「あっ! 寄生してた卑怯蜘蛛!」
エインヘリアル「恐らくあの黒蜘蛛がこの群れのリーダー格です。逃がせば、再びその知性と謀略を駆使して人間社会に牙を剥くこととなりましょう。ここはお疲れの皆様に代わり、不肖このエインヘリアルが彼奴めに引導を渡して差し上げようかと」スタスタ
凪の結界「」フォン―
黒蜘蛛「!?」ワシャッ!? ジタバタ
エインヘリアル「私の魔法は、自由を奪う停滞の凪。さあ、酔醒ましの時間です」
割れた酒瓶「」シャキン―
スライムクロシュ「……」
↓1〜 先取2票
1.見届ける
2.逃がしてやりたい
3.食べる
0.自由安価(票数は内容ごと・できないことはできない)
501 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/26(土) 18:19:35.00 ID:Y6xnTf0r0
3
502 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/26(土) 18:20:37.72 ID:Hen86ec2O
1
503 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/26(土) 18:24:00.58 ID:AruTk3bPo
3
504 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/26(土) 19:46:13.24 ID:I5hEW8Ax0
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
フメイ「クロシュが、食べてもいいかって」
エインヘリアル「えっ? それは構いませんが……」
スライムクロシュ「〜〜!」モニョニョ
バックン!
モニョモニョ…モグモグ…
↓1コンマ(吸収効率+10)
01-60 分解した
61-90 ポイズンスライム
91-00 パラサイトスライム
505 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/26(土) 19:47:53.43 ID:6E6nFweXo
ぱらさいと
506 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/26(土) 20:20:22.41 ID:I5hEW8Ax0
・美味しく食べて分解しました
エインヘリアル「……蜘蛛のリーダー格も倒したことですし、ひとまず依頼は完遂ですねぇ……。さて……」
倒れた幼女「」
聖女「……脈拍が……弱いです。この子は、もう……」
リュアン「そんな……。助けられたないんですか……?」
スライムクロシュ「……」モニョッ
スライムクロシュ(……妖精さん。不死鳥の火で……助けて、あげた方が……いい……?)
妖精(……。不死鳥の火なら、体の傷を癒やすことはできると思う。でも……蜘蛛に操られていた時の記憶とかがどうなるかはわからない。最悪……体だけ治っても、心は壊れてしまっているかも……)
スライムクロシュ(……)
メアリー「導師クロシュ! もしや……この少女に、デロデロの救いを……!?」
フメイ「……もし、不死鳥の火を使うなら……フメイも、手伝う」
スライムクロシュ「……」
↓1〜 先取3票
1.不死鳥の火で治療する
2.デロデロにする
0.自由安価(票数は内容ごと、できないことはできない)
507 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/26(土) 20:22:22.27 ID:5OvYB5AmO
1
508 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/26(土) 20:31:57.81 ID:jibOVUKqO
1
509 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/26(土) 20:40:38.02 ID:6E6nFweXo
1
510 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/26(土) 23:02:20.65 ID:I5hEW8Ax0
モニョモニョモニョ…ポン!
ニワトリクロシュ「コッコッコ……」トコトコ
不死の残火「」メラメラ
ニワトリクロシュ「」ツンツン
倒れた幼女「」
幼女を包む不死の残火「」メラメラ
フメイ「フメイも……あっためてあげる」チリリ
メラメラメラ…ポン!
治療された幼女「すう、すう……」zzz
聖女「呼吸、脈拍が……安定しています!」
リュアン「すごい……これが、不死の火……」
デロデロ…
スライムクロシュ「」デロロ…
妖精「お疲れさま、クロシュ、フメイ」
フメイ「ん」
エインヘリアル「……お見事です。流石はクロシュさん。大魔女様が一目置くほどのお方ですね……」
妖精「ん? 大魔女?」
エインヘリアル「ああ、いえ、こっちの話です……。生存者の救助にも成功したとなれば、報酬にボーナスも入るかもしれません。ギルドに戻って報告を――」
薄灰色スライム「……」モニョ
511 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/26(土) 23:03:11.97 ID:I5hEW8Ax0
スライムクロシュ「!」モニョッ
フメイ「!」
リュアン「薄灰色の……スライムさん? あ、もしかして……」
薄灰色スライム『……ねえ。いまの……なに、したの……?』モニョモニョ
スライムクロシュ『えっと……大魔女さまの……不死鳥の火で……体、治してあげたの……』モニョモニョ
薄灰色スライム『そうなんだ……』
スライムクロシュ『うん』
薄灰色スライム『……ねえ。さっき……カリスのまほう……つかった……?』
スライムクロシュ『!』モニョッ
フメイ「カリスを知ってるの!?」
薄灰色スライム『……うん。わたし……カリスの、スライムだもん……』
スライムクロシュ『……つかった! わたしも……えっと、カリスに……造られた、スライム……!』
フメイ「フメイも! あなた……名前、なんていうの? あ、フメイはフメイで、こっちはクロシュ」
薄灰色スライム→ホロウ『……わたし……ホロウ……。カリスが……くれた、名前……』
スライムクロシュ『そうなんだ……! よろしくね、ホロウちゃん』
フメイ「よろしく、ホロウ」
ホロウ『……えと、うん。よろしく……クロシュ、フメイ……。それで……えと……』
『ホロウに近づかないで!!』モニャニャッ!!
スライムクロシュ『んわっ!?』モニャッ
フメイ「な、なに!?」
黒呪紋スライム『〜〜!!』モニャニャ プンスコ
512 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/26(土) 23:06:15.28 ID:I5hEW8Ax0
ホロウ『あ……ロヴィア……』
黒呪紋スライム→ロヴィア『ホロウ、こいつらから離れて……! こいつら、カリスの……とにかく危険な感じがする!!』
ホロウ『そうなの……?』
ロヴィア『そうなの!』
フメイ「むむっ……! お前こそ、何なの! いきなり出てきて、どうしてフメイたちを悪者にするの!」
ロヴィア『……私も、カリスの実験体。あなたたちみたいな優れた個体と違って……すぐに見捨てられてゴミ箱行きになったけどね』
スライムクロシュ『!?』モニャッ
ロヴィア『それに、他にもあなたたちのこと知ってるよ。デロデロ提唱者であるにも関わらず、クロシュヴィアの邪魔ばっかりして世界の救済を拒むわからず屋のトンチンカンスライムだって!!』
スライムクロシュ『〜〜!?』モニャニャ
フメイ「むむむ〜!!」
ロヴィア『ホロウ、こんな奴らの言うことなんか聞いちゃだめ! きっとホロウをひどい目に遭わせる気だよ!! 救済の邪魔をするってことは、みんなにもっと苦しんで欲しいって思ってる狂った奴らだもん!!』
ホロウ『そうなの……?』
ロヴィア『そうなの!! 事態が事態だから、今日は無理矢理連れてくからね!!!』モニョニョッ
モニョモニョモニョ…サラサラサラ――
風ロヴィア『〜〜』サラサラ
宙に浮くホロウ『んわわ……ど、どうなってるの……?』フワフワ
スライムクロシュ『!!』モニョッ
妖精「これは……風との同化だ!!」
ヒュオオオオオオ――
風に運ばれていくホロウ『んわわ〜………』ヒュオオオオオ――…
フメイ「い、行っちゃった……」
スライムクロシュ「〜〜…」モニャニャ
リュアン「え、えっと……突然のことすぎて……どう考えたら良いのかな……」
聖女「……ロヴィアさん……クロシュさんたちのことは悪く言っていましたが、ホロウさんのことは本気で案じている様子でした。ひとまず、お金目的の冒険者や資産家の方に捕まるよりは良かった……と前向きに考えるのが良いかもしれません……」
メアリー「……」
妖精「メアリー……もしかして知ってるの?」
メアリー「……話には聞いたことがあります。新人信徒でありながら、誰よりも導師クロシュヴィアを崇拝しデロデロを願う敬虔なスライム、ロヴィア・ビターエンド……。まさか、まだデロデロ化せず活動を続けていたとは……」
リュアン「ビターエンド……!? それって……クロシュヴィア様の、以前の名前ですよね……!?」
メアリー「はい……。導師クロシュヴィアの株分けから派生した遠い子孫なのか、あるいは伝説スライムにあやかってただそう名乗っているだけなのかは、私にはわかりません……。何分、私自身も彼女と実際に出会ったのは今回が初めてですので……。できれば、彼女とは落ち着ける場所でゆっくりお話してみたいところですが……」
妖精「うーん……あの様子じゃ難しそうだ。下手するとメアリーのことも、クロシュ側に付いた裏切り者と思ってるかも」
メアリー「それは……困ります……」
聖女「とりあえず、地上に戻ってこの少女を治療院に送り、ギルドに報告しに行きましょう」
スライムクロシュ「〜〜」モニョ
☆虚属性スライムのホロウと知り合いました
☆黒呪紋スライムのロヴィアと知り合いました
☆ホロウはロヴィアに連れ去られてしまいました
☆〈デロデロ教リテン・ヘイヴン支部〉が観光案内に追加されました
☆依頼達成+少女の救出により、100万+20万リテコインの報酬を得ました
◇
513 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/26(土) 23:07:53.47 ID:I5hEW8Ax0
―リテン・ヘイヴン 治療院
目を開けたままベッドに横たわる幼女「……」ボー
聖女「あの……彼女の容態は……」
医者「健康状態は良好だ。しかし――」
小さな蜘蛛「」カサカサカサ
幼女「あ、ひ……ああああああああ!!!!!!」ガクガクガク
スライムクロシュ「〜〜〜〜!!?」モニャニャニャ
フメイ「んわわわわ〜〜!!?」
医者「ああっ、しまった! 眠りなさい!」ポウ――
睡眠魔法「」ポワワ
眠る幼女「……」zzz
医者「ふう。見ての通り……精神的にはかなり厳しい状況と言わざるを得ない」
リュアン「そ、そんな……」
メアリー「……」
医者「……しかしケイオスパイダーに寄生されていたという話は本当なのかね?」
妖精「うん。まあ、その、回復魔法が得意な人がいてさ。体の傷は治してもらったんだよ」
医者「神経中枢まで侵し、背中を食い破って蜘蛛脚を出すケイオスパイダーの寄生を、ここまで綺麗に完璧に治してしまうほどの腕となると……奇跡的な神業としか思えないが……まあ、たまにはそういう冒険者もいるか」
妖精「う、うん。いるいる」
医者「もし良かったら、時間のある時にこの少女のお見舞いに来てくれ。今現在身元がわかっていないから一応冒険者ギルドの預かりということになっているが、実際にお見舞いに来てくれる人がいると症状の改善に繋がる可能性があるんだ」
スライムクロシュ「!」モニョッ
聖女「はい、わかりました。私たちで良ければ、お見舞いに来ましょう」
☆救出した幼女が治療院に入院することになりました
お見舞いをすることができます
*
―隣の病室
入院しているドーベルマン顔のコボルド「……騒がしいな。新しい入院患者か?」
看護師「他の患者さんのことはお話できない決まりなんです」
ドーベルマン顔のコボルド「そりゃそうか。ところで俺はいつ退院できるんだ? もう動けるし早く復職したいんだが」
看護師「冒険者はもう無理ですよ。体中ボロボロだって何度も先生から説明を受けてるでしょう」
ドーベルマン顔のコボルド「死ぬまでは働けるだろ」
看護師「すぐ死にますよ」
◆
514 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/26(土) 23:08:50.31 ID:I5hEW8Ax0
―冥土の館
レーティア「おかえりなさいませ、お嬢様方」ペコリ
妖精「えっレーティア!?」
聖女「レーティアさん!?」
スライムクロシュ「〜〜!」モニョモニョ
レーティア「はい、お話は既に伺っています。この宿は私の経営ですから、安心してご利用くださいね」
フメイ「誰だっけ?」
リュアン「え、えっと……確か、ミュージアのすごく偉い人ですよね? 一体どういう……?」
レーティア「私、こう見えてもロスチャイルドなんですよ」
*
クーちゃん「えええええ!!?!? レーティア・ロスチャイルドと知り合いだったの!?」
奴隷商人「まままま、マジか!? それじゃあお願いしますッ、俺たちにお金を貸して頂けると……!!」ペコペコ
レーティア「あはは……今現金化できるお金はないんです。力になれなくてすみません」
奴隷商人「そ、そうっすか……」
レーティア「でも金策のことやこの街のことなら多少の知識があるから、知恵は貸してあげられるかもしれません。直接的な支援は難しいですが、情報やその辺のことなら是非頼ってください」
クーちゃん「ロスチャイルドの良心とも言われるレーティア氏が味方をしてくれるならこれほど心強いこともないわ!! この戦い私たちの勝利よ!!」キャッキャ
奴隷商人「ああ……俺たちの勝ちだ!」キャッキャ
ワイワイ キャッキャ
妖精「全く、あいつら一番の当事者の癖にもう勝った気になってて」
レーティア「はは、落ち込んでいるよりはずっと良いじゃないですか」
妖精「……ねえ、本当に200万なんて大金いいの?」
レーティア「むしろ200万しかお出しできないことを歯がゆく思っているところです。遠慮せずお受け取りください」
妖精「わかった。そこまで言うなら……」
レーティア「先ほども言いましたが、私は腐ってもロスチャイルドなのでいろいろと顔が効きます。何かあれば是非呼んでくださいね」
妖精「う、うん。何か思い付いたら呼ぶよ」
☆レーティアの協力を得られるようになりました
リテン・ヘイヴンの情報を手に入れやすくなります
また、特定の人物や組織との交渉などで大きな有利を得られます
*
515 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/26(土) 23:09:24.76 ID:I5hEW8Ax0
―冥土の館 客室
考えるメアリー「……」
クロシュ「メアリーさん……考えごと……?」
メアリー「導師クロシュ……。本日の……救出した、少女について……。考えておりました」
クロシュ「!」
メアリー「……導師クロシュの判断を非難する意図はないことを、先に申し上げておきます。その上で……改めて問いたいのですが……。導師クロシュは、彼女がこれから先、正気や幸福を取り戻せるとお考えですか……?」
クロシュ「……」
メアリー「……私には……わかりません……。ただ……もし、ロヴィア・ビターエンドがあの一部始終を見ていたとしたら……。彼女は、あそこでデロデロを選ばなかった導師クロシュを見て……失望を、深めたのかもしれない……と、少し思ってしまったのです……」
クロシュ「……」モニャニャ…
メアリー「あ、もちろん私はそのようなことはございません……! 導師クロシュなら……いつか必ず、真の正しい世界に辿り着いてくれると信じておりますゆえ……」
クロシュ「う、うん……」
メアリー「……申し訳ございません。一介の信徒風情が、差し出がましい口を聞いてしまいました」
クロシュ「んーん……。えと……じゃあ……デロデロごっこ……は、危ないから……モニョモニョごっこ……してみる……?」
メアリー「はい」
デロデロ…ポン!
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ
モニョモニョ…モニョモニョモニョモニョ…
メアリー(……デロデロごっこと違って……溶けていくような心地はありません……)
メアリー(ですが……これはこれで……善きものです……)
メアリー(………フェルメールが知れば……嫉妬で呪い殺されてしまうかもしれませんね……)
☆メアリーとモニョモニョごっこをしました
◆
↓1コンマ 聖女たちの内職
01-40 2万リテコイン
41-70 5万リテコイン
71-90 15万リテコイン
91-00 40万リテコイン
↓2コンマ ヴィルトの仕送り
01-40 60万リテコイン
41-70 80万リテコイン
71-90 100万リテコイン
91-00 120万リテコイン
516 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/26(土) 23:10:25.79 ID:YaFiG44dO
あ
517 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/26(土) 23:13:42.90 ID:bOEz5wo+0
あ
518 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/26(土) 23:43:26.14 ID:I5hEW8Ax0
☆聖女たちの内職により15万リテコインの収入を得ました
☆ヴィルトから100万リテコインが送られてきました
―リテン・ヘイヴン 滞在4日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:竜角の大槍 盾:ラティアの大盾 飾:
武: 防:ぬののふく 飾:くすんだ不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武: 盾: 飾:
武: 防:火鼠の衣 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:
武: 防:妖蝶のドレス 飾:
◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ 盾: 飾:守りのペンダント
武: 防:旅人のドレス 飾:
◇聖女 [運命変転修道女]
武:木の杖 盾: 飾:
武: 防:ロイエの修道服 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*2 大きな巻き貝 冒険者証(ランク1)
運命賽*6 サボテンドラゴンの花 メルルの帽子
会心賽*3 魔導機関銃 暗黒優待券
反魂丹*1 旧世樹の杖 クロシュヴィア伝説
炎スライムの秘伝書 避難所のドアノブ
運命変転の魔導書 星の粉
古ドワーフ鍛冶指南書 オリシン王家の栞
日属性基礎 竜角の短剣
明石流剣術指南書 白金のペンダント
ヒヒイロカネ
ステライト鉱石
白金ステライト
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
◯個人目標
・世界樹の石炭 [6/8]
・武装製作経験 [6/6]
・僧侶を連れて帰る(聖女)
◯経験値
・クロシュ 近接[02/24] 魔法[05/12] 防御[05/09]
・フメイ 近接[05/06] 魔法[16/16] 防御[08/09] 炎[00/00]
・リュアン 近接[04/06] 魔法[00/12] 防御[04/06] 日[00/16]
・聖女 近接[01/06] 魔法[08/09] 防御[04/06] 運[03/??]
……………………………………………………………………………………
□リテン・ヘイヴン観光案内
一般街:宿屋、高級ホテル、市場、酒場、劇場、カジノ、浴場、娼館、
治療院、冒険者ギルド、他
暗黒街:闇市、闇酒場、裏カジノ、裏娼館、地下闘技場、路地裏、
マフィン本部、ロスチャイルドタワー、デロデロ支部、他
港湾:宿屋、食事処、農場、市場、魚河岸、倉庫街、港、灯台、他
監獄島:未探索
……………………………………………………………………………………
□会える人
同行者:メアリー、クーちゃん、奴隷商人、レーティア
その他:ヴィルト、エインヘリアル、リラ、デガ、セーレフェリア、
ホロウ、ロヴィア、
……………………………………………………………………………………
519 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/26(土) 23:45:04.98 ID:I5hEW8Ax0
―朝
冥土の館 客室
聖女「皆さん!!」バッ
寝ぼけリュアン「……?」ポケー
妖精「ど、どうしたのこんな朝から血相変えて……」
聖女「これを見てください!!」ババッ
封筒にぎっしり詰まった札束「」ドン!
フメイ「おー……」
クーちゃん「ああ……良いわね、この厚み……。素敵……」
メアリー「……ええと、そのお金はどこから……?」
聖女「私たち宛に送られて来たものだそうです。差出人は……ヴィルトさんです!」
スライムクロシュ「!」モニョッ
フメイ「おー……!」
妖精「本当……!?」
リュアン「え……ヴィルトさんが……!?」グシグシ
クーちゃん「……な、なんかやっぱりモヤモヤするわね。でもありがたく受け取っておきましょう……!」
メアリー「……一体、何者なのでしょうか。あの人……」
*
クーちゃん「何にせよこれで集まったお金は474万リテコインになったわ……! 4日目にしてもう半分近く……!! もう勝ったも同然よ!! 祝杯の準備をしなきゃ!!」ウキウキ
妖精「気が早すぎるでしょ……。でもここに来て一気にたくさんの収入が得られて良かった。昨日まではかなり厳しい感じだったけど、これならなんとかなりそうな気がしてきたよ」
聖女「もし余裕があれば、ホロウさんとロヴィアさんのことや、あの子のお見舞いについて気にかけてあげたりするのも良いかもしれないですね」
クロシュ「うん!」
◯冒険者ギルドで仕事を探す
利点:比較的安全。失敗時のリスクも低い
欠点:高額な依頼を見つけるのが難しい
◯マフィアの仕事を請ける
利点:高額報酬を期待できる
欠点:犯罪や抗争に巻き込まれるリスクがある
特記:支払い期限延長の交渉もできる
◯闘技場に参戦する
利点:上位まで上がれば高額報酬を期待できる
欠点:下位ランクは報酬が安い
特記:現在のランクは〈中位〉
見込み報酬は10万リテコイン
偉い人の口添えがあれば階級をすっ飛ばせるかも
◯監獄島で一攫千金
利点:自力で凪鉄を掘り当てれば一攫千金を狙える
欠点:既知の鉱脈は既に有力者らが独占している
特記:全員で行くなら10万リテコイン必要
クロシュ一人で行くならタダ
偉い人のパワーがあればタダで船に乗れるかも
◯ホロウとロヴィアの行方
虚属性スライムのホロウを下水道の深部で発見したが、
デロデロ信徒のロヴィア・ビターエンドに連れ去られた。
放っておいても害はなさそうだが、動向を追うべきか?
◯魔蜘蛛から救出した幼女
不死鳥の炎で身体的には回復したが、心に重大な傷を負っており、
日常生活はおろかベッドから起き上がることも難しい状況。
お見舞いに行ったり、身元を探してあげたりすると良いかも。
●現在の目標
・クーちゃんの違約金を支払う [474/1000万]
リテン・ヘイヴン滞在4日目。滞在10日目が弁済期限です
↓1〜5 自由安価 何をする?
520 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/26(土) 23:45:23.76 ID:670E6oHzO
幼女のお見舞いをしに治療院に行ったら何故か看護師姿のリラがいて、一緒に幼女のお話相手や遊び相手をする事に
521 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/26(土) 23:45:39.95 ID:AruTk3bPo
クロシュ単体で監獄島に渡って凪鉄採掘の調査を
522 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/26(土) 23:45:50.76 ID:RMuC5D3mO
レーティアにソフィアでろでろにしてしまったことを謝りつつ、始祖様からお金貰えないかまたは目をつけられてないか好感度チェック
523 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/26(土) 23:46:01.11 ID:Y6xnTf0r0
闘技場に参加しつつ参加者と交流
524 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/26(土) 23:47:37.31 ID:6E6nFweXo
デロデロ支部でデロデロに思いを馳せてみる
525 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/26(土) 23:53:07.96 ID:I5hEW8Ax0
というわけで本日はここまで。次回は滞在4日目編です。お楽しみに
526 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/26(土) 23:55:01.59 ID:RMuC5D3mO
乙
なんかもう一攫千金狙わなくても1000万集まりそうな勢い
527 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/26(土) 23:59:42.86 ID:6E6nFweXo
乙
1000万問題以外にも解決しなきゃいけない問題がぬるりとやってきているね
528 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 01:39:42.52 ID:eZFDDZEMo
おつ
しまったレーティアさんに頼んで船を用意してもらえばよかったか…
529 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 05:31:34.68 ID:LrXagxeHo
おつです
ロヴィアちゃん、クロシュも最初失敗扱いだったんだよ…
530 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 15:38:23.57 ID:KZVaLBrQO
お金集めは前半戦っぽいよね
531 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/27(日) 17:05:56.32 ID:IWbd+gEw0
一攫千金を狙わなくても、このペースで収入を得られれば簡単に1000万集まるかも知れません。しかしながら一攫千金に成功すれば一気に返済できる可能性も健在です。余裕をもって取り組んでいくのが良いでしょう
実のところクーちゃんの違約金以外にもいろいろな問題が発生しつつあるかもしれません。それらについてどのように調査し、対処していくかはクロシュたちの裁量次第と言えます。より良い運命を手繰り寄せることができると良いでしょう
レーティアさんに頼めば、タダで船に乗れる可能性もあったかもしれません。しかし今回のクロシュ氏はトカゲの姿で海を渡りたい気分だったらしく、トカゲの姿で海を渡ることになりそうです。なおクロシュ氏はカナヅチスライムなので、足をすべらせるとひどいことになります
ロヴィアちゃんはクロシュさんの詳しい事情を知らないため、クロシュのことを初めから優秀な個体だったと勘違いしている可能性があります。実際現時点ではカリスに傑作と認められる程度には優秀になったのが事態をややこしくしているかもしれません
お金集めが完了しても、さらなる問題が発生したり巻き込まれたりすれば、リテン・ヘイヴン編完!とはならず後半戦に突入する恐れはあります。緊張感をもって注視していくのが良いでしょう
532 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/27(日) 17:07:10.21 ID:IWbd+gEw0
―冥土の館
クロシュ「……そういえば……レーティアさん……」
レーティア「はい、なんでしょうか?」
クロシュ「えと……ソフィアさんの、こと……」
レーティア「ソフィア……!? ソフィアのことを何かご存知で……!?」
妖精「あー……えっとね。ソフィアとは……大山脈で会ったんだ。その時のこと……話すよ」
カクカクシカジカ――
*
クロシュ「ごめんなさい……」ペコリ
レーティア「いえ、謝る必要は全くありません。それは……ソフィア自身の行動が招いた結果です」
妖精「そう言ってもらえると助かるよ。でも……もしかしてこのこと、ロスチャイルドにはまだ伝わってない?」
レーティア「どうでしょう……。私は半家出の身ですから、ロスチャイルドが既にそれを把握しているかどうかはわかりません。ただ……状況を見る限りでは、まだ伝わっていない可能性が高いかと」
妖精「……やっぱり、知られたら刺客とかが差し向けられたり?」
レーティア「恐らくは。フェルメールの件と異なり、デロデロ化……不可逆的な喪失が実際に発生しているわけです。加えて言えば、ソフィアはロスチャイルドに多大な貢献をしてきた上、今後も大きな成果を挙げることが見込まれていた有望株でした。損失……人の死をそのように換算するのは忌むべきことですが……CEOはロスチャイルドが被った損失を計算し、それに見合った代償を下手人に払わせようとするでしょう」
クロシュ「〜〜…!」モニャニャ
妖精「げげげ……。絶対に知られないようにしなきゃ……」
レーティア「ただ……CEOに家族愛はないので、もし知られたとしてもあなた方がソフィア喪失を上回る価値を示すことができれば、あっさり引いてくれる可能性はあります」
妖精「そうなんだ……。いやそれはそれでどうなの……」
レーティア「現ロスチャイルドのトップですから……」
妖精「なるほどね……」
レーティア「とはいえ知られないに越したことはありません。このことは、今後誰にも絶対に口外しないようにしてください」
妖精「も、もちろん」
クロシュ「……えっと……ローゼスフィアちゃんは……?」
レーティア「ローゼスフィア様は今現在のロスチャイルド家の運行にはほとんど関わっていないので、もしこのことを知ったとしても何らかの行動を取る可能性は低いかと。ほとんどプライベートラボから出てくることもなく、俗世との関わりが薄いのです」
クロシュ「そうなんだ……」
妖精「確かロスチャイルドを最初に名乗った始祖なんだっけ。今のロスチャイルドの現状には興味ないの?」
レーティア「……いえ、全くそのようなわけでもないと思うのですが……。昨日は珍しく私を呼び出して、ミュージアのことやデロデロのこと、世界めくれのことや白影スライムのことなど、たくさんのご質問をなされました。もしかしたら、ロスチャイルドを家出した私が、外の世界で見聞きしてきた様々なことを知りたかったのかもしれません」
妖精「なるほど……。外の世界のことを知ろうとする気持ちはちゃんとあるんだね……」
レーティア「はい。特に、クロシュちゃんの描いたデロデロの絵のことや、それによって生じたデロデロ教のことに興味が向かれたようでした。あのように目を輝かせる始祖様は私も初めて見まして……あ、すみません。皆さんに話しても想像が付かないですよね」
クロシュ「ローゼスフィアちゃん、デロデロのこと……良いって、思ったのかな……?」
レーティア「どうでしょう……そこまでは私には推し量りかねました。ただ、その後意気揚々とラボに戻って行かれましたね」
妖精「へえ……。デロデロに共感して世界デロデロ化爆弾みたいのを造り始めてなきゃいいけど」
レーティア「あはは。始祖様は物静かで口数も少ないですが、本当はとても優しくて慈悲深いお方なんですよ。だからそんな心配はしなくても大丈夫だと思います」
☆レーティアとロスチャイルドや始祖様のお話をしました
*
533 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/27(日) 17:08:07.51 ID:IWbd+gEw0
―治療院
ベッドに横たわる幼女「……」ボー
聖女「というわけで早速お見舞いに来てみたわけですが……」
看護師リラ「相変わらずぴょんねぇ」
クロシュ「わっ……!?」
フメイ「悪いウサギ!」
看護師リラ「ボクは良いウサギニャ」
リュアン「捕まったはずじゃ……。いや、リラさんが素直に捕まったままでいるとも思わないですけど……」
看護師リラ「リュアンちゃまはリラのことがよくわかってるクマねぇ」
リュアン「ちゃまは流石にやめて欲しいです……」
*
ベッドに横たわる幼女「……」ボー
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
スライム触手「」モニョモニョ
幼女のおてて「」ギュッ
スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ
ベッドに横たわる幼女「……」ピク…
医者「ふむ。やはり誰かが手を握ると極わずかに魔力の波長が安定するな」
看護師リラ「誤差ウサ」
医者「つまらんことを言いに来ただけなら帰りなさい。ここは君の遊び場ではないのだ」
看護師リラ「大変申し訳ございませんでしたニャ……」
妖精「まあ……カジノとか劇場と違って、ここは娯楽を提供する場所ではないからねえ。流石のリラも分が悪いんじゃないの」
何をしよう
↓1〜 先取2票
1.手を握り続ける
2.悪夢を食べる
3.旧世樹の杖で苦痛を除去・封印する
0.自由安価(できないことはできない)
534 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 17:09:36.22 ID:ilDj6ZLb0
1
535 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 17:13:34.23 ID:2s2ltwmaO
2
536 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 17:28:09.05 ID:c+QS6X4FO
2
537 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/27(日) 20:32:18.79 ID:IWbd+gEw0
モニョモニョモニョ…モグモグモグ…
*
幼女「はっ……」ガバッ
聖女「女の子が目を覚ましました!」
幼女「あ……こ、こは……?」
医者「ここはリテン・ヘイヴンの治療院だよ。自分のことはわかるかい?」
幼女「は、はい……。えと……わたし、は………。あ、れ……?」
医者「わからなければ、無理に思い出さなくていい」
幼女「……ごめんなさい……」
聖女「あなたが謝る必要はないんですよ。まずはゆっくり養生して、元気になりましょうね」
幼女「うん……」
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ
幼女「ひっ……!? こ、来ないで……わたしたちを、殺さないで……!!」ガクガク
スライムクロシュ「〜〜!?!?」モニャニャニャ
医者「まずい! 眠りなさい!」ポウ
睡眠魔法「」ポワワ
眠る幼女「……」コテンッ zzz
*
スライムクロシュ「」デロデロ…
医者「……彼女が寄生されている時、その黒スライムくんが蜘蛛たちを斬り散らしていたそうだね。恐らく……その時の、寄生していた蜘蛛の恐怖の記憶が混ざり込んでしまっているのだろう……」
スライムクロシュ「」デロロ…
リュアン「そ、そんな……! クロシュちゃんは身を挺してあの子を助けてあげたのに……」
医者「記憶というのは、難しいものなのだ。例え現実と異なっていたとしても、当人にとっては記憶こそが真実になってしまう……」
スライムクロシュ「〜〜…?」モニョニョ
妖精「あんまり来ない方が良いか、って……」
医者「うーむ……。医者としては、そうだとしか言えん。だが個人的な所感を述べるなら……君の夢喰い能力には可能性を感じる。もし混ざり込んだ蜘蛛の記憶だけを正確に食べることができるのなら、取り組んでみる価値はあるだろう」
スライムクロシュ「!」モニョッ
看護師リラ「おお〜! 心のドクタースライムです!?」パチパチ
医者「そうだ」
妖精「……言っちゃなんだけど、ちゃんとした資格を持ってないスライムに医療行為させてもいいの?」
医者「ここはリテン・ヘイヴンだからね。資格の有無も大事だが、能力の有無はもっと大事なんだ。それにその黒スライムくんのことはいろいろ聞き及んでいるのだよ。真正リーリアで奇跡の治療を成し遂げたメンタルスライムだとか、船上で毒の抽出を行った遠心分離スライムだとかね」
リュアン「わあ……!?」
聖女「お医者様方の情報網……すごいです……!」
医者「というわけで、もし良かったら時間のある時にでも彼女の心の治療に付き合ってくれ。報酬はもちろん支払おう」
スライムクロシュ「!」モニョッ
看護師リラ「現ナマ! やっぱり現ナマが一番ウサねぇ!!」パチパチパチ
医者「そしてこれが本日分の報酬だ。我が治療院はフレキシブルで柔軟な経営をしているのだ」スッ
封筒「」ポン!
☆医療行為の報酬10万リテコインを頂きました
☆治療院にて幼女の心の治療を行えるようになりました
*
538 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/27(日) 20:33:44.50 ID:IWbd+gEw0
―地下闘技場
レーティア「……本当に上位に繰り上げてしまっても良いのですか?」
フメイ「うん。上位の方がお金もらえるみたいだし」
レーティア「わかりました……。上位の剣闘士たちは皆一筋縄ではいかない猛者です。くれぐれもお気をつけて」
クロシュ「ん!」
☆レーティアのコネクションにより中位を飛ばして上位戦に参加できるようになりました
*
開かれる赤門「」ゴゴゴゴゴ
司会「本日赤門から現れるは……ロスチャイルド・インダストリー社製の試作兵器、メカ勇者とメカ賢者だァ!!」
ガションガション
メカ勇者「目標地点ニ到着。待機モードに移行」ウィーン
メカ賢者「エーテルドライブ稼働率1%。節約モードを維持」ウィーン
司会「続いて青門から現れるは……先日悪党共を打ちのめした二人組のベビー魔族、クロシュとフメイだァ!!」
トコトコトコ
フメイ「……なにあれ? ゴーレム?」
クロシュ「た、たぶん」
司会「それでは……試合、開始!」
――戦闘 メカ勇者&メカ賢者――
▼メカ勇者が〈高周波振動刃〉を発動!
コンマ+20、会心率+10!!
▼メカ賢者が〈魔導機関銃〉を発動!
奇数ターン時、コンマ+40!!
◆クロシュとフメイ 満腹度[16/16]
・戦力+20(連携+20)
・不死鳥化できる [1/1]
・大盾の結界 [1/1]
・冷獄(毎ターン終了時、腹-1、相手コンマ-20累積)
◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。同時使用は原則不可)
・俊足(腹-1、コンマ+10)
・居合(腹-6、コンマ+20、結界無視)
・空蝉(腹-3、会心率+20、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
・掃射(腹-6、コンマ+40、次ターン行動不能)
・燦歌(腹-4、コンマ+30、他の技と併用可。次ターンコンマ-30、行動不能)
◆メカ兵器群
・戦力+60(振動刃+20、機関銃+40)
↓1コンマ
01-20 痛恨
21-90 劣勢
91-00 会心
539 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 20:34:42.73 ID:YPlrVT970
あ
540 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 20:34:55.47 ID:ilDj6ZLb0
空蝉
541 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/27(日) 20:50:29.05 ID:IWbd+gEw0
メカ賢者「エーテルドライブ稼働率400%。オーバードライブモードニ移行」ウィーン
魔導機関銃「」ガシャコン!
クロシュ「!?」
フメイ「!?」
キュイーン――
ズガガガガガガガガガッ!!!!!
クロシュ「んわああああ!!?!?」
フメイ「んわわあああああ!?!?」
司会「あああっ!!! 遮蔽物のない闘技場でいきなりガトリングガンによる掃射ァァァ!!!! 戦う為に造られたロスチャイルドの最新兵器には容赦も慈悲も存在しないィィィ!!!! コネで上がった幼女たちは早くも上位の洗礼を受けて蜂の巣かァ〜〜〜!!?!?」
大盾の結界「」パシィン!
ラティアの大盾「」ガシン!
大盾クロシュ「っ……!! フメイちゃん……だいじょうぶ……!?」
フメイ「う、うん! 危なかった……!」
司会「おおっと、幼女たちは無傷だァァァ!!! あの大盾からすごい結界が発生しています!! あの大盾はどこ製のものでしょうかァ!?」
メカ僧侶「オーバーヒート発生……。冷却モードニ移行……」プシュー…
魔導機関銃「」プシュー…
メカ勇者「殲滅スル」
スラスター「」バシュウッ!!
高周波振動刃「」ヴン!!
大盾クロシュ「!!」モニャッ
司会「しかし今度はメカ勇者が回り込むゥ!! 幼女たちはメカたちの猛攻をどう防ぎ切るのかァ!!?」
フメイ「うるさい!! 燃やしてやる!!」チリリッ
☆大盾の結界により劣勢を無効化
◆クロシュとフメイ 満腹度[15/16]
・戦力+20(連携+20)
・不死鳥化できる [1/1]
・大盾の結界 [0/1]
・冷獄(毎ターン終了時、腹-1、相手コンマ-20累積)
◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。同時使用は原則不可)
・俊足(腹-1、コンマ+10)
・居合(腹-6、コンマ+20、結界無視)
・空蝉(腹-3、会心率+20、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
・掃射(腹-6、コンマ+40、次ターン行動不能)
・燦歌(腹-4、コンマ+30、他の技と併用可。次ターンコンマ-30、行動不能)
◆メカ兵器群
・戦力+0(振動刃+20、冷獄-20)
↓1コンマ
01-20 痛恨
21-30 劣勢
31-90 優勢
91-00 会心
542 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 20:53:15.54 ID:ilDj6ZLb0
俊足
543 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/27(日) 21:08:35.31 ID:IWbd+gEw0
振動刃「」ギュオオオッ
司会「あああっ!! メカ勇者のブレードが大盾の幼女を無惨に――おん!!?」
振動刃「」スカッ!
メカ勇者「!?」キョロキョロ
司会「大盾の幼女の姿が消えました!!?!? 彼女は一体どこへ――」
ウニ棘「」キラッ
ドスッ!!
背後からウニ棘に貫かれるメカ勇者「!!?!?」グラッ
フメイ「そこ!!!」チリッ!!
凝縮炎「」ジジジジ…シュボッ!!
カッ―
ドガァァァァァン!!!!
ウニ棘トカゲクロシュ「」シュタッ
フメイ「やったねクロシュ!」
ウニ棘トカゲクロシュ「〜!」モニョッ
司会「なんと……幼女がトゲトゲのトカゲに変身していたァァァァ!!?!??」
モクモクモク…
焦げメカ勇者「損傷率60%……戦闘、継続……!」シャキン!
メカ賢者「……冷却完了。オーバードライブモードヘ再移行……」ジャキッ
魔導機関銃「」ガシャコン!
司会「だがメカたちもまだ負けていないぞォォォ!!! メカ賢者は冷却を終えて再び掃射の構えだァァァ!!!」
氷クロシュ「……」パキパキ
フメイ「……もう一息!」
氷クロシュ「ん!」
凍える風「」ヒュオオオオ――
司会「……あ、あれ? トカゲになっていたと思ったら、今後は妙に白っぽい姿になって……へっくし!!?」ズビッ
◆クロシュとフメイ 満腹度[13/16]
・戦力+20(連携+20)
・不死鳥化できる [1/1]
・大盾の結界 [0/1]
・冷獄(毎ターン終了時、腹-1、相手コンマ-20累積)
◇アクティブ(判定時に書き込むと発動。同時使用は原則不可)
・俊足(腹-1、コンマ+10)
・居合(腹-6、コンマ+20、結界無視)
・空蝉(腹-3、会心率+20、使用ターン劣勢・痛恨を無効。連続使用不可)
・掃射(腹-6、コンマ+40、次ターン行動不能)
・燦歌(腹-4、コンマ+30、他の技と併用可。次ターンコンマ-30、行動不能)
◆メカ兵器群
・戦力+20(振動刃+20、機関銃+40、冷獄-40)
↓1コンマ
01-20 痛恨
21-50 劣勢
51-00 勝利
544 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 21:11:32.32 ID:y45iL+OeO
居合
545 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/27(日) 21:50:39.58 ID:IWbd+gEw0
メカ賢者「掃射、カイ……」ギギギ
凍りついていく魔導機関銃「」パキパキ
ヴォンッ!!!!
メカ/賢者「戦闘、継続……不可……」ジジジ
魔導機/関銃「」スパッ ガラガラ…
氷クロシュ「――むげん斬り」スチン
司会「こ、これは――この距離を無視した居合い切りは――オノゴロの伝説の剣豪の奥義――無元斬りかァァァ!!?!?」フラフラ
炎「」シュボッ!!
ドッギャァァァァァン!!!!
黒焦げメカ勇者「損傷率……98%……戦闘継続、困難……」フラフラ
ガシャァン――
司会「と、とにかく――勝者、クロシュとフメイだァァァァァ!!!!へっくし!!!」
フメイ「ん。フメイたちの勝ち」
クロシュ「ん」
☆上位戦に勝利し、100万リテコインの報酬を得ました
◇
546 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/27(日) 21:52:53.35 ID:IWbd+gEw0
―闘技場 控室
デガ『お疲れ様だ、クロシュ、フメイ……!』モニョモニョ
スライムクロシュ『デガさん!』モニョッ
スライムフメイ『ん。フメイたちなら当然』モニョッ
デガ『メカ勇者は、おれもかなりてこずる強敵。メカ僧侶も揃うとすごくヤバイ……! それをあんなに鮮やかに倒しちゃうなんて、二人は、すごく、すごい……!』
スライムクロシュ『んへへ……』
スライムフメイ『ん。フメイたち、すごくすごい』
デガ『……でも、上位には他にもヤバイ奴がいっぱいいる。闘技場で稼ぐのは、ほどほどにした方が、いいぞ……』
スライムフメイ『んー……でも、100万は大きいし……。戦うだけなら難しくないし……』
デガ『お前たち、強い。でも……やっぱり、心配だ……。万が一ってことも、ある……。ここには……人間以外は必ず殺そうとする、危険な奴もいる……』
スライムフメイ『アレクなんとかってやつ?』
デガ『アレクサンドロスは……わからない……。この前は、おれのこと、まだ殺さないって言ってた……』
スライムクロシュ『……』
ガチャッ
老勇者「フン、魔族同士でコソコソ内緒話か?」スタスタ
スライムクロシュ「!」モニョッ
スライムフメイ「!」モニョッ
デガ「アレク、サンドロス……」
老勇者「お前のようなデカブツに名を呼ばれるのも気味が悪いな」
デガ「なら……なんテ、呼べば……いい……?」
老勇者「そもそも名を呼ぶ必要があるか? 俺たちは殺し合う敵同士だ。こんなところで馴れ合う筋合いなどない」
デガ「でも……この前は……おれのこト……殺さなかった……」
老勇者「興行ってもんがわかっていないようだな……。フン、貴様らがわかる必要もないか」
スライムフメイ「……」
スライムクロシュ「……」
デガ、老勇者とお話できそう
↓1〜2選択
1.デガについて
2.老勇者について
0.自由安価(できないことはできない)
547 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 21:53:48.94 ID:ilDj6ZLb0
0他の参加者と話してみたい
548 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 21:54:45.99 ID:RCvgTBJgO
0老勇者にツンデレってやつかと問う
549 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/27(日) 23:18:35.27 ID:IWbd+gEw0
モニョモニョ…ポン!
クロシュ「……アレクさん……えと……つんでれ……?」
老勇者「……? なんだ、それは?」
クロシュ「えっと……つんつんしてて……ほんとは、デロデロな……人の、こと……?」
老勇者「わけがわからん。デガ、通訳しろ」
デガ「え、えト……つんつんしてて……ほんとは、デロデロ……だかラ……。す、スライムのこと……ダ!」ドン!!
フメイ「そうなの!? じゃあ……アレク、スライムなの!?」
老勇者「……俺のどこをどう見てそう判断した? 俺は生粋の人間だ」
クロシュ「そ、そうなんだ……。ごめんなさい……」
老勇者「………お前たち、闘技場にはもう来るな」
クロシュ「!?」モニャッ
フメイ「なんで!」
老勇者「ここはガキの遊び場じゃない。もちろん小遣い稼ぎの場でもない。お前たちみたいなガキ共にキャッキャされると鬱陶しいから来るなと言っている」
クロシュ「………わたしたちの、こと……心配、してくれてるの……?」
老勇者「心配だと? ハッ、小汚い粘体生物どものことなど心配するものか。自分たちが心配されるほど尊い存在だとでも思っていたのか? 思い上がったクソガキが」
フメイ「むむ〜〜!! クロシュは、尊い……!!」プンスコ
クロシュ「フメイちゃんも……尊い、存在……!!」プンスコ
老勇者「フン、本気でそう思うんなら相方を大事にするんだな。少なくともこんなクソみたいな場所に来てる時点で尊べてないんだよ、馬鹿共が」
クロシュ「〜〜!」モニャニャ
フメイ「バカ! バカっていう方がバカ!!」プンスコ
デガ(アレクサンドロス……やっぱり心配しているのか……? 人間の心は……おれには、わからない……)
*
550 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/27(日) 23:19:10.59 ID:IWbd+gEw0
アレクサンドロスサーン! ソロソロオネガイシマース!
老勇者「……時間か」スクッ
デガ「試合カ……?」
老勇者「それ以外に何がある」
クロシュ「……」
フメイ「……」
老勇者「……もう一度言うが、奴隷でもない癖にこんなところに来るな。お前たちのような遊び感覚のガキ共を見ていると、ハラワタが煮えくり返って殺意が湧く。迷惑だ」クルッ スタスタ…
スタスタスタ… ガチャッ パタム…
クロシュ「……行っちゃった」
フメイ「……遊びじゃない。フメイたちだって……本気で、やってる」
デガ『……でも……おれも……クロシュと、フメイには……やっぱり来て欲しくない……』モニョモニョ
フメイ『む〜……』
クロシュ『んゅ……』
デガ『どうしても、お金が必要なら……止めないけど……』
デガサーン! ソロソロオネガイシマース!
デガ『アッ、おれももう、行かないと……!』スクッ
クロシュ『デガさん……! えと……がんばって……!』
フメイ『デガなら、大丈夫!』
デガ『へへ、ありがとう。あそうそう……ここ、いろんな剣闘士が出入りしてるから……あんまり、長居しない方が、いい」
クロシュ『そうなの?』
デガ『うん』
クロシュ『そうなんだ』
フメイ『じゃあ、ここにいれば他の剣闘士にも会えるってこと?』
デガ『そうだけど……荒くればっかりだから……あんまり、会わない方が、いいと思う……』
フメイ『ん、わかった』
☆老勇者およびデガとお話しました
◇
551 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/27(日) 23:19:58.45 ID:IWbd+gEw0
一方その頃――
―監獄島海岸
パシャシャシャシャシャシャ――
シュパッ
分体トカゲクロシュ「」ストッ
モニョモニョ…ポン!
分体クロシュ「……ん! 監獄島……到着!」
分体クロシュ(分体で……手分けすれば、お金、がっぽり……!)
分体クロシュ(わたし……天才かも……!)モニョニョニョ
分体クロシュ「」キョロキョロ
遠くに見える鉱山「」
遠くに見える簡素な建物「」
分体クロシュ「!」モニョッ
分体クロシュ(あれが……鉱山で……あれが……建物!)
分体クロシュ(行ってみよ)
モニョモニョモニョモニョ
監獄島を探索してみよう
↓1〜2選択
1.広場
2.建物
3.鉱山
4.港
0.自由安価(ありそうなスポット。存在し得ない場所は再安価)
552 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 23:22:29.11 ID:9P8Z/yUi0
1
553 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 23:22:32.21 ID:vcnqxW0KO
2
554 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/28(月) 00:27:48.36 ID:604Qe8zP0
―監獄島 広場
ジャカジャカジャンジャン♪
弾き語りする黒髪ロングの吟遊詩人「〜〜♪」
分体クロシュ「わぁ……」
ジャカジャカジャンジャン♪
〜〜〜〜〜♪
分体クロシュ(なんて言ってるんだろ……。知らないことば……)
分体クロシュ(音楽……あんまり、聞いたことなかったけど……。いいかも……)
ジャカジャカジャン――
黒髪ロングの吟遊詩人「ご清聴、ありがとうございました」ペコリ
分体クロシュ「わ〜」パチパチパチ
黒髪ロングの吟遊詩人→ベルナルド「初めましてだね。僕はベルナルド・バイロン……見ての通り、しがない吟遊詩人さ」
分体クロシュ「わたし……クロシュ。スライム……」
ベルナルド「よろしく、クロシュ。フフ、まさかこんな島で君のような面白いスライムに出会えるなんてね……運命ってやつかな」
分体クロシュ「そうなの?」
ベルナルド「ああ、そうさ。この世のありとあらゆる物事には縁があるんだ。今日の出会いもまた、一つの縁と言えるだろう――」
分体クロシュ「そうなんだ」
ベルナルド「そうなのだ。さて……クロシュはどうしてここに? 僕と同じく観光かい?」
分体クロシュ「えと……凪鉄っていうの……高く、売れるんだって……」
ベルナルド「なるほど、凪鉄を探しに来たんだね。でも部外者があの鉱山に分け入るのは難しいと思うよ」
分体クロシュ「そうなの?」
ベルナルド「ああ。どこの鉱山もそれぞれの持ち主が取り仕切ってるから、無関係の第三者が入り込む余地はないんだ。正式な許可を得ず勝手に採掘……つまり盗掘もやろうと思えばできると思うけど、バレたら今度は奴隷として働かせられることになるよ」
分体クロシュ「そうなんだ……」
ベルナルド「リスクを背負って盗掘をするか……それとも、ここの管理者に掛け合って採掘の許可をもらうか……。盗掘に成功すれば取り分は全部自分のものだけど、失敗すれば奴隷堕ち。許可を得れば奴隷堕ちのリスクはないけれど、取り分はごっそり減ることになる……。さあ、君はどんな運命を征く?」
分体クロシュ「!」モニョッ
ベルナルド「もちろん他の選択肢もあるかもしれないし、焦って決める必要はないよ。急いでお金を稼がなきゃならないとかじゃなければね」
分体クロシュ「……」
ベルナルド「ひとまず僕から君に言えるのはそれくらいかな。他には……そうだなあ……」ガサゴソ
↓1コンマ
01-40 飴玉をもらった。おいしかった
41-70 1万リテコインもらった
71-90 凪鉄の欠片をもらった(10万リテコインに換金)
91-00 ???
555 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/28(月) 00:36:38.42 ID:B8H5yLpeo
何かな
556 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/28(月) 00:51:33.81 ID:604Qe8zP0
ベルナルド「これをあげよう」スッ
1万リテコイン紙幣「」ポン!
分体クロシュ「わ! くれるの……!?」
ベルナルド「そうとも。ありがたく受け取るが良い」
分体クロシュ「……で、でも……知らない人から……こういうの、受け取るなって……妖精さんが……」モニョニョ
ベルナルド「意外とちゃんとしてるね……。大丈夫、これは本当に全く他意のない単なる贈与だよ。別に代償とかを要求する契約ではないから安心して受け取って欲しい」
分体クロシュ「そうなの?」
ベルナルド「そうとも。僕にとっては価値のない紙切れだしね。そんなものに代価を要求するわけにもいかない」
分体クロシュ「ん……わかった!」
1万リテコイン紙幣「」ポン!
分体クロシュ「ありがと、ございます……!」
ベルナルド「どういたしまして」
☆吟遊詩人ベルナルドと知り合いました
☆1万リテコインを贈与されました
◇
557 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/09/28(月) 00:53:05.76 ID:604Qe8zP0
というわけで本日はここまで。次回は監獄島の建物に侵入してみよう編からとなります。お楽しみに
558 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/28(月) 01:03:33.30 ID:fGow0+aro
乙
闘技場勝利100万を超えるか次第かね採掘は
559 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/28(月) 02:15:35.32 ID:B8H5yLpeo
おつ
上位だけあって相手も強いなぁタイトルマッチだと魔王級の判定かもしれん
しかしあの実況、明石家奥義を知っているとは…意外と知名度高いのかしら
560 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/28(月) 13:59:18.37 ID:+slTkoLEO
鉱山の許可もレーティアに頼るか
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クオリティの高いサービスを貴方に
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