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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part9
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313 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 08:18:58.38 ID:+8XXX2eso
おつです
お労しいクーちゃん何だろう……すごく輝いてる
丁寧に時間掛けて捜査しなきゃ
314 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 14:17:29.57 ID:MmAV2XoA0
乙
名探偵クロシュ誕生だ。
>>302
で言ってだけど期限内に犯人を見つけられない場合は王女の力を使う事になるのかな。
315 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 18:21:44.67 ID:cMuRgQFE0
セイントレアが他種族融和路線に舵を切ったのは数ヶ月前のことなので、内部はまだまだゴタついているのかもしれません。旧体制派の貴族らが今後の身の振り方をどうするかは今のところ闇に包まれています。そして王府は今現在、白影スライムへの対応に追われているため粛清も進んでいないようです
ロスチャイルドとの因縁……考えて見ればクロシュたちはフェルメールちゃんを離反させたりソフィアちゃんをデロデロにしたりなど、ロスチャイルド家にとって迷惑行為を繰り返していると言えるかもしれません。闇の巨大家系がクロシュたちのリテン・ヘイヴン来訪についてどのような反応を見せるかは今のところ予測不能です
見物貴族氏がどのような運命で毒死に至ったのか、今のところはっきりとした背景情報はわかっていません。クロシュたちはこれから調査によってそれを解き明かしていくこととなります。なお今のところ出会った人自体はあまりいないので、まずは人を知っていくことから始めることになるかもしれません
クーちゃんさんは調子に乗った悪徳商人モドキでしたが、捕まって奴隷となり殺人容疑をかけられている今はとてもよわよわになっています。ちょっと優しくすればコロッと縋って来てしまう危なさがあると言えるかもしれません。丁寧に捜査し、情報を集めて濡れ衣を晴らしてあげるのが良いでしょう
期間内に真犯人を見つけられなかった場合、なんらかのパワフルな手段でクーちゃんを助けざるをえないことになるかもしれません。メアリーちゃんの王族の威光をひけらかすことになるか、それ以外の手段になるかは実際にその状況になってみないとわかりません。そうならないようにするのが良いでしょう
316 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 18:24:30.12 ID:cMuRgQFE0
―食堂
ワイワイ ガヤガヤ
妖精「賑わってるなあ。昨日の事件なんて誰も気にしてないみたいだ」
魔女帽をかぶった茶髪ウェーブロングヘアの女「そりゃあそうですよぉ〜。殺人なんてリテン・ヘイヴンじゃ日常茶飯事ですもん」ヌッ
クロシュ「わっ!」
妖精「酒くさっ! 誰!?」
魔女帽をかぶった茶髪ウェーブロングヘアの女→エインヘリアル「おおっと申し遅れちゃいましたねぇ。わたくしはエインヘリアル……見ての通り、しがない旅の魔女ですわ。お見知りおきを、緑の国の太母様」
妖精「私のこと普通に知ってるし……」
エインヘリアル「妖精の見分けが付かない凡俗とは違うのです〜」クイッ
安エール「」ピチョン…
エインヘリアル「ああ、切れちゃった……」
聖女「お節介かもしれませんが、飲み過ぎは体に毒ですよ」
エインヘリアル「修道女さんは真面目ですねぇ〜」
妖精「んで、酔っ払い魔女が私たちに何か用なの? 私たち昨日の調査で忙しいんだけど」
エインヘリアル「どうして太母様ご一行が悪徳貴族殺人事件の調査なんてしてるのかな〜って気になっちゃいましてねぇ」
クロシュ「クーちゃんの、濡れ衣……晴らす!」
聖女「はい! 私たちは濡れ衣を着せられた方の無実を証明する為に動いているのです。真実は明らかにされなければなりません」
エインヘリアル「なるほど……あの可哀想な奴隷の子を助けたいと! ネオダークヒーロー様たちは噂通りの方々なのですねえ……!」
妖精「なに、嫌味?」
エインヘリアル「とんでもない! このエインヘリアル、胸を打たれまして候……! であるならこの私も人肌脱ぎましょう!」
フメイ「手伝ってくれるの?」
エインヘリアル「………ただ、その……お酒が切れて、力が出ないのです。もしわたくしの助けが必要なら、とりあえずお酒を恵んで頂けるとですねぇ……」
妖精「そこまで言って乞食!?」
エインヘリアル「違います、取引です! 取引!」
メアリー「胸を打たれて一肌脱ぐ、という言葉は何だったのでしょうか……」
リュアン「ま、まあでも悪い人ではなさそうです。お酒くらいなら……」
クロシュ「うん!」
フメイ「お酒代、無駄になるんじゃないの?」
エインヘリアル「このエインヘリアル、お恵みを頂けたら決して無駄には致しません! だい……私が崇拝致しております神の如きお方に誓って、申し上げます!」
妖精「崇拝してる神の如きお方ってなんだかやけに迂遠な言い回しだなあ……。まあ人の信仰をとやかく言う気はないけどさ」
エインヘリアル「お仕事に関わるので具体的なお名前を挙げることはできないのです! ご容赦を!」
聖女「あ、ここの厨房は自由に使って良いそうです。食材も販売してますし、せっかくですからお酒だけと言わずお昼ごはんもご一緒にいかがでしょう?」
エインヘリアル「えっ良いんですか!?」
妖精「まあ1人分増えるくらいなら大した出費にもならないしね」
↓1〜2 追加する食材を1〜3つ選択
肉類:トリ肉、ケモノ肉、触手肉
魚介:ウミタニシ、ウミザリガニ、アンチョビ、マグロ
野菜:レタス、長寿トマト、タマネギ、ゴボウの根、マイタケ
穀物:リーリア小麦、ヤマイモ、オオキイ豆、甘もろこし
果実:どんぐり、リンゴ、ミカン、バナナ、ココナッツ、干しイチゴ
卵乳:トリの卵、オイシイミルク、クリームチーズ、北国バター
特殊:ゼラチン、甘々シロップ、岩塩、角砂糖、香辛料、星の粉
酒類:安エール、ビール、ラム酒、高級ワイン、マジカルスピリタス
※酒類が選択されなかった場合、自動的に安エールが追加されます
317 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 18:26:17.52 ID:54UyxQO/O
触手肉ビール
318 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 18:27:06.95 ID:GVyP2LLw0
オイシイミルク 干しイチゴ 甘々シロップ
319 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 22:06:27.77 ID:cMuRgQFE0
こんがり触手肉「」ポン!
ビール「」ポン!
甘々イチゴミルク「」ポン!
クロシュ「わあ……!」
妖精「イチゴミルク! 美味しそう!」
フメイ「今日の献立は……フメイ!」ドン!
聖女「お手伝いは聖女とリュアンさんでした」ペコリ
リュアン「味は……ちゃんと美味しいです!」
メアリー「素晴らしいです! とても美味しそうです!」パチパチ
*
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ グビグビ
エインヘリアル「ビールにはシンプルな味付けの焼き肉が合いますですねぇ!」モグモグ グビグビ
フメイ「………肉とビール、合うけど……イチゴミルク……合わないかも……」モグモグ
聖女「大丈夫ですよフメイさん……この触手肉の焼き加減は完璧ですし、イチゴミルクもミルクとイチゴとシロップが見事に調和しています。合う料理と合わない料理の組み合わせを覚えていきましょう……」
妖精「どうせお腹に入っちゃうんだしそこまで気にしなくても良いんじゃないの?」モグモグ ゴクゴク
リュアン「妖精さん、料理上手ですけど食べ方はそんなにこだわらないんですね……」
妖精「美味しいに越したことはないと思うよ。でも気にしすぎても栄養は増えないんだから」
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ グビグビ
メアリー「……導師クロシュが食事をなさる御姿……いつ見ても素晴らしいです」
聖女「メアリーさんもわかりますか? スライムの子たちがごはんを食べる姿の良さが……!」
メアリー「はい。言うなれば、小さなデロデロの縮図です……」
☆美味しいものを食べて元気になりました
明日の終わりまで余剰満腹度を2得ます
*
320 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 22:06:53.15 ID:cMuRgQFE0
エインヘリアル「ふぃ〜、ごちそうさまでしたぁ〜」ヒック
妖精「ん、ごちそうさまでした。それで、酒代くらいの情報は期待しても良いんだよね?」
エインヘリアル「ええ、もちろん。まずは皆さん、昨日の被害者についてどこまでご存知?」
リュアン「えっ? えっと……セイントレアの、貴族……?」
メアリー「小貴族アクトゥク家当主、ケンブツ子爵です。セイントレア平原南西に位置する小さな港町アクトゥクポートを治めています。歴史は古く、領地は小さいですが表に裏にかなりの財産を保有していると見られます」
フメイ「ほえ〜そうなんだ」
メアリー「はい。以前セイントレアにおける海外の玄関口としてどちらが相応しいかウォーターポートと争っていたのですが、ウォーターポートがロスチャイルド・インダストリーと提携して機械都市テンペスターを建設したことにより敗北したという過去があります」
エインヘリアル「詳しいですねぇ! そうです、彼は敗北貴族のケンブツ子爵……。地方貴族の一人である彼が、なぜこの船に乗ってリテン・ヘイヴンへ向かおうとしていたのか……。そこに秘密がある……! かも、しれませんねぇ……」
妖精「……えっ? 終わり?」
フメイ「ほとんどメアリーの解説だったけど」
エインヘリアル「……も、もちろん終わりではありません! 我々はケンブツ子爵について、ある情報を掴んでおります……!」
リュアン「ある情報……?」
聖女「それは……何ですか?」
エインヘリアル「こちらをご覧ください!」スッ
毒殺された貴族と短い白髪の中年男性が倉庫街で会話をしている写真「」ペラッ
リュアン「この白髪のおじさんは……?」
エインヘリアル「彼はガイスト・シュヴァルシュタイン。元々はセイントレア・メカニクスのテンペスター本社に務める工学研究者でした。しかし数ヶ月前にセイントレア・メカニクスを退職し、現在はリテン・ヘイヴンでフリーの兵器開発者をやっていることが確認されています」
妖精「兵器開発者!?」
メアリー「なるほど……地方の小貴族が、フリーの兵器開発者と何らかの取引を行っていたと……。あまりにきな臭い話ですね……。全く、セイントレア王家は何をしているのか……」
エインヘリアル「今は世界中で白影スライムの対応が急務となっているんで、セイントレア王家の責任を問うのは少し酷ですよぉ……。まあ、何か起きてからでは遅いんですけどね?」
妖精「本当に何かあってからじゃ遅い……。すぐにセイントレア王家に報告すべきことじゃないの?」
エインヘリアル「ええまあ、それはそうなのですが……私はその、ただの旅の魔女ですのでぇ……。最終的に報告する義務はないというか、それを決めるのは私じゃないというか? へへへ、つまりあっしは悪い魔女ってことでごわすねぇ」
リュアン「……でも、この取引を行っていた貴族の方は昨日毒殺されたんですよね? それって……」
エインヘリアル「はいそうです! もし何か恐ろしい取引が進んでいたのだとしたら、彼が殺されたことにより一定の遅延が発生するのは間違いありません。最悪取引そのものが無かったことになりますね。さて、真犯人の動機が見えて来たのではないでしょうか?」
妖精「……こいつらの取引を妨害して、兵器の密輸を阻止する為?」
エインヘリアル「はい、それを踏まえた上でさらに情報を集めてみると良いと思いますよぉ」グビッ
ビールジョッキ「」ピチョン…
エインヘリアル「あ、切れちゃった……。それじゃ私はそろそろお昼寝の時間なんで、お暇させていただきますわねぇ〜」スクッフラフラ…
フメイ「行っちゃった」
聖女「でも、大きな情報を掴むことができました……!」
リュアン「地方貴族の密輸……これ、もしかしてものすごく大変な事件なんじゃ……?」
メアリー「大変な事件ですね……。名探偵リュアンさん、期待しています……」
リュアン「ええ……そ、そういうのはクロシュちゃんの方が相応しいかと」
クロシュ「?」
☆被害者の情報を得ました
◇
321 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 22:07:47.61 ID:cMuRgQFE0
―カロン号 劇場
ポールとロープで区切られた事件現場「」
人型に縁取られた白線「」
現場を捜査する船長「」ガサゴソ
現場をうろうろする船員「」ウロウロ
座って頭を抱える奴隷商人「」
リュアン「船長さんや船員さんたちが捜査を行っています……」
聖女「こういう時には、船長さん自らが指揮を取って捜査するんですね……」
フメイ「あそこで頭抱えてるの、誰だっけ」
妖精「あれは確か、クーちゃんを奴隷として扱ってる奴隷商人だよ」
メアリー「自分の奴隷が殺人事件を起こしたとなると……当然彼にも責任が及びますね……。最悪、奴隷と同等の……つまり、殺人の罪を問われることになります……」
クロシュ「……クーちゃん、悪くない」
聖女「はい。……つまり、あの人も悪くないということです」
フメイ「でも、クーを奴隷にしたのもあいつなんでしょ。なら悪いんじゃないの」
聖女「……そういう意味では、悪い人かもしれません。ですがそれは殺人の罪とは別の悪さと考えなければならないのです」
*
船長「……む? 君たちか。君たちの疑いはもう晴れているぞ」
妖精「いや、そうじゃなくて調べに来たんだよ。私たちも納得いってないから」
クロシュ「うん! クーちゃん……悪くない、とおもう!」
船長「ふむ……。しかし重要参考人とはいえ、部外者を捜査に加わらせるわけにはいかないのだ」
フメイ「えー、だめなの?」
船長「ああ。この船上では、私たち船乗りが兵士であり、刑事であり、捜査官なのだ。例え君たちが本気で捜査を望んでいるのだとしても、素人の手が入れば現場は歪んでしまう。ご理解いただきたい」
*
322 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 22:08:37.25 ID:cMuRgQFE0
奴隷商人「くそっ、このままじゃ俺も奴隷堕ちだ……。監獄島行きなんかになったら最悪だぞ……くそっくそっ……!! なんで俺がこんな目に……!」
妖精「……おーい。ちょっといい?」
奴隷商人「うおっ!? あ、ああ……昨日の重要参考人か。はっ、もしかして自首しに来たのか!?」
妖精「そんなわけないでしょ……。私たちも昨日の事件に納得できないから、調査に来たの。断られちゃったけど」
奴隷商人「んだよ……。はあ、調査でもなんでも勝手にしてろ……。俺はもうお先真っ暗なんだ……。ああくそ、巨乳エルフを買って田舎に隠居して慎ましく幸せに暮らすっていう俺の夢が……」ブツブツ
妖精「何言ってんだこいつは……」
クロシュ「………クーちゃんのこと……わるいって、おもう……?」
奴隷商人「……あ? クーちゃんってあの黒髪ちんちくりんのことか?」
クロシュ「うん」
奴隷商人「いいや、あいつは犯人じゃねェ。嵌められたんだ。大方、俺とあいつは罪をおっかぶせても問題ねえガキ奴隷とザコ奴隷商人とでも思われたんだろうよ……。クソッふざけやがって!」
リュアン「え、えっと……どうしてクーちゃんが犯人じゃないって、思うんですか?」
奴隷商人「奴隷商人としての直感だ。奴隷を見る目だけァあんだよ俺は」
妖精「嫌な目だなあ……」
奴隷商人「真面目なこと言うと、そもそも奴隷に毒を入手する手段はないはずなんだ。奴隷監置区画から出入りする時に毎回ボディチェックはしてるし、怪しいもんを持ってりゃ当然わかる。ボディチェック用のスキャン魔法だって習得したんだぞ、俺は……! あの日あいつは怪しいもんなんて持ってなかった……!」
メアリー「……厨房を出入りしたり、この会場を行き来したりする間……常に見ていたわけではないですよね?」
奴隷商人「うぐっ……そ、それはそうなんだが……。でももしあいつが毒を盛ったってんなら、それはあいつに毒を渡した奴がいるか、あるいは手に取れる場所に都合良く毒が落ちてたってことだろ!? それは……俺の責任じゃなくないか!? そもそもあのガキに毒を毒と気付ける知識があるのか!?」
クロシュ「クーちゃん……行商だったから、けっこう、知ってるかも……」
奴隷商人「うぐぐっ……! お、おいお前たちあのガキの味方なんじゃねェのか!? さっきから逃げ道潰しばっかしやがってよ……!?」
クロシュ「ご、ごめんなさい……」
妖精「でも大事なことなんだよ。可能性を一つ一つ検証していかないと、あの子の潔白を証明することもできないでしょ?」
奴隷商人「くそっ……。おい、本気であいつの濡れ衣を晴らすってんなら協力は惜しまねェ。俺にできることがあれば言え」
クロシュ「!」
妖精「本当? じゃあせっかくだし手伝ってもらおうかな?」
奴隷商人「おう。あ、無理なもんは無理だからな。無茶言うんじゃねぇぞ……」
なんかやってもらおう
↓1〜 先取2票
1.被害者の客室に不法侵入捜査!
2.事件に使われた毒ワインの毒見!
3.クーちゃん解放!
0.自由安価(票数は内容ごと、できないことはできない)
323 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 22:09:36.86 ID:Lr0zBVAH0
1
324 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 22:11:12.75 ID:+8XXX2eso
2
325 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 22:11:37.96 ID:qY6GwbScO
3
326 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 22:12:48.20 ID:zIwz1X3jo
1
327 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 22:19:49.33 ID:cMuRgQFE0
クロシュ「!」ピコン!
フメイ「なんかいいこと思い付いた?」
クロシュ「うん! えっと……被害者の……貴族のおじさんの、お部屋……調べてきて、ください……!」モニョッ
奴隷商人「は……!? む、無理に決まってんだろ!? 事件現場じゃないとは言え上層の高等客室だぞ!? 勝手に入ったりすりゃ本当にお尋ね者になっちまうだろうが!」
妖精「でも、このままじゃクーちゃんの有罪が確定してあなたも同罪になっちゃうよ? できることはなんでもしないと」
奴隷商人「うぐっうぐぐっ……! わかったよ、やりゃ良いんだろ!? ケッ、若い頃必死に練習した忍術でやってやんぜ……!!」
↓1コンマ
01-60 つまみ出された
61-90 こっそり透明クロシュが支援して成功した
91-00 本当に忍者だった
328 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 22:27:12.27 ID:0ccdTIsGO
にんにん
329 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 23:21:37.93 ID:cMuRgQFE0
バァン! ゴロゴロゴロッ
満身創痍の奴隷商人「ぐふっ……」バタッ
警備船乗り「アンタも重要参考人なんスから、下手にうろつかないで欲しいッス。今回は見逃してやるッス」
*
奴隷商人「」ズーン…
聖女「ま、まあまあ……元気を出してください。お咎めなしで良かったじゃありませんか……」ヨシヨシ
奴隷商人「もうだめだ……。帰りたい……」グスッ
妖精「でもこれで高等客室の警備体制とかは把握できたね。クロシュ」
クロシュ「んへへ……うん!」
リュアン「……えっ!? クロシュちゃん、まさかその為にあの人をけしかけたの……!?」
メアリー「ふふ……全て導師クロシュの計画通り、ということですね……」
フメイ「そうなの!?」
クロシュ「そうなの?」
☆高等客室の警備体制を把握しました。以後判定なしで潜入捜査できます
*
330 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 23:24:40.11 ID:cMuRgQFE0
―カロン号 カジノルーム
ワイワイ ガヤガヤ ギャァァァァ モウダメダ
ウサ耳踊り子→リラ「ハァーイ♪ 昨日の重要参考人さんたち、遊びに来たの〜?」
リュアン「わっ……き、昨日の踊り子さん……!」
妖精「ええと……昨日のことで聞き込みに」
リラ「キミたち以上に昨日のことに詳しいコはここにいないぞっ」
リュアン「た、確かに……。私たちは昨日あの人が倒れる瞬間を間近で見てたわけですもんね……」
リラ「で〜も〜……。たった一人、例外がいる……って言ったらどうする?」ニヤニヤ
クロシュ「!」モニョッ
聖女「その例外の方は、どこに……!?」
リラ「ウフフ……わちきに勝ったら教えてしんぜようかニャ?」ニヤニヤ
フメイ「ウサギなのにニャなの?」
リラ「ウサ!」
妖精「ウサギはウサって言わないと思うんだけど……」
*
331 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/30(日) 23:26:06.13 ID:cMuRgQFE0
リラ「とゆーわけで勝負は一発! ルーレットで決めよ〜!」
クロシュ「るーれっと?」
リラ「色と数字を当てるゲームだよ〜! め〜ちゃシンプルでスライムちゃんでもすぐにできるカジノの定番だよ〜!」
クロシュ「わあ……!」
妖精「えーと……どういうルールなんだっけ?」
リラ「ここに色と数字がたくさんの枠で分けられたお皿がありますね? それでぇ、このお皿を回します! そ〜れぐるぐる〜!」
ルーレット「」クルクルクル
クロシュ「!」モニョニョ
フメイ「わ……!」
リラ「そしたらボールをぽーん!」
白いボール「」コロコロコロコロ
クロシュ「〜!」モニョニョニョ
フメイ「わわ……!」
リラ「そしたらだんだんルーレットが遅くなってってぇ……止まります!」
ルーレット「」クル…クル…
白いボール「」スポン!
リラ「ボールが入ったのは――赤の12番!!」
クロシュ「んわわ……!」モニャニャ
フメイ「わわ……!」
リラ「つまりこれはボールがどこに落っこちるのかを当てるゲームってことで〜す!」
クロシュ「んわわ〜!!」モニャニャニャ
フメイ「わわ〜!!」
妖精「……あなたたち雰囲気ではしゃいでない?」
リュアン「で、でもこれって難しすぎませんか!? 数字が0から36ということは……当たる確率は37分の1ってことですよね!?」
リラ「大丈夫! 色だけとか偶数奇数だけの予想でもおっけ〜なんだよ〜」
リュアン「な、なるほど……それなら約2分の1ですね……」
リラ「他にも賭け方はいろいろあるんだけど、初めてならシンプルにいこっ! クロシュちゃんは黒と赤のどっちにする!?」
クロシュ「!」モニョッ
クロシュ(わたしか……ブラッドちゃん!)
クロシュ(どうしよう)
聖女「……」
聖女(……赤か黒くらいなら……意外と変えられるかも……)
聖女(でも、運命を変えるのはズルですよね……)
聖女(どうしよう……)
↓1選択
黒 or 赤
↓2選択
1.運命を変える
2.運命を変えない
※どちらを選んでも運命賽は消費しません
↓2コンマ
偶数 黒
奇数 赤
332 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 23:30:21.30 ID:zvLFvyvhO
黒
333 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 23:35:11.72 ID:8NNoW07MO
2
334 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/30(日) 23:36:11.68 ID:sp5FN9J4O
あ
335 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/31(月) 00:55:24.38 ID:eMd0ccxF0
聖女(いえ、やっぱりやめておきましょう。取り返しのつかない事象ならともかく、こういった遊戯でズルをするのは良くないです!)
クロシュ「じゃあ……わたしの色……黒!」
リラ「じゃあウサは赤にするウサ〜!」ポン!
ルーレット「」クルクルクル
白いボール「」コロコロコロ
フメイ「わわわ……!」
リュアン「ど、どうなるのでしょうか……!」
メアリー「運命よ……導師クロシュに味方を……!」
ルーレット「」クル…クル…
白いボール「」コロ…コロ…
妖精「ど、どうなる……!?」
聖女「ドキドキします……!!」
ルーレット「」クル…
白いボール「」スポン!
黒「」ポン!
クロシュ「!」
聖女「……!」
フメイ「んわわ〜!」キャッキャ
リュアン「わああ! 黒です、黒!」キャッキャ
妖精「ふ〜……。2分の1に当たったくらいではしゃぎすぎでしょ、みんな」
メアリー「ふふ……妖精さんも、ぎゅっと拳を握って見守っていたではありませんか……」
聖女(……もし変えていたら、素直に喜べなかったかもしれません)
聖女(ふふ……変えなくて良かったです、運命)
リラ「わわ〜負けちゃった〜! それじゃ約束通り知ってることを洗いざらい話しちゃいます!」
リュアン「えっ? 知ってる人のことを教えてくれるって――」
リラ「わちきのことウサニャ!」
妖精「なんかそんなような気はしていた」
☆リラとの勝負に勝ちました
*
336 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/31(月) 00:57:08.30 ID:eMd0ccxF0
リラ「ほんで……昨日のことだったかニャ?」
妖精「そうだよ、しっかりしてよ」
リラ「ああそうだそうだ、昨日のことだね! ワタクシ、劇場でポールダンシングをさせていただいておりましたのですわ!」
妖精「……」
リュアン「これは……だめかもしれないですね……」
リラ「ああ、冗談です冗談! 真面目に話しますウサ!」
メアリー「……そもそもリラさんは何を知っているんですか?」
リラ「ワインに毒を仕込んだトリックをですわ!」
妖精「ええっ!?」
リュアン「どういうことです!?」
リラ「ワタクシ、ステージの上で踊りながら見ていたのですわ。あのワイン……あの奴隷ちゃんが注ぐまで未開封でしたの!」
妖精「いやいや……未開封なのに毒なんて仕込めるわけ……」
リラ「ええ。そんなことできるはずがない――ですから捜査をしている船乗りの方々は、開封済みだったと思い込んでしまったのですわ。ですが……あの高級ワインは未開封でしたの! 昨日の注文記録を調べればすぐにおわかりいただけますことよ? あらら、こんなところにその注文記録が!」
注文記録「」ペラッ
妖精「……この記録によると……昨日の高級ワインの注文は1件だけ……あの貴族の名前しかない! この注文記録本物なの!?」
リラ「ロスチャイルド商会のハンコが押してありますわねぇ……」
メアリー「……ロスチャイルド商会の印鑑は、偽造が極めて難しい最高精度の魔紋鋳造技術が使われています……。これは……本物です……。なぜこの踊り子さんがそれを持っているのかはわかりませんが……」
リラ「イェア〜♪」
妖精「ば、馬鹿な……! それじゃあ……毒を仕込めたのはクーだけだったってことになっちゃうじゃない……!!」
リラ「チッチッチ……それは早とちりが過ぎるってもんでっせ嬢ちゃん。あっしが最初に言ったことをお忘れかい?」
クロシュ「ワインに、毒を仕込んだ……トリック!」
妖精「ええっ……!? 未開封のワインに毒を仕込んだとでも言うの!?」
リラ「せや。どやったと思う?」
クロシュ「……空間魔法?」
リラ「惜しい! 正解は――マジカルサイコキネシス!! 超能力です!!」デデン!!!
妖精「…………は?」
リラ「あ、何言ってんだこいつって顔」
妖精「……いやまあ、空間魔法なら確かに未開封のワインボトルの中に毒を転移させることも不可能じゃないとは思う。でもそんなことをすれば間違いなく魔法の痕跡が残る。船上捜査のプロである船乗りたちがそんな証拠をみすみす見逃すとは……」
リラ「だ〜か〜ら〜、魔法じゃなくて超能力!! 痕跡なんて残らないのよ〜ん!」
妖精「………頭が痛くなってきた」
リラ「も〜頭が固いよ妖精ちゃ〜ん。超能力っていうのはねェ……例えばこんなやつだ!」
指パッチン「」パチン!
妖精「……ん!? あれ、リラはどこに――」
背後から妖精の体を掴んでモミモミするリラ「ここだよ〜ん」バッ
妖精「んわわわわ〜〜〜〜〜!?!!?!??」ジタバタ
*
337 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/31(月) 00:58:35.11 ID:eMd0ccxF0
妖精「……け、気配も魔力の移動も何も感じなかった……。ほ、本当に……超能力……!?」
リラ「おわかり頂けたかしらァん?」
妖精「………ま、まあわかった……。でも、もし犯人がそんな無法な力を使ったんだとしたら……捕まえようがなくない?」
リラ「そうウサねえ」
妖精「っていうか……あなたが犯人じゃないの!? トリックも知ってる、超能力も使える……容疑しかない!!」
リラ「バレちゃった♡」
リュアン「えっ……!? じゃあ……犯人なんですか……!?」
リラ「フフ……あーしが犯人だとしてぇ、キミたちにあーしが犯人だって立証できるかな?」
聖女「! なるほど……超能力の完全犯罪性をわかっていたから……あっさりバラしたのですか……!」
リラ「あ、そうなるのかニャ? ごめん、ノリでバラしたわ」
聖女「ええ……」
リラ「でもあの奴隷ちゃんにはちょっと悪いことしちゃったウサねぇ……。リラ反省反省〜」
妖精「こいつと話すの疲れてきた……」
メアリー「我慢しましょう……。真犯人のようですから……」
リラ「でも素直に捕まっちゃうってのもつまんないな〜。あーしの目的とかぁ、被害者の裏取引の証拠とかぁ、その辺しっかり抑えてきたら自首してあげても良い系〜」
リュアン「ええと……つまり、捜査を続けろということですか?」
リラ「イグザクトリー! あ、イグザクトリーってインダストリーと似てない?」
妖精「わかった。あなたが納得する証拠とかをいろいろ抑えて来たら自首してくれるってことで……良いんだね?」
リラ「そうかも!」
妖精「いや、そこは断定して欲しいんだけど……。ていうかむしろ、あなたは捕まっても良いの?」
リラ「ウサを捕まえておける檻ってあるニャ?」
妖精「そ、そういうことね……。わかった……」
☆真犯人を特定しました
証拠を集めることで、真犯人に自首させることができます
◇
338 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/08/31(月) 01:00:25.97 ID:eMd0ccxF0
本日はここまで。次回は船旅3日目編となります。お楽しみに
339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/31(月) 01:14:54.73 ID:LbAxOLxwo
真犯人が先に分かるという変化球
340 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/08/31(月) 02:16:18.65 ID:p6HCX+odo
おつ
うーん…例え証明出来てもスッキリしないというか…事件らしい緊張感が無い犯人だぜ…
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