【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part9

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318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/30(日) 18:27:06.95 ID:GVyP2LLw0
オイシイミルク 干しイチゴ 甘々シロップ
319 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/30(日) 22:06:27.77 ID:cMuRgQFE0
 こんがり触手肉「」ポン!
 ビール「」ポン!
 甘々イチゴミルク「」ポン!

クロシュ「わあ……!」

妖精「イチゴミルク! 美味しそう!」

フメイ「今日の献立は……フメイ!」ドン!

聖女「お手伝いは聖女とリュアンさんでした」ペコリ

リュアン「味は……ちゃんと美味しいです!」

メアリー「素晴らしいです! とても美味しそうです!」パチパチ

 *

スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ グビグビ

エインヘリアル「ビールにはシンプルな味付けの焼き肉が合いますですねぇ!」モグモグ グビグビ


フメイ「………肉とビール、合うけど……イチゴミルク……合わないかも……」モグモグ

聖女「大丈夫ですよフメイさん……この触手肉の焼き加減は完璧ですし、イチゴミルクもミルクとイチゴとシロップが見事に調和しています。合う料理と合わない料理の組み合わせを覚えていきましょう……」

妖精「どうせお腹に入っちゃうんだしそこまで気にしなくても良いんじゃないの?」モグモグ ゴクゴク

リュアン「妖精さん、料理上手ですけど食べ方はそんなにこだわらないんですね……」

妖精「美味しいに越したことはないと思うよ。でも気にしすぎても栄養は増えないんだから」

スライムクロシュ「〜〜♪」モニョモニョ モグモグ グビグビ

メアリー「……導師クロシュが食事をなさる御姿……いつ見ても素晴らしいです」

聖女「メアリーさんもわかりますか? スライムの子たちがごはんを食べる姿の良さが……!」

メアリー「はい。言うなれば、小さなデロデロの縮図です……」

 ☆美味しいものを食べて元気になりました
  明日の終わりまで余剰満腹度を2得ます

 *
320 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/30(日) 22:06:53.15 ID:cMuRgQFE0
エインヘリアル「ふぃ〜、ごちそうさまでしたぁ〜」ヒック

妖精「ん、ごちそうさまでした。それで、酒代くらいの情報は期待しても良いんだよね?」

エインヘリアル「ええ、もちろん。まずは皆さん、昨日の被害者についてどこまでご存知?」

リュアン「えっ? えっと……セイントレアの、貴族……?」

メアリー「小貴族アクトゥク家当主、ケンブツ子爵です。セイントレア平原南西に位置する小さな港町アクトゥクポートを治めています。歴史は古く、領地は小さいですが表に裏にかなりの財産を保有していると見られます」

フメイ「ほえ〜そうなんだ」

メアリー「はい。以前セイントレアにおける海外の玄関口としてどちらが相応しいかウォーターポートと争っていたのですが、ウォーターポートがロスチャイルド・インダストリーと提携して機械都市テンペスターを建設したことにより敗北したという過去があります」

エインヘリアル「詳しいですねぇ! そうです、彼は敗北貴族のケンブツ子爵……。地方貴族の一人である彼が、なぜこの船に乗ってリテン・ヘイヴンへ向かおうとしていたのか……。そこに秘密がある……! かも、しれませんねぇ……」

妖精「……えっ? 終わり?」

フメイ「ほとんどメアリーの解説だったけど」

エインヘリアル「……も、もちろん終わりではありません! 我々はケンブツ子爵について、ある情報を掴んでおります……!」

リュアン「ある情報……?」

聖女「それは……何ですか?」

エインヘリアル「こちらをご覧ください!」スッ

 毒殺された貴族と短い白髪の中年男性が倉庫街で会話をしている写真「」ペラッ

リュアン「この白髪のおじさんは……?」

エインヘリアル「彼はガイスト・シュヴァルシュタイン。元々はセイントレア・メカニクスのテンペスター本社に務める工学研究者でした。しかし数ヶ月前にセイントレア・メカニクスを退職し、現在はリテン・ヘイヴンでフリーの兵器開発者をやっていることが確認されています」

妖精「兵器開発者!?」

メアリー「なるほど……地方の小貴族が、フリーの兵器開発者と何らかの取引を行っていたと……。あまりにきな臭い話ですね……。全く、セイントレア王家は何をしているのか……」

エインヘリアル「今は世界中で白影スライムの対応が急務となっているんで、セイントレア王家の責任を問うのは少し酷ですよぉ……。まあ、何か起きてからでは遅いんですけどね?」

妖精「本当に何かあってからじゃ遅い……。すぐにセイントレア王家に報告すべきことじゃないの?」

エインヘリアル「ええまあ、それはそうなのですが……私はその、ただの旅の魔女ですのでぇ……。最終的に報告する義務はないというか、それを決めるのは私じゃないというか? へへへ、つまりあっしは悪い魔女ってことでごわすねぇ」

リュアン「……でも、この取引を行っていた貴族の方は昨日毒殺されたんですよね? それって……」

エインヘリアル「はいそうです! もし何か恐ろしい取引が進んでいたのだとしたら、彼が殺されたことにより一定の遅延が発生するのは間違いありません。最悪取引そのものが無かったことになりますね。さて、真犯人の動機が見えて来たのではないでしょうか?」

妖精「……こいつらの取引を妨害して、兵器の密輸を阻止する為?」

エインヘリアル「はい、それを踏まえた上でさらに情報を集めてみると良いと思いますよぉ」グビッ

 ビールジョッキ「」ピチョン…

エインヘリアル「あ、切れちゃった……。それじゃ私はそろそろお昼寝の時間なんで、お暇させていただきますわねぇ〜」スクッフラフラ…


フメイ「行っちゃった」

聖女「でも、大きな情報を掴むことができました……!」

リュアン「地方貴族の密輸……これ、もしかしてものすごく大変な事件なんじゃ……?」

メアリー「大変な事件ですね……。名探偵リュアンさん、期待しています……」

リュアン「ええ……そ、そういうのはクロシュちゃんの方が相応しいかと」

クロシュ「?」

 ☆被害者の情報を得ました

 ◇
321 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/30(日) 22:07:47.61 ID:cMuRgQFE0
―カロン号 劇場

 ポールとロープで区切られた事件現場「」
 人型に縁取られた白線「」

現場を捜査する船長「」ガサゴソ
現場をうろうろする船員「」ウロウロ

座って頭を抱える奴隷商人「」


リュアン「船長さんや船員さんたちが捜査を行っています……」

聖女「こういう時には、船長さん自らが指揮を取って捜査するんですね……」

フメイ「あそこで頭抱えてるの、誰だっけ」

妖精「あれは確か、クーちゃんを奴隷として扱ってる奴隷商人だよ」

メアリー「自分の奴隷が殺人事件を起こしたとなると……当然彼にも責任が及びますね……。最悪、奴隷と同等の……つまり、殺人の罪を問われることになります……」

クロシュ「……クーちゃん、悪くない」

聖女「はい。……つまり、あの人も悪くないということです」

フメイ「でも、クーを奴隷にしたのもあいつなんでしょ。なら悪いんじゃないの」

聖女「……そういう意味では、悪い人かもしれません。ですがそれは殺人の罪とは別の悪さと考えなければならないのです」

 *

船長「……む? 君たちか。君たちの疑いはもう晴れているぞ」

妖精「いや、そうじゃなくて調べに来たんだよ。私たちも納得いってないから」

クロシュ「うん! クーちゃん……悪くない、とおもう!」

船長「ふむ……。しかし重要参考人とはいえ、部外者を捜査に加わらせるわけにはいかないのだ」

フメイ「えー、だめなの?」

船長「ああ。この船上では、私たち船乗りが兵士であり、刑事であり、捜査官なのだ。例え君たちが本気で捜査を望んでいるのだとしても、素人の手が入れば現場は歪んでしまう。ご理解いただきたい」

 *
322 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/30(日) 22:08:37.25 ID:cMuRgQFE0

奴隷商人「くそっ、このままじゃ俺も奴隷堕ちだ……。監獄島行きなんかになったら最悪だぞ……くそっくそっ……!! なんで俺がこんな目に……!」

妖精「……おーい。ちょっといい?」

奴隷商人「うおっ!? あ、ああ……昨日の重要参考人か。はっ、もしかして自首しに来たのか!?」

妖精「そんなわけないでしょ……。私たちも昨日の事件に納得できないから、調査に来たの。断られちゃったけど」

奴隷商人「んだよ……。はあ、調査でもなんでも勝手にしてろ……。俺はもうお先真っ暗なんだ……。ああくそ、巨乳エルフを買って田舎に隠居して慎ましく幸せに暮らすっていう俺の夢が……」ブツブツ

妖精「何言ってんだこいつは……」

クロシュ「………クーちゃんのこと……わるいって、おもう……?」

奴隷商人「……あ? クーちゃんってあの黒髪ちんちくりんのことか?」

クロシュ「うん」

奴隷商人「いいや、あいつは犯人じゃねェ。嵌められたんだ。大方、俺とあいつは罪をおっかぶせても問題ねえガキ奴隷とザコ奴隷商人とでも思われたんだろうよ……。クソッふざけやがって!」

リュアン「え、えっと……どうしてクーちゃんが犯人じゃないって、思うんですか?」

奴隷商人「奴隷商人としての直感だ。奴隷を見る目だけァあんだよ俺は」

妖精「嫌な目だなあ……」

奴隷商人「真面目なこと言うと、そもそも奴隷に毒を入手する手段はないはずなんだ。奴隷監置区画から出入りする時に毎回ボディチェックはしてるし、怪しいもんを持ってりゃ当然わかる。ボディチェック用のスキャン魔法だって習得したんだぞ、俺は……! あの日あいつは怪しいもんなんて持ってなかった……!」

メアリー「……厨房を出入りしたり、この会場を行き来したりする間……常に見ていたわけではないですよね?」

奴隷商人「うぐっ……そ、それはそうなんだが……。でももしあいつが毒を盛ったってんなら、それはあいつに毒を渡した奴がいるか、あるいは手に取れる場所に都合良く毒が落ちてたってことだろ!? それは……俺の責任じゃなくないか!? そもそもあのガキに毒を毒と気付ける知識があるのか!?」

クロシュ「クーちゃん……行商だったから、けっこう、知ってるかも……」

奴隷商人「うぐぐっ……! お、おいお前たちあのガキの味方なんじゃねェのか!? さっきから逃げ道潰しばっかしやがってよ……!?」

クロシュ「ご、ごめんなさい……」

妖精「でも大事なことなんだよ。可能性を一つ一つ検証していかないと、あの子の潔白を証明することもできないでしょ?」

奴隷商人「くそっ……。おい、本気であいつの濡れ衣を晴らすってんなら協力は惜しまねェ。俺にできることがあれば言え」

クロシュ「!」

妖精「本当? じゃあせっかくだし手伝ってもらおうかな?」

奴隷商人「おう。あ、無理なもんは無理だからな。無茶言うんじゃねぇぞ……」


なんかやってもらおう
↓1〜 先取2票
1.被害者の客室に不法侵入捜査!
2.事件に使われた毒ワインの毒見!
3.クーちゃん解放!
0.自由安価(票数は内容ごと、できないことはできない)
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/30(日) 22:09:36.86 ID:Lr0zBVAH0
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/30(日) 22:11:12.75 ID:+8XXX2eso
2
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/30(日) 22:11:37.96 ID:qY6GwbScO
3
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/08/30(日) 22:12:48.20 ID:zIwz1X3jo
1
327 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/08/30(日) 22:19:49.33 ID:cMuRgQFE0
クロシュ「!」ピコン!

フメイ「なんかいいこと思い付いた?」

クロシュ「うん! えっと……被害者の……貴族のおじさんの、お部屋……調べてきて、ください……!」モニョッ

奴隷商人「は……!? む、無理に決まってんだろ!? 事件現場じゃないとは言え上層の高等客室だぞ!? 勝手に入ったりすりゃ本当にお尋ね者になっちまうだろうが!」

妖精「でも、このままじゃクーちゃんの有罪が確定してあなたも同罪になっちゃうよ? できることはなんでもしないと」

奴隷商人「うぐっうぐぐっ……! わかったよ、やりゃ良いんだろ!? ケッ、若い頃必死に練習した忍術でやってやんぜ……!!」


↓1コンマ
01-60 つまみ出された
61-90 こっそり透明クロシュが支援して成功した
91-00 本当に忍者だった
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