他の閲覧方法【
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
全部
最新50
【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part9
Tweet
562 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/04(日) 11:37:20.09 ID:fhQC8Iz7o
了解
563 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/04(日) 15:05:11.79 ID:POquPAjq0
大変申し訳ないことに今日も忙しくなってしまったため、更新は不可能になりました
そういうわけで次は平日夜のどこかで少し更新していきたいと思います。よろしくお願いします
564 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/04(日) 15:50:58.52 ID:Oqv5fbg2o
あら…お疲れ様です
565 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/06(火) 00:59:56.76 ID:ExEU6hxCo
更新まで待ってるついでにロスチャイルド家集合絵貼る
https://i.imgur.com/vGFAgRd.jpeg
566 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga sage]:2026/10/09(金) 22:14:39.88 ID:E1+MLKnP0
まことに申し訳ないのですが、忙しさがあり、平日夜の更新はできませんでした。
そしてさらに申し訳ないのですが明日以降も忙しさが続くため、更新は少なくなるまたはできないかもしれません。申し訳ありませんがご了承ください。なるべく少しは更新できるよう善処します
>>565
わお! 支援絵ありがとうございます、ロイヤルロスチャイルドファミリー大集合です。デフォルメされているのでかわいく見えますが、半分くらいは恐るべき邪悪な者なので気を付けるのが良いかもしれません
こうして見ると白髪で男性のレーティア氏は少し不思議な人物なのかもしれません(不思議でないロスチャイルド族の者などいない、という説もあります)
そして今気付きましたが、スライム好きのロスチャイルド族は善良な方のロスチャイルドである確率が高いという奇妙な傾向があるようです。その理由は今のところ闇に包まれています
なお例えば自分で投下したキャラクターのイメージ絵を貼ったりするのは良いことだと思います。視覚的な情報があると
>>1
にとっても想像しやすく、恐らく他の参加者の方もイメージしやすくなるのではないかと思う次第です
そして
>>1
は絵心がなく、AIの助けを借りても大きな時間と労力がかかるため、先んじてイメージ絵を貼るのは有効な施策であると言えます
567 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/09(金) 22:51:04.36 ID:uzQn5LRE0
https://imgur.com/a/IUD1PBB
乙
AI作成したメルルちゃん張る。
568 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/11(日) 11:33:31.16 ID:oCjaaKgAO
https://i.imgur.com/xcN7GjG.jpeg
理想郷建設に大体失敗しているお騒がせ魔女たちを貼る
569 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/11(日) 13:37:18.74 ID:YJAaAtGe0
https://imgur.com/a/ppPBSSJ
乙
仲良し魔女3人衆フラナ(金髪ちびっこ)・マリッサ(金髪女性)・パティ(紫魔女)をAI生成したので貼る。
周りの人たちはパティの使い魔ということで・・・
570 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga sage]:2026/10/12(月) 17:46:46.36 ID:SdIH4UvU0
いろいろ忙しくなかなか更新できませんでしたが、本日はようやく少し更新できそうです。お待たせいたしました
>>567
支援絵ありがとうございます。オノゴロ建築のエンガワに腰掛けるメルル氏です。そういえば彼女はオノゴロ出身であったということを思い出させてくれます。彼女は白影スライムが増えた今でも変わらず冒険に明け暮れているかもしれませんが、もしかしたら世の混乱を鑑みてオノゴロに残り白影スライムへの対処に協力しているかもしれません
>>568
支援絵ありがとうございます。志は高いもののなかなか上手くいかず空回りする長生きの方々です。ドヤ顔クローディア氏があまりにも解釈一致すぎると言えるかもしれません。それぞれモチーフが凝っていてとても良く、特にリリーツィア氏に胡蝶を合わせるセンスがとても良いです。そして今のところクロシュたちが関わっていないローゼスフィア氏は、今の世界に何を思うのか――
>>569
支援絵ありがとうございます。とある日のユーシリア大図書館――という風情を感じます。魔女らしい雰囲気です。マリッサ氏は恐らく今現在フラナ氏を心配していませんが、もしかしたらパティ氏はちょっと心配しているかもしれません。とはいえ強い吸血鬼なのでたぶん大丈夫だろう、という気持ちもあると思います
571 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga sage]:2026/10/12(月) 17:49:43.27 ID:SdIH4UvU0
―監獄島 居住区
ヒュオオオオオ――…
看板『監獄島 宿舎』
クロシュ「……」
ヒュオオオオオ――…
ボロボロの長屋「」
クロシュ「……」
クロシュ(えっと……長屋っていうのは……たくさんの、人が住む……おうち!)
クロシュ(……)
クロシュ(……人の気配……しないかも……)
フナムシたち「」シャカシャカ
クロシュ(ウミダンゴムシ!)
クロシュ(おいしいのかな……?)モニョニョ
ピピーッ!!
クロシュ「んわっ!?」モニャッ
ツインアンテナの機械兵「そこの貴様。ここで何をしていますか」ガションガション
クロシュ「わわ……。え、えと……お散歩……?」
ツインアンテナの機械兵「名前は」
クロシュ「えと……わたし、クロシュ……」
ツインアンテナの機械兵「照合中……失敗。登録された奴隷ではありません」
クロシュ「ほえ……?」
ツインアンテナの機械兵「ここは一般人は立入禁止です。速やかに退去願います」
クロシュ「えと……わたし……凪鉄、掘ろって……おもって……」
ツインアンテナの機械兵「許可なき者の採掘は禁じられています」
クロシュ「どこで……許可、もらえるの……?」
ツインアンテナの機械兵「各事業所にてご相談ください。今は速やかに退去願います」
クロシュ「んむむ……」モニョニョ
↓1〜 先取2票
1.帰る
2.ウミダンゴムシを食べて帰る
3.帰ったフリをして盗掘に向かう
4.許可があるフリをする(コンマ31以上で成功、会話続行や合法採掘などができる)
0.自由安価(票数は内容ごと、できないことはできない)
572 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/12(月) 17:51:06.15 ID:xHA5e5QIo
4
573 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/12(月) 18:04:44.52 ID:+bQnqRGPo
4
574 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/12(月) 19:26:35.40 ID:SdIH4UvU0
クロシュ「許可……もらってるかも!」
ツインアンテナの機械兵「許可証があれば提示をお願いします」
クロシュ「!」モニャニャ
↓1コンマ
01-05 白髪の男「私が保証しよう」ヌッ
06-30 バレた
31-60 なんとか誤魔化した
61-95 実は本当にレーティアから許可証をもらっていた
96-00 金髪幼女「私が保証する」ヌッ
575 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/12(月) 19:32:22.60 ID:KV8BI6hNO
あ
576 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/12(月) 21:07:40.25 ID:SdIH4UvU0
ガサゴソ…ガサゴソ…
許可証?「」ポン!
分体クロシュ「許可証……あった!」モニョッ
ツインアンテナの機械兵「では拝見致します」スッ
許可証?『クロシュのさいくつ きょかします レーティア・ロスチャイルド』
分体クロシュ「」ドキドキ
ツインアンテナの機械兵「少々確認を取らせていただきます……」ピピピピ…
*
―冥土の館
ピピピピ――
ガチャッ
レーティア「はい、レーティアです……えっ!? はい――はい、その通りです。許可を出しています。本物です」
妖精「……?」パタパタ
レーティア「はい、通してあげてください。はい……それでは失礼します」
ガチャン
妖精「……何かあったの?」
レーティア「……クロシュちゃんが監獄島で、レーティアの許可があるから採掘したい、と申し出ているそうです」
妖精「ええっ!? ちょっと、クロシュどういうこと!?」
スライムクロシュ「〜〜!」モニャニャ
聖女「ぶ、分体を監獄島に……? どうしてそんな無茶を……」
妖精「はあ……本当にこのバカクロシュは……。ごめん、うちのクロシュが勝手にレーティアの名前を使っちゃったみたいで……」
レーティア「ははっ、気にしないでください。あなた方の助けとしてお名前をお貸しするのはこちらとしても本望ですから。でもクロシュちゃん、こういうことは事前に言っておくともっと良いんですよ?」
スライムクロシュ「〜〜…」モニャニャ…
レーティア「クロシュちゃんはまだ小さい子ですから、一歩一歩学んでいきましょう」
スライムクロシュ「!」モニョッ
妖精「レーティアが寛大で良かったよ……」
*
ツインアンテナの機械兵「――確認が取れました。疑義を差し向けた非礼をお詫び致します』ペコリ
分体クロシュ「わあ……!」パチパチ
ツインアンテナの機械兵「地理や施設の説明が必要であれば、ご案内致します」
分体クロシュ「お話できるの?」
ツインアンテナの機械兵「はい。当機は当島の囚人監視ユニット、PPC-06です。ご自由にお呼びください」
分体クロシュ「???」
ツインアンテナの機械兵→プリ子6号「スライムの方にもわかりやすく説明するならば……当機は指揮官機PPC-01、通称プリ子1号の6番目の分体です。そのためプリ子6号と呼称されることもあります」
分体クロシュ「わ!」モニョッ
プリ子6号「何かお聞きしたいことはございますか?」
↓1〜2 お話できる
1.プリ子さんの本体は?
2.ウミダンゴムシは美味しい?
3.デロデロのことどうおもう?
0.自由安価(できないことはできない)
↓3 合法採掘!
01-10 崩落だ! 怪我をして明日の終わりまで満腹度-2
11-30 凪鉄(低質) +10万
31-50 凪鉄(中質) +20万
51-70 凪鉄(高質) +40万
71-90 凪鉄(特上) +80万
91-00 凪スライムの欠片 +150万
577 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/12(月) 21:09:43.06 ID:sZWqKD3t0
0どんな人たちがはたらいてるの?
578 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/12(月) 21:12:27.76 ID:FJAuW5iEO
1
579 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/12(月) 21:14:02.63 ID:0kNA4/wsO
0監獄島の施設について
580 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/12(月) 22:28:19.91 ID:SdIH4UvU0
分体クロシュ「ここ……どんな人たちが、働いてるの?」
プリ子6号「監獄島では、リテン・ヘイヴン本島にて罪を犯したり多額の借金を背負ったりして奴隷身分となった者が労役を課せられます。そのため、通常この島で働く者はそのような者たちに限られます」
分体クロシュ「そうなんだ」
プリ子6号「クロシュ様のように、事業者からの許可を得て採掘作業を行う普通市民は稀です。怪我を負った際は回復魔法を受けられないため、採掘作業中は細心の注意をお払いください」
分体クロシュ「ん、わかった」
プリ子6号「ご理解いただけたなら何よりです」
分体クロシュ「そういえば……プリ子さんの、本体は……どこにいるの……?」キョロキョロ
プリ子6号「当機の本体――指揮官機PPC-01は、今現在鉱山で採掘作業に従事している囚人たちの監視業務に当たっています」
分体クロシュ「そうなの?」
プリ子6号「はい。詳細は機密となりますので、回答を差し控えさせていただきます」
分体クロシュ「そうなんだ……」
☆プリ子さんとお話をした
*
―監獄島 坑道
ガンッ… ギンッ… ゴッ…
ツルハシを振るう囚人たち「えっほ……えっほ……」フラフラ
分体クロシュ「わ……」トコトコ
分体クロシュ(奴隷の、人たち……。つらそう……)
プリ子6号「彼らは罪人です。もしクロシュ様が同情の念を抱いているのであれば、それは彼らに不相応な感情と言えます」
分体クロシュ「そうなの?」
プリ子6号「はい」
分体クロシュ「そうなんだ」
プリ子6号「では、こちらの区画で自由に採掘作業を行ってください。ただし他の作業者の邪魔や妨害行為は認められません」
分体クロシュ「ん」
プリ子6号「坑道の出入り口で採掘物の査収を行っています。採れたものは必ず査収を通してください」
分体クロシュ「わかった」
プリ子6号「それでは怪我にお気をつけて」
分体クロシュ「ん!」
ツルハシ「」シャキン!
*
ガンッ! ギンッ! ガガッ! ボコッ!
分体クロシュ「〜〜!」モニョニョニョニョ
振るわれるツルハシ「」ガンッガンッガンッ!!
高質凪鉄鉱石「」ポン!
ザワザワ…
囚人A「お、おい……なんなんだよあのガキは……?」
囚人B「俺たちが何日もかけて必死に掘り出す凪鉄を、ああも簡単に……!!?」
金髪ショートの痩せこけた青年「黒髪の幼女……? はは、まさかな……。俺ももう少しやってくか」スッ
ツルハシ「」シャキン
ガンッ! ギンッ! ガガッ! ボコッ!
高質凪鉄鉱石「」ポン!
☆高質凪鉄鉱石を掘り出し、80万リテコインに換金されました
ロスチャイルド商会にショバ代として50%が徴収され、40万リテコインが手元に残りました
◆
581 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/12(月) 22:29:07.78 ID:SdIH4UvU0
―夕方
リテン・ヘイヴン郊外
小さな教会のような建物「」
クロシュ「……?」トコトコ
リュアン「あれは……教会?」
聖女「ロイエ教のものとは少し趣が異なりますね。あの意匠は……」
小さな羽が生えたスライムのシンボル旗「」パタパタ
リュアン「あっ、デロデロの旗です!」
フメイ「じゃあデロデロの教会?」
箒「」サッサッ
黒い外套を羽織った左半身に痣がある金髪の子供「……ん?」ピタ
クロシュ「!」モニョッ
リュアン「あの子は……?」
フメイ「あ、ロヴィアだ。たぶん」
聖女「ロヴィアさん……!?」
黒い外套を羽織った左半身に痣がある金髪の子供→ロヴィア「……何の用? 今掃除で忙しいんだけど」
クロシュ「え、えと……。こんにちは……?」
フメイ「ロヴィア、ホロウをどこにやったの? 酷いことしてないよね?」
ロヴィア「するわけない。カリスの駒のお前たちなんかと違うもん」
フメイ「フメイたち、カリスの駒じゃないけど」
ロヴィア「嘘。カリスのひどい力を使ってたもん」
クロシュ「!」モニャッ
フメイ「あれは……クロシュが独断で勝手に使ったの! フメイも妖精も使うなって言ったのに……」
クロシュ「ご、ごめんなさい……」モニャニャ…
ロヴィア「……?? 何を企んでるの?」
聖女「ええと、こちらに来たのはただの偶然なんです。何かを企んで来たわけではなくて……。でも強いていうなら、ホロウさんの元気な姿を見たいとも思いますが……」
フメイ「そ、そう! ロヴィア、ほんとに酷いことしてないならホロウを見せて!」
ロヴィア「……まあ、確かにカリスの駒にしてはバカそうだけど。でもどっちにしろ、デロデロの邪魔をするトンチンカンスライムなのは確かだもん。そんなバカで悪い奴らにホロウを会わせるわけにはいかない」
リュアン「ロヴィアちゃんは……本当に、デロデロのことを信じてるんだね」
ロヴィア「当然。忙しくて身動きが取れないクロシュヴィアの代わりに、私がこの世をデロデロにしてあげるの。もし邪魔をするつもりなら、クロシュヴィアの友達だからって容赦しないからね」
クロシュ「……」
お話できる
↓1〜2選択
1.デロデロ問答を行う
2.どうやってデロデロにするのか聞く
3.サイズの合っていない黒い外套について聞く
0.自由安価(できないことはできない)
582 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/12(月) 22:35:24.98 ID:xHA5e5QIo
2
583 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/12(月) 22:37:12.87 ID:0kNA4/wsO
3
584 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/12(月) 22:37:23.35 ID:bUYW66dDO
3
585 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/13(火) 01:43:15.35 ID:ow2bqnwu0
クロシュ「どうやって……デロデロにするの……?」
ロヴィア「簡単なこと。私自身が大きな白影スライムになって、この星を呑み込むの」
クロシュ「!?」モニャッ
リュアン「!?」
フメイ「!?」
聖女「ま、待ってください! そんなこと……可能なのですか……!?」
ロヴィア「ふふ……クロシュヴィアに教わった反映魔法の正しい使い方と、私自身の性質を組み合わせれば……不可能じゃないよ」
クロシュ「え、えと……でも、そしたら……ロヴィアちゃんは……?」
ロヴィア「?」
クロシュ「ロヴィアちゃんが……デロデロの……真ん中に、なるの……?」
ロヴィア「何……嫌なの? 別に……私にデロデロの主体となる器量まであるかはわかんないし……。ダメそうなら……クロシュヴィアにやってもらうし……」
クロシュ「んーん……。そうじゃ、なくて……。デロデロの、真ん中になると……ロヴィアちゃん……ずっと、一人ぼっち……かも……」
ロヴィア「……」
クロシュ「……一人ぼっちは……寂しいと、おもう……」
ロヴィア「……あなたも、ホロウと同じようなこと言うんだ」
クロシュ「ほえ……?」
ロヴィア「ふん。寂しくなんてなるはずない。だって全てが溶け合ったデロデロなら……全てと一緒にいるのと同じだもん」
黒い外套「」ギュッ
ロヴィア「………きっと……あの人とも……」
フメイ「……そのマント……大事なの?」
ロヴィア「えっ……?」
フメイ「ぶかぶかなのに、大切そうに着てるから」
ロヴィア「……なんでそんなこと……お前たちに教えなきゃいけないの」ジロ…
フメイ「!」
クロシュ「」モニャニャ
フメイ「……聞いただけ。別に……言いたくないなら、言わなくていいし……」
ロヴィア「……」
フメイ「………そんなに怒んなくたって、いいじゃん……」
ロヴィア「……ふん」
黒い外套「」バサッ
586 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/13(火) 01:43:58.18 ID:ow2bqnwu0
ロヴィア「……ある人から、もらったの。それだけ……」
クロシュ「……!」モニョ
フメイ「そうなんだ……」
ロヴィア「……これで満足?」
フメイ「え、あ、うん。ありがと……?」
ロヴィア「……」
クロシュ「………その人も……デロデロ、良いって……言ってた……?」
ロヴィア「!」
クロシュ「え、えと……。わたしも……デロデロ、良いって、おもう……。でも……みんなが……そういうわけじゃ、ないみたいだから……。もし……ロヴィアちゃんが、大好きな、人なら……」
ロヴィア「………うるさい」
クロシュ「ほえ……?」
ロヴィア「うるさい!! いつまで経っても私のことほっといて……全然迎えに来てくれないガイのことなんか……大嫌い!!!! もしデロデロが嫌だって言っても、デロデロにしてやるんだもん!!!!」
クロシュ「んわわ……!!」モニャニャ
ロヴィア「帰って!! 私は忙しいの、デロデロの準備を進めたいの!!! 帰らないならここであなたたちを先にデロデロにしてやるから!!!!」モニョニョニョ
白影スライム「」モニョッ
白影スライム「」モニョッ
白影スライム「」モニョッ
白影スライム「」モニョッ
フメイ「わああ!?」
リュアン「し、白い影のスライム!」
聖女「これは……大人しく帰った方が良さそうです……!」
クロシュ「んゅゅ……」
白影スライムたち「」モニョモニョ
クロシュ「……ロヴィアちゃん……。えっと……」
ロヴィア「なに……!?」
クロシュ「え、えと……。またね……」
ロヴィア「……」
クロシュ「ホロウちゃんのこと……。よろしくね……」
ロヴィア「………」
クロシュ「じゃあ……ばいばい……」
トコトコトコトコ…
◇
587 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/13(火) 01:44:59.14 ID:ow2bqnwu0
―デロデロ支部 屋内
ロヴィア「……」
モニョモニョ…
ホロウ『ロヴィア』モニョッ
ロヴィア「ホロウ……」
ホロウ『……クロシュたち、きてたの……?』
ロヴィア「……帰ったよ」
ホロウ『わたしも……おはなし、したかったかも……』
ロヴィア「……ごめん」
黒い外套「」ギュッ
ホロウ『………その、マント……』
ロヴィア「え……?」
ホロウ『なんか……ちょっと、むかつく……』
ロヴィア「えっそうなの……!? なんで!?」
ホロウ『………わかんない』
ロヴィア「ええ……」
ホロウ『………でも……ロヴィアにとっては……だいじなもの、なんだね……』
ロヴィア「……べつに。私のこと……いつまでもすっぽかしてる、スケコマシのだし……」
ホロウ『じゃあ……やっぱり、むかつくね……』
ロヴィア「………うん」
ロヴィア「ほんとに……むかつく……。ばか……」
*
588 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/13(火) 01:48:09.56 ID:ow2bqnwu0
―リテン・ヘイヴン郊外 三流マフィアのアジト
ドガッ バキッ ドギュウンッ!!
倒れたチンピラたち「」
札束「」バサッ
ヴィルト「おい、他にも隠しているだろう。全て出せ」
魔導拳銃「」チャキッ
チンピラA「ヒエッ……こ、こちらですぅ! こちらに金庫がありまァす!!」
ヴィルト「金庫?」
チンピラA「は、はい! この金庫に……」カチャカチャ
開け放たれる金庫「」パカッ
チンピラA「お前を殺す武器があるんだよォォォ!!!!」
魔導携行ミサイル「」ガシャコン!
ヴィルト「!」
チンピラB「そして隠れ潜んだ俺が挟み撃ちだ!」シュバッ!
高周波振動刃「」ヴン!
ヴィルト「チッ!」バッ
チンピラA「前門のミサイル、後門のブレード、打つ手はないぞクソガキァァァァ!!!!」ガシャコン!!!!
バシュゥゥゥッ!!!!
ガギィン!!!
チンピラA「ほげっ……」ドサッ
チンピラB「な、何が……」ドサッ
魔導携行ミサイル「」ゴトン
高周波振動刃「」カラン
「間一髪……というよりは、余計なお世話だったか」
灼鋼の盾「」ガシン
ヴィルト「……!? その盾は――」
ボサボサ金髪の壮年騎士「久しいな、青年よ。以前会ったのは二年ほど前だったか? 見違えたぞ」
ヴィルト「白鋼……いや、あの時俺たちを助けてくれた冒険者……!」
ボサボサ金髪の壮年騎士「ともあれ息災で何よりだ。彼女は元気にしているか?」
ヴィルト「………それは、その」
ボサボサ金髪の壮年騎士「……すまぬ。言いづらいことを聞いてしまったようだ」
ヴィルト「……いや。たぶん元気だ。少なくともあと10年くらいは元気でいるはず……」
ボサボサ金髪の壮年騎士「……? 妙な言い方をするな……まあ、元気であれば良かった」
ヴィルト「あなたは……なぜまたこの国に?」
ボサボサ金髪の壮年騎士「……近頃我が祖国に兵器が密輸されていてな。出所を探っていたところ、この国に辿り着いてしまった……というところだ」
ヴィルト「……なるほど」
ボサボサ金髪の壮年騎士→ローガン「そういえば名乗ったことがなかったな。私はローガン、今は冒険者ではなくユーシリアの特務騎士を務めている。以後よろしく頼もう、青年よ」
ヴィルト「……ヴィルト・エクセリアだ。こちらこそよろしく頼む、ローガン」
ローガン「うむ。しかしヴィルト君も、なぜまたこの国に?」
ヴィルト「……助けたい人がいるんだが、カネが必要で……へっくし! へっくし! へっくし!」
ローガン「む……風邪か?」
ヴィルト「……いや、体は丈夫な方のはずなんだが……」
ローガン「オノゴロでは、余所で噂を立てられるとくしゃみをするという言い伝えがあるそうだ。もしかしたらどこかで噂されているのかもしれんな」
ヴィルト「俺の噂を立てる奴がいるとも思えないが……」
◆
589 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/13(火) 01:49:55.78 ID:ow2bqnwu0
というわけで本日はここまで。次回、リテン・ヘイヴン滞在5日目編からとなります。お金は順調に集まっているようです、このまま行けば余裕かもしれません。慎重にやっていくのが良いでしょう
590 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/13(火) 04:05:41.38 ID:/Yzsv82wo
おつ
権利者に半分取られるとはいえ採掘も結構悪くないな、これがクロシュ1人分なら人数増やせば期待値も伸びそうだし
そしてやはり今回も仲間が来てくれたか
591 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/13(火) 19:58:42.93 ID:PK5Qn30d0
https://imgur.com/a/8RSws48
https://imgur.com/a/3XbYWuo
乙
ココロイシ姉妹とヴァイオレット姉妹貼ります。
592 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/17(土) 18:14:01.38 ID:G2CZ3u+x0
地権者への土地使用料として半分取られてしまうのは痛手ですが、実のところレーティア氏の口添えのおかげで半分で済んでいるとも言えます。レーティア氏は家出中の身ですが、お金を稼ぐことについてはやはり卓越した腕前を持っているのかもしれません
そして実はユーシリア帝国特務騎士のローガン氏が調査に来ているそうです。もしかしたら今後再会することもあるかもしれません。今回も頼りにすると良いかもしれません
単眼の種族の方を実際に見ると、初めての人はギョッとするかもしれません。なおオノゴロの妖怪などでは割と珍しくない形質でもあるようなので、オノゴロで一つ目の種族が怖がられたりすることはあまりありません
そしてバイオレット姉妹は恐らく和解後も喧嘩ばかりしていたと思われます。今はフラナ氏がデロデロになっていなくなってしまったので、フレメア氏は寂しがっている可能性があると言えるかもしれません
593 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/17(土) 18:14:36.95 ID:G2CZ3u+x0
―リテン・ヘイヴン 滞在5日目
◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:竜角の大槍 盾:ラティアの大盾 飾:
武: 防:ぬののふく 飾:くすんだ不死鳥の羽根
◇フメイ [バーニングハート]
武: 盾: 飾:
武: 防:火鼠の衣 飾:
◇妖精 [世話焼き妖精]
武: 盾: 飾:
武: 防:妖蝶のドレス 飾:
◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ 盾: 飾:守りのペンダント
武: 防:旅人のドレス 飾:
◇聖女 [運命変転修道女]
武:木の杖 盾: 飾:
武: 防:ロイエの修道服 飾:
◯所持アイテム
[道具] [装備品] [大事なもの]
運命賽の欠片*2 大きな巻き貝 冒険者証(ランク1)
運命賽*6 サボテンドラゴンの花 メルルの帽子
会心賽*3 魔導機関銃 暗黒優待券
反魂丹*1 旧世樹の杖 クロシュヴィア伝説
炎スライムの秘伝書 避難所のドアノブ
運命変転の魔導書 星の粉
古ドワーフ鍛冶指南書 オリシン王家の栞
日属性基礎 竜角の短剣
明石流剣術指南書 白金のペンダント
ヒヒイロカネ
ステライト鉱石
白金ステライト
◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う
◯個人目標
・世界樹の石炭 [6/8]
・武装製作経験 [6/6]
・僧侶を連れて帰る(聖女)
◯経験値
・クロシュ 近接[02/24] 魔法[05/12] 防御[05/09]
・フメイ 近接[05/06] 魔法[16/16] 防御[08/09] 炎[00/00]
・リュアン 近接[04/06] 魔法[00/12] 防御[04/06] 日[00/16]
・聖女 近接[01/06] 魔法[08/09] 防御[04/06] 運[03/??]
……………………………………………………………………………………
□リテン・ヘイヴン観光案内
一般街:宿屋、高級ホテル、市場、酒場、劇場、カジノ、浴場、娼館、
治療院、冒険者ギルド、他
暗黒街:闇市、闇酒場、裏カジノ、裏娼館、地下闘技場、路地裏、
マフィン本部、ロスチャイルドタワー、デロデロ支部、他
港湾:宿屋、食事処、農場、市場、魚河岸、倉庫街、港、灯台、他
監獄島:広場、宿舎、臨時診療所、坑道、港、他
……………………………………………………………………………………
□会える人
同行者:メアリー、クーちゃん、奴隷商人、レーティア
その他:ヴィルト、エインヘリアル、リラ、デガ、セーレフェリア、
ホロウ、ロヴィア、ベルナルド、プリ子
……………………………………………………………………………………
◆
↓1コンマ 聖女たちの内職 昨日の分
01-40 5万リテコイン
41-70 10万リテコイン
71-90 25万リテコイン
91-00 50万リテコイン
594 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/17(土) 18:20:30.32 ID:tBYc35QjO
あ
595 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/17(土) 20:40:07.52 ID:G2CZ3u+x0
☆聖女たちが内職をして5万リテコインを稼ぎました
―朝
冥土の館 客室
備え付け金庫に収められた札束の山「」デン
リュアン「かなりたまってきました……!」
聖女「昨日稼いだ分を足すと……630万リテコインです」
クーちゃん「おっほぉ〜!! 凄い、凄いわ!!」キャッキャ
妖精「残り日数は今日を含めてあと5日……まだ半分残ってる。このペースなら大丈夫そうだ。ただ……」
フメイ「ロヴィア、放っておくとまずいかも……」
クロシュ「うん……」
妖精「デロデロを実現する手段があるって言ってるんだっけ……」
フメイ「うん。本気で言ってるみたいだった」
妖精「どうしたものかなあ。できれば穏健に説得したいところだけど……」
メアリー「……」
クロシュ「メアリーさん……どうおもう……?」
メアリー「……正直に申し上げると、少し悩んでいます。彼女に協力すべきか否か」
リュアン「ええっ!」
フメイ「むー……クロシュを裏切るの?」
メアリー「そのようなつもりはございません。彼女に付けば、結果として導師クロシュから受けた恩を仇で返すことになる……という因果関係は把握しているつもりです。ですから……ええと、どう言えば良いのか……」
聖女「……本気でロヴィアさんに協力してデロデロを目指すつもりなら、わざわざ私たちにそのような気を遣う必要はないはずです。それでもメアリーさんは、正直に胸の内を明かしてくださったのですよね。ありがとうございます」
メアリー「……まだ、裏切らないと決めたわけではありません。勘違いなさらぬよう……」
フメイ「裏切らなそう」
リュアン「もし裏切るとしてもちゃんと事前に言ってくれそうです」
メアリー「私を何だと思っているのですか……」
クロシュ「んへへ……」
妖精「まあ……日頃の行いだね」
クーちゃん「あなたたちの関係、よくわかってないんだけどちょっと複雑みたいね……。まあ、考え方なんて人それぞれあって当然よ! 大事なのは信義ってやつよ、信義!!」
クロシュ「しんぎ!」
妖精「元詐欺師が言うと説得力あるねぇ」
596 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/17(土) 20:40:59.97 ID:G2CZ3u+x0
*
奴隷商人「もうすぐ3分の2だな! 日数もまだ半分残ってるぜ! だが禁物は油断だぞ」
フメイ「そういえば、期限って伸ばしてもらえるの?」
奴隷商人「現時点で630万稼いでるから、返済能力の証明には十分だ。言えば5日くらいは伸ばしてもらえると思うぜ。ただ、手数料は取られるかもしれねえが……」
リュアン「手数料……どれくらいですか?」
奴隷商人「マフィン闇金の利子は基本10日で2割だ。それに準じる可能性が高いぜ」
妖精「つまり200万の上乗せか……。それで5日伸ばせるなら選択肢の一つとしてはアリかもね」
クーちゃん「……私が言うのも何だけど、金銭感覚がおかしくなって来てるわよ」
妖精「はっ……! た、確かに……気を付けないと」
◯冒険者ギルドで仕事を探す
利点:比較的安全。失敗時のリスクも低い
欠点:高額な依頼を見つけるのが難しい
◯マフィアの仕事を請ける
利点:高額報酬を期待できる
欠点:犯罪や抗争に巻き込まれるリスクがある
特記:支払い期限延長の交渉もできる
◯闘技場に参戦する
利点:上位まで上がれば高額報酬を期待できる
欠点:下位ランクは報酬が安い
特記:現在のランクは〈上位〉
見込み報酬は100万リテコイン
あと〈2回〉勝つとタイトル戦の挑戦権を得られる
◯監獄島で一攫千金
利点:自力で凪鉄を掘り当てれば一攫千金を狙える
欠点:既知の鉱脈は既に有力者らが独占している
特記:全員で行くなら10万リテコイン必要
クロシュ一人で行くならタダ
偉い人のパワーがあればタダで船に乗れるかも
◯ホロウとロヴィアの行方
現在はリテン・ヘイヴン郊外のデロデロ支部にいる模様。
ロヴィアは世界のデロデロ化を企んでいるらしい。
実際にできるかは不明だが放っておくと危険かもしれない。
◯魔蜘蛛から救出した幼女
不死鳥の炎で身体的には回復したが心に重大な傷を負っており、
日常生活はおろかベッドから起き上がることも難しい状況。
お見舞いに行ったり、身元を探してあげたりすると良いかも。
精神治療の手伝いをすることで報酬をもらえる可能性もある。
●現在の目標
・クーちゃんの違約金を支払う [630/1000万]
リテン・ヘイヴン滞在5日目。滞在10日目が弁済期限です
↓1〜5 自由安価 何をする?
597 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/17(土) 20:41:37.66 ID:9T3SX3rf0
ギルドで街のチンピラ退治の依頼を受ける
598 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/17(土) 20:43:30.11 ID:Qrmy9LS+0
治療院で幼女の心の治療を行う
599 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/17(土) 20:44:11.63 ID:vPPxrZwMO
幼女の身元探し
600 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/17(土) 20:44:43.45 ID:qiHUuZWEo
ロスチャイルドパワーでタダで全員で監獄島に向かい数の力で一攫千金を狙う
601 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/17(土) 20:44:57.40 ID:fN3Wr7VZO
魔蜘蛛から救出した幼女の身元を探す
602 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/17(土) 20:45:01.23 ID:sxl1XqXaO
うっふーんスライムよーんお金恵んでーしてみる
603 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/17(土) 20:45:57.34 ID:l24EvHpYO
地下闘技場に参加する
604 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/17(土) 21:31:46.01 ID:G2CZ3u+x0
>599と
>>601
が実質的に同じ内容のため、範囲は1つずれて
>>602
までとなりました
……………………………………………………………………………………
―リテン・ヘイヴン郊外 無法者のアジト
ヒュオオオオ――
妖精「あれが討伐対象のアジト?」
エインヘリアル「そのようですね〜」
フメイ「焼けば良いの?」
エインヘリアル「中に何があるかわかりませんので、火気は最小限にお願いしますねえ。最悪、爆発物に引火して何もかもが吹き飛んでしまうかもしれません」
フメイ「めんどう……」
エインヘリアル「まあそう仰らずに! お約束通り、報酬金は全額あなた方に差し上げますから」
妖精「……私たちは嬉しいけど、エインヘリアルはそれで良いの? 酒代くらい求めても良いと思うけど」
エインヘリアル「ま〜私の真の目的はヒトやモノの流通調査みたいなもんですから〜。万が一手に負えない危険物が出てきた時の為に頼れる味方が欲しかっただけなんですよねえ」
クロシュ「わたしたち……頼れる!?」
エインヘリアル「頼れますよ! ご自覚なさってくださいねえ」
妖精「まあクロシュたちもけっこう力を取り戻して来たよね、実際。お腹はまだすぐ減るけど……」
クロシュ「うん」
エインヘリアル「本当に頼りにしてますよぉ。それじゃ慎重に参りましょうか」
↓1コンマ アジトの中身
01-10 ???
11-50 武装チンピラ
51-90 三下チンピラ
91-00 ???
605 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/17(土) 21:38:41.56 ID:2zTYJujWo
さて
606 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/17(土) 22:07:55.34 ID:G2CZ3u+x0
ドガッ! バゴン! ボムギ! ドッギャァァァァン!!
黒焦げチンピラたち「」プスプス…
フメイ「おわり」
エインヘリアル「ふむふむ……」
メモ「」カキカキ
妖精「何を調査してるの?」
エインヘリアル「船の中で起きた事件……ケンブツ子爵のことを覚えていますか? それに関係することです」
クロシュ「ほえ?」
妖精「……武器の密輸だっけ?」
エインヘリアル「はい。ここ最近怪しい動きが加速しているんですよね。どうやら取引先はケンブツだけではなかったようで」
妖精「世の中は白影スライムで大変だってのに、そんな中でさらに混乱を引き起こそうとしてる奴がいるのか……」
エインヘリアル「こんな世の中だからこそ、かもしれませんよ。動乱は策謀を隠すのにうってつけですから」
妖精「それもそうだ。はあ……まあその辺のことは治安組織とかあなたみたいな大魔女帝国のエージェントに任せとけばいいか」
エインヘリアル「うふふ、バレちゃってましたか」
妖精「半信半疑だった。まあ当たってたみたいだけど」
エインヘリアル「あなた方に隠す意味もあまりありませんでしたから、丁度良かったかもです」
妖精「それで……このアジトはどうだった? ハズレ?」
エインヘリアル「半分アタリ、半分ハズレですねぇ。例えばこいつらが使っていたこの武器……これは恐らく、例のガイスト・シュヴァルシュタイン製のものです」
改造魔導拳銃「」ポン
エインヘリアル「でも今やこの改造魔導拳銃は大量に出回っていて、その流通元を特定するのは困難なんですね。手がかりではありますが、凡百の手がかりの一つでしかない……とも言えるわけです」
妖精「なるほど……いろいろ大変なんだなあ」
エインヘリアル「妖精さんたちも、有力な情報や手がかりを見つけたら是非私にお知らせくださいねえ!」
クロシュ「ん!」
フメイ「ん」
妖精「わかったよ」
☆三下チンピラをやっつけて報酬金10万リテコインを得ました
↓1コンマ 掘り出し物
01-40 特になし
41-70 普通のもの(+10万)
71-90 高価なもの(+20万)
91-00 マナバッテリー
607 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/17(土) 22:09:03.69 ID:9T3SX3rf0
あ
608 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/17(土) 22:44:03.04 ID:G2CZ3u+x0
☆さらに金目のものを奪って換金し10万リテコインを得ました
☆今現在のお金は [650万] です
◇
―リテン・ヘイヴン治療院
眠る幼女「……」zzz
医者「それじゃ頼めるかい?」
クロシュ「うん」
医者「頼んだよ」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョモニョ
◆
609 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/17(土) 22:46:25.64 ID:G2CZ3u+x0
―幼女の夢
深い闇「」オオオオオオ―
蜘蛛の巣に覆われた屋敷「」
動き回る小さな蜘蛛「」シャカシャカ
バックン!!
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ モグモグ
クロシュ(……前に、食べたけど……また、蜘蛛の巣がたくさん……)
クロシュ(食べても、食べても……出てきちゃうのかも……)
蜘蛛の巣に捕らえられた幼女「……」グッタリ
クロシュ「!」
クロシュ(女の子……捕まってる……。それと……)
蜘蛛の糸でぐるぐるにされた何か「」グルグル
蜘蛛の糸でぐるぐるにされた何か「」グルグル
蜘蛛の糸でぐるぐるにされた何か「」グルグル
クロシュ(なにかが……ぐるぐるにされてる……)
クロシュ(………心の……住人かも……)
クロシュ(……あの、女の子の心を……まもろうとして……。蜘蛛に、ぐるぐるに、されちゃったのかも……)
*
スライムクロシュ「〜〜〜」モニョモニョモニョ モグモグモグ
地面に降ろされた幼女「……」グッタリ
地面に降ろされた糸で巻かれていたインテリ男「」
地面に降ろされた糸で巻かれていた大柄な男「」
地面に降ろされた糸で巻かれていた帽子の男「」
クロシュ(地面におろして……蜘蛛の糸、食べたけど……。みんな、起きない……)
クロシュ(つんつんしてみよ)
ツンツン
インテリ男「ハッ!?」ガバッ
大柄な男「ウオッ!?」ガバッ
帽子の男「」
スライムクロシュ「〜〜!」モニョニョ
クロシュ(頭の良さそうな人と……大きい人、起きた……!)
クロシュ(帽子の人……起きない……)
クロシュ(……でも、この頭の良さそうな人と、大きい人……どこかで、見たこと、あるような……)
クロシュ(だれだっけ)
インテリ男「こ、ここは……はっお嬢様!?」
大柄な男「お嬢ッ!! テメッこのスライム野郎!! 俺たちスパイダーファミリーをギタギタにぶち壊しやがって――はっ!?」
インテリ男「う、ぐうっ……!!? 違う……我々はスパイダーファミリーなどではありません……!! 我々は……我々は……っ!!」ガクガク
大柄な男「うおおおお!!?!? 助けてくれボス!! 俺たちは……俺たちは、何ファミリーなんだあああ!!?!?」ガクガク
クロシュ「んわわわ……!! え、えと……えと……!」アタフタ
どうしよう!
↓1選択
1.真のファミリー名を当てる(自由記述。間違えると行動終了)
2.運命賽を使う(残り6)
0.自由安価(できないことはできない)
610 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/17(土) 22:53:02.57 ID:qiHUuZWEo
2
611 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/17(土) 22:53:14.90 ID:Qrmy9LS+0
1マフィンファミリー
612 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 00:37:59.81 ID:HTl8jGxA0
石の賽「」コロン――
クロシュ「!」ピコン!
クロシュ(この人たち……マフィアの、人たち……!)
クロシュ(だから……ファミリーは……)
クロシュ「マフィンファミリー!!」モニョッ!
大柄構成員「ハッ!!」
インテリ構成員「そうです……我々は、マフィンファミリー……!」
大柄構成員「マフィンファミリー!! 俺たちはマフィンファミリーだ!!」
幼女「……まふぃん……ふぁみりー……?」
インテリ構成員「お嬢様!!」ダッ
大柄構成員「お嬢ッ! ご無事ですかい!?」ダダッ
幼女「うん……」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
帽子の男「……ダセェところを見せたな。スライムの嬢ちゃん」スクッ
スライムクロシュ「!」モニョッ
帽子の男「現実の俺に会ったら、一発ぶん殴ってやってくれよ。自分の娘一人守れねえ無様なクソオヤジが、ってよ」
スライムクロシュ「〜〜!」モニャニャ
帽子の男「頼んだぜ。………ありがとな」
◆
613 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 00:38:29.47 ID:HTl8jGxA0
―治療院
スライムクロシュ「!」モニョッ
医者「おお、君も目覚めたか!」
スライムクロシュ「〜〜!」モニョニョ
医者「ああ、私が説明するよりも実際に見た方が早い!」
幼女「あ……! 黒い……スライムさん!」
スライムクロシュ「!」モニョニョッ
幼女「助けて……くれたんだよね? ありがとう……。この前はごめんね……怖がったりして……」
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョニョ
幼女「わたし……思い出しました。自分のことも……自分の、家のことも……」
医者「本当かね!」
幼女「わたし……リコッタ・マフィンです。マフィンファミリーの……」
医者「!!?!?!??!?」
☆幼女の治療に成功しました
☆幼女の身元が判明しました
◆
614 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 00:39:13.59 ID:HTl8jGxA0
―マフィン本部 応接室
クロシュ「」キョロキョロ
フメイ「お〜……豪華……」キョロキョロ
リュアン(ま、まさか……あの子がマフィンファミリーの子だったなんて……!)
クーちゃん(そんなことってある!?)
聖女(運命とは、本当に不可思議です……)
控えるインテリ構成員「……」
控える大柄構成員「……」
幼女→リコッタ・マフィン「……」ペコリ
帽子の男→ドン・マフィン「……まずは、礼を言わせてもらう。リコッタを……娘を救出してくれて、感謝する」ペコリ
クロシュ「ん!」
フメイ「どういたしまして」
妖精「まあ……民間人を助けるのは冒険者の義務みたいなもんだしね。礼には及ばない……と言いたいところなんだけど……」
ドン・マフィン「話は聞いている。そちらの……クーというお嬢さんのことだな」
妖精「うん。法外な違約金をあなたたちのファミリーにふっかけられて困ってるんだよ。だから取り下げてくれない?」
ドン・マフィン「わかった、取り下げよう」
妖精「……あれ? そんなにあっさり?」
ドン・マフィン「……不服なら、慰謝料を支払う用意もある」
妖精「あ、いやそうじゃなくて。血も涙もないマフィアだって聞いてたから、それはそれこれはこれとして違約金はキッチリ回収しようとするものだと……」
ドン・マフィン「………元々、俺たちは人攫いによって仕立てられた奴隷の買い付けは主義に反するとして行っていなかった。そのクーというお嬢さんを買い付けたのは、俺の監督不行き届きによる不手際だ」
クーちゃん「えええっそうなの!? ……ですか!?」
ドン・マフィン「ああ」
フメイ「ボスなのに、言うこと聞かせられないの?」
ドン・マフィン「……」
リュアン「ちょ、ちょっとフメイちゃん! 相手はマフィアのボスなんだよ……!? もうちょっと言葉を……」
ドン・マフィン「……いや。そちらの黒髪の嬢ちゃんの言う通りだ。ここ最近、我がファミリーは急速に統制が効かなくなってきている」
聖女「そうなのですか……?」
ババッ
土下座インテリ構成員「私が確認を怠ったがゆえの不手際です!! ボスに落ち度はありません!!」ドゲザッ
土下座大柄構成員「そ、そうです!! 俺たちもボスからの通達だって言われて、間抜けにも信じちまって……!! 本当にすいませんでしたッ!!!」
ドン・マフィン「お前たちの処分は一旦保留とする。まずはファミリーを建て直さねばならねえ……何が起きているのか調べろ」
土下座インテリ構成員「仰せの通りに!」シュバッ
土下座大柄構成員「怪しい奴は全員ブチのめして来ます!!」シュバッ
クロシュ「わあ……」
リュアン「土下座しながら凄い勢いで飛び出していきました……」
ドン・マフィン「……チッ。無様なところを見せた。何より無様なのは……リコッタのことで憔悴して周りが見えなくなった挙げ句ファミリーを崩壊させかけている俺自身だ」
クロシュ「……」
ドン・マフィン「今回の件は本当にすまなかった。慰謝料はひとまず1000万リテコインで良いか?」
妖精「いや……慰謝料はいらないよ。今後私たちに何もしないでくれるなら、それでいい」
ドン・マフィン「そうか。なら困ったことがあればいつでも来い。力を貸そう」
妖精「今困ってるのはあなたたちの方なんじゃないの?」
ドン・マフィン「ハッ、その通りだ。いつでも来いと言ったが、しばらくは来ない方が良い。血なまぐさい抗争に巻き込まれたくなければな」
リュアン「〜〜…」ゾゾゾ
615 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 00:39:43.92 ID:HTl8jGxA0
クロシュ「リコッタちゃん……」
リコッタ・マフィン「……今回のこと……本当にありがとう、クロシュさん……。それと……ごめんなさい……。うちのファミリーが、大変なご迷惑を……」
クロシュ「んーん。終わったから、だいじょうぶ! リコッタちゃんは……だいじょうぶ……?」
リコッタ・マフィン「うん、大丈夫……! パパも言ってたけど……しばらく、ここや支部には近づかないでね。危ないかもしれないから……」
クロシュ「………わたし、できること、ある……?」
リコッタ・マフィン「えっ!? えっと……ううん、クロシュさんはすごく大切な恩人なんだから、危ないことに巻き込むわけにはいかないよ」
クロシュ「そうなんだ……」
リコッタ・マフィン「でも……ありがとう。クロシュさんは、本当に優しいスライムさんなんだね……」
クロシュ「んへへ……」
クロシュ「……あ!」
フメイ「どうしたの?」
クロシュ「えっと……。リコッタちゃんの、夢の中で……。ボスさんに……現実の、ボスさん……殴れって……言われた……」
リュアン「ええっ!?」
リコッタ・マフィン「そ、そうなの!?」
ドン・マフィン「フッ……ハッハッハ! いいだろう、俺もこのままじゃ気が済まねえと思っていたんだ。一発ぶん殴れ」ズイッ
クロシュ「いい……?」
ドン・マフィン「おう。思いっきりやれ」チョイチョイ
クロシュ「ん……!」モニョモニョ
モニョモニョ…ポン!
スライムクロシュ「〜〜〜」モニョニョニョ―ググググ―
ベチン!!!!
☆幼女リコッタ・マフィンの身元を特定し、家に帰しました
☆クーちゃんの違約金が帳消しになりました
☆マフィンファミリーの内乱を知りました
☆マフィンファミリーとのコネクションを得ました
◆
616 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 00:47:21.14 ID:HTl8jGxA0
本日はここまで
クーちゃんの違約金が解消され、リテン・ヘイヴンにおける大目標を達成したクロシュ一行。
大きな安堵と、余ってしまったお金の使い道にワクワクしながら帰路を行くあかちゃんスライムたちだが――しかし罪の街に蠢く意志たちは、未だ底知れず。
善意、悪意、狂気、祈り。それぞれが、それぞれの終点を目指して――加速を始める。
それでは本日もありがとうございました。実はまだリテン・ヘイヴン編完!とはなりません。次回をお楽しみに
617 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/18(日) 02:49:10.21 ID:b3nRhXGCo
おつ
まさか違約金問題が一発で解決するとは…やっぱり人助けは大事だな…しかも割と真っ当なギャングだった
ローガンさんが訪れた件もあるし後半戦あるよねぇ
618 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/18(日) 08:56:39.22 ID:io0CBopu0
乙
メルル氏が今やってそうな状況貼ります。
https://imgur.com/a/rimbQF9
619 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/18(日) 15:51:55.70 ID:DOEimffoo
マフィンは割りと平和な組織か
リテンヘイブン実はそんな悪徳の街ではない?
620 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 17:42:11.76 ID:HTl8jGxA0
これはマフィンファミリーと直接交渉して違約金を解消してもらうという隠しルートとも言えます。実はマフィンファミリーの仕事を請け負ったりした場合にも、その内情に踏み込む選択肢が浮上する仕掛けがあったりしました
そして大魔女帝国のエージェントやユーシリア帝国の特務騎士が探っている件は、同じまたは非常に近い案件である可能性があります。クロシュたちもそのようなきな臭い事案に巻き込まれる可能性があるかもしれません
メルル氏が今何をしているのかは定かではありませんが、人知れず白影スライムをかいくぐりながらトレジャーハンティングにいそしんでいる可能性は実際高そうと言えます。妹らには、こんな時くらい安全に暮らしていて欲しいのに……と心配されている可能性も高いかもしれません
マフィンファミリーは現在のボスに代替わりしてから方針転換し、黒い稼業から真っ当な稼業への移行を徐々に進めていたようです。しかし先日ボスの一人娘であるリコッタ・マフィン氏が行方不明となり、それに伴ってファミリーに付け入る隙が生まれてしまったのかもしれません
リテン・ヘイヴンは悪徳の街ですが、実のところ無法地帯というわけではないようです。仁も義もない組織には誰も付いてこない――とドン・マフィンは考えているようです。なおロスチャイルドがどのような方針かは今のところ闇に包まれています
621 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 17:42:41.29 ID:HTl8jGxA0
―監獄島 港
カモメ「クゥー、クゥー」
カニ「」チョキチョキ
妖精「クーの件は片付いたけど、レーティアが手配してくれた監獄島行きの船をドタキャンするわけにもいかなかったからみんなで監獄島に来た……」
クーちゃん「良いじゃない! せっかくの一攫千金チャンス、違約金なんかよりもっと楽しい使い道はいっぱいあるわ!」
クロシュ「うん!」
フメイ「……なんかこの島……ちょっと息苦しい」
妖精「凪属性の力場によって魔法が使えないんだってさ。だから私もちょっと息苦しさを感じる……」
リュアン「……ほ、本当だ。魔法が使えません」プスン…
聖女「何かあっても回復魔法も使えないので死亡事故が多いそうですね……。私たちも気をつけましょう……」
*
せっかく来たので探索もできる
↓1選択
1.広場
2.建物
3.鉱山
4.港
0.自由安価(ありそうなスポット。存在し得ない場所は再安価)
622 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/18(日) 18:00:35.94 ID:r8y/pjkCO
1
623 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 21:05:00.84 ID:HTl8jGxA0
―監獄島 広場
ジャカジャカジャンジャン♪
ベルナルド「〜〜♪」
リュアン「わ……。綺麗な歌……」
聖女「吟遊詩人の方でしょうか? なぜ監獄島に……」
クロシュ「えと……ベルナルドさん……観光、なんだって……」
フメイ「へえー、観光なんだ」
クーちゃん「監獄島に観光……? 絶対マトモな奴じゃない……関わらない方が良いわ」
妖精「同感かも……。あれ、たぶん悪魔だ」
クロシュ「そうなの?」
妖精「うん」
クロシュ「ベルちゃんの……なかま?」
妖精「分類的にはそうだけど、悪魔は基本的に悪魔同士で連帯しないから、ベルトーネの仲間といえるかは微妙」
クロシュ「そうなんだ」
聖女「悪魔って……悪魔族のことですか?」
妖精「ううん。悪魔族は一部の悪魔に似てるからって謂れなき迫害を受けたこの世界の種族の一つ。悪魔は……なんなんだろう……。まあこの世界の住人でないのは確かだ。基本的に悪い奴らだよ」
クロシュ「わるいの……!? ベルちゃんも……!?」
妖精「ベルトーネも……まあたぶん悪い奴だよ。あの時は契約に縛られてて悪さができなかっただけじゃないかなあ」
聖女「契約……。伝承の通り、悪魔は契約を行うのですか?」
妖精「うん。悪魔と契約すると大抵の契約者はひどいことになるけど、契約内容次第では悪魔を上手く縛れたりもするから、ベルトーネと契約した過去の術師はなかなかのやり手だったのかも」
ベルナルド「どうかな? ベルは悪魔としてはかなり甘いところがあるからね。案外、大真面目にサビ残を頑張ってただけかもしれないよ」ヌッ
624 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 21:07:36.26 ID:HTl8jGxA0
妖精「うわっ!」コテッ
ベルナルド「こんにちは。また会ったね、クロシュ」
クロシュ「あ、うん。こんにちは」
ベルナルド「そしてクロシュのお仲間の皆さんは初めまして。吟遊詩人のベルナルド・バイロンだよ。よろしく」
リュアン「よ、よろしくお願いします」
聖女「よろしくお願いします」
クーちゃん「よ、よろしく……」
妖精「……どうして悪魔がこんなところで吟遊詩人ごっこなんかしてるの?」
ベルナルド「悪魔が吟遊詩人として観光しちゃいけないかな?」
妖精「そりゃいけないでしょ」
ベルナルド「手厳しいなあ」
妖精「あなたたち、契約してないとこの世に居座れないんだよね? つまりあなたは今も誰かを騙して契約していて、その誰かを食い物に嘲笑ってるわけでしょ?」
ベルナルド「それは風評被害だ。全ての悪魔が契約者をいいように騙しているわけではないよ。それに一度この世に顕れることができた悪魔は、契約が切れても死んだり自ら退去したりしない限りその世界に居座り続けられる。僕もその手合さ」
妖精「ふん、どうだか……。悪魔は嘘つきでずる賢い奴らだもん、無条件に信じることはできない」
ベルナルド「過去によほどひどい悪魔に騙された経験でもあるのかな……。まあでも現時点で君が普通に生きているってことは、致命的な契約を結んだ経験があるとかではなさそうだ」
妖精「当然でしょ。悪魔と契約なんて死んでもゴメンだよ」
ベルナルド「まあ僕たち悪魔としても、妖精類との契約は難しさの割に旨味がないからね。僕たちの方から妖精の君に契約を持ちかけることは今後もないと思う、安心していいよ」
フメイ「妖精はまずいんだ」
ベルナルド「ああ。ちなみにスライム類も同じくらいまずい」
クロシュ「そうなんだ……」
お話できる
↓1〜2選択 話すこと
1.お金がいらなくなったことを自慢する
2.楽器と歌について
3.ウミダンゴムシについて
4.デロデロについて
5.監獄島について
0.自由安価(できないことはできない)
↓3 合法採掘!
01-10 崩落だ! 怪我をして明日の終わりまで満腹度-2
11-30 凪鉄(低質) +10万
31-50 凪鉄(中質) +20万
51-70 凪鉄(高質) +40万
71-90 凪鉄(特上) +80万
91-00 凪スライムの欠片 +150万
↓4 みんなで採掘するのでもう一回判定できる
01-10 崩落だ! 怪我をして明日の終わりまで満腹度-2
11-30 凪鉄(低質) +10万
31-50 凪鉄(中質) +20万
51-70 凪鉄(高質) +40万
71-90 凪鉄(特上) +80万
91-00 凪スライムの欠片 +150万
625 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/18(日) 21:08:46.56 ID:io0CBopu0
0この国に他に面白そうな人いない?
626 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/18(日) 21:09:53.16 ID:J6PJGxv9O
5
627 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/18(日) 21:13:39.08 ID:TvTCFXboO
おこづかいゲット
628 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/18(日) 21:16:12.60 ID:1j9VClCbO
ま
629 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 22:52:48.35 ID:HTl8jGxA0
聖女「ベルナルドさんはどうして監獄島に……? 観光と仰いましたが……観光するところはあるのでしょうか?」
ベルナルド「もちろん。僕がどういう存在なのか、よく考えてごらん」
聖女「……ええと。つまり……悪魔であるベルナルドさんにとって……この監獄島は、とても美味しい場所である……と?」
ベルナルド「そう。��ヒトの不幸は蜜の味�≠ニ言うだろう? この島は、そんな極上の蜜に溢れているということだね」
リュアン「……」ゾゾゾ
妖精「ほらこれだ。悪魔なんてのはロクな連中じゃないんだよ、わかった?」
クロシュ「う、うん」
フメイ「ベルナルド、性根ってやつが曲がってる……」
ベルナルド「フフ、最高の褒め言葉だ。性根が真っ直ぐの悪魔なんてベルくらいだよ」
フメイ「むむ……。じゃあ、コモノ! 自分で不幸にするわけでもなくて……ただ不幸な人を見るだけで美味しくなるのは、なんか、コモノっぽい!」
ベルナルド「コモノか! フフフ、いいね。僕みたいな三下にはピッタリだ。これから小物悪魔を名乗ろうかな」
フメイ「むむむ……! 本当に不幸が好きなら、自分で全部焼き払ってみんなを不幸にする、みたいな熱さがないとだめだと思う!」
リュアン「いやそれはもっとだめだよフメイちゃん!」
ベルナルド「残念ながら僕は小物だからね。例えばウミダンゴムシも、食べる為の藻類を自分で植えたりはしないだろう? ただそこに生えている藻類をモソモソ食べるだけ。僕も同じさ」
クロシュ「!」
ベルナルド「僕も、ただそこにある不幸を食べるだけ……それで十分なんだよ。だってこの世界には、もう既に食べきれないくらい大量の不幸が淀んでいるんだ。わざわざ自分から作りに行く必要がない。フフ、三下の小物にも生きやすい良い世の中さ」
聖女「よ、よくわかりました……。悪魔の方は、不思議な生態をしていらっしゃるのですね……」
妖精「まあ……自分から積極的に悪事を働いたりしないんなら、好きにすれば良いんじゃないの……」
ベルナルド「悪魔嫌いの妖精さんのお墨付きも得られたことだし、これからも大手を振って不幸の蜜を啜ることにするよ」
*
クーちゃん「ねえ、悪魔ってけっこういるものなの?」
ベルナルド「いや、けっこういないよ。ヒトみたいにポコポコ繁殖したりもしないしね」
聖女「そうなのですか……。じゃあ例えば、この国にベルナルドさん以外の悪魔の方がいたりとかは……?」
ベルナルド「それはタダでは教えてあげられないな。今までの話は些事や一般常識の範疇だったからタダで答えられたけれど、同業の情報ともなれば別だ。下手に他の悪魔の顰蹙を買えば後で村八分にされてしまうかもしれないしね」
聖女「なるほど……それを知りたければ契約、ということですね」
ベルナルド「そういうこと。君はダメだけどね」
聖女「えっ?」
ベルナルド「こちらとしても踏み倒されるのはゴメンだからさ」
聖女「ええっ!? 私ってそんな悪い人に見えますか!?」
ベルナルド「僕にとってはね」
☆ベルナルドのスタンスを知りました
◇
630 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 22:53:15.87 ID:HTl8jGxA0
―監獄島 坑道
ガンッ… ギンッ… ゴッ…
ツルハシを振るう囚人たち「えっほ……えっほ……」フラフラ
リュアン「私たち……場違いではないでしょうか……?」
妖精「場違いだと思う……」
リュアン「ですよね……」
クーちゃん「場違いでもなんでも一攫千金のチャンスに変わりないわ! やるわよ!」グッ
ツルハシ「」シャキン!
クロシュ「ん!」
ツルハシ「」シャキン!
フメイ「む〜……爆発させられたら一気にたくさん掘れそうなのに……」
ツルハシ「」シャキン!
聖女「せっかくの機会ですから、がんばりましょう!」
ツルハシ「」シャキン!
*
ガンガンガンガンガンガンガンガンッ!!
ゴゴ…
妖精「……ん!? ちょっと止まって!!」
クロシュ「ほえ……?」
クーちゃん「はあ、はあ……な、何かあったの?」
妖精「微かに音が……はっ!!? みんな、急いでここから――」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!
ドゴオオオオオオオッ!!!!!
リュアン「わあああああ!?!!?」
フメイ「んわあああああ!?!?!?」
聖女「わあああああああ!!!??!?」
ドッギャァァァァン!!!!
*
▽崩落に巻き込まれて怪我をしてしまいました……
明日の終わりまで、満腹度-2の不利効果を受けます
☆高質凪鉄鉱石を掘り出し、80万リテコインに換金されました
ロスチャイルド商会にショバ代として50%が徴収され、40万リテコインが手元に残りました
☆今現在のお金は [690万] です
◇
631 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 22:53:42.18 ID:HTl8jGxA0
―夕方
リテン・ヘイヴン市街
スライムクロシュ「〜〜…」モニャニャ…
フメイ「ひどい目にあった……」ヨタヨタ
リュアン「ごめんね……。クロシュちゃんとフメイちゃんがみんなを押し出してくれたから……」
聖女「お陰で、私たちは生き埋めにならずに済みました……。本当にありがとうございます」
妖精「監獄島でも不死鳥の炎が使えて良かったよ……。クロシュとフメイもすぐに怪我を治すことができて」
クーちゃん「……回復魔法が使えない監獄島で自力で怪我を治せるなんて……インチキに磨きがかかったじゃない、クロシュ」
スライムクロシュ「〜〜…♪」モニョニョ
妖精「でも前よりずっとお腹の容量が減っちゃってるんだよ。不死鳥の炎も前より負担が大きいみたいだし、これをアテにして無茶したりとかは絶対にだめなんだから」
スライムクロシュ「〜〜…」モニャニャ
聖女「今日と明日は危ないことはせず安静に過ごしましょう……。幸い違約金問題はもう解決していますし、お金もたくさんあるわけですから」
スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ
妖精「……ん? あそっか、ヴィルトにも伝えないとね。クーの違約金は解決したからもう大丈夫だってこと」
クーちゃん「……だ、大丈夫なのかしら……。私なんかの為に非合法な稼ぎに手を出したりしてなきゃ良いけど……」
リュアン「居場所がわかればすぐにお知らせできるんですけど、それもわからないんですよね……。心配です……」
「――スライム?」
スライムクロシュ「!?」モニャッ
妖精(しまった! 今はスライムがみんなデロデロに溶けてるから、スライムの姿でウロウロしてると目立っちゃうんだ!!)
スライムクロシュ(んわわわ……!!)モニャニャニャ
↓1コンマ
01-05 CEO
06-25 冒険者
26-50 好事家
51-65 金髪大剣少女
66-80 金髪Yシャツ少女
81-95 大剣少女+Yシャツ少女
96-00 創業者
632 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/18(日) 22:56:08.99 ID:b3nRhXGCo
おや
633 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/19(月) 00:14:29.40 ID:ypMmEJzK0
長い金髪を無造作に伸ばした幼女「……キミは……クロシュヴィア?」ズイッ
スライムクロシュ「!!」モニョニョッ
長い金髪を無造作に伸ばした幼女「……違う。魔力の波長は少し似ているけれど……。光も、音も……クロシュヴィアとは異なる色彩……。キミは……誰?」
妖精「ちょっと待って、あなたこそ誰!? どうしてクロシュヴィアを……知っているの!?」
長い金髪を無造作に伸ばした幼女「……失礼。まずはこちらから名乗らないとね……」
スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ
長い金髪を無造作に伸ばした幼女→ローゼスフィア「私は……ローゼスフィア・ロスト……ううん……ローゼスフィア・ロスチャイルド……」
妖精「……えっ!?」
クーちゃん「ローゼスフィア……ロスチャイルド!!?!?」
フメイ「誰? またロスチャイルド?」
リュアン「ロスチャイルドの……一番最初の人だよ、フメイちゃん……!」
ローゼスフィア「キミの名前……教えて」
モニョモニョモニョ…ポン!
クロシュ「わたし……クロシュ。スライム……」
ローゼスフィア「クロシュ……。そうなんだ……キミが、デロデロの……」
クロシュ「ほえ……?」
ローゼスフィア「……ありがとう」
クロシュ「?」
ローゼスフィア「キミのお陰で……最後のピースが嵌まったんだ」
クロシュ「そうなの?」
ローゼスフィア「うん」
クロシュ「そうなんだ」
ローゼスフィア「……何か、欲しいものはある? 買ってあげる……。私が自由に使える、個人資産の範囲内で、だけど……」
クロシュ「ほえ……!?」
妖精「いやいやいや! 意味がわからないよ! なんで急にそんなことになるの!?」
ローゼスフィア「……? 恩を受けた相手に、お返しをするのは……変……?」
妖精「一体なんの恩を受けたっていうの! クロシュとは初対面のはずだよ!」
ローゼスフィア「うん……。でも……デロデロは、大きな気付きを私にくれたから……」
クロシュ「そうなの?」
ローゼスフィア「うん……。だから……キミとは……世界を救う前に、一度会ってみたかった」
クロシュ「わあ……!」
妖精「せ、世界を救う……!?」
ローゼスフィア「欲しいものがないなら……行動や、サービスでもいい。何でも言ってごらん……」
クロシュ「!」モニョニョ
お話できる
↓1〜3選択
1.お金がいらなくなったことを自慢する
2.ロスチャイルドについて(ソフィアとフェルメールの件も含む)
3.クロシュヴィアとデロデロについて
4.世界を救うことについて
0.自由安価(できないことはできない)
634 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/19(月) 00:17:25.79 ID:pIJ5Lp6Fo
4
635 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/19(月) 00:19:20.48 ID:ZlJDY+vvO
3
636 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/19(月) 00:20:51.84 ID:CNbQT1TwO
0
世界を救う前にロスチャイルドの悪評どうにかした方がええんとちゃいます?
637 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/19(月) 02:13:15.25 ID:ypMmEJzK0
クロシュ「ローゼスフィアちゃんは……クロシュヴィアちゃんのこと、知ってるの?」
ローゼスフィア「うん。クロシュヴィアとは……旧い、友達……」
クロシュ「わあ……! わたしも……クロシュヴィアちゃんと、ともだち……!」
ローゼスフィア「そうなんだね……」
クロシュ「うん!」
ローゼスフィア「もしキミが……私たちと同じ時代に生まれていたら……。私たちと共に、終幕の一つを名乗っていたかもしれないね……」
クロシュ「……?」
妖精「……それってもしかして……ナントカエンドを名乗ってる厄介な奴らのこと?」
ローゼスフィア「うん」
クロシュ「じゃあ……わたし……クロシュエンド?」
妖精「それじゃクロシュが終わっちゃうみたいじゃない! もっと別のにしなよ!」
クロシュ「んわわ……。えと……でも、終わりって……ちょっと、さびしい感じだから……。むずかしいかも……」
ローゼスフィア「……それなら……『ネヴァーエンド』はどう……?」
クロシュ「ねばーえんど?」
妖精「それ、極北とかぶっちゃわない?」
ローゼスフィア「かぶっちゃいけない、なんてルールはない……。それに……ネヴァーエンドは、決して終わらないっていう意味だから……。終わりを望まないなら、悪くない名前だと思う……」
クロシュ「そうかも……」
妖精「いやいややめとこうよ、あそこは永遠の魔王の領域でもあるしなんか縁起が悪いよ」
クロシュ「そ、そうかも……」
ローゼスフィア「もし名乗りたくなったら、使っていい……。ネヴァーエンドの席は、空けておいてあげる……」
クロシュ「ん……!」
638 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/19(月) 02:14:07.68 ID:ypMmEJzK0
ローゼスフィア「……クロシュは……自らの意思で、デロデロを見出したの……?」
クロシュ「ほえ……? えと……お絵かき……してて……。わたしの……ぱわーが、デロデロで……」モニョモニョ
ローゼスフィア「……なるほど……。クロシュヴィアも……良い後輩を、持ったね……」
クロシュ「んへへ……。ローゼスフィアちゃんは……デロデロ、どうおもう……?」
ローゼスフィア「とても良いと思う……。消沈して風に溶けちゃったクロシュヴィアが、息を吹き返したのにも納得できる……。ただ……」
クロシュ「……」
ローゼスフィア「実現可能性は……限りなくゼロに近いと、言わざるを得ない……」
クロシュ「!」モニャッ
ローゼスフィア「星脈を乗っ取って、白影スライムを放つという試みも、悪くない……。クロシュヴィアは、恐らく彼女自身が引き出せる限界に限りなく近い最高のパフォーマンスと、最良の行動を選択している……。でも……それでもきっと、届かない……。何らかのブレイクスルーが起こらない限り……クロシュヴィアの夢は、潰える……」
クロシュ「!!」モニャニャ
妖精「そ、そうなの!? でも……実際に世の中は白影スライムで溢れて、大混乱に陥っていて……!」
ローゼスフィア「……これだけの大掛かりな仕掛けを維持するのに……どれだけのコストがかかっていると思う……?」
クロシュ「!!!」モニャニャニャ
妖精「ま、まさか……」
ローゼスフィア「……星の力という膨大なリソースがあっても……それをどう配分して、どう使うかを計算し続けるのは……クロシュヴィア自身……。恐らく……今この瞬間にも、クロシュヴィアにはその強烈な負荷がかかっているはず……。不死鳥の炎で、命は無理矢理繋ぎ止められても……痛みや苦しみが消えるわけじゃない……。だから……この白影スライム騒ぎは、長くは続かない……」
クロシュ「〜〜!!!!」モニャニャニャニャ
妖精「それって……このままだと、クロシュヴィアが自滅するってこと……!?」
ローゼスフィア「そう……」
妖精「……」
ローゼスフィア「……だから。私が……そうなる前に、世界を救う」
クロシュ「!!」
妖精「それは……どういうこと!?」
ローゼスフィア「……詳細は、話せない。でも、安心して……。世界も……クロシュヴィアも……私が、救う……」
クロシュ「……」
ローゼスフィア「……きっと……全ての、悲劇を……無くして、みせる……」
639 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/19(月) 02:15:59.28 ID:ypMmEJzK0
フメイ「………ねえ。その前に、ロスチャイルドのこと、どうにかした方が良いんじゃないの」
ローゼスフィア「……ロスチャイルドのこと……?」
フメイ「うん。なんか、いっぱい悪さして迷惑かけてるんだって」
ローゼスフィア「ああ……。その件なら……一応、把握している……」
妖精「一応……」
ローゼスフィア「……結論から言うと……私には、どうにもできない」
妖精「ええっ!? 創業者なのに!?」
ローゼスフィア「今の私は……ロスチャイルド家にとっては、隠居したお飾り名誉職のようなもの……。自分の管轄外では、何の権限を持たない穀潰しでしかない……」
妖精「いやそこは諦めないで……」
ローゼスフィア「……大丈夫。世界を救うことができれば……その問題も、解決する」
フメイ「そうなの?」
ローゼスフィア「うん」
クロシュ「そうなんだ」
妖精「……肝心の世界の救い方は言えないんでしょ? それじゃ信用できないよ」
ローゼスフィア「……実際に世界を救う時まで、待ってもらう他ない……」
「おばあさま〜! どこに行ったの〜!」トタトタ
ローゼスフィア「……呼ばれてるみたい」スッ
クロシュ「……」
ローゼスフィア「……先ほども言ったけれど……もし何かあれば、ロスチャイルドタワーに来て……。話は通しておく……」
クロシュ「!」
ローゼスフィア「それじゃあ……また……。本当に、来て良いからね……」スタスタ…
クロシュ「う、うん!」
フメイ「行っちゃった」
クーちゃん「……す、すごいわ。ロスチャイルドの始祖であり創業者とのコネクションだなんて……クロシュ、あなた一体どれだけ私の想像を越えていけば気が済むのよ!!?」
クロシュ「そ、そうなの?」
クーちゃん「そうなの!!」
リュアン「でも本当にすごいことだよ……! マフィンファミリーのボスさんにも気に入られちゃったのにも驚いたけど、まさかロスチャイルドの創業者さんにも気に入られちゃうなんて!」
聖女「……しかし、世界を救うという言葉が気になります。一体どのような手段で世界を救うつもりなのでしょう……」
妖精「うーん……なんかまたロクでもないやり方な気がするなあ……。はあ、ロヴィアのことも考えなきゃいけないのに……」
☆ローゼスフィア・ロスチャイルドとのコネクションを得ました
◆
640 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/19(月) 02:17:07.51 ID:ypMmEJzK0
本日はここまで。次回、滞在6日目編です。お楽しみに
641 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/19(月) 02:54:38.40 ID:pIJ5Lp6Fo
乙
またエンドがろくでもないこと考えてる
642 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/19(月) 09:16:38.89 ID:vOc1J8RcO
クロシュ・ネヴァーエンド響きはかっこいい
643 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/19(月) 16:27:56.84 ID:gzKCtnGCo
おつ
召喚に応えて来るような悪魔は大抵ろくでもない…確かに
ベルちゃんはコッチで運命(娯楽)に出会って変わったから実際例外
604.17 KB
Speed:6.7
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
新着レスを表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
スポンサードリンク
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2026/05/10 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)