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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part9
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602 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/17(土) 20:45:01.23 ID:sxl1XqXaO
うっふーんスライムよーんお金恵んでーしてみる
603 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/17(土) 20:45:57.34 ID:l24EvHpYO
地下闘技場に参加する
604 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/17(土) 21:31:46.01 ID:G2CZ3u+x0
>599と
>>601
が実質的に同じ内容のため、範囲は1つずれて
>>602
までとなりました
……………………………………………………………………………………
―リテン・ヘイヴン郊外 無法者のアジト
ヒュオオオオ――
妖精「あれが討伐対象のアジト?」
エインヘリアル「そのようですね〜」
フメイ「焼けば良いの?」
エインヘリアル「中に何があるかわかりませんので、火気は最小限にお願いしますねえ。最悪、爆発物に引火して何もかもが吹き飛んでしまうかもしれません」
フメイ「めんどう……」
エインヘリアル「まあそう仰らずに! お約束通り、報酬金は全額あなた方に差し上げますから」
妖精「……私たちは嬉しいけど、エインヘリアルはそれで良いの? 酒代くらい求めても良いと思うけど」
エインヘリアル「ま〜私の真の目的はヒトやモノの流通調査みたいなもんですから〜。万が一手に負えない危険物が出てきた時の為に頼れる味方が欲しかっただけなんですよねえ」
クロシュ「わたしたち……頼れる!?」
エインヘリアル「頼れますよ! ご自覚なさってくださいねえ」
妖精「まあクロシュたちもけっこう力を取り戻して来たよね、実際。お腹はまだすぐ減るけど……」
クロシュ「うん」
エインヘリアル「本当に頼りにしてますよぉ。それじゃ慎重に参りましょうか」
↓1コンマ アジトの中身
01-10 ???
11-50 武装チンピラ
51-90 三下チンピラ
91-00 ???
605 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/17(土) 21:38:41.56 ID:2zTYJujWo
さて
606 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/17(土) 22:07:55.34 ID:G2CZ3u+x0
ドガッ! バゴン! ボムギ! ドッギャァァァァン!!
黒焦げチンピラたち「」プスプス…
フメイ「おわり」
エインヘリアル「ふむふむ……」
メモ「」カキカキ
妖精「何を調査してるの?」
エインヘリアル「船の中で起きた事件……ケンブツ子爵のことを覚えていますか? それに関係することです」
クロシュ「ほえ?」
妖精「……武器の密輸だっけ?」
エインヘリアル「はい。ここ最近怪しい動きが加速しているんですよね。どうやら取引先はケンブツだけではなかったようで」
妖精「世の中は白影スライムで大変だってのに、そんな中でさらに混乱を引き起こそうとしてる奴がいるのか……」
エインヘリアル「こんな世の中だからこそ、かもしれませんよ。動乱は策謀を隠すのにうってつけですから」
妖精「それもそうだ。はあ……まあその辺のことは治安組織とかあなたみたいな大魔女帝国のエージェントに任せとけばいいか」
エインヘリアル「うふふ、バレちゃってましたか」
妖精「半信半疑だった。まあ当たってたみたいだけど」
エインヘリアル「あなた方に隠す意味もあまりありませんでしたから、丁度良かったかもです」
妖精「それで……このアジトはどうだった? ハズレ?」
エインヘリアル「半分アタリ、半分ハズレですねぇ。例えばこいつらが使っていたこの武器……これは恐らく、例のガイスト・シュヴァルシュタイン製のものです」
改造魔導拳銃「」ポン
エインヘリアル「でも今やこの改造魔導拳銃は大量に出回っていて、その流通元を特定するのは困難なんですね。手がかりではありますが、凡百の手がかりの一つでしかない……とも言えるわけです」
妖精「なるほど……いろいろ大変なんだなあ」
エインヘリアル「妖精さんたちも、有力な情報や手がかりを見つけたら是非私にお知らせくださいねえ!」
クロシュ「ん!」
フメイ「ん」
妖精「わかったよ」
☆三下チンピラをやっつけて報酬金10万リテコインを得ました
↓1コンマ 掘り出し物
01-40 特になし
41-70 普通のもの(+10万)
71-90 高価なもの(+20万)
91-00 マナバッテリー
607 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/17(土) 22:09:03.69 ID:9T3SX3rf0
あ
608 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/17(土) 22:44:03.04 ID:G2CZ3u+x0
☆さらに金目のものを奪って換金し10万リテコインを得ました
☆今現在のお金は [650万] です
◇
―リテン・ヘイヴン治療院
眠る幼女「……」zzz
医者「それじゃ頼めるかい?」
クロシュ「うん」
医者「頼んだよ」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョモニョ
◆
609 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/17(土) 22:46:25.64 ID:G2CZ3u+x0
―幼女の夢
深い闇「」オオオオオオ―
蜘蛛の巣に覆われた屋敷「」
動き回る小さな蜘蛛「」シャカシャカ
バックン!!
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ モグモグ
クロシュ(……前に、食べたけど……また、蜘蛛の巣がたくさん……)
クロシュ(食べても、食べても……出てきちゃうのかも……)
蜘蛛の巣に捕らえられた幼女「……」グッタリ
クロシュ「!」
クロシュ(女の子……捕まってる……。それと……)
蜘蛛の糸でぐるぐるにされた何か「」グルグル
蜘蛛の糸でぐるぐるにされた何か「」グルグル
蜘蛛の糸でぐるぐるにされた何か「」グルグル
クロシュ(なにかが……ぐるぐるにされてる……)
クロシュ(………心の……住人かも……)
クロシュ(……あの、女の子の心を……まもろうとして……。蜘蛛に、ぐるぐるに、されちゃったのかも……)
*
スライムクロシュ「〜〜〜」モニョモニョモニョ モグモグモグ
地面に降ろされた幼女「……」グッタリ
地面に降ろされた糸で巻かれていたインテリ男「」
地面に降ろされた糸で巻かれていた大柄な男「」
地面に降ろされた糸で巻かれていた帽子の男「」
クロシュ(地面におろして……蜘蛛の糸、食べたけど……。みんな、起きない……)
クロシュ(つんつんしてみよ)
ツンツン
インテリ男「ハッ!?」ガバッ
大柄な男「ウオッ!?」ガバッ
帽子の男「」
スライムクロシュ「〜〜!」モニョニョ
クロシュ(頭の良さそうな人と……大きい人、起きた……!)
クロシュ(帽子の人……起きない……)
クロシュ(……でも、この頭の良さそうな人と、大きい人……どこかで、見たこと、あるような……)
クロシュ(だれだっけ)
インテリ男「こ、ここは……はっお嬢様!?」
大柄な男「お嬢ッ!! テメッこのスライム野郎!! 俺たちスパイダーファミリーをギタギタにぶち壊しやがって――はっ!?」
インテリ男「う、ぐうっ……!!? 違う……我々はスパイダーファミリーなどではありません……!! 我々は……我々は……っ!!」ガクガク
大柄な男「うおおおお!!?!? 助けてくれボス!! 俺たちは……俺たちは、何ファミリーなんだあああ!!?!?」ガクガク
クロシュ「んわわわ……!! え、えと……えと……!」アタフタ
どうしよう!
↓1選択
1.真のファミリー名を当てる(自由記述。間違えると行動終了)
2.運命賽を使う(残り6)
0.自由安価(できないことはできない)
610 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/17(土) 22:53:02.57 ID:qiHUuZWEo
2
611 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/17(土) 22:53:14.90 ID:Qrmy9LS+0
1マフィンファミリー
612 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 00:37:59.81 ID:HTl8jGxA0
石の賽「」コロン――
クロシュ「!」ピコン!
クロシュ(この人たち……マフィアの、人たち……!)
クロシュ(だから……ファミリーは……)
クロシュ「マフィンファミリー!!」モニョッ!
大柄構成員「ハッ!!」
インテリ構成員「そうです……我々は、マフィンファミリー……!」
大柄構成員「マフィンファミリー!! 俺たちはマフィンファミリーだ!!」
幼女「……まふぃん……ふぁみりー……?」
インテリ構成員「お嬢様!!」ダッ
大柄構成員「お嬢ッ! ご無事ですかい!?」ダダッ
幼女「うん……」
スライムクロシュ「〜〜」モニョモニョ
帽子の男「……ダセェところを見せたな。スライムの嬢ちゃん」スクッ
スライムクロシュ「!」モニョッ
帽子の男「現実の俺に会ったら、一発ぶん殴ってやってくれよ。自分の娘一人守れねえ無様なクソオヤジが、ってよ」
スライムクロシュ「〜〜!」モニャニャ
帽子の男「頼んだぜ。………ありがとな」
◆
613 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 00:38:29.47 ID:HTl8jGxA0
―治療院
スライムクロシュ「!」モニョッ
医者「おお、君も目覚めたか!」
スライムクロシュ「〜〜!」モニョニョ
医者「ああ、私が説明するよりも実際に見た方が早い!」
幼女「あ……! 黒い……スライムさん!」
スライムクロシュ「!」モニョニョッ
幼女「助けて……くれたんだよね? ありがとう……。この前はごめんね……怖がったりして……」
スライムクロシュ「〜〜♪」モニョニョ
幼女「わたし……思い出しました。自分のことも……自分の、家のことも……」
医者「本当かね!」
幼女「わたし……リコッタ・マフィンです。マフィンファミリーの……」
医者「!!?!?!??!?」
☆幼女の治療に成功しました
☆幼女の身元が判明しました
◆
614 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 00:39:13.59 ID:HTl8jGxA0
―マフィン本部 応接室
クロシュ「」キョロキョロ
フメイ「お〜……豪華……」キョロキョロ
リュアン(ま、まさか……あの子がマフィンファミリーの子だったなんて……!)
クーちゃん(そんなことってある!?)
聖女(運命とは、本当に不可思議です……)
控えるインテリ構成員「……」
控える大柄構成員「……」
幼女→リコッタ・マフィン「……」ペコリ
帽子の男→ドン・マフィン「……まずは、礼を言わせてもらう。リコッタを……娘を救出してくれて、感謝する」ペコリ
クロシュ「ん!」
フメイ「どういたしまして」
妖精「まあ……民間人を助けるのは冒険者の義務みたいなもんだしね。礼には及ばない……と言いたいところなんだけど……」
ドン・マフィン「話は聞いている。そちらの……クーというお嬢さんのことだな」
妖精「うん。法外な違約金をあなたたちのファミリーにふっかけられて困ってるんだよ。だから取り下げてくれない?」
ドン・マフィン「わかった、取り下げよう」
妖精「……あれ? そんなにあっさり?」
ドン・マフィン「……不服なら、慰謝料を支払う用意もある」
妖精「あ、いやそうじゃなくて。血も涙もないマフィアだって聞いてたから、それはそれこれはこれとして違約金はキッチリ回収しようとするものだと……」
ドン・マフィン「………元々、俺たちは人攫いによって仕立てられた奴隷の買い付けは主義に反するとして行っていなかった。そのクーというお嬢さんを買い付けたのは、俺の監督不行き届きによる不手際だ」
クーちゃん「えええっそうなの!? ……ですか!?」
ドン・マフィン「ああ」
フメイ「ボスなのに、言うこと聞かせられないの?」
ドン・マフィン「……」
リュアン「ちょ、ちょっとフメイちゃん! 相手はマフィアのボスなんだよ……!? もうちょっと言葉を……」
ドン・マフィン「……いや。そちらの黒髪の嬢ちゃんの言う通りだ。ここ最近、我がファミリーは急速に統制が効かなくなってきている」
聖女「そうなのですか……?」
ババッ
土下座インテリ構成員「私が確認を怠ったがゆえの不手際です!! ボスに落ち度はありません!!」ドゲザッ
土下座大柄構成員「そ、そうです!! 俺たちもボスからの通達だって言われて、間抜けにも信じちまって……!! 本当にすいませんでしたッ!!!」
ドン・マフィン「お前たちの処分は一旦保留とする。まずはファミリーを建て直さねばならねえ……何が起きているのか調べろ」
土下座インテリ構成員「仰せの通りに!」シュバッ
土下座大柄構成員「怪しい奴は全員ブチのめして来ます!!」シュバッ
クロシュ「わあ……」
リュアン「土下座しながら凄い勢いで飛び出していきました……」
ドン・マフィン「……チッ。無様なところを見せた。何より無様なのは……リコッタのことで憔悴して周りが見えなくなった挙げ句ファミリーを崩壊させかけている俺自身だ」
クロシュ「……」
ドン・マフィン「今回の件は本当にすまなかった。慰謝料はひとまず1000万リテコインで良いか?」
妖精「いや……慰謝料はいらないよ。今後私たちに何もしないでくれるなら、それでいい」
ドン・マフィン「そうか。なら困ったことがあればいつでも来い。力を貸そう」
妖精「今困ってるのはあなたたちの方なんじゃないの?」
ドン・マフィン「ハッ、その通りだ。いつでも来いと言ったが、しばらくは来ない方が良い。血なまぐさい抗争に巻き込まれたくなければな」
リュアン「〜〜…」ゾゾゾ
615 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 00:39:43.92 ID:HTl8jGxA0
クロシュ「リコッタちゃん……」
リコッタ・マフィン「……今回のこと……本当にありがとう、クロシュさん……。それと……ごめんなさい……。うちのファミリーが、大変なご迷惑を……」
クロシュ「んーん。終わったから、だいじょうぶ! リコッタちゃんは……だいじょうぶ……?」
リコッタ・マフィン「うん、大丈夫……! パパも言ってたけど……しばらく、ここや支部には近づかないでね。危ないかもしれないから……」
クロシュ「………わたし、できること、ある……?」
リコッタ・マフィン「えっ!? えっと……ううん、クロシュさんはすごく大切な恩人なんだから、危ないことに巻き込むわけにはいかないよ」
クロシュ「そうなんだ……」
リコッタ・マフィン「でも……ありがとう。クロシュさんは、本当に優しいスライムさんなんだね……」
クロシュ「んへへ……」
クロシュ「……あ!」
フメイ「どうしたの?」
クロシュ「えっと……。リコッタちゃんの、夢の中で……。ボスさんに……現実の、ボスさん……殴れって……言われた……」
リュアン「ええっ!?」
リコッタ・マフィン「そ、そうなの!?」
ドン・マフィン「フッ……ハッハッハ! いいだろう、俺もこのままじゃ気が済まねえと思っていたんだ。一発ぶん殴れ」ズイッ
クロシュ「いい……?」
ドン・マフィン「おう。思いっきりやれ」チョイチョイ
クロシュ「ん……!」モニョモニョ
モニョモニョ…ポン!
スライムクロシュ「〜〜〜」モニョニョニョ―ググググ―
ベチン!!!!
☆幼女リコッタ・マフィンの身元を特定し、家に帰しました
☆クーちゃんの違約金が帳消しになりました
☆マフィンファミリーの内乱を知りました
☆マフィンファミリーとのコネクションを得ました
◆
616 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 00:47:21.14 ID:HTl8jGxA0
本日はここまで
クーちゃんの違約金が解消され、リテン・ヘイヴンにおける大目標を達成したクロシュ一行。
大きな安堵と、余ってしまったお金の使い道にワクワクしながら帰路を行くあかちゃんスライムたちだが――しかし罪の街に蠢く意志たちは、未だ底知れず。
善意、悪意、狂気、祈り。それぞれが、それぞれの終点を目指して――加速を始める。
それでは本日もありがとうございました。実はまだリテン・ヘイヴン編完!とはなりません。次回をお楽しみに
617 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/18(日) 02:49:10.21 ID:b3nRhXGCo
おつ
まさか違約金問題が一発で解決するとは…やっぱり人助けは大事だな…しかも割と真っ当なギャングだった
ローガンさんが訪れた件もあるし後半戦あるよねぇ
618 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/18(日) 08:56:39.22 ID:io0CBopu0
乙
メルル氏が今やってそうな状況貼ります。
https://imgur.com/a/rimbQF9
619 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/18(日) 15:51:55.70 ID:DOEimffoo
マフィンは割りと平和な組織か
リテンヘイブン実はそんな悪徳の街ではない?
620 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 17:42:11.76 ID:HTl8jGxA0
これはマフィンファミリーと直接交渉して違約金を解消してもらうという隠しルートとも言えます。実はマフィンファミリーの仕事を請け負ったりした場合にも、その内情に踏み込む選択肢が浮上する仕掛けがあったりしました
そして大魔女帝国のエージェントやユーシリア帝国の特務騎士が探っている件は、同じまたは非常に近い案件である可能性があります。クロシュたちもそのようなきな臭い事案に巻き込まれる可能性があるかもしれません
メルル氏が今何をしているのかは定かではありませんが、人知れず白影スライムをかいくぐりながらトレジャーハンティングにいそしんでいる可能性は実際高そうと言えます。妹らには、こんな時くらい安全に暮らしていて欲しいのに……と心配されている可能性も高いかもしれません
マフィンファミリーは現在のボスに代替わりしてから方針転換し、黒い稼業から真っ当な稼業への移行を徐々に進めていたようです。しかし先日ボスの一人娘であるリコッタ・マフィン氏が行方不明となり、それに伴ってファミリーに付け入る隙が生まれてしまったのかもしれません
リテン・ヘイヴンは悪徳の街ですが、実のところ無法地帯というわけではないようです。仁も義もない組織には誰も付いてこない――とドン・マフィンは考えているようです。なおロスチャイルドがどのような方針かは今のところ闇に包まれています
621 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 17:42:41.29 ID:HTl8jGxA0
―監獄島 港
カモメ「クゥー、クゥー」
カニ「」チョキチョキ
妖精「クーの件は片付いたけど、レーティアが手配してくれた監獄島行きの船をドタキャンするわけにもいかなかったからみんなで監獄島に来た……」
クーちゃん「良いじゃない! せっかくの一攫千金チャンス、違約金なんかよりもっと楽しい使い道はいっぱいあるわ!」
クロシュ「うん!」
フメイ「……なんかこの島……ちょっと息苦しい」
妖精「凪属性の力場によって魔法が使えないんだってさ。だから私もちょっと息苦しさを感じる……」
リュアン「……ほ、本当だ。魔法が使えません」プスン…
聖女「何かあっても回復魔法も使えないので死亡事故が多いそうですね……。私たちも気をつけましょう……」
*
せっかく来たので探索もできる
↓1選択
1.広場
2.建物
3.鉱山
4.港
0.自由安価(ありそうなスポット。存在し得ない場所は再安価)
622 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/18(日) 18:00:35.94 ID:r8y/pjkCO
1
623 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 21:05:00.84 ID:HTl8jGxA0
―監獄島 広場
ジャカジャカジャンジャン♪
ベルナルド「〜〜♪」
リュアン「わ……。綺麗な歌……」
聖女「吟遊詩人の方でしょうか? なぜ監獄島に……」
クロシュ「えと……ベルナルドさん……観光、なんだって……」
フメイ「へえー、観光なんだ」
クーちゃん「監獄島に観光……? 絶対マトモな奴じゃない……関わらない方が良いわ」
妖精「同感かも……。あれ、たぶん悪魔だ」
クロシュ「そうなの?」
妖精「うん」
クロシュ「ベルちゃんの……なかま?」
妖精「分類的にはそうだけど、悪魔は基本的に悪魔同士で連帯しないから、ベルトーネの仲間といえるかは微妙」
クロシュ「そうなんだ」
聖女「悪魔って……悪魔族のことですか?」
妖精「ううん。悪魔族は一部の悪魔に似てるからって謂れなき迫害を受けたこの世界の種族の一つ。悪魔は……なんなんだろう……。まあこの世界の住人でないのは確かだ。基本的に悪い奴らだよ」
クロシュ「わるいの……!? ベルちゃんも……!?」
妖精「ベルトーネも……まあたぶん悪い奴だよ。あの時は契約に縛られてて悪さができなかっただけじゃないかなあ」
聖女「契約……。伝承の通り、悪魔は契約を行うのですか?」
妖精「うん。悪魔と契約すると大抵の契約者はひどいことになるけど、契約内容次第では悪魔を上手く縛れたりもするから、ベルトーネと契約した過去の術師はなかなかのやり手だったのかも」
ベルナルド「どうかな? ベルは悪魔としてはかなり甘いところがあるからね。案外、大真面目にサビ残を頑張ってただけかもしれないよ」ヌッ
624 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 21:07:36.26 ID:HTl8jGxA0
妖精「うわっ!」コテッ
ベルナルド「こんにちは。また会ったね、クロシュ」
クロシュ「あ、うん。こんにちは」
ベルナルド「そしてクロシュのお仲間の皆さんは初めまして。吟遊詩人のベルナルド・バイロンだよ。よろしく」
リュアン「よ、よろしくお願いします」
聖女「よろしくお願いします」
クーちゃん「よ、よろしく……」
妖精「……どうして悪魔がこんなところで吟遊詩人ごっこなんかしてるの?」
ベルナルド「悪魔が吟遊詩人として観光しちゃいけないかな?」
妖精「そりゃいけないでしょ」
ベルナルド「手厳しいなあ」
妖精「あなたたち、契約してないとこの世に居座れないんだよね? つまりあなたは今も誰かを騙して契約していて、その誰かを食い物に嘲笑ってるわけでしょ?」
ベルナルド「それは風評被害だ。全ての悪魔が契約者をいいように騙しているわけではないよ。それに一度この世に顕れることができた悪魔は、契約が切れても死んだり自ら退去したりしない限りその世界に居座り続けられる。僕もその手合さ」
妖精「ふん、どうだか……。悪魔は嘘つきでずる賢い奴らだもん、無条件に信じることはできない」
ベルナルド「過去によほどひどい悪魔に騙された経験でもあるのかな……。まあでも現時点で君が普通に生きているってことは、致命的な契約を結んだ経験があるとかではなさそうだ」
妖精「当然でしょ。悪魔と契約なんて死んでもゴメンだよ」
ベルナルド「まあ僕たち悪魔としても、妖精類との契約は難しさの割に旨味がないからね。僕たちの方から妖精の君に契約を持ちかけることは今後もないと思う、安心していいよ」
フメイ「妖精はまずいんだ」
ベルナルド「ああ。ちなみにスライム類も同じくらいまずい」
クロシュ「そうなんだ……」
お話できる
↓1〜2選択 話すこと
1.お金がいらなくなったことを自慢する
2.楽器と歌について
3.ウミダンゴムシについて
4.デロデロについて
5.監獄島について
0.自由安価(できないことはできない)
↓3 合法採掘!
01-10 崩落だ! 怪我をして明日の終わりまで満腹度-2
11-30 凪鉄(低質) +10万
31-50 凪鉄(中質) +20万
51-70 凪鉄(高質) +40万
71-90 凪鉄(特上) +80万
91-00 凪スライムの欠片 +150万
↓4 みんなで採掘するのでもう一回判定できる
01-10 崩落だ! 怪我をして明日の終わりまで満腹度-2
11-30 凪鉄(低質) +10万
31-50 凪鉄(中質) +20万
51-70 凪鉄(高質) +40万
71-90 凪鉄(特上) +80万
91-00 凪スライムの欠片 +150万
625 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/18(日) 21:08:46.56 ID:io0CBopu0
0この国に他に面白そうな人いない?
626 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/18(日) 21:09:53.16 ID:J6PJGxv9O
5
627 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/18(日) 21:13:39.08 ID:TvTCFXboO
おこづかいゲット
628 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/18(日) 21:16:12.60 ID:1j9VClCbO
ま
629 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 22:52:48.35 ID:HTl8jGxA0
聖女「ベルナルドさんはどうして監獄島に……? 観光と仰いましたが……観光するところはあるのでしょうか?」
ベルナルド「もちろん。僕がどういう存在なのか、よく考えてごらん」
聖女「……ええと。つまり……悪魔であるベルナルドさんにとって……この監獄島は、とても美味しい場所である……と?」
ベルナルド「そう。��ヒトの不幸は蜜の味�≠ニ言うだろう? この島は、そんな極上の蜜に溢れているということだね」
リュアン「……」ゾゾゾ
妖精「ほらこれだ。悪魔なんてのはロクな連中じゃないんだよ、わかった?」
クロシュ「う、うん」
フメイ「ベルナルド、性根ってやつが曲がってる……」
ベルナルド「フフ、最高の褒め言葉だ。性根が真っ直ぐの悪魔なんてベルくらいだよ」
フメイ「むむ……。じゃあ、コモノ! 自分で不幸にするわけでもなくて……ただ不幸な人を見るだけで美味しくなるのは、なんか、コモノっぽい!」
ベルナルド「コモノか! フフフ、いいね。僕みたいな三下にはピッタリだ。これから小物悪魔を名乗ろうかな」
フメイ「むむむ……! 本当に不幸が好きなら、自分で全部焼き払ってみんなを不幸にする、みたいな熱さがないとだめだと思う!」
リュアン「いやそれはもっとだめだよフメイちゃん!」
ベルナルド「残念ながら僕は小物だからね。例えばウミダンゴムシも、食べる為の藻類を自分で植えたりはしないだろう? ただそこに生えている藻類をモソモソ食べるだけ。僕も同じさ」
クロシュ「!」
ベルナルド「僕も、ただそこにある不幸を食べるだけ……それで十分なんだよ。だってこの世界には、もう既に食べきれないくらい大量の不幸が淀んでいるんだ。わざわざ自分から作りに行く必要がない。フフ、三下の小物にも生きやすい良い世の中さ」
聖女「よ、よくわかりました……。悪魔の方は、不思議な生態をしていらっしゃるのですね……」
妖精「まあ……自分から積極的に悪事を働いたりしないんなら、好きにすれば良いんじゃないの……」
ベルナルド「悪魔嫌いの妖精さんのお墨付きも得られたことだし、これからも大手を振って不幸の蜜を啜ることにするよ」
*
クーちゃん「ねえ、悪魔ってけっこういるものなの?」
ベルナルド「いや、けっこういないよ。ヒトみたいにポコポコ繁殖したりもしないしね」
聖女「そうなのですか……。じゃあ例えば、この国にベルナルドさん以外の悪魔の方がいたりとかは……?」
ベルナルド「それはタダでは教えてあげられないな。今までの話は些事や一般常識の範疇だったからタダで答えられたけれど、同業の情報ともなれば別だ。下手に他の悪魔の顰蹙を買えば後で村八分にされてしまうかもしれないしね」
聖女「なるほど……それを知りたければ契約、ということですね」
ベルナルド「そういうこと。君はダメだけどね」
聖女「えっ?」
ベルナルド「こちらとしても踏み倒されるのはゴメンだからさ」
聖女「ええっ!? 私ってそんな悪い人に見えますか!?」
ベルナルド「僕にとってはね」
☆ベルナルドのスタンスを知りました
◇
630 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 22:53:15.87 ID:HTl8jGxA0
―監獄島 坑道
ガンッ… ギンッ… ゴッ…
ツルハシを振るう囚人たち「えっほ……えっほ……」フラフラ
リュアン「私たち……場違いではないでしょうか……?」
妖精「場違いだと思う……」
リュアン「ですよね……」
クーちゃん「場違いでもなんでも一攫千金のチャンスに変わりないわ! やるわよ!」グッ
ツルハシ「」シャキン!
クロシュ「ん!」
ツルハシ「」シャキン!
フメイ「む〜……爆発させられたら一気にたくさん掘れそうなのに……」
ツルハシ「」シャキン!
聖女「せっかくの機会ですから、がんばりましょう!」
ツルハシ「」シャキン!
*
ガンガンガンガンガンガンガンガンッ!!
ゴゴ…
妖精「……ん!? ちょっと止まって!!」
クロシュ「ほえ……?」
クーちゃん「はあ、はあ……な、何かあったの?」
妖精「微かに音が……はっ!!? みんな、急いでここから――」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!
ドゴオオオオオオオッ!!!!!
リュアン「わあああああ!?!!?」
フメイ「んわあああああ!?!?!?」
聖女「わあああああああ!!!??!?」
ドッギャァァァァン!!!!
*
▽崩落に巻き込まれて怪我をしてしまいました……
明日の終わりまで、満腹度-2の不利効果を受けます
☆高質凪鉄鉱石を掘り出し、80万リテコインに換金されました
ロスチャイルド商会にショバ代として50%が徴収され、40万リテコインが手元に残りました
☆今現在のお金は [690万] です
◇
631 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 22:53:42.18 ID:HTl8jGxA0
―夕方
リテン・ヘイヴン市街
スライムクロシュ「〜〜…」モニャニャ…
フメイ「ひどい目にあった……」ヨタヨタ
リュアン「ごめんね……。クロシュちゃんとフメイちゃんがみんなを押し出してくれたから……」
聖女「お陰で、私たちは生き埋めにならずに済みました……。本当にありがとうございます」
妖精「監獄島でも不死鳥の炎が使えて良かったよ……。クロシュとフメイもすぐに怪我を治すことができて」
クーちゃん「……回復魔法が使えない監獄島で自力で怪我を治せるなんて……インチキに磨きがかかったじゃない、クロシュ」
スライムクロシュ「〜〜…♪」モニョニョ
妖精「でも前よりずっとお腹の容量が減っちゃってるんだよ。不死鳥の炎も前より負担が大きいみたいだし、これをアテにして無茶したりとかは絶対にだめなんだから」
スライムクロシュ「〜〜…」モニャニャ
聖女「今日と明日は危ないことはせず安静に過ごしましょう……。幸い違約金問題はもう解決していますし、お金もたくさんあるわけですから」
スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ
妖精「……ん? あそっか、ヴィルトにも伝えないとね。クーの違約金は解決したからもう大丈夫だってこと」
クーちゃん「……だ、大丈夫なのかしら……。私なんかの為に非合法な稼ぎに手を出したりしてなきゃ良いけど……」
リュアン「居場所がわかればすぐにお知らせできるんですけど、それもわからないんですよね……。心配です……」
「――スライム?」
スライムクロシュ「!?」モニャッ
妖精(しまった! 今はスライムがみんなデロデロに溶けてるから、スライムの姿でウロウロしてると目立っちゃうんだ!!)
スライムクロシュ(んわわわ……!!)モニャニャニャ
↓1コンマ
01-05 CEO
06-25 冒険者
26-50 好事家
51-65 金髪大剣少女
66-80 金髪Yシャツ少女
81-95 大剣少女+Yシャツ少女
96-00 創業者
632 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/18(日) 22:56:08.99 ID:b3nRhXGCo
おや
633 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/19(月) 00:14:29.40 ID:ypMmEJzK0
長い金髪を無造作に伸ばした幼女「……キミは……クロシュヴィア?」ズイッ
スライムクロシュ「!!」モニョニョッ
長い金髪を無造作に伸ばした幼女「……違う。魔力の波長は少し似ているけれど……。光も、音も……クロシュヴィアとは異なる色彩……。キミは……誰?」
妖精「ちょっと待って、あなたこそ誰!? どうしてクロシュヴィアを……知っているの!?」
長い金髪を無造作に伸ばした幼女「……失礼。まずはこちらから名乗らないとね……」
スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ
長い金髪を無造作に伸ばした幼女→ローゼスフィア「私は……ローゼスフィア・ロスト……ううん……ローゼスフィア・ロスチャイルド……」
妖精「……えっ!?」
クーちゃん「ローゼスフィア……ロスチャイルド!!?!?」
フメイ「誰? またロスチャイルド?」
リュアン「ロスチャイルドの……一番最初の人だよ、フメイちゃん……!」
ローゼスフィア「キミの名前……教えて」
モニョモニョモニョ…ポン!
クロシュ「わたし……クロシュ。スライム……」
ローゼスフィア「クロシュ……。そうなんだ……キミが、デロデロの……」
クロシュ「ほえ……?」
ローゼスフィア「……ありがとう」
クロシュ「?」
ローゼスフィア「キミのお陰で……最後のピースが嵌まったんだ」
クロシュ「そうなの?」
ローゼスフィア「うん」
クロシュ「そうなんだ」
ローゼスフィア「……何か、欲しいものはある? 買ってあげる……。私が自由に使える、個人資産の範囲内で、だけど……」
クロシュ「ほえ……!?」
妖精「いやいやいや! 意味がわからないよ! なんで急にそんなことになるの!?」
ローゼスフィア「……? 恩を受けた相手に、お返しをするのは……変……?」
妖精「一体なんの恩を受けたっていうの! クロシュとは初対面のはずだよ!」
ローゼスフィア「うん……。でも……デロデロは、大きな気付きを私にくれたから……」
クロシュ「そうなの?」
ローゼスフィア「うん……。だから……キミとは……世界を救う前に、一度会ってみたかった」
クロシュ「わあ……!」
妖精「せ、世界を救う……!?」
ローゼスフィア「欲しいものがないなら……行動や、サービスでもいい。何でも言ってごらん……」
クロシュ「!」モニョニョ
お話できる
↓1〜3選択
1.お金がいらなくなったことを自慢する
2.ロスチャイルドについて(ソフィアとフェルメールの件も含む)
3.クロシュヴィアとデロデロについて
4.世界を救うことについて
0.自由安価(できないことはできない)
634 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/19(月) 00:17:25.79 ID:pIJ5Lp6Fo
4
635 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/19(月) 00:19:20.48 ID:ZlJDY+vvO
3
636 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/19(月) 00:20:51.84 ID:CNbQT1TwO
0
世界を救う前にロスチャイルドの悪評どうにかした方がええんとちゃいます?
637 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/19(月) 02:13:15.25 ID:ypMmEJzK0
クロシュ「ローゼスフィアちゃんは……クロシュヴィアちゃんのこと、知ってるの?」
ローゼスフィア「うん。クロシュヴィアとは……旧い、友達……」
クロシュ「わあ……! わたしも……クロシュヴィアちゃんと、ともだち……!」
ローゼスフィア「そうなんだね……」
クロシュ「うん!」
ローゼスフィア「もしキミが……私たちと同じ時代に生まれていたら……。私たちと共に、終幕の一つを名乗っていたかもしれないね……」
クロシュ「……?」
妖精「……それってもしかして……ナントカエンドを名乗ってる厄介な奴らのこと?」
ローゼスフィア「うん」
クロシュ「じゃあ……わたし……クロシュエンド?」
妖精「それじゃクロシュが終わっちゃうみたいじゃない! もっと別のにしなよ!」
クロシュ「んわわ……。えと……でも、終わりって……ちょっと、さびしい感じだから……。むずかしいかも……」
ローゼスフィア「……それなら……『ネヴァーエンド』はどう……?」
クロシュ「ねばーえんど?」
妖精「それ、極北とかぶっちゃわない?」
ローゼスフィア「かぶっちゃいけない、なんてルールはない……。それに……ネヴァーエンドは、決して終わらないっていう意味だから……。終わりを望まないなら、悪くない名前だと思う……」
クロシュ「そうかも……」
妖精「いやいややめとこうよ、あそこは永遠の魔王の領域でもあるしなんか縁起が悪いよ」
クロシュ「そ、そうかも……」
ローゼスフィア「もし名乗りたくなったら、使っていい……。ネヴァーエンドの席は、空けておいてあげる……」
クロシュ「ん……!」
638 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/19(月) 02:14:07.68 ID:ypMmEJzK0
ローゼスフィア「……クロシュは……自らの意思で、デロデロを見出したの……?」
クロシュ「ほえ……? えと……お絵かき……してて……。わたしの……ぱわーが、デロデロで……」モニョモニョ
ローゼスフィア「……なるほど……。クロシュヴィアも……良い後輩を、持ったね……」
クロシュ「んへへ……。ローゼスフィアちゃんは……デロデロ、どうおもう……?」
ローゼスフィア「とても良いと思う……。消沈して風に溶けちゃったクロシュヴィアが、息を吹き返したのにも納得できる……。ただ……」
クロシュ「……」
ローゼスフィア「実現可能性は……限りなくゼロに近いと、言わざるを得ない……」
クロシュ「!」モニャッ
ローゼスフィア「星脈を乗っ取って、白影スライムを放つという試みも、悪くない……。クロシュヴィアは、恐らく彼女自身が引き出せる限界に限りなく近い最高のパフォーマンスと、最良の行動を選択している……。でも……それでもきっと、届かない……。何らかのブレイクスルーが起こらない限り……クロシュヴィアの夢は、潰える……」
クロシュ「!!」モニャニャ
妖精「そ、そうなの!? でも……実際に世の中は白影スライムで溢れて、大混乱に陥っていて……!」
ローゼスフィア「……これだけの大掛かりな仕掛けを維持するのに……どれだけのコストがかかっていると思う……?」
クロシュ「!!!」モニャニャニャ
妖精「ま、まさか……」
ローゼスフィア「……星の力という膨大なリソースがあっても……それをどう配分して、どう使うかを計算し続けるのは……クロシュヴィア自身……。恐らく……今この瞬間にも、クロシュヴィアにはその強烈な負荷がかかっているはず……。不死鳥の炎で、命は無理矢理繋ぎ止められても……痛みや苦しみが消えるわけじゃない……。だから……この白影スライム騒ぎは、長くは続かない……」
クロシュ「〜〜!!!!」モニャニャニャニャ
妖精「それって……このままだと、クロシュヴィアが自滅するってこと……!?」
ローゼスフィア「そう……」
妖精「……」
ローゼスフィア「……だから。私が……そうなる前に、世界を救う」
クロシュ「!!」
妖精「それは……どういうこと!?」
ローゼスフィア「……詳細は、話せない。でも、安心して……。世界も……クロシュヴィアも……私が、救う……」
クロシュ「……」
ローゼスフィア「……きっと……全ての、悲劇を……無くして、みせる……」
639 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/19(月) 02:15:59.28 ID:ypMmEJzK0
フメイ「………ねえ。その前に、ロスチャイルドのこと、どうにかした方が良いんじゃないの」
ローゼスフィア「……ロスチャイルドのこと……?」
フメイ「うん。なんか、いっぱい悪さして迷惑かけてるんだって」
ローゼスフィア「ああ……。その件なら……一応、把握している……」
妖精「一応……」
ローゼスフィア「……結論から言うと……私には、どうにもできない」
妖精「ええっ!? 創業者なのに!?」
ローゼスフィア「今の私は……ロスチャイルド家にとっては、隠居したお飾り名誉職のようなもの……。自分の管轄外では、何の権限を持たない穀潰しでしかない……」
妖精「いやそこは諦めないで……」
ローゼスフィア「……大丈夫。世界を救うことができれば……その問題も、解決する」
フメイ「そうなの?」
ローゼスフィア「うん」
クロシュ「そうなんだ」
妖精「……肝心の世界の救い方は言えないんでしょ? それじゃ信用できないよ」
ローゼスフィア「……実際に世界を救う時まで、待ってもらう他ない……」
「おばあさま〜! どこに行ったの〜!」トタトタ
ローゼスフィア「……呼ばれてるみたい」スッ
クロシュ「……」
ローゼスフィア「……先ほども言ったけれど……もし何かあれば、ロスチャイルドタワーに来て……。話は通しておく……」
クロシュ「!」
ローゼスフィア「それじゃあ……また……。本当に、来て良いからね……」スタスタ…
クロシュ「う、うん!」
フメイ「行っちゃった」
クーちゃん「……す、すごいわ。ロスチャイルドの始祖であり創業者とのコネクションだなんて……クロシュ、あなた一体どれだけ私の想像を越えていけば気が済むのよ!!?」
クロシュ「そ、そうなの?」
クーちゃん「そうなの!!」
リュアン「でも本当にすごいことだよ……! マフィンファミリーのボスさんにも気に入られちゃったのにも驚いたけど、まさかロスチャイルドの創業者さんにも気に入られちゃうなんて!」
聖女「……しかし、世界を救うという言葉が気になります。一体どのような手段で世界を救うつもりなのでしょう……」
妖精「うーん……なんかまたロクでもないやり方な気がするなあ……。はあ、ロヴィアのことも考えなきゃいけないのに……」
☆ローゼスフィア・ロスチャイルドとのコネクションを得ました
◆
640 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/19(月) 02:17:07.51 ID:ypMmEJzK0
本日はここまで。次回、滞在6日目編です。お楽しみに
641 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/19(月) 02:54:38.40 ID:pIJ5Lp6Fo
乙
またエンドがろくでもないこと考えてる
642 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/19(月) 09:16:38.89 ID:vOc1J8RcO
クロシュ・ネヴァーエンド響きはかっこいい
643 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/19(月) 16:27:56.84 ID:gzKCtnGCo
おつ
召喚に応えて来るような悪魔は大抵ろくでもない…確かに
ベルちゃんはコッチで運命(娯楽)に出会って変わったから実際例外
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