【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part9

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620 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/10/18(日) 17:42:11.76 ID:HTl8jGxA0
これはマフィンファミリーと直接交渉して違約金を解消してもらうという隠しルートとも言えます。実はマフィンファミリーの仕事を請け負ったりした場合にも、その内情に踏み込む選択肢が浮上する仕掛けがあったりしました
そして大魔女帝国のエージェントやユーシリア帝国の特務騎士が探っている件は、同じまたは非常に近い案件である可能性があります。クロシュたちもそのようなきな臭い事案に巻き込まれる可能性があるかもしれません

メルル氏が今何をしているのかは定かではありませんが、人知れず白影スライムをかいくぐりながらトレジャーハンティングにいそしんでいる可能性は実際高そうと言えます。妹らには、こんな時くらい安全に暮らしていて欲しいのに……と心配されている可能性も高いかもしれません

マフィンファミリーは現在のボスに代替わりしてから方針転換し、黒い稼業から真っ当な稼業への移行を徐々に進めていたようです。しかし先日ボスの一人娘であるリコッタ・マフィン氏が行方不明となり、それに伴ってファミリーに付け入る隙が生まれてしまったのかもしれません
リテン・ヘイヴンは悪徳の街ですが、実のところ無法地帯というわけではないようです。仁も義もない組織には誰も付いてこない――とドン・マフィンは考えているようです。なおロスチャイルドがどのような方針かは今のところ闇に包まれています
621 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/10/18(日) 17:42:41.29 ID:HTl8jGxA0
―監獄島 港

カモメ「クゥー、クゥー」
カニ「」チョキチョキ


妖精「クーの件は片付いたけど、レーティアが手配してくれた監獄島行きの船をドタキャンするわけにもいかなかったからみんなで監獄島に来た……」

クーちゃん「良いじゃない! せっかくの一攫千金チャンス、違約金なんかよりもっと楽しい使い道はいっぱいあるわ!」

クロシュ「うん!」


フメイ「……なんかこの島……ちょっと息苦しい」

妖精「凪属性の力場によって魔法が使えないんだってさ。だから私もちょっと息苦しさを感じる……」

リュアン「……ほ、本当だ。魔法が使えません」プスン…

聖女「何かあっても回復魔法も使えないので死亡事故が多いそうですね……。私たちも気をつけましょう……」

 *

せっかく来たので探索もできる
↓1選択
1.広場
2.建物
3.鉱山
4.港
0.自由安価(ありそうなスポット。存在し得ない場所は再安価)
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/10/18(日) 18:00:35.94 ID:r8y/pjkCO
1
623 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/10/18(日) 21:05:00.84 ID:HTl8jGxA0
―監獄島 広場

 ジャカジャカジャンジャン♪

ベルナルド「〜〜♪」


リュアン「わ……。綺麗な歌……」

聖女「吟遊詩人の方でしょうか? なぜ監獄島に……」

クロシュ「えと……ベルナルドさん……観光、なんだって……」

フメイ「へえー、観光なんだ」

クーちゃん「監獄島に観光……? 絶対マトモな奴じゃない……関わらない方が良いわ」

妖精「同感かも……。あれ、たぶん悪魔だ」

クロシュ「そうなの?」

妖精「うん」

クロシュ「ベルちゃんの……なかま?」

妖精「分類的にはそうだけど、悪魔は基本的に悪魔同士で連帯しないから、ベルトーネの仲間といえるかは微妙」

クロシュ「そうなんだ」

聖女「悪魔って……悪魔族のことですか?」

妖精「ううん。悪魔族は一部の悪魔に似てるからって謂れなき迫害を受けたこの世界の種族の一つ。悪魔は……なんなんだろう……。まあこの世界の住人でないのは確かだ。基本的に悪い奴らだよ」

クロシュ「わるいの……!? ベルちゃんも……!?」

妖精「ベルトーネも……まあたぶん悪い奴だよ。あの時は契約に縛られてて悪さができなかっただけじゃないかなあ」

聖女「契約……。伝承の通り、悪魔は契約を行うのですか?」

妖精「うん。悪魔と契約すると大抵の契約者はひどいことになるけど、契約内容次第では悪魔を上手く縛れたりもするから、ベルトーネと契約した過去の術師はなかなかのやり手だったのかも」

ベルナルド「どうかな? ベルは悪魔としてはかなり甘いところがあるからね。案外、大真面目にサビ残を頑張ってただけかもしれないよ」ヌッ
624 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/10/18(日) 21:07:36.26 ID:HTl8jGxA0

妖精「うわっ!」コテッ

ベルナルド「こんにちは。また会ったね、クロシュ」

クロシュ「あ、うん。こんにちは」

ベルナルド「そしてクロシュのお仲間の皆さんは初めまして。吟遊詩人のベルナルド・バイロンだよ。よろしく」

リュアン「よ、よろしくお願いします」

聖女「よろしくお願いします」

クーちゃん「よ、よろしく……」

妖精「……どうして悪魔がこんなところで吟遊詩人ごっこなんかしてるの?」

ベルナルド「悪魔が吟遊詩人として観光しちゃいけないかな?」

妖精「そりゃいけないでしょ」

ベルナルド「手厳しいなあ」

妖精「あなたたち、契約してないとこの世に居座れないんだよね? つまりあなたは今も誰かを騙して契約していて、その誰かを食い物に嘲笑ってるわけでしょ?」

ベルナルド「それは風評被害だ。全ての悪魔が契約者をいいように騙しているわけではないよ。それに一度この世に顕れることができた悪魔は、契約が切れても死んだり自ら退去したりしない限りその世界に居座り続けられる。僕もその手合さ」

妖精「ふん、どうだか……。悪魔は嘘つきでずる賢い奴らだもん、無条件に信じることはできない」

ベルナルド「過去によほどひどい悪魔に騙された経験でもあるのかな……。まあでも現時点で君が普通に生きているってことは、致命的な契約を結んだ経験があるとかではなさそうだ」

妖精「当然でしょ。悪魔と契約なんて死んでもゴメンだよ」

ベルナルド「まあ僕たち悪魔としても、妖精類との契約は難しさの割に旨味がないからね。僕たちの方から妖精の君に契約を持ちかけることは今後もないと思う、安心していいよ」

フメイ「妖精はまずいんだ」

ベルナルド「ああ。ちなみにスライム類も同じくらいまずい」

クロシュ「そうなんだ……」

お話できる
↓1〜2選択 話すこと
1.お金がいらなくなったことを自慢する
2.楽器と歌について
3.ウミダンゴムシについて
4.デロデロについて
5.監獄島について
0.自由安価(できないことはできない)

↓3 合法採掘!
01-10 崩落だ! 怪我をして明日の終わりまで満腹度-2
11-30 凪鉄(低質) +10万
31-50 凪鉄(中質) +20万
51-70 凪鉄(高質) +40万
71-90 凪鉄(特上) +80万
91-00 凪スライムの欠片 +150万

↓4 みんなで採掘するのでもう一回判定できる
01-10 崩落だ! 怪我をして明日の終わりまで満腹度-2
11-30 凪鉄(低質) +10万
31-50 凪鉄(中質) +20万
51-70 凪鉄(高質) +40万
71-90 凪鉄(特上) +80万
91-00 凪スライムの欠片 +150万
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/10/18(日) 21:08:46.56 ID:io0CBopu0
0この国に他に面白そうな人いない?
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/10/18(日) 21:09:53.16 ID:J6PJGxv9O
5
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/10/18(日) 21:13:39.08 ID:TvTCFXboO
おこづかいゲット
628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/10/18(日) 21:16:12.60 ID:1j9VClCbO
ま
629 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/10/18(日) 22:52:48.35 ID:HTl8jGxA0
聖女「ベルナルドさんはどうして監獄島に……? 観光と仰いましたが……観光するところはあるのでしょうか?」

ベルナルド「もちろん。僕がどういう存在なのか、よく考えてごらん」

聖女「……ええと。つまり……悪魔であるベルナルドさんにとって……この監獄島は、とても美味しい場所である……と?」

ベルナルド「そう。��ヒトの不幸は蜜の味�≠ニ言うだろう? この島は、そんな極上の蜜に溢れているということだね」

リュアン「……」ゾゾゾ

妖精「ほらこれだ。悪魔なんてのはロクな連中じゃないんだよ、わかった?」

クロシュ「う、うん」

フメイ「ベルナルド、性根ってやつが曲がってる……」

ベルナルド「フフ、最高の褒め言葉だ。性根が真っ直ぐの悪魔なんてベルくらいだよ」

フメイ「むむ……。じゃあ、コモノ! 自分で不幸にするわけでもなくて……ただ不幸な人を見るだけで美味しくなるのは、なんか、コモノっぽい!」

ベルナルド「コモノか! フフフ、いいね。僕みたいな三下にはピッタリだ。これから小物悪魔を名乗ろうかな」

フメイ「むむむ……! 本当に不幸が好きなら、自分で全部焼き払ってみんなを不幸にする、みたいな熱さがないとだめだと思う!」

リュアン「いやそれはもっとだめだよフメイちゃん!」

ベルナルド「残念ながら僕は小物だからね。例えばウミダンゴムシも、食べる為の藻類を自分で植えたりはしないだろう? ただそこに生えている藻類をモソモソ食べるだけ。僕も同じさ」

クロシュ「!」

ベルナルド「僕も、ただそこにある不幸を食べるだけ……それで十分なんだよ。だってこの世界には、もう既に食べきれないくらい大量の不幸が淀んでいるんだ。わざわざ自分から作りに行く必要がない。フフ、三下の小物にも生きやすい良い世の中さ」

聖女「よ、よくわかりました……。悪魔の方は、不思議な生態をしていらっしゃるのですね……」

妖精「まあ……自分から積極的に悪事を働いたりしないんなら、好きにすれば良いんじゃないの……」

ベルナルド「悪魔嫌いの妖精さんのお墨付きも得られたことだし、これからも大手を振って不幸の蜜を啜ることにするよ」

 *

クーちゃん「ねえ、悪魔ってけっこういるものなの?」

ベルナルド「いや、けっこういないよ。ヒトみたいにポコポコ繁殖したりもしないしね」

聖女「そうなのですか……。じゃあ例えば、この国にベルナルドさん以外の悪魔の方がいたりとかは……?」

ベルナルド「それはタダでは教えてあげられないな。今までの話は些事や一般常識の範疇だったからタダで答えられたけれど、同業の情報ともなれば別だ。下手に他の悪魔の顰蹙を買えば後で村八分にされてしまうかもしれないしね」

聖女「なるほど……それを知りたければ契約、ということですね」

ベルナルド「そういうこと。君はダメだけどね」

聖女「えっ?」

ベルナルド「こちらとしても踏み倒されるのはゴメンだからさ」

聖女「ええっ!? 私ってそんな悪い人に見えますか!?」

ベルナルド「僕にとってはね」

 ☆ベルナルドのスタンスを知りました

 ◇
630 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/10/18(日) 22:53:15.87 ID:HTl8jGxA0
―監獄島 坑道

 ガンッ… ギンッ… ゴッ…

ツルハシを振るう囚人たち「えっほ……えっほ……」フラフラ


リュアン「私たち……場違いではないでしょうか……?」

妖精「場違いだと思う……」

リュアン「ですよね……」

クーちゃん「場違いでもなんでも一攫千金のチャンスに変わりないわ! やるわよ!」グッ
 ツルハシ「」シャキン!

クロシュ「ん!」
 ツルハシ「」シャキン!

フメイ「む〜……爆発させられたら一気にたくさん掘れそうなのに……」
 ツルハシ「」シャキン!

聖女「せっかくの機会ですから、がんばりましょう!」
 ツルハシ「」シャキン!

 *

 ガンガンガンガンガンガンガンガンッ!!
 ゴゴ…

妖精「……ん!? ちょっと止まって!!」

クロシュ「ほえ……?」

クーちゃん「はあ、はあ……な、何かあったの?」

妖精「微かに音が……はっ!!? みんな、急いでここから――」

 ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!
 ドゴオオオオオオオッ!!!!!

リュアン「わあああああ!?!!?」
フメイ「んわあああああ!?!?!?」
聖女「わあああああああ!!!??!?」

 ドッギャァァァァン!!!!

 *

 ▽崩落に巻き込まれて怪我をしてしまいました……
  明日の終わりまで、満腹度-2の不利効果を受けます

 ☆高質凪鉄鉱石を掘り出し、80万リテコインに換金されました
  ロスチャイルド商会にショバ代として50%が徴収され、40万リテコインが手元に残りました

 ☆今現在のお金は [690万] です

 ◇
631 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/10/18(日) 22:53:42.18 ID:HTl8jGxA0
―夕方
 リテン・ヘイヴン市街

スライムクロシュ「〜〜…」モニャニャ…

フメイ「ひどい目にあった……」ヨタヨタ

リュアン「ごめんね……。クロシュちゃんとフメイちゃんがみんなを押し出してくれたから……」

聖女「お陰で、私たちは生き埋めにならずに済みました……。本当にありがとうございます」

妖精「監獄島でも不死鳥の炎が使えて良かったよ……。クロシュとフメイもすぐに怪我を治すことができて」

クーちゃん「……回復魔法が使えない監獄島で自力で怪我を治せるなんて……インチキに磨きがかかったじゃない、クロシュ」

スライムクロシュ「〜〜…♪」モニョニョ

妖精「でも前よりずっとお腹の容量が減っちゃってるんだよ。不死鳥の炎も前より負担が大きいみたいだし、これをアテにして無茶したりとかは絶対にだめなんだから」

スライムクロシュ「〜〜…」モニャニャ

聖女「今日と明日は危ないことはせず安静に過ごしましょう……。幸い違約金問題はもう解決していますし、お金もたくさんあるわけですから」


スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ

妖精「……ん? あそっか、ヴィルトにも伝えないとね。クーの違約金は解決したからもう大丈夫だってこと」

クーちゃん「……だ、大丈夫なのかしら……。私なんかの為に非合法な稼ぎに手を出したりしてなきゃ良いけど……」

リュアン「居場所がわかればすぐにお知らせできるんですけど、それもわからないんですよね……。心配です……」


「――スライム?」


スライムクロシュ「!?」モニャッ

妖精(しまった! 今はスライムがみんなデロデロに溶けてるから、スライムの姿でウロウロしてると目立っちゃうんだ!!)

スライムクロシュ(んわわわ……!!)モニャニャニャ


↓1コンマ
01-05 CEO
06-25 冒険者
26-50 好事家
51-65 金髪大剣少女
66-80 金髪Yシャツ少女
81-95 大剣少女+Yシャツ少女
96-00 創業者
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/10/18(日) 22:56:08.99 ID:b3nRhXGCo
おや
633 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/10/19(月) 00:14:29.40 ID:ypMmEJzK0
長い金髪を無造作に伸ばした幼女「……キミは……クロシュヴィア?」ズイッ

スライムクロシュ「!!」モニョニョッ

長い金髪を無造作に伸ばした幼女「……違う。魔力の波長は少し似ているけれど……。光も、音も……クロシュヴィアとは異なる色彩……。キミは……誰?」

妖精「ちょっと待って、あなたこそ誰!? どうしてクロシュヴィアを……知っているの!?」

長い金髪を無造作に伸ばした幼女「……失礼。まずはこちらから名乗らないとね……」

スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ

長い金髪を無造作に伸ばした幼女→ローゼスフィア「私は……ローゼスフィア・ロスト……ううん……ローゼスフィア・ロスチャイルド……」

妖精「……えっ!?」

クーちゃん「ローゼスフィア……ロスチャイルド!!?!?」

フメイ「誰? またロスチャイルド?」

リュアン「ロスチャイルドの……一番最初の人だよ、フメイちゃん……!」


ローゼスフィア「キミの名前……教えて」

 モニョモニョモニョ…ポン!

クロシュ「わたし……クロシュ。スライム……」

ローゼスフィア「クロシュ……。そうなんだ……キミが、デロデロの……」

クロシュ「ほえ……?」

ローゼスフィア「……ありがとう」

クロシュ「?」

ローゼスフィア「キミのお陰で……最後のピースが嵌まったんだ」

クロシュ「そうなの?」

ローゼスフィア「うん」

クロシュ「そうなんだ」

ローゼスフィア「……何か、欲しいものはある? 買ってあげる……。私が自由に使える、個人資産の範囲内で、だけど……」

クロシュ「ほえ……!?」

妖精「いやいやいや! 意味がわからないよ! なんで急にそんなことになるの!?」

ローゼスフィア「……? 恩を受けた相手に、お返しをするのは……変……?」

妖精「一体なんの恩を受けたっていうの! クロシュとは初対面のはずだよ!」

ローゼスフィア「うん……。でも……デロデロは、大きな気付きを私にくれたから……」

クロシュ「そうなの?」

ローゼスフィア「うん……。だから……キミとは……世界を救う前に、一度会ってみたかった」

クロシュ「わあ……!」

妖精「せ、世界を救う……!?」

ローゼスフィア「欲しいものがないなら……行動や、サービスでもいい。何でも言ってごらん……」

クロシュ「!」モニョニョ


お話できる
↓1〜3選択
1.お金がいらなくなったことを自慢する
2.ロスチャイルドについて(ソフィアとフェルメールの件も含む)
3.クロシュヴィアとデロデロについて
4.世界を救うことについて
0.自由安価(できないことはできない)
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/10/19(月) 00:17:25.79 ID:pIJ5Lp6Fo
4
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/10/19(月) 00:19:20.48 ID:ZlJDY+vvO
3
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/10/19(月) 00:20:51.84 ID:CNbQT1TwO
0
世界を救う前にロスチャイルドの悪評どうにかした方がええんとちゃいます?
637 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/10/19(月) 02:13:15.25 ID:ypMmEJzK0
クロシュ「ローゼスフィアちゃんは……クロシュヴィアちゃんのこと、知ってるの?」

ローゼスフィア「うん。クロシュヴィアとは……旧い、友達……」

クロシュ「わあ……! わたしも……クロシュヴィアちゃんと、ともだち……!」

ローゼスフィア「そうなんだね……」

クロシュ「うん!」

ローゼスフィア「もしキミが……私たちと同じ時代に生まれていたら……。私たちと共に、終幕の一つを名乗っていたかもしれないね……」

クロシュ「……?」

妖精「……それってもしかして……ナントカエンドを名乗ってる厄介な奴らのこと?」

ローゼスフィア「うん」

クロシュ「じゃあ……わたし……クロシュエンド?」

妖精「それじゃクロシュが終わっちゃうみたいじゃない! もっと別のにしなよ!」

クロシュ「んわわ……。えと……でも、終わりって……ちょっと、さびしい感じだから……。むずかしいかも……」

ローゼスフィア「……それなら……『ネヴァーエンド』はどう……?」

クロシュ「ねばーえんど?」

妖精「それ、極北とかぶっちゃわない?」

ローゼスフィア「かぶっちゃいけない、なんてルールはない……。それに……ネヴァーエンドは、決して終わらないっていう意味だから……。終わりを望まないなら、悪くない名前だと思う……」

クロシュ「そうかも……」

妖精「いやいややめとこうよ、あそこは永遠の魔王の領域でもあるしなんか縁起が悪いよ」

クロシュ「そ、そうかも……」

ローゼスフィア「もし名乗りたくなったら、使っていい……。ネヴァーエンドの席は、空けておいてあげる……」

クロシュ「ん……!」
638 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/10/19(月) 02:14:07.68 ID:ypMmEJzK0

ローゼスフィア「……クロシュは……自らの意思で、デロデロを見出したの……?」

クロシュ「ほえ……? えと……お絵かき……してて……。わたしの……ぱわーが、デロデロで……」モニョモニョ

ローゼスフィア「……なるほど……。クロシュヴィアも……良い後輩を、持ったね……」

クロシュ「んへへ……。ローゼスフィアちゃんは……デロデロ、どうおもう……?」

ローゼスフィア「とても良いと思う……。消沈して風に溶けちゃったクロシュヴィアが、息を吹き返したのにも納得できる……。ただ……」

クロシュ「……」

ローゼスフィア「実現可能性は……限りなくゼロに近いと、言わざるを得ない……」

クロシュ「!」モニャッ

ローゼスフィア「星脈を乗っ取って、白影スライムを放つという試みも、悪くない……。クロシュヴィアは、恐らく彼女自身が引き出せる限界に限りなく近い最高のパフォーマンスと、最良の行動を選択している……。でも……それでもきっと、届かない……。何らかのブレイクスルーが起こらない限り……クロシュヴィアの夢は、潰える……」

クロシュ「!!」モニャニャ

妖精「そ、そうなの!? でも……実際に世の中は白影スライムで溢れて、大混乱に陥っていて……!」

ローゼスフィア「……これだけの大掛かりな仕掛けを維持するのに……どれだけのコストがかかっていると思う……?」

クロシュ「!!!」モニャニャニャ

妖精「ま、まさか……」

ローゼスフィア「……星の力という膨大なリソースがあっても……それをどう配分して、どう使うかを計算し続けるのは……クロシュヴィア自身……。恐らく……今この瞬間にも、クロシュヴィアにはその強烈な負荷がかかっているはず……。不死鳥の炎で、命は無理矢理繋ぎ止められても……痛みや苦しみが消えるわけじゃない……。だから……この白影スライム騒ぎは、長くは続かない……」

クロシュ「〜〜!!!!」モニャニャニャニャ

妖精「それって……このままだと、クロシュヴィアが自滅するってこと……!?」

ローゼスフィア「そう……」

妖精「……」

ローゼスフィア「……だから。私が……そうなる前に、世界を救う」

クロシュ「!!」

妖精「それは……どういうこと!?」

ローゼスフィア「……詳細は、話せない。でも、安心して……。世界も……クロシュヴィアも……私が、救う……」

クロシュ「……」

ローゼスフィア「……きっと……全ての、悲劇を……無くして、みせる……」
639 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/10/19(月) 02:15:59.28 ID:ypMmEJzK0

フメイ「………ねえ。その前に、ロスチャイルドのこと、どうにかした方が良いんじゃないの」

ローゼスフィア「……ロスチャイルドのこと……?」

フメイ「うん。なんか、いっぱい悪さして迷惑かけてるんだって」

ローゼスフィア「ああ……。その件なら……一応、把握している……」

妖精「一応……」

ローゼスフィア「……結論から言うと……私には、どうにもできない」

妖精「ええっ!? 創業者なのに!?」

ローゼスフィア「今の私は……ロスチャイルド家にとっては、隠居したお飾り名誉職のようなもの……。自分の管轄外では、何の権限を持たない穀潰しでしかない……」

妖精「いやそこは諦めないで……」

ローゼスフィア「……大丈夫。世界を救うことができれば……その問題も、解決する」

フメイ「そうなの?」

ローゼスフィア「うん」

クロシュ「そうなんだ」

妖精「……肝心の世界の救い方は言えないんでしょ? それじゃ信用できないよ」

ローゼスフィア「……実際に世界を救う時まで、待ってもらう他ない……」


「おばあさま〜! どこに行ったの〜!」トタトタ


ローゼスフィア「……呼ばれてるみたい」スッ

クロシュ「……」

ローゼスフィア「……先ほども言ったけれど……もし何かあれば、ロスチャイルドタワーに来て……。話は通しておく……」

クロシュ「!」

ローゼスフィア「それじゃあ……また……。本当に、来て良いからね……」スタスタ…

クロシュ「う、うん!」



フメイ「行っちゃった」

クーちゃん「……す、すごいわ。ロスチャイルドの始祖であり創業者とのコネクションだなんて……クロシュ、あなた一体どれだけ私の想像を越えていけば気が済むのよ!!?」

クロシュ「そ、そうなの?」

クーちゃん「そうなの!!」

リュアン「でも本当にすごいことだよ……! マフィンファミリーのボスさんにも気に入られちゃったのにも驚いたけど、まさかロスチャイルドの創業者さんにも気に入られちゃうなんて!」

聖女「……しかし、世界を救うという言葉が気になります。一体どのような手段で世界を救うつもりなのでしょう……」

妖精「うーん……なんかまたロクでもないやり方な気がするなあ……。はあ、ロヴィアのことも考えなきゃいけないのに……」

 ☆ローゼスフィア・ロスチャイルドとのコネクションを得ました

 ◆
640 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/10/19(月) 02:17:07.51 ID:ypMmEJzK0
本日はここまで。次回、滞在6日目編です。お楽しみに
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/10/19(月) 02:54:38.40 ID:pIJ5Lp6Fo
乙
またエンドがろくでもないこと考えてる
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/10/19(月) 09:16:38.89 ID:vOc1J8RcO
クロシュ・ネヴァーエンド響きはかっこいい
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/10/19(月) 16:27:56.84 ID:gzKCtnGCo
おつ
召喚に応えて来るような悪魔は大抵ろくでもない…確かに
ベルちゃんはコッチで運命(娯楽)に出会って変わったから実際例外
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/10/24(土) 08:42:51.70 ID:5A48vqPe0
乙
ヒナさんとテイルさんの日常貼ります
https://imgur.com/a/pJtzbyR
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/10/24(土) 17:24:36.11 ID:O9D4a4XBo
幼女おばあさまが章ボスかな

そして脈絡なくシノホシを投げる
https://i.imgur.com/WSRfQoT.jpeg
646 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/10/25(日) 00:03:29.78 ID:auGOy2E90
申し訳ありません、本日は忙しさがありクタクタなので更新する余力がありませんでした。明日は恐らく更新できます、よろしくお願いします


終幕を冠する方々は強い力と大きい理想を持っていることが多いです。一般的には伝説級の存在と言われていますが、一方でろくでもないことばかり考える迷惑な人たちと思われることもあります。

もらえるものは何でももらうスライムのクロシュ氏ですが、流石にネヴァーエンドなどという大げさな名前をいきなり名乗るのは躊躇せざるを得ないようです。今後格好つけたくなった時に名乗ってみることもあるかもしれません

大抵の悪魔はろくでもない危険な存在なので、一般人は関わらない方が良いとされています。悪魔との契約についての知見があり、かつ肝が据わっていれば取引する価値はあると考える人もいます
ベルトーネ氏は悪魔としてはとても良心的です。娯楽作品はときに大きな影響を与えることがあるのかもしれません

ヒナ氏とテイル氏が今どこで何をしているかは不明瞭ですが、恐らく冒険者や戦闘狂として戦い続けていることが予想されます。白影スライムは風の中から突然現れることもあるので、戦いの場に困ることはあまりないことでしょう

悪のテロ組織シノホシは壊滅しました。ある者は死に、ある者は逮捕され、ある者はあるべき場所へ帰りました。つまりこのイラストレーションはシノホシ全盛期の最も危険で危なかった時期のイメージかもしれません
(もしくは本来見た目幼女であるフレメア氏が高身長美少女として映っているため、このイメージは本人らの自認あるいは理想像を映した姿である可能性があります)
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/10/25(日) 16:15:05.85 ID:oX/cexVn0
乙彼
癒しとして食事中のバイオレット姉妹貼っとく。
https://imgur.com/a/qDRGbDd
648 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/10/25(日) 21:53:56.83 ID:auGOy2E90
吸血鬼の方々の食生活については長年闇に包まれていましたが、近年ではヒトの血だけを飲んでいるわけではないことがわかってきているそうです。牛や豚やエルフなど他の種族の血を飲むこともあり、そしてパンや野菜や触手肉といった固形物を食す様子も目撃されています。セイントレアが過剰に警戒した恐るべき吸血鬼とは、人々の恐怖が創り出した虚像に過ぎなかったのかもしれません
649 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/10/25(日) 21:54:24.13 ID:auGOy2E90
―リテン・ヘイヴン 滞在6日目

◇クロシュ [あかちゃんスライム]
武:竜角の大槍    盾:ラティアの大盾  飾:
武:         防:ぬののふく    飾:くすんだ不死鳥の羽根

◇フメイ  [バーニングハート]
武:         盾:         飾:
武:         防:火鼠の衣     飾:

◇妖精   [世話焼き妖精]
武:         盾:         飾:
武:         防:妖蝶のドレス   飾:

◇リュアン [お嬢様]
武:黒曜鋼のナイフ  盾:         飾:守りのペンダント
武:         防:旅人のドレス   飾:

◇聖女   [運命変転修道女]
武:木の杖      盾:         飾:
武:         防:ロイエの修道服  飾:

◯所持アイテム
[道具]        [装備品]       [大事なもの]
運命賽の欠片*2    大きな巻き貝      冒険者証(ランク1)
運命賽*5       サボテンドラゴンの花  メルルの帽子
会心賽*3       魔導機関銃       暗黒優待券
反魂丹*1       旧世樹の杖       クロシュヴィア伝説
炎スライムの秘伝書               避難所のドアノブ
運命変転の魔導書                星の粉
古ドワーフ鍛冶指南書              オリシン王家の栞
日属性基礎                   竜角の短剣
明石流剣術指南書                白金のペンダント
ヒヒイロカネ
ステライト鉱石
白金ステライト

◯現在の目標
・クロシュヴィアの行方を追う

◯個人目標
・世界樹の石炭 [6/8]
・武装製作経験 [6/6]
・僧侶を連れて帰る(聖女)

◯経験値
・クロシュ 近接[02/24] 魔法[05/12] 防御[05/09]
・フメイ  近接[05/06] 魔法[16/16] 防御[08/09] 炎[00/00]
・リュアン 近接[04/06] 魔法[00/12] 防御[04/06] 日[00/16]
・聖女   近接[01/06] 魔法[08/09] 防御[04/06] 運[03/??]
……………………………………………………………………………………
□リテン・ヘイヴン観光案内
一般街:宿屋、高級ホテル、市場、酒場、劇場、カジノ、浴場、娼館、
    治療院、冒険者ギルド、他
暗黒街:闇市、闇酒場、裏カジノ、裏娼館、地下闘技場、路地裏、
    マフィン本部、ロスチャイルドタワー、デロデロ支部、他
 港湾:宿屋、食事処、農場、市場、魚河岸、倉庫街、港、灯台、他
監獄島:広場、宿舎、臨時診療所、坑道、港、他
……………………………………………………………………………………
□会える人
同行者:メアリー、クーちゃん、奴隷商人、レーティア
その他:ヴィルト、エインヘリアル、リラ、デガ、セーレフェリア、
    ホロウ、ロヴィア、ベルナルド、プリ子、ドン、リコッタ、
    ローゼスフィア
……………………………………………………………………………………
650 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/10/25(日) 21:55:39.81 ID:auGOy2E90
―朝
 冥土の館

 チュンチュン

奴隷商人「おはよう! そしておめでとう、諸君!」パチパチパチ

妖精「朝っぱらからうるさいな……」

聖女「まあ……彼にとってもこれで首の皮が繋がったわけですから……」

クーちゃん「元はと言えばこいつが不当な人攫いなんかやってたのが悪いんだけど……」

リュアン「でも、本当にめでたいです。稼いだお金は手元に残ったままですし……!」

フメイ「えっと、690万だっけ?」

リュアン「うん。食べ物はもちろん、高級な装備品とかも買えると思う!」

クロシュ「たべもの……!」モニョニョ

妖精「一般通貨に交換しようとすると法外な手数料を取られるらしいから、どの道この国で使い切っていかないと損なんだよね。バーっと使っちゃおう」

レーティア「もし使い切れなかった場合は私が責任をもってお預かり致しますよ」

聖女「レーティアさんなら安心してお任せできますね。無理に使い切らなくても良さそうです」


◯闘技場
 もうお金は必要ないが、小遣い稼ぎの為に行っても良い。
 現在のランクは〈上位〉、見込み報酬は100万リテコイン。
 あと〈2回〉勝つとタイトル戦の挑戦権を得られる
 タイトル戦は滞在14日目に開催予定。

◯監獄島
 もうお金は必要ないが、小遣い稼ぎの為に行っても良い。
 レーティアのコネでタダで日帰り渡航できる。
 また、採掘以外に他にも探索できる場所があるかもしれない。

◯ホロウとロヴィアの行方
 現在はリテン・ヘイヴン郊外のデロデロ支部にいる模様。
 ロヴィアは世界のデロデロ化を企んでいるらしい。
 実際にできるかは不明だが放っておくと危険かもしれない。

◯救出した幼女について
 幼女はマフィンファミリーを率いるボスの一人娘だった。
 この件でボスに感謝され、違約金は帳消しとなった。
 マフィンファミリーはこれから身内の毒を炙り出すらしく、
 しばらく忙しくなるそうだ。

●現在の所持金 [690/1000万]

リテン・ヘイヴン滞在6日目
↓1〜5 自由安価 何をする?
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/10/25(日) 21:56:33.95 ID:oX/cexVn0
フメイと妖精、久々に脳内クロシュと遊ぶ
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/10/25(日) 22:00:49.62 ID:ZsuVpsy/0
酒場で酒盛りしつつ情報収集
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/10/25(日) 22:05:38.22 ID:vyLk60V8o
監獄島に探索に行ってみる
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/10/25(日) 22:21:26.80 ID:dXz/OJozo
早速ロスチャイルドタワーに正規に侵入
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/10/25(日) 22:23:38.61 ID:suOkUAfmO
デロデロ支部でデロデロ肯定派とデロデロは世界を救いうるかデロデロ議論
656 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/10/25(日) 23:29:13.12 ID:auGOy2E90
―リテン・ヘイヴン通り

クーちゃん「ん〜! でもやっぱり気分は良いわねえ!」ググッ

妖精「良かったねえ」

クーちゃん「本当に良かったわ! 奴隷商人の奴からも慰謝料を貰ったし、食べたいものがあれば何でも言いなさい! 今日は私の奢りよ!」

クロシュ「わ!」

フメイ「いいの?」

クーちゃん「もちろんよ! 何が食べたい?」

フメイ「ん〜……じゃあ、酒」

クロシュ「おさけ!」

クーちゃん「えっ!?」

リュアン「クロシュちゃんたちはスライムだから……」

聖女「お酒が飲めるんですよね……」

クーちゃん「そ、そうなのね……。じゃあ酒場に行きましょう」


↓1選択
1.一般街の表酒場に行く
2.暗黒街の闇酒場に行く

↓1コンマ 情報収集(表酒場の場合)
01-50 違法武器の噂
51-80 闘技場の噂
81-95 創業者の噂
96-00 ???

↓1コンマ 情報収集(闇酒場の場合)
01-10 CEO
11-35 違法武器の噂
36-65 闘技場の噂
66-90 創業者の噂
91-00 ???
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/10/25(日) 23:38:13.36 ID:wMvlgYmh0
1
658 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/10/26(月) 01:05:21.36 ID:hEYQoYbt0
―表酒場

 ワイワイ ガヤガヤ

クーちゃん「まあ……酒とご飯を食べるのが目的なんだから、わざわざ闇酒場に行く必要はないわよね」

聖女「闇酒場……?」

クーちゃん「なんでもないわ! 別に酒以外にも美味しいものはあるはずだから、聖女とリュアンと妖精も遠慮せず食べなさいよね」

妖精「ん、じゃあ遠慮なく」

リュアン「わあ、ありがとうクーちゃん……!」

クーちゃん「フッ、あなたたちも我が友クロシュの仲間だもの。我が暗黒商店が復活した暁には最上級待遇のVIP客としてオモテナシするわ。楽しみにしておきなさい!」

妖精「調子が戻ってきたねえ」

聖女「ふふ、本当に楽しみにしておきますね」

 *

 安エール「」ドン!
 ビール「」ドン!
 ラム酒「」ドン!

クロシュ「〜〜♪」モニョニョ グビグビ
フメイ「〜〜♪」グビグビグビ

クーちゃん「ちょ、ちょっと飲み過ぎじゃない!? い、いや会計が怖いとかではなくて……健康に悪いわよ!!?」

妖精「まあ、スライムにとって酒は水みたいなもんだから……」

クーちゃん「そうなの!?」

 ヤマイモフライ「」カリッ

リュアン「これ……カリカリで美味しいです!」モグモグ

メアリー「これは……似たものを王宮で食べたことがありますが……。こちらの方が、より濃厚で……味が濃く……健康に悪そうです!」パクパクモグモグ

聖女「ヤマイモのフライですね。子供たちの大好物ですが……献立に入れる際はバランスに気を遣う必要があります。でもこのお店のヤマイモフライは本当に美味しいですね……!」モグモグ


「……む!? 君たち!」スタスタ


クロシュ「!!」モニョニョ

聖女「そ、その声は――」

妖精「ローガン!」


ローガン「クロシュくん、妖精くん! それに聖女殿!」

フメイ「あ、ユーシリアの下っ端騎士」


ヴィルト「……」ヌッ

リュアン「ヴィルトさんも!? 良かった、探してたんです!」

ヴィルト「ああ。お前たちも……この酒場に来ていたんだな」

メアリー「ヴィルトさん。クーちゃんの違約金問題は解決しました。もうお金は大丈夫です」

ヴィルト「!? もう1000万集まったのか……!?」

リュアン「あ、ええとですね……。マフィンファミリーの方々といろいろあって……」

クーちゃん「――私が話すわ。私にはそうする責任がある……と思う」

 カクカクシカジカ

 *
659 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/10/26(月) 01:09:18.15 ID:hEYQoYbt0
ヴィルト「そうでしたか……。それなら良かったです」

ローガン「私もヴィルトくんからクーくんの危機と聞いて、支援を考えていたが……必要なくなってしまったようだな」

クーちゃん「私……正直、もう終わりだって思ってた……。こんなに私のことを助けようとしてくれる人がいるなんて、思いもしなかったわ……。本当に……ありがとう、ございました」ペコリ

ヴィルト「いえ……大して力になれず申し訳ありませんでした」

クーちゃん「いやいや、そんなことないわよ!? ていうか私への恩返しって一体何なのよ、全然思い出せなくて夜しか眠れなかったわよ!?」

ヴィルト「……昔のことです。気にしないでください」

クーちゃん「いや逆に気になるから!!!!」


妖精「しかし武器の密輸か……。ローガンも面倒な任務を抱えてるね」

ローガン「そうなのだ。ただでさえ情勢が不安定なこの時勢に、困ったものでな……」

リュアン「武器の密輸って……エインヘリアルさんが言ってたあれでしょうか……?」

妖精「だろうね……」

ローガン「ケンブツ子爵と彼にまつわる情報は有力な手がかりだ。感謝する」

フメイ「どうする? どうせだし、悪い武器商人ってやつ燃やしてく?」

妖精「ん〜……放置すべき問題でないのは確かだけど、ローガンだけでなく大魔女帝国のエージェントも動いてるし、わざわざ私たちが関与しなくてもいずれ解決しそうな気がする」

メアリー「ですが……ただでさえ情勢は混沌としています……。追い詰められた者が何をしでかすか、予想は付きません。何より……白影スライムたちが引き起こす混乱に乗じて、世界に仇をなすなど……全く看過できぬ悪鬼畜生の所業です……。我々も事態に介入し、可及的速やかに犯人にデロデロの救済を与えるべきかと……」

妖精「いや、なんでメアリーが私たちの方針に口出ししてるの……。放っておくわけにもいかないから一緒に連れてってるだけで、あなたは私たちの旅の仲間ってわけじゃないんだよ」

メアリー「!!!」ガーン!!!

ローガン「……どういう関係なのだ? はたから聞くとちょっとひどい言い方に聞こえたが……」

妖精「メアリーは私たちをデロデロにしようとした危険なデロデロ主義者なんだよ。元は敵だったってこと」

ローガン「なるほど……」

フメイ「まあでも、もう仲間でもいいんじゃないの。もうデロデロ教っていうよりクロシュ教だし」

クロシュ「そうなの?」

リュアン「まあ……そんなような感じはします」

メアリー「……み、皆さん……」ウルウル

妖精「まあ……別にいいけど。でも方針はもうちょっと慎重に決めたい。もし私たちが関与するならちゃんと連携は取りたいし、他に考えるべきこともいろいろあるからさ」

ローガン「うむ。今は違約金問題が解決して間もないのだろう? それならまずはゆっくり羽根を伸ばすのが良い」


ヴィルト「……」

聖女「ヴィルトさんはこれからどうするのです?」

ヴィルト「……記憶はかなり戻ったんだが」スッ

 翡翠の賽「」ポン

ヴィルト「肝心の……これを返すべき相手は思い出せていないんだ」

聖女「なんと……。でもかなり思い出せたのなら良かったです」

ヴィルト「フッ……。そうだな……」

フメイ「? あんまり嬉しくないの?」

ヴィルト「ああ、いや……。記憶があると、それはそれでいろいろ考えてしまうこともある。だから、手放しに嬉しいとは言えないのかもな……。もちろん二度と忘れたくもないが」

クロシュ「そうなんだ……」

ヴィルト「ひとまず、今は俺もローガンを手伝うことにする。彼にも恩があるからな」

妖精「義理堅いんだねえ」

ローガン「うむ。ヴィルトくんはエバンスくんにも劣らぬ一本筋の通った伊達男だ。頼りにしている」

 ☆リテン・ヘイヴンを中心に違法武器が出回っていることを知りました

 ☆今後、自由行動などでローガンやヴィルトと共に密輸犯捜査を手伝うことができます

 ◇
660 : ◆eAA16RTlRw2e [saga]:2026/10/26(月) 01:09:45.55 ID:hEYQoYbt0
本日はここまで。今のところ平和です。次回もよろしくお願いします
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/10/26(月) 01:58:54.26 ID:dTgaxL82o
おつでした
つかの間でも平和を満喫したい
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/10/26(月) 02:14:38.08 ID:2d82KPgxo
おつ
嵐の前の静けさというやつですね…
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/10/26(月) 10:09:14.82 ID:Bwnj1QuxO
おつ
メアリーさんは仲間だよね裏切らないよねほんとうに
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