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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part9
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623 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 21:05:00.84 ID:HTl8jGxA0
―監獄島 広場
ジャカジャカジャンジャン♪
ベルナルド「〜〜♪」
リュアン「わ……。綺麗な歌……」
聖女「吟遊詩人の方でしょうか? なぜ監獄島に……」
クロシュ「えと……ベルナルドさん……観光、なんだって……」
フメイ「へえー、観光なんだ」
クーちゃん「監獄島に観光……? 絶対マトモな奴じゃない……関わらない方が良いわ」
妖精「同感かも……。あれ、たぶん悪魔だ」
クロシュ「そうなの?」
妖精「うん」
クロシュ「ベルちゃんの……なかま?」
妖精「分類的にはそうだけど、悪魔は基本的に悪魔同士で連帯しないから、ベルトーネの仲間といえるかは微妙」
クロシュ「そうなんだ」
聖女「悪魔って……悪魔族のことですか?」
妖精「ううん。悪魔族は一部の悪魔に似てるからって謂れなき迫害を受けたこの世界の種族の一つ。悪魔は……なんなんだろう……。まあこの世界の住人でないのは確かだ。基本的に悪い奴らだよ」
クロシュ「わるいの……!? ベルちゃんも……!?」
妖精「ベルトーネも……まあたぶん悪い奴だよ。あの時は契約に縛られてて悪さができなかっただけじゃないかなあ」
聖女「契約……。伝承の通り、悪魔は契約を行うのですか?」
妖精「うん。悪魔と契約すると大抵の契約者はひどいことになるけど、契約内容次第では悪魔を上手く縛れたりもするから、ベルトーネと契約した過去の術師はなかなかのやり手だったのかも」
ベルナルド「どうかな? ベルは悪魔としてはかなり甘いところがあるからね。案外、大真面目にサビ残を頑張ってただけかもしれないよ」ヌッ
624 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 21:07:36.26 ID:HTl8jGxA0
妖精「うわっ!」コテッ
ベルナルド「こんにちは。また会ったね、クロシュ」
クロシュ「あ、うん。こんにちは」
ベルナルド「そしてクロシュのお仲間の皆さんは初めまして。吟遊詩人のベルナルド・バイロンだよ。よろしく」
リュアン「よ、よろしくお願いします」
聖女「よろしくお願いします」
クーちゃん「よ、よろしく……」
妖精「……どうして悪魔がこんなところで吟遊詩人ごっこなんかしてるの?」
ベルナルド「悪魔が吟遊詩人として観光しちゃいけないかな?」
妖精「そりゃいけないでしょ」
ベルナルド「手厳しいなあ」
妖精「あなたたち、契約してないとこの世に居座れないんだよね? つまりあなたは今も誰かを騙して契約していて、その誰かを食い物に嘲笑ってるわけでしょ?」
ベルナルド「それは風評被害だ。全ての悪魔が契約者をいいように騙しているわけではないよ。それに一度この世に顕れることができた悪魔は、契約が切れても死んだり自ら退去したりしない限りその世界に居座り続けられる。僕もその手合さ」
妖精「ふん、どうだか……。悪魔は嘘つきでずる賢い奴らだもん、無条件に信じることはできない」
ベルナルド「過去によほどひどい悪魔に騙された経験でもあるのかな……。まあでも現時点で君が普通に生きているってことは、致命的な契約を結んだ経験があるとかではなさそうだ」
妖精「当然でしょ。悪魔と契約なんて死んでもゴメンだよ」
ベルナルド「まあ僕たち悪魔としても、妖精類との契約は難しさの割に旨味がないからね。僕たちの方から妖精の君に契約を持ちかけることは今後もないと思う、安心していいよ」
フメイ「妖精はまずいんだ」
ベルナルド「ああ。ちなみにスライム類も同じくらいまずい」
クロシュ「そうなんだ……」
お話できる
↓1〜2選択 話すこと
1.お金がいらなくなったことを自慢する
2.楽器と歌について
3.ウミダンゴムシについて
4.デロデロについて
5.監獄島について
0.自由安価(できないことはできない)
↓3 合法採掘!
01-10 崩落だ! 怪我をして明日の終わりまで満腹度-2
11-30 凪鉄(低質) +10万
31-50 凪鉄(中質) +20万
51-70 凪鉄(高質) +40万
71-90 凪鉄(特上) +80万
91-00 凪スライムの欠片 +150万
↓4 みんなで採掘するのでもう一回判定できる
01-10 崩落だ! 怪我をして明日の終わりまで満腹度-2
11-30 凪鉄(低質) +10万
31-50 凪鉄(中質) +20万
51-70 凪鉄(高質) +40万
71-90 凪鉄(特上) +80万
91-00 凪スライムの欠片 +150万
625 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/18(日) 21:08:46.56 ID:io0CBopu0
0この国に他に面白そうな人いない?
626 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/18(日) 21:09:53.16 ID:J6PJGxv9O
5
627 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/18(日) 21:13:39.08 ID:TvTCFXboO
おこづかいゲット
628 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/18(日) 21:16:12.60 ID:1j9VClCbO
ま
629 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 22:52:48.35 ID:HTl8jGxA0
聖女「ベルナルドさんはどうして監獄島に……? 観光と仰いましたが……観光するところはあるのでしょうか?」
ベルナルド「もちろん。僕がどういう存在なのか、よく考えてごらん」
聖女「……ええと。つまり……悪魔であるベルナルドさんにとって……この監獄島は、とても美味しい場所である……と?」
ベルナルド「そう。��ヒトの不幸は蜜の味�≠ニ言うだろう? この島は、そんな極上の蜜に溢れているということだね」
リュアン「……」ゾゾゾ
妖精「ほらこれだ。悪魔なんてのはロクな連中じゃないんだよ、わかった?」
クロシュ「う、うん」
フメイ「ベルナルド、性根ってやつが曲がってる……」
ベルナルド「フフ、最高の褒め言葉だ。性根が真っ直ぐの悪魔なんてベルくらいだよ」
フメイ「むむ……。じゃあ、コモノ! 自分で不幸にするわけでもなくて……ただ不幸な人を見るだけで美味しくなるのは、なんか、コモノっぽい!」
ベルナルド「コモノか! フフフ、いいね。僕みたいな三下にはピッタリだ。これから小物悪魔を名乗ろうかな」
フメイ「むむむ……! 本当に不幸が好きなら、自分で全部焼き払ってみんなを不幸にする、みたいな熱さがないとだめだと思う!」
リュアン「いやそれはもっとだめだよフメイちゃん!」
ベルナルド「残念ながら僕は小物だからね。例えばウミダンゴムシも、食べる為の藻類を自分で植えたりはしないだろう? ただそこに生えている藻類をモソモソ食べるだけ。僕も同じさ」
クロシュ「!」
ベルナルド「僕も、ただそこにある不幸を食べるだけ……それで十分なんだよ。だってこの世界には、もう既に食べきれないくらい大量の不幸が淀んでいるんだ。わざわざ自分から作りに行く必要がない。フフ、三下の小物にも生きやすい良い世の中さ」
聖女「よ、よくわかりました……。悪魔の方は、不思議な生態をしていらっしゃるのですね……」
妖精「まあ……自分から積極的に悪事を働いたりしないんなら、好きにすれば良いんじゃないの……」
ベルナルド「悪魔嫌いの妖精さんのお墨付きも得られたことだし、これからも大手を振って不幸の蜜を啜ることにするよ」
*
クーちゃん「ねえ、悪魔ってけっこういるものなの?」
ベルナルド「いや、けっこういないよ。ヒトみたいにポコポコ繁殖したりもしないしね」
聖女「そうなのですか……。じゃあ例えば、この国にベルナルドさん以外の悪魔の方がいたりとかは……?」
ベルナルド「それはタダでは教えてあげられないな。今までの話は些事や一般常識の範疇だったからタダで答えられたけれど、同業の情報ともなれば別だ。下手に他の悪魔の顰蹙を買えば後で村八分にされてしまうかもしれないしね」
聖女「なるほど……それを知りたければ契約、ということですね」
ベルナルド「そういうこと。君はダメだけどね」
聖女「えっ?」
ベルナルド「こちらとしても踏み倒されるのはゴメンだからさ」
聖女「ええっ!? 私ってそんな悪い人に見えますか!?」
ベルナルド「僕にとってはね」
☆ベルナルドのスタンスを知りました
◇
630 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 22:53:15.87 ID:HTl8jGxA0
―監獄島 坑道
ガンッ… ギンッ… ゴッ…
ツルハシを振るう囚人たち「えっほ……えっほ……」フラフラ
リュアン「私たち……場違いではないでしょうか……?」
妖精「場違いだと思う……」
リュアン「ですよね……」
クーちゃん「場違いでもなんでも一攫千金のチャンスに変わりないわ! やるわよ!」グッ
ツルハシ「」シャキン!
クロシュ「ん!」
ツルハシ「」シャキン!
フメイ「む〜……爆発させられたら一気にたくさん掘れそうなのに……」
ツルハシ「」シャキン!
聖女「せっかくの機会ですから、がんばりましょう!」
ツルハシ「」シャキン!
*
ガンガンガンガンガンガンガンガンッ!!
ゴゴ…
妖精「……ん!? ちょっと止まって!!」
クロシュ「ほえ……?」
クーちゃん「はあ、はあ……な、何かあったの?」
妖精「微かに音が……はっ!!? みんな、急いでここから――」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!
ドゴオオオオオオオッ!!!!!
リュアン「わあああああ!?!!?」
フメイ「んわあああああ!?!?!?」
聖女「わあああああああ!!!??!?」
ドッギャァァァァン!!!!
*
▽崩落に巻き込まれて怪我をしてしまいました……
明日の終わりまで、満腹度-2の不利効果を受けます
☆高質凪鉄鉱石を掘り出し、80万リテコインに換金されました
ロスチャイルド商会にショバ代として50%が徴収され、40万リテコインが手元に残りました
☆今現在のお金は [690万] です
◇
631 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/18(日) 22:53:42.18 ID:HTl8jGxA0
―夕方
リテン・ヘイヴン市街
スライムクロシュ「〜〜…」モニャニャ…
フメイ「ひどい目にあった……」ヨタヨタ
リュアン「ごめんね……。クロシュちゃんとフメイちゃんがみんなを押し出してくれたから……」
聖女「お陰で、私たちは生き埋めにならずに済みました……。本当にありがとうございます」
妖精「監獄島でも不死鳥の炎が使えて良かったよ……。クロシュとフメイもすぐに怪我を治すことができて」
クーちゃん「……回復魔法が使えない監獄島で自力で怪我を治せるなんて……インチキに磨きがかかったじゃない、クロシュ」
スライムクロシュ「〜〜…♪」モニョニョ
妖精「でも前よりずっとお腹の容量が減っちゃってるんだよ。不死鳥の炎も前より負担が大きいみたいだし、これをアテにして無茶したりとかは絶対にだめなんだから」
スライムクロシュ「〜〜…」モニャニャ
聖女「今日と明日は危ないことはせず安静に過ごしましょう……。幸い違約金問題はもう解決していますし、お金もたくさんあるわけですから」
スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ
妖精「……ん? あそっか、ヴィルトにも伝えないとね。クーの違約金は解決したからもう大丈夫だってこと」
クーちゃん「……だ、大丈夫なのかしら……。私なんかの為に非合法な稼ぎに手を出したりしてなきゃ良いけど……」
リュアン「居場所がわかればすぐにお知らせできるんですけど、それもわからないんですよね……。心配です……」
「――スライム?」
スライムクロシュ「!?」モニャッ
妖精(しまった! 今はスライムがみんなデロデロに溶けてるから、スライムの姿でウロウロしてると目立っちゃうんだ!!)
スライムクロシュ(んわわわ……!!)モニャニャニャ
↓1コンマ
01-05 CEO
06-25 冒険者
26-50 好事家
51-65 金髪大剣少女
66-80 金髪Yシャツ少女
81-95 大剣少女+Yシャツ少女
96-00 創業者
632 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/18(日) 22:56:08.99 ID:b3nRhXGCo
おや
633 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/19(月) 00:14:29.40 ID:ypMmEJzK0
長い金髪を無造作に伸ばした幼女「……キミは……クロシュヴィア?」ズイッ
スライムクロシュ「!!」モニョニョッ
長い金髪を無造作に伸ばした幼女「……違う。魔力の波長は少し似ているけれど……。光も、音も……クロシュヴィアとは異なる色彩……。キミは……誰?」
妖精「ちょっと待って、あなたこそ誰!? どうしてクロシュヴィアを……知っているの!?」
長い金髪を無造作に伸ばした幼女「……失礼。まずはこちらから名乗らないとね……」
スライムクロシュ「〜〜」モニョニョ
長い金髪を無造作に伸ばした幼女→ローゼスフィア「私は……ローゼスフィア・ロスト……ううん……ローゼスフィア・ロスチャイルド……」
妖精「……えっ!?」
クーちゃん「ローゼスフィア……ロスチャイルド!!?!?」
フメイ「誰? またロスチャイルド?」
リュアン「ロスチャイルドの……一番最初の人だよ、フメイちゃん……!」
ローゼスフィア「キミの名前……教えて」
モニョモニョモニョ…ポン!
クロシュ「わたし……クロシュ。スライム……」
ローゼスフィア「クロシュ……。そうなんだ……キミが、デロデロの……」
クロシュ「ほえ……?」
ローゼスフィア「……ありがとう」
クロシュ「?」
ローゼスフィア「キミのお陰で……最後のピースが嵌まったんだ」
クロシュ「そうなの?」
ローゼスフィア「うん」
クロシュ「そうなんだ」
ローゼスフィア「……何か、欲しいものはある? 買ってあげる……。私が自由に使える、個人資産の範囲内で、だけど……」
クロシュ「ほえ……!?」
妖精「いやいやいや! 意味がわからないよ! なんで急にそんなことになるの!?」
ローゼスフィア「……? 恩を受けた相手に、お返しをするのは……変……?」
妖精「一体なんの恩を受けたっていうの! クロシュとは初対面のはずだよ!」
ローゼスフィア「うん……。でも……デロデロは、大きな気付きを私にくれたから……」
クロシュ「そうなの?」
ローゼスフィア「うん……。だから……キミとは……世界を救う前に、一度会ってみたかった」
クロシュ「わあ……!」
妖精「せ、世界を救う……!?」
ローゼスフィア「欲しいものがないなら……行動や、サービスでもいい。何でも言ってごらん……」
クロシュ「!」モニョニョ
お話できる
↓1〜3選択
1.お金がいらなくなったことを自慢する
2.ロスチャイルドについて(ソフィアとフェルメールの件も含む)
3.クロシュヴィアとデロデロについて
4.世界を救うことについて
0.自由安価(できないことはできない)
634 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/19(月) 00:17:25.79 ID:pIJ5Lp6Fo
4
635 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/19(月) 00:19:20.48 ID:ZlJDY+vvO
3
636 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/19(月) 00:20:51.84 ID:CNbQT1TwO
0
世界を救う前にロスチャイルドの悪評どうにかした方がええんとちゃいます?
637 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/19(月) 02:13:15.25 ID:ypMmEJzK0
クロシュ「ローゼスフィアちゃんは……クロシュヴィアちゃんのこと、知ってるの?」
ローゼスフィア「うん。クロシュヴィアとは……旧い、友達……」
クロシュ「わあ……! わたしも……クロシュヴィアちゃんと、ともだち……!」
ローゼスフィア「そうなんだね……」
クロシュ「うん!」
ローゼスフィア「もしキミが……私たちと同じ時代に生まれていたら……。私たちと共に、終幕の一つを名乗っていたかもしれないね……」
クロシュ「……?」
妖精「……それってもしかして……ナントカエンドを名乗ってる厄介な奴らのこと?」
ローゼスフィア「うん」
クロシュ「じゃあ……わたし……クロシュエンド?」
妖精「それじゃクロシュが終わっちゃうみたいじゃない! もっと別のにしなよ!」
クロシュ「んわわ……。えと……でも、終わりって……ちょっと、さびしい感じだから……。むずかしいかも……」
ローゼスフィア「……それなら……『ネヴァーエンド』はどう……?」
クロシュ「ねばーえんど?」
妖精「それ、極北とかぶっちゃわない?」
ローゼスフィア「かぶっちゃいけない、なんてルールはない……。それに……ネヴァーエンドは、決して終わらないっていう意味だから……。終わりを望まないなら、悪くない名前だと思う……」
クロシュ「そうかも……」
妖精「いやいややめとこうよ、あそこは永遠の魔王の領域でもあるしなんか縁起が悪いよ」
クロシュ「そ、そうかも……」
ローゼスフィア「もし名乗りたくなったら、使っていい……。ネヴァーエンドの席は、空けておいてあげる……」
クロシュ「ん……!」
638 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/19(月) 02:14:07.68 ID:ypMmEJzK0
ローゼスフィア「……クロシュは……自らの意思で、デロデロを見出したの……?」
クロシュ「ほえ……? えと……お絵かき……してて……。わたしの……ぱわーが、デロデロで……」モニョモニョ
ローゼスフィア「……なるほど……。クロシュヴィアも……良い後輩を、持ったね……」
クロシュ「んへへ……。ローゼスフィアちゃんは……デロデロ、どうおもう……?」
ローゼスフィア「とても良いと思う……。消沈して風に溶けちゃったクロシュヴィアが、息を吹き返したのにも納得できる……。ただ……」
クロシュ「……」
ローゼスフィア「実現可能性は……限りなくゼロに近いと、言わざるを得ない……」
クロシュ「!」モニャッ
ローゼスフィア「星脈を乗っ取って、白影スライムを放つという試みも、悪くない……。クロシュヴィアは、恐らく彼女自身が引き出せる限界に限りなく近い最高のパフォーマンスと、最良の行動を選択している……。でも……それでもきっと、届かない……。何らかのブレイクスルーが起こらない限り……クロシュヴィアの夢は、潰える……」
クロシュ「!!」モニャニャ
妖精「そ、そうなの!? でも……実際に世の中は白影スライムで溢れて、大混乱に陥っていて……!」
ローゼスフィア「……これだけの大掛かりな仕掛けを維持するのに……どれだけのコストがかかっていると思う……?」
クロシュ「!!!」モニャニャニャ
妖精「ま、まさか……」
ローゼスフィア「……星の力という膨大なリソースがあっても……それをどう配分して、どう使うかを計算し続けるのは……クロシュヴィア自身……。恐らく……今この瞬間にも、クロシュヴィアにはその強烈な負荷がかかっているはず……。不死鳥の炎で、命は無理矢理繋ぎ止められても……痛みや苦しみが消えるわけじゃない……。だから……この白影スライム騒ぎは、長くは続かない……」
クロシュ「〜〜!!!!」モニャニャニャニャ
妖精「それって……このままだと、クロシュヴィアが自滅するってこと……!?」
ローゼスフィア「そう……」
妖精「……」
ローゼスフィア「……だから。私が……そうなる前に、世界を救う」
クロシュ「!!」
妖精「それは……どういうこと!?」
ローゼスフィア「……詳細は、話せない。でも、安心して……。世界も……クロシュヴィアも……私が、救う……」
クロシュ「……」
ローゼスフィア「……きっと……全ての、悲劇を……無くして、みせる……」
639 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/19(月) 02:15:59.28 ID:ypMmEJzK0
フメイ「………ねえ。その前に、ロスチャイルドのこと、どうにかした方が良いんじゃないの」
ローゼスフィア「……ロスチャイルドのこと……?」
フメイ「うん。なんか、いっぱい悪さして迷惑かけてるんだって」
ローゼスフィア「ああ……。その件なら……一応、把握している……」
妖精「一応……」
ローゼスフィア「……結論から言うと……私には、どうにもできない」
妖精「ええっ!? 創業者なのに!?」
ローゼスフィア「今の私は……ロスチャイルド家にとっては、隠居したお飾り名誉職のようなもの……。自分の管轄外では、何の権限を持たない穀潰しでしかない……」
妖精「いやそこは諦めないで……」
ローゼスフィア「……大丈夫。世界を救うことができれば……その問題も、解決する」
フメイ「そうなの?」
ローゼスフィア「うん」
クロシュ「そうなんだ」
妖精「……肝心の世界の救い方は言えないんでしょ? それじゃ信用できないよ」
ローゼスフィア「……実際に世界を救う時まで、待ってもらう他ない……」
「おばあさま〜! どこに行ったの〜!」トタトタ
ローゼスフィア「……呼ばれてるみたい」スッ
クロシュ「……」
ローゼスフィア「……先ほども言ったけれど……もし何かあれば、ロスチャイルドタワーに来て……。話は通しておく……」
クロシュ「!」
ローゼスフィア「それじゃあ……また……。本当に、来て良いからね……」スタスタ…
クロシュ「う、うん!」
フメイ「行っちゃった」
クーちゃん「……す、すごいわ。ロスチャイルドの始祖であり創業者とのコネクションだなんて……クロシュ、あなた一体どれだけ私の想像を越えていけば気が済むのよ!!?」
クロシュ「そ、そうなの?」
クーちゃん「そうなの!!」
リュアン「でも本当にすごいことだよ……! マフィンファミリーのボスさんにも気に入られちゃったのにも驚いたけど、まさかロスチャイルドの創業者さんにも気に入られちゃうなんて!」
聖女「……しかし、世界を救うという言葉が気になります。一体どのような手段で世界を救うつもりなのでしょう……」
妖精「うーん……なんかまたロクでもないやり方な気がするなあ……。はあ、ロヴィアのことも考えなきゃいけないのに……」
☆ローゼスフィア・ロスチャイルドとのコネクションを得ました
◆
640 :
◆eAA16RTlRw2e
[saga]:2026/10/19(月) 02:17:07.51 ID:ypMmEJzK0
本日はここまで。次回、滞在6日目編です。お楽しみに
641 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/10/19(月) 02:54:38.40 ID:pIJ5Lp6Fo
乙
またエンドがろくでもないこと考えてる
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