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【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 Ⅳ
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361 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 07:02:01.98 ID:ueYUSeK/O
積み上げられた木箱「」
水が入った樽「」
黒髪黒肌の少女「……これで、こっちの分は……」コトッ
ステラ「……リディア?」コソコソ
ガイ「知っているのか?」コソコソ
ステラ「食料や水を作れる子よ。原理派の食料の大半は彼女が担っているの」
ガイ「待て、誰か来るぞ……」
スタスタ……
原理派騎士A「──ヴィクトリア様。こちらです」
黒髪黒肌の少女→リディア「……!」ビクッ
ヴィクトリア「リディア。少し、よろしいですか?」
ガイ(あれは、ヴィクトリア……!?)
リディア「ヴィクトリア様……!」
ヴィクトリア「ごきげんよう。配給には間に合いますか?」
リディア「……はい。問題ありません」
木箱を見るヴィクトリア「……帳面より数が多いみたいですね?」
リディア「……!」
ヴィクトリア「帳面にある人数なら、そこまで追加する必要はないはずですが」
リディア「そ、それは……足りなくなった時のために……」
ヴィクトリア「……」
帳面を抱え直すリディア「……」ギュッ
片目を隠すヴィクトリア「」スッ
キィィィィィン──
◇
ーー少し先の未来
布に包んだ食料を差し出すリディア「……これ、皆さんで分けてください」スッ
勇者連合の男「……いつも悪いな。こっちにも、食べ盛りの子供がいてさ……」
避難民「それより、大丈夫なのか?原理派なのに、こんなこと……」
リディア「……ないしょに、してもらえれば……大丈夫です。皆さんが、お腹を空かせたままなのは……嫌なので……」
◇
362 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 07:02:33.36 ID:ueYUSeK/O
ヴィクトリア「……」
リディア「……あ、あの……」
ヴィクトリア「……たしかに、備えは必要ですね」
リディア「……え?」
ヴィクトリア「不足が出てからでは遅いでしょう。予備も多めにお願いします」
リディア「……は、はい……!」
原理派騎士A「ですが、配給を増やせると知れれば、さらに要求する者も──」
ヴィクトリア「要求が増えることを恐れて、必要な備えまで減らすわけにはいきません……私が認めた分です。リディアを責めることのないように」
原理派騎士A「……承知しました」
ヴィクトリア「それでは、よろしくお願いしますね」
リディア「はい……!」
スタスタ……
◆
ステラ「……行ったみたいね」
ガイ「……」
木箱を運ぶリディア「……よいしょ……」グッ
ガイ「……リディアなら、ここに出入りする連中のことも知っているかもしれないな」
ステラ「……話しかけるつもり?」
ガイ「お前とは顔見知りなんだろう?」
ステラ「そうだけど……ここ、原理派の本拠地なのよ?知り合いだからって、黙っていてくれるとは限らないわ」
ガイ「……そうだな」
ステラ「……まあ、いきなり人を呼ぶような子じゃないとは思うけど」
ガイ「どっちなんだ」
ステラ「絶対とは言えないってこと……話すなら、さっきの連中が戻ってくる前にしてよね」
◆安価下1
リディアに
1話しかける(追加で反転コンマ判定50以下で……)
2この場を離れる
363 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 08:33:32.16 ID:iokahX/JO
2
364 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 09:33:12.35 ID:iBAR6suDO
ガイ「……今は、見つかる危険を冒すほどじゃないな。ステラ、空間魔法を頼む」
ステラ「ええ……ところで」スッ
ガイ「なんだ?」
ステラ「あなた、乗り物酔いには強い?」
歪む空間「」グニャッ……
誰もいなくなった空間「」シン……
リディア「──あれ?今、そこに誰かいたような……?」
⭐︎リディアを見つけました。
365 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 09:33:43.01 ID:iBAR6suDO
ーー聖ヴァレリオ教会
バケツに顔を突っ込むガイ「うぐ……おえっ……」
別のバケツに顔を突っ込むステラ「最悪……うえっ……」
二人の背中をさする聖女「ああ……お二人とも、大丈夫ですか?」サスサス
ステラ「……だから、聞いたじゃない。乗り物酔いに強いかって……」
ガイ「……答える前に……飛ばしただろうが……」
ステラ「……それは、そうだけど……」
ガイ「……お前も……駄目なんじゃないか……」
ステラ「うるさいわね……移動できるのと、酔わないのは……別なのよ……うっ……」
聖女「今は、お話をやめて休んでください……ジョンさん、お水をお願いできますか?」
バケツから顔を上げるガイ「はぁ……すみません。世話をかけます……」
聖女「いえ……無事に帰ってきてくださって、よかったです」
水を差し出すジョン「どうぞ。まずは、お口をゆすいでください」スッ
ガイ「……ありがとう」
ステラ「……助かるわ……」
ジョン「私が戻って、事情をお伝えしていたところに、お二人が現れたものですから……驚きましたよ」
ステラ「こんなに長い距離を空間魔法で移動したのは初めてだったけど……少しは、役に立ったでしょう……私の魔法……」
ガイ「……ああ。助かった……だが、次はもう少し……手加減してくれ……」
ステラ「空間魔法に……手加減はないわ……」
ガイ「……自分が酔わないようには……できないのか……?」
ステラ「できたら……とっくに、やってるわよ……!」
再びバケツに顔を伏せるステラ「……うえっ……」
つられてバケツに顔を伏せるガイ「……うぐ……」
聖女「お話は、落ち着いてからにしましょう……」
◆
366 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 09:34:54.75 ID:iBAR6suDO
ーー魔王城
闇に包まれた女性「……アレ……?ミスティサン……?」
砂塵を纏う赤黒の兵士「……」
闇に包まれた女性「……ドコ……?……ドコニ……イッチャッタノ……?」
足元で波立つ黒い粘液「」
パタ……パタ……
黒く変質した妖精「……」
闇に包まれた女性「……妖精サン……ミスティサンガ……ドコカ、行ッチャッタ……」
頬に触れる黒く変質した妖精「……」ソッ……
闇に包まれた女性「……ウン……」
遠くから響く地鳴り「」ゴゴゴ……
軋む城壁「」ミシ……ミシ……
闇に包まれた女性「……マタ……世界ガ、メクレテル……」
女性を撫でる妖精「……」ナデナデ
闇に包まれた女性「……少シズツ……デモ、止マッテ、ナイ……待ッテタラ……間ニ合ワナク、ナッチャウ……」
闇に包まれた女性「……マダ……外ニ、ミンナ……イルノニ……」
床を這い始める黒い粘液「」ズル……ズル……
闇に包まれた女性「……早ク……ミンナヲ、溶カサナキャ……世界ガ、メクレキル前ニ……ワタシノ中ヘ……」
砂塵を纏う赤黒の兵士「……」
闇に包まれた女性「ウン……怖ガラナクテ……イイノニ……一緒ニナレバ……モウ、ハグレナイ……」
砂塵を纏う赤黒の兵士「……」
闇に包まれた女性「……ミスティサン……探シテ、ホシイ……」
闇に包まれた女性「……ヒトリデ……サビシイ思イ、シテタラ……嫌ダカラ……」
頷く砂塵を纏う赤黒の兵士「」コクリ
サラサラサラ……
闇に包まれた女性「……今度ハ……ミンナ、一緒ニ……誰モ……置イテ、イカナイ……」
◆
367 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 09:36:30.27 ID:iBAR6suDO
ーーセイントレア上空
ヒビが入る空「」パキッ……
ヒビが広がっていく空「」パキパキパキッ……
◆
空を見るセイン「……」
白い花弁「」フワッ……
ホーリー「──こんにちは、勇者セイン」スタッ
セイン「あのときの……!」ザッ
ホーリー「お話をしに参りました。」
セイン「……ガイなら、ここにはいない」
ホーリー「ええ。今日は、あなたに」
セイン「……僕に?」
ホーリー「十年間、この地で戦い続けてきたあなたなら、お気づきでしょう。世界めくれの進行は今もなお、続いていると」
セイン「あんな亀裂は初めて見たが……氷刃の魔女を倒したことと、関係があるのか?」
ホーリー「彼女を倒したことと、世界めくれの進行は関係がありません。あなた方が道を切り開いている間も、進行は続いています」
セイン「……なら、急がなければならないな」
ホーリー「ええ。ですが、焦って命を落としては、その先へ進めなくなります」
セイン「分かっている。準備は必要だ……だが、どこまで時間をかけられる?世界めくれが進めば……この世界は、いつかは呑まれるんだろう?」
ホーリー「はい」
セイン「その前に、僧侶を魔王城へ連れていかなければならない……あと、どれくらい残されている?」
ホーリー「正確に、いつ全てが失われるかをお伝えすることはできません」
セイン「……少なくとも、それまでは持ちこたえられるという期間は?」
ホーリー「世界めくれによって、この地が呑み込まれずに済む期間、ということであれば」
セイン「……それを知りたい」
ホーリー「そうですね……確実に安全だと言いきれるのは、残り──」
◆反転コンマ下1
01-10 10日
11-30 12日
31-50 13日
51-60 14日
61-90 16日
91-00 18日
368 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 09:50:43.39 ID:DzcLAU8FO
あ
369 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 11:41:40.33 ID:Fz1nYbfxO
ホーリー「──十八日です。それを過ぎれば、いつ何が失われてもおかしくありません」
セイン「……分かった。みんなに伝える」
ホーリー「それから、もう一つ」
セイン「……?」
ホーリー「あなたの身体は、既に崩壊し始めていますね」
袖口を押さえるセイン「気づいていたのか」
ホーリー「ええ。お望みであれば、この場で救って差し上げます」
セイン「……その救いは要らない。まだ戦える。剣も握れる……今、僕が抜けるわけにはいかない」
ホーリー「この地に残された十八日を、あなたの身体が耐えられるとは限りません」
セイン「分かっている。だが、このことは誰にも言わないでほしい」
ホーリー「……」
セイン「話せば、僧侶たちは僕を止めるだろう。僕の身体を気にして動くことになる」
手を握り込むセイン「……あと少しなんだ」ギュッ
セイン「十年前は、届かなかった……ようやく、希望が見えたんだ。待っているだけなど、僕にはできない」
白い花弁「」フワッ……
ホーリー「……お伝えしたいことは以上です。どうか、代行者の方が使命を果たせるよう、お力添えを」
セイン「……言われなくても、そのつもりだ」
白い花弁に包まれるホーリー「……ええ。よろしくお願いいたします」
舞い散る白い花弁「」サァ……
握った手をゆっくりと開くセイン「……」スッ
セイン「僕には……あとどれだけ残されているんだろうか……」
◆
370 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 11:42:20.10 ID:Fz1nYbfxO
ーー聖ヴァレリオ教会
聖女「十八日……それが、残りの猶予……」
セイン「そう聞いた。それを過ぎれば、いつ何が失われてもおかしくないと」
ガイ「……十八日後に、必ず終わるというわけではないんだな」
セイン「ああ。だが、それ以上の時間があるとは考えない方がいい」
アインズ「……準備を急ぐ必要があるな」
サーシャ「うん……その間に、ちゃんと戦えるようにしないとね……」
ガイ「ああ。残された時間で、何ができるか考えよう」
クレア「……あの時、見えていたものは……この先に待っていることだったのかもしれませんね」
サーシャ「それって……どういうことです?」
クレア「私は……未来視の魔眼を持っていたのです」
アインズ「未来視の魔眼だと……?では、その目は……何者かに奪われたのか?」
目隠しに触れるクレア「……いいえ。誰かに傷つけられたのではありません」スッ……
目隠しをほどくクレア「……私が、自分で……もう、何も見なくて済むように……」シュル……
聖女「……クレアさん……」
膝の上に落ちる目隠し「」ハラリ……
371 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 11:42:49.36 ID:Fz1nYbfxO
リーゼリット「……その目……」
潰れた両目の痕「」
クレア「──十年前、世界めくれが起きてから……私の未来視に映るものは、どれも不幸な結末ばかりになりました」
クレア「争う人々や、泣き崩れる方の姿……誰かが傷つき、苦しんでいるところばかり、見えてしまうのです」
サーシャ「……そんな……」
クレア「初めは、見えたことを伝えていました。知っていれば、避けられると思ったのです」
クレア「けれど……一つを避けても、その先にはまた、別の不幸が見える。誰かが助かっても、違う誰かが……」
俯くミラ「……」
クレア「……レイさんという方を救おうとした時も、私は……救えませんでした」
膝の上で手を握るクレア「そのうちに、何を伝えればよいのか……どう動けば誰かを救えるのか、分からなくなってしまって……」
ザック「……クレア」
クレア「……怖かったのです。目の前で笑っている方の声を聞いても、その方を失う光景が頭から離れなくて……」
クレア「いつか、何もかもなくなってしまうのだと……そればかり、考えるようになりました」
アインズ「……それで、自ら……」
クレア「……はい。もう、見続けることができませんでした」
セイン「……」
クレア「……ですが、あの頃は、ガイさんたちはここにいませんでした」
クレア「氷刃の魔女を倒し、世界めくれを止めるために進もうとしている方々が、今はここにいる……」
クレア「私がかつて見たものを理由に、皆さんの歩みまで諦めてしまいたくはありません」
膝の上の目隠しを手に取るクレア「……私も、まだできることを探したいのです」スッ……
ガイ「……話してくれて、ありがとう」
ガイ「未来がどうなるかは、俺にも分からない。だが……まだ猶予はある。できることを一つずつやっていこう」
聖女「……はい。私も、ご一緒します」
◆現在はセイントレアです。(21日目)
⭐︎世界めくれによる消失まで、保証された猶予は残り18日
⭐︎目標
・世界めくれを止める
・魔王城の奥地を目指す
・星詠みの魔女を倒す
・白鋼の騎士を倒す
何をする?
安価下1〜3
372 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 11:43:50.12 ID:ilDj6ZLb0
アインズ、マロニーに斧の扱いを見てもらう
373 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 11:45:43.29 ID:Slfk+9t30
ジョンと模擬戦
374 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 11:46:07.31 ID:eZFDDZEMo
星詠みの魔女に挑む
375 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 11:46:26.85 ID:DM8tYz6lO
ガイサーシャザックレム、星詠みの魔女の動向調査
376 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 15:33:26.47 ID:jX94zvFjO
ーー第七避難所
アインズ「──ふっ、はっ!」
大斧「」ブンッ ブンッ
マロニー「おー……いい感じ」パチパチ
大斧「」ズンッ
アインズ「……ふぅ。お前がそう言うなら、少しは様になっているのだろうな」
マロニー「でも、今日は星詠みの魔女と戦うんでしょ?使う場面はなさそうだね」
アインズ「空では、竜の姿の方が強いからな。だが、戦う相手はあの魔女だけではない。人の姿で戦う術も磨いておきたいのだ」
マロニー「ふうん……じゃあ、もう一回。今度は振った後、すぐ構え直してみて」
アインズ「?……ああ……」スッ
振り下ろされる大斧「」ブォンッ!
大斧を引き戻すアインズ「……っ」グッ
マロニー「……」
アインズ「……どうだ?」
マロニー「うん。力で引き戻せるのはすごいけど……うまく言えないな」スッ
斧を手に取るマロニー「見てて──私なら、こうする」スッ
◆
大斧を振るうアインズ「はぁっ!」ブォンッ!
マロニー「うん。さっきよりいい感じ」
アインズ「綺麗な手本を見せてくれたからな。わかりやすかったぞ」
マロニー「じゃあ、次は私と戦──」
アインズ「それは……後日でも構わないか?」
マロニー「ふふっ、冗談。流石に代行者さんが困っちゃうから……アインズ、あなたが私たちと同じ高みに至るのが、楽しみになってきたよ」
アインズ「……お前がわざわざ名前で呼ぶとは……なんだか薄気味悪いな」
⭐︎マロニーに斧の扱いを教わりました。
377 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 15:34:04.21 ID:jX94zvFjO
ーーセイントレア平原
ジョン「錬金術を見せてほしい、と?」
ガイ「ああ。存在自体は知っていたが……どうやって戦いに使うのか、一度見ておきたくてな」
ジョン「なるほど……錬金術師は世界的にも数が少ないですからね。このセイントレアでは、今や私くらいかもしれません……これから共に戦うのであれば、互いの手の内を知っておいた方が合わせやすいでしょうし」
ガイ「構わないか?」
ジョン「ええ……そうそう、道中にスライムもどきの群れが確認されたのでしたね?」
ガイ「ああ。星詠みの魔女と戦う前に、退路を確保しておきたい」
ジョン「では、その退治がてら錬金術師の戦い方をお見せしましょう」
◆
スライムもどきの群れ「」ズル……ズル……
ジョン「では、まずは手始めに」スッ
チェーンウィップ「」ジャラッ……
ガイ「それは……鞭か?」
ジョン「チェーンウィップといいます。錬金術師の間では、よく使われる武器なんですよ」
ガイ「……錬金術と何か関係があるのか?」
小瓶を取り出すジョン「ええ。ご覧ください」スッ
チェーンウィップへ垂らされる薬液「」トロ……
ジョン「──少し下がっていてくださいね」ブンッ
チェーンウィップ「」ジャララララッ!
スライムもどき「」バシィッ!
溶けるスライムもどき「」ジュワァ……
ガイ「溶けた!?」
ジョン「スライムに効く薬品です。このもどきにも、よく効きます」
チェーンウィップ「」ジャラッ……
378 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 15:34:33.40 ID:jX94zvFjO
ジョン「瓶ごと薬品を投げる方法もありますが、一体ごとに使っていては、いくら用意しても足りません。武器に塗れば、少量ずつ狙った相手に届けられるのです」
ガイ「なるほど……魔法を使わずに、武器へ効果を持たせるわけか」
ジョン「ええ。もっとも……」
迫るスライムもどきの群れ「」ズルズルズル……
ジョン「これだけ集まっているなら、まとめて片づけた方が安上がりですね」スッ
ビックリマークが描かれた小瓶「」ポンッ
ガイ「それは?」
ジョン「爆発物です。投げたら伏せてください」
ガイ「……分かった」
小瓶を投げるジョン「では、失礼して」ポイッ
伏せる二人「」バッ
ドガァァァァァン!!!
弾け飛ぶ大量のスライムもどき「」
土煙「」モクモク……
ガイ「……すごい威力だ」スクッ
ジョン「ええ。小さな瓶でも、扱いを誤れば大怪我では済みません」スクッ
ガイ「その印は、飾りじゃないんだな」
ジョン「取り違えては大変ですからね。さて……ここまで、私は魔力を一切使っていません」
ガイ「?」
ジョン「同じことを魔法で行うには、使い手の修練と魔力が必要です。ですが、薬品なら使い方さえ守れば、魔法を使えない方でも同じ効果を得られる」
ガイ「作っておけば、他の奴にも持たせられるのか」
ジョン「ええ。それが錬金術の便利なところです。もちろん、材料も準備も必要ですし、持ってきた分を使い切れば終わりですが」
ガイ「まるで魔導機械のようだな」
ジョン「実際、ああした機械も広い意味では錬金術の一種と捉えることができます。道具や材料を組み合わせ、人の手で必要な働きを生み出す……通じるところは多いですよ」
ガイ「……見せてもらってよかった。次にその瓶を取り出したら、すぐ距離を取ることにする」
ジョン「ふふっ。使うときには、声をかけますとも」
スライムもどき「」ズル……
ガイ「……まだ残っているな。手を貸そう」
魔導拳銃「」スチャ
ジョン「お願いします。道を空けるからには、取りこぼしのないようにしましょう」
チェーンウィップ「」ジャラッ……
⭐︎ジョンの錬金術を見学しました。
379 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 15:35:10.19 ID:jX94zvFjO
ーー聖ヴァレリオ教会
ガイ「戻ったぞ。退路にスライムもどきは、しばらく集まらないはずだ」
サーシャ「あ、お帰り、ガイ……お客さんが来てるよ」
イリス?「失礼している」
ガイ「あなたは……なぜ、ここに?」
イリス?「星詠みの魔女に挑むと聞いたのでな。戦いに行く面子は決まっているのか?」
ガイ「ああ……ある程度は決まっているが、今から誰に来てもらうか決めるところだ」
イリス?「ならば、私も候補に加えてもらおう。必要ならば、力を貸す」
ガイ「……いいのか?」
イリス?「そのために来たのだ」
ガイ「……分かった。助かる」
アインズ「私とサーシャは、予定通り空から仕掛けるぞ」
サーシャ「うん。アインズに乗って、魔女に地上だけを狙わせないようにする」
リーゼリット「その間に、私が地上から狙撃するんだね」
ガイ「ああ。俺も地上で動く。魔女が高度を下げれば、攻撃する機会もあるはずだ」
ザック「となると、残りは地上組の援護か?」
ガイ「そうなる。リーゼが狙う時間を作る者と、怪我をした時に対応できる者が欲しい」
レム「……私も、行けます!」
ジョン「私も準備はできています。先ほどの戦いで使った分は、補充しておきましょう」
ステラ「……魔女だけを相手にするつもりでいると、また足元をすくわれるわよ」
ガイ「ああ。シュヴァイツェルとベストも警戒する。戦いが終わっても、その場で気を抜かないようにな」
セイン「……僕も、いつでも出られる」
ミラ「こっちの守りも必要だね。氷刃の魔女がいなくなったからって、魔物まで消えたわけじゃないし」
聖女「ええ。残る方々で協力して、避難所を守りましょう」
ガイ「頼む。同行するのは、俺とサーシャ、リーゼ、アインズ……それに、あと三人だ」
◆安価下1~3
星詠みの魔女との戦いに連れていく人物を一人、指定してください。
※同じ人物が複数回指定された場合、同行するのは一人分のみとし、重複分の再安価は行いません。
選ばれなかった人物は、避難所周辺の防衛にあたります。
(聖女、セイン、ザック、ミラ、レム、ステラ、ジョン、イリス?)
380 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 15:36:15.89 ID:KZVaLBrQO
ステラ
381 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 15:40:19.05 ID:PcWhIoerO
イリス?
382 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 15:40:41.02 ID:sJi5HQ6m0
ジョン
383 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 19:31:06.52 ID:v0+Ke4H9O
ガイ「ステラ、ジョン……それと、あなたにも来てもらいたい」
イリス?「承知した」
ジョン「ええ。よろしくお願いいたします」
ステラ「……私も?」
ガイ「ステラには、地上組の移動を助けてもらいたい。狙われた場所から離れる時や、負傷者を下がらせる時に頼りにしている」
ステラ「ああ、そういうこと……それなら私が適任ね。ただ、飛ばした先で気分が悪くなっても、文句は言わないでよ?」
ガイ「……覚悟はしておく」
ジョン「私は薬品で地上組を援護しましょう」
リーゼリット「よろしく、ジョンさん」
イリス?「私もお前たちと動こう。魔導拳銃で援護ができる」
ガイ「分かった。イリス、頼りにしている」
サーシャ「えっ……イリスさん?ダークヒーローと同じ名前なんだ……」
イリス?「……そう呼ばれているだけだ。本人ではない」
サーシャ「あっ、ごめんなさい。珍しいなって思って……」
イリス?「構わない……だが、これから戦う相手を思えば、紛らわしいか」
イリス?→無詠「……無詠。私のことは、そう呼んでくれ」
ガイ「……無詠、か」
無詠「昔の通り名だ。これなら、お前たちも困らないだろう」
サーシャ「……分かりました。よろしくお願いします、無詠さん」
ザック「……」
レム「……あの。怪我をしたら、ちゃんと戻ってきてくださいね?」
ガイ「分かっている。今回は、レムにその場で治療してもらえるわけじゃない。無理を重ねるつもりはない」
ジョン「応急処置に使う薬も持っていきます。ただ、治癒魔法と同じようにはいきませんので、その点はお忘れなく」
サーシャ「うん。誰かが動けなくなる前に、みんなで知らせ合おう」
セイン「……ガイ。彼女の星属性魔法は強力だ。一度避けても、次が来る。攻撃が途切れたと思っても、気を抜くな」
ガイ「ああ。気をつけよう」
セイン「……こちらは任せてくれ」
ザック「おう!留守は俺たちが守っておくぜ。みんな、ちゃんと帰ってこいよ!」
ミラ「帰り道で何かあった時も、こっちで動けるようにしておくね」
聖女「……どうか、お気をつけて」
ガイ「ああ……行ってくる」
⭐︎ステラ、ジョン、無詠が同行します。
選ばれなかった仲間は、避難所周辺の防衛にあたります。
384 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 19:33:47.34 ID:v0+Ke4H9O
ーーセイントレア平原
無詠「──この辺りから、星詠みの魔女の縄張りのようなものだ。少しでも外へ出ようとすれば、星属性の攻撃が飛んでくる」
アインズ「了解した。では、手筈通り二手に分かれるぞ。サーシャ、準備はいいか?」
サーシャ「うん!」
リーゼリット「サーシャ、アインズ。援護は私たちに任せて」
サーシャ「ふふっ……リーゼが地上にいてくれるなら安心だね」
リーゼリット「任せて。でも、あんまり無茶はしないでよ?」
アインズ「善処しよう。こちらも、止まって的になるわけにはいかんのでな」
ステラ「……ところで、私たちまで一か所に固まってたら、まとめて狙われない?」
ジョン「互いに援護できる距離を保って、散開するつもりですよ」
ガイ「ステラは周りを見て、退ける場所を確かめておいてくれ。リーゼが狙われたら、移動を頼む」
ステラ「分かったわ……リーゼ、飛ぶ時は合図するから、聞き逃さないでよ?」
リーゼリット「うん。頼りにしてる」
無詠「……来る時は早い。空から目を離すな」
空を見上げる無詠「……」
◆
385 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 19:34:15.41 ID:v0+Ke4H9O
ーー上空
ヒュオオオ──
アインズ(竜)「サーシャ。星詠みの魔女は見つけられたか?」
サーシャ「ううん……今のところは、まったく……別の場所を飛んでるのかな……?」
遠くで瞬く光「」ピカッ──
サーシャ「……!」
サーシャ「アインズ!下に避けて!」ガシッ
急降下するアインズ(竜)「!」ギュオンッ!
二人の頭上を貫く星の光「」ギュオオオオオ!!!
サーシャ「っ……!」グッ
アインズ(竜)「──よく見ていた!掴まっていろ、立て直すぞ!」バサァッ!
空に浮かび上がる複数の魔法陣「」フォン……
星詠みの魔女「……」
アインズ(竜)「フッ……また会ったな……!」
サーシャ「……見つける前に、見つかっちゃったね」
アインズ(竜)「ああ。だが、今度はこちらも戦うために来たのだ。サーシャ、いけるか?」
魔導弓を握るサーシャ「……うん」ギュッ……
星詠みの魔女「……」スッ
サーシャ「今度は、落とさせないよ……!」
ーー 戦闘開始 星詠みの魔女 ーー
◆反転コンマ下1【現在は拮抗しています】
【判定】
01-30痛恨
31-65劣勢
66-90優勢
91-00会心
【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り2回)
・『時間の檻』使用時の反転前コンマが奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『遅刻斬』-10 次の判定に+40(残り1回)
・『怠惰の権能』+30 次の判定に-20/使用時に劣勢状態の場合、拮抗状態に戻す(残り1回)
386 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 19:34:50.27 ID:ilDj6ZLb0
連携技
387 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 20:43:43.36 ID:ZP0P/ai6O
◆72+15=87【優勢】
ステラ「今の光って……!」
リーゼリット「サーシャとアインズが見つかったんだ!……あそこか!仕掛けるよ!」スッ
狙撃型魔導銃「」ドギュウン!ドギュウン!ドギュウン!
◇
地上から飛んでくる魔力弾「」ドギュウン!
弾丸を避ける星詠みの魔女「!」ヒラリ
サーシャ「さすがリーゼ!もう見つけてくれたんだ!」
アインズ(竜)「この機を逃すな!左へ回るぞ!」
サーシャ「うん!」グッ
大きく旋回するアインズ(竜)「」ギュオッ!
星詠みの魔女「……」スッ
アインズを狙う魔法陣「」キィィィン──
サーシャ「──撃つよ!」
魔導弓「」パシュンッ!
サーシャ「……っ、外れた!アインズ、避けて!」
身を翻す星詠みの魔女「」ヒラッ
その脇を通り抜ける魔力矢「」ヒュンッ!
アインズ(竜)「掴まれ!」グンッ
次々と放たれる星の光「」ギュオオオッ!!!
翼を傾けて躱すアインズ(竜)「」ギュルッ!
サーシャ「っ……狙いをつけてからじゃ、間に合わない……!」
◇
リーゼリット「……速い……でも、避ける方向が分かれば……!」カチャッ
ガイ「無詠。リーゼと別の方向から撃てるか?」
無詠「ああ。この距離では狙いがばらつくが、弾幕は張れるだろう」
ガイ「俺も援護する。ステラ、別の位置へ移してくれ。撃ったあとも、合図をしたらすぐに移動だ」スッ
魔導拳銃「」カチャ
ステラ「分かった。二人とも、掴まって!」
歪む空間「」グニャッ……
◇
星詠みの魔女「……」
アインズを狙う魔法陣「」キィィィン──
地上から飛んでくる魔力弾「」ドギュウン!
星詠みの魔女「」ヒラリ
続けて飛来する魔力弾「」ドギュウン!
星詠みの魔女「!」クルリ
星詠みの魔女を横切る魔力弾「」ヒュンヒュンッ!
高度を上げる星詠みの魔女「……!」グンッ
サーシャ「上に逃げた!」
アインズ(竜)「追うぞ!これ以上、高度を上げられては地上からの援護が届かん!」
急上昇するアインズ(竜)「」ギュオオッ!
388 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 20:44:44.28 ID:ZP0P/ai6O
サーシャ(リーゼが撃ったら横へ……そこにも弾が来たから、今度は上……!)
大きく揺れるアインズの背「」グンッ!
サーシャ(……っ、両手は離せない……でも、今なら!)
片手でアインズにしがみつくサーシャ「」ガシッ
片手で魔導弓を構えるサーシャ(初めてやるけど……!)
歯で弦を引き絞るサーシャ「」ギリッ……
魔導弓「」パシュンッ!
アインズ(竜)「サーシャ!?今、どうやって射った!?」
サーシャ(──当たった!)
星詠みの魔女の肩を貫く魔力矢「」ドスッ!
星詠みの魔女「……!」グラッ
サーシャ「……よし!みんなで追い込めば、当てられる!」
アインズ(竜)「見事だ!……だが、まだ来るぞ!」
肩に刺さった魔力矢を掴む星詠みの魔女「」グッ……
砕ける魔力矢「」パキンッ!
地上へ向けられる魔法陣「」フォン……フォン……
サーシャ「下を狙ってる!」
◇
キラッ──
ジョン「皆さん、煙幕を張ります!その間に移動を!」ポイッ
噴き出す煙「」ブシュウウッ!
辺りを包む煙幕「」モクモク……
リーゼリット「完全に狙われる前に……!」スッ
周囲を包み込む闇「」ブワッ……
ステラ「跳ぶわよ!掴まって!」
無詠「……来るぞ!」
ガイ「跳べ、ステラ!」
歪む空間「」グニャッ……
煙幕と闇に向けて放たれる星の光「」ギュオオオオオ!!!
ドガァァァァン!!!ドガァァァァン!!!ドガァァァァン!!!
闇の中を走るリーゼリット「──っぶな〜!あのまま撃ち続けてたら、直撃だったね……!」ダダダダ
煙幕の中を走るジョン「──薬品の数にも限りがありますので、早く決着をつけてもらいたいところですね!」ダダダダ
◇
抉れた地面「」シュウウウ……
離れた場所に現れる三人「」グニャッ……
ステラ「っ……!二人とも、無事ね!?」
ガイ「ああ……助かった……!」
無詠「上を見ろ。こちらを狙った分、空への攻撃が薄くなっている」
星詠みの魔女へ迫るアインズ(竜)「」ギュオオッ!
ガイ「よし。もう一回、援護する……!」
◆反転コンマ下1【現在は優勢です】
【判定】
01-20痛恨
21-45劣勢
46-85優勢
86-00会心
【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)※現在使用不可
・『時間の檻』使用時の反転前コンマが奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『遅刻斬』-10 次の判定に+40(残り1回)
・『怠惰の権能』+30 次の判定に-20/使用時に劣勢状態の場合、拮抗状態に戻す(残り1回)
389 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 20:50:29.70 ID:YPlrVT970
あ
390 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 21:15:05.89 ID:YEXuO/o0o
えぇ
391 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 21:30:32.20 ID:xGagLFTpO
◆7【痛恨】
サーシャ「……こっちを見てない……!アインズ、今なら!」
アインズ(竜)「ああ──!」
顎の奥に灯る炎「」ゴウッ……
星詠みの魔女「……」
地上へ向けられた魔法陣「」キィィィン……
◇
魔導拳銃を構える無詠「……!」バッ
無詠「──まずい、あれは私たちへの攻撃じゃない!!!」
ガイ「!?」
◇
星詠みの魔女「」クルッ
アインズへ向きを変える魔法陣「」グンッ!!!
サーシャ「──!?アインズ!!!!」
アインズ(竜)「くっ……!」
身体を捻るアインズ(竜)「」グオッ!
放たれる星の光「」カッ──
アインズの翼を貫く光「」ドシュウウウッ!!!
アインズ(竜)「──グオオオオッ!!!」
サーシャ「アインズ!?」
翼から噴き出す鮮血「」ブシュッ……
大きく傾くアインズの身体「」グラッ……
サーシャ「っ……!」ガシッ
サーシャ(……!魔導弓が……!)
落ちる魔導弓「」ポトッ……
アインズ(竜)「サーシャ……!離す、な……!」
裂け目が広がる翼「」ブチッ!
アインズ(竜)「ぐっ……うっ……!」
激しく回転するアインズの身体「」ギュルッ!!!
サーシャ「──あっ」
鱗から離れるサーシャの手「」スルッ……
アインズ(竜)「──サーシャ!!!」
空へ投げ出されるサーシャ「」
◇
落下していくサーシャ「」ヒューン……
リーゼリット「──サーシャ!!」
ガイ「ステラ!空間魔法で拾えないか!?」
ステラ「あんな高さで、しかも落ちてるのよ!?位置を合わせなきゃ……!」
ガイ「俺も連れていけ!掴むのは俺がやる!」
ステラ「……っ、待って!今、狙いを──!」
◇
サーシャ「っ……あ……!」ヒューン……
遠ざかっていくアインズ「」
サーシャ(……落ちてる……私……)
サーシャへ向けて急降下するアインズ(竜)「サーシャああああ!!!!」
アインズの背後に展開される複数の魔法陣「」キラッ──
◇
392 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 21:31:08.11 ID:xGagLFTpO
ジョン「いけない、このままでは……!」
リーゼリット「止まってよ……!今、狙わないで!」
狙撃型魔導銃「」ドギュウン!ドギュウン!ドギュウン!
◇
魔力弾を躱す星詠みの魔女「」ヒラッ……
星詠みの魔女「……」スッ
落下するサーシャへ向けられる白い手「」
◇
無詠「──駄目、イリス!!!」
魔導拳銃「」ドドドドッ!!!
ガイ「ステラ……!」
ステラ「分かってる!……掴まって!」
ステラの腕を掴むガイ「」ガシッ
ガイ(……間に合え……!)
◆反転コンマ下1【現在は劣勢です】
【判定】
01-50敗北(死亡判定)
51-70劣勢
71-95優勢
96-00会心
【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
・『時間の檻』使用時の反転前コンマが奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『遅刻斬』-10 次の判定に+40(残り1回)
・『怠惰の権能』+30 次の判定に-20/使用時に劣勢状態の場合、拮抗状態に戻す(残り1回)
393 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 21:32:05.44 ID:ilDj6ZLb0
時間の檻
394 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 21:39:26.19 ID:xGagLFTpO
◆反転コンマ下1〜3
下1リーゼリット
下2ステラ
下3ジョン
【判定】
01-30 死亡
31-55 重傷(7日間戦闘に参加できません)
56-75 軽傷(3日間戦闘に参加できません)
76-00 無傷
395 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 21:43:12.30 ID:kp7JWbLsO
あ
396 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 21:43:31.78 ID:YEXuO/o0o
気が重い
397 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 21:45:26.78 ID:RLpNmFmS0
どうなる
398 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/27(日) 22:04:50.91 ID:RCvgTBJgO
最初は勝てそうだったのに
399 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 23:12:24.66 ID:RpnlmCm1o
◆44+0【敗北】
歪む空間「」グニャッ……
サーシャを抱き抱えるガイ「──間に合ったか!」
サーシャ「わっ……ガイ!?」
放たれる星の光「」カッ──
アインズ(竜)「!!!!!」
二人へ向けて急降下するアインズ(竜)「」ギュンッ!!!
ガイ「!?サーシャ!!!」
サーシャ「えっ!?きゃああああああ!!!」
カッ──
光を浴びるアインズ(竜)「ギャオオオオオオオオッ!!!!」ジジジジ!!!
サーシャ「──!?そんな、アインズ!アインズ!!!」
ガイ「っ……!」
シュウウウウ……
アインズ(竜)「……案ずるな……私は、この程度では死なん……」フラッ……
二人を掴むアインズ(竜)「」ガシッ
二人を抱えたまま落下するアインズ「」ヒューン……
ドォォォン……
◇
ステラ「ねえ、ちょっと!!!これかなりマズイんじゃない!?」
ジョン「撤退するしかありません!残りの煙幕を全て使います!」
次々と投げられる小瓶「」ポイッ!ポイッ!
噴き出す大量の煙「」ブシュウウウウッ!!!
ジョン「ステラさん!落ちた三人を、こちらへ!」
ステラ「分かってるわよ……!」
煙の向こうへ手を伸ばすステラ「」バッ
◇
400 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 23:12:55.89 ID:RpnlmCm1o
地面に横たわるアインズ(竜)「……ぐ……」
竜の腕から這い出すガイ「っ……サーシャ、アインズ……!」
額から血を流すサーシャ「……う……」
ガイ「血が……息はある……!アインズ、動けるか!?」
アインズ(竜)「……少し……待て……」
炎に包まれる竜の身体「」シュウウ……
アインズ「……っ……」ググ……
ガイ「無理に立つな。今──」
三人の周囲で歪む空間「」グニャッ……
◇
ジョンの前に現れる三人「」ドサッ……
ステラ「──っ、連れてこれた……!ひどい状況……!」
ジョン「ガイさん!お二人を寝かせてください!」
ガイ「ああ……!サーシャは、落ちた時に頭を……アインズも、背中と腕が……!」
傷口へ布を押し当てるジョン「……まずは、出血を抑えます!」グッ
アインズ「……すまん……サーシャを……」
ガイ「助けてくれたんだろう……!今は喋るな!」
リーゼリット「──ガイ!三人とも、戻れた!?」
狙撃型魔導銃「」ドギュウン!
ガイ「ああ!リーゼ、お前もこっちへ!」
リーゼリット「分かった……!もう少しだけ、押さえるから!」
無詠「私が撃つ。その間に下がってくれ」
魔導拳銃「」ドドドッ!!!
ステラ「全員、できるだけ近くに寄って!避難所まで、一気に跳ぶわ!」
ジョン「この人数を一度にですか!?」
ステラ「途中で捕まるよりマシでしょう!早く!」
◇
星詠みの魔女「……」
煙を突き抜けて飛来する魔力弾「」ヒュンヒュンッ!
身を翻す星詠みの魔女「」ヒラッ……
眼下に広がる煙「」モクモク……
星詠みの魔女「……」スッ
展開される魔法陣「」フォン……フォン……フォン……
◇
401 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 23:13:46.90 ID:RpnlmCm1o
無詠「……!全員、伏せろ!」
リーゼリット「──え?」
煙の中へ降り注ぐ星の光「」ギュオオオオッ!!!
ドガァァァァン!!!
ドゴォォォン!!!
ステラ「きゃっ……!」
途切れる空間の歪み「」グニャッ……
ジョン「くっ……!」
サーシャに覆い被さるガイ「……っ!」
爆風に押し流される煙「」ブワァッ!!!
銃を抱えて走るリーゼリット「っ……!隠れてても、お構いなしってこと……!?」ダッ
足元を貫く星の光「」ドガンッ!
よろめくリーゼリット「わっ……!」グラッ……
リーゼリット(……止まっちゃ、駄目……!)
体勢を立て直すリーゼリット「」グッ
背後で瞬く光「」カッ──
リーゼリットの脇腹を貫く星の光「」ドシュッ!!!
リーゼリット「……ぁ……これ……ヤバいかも……」
手から落ちる狙撃型魔導銃「」ガシャッ……
膝をつくリーゼリット「……」ドサッ
402 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 23:14:25.33 ID:RpnlmCm1o
ガイ「──リーゼ?」
地面へ広がる血「」ダラー……
ガイ「リーゼ!!!」シュンッ!!!
リーゼリットを抱き起こすガイ「おい……!リーゼ……!」
リーゼリット「……ガイ……」
ガイ「喋るな!今、ジョンのところへ……!」
リーゼリット「……ごめん……銃……落としちゃっ……」
ガイ「銃は後だ!だから、もう……!」
二人を包む空間の歪み「」グニャッ……
ステラの近くに現れる二人「」ドサッ……
目と鼻から血が流れるステラ「っ!」ツー……
ガイ「すまん、ステラ!ジョン、リーゼを……!」
ジョン「……!これは……!」バッ
傷口を押さえるジョン「……ガイさん、この布を!強く押さえていてください!」ググッ
ガイ「ああ……!」グッ……
リーゼリット「……っ……ぁぁあっ……!」
ガイ「すまん……!だが、押さえないと……!」
ステラ「みんな、揃ったわね!?今度こそ──」
無詠「……待て。まだ、こちらを狙っている」
再び光を蓄える魔法陣「」キィィィン……
ステラ「……しつこいのよ……!」
無詠「……転移には、あとどれくらいかかる?」
ステラ「せめて、あと三十秒はいる!」
魔導拳銃を握り直す無詠「分かった。私が注意を引こう」カチャッ
ガイ「待て……何をするつもりだ」
無詠「ここに固まっていては、また狙われる。私が離れて撃てば、その間に準備ができるだろう」
ガイ「だが、あなたは──」
無詠「その子の傷を押さえていろ」
ガイ「……!」
血に染まっていく布「」ジワ……
無詠「……まだ、助けられるはずだ」
ステラ「私が呼んだら、すぐ戻ってきなさいよ。遠くまで行かないで!」
無詠「わかった──」
煙の外へ駆け出す無詠「」ダッ!!!
◇
403 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 23:15:08.95 ID:RpnlmCm1o
星詠みの魔女「……」
煙の中から現れる無詠「──こっちだ!」
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!
身を翻す星詠みの魔女「」ヒラッ……
無詠(……そうだ。もう少し、私に付き合ってくれ……)
走りながら撃ち続ける無詠「」ドドドドッ!!!
無詠へ向けられる魔法陣「」グンッ……
◇
ステラ「全員、私のそばに……!絶対に、離れないで……!」
広がっていく空間の歪み「」グニャ……グニャ……
ジョン「アインズさん、こちらへ……!」
アインズの肩を支えるジョン「」グッ
ガイ「リーゼ……聞こえるか。帰るぞ……!」
リーゼリット「……はっ……はぁっ、ぁ……」
ガイ「……リーゼ……!」
ステラ「これだけ魔力が貯まれば……!無詠!戻って!」
無詠「……!」ダッ
星の光「」ギュオオオッ!!!
無詠「っ……!」ザッ
抉られる地面「」ドガァンッ!!!
煙の向こうで歪む空間「」グニャッ……
無詠「……」
星詠みの魔女「……」スッ
無詠の頭上で輝く魔法陣「」キィィィン──
無詠「──ステラ!私を待つ必要はない。転移してくれ!」
ステラ「えっ!?……でも……!」
無詠「その子たちを助けてくれ……頼む」
ガイ「無詠──!」
ステラ「──っ、跳ぶわよ!!!」
六人を包み込む空間の歪み「」グニャアッ!!!
誰もいなくなった地面「」
無詠「……行ったか。さて──」
降りてくる星詠みの魔女「」スタッ……
無詠「……イリス」
星詠みの魔女「……」スッ
展開される魔法陣「」フォンッ
無詠「……やっと、近くで顔を見られたね」
放たれる星の光「」カッ──
◆
404 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 23:15:44.98 ID:RpnlmCm1o
ーー聖ヴァレリオ教会
歪む空間「」グニャッ……
床へ倒れ込む一行「」ドサッ!!!
聖女「……!?皆さん!!!」タタッ
ステラ「……はっ……はぁ……っ……!」
ジョン「誰か!手を貸してください!」
レム「サーシャさん!?アインズさんまで……!」
血に濡れたリーゼリットを抱くガイ「レム!リーゼを……頼む……早く……!」
レム「……っ、はい!」
リーゼリットの傷へかざされる手「」パァッ……
ガイ「……帰ってきたぞ、リーゼ……」
リーゼリット「っ、はっ……はっ……」
ガイ「……もう、大丈夫だ……!」グッ……
405 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 23:16:26.71 ID:RpnlmCm1o
リーゼリット「……なんか……あはは……アンタのそんな顔で見られるの……初めてかも……」
ガイ「こんなときに、何を……!」
リーゼリット「……ねえ、ガイ。ちょっと……変な形になっちゃうんだけどさ……約束、覚えてるよね?」
ガイ「……やめてくれ……」
リーゼリット「……ヴィルトの名前、受け取ってくれる……?」
ガイ「そんなこと言うな……!」ポロッ……
リーゼリット「……お願いだよ。もう……目、見えなくなってきちゃってさ……」
ガイ「リーゼ……!」ポロポロ……
ガイの頬へ伸ばされる手「」スッ……
ガイ「……っ」
ガイの頬に触れるリーゼリット「」ピトッ……
リーゼリット「……ガイ……」
ガイ「……もう喋るな……レムが治してくれる……!助かるんだ……!だから──」
リーゼリット「聞いて」
ガイ「……っ……」
406 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 23:17:04.70 ID:RpnlmCm1o
リーゼリット「ヴィルトはね……ただの名前じゃないの……受け取って……次に繋いで……そうやって、残していく名前なの……」
リーゼリット「だから……私で終わらせたくない」
ガイ「……俺なんかが……受け取っていい名前じゃない……」
リーゼリット「ふふ……また、それ?……私が……アンタに渡したいって言ってるの……」
リーゼリット「だから……それでいいでしょ……?」
ガイ「……っ……!」グッ……
リーゼリット「ね?」
ガイ「……分かった……」
リーゼリット「……」
ガイ「受け取る……!」
ガイ「お前の名前……ヴィルトの名前……俺が受け取る……!」
リーゼリット「……そっか……」
僅かに笑うリーゼリット「……よかった……」ニッ
ガイ「だから……だから、お前も一緒に──」
力なく垂れるリーゼリットの腕「」ダラン……
リーゼリット「」
ガイ「……リーゼ?」
レム「ダメです、リーゼさん!リーゼさん、起きて!起きてください!!!」
リーゼリット「」
ガイ「……おい……」
ステラ「っ……」
俯くジョン「……」
口に手を当てる聖女「そんな……!」
ガイ「あ……あぁ……」
ガイ「──うああああああああああっ!!!!」
⭐︎星詠みの魔女に敗北しました。
407 :
◆sIVlz2/mNs
[saga]:2026/09/27(日) 23:21:04.62 ID:RpnlmCm1o
星詠みの魔女との戦いに敗れ、傷つきながらも第七避難所へと帰還したガイたち。
圧倒的な力を前に、多くのものを失った一行に、あまりにも重い現実が突きつけられる。
それでも、世界めくれを止めるための歩みを止めることはできない。
失ったものを胸に、残された者たちはそれぞれの想いと向き合い、再び前へ進むための道を模索していくのであった……
本日はここまでです。
次回もよろしくお願いします。
それでは、また。
408 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/28(月) 00:57:14.05 ID:fGow0+aro
乙
まあ行動選択のミスだったな
409 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/28(月) 02:15:58.68 ID:B8H5yLpeo
おつ
よく頑張った私の愛娘…ゆっくりお休み
いやこれもうガイ君再起不能では
410 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2026/09/28(月) 13:59:09.32 ID:+slTkoLEO
やはり空間魔法は逃走に便利
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