【たぶんR18】  魔王「結婚してください!」 勇者「はい!?」

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202 : ◆G/mqESF7Ns [saga]:2015/09/10(木) 21:53:10.55 ID:Dux2C+Gx0


勇者「ん…んー?」 モソモソ

勇者「ううー…なに… 動けない…」

魔王「勇者!」

魔メイド「勇者さん!」

猫医者「おお、目が覚めましたか よかった」

勇者「…?」

魔王「勇者、よかった…! ゆすっても何しても目を覚まさないから…っ」

魔王「よかった、本当によかった!!愛しています、勇者!」



勇者「勇者…って、何でしょうか?」

魔王「…勇者?」

勇者「私はユウサです、勇者だなんて名前じゃありません」

魔王「え」

勇者「あと、あなたはどなたですか?頭に着けてるのって何かキャラクターのコスプレ角飾りですか」

勇者「ここは…壁も家具も真っ白ですけど病院ですか?事故にでもあったのかな…」
 


魔王「ゆ、勇者…?」

203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/11(金) 02:40:09.75 ID:MRlZW4GoO
乙!
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/12(土) 00:02:14.76 ID:KiovajVro
乙です!無理せず頑張ってください!
205 : ◆G/mqESF7Ns [saga]:2015/10/05(月) 23:46:06.14 ID:h86GLpaK0
いつもありがとうございます
がんばります
206 : ◆G/mqESF7Ns [saga]:2015/10/06(火) 00:02:08.04 ID:kFnduioR0

ユウサ(勇者)「…つまり、この体はその女性勇者さんのもので、私がなぜか入り込んでしまった、という状況であってますか?」

魔執事「恐らく、ですけれど……ええと、ユウサさんでしたね」

ユウサ「はい」

魔執事「魔王様は、その…勇者さんとは恋仲でして、先ほどの強引な…えー…」

ユウサ「なんとなくわかりましたよ、いきなり抱っこされたりチューしようとしたのもそういうことでしょ」

魔執事「本当に申し訳ございません」

ユウサ「もういいよ…殴ってごめんって言っておいて」

ユウサ「それにしても、本当に別人になっちゃったなぁ…薄緑の髪とかワケわかんない」

魔メイド「魔執事さん、猫先生!妖精の鱗粉集めてきました!」

猫医者「ありがとうございます、これで妖精の蜂蜜の効果を打ち消せるはずです」

魔執事「うまくいくといいのですが…」

ユウサ「妖精…うわぁ、ファンタジーだなぁ…」

207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/06(火) 02:45:51.34 ID:qa3Wh0PyO
乙!
208 : ◆G/mqESF7Ns [saga]:2015/10/31(土) 20:08:24.52 ID:lzyfVeWx0


»»»結論«««
ダメでした。



ユウサ「えー、どうしよう、帰れないじゃない」

猫医者「文献を調べて参ります…」 トボトボ

魔執事「私もいって参ります! もう少々お待ちくださいね、ユウサ殿」

ユウサ「はーい…」

魔メイド「あ、あの! お茶どうぞ!」

ユウサ「ありがとう」





ユウサ「…ねえ、メイドさん…ちょっと聞きたいんだけど…」

魔メイド「はい、どうされましたか?」

ユウサ「勇者と魔王ってさ、というより人間と魔族の間に子供できるの?」

魔メイド「えーと、外見がそれほど大きく違わないことが条件ですが、可能ですよ」

霊メイド「生前の私がそうでしたよ、半魔メイドって呼ばれておりました」

ユウサ「そうなんだ…」

魔メイド「いかがされました?」

ユウサ「いやぁ…そうなると、魔王も勇者も跡継ぎって必要でしょ?生まれる子供はどっちになるんだろうなーって」

霊メイド「勇者は神が決めるそうですよ?世襲じゃありませんから、お子様は魔王様の跡継ぎになられますよ」

ユウサ「……そうか…だとすると…」

魔メイド「ユウサさん…?」

ユウサ「もしかしたら、今のこの状況って、その神様にとって嫌な場合なんじゃない?」

ユウサ「…次の勇者の準備のために、この体から女勇者さんの魂を引っこ抜いたとかっていう可能性ってある…?」

メイドズ「「………え!?」」

209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/03(火) 22:28:22.49 ID:gpYb03IMo
乙!
210 : ◆G/mqESF7Ns [saga]:2015/11/15(日) 21:43:38.34 ID:NWb99Wh00
ありがとうございます!




場所???。。。


《勇者?》『眠い…』

《勇者?》『でも起きなきゃ…魔王、きっと泣いちゃうもんね』

《勇者?》『…でもどうしたらいいのか…』



《勇者?》『ああ、ダメだ…真っ暗だし…足元どころか今、自分が立ってるのか横になってるのかさえ、分かんなくなってる…』

《勇者?》『魔王…会いたいよ…』






《白い珠》『…勇者…  今生勇者よ…』

《勇者?》『え…?』

211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/16(月) 05:50:51.77 ID:pJF/AcURO
乙です
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/16(月) 16:23:28.54 ID:0VAHNoanO
乙!
213 : ◆G/mqESF7Ns [saga]:2015/12/11(金) 20:49:28.32 ID:67EVrD7K0
ありがとうございます
続きます!




《白い珠》『よし、無事に連れ出せたみたいだよ』

《白い珠》『ここがどこかは考えない方向でよろしく頼むよ』

《勇者?》『え…っと』

《白い珠》『今の君は、とても不安定な状態だよ』

《白い珠》『勇者と魔王が愛しあうなんて、予想もしていない状況よ』

《白い珠》『そこで神々はこれから生まれてくる赤ちゃんから新たな勇者を選んだよ』

《白い珠》『でも、更なる予想外がおきたよ…勇者、君がいなくなっちゃうかもしれないよ』

《白い珠》『正確に言うと、このままじゃ存在そのものが消滅するよ』

214 : ◆G/mqESF7Ns [saga]:2015/12/11(金) 21:12:45.45 ID:67EVrD7K0


《勇者?》『しょうめつ…』

《白い珠》『存在そのものが消滅しちゃったら、魔王はどうなるんだろうよ』

《白い珠》『記憶が改ざんされるわけじゃないよ?消えちゃうんだよ?』

《白い珠》『求愛したことも、一緒におやつを食べたことも、デートしたことも…全部覚えてるのによ』

《白い珠》『隣や目の前にいた誰かが…ううん、誰もいないのに、何もない空間に話しかけてたことになっちゃうかもよ』

《白い珠》『多分、狂うよね、おかしくなっちゃうよ、心が壊れていくかもよ』

《勇者?》『う、あ…あ、あああああ…』

《白い珠》『だから、助けに来たのよ』

《勇者?》『た、たすけ…?』

《白い珠》『他の神たちと相談して、今、君の体に別人の魂を仮どめしてあるよ』

《白い珠》『今のうちなら大丈夫、でもそんなに長くは持たない…あと1日くらいしかないよ』

《白い珠》『選択肢をあげる、選んでほしいよ』




《白い珠》『1つ目:君にかかわったあらゆるすべての人間から、魔族から、君の記憶を消去・改ざんする』

《白い珠》『この場合は君を別人にすり替えるよ…全く無関係などこかの貴族のお嬢さんの記憶を改ざんして用意する準備が出来てるよ』

《白い珠》『2つ目:君が死んだことにする』

《白い珠》『これはとても簡単、偽物の君を用意するだけだよ』

《白い珠》『今君の体に入っている別人の魂を取り出すだけでもいい、その場合は偽物の体に君の魂を押し込むだけだよ』

《白い珠》『但し、どちらを選んでも、君は二度と、あらゆるすべての知り合いから隔離されるんだよ…』

《白い珠》『そういうわけだから、選んで…でも、時間は残り少ないよ…』


215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/12/11(金) 22:00:59.66 ID:4+YGaDb8o
乙!
216 : ◆G/mqESF7Ns [saga]:2015/12/11(金) 22:08:32.16 ID:67EVrD7K0


《勇者?》『…消滅する理由を聞いてもいいですか…?それからあなたは?』

《白い珠》『ボクは白い珠、世界を作ってる神の一部』

《白い珠》『神は一人であり複数でもあり、それは複製だったり、全く別だったり、それが神々よ』

《白い珠》『消滅する理由は…勇者は一人しか存在できないせいだよ』

《白い珠》『普通は、勇者が死んだあとにどこかの女性のお腹に勇者の印がついた卵子が作られて、そのうち次の勇者が生まれてくるよ』

《白い珠》『それが…予想外の出来事に動揺したんだよ、君が死ぬ前に卵子が準備されちゃったんだよ』

《白い珠》『もうすでに、受精卵になってしまったよ、回避が間に合わなかったよ…』
217 : ◆G/mqESF7Ns [saga]:2015/12/13(日) 19:57:10.96 ID:NsjgILyG0


《白い珠》『…そろそろ選んでもらっていいかなよ? 本当に時間がないよ』

《勇者?》『タマさん…』

《タマ》『ちょ、ちょっと!!省略し過ぎでしょ!!?』

《タマ》『ってぎゃーーーー!! もう固着されちゃったよーーー!』

《勇者?》『固着?』

《タマ》『うあぁぁぁぁぁ…はあ』

《タマ》『ここでは呼び名が重要なんだよ、魂がむき出しなせいなんだよ』

《タマ》『自分の存在は、自分以外の何かに認識された方法で強制的に固着するようになっちゃうんだよ』

《勇者?》『…つまりそれって……私がタマさんって呼んじゃったせいですか……』

《タマ》『そういうこと…』

《勇者?》『ご……ごめんなさい…』




《勇者?》『……あれ…?ちょっと待って、それなら…!』


218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/12/14(月) 11:42:44.92 ID:LB3zg4C5o
乙!
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/14(月) 23:05:16.63 ID:0HUEDRxlO
乙
220 : ◆G/mqESF7Ns [saga]:2015/12/31(木) 15:48:56.35 ID:wAtjWqDn0



魔王城、屋上


魔王「はぁぁぁぁ…」  ←影背負ってる



魔執事「おいたわしや…」 グスン

魔メイド「どうしたものかしらね… あら、ユウサさん」

ユウサ「…ちょっと魔王と話したいんだ、いいかな」

魔王「話…?まあいいですけど」

ユウサ「さんきゅー、となり座るよ」 ヨイコラショ


ユウサ「ひっぱたいたのは謝るよ、いい加減影しょいっぱなしはやめてくれよ」

魔王「あ、いえ…それはもう大丈夫です」

魔王「勇者が無事かどうか分からないことが気がかりで…仕事が手につきません…」

魔王「それに、どういう経緯か分かりませんが、ユウサ嬢の元の体のことも心配です、御家族もきっと心配されて…」

ユウサ「あーそっか、話してなかったね」

ユウサ「私って《先天性多魂症》の副人格だから、元の体は大丈夫だよ」

魔王「……ん?」

221 : ◆G/mqESF7Ns [saga]:2015/12/31(木) 16:11:29.19 ID:wAtjWqDn0


ユウサ「えーっと、多重人格とかって聞いたことあるかな?こっちではどういう風に解釈してる?」

魔王「…聞いたことはある、全く別の人格が宿っているかのような言動をする、精神の病だろう」

ユウサ「そうか、全部病気のくくりね… 私の住んでる国では、先天性と後天性に別れることが医学的に解明されてるよ」

ユウサ「《先天性多魂症》は、病気じゃなくて個性であって、《後天性多魂症》は魔王の言う通り心の病気」

ユウサ「後天性の場合は精神的あるいは肉体的なショックなんかから体と心を守ろうとして、全く別の魂が宿る現象なの」

ユウサ「んで、受精卵2つが何かの拍子でくっついて一個の卵子になっちゃった場合とか、あるいは細胞分裂の段階で魂が2つ以上有ることが確認されると、《先天性多魂症》になるの」

ユウサ「これは病気じゃないんだよ、あくまでも、そういう個性なんだ」

ユウサ「あ、その前に魂って分かる?人格を司る物質でね、自分の意思で別の魂を吸収して多重人格になった場合は、また別の呼び方があってー……」


魔王「す、すまない、その辺りでもういいです!!」 混乱中

ユウサ「そう? 私の主人格が医者を目指してたから、私もつられて勉強してたから詳しいよ?」

魔王「猫先生としてください、そういう類いの話は!」


222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/31(木) 19:03:02.49 ID:rwF0WXlVO
乙!
223 : ◆G/mqESF7Ns [saga]:2016/01/13(水) 22:22:01.03 ID:4Uff/FSG0
訂正です

ユウサ「あ、その前に魂って分かる?人格を……」

→ユウサ「あ、その前に魂の定義方法なんだけど、人格を……」

が、正しいです
申し訳ありませんでした



224 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/19(火) 21:01:32.09 ID:3t02AvBvo
こういう定義大好き
225 : ◆G/mqESF7Ns [saga]:2016/01/23(土) 20:10:40.10 ID:d/xiBK610

ユウサ「まあとにかく、元の体の方は大丈夫だからさ、あたしのことは心配要らないけど」

ユウサ「勇者さんはどうなっちゃうんだろうね…」

魔王「…会いたい…ユウ…」

ユウサ「多分、偶然じゃないよねー、勇者さんの名前とあたしの名前が似てるのって」

魔王「名前…?」

ユウサ「あれ、ユウって勇者さんの名前でしょ?」

魔王「……勇者は勇者なんだが?」

ユウサ「ん、んんーーー…?」

魔王「『ユウ』は、祭りに出掛けたときに、変装用につけた呼び名だ」

ユウサ「………うん、オーケー分かった、ここでは名前で呼ぶっていう概念が向こうと違ってるみたいだね」

魔王「よくわからんが、そういうものか」

ユウサ「あたしだってわかんないよー」

226 : ◆G/mqESF7Ns [saga]:2016/01/23(土) 21:21:17.60 ID:d/xiBK610


魔王「…ユウサ嬢、ありがとう」

ユウサ「えー、感謝されるようなことしてないじゃん?」

魔王「いや、勇者が今も眠ったままだったら、もっと落ち込んでいただろう」

魔王「別人とはいえこうして話ができて、少し安心しているんだ…勇者はまだ無事だって思えるから…」

魔王「だから、ありがとう」

ユウサ「なんか照れくさいからやめてよー」

魔王「手、触れてもいいか? 勇者に…ユウに伝わるか分からないけど」

ユウサ「ああ、いいよ」



魔王「………ユウ、早く帰ってきてくれ…愛してる…」 ギュ


ユウサ「うっひゃー、あたしが言われてる訳じゃないのに照れるねー」 ニヤニヤ

魔王「茶化さないでくれ…  ん?」

ユウサ「え? なんだこれ、熱い!手があっつぅぅぅ?!  ぅあ…?」 グラッ



      ブツンッ



魔王「ユウサ嬢!?」

227 : ◆G/mqESF7Ns [saga]:2016/01/23(土) 21:44:31.83 ID:d/xiBK610


※※※どこか※※※


         ビュォォォォォオオオオ……


ユウサ『真っ白な世界だ』

ユウサ『……落ちていってるのか、吹き上げられてるのか、わかんないけど』

ユウサ『なんかすごく風にあおられてるのは分かる』


ユウジロウ『ユウサ!』

ユウサ『あ、ユウジロウ!』

ユウジロウ『どうなってんだ、これ!?飛んでるぞ!』

ユウサ『あたしが知るかー!』



ユウ『まって、まってー! まだ帰っちゃダメーー!』

ユウサ『えっと、誰?』

ユウジロウ『俺らは飛んでるのに、あの人走ってないか?』

ユウサ『いや、状況が飲み込めないし』

ユウ『私、ユウ!タマさんから聞いたよ、助けてくれてありがとうーーー!』

ユウサ『!!じゃあ、あなたが勇者なんだね?』

ユウ『ううん、もう勇者じゃない!勇者は一人しか存在できないんだって! だから、私は今日からユウ!』

ユウ『消えずにすんだよ!あなたのおかげなの!ありがとうーーー!』

ユウサ『あはは、会えて良かったよ!魔王さんと仲良くねー!』

ユウ『ありがとうーーー!』

ユウサ『そんじゃ、バイバーイ!』

ユウ『元気でねーーー!!』



      ……ビュォォォォォオオオオ……


228 : ◆G/mqESF7Ns [saga]:2016/01/23(土) 22:05:17.89 ID:d/xiBK610


ユウジロウ『…泣いてんのか』

ユウサ『泣いてない』

ユウジロウ『そうか』

ユウサ『…そういや、面と向かって話すの初めてだね』

ユウジロウ『そうだなー、お前、そんな顔してたんだな』

ユウサ『同じ顔じゃん』

ユウジロウ『ははっそうかよ』

ユウサ『…自分の意思じゃないんだろうけど、迎えに来てくれてサンキュー、《主人格》』

ユウジロウ『当然だ! お前と俺は、二つで一つだろ』

ユウジロウ『居なくなった間、どんだけ心のなかが空っぽになってたと思ってんだ』

ユウジロウ『早く帰るぞ、《副人格》』

ユウサ『うん!』





ユウ『はあ、はあ、はーー…』

タマ『…驚いたよ、まさか自力で会いにいっちゃうなんてよ』

ユウ『あはは…どうしてもお礼、いいたかったの…はぁ、ふー…疲れた…』

タマ『そろそろ君も帰るんだよ』

ユウ『うん、ありがとうございました、タマさん』

タマ『結局なんだよー…』

ユウ『ふふ、ヒントをありがとう、《白い珠》さん』

《白い珠》『!!』

ユウ『私が勇者じゃなければ、次の勇者と私の両方が存在しても大丈夫なんですね』

《白い珠》『……保証はしかねるよ、でも、きっと君なら大丈夫だよ』

《白い珠》『もとに戻してくれてありがとうなんだよ』

ユウ『私のせいですから、お礼言われても…』

《白い珠》『また何かあったらいつでも助けるよ、君はきっと…』

《白い珠》『…ううん、やめておこうよ、きっとなにも起きないよ、きっとね』

ユウ『?』

《白い珠》『さあ、もうお行き…愛しい彼が泣いちゃってるよ』

ユウ『うん、ありがとう《白い珠》さん、さようなら…』



《白い珠》『(…出来れば、今後は見守るだけであるよう、我らは願う…)』

《白い珠》『(さて、マニュアルを作り直さねば… もう二度と、失敗できない、しっかりしなければ…)』


229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/27(水) 19:56:46.52 ID:BP5P5g2wO
乙!
230 : ◆G/mqESF7Ns [saga]:2016/02/06(土) 20:51:01.03 ID:IQ5fWJh80
魔王「ユウ!!ユウサ嬢!」

魔メイド「た、大変!猫先生を呼んできます!」

霊メイド「魔王様!」

魔王「嘘だろ…なんで、今さっきまで普通に話してたのに…」

魔王「起きてくれ、目ぇあけてくれ、ユウ、ユウ…!」









ユウ「あ、はい」 ガバッ

魔王「ユウ!?」 ビクーンッ

231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/07(日) 17:29:40.41 ID:y7L44YSGO
乙!
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/27(土) 11:29:45.97 ID:o0QDvTSEO
保守
233 : ◆G/mqESF7Ns [sage]:2016/02/27(土) 19:28:26.32 ID:GGeFGXsY0

ユウ「…あ、動ける」

魔王「ゆ、ユウぅぅぅ…!」 ギュー

ユウ「痛いよ、魔王…ごめん、心配かけた」

魔王「ユウだよな、ユウサ嬢じゃないよな?!」

ユウ「うん…ああ、彼女はユウサっていうんだ…会えてよかった…」

魔王「ユウ?」

ユウ「私の代わりに急に呼び出されてた子ね、無事に帰れたと思うよ、もう大丈夫」

ユウ「それから…私はもう」


魔メイド「##さぁああん!!」 扉バーンッ

霊メイド「魔王様、##さんのご様子は!」

猫医者「皆さん落ち着いてくだされ!焦っても状況は変わりませぬぞ!」 ドタドタ

234 : ◆G/mqESF7Ns [sage]:2016/02/27(土) 21:11:29.97 ID:GGeFGXsY0

霊メイド「よかったー!##さん目をさましました!」

霊メイド「あ、あら?」

魔メイド「え?あれっ?」

魔王「…今のって、ユウを呼んでたんだよな? なんでその部分だけ聞こえないんだ?」

ユウ「あー…ごめん、今それを言おうとしてたの」

ユウ「えっと、その…私、ただのユウになっちゃってね…もう、その呼び方が出来ないの」

魔王「…ん?」

ユウ「ゆ、う、しゃ じゃなくなっちゃったんだ…」

メイドズ「「ええーーーーっ!?」」

魔王「………ああ、なるほど」

ユウ「反応薄い!」

魔王「え、だってユウはユウだろ?まさかそれじゃなくなったからって俺のそばから離れるわけじゃないだろうな?」

235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/28(日) 03:00:19.01 ID:TZIHYQngO
乙!
236 : ◆G/mqESF7Ns [sage]:2016/03/08(火) 16:21:34.31 ID:7TegYz9i0
ユウ「当然! 帰ってくるために##じゃ無くなるのを選択したんだもの!」

魔王「そうか…よかった…」

ユウ「本当にごめん、心配かけて」

ユウ「ありがとう…大好き」

魔王「ユウ…!」

237 : ◆G/mqESF7Ns [sage]:2016/03/08(火) 16:42:39.75 ID:7TegYz9i0







それからしばらくしてーーーその日。
人間界にはじめて、大勢の魔者が観光に訪れたーーー



魔者たち
「おーすっげー、人間界だー」
「ママー、はやくはやくー」
「魔王様とユウ様の結婚パレードだ、早くしないと場所うまっちまうぞ!」
ワイワイガヤガヤ

人間たち
「あれが魔族か…ほとんどはモンスターみたいだけど、見た目は人っぽいのもいるんだな…」
「モンスターみたいのは魔物で、人っぽいのが魔者だってさ」
「見た目は違っても、親子はちゃんと親子なんだなぁ、人間と似たようなもんじゃねえか」
「恐ろしいもんだ…でも、なぜかねえ、怖がってたほどじゃあないねえ」
ザワザワ…

238 : ◆G/mqESF7Ns [sage]:2016/03/08(火) 16:52:26.83 ID:7TegYz9i0

ユウ「う、うう…」 カチコチ

魔王「そんなに固まらなくても…」

ユウ「だだだだだだだって、王族のパレードみたいじゃないか、こんなに国中の人がっ」

ユウ「魔族たちもいっぱいきてるんだよ、何も起きなければいいけど…」

魔王「大丈夫だろ、観光代理店にきちんと監督させてるし、何か起きても何とかしてくれるさ」

ユウ「あうあう…」

魔王「落ち着け、ほら」 ギュ

ユウ「うぅ…」
239 : ◆G/mqESF7Ns [sage]:2016/03/08(火) 17:01:58.35 ID:7TegYz9i0


  わああああぁぁぁーーー!


ユウ「ひゃっ」

魔王「ほら、皆山車のほう見てるし、バレないバレない」 ニヤリ

ユウ「ざ、罪悪感がハンパナイ…」

魔王「さあ、今日は思いっきり遊ぶぞ、ユウ!」

ユウ「まってよ、マオ!」

マオ「あはははは!」

ユウ「もぉ…ふふっ あはは!」

240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/11(金) 19:19:31.34 ID:eWLzJC1zo
もふ?
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/12(土) 12:38:33.58 ID:yCZpPpHjO
乙!
242 : ◆G/mqESF7Ns [sage]:2016/03/25(金) 20:02:17.88 ID:fwfGNfw+0




マオ「……」 チラ

観光客たち「「ワァァァァーーーーー!!!」」 ワイワイガヤガヤ

マオ「(…まだ、動かないでくれよな…)」 ボソッ


ユウ「ねえ、マオ…」

マオ「! どうしたの、ユウ」

ユウ「やっぱり気になるよー、魔翌力で動く人形だっていっても、代理にまかせっぱなしはちょっと…」

マオ「そうは言っても、焼き鳥と綿キャンディ両手に持っててじゃ説得力ないかな」

ユウ「う、しょ、食欲に罪は無いよ!」

マオ「ふふ、ごめんね」

    (ジャンプ)
マオ「簡易飛行魔法で先回りして、山車見に行こうか? 予定より早いけどまあ大丈夫だろうし」

ユウ「うん、そうしたい!  …ん、予定?」

マオ「っ! ごめん、そこはスルーしておいて」

ユウ「? うん、わかった… ちょっと待って、買ったオヤツ全部食べちゃうから」 モグモグ

マオ「オヤツなんだ、それ…」

243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/25(金) 23:33:22.99 ID:LHNab4HqO
乙!
244 : ◆G/mqESF7Ns [saga]:2016/04/08(金) 20:24:03.40 ID:GNKCTcBJ0
魔力が魔翌力になってました、すいません、訂正です
245 : ◆G/mqESF7Ns [saga]:2016/04/08(金) 20:49:44.93 ID:GNKCTcBJ0

  ワイワイガヤガヤ…ワアアァァァァーーー…

ユウ「うわぁーすごい、すごい!ちっちゃい頃に見た王弟様の結婚パレードよりすっごーい!」

マオ「魔界も協力してるんだからなー、魔法の規模はでかいよな」

マオ「ああでもそのパレード見たかったなー…ちっちゃいユウと一緒に…」

ユウ「えー、多分泣き叫んだと思うよ、まだ【例のアレ】自体を知らない子供だったし」  *(例のアレ=勇者)

マオ「魔水晶で盗み見してただけで一目惚れしたんだ、会いたくてしかたなかった…」

マオ「でも、顔怖いのはガキの頃から自覚してたからすげー我慢してたぞ」

ユウ「それについては感謝するよ…」

ユウ「いろんな魔獣とかに接触してなれてきた今だからこそマオがカッコいいって思えるけど、当時では無理」

マオ「絵本の王子様より?」

ユウ「おい、そんなところまで盗み見してたのか…?」 (低い声)

マオ「ごめんなさい!」

246 : ◆G/mqESF7Ns [saga]:2016/04/08(金) 20:57:06.13 ID:GNKCTcBJ0


肉屋の奥さん「アラ見て奥さん、そこのカップルさん可愛いわねぇ」

靴屋の奥さん「あらまあ可愛い彼女さんだこと!彼氏さん暑くないのかしらねえ、あんな分厚いローブ着てて」

魚屋の奥さん「ちょっとお、おしゃべりしてちゃ見逃しちゃうわよ!ほら、山車が近くまで来てーーー」




            ズドガァァアアアン!!!


キャァァァーーーー!
うわーーー、ぎゃーーー!!

247 : ◆G/mqESF7Ns [saga]:2016/04/08(金) 21:24:30.40 ID:GNKCTcBJ0

ユウ「た、大変!」

マオ「ユウ、動かないで!」 ガシッ

ユウ「!?」


        謎の男1「討ち取ったりぃぃぃいいい!」

        謎の男2「静かにしろ馬鹿、撤収だ」

        謎の男1「何言ってやがる、せっかく##を…っといけねえ、今は女英雄サマだっけか」

        謎の男1「女英雄サマと魔王サマを殺せたんだ、派手に名乗り出て終わってやろうぜ!」


魔王「よし、確保」

魔族護衛達「「はっ!!」」

謎の男1「ぎゃーーっ」

謎の男2「やっぱりな」

魔王「なんだ、ずいぶん冷めてるなアンタ」

謎の男2「…我々は今、隷属の首輪を装着しております」

謎の男2「こうやってしくじることも想定内だったものと思われます」

謎の男2「巻き添えになる前に早く離れてください、口封じが発動します」

謎の男1「くっそぉ、はなせ!!ちくしょう、あの山車カラだったのかよ!」

謎の男2「見苦しいぞ、やめろ」

謎の男1「何もできないまま終わってたまるか!魔王!あんただけでもっっ!!」

魔王「あ、首輪ならもう無力化してあるぞ」 バキッボキッ ポーイ

魔王「ほら、なんともない」

男達「「…え?」」

ユウ「わーお、さっすが魔王様」

魔王「そんなに褒めるなよ、照れるじゃないか」

ユウ「褒めてない、あまりにも無敵すぎて呆れてる」

248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/08(金) 22:40:46.25 ID:ka3CIoVqO
乙乙
続き待ってる
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/09(土) 02:17:26.02 ID:1stJX7pmO
乙!
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/25(月) 14:19:50.62 ID:kyPBTy5bo
ほす
251 : ◆G/mqESF7Ns [sage saga]:2016/05/07(土) 16:02:07.37 ID:DfFe10hn0


魔王「……見つけたっ」

魔王「王城の左尖塔の最上階だ!絶対逃がすな!」

魔族護衛達「「はっ!!」」

魔族護衛1「最寄りのチームは!?」

魔族護衛2「C班だ、とっくに連絡した! 行くぞっ」

     ダダダダダッ…

ユウ「え、お城…?それに尖塔…」

魔王「コイツらを捕まえる直前まで繋がってた魔力が急に切れたからな、消える前にたどれてよかった」

魔王「相手も馬鹿じゃないんだろう、あのまま口封じが発動してくれたらそのほうが正確に辿れたんだが惜しいことをした」

ユウ「死んじゃうじゃないか!駄目だよ!」

魔王「うん、ユウならそう言うと思ったから壊したんだよ?範囲を絞るのが遅くなったけど彼らなら逃がさないよう間に合うはず」

魔王「それよりユウ、ちょっと聞きたいんだけど…この国の王様って、重婚なの?」

ユウ「はあ?お妃様は一人だよ?」

魔王「うーん…じゃあ彼女は一体…」


魔族護衛3「魔王様、爆弾魔たちを一旦人間の兵団に預けてまいります」

魔王「あ、うん よろしく」

魔族護衛3「はいっ ほら、いくよ…心配しなくても魔界で裁くことになるから安心しなよ、未遂なら罰の奉仕活動くらいですむから」

謎の男1「……」 ドヨン

謎の男2「なんでそんなに明るく言えるんですか…」

魔族護衛3「だって俺経験者だもん、前科持ちでも護衛兵団に入れたんだよ?大丈夫だよー」

謎の男2「え、ええー……」

252 : ◆G/mqESF7Ns [sage saga]:2016/05/07(土) 16:28:19.51 ID:DfFe10hn0

魔王「さてと、ゆっくり追いかけますか」

ユウ「うん…」

ユウ「ねえマオ、お城で働いてる誰かが、あの男たちに命令したのかな…? そんなのやだな…」

魔王「…ちょっと違うかな…あの城に住んでる人間だ、多分な」

ユウ「………え?」





  ざわざわ…

下がってくださーい
現場検証です、さわらないでくださいー

あれが魔王か、でけーな…
ユウ様みれたー、かわいかったー
いやー、さすが魔王様だ


  ざわざわ……

253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/05/08(日) 08:50:05.75 ID:vw3pgyn+o
乙
254 :スレッドムーバー ★ [sage]:2016/05/17(火) 20:59:43.94 ID:???

このスレッドは一週間以内に次の板へ移動されます。
(移動後は自動的に移転先へジャンプします)

SS速報R
http://ex14.vip2ch.com/news4ssr/

詳しいワケは下記のスレッドを参照してください。。

■【重要】エロいSSは新天地に移転します
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462456514/

■ SS速報R 移転作業所
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1463139262/

移動に不服などがある場合、>>1がトリップ記載の上、上記スレまでレスをください。
移転完了まで、スレは引き続き進行して問題ないです。

よろしくおねがいします。。
å
255 : ◆G/mqESF7Ns [sage saga]:2016/05/22(日) 00:50:33.61 ID:Y+hpE98Z0
すみません、今度は目をやってしまいまして…隔月更新のままです…本当にすみません…
しかも転移ですか…読者様には本当にご迷惑を…すみません
明日にはまたちょっとですけど更新したいです、すみません。
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/22(日) 10:28:04.21 ID:ggrzJMVvo
乙頑張れ
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/22(日) 10:52:59.86 ID:zhnhMRoKO
お大事に
258 : ◆G/mqESF7Ns [sage saga]:2016/05/22(日) 18:01:53.71 ID:Y+hpE98Z0
ありがとう…続きます。
259 : ◆G/mqESF7Ns [sage saga]:2016/05/22(日) 18:42:08.15 ID:Y+hpE98Z0

魔王「はいどーも、魔王でーす」 扉バーンッ!

王妃「ひっ」

ユウ「ちょっとマオ! って、え?王妃様?」

魔族護衛1「隷属の首輪用送信装置を所持しておりました、間違いございません」

魔王「ご苦労様、ちょっと下がってて… さて、まずは動機聞かせてもらえる?」

魔王「まあ大方…息子の嫁を奪ったからーとかそういう…」

王妃「息子に嫁はまだおりませんわ、第一王家の嫁ですのよ?易々とは決められませんわ」

魔王「あ、はい」 (←片思い拗らせた例)

王妃「ワタクシ、魔の者達が嫌いですの …という理由じゃあ納得できないお顔ね」

魔王「当たり前だろ、あの山車にはユウものる予定だったんだぞ」

王妃「そうねえ…旦那の不実な態度が切っ掛けかしら… 息子も娘も、ワタクシの子じゃありませんの」

魔王「…ん?」

ユウ「ええっ 抱っこなさった姿絵が、いっぱい出回っていましたよ?」

王妃「そうね…出産から何日もたってからよ、あれを描かれたのは… あれは、旦那とワタクシの妹の子供」

ユウ「…!?」

王妃「ワタクシはね、妹の代理なのよ…出産のあと、『役目は終わったから、いっぱい男侍らすんだ〜バイバーイ』 って言い残して出ていったわ…」

魔王「うわぁ」

王妃「最初は旦那が追い出したのかと思ったんだけど…調査結果は全部卑猥な内容だったわ…」

ユウ「うっわー…」

王妃「そんな状態なのに、平然とワタクシにすり替えて、何事もなかったように仕事して…少しはへこみなさいよ、仕事馬鹿…!」 扇子ミシミシ

従者「ひいっ おおおおお落ち着いてくださいませ…!」

260 : ◆G/mqESF7Ns [sage saga]:2016/05/22(日) 18:57:40.57 ID:Y+hpE98Z0

王妃「ちょっとこらしめてやろうと思って、色々やらかしてみたけど…全部どこふく風、仕事優先なんだもの」

王妃「もちろん、国が大事でしょうよ!でもね、男としてどうなのよ!がっつり騙されてんのよ!なんで見逃しちゃってんのよ!」

王妃「あと、ワタクシ!婚約者居たんですのよ!? なのに妹が帰ってこないと正式な結婚出来ませんだぁ?!ふざけるなですわぁーーーーー!!」 扇子バキィッ

王妃「もうとっくに新しいお相手と結婚なさいましたわ!! ワタクシばっかりめんどくさいことに!」

王妃「失踪扱いになってるのがワタクシなんですのよ!?ここにいるのに!」 ダンッ

王妃「こうなったらもう、徹底的に嫌がらせしてやろうって思うに決まってませんこと!? やってやりましたわよぉ!」





ユウ「…妹様も妹様ですけど、姉様も姉様だね… ビッチと短気か…」

魔王「やべえ、もう関わりたくない…でも仕事はしないとな…」



  ギャーギャーワーワー



261 : ◆G/mqESF7Ns [sage saga]:2016/05/22(日) 19:33:39.41 ID:Y+hpE98Z0

十分後……


王妃「はあ、はあ…」

魔王「もうそろそろいいでしょうかー…」

王妃「ええ、落ち着きましたわ」

王妃「それで、どうして襲撃がバレたのかしら?」

魔王「昔っからそういうカンはよく冴えてるもんでね…魔界って一応世襲制なんだけど、現魔王を倒せたらそいつが新魔王になれちまうっていう迷惑なルールが有るせいで、小さい頃から毒とか暗殺とか、訓練受けてたのでね…」

ユウ「ああ、だから紅茶に薬混ぜられてた時も、なんとか助かったのか…」  (>>33 付近参照)

魔王「まあねー… それはともかく、ユウがもし傷つけられでもしてたら、俺はあなたを許せなかった…この国潰すくらい出来たと思いますよ」

魔王「今回は負傷者ゼロですし、ここで終わりにしますけど(関わりたくねえからな) ゲホンッ 今後二度とこんな大騒動起こさないでください」

王妃「…あなたがたを巻き込んだことについては反省しますわ、でも…」

魔王「あとのことは、この国にお任せします ねえ、陛下?」

国王「…ああ、私の妻が申し訳なかった…」

王妃「旦那様!?いつからそこに!」

国王「けっこう最初の方から…驚いた、君があんなに怒鳴れる人だったとは…」

国王「##の消失によってごたついていたために、ユウ嬢への謝罪もまだ正式に出来ていないのに、このような事態…重ねて謝罪しよう」

ユウ「あ、いいいいいえいえいえい!もう充分です!大丈夫です!」

国王「そうか… それに…妻、すまない…私が逃げていたせいで…」

王妃「旦那様…」

国王「私とて、ショックじゃないわけ無いんだ…それに…」



魔王「(今のうちに行こうか…)」 コソコソ

ユウ「(そうだね…もう関わりたくない…)」 ヒソヒソ

262 :真真真・スレッドムーバー :移転
この度この板に移転することになりますた。よろしくおながいします。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/29(日) 05:06:07.98 ID:DGDRX/EK0
移転したか
264 : ◆G/mqESF7Ns [sage saga]:2016/06/08(水) 13:41:40.96 ID:pZu2pM8K0
只今、手術の準備のため更新がとどこおっております
ついでに移転もおきてまして、ご迷惑をお掛けしております
重ね重ね、ご面倒をおかけしております
今月はちょっと更新できそうにないです、すみません
(今も他所からこそっと書き込んでるのでもうやめないとばれる…)
すみませんが、もう少々お待ちください…
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/09(木) 00:27:50.71 ID:r1bXgnHl0
舞ってる
266 : ◆G/mqESF7Ns [sage saga]:2016/07/01(金) 14:11:58.72 ID:+p6v3lhI0
ようやく戻れました。
一応、悪性ではないだろうとのことです。とりあえず一安心。
それでは続きます。
267 : ◆G/mqESF7Ns [sage saga]:2016/07/01(金) 14:20:07.42 ID:+p6v3lhI0

魔王「はぁぁぁぁ…なんかドッと疲れが…」

ユウ「なんかもう、一年近くドタバタしてたような…」

魔王「それは言わない」

ユウ「うん」

魔王「ユウ、ありがとうな」

ユウ「?」

魔王「さてと、パレードもうやむやになっちゃったし、城に帰りますか!」

ユウ「そうだね、帰ろう」
268 : ◆G/mqESF7Ns [sage saga]:2016/07/01(金) 17:17:19.52 ID:+p6v3lhI0


魔王城。。。

魔王父「ああ、おかえり なんだ、無事だったか」

魔王母「二人ともおかえりなさい」

魔王「ただいまー」

ユウ「ただいま帰りました」


魔王母「(ちょっとアナタ!聞いた聞いた?ただいまって! ユウちゃん可愛い!)」

魔王父「(聞いた!可愛いな!)」

ユウ「?」
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/07/02(土) 06:41:14.64 ID:tUSdetnzo
乙
270 : ◆G/mqESF7Ns [sage saga]:2016/07/18(月) 22:08:04.46 ID:YFhZ63xF0
おまたせしました、あともう少しです。よろしくお願いいたします。

271 : ◆G/mqESF7Ns [sage saga]:2016/07/18(月) 22:11:33.01 ID:YFhZ63xF0
魔王自室。。。


ユウ「あ゛ー疲れた、凄い眠い…」

魔王「大丈夫?そういえばここ最近ずっと眠そうだよね…」

ユウ「うん…魔王が毎晩イチャイチャしてくるから寝不足なのかなぁ」

魔王「それについては否定できない」

ユウ「ごめん、もう寝るね… おやすみー…」

魔王「ああ、おやすみ」


魔王「…まさか、また起きなくなるとか勘弁してよな…」 ボソリ

272 : ◆G/mqESF7Ns [sage saga]:2016/07/18(月) 23:15:08.82 ID:YFhZ63xF0

……それからさらに数日後。


魔王「でさー、もう一回パレードするっていう話も出てるらしいんだけど… って、ユウ?」

ユウ「………すぴー…」

魔王「…うん、さすがに毎日これじゃあもう危ないよね、これ… 猫先生に診てもらおう… ユウ、起きてー」 ユサユサ

ユウ「うーん…」




医務室。。。

魔王「ってな具合で、毎日こんな調子でちょっと静かにしてるとすぐ寝ちゃうみたいなんだけど、ユウはどうしちゃったんだ?」

猫先生「ふむ…」

ユウ「すみません、またご迷惑お掛けします…」 ウトウト

猫先生「うーん…特に調子が悪い訳でなく、ただ眠たいだけ、ですか…」

猫先生「とりあえず、血液とって検査と、尿検査しましょうかねー 貧血とか怖いですしね」

273 : ◆G/mqESF7Ns [sage saga]:2016/07/18(月) 23:20:10.23 ID:YFhZ63xF0

猫先生「あ、それと 生理ちゃんときてます?」

ユウ「ふえ?」

猫先生「まあ新婚ですから 一応ね」

ユウ「……あれ、今月来てない…?」

魔王「え」

猫先生「あ、じゃあそっちの検査もしましょう 先に採尿してきてくださいねー はい、紙コップ」

ユウ「えっと、はい」

魔王「……………あれ、え?」

猫先生「たぶん、そうでしょうねぇ」
274 : ◆G/mqESF7Ns [sage saga]:2016/07/18(月) 23:46:03.52 ID:YFhZ63xF0
30分後。。。


猫先生「血液検査とかは一週間後に結果出ますので報告書持っていかせますね」

猫先生「それと尿検査のほうですけど、おめでとうございます ご懐妊です」

ユウ「わ、わぁぁっぁ、わー、わー!」

魔王「ちょ、え、わ、や、やったーーーー!!」 ギュー

ユウ「きゃーーー!」

猫先生「ちょ!?ダメですよ、魔王様!! 一番気を付けないといけない時期なのに!」

魔王「わはははは!!やったぞ、ユウ!!」 グルグルグルグル

ユウ「ひゃぁぁぁぁ おろしてぇぇぇ」 グルルルーン




看護師「それでは色々と説明がありますのでこちらへ」

ユウ「はい、またあとでね、マオ」

魔王「ああ、いってらっしゃい」

猫先生「さて、魔王様…ちょっとこれをご覧いただきたいのですが」

魔王「うん?」

猫先生「こちらの妊娠検査薬は、通常ですとこのように二ヶ所の穴に線状の印が出ます」

猫先生「ですが、ユウ様の場合…こうなりまして…」

  検査薬【魔】【勇】

魔王「…は?」

猫先生「いや、驚きましたなー、ユウ様の御子様は、ご両親両方の立派な跡継ぎでございますな」

魔王「いや、ちょっとまって 線じゃなくて、字が書いてあるんですけど!?」

猫先生「いやー、すっごいですねぇ」

魔王「納得するの早すぎないか!!」
275 : ◆G/mqESF7Ns [sage saga]:2016/07/19(火) 00:28:43.43 ID:AQZT6dI40




どこか。。。




《白い珠》『あちゃー… 予想外な事って、予想できないから起きるんだよー…』

《白い珠》『まさか、ゆうしゃの血縁者に、勇者が宿るなんて、ありえないんだよー』

《白い珠》『それも、双子なんだよー 魔王と勇者、同じ血を別けあうなんて…ちょっとわくわくするんだよー』

《白い珠》『予想できないから、人間は飽きないんだよー』

《白い珠》『さあ、見守っていこうよー、どうせ、世界は変わっていくんだよ ずっと、ずーっと、だよ』








276 : ◆G/mqESF7Ns [sage saga]:2016/07/19(火) 00:31:39.05 ID:AQZT6dI40








それからーーーーー






幼勇者「おとうさん、まーくんが足と手、ケガしちゃったよ」

魔王子「ひっく、ひっく…いたいよぅ…にいちゃん…」

魔王「あー、こりゃひどいな…【水球】ほら、傷口洗おうな」

魔王子「うん…」

幼勇者「おかあさん、クンレンなのに、本気で投げ飛ばすんだもん…まーくんはぼくほどガンジョーじゃないのにね」

魔王子「うん…」

ユウ「あら失礼ね、あんなの全然本気じゃないわ」 頭ポンポン

子供ズ「「ギャーッ!?」」

魔王「ユウ、ほどほどにな」

ユウ「ちゃんと手加減してるんだけどねー ほら、こんな感じ」 腕ガシイッ ブワッ

魔王「うぎゃぁ!?」 ビッターンッ

ユウ「あら?」

魔王「ちょ、ゆ、ユウ… 手加減、というか力加減の調整出来てねぇぞ…」 ブルブル

ユウ「うーん、どうなってるんだろう」

幼勇者「おかあさん、ぼくちょっとしらべたんだけど、勇者って、親子とかからはあんまり次世代にひきつがれないらしいよね」

ユウ「そういえばそうね、両親もおじいちゃんたちも、全然関係なかったわ」

ユウ「私の前の勇者は、商人貴族の息子だったからね もう一人前は、騎士団員の息子だったらしいわ」

幼勇者「ぼくが、おかあさんのむすこだから、おかあさんがおかしなことになってるのかな」

ユウ「うーん…《白い珠》さんじゃないと、わからないだろうなぁ…」

幼勇者「魂の世界?的などこかに閉じ込められちゃったときの?」

ユウ「そうそう …たぶん、本当に困ったら助けてくれると思うからさ」

ユウ「それまでもうちょっと、こんなお母さんだけどいい?」

幼勇者「…はあ、しかたないよね」

魔王子「きらいじゃないよ?」

ユウ「ありがとう…」

277 : ◆G/mqESF7Ns [sage saga]:2016/07/19(火) 00:44:11.64 ID:AQZT6dI40


魔王「ユウ」

ユウ「なあに?」

魔王「普通じゃないのは元々だろう?たいして気にすることじゃない 怪我だって、死ななければ治せる」

ユウ「いやー、それはそうだけどね…」

魔王「コントロール出来るようになるまで、いくらでも助けるから、やりたいようにやっていいぞ」

子供ズ「「ええーー!!」」

ユウ「マオ…」

魔王「なるようになるさ さてと、医務室いくか、魔王子?」

魔王子「はーい」

幼勇者「あ、ぼくもいくよ」

ユウ「おんぶしてあげようか?」

魔王子「かあさまやだ、とうさまがいい」 ギュー

魔王「あっはっはっは、あとで母さんに殺されそうだからやめてくれよ、息子…」 アハハ…

ユウ「うふふふふふ」

魔王子「ひぃっ」

魔王「ユウー、愛してるからその真っ黒な笑顔やめてくれー」

ユウ「しょーがないわねー」

幼勇者「(なんあかんやで、ラブラブだよなぁ、うちの両親)」
278 : ◆G/mqESF7Ns [sage saga]:2016/07/19(火) 00:51:16.05 ID:AQZT6dI40




以降……

勇者は時おり、血縁者の一部からも誕生することがまれに起きるようになったらしい。
魔族と人族とが、ごく普通に隣どうし生活するようになる頃には…
勇者というのはある意味、ちょっと特殊な職業 くらいの認識へと移行していったらしい。


これは、結構昔に起きた、不思議な出来事として歴史にひっそりと刻まれた
ある勇者と魔王の恋物語のほんの一部。




おわり。
279 : ◆G/mqESF7Ns [sage saga]:2016/07/19(火) 00:55:19.48 ID:AQZT6dI40





後書きっぽいもの。

すいません、かなり無理矢理ですけど、なんとか終わります!
もっとちゃんといっぱい書きたかったんですけど、本当に申し訳ない!
いつか、というか何年かたって、皆がなんとなく忘れたっぽい頃に、リベンジしたい!

超隔月連載でしたが、読んでいただいてありがとうございました!
病気したり怪我したり病気したり…本当に、病弱でごめんなさい…
こっそりまたくるかもしれませんが、あまり期待しない方向でお願いします。

ありがとうございました!
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/07/19(火) 09:36:32.42 ID:Oxd2ulRqo
完結乙。
終始ほのぼのラブラブっぷりにニヤニヤ出来て大満足です。

リベンジに燃えているのは読み手として嬉しい限りですが…
体調にお気をつけて無理をなさらぬ様、どうか御自愛下さいませ。

こちらこそ、面白い物語をありがとうございました。
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/07/20(水) 08:23:57.05 ID:712TV7uJo
乙
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/07/20(水) 13:10:23.82 ID:adGKKF2dO
おつおつ
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