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希「うちな、陥没ちくびが悩みなんや。」外伝

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1 : ◆GuGtFkjx2k [saga]:2015/10/04(日) 01:18:52.27 ID:9ViLczUY0
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1424449158/
↑前作です

前作を読んでいる事が前提となりますのでご注意ください

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1443889132
2 : ◆GuGtFkjx2k [saga]:2015/10/04(日) 01:24:12.77 ID:9ViLczUY0
 絵里・希・にこが卒業して3ヶ月近くが経った5月半ば

 在校生は進級し、雪穂と亜里沙が音ノ木坂に入学してきた

真姫「はぁ……」

凛「また真姫ちゃん窓見ながらため息ついてるにゃー」

花陽「仕方ないよ、凛ちゃん。」

花陽「真姫ちゃん、あの事をずっと引きずってるんだよ……」
3 : ◆GuGtFkjx2k [saga]:2015/10/04(日) 01:52:36.17 ID:9ViLczUY0
 回想

 時は卒業式当日及びその翌日に遡る

 μ's9人は、卒業式の日に3年生3人の卒業記念パーティーを西木野家で開いていた

 1年生組と2年生組は、これからは3年生組と共に過ごせる時間が大幅に減ってしまう

 それを補うため、この日1日は思いっきりメンバーで楽しむ事にしたのだ

 なお、パーティーの最初の方は割愛し、話は中盤から始まる



穂乃果「ルカリオをメガシンカ!からのインファイトだよ!」

希「ふふん、そうはさせへんよ?」

希「パンプジンでハロウィンや!」

希「これでえりちのメガバンギラスにゴーストタイプが追加されるんや!」

希「よってインファイトは無効やね!」

穂乃果「ええ!?そんな、酷いよー!」

絵里「希が私を守ってくれた//嬉しい//」

凛「あわわ凄いにゃ〜!見事なコンビネーションだよー!」

花陽「ダブルバトルって奥が深いんだね〜。私シングル専門だから分からなかったよぉ。」

絵里「そしてメガバンギラスでストーンエッジ!」

ことり「ああ、ことりのフワライドが……」

穂乃果「なんで!?フワライドよりメガバンギラスの方が速いの!?」

絵里「私のバンギラスは素早さを重点的に鍛えてるからね、素早いのよ。」

花陽「ポケモンは能力値をうまく伸ばすのも戦略の一つだよ!」

花陽「勝負は戦う前から始まってるんだ!」

にこ「へぇ〜子供向けだと思ってたけど、奥が深いのね〜」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/04(日) 01:52:36.73 ID:3QonLeI4o
続編来てたのか
5 : ◆GuGtFkjx2k [saga]:2015/10/04(日) 02:02:12.98 ID:9ViLczUY0
 ポケモン最新作でマルチバトルをする絵里・希タッグと穂乃果・ことりタッグ

 そしてそれを観戦する凛・花陽・にこ

 マルチバトルを得意とする絵里と希に旅パで挑む穂乃果とことりが敵うはずもなく、惨敗

 それでも、全員がにこにことして楽しそうだ

 一方、そんな7人を離れて見る二人がいた


海未「真姫……気持ちを伝えるならば、今しかないのではないですか?」

海未「今日を逃すと、にこと会える機会は大きく減ってしまいますよ。」

真姫「分かってる……それは分かってるんだけど……」

真姫「いざ告白しようと思うとやっぱり……」

 自分に絶対の自信を持ち、チャームポイントに「知性溢れる美貌」とか書いちゃう真姫でも、

 思い人の告白には躊躇いがあった

 もし失敗したら、その人との関係が壊れてしまうのではないか……

 そう思っていたからだ

 かつての筆者が、そうであったように……
6 : ◆GuGtFkjx2k [saga]:2015/10/04(日) 02:13:05.24 ID:9ViLczUY0
海未「いつもの真姫らしくないですね。」

海未「私の知ってる真姫は、いつもにこと張り合っていて、」

海未「ですが互いに最大の理解者であり、最後には共に笑いあっている……」

海未「そんな女性だったのですが。」

真姫「それは、いつもの調子だからよ……」

真姫「でも、今は違うでしょ!?」

真姫「だってこの告白次第で、私の一生が変わるかもしれないのよ!?」

海未「そうですね(笑)」

海未「そんな臆病になってばかりじゃ、人生が悪い方向に変わってしまうから知れないですよねぇ(笑)」

 言われっぱなしをよしとしない負けず嫌いな真姫の特徴を逆手にとって、海未は真姫を挑発する

 作詞家と作曲家、固い絆で結ばれている二人だが、下手をすればその関係が悪化しかねない発言である

 しかし海未にとっては、自分が悪役となってでも、真姫には思い人であるにこに告白してほしかったのだ
7 : ◆GuGtFkjx2k [saga]:2015/10/04(日) 02:30:29.21 ID:9ViLczUY0
真姫「ムキー!何よ!人の気も知らないで勝手な事言って!」

真姫「彼女持ちには私の気持ちなんて分からないでしょうね!」

海未「ええ、分かりません。」

海未「ですが一つだけ言える事があります。」

 海未は真姫の手を優しく、けれど力強く握る

海未「そうです、その調子です。」

海未「今のあなたのように、ありのままの姿を見せればいいのです。」

海未「○ィズニーの映画でも言ってましたよ。」

海未「ありのままを自分を見せれば何も怖くない、少しも寒くない、って……」

海未「先ほどは失礼な事を言って、本当にすみませんでした。」

海未「にこと言い合っているあなたは、私とこうして話している時よりも数倍輝いています。」

海未「だから、自分に自信を持ってください。」

海未「にこに、告白してください。」

海未「私はあなたの、味方ですから……!」ギュ

 そう言うと海未は真姫の手をより強く握った

 その手を通して、海未の熱い気持ちが真姫に伝わってくる

真姫「海未……」

真姫「あなたの気持ち、受け取ったわ!」

真姫「私、行ってくる!」

 真姫は海未の元を離れ、にこの方へと近づいていった
8 : ◆GuGtFkjx2k [saga]:2015/10/04(日) 02:41:55.49 ID:9ViLczUY0
真姫「にこちゃん!」スタスタ

にこ「どうしたの真姫ちゃん?」

にこ「あ、もしかしてぇ〜♡」

にこ「にこの可愛さに吸い寄せられてきちゃったとかぁ〜♡」

真姫「いいから来て!」

にこ「え、ちょっ!?ま、真姫ちゃん!?」ズルズル


穂乃果「行っちゃったね〜」

ことり「トイレの場所でも案内するのかな〜?」

凛「絵里ちゃん希ちゃん!今度は凛とかよちんとバトルしよう!」

花陽「ええ、私も!?」

絵里「いいわよ。じゃあ希、またよろしく頼むわね。」

希「もちろんや!うちとえりちのスピリチュアルでハラショーなコンビネーションで、完封したる!」


海未「(真姫……頑張ってください……!)」スタスタ

 海未は、真姫の幸せを願いながら、穂乃果たちに合流した

 なお、絵里・希ペアvs凛・花陽ペアのバトルは、やはり絵里・希ペアが圧勝した

 凛は伝説のポケモンを使うも、初心者であるため絵里たちに歯が立たず、

 花陽も知識こそあるものの、ダブルバトル用に育てられたポケモンを所持していないために、絵里と希にボコられてしまうのであった
9 : ◆GuGtFkjx2k [saga]:2015/10/04(日) 02:52:45.20 ID:9ViLczUY0
 真姫は、にこを連れて部屋を出て、広々としたベランダに出た

にこ「真姫ちゃんどうしたの?いきなりこんな所に連れてきて……」

真姫「にこちゃんに聞きたい事があるのよ。」

にこ「聞きたい事?」

にこ「あ〜トップアイドルのにこにーの〜プライベートが気になるぅ?って感じぃ〜♡」

にこ「どぅめどぅめどぅ……」

真姫「そういうのいいから!!」

にこ「!!」

 にこが恒例の芸(?)を披露すると、真姫がそれを遮るように叫ぶ

 にこは思わず驚いて口を閉じ、同時に真姫の真剣な眼差しを見て、態度を改める

にこ「何やら真面目な話題のようね……」

にこ「悪かったわ、ごめんなさい。」

にこ「で、話って何かしら?」

真姫「にこちゃんには、恋人とか……いるの……?」
10 : ◆GuGtFkjx2k [saga]:2015/10/04(日) 02:55:47.42 ID:9ViLczUY0
 真姫のビジョンでは、

 ここでにこが「いないわよ」と言いだし、

 そこで自分が「じゃあさ、その……私とかどう?」

 「お試しでもいいから、付き合ってみない?」と、

 髪をクルクルしながらいつもの調子で切り出してみるつもりであった

 そう、「であった」

 しかし、現実はそううまくいかないものである


にこ「いらないわね。」
11 : ◆GuGtFkjx2k [saga]:2015/10/04(日) 03:08:14.02 ID:9ViLczUY0
真姫「え……?」

 海未に勇気づけられてからにこに告白するまでの間に、

 幾つものにこの行動パターンを予測、それに対応するための言葉を導き出していた真姫であったが、

 まさかの反応に思わず情けない声が出てしまう

にこ「私、ラブライブ優勝が評価されて、芸能事務所に所属することが決まったのよ。」

にこ「知ってるでしょ?アイドルにとって、恋愛はご法度なの。」

にこ「応援してくれるファンを裏切る、アイドルが恋愛するって言うのはそういう事であって、最もあってはならない事よ。」

にこ「それに、アイドルだから、アイドル活動に専念したいから……」

にこ「そういうのを除いたとしても、今の私は恋愛なんて興味無いの。」

にこ「それよりも、今の家族、そしてμ'sの仲間……」

にこ「今ある人と人とのつながりをもっと大事にしたい……」

にこ「そう考えてるわ。」

真姫「そ、そう……」
12 : ◆GuGtFkjx2k [saga]:2015/10/04(日) 03:17:05.95 ID:9ViLczUY0
にこ「あ、もしかして……私が可愛すぎるから、先を越されたんだと思ったの?」

にこ「安心しなさいよ、あんたすごく可愛いんだから、近い内に彼氏できるわよ。」

にこ「この私が言ってるんだから、自信持ちなさいよねー。」ポンポン

 にこは真姫の肩を軽く叩きながら、ほほ笑んだ

 その笑顔が、真姫にとっては何よりも辛い

にこ「で、用って、そんだけ?」

真姫「え、ええ……」

 もう既に泣きそうな真姫であったが、夜で暗くなっている事もあって顔をにこに見られずに済んだようだ

にこ「こんなとこいつまでもいたら風邪引くわよ。」

にこ「真姫ちゃん戻りましょ?」

真姫「お腹冷えたから、トイレ行ってから戻るわ……」

にこ「分かったわ。無理しないようにしなさいよ。」スタスタ

 にこは真姫の身体に気遣いつつ、先に部屋に戻っていった
13 : ◆GuGtFkjx2k [saga]:2015/10/04(日) 03:39:25.96 ID:9ViLczUY0
真姫「にこちゃん……そんな……」ポロポロポロ

 ベランダに一人取り残された(と言うより自分から一人になった)真姫ちゃん

 その眼元には、真珠見たいな大粒の涙が浮かんでいる

 無理も無い

 だって、自分の思いを伝える前に振られてしまったのだから

 伝える前に、「恋人なんていらない」と言い切られてしまったのだから

 しかも、それを「彼氏ができない事に対する悩み」だと勘違いをされてしまったのだから

 おそらくにこは、今も、そして今後も真姫の気持ちに気付く事はないだろう

 にこは本格的にアイドル活動に専念するため自分の時間がなかなかとれなくなり、

 医学部を目指す真姫も2年生の最初の方から受験勉強に取り組むため、同様に時間が取れない

 二人が会う機会はかなり少なくなるはずだ

 それを考えた途端、真姫の目からはより多くの涙が溢れだす

真姫「ヒッグ、ンッグゥゥ……なんで、なんでよぉぉぉぉぉ……」ポロポロポロ

 容姿端麗、頭脳明晰、音楽の才能もあり、

 両親は大病院に勤務する名医、自身は後継ぎの予定、お金持ちと、

 誰もが羨むスペックを兼ね備えている真姫ちゃんは、挫折というものを今まで感じた事が無かった

 しかしこの日、そんな真姫ちゃんが片思いの相手に振られ、自分の非力さを味わったのであった

 そしてまだ冷たい風の吹くベランダで、独り静かに涙を流すのであった……
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/04(日) 10:35:25.47 ID:7zj0viOco
おかえり
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/04(日) 11:55:14.34 ID:8WlNZeRLo
待ってたぞ!!
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/04(日) 15:18:32.01 ID:+uCAezcLO
にこまき豚お得意のごり押しイイゾ〜
ゴミ作者がんばれ
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/04(日) 16:15:26.48 ID:mGpMfd0IO
>>1
変態SSでにこまきを汚すな
のぞえりキチガイはのぞえり人形で遊んでろよクズ野郎が
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/04(日) 20:24:58.94 ID:AdSHbC6PO
続編が来るとは!
今回も楽しみにしてるぞ!
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/04(日) 21:09:15.31 ID:2Gva116Ko
りんまき厨か?
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/05(月) 00:44:17.08 ID:dUyL7+D7O
>>15
>>18
自演乙
21 : ◆GuGtFkjx2k [saga]:2015/10/05(月) 01:06:37.51 ID:S9tngrpF0
 廊下

 凛と花陽はトイレに行きたくなり、場所を聞こうと真姫を探していた

凛「絵里ちゃんと希ちゃん強かったねー。」

凛「凛のグラードンが手も足も出なかったよー。」

花陽「しょうがないよ……だってあの二人ダブルバトルの達人だもん……」


 ヒッグ、グスン、ウッグウゥゥゥ……


花陽「……!!この声って……!」

凛「真姫ちゃんだにゃ……!」

凛「きっと何かあったんだよ!様子を見に行こう!」

花陽「うん!」スタスタスタ
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/05(月) 01:08:21.28 ID:FIKvR69Ro
今回も期待してます
23 : ◆GuGtFkjx2k [saga]:2015/10/05(月) 01:30:05.74 ID:S9tngrpF0
 ガチャ

花陽「真姫ちゃん!一体どうしたの!?」

凛「何かあったなら相談に乗るにゃ!」

真姫「グスン……!なんでもないわよぉ……」ポロポロ

真姫「ただその、目にゴミが入っちゃって取ってたのよ……!」ポロポロ

凛「そんな真っ赤な顔で言われても説得力が無いにゃ……」

凛「凛たち、親友だよね?凛はそう思ってるよ。」

花陽「だから、何があったのか、隠さずに教えてほしいな……」

花陽「私たち、真姫ちゃんの力になりたいんだよ……!」

 凛と花陽は、座って泣く真姫に視線を合わせるようにしゃがんで話す

真姫「実は……」

 自分と真剣に向き合ってくれる凛と花陽の態度に、真姫も素直に話す気になったようだ

 誰かに聞いてもらって少しでも楽になりたかった、という思いもあるのだろう
24 : ◆GuGtFkjx2k [saga]:2015/10/05(月) 02:03:49.77 ID:S9tngrpF0
真姫「私、にこちゃんの事が好きなの……」

凛「え!?真姫ちゃん、にこちゃんの事好きだったの!?」

花陽「そうだったんだ……」

花陽「確かに、今日が過ぎれば会う機会がぐっと減っちゃうもんね……」

真姫「だけど……振られちゃった……」ポロポロ

凛&花陽「え゙……」

 メンバー、それも同級生の失恋を知りどのような言葉をかければいいのか分からなくなる二人

 凛の周りにいる絵里・希、海未・亜里沙はどちらも両想いだったので、

 思いを打ち明けてからはすんなりと付き合う事ができたのだが、真姫の場合は違った

 カップルになっている自分たち、絵里たち、海未たちが当たり前のように思っていたため、

 自分と似た境遇ながら失恋してしまった真姫の事を考えると心が非常に痛ましくなる

真姫「それも、告白する前に……」ポロポロ

凛「告白する前に!?一体どういう事にゃ!?」

凛「告白すらさせてくれないって酷すぎるよ!ちょっとにこちゃんに文句言ってくる!」

 普段からにこと仲がいいだけあって、そのにこが真姫にとった態度が凛は許せなかった

 しかし、そのにこの態度とは凛が想像する者とは違っていたのだ
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/05(月) 02:06:05.27 ID:FIKvR69Ro
かなしいなぁ
26 : ◆GuGtFkjx2k [saga]:2015/10/05(月) 02:19:55.81 ID:S9tngrpF0
花陽「ちょ、ちょっと凛ちゃん!落ち着こうよぉ!」

凛「かよちん離してにゃー!凛は今激おこぷんぷん丸にゃー!」ジタバタ

 暴れようとする凛を必死になだめようとする花陽

真姫「凛、違うのよ……」

凛「え?違うの?告白する前に断られたんじゃ……」

 きょとんとしていつもの調子に戻る凛

 状況を整理中の凛たちに真姫は続きを話す

真姫「正確には、そもそもにこちゃんは私の好意に気付いていないのよ……」

花陽「真姫ちゃん……辛いかもしれないけど、詳しく聞いてもいいかな……?」

凛「確かに全部聞かないと、何ていえばいいのか分からないよね。」

凛「お願いできるかな、真姫ちゃん……!」

真姫「分かったわ……」
27 : ◆GuGtFkjx2k [saga]:2015/10/05(月) 02:38:15.59 ID:S9tngrpF0
真姫「私、グスン……にこちゃんに、『恋人はいないの?』って聞いたのよ……」ヒッグ

 語り始めると同時にまた涙がこぼれ出す真姫ちゃん

凛&花陽「うんうん……」

真姫「てっきり、ンッグウウゥゥ……そこは、『いないわ』って返事が返ってくると思うじゃない……?」グス

凛「ま、まさかにこちゃんに……」

花陽「既に恋人が……」

真姫「違うのよぉ……!にこちゃんったら、『いらない』ってぇぇぇ……!」ポロポロ

真姫「アイドルに専念したいし、グスン……ウオォォォォン……」

真姫「それを差し引いたとしても恋愛に興味なんかない、ってぇぇぇぇ……!」ヒッグ、ヒッグ

真姫「しかもそれによ!?『真姫ちゃんなら彼氏ができる』って……!」

真姫「グスン、ウッグ、ヒッグゥゥ……!違うのよおぉぉぉぉ……!」

真姫「私が欲しいのは彼氏じゃなくてにこちゃんなのにぃぃぃ……!うええぇぇぇぇぇんんん……!」グス、グスン

花陽「そっか……そんな風に告白する隙もなかった上に、変な勘違いをされちゃった、ってわけなんだね……」

凛「辛かったね、真姫ちゃん……」

凛「今だけは凛たちの胸の中で思いっきり泣くといいにゃ……」

花陽「思いっきり泣いて、それからまた頑張ろう?」

花陽「これで終わりだなんて、そんなの哀しすぎるよ!」

真姫「ウグ、グスン…!りん、はなよぉ……!ありがとう……!」

真姫「アアアァァァァァァッッ…!ヴ、ヴエエエエェェェェェェェェェェンンン……!」

 真姫は凛と花陽に抱かれながら、力いっぱい泣きはらしたのであった……
28 : ◆GuGtFkjx2k [saga]:2015/10/05(月) 02:52:15.28 ID:S9tngrpF0
 回想終了

 時はまた再び現在に戻る


凛「今の真姫ちゃん……見ててすごく心が痛むにゃ……」

花陽「前みたいな、自意識過剰でちょっとつんつんしてるけど照れ屋さんな真姫ちゃんに戻ってほしいな……」

真姫「はぁ……」


 キーンコーンカーンコーン


 授業の始まりのチャイムが鳴ると同時に、数学教師が教室に入ってきた

数学教師「ほら星空さん小泉さん、席に着いてー」

凛&花陽「はーい!」スタスタ

数学教師「じゃあこの前の小テストを返すわねー」

数学教師「芦田さーん。」

モブ「はーい!」

 こうして順番にテストが配られていった

凛「げ、41点……まあ小テストだからいいよね!」

凛「かよちんはどうだった?」

花陽「82点だったよ!苦手な分野だったけど、勉強したからけっこうできたよ!」

凛「すごいにゃ〜!かよちんのバストサイズと同じだにゃ〜!」

花陽「ちょ、ちょっと凛ちゃんやめてよぉ!」

凛「あはは、めんごめんごにゃ。真姫ちゃんはどうだった?」
29 : ◆GuGtFkjx2k [saga]:2015/10/05(月) 03:02:14.91 ID:S9tngrpF0
真姫「…………」

 答案用紙を持ったまま固まる真姫に近づき、

 凛は背後から顔を伸ばして真姫の点数を確認する

凛「おお、93点……流石だにゃ!」

真姫「どこがよぉ……ングウゥゥ…ヒグゥ…」ポロポロ

花陽「ええ!?真姫ちゃんいきなりどうしたの!?」

 にことの一件があって精神が不安定になりかけている真姫ちゃんは、

 凛に点数を口に出して言われただけで泣き出してしまった

 真姫にとって、このようなテストはできて当然である

 しかし、その「できて当然」のはずのテストで、7点も落としてしまった

 にこに振られて以来勉強に集中できない真姫はテストでいつもこの体たらくであり、

 起きる→学校に行く→授業を受ける→帰る→勉強をする→寝る→起きる……

 のサイクルを繰り返すだけの、廃人一歩手前となっていた

 アイドル研究部にも、週に1回くらいしか顔を出していない

 それほどまでに、真姫が抱えている未練は大きいのだ
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/05(月) 14:42:55.32 ID:4np45bTjO
ふむ…
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/05(月) 20:14:07.72 ID:UPJD/AEQo
のぞえりは好きだけどにこまきは大嫌い
のぞえりと違って過程もないしごり押し感が凄い
32 : ◆GuGtFkjx2k [saga]:2015/10/06(火) 00:23:48.68 ID:qSYiICJD0
 帰宅途中

 真姫は通学路の中のビル街を歩いていた

真姫「…………」

にこ『にっこにっこにー♡』

真姫「あ、にこちゃん……」

 ビルの壁に備え付けられた大型モニターに、にこが映っていた

 どうやら、夕方の番組でアイドル特集をやっているらしい

 真姫は立ち止まってモニターを凝視する

真姫「にこちゃん……立派になって……」

 現在のにこは、デビューしてからわずか2カ月しかたっていないものの、テレビに引っ張りだこ状態であった

 まずその例の強烈な自己紹介は、大きなお友達だけでなく、

 未就学児〜小学校低学年の子どもたちの心をガッチリつかみ、小さな社会現象を引き起こしていた

 また楽屋では非常に礼儀正しく、トークでは痛烈なツッコミを行う事から芸人たちや大物司会者からの評判も上々であった

 さらには、サバンナでシマウマに追いかけられたり、無人島でサバイバルをしたりと、

 芸人なみに身体を張ったロケも積極的に行うため、視聴者からの好感度も高い

 そんなわけでにこは老若男女幅広い年齢層に好かれる、まさにトップアイドルと化していたのだ
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/06(火) 01:06:37.30 ID:qSYiICJD0
 モニターの中で踊るにこにすっかり気を取られている真姫ちゃん

 すると……

 ドン

真姫「あいた……!」

???「きゃ……!」

 道端で女性とぶつかってしまった

真姫「ごめんなさい、私が余所見をしていたばっかりに……」

真姫「大丈夫ですか……?」

 自分の不注意が原因なので、素直に相手に謝罪する真姫

 プライドが高く自信家な真姫ちゃんだが、同時に自分の非を認める潔さも併せ持っている

???「はい、私は大丈夫……」

???「ってあら……?」
34 : ◆GuGtFkjx2k [saga]:2015/10/06(火) 01:28:55.03 ID:qSYiICJD0
にこママ「あなた、確かにこのお友達の真姫ちゃんよね……?」

 その女性の正体は、まさかのにこの母親であった

 街角で知り合いとぶつかるなんて天文学的確率であるが、ストーリー進行のために許していただきたい

真姫「ゔぇぇ……ヴェエエエェェェェェン……!」ポロポロ

 精神が不安定な真姫ちゃんは、

 にこママが真姫に対して「お友達」と呼んだ事に対して過敏に反応し、泣き出してしまった

 もちろん、にこママに悪意などない

 それどころか、にこママ、ひいてはにこすらも真姫がにこに好意を抱いている事は知らないのだ

 なぜ真姫が泣いてしまったのか分からないにこママは、ひとまず真姫を宥めようとする

にこママ「え、ど、どうしたの真姫ちゃん!?」

真姫「ウッグ、ヴェェェ……グスン、ヒッグ……!」ポロポロ

にこママ「とりあえず場所を変えましょ?」

にこママ「お話、聞かせてくれる……?」

真姫「グスン……はい……」コクン

 真姫が頷いた後、にこママは真姫の手を優しくとってカラオケボックスへと入って行った
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/06(火) 06:28:26.72 ID:QZcXDIzTo
まさかのにこママ!?
どうなんねん??期待
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/06(火) 17:12:56.37 ID:FXgCagl8o
ママルートに期待
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/06(火) 18:09:00.33 ID:1ULJPaYQo
続きあったのか
今回も面白いの頼むぞ
38 : ◆GuGtFkjx2k [saga]:2015/10/07(水) 03:23:25.91 ID:1xlFn9x90
 カラオケボックス個室内

真姫「ウウンン……グスン……!」ポロポロ

にこママ「もう、泣いてたら可愛いお顔が台無しよ?」

にこママ「これよかったら使って。」つハンカチ

真姫「グスン…あいがとうございまふ……」フキフキ

にこママ「それで……何があったの?」

真姫「実は、その……私、にこちゃんに告白しようとしたんですけど……」

真姫「思いを伝える前に……振られてしまったんです……」

にこママ「そうだったの……」

にこママ「ん?思いを伝える前、ってどういうことかしら?」

 凛や花陽と同様の反応をする、にこママ・39歳(オリジナル設定)

 誤解を招く前に、真姫は事の顛末を説明する

真姫「……というわけなんです。」

 敬語を話す真姫ちゃんに違和感があるかもしれないが、相手が大人、

 それも思い人の肉親ともあれば当然である
39 : ◆GuGtFkjx2k [saga]:2015/10/07(水) 04:00:49.26 ID:1xlFn9x90
にこママ「辛かったわね、真姫ちゃん……」ギュ

 真姫の胸中を知ったにこママは、真姫を抱き締めていた

 家庭でにこが話している真姫ちゃんとは、あまりにかけ離れていたその姿が、あまりにいたたまれなくなったからだ

 かつて自分がライブのステージで見た真姫ちゃんは、輝いていた

 メンバーと共に歌い、ステージを舞い、皆を感動の渦に巻き込んでくれたあの真姫ちゃんが、今はこんな調子になってしまっている

 なんとか、真姫ちゃんが立ち直って再びステージに立てるように、手を貸してあげたいとにこママは考えていた

真姫「う、ううぅぅ……」ポロポロ

 にこママの気遣いに、感極まってまた泣き出してしまう真姫

 真姫もいつの間にか、にこママの身体に腕を回して抱きついていた

 その姿に、にこママはさらなる比護欲を掻き立てられる

にこママ「にこの事をこんなに想ってくれる子がいたなんて……」ナデナデ

にこママ「あの子は幸せ者ね……」ナデナデ

 なぜ真姫はにこの事が好きなのか、

 今の真姫の精神状態からはとても聞ける様子ではないが、

 真姫がにこを心から思っている様子は伝わってきた

 それと同時に、自分の娘をこれほど慕ってくれる真姫に対し、ある思いが湧いてきたのであった……
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/07(水) 08:48:03.68 ID:vp8uDPL6o
おぉ!?
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