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希「うちな、陥没ちくびが悩みなんや。」外伝
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586 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/03/17(木) 02:47:16.07 ID:DbrvysY10
妄想の中の穂乃果『そうは言っても最初におっぱい見せつけてきたのはことりちゃんの方なんだよ!』
妄想の中の穂乃果『自分の行動は自分で責任持とうよ!自業自得だよ!』
ことり「そんな事言われても……ことりはただ、自分でちくびいじってただけで……」モニュモニュニュ
ことり「そしたら突然、穂乃果ちゃんが部屋に入ってきて……」ムギュムギュムギュゥゥ
妄想の中の穂乃果『そんなことは今関係ない!』
妄想の中の穂乃果『重要なのはことりちゃんが私におっぱいを見せてきたことなの!』
妄想の中の穂乃果『だからことりちゃんのおっぱい触る!』
ことり「んぐぅぅぅぅ……//ほ、穂乃果ちゃぁぁ……んンぅ……//」モミモミニギニギ
妄想の中の穂乃果『ん〜♡ことりちゃんのおっぱいのやわらかさ……これはほむまん以上だよ!』
ことり「ひゃぁぁぁぁぅぅ……//穂乃果ちゃん、お願いだからもう少し優しくしてぇぇ……//」ムニュムニュニュゥゥゥ
妄想の中の穂乃果『ダメだよ!これはことりちゃんへの罰でもあるんだから!』
妄想の中の穂乃果『しっかり耐えてよね!気持ちよくなったりしたらダメだよ!』
ことり「ひゃいいいぃぃぃぃ……//」モミモミムギュムギュギュ
妄想が進むにつれ、ちくニーも激しくなりことりの身体は更なる刺激を求めだす
それに呼応するかのように、妄想内容にも変化が見え始める
穂乃果の性格が段々ブレてきて、口調は同じでも性的に積極になりつつある
そしてさらに、ことりの妄想はヒートアップしていく
587 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/03/17(木) 03:40:53.91 ID:DbrvysY10
妄想の中の穂乃果『今度は揉むだけじゃなく、引っ張ってみよう。うにょーん!』
ことり「んぎぎぎぎぃぃぃぃぃっっ!!それ痛い!すごく痛いよぉ//」ビヨーン
ことりは、自分でちくびを摘み、そのまま上に引っ張り出す
傍から見ると非常にシュールなこの光景
けれど、かなり痛い様子である
それもそのはず、ちくびを摘みさらに持ち上げるとなると、かなり強い力でちくびを摘まなければならない
こんなことをしているから、ますますちくびが大きくなってしまう事に、ことりは全く気付いていない
妄想の中の穂乃果『おおぉぉ〜おもしろーい♪』
妄想の中の穂乃果『ほら、見える?ことりちゃん。』
妄想の中の穂乃果『ことりちゃんのおっぱい、おもちみたいにすっごく伸びてるよ!』
ことり「や、やめてぇぇぇ……//そんな、ちくびばっかりぃぃ//」
ことり「身体の芯がおかしくなっちゃうよぉぉぉ……//」
痛いはずなのにもう感じていることり
ことりのちくびが開発済みであることを、如実に表している
588 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/03/17(木) 03:51:08.49 ID:DbrvysY10
妄想の中の穂乃果『む?ことりちゃんのその声……さっきと同じだ……』
妄想の中の穂乃果『穂乃果がことりちゃんのおっぱい触っていた時と……』
ことり「あ……!」
妄想の中の穂乃果『穂乃果言ったはずだよ?』
妄想の中の穂乃果『「気持ちよくなったりしたらダメ」って……』
妄想の中の穂乃果『なのにことりちゃん、私との約束破っちゃったんだ……』
ことり「ち、違うの、これは誤解だよぉ!」
ことり「私、決しておっぱい引っ張られて気持ちよくなったりなんか……」
ことりは自分の台詞を言っている途中で、再び自分のちくびを摘んで引っ張った
これはもちろん穂乃果にお仕置きされている設定である
ビヨーン
ことり「あぐぅぅぅぅっっ……//」
妄想の中の穂乃果『言い訳なんて聞きたくないよ!』
妄想の中の穂乃果『ことりちゃんが平然と嘘を吐くような人だとは思わなかったよ……』
妄想の中の穂乃果『これはもうきつい罰が必要だよね……』
589 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/03/18(金) 04:21:37.24 ID:QYq0sNzD0
ことり「ば、罰って……!一体何をするつもりなの……//」
妄想の中の穂乃果『ふふん、愚問だよ!』
妄想の中の穂乃果『目の前におっきなおっぱいがあったら……することは一つだよ!』
妄想の中の穂乃果『れろ、ちゅるるるぅぅぅ……ちゅぱちゅぱぱぁぁ……♡』
チュルルル……レロォ……
ことり「あぁぁ……//そんな、穂乃果ちゃん//おっぱい吸っちゃ、だ、だめぇぇぇ……//」クチュクチュ
穂乃果にちくびを吸われる妄想をしだすことり
より臨場感を醸すために、わざわざ自分の口で水音をたてている
妄想の中の穂乃果『何言ってんのさ、本当はことりちゃんおっぱい吸ってほしかったくせに。』
妄想の中の穂乃果『んちゅるるるぅぅ……♡ちゅぱ♡うん、おいしい♡』
妄想の中の穂乃果『私知ってるよ、ことりちゃんのおっぱいを揉んでいる時……』
妄想の中の穂乃果『ことりちゃんのちくびが「いじって、いじって」と自己主張していたことを……』
ことり「や、やっぱり知ってたんじゃ……うあああぁぁっっ//」チュルチュル
ことり「ひどいよ、さっきは『わかんない』、って言ってたのにぃぃ……//」ヌチュヌチュ
590 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/03/21(月) 04:24:58.06 ID:hnlPDt670
妄想の中の穂乃果『あはは、そうだっけ?ことりちゃんのおっぱいがあまりにもおいしいから、そんなこと忘れちゃったよ。』
妄想の中の穂乃果『だから、ね?もっと吸わせてもらうよ、穂乃果が満足するまで……♡』
妄想の中の穂乃果『ぬちゅるるるぅぅぅ……♡ちゅぱ、ちゅぽぽぽっっ♡ぢゅるるるるるぅっ♡』
ことり「んああぁぁぁぁっっ//だ、ダメだよ穂乃果ちゃん、それはいくらなんでも……//」バタバタ
ことり「激しすぎるよぉぉっっ//ひぐぅぅぅ!!ちゅるるぅぅ、くちゅくちゅぅぅ……//」チュルル、チュパチュパパ
妄想とちくニーの刺激で極度の興奮状態にあることりの身体は、その刺激によりかなりの負担がかかっている
その負荷から逃れようとするあまり、ことりはベッドに背中から倒れ込んだまま背中を擦りつけながらジタバタと動き出す
一方でその刺激を欲するあまり指の動きや妄想の中の穂乃果の動きも一層激しくなり、ことりの口からは熱を含んだ吐息が漏れだす
妄想の中の穂乃果『逃げようとしても無駄だよ、今私がことりちゃんの腕をしっかりと押さえつけてるからね。』
妄想の中の穂乃果『ことりちゃんがもがけばもがくほど、むしろ穂乃果としては逆に興奮してくるよ!こんな風にね♡』
ことり「ひゃううううぅぅぅぅぅ……//ち、ちくび噛まないでぇぇぇ……//」ギュギュギュギュギュ
ことりは自分のでかちくびを強引に摘んでは捻り、穂乃果の歯の動きを再現してみる
これも何もなければただ痛いだけなのだが、穂乃果のちくびが自己開発されている事に加え、今のシチュエーション
波のように迫りくるちくびへの刺激に今にも絶頂を迎えてしまえそうな中、
ことりとしては歯を食いしばることでなんとか身体を持ちこたえさせていた
591 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/03/26(土) 03:48:09.87 ID:7njvMR840
妄想の中の穂乃果『とかなんとか言っちゃって!』
妄想の中の穂乃果『穂乃果には分かるよ、ことりちゃんのちくびが穂乃果に噛まれてぴくぴくしてるのが!』
妄想の中の穂乃果『これってことりちゃん感じてる、ってことだよね!』
妄想の中の穂乃果『じゃあ望み通り、ことりちゃんのちくびもっと噛んであげちゃうよ!』
妄想の中の穂乃果『ぐちゅぐちゅぐちゅちゅちゅちゅっっ!!じゅるるるるぅぅぅ!!』
ことり「ひっぐうぅぅぅっっっ//くちゅくちゅ、ちゅぱぱぱ……//」クリクリクリ
ことりは指でちくびをより強く、より速く慰めながら、同時に口内で唾液を飲み込んだり舌に絡ませたりを繰り返す
ことりの気分は最高潮に達しており、絶頂に向けてスパートを切るつもりであったのだが、
妄想の中の穂乃果『じゅぽん、ぢゅるるるるぱぱぱぱぱっっっ!!』
妄想の中の穂乃果『ぐちゅるぬちゅ、じゅぽぽぽぽぽっっ!!ぶぢゅぢゅぢゅぢゅっっ!!』
ことり「だ、ダメだよ穂乃果ちゃん……//くぅ、うううぅぅぅぅ……//ぬちゅちゅ、くちゅくちゅ……//」コリコリコリ
妄想の中の穂乃果『じゅぽぽぽぢゅちゅちゅちゅちゅちゅぅぅっっ!!ぐちゅりぬちゅぬちゅちゅっっ!!』
ことり「も、もうこれ以上はだめぇぇぇぇぇ//ことり、もう我慢なんて……!」ムニュムニュニュ
本当はもっと穂乃果によるちくび攻めを愉しみたかったことりであったが、妄想とちくニーの織りなす快楽により、遂に身体が限界を迎えてしまう
そして次の瞬間……
592 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/03/26(土) 04:16:52.96 ID:7njvMR840
ことり「ふあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっ//」ビクビクビク、ビク、プッシャァァァァァァ
ことりは仰け反るあまりブリッジの体勢になりながら、股間を触っているわけでもないのにパンツ越しに潮を飛び散らせ、絶頂した
ちくびでの絶頂に慣れているためか、おもらしすることもなく、意識も保ったままである
しかし、いつものことではあるが、意識を保っている事が仇となってしまった
ことり「…………」
そう、賢者タイムである
穂乃果はことりの思い人であると同時に、大切な親友でもある
その親友をオカズに独りよがりなオナニーをしたせいで、今のことりは激しい自己嫌悪と穂乃果に対する罪悪感でいっぱいになっていた
しばらく無言で時を過ごしたのち、ことりはティッシュで飛び散った潮を吹き始める
ことり「んぐぅぅぅ……穂乃果ちゃん、ごめんねぇぇ……!」
なお、絶頂と同時に妄想の中の穂乃果の存在は姿を消す
これも毎度のことではあるが、穂乃果との事後の妄想は基本的にはしない
流石のことりも、そこまで図々しいメンタルは持ち合わせていなかったのだ
そして、写真の中で笑う穂乃果へ謝罪
これもいつものこと
その後は暗い気持ちのまま入浴、そしてお風呂から上がった後はすぐに寝る
これがことりの生活サイクルである
593 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/02(土) 03:43:43.55 ID:s7XhXbmD0
翌日、朝
海未「ことり、おはようございます。」
ことり「お、おはよう……」
海未「相変わらず穂乃果はまだ来ていないようですね……」
海未「仕方ないですね、迎えに行きますか。」
ことり「そうだね……」
両親が共に泊まり込み(父は会社に、母はホテルに)であるため、朝起きてことりがまず見た人物の顔は、愛する穂乃果の想い人、海未の顔であった
自慰の虚しさから立ち直れないことりへの、海未の無意識な追い打ち
それに耐えつつ高坂家に向かったのだが……
高坂家
穂乃果「いやー、ごめんごめん!遅くなっちゃったよ〜!」
海未「まったく……まあいつものことなので慣れましたけど……」
海未「ですが改めていただきたいものです、最上級生なのですから……」
穂乃果「えへへ、明日から気をつけるよ!」
ことり「あは、あはははは……」
そして海未の次に見たのが穂乃果の顔である
昨日、穂乃果の性格を空想世界で捻じ曲げて、自慰のおかずにしてしまった……
そのせいと、穂乃果が海未に好意を抱いていることもあって、ことりは二人に顔を直視することなく苦笑いする
594 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/03(日) 04:01:11.59 ID:qkZ1IgEu0
穂乃果「あれ、どうしたのことりちゃん。なんか元気ないね。」
ことり「え!?そ、そう見えるかな、あはははは……」
穂乃果は決してことりを煽っているわけではない、ただ純粋にことりのことを心配している
ことりはなんとか平静を装うことを試みるが、顔から汗が流れ出てしまい、隠すに隠せない
海未「ことり……」
一方の海未は、親友であることりの相談に乗ってあげたい気持ちは当然ある
しかし、今朝自分と穂乃果の顔を見たときからことりの様子がおかしいことを察しており、
何らかの形で自分たちがことりの悩みに関わっていることを知ってしまい、聞くに聞けない状況に陥っていた
ことり「昨日なんだかあまり眠れなくてね、お隣さんのワンちゃんが吠えてて……」
穂乃果「そうだったんだ……今日はちゃんと寝れるといいね、ことりちゃん!」
海未「ただでさえことりは疲労を抱えやすいのですから、身体は大事にしてくださいね……」
ことり「うん、気をつけるよ……」
穂乃果はことりの嘘を信じ込んでしまったようだが、どうやら海未にはその嘘はお見通しのようであった
とはいえことりの悩みの中には踏み込みづらいため、とりあえず今話を合わせている
595 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/04(月) 03:40:57.27 ID:nGd9ZUZO0
そしてこの日はどことなくことりは二人と距離をとってしまっていた
しかし相変わらず穂乃果には自分がその原因だという自覚はないのであった
さらにこの日はことりはアイドル研究部の練習を休んで帰宅
制服のまま仮眠をとるのであった
睡眠中、夢の中でことりは何度も何度も考える
穂乃果の気持ちは完全に海未に傾いており、自分に勝機はない
ならいっそのこと、穂乃果を犯してしまうのはどうだろうか
穂乃果の心が自分に向かないのであれば、せめて穂乃果の身体だけに、自分の爪痕を深く残す……
そうすれば、穂乃果の中にことりという存在が嫌であっても決して忘れられないものになる……
そう、穂乃果の中でことりの存在が海未の存在よりもはるかに大きいものとして残ることになるのだ
さらに自分も穂乃果の身体を弄ぶことにより、今までにない最高の快楽を手に入れることができる……
よし、決めた
明日、穂乃果をレイプしよう
そう決めた直後……
596 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/04(月) 03:52:59.47 ID:nGd9ZUZO0
ことり「だ、だめだよそんなの!」ガバッ
ことり「大好きな穂乃果ちゃんに、そんなひどいことできるわけない!」ドン
夢の中に現れたもう一人の自分からの誘惑を振り切り、闇堕ちを回避することり
彼女の全身は、冷たい汗に包まれている
そして目もとには小さな滴が浮かんでいた……
ことり「(なんで一瞬たりとも、そんなこと考えちゃったんだろう……)」
ことり「(歪んでるのかな、私の心……)」
ことり「(これ以上穂乃果ちゃんへの思いが募りに募ると……)」
ことり「(私の心、壊れちゃいそうだよ……)」
ことり「(よし、決めた……!)」
ことり「(ダメだと分かっているけど……)」
ことり「(穂乃果ちゃんに告白して、フラれよう!)」
ことり「(潔くフラれれば、私は穂乃果ちゃんに未練を残すことなく、想いを断ち切ることができる……)」
ことり「これでいいんだ、これで……」
自らに邪の思念が生まれていることに気づいてしまったことりは、
その思念に身も心も支配される前に穂乃果と自分を守るべく、ここに新たな決意をする
誰も不幸にならないようにと……
597 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/05(火) 03:42:58.70 ID:uu+g/aIE0
翌日
この日は穂乃果はきちんとことりと海未が迎えに行くまでに穂乃果は準備ができていた
海未からの好感度をより上げるためだろう
そのことをことりはすぐに察するが、なんとか顔色を保ってあいさつをする
ことり「穂乃果ちゃんおはよう。」
海未「おはようございます、穂乃果。」
穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃん、おはよう!」
穂乃果「今日も一日がんばろう!」
ことりからあいさつをしたのに、穂乃果が名前を呼ぶ順番は海未からであった
妙に穂乃果に心に抉られつつも、今日のことりはまだ平気であった
穂乃果への想いを断ち切る覚悟を決めているから……
穂乃果「そういえばことりちゃん、体調は大丈夫?昨日はよく眠れた?」
ことり「うん、おかげさまで。昨日は合計で10時間も寝ちゃったよ〜」
海未「それにしてもよかったです、ことりが無事で……」
海未「また体調が優れないようだったらすぐに言ってくださいね。」
なお、海未とことりは穂乃果を迎えに行く途中で既にこの話題は話していた
穂乃果「うんうん、心配したんだよ、穂乃果たち。」
穂乃果「今日は練習来れそう?」
598 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/05(火) 04:00:21.76 ID:uu+g/aIE0
ことり「うん、今日は行けそう!」
ことり「昨日練習できなかった分、今日の練習で挽回したいな!」
海未「いい心がけですが、あまり無理をしてはいけませんよ。」
穂乃果「身体には十分気をつけてね!」
ことり「ありがとう、穂乃果ちゃん、海未ちゃん……!」
穂乃果「そういえば!ことりちゃんにはまだ伝えてなかったね!」
海未「ええ、そうでしたね。」
ことり「え、何のこと……?」
穂乃果と海未が互いに顔を見合わせる様子に、一瞬顔が青ざめることり
まさか穂乃果が海未に告白して、海未がそれを了承して……
二人は、晴れてカップルになったのではないか……
いや、自分は穂乃果に対して応援すると言ったのだし、愛する穂乃果が喜ぶのであれば、自分は嬉しいはずだ
でも、やっぱり……つらい……
自分の知らない間に、穂乃果と海未ができている……
自分は、告白することもなく失恋してしまったのか……
なんてことを刹那の内に考えていると……
599 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/05(火) 04:09:12.04 ID:uu+g/aIE0
穂乃果「ことりちゃん?おーい。」
海未「ことり!ことり!しっかりしてください!」
ことり「…………へ?」
二人に名を呼ばれ続けられたことにより、口をポカンと開け目からハイライトが消えていたことりの顔が、元通りになる
穂乃果「もう、ことりちゃん?一体どうしたのさ。」
海未「やっぱりまだ、身体の調子が戻っていないのですか?」
ことり「ち、違うよ、あはははは……」
穂乃果「なら、いいんだけど……」
穂乃果「じゃあ、話を戻すね。」
海未「実はですね……」
やめてぇ!その話はまだ聞きたくない!せめて放課後まで待って!告白くらいは私にさせてぇ!
と願うことりであったが、二人の話は意外なものであった
穂乃果「今日の練習に、絵里ちゃんと希ちゃんが来てくれることになったんだ!」
600 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/07(木) 04:18:17.02 ID:dfpHcyDY0
ことり「え、絵里ちゃんと希ちゃんが……!?」
穂乃果「うん!昨日二人から連絡があったんだ!」
海未「大学の授業が休講になったらしく、私たちの練習を見に来てくれるそうです。」
穂乃果「楽しみだなー♪もうしばらく絵里ちゃんと希ちゃんには会っていないから……」
海未「(穂乃果とことりが)二人と会うのは、卒業記念パーティ以来ですね。」
そう、海未は少なくとも週に1度は絵里と希と顔を合わせている
恋人の亜里沙と一緒に、希の家で……
穂乃果「ただ、にこちゃんはお仕事が忙しくてこれないみたい……」
ことり「にこちゃん、今じゃテレビに出ない日はない、ってくらい活躍してるからねぇ。」
海未「私もにこにはぜひ来てほしかったですが……にこのスケジュールは相当ハードらしいですからね、しょうがないです。」
ことり「でもともかく!絵里ちゃんと希ちゃんに会えるのは私もうれしいな!」
穂乃果「えへへ、そうだね!大学生の二人ってどんな感じなのかな〜。」
穂乃果「まさか、恋人とかできちゃってたりして!」
海未「(そのまさかですよ、穂乃果……)」
穂乃果「あぁぁ〜!なんかテンション上がってきた!ねぇ、早く学校行こうよ、海未ちゃん、ことりちゃん!」ガシ
海未「あ、こ、こら穂乃果……!」
ことり「もう、穂乃果ちゃんったら強引だよ〜♡」
海未とことりの腕を掴んで、走り出すことり
絵里と希再登場の話に隠れてしまい穂乃果を学校で呼び出すタイミングについて話すことを忘れてしまったことりであったが、
練習後には自らの想いを伝えることを心に決め、駆けていくのであった
601 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/13(水) 07:25:45.66 ID:tbiVcrgho
まだ?
602 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/16(土) 04:31:49.15 ID:IHBeHUmF0
体調を崩し、一時期は体重が30kg台に陥るほど危険な状態になっていましたが、無事復活しました
ホームルームや授業はいつもの通り終了
そして、練習の時間になった
絵里と希が来るのを知っているのは、海未・穂乃果・ことりの3人だけである
海未「さて、全員集合したようですね。」
海未「では、練習を始めましょう!と言いたいところですが、今日は特別ゲストを呼んでいるのです。」
雪穂「ねえねぇ亜里沙、特別ゲストっていったい誰だろう?」ヒソヒソ
亜里沙「うーん……亜里沙にもわからないよ……」ヒソヒソ
花陽「もしかして……A-RISEかな……?」
凛「違うと思うにゃ……」
雪穂と亜里沙はじめ1年生たちが、小声で話し始める
いくら小声とはいえど人数が集まればそれはなかなかに騒がしいため、海未が手を叩いて下級生たちの注意を惹く
ついでに花陽も何やら別の期待をしているようだ
海未「ほら、静かに。」パンパン
海未「今日はせっかく皆さんのために時間を割いてくださったのですから、騒がしくするなど言語道断です。」
海未「それと、決して失礼のないように。いいですね?」
一年生たち「はいっ!!」
海未「いい返事です。それでは入ってきてください。絵里、希。」
ガチャ
希「やっほー!」
絵里「みんな、こんにちは。」
絵里と希がドアを開け、手を繋ぎながら屋上に入ってきた
603 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/16(土) 23:16:24.88 ID:QVyNOt5fo
話が繋がらないと思ったらリアルの話か
無理せず1ヶ月2ヶ月ルールさえ気を付けてもらえれば
ずっと続き楽しみにしてます
604 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/22(金) 02:20:22.78 ID:DD54w5F30
嘔吐と下痢を繰り返して再び体重が38kg台になりました
でも頑張って続きを書いて物語を完結させたいと思います
待っている方いましたら申し訳ありません
どうか最後まで付き合っていただければ幸いです
605 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/22(金) 02:37:25.22 ID:7/reUoOBO
>>604
胃腸炎か?大丈夫かいな?てか身長どんだけ?
まぁ1のペースで書いてくれ
606 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/22(金) 02:43:51.71 ID:DD54w5F30
雪穂「絵里さんと希さん!特別ゲストってOGの二人のことだったんだ!」
亜里沙「ハラショー!お姉ちゃんに希さん!まさか練習で二人に会えるなんて思ってなかったよ!」
雪穂と亜里沙に続き、嬉しい悲鳴をあげる一年生たち
それもそのはず、絵里と希の、大人の魅力あふれる抜群のプロポーションに憧れる一年生は数多い
花陽「ゲストって絵里ちゃんと希ちゃんだったんだ!」
穂乃果「こうして二人とまた一緒に練習ができるなんて嬉しいよ!」
絵里「私もよ、みんな。それにしても、変わってないわね、音ノ木坂も、あなたたちも……」
希「スピリチュアルやね。」
希「自分で言うのもおこがましいけど、うちらが音ノ木坂を廃校から救ったおかげでこの子たちがおると思うと、胸の中から熱いものがこみ上げてきそうやわ〜」
海未「もう、二人は……」
海未「確かにこうしてまたこの地で会えた喜びを噛みしめたい気持ちはわかりますが、今日は練習のために来ていただいたんですよ。」
海未「さあ、久しぶりに今日はおne……絵里に指導をしてもらいましょうか。」
絵里「ええ、わかったわ。バトンタッチしましょ。じゃあ海未も今日はみんなと一緒に並んで。」
海未「はい。厳しくお願いしますね。」
絵里と希が皆の前に出て、海未が在校生たちの中に混じる
そして今から練習が始まるぞって時に、雪穂が声を出す
雪穂「あのっ!絵里さん!希さん!」
607 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/22(金) 03:19:33.73 ID:DD54w5F30
身長は悲しいことににこと同じです
ここまで低いと心が歪んでしまい、自分と同じくらいの背の男性を見ると変な仲間意識が生まれてしまいます
ですが極端に背が低い男性には突出した才能を持つ人が多い気がします
「もののけ姫」の主題歌を歌っている米良さんとか、ナインティナインの岡村さんとか、フィンランドのスナイパー、シモ・ヘイヘとか
僕は残念ながらその類ではないです
話が逸れました、ごめんなさい
最近どうも精神的に孤独を感じていて、誰かと画面越しでもいいから話したくて堪らなかったのです
15年以上も共に過ごした遊戯王カードも、20年以上愛し続けたポケモンも、今では対戦相手が誰もいなくなってしまいました
このまま話していたらそのままスレを消費してしまいそうなので、そろそろ再開します
絵里「あら?」
希「ん、どうしたん、雪穂ちゃん?」
雪穂「あの、その……絵里さんと希さんはずっと手を繋いでいますけど……」
雪穂「お二人は……付き合っているんですか……?」
608 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/22(金) 04:18:48.11 ID:DD54w5F30
絵里「うふふ、いい質問ね雪穂ちゃん!」ドヤ
希「実はその質問……ずっと待っとったんよ!」
絵里「結論から言うと私たち……♡」
希「お付き合いしとるんよー♡」
雪穂「ええー!?そうだったんですか!?」
穂乃果「ホントに!?」
穂乃果「なんか勇気湧いてきたかも……」ボソ
ことり「(仲間がいたんだ……!そうだよ、女の子を好きになることは、別におかしなことなんかじゃない!)」
凛「(知ってた)」
花陽「(知ってました)」
海未「(知ってます)」
真姫「(察してはいたわ)」
亜里沙「(亜里沙も知ってる!)」
絵里と希のぶっちゃけに、驚きを隠せない雪穂と穂乃果、ことり、一年生たち
一年生たちの反応は様々である
どちらが攻めでどちらが受けなのか想像する者、二人の衝撃の告白に自分が恋人であるわけでもないのにNTR感を覚える者、
NTR感を覚えたうえで興奮する者、よからぬ妄想をする者、燃料を投下されますます二人のファンになる者……
そして2年生以上含め既に知っている者が数名……
609 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/23(土) 02:45:39.54 ID:pfeOtb+k0
穂乃果「えっと、二人は……いつ頃からお付き合いしていたの?」
絵里「半年ほど前かしらね。在学中には既に付き合っていたのよ♡」
希「どうやらうちら、ずっと両想いだったみたいなんよ。それからは今までの時間を埋めるべく、ずっとラブラブやん♡」
ことり「そうだったんだ!でもそんな雰囲気漂わせてなかったから、びっくり!」
絵里「まあ、あまり大声で言えるようなことではないからね……」
希「音ノ木坂には同性愛に偏見を持つ人はいないけど、それでもやっぱり打ち明けるのには抵抗があったんや……」
音ノ木坂学院では、高校入試の面接時に「同性愛に偏見はあるか」ということが理事長直々に聞かれる(オリジナル設定)
ここで「あります」と答えると、いくら筆記試験の成績がよかろうと落とされる
「女性同士に対しての偏見はないが、男性同士については偏見を持っている」と答えても当然落とされる
理事長は長きにわたり教育に携わってきた経験から、生徒の挙動や表情を見ただけで嘘を見抜くことができるため、上辺だけ取り繕うことはできない
そのため、音ノ木坂学院には同性愛に対して偏見を持つ生徒は一人もいないと言っていい
だが、そうであっても世間の同性愛に対する目は冷たい
絵里と希は久しぶりに音ノ木坂に足を踏み入れたこの機会を手始めに、自分たちの交際を打ち明けようとしていたのだ
610 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/23(土) 03:33:06.67 ID:pfeOtb+k0
絵里「でも今ここにいるみんなは、私と希の交際を温かく受け入れてくれているようね♡」
希「みんなありがとなー♡やっぱ音ノ木坂って素敵やん♡」フリフリ
絵里と希は、眩しすぎる笑顔で在校生たちに手を振る
自分たちの交際が、こんなにも多くの人に認められている……
そのことが、絵里と希の心をより昂らせる
絵里「ねぇ、希……せっかくだから、私たちの愛し合う姿……みんなに見せつけてみない……?」
希「な、何言うてるんえりち//調子に乗りすぎやよ//流石にみんなひいてしまうよ//」
横目で在校生を見ながら、再び視線を希の方に戻す絵里と、
同じく横目で在校生を見るものの、恥ずかしくなって絵里を直視できない希
突如目の前に広がる花園に、在校生たちはあいた口が塞がらない
絵里「とか言いつつ抵抗しないのね……♡」モミ
希「ひゃぁぁ……//ちょっといい加減に……んむむぅぅ……//」
絵里は空いた片手で希のおっぱいを優しく揉むと、彼女の唇に自身の唇をゆっくりと重ねた
もはやこの二人、何のために音ノ木坂に来たのかが分からない
611 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/23(土) 03:49:24.38 ID:pfeOtb+k0
雪穂「うっひゃぁぁ……絵里さんってば大胆……」
穂乃果「すごい……女の子同士でキスしちゃった……とっても幸せそう……♡」
ことり「やんやん♡ことりにもその幸せを分けてほしいなぁ〜♡」
亜里沙「学校で、それもみんなの前で希さんとキスしちゃうなんて、お姉ちゃんってばすごいなぁ〜」
真姫「ちょっとは自制しなさいよ……」
海未「あの、練習……」
絵里と希のキスにより、在校生のテンションはMAX
完全に海未以外は当初の目的を忘れつつある
そしてこの雰囲気に乗ろうとする少女が現れた
凛「みんな!聞いて聞いて!」
612 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/23(土) 06:20:40.29 ID:sj0D5f7Ao
うんこするやつに自制とか言われたくないわな
613 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/24(日) 03:45:54.98 ID:ykovKiw40
穂乃果「え、どうしたの凛ちゃん急に!?」
凛の大声に、今度は周りが一斉に凛に注目する
絵里と希は視線を奪われた立場にあるが、二人はむしろ凛の発言を期待しているように見えた
凛「実はねー凛……」グイ
花陽「ぴゃ……!?」
凛「かよちんと付き合ってるんだ!!えへへ♡」
穂乃果&ことり&雪穂&その他一年生「え゙え゙ぇぇぇぇぇっっっ!?」
花陽を抱きよせながら嬉しそうに話す凛
絵里と希の関係性が皆に快く受け入れられたのを見て、いてもたってもいられなくなったのだと思われる
この二人がすごく仲がいいのは周知の事実であるが、まさかそれ以上の関係だとはだれも予測していなかったようだ
花陽「ちょ、ちょっと凛ちゃん//こんな大勢の前でそんなこと言わなくても……恥ずかしいよ//」
凛「凛は全然恥ずかしくないよ!だって大好きなかよちんと付き合えることをみんなに自慢したいんだもん!」
花陽「凛ちゃん……//」
ことり「二人も付き合ってたんだ!どれくらい前からなの?」
花陽「んーと……だいたい中学校を卒業するくらいかな//」
凛「音ノ木坂に入学するころには既にもう付き合っていたんだにゃ♡」
以外にもことりからの問いには花陽から答えた
やっぱり花陽も凛の恋人であることを皆に自慢したかったのだ
614 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/24(日) 04:03:00.60 ID:ykovKiw40
そして次に、名もなき脇役の一年生二人が実は自分たちも交際していると打ち明ける
どうやら付き合い始めたのは先週であるそうで、未だ手を繋いで下校したこともないらしい
雪穂「え!?モブ子とモブ美って付き合ってたの!?おめでと〜!」
穂乃果「知らないうちに、けっこう穂乃果の周りでカップルができてたんだ!羨ましいなぁ〜」チラ
海未「……?」
ことり「(ああ、穂乃果ちゃんってば横目で海未ちゃんにアピールしちゃって……!)」
ことり「(くるしい、くるしいよ……自分の気持ちに嘘をついて、穂乃果ちゃんを応援しなきゃいけないなんて……)」
ことり「(でも、今日の練習後には……私はフラれる運命……)」
ことり「(こんなつらい思いをするのは、もう最後……)」
ことりが目を閉じて何かを思う中、さらにもう一人ぶっちゃけをする少女が現れる
亜里沙「実は亜里沙も……お付き合いしている人がいるんです!」
615 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/25(月) 03:33:38.88 ID:WXB9z/100
雪穂「エ゙ッッ!?嘘でしょ亜里沙!?」
雪穂「亜里沙そんな雰囲気全然見せてなかったじゃん!」
好きな人が誰かと既に交際していた、知りたくも信じたくもない事実を知ってしまい狼狽する雪穂
雪穂はこの場から逃げ出したくなったが、亜里沙のいかにも誰と付き合っているかを聞いてほしいことを表情で訴えてくる裏表ない笑顔が、それを許さない
亜里沙「えへへへへ……//ユキホにも秘密にしてたんだ……//いつかびっくりさせようと思って……」
雪穂「で、相手は!?相手は誰なの!?ねぇ、教えてよ!相手はいったい誰!?」
亜里沙「相手?それはもちろん……♡」ツカミ
海未「あ、亜里沙//」
亜里沙「海未さん♡」
雪穂&穂乃果「っっっ!!!??」
恋愛同盟を結成した雪穂と穂乃果を襲う、残酷な現実
なんと二人の想い人同士がカップルになっていたのである
しかもその二人は雪穂と穂乃果にとっていつも一緒の親友とも言える人物であったため、
自分の知らぬ間に恋人を作っていたことが大きなショックとなって雪穂と穂乃果の心に突き刺さる
616 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/25(月) 04:00:05.41 ID:WOr6+yW7o
これはつらい
617 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/25(月) 04:17:10.77 ID:WXB9z/100
雪穂「そんな……な、なんで……!いつの間に、そんな……!」
穂乃果「きっかけは何だったのさ……」
現実を受け入れられない反動と驚きのあまりか、まくしたてるように質問をする雪穂と、
失恋のショックの大きさゆえか目に見えて落ち込んでいる穂乃果
姉妹であるにもかかわらず反応は全くの真逆である
亜里沙「きっかけ、ですか?お姉ちゃんが希さんと付き合い始めてから、お姉ちゃんが亜里沙に構ってくれなくなって、すごく寂しい思いをしていたんです……」
亜里沙「そんな時、海未さんは親身になって相談に乗ってくれました。」
亜里沙「それからです。二人で話す時間が多くなってから、私は海未さんに憧れ以上の感情を持つようになったんです。」
亜里沙「そしてしばらくしたのち、勇気を出して告白したら……」
亜里沙「海未さんはOKしてくれました♡」
亜里沙「ね、海未さん♡」モギュギュギュ
海未「こ、こら亜里沙//ベラベラ喋りすぎです//」
海未「あと挟まないでください//」
雪穂&穂乃果「…………」
亜里沙は、その幼い顔つきに似合わぬ豊満な胸で、海未の片腕を挟んで擦っている
亜里沙本人には無自覚なのかもしれないが、その行動が雪穂と穂乃果の精神にさらなるダメージを与えていく
618 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/27(水) 03:52:04.87 ID:F/Lyx8hi0
雪穂「あ、あははは!あはははははは!」
雪穂「そっかそっか!亜里沙海未さんに憧れていたもんね!」
雪穂「よかったじゃん念願の海未さんと付き合えて!祝福するよ!ははっ!」
今にも溢れ出てきそうになる涙をぐっとこらえ、空元気で無理やり笑顔を作る雪穂
ただ、今の亜里沙は海未との交際を発表したことで有頂天になっているため、雪穂の心に秘められた悲しみには気づかない
亜里沙「えへへ、ありがとうユキホ!亜里沙、今すっごく幸せだよ!」
海未「私もですよ亜里沙、ははっ!」
亜里沙とともに海未も浮かれてしまっている
そんな様子が穂乃果と雪穂には堪らなく辛かった
穂乃果「あ、そうだった……」
穂乃果「穂乃果、今日店番を頼まれていたんだった……帰らなくちゃ……」
絵里「え……?そうだったの?せっかく久しぶりに会えたと思ったのに……」
希「まあ、仕方ないやんな……商売に携わっている以上、避けようのないことや。」
海未「え?そうだったのですか?朝は何も言ってませんでしたが……」
ことり「(海未ちゃん……自覚ない追い打ちはやめてあげてよ……)」
619 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/28(木) 03:14:16.38 ID:/UBucUSu0
穂乃果「そういうわけだから!穂乃果、帰るね!それじゃ……!」スタタタタ
傷ついた穂乃果は、顔を誰にも見られぬよう下を向きながら、屋上から逃げ出してしまった
その様子を見て、ことりは思う
ことり「(かわいそうな穂乃果ちゃん……)」
ことり「(でもこれをチャンスだと思ってる、そんな自分が嫌いになりそうだよ……)」
雪穂「はは、はははははははっっ!!」
雪穂「ほ、ほら!もうこの話題はおしまいにして、練習しましょうよ皆さん!」
雪穂「そのために絵里さんと希さんは来てくださったんですから!」
今自分が見ているこの光景は夢なんだ、そうだ絶対夢なんだ
今日寝て明日の朝目覚めれば、全ては元通り
いつも通り亜里沙と一緒に学校に行って、亜里沙と一緒に授業を受けて、
亜里沙と一緒にお昼を食べて、亜里沙と一緒に練習に参加する……
そんな日々が再び訪れると信じて、雪穂は現実逃避を繰り返す
絵里「それもそうね……穂乃果はいなくなっちゃったけど、残りのみんなで練習しましょうか!」
希「ふふん、一年生のみんなのお手並み拝見といこうかな〜」
620 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/28(木) 03:28:45.00 ID:/UBucUSu0
ことり「(やっぱりチャンスとか、そんなのもうどうでもいい!)」
ことり「(今頃穂乃果ちゃんは絶対に悲しんでる!)」
ことり「(そんな穂乃果ちゃんを、一人になんてさせておけないよ!)」
ことり「(一人の友人として、穂乃果ちゃんの力に、なりたい!)」
ことり「あーーーーーーっっ!!」
絵里「ど、どうしたのことりいきなり大声あげて……」
ことり「すっかり忘れてた!今日私アルバイトを入れてたんだった!」
ことり「や〜ん、ショック!せっかく絵里ちゃんと希ちゃんに久しぶりに会えたのに〜」
希「ことりちゃんもお仕事なんか、大変やなぁ。うちもμ's時代みんなと時間が合わなかった時があるから、気持ちは十分わかるやんな。」
ことり「みんな、本当にごめんね!私も今日はもう上がるよ!」
ことり「絵里ちゃん、希ちゃん、また今度時間があるときに、ね?」スタコラサッサ
絵里「行っちゃった……」
絵里「ほらほら、みんな静かに!」パン、パン
海未「あははは、亜里沙ぁ〜♡は……!」
亜里沙「海未さ〜ん♡びくっ!」
凛「かよちんかよち〜ん♡にゃ!?」
花陽「凛ちゃん……♡ピャァ!」
621 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/28(木) 03:48:35.57 ID:/UBucUSu0
絵里「公に交際を認めてもらえたかったからって、浮かれてちゃダメよ。」
絵里「私たち同性愛者に対する世間の目はまだまだ冷たいわ。」
絵里「光届かぬ場所で咲く花のように、ひっそりと、けれどたくましく生きていかなきゃいけないの。」
希「まあその話については今日は終わりや。うちらがここに来た目的はあくまで練習の補佐、やろ?」
希「あんま長々と話していたら練習時間が過ぎてしまうよ。」
絵里「それもそうね。じゃあ……コホン。いろいろあったけど、練習始めるわよ!」
みんな「はい!」
ショックのあまり目が据わってる雪穂は、特に大きな声で返事をした
それに対して亜里沙に「ユキホ、なんだか今日張り切ってるね」と言われた際には、
雪穂は亜里沙を愛するあまり逆に憎らしいとも感じてしまった
もっとも、雪穂は明日になれば元通りになると思っているので実害は全くない
真姫「(どうしよう……恋人自慢の流れに乗っかろうとしたけど、完全にタイミングを失ってしまったわ……)」
それにしてもここにいる全員、なんというかのんきなものである
誰も、穂乃果と雪穂の想いに気がつかないなんて……
「恋(をすると恋人以外に対して)は盲目」ってやつなのかもしれない
622 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/29(金) 02:47:56.59 ID:kPebHS7x0
その頃の穂乃果は、かばんを持って、涙を流しながら街中を走っていた
穂乃果「ひどいよ、海未ちゃん……」ポロポロ
穂乃果「穂乃果、十年以上海未ちゃんのことが好きだったのに、こんなのってないよ……」ポロポロ
ことり「はぁ、はぁ、はぁ……穂乃果ちゃん、待ってぇ〜」
その後ろを、必死で追いかけることり
しかし穂乃果の方が足が速いため、追いつけない
当然ことりの声も穂乃果には届いていない
ことり「ぜぇ、ぜぇ……どんどん穂乃果ちゃんが遠ざかっていくよぉ……」
ことり「とりあえず、穂乃果ちゃんちに行ってみよう。」
623 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/29(金) 02:57:12.45 ID:kPebHS7x0
高坂家
ことり「ごめんくださ〜い。」
高坂ママ「は〜い?あらことりちゃん、いらっしゃい。」
ことり「こんにちは。あのぉ、穂乃果ちゃんは帰っていますか?」
高坂ママ「穂乃果?そういえば手も洗わずにすごい勢いで自分の部屋に入ってったわね、どうしたのかしら?」
ことり「!!」
ことり「あの、すみません!お邪魔させていただきます!」
高坂ママ「え!?ええ、ゆっくりしてってね。」
ことり「では私はこれで!」ドタドタ
ことりは穂乃果と同じく手を洗わず、穂乃果の部屋へと向かっていった
高坂ママ「ちょ……ことりちゃん……手……」
624 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/29(金) 03:43:14.55 ID:kPebHS7x0
穂乃果の部屋の前
ドアには鍵がかけられている
ことり「穂乃果ちゃん!」ドンドン
穂乃果「(無視)」
ことり「鍵がかかっているってことは……そこにいるんでしょ穂乃果ちゃん!」
ことり「まさか海未ちゃんが亜里沙ちゃんと付き合っているなんて……辛かったよね、穂乃果ちゃん……!」
ことり「だからおね……」
穂乃果「うるさい!!」
ことり「びくっ」
穂乃果「分かったような口を利かないでよ!」
穂乃果「穂乃果の気持ちなんて全然わからない癖に!」
穂乃果「それにことりちゃん私に協力してくれるって言ったのに、結局何の役にも立たなかったじゃん!」
ことり「!!」
穂乃果「(あ……!)」
失恋によって自分の感情をコントロールできなくなっているあまり、思ってもいないことをことりにぶつけてしまった穂乃果
失意の内にある穂乃果でもわかった、ことりは自分のことを心配しに来てくれていることを……
それなのに、そんなことりに対して自分はなんてことを……だが言ってしまった以上、後悔してももう遅かった
ことり「穂乃果ちゃん……ごめんね……」
穂乃果「(ち、違うの、今のは……!)」
ことりの声はこれ以降聞こえなくなり、穂乃果は自分がことりを傷つけてしまったことを知る
明日ことりに謝ろう、でも学校に明日は行きたくないな……そんなことを考える穂乃果であった
625 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/29(金) 04:09:12.74 ID:kPebHS7x0
穂乃果「(穂乃果、嫌な子だ……)」
穂乃果「(ことりちゃんはただ、私の心配をしてくれているだけなのに……)」
穂乃果「……ええ!?」
穂乃果が窓を見ると、何やら窓枠から腕が見える
やがて腕に続いて身体や脚、特徴的なとさかが現れる
そう、帰っていたと思ったことりが、高坂家の窓に張り付いていたのだ
傍から見ればどう見てもほのキチの変質者である
ことり「ん、っしょ……んっしょ……」
穂乃果「ちょ、何やってるのことりちゃん!?」
ことり「よいしょよいしょ……しゅたっ!」
ことり「えへへ、窓から入っちゃいました♡」
穂乃果「え!?え!?どうやって張り付いてたの!?」
穂乃果「それにどこから!?」
ことり「雪穂ちゃんの部屋の窓があいてたから、それを伝ってきたんだ♡」
626 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/29(金) 04:44:23.66 ID:G3xLjinOO
普通に怖いよ…!!
627 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/30(土) 02:49:57.81 ID:RfwDFbb/0
穂乃果「そ、そうなんだ……穂乃果びっくりだよ……はは……」
ことり「でもこのサプライズで少しは楽になったでしょ?」
穂乃果「うん、そうだね……」
穂乃果「ことりちゃん、さっきはごめんね……」
穂乃果「私もう、自分の心の中が分からなくて……」
ことり「穂乃果ちゃん、つらかったね……」
穂乃果「私、どうしたらいいんだろう……」
穂乃果「私の身体から湧き上がる悲しみと怒りに、精神が蝕まれちゃいそうだよぉ……」ポロポロ
ことり「穂乃果ちゃん……」ス
ことりは、穂乃果の右手を優しく握って拳を作る
そしてそれを……
ことり「ぐふっっ……!!」ドゴ
自らの腹部に思い切り叩きつけた
628 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/30(土) 03:13:38.05 ID:RfwDFbb/0
穂乃果「ちょ、ちょっと!何してるのことりちゃん!大丈夫!?」
ことり「えへへ……穂乃果ちゃんは優しいね……」
ことり「自分が傷ついてる時でも私のことを心配してくれるんだ……」
ことり「でもね、今はことりが穂乃果ちゃんを助ける番なんだよ……」
穂乃果「意味が分からないよ!穂乃果の手を使ってセルフ腹パンして、いったい何になるっていうの!?」
ことり「穂乃果ちゃん、ことりはね、穂乃果ちゃんが今日受けたストレスを全部吐き出してほしいんだ。」
ことり「そしていつもみんなを引っ張ってくれる元気な穂乃果ちゃんに、戻ってほしいの。」
ことり「穂乃果ちゃん言ってたよね、悲しみと怒りで、精神が蝕まれてしまいそう、って……」
穂乃果「何が言いたいの……?」
ことり「穂乃果ちゃん……」
ことり「私の身体をサンドバッグにしてもいい……」
ことり「だから穂乃果ちゃん、そのやりようのない感情を、全部私にぶつけて!」
ことり「穂乃果ちゃんの気がすむまで、私が穂乃果ちゃんの全てを受け止める!!」
629 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/30(土) 03:42:30.85 ID:RfwDFbb/0
穂乃果「どうしてそこまで私のことを……」
穂乃果「ことりちゃんの何が一体そこまでさせるの……?」
ことり「大好き、だからかな……穂乃果ちゃんのことが……」
穂乃果「え……?」
ことり「穂乃果ちゃんはさ、小さいときからいつも私のことを引っ張ってくれた……」
ことり「私の知らない世界を、いつも見せてくれた……」
ことり「スクールアイドルを始めるって言ってた時もそう。」
ことり「穂乃果ちゃんがいなかったら今の私はいないし、音ノ木坂だって廃校になってた。」
ことり「音ノ木坂を守ってくれたこと、お母さん、すっごく感謝してたよ。」
穂乃果「ははは、それはどうも……」
ことり「それに穂乃果ちゃんは、私の夢をより明確にしてくれた。」
穂乃果「え、穂乃果は何もしてないよ……?」
ことり「ううん。みんなの衣装を作ってる時、未来の自分が今と同じように服をデザインして、縫ってる光景が思い浮かんでくるんだ。」
ことり「ああ、私は将来、こんな風に働くんだ、って……」
ことり「あはは、ごめんね。話が逸れちゃった。」
ことり「そんなわけでね、恩返しも兼ねてことりは穂乃果ちゃんのために、何か力になりたい!」
ことり「でもね、ことりは海未ちゃんと違って穂乃果ちゃんの愛する人にはなれない……」
ことり「ならどうすればいいか考えたんだ。」
ことり「そうだ、穂乃果ちゃんのために、この身を差し出そうと……」
630 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/04/30(土) 03:53:43.35 ID:RfwDFbb/0
穂乃果「そんな!そんな悲しいこと言わないでよ!」
穂乃果「穂乃果のせいでことりちゃんが身体的にも精神的にも傷つく、そんなの嫌だよ!」
穂乃果「そんな自分の身体を簡単に、投げ出すようなこと言わないでよ……!」
ことり「やっぱり穂乃果ちゃんは強いんだね……!」
ことり「今でもこんなことりに優しい言葉をかけてくれるなんて……」
穂乃果「穂乃果は強くなんかない……!本当は今だって、泣きたいよ!苦しいよ!」
穂乃果「自分の殻に閉じこもって、一人になりたいよ!」
穂乃果「でも、ことりちゃんがそれを許してくれない……!」
穂乃果「私は一体どうすればいいのか答えてよ、ことりちゃん!」
穂乃果が遂に本音を吐く
そんな穂乃果を、ことりはまるで本物の羽毛のように包みこむ
ことり「一人で閉じこもるなんて、寂しいよ。」
ことり「こんな時こそ友達を頼ってほしいよ、愚痴くらいなら聞けると思うから……」
ことり「それともことりって、そんなに頼りないかな……」
631 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/04(水) 19:05:46.66 ID:om8va9jSo
続きプリーズ
632 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/05(木) 03:55:39.24 ID:UaFdTu8r0
穂乃果「う、うぐぐぅぅぅ……!うううぅぅぅぅ……!」ポロポロ
穂乃果「ことりちゃぁぁ〜んん!!」グスグス
ことり「よしよし……」
穂乃果「海未ちゃんのばか!」
穂乃果「ずっと一緒にいた穂乃果を差し置いて、私より年下なのにおっぱい大きい女の子の方へ靡くなんてぇぇ!」
穂乃果「亜里沙ちゃんのばか!」
穂乃果「穂乃果の気も知らないで、海未ちゃんと付き合い始めるなんてぇぇ!どうせおっぱいで誘惑したんでしょ!」
穂乃果「二人のことなんか、二人のことなんか……」
穂乃果「ダメだよ、嫌いになんかなれないよぉぉぉ……!」ポロポロ
穂乃果「海未ちゃんには昔からいつも助けてもらったもん……海未ちゃんがいなかったら今の穂乃果はいない……」
穂乃果「亜里沙ちゃんだって……」
穂乃果「すごくまじめに練習に取り組んでくれるし、かわいい笑顔でみんなを癒してくれたりもした……」
穂乃果「それに卒業していった絵里ちゃんの妹、雪穂の初恋の相手……」
穂乃果「そんな二人を嫌いになんてなれないよ……!」
悪気はないのだが、さりげなく雪穂の恋愛事情を暴露する穂乃果
だが今のことりにはそれよりも穂乃果のことが心配であるため、ことりの耳にはその情報は全く入ってこなかった
633 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/05(木) 04:15:35.87 ID:UaFdTu8r0
ことり「穂乃果ちゃん、心の中で葛藤しているんだね……」
ことり「つらいよね、私も似たような経験があるからわかるよ、穂乃果ちゃんの気持ち……」
穂乃果「え、ことりちゃんにも……?」
ことり「うん。私だって、好きな人に好きな人がいたから……」
穂乃果「ことりちゃんは……どうやって失恋を乗り越えたの……?」
ことり「乗り越えてないよ……」
穂乃果「え……?」
ことり「今だってすごくつらいよ、本当は私だって泣きたい……」
ことり「でも、そんなわがまま言ってられないよ、好きな人が落ち込んでるんだもん……力になりたいよ……」
穂乃果「え、うそ……!ことりちゃんの好きな人って……」
ことり「うん、穂乃果ちゃんのことだよ……」
その言葉を聞くと、穂乃果は大袈裟に口を抑える
まさか自分が恋心を抱かれる側になるとは全く思っておらず、
しかもその相手がこれまたずっと一緒に過ごしてきたことりであることもあって穂乃果は驚きを隠せない
634 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/05(木) 05:15:14.48 ID:JFSe1jmQO
ついに……
635 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/06(金) 03:05:11.71 ID:OcV40mS60
穂乃果「え、そ、そんな……ことりちゃんが、私のことを……」
ことり「うん……だからとってもつらかったよ……」
ことり「私は穂乃果ちゃんのことが好きなのに……」
ことり「その気持ちを押し殺して、穂乃果ちゃんと海未ちゃんがうまくいくようにお手伝いをする……」
ことり「本心と自分がとる行動のギャップのあまりの大きさに、私はいつも押し潰されそうだった……」
ことり「だからね、今日は決めてたんだ。」
ことり「今日は穂乃果ちゃんに告白して、潔くフられよう!」
ことり「そうすれば、私は穂乃果ちゃんへの未練を断ち切ることができる……」
ことり「でもまさかそんな今日に限ってこんなことが起こるなんて、まったく予想していなかったんだけどね……」
穂乃果「ねえ、ことりちゃん。」ウルウル
ことり「何かな……?」
穂乃果は涙目になりつつも、しっかりとしたまなざしをことりに向けている
そして、何か言いたそうに口を動かしたのち、ついに言葉が穂乃果の口から発せられる
636 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/06(金) 03:31:06.61 ID:OcV40mS60
穂乃果「ごめんなさい!!」
穂乃果「ことりちゃんの想いには、応えられないよ……」
穂乃果「ことりちゃんの気持ち、すっごくびっくりしたけど、嬉しかった。」
穂乃果「でも、やっぱりそう簡単には気持ちって切り替えられないんだ。」
穂乃果「失恋したけど、まだ海未ちゃんのことが好きな自分がいる。」
穂乃果「だから、ことりちゃんと付き合うことはできないんだ。ごめんね……」
穂乃果は大きく頭を下げてことりの告白を断った
確実にこうなるとは予測していたとはいえ、やはり好きな人にフられるのは精神的ショックが大きく、
ことりの目には大粒の涙が浮かぶ
ことり「ほのか……ちゃん……!ううぅぅ……!」
ことり「ことり……泣いても、いいかな……!」ポロポロポロ
穂乃果「ことりちゃん、言い切る前から、泣いてるよ……」
ことり「あれれ、おかしいな、いつの間に……」ポロポロ
ことりが涙を指で拭う仕草をするのを見ると、ことりが本当に失恋したことが穂乃果にも伝わってくる
失恋したという状況は、もちろん自分も同じ
それを自覚した時、穂乃果の目からもまたことりと同じように雫が溢れていた
637 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/06(金) 04:06:16.55 ID:OcV40mS60
穂乃果「そんな、ことりちゃん、泣かないでよ……」
穂乃果「穂乃果まで……グ、グス…泣けてきちゃうじゃん……!」ポロポロ
ことり「穂乃果ちゃん……ううぅぅ…つらいね、失恋って……」ポロポロ
穂乃果「うぅぅぅぅ……うううぅぅぅぅ……」ポロポロ
穂乃果「うわあああぁぁぁぁぁんんんん!!!」グスグス
穂乃果「ことりちゃぁぁん……!穂乃果、海未ちゃんに告白することなくフられちゃったよぉぉぉぉっっ……!」ポロポロポロ
穂乃果は号泣しながらことりに抱きつく
ことり「私も……穂乃果ちゃんにフられちゃったよぉぉぉぉぉ……!びええぇぇぇぇぇぇぇんんっっ……!」ポロポロ
それに応じてことりも穂乃果に抱きつく
そして二人はこのまま、雪穂が帰ってくるまで抱き合いながら泣き続けていたのであった
ちなみに穂乃果のママは二人の泣き声に気づいてはいるものの、
常連のおばさんの長話に付き合わされてしまい、穂乃果たちの様子を見に行けないでいた
638 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/08(日) 03:55:29.83 ID:A+OsAw3/0
そして雪穂が帰宅
雪穂「ただいま……」
練習中は「ひぐらしのなく頃に」の登場人物のような顔芸で奇妙な笑いをあげていた彼女であったが、
どうやら現実を自覚してしまったらしい、さっきまでとは打って変わって落ち込んでいた
雪穂はササっと手洗いうがいをすると、2階へと上がっていった
そして雪穂は耳にする、穂乃果とことりの泣き声を
穂乃果「うう……ぐすん、ひっぐ……!」ポロポロ
ことり「んん……ずびびぃぃ……」ポロポロ
雪穂「その声は……お姉ちゃん……ことりさん……」
穂乃果「雪穂……私たちの恋は、終わっちゃったんだね……」
雪穂「ううぅぅぅ……うううぅぅぅぅ……」ポロポロ
雪穂「うわあああぁぁぁぁぁぁんんんん!!」
雪穂「おねえちゃぁぁぁぁぁんんん!!」ズビズビ
穂乃果「ユッキー……今は泣いても、いいんだよ……」
雪穂「びええええぇぇぇぇ!!亜里沙のばかぁぁぁぁ……!海未さんのばかぁぁぁぁ!」
ことり「雪穂ちゃんは亜里沙ちゃんのことを……!
ことり「そっか、つらかったんだね……!」
穂乃果はことりにしてもらったように、雪穂の気のすむまで自分の胸の中で泣かせてあげた
そしてことりは、二人が落ち着いたのを見計らって、こっそりと帰宅した
639 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/08(日) 08:39:48.34 ID:xCs6+OX7O
当たり前にレズに違和感なかった…
640 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/09(月) 03:30:33.26 ID:9qsx8f5+0
翌日
亜里沙との熱愛を打ち明けた海未は、これからは亜里沙と二人きりでラブラブに登校をするようだ
そんなわけで、穂乃果とことりは二人で登校中である(雪穂は一足先に登校)
ことり「穂乃果ちゃんおはよう♪」
穂乃果「ことりちゃんおはよう!」
昨日たっぷり泣いたからか、穂乃果はいつもの調子に戻ったかのように思える
穂乃果「あ、しまった!数学の宿題やってなかった!」
穂乃果「ことりちゃん、見せてぇ〜」
ことり「うん、いいよ♡でも、海未ちゃんに怒られたりしない?」
穂乃果「……」
ことり「あ……」
うっかり地雷を踏むことり
「穂乃果が宿題を忘れる→海未に怒られる」という流れはすっかり日常に組み込まれていたため、いつもの感覚でつい言ってしまった
昨日穂乃果が失恋したばかりだというのに……
641 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/10(火) 03:52:52.93 ID:VhgJvJHL0
ことり「ごめんね……穂乃果ちゃん……余計なこと言っちゃって……」
穂乃果「ううん、気にしないでよことりちゃん!」
穂乃果「私、ことりちゃんには感謝してるんだ!」
穂乃果「穂乃果の思いを全部受け止めてくれて、砕けそうだった穂乃果の心をしっかりと抱きよせてくれた……」
ことり「えへへ、そんな褒められると恥ずかしいよ……//」
穂乃果「ううん、だって本当のことだもん!」
穂乃果「あ……!」チラ
ことり「どうしたの穂乃果ちゃん?あ……」
海未&亜里沙「〜♡」
穂乃果とことりの目線の先には、海未と亜里沙が肩を寄せ合って歩いていた
特に亜里沙の方は、完全に顔が海未の肩に密着していた
642 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/10(火) 10:36:38.47 ID:r1+QPd7uo
うみあり好きにはたまらんのやけどな
643 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/11(水) 02:29:15.90 ID:slgwoYKJ0
穂乃果「……」ササ
ことり「ちょっと穂乃果ちゃん……!」
塀の陰に隠れて二人の様子を伺おうとする穂乃果
ことりも穂乃果に合わせて海未たちの様子を伺う
亜里沙「海未さんとこうして二人きりで登校できるなんて、夢のようです♡」
海未「私もです♡でもよかったのですか?いつもは雪穂と一緒に登校しているのでは……?」
亜里沙「ユキホは亜里沙たちを祝福してくれました!今日は気を遣ってくれたみたいです!」
海未「そうですか。ですが亜里沙、友達は大切にしてあげてくださいね、少なくとも週に一度は雪穂と一緒に登校するようにしてください。」
亜里沙「確かに昨日のユキホはどこか寂しそうだったから……もちろん、ユキホとも一緒に学校行きますよ!」
海未「私も、亜里沙はもちろん愛していますが、穂乃果やことりだって大切な友人です。」
海未「私も週に一度は二人と登校することにします。」
亜里沙「『愛している』だなんて、そんな……//照れちゃいます//」
海未「ふふ、本当のことですよ亜里沙……♡」
亜里沙「もう、海未さんったら……//」
穂乃果「…………」
ことり「ほ、ほら穂乃果ちゃん……あんまり覗き見はよくないよ……」
海未が亜里沙に対して「愛している」、自分に対して「友人」と明言したことがおもしろくない穂乃果
そして次の瞬間、穂乃果と二人は信じられない光景を目にする
644 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/11(水) 03:56:00.46 ID:slgwoYKJ0
前レスの最後の一行、「穂乃果と二人」ではなく「穂乃果とことり」の間違いでした
海未「」キョロ、キョロ
顔を一切動かさず視線の身を動かすことで左右前方を確認し、
さらに普段からの武道と精神統一によって鍛え上げられた気配察知能力で後方に誰もいないことを確認した海未
そして彼女は、左手を亜里沙の臀部にもっていき………
モミ
亜里沙「きゃ//海未さん//こんな道端で、ダメですよぉ//」
海未「あはは、手が滑りました♡申し訳ありません♡」
亜里沙「ぷくー!次触ったら後でおしおきしますよ?」
海未「!!」モミ
亜里沙「ひゃん//」
「おしおき」という言葉を聞いた瞬間、コンマ1秒の差もなく亜里沙のおしりを揉む海未
武道によって培われた精神力と瞬発力の完全な無駄遣いである
海未「ハァ、ハァ、ハァ……//亜里沙……♡約束通り後でお仕置きしてください……♡」
亜里沙「もう、海未さんってばえっちなんだから……//」
明らかに海未がおしおき目的で自分のおしりを触ってきたことは、亜里沙にはお見通しであった
とはいえ亜里沙もそんな海未が嫌いではない、むしろ大好きである
645 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/11(水) 04:10:12.49 ID:slgwoYKJ0
穂乃果&ことり「…………」
穂乃果とことりには、海未と亜里沙の会話の内容はわからない
だが、年下の彼女相手にセクハラをしつつ、息が荒くなっている海未の様子はモロに見えている
今の海未には、穂乃果が好きだった「厳しいけれどこっちのことを大切に思ってくれている、尊敬できる女性」としての面影は全く見えなかった
この10秒前後で、穂乃果の中から何かがサーッとひいていった
穂乃果「ねえ、ことりちゃん……」
ことり「う、うん……何かな……?」
見てはいけないようなものを見てしまったことり
今の穂乃果がどんな表情をしているかが予想できず怖くて、苦笑いしながらただ海未たちの方を見ている
ことりはてっきり、海未と亜里沙の様子を見て穂乃果が暗黒面に落ちかけたのではないかと思ったが、違ったようだ
穂乃果「私……なんだか冷めてきちゃったよ……」
穂乃果「穂乃果、聞いたことがあるよ……」
穂乃果「人間は、恋人の前では本性を現す、って……」
穂乃果「ニヤニヤしながら亜里沙ちゃんのおしりを揉んでる、今の海未ちゃんが本当の海未ちゃんってこと?」
穂乃果「じゃあ私が今まで好きだった海未ちゃんって、一体何だったのかな?」
穂乃果「私のことを思って、心を鬼にして叱ってくれる……」
穂乃果「そんな海未ちゃんは、私に独りよがりの思い違いだったのかな……?」
646 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/11(水) 10:46:51.43 ID:KiPj47UfO
イッチは生々しいエロよりこういう感じの微エロの方が才能あるかも
647 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/11(水) 12:53:13.72 ID:lF1cgrqeO
つかエロ描写は長々うぜえなぁって感じだけど、どこか外したドラマ描写は読んでて面白いからエロあっさりで
話をもりもり進めて欲しいと俺は思う
648 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/11(水) 16:07:25.50 ID:KiPj47UfO
>>647
これが言いたかった
649 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/12(木) 03:31:02.46 ID:qasQ1NZd0
ことり「わからない……けど……」
ことり「ひとつだけ言えるのは、海未ちゃんが、私たち以上に亜里沙ちゃんに気を許している、ということだよ……」
穂乃果「そっか……なんか、海未ちゃんが私の知らないどこか遠くに行っちゃったように思えるよ……」ポロポロ
ことり「穂乃果ちゃん……!?」
いつの間にか穂乃果の目に小さな滴が浮かんでいることにことりは気づいた
穂乃果「あれ、なんでだろ……また涙が出てきちゃったよ……」ポロポロ
穂乃果「ことりちゃん、もう1度だけ泣いても、いいかな……」
ことり「え!?う、うん!でもここじゃ人が来そうだから、公園に行こう?」
穂乃果「うん……」
ことりは穂乃果に肩を貸しながら、共に近くの公園へと歩いて行った
650 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/12(木) 03:48:41.50 ID:qasQ1NZd0
二人は公園に着くと、ベンチに座った
穂乃果「うう……ぐす……ぐす……」
穂乃果「うわあああぁぁぁぁぁんんんん!もう未練なんて、ないはずなのに……!どうして、どうしてぇぇ……!」ポロポロ
穂乃果「なんで涙が出てくるのぉぉぉ……!」グスグス
穂乃果「昨日散々泣きつくしたのにぃぃぃ……!」グスグス
ことり「穂乃果ちゃん……」ギュ
抱きついてきた穂乃果を優しく受け止め、そのまま抱きしめることり
穂乃果の辛そうな顔を見ているだけでことりの心も苦しくなり、やがてことりも涙を流す
ことり「それはね、穂乃果ちゃん……」
ことり「穂乃果ちゃんの恋が、文字通り終わってしまったから……」
ことり「恋に恋することもできなくなる、恋に別れを告げるため……」ポロポロ
ことり「だから涙が出てくるんだよ……!」ポロポロ
穂乃果「そうなんだ……」
穂乃果「ことりちゃんは……ぐすん……物知りなんだね……!」
ことり「違うよ……!だって昨日の私も同じだもん……!」
穂乃果「え……?」
651 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/12(木) 04:08:51.28 ID:qasQ1NZd0
ことり「実は家に帰ってからの私も……一人で部屋で大泣きしたんだ……」
ことり「穂乃果ちゃんにフラれちゃったことがやっぱり悲しくて……」
ことり「顔が涙と鼻水でぐちゃぐちゃになるくらいまで、泣き晴らしちゃった……」ポロポロ
穂乃果「そうだったんだ……ごめんね、私のせいで……」ポロポロ
ことり「ううん、いいの……穂乃果ちゃんのせいじゃない……」
ことり「それより今は……」
ことり「穂乃果ちゃんの涙が枯れるまで、一緒に泣こう……?」ポロポロ
穂乃果「ことりちゃんも一緒に泣いてくれるの……?どうしてそこまで……」
ことり「痛みや苦しみは、二人なら半分こできる……」
ことり「大切な友達が悲しい思いをしているんだもん、力になりたいよ……!」
ことり「だから、ね……?私はずっと穂乃果ちゃんの味方だから……」
穂乃果「うぅぅ……うぐぐぅぅぅ……ことりちゃん、ありがとう……!」グスグス
ことり「穂乃果ちゃん……ずっと傍にいるから……」ポロポロ
穂乃果「ううぅぅぅ……うわああぁぁぁぁぁんんんん!!」グスグス
ことり「んぐ、ひっぐぅぅ……!ぐすん、あああぁぁぁぁぁんん……!」グスグス
穂乃果「ことりちゃん、ことりちゃん……!」ポロポロ
ことり「穂乃果ちゃん……!」グスグス
652 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/15(日) 04:20:44.79 ID:GJws8/7o0
穂乃果は、ことりに優しく抱きしめられる
そしてその時、自分の胸がわずかではあるが温かくなっているのを感じた
穂乃果「(この感覚……)」
穂乃果「(海未ちゃんの時と同じ……)」
穂乃果「(もしかして私、今度はことりちゃんのことを……?)」
一方のことりは、穂乃果がまさか自分に淡い気持ちを抱いているなど思ってはいない
前日にきっぱりと穂乃果に告白を断られ、ことり自身も穂乃果への思いを断ち切った今、ことりが穂乃果の思いに気づくことはない
ことり「遅刻してもいい、だから穂乃果ちゃんの気がすむまで……」
ことり「一緒に、泣こう……」ポロポロ
653 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/16(月) 03:47:54.45 ID:bz9tIaGm0
こうして二人は泣き続け、結果アイドル研究部の朝練を無断でサボってしまった
だが、なんとかホームルームには間に合った
海未「二人とも朝の練習になぜ来なかったのですか?」
海未「みんな心配していたんですよ、連絡くらいくださればよかったのに。」
ことり「いやー、ごめんねぇ。私寝坊しちゃって。穂乃果ちゃんが起こしてくれるまでずっと寝ちゃってたの。」
ことり「朝の支度をするのでもうせいいっぱいだったんだ。」
穂乃果「(ことりちゃん、私のことを庇って……)」
恋愛感情を抱いている場合にありがちであるが、何気ないことでも過剰に相手を意識してしまう
穂乃果の今がまさにそれである
ことりとしてはただ、海未への言い訳を述べているだけにすぎないのだが
海未「そうですか。また夜遅くまで衣装を作っていたんでしょう、無理はしないでくださいね。」
海未「私たちは仲間なのですから、手伝えることがあったら遠慮なく言ってくださいよ!」
ことり「うん、ありがとう海未ちゃん。」ニコ
穂乃果「……」キュン
ことりが海未に向けた笑顔が眩しくて、穂乃果の方まで何やら胸に響いてくる
そしてその笑顔が自分ではなく海未に向けられたことに対し、わずかではあるが穂乃果は嫉妬する
654 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/16(月) 04:41:54.17 ID:mwyrmjJvo
ハノケは自分勝手やなあ
655 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/17(火) 03:16:58.96 ID:O8M2cV090
穂乃果「(ことりちゃんの笑顔……可愛いなぁ……)」
穂乃果「(そうだ、ことりちゃんはずっと穂乃果のことを見てくれていた……)」
穂乃果「(でも一度告白を断った手前、今さら『好きです』なんて言えないよ……)」
ことり「……?穂乃果ちゃんどうしたの?何か考え事してる、そんな顔をしてるよ?」
穂乃果「え!?そ、そうかな?気のせいだよきっと!」
海未「もう、水臭いですね、穂乃果。」
海未「親友たる私たち3人の仲じゃないですか、隠さなくてもいいのですよ。」
穂乃果「あ、あはははは……そうだね……」
海未が口を開くと同時に今朝の通学路でのできごとが穂乃果の中に勝手に浮かび出てきてしまう
少なくとも、今の海未を穂乃果は頼ることができなかった
656 :
スレッドムーバー
★
[sage]:2016/05/18(水) 00:04:50.42 ID:???
このスレッドは一週間以内に次の板へ移動されます。
(移動後は自動的に移転先へジャンプします)
SS速報R
http://ex14.vip2ch.com/news4ssr/
詳しいワケは下記のスレッドを参照してください。。
■【重要】エロいSSは新天地に移転します
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462456514/
■ SS速報R 移転作業所
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1463139262/
移動に不服などがある場合、
>>1
がトリップ記載の上、上記スレまでレスをください。
移転完了まで、スレは引き続き進行して問題ないです。
よろしくおねがいします。。
657 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/18(水) 03:41:10.70 ID:lC+QmGuP0
キーンコーンカーンコーン
穂乃果「あ、チャイムが鳴ってる!もうホームルームが始まっちゃうよ!」
海未「……まあ、とりあえずはあなたを信じます。」
海未「ですが力になれるのであれば全力でサポートするので、遠慮なく言ってくださいね。」
少し前であれば海未の淑女な行動にキュンときたものだが、今ではありがたいとは思えど、穂乃果の心には響かない
対して、
ことり「困ったことがあったらなんでも言ってね、私たちの友情は永遠だもん!」
穂乃果「(友情、か……)」
ことりの言葉は心地よく穂乃果の身体に響き渡る
しかし、ことりはもう穂乃果のことを諦めているのか、「友情」という言葉を使う
ことりは穂乃果に気を遣っているつもりなのだが、それが逆に穂乃果の心にダメージを与える
658 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/18(水) 04:17:45.98 ID:lC+QmGuP0
そして時間が立ち昼放課
海未は亜里沙と一緒にお弁当を食べているため、今日は穂乃果とことり、二人でお昼である
ことり「それでねー、あはは、お母さんがねー」
穂乃果「…………」
ことり「ん?穂乃果ちゃん?どうしたの?」
穂乃果「(何これぇぇぇぇ!!)」
穂乃果「(私今ことりちゃんと二人っきりじゃん!)」
穂乃果「(前までことりちゃんの顔見て普通に話してたはずなのに、なんだか目を合わせることすらできないよぉ〜)」
ことり「俯いちゃって大丈夫?パンもあまり食べていないようだし……保健室行く?」
穂乃果「ううん、大丈夫!もう全然大丈夫だから心配しないで!」
ことりの声に反応して顔をあげ返事する穂乃果であるが、
目線を合わせるのは恥ずかしいため、穂乃果の視線はことりの鼻に向いている
ことり「それならよかったぁ〜」
ことり「学校着いてからもなんだか様子がいつもと違ってたから、心配したんだよ。」
穂乃果「穂乃果はいつも穂乃果だよ!今日もパンがうまい!」モグモグ
穂乃果「うぐぐぐぅぅぅ……!」
ことりの前でなんとか元気な自分を演じようとパンを勢いよく頬張る穂乃果は、誤ってパンをのどに詰まらせてしまう
659 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/18(水) 04:27:30.21 ID:anleLNdeo
ハノケは自分勝手だが、恋とは自分勝手なものかも知れないな
660 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/18(水) 11:38:22.10 ID:dMjdXZ25O
言うてもJKだしな
そんなもんだ
661 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/21(土) 03:09:51.65 ID:nke1dGIM0
ことり「だ、大丈夫!?穂乃果ちゃん!?ほら、お茶だよ!」ヒョイ
穂乃果「んぐぐぅぅぅ……!うぐぅぅ……!ごく……ごく……!」
穂乃果「ぷはぁ……!ありがと、ことりちゃ……!」
穂乃果「(近いよ……!)」
穂乃果の顔のすぐ横から、ことりが覗き込むように穂乃果を心配している
そのあまりに近すぎる距離に思わず穂乃果は赤面、黙り込んでしまう
ことり「どう?もうのどは平気?」
穂乃果「う、うん//平気だよ//ありがとう//」
ことり「よかった♡やっぱり穂乃果ちゃんは元気じゃなくちゃね♡」
ことり「うく、ごく……ごく……」
穂乃果「……!?」
ことりが持参してきたお茶を飲む
普通であるはずのその光景に穂乃果は驚く
そう、先ほどことりが渡してきたお茶は、ことりのお茶であったのだ
つまり、穂乃果はことりと間接キスをしてしまったことになる
662 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/21(土) 03:19:47.42 ID:nke1dGIM0
ことり「ん?どうかしたの穂乃果ちゃん?」
穂乃果「…………」ドサ
ことり「え!?穂乃果ちゃん!?穂乃果ちゃあああぁぁぁぁんんん!!」
予想外の出来事が重なった結果、穂乃果の頭はパンク、そのまま気絶してしまった
そしてヒフミの力を借りて、穂乃果は保健室へと運ばれる
だが穂乃果の顔は気絶していてもなお、にこやかではあった
663 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/21(土) 05:01:36.72 ID:UqBDfSyMo
なんかこういうどうでもいいようなところを細かく描写したり妙に自分勝手なのに変に思いやりがあったりと
微妙にズレた感じのやり取りが面白いからもっと更新頼むわ
664 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/21(土) 08:24:54.77 ID:UxatWGjSO
>>1
の自分語りがうざい
665 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/22(日) 04:06:46.84 ID:SozCaqCo0
保健室
なお、ヒフミとことりは5時間目を受けていたため、
ことりは授業後に保健室に顔を出した
海未も穂乃果が倒れたと聞き、親友として駆け付けた
穂乃果「う、ううぅぅぅ……!」
ことり「あぁ、よかった……気がついたんだね!」
穂乃果「え、私は一体どうして保健室に……?」
ことり「穂乃果ちゃんがいきなりお昼に倒れたから、ヒデコちゃんたちと一緒に運んできたんだよ。」
穂乃果「お昼?あ……あははは、はははは……」
ことり「あの時は本当にびっくりしたよ、でも無事でよかったぁ〜」
海未「穂乃果がいきなり倒れたと聞き驚き、そして心配しましたよ。」
海未「ですがこうして今ここにいるあなたは元気そうに見えてよかったです。」
穂乃果「う、うん!もう穂乃果は元気だよ!6時間目が始まる前に、教室に戻ろう!」タタタタ
海未「あ、こら!待ちなさい穂乃果!」シュタ
ことり「待ってよ〜穂乃果ちゃん、海未ちゃぁ〜ん!置いてかないでぇ〜」
今のことりは、穂乃果への恋愛感情を捨ててしまっているため、穂乃果の苦笑いの意味に気づいていない
こうして穂乃果とことりの気持ちがすれ違うまま、2週間が過ぎた
666 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/23(月) 04:40:04.37 ID:Q0tUQiVb0
2週間後、南家
ことり「お母さん、留学のことなんだけど……」
理事長「ええ、資料が送られてきたわよ、目を通しておいてね。」
一度は母親の顔に泥を塗ったことりであるが、それでも親子の絆は揺るがない
だって、ことりは音ノ木坂の廃校を救った一人なのだから
それに、人の絆というものはたった一つのすれ違いで簡単に壊れるものではないのだ
ことり「ありがとう、お母さん。」
ことり「んーと……」
ことりは、一度ドタキャンした学校とは別の、フランスにあるデザイン系専門学校の資料を読んでいく
日本語に翻訳されてはいないものの、一度留学を志した身であるのだから簡単なフランス語が分かるのは当然
難しい単語や知らない文法は、辞書片手に解読していく
ことり「お母さん、やっぱり私、デザインを勉強しに留学したいよ!」
ことり「一度は自分で閉ざした道だけど……やっぱり、夢を捨てきれない……!」
理事長「そう言ってくれるのを待っていたわ、ことり……」
理事長「私はあなたに救われた身でもあるの。」
理事長「お金のことは気にしなくていいから、自分の進みたい道を歩みなさい。」
ことり「ありがとう、お母さん!」
ことり「……へぇ、この学校、在学しながらコンクールに応募できるんだ!すごいなぁ!」
自分の進路を真剣に考えることり
複数の学校の資料に目を通しながら、本当に自分が行きたい学校を母親と一緒に選んでいく
667 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/24(火) 04:18:59.31 ID:bbKuWFZ70
そしてことりは数時間複数の資料に目を通す
今日はアルバイトも衣装作りもなくフリーな時間が多いため、有意義に自分の進路を考えるゆとりがあった
ことり「お母さん!私やっぱりこの学校に行きたい!」
理事長「あら、ここは……」
ことりが選んだ留学先、それは一度は蹴ったあの学校であった
μ'sとしての活動が終了し、穂乃果への恋愛感情も捨てたことりにはもう未練はない
穏やかだが力強い瞳で母親を見つめて話す
理事長「やっぱりあなたはここへ行きたいのね、分かったわ。」
理事長「推薦状は私が書いておくわ。ことりは付属の願書を書いておきなさい。」
ことり「うん、ありがとうお母さん!」
ことり「私、将来自分のブランドを立ち上げたら、まずはお母さんに私がデザインした服をプレゼントするんだ!」
理事長「ことり……成長したのね……」ウルウル
こうして母娘の絆の深さ、ことりの決意の固さを再確認する
ことりは子どもから大人になる階段を、確実に上りつつある
668 :
真真真・スレッドムーバー
:移転
この度この板に移転することになりますた。よろしくおながいします。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)
669 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/26(木) 04:13:47.80 ID:CdJWN2lp0
翌日
この日、学校では進路希望調査があった
そのため、必然的にクラスメイト達の話題はそれぞれの進路についてが中心となった
穂乃果「ことりちゃん、海未ちゃん!二人は進路どうするの?」
海未「私はスクールアイドルとして活躍する傍ら、弓道にも力を注いできました。」
海未「そして私は感じたのです。私は弓道を愛している。大学に進学しても、弓道に関わっていこうと……」
海未「なので私は弓道の強豪である○○大学に進学し、そこで同時に武道の歴史を重点的に学びたいと思います。」
穂乃果「へぇ〜そうなんだ!海未ちゃんの学力なら絶対合格できるよ!」
海未「ありがとうございます。そういう穂乃果はどうなのです?」
穂乃果「私かぁ〜。私は進学せずに、お父さんの下で和菓子作りの修業をしようと思うんだ。」
穂乃果「なんかこの前試しにおまんじゅう作ってみたらこれが意外と面白くてハマっちゃって……」
穂乃果「たまに私特製のオリジナルのおまんじゅうを作ったりするんだ。失敗する時もあるけどね、あはは。」
海未「ほう、いいですね。穂乃果の作ったおまんじゅう、ぜひ私も食べてみたいです。」
ことり「私も食べてみたいな〜。チーズケーキ味とか作ってみたらけっこう人気出そうじゃないかな?」
穂乃果「それ、けっこういいかも!今度試してみるよ!」
穂乃果「ことりちゃんは進路どうするの?」
670 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/27(金) 03:55:05.31 ID:Y6ZguUiQ0
ことり「私は……留学するよ!卒業と同時に日本を発つ予定なんだ。」
穂乃果「!!」
ことり「一度はあきらめちゃった夢だけど……やっぱり私、自分で服をデザインしたい!」
ことり「私が作った服を、世界中の人に着てもらいたい!」
ことり「その夢に近づくためには、留学しかないと思うんだ!」
海未「留学ですか……夢に近づくのは素晴らしいことです。」
海未「ですが、今までずっと一緒だったことりとこうして話せる時間も限られているということなのですね……」
海未「ことりには絶対に夢を叶えてほしいと思う反面、どこか寂しさを感じている自分がいます。」
穂乃果「(穂乃果の気持ち、海未ちゃんが代弁してくれちゃった……)」
穂乃果「(でも、私は、海未ちゃん以上に……)」
海未「なので卒業までの間、いっぱい思い出を……」
海未「あれ、いけない……!ことりに向けて言う言葉はもっと、激励を込めたメッセージを送るはずだったのに……」
情に熱い一面もある海未は、ことりの留学について聞くのは以前のも含めて2回目であるが、やっぱりこう目に来てしまう
まだ涙は出ていないものの、いつか来る別れを感じてまだ目が赤くなりつつある
穂乃果「(そっか……ことりちゃんと会えるのは、あと1年もないんだ……)」
一方の穂乃果は、ことりが留学してしまうという言葉を信じたくないからか、逆に涼しい顔をしている
だが、その目はどこか虚ろであった
671 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/27(金) 04:23:02.30 ID:Y6ZguUiQ0
その日の練習後
海未「亜里沙♡一緒に帰りましょう♡」
亜里沙「はい♡何かあったら、亜里沙を守ってくださいね……♡」
海未「ええ、もちろんですよ……♡この命に代えても、亜里沙の身体は必ず守って見せます!」
亜里沙「やん♡海未さんったら頼もしい♡」
雪穂「ふぅ、やれやれ。亜里沙も海未さんも全く……」
なんとか失恋から立ち直った雪穂
今では亜里沙とも海未とも、変な距離をとることなくいつもの調子で話せるようになった
ことり「穂乃果ちゃん、私たちも帰ろうか。」
穂乃果「ううん、いい……」
穂乃果「一人で帰る……」
ことり「え、そうなの?なら……しょうがないかな……ばいばい。」
穂乃果「うん、ばいばい……」
信じたくないとはいえど、やっぱりことりとは卒業したら会えなくなってしまう……
なのだが、今の穂乃果はことりを避けている状況にある
自分に断りもなく留学を決めていずれ自分の前からいなくなってしまう、そんなことりに対していじけているのだ
その相手が恋する相手ならなおさらだ
かまってほしいのである、だからそのためにあえてことりを突き放す
穂乃果は自分勝手なこの気持ちを自覚している
そしてことりの姿が見えなくなった時、自分が何をしているのかが分からなくなる
672 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/27(金) 20:49:36.27 ID:Yrxv3WBq0
おお!ちゃんと続いてた!やっとみつけた!
673 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/28(土) 03:04:08.42 ID:1dRya86N0
高坂家
穂乃果「……」ズーン
雪穂「お姉ちゃん、元気ないね。どうしたの?」
雪穂「もしかして、まだ……」
穂乃果「ううん、そんなんじゃない……」
雪穂「そっか……」
心の内がすぐに態度に出やすい姉を知っている雪穂は、今の穂乃果の様子を見てその言葉が嘘ではないと確信する
しかしなぜ穂乃果がここまで落ち込んでいるのか、海未の件ではないとすれば雪穂には全く心当たりがない
雪穂「まあ、あんまりため込みすぎないでね。」
雪穂「私でよかったら話はいつでも聞くからさ……」
穂乃果「うん、ありがとう雪穂……」
雪穂「じゃあ私、店番してくるね。」
穂乃果「うん、頼んだよ……」
674 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/28(土) 03:43:10.56 ID:1dRya86N0
雪穂は部屋を出て行く時、ドアを閉め忘れていた
そのため、下からの声が穂乃果の部屋に聞こえていた
雪穂『いらっしゃいませ、あ、ことりさん!こんばんは!』
ことり『こんばんは雪穂ちゃん。』
穂乃果「(え、ことりちゃん!?)」
ことり『今日はお母さんからのおつかいでほむまんを買いに来たんだよ。』
ことり『雪穂ちゃん、5個おねがい!』
雪穂『はーい!』
穂乃果「ちょっと待ったー!」ドタドタドタ
穂乃果はすごい足音を立てて1階に下りてくる
そして雪穂を遮ってレジでことりの相手をする
雪穂「」
穂乃果「いらっしゃいことりちゃん!」
穂乃果「ほむまん5個だよね!ほら、お待たせ!」
ことり「ありがと〜。はいこれ、代金だよ!」チャリン
穂乃果「ちょうどお預かりだよ!ありがとね!」
ことり「ううん、こちらこそ。」
ことり「穂乃果ちゃん、帰ってから元気になったみたいだね、よかった〜心配したんだよ。」
675 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/28(土) 04:12:45.52 ID:1dRya86N0
穂乃果「え!?う、うん……」
ことりの言葉で穂乃果は思い出してしまう
ことりが留学してしまうこと、そしてそれに対して落ち込む自分がいたことを
穂乃果の表情は一転して暗くなった
ことり「……穂乃果ちゃん?」
穂乃果「ううん、なんでもないよ!また買いに来てね!絶対だよ!」
ことり「うん、また買いに来るからね!ばいばーい!」フリフリ
穂乃果「ばいばーい!」フリフリ
それでも穂乃果はことりを心配させないようなんとか笑顔を作り、ことりを見送る
そしてことりが見えなくなった後、穂乃果はまた俯いてしまう
雪穂「ちょっとなんなのさいきなり!?元気がないんじゃなかったの!?」
穂乃果「うん……あんまり……」
雪穂「うわ、ことりさんへの接客の時との落差が激しすぎるよ……」
雪穂「何があったのか知らないけどさ、今のお姉ちゃんなんだか見ていられないよ……」
雪穂「店番は私に任せて、お姉ちゃんはゆっくり休んでてよ。」
穂乃果「そうする……ありがと、雪穂……」
穂乃果は、哀愁漂う背中を見せながら、ゆっくりと階段を上っていった
676 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/29(日) 03:22:07.57 ID:/iOgpMpw0
穂乃果の部屋
穂乃果「ことりちゃんと会えるのは……あと何日くらいなんだろう……」ペラペラ
穂乃果はカレンダーをめくって残りの日数のだいたいを把握する
あともう1年もない
ことりとの思い出をもっと作りたい……
一度は断ってしまったけれど、やっぱりことりと恋人になりたい……
穂乃果「告白……しようかな……」
穂乃果「でもこんな弱気になってる今の穂乃果が、告白なんてしていいのかな……」
穂乃果「今の私を、ことりちゃんが受け入れてくれるなんて、思えないよ……」
穂乃果「とりあえず、寝ようかな……」ゴロン
しばし考えたのち、穂乃果は頭の中を空にして、横になる
その時、
雪穂「お姉ちゃん……?」ガチャ
雪穂が入ってきた
677 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/29(日) 04:02:42.02 ID:/iOgpMpw0
穂乃果「雪穂……」
雪穂「やっぱりお姉ちゃんが心配だよ、絶対何かあったでしょ、ことりさんと。」
穂乃果「え、う、うん……」
雪穂「ケンカ……ではなさそうだよね、さっきの二人の反応からして……」
穂乃果「ゆ、雪穂には関係ないでしょ……」
雪穂「関係なくないよ!」
雪穂「だってお姉ちゃんと私は恋愛同盟を結成したじゃん!」
雪穂「私はお姉ちゃんの胸でいっぱい泣かせてもらったことで、すごく救われたんだよ!」
雪穂「その恩返し、ってわけじゃないけどさ、今度は私にも……」
雪穂「お姉ちゃんの力に、ならせてよ……!」
穂乃果「雪穂……私の話、聞いてくれる……?」ウルウル
雪穂の熱意に押され、穂乃果は全てを語り始める
海未に好意を抱いていた頃から、ことりが何度もサポートしてくれたこと、
失恋から立ち直る際にことりがなんども自分にぶつかって心を開かせてくれたこと、
そしてそんなことりが……3月の半ばにはもう日本を発ってしまうこと……
涙目になりながら、包み隠さず明かしていく
678 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/29(日) 04:20:44.38 ID:/iOgpMpw0
雪穂「そっか……お姉ちゃん、ことりさんのことが……」
穂乃果「私を責めないの……?」
雪穂「え?どうして?」
穂乃果「前までは海未ちゃんのことが好きだったのに、今ではことりちゃんに乗り換えてる……」
穂乃果「こんな私、罵られてもおかしくないよ……」
雪穂「……」
ペチ
今日一日の様子を見て、穂乃果の様子がいつもと真逆であることに雪穂は遂に痺れを切らす
軽くではあるが、雪穂は穂乃果の頬をはたく
穂乃果「……」
雪穂「今日の接客の時にことりさんに見せたあの笑顔!」
雪穂「あれこそがまさにことりさんが大好きだったお姉ちゃんなんじゃないの!?」
雪穂「なのに今のお姉ちゃんはうじうじうじうじしてすっごく暗い!」
雪穂「うん、確かにこれじゃあ罵られてもおかしくないね!」
穂乃果「そこまで言わなくても……」
679 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/29(日) 04:36:11.48 ID:/iOgpMpw0
雪穂「これ以上お姉ちゃんがヘタれていたら、ことりさんは悲しむよ?」
雪穂「そんなお姉ちゃんなんて、ことりさんは見ていたくないはずだよ。」
雪穂「お姉ちゃんの今の姿見たら、ことりさん、がっかりするだろうな……」
穂乃果「なら、私はどうすればいいの……?」
穂乃果「告白を断っておいて今さら好きですって言えばいいの?」
穂乃果「そんなこと……!」
雪穂「言えば、いいんだよ……!」
雪穂の口調はさっきと変わり穏やかになる
目つきも急に優しくなり、さながら姉妹が逆転したかのような感じとなる
雪穂「身近にあるものほど、後になってその存在の大きさに気づくものなんだよ……」
雪穂「お姉ちゃんはようやくそれを知って、また一つ大人になったんだよ。」
雪穂「全然、おかしなことなんかじゃない。」
雪穂「だから、大丈夫。」
雪穂「気づいたそのあたたかい想い、本当の気持ち……ことりさんに伝えるべきじゃないかな。」
雪穂「じゃないと絶対、後悔するから……」
680 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/30(月) 03:01:24.07 ID:lfOtLiFT0
穂乃果「…………」
穂乃果「そうだね、雪穂……私、間違ってたよ!」
穂乃果「ことりちゃんは一度私に告白してくれた……」
穂乃果「私の明るくて前向きなところが大好きだ、って……!」
「そんな描写なかったじゃん」とか思うかもしれない
まさしくそうである、筆者の書き忘れである
穂乃果「そうだ、ことりちゃんが惚れた私は今のこんな暗い私なんかじゃない!」
穂乃果「雪穂!私決めたよ!もう落ち込んでなんかいられない!」
穂乃果「明日ことりちゃんに告白するよ!」
穂乃果「もしフラれたとしても、もう後悔なんかしない!」
穂乃果「そしてことりちゃんを笑顔で日本から送り出せるように、最後まで高校生活を満喫する!」
雪穂「うん!それでこそお姉ちゃんだよ!」
雪穂「今のお姉ちゃんなら、きっとことりちゃんも受け入れてくれるよ!」
穂乃果「ふふん、そうかな……なんか勇気出てきたよ!」
穂乃果「ありがとね雪穂!雪穂のおかげで私、自分を取り戻せたよ!」
雪穂「なーに言ってんの、恋愛同盟でしょ、私たちは。」
雪穂「お姉ちゃんには恋破れた私の分まで、頑張ってほしいんだよ。」
雪穂「同盟ってからには、敗れた者の思いまで背負って、悔いのないようにしてほしいだけだよ。」
雪穂「それが最後の高校生活、そしてことりさんの留学が決まってるならなおさらだよ。」
穂乃果「分かった!私絶対幸せになって見せるから!応援してね、雪穂!」
こうして穂乃果は雪穂の助言もあり自信を取り戻す
そして明日、遂にことりへの告白に臨む
681 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/30(月) 03:39:38.56 ID:lfOtLiFT0
翌日
穂乃果の気合は十分、珍しく早起きしてことりを迎えに行く
ピンポーン
ことり「はーい?」
穂乃果「穂乃果だよ!ことりちゃん、今日は迎えに来たよ!」
ことり「え!?そうなの?ありがと〜。」
ことり「穂乃果ちゃんから迎えに来てくれるなんて、嬉しいな♡」ニコ
穂乃果「えへへへ//なんか今日は気分が乗ってきたんだ!」
穂乃果「さあことりちゃん、一緒に学校行こ?」
ことり「うん!」
二人は笑顔で登校
穂乃果に手をひかれ、ことりは嬉しそうだ
682 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/30(月) 04:08:02.62 ID:lfOtLiFT0
通学中や放課でも、特に穂乃果はいつもと違った様子を見せなかった
そして、昼放課、昼食の時間である
海未「じゃあ私は亜里沙のところに行ってきます♡」タタタ
ことり「海未ちゃん……今日も亜里沙ちゃんのところに行っちゃったね……」
穂乃果「そうだね……まあ、仲がいいのはいいことだよ。」
海未は一年生の教室に行ってしまったが、これはむしろ穂乃果にとってチャンスであった
海未を追い出すことなく、穂乃果はことりと二人きりになることができた
ちなみに、雪穂は海未や亜里沙と一緒にお弁当を食べている
海未や亜里沙も、雪穂を除け者にするようなことはない
ことり「じゃあ、食べようか。」
穂乃果「待って……!」
ことり「穂乃果ちゃん……?」
穂乃果「今日は屋上で、お昼食べよう……?」
683 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/31(火) 03:43:55.92 ID:wfNOnYh40
ことり「屋上で……?うん、いいよ!今日はあったかくて気持ちのいい日だもんね!」
穂乃果「じゃあ、行こうか……!」
雪穂の言葉を胸に刻んで勇気を出す穂乃果
一方、一年生の教室では……
亜里沙「それでね、聞いてよユキホ!海未さんったらさ、登下校中に誰も近くにいない時、亜里沙にキスしようとしてくるんだよー♡」
海未「こ、こら亜里沙!それは言わない約束のはずでしょう!?」
亜里沙「えへへ……ゴメンネ♪でも、亜里沙、嫌なわけじゃないんですよ♡むしろ……」
海未「亜里沙……♡」
雪穂「(あー……この二人のバカップルっぷり……)」
雪穂「(もし私に恋人ができたときは、もう少しまともな付き合い方をしよう……)」
二人を反面教師にする雪穂
ちなみに雪穂、彼女募集中である
684 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/05/31(火) 04:01:22.34 ID:wfNOnYh40
屋上
ことり「今日はぽかぽかしていいね、お弁当もいつもよりさらにおいしく食べれちゃう!」モグモグ
穂乃果「うん……!そうだね……!」ムシャムシャ
直に迫る告白に向けて、穂乃果の心臓の鼓動はどんどん速さを増す
そして食事中穂乃果の視線は完全にお弁当の方のみを向いていた
ことり「どうしたの、穂乃果ちゃん……」
ことり「朝はすごく元気そうに見えたけど、やっぱり何かあったの……?」
穂乃果「うん……!」
穂乃果は力強く返事すると同時に、ことりと目線を合わせる
穂乃果の真剣なまなざしに、ことりは惹き込まれてかける言葉を失う
穂乃果「ことりちゃんにね、言いたかったことがあるんだ……!」
685 :
◆GuGtFkjx2k
[saga]:2016/06/02(木) 03:42:15.59 ID:NtoYg1dz0
ことり「え、私に言いたかったこと……?」
穂乃果「うん……!」
穂乃果「海未ちゃんに失恋した後、ことりちゃんに慰めてもらって、そしてようやく気付いたんだよ……」
穂乃果「ことりちゃんという存在が、私の中でどれだけ大きかったことか……!」
穂乃果「あの時は本当にありがとう、私を助けてくれて……!」
ことり「どういたしまして!親友が落ち込んでるんだもん、手を差し伸べるのは当然だよ!」
ことり「でもやっぱり改めて言われると照れちゃうな……//」
穂乃果「それでね、本題はここからなんだけど……」
ことり「え?う、うん……!」
穂乃果「ちょっと待って、少し深呼吸するね……」
穂乃果「すぅー……はぁ……」
緊張で自分のペースを失いそうになる穂乃果は、深呼吸で己のペースを取り戻す
こういう時にうまいことを言えない穂乃果は、単刀直入に語る
穂乃果「実は私……あの一件以来……ことりちゃんのことが好きになっちゃったみたいなんだ……」
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