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【R-18】比企谷八幡は選べない
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1 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:40:01.15 ID:/dqwGyRg0
注意)
このスレは
>>1
の妄想の産物であり、呼んで頂くにあたり以下の様な注意点があります。
・
>>1
はSSの投稿はこれが初めての素人です。
・18禁の描写があります。
・エロシーンはギャグとしてご覧ください。
・
>>1
は、原作アニメは一応全部視聴していますが、原作は9、10、10.5、6,5巻しか読んでいないため、原作との辻褄が合わないところがあるかもしれません。
・キャラ崩壊、ご都合主義、原作レイプがあると思われます。
・キャラの口調や表現が上手く出来ていないと思われるところもあります。
・地の分は(多分)ありません。
・書き溜めてから投稿するので、恐らく不定期投稿になります。
・一応話の大筋は決まっていますが途中でグダグダしてしまうかもしれません。
・また内容の矛盾などが起こる可能性もあります。
・一部、未成年飲酒の描写があります。
・クオリティはあまり期待しないでください。
以上の事が許容できない方は、お手数ですがブラウザバックして頂ければ幸いです。
どうぞ、よろしくお願いします。
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1446860401
2 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:40:43.15 ID:/dqwGyRg0
優美子「沙希、ヒキオ、ノート見せて〜」
八幡「またか」
沙希「しょうがないね・・・」
八幡「てかお前、前の授業出てただろ?」
優美子「いや、あーし朝までバイトでさ、ちょっと気を緩めたらそのまま寝ちゃって・・・」
沙希「はぁ・・・だったら次の授業で寝ればいいじゃん。次のは出席さえしてれば単位もらえる奴だし」
優美子「いや、だから次の授業でノート写すからさ、お願い!貸して!」
八幡「はぁ・・・貸し一つだぞ」
沙希「同じく」
優美子「ありがと、二人とも」
八幡(都内の文系私大に入学し早2か月。俺は今、ブラコンシスコン黒レースこと川崎沙希と獄炎の女王こと三浦優美子とつるんでいる)
八幡(何故この様な事になったか。それは大学入学直後に遡る)
3 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:41:40.63 ID:/dqwGyRg0
====================================================
比企谷八幡は選べない
====================================================
4 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:42:37.29 ID:/dqwGyRg0
【入学式】
八幡(やべえ・・・人多すぎだろ・・・)
八幡(高校の入学式なんか比じゃないんだろうな・・・・・)
八幡(まあ、高校の入学式は出てないんですけどね)
?「あ・・・」
八幡(えーと・・・これが終わったら大学まで移動して学生証の交付だろ・・・そんで・・・)
?「ねえ・・・」
八幡(はぁ・・・新居に戻るのが何時になることやら・・・)
?「比企谷!!」
八幡「ひゃい!何でふきゃ!!」
?「何そんなにおどろいてんのさ・・・」
八幡「!・・・お前は・・・」
5 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:43:20.42 ID:/dqwGyRg0
八幡(そこには新入生らしき女が立っていた。スーツを身にまとった細めの長身。青みがかった長い髪を纏めたポニーテール。きつそうな眼付き。)
八幡「川・・・・・サキサキ?」
沙希「なんかイントネーションがおかしいけど・・・・・まあ覚えてたからいいよ」
八幡「てかお前もこの大学なのか?」
沙希「うん、ダメ元で受けたら受かってね。親もせっかくだからって入学を勧めてくれてさ。そんでこの大学に来た訳」
八幡「はあ・・・で、何で俺に話しかけたわけ?」
沙希「っく・・・それは・・・入学したばかりで知り合いもいないし・・・せっかく見つけたから・・・」ゴニョゴニョ
八幡(ん?最後の方がよく聞こえないが・・・・・まあいい)
6 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:43:55.30 ID:/dqwGyRg0
八幡「フッ・・・甘いなサキサキ。俺ほどのベテランボッチなら、そんな不安は気にも留めない」
沙希「はぁ?あんたまだそんな事言ってんの?それにサキサキ言うな」
八幡「いいか・・・川・・・崎。大学って言うのはな、高校以上にボッチが多い。故にボッチパラダイス。だから俺にとってもパラd」
沙希「はいはい、そんな下らない御託はいいから大学に行くよ。学生証貰わなきゃ、何も始まんないんだから」
7 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:44:36.31 ID:/dqwGyRg0
八幡「・・・いや・・・・・だから川崎サン?・・・俺は一人で大学に行こうと・・・」
沙希「何か言った?」ギロリ
八幡「い・・・いえ・・・・・ナンデモナイデス・・・」
沙希「そう・・・」
八幡(そうして俺は何故か機嫌良さそうな川崎に引きずられ大学へと赴いた。それ以来彼女とつるむ様になった訳だ)
八幡(一方、三浦との再会は少し事情が異なる)
8 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:45:16.40 ID:/dqwGyRg0
========================================
【とあるクラブ】
八幡「うへぇ・・・・・」
八幡(人が多い、密度も高い、湿気も多い、音楽もうるさい・・・・・はぁ・・・帰りたい)
沙希「ちょっと、あんた大丈夫?」
八幡「ああ、ちょっと人に当てられただけだ・・・」
八幡(俺と川崎は某巨大サークルの新歓会場に来ていた)
八幡(大学で一緒に行動していた川崎がこのサークルの勧誘にしつこく付きまとわれ、俺も一緒ならいいという条件でここに来たわけだ)
八幡(ただあの時の勧誘の男の俺を見下した表情・・・・・うん絶許)
9 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:46:06.07 ID:/dqwGyRg0
八幡「しかし、何だな。先輩とか見てても劣化改悪版の戸部みたいのしかいないよな、このサークル」
沙希「戸部って・・・あの葉山にくっ付いてた?」
八幡「ああ、2年の時は失礼な事も言われたし。まあ、いつもウェイウェイ言ってて調子こいたウザい奴だと思ってた」
沙希「あんた・・・結構辛辣だね」
八幡「まあ俺の主観だがな。でも3年でも同じクラスになって、それなりに俺を認めてくれてる事もわかったし・・・まあ付き合って苦痛になる事は無かったよ」
八幡「チャラくはあったが悪い奴では無かったと思う
10 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:46:37.52 ID:/dqwGyRg0
沙希「・・・このサークルの先輩はそれより酷い?」
八幡「初対面の印象だがな」
沙希「あたしも同じような印象かな?なんか話すたびに色目使ってくるし」
八幡「そうか・・・まあ、お前の場合身体つきがエロいからな。そう見られても仕方ない」
沙希「あんた、殴るよ?」
八幡「すいません、ころさないでください」
11 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:47:10.46 ID:/dqwGyRg0
沙希「・・・・・キリのいいところになったら帰る?あたしもあんまここに居たくないし」
八幡「そうだな・・・」ヤメロシ、ドコサワッテンノヨ!!
八幡「ん?」
八幡(この声としゃべり方・・・とっかで覚えが)
優美子「だから!あーしに気安く触んな!!」
沙希「あれは・・・って」
八幡「三浦!?」
12 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:47:48.50 ID:/dqwGyRg0
八幡(そこには葉山グループの獄炎の女王、金髪縦ロールでお馴染みのあーしさん、三浦優美子が如何にもDQNそうな先輩に腕を掴まれている姿があった)
優美子「だからあーしはそんなつもりないし!勘違いしないで!!」
DQN先輩「何言ってんだよwその歳で処女でもあるまいしww誘ってんだろ?」
優美子「離せし!あーしはそんな安い女じゃない!!」
DQN先輩「うはwって事は処女!?いいね、久々に処女喰いたいって思ってたのよ、ドンピシャだわww」
沙希「あいつ・・・!」
八幡「待て、川崎」
13 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:48:18.98 ID:/dqwGyRg0
沙希「何?あんた・・・三浦を見捨てる気?」
八幡「違う・・・いいか、こういう状況じゃ外野の俺たちが行っても適当にあしらわれるのがオチだ」
沙希「・・・・・じゃあどうすんのさ?」
八幡「少し仕込みをする。だから待て」
沙希「・・・・・何するかは説明してくれるんだろうね?」
八幡「あ?ああ、説明するよ。いいか・・・」
14 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:48:50.03 ID:/dqwGyRg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
優美子「離せし!離せ!!・・・・・離してよ・・・」
DQN先輩「いいから行こうぜwオレ様が直々に大人の階段上らせてやんよww」
優美子「いや・・・誰がアンタなんかと・・・」
八幡「あー・・・ちょっといいっすか?」
DQN先輩「あ?何お前?」
八幡「いや、俺そいつと知り合いなんですけど・・・さすがに居た堪れないといいますか・・・」
DQN先輩「は?お前何言ってんの?訳分かんないしキモイんだけど?」
15 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:49:25.01 ID:/dqwGyRg0
優美子「あんた!・・・ヒキオ!?」
沙希「あんた、何ビビってんのさ・・・要するに見苦しい事はやめろって事だよ」
八幡「あのね、川崎さんもうちょっと言葉選ばないと・・・」
DQN先輩「は?見苦しい言ってどーゆー事?」
八幡「ほら、火に油を注いじゃったじゃないですか!」
DQN先輩「ってか君も可愛いねwwどう、こんなキモイ奴なんか放っといて俺たちと遊ばない?」
沙希「そんなのごめんだね。少なくともあんた達よりこいつといた方がましさ」
八幡「やだ、川崎さん男前。でもね、もーちょっと言い方を・・・」
16 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:49:58.24 ID:/dqwGyRg0
DQN先輩「は?何舐めた事言ってんのこのアマ。こっちが下手に出てれば調子に乗って」
八幡「ほら、こうゆう人種って沸点が低いんだから」
DQN先輩「てか、テメーもゴチャゴチャうるせーんだよ!」ハラニキック!!
八幡「グホッ!」
優美子「ヒキオ!!」
DQN先輩「あーもー俺キレちゃったわ。お前半殺し確定だわー。覚悟しろよな〜」
八幡「・・・ハイ、イマハラヲケラレマシタ・・・コレッテショウガイデスヨネ?」
DQN先輩「あ?だから何ぶつくさ喋ってんだよ!?キモイんだよお前!!」ヒザニキック!!
17 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:50:31.13 ID:/dqwGyRg0
八幡「っく・・・はい、お願いします」
沙希「比企谷、大丈夫!?」
DQN先輩「はっ、甲斐甲斐しいなwその女。そいつこの後お前の前でマワしてやんよww」
?「誰が何するのかな?」
DQN先輩「は?決まってんだろ俺たちが、この女を輪姦して・・・」
巡査部長「よくわかった。詳しくは交番で話を聞かせてもらおうか」
18 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:51:01.49 ID:/dqwGyRg0
DQN先輩「は?何でこんなとこにポリがいんだよ!?」
八幡「先輩、周辺の地理をもっと勉強しましょうよ?このクラブ、交番の3軒隣ですよ?」
DQN先輩「は?・・・へ?」
八幡「それに俺のスマホ、通話中でしてね。さっきの全部警察に筒抜けなんですよ」
巡査部長「先程の貴様による彼への暴行の音声も彼の電話を通して通信センターで録音済みだ。それにこれだけの人数だ、いくらでも証言は出てくる」
DQN先輩「そんな・・・・・状況証拠だけじゃねえかよ!ちゃんとした証拠を見せろよ!証拠を!!」ツクエバンバン
19 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:51:35.62 ID:/dqwGyRg0
巡査「先輩!奥の個室からこれが出ました!!」キケンドラック
巡査部長「・・・これはどういう事だ?」
DQN先輩「え・・・いや・・・・・その・・・・・」
巡査部長「巡査、応援を要請しろ。いいか本署にもだ。誰一人ここから出すな」
巡査「はい、既に出入り口と裏口に人員を配備してるようです」
巡査部長「パーフェクトだ、巡査」
巡査「感謝の極み」
20 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:52:08.14 ID:/dqwGyRg0
巡査部長「それと君たち」
八幡「ひゃ、ひゃい!」
沙希「何でしょうか?」
巡査部長「この後そこのお嬢さんも含めて本署で事情を伺いたい。いいかね?」
八幡「は、はい」
沙希「問題ありません」
巡査「さあお嬢さん、立って。怖かったね」
優美子「は、はい・・・ありがとうございます」
21 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:53:02.93 ID:/dqwGyRg0
巡査部長「ん・・・わかった巡査、応援が来たみたいだ。人員が来次第3人をお連れするぞ」
巡査「はい」
優美子「あ、あのヒキオ・・・」
八幡「何だ、三浦?」
優美子「その・・・助けてくれて・・・ありがと・・・」
八幡「へ?」
優美子「あと・・・川崎さんも・・・」
22 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:53:29.32 ID:/dqwGyRg0
沙希「礼ならそいつにもっと言ってやんな。この筋書きを立てたのも全部そいつだから」
優美子「うん、でも・・・二人とも、本当にありがとう。あーし・・・怖かった」
八幡(そこからの展開は要約する)
八幡(俺、川崎、三浦の3人は警察署で事情聴取の後、パトカーで家まで送られた)
八幡(俺たち3人が各々借りた家が近い事もあり、3人纏めての送迎となった
23 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:54:10.79 ID:/dqwGyRg0
八幡(一方、俺たちが参加した新歓を企画したサークルはというと、俺への暴行、サークルメンバーの危険ドラックの所持、そしてそれまでの悪行が露わとなり大学の公認取り消しと強制解散と相成った)
八幡(先にも述べた様に警察沙汰になった事と、それがマスコミに漏れて『有名私立大の巨大サークル、モラル崩壊の実体』というタイトルで週刊誌に載ったのが決定打となったみたいだ)
八幡(悪行に関わった幹部連中は軒並み逮捕の上退学処分。サークルメンバー間の人間関係も崩壊した)
八幡(また世間体を気にしてか大学当局は現在活動しているサークルの実態調査を実施)
八幡(問題が発覚したサークルは公認取り消しと強制解散となり、事件は発生から1か月後には両手では収まらない程のサークルが姿を消した)
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/11/07(土) 10:54:43.50 ID:UAnAFDufo
巡査と巡査部長、どこの自衛官かな
25 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:55:00.04 ID:/dqwGyRg0
八幡(まさか入学間もなくリアルにサークルをクラッシュするとは思ってもみなかったが・・・)
八幡(そのせいか、俺、川崎、三浦の三人はこの事件の当事者で有った事が『巨大サークル崩壊とそれに続くサークル大粛清のきっかけを作った』という偏った情報として流れ、サークルのブラックリストに載ってしまいサークルに入るのが困難となってしまった)
八幡(その為、俺や川崎、三浦は孤立とまではいかないもののサークル単位で固まっている他の学生から若干距離を置かれるようになった)
八幡(そして、俺と川崎の二人組に三浦が自然と加わっていき、3人で行動するのが当たり前となり、現在に至る)
26 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:55:52.96 ID:/dqwGyRg0
========================================
優美子「ヒキオ〜、今日もアンタんちで飲み会ね」
八幡「おい、いい加減にしろ。なんでいつも俺の家が飲み会の会場なんだよ」
優美子「は?だってあんた男でしょ?あーしや沙希ん家に来て下着でも取られたらいやだし」
八幡「俺が下着盗む前提かよ・・・だったらお前ら二人が俺の家に来ることの方がまずくないか?一応俺も男だし」
優美子「は?あんたがあーしや沙希になんかするって?無い無い。だって、ヒキオってヘタレじゃん?それにそんな奴だったら今まで何もしてこなかった事が説明できないし」
沙希「それにあんたがもし何かしようっていうのならば・・・あたしと優美子で潰すから」
八幡「恐ろし事言うなよ・・・」
27 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:56:23.41 ID:/dqwGyRg0
八幡(本当に潰されかねんから困る!)
八幡「だったら居酒屋とかでもいいんじゃないのか?それなら俺が後片付けしなくてもいいし・・・」
優美子「だって居酒屋だと高いし、それに沙希が作ったものの方が美味しいし」
八幡「それは同意だ。牛肉のしぐれ煮とかご飯3杯はいける」
優美子「そうなんだよね、あれ食べたらそこらの下手な居酒屋とか行けなくなるし」
八幡「そうなると一定のグレード以上の居酒屋でなけりゃ満足できないんだがな・・・」
優美子「あーしも沙希からコツとか教わって作ってみたりしたんだけどなんか違うんだよね」
沙希「あ、あんた達、そんな事言っても何も出ないよ!ほら買い出し行くからさっさと行く!!」
八幡(照れてる、かわいい)
沙希「〜〜〜〜〜///」
28 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:57:16.30 ID:/dqwGyRg0
========================================
【八幡のアパート】
八幡沙希優美子「「「かんぱ〜い!!!」」」ゴクゴクゴク、プッッハ~~~
優美子「あ〜美味し。やっぱ酒飲むのは宅飲みが一番だよね」
八幡「まあそれは確かだな。周りの変なテンションに当てられずにのんびり飲めるのがいい」
沙希「それはあながち間違いでもないかもね。前なんか隣の卓の男に絡まれたし」
八幡「あ〜・・・あったな。そんで失礼な事言われてあーしさんがブチ切れてジョッキのビールお見舞いして」
沙希「そのままあたしと比企谷の手を取って店から出て行ったんだよね」
優美子「・・・うるさいし」
29 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:57:57.78 ID:/dqwGyRg0
沙希「でも優美子があんなに怒るなんて正直意外だったよ。適当にあしらって終わりかと思ったのに」
優美子「・・・・・だって・・・コニョゴニョ・・・・・」
八幡「どうしたんだよ?急に口籠って?」
優美子「だって・・・ヒキオはあーしの恩人じゃん?もしあの時助けてくれなかったらあの男に犯されてたかもしれないし・・・それにあいつ相当ヤバいところに足突っ込んでた訳だし・・・」
八幡(あの男・・・言わずもがな新歓コンパで俺に蹴りを入れたDQNの事だ)
30 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:58:56.59 ID:/dqwGyRg0
八幡(あの後、週刊誌の報道で新入生の女子を口説いてはその痴態を撮った写真などで脅し、風俗などで働かせていることが判明した)
八幡(中には薬漬けにさせられ廃人寸前にまでいってた女もいたらしい)
優美子「もしあそこでヒキオや沙希に助けて貰えなかったら・・・あーしも風俗やAVなんかで働く羽目になってたかもしれないし・・・最悪真っ当な人生を歩めなかったかもしれない」
八幡「・・・・・」
優美子「そんなヒキオを『つまんなそうな奴』って言われて怒らない程、あーしは薄情じゃ無いし」
八幡(三浦はそう言うと缶チューハイの残りを一気に飲み干した)
31 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 10:59:46.86 ID:/dqwGyRg0
優美子「あ〜〜〜嫌な事思い出したらおなか空いた。沙希、そこのから揚げ取って」
沙希「あ・・・うん。はい」
優美子「ありがと・・・パクッ・・・・・あ〜やっぱ沙希の手料理美味しいわ〜。なんでこんなに違うんだろ?」
八幡「確かに。なんというか・・・酒との相性がすごくいいんだよな」
沙希「少し濃い目の漬けだれに漬け込んでるからね。酒飲むと塩辛いものが欲しくなるっていうでしょ」
八幡「相変わらず主婦スキル高いよな、サキサキは」
32 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:00:14.87 ID:/dqwGyRg0
沙希「サキサキ言うな。・・・まあ弟や妹の食事とか作ってたからね。自然と身に付いてさ」
八幡「妹か・・・けーちゃんは元気か?」
沙希「ああ、今年で小学1年生だよ。出来れば入学式に行きたかったけど大学の都合上、ね」
八幡「そうか、きっとお前ならカメラでけーちゃんの写真を撮りまくってたろうな」
沙希「なっ、何言っての!そんな事しないよ!!」
八幡「・・・2年のクリスマスやバレンタイン」ボソッ
33 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:00:43.21 ID:/dqwGyRg0
沙希「あ、あれはその・・・姉の役目として妹の成長を記録する義務というか・・・」
優美子「さーちゃんってバレンタインに来てたあの子だよね?写真とか無いの?」
沙希「あ、あるけど・・・」
優美子「見せてくんない?」
沙希「えっと・・・はい」
優美子「何だ、凄く可愛いじゃん!これじゃあ将来男共も放っておかないよ」
34 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:01:20.81 ID:/dqwGyRg0
沙希「でしょ!出来ることなら入学式にも出てその晴れ姿を見たかったんだけど・・・」
八幡「流石シスコン」
沙希「あ?アンタだってシスコンでしょうが」
優美子「あ〜・・・ヒキオの方は知ってる。小町だっけ?今は総武高に通ってて・・・」
八幡「ああ、今は2年だ。だが一色に唆されて生徒会入りしてから天使だった小町が小悪魔にクラスチェンジしてしまった・・・・・その上どこぞから湧いた虫が同じ生徒会に所属して・・・」
沙希「人の弟を虫扱いとは聞き捨てならないね・・・捩じ切るよ?」
八幡「やめて!手をパキポキ鳴らさないで!!」
35 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:01:46.89 ID:/dqwGyRg0
優美子「へぇ、ヒキオの妹が後輩にいたのは知ってたけど沙希の弟もなんだ?」
沙希「・・・うん、受かるかどうかは五分五分だったけどね。この前メールしたら会長の一色や小町に振り回されて大変だって言ったよ」
八幡「・・・・・やはり小町が小悪魔化したのは一色の影響か・・・今度乗り込んで話を付けに行くか・・・そんでもって大志も消して・・・・・・」
沙希「あたしがあんたを消してやろうか?」
優美子「ヒキオ過保護すぎ。てかキモ過ぎ」
36 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:02:16.98 ID:/dqwGyRg0
八幡「畜生・・・ここは俺の家だぞ・・・・・なのにこの居心地の悪さ・・・やっばりマッカンぐらいしか甘くないのか!」ショウチュウイッキ
優美子「ヒキオ、何だかんだ言いて酒強いよね。焼酎ロックで一気とか・・・あーしにはまだ無理だわ」
八幡「さすがに何杯もは無理だ。次は炭酸で割って飲む。サキサキ、レモンスライスしてくれ」
沙希「仕方ないね・・・あとサキサキ言うな」
37 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:03:00.22 ID:/dqwGyRg0
八幡(・・・・・居心地悪いとさっき言ったが、実のところ俺はこの状態を気にいっている)
八幡(川崎も三浦もいい奴だ。毒は吐くが、相手を傷付ける様な暴言は言ってこない)
八幡(時々、奉仕部に居た時と錯覚してしまう時がある)
八幡(・・・・・奉仕部か・・・)
八幡(高校卒業を控えた2月の中頃、俺は雪ノ下と由比ヶ浜にある決断を迫られた)
八幡(『一体、どっちを選ぶのか』と)
38 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:03:31.73 ID:/dqwGyRg0
八幡(雪ノ下と由比ヶ浜が俺に好意を持っていたのは流石にその頃には気付いていた)
八幡(そしてあいつらが次の段階へ進むのを望んでいる事も知っていた)
八幡(正直、俺は迷った)
八幡(どちらも俺にとって大切な存在だ)
八幡(雪ノ下雪乃も由比ヶ浜結衣も俺の高校生活を語る上では欠かす事の出来ない存在だ)
八幡(俺は即答できず、少し時間をくれと二人に告げた)
八幡(それから期日まで俺は寝ても覚めても『答え』を出すために考え続けた)
39 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:04:06.88 ID:/dqwGyRg0
八幡(俺が雪ノ下、若しくは由比ヶ浜を選んだ未来は容易に想像できた)
八幡(雪ノ下と紅茶を飲みながら読書をし、時々他愛のない会話を行う光景)
八幡(由比ヶ浜と共に買い物に行き、はしゃぐあいつを苦笑いしながらも共に歩く光景)
八幡(それらの光景が現実的な形で浮かんだ)
八幡(だが・・・雪ノ下を選んだ場合には由比ヶ浜が、由比ヶ浜を選んだ場合に雪ノ下がそれらの光景には出てこなかった)
40 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:04:42.30 ID:/dqwGyRg0
八幡(俺は必死に各々の光景にそれぞれを当てはめようとした)
八幡(だが無理矢理に当て嵌めてもそこには嘗ての奉仕部の姿は無い)
八幡(それぞれの光景で選ばれなかった彼女たちは距離を取って俺と選ばれた方を見つめていた)
八幡(悲しさを秘めた羨望の表情で・・・)
八幡(傲慢な考えだと今でも思う)
八幡(自意識過剰と笑われるだろう)
八幡(だが俺がどちらかを選んで一歩進んだとして取り残された方はどうなってしまうのか)
八幡(俺ともう一人から距離を置き、やがては3人でいることが無くなってしまうのではないか)
八幡(奉仕部で過ごした時間がまるで夢だったかのように・・・)
41 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:05:22.69 ID:/dqwGyRg0
八幡(俺はそう考えてしまった)
八幡(一度袋小路に入ってしまった俺の思考は、結局そこを抜け出すことが出来なかった)
八幡(そして約束の期日)
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荒巻@中の人 ★
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