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【R-18】比企谷八幡は選べない
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42 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:05:58.58 ID:/dqwGyRg0
八幡(俺は結局どちらも『選べなかった』)
43 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:06:40.96 ID:/dqwGyRg0
八幡(あの時の悲しみと失望が混じった二人の表情は今も脳裏に焼き付いている)
八幡(その後、今に至るまで俺は二人と直接顔を合わせていない)
八幡(卒業式などで遠くから二人を見たりはしたが、話しかけることは終ぞなかった)
八幡(・・・・・俺は怖かったんだ)
八幡(修学旅行の時の様に俺の行動で奉仕部が壊れかかった時の様になることが)
八幡(俺は思考のどこかで奉仕部の関係が卒業後も続いていけばいいと思っていたのかもしれない)
八幡(奉仕部が終わりを迎えようとする中で俺はそこで手に入れたものに縋り付いていたかったのだろう)
44 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:07:31.28 ID:/dqwGyRg0
八幡(結局のところ俺は臆病者で卑怯者、そして愚か者だ)
八幡(俺の決断を下せなかった事が、選べなかったことが奉仕部に本当の意味での終わりを告げた)
八幡(大切にしてたもの、そして大切にし続けようとしていたものを俺は壊してしまった)
八幡(あれから3か月)
八幡(俺は新たな一歩も踏み出せないまま、あの場所に取り残されたままである)
45 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:08:37.55 ID:/dqwGyRg0
========================================
【大学】
優美子「沙希〜、ヒキオ〜二人って明日空いてる?」
沙希「明日は・・・昼からバイトだけど」
八幡「俺も予定がある・・・忙しい」
優美子「ヒキオはいいとして・・・そっか〜沙希はバイトか〜」
八幡「いや・・・三浦さん、俺も明日は予定が・・・・・」
優美子「どうせ一日中だらけて過ごすとかでしょ?」ギロリ
八幡「うっ・・・・・ハイソウデス・・・」
沙希「で、何するつもりなん?」
46 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:09:23.90 ID:/dqwGyRg0
優美子「いや、夏物買いに渋谷か原宿方面に行こうと思ってさ。何なら沙希も一緒にって思ったんだけど・・・」
沙希「そうか・・・悪いね、流石に前日じゃあ休み取るのは無理だよ」
優美子「あ〜、いいのいいの。前日に言いだしたあーしが悪いんだし」
八幡「そうですね。って事で俺も」
優美子「ダメに決まってるっしょ」
沙希「そうだね、ダメだね」
八幡「あの・・・俺の意思は」
優美子「別に荷物持ちだけさせるつもりはないし。ヒキオの服、あーしが選んであげる」
八幡「へ?」
47 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:10:05.89 ID:/dqwGyRg0
優美子「だってヒキオ、着てる服ユニ○ロかしま○らのやつばっかじゃん」
八幡「何を言うか、どっちも財布にやさしく種類も豊富。決して恥じることなんて無い」
沙希「いや流石にそればっかっていうのは・・・」
優美子「そうそう、あんた目を除けばそこまで悪くないんだからさ。少しぐらいいい服持っててもいいじゃん?」
八幡「お・・・おう」
優美子「って事でヒキオは明日あーしに付き合う事、いいね」
沙希「まあ、行ってきなよ。どうせあんたの事なんだから渋谷とか行った事無いんでしょ?」
八幡「失礼な、渋谷は受験の時に行った事はある」
沙希「・・・それって違うんじゃないの?」
48 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:10:31.02 ID:/dqwGyRg0
========================================
【翌日・原宿表参道】
八幡「やばいな・・・人が多すぎだろ、マジで」
優美子「まあ土曜だしこんなもんじゃん?」
八幡「一人でならもう決して来ないな」
優美子「またそんな事言って。とにかくまずはあーしの服選びに付き合ってもらうよ」
八幡「へいへい」
49 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:10:58.52 ID:/dqwGyRg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【服屋】
優美子「ねえ、ヒキオ。これどう思う?」
八幡「まぁ・・・いいんじゃねえの?」
優美子「ヒキオ、適当過ぎ。ちゃんと感想言えし」
八幡「いや・・・その・・・俺が言っても、なあ」
優美子「いいから、言って」
八幡「そうだな・・・お前はスタイル良いしそういう服似合うと思うぞ」
50 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:11:36.94 ID:/dqwGyRg0
優美子「そ、そう?」
八幡「足も長いし、胸もある。どっちかというとモデル体型だしな」
優美子「〜〜〜〜〜///」
八幡「まあ、お前が着る服ってギャルっぽいのが多いから逆をついて清楚っぽいワンピースとかでもいいと思うぞ」
優美子「うるさい!ヒキオの意見なんか聞いてないし!!」
八幡「いや感想言えって言ったの三浦さんですよね?」
優美子「うるさい!これ買ったら次はヒキオの服選びに行くし!!」
八幡「わかった、わかったから引っ張るな」
51 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:12:04.93 ID:/dqwGyRg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【別の服屋】
八幡「こ、これでいいのか?」
優美子「やっぱし、あんたそれなりの服着れば中々じゃん」
八幡「いや俺のモットーとしては出来る限り目立たない感じで・・・」
優美子「はいはい、戯言はいいから次はこれ!」
八幡「あの・・・俺の意見は?」
52 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:12:47.58 ID:/dqwGyRg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【表参道・路上】
優美子「ねぁヒキオ、お昼ご飯どうする?」
八幡「サイゼ」
優美子「は?さすがにここまで来てサイゼは無いっしょ」
八幡「じゃあどうすんだよ。自慢じゃないが俺にハイソな店を期待しても無理だぞ?」
優美子「えーっと・・・じゃあ・・・・・あ、あそこの喫茶店なんかどう?」
八幡「あ?うん、いいんじゃね?」
優美子「じゃあ入るし」カランカラン
53 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:13:15.80 ID:/dqwGyRg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【喫茶店】
八幡(やべえ、入ったはいいが思った以上に高そうだ)
優美子「うわ〜ヒキオ見て。これ椅子や机から全部アンティークだし」
八幡「メニューも見たが、結構高そうだな・・・」
優美子「ま、いいか。軽く食べるぐらいなら大丈夫っしょ」
八幡「そうだな・・・俺はクラブハウスサンドイッチとカフェオレでいいや」
優美子「じゃああーしはパンケーキにロイヤルミルクティーで」
54 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:13:45.67 ID:/dqwGyRg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
八幡「ふぅ・・・結構な値段なだけあって味も良かったな」
優美子「そだね、今度は沙希も連れ来たいし」カランカランイラッシャイマセー
八幡(・・・・・ん?・・・あれは・・・雪ノ下と!・・・)
三浦「・・・・・隼人」ボソッ
八幡(店へと入ってきたカップル。それは雪ノ下雪乃と葉山隼人だった)
八幡(雪ノ下と葉山は同じ都内の国立大学に進学している)
優美子「・・・・・・・・」
55 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:14:16.26 ID:/dqwGyRg0
八幡(三浦は黙り込み葉山と雪ノ下の方を見つめている)
八幡(丁度向こう側からは見えない位置に座っていたため二人は俺たちに気付かなかった)
八幡「・・・・・」
八幡(三浦は卒業の直前に葉山に告白し、振られている)
八幡(共に席に着く葉山と雪ノ下を見てどのような心情なのか・・・その表情を見れば痛い程理解できた)
八幡(かく言う俺も・・・)
八幡「三浦、そろそろ出るぞ」
優美子「あ・・・うん」
八幡(俺は三浦の手を引き喫茶店を出た)
56 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:14:46.34 ID:/dqwGyRg0
八幡(しばらく無言のまま歩き続けていると、不意に三浦が口を開いた)
優美子「あーしさ、何となく隼人は雪ノ下さん好きなんじゃないかって思ってた・・・」
優美子「それでも・・・隼人の事諦められなくて・・・卒業の直前に告ったんだ・・・・・」
八幡「・・・・・知ってる」
優美子「そう・・・あーし、それで諦めが付いたと思ってた・・・でも・・・・・」
八幡(三浦は涙を流し始めた)
優美子「あーし・・・最初から雪ノ下さんに勝ち目無かったのかな?」
57 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:15:25.86 ID:/dqwGyRg0
優美子「二人が幼馴染なのは知ってる・・・・・でも!・・・・・」ポロポロ
八幡(葉山の雪ノ下への想いは、恐らく三浦と出会ったころには既に完成していたのだろう)
八幡(既に想っている相手がいる人間を好きになる事、これは負けると分かっていて勝負を挑むと同意なのかもしれない)
八幡(三浦が葉山の雪ノ下へ対する想いに気付いたのがいつかは知らない)
八幡(叶わぬかもしれない想いを秘めその男に接する事がどれだけ辛かっただろう?)
八幡(俺は三浦の手を引き、人通りの少ない脇道へと入った)
58 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:15:55.68 ID:/dqwGyRg0
優美子「え?ヒキオ・・・?」
八幡(俺は三浦の頭に手を乗せ、撫でた)
八幡「お前は頑張ったよ、三浦。どうせならここで思いっきり泣いて全部忘れちまえ」
優美子「・・・あ」
八幡(すると三浦は俺の胸に顔を埋めた)
優美子「ごめん・・・ヒキオ・・・少し借りる・・・」
八幡(そう言うと三浦は泣き出した)
八幡(通行人が訝しげな表情でこっちを見てきたが気にしたら負けだ)
八幡(俺は三浦が泣き止むまで胸を貸し、頭を撫で続けた)
59 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:16:23.59 ID:/dqwGyRg0
========================================
【帰りの電車】
優美子「・・・・・忘れろし」
八幡「・・・は?」
優美子「だ・か・ら!今日の事は忘れろって言ってんの!!」
八幡「お、おう・・・わかった、わかったから睨むな」
優美子「もし誰かに言ったらあんたを殺すし」
八幡(嫌だなー、怖いなー、死にたくないなー)
60 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:16:51.06 ID:/dqwGyRg0
八幡「ふっ・・・残念だが三浦。俺に何かを話すような友達はいない」
優美子「は?少なくとも二人いんじゃん。あーしと沙希」
八幡「・・・・・」
優美子「どうしたん?そんなハトが豆鉄砲喰らった様な顔して?」
八幡「あ?いや・・・何でも」
優美子「あと結衣あたりには知らせないでよ。あの子何かの拍子ですぐ喋っちゃいそうだし」
61 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:17:22.74 ID:/dqwGyRg0
八幡「・・・・・それに関しては心配はいらない」
優美子「・・・・・・」
八幡(三浦が訝し気に俺の顔を覗き込んできた)
優美子「・・・・・あんさ、ヒキオ・・・結衣と何かあった?」
八幡「!!」
優美子「何かさ・・・結衣卒業間際になって急に様子がおかしくなってさ・・・ほら、空元気ってやつ?」
八幡「・・・・・そうか」
62 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:17:48.21 ID:/dqwGyRg0
優美子「最初はあんたと雪ノ下さんが付き合って失恋したらかとも思ったんだけど、結衣と雪ノ下さん卒業式の時も一緒にいたし・・・」
八幡「・・・・・」
優美子「って言うか・・・ヒキオと奉仕部の間で何かあった?」
八幡「・・・・・」
優美子「・・・・・ごめん」
八幡「別に・・・謝る事は無えよ・・・」
優美子「うん・・・それって、あーしと沙希にも話せない様な内容なわけ?」
63 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:18:21.45 ID:/dqwGyRg0
八幡「別に・・・そういう訳ではないが・・・・・」
優美子「そう・・・・・」
八幡「・・・・・」
優美子「・・・・・」
八幡「・・・・・悪い、まだ気持ちの整理が済んで無えんだ」
優美子「・・・・・そ」
八幡「だから・・・・・整理出来たら・・・その・・・話す」
優美子「わかった・・・・・ま、期待せずに待ってるし」
64 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:18:56.27 ID:/dqwGyRg0
八幡(その後、最寄りの駅に付くと俺は三浦と別れた)
八幡(まさか俺が泣く三浦に胸を貸すとは・・・高校時代を考えれば想像も出来ないな・・・)
八幡(そして雪ノ下と葉山・・・)
八幡(やっぱり付き合ってのだろうか・・・)
八幡(自分の行いが奉仕部を壊す切っ掛けとなっておきながら、あの光景を見るのは胸が痛む)
八幡(同時に雪ノ下雪乃という存在が自分にとって大きく大切な存在であった事を再認識した)
八幡「・・・我ながら醜悪で未練がましいよな・・・・・」
八幡(俺はそう吐き捨てると駅から出た時に買ったブラックコーヒーのプルタブを開き、中身を口に含む)
八幡「苦え・・・」
八幡(久々に飲んだブラックコーヒーは過ぎ去りし青春の味がした)
65 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:19:28.54 ID:/dqwGyRg0
========================================
【千葉】
沙希「悪かったね・・・わざわざ付き合わせたりして」
八幡「別に、構わねえよ。さーちゃんにはいつも美味い料理ご馳走になってるからな」
沙希「う、うっさい!さーちゃん言うな!!///」
八幡(俺は今、川崎と共に千葉に帰って来ている)
八幡(とある金曜日、川崎に『実家に帰るって電話したら時にけーちゃんにあんたの事を話したら会いたいってごね始めてさ。悪いんだけど一緒に来てもらえない?』と誘われたからだ)
八幡(丁度、俺も実家に取りに行きたいものもが有るのと同時に、久々に愛しの小町に会いたかったので同道した訳だ)
八幡(因みに三浦はバイトで来れなかった)
66 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:20:05.94 ID:/dqwGyRg0
八幡(実家で用を済ませ、小町を愛で、川崎の家に向かったのだがここで問題が発生した)
八幡(小町が川崎家に行きたいと言い出したのである)
八幡(小町と過ごす時間が増えるのは吝かではないが、川崎家には小町に付きまとう虫、そう大志がいるのだ)
八幡(俺による説得も空しく失敗に終わり、小町共々川崎家を訪れた)
八幡(川崎家では色々あった)
八幡(小町と共にけーちゃんを愛で、小町と共に川崎をさーちゃん呼びしてからかったり、川崎と小町が作った食事をみんなで食べ、大志のおかずを奪ったり、大志に嫌味を言ったり、大志に小町に必要以上近付くなと念を押したり、川崎に〆られたり、一色と小町に振り回される大志を慰めたり・・・)
八幡(何だかんだで楽しい時間を過ごした俺たちは帰途へとついた)
67 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:20:44.06 ID:/dqwGyRg0
八幡(今は小町と別れ、川崎と共に駅を目指し歩いている)
八幡「しかしけーちゃんが小学生か・・・時が流れるのも早いな・・・」
沙希「何を年寄みたいな事言ってんのさ」
八幡「いや・・・俺たちも来年には二十歳だろ?こう考えると子供でいられる時間て、もう長くは無いんだなって思ってな」
沙希「・・・・・」
68 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:21:15.44 ID:/dqwGyRg0
八幡(二十歳になれば日本では成人として扱われる)
八幡(だが本当に『大人』になるのは一体いつなんだろうか?)
八幡(それは人によって意見は異なり、『高校を卒業すれば大人』という者もいれは、『二十歳を超えれば大人』、『社会人になったら大人』という者もいる)
八幡(そして少数ではあるが『結婚したら大人』、『人の親になったら大人』という者もおりその定義は明確に定まっていない)
八幡(俺はふと、昔見た大長編ドラえもんの主題歌を思い出した)
69 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:21:57.75 ID:/dqwGyRg0
八幡(ああ、俺はどうして大人になるんだろう・・・)
八幡(専業主夫になりたいと公言して憚らない俺だが、それがすんなりと実現するとは思っていない)
八幡(普通の大学生ならば大学在学中に就職活動を行い、就職し、社畜として社会に出る)
八幡(俺自身ももし就職すれば、勤める会社によっては生まれ育った千葉から遠く離れなければならないかもしれない)
八幡(こうやって帰ってくることも中々出来なくなるかもしれない)
八幡(だからこそ、万感の思いを込めて俺は言いたい)
70 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:22:30.90 ID:/dqwGyRg0
八幡「千葉よ!俺は帰ってきたぁぁぁーーーーー!!!」
沙希「・・・・・あんた、とうとう頭おかしくなった?」
八幡「・・・・・いや、俺の中の千葉愛が迸る衝動に感化され叫べと・・・」
沙希「何訳のわかんない事言ってんの?変な行動してたら警察に捕まるよ。警官が新歓の時のような人ばかりとは限らないんだから」
八幡「そうだよな・・・てかあの巡査部長さんやけに声が渋かったよな。CV.中○譲治ってくらいに」
沙希「・・・あんたが何言ってるのか良く分らないけど、渋くて迫力のある声だったのは認めるよ」
71 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:22:58.19 ID:/dqwGyRg0
八幡(俺と川崎は他愛の無い会話をしながら駅へと歩く)
八幡(そのおかげかあまり他の事を考えずに済んだ)
八幡(俺はこの千葉を愛している)
八幡(だが、黒歴史や嫌な思い出も多い)
八幡(そして・・・苦い思い出も)
八幡(そうこうしてる内に、駅の近くへとたどり着いた)
八幡(既に日は西に沈みかけている)
72 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:23:27.33 ID:/dqwGyRg0
沙希「そう言えば、あんた夕食はどうすんの?」
八幡「サイゼ」
沙希「即答だね・・・まあ、たまにはいいけど・・・」
八幡「まあ、向こうに付いてからでいいだろ?」
沙希「そうだね」
八幡(会話を終え、視線を前に戻す)
八幡(すると駅前に見覚えのある人影が・・・)
73 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:24:24.07 ID:/dqwGyRg0
八幡「!!」
八幡(そこには・・・天使が降臨していた)
八幡(思わず『戸塚〜』と叫びながら駆け寄りたい衝動にかられた)
八幡(だが戸塚に近づいた見覚えのある姿が俺のそれを思い留まらせた)
八幡「・・・・・由比・・・ヶ浜」
八幡(意図せず、その名が口から零れた)
八幡(戸塚に近づいた人物、それは由比ヶ浜結衣だった)
74 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:24:52.31 ID:/dqwGyRg0
沙希「あれって・・・戸塚と、由比ヶ浜・・・だよね?」
八幡(川崎も気付いたようで、俺共々二人の様子を伺っている)
八幡(二人は一通りの挨拶を済ませると、繁華街の方へと姿を消した)
八幡「・・・・・帰るか」
沙希「え?・・・ああ・・・・・うん」
75 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:25:26.56 ID:/dqwGyRg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【八幡たちの下宿先の近くのサイゼ】
沙希「ねえ・・・由比ヶ浜と何か・・・あったの?」
八幡「・・・・・何でそう思うんだ?」
沙希「いや・・・だってあんたの戸塚への執着・・・知ってるからさ。由比ヶ浜がいる位でそれをやめるっておかしいなって思って・・・」
八幡(三浦もだが、女っていうのはこうも勘が鋭いものなのか?)
八幡「・・・・・」
沙希「・・・沈黙は肯定と受け取るよ」
76 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:26:05.50 ID:/dqwGyRg0
八幡「・・・・・色々あったんだよ・・・色々と」
沙希「どういう内容かまでは話せない?」
八幡「・・・・・・悪い、今は話せそうもない」
沙希「・・・そうか・・・・・」
八幡(沈黙が流れる)
八幡(何か話さなければと思ったが、どう言葉を紡げばいいのかわからない)
沙希「あのさ・・・」
八幡(そして沈黙を破ったのは川崎の方だった)
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/11/07(土) 11:26:07.48 ID:CTl2cUB60
八幡がボコられる話とかクソだろ2度と書くな
78 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:26:41.57 ID:/dqwGyRg0
沙希「あの二人・・・付き合ってんのかな?」
八幡「・・・・・さあな」
沙希「連絡とか取ってないの?」
八幡「戸塚とは時々・・・でもそんな素振りは見せてなかった」
沙希「・・・・・そう」
八幡(川崎はそう言うと、少し冷めてしまった若鳥のグリルを口に運んだ)
沙希「あんたさ・・・」
79 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:27:11.45 ID:/dqwGyRg0
八幡「・・・何だ?」
沙希「何か相談したいことがあったら・・・気兼ねなく言いなよ」
八幡「・・・?・・・どうしたんだ、急に?」
沙希「いや・・・その・・・・・アンタノコトシンパイダシ・・・・・」
八幡「・・・?・・・悪い、最後の方がよく聞こえなかったんだが・・・」
沙希「〜〜〜〜〜///う、うっさい!とにかく、何かあったら報告する事!いいね!!」
八幡「お、おう・・・」
80 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:27:54.65 ID:/dqwGyRg0
八幡(食事を終えると、俺たちは別れた)
八幡(今日の感想はというと、何とも形容し難いものであった)
八幡(川崎と共に行った千葉への帰還、それに小町を含めた川崎家訪問は間違いなく楽しかったと断言できる)
八幡(だが由比ヶ浜が戸塚と一緒にいた事、これが俺に何とも言えない感情を残していった)
八幡(何故か)
八幡(『戸塚が由比ヶ浜に会っていた』事ではなく『由比ヶ浜が戸塚に会っていた』という事に俺がショックを受けていたからだ)
81 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:28:30.77 ID:/dqwGyRg0
八幡(別に俺は由比ヶ浜と付き合っていたわけではない)
八幡(だがこの感情は雪ノ下が葉山と一緒にいた時に感じたものと同じものだった)
八幡(やはり由比ヶ浜結衣も雪ノ下雪乃と同じく俺にとっては大切な存在であったという事だろう)
八幡(本来ならば前に進みだしたあいつらを祝福しなければならないのかもしれない)
八幡(だが俺の心を支配するのはモヤモヤとした澱みのみ)
八幡「・・・・・進めていないのは俺だけか・・・・・」
八幡(やはり俺だけが、取り残されたままだ・・・・・)
82 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:29:02.67 ID:/dqwGyRg0
========================================
八幡(それからはあっという間に過ぎていった)
八幡(大学での授業、週末の飲み、様々な場所への外出)
八幡(その多くを川崎と三浦と共に過ごした)
八幡(何だかんだでこの二人といるのは居心地が良い)
八幡(二人が大切な存在になり始めている)
八幡(俺はそう思い始めていた)
八幡(だが同時に一つの疑問が俺の頭にこびり付いて離れなかった)
八幡(『俺は二人を雪ノ下や由比ヶ浜の代用品と無意識に思っているのではないか』)
83 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:29:31.31 ID:/dqwGyRg0
八幡(当然、二人はあいつらとは性格、容姿、考え方も違うし、あの時は高校生、今は大学生だ)
八幡(だが男1人、女2人という状況が否応なく『奉仕部』というものを連想させてしまう)
八幡(たったそれだけの事であるのに・・・・・)
八幡(二人といることを、奉仕部に当てはめてしまう俺がいる)
八幡(俺は改めて自分の醜悪さ、そして未練がましさを嫌悪した)
八幡(そして俺はこの関係も奉仕部の時の様に壊してしまうのではないかという恐怖を抱いていた)
八幡(そんな中、俺たちは1年前期のテスト期間を終え、いつも通り俺の家で飲み会をする運びとなった)
84 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:29:59.96 ID:/dqwGyRg0
========================================
【八幡のアパート】
八幡沙希優美子「「「かんぱ〜〜〜い」」」ゴクゴクゴク、プッッハ~~~
優美子「あー美味し・・・テストも終わったから酒の美味さもひとしおだし」
八幡「ああ、それに夏休みにも入るしな・・・これでやっとダラダラできる」
優美子「は?ヒキオ、何言ってんの?夏休みなんだから海行ったりバーベキューとかするんだからダラダラする暇なんて無いっしょ」
85 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:30:31.10 ID:/dqwGyRg0
八幡「あの・・・三浦さん?それには俺も含まれるんですか?」
優美子「当たり前だし」
沙希「バーベキューか・・・3人でするのもなんだからけーちゃんや大志、それに小町を呼んでもいいかもね」
八幡「小町は是非に、けーちゃんもOK、だだし大志、あいつはだめだ」
沙希「・・・・・・・・・」
八幡「痛い!痛い!!川崎さん頼むから無言ほっぺ引っ張んないで!!!」
優美子「あはははーーー、ヒキオの顔キモ過ぎー」
86 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:31:10.07 ID:/dqwGyRg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
沙希「ほら、あんた」ス
八幡「これは?」
沙希「オイルサーディーンのパスタ。今夜は結構飲みそうだから空きっ腹で飲むと明日辛いと思って・・・」
八幡「おう・・・悪いな。ありがたく頂く」チュルチュルモグモグ
沙希「・・・・・どう?」
八幡「美味い」
沙希「・・・・・ホッ・・・」
87 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:31:44.88 ID:/dqwGyRg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
八幡「・・・・・何ぞ、これ?」
優美子「カルーアのリキュールをヒキオの好きなマックスコーヒーで割ったやつ」
八幡「いや・・・マッカンが入ってたのはで分かったが・・・これ平気なのか?ジョッキにまるまる入ってるし・・・」
優美子「いいから飲むし!!」ムリヤリノマス
八幡「〜〜〜〜〜〜!!!」ゴクゴクゴク
88 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:32:14.68 ID:/dqwGyRg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
八幡(飲み会は何の問題もなく進んでいった、川崎が料理を作り、三浦が場を盛り上げ俺に対して無茶振りし、俺が被害に遭う)
八幡(言いたいことは多少あるが、楽しく、そして穏やかな時間が過ぎていった)
八幡(そしてこのまま終わると俺は思っていた)
八幡(三浦がそれを口にしたのは日付が替わろうとしていた時である)
89 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:32:45.93 ID:/dqwGyRg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
八幡(うぅ〜〜〜・・・・・カルーアのマッカン割が思った以上にキいてる・・・二日酔いにならなけらやいいが・・・)
優美子「ねえ・・・・・ヒキオ?」
八幡「あ〜〜〜・・・何だ?三浦・・・・・」
優美子「この前聞いた事・・・・・今夜、話せない?」
90 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:33:11.57 ID:/dqwGyRg0
八幡(その言葉を聞いた時、俺は思わず固まってしまった)
八幡(それまでの酔いが、急に冷めていく感覚さえ覚える)
優美子「この前に沙希と二人が帰省した時の話聞いてさ、沙希にも同じような事言ったんでしょ?」
沙希「それにあんたあたし達といる時、楽しんではいると思うんだけど・・・その・・・・・時々悲しそうに笑うんだよね・・・・・・・何か自嘲した風に」
八幡「・・・・・・・・」
91 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:33:43.52 ID:/dqwGyRg0
優美子「やっぱり奉仕部で何かあったん?」
八幡「・・・・・・・・・」
沙希「流石に自由登校の時期だったから詳しくは分らないんだけど、その前と卒業式の時のあんたの雰囲気、全然違ったからさ・・・その時に何かあったんじゃない?」
八幡「・・・・・・・・・・・」
優美子「別に面白がって聞いてる訳じゃ無いよ。でもヒキオさ、あの時すごく苦しそうだった」
八幡「・・・・・あの時?」
優美子「原宿行った時・・・」
八幡「・・・・・・・」
沙希「あたしも千葉行った時の帰りのあんた・・・・・苦しそうに見えた」
八幡「・・・・・・」
92 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:34:10.06 ID:/dqwGyRg0
優美子「別にヒキオが話したくないんならば無理強いはしない」
沙希「でも、もし、あたし達で力になれるのならば力になりたい。だって」
93 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:34:37.58 ID:/dqwGyRg0
優美子「あーしたち、友達でしょ?」
沙希「あたし達、友達でしょ?」
94 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:35:13.41 ID:/dqwGyRg0
八幡(その言葉を聞いた時、俺の体に電撃が走ったような感覚を覚えた)
八幡(三浦がそう思ってくれているのは知っていた)
八幡(だが、川崎までそう思ってくれているとは知らなかった)
八幡(それで、二人は俺の力になりたいという)
八幡(あまり感じた事の無い感情が胸を支配した)
八幡「・・・・・・別に面白い話じゃ無えぞ」
八幡(俺はそう前置きをし、独白を始めた)
95 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:35:50.22 ID:/dqwGyRg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
八幡(俺は話した)
八幡(雪ノ下と由比ヶ浜にどっちを選ぶか答えを出して欲しいと言われたことを)
八幡(二人との関係を守りたいあまり、どっちも選べずに奉仕部を壊してしまったことを)
八幡(川崎と三浦を二人の代用品として無意識に見ているのではないかと思っている事を)
八幡(そして、あの日から一歩も前に進めず、取り残されていることを・・・)
八幡(胸の奥に溜め込んだ心情と言葉を全て)
96 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:36:18.44 ID:/dqwGyRg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
八幡「・・・っていう事だ。どうだ、軽蔑したか?」
沙希優美子「「・・・・・・・・・・・」」
八幡「俺は・・・卑怯で臆病、そして未練がましく醜悪な愚か者だ・・・」
沙希優美子「・・・・・・・・・・・・・」」
八幡「こんな俺だ・・・お前たちが失望してもおかしくはない」
沙希優美子「「・・・・・・・・・・・・」」
八幡「殴るなり、蹴るなり、好きにしてくれ・・・目の前に現れてほしくないなら・・・出来る限りそうする」
沙希「・・・・・・・」ス
八幡(川崎が唐突にハンカチを差し出した)
97 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:37:03.29 ID:/dqwGyRg0
八幡「へ?」
沙希「比企谷・・・これ、使いな」
八幡「え?・・・ハンカチなんて、何に使うんだよ?」
沙希「だって・・・・・・・・アンタ・・・泣いてるじゃない」
八幡「!!!」
八幡(俺はその時、はじめて両目から涙が溢れているのに気付いた)
優美子「・・・・・ヒキオ・・・あんた馬鹿だよ」
八幡(不意に三浦が俺の隣に座り、頭を撫で始めた)
優美子「・・・辛かったね・・・・・そして・・・頑張ったね」
八幡「・・・・・・・・あ」
八幡(その瞬間、長い間堰き止められていた俺の感情が決壊した)
八幡(二人の目があるにも関わらず泣き喚いた)
八幡(そんな俺に対して、三浦は頭を撫で続け、川崎は背中を擦ってくれた)
98 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:37:37.48 ID:/dqwGyRg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
八幡「・・・・・・・忘れろ」
沙希優美子「「・・・・・は?」」
八幡「頼むから、俺が泣き喚いたことは忘れてください」
八幡(散々泣き喚き、終わると新たな黒歴史を二人に見られた事に気付き、羞恥心マックスな俺は土下座に近い格好で二人に乞いた)
99 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:38:04.87 ID:/dqwGyRg0
優美子「いや・・・忘れるも何も、この事はあーしは胸に仕舞っておくつもりだけど・・・」
沙希「そうだね、友達の心情の吐露をおいそれと喋るような節操無しにはなりたくないし・・・」
八幡「お・・・おう・・・・・その・・・・・ありがとう」
優美子「へへっ・・・まあヒキオも今夜は泣き疲れたっしょ。あーしたちはそろそろ帰るね」
沙希「うん・・・戸締りとかしっかりしなよ。片づけは一通り済ませたから・・・風邪ひかないようにゆっくり休みな」
100 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:38:33.53 ID:/dqwGyRg0
八幡「・・・・・・・・・・・おう、それじゃあな」
優美子「うん・・・・・またね」
沙希「・・・・・またね」
八幡(二人が帰ると俺は鍵を閉め、ベッドへと倒れこんだ)
八幡(そして肉体的精神的両方の疲労に襲われ、微睡に沈んでいった)
101 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:39:00.92 ID:/dqwGyRg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【帰り道】
優美子「・・・・・・・・・・・・・・・」
沙希「・・・・・・・・・・・・・・・・」
優美子「・・・・・・・ねえ、沙希」
沙希「・・・・・?何、優美子?」
優美子「沙希ってさ、ヒキオの事どう思ってんの?」
沙希「えっ!・・・その・・・・・あたしは・・・」
優美子「あーしはさ・・・・・ヒキオが好き」
沙希「・・・・・え?」
102 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:39:34.05 ID:/dqwGyRg0
優美子「新歓で助けてもらったのがきっかっけでいい奴だなって思ってさ」
優美子「普段一緒にいても楽しいし・・・」
優美子「隼人が雪ノ下さんとデートしててあーしが泣いた時も慰めてくれて・・・」
優美子「気付いたら・・・・・あーし、ヒキオの事好きになってた」
沙希「・・・・・・・そう」
優美子「あーしさ・・・沙希の事、大切な友達だって思ってる」
沙希「・・・・・?」
優美子「だから教えて・・・沙希はヒキオの事を、どう思ってんの?」
沙希「あたしは・・・・・比企谷が・・・・・好き」
103 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:40:09.00 ID:/dqwGyRg0
優美子「・・・・・・・・そっか」
沙希「高校の時にさ・・・あたしも助けてもらって・・・・・・」
沙希「奉仕部の二人ほどじゃあないけど・・・交流持って・・・・・気付いたら好きになってた」ポロポロ
優美子「・・・・・はっ!何がぼっちだし!こんな美女二人に好かれておいて!!」
沙希「ちょ・・・優美子!!」
優美子「・・・・・でも奉仕部の事聞く限りじゃあ、ヒキオどっちかと付き合うって事を選べないでしょ?」
沙希「・・・・・そう・・・だよね・・・」グスッ
優美子「でも・・・あーしは一歩前に進みたい」
沙希「・・・・・・・・あたしも・・・一歩前に進みたい」
優美子「・・・・・・じゃあ一歩、進もうか?」
沙希「・・・・・え?」
優美子「あーしさ、考えたんだけど・・・・・」
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/11/07(土) 11:41:06.54 ID:CC7vHdyh0
しかしよくよく考えると雪結はとんでもない尻軽って事になるんだけど、それは良いのか?
105 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:41:06.76 ID:/dqwGyRg0
===============================
【翌日・八幡のアパート】
八幡「ふっあ〜〜〜・・・よく寝た」
八幡(夕べ、川崎と三浦に心情を泣きながら吐露し、疲れてそのまま寝てしまった)
八幡(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
八幡(ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーー!!!!!!)
八幡(恥ずかし恥ずかし恥ずかし恥ずかし恥ずかし恥ずかし恥ずかし!!!!!)バタバタバタバタバタ!!!
八幡「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・・はぁ・・・死にたい」
八幡(羞恥心から一通りジタバタした俺は時間を確認しようとスマホを手に取る)
106 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:41:45.55 ID:/dqwGyRg0
八幡(羞恥心から一通りジタバタした俺は時間を確認しようとスマホを手に取る)
八幡(見ると既に昼の十二時を回っていた)
八幡「・・・・・ずいぶん寝たな・・・・・ん?」
八幡(メールが2通来ている・・・・・三浦と川崎から!?)
八幡「内容はどっちも『起きたらメール下さい』って・・・・・なにこのシンクロ?」
八幡(そんなこんな言いながらも二人に起きた事を記したメールを送る)
八幡(すると『今から行きます』と返信が来た)
八幡(・・・・・・・多分、拒否れないよな・・・・・)トオイメ
八幡(・・・・・二人も来ることだしシャワーでも浴びるか・・・そのまま寝ちまったし)
八幡(酒飲んだから歯も磨いて・・・・・)
107 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:42:22.41 ID:/dqwGyRg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
八幡「ふ〜〜〜すっきりした・・・・・」ピンポーン
八幡「あ・・・はい、今開けます」ガチャ
優美子「ヒキオ!あんた寝過ぎだし!!」
八幡「お、おう悪い」
沙希「お、おはよう・・・・・比企谷」
八幡「おう・・・・・おはよう・・・」
優美子「あれ?ヒキオ、シャワー浴びた?」
八幡「あ?ああ、昨日浴びずに寝ちまったから・・・・・」
優美子「へぇ・・・・・それは好都合だし・・・」
八幡「は?」
108 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:42:59.31 ID:/dqwGyRg0
沙希「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜/////」モジモジ
八幡「・・・・・で?今日は一体何の用なんだ?」
優美子「あー・・・その・・・まずヒキオに聞きたいんだけど・・・」
八幡「何をだ?」
優美子「・・・・・ヒキオは一歩前に進みたい?」
八幡「・・・・・それが出来れば苦労はしねえよ」
優美子「ヒキオ、あーし達が聞きたいのは『進みたい』のか『進みたくない』のどっちかって事!」
八幡「・・・・・出来ることなら・・・進みたい」
優美子「・・・・・わかった。それじゃあこっち向いて」
八幡「何だ・・・・・!!」
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/11/07(土) 11:45:40.07 ID:bul2o4gTo
ここまでエロなしでこのクオリティか
期待してます
110 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:45:43.45 ID:/dqwGyRg0
八幡(振り向くと眼前には三浦の顔があったそして・・・・・)
八幡(三浦の唇が俺の唇に触れ、すぐに離れた)
八幡「な・・・え・・・・・三浦!?」
優美子「ヒキオ・・・あーしも一歩前に進みたい」
八幡(三浦の言葉に俺は面喰ってしまった)
沙希「あ、あたしも・・・・・一歩進みたい」
八幡(座ってモジモジしていた川崎も立ち上がり俺に向かった言い放った)
八幡「ど・・・どういうことだってばよ?」
111 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:46:16.02 ID:/dqwGyRg0
優美子「ちゃんと言わなきゃ分かんない?あーしも沙希も、ヒキオの事が好きだって事!!」
八幡「」
沙希「うん・・・・・あたしも・・・優美子も・・・あんたの事・・・その・・・・・好き、なんだ」
八幡(二人が告白する光景があの時の奉仕部と重なる)
八幡(三浦も川崎も・・・今の俺にとっては大切な存在だ)
八幡(だから・・・どちらかを選びどちらかを拒むことは出来ない・・・)
八幡(我ながらどうしようもないヘタレであると思うが・・・)
八幡「俺は・・・・・どっちか・・・選ぶことは出来ない」
112 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:46:44.47 ID:/dqwGyRg0
優美子「ふ〜ん・・・いいんじゃない?」
八幡「ファッ!?」
優美子「でも・・・どっちも選ばないって事は、両方選んだって事でもいいんだよね?」
八幡「ファファッ!!?」
優美子「って事は3人で付き合うんでいいよね、はい、決定!!」
八幡「ちょ、ちょっと待て!!なんだその滅茶苦茶な三段論法は!!?」
沙希「・・・だって比企谷、どっちかを選ぶことなんて出来ないんでしょ?」
113 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:47:18.53 ID:/dqwGyRg0
八幡「それは・・・」
優美子「どうせ告ったらあーしたちから離れればいいとでも考えてそうだし」
八幡(・・・・・否定できない)
優美子「だから、3人で付き合えば問題無いし。どっちも選べないしってことはどっちも選んだって事だし」
八幡「いやいやいや、その理屈はおかしい」
優美子「・・・・・それともヒキオはあーしたちの事、嫌い?」
八幡「・・・・・嫌いじゃ無えよ」
優美子「しゃあ好きって事ね。大丈夫じゃん」
八幡「また論理が飛翔したっ!!?」
114 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:47:50.62 ID:/dqwGyRg0
八幡(ダメだ・・・完全に会話のペースが三浦のものだ・・・)
八幡「いや、でも・・・世間一般に見て二股になるし・・・」
優美子「だから?」
八幡「は?」
優美子「世間一般とかどうでもいいし。大切なのはあーしたち納得してるか、どうかって事でしょ?」
八幡「いや、でも親とか友達とか・・・」
沙希「・・・・・それはその時考える」
八幡「おい」
115 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:48:19.40 ID:/dqwGyRg0
沙希「それに何だって犠牲は付き物でしょ?比企谷だったそうしてきたじゃん?」
八幡「いや、それとこれは違うと思うんだが・・・」
優美子「グダグダ言うな!で、どうなの?あーしたちと付き合うの!?」
八幡(三浦が正面から俺の肩を掴む)
八幡(その手は震えていた)
八幡(川崎の表情にも不安の色が浮かんでいる)
116 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:48:49.09 ID:/dqwGyRg0
八幡「・・・・・・・似たような事さっきも言ったが、世間一般的な幸せな恋愛関係になれないかもしれないぞ」
優美子「いーし、それにあーしたちの幸せはあーしたちが決めればいいし!!」
八幡「・・・・・本当にいいんだな?」
沙希「・・・・・うん」
八幡(俺は二人を見つめる)
八幡(二人は贔屓目に見てもいい女だ)
八幡(外見も、内面も)
八幡(ここまで想いをぶつけられたのは生まれて初めてだ)
八幡(・・・・・それでも、それが本心で有る事は俺でもわかった)
八幡(俺は覚悟を決める)
117 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:49:28.08 ID:/dqwGyRg0
八幡「三浦優美子さん!」
優美子「はい!」
八幡「川崎沙希さん!」
沙希「はい!」
118 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:49:55.66 ID:/dqwGyRg0
八幡「二人とも、好きです!俺と付き合ってください!!」
沙希優美子「「はい!!」」
八幡(こうして俺、比企谷八幡は三浦優美子と川崎沙希と恋人になった)
119 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:51:39.47 ID:/dqwGyRg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
八幡(シャワーの音だけが俺の部屋を支配する)
八幡(三浦と川崎は今、シャワーを浴びている)
八幡(・・・・・・・些か展開が早すぎませんかね?)
八幡(スイーツが好きな頭の悪そうなメロドラマだってもう少し時間置くぞ?)
八幡(これから行われるであろう事を想像する)
八幡(・・・・・どっちもエロい身体つきしてるからなぁ・・・)
八幡(上手くできるのか?俺のムスコの大きさで大丈夫か?二人も相手にして体力持つのか?)
八幡(体は強張り、同時に俺のモノもこれまでに無い程硬くなっている)
八幡(・・・・・てか、硬くなりすぎた事でテントがきつくなって痛い)
八幡(緊張のあまりそんな下らない事を延々と考えてしまう)
八幡(そうこう考えているうちにシャワーの音がやんだ)
120 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:52:57.44 ID:/dqwGyRg0
八幡(そして程無く、ユニットバスからバスタオルだけを身に着けた三浦と川崎が出てきた)
沙希「お、お待たせ・・・」
優美子「ってか、ヒキオ何で服着てんの!?早く脱げし!」
八幡「え・・・いいのか?」
優美子「いいのかって・・・脱がないと出来ないでしょ!?」
八幡「お、おう、確かにそうだな」
八幡(俺は身に着けていた寝巻のTシャツと短パンを脱いだ)
八幡「・・・・・」
沙希「・・・どうかした」
優美子「何でパンツ一丁で止まってんの?」
121 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:53:31.95 ID:/dqwGyRg0
八幡「いや・・・お前らも最後の一枚身に着けてるじゃん?俺だけ先っていうのも・・・」
沙希「えっ!!」
優美子「ふ〜ん・・・ヒキオ、先に裸になるのが怖いんだ?」
八幡「・・・・・しかた無えだろ・・・童貞なんだし」
優美子「じゃあさっきあーしとしたキスがファーストキス?」
八幡「・・・ああ、そうだよ」
優美子「へぇ・・・じゃあこういうのはどう?合図に合わせてみんなで全裸になるっていうのは?」
八幡沙希「「は!?」」
優美子「だってそれの方が公平じゃん?だってみんな初めてなんだし」
八幡(・・・三浦も初めてなのか・・・・・正直、意外だ)
122 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:54:14.18 ID:/dqwGyRg0
優美子「何、ヒキオ?あーしが初めてなのが意外だった?」
八幡「え・・・いや・・・・・その」
八幡(だから何でこんなに勘がいいんだよ!?)
優美子「ま、あーしが処女なのか本当なのかは後でわかるし、それでいい?」
沙希「うん・・・それでいい・・・・・」
八幡「川崎!?」
優美子「あとはヒキオだけだけど、どうする?自信無いの?」
八幡「・・・・・わかった、せーのでいいな?」
優美子「いいし」
沙希「いいよ」
八幡沙希優美子「「「せ〜の!!!」」
123 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:54:46.16 ID:/dqwGyRg0
八幡(そう言った瞬間、三浦と川崎が身に着けていたバスタオルが床に落ちた)
八幡(同時に俺も最後の一枚だったトランクスを脱ぎ捨てる)
沙希「ひゃう!」
八幡(川崎は俺の股間を見ると小さな悲鳴をあげた)
優美子「嘘っ、ヒキオの大きくない!?」
八幡(一方の三浦も俺の股間に目を向けたが、俺の逸物に興味津々な様子だ)
八幡(二人がそれぞれそんな反応をする中で、俺は)
八幡「・・・・・・・・・・・・・・」
優美子「・・・・・?ヒキオ、どうかした?」
沙希「・・・・・比企谷?」
124 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:55:22.04 ID:/dqwGyRg0
八幡(見惚れてしまった)
八幡(二人の裸体に)
八幡(二人がモデルのような体型で、性的に見ても魅力的な肉体の持ち主だという事は前々からわかっていた)
八幡(それでも、ここまで『美しい』と思うとは考えてもみなかった)
八幡(二人とも胸の大きさは平均と比べて大きい)
八幡(腰も生まれ持っての物か、努力の賜物か程良く縊れている)
八幡(臀部もふっくらと膨らみ、手足もすらりと伸びている)
八幡(そして何より、それらのバランスが良いのだ)
八幡(黄金比なんて簡単なものでは言い表せない)
八幡(そのバランスが三浦優美子としての、そして川崎沙希としての美をこれ程無く引き出していた)
八幡(それは唯一無二、そういう類の美しさだ)
125 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:56:01.13 ID:/dqwGyRg0
沙希「・・・・・比企谷?・・・どうかした?」
優美子「何、ヒキオ?ひょっとしてあーしらのカラダに見惚れちゃった?」
八幡「・・・・・ああ、そうだ」
沙希「ふぇっ!!」
優美子「へぇ・・・・・それで、感想は?」
八幡「・・・綺麗だ」
優美子「それだけ?もっと具体的には無いの?」
八幡「その・・・まず三浦だが、体の胸・腰・尻のバランスが凄くいい。どこの部位も形が良くて、個々で見ても体全身を見ても綺麗だって思っちまう」
優美子「そ、そう?/////」
126 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:56:35.14 ID:/dqwGyRg0
八幡「次に・・・川崎は、まずその胸が目に入る。大きいながらもしっかりと張ってて、腰もしっかりと括れている。手足も長いが・・・それらが互いに邪魔をせず調和している感じがして綺麗だ」
沙希「う・・・ありがと/////」
優美子「ヒキオ、沙希の感想の方が多くない?」
八幡「そうか?・・・悪い、初めてのことだから」
八幡(二人の体型を簡単に言い表すならば、三浦はプロモデルの様な体型、川崎はモデルも出来る美人アスリートの体型だと俺は思っている)
八幡(何となくの印象ではあるが・・・)
八幡(二人の裸体の美しさに思わず目移りしてしまう)
優美子「でも、ヒキオも結構引き締まったいい体してるし。鍛えてんの?」
八幡「いや・・・特に何もしてないが・・・・・」
沙希「そう・・・・・でも・・・格好いいよ、比企谷」
八幡「ん・・・サンキュ・・・」
優美子「うん、意外だよね。ヒキオがこんな格好いい体してるなんて」
八幡「悪かったな。どうせ俺はこの目で全てが台無しですよ」
優美子「拗ねない拗ねない、あーし見直したし・・・・・それに」
127 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:57:25.84 ID:/dqwGyRg0
八幡(三浦が唐突に俺の剛直に手を振れた)
三浦「こっちも・・・凄く立派」
八幡(三浦のその表情は初めて見るものだった。妖艶というか蠱惑的というか・・・少なくとも『少女』の表情ではない)
優美子「これからあーしと沙希、この硬いので貫かれちゃうんだ・・・」
沙希「・・・・・・・ゴクリ・・・」
八幡(三浦は舐めまわすような視線で、川崎はまじまじと俺の聳え立つモノを見つめた)
八幡(各々、これからコレを使って行う事を想像しているのだろうか?)
八幡「で・・・どうするんだ?これから?生憎、俺は童貞だからリードしろとか無理だぞ」
沙希「あ、あたしだって・・・・・」
優美子「まぁ・・・あーしも初めてだけど・・・まあこの中じゃあーしが一番できるかな?」
八幡沙希「「え?」」
128 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:57:58.45 ID:/dqwGyRg0
優美子「ファッション誌で得た程度の情報だけどね。無いよりはマシっしょ?」
八幡「まあ・・・無いよりはな・・・・・」
沙希「・・・・・優美子、そういうので情報得てたんだ・・・」
優美子「ま〜ね、沙希は見てなかったの?さすがにファッション誌持ってないって事は無いでしょ?」
沙希「あたしは・・・時々買ってはいたけど・・・・・弟や妹いるから、そういうページは破いて捨ててた・・・」
八幡「ま、仕方ないな。けーちゃんもいるし」
八幡(他愛の無い会話をしながらも三浦は触れている手の動きを止めない)
八幡(それにより俺のモノが更に硬くなるような感覚を覚えた)
優美子「じゃあ・・・ヒキオ」
八幡「ん・・・・・!!!」
八幡(三浦が再び俺の唇を奪う)
129 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:58:32.27 ID:/dqwGyRg0
八幡(だがそれはさっきのただ触れるだけのものとは違い、俺の口内に舌を侵入させ、貪るものだ)
八幡(俗に言うディープキスである)
優美子「はふぅ・・・ん・・・ちゅ・・・れろ・・・」チュパレロレロ
八幡「んっく・・・ちゅ・・・ん・・・・・ちゅく・・・」レロチュパレロ
八幡(俺の口内で互いの舌が絡まる)
八幡(俺が三浦に貪られるような状況だ)
八幡(俺は負けじと三浦の口内に自分の舌を侵入させようと試みる)
優美子「・・・・・・ん・・・はぁ・・・」レロレロレロ
八幡(三浦は俺の舌を口内に受け入れた)
八幡(そして今度は三浦の口内で舌が絡み合った)
八幡(俺と三浦はしばらく互いの口を貪りあった)
八幡(程無くして俺と三浦の唇が離れる)
八幡(互いの唇を繋ぐ唾液によって出来た糸が何とも艶めかしい)
優美子「・・・・・ん・・・ふはぁ・・・ヒキオ、案外やるじゃん、気持ち良かったよ」
八幡(三浦はそう言うと、人差し指で自分の唇を撫でた)
八幡(その表情は挑発的で、俺の劣情を刺激する)
130 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 11:59:31.26 ID:/dqwGyRg0
優美子「じゃあ次は沙希の番だね」
八幡(三浦はそう言うと、川崎の手を引き俺の前に連れてくる)
優美子「さあ、ヒキオの方が経験上なんだから沙希をリードしてやりな」
沙希「えっと・・・その・・・・・比企谷、よろしく・・・・・お願い・・・します」
八幡「お、おう・・・」
八幡(俺は川崎の両肩に手をかけると、川崎の唇に自分の唇を重ねた)
八幡(川崎のそれは緊張しているのか、強張りキュッと結ばれていた)
八幡「・・・・・ん・・・ちゅ・・・んん・・・」チュッ
沙希「・・・ちゅ・・・・・ん・・・」チュッ
八幡(俺はまず啄ばむ様なキスを川崎に断続的に行った)
131 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 12:00:24.81 ID:/dqwGyRg0
八幡(緊張で目を瞑った川崎の顔は羞恥と不安が色濃く出でいるが、それでもなお美しかった)
八幡(次に俺はキスに緩急をつけ始める)
八幡(ただ触れるだけの時もあれば、時に唇を吸い、川崎の唇を弄ぶ)
沙希「・・・・・ん・・・ふぅ・・・」チュッチュ
八幡(川崎が薄目で俺の表情を伺う)
八幡(頬を朱に染め、顔全体も上気してきている)
八幡(同時にキュッと結ばれていた川崎の唇にわずかな隙間が出来た)
八幡(俺はそれを見逃さず舌先を川崎の口内に侵入させた)
沙希「〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!/////」
八幡(驚きから川崎は目を見開くが、口内を貪るうちに熱に侵された様な目になっていく)
八幡(そして、川崎は俺の舌先を自分の舌先でチロチロと舐め始めた)
132 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 12:01:01.74 ID:/dqwGyRg0
八幡(最早、川崎の表情には緊張、羞恥、不安の色は無く、蕩けきったものとなっていた)
八幡(俺はそれを確認すると川崎の唇から自分の唇を離した)
沙希「あっ・・・・・」
八幡(川崎が名残惜しそうに俺の顔を見つめる)
八幡(どうやら思った以上に没頭し、そしてハマってしまった様だ)
優美子「どうだった?沙希?」
沙希「うん・・・凄く・・・・・気持ち・・・・・良かった」
八幡(川崎の人差し指と中指が自身の唇に触れる)
八幡(それはさっきの感触を懐かしんでいるかの様に思えた)
133 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 12:01:40.30 ID:/dqwGyRg0
優美子「じゃあ、こっからが本番だけど・・・・・どっちが先にする?」
八幡(本番・・・セックスの事だろう)
八幡(この調子だと三浦と先にする事になりそうだが・・・・・)
沙希「・・・・・・・・あたしが先にする」
八幡(川崎の意外な申し出に、俺は内心で驚いた)
沙希「だって・・・このままじゃ、ただ優美子の計画に載っかっただけじゃん?」
沙希「それに・・・・・比企谷のファーストキス、優美子に取られちゃたし・・・・・」
八幡(それはひどく子供染みた言い分にも聞こえた)
沙希「だから・・・あたしは比企谷の初めての女に・・・・・なりたい!」
八幡(だが先程まで蕩けていた瞳には何か・・・強固な意思が宿っている様に感じられた)
134 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 12:02:18.12 ID:/dqwGyRg0
優美子「ふ〜ん・・・・・いいんじゃない?」
八幡「三浦!?」
沙希「ごめん・・・・・優美子・・・でも、あたし・・・」
優美子「いいよ、沙希。あーしだって沙希に相談もせず、勢いに任せてヒキオのファーストキス奪っちゃったし」
沙希「うん・・・・・ごめん」
優美子「謝んなし。でもね、沙希」
沙希「・・・・・・何?」
優美子「この計画、あーし一人じゃ出来ないことなんだよ?沙希がいなくちゃ成立しない。それに沙希だからこの計画を持ちかけた」
沙希「あ・・・・・」
優美子「だからそんな自分を卑下すんなし。あーしたち、友達でしょ?」
沙希「優美子・・・・・ありがとう」
135 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 12:02:47.96 ID:/dqwGyRg0
優美子「ま、あーしは最初とか二番目とか気にしないし。だから二人でヒキオを骨抜きにしてやろ?」
沙希「うん・・・そうだね」
八幡「何、俺搾り取られちゃうの?ミイラになっちゃうの?」
優美子「ヒキオ、馬鹿な事言ってんじゃないし」
沙希「そうだね。でも心配しないで」
八幡(そして、二人の言葉が重なる)
136 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 12:03:15.90 ID:/dqwGyRg0
優美子「あーしたち無しじゃ、生きられない体にしてやるし」
沙希「あたし達無しじゃ、生きられない体にしてやるから」
137 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 12:03:48.28 ID:/dqwGyRg0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
沙希「ん・・・はぁ・・・・・っくぅ・・・・・」モミモミ
八幡(ベッドの上で川崎が悶えている)
八幡(その上には俺が覆いかぶさっており、川崎の双丘を弄んでいる)
八幡(掌に収まりきらないそれは、俺が手の力を入れるたびに形を変える)
八幡(またその先端にある突起は、硬く勃っており強烈に自己主張している)
八幡(俺は川崎の乳房に顔を近づけると、その乳首にむしゃぶりついた)
138 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/11/07(土) 12:04:30.24 ID:K8texxce0
量産型居酒屋
139 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 12:04:56.28 ID:/dqwGyRg0
沙希「ひぅっ・・・比企谷・・・・・赤ちゃんみたい」
八幡(川崎が俺の頭を撫でながら言う)
優美子「ヒキオっておっぱい好きなん?」
八幡(ベッドの下で待機している三浦が話に加わる)
八幡「ああ、大好きだ。それに男なら特殊な性癖の奴以外は総じておっぱいが好きだと思うぞ?」ペロッ
沙希「ひゃっ・・・」
優美子「そっか・・・大きさとか関係ある?」
八幡「いや、俺はあまりに気にはしないが・・・」チュー
沙希「ん・・・・・あぅ・・・・・」
優美子「大きいのは、好き?」
八幡「おう、大好きだ」ペロペロッ
沙希「あっ・・・・・・ん・・・くぅ・・・・・」
140 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 12:05:31.51 ID:/dqwGyRg0
優美子「そっか〜、あーしももう少し大きければ良かったかな〜。沙希程あーしの大きくないし」
八幡「三浦・・・・・そんな事言ったら全国の貧乳に殺されるぞ?」ハムハム
沙希「ふぁっ・・・・・あん・・・・・ひう・・・・・」
優美子「え〜でも、沙希の凄く大きいし」モミモミ
八幡(そう言うと三浦は川崎の胸を触り始めた)
沙希「ふぁん!!・・・・・あ、あんたたち・・・・・人の・・・ん・・・・・胸で・・・ひっ・・・遊ぶ・・な」
優美子「え〜、だって沙希のおっぱいすっごく触り心地がいいんだもん」コリコリ
八幡「そうだな、触り心地もいいし舐め心地もいい。これなら一晩中しゃぶってられる」ジュルルルーーー
141 :
◆MbLult/K69fv
[saga]:2015/11/07(土) 12:06:03.90 ID:/dqwGyRg0
八幡(俺は乳首をしゃぶりながら、手を川崎の股間へと持っていく)
沙希「ひぃやっ・・・・・ひ、比企谷・・・ん・・・・・どこ・・・触って・・・」
八幡(川崎のそこは湿気を帯びてきていた)
八幡(つまり、俺を受け入れる準備を整えつつあるという事だ)
八幡(それを確認し、俺は川崎の胸を弄るのをやめる)
沙希「え?・・・・・比企谷?」
八幡「川崎・・・・・お前の準備も大丈夫そうだから・・・そろそろ挿れたい」
沙希「あ・・・・・うん」コクリ
八幡(川崎は小さな声で頷いた)
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