【咲-Saki-】京太郎「小ネタ」姫子「日和!」3【たまにR-18】

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1 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/01/13(水) 08:53:47.67 ID:uiCPakRf0
・咲-Saki-の非安価 京太郎メイン 
・書き方適当 台本式の時もあれば地文ありのときもてきとー
・小ネタをただただ投下してくだけ感想に反応するときもしないときも
・適当にやって飽きたら落します
・シリーズものや単発ものなど適当に
・小ネタも募集いたします
・R-18も「たまに 1スレに1〜3ぐらいなんで過度な期待はしない方向で
・鬱とかなし!基本ほのぼの あってもヤンデレぐらいです
・更新頻度 気分次第

前スレ
日和1
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1438141429/
日和2
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1443931514/


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1452642827
2 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/01/13(水) 09:04:29.73 ID:uiCPakRf0
大阪⇒東京暮らしの京太郎
食の京太郎
モンハン
募集小ネタ
匂いシリーズ
ポンコツ
哩姫で何か
居候シリーズ
好感度
赤ちゃんは何処からくるの?
それぞれの甘え方

シリーズ物ってどんだけあるんだろう思ったらいっぱいやった、どれを書こうかね
続きみたいってのがあったら教えてなー もしくは別の高校でみたいとか
3 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/13(水) 09:37:01.41 ID:R1iDTYeTO
立て乙
哩姫で何か or食の京太郎見たいな
4 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/13(水) 11:07:26.44 ID:uQTmUx3Io
立て乙です
5 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/13(水) 11:14:18.21 ID:4Z7a3+H60
立て乙です
大阪⇒東京暮らしの京太郎の続きがみたい
6 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/13(水) 11:14:56.82 ID:cKHZS5ZeO
立て乙です
7 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/13(水) 11:16:13.33 ID:jjlsrvVYO
立て乙
同じく東京暮らしの京太郎続きみたい
8 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/13(水) 12:11:01.77 ID:POVDyiqlO
立て乙
9 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/13(水) 12:14:24.56 ID:kV4WeD1Xo
立て乙です
10 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/13(水) 12:14:53.92 ID:dnAVHbTLO
前スレ最後でやった寝起きドッキリを各校でお願いしやす
11 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/13(水) 12:29:56.04 ID:VOfn2K1Fo
前スレのクロチャーかわいかた
12 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/13(水) 12:44:00.00 ID:jpRAhDTBo
クロチャーはセクハラの攻めも受けもどちらもこなせるな
13 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/13(水) 13:27:34.85 ID:AuGNO1ogo
たておつ
食の京太郎が見たくてたまらんです
14 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/13(水) 23:37:21.35 ID:4G5OpCZU0
立て乙
食の京太郎か書くって言った姫始めがみたいですね
15 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/16(土) 00:12:32.84 ID:NR6uMyOfo
立て乙です
16 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/01/18(月) 22:07:41.45 ID:QeALLIiPo
<大阪⇒東京暮らしの京太郎 尭深編>


「………」


珍しい物を見た。

何時もの様に茶葉を買いにお店に来ると、自分と同じ位の年頃のお客さんが居た。

髪の毛が金髪で染めているのかとも思ったが、今年入って来た後輩同様に綺麗で不自然でない。

茶葉を真剣な目で眺め、極たまに不思議そうに首を傾げている。

どうやら、ここに入ったのは初めてらしい。


「これかな」

「それは駄目」

「え?」

「あっ」


高い茶葉に手を出そうとする彼に気付けば声を掛けてしまった。

声を掛けてしまった事に自分も驚くも、相手も驚いている。


「えっと……これって駄目なんですかね?」

「ごめんなさい。………初めてみたいだったから」


思わず顔を真っ赤にさせ俯いてしまう。

もしかしたら自分の思い違いしかもしれない。

そう思い直すと恥ずかしくなってくる。


「当たりです。実は……美味しいお茶を飲む機会があったのですが、もう一度飲みたくて」

「………」

「詳しいようですし、もし良かったら教えてくれませんか?」

「……うん」


俯いていると彼は優しげに微笑み、そう提案をしてくれた。

それが、私の事を思っての事だと判り、少々別の意味で恥ずかしくなった。


「まずは……高いの選ばないでこっちのほうがいいと思う」

「なるほど」

17 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/01/18(月) 22:09:58.37 ID:QeALLIiPo


二人一緒に並び、茶葉を選んでいく。

最初だからお小遣いで買える値段の手軽な物を選んであげる。


「お水とかも気をつけないとなんだ」

「水?」

「うん、水にも硬度があってね。味を楽しむなら軟水で紅茶とか匂いを楽しむなら硬水」


そう言って、お店で売っている水を指差し紹介していく。

彼は、私の話をしっかりと聞いてくれて嬉しそうに手に取っている。

こうも素直に話を聞いてくれる人は、何時以来だろうか。

嫌われて無いだろうかと横顔を見ていると視線が合って、にっこりと笑みを浮かべてくれる。

それに胸がきゅんっと鳴って頬が赤く染まるのを感じる。

切なく、相手を異常に意識してしまうが悪くない感情であった。


「………あのね。私……」

「?」


だからはしたないと思うもここで会えなくなるのが嫌だったから……。











「〜♪」


京太郎は機嫌良く、帰宅する。

菫さんの家のパーティでお茶が美味しかったので茶葉を買いに行ったのだが、ラッキーであった。

スキップしたいほどの気持ちになるもギリギリ残った理性でそれを留める。


「うへへ〜……可愛いし、胸も大きかったな」


にまにまとした笑みを浮かべ携帯を覗いた。

其処には『渋谷尭深』と新しい連絡先が乗っていた。

お茶を美味しく淹れられる様になったら最初に飲んでもらおう。

そんな事を思い、京太郎は家へと帰宅した。

ちなみに家に帰ると淡とネリーがゲームをしており、二人に揃って『顔が気持ち悪い』と罵倒された。

カンッ!

18 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/01/18(月) 22:11:35.64 ID:QeALLIiPo
久々の大阪⇒東京暮らしでした。
最近 咲のSSを書き続けた反動か筆が進みません。
暫く、のんびりと他の原作の物を書きながらやっていきます。

それではー
19 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/18(月) 22:12:05.86 ID:FN2X+kx0o
20 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/18(月) 22:15:48.64 ID:lhSjS9EKo
乙ー
たかみーkawaii!
21 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/18(月) 22:16:13.64 ID:zfUTo7GPO
乙ー
22 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/18(月) 23:39:00.20 ID:mChWpqUzo
23 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/19(火) 00:43:44.02 ID:JkoTfvhr0
乙〜
京太郎とたかみーの間に淡とネリーを並べると若夫婦に見えそう
24 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/19(火) 01:34:04.19 ID:2CWvrYPvO
乙ー
25 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/01/23(土) 20:13:38.15 ID:3lPnZIvCo

「はぁ〜……」


ふと空に向かって息を吐く。

吐いた息は直ぐに白くなり、煙となって消えていった。


(娘ば置いてくってひどか親だ)


ふと自分が1人で姫子の家へと歩く羽目になった事を思い出す。

新年が明け徹夜してしまい、炬燵で寝ていた自分も悪いのだが。

起してくれてもと頬を膨らませる。

お蔭で気付けば誰も居らず、新年の挨拶の為に歩く羽目になった。


「はぁ……着いた」


歩き続けようやく姫子の家に着く、何時もの様にチャイムを鳴らし待っていると扉が開いた。

中からは、姫子の母親が出てきて目をパチパチとさせた。

まぁ……親が先に車で来ているのだ、何故歩いてきたのかと不思議なのだろう。


「新年明けましておめでとうございます」

「おめでと〜。ささ、哩ちゃん上がって!上がって!」

「はい」


姫子の母親に押されるように家に上がる。

家に上がると寒い風が遮られ温かい空気に触れた。

ほっとする。寒さに触れていた体が温まり、顔が火照った。


「がはははははは」「あはははははは」「ひぃーーははっはは」

「うわぁー……」


姫子が居るであろうリビングの扉を開くと3人の男性が馬鹿笑いしている。

1人は姫子のお父さん、もう1人は自分の馬鹿親だ、そして……もう1人は初めて見る男性であった。

良く見れば、もう1人自分の母親の隣に知らない女性が座っている。

姫子の親戚だろうか、正月なので特に珍しくないだろう。


「姫子はっと……」

『ツモ!ツモ!タンヤオ!平和!……』

「あっあっ〜〜!!」「よっしゃー!4連来た!!」

「………」


姫子を探し、辺りを見渡すとTVの前から声が聞こえる。

炬燵に隠れてる為か姫子の頭しか見えない。

見れば、TVでやっているゲームは『ツモツモ』だ。
※上から降ってくる麻雀牌を同じ種類4つ合わせて消すゲーム

TV画面を見るに二人プレイなので親戚の子と一緒にやっているのだろう。

それにしても……相手の姿が見えないのが少し気になるが。
26 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/01/23(土) 20:14:23.01 ID:3lPnZIvCo

「姫子〜」

「あれ……」『ロン!ロン!大三元!国士無双!』

「ふふん♪甘か!京太郎!」

(あっ終わったな)


近寄っていくと画面の中で先ほど4連をかました人の上にドンドン点棒が溜まっていく。

相手側も必死に返そうと小さく刻むもまったく抵抗になっておらず、直ぐに押しつぶされた。


「勝利んぶい!」「おわ〜……これで4連敗だ」

「姫子」

「あい……?……部長、何時ん間に来たとですか」

「少し前にな」


嬉しそうにしている所に悪いが、このまま2回戦をされても困る。

声を掛け知らすと姫子がひょこっと顔を上げ此方を見た。

不思議そうに自分を見る姫子に少しばかり呆れる。


「そいで……相手は?」

「相手?」


一緒に遊んでいただろう、相手を探すも人の影がない。

声も聞こえたので間違いない筈なのだが…。


「あ〜……、京太郎でしたら、ここに」

「京太郎?ここに?」

27 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/01/23(土) 20:14:49.20 ID:3lPnZIvCo

姫子は思い出しように自分の下を見る。

それに釣られ視線を送れば……居た。

仰向けになり炬燵に入っている青年が見えた。

姫子がその上に乗っかっていて隠れていたようだ。

というより、姫子は何故彼の上に乗っているのか。


「あ〜……ども、姫子の親戚の須賀 京太郎です」

「ども、姫子ん友達しとっと……白水哩です」


姫子に乗られてるせいで身動きが出来ないのだろう。

ただでさえ狭い炬燵に二人が重なっているせいもあり苦しそうだ。

青年――須賀 京太郎は、動けない事に対して申し訳なさそうに苦笑していた。


「部長もやります?」

「あぁ、うん。やる」


姫子にコントローラーを渡され、反射的に受取る。

受取ったからにはやるかとなり、須賀と対戦をすることにした。


「GO!GO!」

「今度こそ勝ってやる!」

(あっ……姫子はそこなんだ)


須賀の上に乗ったまま楽しげに見守る姫子にそんな感想を抱いた。

28 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/01/23(土) 20:16:35.32 ID:3lPnZIvCo

「ふ〜ん……須賀は、長野県住みか」

「はい、なので中々こっちに来れないんですよね」

「もうちょっと来てもよかよ」

「距離的に無理やけん」


ゲームも終わり、炬燵に座り話し合う。

何処から来たのかとなり、どんな関係かと当たり障り内話をしていく。

今も京太郎が少しばかり佐賀弁を使い、膝の上に座っている姫子にからかわれている。

なんというか、仲が良いなこの二人と微笑ましくなった。


「二人は随分付き合い長いんですか?」

「ん〜中学ん頃やけん。長かね」

「なるほど……」

「どげんしたと?」

「いえ……ずっと姫子に部長呼びされてるのかなと」

「……あはははは、そぎゃんこと――あれ?」


ふと須賀に聞かれた事を笑おうとして固まる。

記憶にある姫子を思い出し、自分の呼ばれた時を確認する。

『部長〜!』『部長?』『部長!!』『部長♪』『……部長』


(あい?名前で呼ばれた事……なか?)


思い出した物は全て部長呼びだ。

部長でない時も「部長」である。


「ひ、姫子……!」

「?」

「わ、私は何時まで部長で……」

「部長はずっと部長ですよ?」


姫子の言葉に少しばかりショックを受ける。

今更気付いたが、一度も姫子に名前を呼ばれた事がない。

友達でさえ名前で呼び合うのだ。

友達以上である親友の自分達がこれとはどうなのだろうかと。


「ひ、姫子……たまには名前で呼んでも」

「ぶちょーは部長ですし」


名前で呼んでもらおうとするも姫子はしれっとそんな事を言った。

姫子は特に何も感じてないのか、須賀の膝の上で楽しげに蜜柑を剥き始める。

なんというか……ショックであった。

というか姫子はもっと気にしろ、姫子の中で 蜜柑>私 か!
29 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/01/23(土) 20:17:41.07 ID:3lPnZIvCo

「親友といえでも……そんなもんなのか」

「私としては部長は特別やけん。よかことよ?」


此方が落ち込んでいるのを気にしたのか、須賀が姫子に聞いている。

それも姫子は蜜柑を食べながら何を言っているんだとばかりに返したが……更にショックだ。


「くっ……こうなっていちもうたら……須賀!私の事ば哩と呼べ!」

「えー……どうしてそうなった」

「部長はたまに斜め上にくっけん」


斜め上を行き、いきなり下に落ちる姫子には言われたくない。


「えっと……んじゃ、哩さんで」

「んっ!」


仲が良い須賀が私の事を呼べば、さすがの姫子も呼ぶはずだ。

と思い姫子をチラっと見てみる。


「京太郎〜」

「ん?」

「あーん♪」


うん、判ってた。

変わらないと判っていた!

もうちょっと、此方に気を使ってもいいじゃないかと思うも、これが姫子だ。

炬燵の机におでこを当て、げんなりとした。


「京太郎」

「なに?……蜜柑はいらないぞ」

「なまえ〜!」

「あん?」

「名前呼んで?」

「……姫子?」

「うん♪」

「取り合えず……目ん前でイチャつくな」


カンッ!

やっぱり、姫子が好き。哩も大好きだ。
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/23(土) 20:42:00.64 ID:4MY+3UVAO
乙!
え?京太郎は逆向きで落ちゲーやってたて事か?
それ凄くね!?
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/23(土) 21:30:32.24 ID:mCdsZ0yKo
乙です
確かに仰向けだから天地逆でやってたのか
32 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/01/23(土) 21:32:48.93 ID:3lPnZIvC0
>>30-31
姫子「抱きしめてー♪」
京太郎「はいはい」
姫子「こんままゲーム!」
京太郎「!??!」
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/23(土) 22:06:17.60 ID:on+fvmNQ0
乙〜
つまり京太郎は、姫子のおもちの魅惑や香りに耐えながら、天地逆でやってたのか〜
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/24(日) 01:53:48.21 ID:IUoq8x+uo

慣れたらいけそうだけど
最初はすごいことになりそう
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/24(日) 01:54:51.44 ID:ssrWywOYo
これ絶対入ってるよね……ナニがとは言わないけど
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/24(日) 05:37:37.95 ID:uQe5DwGCo
姫子かわええ
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/24(日) 13:25:37.54 ID:tILzsgzf0
>>35
ああ、炬燵に入ってるな
炬燵の中でも……いや、何でもない
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/26(火) 19:08:55.62 ID:jHRjIIEAO
炬燵隠れ(ボソッ
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/27(水) 08:51:23.88 ID:1E30MRGho
乙です
40 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/01/27(水) 20:56:38.19 ID:j9CCgOWR0
[告白してみた]

[咲の場合]

京太郎「好きだ!」

咲「………」

京太郎「咲?」

咲「相手は見てやったほうがいいよ?」

京太郎「本気だぜ?」

咲「本当に……?」

京太郎「………」

咲「………」

京太郎「なぁ……咲?」

咲「まずは……手繋ごうか」

京太郎「手なんて何時も繋いでるだろ……迷子の時とか」

                  _........----......._
              ,. : ´: : : : : : : : : : : : :`: : 、
             /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 、
              :': : :,: : : : : : : : : : : : :、: : : : : : : : ヽ
            /: : :/: : : :/: : : : : : : : : |: |: : : : : : : ∧
             .': : : ' : : : / : /: :,: : イ: : :|: }: : |: : :|: : :∧
            , : : : |: : : / : /l: /: / }: : ,:.イ : /: }: :}: :!: : :.
             | : : : |: : /:{:_/_}ム/ / : /、_|:_/: /: /: :|: : : :.
             {: / : | : ィ´}//イ /}: / / }/`ヽ:イ: : ': : : : :
          〉,: :, {: : | ,ィ斧汽 /´ ィ斧汽、} : /:|\: : |
          {八:{ \:{とヒこソ       ヒこソっ: イ: :|  \}
          |   乂ム     :.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:  ムイl: /
             从{∧     _   _     人:∧{
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                ___/-'-'-- 、/〉「-、/ '
          ,.. <:::::::::::::::{======ミ`ヽ|〉::`::::...._
         /⌒\\:::::::/`ヽ:::::::::::∨, {::::::::::::::::::>-、
          {==、 {:\/   〈7 ー、{ ̄|:::::::::::://,ィ^.
            ,   \Y       /   | ,::::::::/イ:.:./  ∧
         {      `|  、      |_/= ´イ:.:.:,イ  /  }
         |     W    \      | ̄´:.:.:.:/= }イ   |
         |    /     }    /-r  ´    |
         ∧   ,       |    /__」        ,    |
        {:::,   /       |   ,:.|:.:|      {
        L∧ /      /   /:.:|:.:..        |    |

咲「そうじゃなくて、隣で並んで手を繋ぎたいな」
41 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/01/27(水) 20:57:09.49 ID:j9CCgOWR0

[和の場合]

京太郎「のどか〜」

和「どうかしましたか?」

京太郎「前から好きでした!」

和「………」

京太郎「………」

和(好き、好き、初デートは水族館……いえ、確か初デートで水族館は駄目とか書いてありましたね。)
和(ここは、素直にショッピングデート……いや、意見の違いで別れる可能性もありえますね)
和(なら……映画館も意見が――なら……)

和「取り合えず、今日家に誰も居ませんので」

京太郎「はっ?」

和「家でのんびり話をしましょうか。期待するかもしれませんが、最初の一ヶ月はダメですよ?」
和「でもでも、どうしてもと言うなら、いえいえ……したい訳じゃないのですけど」

京太郎「………」

     |   \ /ー/ ̄ ̄ ̄`¬: : : : : : : : : : :\
    r'   ー--イ  ト‐‐‐、   /: : /: : : : : : : : : \
    |     ,,,,ト-∧_     /:/: : : : : : : : : : : : : :\
    ト-┬‐‐'' / T\     「/: : : : : : : : : : : : : : : : : : ゙、
     /     |  \    | : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :゙、
    ∠__    /    ヾ-イ: : : :/: : : :/|: : :i : : : : : : : : : ゙、
    Y : \  / ___    |: |: : : :/: : :/ / : /: : :| : : : : : i: i:゙、
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和「よろしくお願いしますね」

京太郎「あれ?」
42 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/01/27(水) 20:58:21.49 ID:j9CCgOWR0
[優希の場合]

京太郎「優希〜」

優希「おおぅ?京太郎、なにか用か?」

京太郎「一目惚れでした!」

優希「………」

京太郎「………」

優希「ふむ……」

京太郎「なんで、扉を開いて確認する」

優希「ん〜〜〜……じゃ、ロッカーだな!」

京太郎「誰も居ませんよ?」

優希「嘘だろ承太郎」

京太郎「嘘だ……嘘じゃないし!京太郎だよっ!」

優希「まじか」

京太郎「まじだ」

優希「う〜ん、まぁよろしくだじぇ」

京太郎「OKってことだな!」

優希「うん」

京太郎「よっしゃ!」

     ィ' "´  : (   )   : /:: ./: :  :/|:       \
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  /  /   ::/:: /:: /  : ://: :: ./ /: ://: /|: :|: }: : !:  ヾ  ∨ミ 、
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 ′  {  : : :{/||,: : i  : : |ナ´|::/ .{:::/ メ:/ ,' /|: |:|: |:|  |. |    ',:.  、 ',
    !  : : :|{::\ :|  : : !  レ′.!/゙// ./::/ .i/|ィ‐ト|、...|. | |..  }:  |ソ
    ヽ{  : {: /: :::|  : : ! イ爪沁ミ、 ∠イ / / j//}:少丿. ! |/::   |
      \: :\: : :!  :i: Kん:::::cソ ゙.    ィ庁ヾ、 レ彡  ノ ./:: :  |
       |>=イ: !  :|: !.ゞー‐″     ん::::ソ./ /ー=彡イ:  |: ノ
.       ',人: !: ト、: :!゙\ xxxx      , ヽ-.″ /: : : :|: :丿: ノ/
         ヾヽ!vヽ'.,            xxxx /: : : :/|ィ゙/,/
            イ゙ヘミ\    `ー〜  Π7ノ: : : :/ハイ
            |V゙\  > ,  ,.ィ゙_,二二つ/j//  '
    _,. -‐──ー゙\  .`´Χヾ/ ´-‐┼|.|゙. , _
   /ー-、, ミ、::::::::::::::::::\  /__/   ─《゙¨::::::::: ̄`.
  〃/∠\\ \.:::::::::::::ィ─/{    /゙u_〉.::::::::::::|::::}

優希「………♪」

カンッ!
43 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/01/27(水) 20:59:41.48 ID:j9CCgOWR0
>>34 >>37 >>38
なるほど……ありやね
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/27(水) 22:00:30.66 ID:wZHDk9V6o
咲ちゃんかわ...みんなかわいいなぁ!
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/27(水) 22:09:38.36 ID:x5b5k0vO0
こたつと聞くと宥ねえだな
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/27(水) 22:27:09.56 ID:xIFtE5U9o
優希は本当は自信なくて告白されてもソレが信じられないタイプだよね
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/28(木) 00:09:17.39 ID:kHCOgT00o
のどっちかわいすぎ
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/28(木) 01:04:40.92 ID:n7Bpd+W7O
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/28(木) 06:09:50.48 ID:/iI2dhgD0
乙〜
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/28(木) 07:56:46.57 ID:7ROLMoxRO
優希は付き合い始めは乙女になるイメージ
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/06(土) 12:19:20.35 ID:SFRYQlAaO
1
52 : ◆dIhERAk/UA [sage]:2016/02/14(日) 23:36:30.12 ID:UCUgoLnl0
<ハッピー・バレンタイン>

「じゃーん!ケーキ食べ放題!」

「さすが部長!」

「やったじぇ!」

「ふ、太っちゃいますね。でも……」

「まぁ……たまにはいいかのぉ」


部室に来ると何やら部長が五枚の券を見せびらかしている。

どうやら駅前のケーキ食い放題のチケットのようだ。


「ちゃんと五枚もらってきたから」

「………」


ケーキは結構好きな方なので何を食べようかと思っていると無慈悲な声が聴こえた。

………五枚?

部長で一枚、咲、和、優希で三枚……染谷先輩でラスト……。

あっ察し、分かってた、分かってたけど……悲しいな、おい。

部活を切り終え、ケーキを食べに行く五人を見てそんな事を思った。

呆然としていると既に誰もいなくなり、寂しくなってくる。

ここにいてもしょうがない、帰ろう。

53 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/02/14(日) 23:37:49.59 ID:UCUgoLnl0

「あ〜くそっ、折角のバレンタインが……」


家に帰る途中にバレンタインであった事を思い出し、二重の意味で泣きそうになる。

こうなったらケーキでも買って帰ろうかと思っていると目の前が真っ暗になった。


「だ〜れだっす!」

「どう考えても、モモだろ」

      /:::::::::::::::::::::/:::::::::::::/|:::::::::: |ヽ:::::::::::::::::::::',:::::::::',
    /::::::::::::::::::::::/:::::::::::::/ ;|::l::::::::| |:::l:::|ヽ:::::::::|::::|::::|
   ,:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::/  |::l::::::::| |:::l:::| ,|:::::::|::::|::::|
   |::::::::::::::::::::::|:::::::::::::/|!\|∧:::::| |/|://|:::::/ :::|::::|
   |::::::::::::::::::::::|:::::::::|',ィ==ト ヽ|  ィ==::/::l::/|:ノ
   |::::::::::::::::::::::|::::::::《 トイ;;;;;|      トイ;;| 》:::|/
   |::::::::::::::::::::::|::::::::::| 乂ーソ     乂ソ |:::|
   |::::::::::::::::::::::|::::::::::| |!       ´       |:::|
   |::::::::::::::::::::::|::::::::::| |!          U イ:::|
   |::::::::::::::::::::::|::::::::::ト |!    (⌒7    < |:::|
   |::::::::::::::::::::::|::ハ::: | |! ‐ - - < ヽ  ' |:::|
    ヽハ∧//⌒ |::::| Z\  /  \ \  }リリ
.       /     リソ  ∧ }个―−   ,
      /  \   ', | 人 ∨/ノ ||  } |
      |     ',   ', ', \>‐┐  ||   ヽ
      |     ∨  \\ヽへ  |。|    ',
     ノ       イ     \\ミハ ||    '',   _
    |      /        \\ミノ |       }  / / 〉
    /      { _「 二つ  \\イ      ノr┤イ_イ 〉
    |      ノ/ /二フУ 〉   ヽo}   / ハ ヽ У 〉

「わっ!一発でバレたっす」


苦笑しながら後ろを振り向けば、やはりモモが立っていた。

モモは、本気で驚きながらも嬉しそうに微笑んでいる。

っす、と言う語尾はモモしかいない。むしろモモ以外に会った事が無い。


「それにしてもどうしたんだ?……ここモモの家から遠いだろうに」

「驚かすのに夢中で忘れてたっす」

「おい」


手を叩き、本来の目的を思い出したモモに呆れる。


「お願いがあるっす」

「オレに?」

「っす」


自分を指差し首をかしげ聞けば、モモは神妙に頷く。

一体オレにどんな用事だろうか?


「実は………」

54 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/02/14(日) 23:38:44.84 ID:UCUgoLnl0


「なるほどな。これは一人だと無理だな」

「男友達って居ないっすから」


あれから十分後、モモと一緒にお店に入りメニューを見る。

モモのお願いは『彼氏役』であった。

何でもバレンタイン特別メニューがあるのだが、恋人同士限定の物で彼氏役を探していたらしい。


「てか以外だな」

「なにがっすか〜?」

「モモは可愛いし、スタイル良いし、性格もいいから彼氏ぐらい居ると思ってた」

「ふへ?」


ストローの袋を外し、静電気を利用して遊んでいるモモに疑問をぶつける。

質問をすれば、モモはきょとんと何を言われたのか判ってないような表情をした後に顔を真っ赤にさせる。


「なななななな、なー!!」

「あぁ、うん。オレが悪かったから落ち着け?……な?」


顔を真っ赤にさせ、うろたえるモモに苦笑し落ち着かせた。


「きょ、京ちゃんさんが悪いんっす!」

「はいはい、ほら……目的の物頼もうぜ?」

         .   ´  ̄  ̄    .
.     /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::` 、
     /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
.    .' ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
   l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .
   |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::: l::l::::l::l::::::ト.:::ハ
   |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l :: \l/i ::l::l::::::リ!:::::}
   |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::: l`トル1イ リ::::リ
   |::::::::::i::::::::::::i::::::::::::::i::l:::::::::::| |=ルル'レ'
   |::::::::::l::::::::::::l::::::::::::::l::l:::::::::::| |  ∨
   |::::::::::l::::::::::::l::::::::::::::l::l:::::::::::| | ヽ  .
   |::::::::::l::::i:::::::l::::::::::::::l::l:::::::::::| |  }  !
   |::::::::::l::::l:::::::l::::::::::::::l::l:::i:::::::| l ノ  リ
   |::::::::::l::::l:::::::l::::::::::::::l::l:::l:::::::|_| _ .イ
.   从::::i::l::::l:::::::l:::::::i::::::l::l::ハ:::: | | ル'
    人;j::l::::l:::::::l::i:::リ:::::ルイ Y:リリ
     /Vル'トvノレ!イル'.ノレ'⌒\

「むーっ」

「すみません!!」


膨れるモモを無視し店員を呼び、メニューを注文する。

55 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/02/14(日) 23:41:13.45 ID:UCUgoLnl0
「あの……此方のメニューなのですが」

「はい」

「恋人の確認としてキスをお願いします」

「分かりました…………はい?」

「キスを……」

「キスって……口付け?」

「はい」


店員の言葉に驚き、口をポカーンと開けて固まる。

なんと言うか漫画とかでよくある展開だが、本当にある物と思いもしなかった。

流石に出来るわけも無く、モモに謝罪をしようとし、モモのほうへと向くと唇に柔らかい物が当たる。


「………ん〜♪」

「………」

「はい、確認できました。すぐにお持ちしますね」

「ぷはっ……お願いします♪」


店員の言葉で意識が復帰した。

今オレは……。


「あの……モモ?」

「むふふ……♪ハッピー・バレンタインっすよ……京ちゃんさん♪」


そう言って、モモは見覚えがあるケーキ食べ放題の券を手で振った。

なるほど……これで理解出来た。


「つまりは……うちの部長が手に入れた券は……」

「私のっすね」

「オレは策に嵌ったのか」
          /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
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.      |   i //{:::l,|斗::爪l、 :::::∧::厂{ ‐-|:::|i:::::l::::::::\{
    |/l'/:八{,|八:l_l_^ \::{ \ ^,,_ l:::|i:::八::::::::::!
.    ,/:::::/{:{ ,抖r芥汽   \  ィfぅ芥xl、ハ/l:::::::::::::::::l
.    .:::::::::::::::{〃爪i:i:i:ハ        爪i:i:i:ハ }} !:::::::::::::::::|
     ; ::::::::::::::个 叉゚,_ ノ         又゚,_ ノ ' ;::::::::::::::::::|
.    l::::::::::::::::::ト  l|,.,.,.,.     ,   ,.,.,.,.,.,.l|  ハ ::::::::::::::::|
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   | : ::::::::::::八 |     ャ…::::::┐    :| 厶ヘ :::::::::::::::|
    l ::::::::::::::;::::::个| .,    `   '′    /::::::::::::,:::::::::::::|
    ::::::::::::::/:::::::::|::|::::>         ,. r介i:l::::::::::::::':::::::::::!
.    l::::::::::::::::::::::::::;::|::::::八 ≧==≦   |l:j川::::::::::::::::::::::::::八
.    |::::l ::::::::::::::::::::;:{, イ  \,__   __/ \l_:::::::::::::i::::::::::::::::..
.   i|::::|:/:::::::::::::_;/....|    /⌒⌒ヘ    }..`ヽ:;::::l::::::::′::}::::.
.  八::仏::r....''.../..........|  ∧ ニニ∧   /'.........V^'トv:/:::::::ハ: }
 __,. ..'ヘ::::::l......./ ...........ト '′ 、ニ/  、//............:,...jノ/}:::::/^'jノ.,
/....|..........\{..../...............|    厂 {    /................′..{//.........../\
「……いやだったっすか?」

「……いやじゃない。むしろ嬉しい」

「なら……よかったっす!これからお願いしますね?京ちゃんさん!」

「こっちこそ……よろしくなモモ」


そう言って二人して笑い合った。

カンッ!
56 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/02/14(日) 23:42:20.64 ID:UCUgoLnl0
ひ〜さ〜び〜さ〜。
安価終わってから充電中、前みたいになるにはもうちょい掛かります。
手紙更新もせんとなー。

さらばだー
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/14(日) 23:43:20.55 ID:VSUVsyRco
バレンタインに可愛い可愛いモモちゃんをゲット
京太郎は三国一に幸せ者やでぇ
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/14(日) 23:45:45.32 ID:YWbNmW+mo
かわおいいいいいいい
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/14(日) 23:50:28.59 ID:x0gUZTQbo
乙です
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/14(日) 23:55:17.27 ID:YOVJcF0QO
乙です
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/14(日) 23:57:57.39 ID:ia3LZrh0o
策士ッ……!
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/15(月) 01:04:39.88 ID:vooftwAUO
清澄組と一緒の店に入って見せつける展開とかそれでモモがステルスして京ちゃん一人でケーキ食べてるの目撃されるとかそんな展開かと思った
や京桃N1!
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/15(月) 08:16:36.23 ID:Bpt00BGf0
久は桃子から直接券を貰ったのか。メニューが恋人前提なのか券の利用がそうなのか。京太郎たちと久たちがブッキングしないか。そもそも小細工せずに京太郎を誘っても問題ないのではないか。ちょっと気になるけど桃子が可愛いからいいや
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/15(月) 15:44:24.92 ID:qITuiKyvO
……違う店じゃないの?
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/15(月) 18:54:18.76 ID:snYZCH9To
モモかわええ
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/17(水) 00:04:52.87 ID:1TXXAxSE0
そうか、これで同棲に繋がっていくのか
モモ可愛いし京太郎は幸せ者だよ
67 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/02/19(金) 11:26:04.57 ID:APrs98H/o

「終わりだ……全てが終わりだ」

「いきなり終わらせないでくれる?これから淡ちゃんの伝説が始まるんだし!」

「うぼぁー……」

「……まぁ、いいや」


部室のソファーに座りながら絶望していると、淡がやってきて人の膝の上に座る。

完全に背中を預け、持って来ていた袋をがそごそと漁る。


「はぁ〜……」

「むぐっ……人の上でため息つかないでよ」

「なら乗るなよ」

「やだー」

「こんにゃろ〜」


ケラケラと笑い、断る淡に少々怒りが湧いてくる。

もうちょっと此方を気にしてもいいだろうに。


「それで、何があったの?」

「………照さんにバレンタインチョコ貰えなかった」

「………まじで?」

「まじで」


そんな事を思っていると聞いてくれたので事情を語る。

14日の日に期待していたのだが、照さんはくれず嘆き悲しんだ。

既に4日も経ち、18日の照さんの誕生日になってしまっている。

次の日は……次の日こそはと期待していたら、これだ。


「あ〜……なんだ。京太郎と淡は知らなかったか」

「知らないって何がですか?菫さん」

「あっ……菫だ!やっほー!」

「………相変わらず仲良いなお前等」


淡の頬をむにむにと弄り、ストレスを解消していると声が掛かる。

見れば、菫さんが呆れたような表情で立っていた。


「照はチョコレート嫌いだぞ」

「「嘘だー!」」

「嘘じゃない」


菫さんの言葉に淡と顔を見合わせる。

あの照さんがチョコレート嫌い?

淡と共に嘘だと断言する。


「前に麻雀牌型のチョコレート食べてたじゃん!」


淡の言葉に同意する。

確かに前に麻雀牌型のチョコレートを箱買いしていた。

さすがに嫌いと言うのはないだろう。
68 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/02/19(金) 11:27:43.21 ID:APrs98H/o

「あぁ……正確には『バレンタインチョコ』が嫌いと言うべきか」

「なにそれ」

「あいつの誕生日ってバレンタインから4日後だろ?」

「そうですね。今日がまさに」

「だからか……全国から届くんだよ」

「何が?」


菫さんのげんなりとした表情に淡が不思議そうに首を傾げる。

そんな二人を見つつ、なんとなく俺は理解をした。


「あーと……ファンの人からってことですか?」

「その通り……バレンタインデーと誕生日に合わせて物凄い量が届く」

「あー……」

「あいつはチャンピオンと言う肩書きにあの容姿で雑誌にもよく載るからな。ファンも結構いる」


話を聞いて思い出しのは、雑誌に載っている照さんだ。

前に見た雑誌では、冬に合う服を着てファッションモデル見たいな事をしていた。

大変可愛らしく、似合っていて、ファンが多いのも頷ける話であった。


「物凄く喜んだ」

「でしょうね」


頬を膨らませ幸せいっぱいの照さんを思い浮かべる。


「その後、食いすぎて虫歯になったり、体重が増えたり、一向にチョコレートが減らなかったりで災難だったがな」

(そう言えば……チョコレートばっかり食べてた気がする)

「一年かけ食べ切り、次の年……のことを考えて顔面蒼白になっていた」

「あー………」

「今年のバレンタインの日。部室に届いたチョコレートの山を見て照は逃げた、全力で」

「だから居なかったのか」


最初は喜ぶも、まったく減らないチョコレート。

好きなお菓子ではあるが、チョコレートがある為、他のお菓子も食べれず飽き始める。

それなのにまたもや増えるチョコレートの山……嫌になるよな。


「たまに食べる分には好きなんだがな」

「………」

「辛さを思い出すんだろう。故に『バレンタインチョコは買わず、渡さない』だとさ」


菫さんの言葉を聞き終わり、汗が出てくる。

69 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/02/19(金) 11:30:06.51 ID:APrs98H/o

「と言うわけで……京太郎。お前……今日の誕生日にチョコレート持って来てないだろうな?」

「………」


持って来ています。

高いの買って綺麗にラッピングして持って来ています。


「渡すと嫌われぞ」

「まじか!どうしよう!」


慌てふためき時計を見るも時間がない。


「しょうがないなー……」

「淡?」


チョコレートを取り出し、腕を組み考えていると淡がぴょんと膝から降りて胸を張る。

何をしようと、と見ているとチョコレートのラッピングを綺麗に剥がし始める。


「なっ……なにを!」

「いいから、いいから。京太郎はこの飴の袋を全部とって」

「……飴の?」

「そそ、ほら早く!!」

「お……おぅ」


淡の気迫に押され、素直に頷き袋を外す。

袋を外し終えると、淡はラッピング用紙の真ん中に飴を置くと、包んだ。

そしてラッピングについていたリボンを解き袋の口を結ぶ。


「おぉ……なるほどな」

『チョコレートが駄目なら、キャンディーでいいじゃない!』


新しくなった、プレゼントを見て感動する。

なんだろうか、見直したぞ。淡。


「……そうだ、飴の代金を」

「いらなーい。その代わりこのチョコレート貰うし」


既に包みを開け、チョコレートを齧っている。

言いたい事はあるが、助かったのも事実。


「それじゃ……渡してくるわ!」

「はーい、いってらっしゃい」


部室の扉を開け、入って来た照さんを見つけて腰を上げる。

菫さんと淡に感謝しつつ、手を振って照さんの元へと駆け出した。

照さんは喜んでくれるだろうか……喜んでくれるといいな。


カンッ!
70 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/02/19(金) 11:31:35.42 ID:APrs98H/o

-オマケ-

「それで………クッキーとか渡さなくて良かったのか?」

「さすがにね〜」


ソファーでのんびりしている淡へと声を掛ける。

淡の視線の先では、先ほどのプレゼントを受取り嬉しそうに頬を染めている照が居た。

京太郎と二人で話し、他の空いていたソファーに並び座り飴を一緒に食べ始める。


「京太郎の事は好きだけど……テルーの事はもっと好きだし」

「そうか」

「なになに!?なんで私の頭を撫でるの??」


微笑ましくなり淡の頭を優しく撫でる。

部活中なのにソファーに寝転び、お菓子を食べるているも今日ぐらいは許してやろう。


「いや……いい奴だなっとな」

「好きな人達の幸せを願うのって普通じゃない?」


淡は、当然の事だろうといった表情でそんな事をいった。

それがどのぐらい凄い事で大切な事なのか理解しているのだろうか。

最初こそ生意気な奴と思っていたが、何だかんだいって良い後輩だよ……お前は。

幸せそうな3人を見ながら暖かい気持ちになった。


カンッ!


71 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/02/19(金) 11:36:05.91 ID:APrs98H/o
>>63
久達とは違う店っすよ。
邪魔されそうな人物に14日限りの券を渡して排除しました。

小細工はってのは、ドッキリですね。

1日送れたけどてるーおめでとう!

ちなみに
チョコレート&キャンディー=本命・大好き
クッキー=お友達

ホワイドデーだと
キャンディー=大好き
マカロン=特別な人
クッキー=友達
マシュマロ=嫌い

らしいです。
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/19(金) 11:58:52.93 ID:pNc4lrW2o
あわあわが切ないよ
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/19(金) 12:09:28.83 ID:t94boFbXO
乙ー
京淡かと思ったら京照れだった
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/19(金) 12:19:35.29 ID:vHRDGV8PO
おつ

ホワイトデーの発祥はマシュマロのお返しだったのに、各製菓会社のイメージ戦略で今ではネガティブな意味になってるのは面白いな
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/19(金) 12:59:17.54 ID:3wdHsoWWO
ホワイトチョコだかマカロンが最上級なんだっけ?
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/19(金) 13:30:23.55 ID:Q/NLbonbO
最上級はDT
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/20(土) 18:47:23.43 ID:3RhtgxSoo
すばらだった
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/20(土) 21:21:35.37 ID:+qCyUnb70
乙〜
京照が付き合っても3人で仲睦まじくしてそう
79 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/02/28(日) 08:56:07.10 ID:I44pqkmd0
<食の京太郎 洋食屋編>

「ここでいいんじゃないか?」

                           -‐-
                               `
                  ,  ,.                  冫、
                    / /:::::::::. . / ,     ,、
                ,′/::::::. . __,′/::. . / |:      |:l:.
                  { ,′::::::/ |i| .,':::::. /   |.!:.    |:l::..  ;
                      { 川刈::::/ }/ `ヽ,川:     |:l:::::::. |
                     /:::汽_,以:(   rtミ,、/小...  从:::::::::|
                 /7/  ,   `  牝(_,《/,::::::::: /::`}::::::,′
                   / 叭        `ー´//:::::::::/::: : |:::: ,′
                     /:::リ)Λ  'ヽ      //:::::::::/:::::::: |:::::{
               ,′'::/: : 〉、       _///:: : /:::::::: : |:::::|'
                {;: : ,′ ,′〕iTTつ〔i///:: : /:::::::::::::::|:::::| ;
                   {i:::i{: : {,√ ̄|:   /,ム、:::/::::::::::::i::: |:::::| i
                  儿八::/..:厂] ̄ ̄/,′.|:: ,′:::::i::::|::: |:::::| :
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       ,′ `7        \,ハ      {  `ヽ、 : 乂__ _ _ , , . .:.:
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        ト--',/\__.           Λ     {/:〉.     i:}: .: : .:. .
       乢「/\: : : : :.          /:ハ      ∨.:/.    从.:. .
         /、  `  ‐-=ニ=-‐ '_彡 '/Λ      ∨   / ハ  :.

「ふむ………いいっすね。ここに決定!」


前を楽しげに歩くモモに声を掛け、一つのお店を指差す。

指差したお店を見て、モモは暫しの間、お店を見渡し承諾した。

緑色の屋根に白い壁、こじんまりとしたお店だ。

窓から覗くと中は綺麗で中々によさ気である。


中に入ると、一人の店員がやってきて一つのテーブルに案内をされた。

案内された所は、壁際のテーブルだ。



80 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/02/28(日) 08:57:14.05 ID:I44pqkmd0

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   三≧=--=≦三ア´     _  -- ─ ─└'…¬冖  ´
    三三三三ア´     rfニ三三三
     三三と7      ,仁三三
      三三{_{      イ三三
            └{_{ k'′
           └'′

壁にはメニューが張られており、モモはそれを読んでいる。


「お弁当も作ってるんだな」

「そう見たいっすね。結構量も多いっすから、味は期待できそうっす」


出されたお冷を飲みつつ厨房などを眺める。

こじんまりなお店であったが従業員は多く、それにも驚く。

店員が数多いお弁当を詰め込み急がしそうだ。


「さて、何を食べようか」

「う〜ん、組み合わせも出来るみたいっすね」

「どれどれ、チキンガーリック+カニクリームコロッケ。チキンガーリック+ハンバーグ。チキンガーリック+………」


見るもの全てにチキンガーリックが付いてくる。

どれだけ、オススメなのだろうか。

ここまでオススメされると逆に他のメニューを選びたくなった。
81 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/02/28(日) 08:58:14.14 ID:I44pqkmd0

他のメニューを見ながら他のを選ぶ。

カニクリームコロッケ、チキンガーリック、豚バラ焼き、ハンバーグ……。

様々な種類の物があり、1000円ぐらいで二種類を選んで食べれるという物だった。

それを暫し眺めるも、特に気になるものはなく、次のページを捲る。


「………ローストビーフか、俺はこれにするかな」

「私は………」


結局頼んだのは、写真が載っていたローストビーフを選ぶ。

1500円近くでご飯、お味噌汁、サラダが付いてくる……まぁまぁか。

モモは何やら壁に書かれたメニューを見るも眉を潜め、此方をチラチラと見ている。

どうかしたのかと思っているとモモの目がチキンガーリックを見ていると分かった。

多分、食べたいけど、男の俺が居るので遠慮しているのだろう。


「俺は気にしないぞ?」

「……いいっすかね?」

「あぁ……むしろ、美味しそうに食べるモモが見たい」

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「――――」


思った事が素直に言えば、モモが顔を真っ赤にさせ口を開いては閉じる。

それを見て少し恥ずかしくなり頬を掻いた。


「……頼むか」
「……はいっす」


お互いに気まずくなり、メニューで顔を隠した。


82 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/02/28(日) 08:59:28.38 ID:I44pqkmd0




「こちらのメニューは、スープか飲み物を追加で頼めますけどいかがなさいますか?」

「えっと……」


暫くすれば、店員がやってきて注文を受け付けていく。

ローストビーフを選ぶとスープか飲み物を頼めるらしい。

飲み物の一覧を読むも、何処でも飲めるような物だったのでスープを頼む。


「なんのスープっすかね?」

「ん〜………あぁ、ポタージュって書いてあるな」

「ふむふむ……お味噌汁よりは合うっすね」

「だな。味噌汁もありっちゃありだったけどな」


そんな会話を続けていると次々とお店に客が入ってきて満員となった。


「結構来るっすね」

「路地裏のお店だし、そんな感じはしなかったけど……結構繁盛してるっぽいな」

「ますます、楽しみっすね!」

「………あぁ」


味に期待が膨らんだのか、モモが可愛らしい笑みを浮かべた。

それに暫し、見惚れつつもニッコリと此方も返す。

良く考えれば、こんな可愛いこと一緒に食事とか恵まれてるな、俺。


「お待たせしました」

「おぉ……ども」

「わは〜よさそうっすね」


暫くすれば、美味しそうな匂いを漂わせて料理がやってきた。

最初に運ばれてきたのはスープだ。

単品であったが、他は『すぐにお持ちします』と言われ納得する。


「先に頂くな」

「はいっす。こっちも早く来ないっすかね」


出されたポタージュを一口、口に入れた。


「どうっすか?」

「……普通かな。うん」

「うん?」


口に入れて思ったのはそれだ。

なんと言うか、美味いは美味いが……普通のポタージュ過ぎて感想が出てこない。

無理矢理ひねり出せば、『少し薄味かな』ってぐらいだ。
83 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/02/28(日) 09:00:36.02 ID:I44pqkmd0

「まぁ……美味い」

「はぁ……そうっすか」


不味い訳でもなく、普通に飲み続け、数分しないうちにポタージュが無くなる。

綺麗に食べ終えると店員がやってきて料理を並べていく。

なんと言うか、タイミングが良いな。


「「いただきます」」


揃った料理を前に二人で手を叩き、一口目を口にする。

最初に食べたのは、ブロッコリーだ。

味がついているのかほんのりと甘く、いやな味はない。

青臭さもなく、野菜が苦手な人も食べれそうだなと思う。


「ここのドレッシングはトマトなんっすね」

「本当だな」


モモの声に顔を上げれば、モモが赤い液体の入った壜を持っていた。

中にはすりつぶしたトマトが浮いており、これも中々よさ気だ。

モモから受取ったドレッシングをサラダにかけ一口食べる。


「ん〜〜〜、さっぱりで酸味があっていいな」

「っすね。ただ………」

『『トマト何処行った』』


お互いに顔を見合わせ、くすりと笑った。

酸味が強過ぎてトマトの味が何処かへ行ってしまっていた。

そのことに少しばかり笑い合うと、次へと口を付ける。

次はメインのローストビーフだ。


丁寧に一枚一枚並んでいる中の一切れを取って口にする。

太くもなく細くもなく、一切れ口に入れると丁度いい。

ある程度、噛みご飯をささっと口に入れる。


(………うん、なるほど)


ソースとご飯が絡み合い、美味しい。

ローストビーフも程よい柔らかさで肉らしい肉だ。
84 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/02/28(日) 09:01:27.00 ID:I44pqkmd0
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    /\'´        /{  | 从{__,. \∨Vソ }イ ト、 ∧{
    ////\ r---  ´八 !∧  ̄   ,:  :.:.:  }/ノ/ リ
.   ///////\      \}∧         u 八/
  //////////〉        込、  __    ,.: /
  ///////// /          }>、   ` イ |从
 ,'//////// /   _      /--、l ` ̄ :,   |--、
.///////// /  イ/////\   {////}   /  「///|
'//////// /´// {////////ー '|////|   ,   |///l|
///////////// |l///////////ヽ// \    |////> 、
////////{/////{!/////////////////}--- /////////> 、

「………普通だな」

「……こっちもっす」


口にすれば、モモも苦笑してチキンガーリックをフォークに刺し口にした。

何と言えばいいのだろうか。

確かに美味いのだ……美味いのだが……普通だ。

特徴的な味がない分、家でも作れるのではと思うほど普通なのだ。


「あっ……ポテトいいな」

「ほくほくっすね♪」


次の食べ物を口に入れる。

次に入れたのはポテトだ。

ジャガイモを四分の一にカットしてあげた物を二個ほど出している。

ある程度冷まし食べれば、じゃがいものほくほくした感触と味わいが口に広がり大変美味い。


「さて……ある程度食べたわけだが」

「あはははは……まさかのまさかっすね」


ある程度食べ終え、最後の一つへと視線を合わせる。

最初に来た時に『あれ?』と思い、わざと無視をしていたのだが……食べないといけないよな。
85 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/02/28(日) 09:02:20.20 ID:I44pqkmd0

「まさか……味噌汁が付いてくるとは」

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:::::/  ヽ::八:::::::|:::::|`丶.|::i::::::::::::l::::::l     /:| |     / / ) !
::/     )  \::|:::八   l八::::::::::l::::::「` ー..::::::! !    / / /} |

「てっきり味噌汁がスープに変わったと思ってたっす」

「だよな……まさかの汁物二品目!」


お椀を手に取り、ずずっと啜る。

少しばかり濃い味噌の味に心がほっとする。

ほっとするのだが……。


「お腹がいっぱいに……」

「汁物二種類は厳しいっすね」


ちなみに味は普通だ。

家でよく飲むような味噌汁と言っていこう。

いや、美味しいのだけど……美味しいんだけどな。


「「ごちそうさまでした!!」」


最後にモモとお互いに感謝しつつ、会計の為席を立った。


「うぉ!?」

「うわっは〜……結構入ってたんっすね」


席を立ち、会計へと行けば店内が人で埋め尽くされている。

時間は11時半位なのだが、既に満員だ。

その人気さに驚きつつも会計を済まし、外へと出る。

外に出ると人が何人か並んでいるのが目に入った。

それをモモと二人して顔を見合わせ不思議そうにしつつ歩いていく。
86 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/02/28(日) 09:03:13.55 ID:I44pqkmd0


「人気店っすね」

「だな……人気な品物があるのかね?」

             .....-―――――-.....
          ..::´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`::.、
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        /::::::::::::::/:::〃::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::.
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       l八:::|:::::l从斥えト \{ ィ斥えメ|::∨:::::::::: !
          `|:::::::《{ __)刈       _,)刈 }》::::::::::::::::!
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         |:::::|:::|::|::::::::l彡'´ハ /   |::トミ::::::::::|
          八:〃´ ̄ ̄/ ___ } /  /八{  \::八
      /三三三≧、//| |ili|~7i、/≦三三}  \
       {       `≪\| lilリ/ニ≫´      |    }
       |        ~ΤΤ~          |    |
      ( ̄ヽ      | |        / ̄)  /
      (二.イ      | |         ゝ二) /

「かも知れないっすね。今度調べて行ってみるのもいいっすね」

「だな」


モモと笑い合い、また行ってみようと話し合う。


『さて………次は何処へ行こうかな』

『そうっすね。あっちの通りのお店とか良さそうっす!』


ポケットに手を突っ込み歩いているとモモが腕に抱きついてきて、他の道を指差す。

其方を見て、今日も気が向くまま、足が向くまま、二人して歩いていく。


<食の京太郎 洋食屋編 カンッ!>
87 : ◆dIhERAk/UA [saga]:2016/02/28(日) 09:07:33.92 ID:I44pqkmd0
お給料が入ったので散歩がてらお店に突入。
普通のお店だった……けど平日なのに満員+並ぶという。
人気の品でもあるのだろうか?
ふらっと適当に入ったお店だっただけに衝撃的でした。

次回の食の京太郎は未定っす。
今度友達と食べに行く約束しているので、それでネタでも作れたらかなっと。
後は母から『鍋に入ったスープパスタが美味しい』と聞かされたフレンチレストランもあるのでそっちも行って見ようと思います。
楽しみだなー!
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