【R-18 F要素あり】巫女穢れ

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1 : ◆TjAup3TH.6 :2016/03/11(金) 06:30:18.12 ID:7nj7T6UV0
この作品はR-18の表現を含みます。
>>1は神社や巫女について詳しい知識はありません。
不定期更新です。
ご了承下さいませ。

主人公は『柊 汐里(ひいらぎ しおり)』です。
次のレスからスタートです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1457645417
2 : ◆TjAup3TH.6 [saga]:2016/03/11(金) 06:30:51.90 ID:7nj7T6UV0

とある田舎に建てられた神を祀る社

汐里はそこに巫女として仕えていた

男は神主になり、女は巫女になる

実家のしきたりである

これ以外の道は産まれてきた時から用意されていない

しかし汐里はそれが嫌ではなかった

実に光栄であると、誇っていた

代々神社に人生を捧げてきた一家の血が拒まなかった

問題点を挙げるとすれば婚約者の存在

しきたり風習の強い神社の跡取りを確保するためにも、汐里は必ず婿を見つけなければならない

二つ下の妹にそれを一任することは出来ない

たった一人の妹は生まれつき病気を患っている

柊家において妹の存在は一応の付く巫女だった

次世代の子を産むことは不可能

出産に要する体力を兼ね備えていないからだ

汐里は妹の分まで働くことを強要された

本来二人で折半する仕事を一人でこなす

物心ついた頃からずっとそうしてきた

そのおかげか苦痛は感じない

むしろ神様のために仕事を出来るのが幸せであった

もしかしたら苦痛を通り越した結果なのかもしれない

だが汐里はそれでも良いと心底思う

とにかく神に仕えることが光栄で悦びであった

自分の血がそう訴える

だから幸せだった

今夜の災悪な出来事が

3 : ◆TjAup3TH.6 [saga]:2016/03/11(金) 06:31:21.40 ID:7nj7T6UV0

汐里「ただいま帰りました」

学校から帰宅するなり汐里は自室へ

ブレザータイプの制服から巫女服へと袖を通し

艶やかな黒髪を檀紙で作られた丈長で纏める

姿見に映るのは大和撫子そのものであった

汐里「よしっ」

準備が整い、汐里は小さく頷く

巫女としての業務がこれから始まる

神様に仕える者としての悦びがこれから始まる

汐里にとって巫女の仕事とは最高の娯楽に位置した

学校は決して暇ではない

しかし巫女の業務と比べるとつまらないものだった

これ以上ない至福の一時を得るために足早に退室する




4 : ◆TjAup3TH.6 [saga]:2016/03/11(金) 06:31:48.95 ID:7nj7T6UV0

夕日が沈む頃、一日の業務を終えた

業務と言っても、ほとんどが敷地内の掃除である

参拝客の相手をするのは毎日数えるほど

お正月はそこそこ人が押し寄せるが都会ほどではない

人があまり来ない神社だからこそ浸れる

今の自分が誰のために働いているのかを

心酔しきった身体を火照らせ、社の前へ

今日も社へ向かって恭しく一礼をし、離れに戻った



5 : ◆TjAup3TH.6 [saga]:2016/03/11(金) 06:32:21.73 ID:7nj7T6UV0

その後は自室で部屋着に着替え、勉強をしていた

汐里の成績は文武両道そのもの

入学してからずっと試験の結果は一位に座している

よって、汐里は憧れの存在であった

告白された回数は数え切れない

机の引き出しには大量のラブレターが潜んでいた

しかし汐里は誰一人として付き合ったことはない

その理由は現実的ではないから

告白してくる者は汐里の家を考慮していない

神主になっても良いと主張する男性はゼロ

全ての誘いを断ってきた

汐里「......見つけないとなぁ」

机に突っ伏して、無意識に呟いてしまう

神主の後継者を捜すのも汐里の務めの一つである

高校卒業後、大学に通うつもりはない

この辺りで大学はなく、上京する者がほとんどだ

一定数以上の男性と接する機会も今だけ

このままでは神主希望なら誰でも良いとされてしまう

汐里の最低条件は神主と妹のお世話をしてくれる人

それならば自分に暴力を振るような人でも構わない

心の底から愛せるのは神様

心の底から大事にできるのは妹

身を滅ぼす覚悟は出来ていた

汐里「.......」

夢物語を妄想していると、ベルの音が鳴り響く

夕方の六時

夕食の準備をしなければ、と

汐里は冷め切った身体を起こし、一階へと降りた



6 : ◆TjAup3TH.6 [saga]:2016/03/11(金) 06:32:55.62 ID:7nj7T6UV0

柊家は三人家族

汐里を除けば妹と父親の二人だけ

母親は交通事故で亡くなったと聞かされている

汐里がまだ物心ついてない頃の出来事だ

よって、写真でしかその姿を拝見したことがない

一言で表すなら凛とした女性だった

その美貌には目を惹かれ、時を忘れてしまうほどに

母が生きていたら今頃一緒に料理を作っているのか

そんなことを妄想しながら調理を進める

家族は三人だが、正確には二.五人分の量を

妹の食欲を考慮してのことだ

しかし汐里にとってはこれが三人分

当たり前に慣れてしまった

もし妹の先天的な病気が治ったら

その時は今以上の量を作らなければならない

などと希望的観測に苦笑を漏らしながら調理を終える





7 : ◆TjAup3TH.6 [saga]:2016/03/11(金) 06:33:27.67 ID:7nj7T6UV0

深夜に汐里は巫女服に身を包んで社を訪れていた

参拝客に注意を払わずに済む瞬間

それは今この時間しかない

神社の者だからこそ出来る特殊な愉しみ方だった

社を訪れても境内には入らない

社の前で正座をして想いに耽るのが目的である

神様への差し入れは日本酒とお猪口

いわゆるお神酒だ

お猪口に日本酒を注いで、口を付ける

未成年だからという理由もあったが、恐れ多かった

これは神様の飲み物

口を付けたのはお近付きになるきっかけに過ぎない

日本酒の入ったお猪口を前へと差し出し、目を閉じる
8 : ◆TjAup3TH.6 [saga]:2016/03/11(金) 06:34:00.49 ID:7nj7T6UV0

身体の内から湧き上がる幸福感

神に心酔している身が火照りを帯びてきた

汐里「ん....ぅ.....」

決して性感帯に触れるようなことはしない

神様の前でそんなはしたない真似は出来なかった

汐里の吐息は色っぽくなり、頬は紅く染まる

その姿は第三者が見れば奇妙であったはずだ

汐里は女として興奮していたのだから

処女を捧げるのに値するのは

この身を穢すことが出来るのは

神様のみだ、と

実感した時には汐里の秘部は濡れていた

卑しい気持ちを抑えて汐里は落ち着きを取り戻す

そんな願望は叶わない

神様に処女を捧げることは不可能

現実的ではないのは自分であることを認める
9 : ◆TjAup3TH.6 [saga]:2016/03/11(金) 06:34:31.47 ID:7nj7T6UV0

そしてそれと同時に気温の低さを感じた

今は秋の暮

寒いのは当然である

冷め切った身体を暖めるためにも、

汐里「─────っ!」

目を開くとそこは別世界だった

闇に覆われた社の姿はない

慌てて立ち上がり、景色を見渡す

薄暗い空間には何もなく、何処までも広がる闇

これは夢だと確信するのに時間はかからなかった

目覚めない以上、仕方がない

好奇心でこの空間を探索しようと一歩踏み出した瞬間

何かが右足首に絡みつき、バランスを崩した

右足を軸にして左から前へと倒れていく

痛みに備える覚悟をした

しかし痛みに襲われることはなかった

右足首に続いて左足首

それから右手と右足を何かに拘束される
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