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【咲-Saki】京太郎「俺が種牡馬に……????」【安価SS】
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917 :
◆rZmmDeFvuY
[saga]:2016/08/24(水) 19:23:53.06 ID:xq8rCnQko
由子「ここなのよー」
真瀬さんに案内されて俺は都内の料亭にやってきた。
京太郎「大丈夫っすか?こっちは俺とアンタだけで……暴力団の巣に飛び込む訳だけど」
由子「立会を麻雀協会に依頼しているのよー勝てば私達の身の安全は保証してくれるのよー」
女将に案内されて料亭の奥へ進む。今日は貸切可のように静かだった。
ガラッと麩を開けると中に人がいた。
中央に座すは一人の女。
智葉「……」
京太郎「うっ」
京太郎(佇まいが……刀だな)
女の後ろに数名の任侠と思しき黒スーツ。女の携える暴力だった。
喉が乾く。その部屋はゾッとするほど冷えていた。
智葉「須賀さん、かけて下さいな」
机を挟んで俺は彼女と対面に座った。
由子「旦那様……気をつけるのよー 辻垣内智葉はキれている」
京太郎「何に?」
由子「己の正義のためなら利害関係を無視してちゃぶ台をひっくり返す……そういう度胸のある女よー」
918 :
◆rZmmDeFvuY
[saga]:2016/08/24(水) 19:43:31.96 ID:xq8rCnQko
無言。そんな時間が5分くらい続いた。
京太郎「あのっ」
俺が話しかけようとした時、辻垣内さんは手をパンパンと叩いた。
襖がすっと空いて、女将が出てきた。
そして机に猪口と酒を置いてスッと消えた。
智葉「飲まんか?」
京太郎「……ゴクッ」
とぷとぷ、と辻垣内さんは俺の猪口に酒を継いだ。それから黙って自分のにも継ぎ杯を呷った。
京太郎(これから命を賭けた勝負なのに酒を入れれるかよ……)
智葉「ん?酒は嗜まんか?」
京太郎「……酔うのは勝った後で」
智葉「ぶっ」
京太郎「貴女を抱きながら、ベロンベロンに酔いたい」
智葉「はっはっは!!」
ダヴァン「くっく……」
919 :
◆rZmmDeFvuY
[saga]:2016/08/24(水) 19:46:31.40 ID:xq8rCnQko
一番近くに立つ黒スーツの外国人が笑っていた。
由子「メガン・ダヴァン。辻垣内智葉の右腕よー」
智葉「面白い……さあすが龍門渕家の当主だけある」
ダヴァン「それにしても麻雀協会にとやらの人は遅いでスね」
智葉「気長に待つさ……なあ須賀さん……あなたはコッチの世界でもちょっとした有名人だ。会えて光栄だよ」
京太郎「え?俺が?」
智葉「あの赤阪郁乃の一番弟子ってなあ……先生は元気か?」
京太郎(赤阪先生はもう……)
智葉「私も若いころ随分世話になったよ、あの人には」
智葉「今日の勝負には来てないみたいだが」
京太郎「先生は今バカンス中ですから」
ダヴァン「くっく……アレがバカンス……クックック」
智葉「はぐらかさなくていい……皆知ってる……赤阪郁乃は敗けた」
智葉「鹿児島で毎晩、神代家の慰みものになってるって……この世界で知らないものはいないぞ」
京太郎「ーー!」ガタッ
920 :
◆rZmmDeFvuY
[saga]:2016/08/24(水) 19:54:05.81 ID:xq8rCnQko
カッと頭に血が上った。あの人が来なければ俺は次の瞬間机を乗り越えて辻垣内智葉に襲いかかっていただろう。
そしてその瞬間、間違いなく手元の刀でバッサリいかされていた。
はやり「はやや〜☆遅れてごめ〜ん☆」
後ろの襖が開いて、やってきたのは俺の青春時代のアイドル、その人だった。
智葉「ご無沙汰してます、瑞原さん」
はやり「智葉ちゃんはお久しぶりだね。で、こちらの須賀さんは初めまして。はやりんでーす☆知ってるかな?」
京太郎「そ、そりゃもちろん!!真瀬さん、教えて下さいよ!そしたら家の写真集持ってきたのに!」
由子「誰が来るか分からなかったのよー 一桁なのは間違いないと思ってたけどー」
京太郎(でけー!!和を彷彿とさせる圧倒的戦力っ……!超弩級のアイドル、伝説の牌のお姉さん……!瑞原はやり……!)
京太郎「はやーっ!はややーっ!!!」
はやりん「イェーイ☆ハイターッチ☆」
京太郎「うひょー!今日来た甲斐ありましたわ!この前の武道館ライブ、見ましたよ!」
はやりん「ありがとう☆こうして裏の世界にもファンがいるって嬉しいぞ☆」
由子「早く仕事しろなのよー」
921 :
◆rZmmDeFvuY
[saga]:2016/08/24(水) 20:04:01.67 ID:xq8rCnQko
はやりん「ごめんね☆じゃあまずは自己紹介……こほん、この勝負に立ち会わせていただく、はやりんだぞ〜☆」
京太郎「はややー!」
智葉「……」
ダヴァン「うぷぷ……」
由子「……」
はやりん「今日のお客さんはノリ悪いな〜☆じゃあ予め聞いておいた事の確認だけど」
はやりん「智葉ちゃんは敗けたら自分を人質に、辻垣内家を龍門渕の傘下に付くことを承諾」
はやりん「須賀さんは敗けたら、辻垣内智葉の推薦する人物を10名、龍門渕家の各企業に役員として雇い入れるのと……」
はやりん「クスリから手を引く……でいいのかな☆」
京太郎「薬?」
由子「オッケー牧場なのよー」
ダヴァン「東京中に蔓延して……ウチの組も大変なんでス」
智葉「……任侠には道があるんだ、須賀君」
由子「反社会組織が一端に道を語るななのよー」
京太郎「いやいや、薬って……風邪薬じゃあないですよね、真瀬さん」
由子「旦那様は知る必要がないのー勝てばいいのよ、勝てば」
はやりん「じゃあゲームは何にする?一通り何でも用意できるけど☆」
922 :
◆rZmmDeFvuY
[saga]:2016/08/24(水) 20:11:53.94 ID:xq8rCnQko
京太郎(この勝負……敗けても俺の破滅はない)
京太郎(クスリ云々の闇の部分は透華さんが知ってるのかも知らねーけど)
京太郎(勝てば、目の前のこの女を)
智葉「……」
京太郎(そうか、怒りか。俺に対して先刻から向けていたのは、煮え滾るような怒り)
京太郎「ゲームの選択権はこちら……でいいんですよね?」
智葉「ああ。麻雀でも何でも好きに決めろ」
ダヴァン「こちらは受けるダケ……それがバランス」
京太郎(ゲームは決まっている……)
京太郎「ポーカー」
京太郎「とかどうですか?」
辻垣内智葉はその提案に顔色1つ変えず、静かに頷いた。
923 :
◆rZmmDeFvuY
[saga]:2016/08/24(水) 20:45:39.25 ID:xq8rCnQko
由子「wwww」
はやりん「……」
ダヴァン「ポーカー?Why?」
はやりん「いいの?須賀君☆」
ダヴァン「智葉相手にポーカー勝負を仕掛ける人間、初めて見まシタ!その心意気や〜?」
智葉「良し」
智葉(と言いたいところだが……引っかかる……)
京太郎(ちょっと警戒されてんなあ。まあそりゃそうか)
由子「ポーカーは運ゲーじゃないのよー旦那様。麻雀よりも経験と実力……駆け引きが求められるギャンブルの王道」
由子「それを日本最後の博徒、辻垣内智葉に仕掛けるとか正気じゃなのよー」
由子「素直にじゃんけんとかにしとけばいいのにー」
京太郎「じゃんけんじゃあ負けるかもしれないじゃないですか。それに……敗けた時に屈服してくれない……」
京太郎「このバカ殿に、まさか賢い自分がポーカーで負けるなんて……っ!て悔しがる智葉さんを……肴に酔いたい。ただそれだけ……」
はやりん「じゃあ取り決めを決めるね☆」
はやりん「ポーカーも色々種類があるけど、一番ポピュラーなテキサス・ホールデムでいいかな?」
智葉「私は一向に構わん」
京太郎「ちょっと待った!なんっすか、そのテキサス?って」
はやりん「えっ?」
京太郎「俺が知ってるポーカーでお願いしまーす」
ダヴァン「多分、ファイブカードドローじゃないでスかね?」
京太郎「ほら、5枚配ってベットして〜って奴」
ダヴァン「驚きの浅い理解……大丈夫でスか?Ms. マセ」
由子「全然大丈夫じゃないのよー!そんなので敗けたら奥様に怒られるのは私なのー!」
はやりん「じゃあ役の確認から……あとチップは100枚で先に尽きたほうが敗けって事にするけど」
はやりん「最低ベットは1枚スタートで1ゲーム毎に1枚づつ上げてく事にするよ☆」
924 :
◆rZmmDeFvuY
[saga]:2016/08/24(水) 21:11:16.19 ID:xq8rCnQko
ルールの確認が終わり、はやりさんがカードを配る。
京太郎(まあ俺も人並みにはポーカーくらい勉強しているんだけどね)
京太郎(このファイブカードドローくらいシンプルな読み合いの方がいい)
京太郎(麻雀と違って、ポーカーにツモはないんですよ、智葉さん)
由子「頑張るのよー!」
智葉「じゃあ初めようか」
〜〜〜
ダヴァン「サトハ!どうしたんですか!」
由子「旦那様、強いのよー!あの辻垣内智葉相手になかなかいい勝負してるのー!」
はやりん(ゲームも中盤……須賀君79枚、智葉ちゃん21枚……最低ベットはすでに10枚に達した)
はやりん(煮えてるねえ〜でもまさかこの男があの智葉ちゃん相手に読み勝つ場面が何回も……)
はやりん(ふむ☆)
京太郎「信じられないって顔してますね、智葉さん……答えを教えましょうか?俺にはあなたの手が見える」
智葉「……」
ダヴァン「What?」
京太郎「ポーカーとはそういうゲーム……相手の手が見えれば負けはない……あなたの心が手に取るようにわかる……」
ダヴァン「そんなオカルトありえまセーン!サトハ相手に心を読むなんて芸当、ネリーでも不可能でスよ!」
智葉「……」
はやりん(サトハちゃん、この男のいうことは本当だよ☆そうじゃなきゃあ、あなた相手にまともに勝負になるはずがない。勝てる時に勝負に出て、負ける時は下りる……これがポーカーの基本……
あの男はそれを忠実にやっている……サトハちゃんのブラフの釣り上げにも一切反応しない……コレは異常だよ☆)
はやりん「さあ、11回戦!最低ベットは11枚で始めるよ☆」
京太郎「さて……智葉さんの手は何かな……」
モモ「スペードの4、J、ハートのJ、ダイヤの8、K」
京太郎「おや〜?なかなかいい手が入ったと見たケド」
京太郎(俺の手はKのスリーカード……押せる押せる……)
925 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/08/24(水) 21:14:39.55 ID:DdTMlyeCo
クソワロタ
926 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/08/24(水) 21:17:23.22 ID:to+B9iKIo
なにやってんのwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
927 :
◆rZmmDeFvuY
[saga]:2016/08/24(水) 21:21:40.90 ID:xq8rCnQko
モモ(完全にイカサマっすよね、これ……)
京太郎(モモちゃんのステルス能力……コレさえあればたいていのギャンブルには勝てるんですよ、智葉さん)
京太郎(素っ裸のモモちゃんがこの場にいることに気がついている人間は誰もいない……それほど高度なステルスだ)
モモ(制約と誓約……まさかあの露出調教で気がつくとは……私の存在感の薄さは普通じゃないっす)
モモ(一種の能力。それでも先輩方のように見つけられる人はいる、不完全な力)
モモ(でも、敢えて裸になることで……見つかったときのリスクを高める事で、逆に存在感をより薄くする……そんなオカルトもあるんっすね)
モモ(そしてこうして辻垣内さんの真後ろに立って、役を須賀さんに伝える……相手の手が見えるポーカー程楽なゲームはない)
京太郎「それじゃあ智葉さ〜ん、俺はさらに追加で5枚ベットしておきますよ〜」
京太郎(ワンペアから手をスリーカード以上に出来る確率は相当低いぜ……これが俺のポーカーだ)
智葉「……確認しておく事がある。瑞原プロ」
はやりん「なにかな?」
智葉「このゲーム、イカサマをした場合の取り決めは?」
京太郎「っ……!」
928 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/08/24(水) 21:37:31.93 ID:to+B9iKIo
ひぇっ
929 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/08/24(水) 21:38:48.58 ID:j+HBDTtlo
焦って決めようとするなよ……
それが一番マズイ
930 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/08/24(水) 21:40:45.08 ID:Y7YNhNap0
所詮イカサマ、やった時点で負け
931 :
◆rZmmDeFvuY
[saga]:2016/08/24(水) 21:51:52.36 ID:xq8rCnQko
京太郎(大丈夫だ、ハッタリだ……モモちゃんの完璧なステルスがばれる訳ねぇ!)
はやりん「う〜ん☆イカサマの現場を差し押さえたり、証拠を私に提示して、私がイカサマと判断したら」
はやりん「サマこいた方が無条件で負け☆」
はやりん「須賀君がイカサマしていたなら、私は保証できなくなるかな☆」
はやりん「須賀君と真瀬さんを安全に帰宅させるって言う条件は」
京太郎「……つまり」
はやりん「私はそこから先の事について何も関与しない」
由子「大丈夫やろー?予めこの料亭に細工はないことを瑞原プロにチェックしてもらってるのー」
由子「カードを用意したのも協会だし、ディーラーも信頼に足る瑞原プロなのよー」
由子「この条件でイカサマしろって方が難しいのよー」
ダヴァン「まあそうでスか……サトハ、サマを疑っているんでスカ?」
智葉(考えねばならない……この男の言うことはブラフではないのだから……確かにコイツは私の手を視ている)
智葉(それは私の長年の勝負師としての勘ッ!)
はやりん(別にイカサマを私が指摘する必要はないよね☆それも含めての勝負なんだから)
はやりん(ヤクザ相手にソレをする度胸は感服だよ☆伊達に死線は潜っていないね〜)
智葉「さて……」
京太郎(勝つためにはリスクを取らなければならない……まともにやって俺が辻垣内智葉に勝てる訳ないっすよ。ねえ赤阪先生)
京太郎(踏み越えてこそ、掴めるんだ……勝利を)
智葉「オール・インだ、須賀。私の手はJのワンペア!」
京太郎(ッ!勝ったッ!)
ダヴァン「サトハッ!」
智葉「そして……」
辻垣内智葉は刀を抜いた。背筋が凍った。
智葉「今から暴くぞ」
モモ「……ゴクッ」
↓1
コンマ
偶数:モモ見つかる
奇数:勝利!
932 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/08/24(水) 21:57:20.91 ID:sdoDwWuLo
勝った!
933 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/08/24(水) 21:57:38.93 ID:CCLTHR3k0
お
934 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/08/24(水) 21:58:52.12 ID:CCLTHR3k0
上出来上出来
935 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/08/24(水) 22:03:08.25 ID:Y7YNhNap0
はぁ...気づけばよかったのに
936 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/08/25(木) 00:47:30.09 ID:dUN10rvFo
ひやひやしたぜ
937 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2016/08/25(木) 17:06:25.39 ID:fQ7Z+gBE0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1424170204/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1422543387/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1444580451/
938 :
◆rZmmDeFvuY
[saga]:2016/08/25(木) 23:19:55.49 ID:20GV5FYFo
智葉「んっ♡んっ♡ひゃっ♡」
京太郎「う〜」パンパン
智葉「イクっ、イクっ、イイイっ〜〜♡」
京太郎「根をあげるのが早いですよ〜智葉さ〜ん」パンパン
智葉「ああんっ♡」キュンキュン
京太郎(モモの機転のおかげで何とかイカサマはバレなかった……アブねぇなあ、ホント)
智葉「はぁ……はぁ……あんっ!♡」
京太郎(それで観念して、智葉さんは屈服した……こうして尻を突き出しながらメス猫のように喘いでいる)
京太郎「ああ〜〜出すぞ〜〜」ズポズポズポ
智葉「やめっ♡ああぁ〜〜〜♡」ビクッビクッ
京太郎「ふぅ〜〜うっ」どぷっどぷっ
京太郎「よいしょっと」ずぽっ
智葉「はぁ、はぁはぁ……」
京太郎「これが関東きっての大組織の親分かあ……惨めなもんだな……股から汁垂らして」
939 :
◆rZmmDeFvuY
[saga]:2016/08/25(木) 23:29:54.69 ID:20GV5FYFo
京太郎「智葉さん、じゃあもう一本お注射しますね」
智葉「ッ……!」ギュッ
俺は冷蔵庫から薬を浣腸用の注射器に吸い出した。
それをひく付く智葉さんの肛門にあてがい、ゆっくり注入した。
智葉「ひーっ♡ひーっ♡ふぅ、ふぅ♡もうっやめっ……」
京太郎「顔見せて下さい」
あの辻垣内智葉が泣きじゃくっていた。凛とした彼女の面影はそこにはもうない。ただの敗北者だ。
由子「これ使えば気持ちよくて女は天国よー辻垣内さんにたっぷり使ってあげるといいのよー」
京太郎(真瀬さんいわく成分はただのブドウ糖らしいけど……法に引っかからないように念を込めているんだとか何とか……)
智葉「あうっ♡須賀さんっ……もう許してっ……♡」
京太郎「そうだな〜別にあんたに恨みがあるわけでもないけど……まあヤクザなんて因果な事やってたんだからご愁傷様って事で」
それから3日3晩、智葉さんを可愛がってから俺は彼女を連れて長野に凱旋した。
940 :
◆rZmmDeFvuY
[saga]:2016/08/25(木) 23:38:06.02 ID:20GV5FYFo
透華「ああっ〜あなたって人は!流石私の旦那様ですわ!」ウットリ
由子「これで辻垣内家は黙らせたのよー逆らったらお嬢がどんな目に合わされるかってたっぷり脅しておいたのー」
智葉「……」ギロッ
京太郎(あの薬抜けたらまだ目が死んでないんだよなあ、流石ヤクザ)
透華「これで東京は私のものですわ〜あ〜目障りなゴロツキを黙らせて、今最高の気分ですわ!」ルンルン
智葉「私一人潰したところで何も変わらないだろう」
透華「……」
智葉「あんたのとこ、相当恨み買ってるぞ。見ものだな、アンタたちが負けた時……どんな目に会うのか」
透華「これは負け犬の遠吠えという奴ですかね、あなた」
京太郎(どんなに強がってもあの泣き顔を思い出しただけで笑いがこみ上げてくるぜ)
透華「でもそうですわねぇ、せっかくこうして旦那様が連れて来てくれたのですから……彼女も私の側近としてこれから頑張って頂きたく思いましてよ」
京太郎「えっ!ヘッドハンティングだったんっすか?」
一「……」
由子「人材が足りないからしかたないのよー」
智葉「……何させるつもりだ」
透華「こういう仕事が不足していましてよ」
↓1
@ 犬
A 灰皿
B ウォシュレット
941 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/08/25(木) 23:39:10.58 ID:4AqDGcgH0
3
942 :
◆rZmmDeFvuY
[saga]:2016/08/25(木) 23:57:24.78 ID:20GV5FYFo
ーー1週間後
一「旦那様、旦那様」
執務室でスマホを弄りながら寛いでいると、一さんが会いに来た。
一「……辻垣内さんの事なんだけど」
周りを気にするように一さんは小声で切り出した。
透華さんと辻垣内智葉の間に何が昔あったのかは俺は知らない。
でも、透華さんが相当腹に据えかねる事があったのは間違いない。
そうでなければあんな仕打ち、中々出来ない。
智葉さんは厠に首輪で繋がれて、透華さんがした後に尻を舐めさせられている。
一度、透華さんに「あなたも使ってみます?」と言われた時は丁重にお断りした。
一「詫びを入れさせてくれってさ。さっきご飯届けたら、泣きながら懇願されたよ……」
京太郎「俺はかんけーなくないですか?」
一「とーかは取り付く島がないみたい……だから旦那様に仲介して欲しいって」
京太郎「そう言えば、何で透華さんは智葉さんに厳しいんですか?」
一「……」
一さんはそこで眉を潜めてこう言った。
一「衣の件で……昔、ちょっとね」
943 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/08/25(木) 23:59:28.12 ID:OrdXt1Pk0
智葉にこうなるとつらい
944 :
◆rZmmDeFvuY
[saga]:2016/08/26(金) 00:04:03.20 ID:bpMrq1+xo
京太郎(チッ、嫌な話聞いちまったな……一さんも一さんだよ、そんな面倒な話俺に持って来ないでくれよ)
京太郎(天江衣、かあ……透華さんにその話は絶対地雷だろ……)
京太郎(あー、どうしようかねぇ)
↓1
@透華さんに許すよう頼んでみる
A功労者のモモを労いに行く
B智葉さんの様子を見に行く
945 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/08/26(金) 00:06:28.60 ID:B/9O3hGXo
3
946 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/08/26(金) 00:07:42.29 ID:/SzSsa6Y0
3
947 :
◆rZmmDeFvuY
[saga]:2016/08/26(金) 00:10:25.27 ID:bpMrq1+xo
続く
948 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/08/27(土) 18:39:42.71 ID:KvrUMlZno
乙
いいっすねぇ
949 :
◆rZmmDeFvuY
[saga]:2016/08/29(月) 01:32:58.85 ID:q/F40UCzo
屋敷の中は俺も立ち入ったことのない場所の方が多い。
旧館と呼ばれる、戦前からある屋敷の一部、そこにある厠に一さんは俺を案内してくれた。
まず臭いが鼻をついた。
京太郎「何ですかこのトイレ」
一「汲み取り式トイレ。初めてみるよね。昔の日本は尿便をこの穴の底の槽に溜めて、定期的に回収する公共サービスがあったらしいよ」
京太郎「すげえ不衛生なシステムっすねぇ」
一「俗にボットントイレって言うんだって。21世紀中頃にはもう回収サービスもなくなって絶滅したらしいけど」
京太郎「ボットンって……ストレートすぎやしませんか?」
一「地方によってドッポン、スットン、ボッタン、ボチャン、色々言い方あるみたい」
京太郎「へぇへぇ」
そんな絶滅種の便所もあるこの建物は一種の文化財だ。
京太郎「しかしウチはこんなのまだ使ってたんですか?」
一「ボクだって知ったのは最近だよ……長らく封印されていたみたいだけど」
そして様式便器は嫌に奇妙な形をしていた。前方に穴が開いていた。
俺の実家の風呂場くらいあるやけに広い個室。角に柱が一本立っていて、そこに鎖で智葉さんが繋がれていた。
広い個室のど真ん中に便器が置いてある、構造的欠陥のためトイレットペーパーは用意されていないらしい。
950 :
◆rZmmDeFvuY
[saga]:2016/08/29(月) 01:34:28.88 ID:q/F40UCzo
京太郎「透華さんは……ここ、使ってるの?」
智葉「……」
智葉さんは項垂れていた。
一「だいたい朝晩2回。わざわざここに足を運んでいるみたい」
智葉「……もう勘弁して……下さい……」
智葉さんは涙をポタポタ落とし始めた。
一「何があったのか、ほら、話して」
智葉「なめ、舐めさせ……られて……しょ、初日は……げ、げ……」
智葉「髪の毛も、中に、く、くっついて」
智葉さんは小声で独白しながら髪の毛を掻きむしっていた。
透華さんが一日使い終わった後は、使用人がシャワー室に連れて行って洗ってはいるらしい。
智葉「しょ、初日は……前から……後ろ……尻の穴を……気が済むまで……」
951 :
◆rZmmDeFvuY
[saga]:2016/08/29(月) 01:36:01.18 ID:q/F40UCzo
舐め方にも作法があるらしい。ソレを徹底的に智葉さんは仕込まれたようだ。
一「とーかの機嫌が悪い時は?」
智葉「あの日はっ……そうだ、あの日っ……舐めてる最中にっ……オエッ……おおっ……」
そんな事をされるとあの智葉さんも流石に折れたらしい。
智葉「ま、まだ序の口だ……これから私、何をさせられるんだ……あの時は許してくれた……泣いて泣いて、舌で奥まで綺麗に舐めとったら……」
一「多分、辻垣内さんの仕事はとーかの中じゃあかなり甘いよ……龍門渕家の古い使用人に聞いた」
一「旧館には別の便所がある。そこは汲み取り式でない。便座の下に奇妙なスペースがある」
智葉「それだけは、それだけは勘弁して下さい……」
智葉さんは黴びてところどころ欠けたタイル敷きの床に頭を擦り付けて懇願した。
かつて東京にその名を響かせた女親分の形は見る影もなかった。
智葉「それか……いっそ一思いに」
殺してくれ?
それ以上は嗚咽で何も聞こえなかった。俺は何の恨みもない。ただ彼女が敗れた。それだけのことだ。
京太郎「一さん、出て言って下さい」
一さんは無表情で個室から出た。扉がギイっと締まった後俺は……
952 :
◆rZmmDeFvuY
[saga]:2016/08/29(月) 01:38:15.35 ID:q/F40UCzo
一「少しして、何かが落ちる音がした後、個室から悲鳴が聞こえた。ボクは何も感じなかったよ。もうすっかり麻痺していたんだ」
一「30分位かな。旦那様がトイレから出てきて、無言で自室へと帰っていった」
一「その晩、屋敷できらびやかなパーティーがあった。各界の著名人が集まってね、とーかは自慢の息子を皆に自慢していた。」
一「待つしかないさ。あの臭いはとーかだって我慢ならないものなんだから、自然に足は遠のく」
一「その後でどうなるかは彼女の頑張り次第。とーかを満足させれれば、そのまま忘れて貰えるかもしれない。そうしたら、ボクは彼女を鎖から外して、離れの小さな部屋で休ませてあげようと思う」
一「もしかしたら、その手の見世物にして虐げ続ける罰を与えるかも知れない。あの辻垣内智葉に尻を舐めさせる、そんな素敵な厠は瞬く間に、あのパーティーにやってきた連中の間で噂になると思う」
一「死ぬまでその仕事をさせられて、辻垣内家は日陰から這い上がることなんて出来なくなる程の恥をかかされるよ」
一「でも智葉さんにとって最悪なのはとーかの機嫌を損ねてしまうことだ。とーかが脅したように、次は便所の仕事が待っているかも知れないし」
一「そこよりもっと酷い地獄が用意されているから、そこに落とされてしまうかもしれない」
一「それはもうボクにはわからないことさ」
一「この話をキミにした理由?さあ?でも、この話を聞いてキミがとーかと戦うのを思いとどまってくれれば嬉しいな」
一「なにせ、ボクはとーかの事が大好きだからね」
953 :
◆rZmmDeFvuY
[saga]:2016/08/29(月) 01:43:12.01 ID:q/F40UCzo
京太郎(大事なのは忘れることだと思う)
京太郎(人は生きている以上、沢山の罪を犯す。その大小は人それぞれで、運命によってそれはとてつもなく大きなものになる事もある)
京太郎(しかし忘れなきゃあ、とても幸せになることなど出来ないだろう)
透華「……」
京太郎U世「スピースピー」
京太郎(息子を胸に抱いて、静かに眠る彼女を横に、俺は幸せを感じる)
京太郎(それでいい、それでいいんだ)
京太郎「しかし、その晩は目が冴えて寝付く事は出来なかった」
↓1
誰に会いに行きますか?
@菫 A爽 Bモモ C春 Dマホ E佐藤アナ F成香 G尭深 H洋榎 I淡
954 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/08/29(月) 01:44:13.08 ID:ma1Zrs4lo
10
955 :
◆rZmmDeFvuY
[saga]:2016/08/29(月) 01:45:25.07 ID:q/F40UCzo
続く
956 :
◆rZmmDeFvuY
[saga]:2016/08/31(水) 00:37:26.78 ID:uMfguEffo
京太郎「ご無沙汰してたな」
大星淡は屋敷の地下牢に閉じ込められている、俺の戦利品の1つだった。
しかし種牡馬の仕事を休んでからはめっきり足も遠のいていた。
淡「……」ギロッ
京太郎「睨むなよ。入るぞ」
牢屋の鍵を空けて中に入り、淡が気だるそうに寝転がっているベッドに腰掛けた。
淡「するの?」
淡はモゾモゾと起き上がり、俺の股に顔を近づけてきた。
淡「んっ……あっ、もう勃ってる」
淡はおとなしく俺のに口付けした後、しゃぶり始めた。
京太郎(こんな生活してるのに体はムチムチのままってのは一種のオカルトだな)
淡「んぷ、んぷっ、んっ……ひゃっ♡揉むなっ!」
京太郎(このケツ、腰つき、媚びまくってるなあ)
淡「もうっ……はむっ、ちゅぷちゅぷ、あ〜、あむっ」
淡は尻を振りながら、むしゃぶりつく。奴隷の本能だ。淡はもうこれだけの為に生きている。
957 :
◆rZmmDeFvuY
[saga]:2016/08/31(水) 00:37:53.57 ID:uMfguEffo
淡「あ〜♡あんっあんっ♡あ〜〜あ〜〜〜♡」
京太郎「フゥフゥ」パンパン
だらしない喘ぎ声をあげながら、檻にしがみついて、突き出された尻に俺は無我夢中で腰を振った。
淡「あ〜〜♡やぁ〜〜♡あんっあんっああ〜〜♡」
京太郎(デカイ乳房垂らしやがって……ホント下品になったなあ淡は)
かつての白糸台の大将の姿はもうない。
淡「イクっ!イクっ!ああんっ!あっあっアッアッアッ」
息を切らし、膣の中を絞るように動かして、淡は嬌声を出していた。
京太郎(こいつの腟内良すぎるんだよなあ。これと比べると透華さんのはゴム筒だわな)
子供を孕むためだけに生きる雌。大星淡はそれ以外の何物でもない。
京太郎「灼けるっ……くっ」ズチュズチュズチュ
淡「ひぃ〜〜〜♡や〜〜〜!イクぅ〜〜〜♡」ビックンビックン
京太郎「うううぅ〜〜!」ドピュドピュ
彼女の体に覆いかぶさりながら、俺はたっぷり腟内に放精した。
時間にして10秒にも満たないであろうが、末永く感じる幸福感に襲われた。
その残滓がゆっくりと抜けていくのを感じながら、彼女の体の温もりに触れていた。
京太郎「抜くぞ」ズポッ
淡「あっ♡……あ」
淡は尻を突き出しながら床に付していたが、俺が抜くと仰向けになって腰を少しつきだした。
顔は真っ赤に蒸気して、天井を凝視していた。
958 :
◆rZmmDeFvuY
[saga]:2016/08/31(水) 00:38:20.46 ID:uMfguEffo
俺は無言で牢を出てた。
なぜまた淡を孕ませようと思ったのか少し考えても答えは見つからなかった。
京太郎「性、でしかないのかな」
末原さんの顔が思い浮かんだ。
末原「気が向いたらいつでも連絡してーや」
俺は彼女に連絡を取ることにした。
959 :
◆rZmmDeFvuY
[saga]:2016/08/31(水) 00:39:06.60 ID:uMfguEffo
末原「もう連絡はないと思ってたから正直驚いとる」
末原「で、また仕事したいんか?」
京太郎「はい。色々考えましたけど、今の俺があるのも赤阪先生に出会って、この仕事を始めたからなんです」
京太郎「何のためにやってるのかはわかりません。それでもアレをしている時だけ……俺は生きているって感じがあるんですよ」
末原「ほな、ウチの仕事はアンタの望む雌を調達する、それだけです」
末原「誰にするんや?復帰一発目は」
京太郎「そうですね」
↓1 誰にしますか?
960 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/08/31(水) 01:28:44.09 ID:J7/J59xD0
久
961 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/09/04(日) 23:49:03.55 ID:AhCfW6tNO
ヒッサは埋められたんやっけ?
まぁ生きててもあくどい事やってそうやな
962 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2016/09/15(木) 08:20:37.01 ID:VtfOUpRnO
【名前】 秋田 美羽 あきたみう
【性別】 女
【容姿】 長身だが胸はそんなにない
【性格】 常に余裕ぶっており超然としている
【学年】 2年
【高校】 清澄
【特記】観察力が強く相手の考えを予測できる
963 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/10/31(月) 13:05:34.33 ID:Werk+mlRO
まーだ書いてないのか
964 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/06/11(日) 21:40:12.65 ID:tXR/7n6X0
そろそろ再開してくれ
965 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/20(日) 21:28:17.27 ID:553sIU9Ro
待ってる
966 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[age]:2022/01/06(木) 20:11:30.30 ID:yUTHrXhlO
第3回アプリ王優秀作品(90点)
「ウマ娘」パロディゲーム
『【カト娘 館山ダービー】を全クリする放送』
(20:00〜放送開始)
https://youtu.be/v-vQpGo70A8
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