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【R-18】川内型と夜戦の日々〜鎮守府夜伽百景【艦これ】
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1 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/22(金) 23:32:48.08 ID:2sU+VP3J0
提督「参ったな…また長引かせてしまった」
夜の鎮守府。廊下を足早に私室へと急ぐ。今夜の約束を忘れたわけではない。寧ろ片時も頭から離れず、そのせいで若干作業効率が落ちたきらいもある。
私室の扉の前に着いた。鍵は掛けていない。きっと、彼女はもうこの中で待っているだろう。
ノブを掴み、捻る。
提督「すまない、執務で遅くなった…」
謝罪の言葉と共に扉を開け、室内に滑りこむ。
提督「…?」
静かだ。人の気配も薄い。
靴を脱ぎ、畳の上に上がる。それから、電灯のスイッチを押して
提督「っ!?」
初めて、気付いた。部屋の真ん中で座り込んで、黙って下を向いている人物に。
川内「…」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1461335567
2 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/22(金) 23:33:30.12 ID:2sU+VP3J0
『はじめてを、もういちど』
3 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/22(金) 23:38:29.03 ID:2sU+VP3J0
【R-18】川内と夜戦の日々【艦これ】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1440089652/
【R-18】川内型と夜戦の日々〜時々、叢雲【艦これ】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1446564687/
【艦これ安価】川内型と夜戦の日々〜バケツパニック編・甲作戦【R-18】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1457437470/
の前・後日談、幕間、キンクリ集です。
・貴方は上のスレを読んでもいいし、読まなくてもいい
・思い付いた順に書きます。どの時系列かは触れようと思いますので気になる方は参照してみてください
・失踪予備軍
4 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/22(金) 23:39:12.10 ID:2sU+VP3J0
提督「川内…」
僕の声に、川内がはっと顔を上げた。
川内「提督…おかえりなさい」
提督「ずっと待ってたのか」
川内「うん」
ぎこちない笑みをこちらに向ける川内。握り締めた二つの拳が、小さく震えている。その、左の手の、薬指に光る銀。
提督「…楽にしてて良かったのに」
川内「あはは…」
笑ってみせるが、目が潤んでいる。
僕は屈むと、そっと彼女の肩に手を置いた。
川内「っ」
提督「! すまん」
川内「だ、大丈夫、だから…」
ゆっくり立ち上がると、恐る恐る僕の胸に手を当てた。
川内「…うん、大丈夫」
提督「じゃあ」
腕を上げ、その体をそっと抱き締めた。
川内「! てい、とく…」
初めて掻き抱いたその体は、拍子抜けするほど小さく、怯えるように震えていた。
…いや、実際に怯えているんだ。僕のせいで。
川内「提督…」
僕の腕の中で、川内が顔を上げた。目を閉じ、口を突き出すようにすぼめている。
提督「わ、分かった」
腹を括ると、下に向かって口を突き出した。
川内「ん…」
大きくないはずの身長の差が、とんでもなく遠く感じられる。胸の高鳴りを抑え、顔を下へ、下へ、下へ…
川内「…んっ」
触れた。柔らかい、温かい感触。
初めて触れた川内の唇は、食べ飽きた砂糖菓子のように、苦かった。
川内「んっ…んん…」
提督「っ…」
お互い何をしていいか分からず、唇で触れ合ったまま固まった。時折押し付けるように首を動かしては、前歯にぶつかって慌てて離す。
やがて、息が苦しくなってきた。
提督「…っ、はぁっ」
川内「はぁ…ふぅ」
提督「キス、したんだな」
川内「うん。提督と…」
掠れた声で言うと、突然その体から力が抜けた。
提督「大丈夫かっ!?」
崩れ落ちる川内を咄嗟に抱きかかえる。
川内「ごめん…何か、緊張の糸が切れちゃったみたい」
提督「緊張したか。そうだよな」
彼女を抱いたまま、一緒に座り込んだ。
提督「…布団を敷こうか」
5 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/22(金) 23:39:41.30 ID:2sU+VP3J0
…
先日の任務で、報酬として送られてきた煎餅布団。一組の布団に二つの枕を見て、二人して赤面したものだ。
敷布団の上に、向い合って座った。そうして、互いの服に手を伸ばした。
提督「ここは…こうなってるのか?」
川内「そう。このボタンを外すと、上着が」
はらり。制服の上着が外れて落ちた。
川内「っ!」
反射的に、腕で胸元を覆う川内。隠されたその下には、ブラもサラシも見当たらない。
提督「おまっ…下着くらい付けろよ…」
川内「い、良いじゃん別に! …ちょっと、心の準備が」
彼女は深呼吸すると、ゆっくりと腕を下ろした。
拘束を脱した、彼女の肌。日焼けから逃れた、白く、控えめな二つの膨らみ。
川内「…どう、かな」
提督「…」
川内「提督?」
提督「っ、あっ、ああ」
彼女の声に、我に返る。無意識の内に剥き出しの胸を凝視していたようだ。
提督「その、さ…触って、いいか」
川内「! …うん」
そっと、手を伸ばす。指が、柔肌を軽く突いた。
川内「っ…」
肩が震え、乳房にぞわりと鳥肌が立った。
鼓膜を破らんばかりに高鳴る心臓を抑えながら、指を、掌を、彼女の肌に沿わせていく。
川内「っ、ぁ…」
提督「…」
やがて…片方の乳房が、僕の手の中にすっぽりと収まった。熱く火照った肌の向こうに、同じくらいに早鐘を打つ心臓を感じた。それから、掌を突く硬い先端…
提督「…川内っ」
その手で、彼女の体を押した。
川内「あっ」
布団の上に、仰向けに倒れる川内。その上に覆いかぶさる僕。
…蘇る、あの日の記憶。
提督「! す、すまないっ!」
慌てて手を離し、飛び退いた。
しかし、彼女の目に恐怖はもう無かった。
川内「…良いよ。だから」
スカートを外し、白いショーツを引き下ろす。一糸纏わぬ姿で、彼女は僕に両腕を差し伸べた。
川内「ねえ。来て」
提督「川内…川内!」
ズボンも下着も脱ぎ棄てて、彼女の胸に飛び込んだ。がむしゃらに唇を合わせた。今にも暴発しそうな欲望の塊を、彼女の中に…中に……
提督「…あ」
川内「どうしたの?」
怪訝な目で僕を見る川内。
僕は、惨めな気持ちで答えた。
提督「…鉄兜、買い忘れてた」
6 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/22(金) 23:41:47.29 ID:2sU+VP3J0
今夜はここまで
サブタイ見たら分かると思いますが、これは川内と提督がケッコンして初めての共同作業の話です
こんな風に、本編の時系列から外れた話も書こうと思ってます
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/22(金) 23:45:06.37 ID:AkQIGUM1O
立て乙
また読めるとか嬉しい
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/23(土) 01:01:28.26 ID:U6Rlf3IRo
乙
続き舞ってる
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/23(土) 10:07:15.90 ID:Lxty/uTr0
終わってたんだ
続き楽しみ!
10 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/23(土) 23:43:06.95 ID:aEAFilcq0
…
明石「ふわぁぁ…あっ、てっ、提督っ! お疲れ様です」
提督「ああ。遅くまでご苦労」
明石「えっと、何か買われますか?」
提督「ああ、それなんだが…」
コト
明石「へ? …っっっ!!?」カァァァァ
提督「な、内密に頼む…」
明石「は、はいっ」ピ
明石「二千円です…」ガサガサ
スッ
提督「ん、ありがとう」ゴソゴソ
提督「…では、おやすみ」
明石「失礼します」
明石「…その、頑張ってくださいね」
提督「! あ、ああ」
11 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/23(土) 23:45:57.66 ID:aEAFilcq0
…
部屋に戻ると、川内は布団に包まって寝息を立てていた。
提督「…」
静かに、その隣に滑りこむ。
いつもの二つ結びも解いて目を閉じた彼女は、歴戦の戦士であることが嘘のような、無邪気な表情をしていた。
川内「…ん」
僕の存在に気付いたか、ふと目を開ける。それから、こちらに顔を向けた。
川内「…おかえり」
提督「ああ、ただいま」
川内「買ってきた?」
提督「ああ。…どうする、今日はもう寝るか」
川内「ううん。したい」
掛け布団をめくって起き上がった。買ったばかりの鉄兜の箱を開けていると、川内はおもむろに僕の股間に手を伸ばした。
川内「…」
そっと、萎びた肉棒をつついてみる。
提督「何だ、気になるか」
川内「うん…」
両手で包み込むように握ってみる。それから、ぎこちなく前後に扱いてみる。
川内「これで気持ちよくなるの…?」
提督「大体そんな感じだな。…ほら」
不慣れながらも確実な刺激に、そこは少しずつ硬くなっていく。
川内「わ、凄い」
12 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/23(土) 23:46:29.84 ID:aEAFilcq0
提督「そっちも、準備しないとな」
恐る恐る開かれた、彼女の脚の間に手を入れる。薄い茂みに覆われた秘部に、指を伸ばした。
提督「…」
川内「…っ」
大陰唇に指先が触れると、川内は微かに息を呑んだ。秘裂を押し広げると、更に奥へ。女性器の構造を確かめるように、指を動かした。
川内「っ…提、督」
提督「…」
クリトリスの位置が分からずあちこち弄っていると、不意に川内が僕の手に触れた。
提督「…あ、ああ」
中指で、膣穴の入り口を探り当てる。
提督「痛かったら言うんだぞ」
ゆっくりと、膣内へと指を挿れた。
川内「あ、あっ…」
提督「大丈夫か」
川内「んっ…うん、あぁ…」
まだ硬く強張った彼女の膣内は、指一本挿れるのがやっとだ。少しずつ広げるように、小刻みに指を動かす。
川内「んっ、あ、あっ、何、これっ、んっ」
ぷるぷると震える柔肉に、段々と熱い液が滲んできた。戸惑うような彼女の声に、水気が混じり始める。
川内「あっ、んっ、あぁっ、はぁっ、んっ…」
愛液が、掌まで溢れてきた。僕は指を抜くと、ゴムの包みを破った。
提督「えっと、こっち側を当てて…」
凹んだ側を亀頭に当てて、巻かれた縁の部分をくるくると竿にかぶせていく。
提督「これで…良いのか?」
川内「えっ、そういうの使ったこと無いの?」
提督「本来の目的では…」
川内「まさか…提督って、童貞だったの」
提督「…」
黙り込む僕に、川内が吹き出した。
川内「何それ、それなのに私を襲ったんだ」
提督「…すまなかった」
川内「もういいよ。こうやって責任取ってくれたんだから」
そう言うと彼女はごろりと体を倒した。そうして、脚を開いて言った。
川内「…さ、早く頂戴」
13 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/23(土) 23:48:56.95 ID:aEAFilcq0
脚の間に割って入ると、屹立したペニスを掴んで彼女の膣口にあてがった。
提督「ここだよな…?」
川内「うん…」
提督「じゃあ、挿れるぞ」
ゆっくり、腰を前に進める。
川内「あっ、挿入って、あぁっ」
提督「くっ、う…」
あの日ほどではないが、キツい。力を込めてねじ込まないと、押し出されてしまいそうだ。
どうにか根本まで挿入ると、川内は両腕でぎゅっと僕の体を抱き締めた。
川内「…挿入ったね」
提督「ああ」
川内「提督…」
キスをした。唇と唇で触れ合っていると、歯に柔らかいものが触れた。小さく歯列を開くと、ぬるりとして温かいものが、口の中に滑り込んできた。
川内「んっ…むぅ…」
舌で舌を受け止めると、そのまま絡めた。
川内「ちゅっ…んぅ…ふっ…」
彼女の体から震えが引き、噛みつくような膣内の締め付けが和らいでいく。
口を離すと、唇から糸が引いた。見下ろす彼女の顔は上気して、寝起きの時のように蕩けていた。
川内「提督…ねえ、提督」
提督「どうした?」
川内「提督……好き」
提督「! …ああ、僕も」
今までで一番、心臓が激しく鼓動する。深呼吸して、彼女の目をじっと見つめた。
提督「愛してる、川内」
川内「…あぁ」
突然、その目から涙が零れ落ちた。
川内「ああぁぁ…提、督……好き、大好き」
提督「川内…好きだ…」
川内「私たち…やり直せるよね。あんな馴れ初めでも…」
提督「もちろんだ。これから、一杯、愛しあおう」
川内「提督、約束だよ」
提督「ああ」
14 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/23(土) 23:49:58.60 ID:aEAFilcq0
抽迭を始めた。触れ合う肌を感じながら、ゆっくりと、大きく。
川内「んっ…んっ…はぁっ…」
腰がぶつかる度亀頭に触れるのは、子宮の入り口か。絞り出すような声が、半開きの唇から漏れ出す。
川内「あっ、あぁん…はっ、んっ…んっ」
提督「はぁっ、はぁっ…」
性感の波が、腹の奥に押し寄せた。無意識に腰の動きが速くなっていく。
川内「んっ、んっ、あ、あっ、んんっ」
提督「はっ、川内っ、あぁっ、あぁ…」
もはや彼女を気遣うことも忘れて、夢中で腰を振る。
川内「あぁっ、んっ、はっ、てっ、提督っ、提督っ!」
体が熱くなる。腰に力が入る。やがて、ペニスの根本にふわりと浮かぶような感覚が走った。
提督「出すぞっ」
川内「んっ、出して、提督、んっ、あぁっ!」
強く彼女を抱き締めて、僕は射精した。
提督「はぁっ…あぁ…っ」
川内「んっ…」
びくんびくんと尿道が震え、熱い子種が噴き出す。川内の胎内を目指したそれは、出てすぐゴムに阻まれて亀頭に纏わりついた。
提督「はぁ……ふぅ」
射精が終わると、腰を引いてペニスを抜いた。
川内「気持ち良かった…?」
提督「あぁ…」
どうにかゴムを外すと、苦戦しながらも口を結んだ。
提督「…お前、イってないのか」
川内「私のことは気にしないで」
提督「いや、それじゃあ気がすまない。ちゃんとお前にも気持ちよくなってもらわないと」
川内「じゃあ、これからも目標だね。…一緒に、イくこと」
提督「ああ、頑張ろう」
15 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/23(土) 23:56:02.42 ID:aEAFilcq0
『はじめてを、もういちど』および今夜の更新はここまで
カミ車もらえる任務のためにキス島を目指してるけどまっっっっったくボスに辿りつけない
16 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/24(日) 00:57:51.43 ID:2oDDtUST0
あっそうだ(唐突)
これ見たいってシーンがありましたら前スレが残ってるのでdat落ちするまでは書いてもらって大丈夫です。安価スレの方でも構いません
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/24(日) 00:59:36.81 ID:pafD0dQgO
乙
舞ってる
18 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/26(火) 22:24:26.94 ID:A6gPbYK90
『ハーレムへの第一歩』
那珂「…行動で示して欲しいな。私も、神通お姉ちゃんも。一緒にシてよ」
…
夜食もちゃぶ台も片付けて、布団を敷いた。
提督「三人じゃ狭いかな…」
神通「これくらいなら我慢します」
那珂「くっついてる方が良いもんね」
提督「それもそうか」
それぞれ、着ている服を脱いだ。裸になると、三人で顔を見合わせた。
提督「どっちから行く?」
神通「私は後でも」
那珂「じゃあ遠慮無く」
那珂が近寄ってくる。その体を抱きとめると、二人で布団に倒れ込んだ。
那珂「ん…ちゅ」
唇が触れるや否や、ぬるりと舌が入り込んでくる。絡める間もなく歯列をなぞり、唾液をたっぷり染み込ませると、口の中身をちゅるちゅると吸う。
那珂「ちゅぅ…っ、んっ…っは!」
口を離すと、腹の上に這い上がってきた。腰に馬乗りになると、半勃ちのペニスを掴んで自らの膣内に無理矢理ねじ込んだ。
那珂「んっ…と」
提督「おおう、挿入った…」
肉棒を受け入れると、那珂は深く息を吸った。
…久々の、アレだ。
那珂「んんっ…はぁっ!」
次の瞬間、彼女の膣内が激しくうねりだした。
提督「あぁっ、やっぱり、うわっ」
ペニスはたちまち膨れ上がり、窮屈そうに膣壁を押す。小刻みに震え、いよいよ精液を吐き出そうとしたところで、那珂が動きを止めた。
提督「…あっ」
那珂「そんな勿体無いことはしないよ」
そう言うと彼女は、焦らすようにゆっくりと腰を振り始めた。
那珂「んっ…あんっ…んんっ…」
温かい肉のひだが、ねっとりと絡み付く。一番下まで腰を落とすと、先端が膣の最奥にぶつかり、その度に肩が跳ね、締め付けが一瞬強くなった。
那珂「はぁっ…んっ、あっ、んっ、ん…」
だんだん、焦れったくなってきた。
僕は体を起こすと、彼女の尻を両手で掴んだ。そのまま上下に揺する。
那珂「やぁっ、あぁんっ、あっ、やっ」
突然のペースアップに、嬌声を上げながらいやいやと首を振る那珂。僕は構わずに抽迭し続ける。
那珂「あぁっ、あはぁっ、んっ、あっ、はっ、ああっ」
提督「一旦、出すぞ」
腰を強く押し付けると、射精した。
19 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/26(火) 22:24:59.83 ID:A6gPbYK90
提督「っ…うっ」
那珂「はぁ…はぁ…」
布団の上に寝かせペニスを抜くと、那珂は不満気に口を尖らせた。
那珂「ちょっとぉ、那珂ちゃんまだイってない」
提督「それは悪かった…」
神通「ですが、もう交代ですよ」
後ろから神通が割り込んできた。彼女は僕の前に寝そべると、萎えてべとべとの肉棒を口に含んだ。
神通「ん…むぅ…」
緩やかな刺激を感じながら、僕は那珂に手招きした。
那珂「なぁに?」
近寄ってきた彼女の腰に片方の手を伸ばすと、未だ乾かぬ秘裂に指を挿し込んだ。
那珂「あんっ…」
奥のほうを掻き回すと、先ほど出した精液が愛液と混じって漏れ出してきた。
那珂「やっ、お布団汚しちゃう」
枕元からティッシュ箱を手繰り寄せると、数枚抜き出して汁を拭う。
そうこうしている内に、ペニスが元の硬さを取り戻してきた。
神通「では、失礼します…」
肉棒を口から離すと、代わりに膣口をあてがう。それから対面の向きで腰を沈めた。
神通「んあっ…」
狭い膣内に肉棒が挿入っていく。前戯もまだなのに濡れているのは、那珂としている間に自分で慰めたからか。
神通「んっ、んっ、んぁっ、んっ」
小刻みに腰を上下させる神通。片手で揺れる尻を抱きながら、もう片方の手で那珂の秘部をくすぐる。
那珂「あんっ、んんっ…っ、ふっ、んっ…」
神通「んあっ、んんっ、ん、く、あぁっ」
神通が僕の首にしがみつく。腰の動きがが速くなっていく。
神通「んあぁっ、あんっ、んっ…っ…」
頭を引き寄せて、唇を重ねた。貪るように舌を絡めあいながら、抽迭を更に速める。同時に、那珂への愛撫も激しくなっていく。
神通「んっ…っ…っは、はぁっ、むっ…」
那珂「ああんっ、ああっ、やぁんっ、あんっ」
指を咥えた那珂の膣内が、にわかに震えた。
那珂「あああんっ!」
神通「っ、んあぁっ、あぁっ…!」
一拍遅れて、神通が声を上げ絶頂する。ペニスを強く締め上げる彼女の中に、精を放った。
20 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/26(火) 22:25:49.30 ID:A6gPbYK90
神通「っ…あぁっ…ん…」
那珂「はぁっ…んぅ…」
一息つくと、那珂は立ち上がった。
那珂「シャワー浴びてくるね」
提督「ああ、行ってこい」
神通「んっ…」
ペニスを抜き、僕の膝から降りる神通。
神通「では、私も」
そう言うと彼女も、那珂を追って浴室へと消えた。
提督「あぁ眠…」
ぼやきながら布団に横になる。今日一日、大忙しだった。
欠伸が出る。二人が上がったら、僕もシャワーを浴びよう。そんなことを考えながら、目を閉じた。
「ちょっと! 何やってるのよ、いい加減起きなさいよ!」
21 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/26(火) 22:27:47.11 ID:A6gPbYK90
『ハーレムへの第一歩』及び今夜はここまで
1スレ目の休日編で秋刀魚の犠牲になった3Pシーンでした
地元でアーケード置いてるゲーセンが微妙に遠い…
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/27(水) 00:04:14.19 ID:rkDPJ81XO
川内はゴム有りなのに神通達は生なのか…
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/27(水) 01:05:41.46 ID:7pFBXcvgo
時系列的に考えて川内はまだピル飲んで無いころでしょたぶん
24 :
◆eXipHdytqM
[sage]:2016/04/27(水) 07:09:39.69 ID:Mp62eYln0
最初の川内のは1スレ目よりも更に昔の話ですよ
強いて言うなら秋刀魚編で提督がちらりと触れた『ケッコンして初めて寝た時』の模様
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/27(水) 07:10:46.04 ID:rtzNeNkbo
乙ー
26 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/29(金) 00:02:47.34 ID:CgyTIjyb0
「アンタが司令官ね。 ま、せいぜい頑張りなさい」
27 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/29(金) 00:03:50.01 ID:CgyTIjyb0
『をとめのすがた しばしとどめむ』
28 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/29(金) 00:04:35.81 ID:CgyTIjyb0
随分と気の強そうな娘だ。そのくせ、白い制服の上からでも分かるほどに痩せている。これが、今世界を危機に陥れている深海棲艦に、唯一対抗できる兵器だというのか?
…と、僕が最初の秘書艦、叢雲に抱いた印象は、お世辞にも良いものとは言い難かった。
それから数週間。
叢雲「やり直し。ったく、何回言ったら分かるのよ!?」
突き返された紙面は、白と黒と、圧倒的な赤に染まっていた。
叢雲「…何よその顔。文句があるなら言ってみなさいよ」
大アリだ。そもそも、この間まで航海法や火器の操作を習っていたというのに、どうして急に艦隊運営の話になったのだ。おまけに、その『艦』も…
叢雲「仕方ないじゃない。深海棲艦には、アンタたちの時代の兵器が通じないんだから」
それだってもう聞いた話だが、未だに訳が分からないんだ。確かに得体の知れない存在だが、姿あるもののはず。それなのに、どうしてミサイルも魚雷も使えないんだ?
叢雲「それが分かれば苦労しないわよ。あたしたちの頃とは比べ物にならない、馬鹿みたいに高性能な兵器が、あいつらを狙うと途端に明後日の方向に飛んで行くんだから。…でも、もし理由があるなら」
あるなら?
叢雲「兵器を制御するこんぴゅーた、とやらと、アンタたち命あるもの…それぞれ、見える世界が違っているのかも知れない」
…。
叢雲「…ほら、無駄話はおしまい! さっさと書き直す!」
それから、一ヶ月後。
元帥「本日付で、君を大佐に昇格とする」
…はい?
元帥「同時に君には、第十一駆逐隊の司令を務めてもらう。明日、引き合わせがあるから、秘書艦と準備しておきたまえ」
…はっ。
ありがとうございます、これから一層精進してまいります。
29 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/29(金) 00:05:06.40 ID:CgyTIjyb0
その翌日。
この間中佐になったばかりだというのに、今度は大佐になれという。昇進が早いのは結構だが、どうにも信じがたい。
叢雲「ほら、しゃんとしなさいよ。腐っても艦隊司令官の一員になるのよ」
そうは言ってもなあ…
ところで、お前もその、第十一駆逐隊のメンバーになるのか?
叢雲「ええ、そうよ。本当は別の駆逐隊のはずだったのだけれど、僚艦がまだ一隻も建造されてなくて。十一駆には昔いたことがあるから、しばらくそこに所属することになるわ」
建造、ね…
同じ駆逐隊なんだから、姉妹でもあるんだろう? それが、生まれるんじゃなく建造されるって、なんだかおかしな気分だ。
叢雲「あのねぇ、あたしは艦娘よ? あんたとは違うの」
それはそうだが…
叢雲「! ほら、吹雪たちが来るわ」
彼女の言葉と同時に、部屋のドアがノックされた。
入るよう声をかけると、遠慮がちにドアが開いた。
「失礼します」
ぞろぞろと入ってきたのは、同じセーラー服を纏った四人の少女。聞いた話では叢雲とも同型らしいが、それとは随分と見た目が違う。
一斉に敬礼すると、まず最初に、右端の一つ結びの娘が口を開いた。
吹雪「初めまして! 本日付で司令官のお世話になります、第十一駆逐隊旗艦、吹雪型一番艦の吹雪です。よろしくお願い致します!」
次に、その隣のおさげ髪の少女。
白雪「吹雪型二番艦、白雪です。よろしくお願いします」
続いて、髪の長い、眠そうな目の娘。
初雪「同じく三番艦、初雪です…よろしく」
最後に、ショートヘアの娘。
深雪「同じく四番艦、深雪だよ! よろしくなっ!」
叢雲「…吹雪型五番艦、叢雲。以上、五隻。本日を以って貴官の指揮下に入ります。これから、よろしく頼むわよ」
ああ。こちらこそ、よろしく。
ひとまず良い子たちそうだ。少なくとも、叢雲以上の跳ねっ返りはいなさそうなことに、取り敢えずほっと胸を撫で下ろしたのであった。
30 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/29(金) 00:05:37.81 ID:CgyTIjyb0
叢雲「…あぁもう、さっきからソワソワしてるんじゃないわよ!」
し、仕方ないだろ! 初めての遠征なんだし…
叢雲「あの子たちだって、今まで遊んでたわけじゃないのよ。きっと、無事に戻ってくるわ」
…そうだな。うん、きっとそうだ。
白雪「お疲れ様です、司令官。お茶をお淹れしました」
お、ありがとう。気が利くな。
白雪「いえいえ。五人組の駆逐隊だと、四人で出る任務の時どうしても一人余ってしまいますから。その分、しっかりお勤めしないと」
おーい、初雪ー、いい加減起きたらどうだー?
初雪「…んんっ」
こら、起きろ。皆もう出撃してしまったぞ。
初雪「え〜、私今日は休みなんだけど」
休みじゃなくて控えだろ。ほら、さっさと布団から出る!
初雪「うえぇ…司令官、何かだんだん叢雲に似てきた…」
…
深雪「…」
また、廊下で電とぶつかったそうだな。
深雪「いやー、今度こそ避けられると思ったんだけど」
避ける避けないじゃなくて、廊下は走るなといつも言ってるだろう。電がまた泣いてたぞ。
深雪「参ったなぁ…もう気にするなって、いつも言ってるんだけど」
…とにかく、気をつけるんだぞ。次は無いからな。
31 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/29(金) 00:06:07.99 ID:CgyTIjyb0
吹雪「私、貴方が司令官で良かったと思います」
いきなりどうしたんだ?
吹雪「いえ、その…失礼ですが、最近、何だか悩んでおられるようでしたので…もしかして、ご自分の働きに不安を感じておられるのではと」
不安かぁ…
…ああ、いや、違うんだ。お前たちのことは信頼してる。ただ…
吹雪「ただ?」
心配なんだ。…叢雲が。
吹雪「叢雲ちゃん、ですか?」
ああ。彼女、いつも私に、もっとお前たちと接するように促してくるんだが、その分の書類仕事を残らず独りでやってしまうんだ。ありがたいと言えばそうなんだが、ちゃんと休めてるか心配でな。
吹雪「そうですか…実はあの娘、いつも一緒にご飯を食べようとしなくて…私たちも心配してたんです」
そんなことが…
すまないが、お前たちの方でも気を付けておいてくれないか。
吹雪「はい!」
…暑い。寝苦しい夜に耐えかねて、僕は布団を抜け出した。外の空気でも吸おうと廊下に出ると、仕事部屋から明かりが漏れているのに気付いた。
そっとドアを開け、部屋の中を覗く。
叢雲「…」
…まだ起きてたのか。
叢雲「! 何、起きてきたの」
暑くて起きたんだ。そっちこそ、こんな遅くまで何してる?
叢雲「書類の残り。昼間、吹雪に邪魔されたから」
! 邪魔って…
叢雲「別に、休まなくたって大丈夫なのに。余計なお世話なのよ」
彼女は、私の指示でお前に目を掛けていたんだ。お前が、あまり無茶をしないように。
叢雲「あのねぇ…艦娘と人間は違うの。休まなくたって平気なのよ。いい加減分かりなさいよ」
だが、吹雪たちはそうでもなさそうだぞ。
叢雲「…色々いるのよ」
色々って何だ。同じ艦娘なんじゃないのか
叢雲「ああもう、うるさいわね! 明日も早いんでしょ? さっさと寝なさいよ。あたしは…にう、寝るわ」
ああ、そうか。そうしてくれ。
…おやすみ。
叢雲「おやすみなさい」
32 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/29(金) 00:08:13.25 ID:CgyTIjyb0
今夜はここまで
リクエストにあった、叢雲との馴れ初めです。
時系列飛び飛びだから読みにくくて仕方ないな…
33 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/29(金) 00:13:41.40 ID:CgyTIjyb0
>>31
叢雲「にう、寝るわ」→「もう、寝るわ」
にうって何だよ(哲学)
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/29(金) 00:16:31.04 ID:ipMNuf9lO
乙
叢雲はにうかわいい
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/29(金) 00:34:42.22 ID:GWreJzOFO
にう。良かった
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/29(金) 07:39:50.95 ID:IOkPDkHAO
にう
実にいい
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/29(金) 10:07:18.98 ID:HQMx8xF+o
にう
可愛いなあ
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/29(金) 10:10:21.46 ID:zCTPaM5DO
にう
好き
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/29(金) 12:50:07.10 ID:Q8OlsN5Q0
おい、流行ってしまったぞ。
40 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/29(金) 13:23:51.13 ID:CgyTIjyb0
吹雪「では、行ってきます!」
ああ。気を付けて行ってくるんだ。
…旗艦。ウチの娘たちの初めての艦隊決戦だ。どうか、無事に連れて帰ってきてくれ。頼む。
川内「まっかせてよ。と言っても、機動部隊の護衛だから直接叩くことは少ないと思うけど。あーあ、新米たちに夜戦の楽しさを教える絶好の機会なのに」
白雪「お、お手柔らかにお願いします…」
深雪「いやぁ、わくわくするなぁ!」
初雪「…帰りたい」
叢雲「馬鹿言うんじゃないわよ、まだ出撃してすらいないのに。…じゃあ、しばらく空けるから、あとはよろしく頼んだわよ」
ああ。任せておけ!
41 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/29(金) 13:24:20.04 ID:CgyTIjyb0
…叢雲、叢雲!
叢雲「…何よ、騒々しい」
お前…大怪我してるじゃないか! 早く治さないと。
叢雲「だから、これから直しに行くんじゃない。ほら、さっさとどいたどいた」
何でそんな平気な顔をしているんだ。お前…
腕が、ちぎれてるじゃないか…
叢雲「このくらいいつものことよ。入渠すれば元通り」
吹雪「あの…お気持ちは分かりますが、入渠を優先してあげてください。本当に大丈夫なので」
叢雲「そういうこと。…言っておくけど、川内を責めようなんて思わないでよ。アイツの指揮じゃなきゃ、もっと悪い結果になってたわ」
…
叢雲「…さ、行くわよ」
吹雪「失礼します…」
叢雲「…おはよう」
叢雲! 怪我はもう…
叢雲「なぁに鳩が豆鉄砲食ったみたいな顔してるのよ。ええそうよ、もう腕も元通り」
どう、して
叢雲「これが人間と艦娘の、大きな違いの一つよ。分かったらさっさと報告書作る!」
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/29(金) 20:19:21.93 ID:/Gm3Z5uvO
にうーーーーー
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/29(金) 22:13:32.84 ID:Q8OlsN5Q0
人間と違って腕はもげても治るのに
人間と同じで処女膜は再生しないのか
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/29(金) 22:16:37.34 ID:n+e9i5ISO
艦娘として受けた傷は治るけど人間として受けた傷は治らなかったような
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/29(金) 22:20:07.02 ID:Q8OlsN5Q0
ということは神通の鞭痕も…!
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/29(金) 22:36:54.49 ID:flRZSi3D0
じゃあ艤装付けてヤれば常に初モノだな
47 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/29(金) 22:52:54.85 ID:CgyTIjyb0
叢雲「…ったく、ほんっとうにアンタって馬鹿ね」
悪かったな…ゲホッ、ゴホッ
叢雲「ああもう、そんなことしてないで寝ときなさいったら!」
よせ、近寄るな。感染るぞ。
叢雲「伝染らないわよ! ほら、さっさとそれ寄越す」
だが、これ以上お前を働かすわけには
叢雲「それで自分が風邪引いてちゃ世話ないわね」
うっ…
叢雲「あのね、アンタは将校で、艦隊指揮官なんだから。少しは頼ることを覚えなさいよ。でないと」
でないと、何だ?
叢雲「…まるであたしたち、信用されてないみたいじゃない」
…!
叢雲「それとも、本当に信用できない? ヒトとも兵器ともつかない存在は」
そんなことはない! 私はお前たちを
叢雲「じゃあ、任せて頂戴よ。信用してるなら、問題ないわよね?」
…
叢雲「そしてアンタはもう寝なさい。早く治さないと。皆、心配してるわ」
…分かった。
叢雲「そう、それで良いのよ」
48 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/29(金) 22:53:44.61 ID:CgyTIjyb0
いやぁ、また派手にやられたな。
深雪「ちょっとしくじっちまったよ。ま、生きて帰れただけ良かった良かった」
そうだな。
深雪「…司令官も、最近やっと板についてきたって感じだな」
そうか? 私はまだまだだよ。
深雪「でもさ、何と言うか…上に立つ人間らしくなってきたって言うか」
それは、碌でもない人間になりつつあるってことか。
深雪「そ、そんなわけないよ!」
ははは、冗談だ。ありがたく褒められとくよ。
…そうだ。もう十二月なんだな。
深雪「全く、早いもんだねぇ」
どうやら他の駆逐隊ではクリスマスにちょっとしたパーティをするそうだが、私たちもケーキでも買って食べようか。
深雪「ケーキ! 良いね、食べたいね!」
そいつは良かった。他の皆にも言っておいてくれないか。
深雪「おう、任せときな!」
…という訳なんだ。
叢雲「クリスマスぅ? 西洋のお祭りじゃないの。あたしたちには関係ないわ」
悪いな、現代人にその言い訳は通じないんだ。お前にも来てもらうからな。
叢雲「良いわよ別に。あたしがいたって面白くないでしょ。それに、一人抜ければケーキの取り分も増えて一石二鳥」
そんな悲しいことを言うなよ。それにお前、ここのところまともに飯も食ってないだろ。
叢雲「! …何のこと」
とぼけるな。初雪から聞いたぞ、食堂にお前が現れないって。それに、酒保でカロリー菓子ばかり買っているともな。
叢雲「…何か問題でも?」
お前…無茶苦茶やるにも限度があるだろう。このままだと死にかねないぞ。
叢雲「死なないわよ、人間じゃあるまいし。それとも、やっぱりあたしの言うことは信用できないかしら」
信用してるさ。だが、それとこれとは話が別だ。
叢雲「何が違うのよ」
だってお前、自分で自分のことも分かってないんじゃないかって
叢雲「馬鹿なこと言うんじゃないわよ!」
っ…
叢雲「いつまで経っても甘っちょろいことをうだうだと…分かってないのはどっちよ!? これ以上、余計な気を回さないで頂戴」
そう言い残すと、彼女は去ってしまった。
49 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/30(土) 00:17:07.72 ID:Z1H2XAXD0
…
吹雪「し、司令官…?」
白雪「やっぱり、叢雲ちゃんのこと…」
…
深雪「なあ、司令官…そんな怖い顔してちゃ、ケーキも肉も美味しくないぜ…?」
…何を言っている? 私はいつも通りだが
初雪「…やっぱり、これじゃ駄目。呼びに行こう、司令官」
別に、本人が嫌だと言うんだから無理して誘うことはないのに。
見たことのない初雪の気迫に負け、渋々執務室に向かう。
ドアをノックし、呼びかけた。
おーい、叢雲。いるんだろう?
…
叢雲ー、返事くらいしろー?
…
…叢雲?
強くドアを叩くが、反応が無い。
…まさか。
おい、叢雲! どうしたんだ!
ドアを蹴破り、中に飛び込む。
そこで目に飛び込んできたのは、椅子から転げ落ちて床に横たわる、一人の少女。
叢雲! おい、しっかりしろ! 叢雲!!
抱き起こし、呼びかける。しかし、彼女はぴくりとも動かない。
私は恐ろしい程に軽いその体を抱き上げると、医務室に走った。
軍医「…極度の疲労ですね。しばらく安静にすれば、また良くなるでしょう」
そうですか…
申し訳ありません、私が不甲斐ないばかりに
軍医「彼女の噂は聞いています。貴方が気に病むことはありませんよ。これからは、今まで以上にしっかり目を掛けてあげてください」
50 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/30(土) 00:19:22.55 ID:Z1H2XAXD0
叢雲「…」
叢雲「…ん」
! 気が付いたか
吹雪「叢雲ちゃん!」
初雪「叢雲!」
叢雲「…あら、あたしったら、いつの間に寝て」
きょとんとする彼女の鼻先に、ケーキを一掬い、フォークに刺して突き出した。
叢雲「…何よ、それ」
食え。
叢雲「アンタが食べなさいよ。あたしはまだ仕事が」
食うんだ。さもないと、軍法会議にかけるぞ。
叢雲「軍法会議って…何馬鹿なこと言ってんぐっ」
ぼやく彼女の口に、ケーキを突っ込んだ。
驚いたように目を見開く。白いクリームをもごもごと咀嚼する小さな口から、声が漏れる。
叢雲「にゃにこれ、おいひぃ…」
叢雲「甘くて…ッ、ヒクッ…」
叢雲「…グスッ…ぁ…あぁ…うあぁぁぁぁ…あ゛ぁぁぁ…」
ほら、まだあるぞ。もっと食え。
声を上げて泣く彼女の口元に、ケーキを掬っては運んでいく。涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにしながらも、叢雲はフォークに食いつく。
全部、お前のためにあるんだからな。だから…ッ、遠慮、するな…
叢雲「うえぇぇん…じれいがん……あだじ…あだじぃ…」
お前は兵器なんかじゃない…人間なんだ…ッ…間違えることもあるッ、あ゛ぁっ、それに…無茶したら、そりゃあ壊れちまうよ…ッ、だから、そんな時は…頼ってくれよ…なぁ…
吹雪「そうだよ…独りで頑張らないで…ね」
初雪「…」
涙を流しながら呼びかける吹雪に、下を向いて黙り込む初雪。僕は泣き続ける叢雲にケーキを食べさせながら、自分でもボロボロと泣いていた。
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/30(土) 00:30:40.80 ID:Bn537URRO
にう?
52 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/30(土) 00:47:24.82 ID:Z1H2XAXD0
おかしい…これは何かの間違いだ…
叢雲「何よ、落ち着きが無いわね」
叢雲、丁度いいところにきた。私を一発、殴ってくれないか。
叢雲「はぁ? とうとう頭をヤッたの?」
いいから、早く。
叢雲「な、何、そこまで言うなら…行くわよ、えいっ!」
痛っ
叢雲「…これでいい?」
…痛い。夢じゃない。
叢雲「だから、さっきから何をぶつぶつ言ってるのよ」
それがだな…こいつを見てくれないか。
叢雲「なにこれ、辞令? どれどれ…『貴官ヲ聯合艦隊総司令官ニ任命ス』…」
な?
叢雲「…司令官、ちょっとあたしを一発殴ってもらえないかしら」
…彼女の言う通りに殴りかかろうとしたところで、たまたま入ってきた白雪に憲兵を呼ばれかけ、二人とも冷静になった。そうして、ようやく現実を受け止めることができた。
53 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/30(土) 00:49:39.94 ID:Z1H2XAXD0
…しかし、人間、環境に放り込まれれば慣れてしまうもんだなあ。
そんなことを考えながら、書類に判を押してゆく。
ふと、執務室の扉を叩く音がした。
入っていいぞ。
叢雲「失礼するわ。話って何?」
おお、来たか。喜べ、吹雪に続いてお前にも、第二次改装が決定したぞ。
叢雲「」
叢雲?
叢雲「…! あ、あら、そう。それは良かったわね」
何だ、他人事みたいに。嬉しくないのか?
叢雲「いえ、そうじゃなくて。ちょっと実感が湧かないの。…思えば、もうそんなところまで来たのね」
…ああ、そうだな。
叢雲「…どうかしら、新しい叢雲は」
…
叢雲「ちょっと、何か言いなさいよ」
…お前…成長したんだな。
叢雲「ど、どこ見て言ってんのよ! …ま、いつまでも進歩がないのは嫌だから」
これから、もっと強くなるんだな。
叢雲「当然よ。期待してなさい」
…そして、色々あって。
『…好きよ、司令官』
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/04/30(土) 00:53:55.64 ID:pRNme5x10
おかしいな...目から汗が...
55 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/30(土) 01:03:35.51 ID:Z1H2XAXD0
…これでおしまい。長くなってしまったな。ま、それだけの思い出があるってことだ。
後悔は無いさ。今こうして、お前にママとの昔話ができるんだ。きっと、間違ったことなんて何一つ無かったんだ。
ただ、一つ心残りがあるとしたら…
告白の直前、ママはパパに言ったんだ。『月に叢雲』って。難しい言葉だけどな、まあ簡単に言うと、満月を隠す雲みたいに、自分が邪魔な存在だって、そう言ったんだ。もちろんパパは違うって言ったさ。その時に、もっと気の利いた言い方ができてたらなって、そう思うんだよ。
例えば、そうだな…
学校で百人一首は習ったかな? 確かそれにあったと思うんだが
『天つ風 雲の通ひ路 吹き閉ぢよ』…
「ご飯できたわよー」
…いや、やっぱりやめた。言うほど上手くないし、そもそもパパはそう言うの苦手だ。
さ、降りよう。ご飯が冷めてしまう。
…
56 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/30(土) 01:04:36.15 ID:Z1H2XAXD0
『叢雲《をとめ》の姿 しばしとどめむ』
___風よ吹け。この雲を僕のもとから去らせてくれるな。
叢雲こそ、僕の天女なのだから。
57 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/04/30(土) 01:08:33.39 ID:Z1H2XAXD0
『をとめのすがた しばしとどめむ』及び今夜はここまで。
この薄ら寒いネタは本編で使おうと思って忘れてたものです
それにしてもアーケードむずいっすね。主砲が全然当たらなくて迷わず選んだ叢雲に申し訳ないレベル
あと、浜風が盾を振り回すゲームにリアルラック全部吸い取られてる気がする。今度のイベが心配。
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/30(土) 01:12:03.39 ID:B3n/VCgpo
そーかそーか遠まわしに、、そーかそーか
コロしてでも奪いt(ry
乙
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/30(土) 01:13:24.80 ID:6Qh3vyDdO
にう(乙)
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/30(土) 10:29:27.39 ID:61IxBQFHo
にう
叢雲可愛い
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/30(土) 12:53:51.95 ID:GuH4nRWDO
にうにうマジ天使
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/04/30(土) 13:03:37.64 ID:Rg/O3M1OO
にうー
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/01(日) 00:26:07.58 ID:iauxVUwjO
にう!
64 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/05/01(日) 16:45:38.54 ID:nprPERI+0
『シルクの雲も、恋する季節』
巻雲「好きな人、ですかぁ?」
夕雲「ええ、好きな人」
巻雲「それはもちろん、夕雲姉さんですよ!」
半ば予想通りの答えに、私は思わず吹き出した。
夕雲「ありがとう。でも、そうじゃなくてね。異性として気になる人はいないか訊いてるの」
巻雲「異性として…?」
頭を抱えて考え込む巻雲。
所謂『恋バナ』だけれど、私たちの間では珍しくも何とも無い。見た目の歳相応に恋だってするし、恋に恋することだってある。最も、相手がいるとなると、それは大方提督か、駆逐隊の司令さんになってしまうのだけど…
ちなみに、私たち第十駆逐隊の司令は女の人。寧ろ、恋バナに混ざってくる側ね。
巻雲「うーん…巻雲、よく分かんないです」
夕雲「そう、まだ早かったかしら」
巻雲「そう言う夕雲姉さんは、どうなんです?」
夕雲「私? 私は…」
長波「あっ、いた。夕雲姉ー、ちょっと良いかー?」
夕雲「はーい、どうしたの?」
長波「ごめん、ちょっと高波がさ…」
夕雲「あらあら、それは困ったわね。…分かったわ、すぐ行くから、少し待ってて頂戴」
巻雲「夕雲姉さん…?」
夕雲「ごめんなさい巻雲さん。ちょっと、行ってくるわ」
巻雲「あっ…はい……」
65 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/05/01(日) 16:46:21.38 ID:nprPERI+0
…
用事を済ませて戻ってくると、巻雲の姿が見えない。
夕雲「巻雲さん? あら、どこかに行ってしまったかしら…」
秋雲「おっ、夕雲じゃん。巻雲探してんの?」
夕雲「あら、秋雲さん。ええ、そうなのよ。どこに行ったら知らないかしら?」
秋雲「巻雲なら、さっき独りで外に出てったよ。正面玄関の方行ってたから、正門に向かったんじゃないかな」
夕雲「ありがとう」
…
夕雲「巻雲さんは……!」
いた。ロータリーの木に隠れて、正門をじっと眺めている。
夕雲「何を見ているのかしら…?」
施設が施設だけに、門から入ってくる者は滅多にいない。警備の憲兵も暇そうにしている。そう言えばあの憲兵さん、去年来たばかりだったわね。何でも自分で希望して内地に残ったって。変わった人ね…
「夕雲? こんなところで何してるの?」
夕雲「ひゃあっ!?」
背後からの声に慌てて振り返ると、陽炎が不審げにこちらを見ていた。
夕雲「あ、あら、陽炎さん…」
陽炎「どしたの、こんなところで」
夕雲「えっと、それが、その」
陽炎「? …あれ、あそこにいるの、あんたンとこの娘じゃない」
夕雲「あっ、そ、そうなんです。ずっと探しててやっと見つけたんだけれど、何だか真剣に門の方を眺めてるから声をかけづらくて」
陽炎「ふぅん…」
彼女は巻雲と私を交互に見ると、不意に目を細めた。
陽炎「…家出の計画立ててたりして」
夕雲「!!」
陽炎の言葉に、私ははっとなった。
ここのところ、立て続けに夕雲型の艦娘が着任している。そちらの世話に気を取られて、巻雲や今までいた娘たちのことが疎かになってはいなかっただろうか。だとしたら…
陽炎「…何て、冗談よ冗談。そんな深刻な顔しなくても」
夕雲「陽炎さん」
陽炎「っ、な、何よ…」
夕雲「心当たりはあるんです。それも、私の落ち度で…ただ、いきなり本人に切り出すのは流石に躊躇われます」
陽炎「そ、そうね」
夕雲「ですので、しばらくこんな風に様子を見てみたいと思うんです。乗りかかった船ですし、陽炎さんも、付き合ってくださいますね?」
陽炎「えっ、ちょっ、何で私が」
夕雲「いいね?」
陽炎「アッハイ」
66 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/05/01(日) 17:30:54.73 ID:nprPERI+0
…
陽炎「ああもう、いつまで私をこんな間諜ごっこに付き合わせる気よ!?」
朝潮「まあまあ、良いじゃない。妹、それもすぐ下の娘のことが気になるという気持ちは、私にも分かるわ」
陽炎「っていうか、何で朝潮まで加わってんのよ…」
朝潮「甲型の長女二人が困っているとあらば、私が黙っているわけにはいかないわ」
陽炎「別に私は困ってないけどね…」
夕雲「しっ、巻雲さんが動いたわ」
陽炎「えぇ? …あ、ホントだ。門番に話しかけてる」
朝潮「あの方は…最初にここで巻雲さんを見つけたときに、番をされていた方ですね」
夕雲「ええ…」
あれから巻雲は毎日のように正門近くまで足を運んだ。しかし、いつでも門を眺めているわけではなく、日によっては何時間も粘ったり、かと思うとちらりと一瞥して去っていくこともあった。
どこに違いがあるのか、更に観察を続けた結果、一つの結論に至った。
それは、その日の門番だ。最初のときの憲兵が番をしているときに限って、彼女は長時間、じっと門の方を…いや、その憲兵を見つめているのだ。
夕雲「これは…きっと」
朝潮「きっと?」
夕雲「恋、ですね!」
陽炎「はぁ?」
怪訝な目の陽炎に、私は言った。
夕雲「思えばきっかけも、あの娘に好きな人がいないか訊いたこと…その質問を胸に抱きながら歩き回っていたとき、目に入ったのが彼!」
朝潮「なるほど! 意識していたために、余計に異性として目に入ったというわけね」
陽炎「えぇ〜…それって姉としてどうなのよ」
夕雲「もちろん、誰でも良いなんてことは無いはずよ。それなりの理由があるはず。でも…それを探るのは野暮ってものでしょう?」
陽炎「うーん…」
朝潮「…私から特に言うことはないわ」
夕雲「ここまで付き合ってくださって、ありがとうございました。後は、何とかなると思います」
陽炎「まぁ…解決したなら良かったわ」
朝潮「一応、何かあったときは呼んでね。出来る限り手伝うから」
夕雲「ええ」
…
夕雲「ただいま帰ったわ。…あら、巻雲さんは?」
長波「おっ、夕雲姉。巻雲姉から伝言。今夜は遅くなるって」
夕雲「!! …そう、分かったわ。ありがとう」
さっきのこれで、この言葉。きっと、上手くいったのね。
小さく、呟いた。
夕雲「巻雲さん…頑張ってね」
67 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/05/01(日) 21:47:30.85 ID:nprPERI+0
…
巻雲「…うぅ」ヨロヨロ
ダダダダダダ
大潮「どーん!」ドバーン
巻雲「はわぁっ!?」ビクゥッ
大潮「巻雲さん、一緒に朝ごはん食べましょう!」
巻雲「ふえぇっ、急にどうしたんですかぁ?」
スタスタ
不知火「ご安心ください。訳が分からないのは不知火もです」
大潮「さ、こっちこっち」グイグイ
巻雲「ちょっと、待って、あっ、くぅ…」ヨタヨタ
大潮「…あっ、ごめんね。もうちょっとゆっくり行きましょう」
不知火「…」スタスタ
…
「「「いただきます(!!)」」」
大潮「うーん、やっぱり間宮さんの料理は美味しいですね!」
不知火「もう少し静かに食事できませんか」モグモグ
大潮「うっ…ごめんなさい」
巻雲「…えっと、結局どうしてこの三人で集まったんですか?」
不知火「ええ、不知火もそう言おうと思ったところです」
大潮「…じゃあ、本題に入りましょうか」カチャ
巻雲「…?」
大潮「ズバリ…巻雲さん、いつからあの憲兵さんが好きになったんですか?」
巻雲「!!!」ビクッ
不知火「!? …何ですかその話は」
大潮「少し前から、朝潮姉さんが変なことしてたんです。気になって付いて行ったら、巻雲さんを観察してたので」
不知火「あっ…そう言えば、陽炎も何かに付き合わされてると言ってましたね。えっ、それ、巻雲絡みだったんですか」
68 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/05/01(日) 21:48:42.66 ID:nprPERI+0
巻雲「…」
大潮「巻雲さん?」
巻雲「…寂しかった、です」
大潮「寂しかったの?」
巻雲「」コクリ
巻雲「最近、あんまり夕雲姉さんに相手にしてもらえなくて…もう、いらない子なんじゃないかって…そう思うと、何だか外に出たくなって、正門の方に足が向いたんです」
大潮「…」
不知火「夕雲が貴方を? そんなことは無いと思いますが」
大潮「不知火さん、ここは『ケイチョウ』ですよ」
不知火「はぁ」
巻雲「えっと、それで隙を見て抜けだそうとして門に向かったんですけど、そこでおに、憲兵さんに呼び止められて」
不知火「そりゃそうでしょうね」
巻雲「びっくりしたんです。あの人…巻雲たちの名前、全部覚えてるんです」
大潮「へぇーっ、凄いですね」
不知火「戦艦とか空母の方々なら覚えやすいでしょうが、我々駆逐隊まで網羅しているのは中々…」
巻雲「その時、優しく接してくれて…それから、頭から離れなくて…」
大潮「恋ですねぇ、良いですねぇ」
不知火「大方、理解できました。ところで…」
不知火「今朝、その正門の方から歩いてきたのはどうしてです?」
巻雲「!」
大潮「うわぁっ、いきなりそれ訊きます?」
69 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/05/01(日) 21:49:10.88 ID:nprPERI+0
巻雲「…言わなきゃ、ダメです?」
不知火「いえ、無理にとは」
巻雲「…」
巻雲「…いえ、言います」
大潮「!」
巻雲「元はと言えば!」ズイッ
不知火「!?」ビクッ
巻雲「前から秋雲の様子がおかしかったんですよ! 夜にいなくなっちゃうし、夕べだって」
不知火「昨夜ですか? 確かに帰りは遅かったですが、日付が変わる前には戻ってきましたよ」
巻雲「ふぇっ!?」
大潮「えっと…とにかく、秋雲さんのことについて、その憲兵さんに相談してたんですね」
巻雲「…」コクン
不知火「それで、朝帰りに至ったと」
大潮「しーっ! しーですよ!」
巻雲「そう言う大潮さんの声が!」
大潮「はっ」ビク
シン…
大潮「あ、あはは、何でも無いですよ、何でも」
不知火「と、とにかく。いたずらに広めていい話でもありません。このことは我々の胸に仕舞っておくということで」
巻雲「そうして欲しい、です…」
大潮「夕雲さんには言うんですか?」
巻雲「夕雲姉さんにも、まだ、内緒にしておきたいです」
不知火「ではそうしてください。不知火も、陽炎に詮索するようなことは控えます」
大潮「うん、それが良いですね!」
不知火「では、早く食べてしまいましょう。不知火は午前中に演習がありますので」
大潮「大潮は哨戒が…って、のんびりしてる場合じゃなかったぁっ!」ガツガツ
巻雲「…あの」
大潮・不知火「「?」」ピタ
巻雲「こうしてお二人に話したら、少し楽になりました。…ありがとうございました」ペコリ
70 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/05/01(日) 21:49:52.47 ID:nprPERI+0
…
夕雲「〜♪」
鼻歌交じりに制服にアイロンをかけていると、静かに部屋の扉が開いた。そうして足音を殺すように、一人の艦娘が入ってきた。
私は手を止めると、扉の方に顔を向けた。
夕雲「…おかえりなさい」
巻雲「…」
夕雲「巻雲さん」
巻雲「夕雲、姉さぁん…」
心なしか乱れた服の彼女。私と目が合うや、その顔が歪み、眼鏡の向こうの大きな瞳が揺れて。
巻雲「…夕雲姉さぁん!」
大粒の涙を零しながら、私の胸に飛び込んできた。
夕雲「あらあら、どうしたの?」
わんわんと泣く彼女を抱き、ほんのり湿った頭を撫でながら尋ねる。
巻雲「夕雲姉さぁん…巻雲、巻雲ぉ…」
夕雲「巻雲さん、どうしたの?」
あやすように背中をさすり、答えを求めない質問を何度も繰り返していると、ようやく泣き止んで顔を上げた。そうして、涙に濡れた顔をくしゃくしゃにして、言った。
71 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/05/01(日) 21:50:29.46 ID:nprPERI+0
巻雲「巻雲…好きな人が、できました!」
72 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/05/01(日) 21:52:29.19 ID:nprPERI+0
『シルクの雲も、恋する季節』及び今夜はここまで。
既にネタが枯渇気味なので、読みたい話とかあったら、遠慮無く言って欲しいにう。
あと、邪ンヌは殺されても渡さんにう
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/01(日) 21:56:33.03 ID:GHnYcmwkO
にうちゃんを嬉し恥ずかしやっぱり恥ずかしな感じにしてるのをみたい
おつつ
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/01(日) 22:01:14.95 ID:JlKyCtOHO
叢雲界隈でにうが流行って欲しいと思ったり思わなかったり。
75 :
◆eXipHdytqM
[sage]:2016/05/01(日) 22:18:24.66 ID:nprPERI+0
他所様のスレに内輪ネタを持ち込んではいけない。いいね?
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/01(日) 22:20:03.54 ID:nqsxplqCO
アッハイ
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/02(月) 00:34:53.18 ID:aaOAUycHo
おつおつ
青葉×古鷹の続きはあったり?
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/03(火) 02:01:36.94 ID:8zjUC3P2O
巻雲は今ホットだよなぁ…
それはそうと仲間内でにうにうって言ったら通じたぞオイ
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/03(火) 02:06:51.33 ID:k0AH5JkuO
イッツアスモールワールド
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/05/03(火) 07:32:33.67 ID:eRAmoXaho
乙
長波が夕雲を呼ぶ時は限定ボイスの姉呼びがしっくりくるけど夕雲から妹に対してはさんづけの方がしっくりくる不思議
81 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/05/03(火) 19:51:58.05 ID:TUay7kG40
『秘密の場所』
夜の資材置き場。二人だけの秘密の場所。
倉庫の隅に空のドラム缶を積み上げて簡単な衝立を作ると、冷たいレンガの壁に二人で身を寄せあって凭れかかった。
古鷹「…寒くない?」
青葉「大丈夫ですよ、古鷹さんがいますから」
そう言うと青葉は、私の首に腕を回した。
青葉「んっ…」
頬を擦り寄せると、耳元で息を吐く。じっとりと甘い、吐息と声。
私はスカートのポケットから白いハンカチを出すと、コンクリートの床に広げた。青葉も、藤色のハンカチをだすと、私のものの隣にくっつけて敷いた。
出来上がった長方形に、彼女は仰向けに横たわった。
青葉「…古鷹さん」
古鷹「青葉…」
誘うのは、いつも青葉。でも、手を出すのは、いつも私。こういうのを『誘い受け』って言うみたい。秋雲ちゃんの本に書いてあった。
そうして今夜も、私は青葉の上にのしかかる。唇を重ねる。
青葉「んっ、む、ぅ…」
古鷹「…っ、はぁっ、むぅ…」
くちゅくちゅと舌を絡め合う。密着した胸と胸が、ぐにぐにと形を変えながら互いを撫で回す。
青葉って、こう見えて意外に胸が大きい。押し付けると、柔らかく私を押し返してくる。
古鷹「んんっ…っぷ、ぁ…はむっ、ちゅ…」
硬く結んだ舌と舌が、互いの口の中を行ったり来たり。唇の端から涎が垂れた。
私は、青葉の胸元に手を伸ばした。ネッカーチーフを解くと、セーラー服に指をかけた。
青葉「ふぁっ…ふるたか、さぁん…ぁむ」
ぷちぷちとホックを外していると、青葉も腕を持ち上げて私の服を脱がせにかかった。
前をはだけると、浅葱色のブラに包まれた膨らみが露わになった。
古鷹「っ、ちぅっ…ぷは」
ここにきてようやく口を離すと、ショートパンツに手をかけた。ホックを外し、引き下ろす。
青葉「あぁ…」
82 :
◆eXipHdytqM
[saga]:2016/05/03(火) 19:52:24.28 ID:TUay7kG40
夜の資材置き場。二人だけの秘密の場所。
倉庫の隅に空のドラム缶を積み上げて簡単な衝立を作ると、冷たいレンガの壁に二人で身を寄せあって凭れかかった。
古鷹「…寒くない?」
青葉「大丈夫ですよ、古鷹さんがいますから」
そう言うと青葉は、私の首に腕を回した。
青葉「んっ…」
頬を擦り寄せると、耳元で息を吐く。じっとりと甘い、吐息と声。
私はスカートのポケットから白いハンカチを出すと、コンクリートの床に広げた。青葉も、藤色のハンカチをだすと、私のものの隣にくっつけて敷いた。
出来上がった長方形に、彼女は仰向けに横たわった。
青葉「…古鷹さん」
古鷹「青葉…」
誘うのは、いつも青葉。でも、手を出すのは、いつも私。こういうのを『誘い受け』って言うみたい。秋雲ちゃんの本に書いてあった。
そうして今夜も、私は青葉の上にのしかかる。唇を重ねる。
青葉「んっ、む、ぅ…」
古鷹「…っ、はぁっ、むぅ…」
くちゅくちゅと舌を絡め合う。密着した胸と胸が、ぐにぐにと形を変えながら互いを撫で回す。
青葉って、こう見えて意外に胸が大きい。押し付けると、柔らかく私を押し返してくる。
古鷹「んんっ…っぷ、ぁ…はむっ、ちゅ…」
硬く結んだ舌と舌が、互いの口の中を行ったり来たり。唇の端から涎が垂れた。
私は、青葉の胸元に手を伸ばした。ネッカーチーフを解くと、セーラー服に指をかけた。
青葉「ふぁっ…ふるたか、さぁん…ぁむ」
ぷちぷちとホックを外していると、青葉も腕を持ち上げて私の服を脱がせにかかった。
前をはだけると、浅葱色のブラに包まれた膨らみが露わになった。
古鷹「っ、ちぅっ…ぷは」
ここにきてようやく口を離すと、ショートパンツに手をかけた。ホックを外し、引き下ろす。
青葉「あぁ…」
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