【艦これ】クウェンサー「艦娘?」ヘイヴィア「深海棲艦?」【ヘヴィーオブジェクト】

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1 : ◆PUQmDrO2rYGe [sage saga]:2016/05/20(金) 22:31:03.20 ID:wRNw3pmEo
「おいクウェンサー」

さっきと変わらずヘイヴィアの声が隣からする。

「なんだよヘイヴィア」

さっきと変わらず『資本企業』製第一世代オブジェクトの主砲はこちらを向いている。

でも、

「なんだよじゃねえぞ相棒。現実に目向けやがれ!」

「第一世代にロックオンされる以上に厳しい現実なんてあるわけないだろ、ヘイヴィア」

「まあそりゃそうだが」

さっきとは変わって、

「命綱なしでのバンジーもなかなかだよな。もう一生味わえないんじゃね?」

「そりゃ死ぬからな!とりあえず口閉じろヘイヴィア!」

俺とヘイヴィア、そして第一世代は逆さまの状態で空中にいた。
2 : ◆PUQmDrO2rYGe [sage saga]:2016/05/20(金) 22:32:34.92 ID:wRNw3pmEo
どうやら真下はだだっ広い海らしい。

(浅かったら普通に死ねるぞこれ!?)

詳しいことは後で考えるとして、まずはこの状況をなんとかしなければならない。

とは言っても、自由落下が始まった今どうこうできるはずもなく、流れに身を任せるしかない。

幸い、向こうのエリートも混乱しているようでさっきから下位安定式プラズマ砲を3発、見当違いな方向にぶっ放していた。

だから、賭けは着水後にあった。

幸い、あの第一世代と先ほどまで戦っていたフィールドは陸地だ。

ゆえに今あの戦略兵器は海戦用のフロートをつけていない。

いかに第一世代といえど、水深が50mもある海に着底してしまえば詰みだ。

だから、賭けるものは双方の命。

(せめて向こうのエリートが女の子じゃありませんように)

(せめて向こうのエリートがおっさんでありますように)

そして、そのときはすぐに訪れた。
3 : ◆PUQmDrO2rYGe [sage saga]:2016/05/20(金) 22:34:00.42 ID:wRNw3pmEo
鼓膜に雷鳴のように響くのは、ボールのような巨大兵器が着水した合図。

おそらく、上空から観察しているものがいれば大小三本の水柱が上がるのが見えただろう。

海面に打ち付けられた体とともに意識が深く沈みそうになるのを、歯を食いしばりなんとか海面を目指す。

「ガハッ」

顔を上げると、勝ち誇ったような顔のヘイヴィアがいた。

「クウェンサー、どうやら俺たちの勝ちみたいだぜ」

「そりゃよかった」

その言葉通り、周りを見渡しても第一世代はもうどこにも見当たらない。

50mじゃすまない深海に沈んでいったのだろう。

馬鹿みたいに笑おうとして、違和感を感じてヘイヴィアの方に向き直る。

「なんだよ相棒、しけた顔しやがって。俺たちは第一世代を撒けたんだぜ。今くらい喜ぼうじゃねえか」

「いや、ヘイヴィア。……まだ終わってない」

「だから何がだよ―――」

ヘイヴィアが文句を言いかけたとき、ついに周囲の様子が一変する。

目の前の海面が膨らんだ。

「―――あ?」
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