志希「〜激走〜アタシと鬼のアメリカ逃走記」

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1 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/06/07(火) 13:14:24.95 ID:Gn7ZVKIEo
溜まるのが早すぎる……紳士です。


前作と異なり、紳士成分は非常に薄いですが、楽しんでいただければ幸いです。

また、お気づきの方もいられると思いますが、私にとって最高の紳士は
〈クマ吉〉くんです。

よろしくお願いいたします。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1465272864
2 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/06/07(火) 13:15:05.26 ID:Gn7ZVKIEo
ーーーちくたくちくたくちくたくちくたく。

規則的な声を上げて、メトロノームは頭を左右に振り続けている。

合わせて、ごぷっごぽぉっ、とフラスコの中に押し込められた小さな海達が嬌声を吐く。

ここは実験室。
100人を越えるアイドルが所属する、モンスター級のプロダクション、その地下。

数人のアイドルに割り振られ、日夜プロダクションを支える発明が行われる、さながら悪の組織の秘密基地だ。

ここは基地の中でも、科学部署ドリンク部門の統括長という重要なポストを担う、志希=一ノ瀬の実験室。

そして、当の本人はーーー
3 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/06/07(火) 13:15:36.06 ID:Gn7ZVKIEo
「ーーーーちくたくちくたくちくたくちくたく♪ ちくたくちくたくちくたくちんちーん♪」

メトロノームにあわせて頭をフリフリ。
有り体に言えば、お馬鹿な姿をさらしていた。

「まーだっかな♪ まーだっかな♪ このまま、お婆ちゃんになっちゃおかな♪ 一人寂しい子猫ちゃん♪ 首輪をなくして、しくしくにゃ☆」

長い髪を振り乱し、シキロノームは時を刻む。
約束の14時15分40秒まで、あと10往復。
4 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/06/07(火) 13:16:13.21 ID:Gn7ZVKIEo
「10、9、8……飽きちゃった〜。 むぇえー……よし! 志希ちゃんを襲うプロデューサーのモノマネしよーっと♪」

デスクの上に適当に放っていた眼鏡をかけ、武人然とした真面目な表情を作る。
女優、一ノ瀬志希の晴れ舞台だ。

「『ふっふっふっ。 もう逃げ場はないぞ、志希! 大人しく私に犯されるんだ!』

『イヤ! やめて、乱暴しないで! フレグランスをキメさせて、エロ同人するつもりでしょ?! 飛鳥ちゃんみたいに!』

『フハハハハハ! 聡い女だ! 喰らえ、私のうなじの匂いを一週間擦り溜めたハンカチーフだ!』

『ナイススメルなんかに絶対に屈しないんだから! アタシは一ノ瀬志希というクニを守るんだからぁああ! あっあっあっ……』」
5 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/06/07(火) 13:16:51.75 ID:Gn7ZVKIEo
アイドルにおいてもその才能を遺憾なく発揮する、一ノ瀬志希の名演技。

それはまるで、その場に鬼畜漢と雌豚
(注:かな子さん体型の意ではない)が存在すると幻視させるほどリアル。
鬼気迫るそのとろけ顔は、往年の名女優を思い起こさせた。

実験室のドアが開いた。
6 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/06/07(火) 13:17:21.98 ID:Gn7ZVKIEo

「『フフフ、怖いか? イケっいってしまえッッ!』

『ああァァアアアア! プロデューサーのかほりが、アタシの下垂体をスティミュレイトして、アドレナリンがエンドルフィンしちゃうのぉぉぉ!
ら、らめえぇええぇ!
ぐっ……グッ……! グッッッッッスメーーーーール!』

『いい表情〈カオ〉だ……(ボロンッ)
さぁ、お前の欲しがってるプロデューサーのプロデューサーだ。 御奉仕の仕方は、わかるな……?』

『は、はいぃ……ごしゅじんさまぁぁ……この賤しい豚にお情けをくださいましぃぃ……』」

「………」

一人遊び(意味深長)に余程熱中しているのか、志希は実験室の訪問者に気づかない。

入室者、細い眼鏡をかけ髪を全て後ろへ固めた男。

青筋を立てながら、担当アイドルの恥体を見つめるのは、誰を隠そう志希プロデューサーだ。
7 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/06/07(火) 13:17:48.05 ID:Gn7ZVKIEo
「『オラッオラッ! どうだ! この豚め! 返事はどうした!』

『ブヒイィイィイイ! お許しを! お許しくださいましごしゅじんさまぁぁああ!』

『そらっ! イケっイってしまえ! 憐れな豚の鳴き声をあげろ! なにがクニだ! クンニしろ、おらぁ!』

『あっあっあっ……ァァぁぁぁあああ!』」

と、完全に役に成りきる志希は、体をびくんびくんと痙攣させ始める。

そして、ついに限界が来たのか、志希は体を海老のように反りながら、彼女が絶頂を向かえるとき、決まって叫ぶ台詞を吠えた。
8 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/06/07(火) 13:18:14.97 ID:Gn7ZVKIEo









「「『シキちゃん、ヘンタイに、ヘンタイィぃぃぃぃいいイイイイ!』」」






9 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/06/07(火) 13:18:45.80 ID:Gn7ZVKIEo
だが、吠えたのは志希だけではなかった。

養豚場の豚を見つめる波紋師範のような氷の表情で、プロデューサーがハモっていた。

「…………」

「…………」

実家でPCに残ったエロサイトの履歴が母親に見つかり、消去法をレクチャーされる男子のような。
そんな恐ろしく気まずい空気。

稀代の天才はいったい、どのようにして修羅場を回避するのか。

ギフテッド・一ノ瀬の真価が問われていた。
10 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/06/07(火) 13:19:25.79 ID:Gn7ZVKIEo

「……」

志希はまず、眼鏡を外した。
正解だ。
視覚的侮辱をなくすことは必須。

「………」

次に、乱れた白衣を正し、整える。
正解だ。
プロデューサーは清潔を誰より好む。

「…………」

そして、メトロノームの前に座った。

「……………ちくたくちくたくちくたくちーん。 わー。 じかんだー。 あ、プロデューサーきてたんだー。 きづかなかったよー」

三流女優のだしがらを煮詰めた、カスの更に搾りカスのごとき演技。
一ノ瀬はシラをきった。
答えはあわせるまでもなくーーー
11 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/06/07(火) 13:19:53.85 ID:Gn7ZVKIEo

「……遺言がそれだと寂しいでしょう。 一言だけさしあげましょう」

「……。 許してくれデリカ?」









ーーー小さな頭が、めしぃと、歪な音をたてたのだった。
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 13:19:55.92 ID:NEafxJYMo
なんだこのSS……
期待
13 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/06/07(火) 13:22:15.21 ID:Gn7ZVKIEo
とりあえずここまで。


また溜めて、出します。

このように、ここの志希は上々キメてます。
志希紳士の方々には先に謝っておきたいとおもいます。





すマンコ

14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 16:00:06.01 ID:CWm+1fXTo
馬鹿な……早すぎる……
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