〈R-18〉フレデリカ「たおられちゃったフルール」

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71 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/22(木) 05:38:58.00 ID:oloOkRBf0
>>70 お陰で目が覚めました⋯。

このまま淫靡ルートでもいいかなと思ってたけど、なんか違うなーって。悶々と。

書きたかったのはただのセックスじゃない、紳士的なイチャラブらぶセックスなんや!

覚悟完了したので投下します。
次で多分ラスト。
72 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/22(木) 05:39:33.19 ID:oloOkRBf0


お風呂から上がり。
意味をなさなくなった服を脱ぎ捨て。

髪を乾かし。
備え付けの薄い部屋着を羽織って。

ふかふかで身体を抱きつつも跳ね返すベッドに。
ゆっくりとのる。

スピーカーが、ありふれたクラシックを吐き出している。

「⋯⋯⋯」

「⋯⋯⋯」

プロデューサーとフレデリカは、無言で見つめ合っていた。
その頬は、二人を照らすライト以上に赤い。
73 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/22(木) 05:40:16.26 ID:oloOkRBf0
お風呂で火照り、熱に浮かされ高揚した心と身体が、互いに絶頂を迎えたことで沈降しているのだ。

ゆえに、今二人を包む、感情の名は。

「⋯⋯なんだか、恥ずかしいね、えへへ」

「ほんとにな⋯⋯」

「さっきはお⋯⋯おしっこまでしちゃったのにね⋯⋯! 淑女のしかくがー!
パリジェンヌがー!」

更にもっとフレデリカの顔は赤くなって、プロデューサーもつられて赤くなって。

わたわたと、大仰に手を振ったあと、フレデリカはまた黙り込んだ。
再び沈黙のベールが降りる。

今更だが、二人は処女に、童貞。
いざ本番。
ベッドに乗ってみれば、こんなものだ。

だから勇気を出すのはやっぱり。
74 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/22(木) 05:41:01.86 ID:oloOkRBf0

「フレデリカ⋯⋯」

「わっ、わっ、わっ。 そ、そんなに近づいてどうしたのかな、プロデューサー?
フレちゃんの可愛い極に惹かれちゃった⋯⋯?」

冗談めかして、誤魔化す。
照れて、照れて。
あんなに乱れていたのに今更だ、と思わずプロデューサーは笑ってしまった。

「ごめん。 今日、部屋に入ってからこうやって落ち着いて話、してなかったよな」

「⋯⋯そう言えば、そうかも!
そこに気付くなんて、プロデューサーってもしや天才? フレちゃんの次に!」

「ああ、そうだな。 まぁ、なんだ。
お互いテンション、上げすぎたな」

形のいい目が、ぱちくりと、瞬く。
75 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/22(木) 05:41:34.95 ID:oloOkRBf0

世界一綺麗な金髪がゆれる。

そうしてフレデリカは今日初めて、ふんわりといつもみたいに微笑んだ。

「うん。そうかも。
ね⋯⋯知ってたプロデューサー?
フレちゃんバージンなんだよ。バージン。
19歳のバージン、レアものだよ〜♪」

「ばか。 それなら俺だって童貞だぞ。
28歳童貞、俺のが年季入ってるだろ?」

「相対的価値がチガイマース。 ワターシ、アイドルデース」

「それなら俺はアイドルを食う悪い狼だー! がおーっ!」

「きゃーっ、オオカミに食べられるー♪」

じゃれ合いながら、2人はベッドに倒れ込む。
必然馬乗りの形になり、フレデリカが見上げて、プロデューサーが見下ろして。

少しばかり、目と目が交差して、行き交う。
クラシックが、場違いに、鳴っている。
76 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/22(木) 05:42:32.01 ID:oloOkRBf0



「⋯⋯ねぇ、プロデューサー」

「待て」

そっ、とフレデリカの頬に掌をやる。
きめ細やかな肌が、吸い付くようだ。
親指で撫ぜれば、何の抵抗もなく滑っていく。
本当に、綺麗だ。

「俺から、言わせてくれ」

「⋯⋯うん」

ゆっくりと、フレデリカの顔に影が落ちていく。
それは落ちていくプロデューサーの頭が、無遠慮な光を遮る証。

2人の距離が0と1の狭間に近づいた時、彼は言った。

「フレデリカとセックスしたい」

答えは、唇に返された。
77 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/22(木) 05:43:09.54 ID:oloOkRBf0

「ん⋯⋯ちゅっ⋯⋯。 ちゅ⋯⋯」

これまでとは違う。
触れるだけの優しいキス。

でも、比べものにならないほどの幸福感を、2人は口の中で味わっていた。

「ちゅ⋯⋯ちゅ⋯⋯ん、れる⋯⋯んぁ⋯⋯」

蕾を開いて、舌を交わす。
たっぷりと唾液を含んだ桃肉が、お互いを求めあい、液は果汁となって喉に落ちていく。

「ん⋯⋯ちゅるる⋯⋯はぁっ⋯⋯ぢゅるるるる⋯⋯ひゃっ?!」

びく、とフレデリカの身体が跳ねる。
突然走った電気信号の源は、下腹部。
男性特有な角ばった指が、女陰に触れた刺激だ。
78 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/22(木) 05:44:15.77 ID:oloOkRBf0

「まだ触ってもないのに、こんなに濡れてるぞ⋯⋯」

「やん⋯⋯いじわる言わないで、プロデューサー⋯⋯?」

クチュクチュ、クチュ。
掌を開中に這わせて上下させれば、それだけで羞恥の源泉が、水っぽい音を立てる。

「いじわるなんかじゃないさ。 ほら、こんなに⋯⋯」

手をフレデリカの顔の前にかざしてやれば、彼女は羞恥に顔を覆った。
ぽたり、ぽたりと、淫水がプロデューサーの手から垂れている。

「やだ⋯⋯いじわるすぎるよぉ⋯⋯」

「しおらしいフレデリカも⋯⋯可愛いよ」

「もー! そんなことばっか言ってーーーって、わっわっ!? プロデューサー!?」
79 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/22(木) 05:44:54.44 ID:oloOkRBf0

彼女が視覚を閉ざしたうちに、プロデューサーはフレデリカの股へと顔を移動させていた。
初めて間近で見る、ぴたりと閉じられた女性器に彼の顔は何とも言えぬ興趣で満たされていく。

「凄いな⋯⋯avなんかとはまるで違う⋯⋯パールピンクで、綺麗だ⋯⋯ほんとに」

「う〜〜〜〜〜〜〜! そんなに見ないでぇ!
それにこんなに明るいし⋯⋯!」

「良いじゃないか。 減るもんじゃなし」

「アタシのココロが減るのー!
せめて電気落としてよぉ⋯⋯あっ!」

抗議を無視して、ぬらつく花びらの尾根に舌を這わせる。
少しだけ石鹸の香りが口の中に広がって、それからなんとなく甘い味。

食事次第で味が変わるってよく聞くが、フレデリカは甘いもの好きだから甘いのかな。
なんて、場違いに思う。
80 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/22(木) 05:45:56.09 ID:oloOkRBf0

「あっ、あっ、あっ」

舌の動きに合わせてフレデリカが小さく喘ぐ。
薄っすらと顔をみせる黄金色の繊毛がつられてざわめく。
それを掻き分けて探れば、ピンク色の宝箱。
鍵穴にはまるピンクの鍵を差し込んで、ゆっくりと宝石を取り出していく。

「んっ、やだ⋯⋯見られちゃう、プロデューサーにフレちゃんの大事なおマメちゃん、見られちゃうよぉ⋯⋯」

表れたのは、ぷっくらとふくらんだ肉の豆。
男の体にはない、女性の全てが凝縮されたような新鮮なサーモンを思わせる色合い。

ごくり、と喉を鳴らしてプロデューサーはゆっくりと、その味を確かめんとした。

「⋯⋯⋯んん!」

一際大きな刺激が体を走る。
それはプロデューサーがマメを転がし、時に吸い上げ、時に喰むたび、姿を変えて襲ってくる。
その波は彼女を次第に夢中にさせ、声を抑えることすら忘れさせた。
81 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/22(木) 05:46:58.73 ID:oloOkRBf0

「はっ、はっ、はーーーっ。 ひんっ、ふぅ、ふぅ、ふぅ⋯⋯⋯ああんっ!」

彼もまた淫猥なバックミュージックを共として、夢中になって貪る。
豆の下、淫欲の壺から透明なドレッシングが溢れてきて、どんな高級料理よりも美味い。

ちゅぞっ、じゅるるる、チュルっチュルルっ!

思い切り、クリトリスが取れてしまうほど吸い上げる。

「んあっ! あっ、あっ、あっ、あっ、あーーーっ!」

ちゅぽっ。
と、クリトリスが自由になると同時に、がくがく、と腰を震わせてフレデリカは小さく絶頂した。

「はっ、はっ、はっ、はっ⋯⋯」

小刻みに息を吐き、呼吸を整える。

「ふぅ⋯⋯⋯んあっ?!」
82 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/22(木) 05:47:41.80 ID:oloOkRBf0

だが、またすぐに新たな快楽の波。
今度はクリトリスではなく、蜜液の元栓。
小陰茎がビラリ、と両手で広げられて、外気に晒された膣口がわななく。

一部の隙もなくぴったりと、大陰茎と小陰茎に守られて、所謂スジマンであった秘所は、もういかほども隠されてはいなかった。

ごくっ

生唾を再び飲み込む。
既に股間は痛いほど勃起しており、いつ暴発してもおかしくない。

下腹部に集まる熱に浮かされるまま、指を膣へと差しこもうとしたその時。

「⋯⋯お願い⋯⋯プロデューサー⋯⋯あかり、ほんとに恥ずかしいの⋯⋯」

涙混じりの、嗚咽にも似たフレデリカの声。
はっ、と我に返る。
慌ててフレデリカの前へと体を動かし、目線を合わせてプロデューサーは非を詫びた。

「す、すまないフレデリカ!また暴走しそうになって⋯⋯ほんとごめん!」

あたふたと、取り乱しながら愛しい人を伺う。
涙こそ目の渕に溜まってはいるものの、フレデリカは、いつもみたいに優しく笑ってくれた。
83 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/22(木) 05:48:14.53 ID:oloOkRBf0

「いいよ。 許したげる。 でも、フレちゃんのわがまま、聞いてね?」

「あ、ああ。 何でも言ってくーーーーんむっ!」

両手で頬を押さえ込んで、フレデリカは恋人の唇を貪っていく。
舌を押し入れ、粘膜と粘膜を交換する。
呼吸すらもできないほどに、激しく求め、ぬくもりを溶かしていく。

「ぷはぁっ、ふ、フレデ、はあっ、うむっ、リカ⋯⋯!」

「んぢゅ、れぁ⋯⋯ひゅあ、プロ、ぢゅるる、リュー⋯⋯サー⋯⋯!」

止まることなく、口唇の愛撫は続いていく。
そして、不意にプロデューサーの手が取られた。

すす、とそれは下へと導かれ、ぴとりと、フレデリカの大事なアソコへと合わせられた。

そうして、困惑するプロデューサーを真っ直ぐと、そのエメラルドの瞳で見つめながらフレデリカは熱っぽい吐息を漏らした。
84 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/22(木) 05:49:03.93 ID:oloOkRBf0

「⋯⋯指、入れて⋯⋯?」

「⋯⋯⋯! フレデリカっ!」

「ああーーっ!」

ぢゅずっ、と第一関節まで指が割れ目へと吸い込まれていく。
蕩けるほど熱く、柔らかい肉が人差し指をはむ、はむ、と甘く噛む。
汁気は溢れるほどに満ち満ちて、潤滑油としては申し分なく、指の抽送を後押しした。

チュポッ、ちゅぼっ、ちゅぽっ。

引き抜こうとするたび、小気味いい音が響いて、フレデリカのマンコがいかに吸い付いているのかを奏で、教えてくれる。

「あんっ、あっ、いい、気持ちいいよ、プロデューサー⋯⋯!」

「ああ! フレデリカのマンコもそう言ってるよ⋯⋯!」

「あはっ♡ やらしーんだ、プロデューサー⋯⋯♡ んああっ!」

抽送する速度はぐんぐんと上がり。
それに合わせて、フレデリカの嬌声も高まっていく。
既に指は根元近くまで沈み込み、時折指先がフレデリカの未踏の領域、膜壁へと触れる。
85 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/22(木) 05:49:52.33 ID:oloOkRBf0

「あっ、あっ、あっ、ま、またイッちゃう⋯⋯イっちゃうよぉ、プロデューサー⋯⋯♡」

「イケっ! 存分にイケッフレデリカッ!」

チュクチュクチュクチュク。
汁気は限界へと高まり、フレデリカの腰は高く浮いて、そして激しい絶頂を迎えるーーー

「ん、あぁぁぁぉあああ♡ ーーーーだ、ダメぇ!」

ーーー寸前で、プロデューサーの手はフレデリカに抑え込まれた。

「⋯⋯⋯フレデリカ?」

「はっ⋯⋯はっ⋯⋯んはぁっ⋯⋯」

きゅ、きゅ、と指は強く締め付けられるも完全ではなく、小さくイッただけ。
これではむしろ解放感がなく、フレデリカは辛いはずだ。

86 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/22(木) 05:50:27.99 ID:oloOkRBf0

「どうしたんだ? わざわざ止めるなんて⋯⋯」

「あのね⋯⋯フレちゃんやっぱり、もっとわがままになりたいんだ」

「⋯⋯⋯どういうことだ?」

「⋯⋯⋯」

無言のまま、フレデリカは指を抜く。
ちゅぽっ、と抜ける時ぴく、と小さく震えるもそのまま彼女はベッドの一番上、枕へと向かって寝っ転がる。

そうしてはだけていた服を完全に脱ぎ去って、手を大きく広げ、下肢から大腿にかけてのスラリと伸びた脚線をMの形へと曲げ開く。

乳首はぴん、と天井へ向かって立ち上がり、女の器官はだらだらと涎を垂らしている。
87 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/22(木) 05:51:20.61 ID:oloOkRBf0

淫猥で淫靡なその姿。
けれど、フレデリカの笑顔はそんなものたちよりも遥かに素敵で、愛情に満ちていた。
艶を纏う、ぷっくらとした唇が、望みを唄う。

「あなたと一緒に、気持ちよくなりたいの⋯⋯」

「フレデリカ⋯⋯」

ぎし、とベッドが軋む。
男は女の深さに、ある種の快感に似た何かを胸に覚えつつその屹立した魔羅を、女性器へ沿わせた。

クチュ、くちゅ。
と、腰を上げスライドして、愛液を台座に擦り付けて。
そして、ゆっくりと愛穴へと亀頭を当てた。

「行くぞ、フレデリカ」

「うん、来て。プロデューサー。 アタシのバージン、あなただけに、あげるから⋯⋯」

そうして、静かに。
肉棒が愛肉の園を掻き分けて進んでいくーーーー
88 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/22(木) 05:52:47.99 ID:oloOkRBf0
ここまで。
早ければ明日にでも完結すると思います。

やっぱフレちゃんは女神じゃないとダメですね。
お休みなさい。
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/09/22(木) 07:13:35.94 ID:vz5KYC6SO

朝からなんてものをふぅ
90 : ◆4C4xQZIWw7k3 [sage]:2016/09/22(木) 15:10:21.90 ID:oloOkRBf0
突然ですが、謝罪と説明を。

自身の他スレ中にて、三点リーダの文字化けを指摘いただきまして、今回も文字化けが多数あったものと思われます。

これからは、…に統一していきますので、恐らく文字化けは起きないと思いますが、それでも文字化けしていた場合はどうぞご指摘おねがいします。

長々と失礼しました!
91 : ◆4C4xQZIWw7k3 :2016/09/23(金) 06:39:38.64 ID:r0k0GE+x0
ラストいきますぅ。
92 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/23(金) 06:40:20.24 ID:r0k0GE+x0
ーーーと、亀頭が膣へ入りきる直前、プロデューサーは腰の動きを止めた。
その表情は暗く、目は見開かれ、苦渋と安堵がないまぜ。

「すまん……ゴムのこと完全に忘れてた……ちょっと待ってくれフレデリカーーー」

避妊。
アイドルたるもの、妊娠すれば否応なく道は狭まる。
はなからマタニティアイドルとして活動するつもりであれば別として、フレデリカには夢がある。

フランスと日本を跨ぐアイドルに。
だとすれば、決して生でなど。

けれど、プロデューサーの思惑とは裏腹に、フレデリカは彼の手をとって、胸元でおさえる。

「大丈夫だよ、プロデューサー?
今日は、安全日とかいう日らしいしー」

「ばかっ。 そんな日はいつだってないんだよ。まさかコーラで洗浄すれば大丈夫なんて言い出すんじゃないだろうな?」

「むーっ。 コウノトリが赤ちゃん運んでくるみたいなこと言わないで〜。大丈夫なものは大丈夫なのーっ! それに……」

きゅっと、彼の手を包み込むように握って、フレデリカはその先を口にした。
93 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/23(金) 06:40:57.29 ID:r0k0GE+x0
「プロデューサーとのことも、アタシの夢だから……」

「……」

「な、なーんてねっ☆ ほんとはゴムなしの方が気持ちいいらしいからだったりっ。
それに、初めてはやっぱりナマでしょ! でしょでしょ!」

「……そうだな」

言って、彼女の手を握り返す。
気付かなかった震えが、自分の身体にも沁みていく。

優しい、嘘だ。

「なぁ、フレデリカ」

「およ? なぁに、プロデューサー?」

「むっちゃ好き。 大好き。ほんと好き。やばいくらい好き。うん好き。好き」

「……わぉ。好き好き光線放射中?
ゴジラもまっさおでしおしおの熱っぽさかも♪」

「本気だから。 だから、するぞ」

そうしてフルールが本当に。
本当の本当に、綺麗に。
咲いた。

「………あっ、あぁ……は、入って、くる……! プロデューサーが、アタシの中に……んっ、入ってくる……よぉ……」

ぬちゅ、ちゅ……ず……

鬼頭が、ゆるりゆるりと、秘密の肉ビラを掻き分けて開いていく。
未開通の隠所は、指でほぐれされたとはいえ、まだまだ狭く、そしてきつい。
きゅうきゅうとプロデューサーの巨根が押し広げるのを拒むように、締め付けている。
94 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/23(金) 06:41:29.18 ID:r0k0GE+x0
「あっ……ひんっ……ふっふっ」

だが所詮はやわ肉の宮殿。
硬く太ましい攻城機の前では抵抗むなしく進入されるがまま。

そうして、遂にその城門、フレデリカの処女膜へとプロデューサーの男性器は辿り着いた。

「は、はぁ……」

「大丈夫か?」

「う、うん……なんか違和感あるけど、大丈夫。 けど、怖いから……だから、プロデューサー。 アタシを折れちゃうくらいギュってして……?」

「ああ、絶対離さない」

フレデリカの細くしなやかな腰に、プロデューサーの手が回る。
プロデューサーの硬く骨ばった腰に、フレデリカの手が添えられる。

どちらのものとも知れぬ鼓動が互いの肉を震わせる。

膣が、懇願するかのように、1、2と男根を食んだ。

「フレデリカっ!」

「プロデューサーっ!」

ひしと抱き合い、その勢いのまま、お互いの距離はゼロとなった。

そうして、フルールは、たおられた。

ぷつ、ぷつ、ぷつ、と肉の切れる音がまるで聞こえてくるようだ。

「〜〜〜〜〜〜っっっ!?」

いつの間にか、フレデリカの爪がプロデューサーの背中に食い込んでいる。
代わりに脚は力なく、ぶるぶると震え下方へと投げ出されて。
95 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/23(金) 06:42:07.12 ID:r0k0GE+x0
「……やっぱり痛いのか?」

「……いた、くは……んん……ない、かも……。でも、なんか……頭の中で、し、シゲキックスがぱち……ぱちって……」

「そうか……なら、動いても、いいか?
正直、全く余裕ない……」

プロデューサーの魔羅は、約20センチと非常に長く、そして太ましい。
ハーフである故か、奥深く受け入れるフレデリカの女穴。

その全てが、フレデリカの膣中へ飲み込まれているのだ。
その上、キツく締め付けながらもぴくっぴくっと、咀嚼のように動くせいで、プロデューサーは既に絶頂寸前であった。

「うん……う、動いてもいいよ……!
アタシももっとプロデューサーを感じたいから……!」

了承の合図とともに、ゆっくりとプロデューサーは腰のグラインドを始める。
引き抜く時、じゅぞぞぞぞ! と淫らな音を立ててねちっこく竿に吸い付く肉壁。
96 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/23(金) 06:42:39.63 ID:r0k0GE+x0

「…………」

カリの直近までが肉を引きずり現れると、濡れた男根はうっすらとピンクに染まっていた。
自身の欲棒で、彼女の処女を奪ったのだという自覚が、ふつふつと湧いてきて、プロデューサーは背徳的な快感を覚えた。

と、不意にフレデリカが愛液と精液とそして、処女の血が混ざったその液体をさらって、目の前で広げた。

「不思議だね……これだけのことなのにアタシ、なんだか」

ポロ、と彼女の頬を雫が伝う。

「ほんとに、嬉しいや……えへへ」

「〜〜〜〜っ!」

その笑顔が、微笑みが、その裏側にある心の色が。
この動物的な行為に、彩りを添えて熱を入れる。

もはや欲望は猛り狂い、プロデューサーは一気に男根を根元いっぱいまで、フレデリカの腰へと打ち付けた。

甲高い、水気をたっぷりと含んだ音が響く。
97 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/23(金) 06:43:14.79 ID:r0k0GE+x0
「はぁあっ?! はっ、ああんっ!」

そのまま続けて、抜き、挿し、抜き、挿し。
その度に、ヌプッ、ズプッ、ズチュッ、と淫猥が漏れる。

それに合わせて巨大な玉袋と尻の間で押し出された空気が、パンッ、パンッ、パンッ、と。

「んっくっ……すごいよ、プロデューサーっ! 奥に、ゴツン、ごつんってぇ……ひあっ!」

正常位で徐々に抽送の速度が増していく。
自然、態勢はフレデリカの横に手をつき、プロデューサーを挟むように伸ばされた脚を分け入って腰を動かすことになる。

組み敷くという征服感が、更に怒張を固くする。
体重を移動するたびに、ベッドが軋む。

「はっ、はっ、はっ、どうだ、気持ち、いいか? フレデリカっ!」

「ぁひうっ、んっ、いいよ、だんだん、気持ちよくなって、あ゛っ」

フレデリカの言葉通り、アヌスからは徐々に汁気が増していき、淫蜜がぬらぬらとシーツへ垂れていた。

破瓜直後とはいえ、元来感じやすい体質のフレデリカであるからこその淫蕩。
濡れそぼった膣壁を剃り上げるように、ぞりぞりっとカリ首が角度をつけてひっ掻くたびにフレデリカは吠えるように嬌声をあげる。

既にその先端は外子宮へと幾たびも触れ、あり得ない事ではあるがそのまま子宮へと突き刺さるのではないかと錯覚するほどの勢い。
98 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/23(金) 06:44:11.02 ID:r0k0GE+x0

「スゴイっ! アタシの身体が槍で刺されちゃってるみたい……! ああんっ! もっと!
もっと頂戴!」

背中へ再び手を回し、思い切り肌に爪が食い込んでいく。
痛みに答えるように、更に激しく腰を打ちつけて、突き進む。

気付けば血は大量の愛液に流されて、今や真白く染まっている。
粘性のある白濁液が泡となってチンポにまとわりつき、挿入の度に大陰茎へと余りがへばりついていく。

まるでシロップのようにかけられたその汁液が、フレデリカの恥部を内側から隠していくのだ。
彼女の喘ぎは大きさを増し、快感の坩堝へ落ちていることは明白であった。

「やっ、いやっ、くるっ、来ちゃうっ!
イっちゃう、イっちゃうよぉっ……!」

「いいぞ、いけっ! お、おれも……くぁっ!」

一層、膣の咀嚼力は強くなり柔肉がうぞうぞと蠢き、肉棒を扱きあげる。
びっしりとざらつきが施された、そのアワビはとろとろで、名器と呼ぶに相応しく、
近づく絶頂に向けて男性器へと、快楽の刺激を強制的に手渡しする。

びくびくびく、と男根は発射寸前の蠕動を見せていく。

「出る、出る、出る! はっ、は! フレデリカ! どこに欲しいっ?!」

「なかっ! フレちゃんのおまんこにプロデューサーの赤ちゃんの種、いっぱいちょうだいっ……!」

危険日。 安全日。アイドル。
妊娠。赤ん坊。
様々な思いが一瞬でプロデューサーの脳を通り過ぎる。
だがそれも、すぐさま応えるように締め付けられたフレデリカの精液搾り専用生肉によって気持ちよさ1色に塗りつぶされる。
99 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/23(金) 06:44:45.77 ID:r0k0GE+x0
グラインドは最高潮を迎え、快楽、快感の極地へ向けて高速ピストン。

ぢゅぼっ!ぢゅぼっ!ぢゅぼっ!ぢゅぼっ!
ぢゅっ!ぢゅっ!ぢゅっ!
ぢゅっぢゅっぢゅっぢゅっ!

「い、イクッ!」

「あっ!あっ!あっ! アタシも! イクッイクッいっちゃう……あああっ!」

瞬間、フレデリカの脚がプロデューサーの腰を拘束し一気に引き寄せる。
巨根の全てが飲み込まれ、膣の奥の奥、子宮へと向かって突撃。
ごつん、と勢いぶつかると同時に2人は絶頂を迎えた。

「ぁっ、あ、あ゛、ぁあああ♡ イってる♡
イってるよぉ、プロデューサー……♡」

痛いほどに蠢き扱きあげる肉宮、そしてその扉へ向かい、どばっ、どばっ、ばしゃっ、とそんな音が聞こえてきそうなくらいの勢いで精子が吐き出されていく。

今日何度目かの射精だというのに、今までのどれよりも多くそして濃く粘ついた、億千もの子種がフレデリカの卵子へと打ち出されている。

「はぁ……はぁ……たくさん、んん、出てる、ね……」

「ああ、止まりそうに、ない……」

びくん、びくんとアヌスに包まれながら震え続けるペニスは、子宮へ収まりきらぬほどの精液を吐き出し続け、もはや逆流を起こしていた。
痙攣する互いの性器はとろけるほど熱いというのに、その2つを染め上げる白濁液は酷く冷たい。
その温度差を、敏感な身体が刺激と勘違いして、またフレデリカは絶頂した。

「あっ、あっ、また、イッちゃうぅ……!」

再び収縮する膣。
その絶頂が最後の一押しとなり、プロデューサーは残る全ての精液を搾り出し、どくん、どくん、とありったけを注ぎ込んだ。
どこにも隙間なく、膣内は精子に染め上げられてしまった。
100 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/23(金) 06:45:25.88 ID:r0k0GE+x0
「はぁ、はぁ、はぁ〜〜〜、もう、出ない。 打ち止めだ……」

「アタシも……脚に力、入んないや……あはは」

「はは……俺も腰いてぇ……抜くぞ、フレデリカ」

「うん……んやっ、あんっ」

ちゅぽん、と亀頭がぬけ出るとともに空気が弾けて音を立てる。
ヒクつく淫欲の蜜壺はだらし無く口を開けて、少し間が空いた後にそこから、どろり。
どろり、と割れ目に沿って精液が漏れ、垂れていく。
セックスのまぎれもない証である。

「はーーっ。 つか、れた……」

どさり、とフレデリカの真横へ顔から倒れこむプロデューサー。
その言葉に、頬を膨らませフレデリカは抗議の意を示す。

「あーっ、酷ーい……フレちゃんとの熱い情事を疲労だなんて……しくしく、アタシ悪い人に拾われたのね……」

「いやいや、気持ちよすぎて、腰砕けになって、疲れたんだよ……突き疲れ、だ」

「突かれたのは、アタシなのに?」

「………ぷっ」

「………んふふ」

あはははは、と2人して声をあげて笑う。
そうしている内に、自然と結ばれる手と手。
101 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/23(金) 06:45:54.46 ID:r0k0GE+x0

「……もしできたら、責任、とるからな」

「できてないと責任取ってくれないの?」

「言葉のあやだよ。一生幸せにする」

「じゃあ早くパパとママに挨拶お願いしるぶぷれ?」

「……そうだな。 近々行こうか」

「わーい♪ ……はっ! そう言えばプロデューサー! アタシ達、ぴろーとーくしてないよ!
これは由々しき事態だよ!」

「……なら今の会話は何なんだ……」

それからたわいもない話をしてしばらく経って。
ふと思いついたようにプロデューサーが言った。

「そう言えば今日は、フレデリカにあれ言ってもらってないな」

「ありゃ? そだっけ? さっき言わなかったかなー?」

「キスだけだったじゃないか」

「そっかそっか。 ちょっと待ってね☆」

「……? 何なんだーーーーんむっ」

ちゅっと、一口。
ぱっと、抱きつき、身体を摺り寄せ、耳元へ。
目一杯咲いてる花から、ありったけの愛を込めて。
102 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/23(金) 06:46:34.82 ID:r0k0GE+x0



「Pour toujours」
103 : ◆4C4xQZIWw7k3 [saga]:2016/09/23(金) 06:49:33.13 ID:r0k0GE+x0
おしまい。
思いつきで書き始めちゃったけど、エロって難しい。
自分じゃ判断するつかぬから更に。

時系列的には

フレデリカ「アタシPンコツアンドロイド」のすぐ後のお話なのでした。
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1464904631

フレちゃんのエロ増えろ!
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/09/23(金) 09:38:14.86 ID:9fkFCPFSO
オッツオッツ!
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