【FEif】セツナ「ヒノカ様…?」

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2 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/01(木) 02:39:16.79 ID:IhSZuIwI0
「ふふっ、アサマは約束を守ってくれると信じてる。その、次は考えておいてほしい」
「気が向いたらでよろしいですか?」
「好きにすればいいさ。待たせたな、セツナ。行こうか?」
「はい…ヒノカ様…」

 手を引かれて私は走り始めて、そこに付く頃には日が落ちて、辿りついた湖水には月が一つ浮かんでた。
 手からヒノカ様の温もりが離れて、少しの間ぼぉーっとそれを眺めていると後ろから静かに抱き寄せられた。

「セツナ……」

 腕に感じるヒノカ様の重み、でも衣擦れの音がしなかった。
 視線を少しだけ動かすと丸裸になった肩が見える。その先に戦闘服が脱ぎ捨てられていて、今どんな格好をしてるのか考えると少し体が強張った。
 服の上からでも感じるヒノカ様の気配はどこか肌色で、それは次の言葉で確かなものになった。

「セツナ…お前を感じさせてくれ…」
3 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/01(木) 02:41:12.94 ID:IhSZuIwI0
 物欲しそうにヒノカ様がおねだりする。
 肩に乗せられた顔、物欲しそうに震える柔らかい唇。
 今日の朝も昼も夕方最後の鍛錬に入る時も、ヒノカ様は私の唇を奪って私がいることを確認してきた。
 そして、今はそれだけじゃ満たされなくなっている。こうして水浴びと称してヒノカ様は私に求め、私はそれに応えるために静かに顎をあげた。
 首に回った手が私を拘束して、唇に温かいものが触れる。唇の輪郭を確かめるようにヒノカ様の舌が顔を染め上げて、湿った舌が上唇を通ると唾液の匂いが静かに漂ってくると、頭がくらくらと揺れ始めた。

「んっ…はぁはぁ、れろっ…んんっ…はぁ、セツナ、セツナなんだよな……この感触は、んっ、はむっ、んちゅ…」
「ん…ヒノカ様…んっ…。くちびる…はむはむして…くださぃ。んっ、とっても…きもちいいっ、からぁ……」
「ああ、もっともっと、セツナを感じさせて……ほしい。んっ、あむっ……ちぅっ……れろっ…んんっ」
4 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/01(木) 02:43:35.66 ID:IhSZuIwI0
 されるがままに私の唇は啄まれていく。
 唇が少し大きいからかもしれないけど、ヒノカ様が弄ってくれる度に体が強張っているのに、喉奥からは恥ずかしい息が漏れる。
 濃縮した恥ずかしさと歓びが混じったいやらしい息が漏れる。その度に器官は熱く滴りは湿り気を増して、脳髄の奥まで淡い桃色に染め上げられていく感覚が私を支配していく。
 口を押し開かれると、口内にヒノカ様の舌が入り込み、私の内部を執拗に舐めあげていった。

「ひゃふっ……んんっ…あっ、ヒノカ様…はひゅさ、ふぅうん……」
「んっ、セツナの御汁、私の舌に絡みついて…じゅるるっ。んっ…、んっ、はあぁ、もっともっと欲しい……セツナぁ」
5 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/01(木) 02:46:52.69 ID:IhSZuIwI0
 その言葉を受けて、望むとおりに私はヒノカ様を見下ろす。
 彼女の口元から漏れた糸、それが首筋から胸へと伝う姿に胸が高鳴って、そのまま唇で蓋をする。

「ん、はっ、ふっ、しぇ、しぇつな……ぁ、ひ、ひっぱい、ひつぱい、ちょうらい……」

 閉じていた門がこじ開けられる。粘膜が触れ合う音に喉の奥の湿り気が増し、噴き上がってくる熱い吐息に触れる。
 その度、喉を焼けつくすような熱が通り抜けて、口がもっと潤いで満たされてく。

「…いっぱい、いっぱい…ながしますね…」

 舌と喉を動かして私は蜜を作り始める。
 実際蜜なんてものじゃない、人によっては嫌悪するものだし、私だって他人のものなら欲しくはないものだけど、ヒノカ様がそう望んでいるから私はそれに応える。

「あむっ、しぇつにゃ……あー」

 子供のように口をが静かに開くと、口内の奥に見える喉が今か今かと、私の唾液を待って蠢く。
 まるで雛鳥みたいだなんて思いながら、静かに口を下へ向けた。
6 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/01(木) 02:50:43.00 ID:IhSZuIwI0
「んっ…んくっ…んあー」

 滴っていくそれがヒノカ様の口に落ちる。
 伸ばされた舌に触れ、ねっとりとした私の唾液が絡みつく。
 とてもおいしそうに見える舌先を、私は舐めあげるように啄んだ。
 ヌメヌメの下に隠れたザラザラした面となめらかな面、それを唇で挟み込んで扱き上げるたびに、まるで性器を弄られているような蕩けた声が耳に届く。

「あっ、んぐん……ふああああっ。んちゅ、んはぁ、セツナのおいしぃ……じゅるるっ」

 唇で扱き上げた途端に湖水に声が上がる。
 蕩けた顔と唇の端から漏れ出したヒノカ様の蜜、それが欲しくて私は掬って口に含んで口の中で混ぜ合わせる。
 私の蜜とヒノカ様の蜜を舌で混ぜあえて、それをもう一度、ヒノカ様の舌に滴らせる。
 舌上に泡立ったそれが乗ると、ヒノカ様は口に入れて喉を幾度も鳴らした。
 こくんっと喉が動く姿を見るたびに服の下にいる私が締め付けられていくのがわかった。
 触れられてもいない、触れてもいないのに、確かに奥が切なく締め付けられて、ジワリと湿り気が生まれると、ヒノカ様が静かに私の手を握って歩み始める。
7 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/01(木) 02:54:32.96 ID:IhSZuIwI0
 ヒノカ様に合わせた足は、静かに湖畔の中に進んでいた。
 唇を合わせて溶け合うように、水が跳ねる音がするたびに負けないように啜りあげる音が木霊する。
 体は正直にヒノカ様を求めて、ヒノカ様も私を求めた。
 やがて長い口付けが終わると、私はヒノカ様の背中に回って後ろからその体を触る。
 まだ、膝上くらいの深さなのにそこは濡れていて、そこに触れると切なく腰をくねらせる。
 下にある思いの捌け口は気持ちがいいと答えているのに、ヒノカ様はそれを見せたくないから、すぐ水に体を伏せようとする。
 でも、それを私はさせたくない。
 後ろから股下に足を入れ、手で体を固定する。
 いつもとは違う私の行動にヒノカ様が私を見上げた。
 その目にあるのは、少しだけの驚きと羞恥心の混ざったもので、私の中にある加虐心を大いに煽る。

「せ、セツナ。あ、はずかしいから……」
「はい…わかってます」
「な、なら水に、一度入ったら、もう好きにしていい……だから」
「今日は…嫌…」
8 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/01(木) 02:57:43.72 ID:IhSZuIwI0
 今日は嫌だった。
 前までだったら、ヒノカ様の言う通りにすぐに水に触れさせていた。
 そこの火照りと快感の証を上から塗りつぶす行為に対して、何も思うことなんてなかった。
 でも、今はそれをそのままにしたかった。
 さっきの口付、口内で絡みあったことでヒノカ様が感じていたということに、心が疼いて仕方ない。
 熱く火照った恥丘に隠れている芽、そのまだ水に犯されていないそこに直に触れたい思いから、ヒノカ様を水に晒したくなかった。

「あっ、セツ、ナ…。いや、そこ、まだ、洗って……ふああっ」
「ヒノカ様のここの毛、触ると気持ちいいです…」
「あうっ、だめ、そこは、んくぅ……」

 手に感じる草原の感触、ヒノカ様の女性としての器官を覆う恥丘、そこに生え揃ったものを愛しく撫で回す。
 本当ならそこの匂いもほしいけど、今は手でそこの感触を何回も確かめていく。
 掌に加わるいくつもの感触と温かい空気、汗で湿り気を含んだ部分とそうじゃない部分。触れられる全てが掌に溢れていた。
 恥丘を抑えながら、指先をそこに伸ばす。見えないその恥部に指先が触れると、粘着音と小さな破裂音が同時に発生して私の耳に入り込んで来た。
 成熟した雌の口は私の指に静かに震えを返して、一度その入口を胎動させる。
 ヒノカ様の足がくねりと動いて、そこへの侵入を許さんとするけど、股下に入った私の足の所為でそれもかなわない。
 むしろ、動く度に触れている膝に淫猥な湿り気を帯びた光沢が出来始め、ヒノカ様の途切れ途切れの喘ぎが水の音に混じって響きわたリ始める。
9 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/01(木) 02:59:12.19 ID:IhSZuIwI0
「動いたら…もっと濡れちゃいますよ…ヒノカ様…」
「あっ、ひっ、せ、せつなぁ、足、足、どけて、おねがいだ…た、たの…むからっ!」
「どうしてですか…」

 足を静かに上下させて私は囁く。
 膝の窪みが触れる度に湿り気を含んだ音がして、それを聞く度にヒノカ様の顔が赤らんでいくのを見ながら、私は耳に唇を寄せて歯型を付ける。
 甘く噛みついて、体を跳ねさせる主の姿をもっと見たくて足の動きを速める。
 ぬちゅぬちゅと、下腹部から聞こえてくる音の厭らしさが、王族としてのヒノカ様の立場を汚していくのに興奮している私がいた。

「ふふっ…ヒノカ様…気持ちいいですよね…。昨日も水の中で…私がしたことだから…」
「はああっ、セツナ、いや、やめてくれ、こんな、こんなハシタナイ音、聞かないで、うあああっ」
「はい…今のヒノカ様はとっても厭らしいです…。だから…もっともっとしてあげます…」
10 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/01(木) 03:02:02.55 ID:IhSZuIwI0
 もっと猥らに濡らしてほしい、私の前で隠さないでほしい。そんな思いから私は手と足を同時に動かす。

「ひ、ひぐうううっ!!! ああっ! セツナ、だめ、そんな、こんなの、耐えられない…」」
「どう…ですか? 芽もお口も…全部一斉に触られるのは…」
「ふあぁ、指、だめ、まだ、まだ水に触れてないのにこんなこんな音、イヤらしい音、立てさせないで、いや、聞くな、聞かないでくれぇ」
「そんなこと言っても…ヒノカ様のおまんこ…こんなにじゅぶじゅぶ言ってます…。私の指…びしょびしょですね…」
「そ、そんなはずかしいこと、うきゅううっ。うあ、そこ、そこをつままないでくれ、やっ、皮、ひっかいちゃ、だめ…」

 心臓の高鳴りに身を任せて、私の指はその肉芽を曝け出すために動き始める。
 包皮で覆われた女性にとっての、とても敏感な場所。
 その皮に指を這わせて捲ると、他とは違う確かな粘液に包まれたそれの気配があって、外気の感触にヒノカ様から小さく悲鳴が上がる。
 その悲鳴をもう一度聞きたくて、そこに指先を触れさせた。
11 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/01(木) 03:05:11.82 ID:IhSZuIwI0
「ひうぅん!!!」
「ヒノカ様の女の子…ぷっくりしてる…」
「ふああっ、だめ、ばか、ばかに、んあ、掴んで、そんなクリクリしないで、お、おねがいだから、あ、あうっ、ひっ、くぅ…」
「ふふっ…すっごく気持良さそうです…ピクピクして…御汁もいっぱいでて…ほらべっとり…」
「み、見せないで……いや、恥ずかしい…」

 弄っていた手を広げて見せると、ヒノカ様は視線を逸らしてした。
 私の手にべっとりと付いた情欲の印、それを認めたくないようで、まるで悪戯がばれた子供みたいで、とても可愛く感じられた。
 エッチな自分の証明を見せつけられて、でも認めない、ヒノカ様をもっと虐めたくなってしまう。

「ふふっ…ヒノカ様はとってもスケベな王女様ですね…。こうやって私に触れてほしいって…ずっと頼んでたじゃないですか…」
「こ、これはちがう。私が、私がしてもらいたいのは――」
「見えてないだけで何も変わらないです…。それに…私はヒノカ様のイケナイところ…全部みたい。こうやって」
「んくっ!!! あっ、あ、あ、うううっ、はぁああ、いや、穿られて、んくっ、こんな見えちゃうところで穿るなんて、いや、あうぅ、はあああっ……」
「ヒノカ様に見てもらいたいです…。私の指が…ヒノカ様の全部をいじめてるところ…」
12 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/01(木) 03:08:36.37 ID:IhSZuIwI0
 普段ならこんなこと言わない。
 心身不安定なヒノカ様が快楽に逃げるために私を選んでくれたことで、最初は気にしていなかった。
 少しでも気が紛らわされるなら、少しでも元の強かったヒノカ様に戻ってくれるなら安いものだって思って、水の中の情事を続けてきた。
 いつも見えるのは顔だけ、達しそうになると水の中に潜る。一線を守ろうとするみたいに、それを見てみたいと思うようになってから、ずっとこうしてみたかった。それが目の前にあることで、私の中の欲望がさらに大きくなる。
 もっと、わたしの前でひどく猥らになってほしいと思うと、指を止めることができなくなった。

「ヒノカ様…溢れた御汁が落ちる音…聞こえます…」
「ひっ、あふっ、んああっ、聞きたくない、聞きたくないんだ。セツナ、水に水に入らせて……はぁ、はぁ、頼む、お願いだ…」
「だめ…今日はヒノカ様がイくところ…ちゃんと見たいから…」
13 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/01(木) 03:09:47.65 ID:IhSZuIwI0
 そう、見たい。ヒノカ様が私の手で達するところ。
 それを求めて入口に触れていた手を潜り込ませる。反発もなくすんなりと受け入れたそれに蜜が絡みつく。
 逃げるように腰が後ろに動くけど、私がそれを抑えて逃がさない。そのまま、裂き開くように指を一気に入れる。

「……んああああっ、はげし、あうう、ゆび、そんなにいれ――んぐうううううっ!!!!」
「はぁ…はぁ…。ヒノカ様の膣…きゅうきゅうしてます…」
「い、いうな、あ、くうぅ、あっ、膣、開かないで、あ、あふれて、あふれてしまうから…」
「うふふ…ヒノカ様のここ…とっても気持ちよさそう…もっとはげしくしてあげます…」
「ふえ、な、なにを――」
「えい…」

 ヒノカ様の陰核を離れて、股下に忍ばせた手を一気に引き上げる。
 水しぶきを上げて左足が掲げられると、股下に溜まった蜜が重さに耐えかねて滴り落ちて確かな水の波紋となって広がっていく。
 ヒノカ様のアソコが外気に触れて、喉を鳴らすように腰が動いたのを指先に感じた。
14 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/01(木) 03:13:12.32 ID:IhSZuIwI0
「セ、セツナ、や、止めてくれ。こんなはしたない恰好、こんなぁ…あそこが丸見えなんて……」
「ヒノカ様…とってもきれいです…」
「ほ、褒められてもうれしくな……、んひゅ、ああっ。入ってる、セツナの指ぃ、そんな、ふ、ふかい、深いところぉ…」
「えへへ…足開いてるからもっと奥まで入りますよ…。ヒノカ様のここ…とっても熱くてヌルヌルで…そんなに私の指、おいしいんですか」
「そ、そんなこと…ないっ」

 体をくねらせて反発する。
 掲げられた足をバタつかせて、無理やりでも水に倒れようとするヒノカ様を私はとことん抑え付けて、女性器を苛め続ける。
 聞こえてくる水音はさらに厭らしさを増して、それを聞く度にヒノカ様が目線を逸らすのがわかった。

「ぐちゅ…ちゅぽ…、くちゅくちゅ……ヒノカ様のアソコ…こんな音が出てるんですよ…とってもいやらしい…」

 聞こえた擬音を耳元で囁きながら、指で輪郭を愛で続ける。
 体全体がフルフルと震えて発作を起こしているみたいに、ヒノカ様の胸が大きく上下に動く。
 じわじわと焦らすだけの快感に、ヒノカ様の体が自然となぞる指を膣にいれようと動くけど、私はそれに従わないで、中からはみ出る具だけを執拗に苛め続けた。
 あふれ出る蜜はまるで洪水のようで、鼻に感じるヒノカ様の匂いはとても濃いものになっていき、それに比例してヒノカ様の意思が弱まっていくのを感じた。
15 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/01(木) 03:16:00.06 ID:IhSZuIwI0
「ううっ、ああっ。ふああっ、セツナぁ、もっと、もっとぉ…」
「もっと…なんですか…」
「い、いじわるしないでくれ。もう、もう見ていい、見てもいいから、もっと苛めて、苛めてくれ…」
「どうしてほしいのか…おしえてくれなきゃわからない…」

 多分、私はとてもいじわるな顔をしてると思う。
 ナニをしてほしいかなんてわかってるし、今すぐにでも濡れそぼってヒクヒクと切なく震えるそこに指を突きいれて、掻き乱したい衝動に駆られてる。
 私だけが知りえる、ヒノカ様の恥ずかしくて飾らない姿が見たくてしょうがなかった。

「ううっ、セツナ…」
「私…ヒノカ様の望むことなら何でもしたいです…」
「さ、さっきまで言うこと聞かなかったくせに、今さ――ひゃうううううっ。あううっ、指、指入って……あっ、なんで、なんで、抜くんだ? …もっと」
「もっと…どうしてほしいの…?」
「そ、そんなこと、口にできるわけ――」
「なら、ずっとこのまま…これでもヒノカ様は気持ちよさそうだから…」
16 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/01(木) 03:17:34.67 ID:IhSZuIwI0
 素直に言わないヒノカ様を追い詰めるように、また入り口を執拗に撫で回す。
 さっき入れた指は新しい蜜で塗りたくられ、その蜜の溜まった肉壷みたいなヒノカ様の膣の快感の余韻に浸っていた。
 蜜を啜りあげたい衝動に駆られたけど、それをしたら水に没してしまう気がして、自分を抑え付けながら最後の攻撃に入る。
 指を入り口に引っ掻けて時折入れるように動かすと、ヒノカ様の顔に悦びが生まれる。
 期待する子供じゃない、雌としての悦び、その到来を待つ淫乱な女としてのヒノカ様。
 だから、それを引き釣り出すように、触れたり触れなかったりを繰り返す。
 幾度も幾度も水の中で行ってきたことだから、ヒノカ様のどこが弱いかを私は熟知していた。
 陰核から膣を一本の道にしたらその中間、外気と膣が触れる境界が一番ヒノカ様の感じるところ、私がずっと水に触れていない状態で触れたかった場所。
 ヒノカ様を女にする機構の中枢を執拗に焦らし続ける。
 気づけば呂律があまり回らなくなったヒノカ様の瞳が、静かに私を見上げ始めていた。

「しぇ、しぇつにゃ…いれてぇ、いれてよぉ」
「ナニを…ですか…」
「しぇつな、しぇつなのゆび、ゆびぃ…」
17 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/01(木) 03:19:13.79 ID:IhSZuIwI0
 口の端から漏れ出る涎は女性器から流れ出る愛液のよう。
 それを啜りあげて私は指をクイクイと動かし、境目を刺激する。
 口の中に含んだ唾液を味わるように耳の内側に舌を這わせて舐めあげる。
 聴覚を支配して、耳に直接あそこの音が聞こえるように舌を動かす。
 ヒノカ様の顔が更に赤みを帯び、目尻に溜まり始めた涙を見て限界が近いことを察した。

「うああっ、もう、おまんこの奥、きゅんきゅんして、つらい、つらいの、辛いんだ。セツナのセツナの指で、きゅんきゅんを止めて、このままじゃ、このままじゃぁ……」
「ヒノカ様のおまんこの奥…きゅんきゅんしてるんですね」
「だから、もっともっと奥まで、奥まで入れてぇ、入り口だけじゃなくて、奥まで入れて感じさせて、セツナの、セツナの事、もっともっと深く、深くぅぅううう!!」
「それじゃ…おねだりしてください…ヒノカ様…」
18 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/01(木) 03:20:52.13 ID:IhSZuIwI0
 もうヒノカ様のアソコの周りに濡れていない場所はなかった。
 恥丘も生え揃った毛も、陰核も股下も、全部全部溢れだした快感でびしょびしょで、それは足から這い上がるようにヒノカ様の脳の中も染め上げていると思う。
 私からの命令にヒノカ様の口がフルフルと震えながら、でも女としての悦びを求めるように動く。

「しぇつなの指、指でいっぱいいっぱい苛めてくだいぃ。私の、私のびしょびしょおまんこのぉ、奥の奥まで指で穿り回して、イかせてください……」
「はい…ヒノカ様」
「あっ、あぅううっ、はあああああっ。はいってぇ、入ってきたよぉ。セツナの…セツナの指、んああっ、ふかい、ふかいのぉぉおお」
「あっ、ヒノカ様…締め付けてきます…おいしいですか?」
「おいしい。おいしいよぉ。セツナの指、とってもとってもぉ。んああああっ、うごいて、うごいてぇ、セツナの指ちんぽ、もっと、もっと感じさせせてぇ……」
19 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/01(木) 03:22:12.37 ID:IhSZuIwI0
 自然とヒノカ様の腰が動き始める。中指と人差し指が進もうとすると度に、ヒノカ様の腰が私の指を咥えこんでいく。さっきとは比にならない破裂音と湧水を荒らす暴力的で、妖艶な音が当たりに木霊する。
 足元に広がる湖はまるで男たちのようで、真下から見上げる私とヒノカ様の情事に興奮の水飛沫を上げている。落ち始めた球の様な汗に交じって、零れ落ちる濃度の高い淫水が私をさらに興奮させる。

「あうううっ、きちゃう、きちゃうぅ、奥から、生まれる、生まれちゃう、いやああっ」
「ヒノカ様…イきそうですか?」
「あ、ああああ、しぇつなの指ちんぽにじゅぼじゅぼされて、んぅううう、もうだめ。体支えられない。だめなのに、見られたくないはずなのに……うああっ」
 
 ヒノカ様の腕が私の後頭部を抑え付けて、そのままキスを強請ってくる。
 ヒノカ様の喘ぎが欲しくてそれをすぐに奪う。
 舌を絡めさせながらも恥部を穿り回す手は休めない。腰が打ち付けられるたびに、ヒノカ様の喉奥から競り上がってくる喜びと恥ずかしさが混じった喘ぎが、喉を伝って私の中に直接入る。
 くぐもった声だけど、混じり合った熱い吐息は私を熱くしていく。
 奥までヒノカ様の息が落ちた時、じわりとアソコに確かな湿り気を感じた。
 多分、それは抱いてはいけない感情の起伏の証明かもしれないけど、もうそれを否定できる状態に私は無い、口にするつもりはないけど、これはこうして触れ合ってる私の中の唯一のご褒美だから。
20 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/01(木) 03:23:13.54 ID:IhSZuIwI0
「はぁはぁ…ヒノカ様、ペースあげるね…」
「んはぁ、や、や、こ、これいじょ、はやく、なんて、うあああっ、こわれる、こわれちゃう。あそこ、おまんここわされちゃう、しぇつなにこわされちゃうぅぅうう」

 くちゅくちゅくちゅッ
 くちゅちゅちゅちゅちゅ…
 根元まで差し込んだ指を中で激しく動かすと、隠しきれないくらいの音が周辺に響く。
 幻想的な湖畔にふさわしくない肉欲の音、ヒノカ様という人から漏れ出す淫乱な雌の音、大きく揺れる乳房は揺られるままに震えて、水面に映るヒノカ様を自らが流す汗が塗りあげていく。
 その度に、体全体が震えを堪えるように弛緩し、それもやがて我慢できなくなる。
 もう終わりだからと、私は指を力強く差し込んだ。
21 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/01(木) 03:25:32.38 ID:IhSZuIwI0
「うひっ、ひひっ、ふあああっ、だめ、だめだ。で、ちゃう、でちゃううう」
「出しちゃってください…ヒノカ様… ヒノカ様の恥ずかしい姿…私にいっぱい見せて…」
「ああぅ、やる、いっぱいいっぱい、セツナにいっぱい見せてあげる。ああっ、出ちゃ、でちゃう…、ハシタナイこんな格好で、しぇつなの指ぃ、指ちんぽじゅぼじゅぼされて、はずかしい恰好で、小股開かれて、指でいっぱい、いっぱいぐちゃぐちゃにされながらぁ……」
「ヒノカ様…最後にいっぱい気持ちよく…してあげますね…」
「うあああっ、もっと激しく、おまんこ、指のかたちぃ覚えて、んぐぅううう、はぁはぁ、だめ、頭こわれてぇ! ふあああっ、きもちいいい、ひもひいいいい、んほぉ、はぁ、ひゃ、んやあああああっ、ああああんっ!!!!!!」

 奥まで突き入れて肉壁に爪を当てた瞬間だった。
 体を弓形に痙攣させてヒノカ様の叫びが上がる。指に感じる吸い付くような感覚と、吹き出した潮が湖畔に降り注いで、びちゃびちゃいう水と水がぶつかり合う音が幕引きになる。
 体をフルフルと振るわせながらヒノカ様の体から力が抜け、私は足を下ろしてその体を抱きとめた。

「はぁ、はぁ、ううっ、はぁ……セ、セツナ…」

 正面に向き直ったヒノカ様が体を全て預けてくれた。
 それを優しく抱き留めると、そのまま静かに体を湖水に預けて火照った体を癒し始めた……。
22 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/01(木) 03:28:06.79 ID:IhSZuIwI0
◇◆◇◆◇

 二人で静かに漂う湖畔はいつも通りの静けさを取り戻していて、私の腕の中には先ほどの情事で疲れ果て、小さな寝息を奏でるヒノカ様がいた。
 さっきまでの猥らな姿とは違って、その弱弱しく感じる姿が印象に残る。
 この戦いが始まってからヒノカ様は色々な物を失ってきた。
 ミコト女王から始まって、帰ってきてくれたと思った妹の裏切り、他にも沢山失って、それが今のヒノカ様を作り上げている。
 私はそれを根本的にどうにかできるわけじゃない、それがとても歯がゆく感じて、抱きとめたヒノカ様の頭を優しく撫でた。

「…ううっ、どこにもいかないでくれ…」

 譫言のようにヒノカ様が言葉を漏らす。腰に回った手が静かに力を増す。
 それは誰に対しての言葉なのかわからないけど、それを安心させるために私は静かに言葉を落とす。
 少しでもヒノカ様から悪夢が通り去るように、そんな御まじないに身を窶しながら。

「私はどこにもいかない…安心して…ヒノカ様…」

 手の中に抱えた守るべき温もりをもう一度しっかりと抱きしめて、もう一度頭を撫でようとして――




「……カムイ」
23 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/01(木) 03:30:08.59 ID:IhSZuIwI0
 最後の最後で流れ出たその言葉はヒノカ様がどんなに願っても、決して帰ってくることのなかったもので、それに激しい憤りを覚えた。
 私たちの言葉は本当のヒノカ様の悩みを解決できないことはわかってる。
 こうして悪夢はずっとヒノカ様を啄み続ける。
 いつかそれに飲み込まれてしまうかもしれないという不安が脳裏を過る度、心がきゅっと苦しくなった。

「……大丈夫…きっと、私が取り戻すから…カムイ様も、元のヒノカ様も…」

 カムイ様と再び対峙する日が来たら、動けなくしてでもヒノカ様の前に連れて行く。
 生きていれば問題ないはずだから。
 だから、ヒノカ様との甘い夢をもう一度見たかった。

「ん、んちゅっ、はぁう……んっ、はぁ……」
 
 静かに始まる私の夢、優しく啄みながら、自分の欲しいものを満たしていく。
 柔らかい肉を頬張りながら、私が守ってみせると体にいくつも印を付けていく。
 印を付ける度に体をくねらせる姿を見る私の目がどんなものなのか分からないけど、こうして一緒に歩んでいけることを私はうれしく思った。
 一緒に頑張ればどんなことだってできる気がする。
 ヒノカ様と一緒なら、きっと、きっと……

 そう言い聞かせながら、わずかな時間の夢に私は溺れ落ちていく。

 そうすることでヒノカ様の力になれるなら……それで構わないから……。




 これは違う世界の話



 ヒノカを思うセツナの話



 If(もしも)の一つ


 
〜ヒノカ×セツナ番外 おわり〜
24 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/01(木) 03:35:53.28 ID:IhSZuIwI0
 これはここまでです。

 これは【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」の番外的なものになってます。

25 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/09/01(木) 10:27:42.37 ID:VLenGzGIO
おつです。
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/09/01(木) 17:18:33.00 ID:4KQkNOcno
なるほど
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/09/01(木) 18:15:54.49 ID:+gsaHrHeo
うっ…
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/09/11(日) 20:40:24.62 ID:1rNOff1g0
おつ
29 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/09/17(土) 22:54:49.83 ID:rzM9Emqt0
リリス「……」ウトウト

 アレ、イツモナラココニイルハズダケド、ドコニ……

リリス「……ん……んんー。……誰かが神殿に来てるみたいですけど一体誰でしょうか……とりあえず、顔を出しておきましょう」

◇◆◇◆◇
―マイキャッスル・リリスの神殿―

アクア「リリス……。どこに行ったのかしら? 表の世界に来てない以上、ここにいると思ったのだけど……」

リリス「誰か私を呼びましたか?」

アクア「! リリス、いきなり背後から現れないでくれない?」

リリス「すみません。それでどうしたんですか、アクア様? もうあまり利用されてないここに来るなんて」

アクア「あまり利用されてないって……」

リリス「事実ですから。もう、ここにきて鍛錬に励んだり、食堂で料理したり、温泉で女性が入ってることに湯船に浸かるまで気づかなかったりとかする人もいなくなりましたから」

アクア「…そう、寂しいものね」

リリス「でも、ここが利用されなくなったということは、実際平和になったということですから、私は気にしていませんよ」

アクア「なら、あなたも外に出たらどう? 人間の姿でいられるのなら、外に出て新生活を始めるのも悪くないはずよ」

リリス「新生活ですか、あまり興味ありませんので」

アクア「そう」

リリス「ところで、アクア様は私に何か用事があってこちらにいらしたんですよね?」

アクア「ええ、そうね。単刀直入に言うわ。リリス、カムイに好きな人が出来たみたいなの……」




リリス「……え?」

アクア「……?」

リリス「あの、もう一度言ってもらえますか?」

アクア「仕方ないわね」

「どうやら、カムイに好きな人が出来たみたいなの……」

リリス「」
30 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/17(土) 23:05:56.97 ID:rzM9Emqt0
リリス「カムイ様に好きな人が……ですか?」

アクア「ええ」

リリス「……」

アクア「……あなたのショックもわかるわ。こうして離れている間に、主君が誰かに恋心を抱いているなんて聞いたら、動揺してしまうのも、無理は――」

リリス「そうですか……、カムイ様にもついに春が訪れたんですね!」

アクア「え?」

リリス「だって、戦いの最中で多くの殿方と窮地を乗り越えてきたのに、浮ついた話のなかったカムイ様にですよ!?

アクア「……」

リリス「ふふっ、そのことを知らせに来てくれるなんて、アクア様はとても優しい方ですね」

アクア「……」

リリス「よかったです、本当によか――」

アクア「よくないわ」
31 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/17(土) 23:14:55.14 ID:rzM9Emqt0
リリス「え?」

アクア「良くないと言っているのよ」

リリス「なんですか、その態度……まさかアクア様――」

アクア「勘違いしないでほしいけど、私はそっちじゃないわ。よくないのは相手が誰かわからないという点よ。カムイは私と出会ってから言う通りにしてくれたわ。戦闘を止めさせるなら両方殴ればいいといえば暗夜も白夜も殴って、無限渓谷から飛び降りろといえば飛び降りてくれた。私の言葉にカムイはしたがってくれたわ」

リリス「さわやかに操り人形発言されても……」

アクア「そんなカムイが、頑なに今回のことだけは私に話してくれない」

リリス(直感的に何か悪いことをされると理解しているからかもしれません。カムイ様は良心の娘さんなわけですから……、邪気に感づいてはなさない方がいいと思ったのかもしれませんし……)

アクア「だから、あなたに会いに来たの」

リリス「だからといわれましても、私に会いに来た理由がさっぱりわからないんですが……」
32 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/17(土) 23:23:15.02 ID:rzM9Emqt0
アクア「あなた、主の一大事よ。主君を思う心をあなたはわかっていると思うけど」

リリス「そうですね。主君を思っているので、恋愛に横槍を入れたくないというのが本音なんですけど」

アクア「……あなた、本当にそれでいいの?」

リリス「はい、それに無理に干渉して、カムイ様に嫌われるのは嫌です。あの人は私にとって大切な方ですから」

アクア「そう。確かに嫌われるのは嫌なことよ。私だって、カムイに嫌われたくはないわ」

リリス「でしたら――」

アクア「でも……もしもカムイが好きになったのがガンズのような無頼漢だったら?」

リリス「え?」

アクア「……」

リリス「ちょっと待ってください。相手は誰だかわからないってさっき言ってましたよね?」

アクア「……」

リリス「黙らないでくださいよ!」

アクア「……」

リリス「あの、お願いします。違うって言ってください。本当にお願いします」

アクア「……」

リリス「う、ううっ……まさか、本当にカムイ様は……」
33 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/17(土) 23:40:54.05 ID:rzM9Emqt0
アクア「ええ、もしかしたら――」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

無頼漢「へへ、今日はこんなに見てくれてる奴がらいるぜ?」

 ザワザワザ

カムイ「いやっ、こんなこんなの……だめ、だめぇ……ふああああっ」ヌチュヌチュ

無頼漢「へへっ、どうしたんだ。これが、欲しくてたまらねえんだろ?」

カムイ「あうっ、はうぅぅう…そんな……に、入口…くにくにしちゃ、しちゃあぁぁ。ひぃん!」

無頼漢「けけけっ、物欲しそうにひくつかせやがって、王女様とはいえ、結局メスはメスってことだな。わかんだろ?」クチュクチュクチュ

カムイ「んぁっ……ひゃう……く、くだしゃい、くだしゃいいっ」

無頼漢「ああ? 何が欲しいんだよっ、ちゃんと口にしねえとわかんねえぞ?」

 グポグポッ シュッシュッ

カムイ「ふああっ、お○んこ、お○んこのいりぐちぃ、いりぐちに、いっぱい、いっぱいこしゅりちゅけてぇえ――」

 プシャアアアッ

カムイ「あぐぅ、ふああああっ、きも……ひ、ひぃい……」グッタリッ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

アクア「そんな未来が起きてしまうかもしれないわ」

リリス「……」

アクア「でも、リリスあなたならその運命を変えられるかもしれない。私と一緒にカムイの相手を探し出しましょう?」

リリス「……いや、さすがにカムイ様も人を見る目くらいは――」

アクア「ありがとう。手伝ってくれるのね」

リリス「いや、人の話を――」

アクア「リリス? この松の木を見て」

リリス「え、はい」

アクア「ふんっ!」

 ボギンッ……

リリス「手伝います。手伝わせていただきます」
34 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/17(土) 23:49:52.06 ID:rzM9Emqt0
リリス「といっても、私は何をすればいいんでしょうか? 意中の方を見つけると言われても点でわからないんですけど」

アクア「簡単よ。リリスはカムイと久しぶりに話をしてほしいの。この頃外の事情に通じていなかったあなたにはカムイも話を聞かせてくれるんじゃないかと思って」

リリス「そういうことですか。わかりました、引き受けさせていただきます」

アクア「おねがいね」

リリス「でも、どうしてカムイ様が誰かを好きになっているかもしれないって思ったんですか? 好きな人がいるのとか、そういうことを聞いたんですか?」

アクア「いいえ。ただ、少し前からカムイが料理を勉強し始めたみたいでね……」

リリス「………まさか、あのカムイ様が?」

アクア「ええ、あの温室育ちのカムイが料理を勉強するなんて、よほどのこと。そしてこの頃、とても女っぽくなったわ」

リリス「……恋は女を変えるというのは本当だったんですね……」

アクア「正直、ドキッとしてしまったわ。カムイの色気は日に日に増すばかりよ」

リリス「ところでアクア様、一つお聞きしたいことがあります」

アクア「なにかしら?」
35 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/18(日) 00:01:18.55 ID:wu70j61s0
リリス「今、カムイ様はどちらにいらっしゃるのでしょうか?」

アクア「今は暗夜王国にいるわ」

リリス「あれ、透魔王国はどうしたんですか? 暗夜と白夜の土地を一区切りずつ与えられたじゃないですか」

アクア「………ねぇ、リリス。国は王様だけで成り立つものかしら?」

リリス「いえ、国民がいないと……あっ」

アクア「そういうことよ」

リリス(そう言えば、もともと透魔王国の人なんていないようなものでしたし……。何より、国政に関してド素人のカムイ様にどうにかできるわけないですよね……)

リリス「その……混乱はなかったんですか?」

アクア「混乱なんて起こらなかったわ。むしろ、国民が一人もいないのに誰が混乱するって言うの?」

リリス「……それもそうですね」

アクア「それじゃ、行きましょう。クラーケンシュタインに」

 タタタタタッ

リリス「できればずっと眠っていたかったんですけど……。仕方無いですね」

リリス(それに、カムイ様のお顔を久しぶりに拝見したかったですし……。……これくらいならいいですよね?)

 タタタタタッ
36 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/09/18(日) 00:03:15.36 ID:wu70j61s0
 今日はここまでで
 
  こんな感じの話が続きます。
  キャラ崩壊あり、エロもあるそんな話です。
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/09/18(日) 01:47:38.43 ID:DrA2G0GXo
透魔ェ…
38 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/09/22(木) 22:19:49.28 ID:Lfpsbm5N0
◇◆◇◆◇
―暗夜王国・王都ウィンダム『クラーケンシュタイン城』―

アクア「やっと付いたわね。それにしてもなんで自室に鍵を掛けて、さらに星界に引き籠ってたの?」

リリス「それは諸事情あったんです。それにカムイ様ももう戦いはないからこの力を返しますって、言ってくれましたので」

アクア「カムイが星界の力をあなたに返したおかげで時間が掛ったわ。それにあの部屋をあけるのも手間取った。久しぶりに腕が鳴ってしまったから」

リリス「え、合鍵なら預けてあるはずなんですけど。まるで鍵を破壊したみたいな――」

アクア「そうさせてもらったわ。どうせしばらくは帰らないと思うから問題ないはずよ」

リリス「それ、アクア様じゃなくて私が決めることですよね……」

アクア「とにかく、カムイは今日も兵舎食堂で料理に励んでいるはずよ。まずはそこに行ってみましょう」

リリス「わかりました。はぁ、これが終わったら鍵の修理ですねぇ……」
39 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/09/22(木) 22:30:21.12 ID:Lfpsbm5N0
リリス「それにしても王城の中なんですけど、なんだか雰囲気が変わりましたね」

アクア「わかるの?」

リリス「ええ、というか、なんだか外観横に大きくなってませんか。前はもっと縦にスリムだったような気がするんですけど」

アクア「いろいろなことがあってね。その影響もあって増築を余儀なくされたのよ。財政とかに指示を出してるレオンが色々とやりくりしてくれたおかげで、どうにかなったみたいだけど」

リリス「へぇ、何が増えたんですか?」

アクア「まずは弓道場ね」

リリス「……え、弓の訓練場じゃなくてですか?」

アクア「ええ」

リリス「なんでそんなものを作ったんですか?」

アクア「それは――」

???「あっ、アクアおねえちゃんだ」

リリス(ん? この声はエリーゼ様ですね。そう言えば、エリーゼ様を見るのもかなり久しぶりですけど―――え?)

エリーゼ「あれ、リリスだ! 久しぶりだね、どこにいたの?」

リリス「……弓道着……だと?」
40 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/09/22(木) 22:43:33.58 ID:Lfpsbm5N0
エリーゼ「そう、そうなんだー。みてみて、白夜で作ってもらったとくちゅうひんなんだー。えへへ、似合う?」

アクア「ええ、とっても似合ってるわよ。それに髪を一つにまとめているのね、なんだか大人っぽく見えるわ」

エリーゼ「そ、そうかな〜。リリスはどう、似合ってるかな?」

リリス「はい、とっても似合ってますよ。似合ってますけど……一体どうしてそのような格好を――」

エリーゼ「えっとね、これから弓道の練習なの。その、今日は久しぶりに二人っきりでしようって、言われたから!」

リリス「二人っきり、二人っきりって一体誰と……あっ」

リリス(エリーゼ様の交友関係の記憶を思い出す限りだと、きっとサクラ様ですね。なるほど、暗夜と白夜の友好関係を示すにあたって、暗夜の王城の中に白夜の施設を作ったということでしょうか、マークス様も抜かりないですね)

アクア「それで相方はどうしたの?」

エリーゼ「少ししたら来ると思うけど……。まだ恥ずかしいって言ってるんだよ。あたし、全然恥ずかしいって思ってないのに」

アクア「あの子も色々と思うことがあるのよ。でも、ちゃんと二人っきりの時間を作ってるんだから、少しは成長したと思うわ」

エリーゼ「えへへ、そうだよね! 早く……来ないかな……。あたし、我慢できないよ」

リリス(あれ、この感じサクラ様じゃない気がします)
41 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/09/22(木) 23:05:09.08 ID:Lfpsbm5N0
アクア「ふふっ、やっぱりまだまだ恥ずかしいみたいね。それじゃ私達は行くことにするわ。その入口の陰に隠れてる誰かさんの迷惑にならないように」

リリス「え?」チラッ

???「!」ビクッ

リリス(隠れてるみたいですけど、そのまとめた髪がチラチラはみ出して、もう誰だかまるわかりなんですが……)

リリス「えーと……」

エリーゼ「ごめんねアクアおねえちゃん」

アクア「エリーゼが悪いんじゃないわ。あの子がヘタレなのが悪いのよ」

エリーゼ「えへへ、でもそういうところが、好きなところなんだ」

アクア「ふふ、そう言ってもらえるなら幸せ者ね。それじゃ、私達は行くとするわ。ごめんなさいね、こうして足を止めさせちゃって」

エリーゼ「ううん。あたしアクアおねえちゃんに会えてうれしかったよ。それとリリスもバイバイー!」

リリス「は、はい……それでは」

エリーゼ「えへへ〜」
42 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/09/22(木) 23:17:29.66 ID:Lfpsbm5N0
アクア「……はぁ、困ったものね。あそこまで色々としてもらってるのにあの子、あまり人前ではエリーゼといたがらないから」

リリス「あの、アクア様。エリーゼ様はすでに大人の階段を――」

アクア「心配ないわ、リリス」

リリス「そうですか」

アクア「まだ子供はできてないから」

リリス「う〜ん、ちょっと聞きたかったことと違うんですけど。っていうか、あの年齢でそれはもう、犯――」

アクア「リリス、それは偏見というものよ」

リリス「え?」

アクア「世の中確かにそれは駄目じゃないかってこともあると思うわ。特にエリーゼを見てるとそう思うのもわかる。でも、それは私たちから見た感想で会って、二人の思っていることじゃないわ」

リリス「アクア様……」

アクア「エリーゼのことを心から愛していて、それをエリーゼも理解しているのならその愛は本物のはず」

リリス「私、間違って――」

アクア「って、思っていないと顔を合わせられないわ。たとえ義弟だとしても、ロリコンだったとわかった日にはね……」

リリス「偏見すごい」
43 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/09/22(木) 23:29:32.79 ID:Lfpsbm5N0
 テトテト

リリス「それにしても、内装が変わりすぎてて、もう私にはここがどこか全く分かりません」

アクア「でしょうね。でも、道に迷うことはなさそうよ」

リリス「え?」

アクア「ほら、あそこ」

リリス「?」

ピエリ「んしょ、んしょ。カムイ様、ピエリ使いが荒いの。こんなにたくさん食材使うなんて聞いてないのよ」

リリス「えっと、あれはたしか、マークス様の臣下の方でしたか?」

アクア「ええ、ピエリね。話を聞く限りカムイに頼みごとをされているみたいね」

リリス「へぇ……」

アクア「ちょうどいいわ、ここであなたをピエリに預けることにしましょう」

リリス「え? 一緒に食堂まで来てくれるんじゃないんですか?」

アクア「私が一緒に行ったらカムイに警戒される。そうしたら、あなたがここに来たことも私の手配だとばれてしまうわ」

リリス「さらっと、私がそれほどカムイ様に信頼されてないと言ってますね」

アクア「気の所為よ」

リリス「でも、そうですね。確かに感づかれたら問題ですね。わかりました、そうします」

アクア「やけに素直ね。嬉しいわ」

リリス(ここに連れて来るために、松の木を目の前でへし折って脅したことを忘れてますね……)
44 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/09/22(木) 23:45:18.54 ID:Lfpsbm5N0
アクア「そうと決まれば。ピエリ」

ピエリ「? あ、アクア様なの。こんにちはなのよ」

アクア「ええ、こんにちは。その食材は?」

ピエリ「これ、これはカムイ様が使うものなの」

アクア「大変ね。ちょっと私は用事があっていけないけど、よかったらこの子が手伝うって言っているわ」

ピエリ「? わ、ピエリの色に似てる女の子なの!」

リリス「えっと、はじめまして、そのリリスといいます」

ピエリ「リリスっていうのね。ピエリはピエリっていうの、よろしくなのよ!」

リリス「はい、よろしくお願いします」

リリス(やっぱり神殿にいてばかりでしたから、私のこと知らない人もいるんですね……)

アクア「リリスもカムイに仕えていた使用人で、今日久々に会いに来たの」

ピエリ「そうなの? カムイ様の使用人なら、フェリシアみたいに戦い強いの?」

リリス「いいえ。すっごく弱いので、その腰に付けた槍で試そうとしないでくださいね」

ピエリ「そうなの? ちょっとがっかりなのよ。もしもリリスがいっぱい戦える子なら、あとで一緒にノスフェラトゥをえいっしに行こうと思ったの」

リリス「すみませんけど、そういうのを期待されても困ります」

ピエリ「つまらないの」
45 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/09/22(木) 23:54:53.88 ID:Lfpsbm5N0
リリス「期待されてもできないものはできませんから。あ、荷物を半分持ちますから、渡してください」

ピエリ「ん、どうぞなの。結構重たいの、大丈夫なの?」

リリス「んしょっと……。確かに重たいですけど、これならまだ大丈夫です」

アクア「流石にバランスよく食事をしているだけあるわね」

リリス「肉のフルコースな日もありましたけどね……」

ピエリ「二人で何の話をしてるの? ピエリを仲間外れにしちゃいやなの!」

リリス「つまらない話ですから気にしないでください。それじゃアクア様、私はこれで」

アクア「ええ、頑張ってね」

ピエリ「アクア様おかしいの。頑張るのはカムイ様なのよ。なんだかリリスも何か頑張りに行くみたいな言い方なの?」

アクア「それもそうね。リリス、カムイに頑張ってと伝えておいてくれるかしら?」

リリス「はい、わかりました。私が戻るまでどうしていますか?」

アクア「少しの間、暇を潰してるわ。ちょうど、面白そうなことも始まりそうな気もしてるから」

リリス「え、それはどういう……?」

アクア「それじゃね」

 テトテト
46 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/09/23(金) 00:03:20.05 ID:5w9WwGZA0
ピエリ「それじゃ、食堂はこっちなの。ちゃんと付いてくるのよ」

リリス「わかりました」

ピエリ「でも、この頃はお祝いばっかりでピエリ楽しいの。この前もとっても大きなお祭りがあったのよ?」

リリス「そうなんですか?」

ピエリ「そうなの。あと、この前極上ベリーケーキを作るようにマークス様にお願いされたの。ピエリ、食材をえいっえいっしてカッコよくしてあげたの。そしたらマークス様、うまく作れたから頭をナデナデしてくれたのよ」

リリス「ふふっ。本当においしく出来たんでしょうね。あまりマークス様って人を褒めたりとかしない気がしますから」

ピエリ「えへへ〜。だからとっても嬉しかったのよ」

リリス「ふふっ、それにベリーって食べると賢くなった気がしますよね」

ピエリ「え? そうなの、ピエリ全然そんな気しないのよ」

リリス「……すみません、わすれてください」

ピエリ「リリス、へんな子なの」

リリス「え、えっと、それにしても、ピエリさんって料理が上手なんですね」

ピエリ「ピエリ、料理は得意なの。だからカムイ様、ピエリに料理を教えてって頼んできたのよ」

リリス「そうだったんですか」

ピエリ「でも、カムイ様料理ド下手なの……」

リリス「はい……知ってます」

ピエリ「食堂に着いたらピエリはお料理教えるから、リリスは試食係するの」

リリス「え、なんで……」

ピエリ「ピエリ、味覚おかしくなりたくないの。でもカムイ様感想欲しがるの。結構、倒れてる人いるの……」

リリス「……善処しますね」

 テトテトテト
47 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/09/23(金) 00:06:30.22 ID:5w9WwGZA0
今日はここまで
 
 パルレお触りボイス、かなりえっちぃのがあってすごかったです
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/09/23(金) 04:45:47.36 ID:ZJznf/Cvo

急に地の文がなくなったから別人だと思ったら本人だった
俺も何を言ってるのかわからないが(ry
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/09/24(土) 06:26:03.71 ID:BrsqhwU9O
エリーゼにまがどりが付くからわるくないとおもいます(狂気
50 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/09/29(木) 22:38:18.27 ID:7+Xip1aV0
―暗夜王国・クラーケンシュタイン『大厨房』―

 カランカラン

ピエリ「ピエリ、戻ったのー。カムイ様、調子はどうなの?」

カムイ「あ、ピエリさん。やっと焦げ目が少なくなってきたところです。やっぱり難しいですね、ジョーカーさんやフローラさんが作ってるようにはいきません。でも今やってたこれなんてどうですか? 他に比べて焦げが薄いでしょう?」

 プスプス クロコゲー

ピエリ「……うー……」

ピエリ(どれもこれも黒こげの炭にしか見えないの。お魚さん、ピエリがえいっしてカッコ良くしてあげればよかったかもしれないの)

リリス「うわっ、すごく焦げ臭い部屋ですね……」

カムイ「あれ、リリスさん? リリスさんじゃないですか、久しぶりです」

リリス「お久しぶりです。カムイ様」

カムイ「どうしたんですか。あまり王城を訪ねて来てくれなかったのに」

リリス「ふふっ、久しぶりにカムイ様の顔が見たくなってきちゃいました」

カムイ「そうなんですか。あ、そうだ、リリスさん。よろしければ私が作ったこの焼き魚、一つどうですか?」

リリス「え……」

カムイ「いつもリリスさんには生魚ばかりあげてましたから、焼き魚も新鮮でいいと思うんです」

リリス「えっと、別に焼き魚を食べてないわけじゃないんですけど。それに、これは――」

カムイ「牛乳も瓶ごと丸々食べるリリスさんなら大丈夫ですよ!」

ピエリ(良くわからないけど、遠まわしにリリスのこと馬鹿にしてる気がするの……)
51 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/09/29(木) 22:54:32.27 ID:7+Xip1aV0
リリス「え、えっと……」

カムイ「遠慮しないでいっぱい食べてください。こうしてリリスさんが会いに来てくれて、私とっても嬉しいんですよ」

リリス「そう言ってもらえると、とってもうれしいです、カムイ様」

カムイ「はい、それじゃ私の手料理食べてください。大丈夫、ちゃんと火は通ってますから生焼けということはないはずですから」

リリス(明らかに通しすぎですよ! これを一人で処理するなんて無理に決まっています。ここはピエリさんに手伝ってもらいましょう。幸い、魚を丸焼きにしたシンプルな調理方法、味覚をコテンパンにされるほどじゃないはず……)

リリス「え、えっと、ピエリさ――」

ピエリ「カムイ様。ピエリ、食材の準備してくるの。だからちょっと待ってて欲しいのよ」

カムイ「はい、すみません。また食材の買いだしを頼んでしまって、その洗うくらいで大丈夫ですから」

ピエリ「わかってるの。それに久しぶりにリリスが会いに来てくれたの。ピエリのことは気にしないでいっぱいお話ししてほしいの」

カムイ「ピエリさん……ありがとうございます」

ピエリ「気にしないでいいの。それじゃ――」

 ガシッ

ピエリ「リリス、どうしたの?」

リリス「ピエリさん。さすがにこの量を一人でどうにかできるわけないです。手伝ってください」ヒソヒソ

ピエリ「うん、そうなの」

リリス「ピエリさん……」

ピエリ「リリスお腹ぺこぺこで、カムイ様とお話もしたいから二人きりにしてほしいのね。わかったの、ピエリすぐに作業に向かうの。頑張るのよ」タタタタッ

リリス「」
52 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/09/29(木) 23:07:19.71 ID:7+Xip1aV0
カムイ「さぁ、リリスさん。まずは一匹どうぞ」

リリス「は、はい。では、いただきます」

リリス(もしかしたら、焦げさせることに重点を置いた新しい味があるのかもしれませんから……)

リリス「……はむっ……ううううっ」

カムイ「どうしたんですか、リリスさん。そんな世界が終わったみたいに手で顔を覆って……泣いてるんですか?」

リリス「な、なんでもないんです。本当になんでも無いんです……うっ、んぐっ、はぁはぁ」

リリス(予想通り苦いだけ、パサパサな魚肉のなんと口内にへばりつく感触の気色悪さ。これなら口にスライムを入れた方がまだマシかもしれないと思えるほどの不快感に拍車を掛ける焦げの応酬。口にしたという行為に対してこの仕打ち、後手不敗の様相……)

リリス「これは強敵ですね……」

カムイ「ふふっ」

リリス「な、なんですか。なんで笑うんですか?」

カムイ「いいえ、なんだかこうしてリリスさんと二人きりでいることが久しぶりで、なんだか嬉しくて……。いろいろ変わったことがあってリリスさんにも色々と話したいことがあるんですけど……」

リリス「カムイ様……」

カムイ「あっ、すみません。久しぶりに会ったのに私の話をしてしまうなんて……。その……」

リリス「……いいえ、カムイ様。私はカムイ様の従者、それはあの戦いが終わったとしてもそれは変わりません」

カムイ「リリスさん……」

リリス「だから何でも話してください。うれしかったことでも、楽しかったことでも、悩んでることもでなんでも。カムイ様のこと、私に教えてください」

カムイ「な、なんだか照れてしまいます……」

リリス(……これだ!)
53 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/09/29(木) 23:17:29.76 ID:7+Xip1aV0
リリス(これだ、これを使うしかありません)

リリス(正直、この先に並ぶ焼死体全てをどうにかしたらさすがに倒れてしまいます。だから、ここはカムイ様の話を聞く方角に舵を取る。自然と会話が盛り上がれば、今目の前にある目的も薄れてくれるはずです)

リリス(それにうまくいけば、アクア様から頼まれた件についても聞けるやもしれません……)

リリス「ふふっ、その様子だと何かしら私に話したいことがあるんですね?」

カムイ「そ、その、黙っていてくれますか?」

リリス「はい、もちろんです」

カムイ「な、なら、そのえっと……や、やっぱり」

リリス「ここでやっぱり無しは駄目ですからね」

カムイ「う、わ、わかりました。そ、その、す、好きな人がいるって言ったら、リリスさんはどう思いますか……」

リリス(いきなり本命きました……ね)

カムイ「え、えっと、リリスさん」

リリス「あ、か、カムイ様、好きな人ができたんですかー」

カムイ「ちょ、ちょっと声が大きいです!」

リリス「あ、すみません。びっくりしてしまって……。でも、そうですか、好きな人がいるんですねカムイ様には」

カムイ「え、えっと、その、は、はい////」モジモジ

リリス(カムイ様……いいえ、姉様かわいい……)
54 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/09/29(木) 23:29:38.58 ID:7+Xip1aV0
リリス「それで、その御方は誰なんですか?」

カムイ「だ、誰かはさすがに教えられません!」

リリス「そ、そうですよね……。ではどういった方なのかを教えてくれませんか?」

カムイ「ど、どういった人かですか?」

リリス「はい、そうです。ほら、よくあるじゃないですか、力強い人とか優しい人とか、笑顔の素敵な方とか」

カムイ「そ、そういうのでしたら……」

リリス「では、どんな人なんですか」

カムイ「その、とても踊りが上手な人で」

リリス「ちょっと待ってください。それほとんど答えじゃないですか?」

カムイ「え、なんでこれだけでわかるんですか!?」

リリス「……いやいや、ちょっと待ってくださいよ。え、ちょっとそれは……」

リリス(正直、応援したくない。根は真面目かもしれないけど、でも、でも、今も現在進行形で町でナンパしてそうな彼というのは……)

カムイ「そ、そんな、リリスさんにもうばれちゃったんですか」

リリス「……ばれちゃったというよりも……。うーん、将来泣かされるかもしれませんよ。カムイ様、浮気とか許せる人ですか?」

カムイ「そ、それは、現在進行形で好きな人がいるということですか!?」

リリス「……好きな人がいるというよりも、異性がめちゃくちゃ好きなんだとは思いますけど……」

カムイ「」
55 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/09/29(木) 23:45:22.72 ID:7+Xip1aV0
カムイ「ふぇ……」

リリス「ふぇ?」

カムイ「ふぇええええええん」

リリス「か、カムイ様!?」

 ドタドタドタツ

ピエリ「カムイ様どうしたの!?」

カムイ「ううっ、ううううっ……」

ピエリ「リリス、カムイ様のこと苛めたの?」

リリス「いえ、私はなにも虐めてなんていませんよ。虐める理由なんてそもそもないじゃないですか」

カムイ「うえええん。ピエリさん、リリスさんが私の私のぉ……」

ピエリ「うわっ、どうしたの? リリスがカムイ様の料理食べてくれないの?」

カムイ「違うんです。私の、私の好きな人のことを、人のことをぉぉおおお」

リリス「え、公言しちゃっていいんですか!?」

ピエリ「あー、そういうことなの? リリス何を言ったの?」

リリス「え、とてつもなく異性好きだって……」

ピエリ「……そうなの? ピエリそうは思わないの」

リリス「え、あなた彼の相棒でしょ!? どう思ったらそういう言葉が出て――」

ピエリ「相棒? ピエリ、カムイ様の好きな人の相棒なんかじゃないのよ」

リリス「……え?」

ピエリ「なるほどなの。ピエリ、でもリリスが勘違いしてるってわかったの。リリスが思ってる相手ってラズワルドでしょ?」

リリス「は、はい。そうです」

ピエリ「ぶー。大外れなの、残念なのよ」

リリス「……」

リリス(これ、テキトーなことを言った私に全部非がある形になったっていうことですよね……)
56 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/09/29(木) 23:58:35.53 ID:7+Xip1aV0
リリス「で、でもカムイ様は」

ピエリ「うん、間違ったこと言ってないの。でもリリス、カムイ様を泣かせちゃ駄目なのよ」

リリス「……そうですよね。か、カムイ様」

カムイ「ぐすっ、ぐすぐすっ」

リリス「え、えっとごめんなさい。その早とちりしちゃって、その、私はてっきり軽い男にカムイ様が引っ掛かったんじゃないかって思って、えっとその、ごめんなさい」

カムイ「……ねぇ、リリス」

リリス「は、はい。なんですか?」

カムイ「もう、変なこと言わない?」

リリス「も、もちろんです。だって、カムイ様の思い人はラズワルドさんじゃないんですよね?」

カムイ「……」コクコク

リリス「だから大丈夫です。もう、勘違いしたりしませんから」

カムイ「……誓ってくれますか?」

リリス「はい。もちろんです」

カムイ「なら……証明してください」

リリス「しょ、証明ですか……。そのどうやって――」

カムイ「そこに並んでる焼き魚全部を食べてください。それが証明になります」

リリス「え?」

カムイ「ふふっ」ニコニコ
57 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/09/30(金) 00:03:48.39 ID:E3MQAfoM0
リリス「…え、これを全部って……その冗談は……」

カムイ「ピエリさん」

ピエリ「……わかったの」ガシッ

リリス「え、ちょっとピエリさん。何するんですか!?」

ピエリ「リリス、許してほしいの。カムイ様の命令なのよ」

リリス「そんな満面な笑みで言われて、強制されてるように見え――」

カムイ「さぁ、リリスさん。焼き魚ですよ?」ズイッ

リリス「ひっ」

カムイ「ふふっ、リリスさんの小さなお口でも五回ですべて食べ切れそうですね?」

リリス「や、やっ、いやっ、カムイ様。ごめんなさい、ゆる、ゆるして……」

カムイ「リリスさん」

リリス「カムイ様……」

カムイ「私への忠誠心、ちゃんと見せつけてくださいね」ズズイッ

リリス「うぶっ、うぶぶっ、んあっ、んちゅ、じゅるんっ」

リリス(こ、焦げくさいぃ。うあっ、口の中、もう入らないくらい、おおきいのが……)

ピエリ「……すごい光景なの」

カムイ「ふふっ、とってもおいしそうに食べてくれてうれしいです。はい、二本目ですよ?」

リリス「うぶっ、んあっ、ひゃふ、うくぅん……」

リリス(らめ、焦げ魚だめ。口の中も頭の中も気色悪い臭いでいっぱい、いっぱいになっちゃう。いや、だめ、だめええええ。私の味覚、焦げくさい苦味に、上塗りされちゃうううぅぅ……)

 ガブガブガブ ゴクンッ

リリス「はぁ、はぁ……」

カムイ「ふふっ、まだ二本目ですよ。さぁ、三本目に行きましょうか……」

リリス「ふぁい……カムイ様……」

カムイ「いい子ですよ、リリスさん」

「がんばって全部食べてくださいね?」
58 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/09/30(金) 00:05:18.89 ID:E3MQAfoM0
今日はここまでで

 リリスの尾ひれあたりをしつこく撫でまわしたい。
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/09/30(金) 00:11:57.11 ID:5OCEBiWeo
これはカリバニズムなのか
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/09/30(金) 03:18:11.97 ID:DjeGCfyg0
リリスがカムイを泣かしたあと逆襲されてカムイのを2本も咥えてアヘ顔晒したってマジ?
61 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/10/06(木) 22:15:26.75 ID:SlMbH1ZZ0
―クラーケンシュタイン『大厨房』―

 ユサユサ ユサユサ

リリス「ううっ、うううっ……」

ピエリ「リリス起きるのよ。もうお魚パクパク終わったの」

リリス「ううっ、やめ、てぇ……これ以上は、入らない、入らないからぁ…」

ピエリ「うなされてるの。なら仕方無いの、こういう時はこうすればいいってマークス様が言ってたのよ。えいっ」ドスッ

リリス「ひゅっ!!!! ごほごほ……な、なんですかこの腹痛は……あれ、ピエリさん?」

ピエリ「よかったの、気絶して倒れてからずっとうなされてて、ピエリ心配したの」

リリス「えっと、私は――。あぅ、思いだしたら口の中に焦げ臭いにおいが蘇って……。うえええっ」

ピエリ「とりあえず、このお水を飲んでリフレッシュするの」

リリス「は、はい、ありがとうございます。ごくっ、うっ」

ピエリ「どうしたの? すごく苦い顔してるの」

リリス「水を飲んでるはずなのに、焦げの味がするんです……」

ピエリ「とっても重症なの」
62 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/10/06(木) 22:27:22.30 ID:SlMbH1ZZ0
リリス「あれ、そう言えばカムイ様は?」

ピエリ「リリスが全部食べたのを確認してどこかに行っちゃったの。リリスの所為で今日のピエリの予定が崩れちゃったのよ」

リリス「そ、それはすみません」

ピエリ「まったくなの。ピエリだってカムイ様の料理を食べさせられる行為のお手伝いなんてしたくなかったの」

リリス「出来れば手伝わないでほしかったんですけど」

ピエリ「それは無理な相談なの。それに死ぬのは一人のほうが建設的なのよ?」

リリス「その犠牲って確実に私ですよね。ううっ、しばらくは何を食べても焦げの味しかしないかもしれません」

ピエリ「焦げ味のケーキとか、食べたらピエリ泣いちゃうの」

リリス「なんて言うか、ピエリさんって子供ですね。そんなことで泣いちゃうなんて」

ピエリ「子供じゃないの。それにリリスよりお胸はとっても大きいのよ」ポヨンッ

リリス「……」ペタペタ

ピエリ「ふふ〜ん」プルルン

リリス「こ、個人差はあって、と、当然ですから……」

リリス(ううっ、遺伝的に成長率はそれほど悪くないはずなのに……どうして、ここまで差が付くんですか!)

ピエリ「リリス、声が震えてるの」

リリス「誰のせいだと思ってるんですか!?」
63 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/10/06(木) 22:34:56.44 ID:SlMbH1ZZ0
ピエリ「それよりも、リリスはこれからどうするの? カムイ様、あの様子だと今日はお料理に戻ってこないと思う、ここにいても意味ないのよ」

リリス「そうですね。まずは、手に入れた情報をアクア様に聞かせるくらいでしょうか」

ピエリ「リリス、カムイ様にバレたら、またゲテモノ食べさせられちゃうかもしれないのよ?」

リリス「た、確かにそうかもしれませんけど。こっちはこっちで何も収穫がなかったとわかったら何をしてくる変わらない人を相手に回してるんですよ?」

ピエリ「どっちを選んでも死ぬしかないの」

リリス「う、うまくできれば、惨劇を回避できるはずですから」

ピエリ「どっちにも属さなければよかったの。そうすれば生き残れたはずなのよ」

リリス「た、確かにそうですよね。ああ、不貞寝を続けていればよかったのかもしれません。そうすれば……」

ピエリ「?」

リリス「いいえ、今さら過ぎたことを気にしても仕方ありませんからね。とりあえずはアクア様に合流しないといけません」

リリス(どこにいるのかわかりませんけど……)
64 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/10/06(木) 22:45:24.97 ID:SlMbH1ZZ0
ピエリ「ならピエリが一緒に探してあげるの」

リリス「え?」

ピエリ「うん、それにリリス、久しぶりにお城に来た見たいだったの。ここに来るまでの間、キョロキョロしてたのよ」

リリス「あうっ、見てたんですか」

ピエリ「えへへ、アクア様にリリスのこと頼まれたから目を離さないようにしてたの」

リリス「わ、悪いですか。私の知ってたお城と様変わりし過ぎてるから、興味を持ってしまって……」

ピエリ「ううん。ピエリも最初、興味津々に眺めてたから悪いことだなんて思わないの。でも、リリスがこのまま歩きだしたら絶対迷っちゃうのよ」

リリス「迷ってもいずれは――」

ピエリ「アクア様に会うのが遅れてもいいの?」

リリス「……よくないです」

ピエリ「なら決まりなの。アクア様、あの時来た道を戻っていったから、まずは入口まで戻るのよ」パッ

リリス「?」

ピエリ「お手手つなぐの。繋げばそう簡単に迷子にならないのよ」

リリス「そんなことしなくても大丈夫です。入口まで案内をお願いしますね」

ピエリ「うー、ノリが悪いの……。それじゃ、ピエリにしっかり付いてくるのよ!」

 タタタタタタッ

リリス「……はぁ。アクア様、早く見つかるといいんですが……」

 タタタタタタッ
65 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/10/06(木) 22:56:59.47 ID:SlMbH1ZZ0
◇◆◇◆◇
―クラーケンシュタイン『弓道場』―

エリーゼ「……!」
 
 パシュッ
 
 ヒューーーーン
 
 トスンッ

エリーゼ「……ふぅ。ど、どうかなタクミさん!」

タクミ「うん、だんだんと上達してきたんじゃないかな。最初、碌に引けない時はどうなるかと思ってたけど」

エリーゼ「ひっどーい。あたしだって、ちゃんといっぱい練習してきたんだよ。タクミさんにいっぱい稽古付けてもらってるだよ」

タクミ「たしかにそうだね。でも、50本中1本当たっただけで喜んでるんじゃ、まだまだだよ」

エリーゼ「……」

タクミ「あれ、エリーゼ王女?」

エリーゼ「ねぇ、タクミさん。今日の目標はこれで達成だよね?」

タクミ「そうだね。それじゃ、今日はこれで終わりで――」

エリーゼ「うん、弓の練習はおしまい……だから、今度はこっちの練習だよ?」
66 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/10/06(木) 23:17:09.38 ID:SlMbH1ZZ0
 カランカランッ
 
タクミ「え、エリーゼ王女、いきなりな――」

 ダキッ サスサス

タクミ「! あっ、エ、エリーゼ王女、そ、そこは……」

エリーゼ「えへへ、今さっきからずっとだよね。ここ、こんなに大きくしちゃってたの」クニクニ

タクミ「あ、ひぅ……エリーゼ王女……だめ、だ、そんな玩具みたいに……」

エリーゼ「えへへ。今日ね、髪束ねたのはね、タクミさんがこういう髪形、好きなんだよね?」

タクミ「な、なんでそれを……うあっ、だめ、エリーゼ王女……うああっ」

エリーゼ「ふふっ、袴腰でもこんなに湿らせてる……。タクミさん、ずっとずーっと大きくしたままだったんだよね?」

タクミ「そ、そんなこと――」

エリーゼ「そう、それじゃ、脱がしちゃってもいいよね?」シュルルルッ

タクミ「だ、だめだ、エリーゼ王女、脱がしたら……ああっ」

 パサッ

 ビクビクッ

エリーゼ「わぁ、弓みたいに撓ってる。とってもあついよぉ、タクミさん……」

タクミ「え、エリーゼ王女、て、手を放し――」

エリーゼ「えいっ」ヌチュチュ
67 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/10/06(木) 23:31:59.27 ID:SlMbH1ZZ0
タクミ「あっ……ううっ」

エリーゼ「タクミさんのおちんちん、あたしの手でとっても喜んでくれてる……。先端のクニクニしてるところ、とってもおいしそう……いただきまーす」ペロッ

タクミ「うああっ、あ、え、エリーゼ王女っ、そんな、だ、だめ…だっ!」

エリーゼ「んちゅ、んあっ、んじゅるる、んんっ。ぷはぁ、汗の臭いと、おちんちんの匂い、いつもと全然違うよぉ。はむ、んちゅんちゅ」

タクミ「うああっ」

エリーゼ「えへへ、横から甘噛みされるの好きだもんね、タクミさん。でも、今日はちょっと違うことしたいんだ……」パッ

タクミ「はぁ、はぁ、エリーゼ王女、な、何を――」

 マキマキ

タクミ(エリーゼ王女の髪が、僕のに巻きついて――)

エリーゼ「えへへ、タクミさんのえっちな匂い、あたしの髪の毛に沁みこんじゃうね……」

 チクチク シュルシュル

タクミ「な、なに、これ……あぐっ、ふあああっ」

エリーゼ「あ、少し出た……。髪、とってもヌメヌメしてる。タクミさんのおちんちん、あたしの髪気に入ってくれた取っても嬉しい……。もっと、髪の毛絡ませてあげるね?」ヌチュヌチュッ
68 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/10/06(木) 23:43:57.45 ID:SlMbH1ZZ0
タクミ「ふあああっ。え、エリーゼ王女、だめ、これ以上は――」

エリーゼ「いいよぉ、あたしの髪の毛にいっぱいビュルビュル出していいんだよぉ。はぁ、んっ、髪の毛にタクミさんの臭い、いっぱいいっぱい沁み込ませてほしいよぉ」

タクミ「うっ、ああっ、だめ…あう……ああああうっ」

エリーゼ「あっ、だめ、髪の毛でタクミさんのしごき上げるの、止められない。はぁ、タクミさんのおちんちんに、髪の毛いっぱいいっぱい掻きまわされてるよぉ」

タクミ「はぁ、ぐっ……エリーゼ王女……」

タクミ(ふああっ、エリーゼ王女の髪が僕のを包んでるなんて……。あの、きれいな髪に僕の精液の匂いが染み付いてるなんて思ったら……)

エリーゼ「はぁはぁ、タクミさんのおちんちん、もっと大きくなってる……。タクミさん、あたしの髪で縛られてぇ、きもちいい?」

タクミ「ふああっ、きもちいい。きもちいいよ」

エリーゼ「えへ、よかった。あたし、すごくうれしぃ、もっとも、もっと気持ちよくしてあげるから」

 パチュ ヌチュ ピチュ

エリーゼ「はぁ、はぁ、いい、いいのぉ。タクミさんのぉ、おちんちんの臭い。はぁ、タクミさんのおちんぽ、もっとほしくなっちゃうよぉ」シュコシュコ サラサラ

タクミ「あっ、くぅ、エリーゼ王女。だ、だめ、これいじょうやったら、本当にで、出ちゃう……から!」

エリーゼ「うん、いっぱい出して。あたしの髪にタクミさんのおちんぽリンス、いっぱいいっぱいぃ……」シュッシュッシュ

タクミ「あ、え、エリーゼ、王女、あ、ああああっ。で、でるっ!!!」

 ビュルルルッ ビュルルッ ビュルッ

エリーゼ「ふあああっ、タクミさんの臭い、すごくいっぱい、いっぱい出てるぅ……。ふああっ、タクミさんのおちんぽリンスでいっぱいだよぉ……」

タクミ「はぁ、はぁ……」
69 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/10/06(木) 23:59:27.70 ID:SlMbH1ZZ0
エリーゼ「はぁ、はぁ、髪の毛タクミさんのでべちゃべちゃになっちゃった……」

タクミ「え、エリーゼ王女……」

エリーゼ「えへへ、気持ち良かったかな。タクミさん」

タクミ「そ、それは……きもち、よかったよ」

エリーゼ「えへへ、今日の練習大成功だね」

タクミ「……」

タクミ(うあああっ、なんてことをさせているんだ僕は……。エリーゼ王女とは、その子作りに繋がるようなことはしないって決めてたのに、こう迫られたら押し返せてない。このままじゃ、そう近くないうちに押し切られて……)

エリーゼ「あ、ちゃんとお掃除してあげるね。はむ、んっ、じゅるるっ…んじゅ、れろれろ、はむんっ」

タクミ(本当ならこんなことさせちゃいけないのに。どうにかロリコンじゃないって証明できるまで子供は作らないって決めてるのに、こんなところ誰かに見られたりしたら、もう誤魔化せないじゃないか)

エリーゼ「んんっ、んっ、ごくりっ。はぁ、お掃除終わったよ、タクミさん」

タクミ「あ、ああ……あれ?」

 ムクリッ

エリーゼ「……もう、すぐに元気になるんだね」

タクミ「これは、これはその……」

エリーゼ「えへへ、タクミさんお口でしてもらいたいんだよね?」

タクミ「いや、ちがう、違うから!」

エリーゼ「我慢しないでいいよ。あたしも、もっと食べたかったから……はむっ」ンチュュ レロォ

タクミ(……誰かに見られてたら、僕は……もう……)





アクア「………」ツヤツヤ


70 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/10/07(金) 00:00:16.98 ID:pBje16BF0
今日はここまで

 エリーゼの髪には無限の可能性がある。
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 00:05:15.34 ID:AOdKfkaGo
ダメだこいつら
まあエリーゼは18歳だから…(震え声)
72 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/10/11(火) 20:32:55.01 ID:tgFt+jvJ0
◇◆◇◆◇
―クラーケンシュタイン『正面入り口』―

ピエリ「というわけで到着なの。ピエリ、ちゃんと道案内できたのよ」

リリス「はい、ありがとうございます。それじゃ、もう手を放して大丈夫ですよ」

ピエリ「このままアクア様を探しに行くの。だから、お手手はつないだままで行くのよ」

リリス「いえ、出口までの道がわかればいいだけなので、もう別に」

ピエリ「えへへ〜。こっちがね、王座なのよ。ピエリが案内してあげるの。早く来るの!」グイグイッ

リリス「人の話を聞かない人ですね……ちょっと、そんなに引っ張らないでください」

ピエリ「そんな強く引っ張ってないの。リリス、弱すぎるのよ」

リリス「一応、戦闘能力はそれなりに、あ、ありますから……」

ピエリ「ピエリがえいっってしたら、一発で死んじゃいそうなのよ?」

リリス(反論できないのが悲しい……)
73 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/10/11(火) 20:42:54.99 ID:tgFt+jvJ0
リリス「そういえば、なんでラズワルドさんがカムイ様の思い人じゃないって分かるんですか?」

ピエリ「当り前なの。ラズワルド、もう結婚してるのよ?」

リリス「え、うそ……」

リリス(あの女の子なら誰でも誘ってしまう人が、すでに結婚してる!?)

ピエリ「リリスの驚いてる顔、とっても面白いの。そんなにラズワルドが結婚してること、信じられないの?」

リリス「信じられませんよ。正直、ありえないって言うか。ラズワルドさん結婚詐欺の標的になってるとかじゃないんですか?」

ピエリ「それはないと思うの」

リリス「どうして?」

ピエリ「ラズワルドの結婚したの、皆知ってる人なのよ。たぶん、リリスも知ってる筈なの」

リリス「私の知ってる人ですか……」

リリス(……知ってる人……知ってる人、っていうか知ってる人っていう意味で言えばカムイ様と一緒に戦ってくれた人全員ですよね…。正直、考えるのが面倒くさい……私としてはカムイ様の好きな人が誰かを知ることが目的で、ラズワルドさんの妻を知ることじゃないんですから)
74 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/10/11(火) 20:51:46.40 ID:tgFt+jvJ0
ピエリ「とってもお似合いさんなのよ」

リリス「お似合いですか……」

ピエリ「そうなの。それにラズワルド、この頃町で女の子誘わなくなったのよ?」

リリス「……それはすごいですね」

ピエリ「ふふーん。だからとってもすごいの」

リリス「……一体、誰なんですか。ラズワルドさんと結婚して、ラズワルドさんの趣味に歯止めを利かせる人って……」

ピエリ「えへへ、それはね」

リリス「それは?」

 カツンカツン

マークス「む、ピエリ?」

ピエリ「あ、マークス様なの。こんにちわなのよ」

マークス「カムイの料理の手伝いをしているのではなかったのか?」

ピエリ「そうなの。ピエリの予定、リリスに壊されちゃったのよ」

マークス「リリス? おお、リリスじゃないか。久しぶりだな」

リリス「はい、御無沙汰しておりました。マークス様」ペコリッ

マークス「それよりもピエリが言っていることはどういう意味だ? リリス、お前が壊したというのは」

リリス「えっと、それはですね――」
75 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/10/11(火) 21:00:45.45 ID:tgFt+jvJ0
マークス「なるほどな、カムイの思い人についてか……」

リリス「はい、その、いろいろと心配になってしまって」

マークス「ふっ、リリスもカムイのことが心配なのだな」

リリス「えっと、その……はい」

リリス(さすがにアクア様に脅されて、調べようとしたなんて言える雰囲気じゃないですね……)

ピエリ「そうなのよ。それでカムイ様から好きな人の特徴を聞いて、リリスはラズワルドがその人だって勘違いしてたのよ」

マークス「ラズワルドか。確かにカムイの言う特徴で考えるなら、その答えになってもおかしくはないだろう。ふっ、カムイはそれ以外の特徴は教えてくれはしないからな」

リリス「……もしかしてマークス様、ご存じなんですか?」

マークス「まぁな。カムイは私の可愛い妹だ。だからこそ、まっ先に確認したものだ」

リリス「えっと、それに反対は?」

マークス「誰を好きになるかはカムイの自由、私はそう考えている」

リリス「……え、なんですか。その不安になるような言い方!?」

マークス「そういうことだ」

ピエリ「そういうことなの」

リリス「どういうことなの!?」
76 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/10/11(火) 21:08:59.45 ID:tgFt+jvJ0
マークス「それで、アクアを探していると言っていたな?」

ピエリ「うん、そうなの。マークス様、アクア様を見てないの? ピエリたちと別れてから時間結構経っちゃってるから、どこにいるかわからないのよ」

マークス「アクアならば、玉座の間にいる。先ほど上機嫌に入ってきたが、何かあったのか?」

リリス「知りませんし、知らない方がいい気がします。きっと碌なことじゃないと思いますから」

ピエリ「リリス、アクア様に対して警戒心すごいの」

マークス「ふむ、どちらにせよ。アクアと話をするつもりなのだろう。付いてくるといい、玉座の間まで案内しよう」

ピエリ「わかったの。リリス、マークス様について行くのよ」

リリス「マークス様が案内してくれますから、もう手を放してくれませんか?」

ピエリ「どこかに勝手にいかないようにしてあげてるの」

リリス「そんな子供じゃありません!」

マークス「リリス、仮にもここは王城だ。少しばかり、静かにしろ」

リリス「あ、はい……」ショボン

ピエリ「そうなのよ」

マークス「ピエリ、お前もだ」

ピエリ「……なのぉ」ショボン
77 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/10/11(火) 21:17:31.51 ID:tgFt+jvJ0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

―クラーケンシュタイン『玉座の間・前』―

リリス「まさか、玉座の位置まで変えていたんですね……」

マークス「ああ、あんな危ない場所を客人に歩かせるわけにはいかないからな」

ピエリ「ピエリ、あの柵も何もない一本道、大好きだったの。残念なのよ」

マークス「ここが玉座の間だ」

リリス「あまり、外観は変わらないんですね」

マークス「ああ、流石に位置から作り直すわけにはいかなかったのでな。丸ごと移設した」

リリス「一体どうやって……」

マークス「レオンがブリュンヒルデでやってくれた」

リリス(神器が泣いてます……)

マークス「というよりも、この暗夜王城大改装もレオンの力あって成り立ったと言っても過言では無い」

リリス「レオン様、過労死とかしてませんよね? まだ、姿を見ていないんですけど」

マークス「大丈夫だ。ちゃんと生きている」

リリス「そうですか」

マークス「二日間ブリュンヒルデを酷使し、今寝ているところだ」

リリス「もう少し、レオンさんの負担が軽くなるようにした方がいいと思います」
78 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/10/11(火) 21:26:01.49 ID:tgFt+jvJ0
 ガチャンッ バタンッ

マークス「戻った」

アクア「あら、マークス。思ったよりも戻ってくるのが早かったわね?」

マークス「ああ、アクア。連れ人がいるのならちゃんと伝えるように言っているだろう?」

アクア「?」

リリス「アクア様」

アクア「ああ、リリス。お疲れ様、こっちはとてもいいものが見られて満足してるところなの」ツヤツヤ

リリス「は、はぁ……」

 テトテトテトッ

リリス「?」

サクラ「アクア姉様、さっき言われたものなんですけど……。あ、えっと」

アクア「サクラは初めて見ると思うけど、この子、あのリリスよ」

サクラ「え、あの、リリスさんですか?」

リリス(……なんだかんだで、私のこと覚えてくれてる人もいるんですね。うれしい)

サクラ「あの、牛乳も瓶ごと食べているっていう」

リリス(嬉しさ半減ですねぇ……)
79 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/10/11(火) 21:37:56.82 ID:tgFt+jvJ0
リリス「でも、サクラ様はどうしてこちらに? もしかして、タクミ様の様子を見に来たんですか?」

サクラ「え、違いますよ。それにエリーゼさんもタクミ兄様もまだ公式に籍を入れてはいませんけど、お二人の中は周知の事実ですから」

リリス「それをタクミ様は公になってないと信じているんですね」

サクラ「みたいです。でもエリーゼさんは、そういう部分も含めてタクミ兄様のこと、とっても大好きですから」

アクア「そうね。あの二人は濃厚に愛し合っていたわ」

ピエリ「? アクア様、いまのどう――」ガシッ

リリス「はいピエリさん、その質問は要りませんからねー」

ピエリ「ふー、んんっーーー」

リリス「では、どうしてサクラ様は暗夜王国に?」

サクラ「え、そ、それはですね……。あ、改めて言うのはなんだか照れてしまうというか……////」

リリス「?」

リリス(なんでサクラ様、こんなに照れているんですか?」
80 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/10/11(火) 21:47:37.90 ID:tgFt+jvJ0
 カツンカツン

 ポスッ

サクラ「あ……マークスさん」

マークス「駄目だな。これでは、私と一緒に言葉を交わした頃のようになってしまっているではないか」

サクラ「す、すみません」

マークス「なに、謝ることはない。言葉で伝えられぬのなら、見せつけてやればいいだけのことだ」

リリス「え? あの、マークス様?」

マークス「リリス、サクラ王女がここにいる理由は、こういうことだ」

 グイッ

サクラ「ふあっ、んんっ、んあっ、んちゅ、んんん…ふあああっ」

リリス「」

ピエリ「マークス様、とっても大胆なの」

マークス「はぁ。……ふっ、可愛い唇だ。柔らかい花びらの香りさえしてくるようだ、サクラ王女」

サクラ「うれしいです、マークスさぁん。もっと、もっとしてくださぁい」

マークス「ああ、もっと見せつけよう」

アクア「……そうね。でも、これだけでリリスはすぐに理解できないと思うから、もっと濃厚に絡み合って、真実を見せつけてあげ――」

リリス「いえ、もう十分です――」

「目の前でイチャイチャやめてください……おねがいします」
81 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/10/11(火) 21:50:03.84 ID:tgFt+jvJ0
今日はここまで

 リリスの戦いは続く
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/11(火) 21:50:31.04 ID:6bj/rw0Xo
やっぱりマークスは淫獣
殺さなきゃ
83 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/10/31(月) 21:36:55.96 ID:p3Iuk3FT0
マークス「というわけだリリス。私とサクラ王女は公式に籍を入れている。多くの障害はあったが、結果的に皆納得してくれたのだ」

サクラ「ん、はぁはぁ、マークスさぁん。私、体が火照ってしまって……」

マークス「ふっ、悪い子だ。夜まで待てないか?」

サクラ「は……はい、今すぐ冷ましてほしいです……マークスさんのジークフリートでぇ……」ピトッ

マークス「サクラ王女、ふっ、みんなに見られてしまうぞ?」

サクラ「さきに見せつけたのはマークスさんじゃないですか……。だからこれでお相子……ですよ?」シュルルルッ

 フフッ、ナラバサクラオウジョモ……
 ハイ、マークスサン……

アクア「サクラとマークスの絆の深さがわかるわね」

ピエリ「裸になるのはお風呂だけなのに、おかしな二人なの……」

リリス「あの二人にはここがお風呂なんですよ。だから私達はさっさと出ましょうか?」

アクア「何を言っているの、ここからが本番じゃない」

リリス「え?」

アクア「え?」




アクア「……え?」
84 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/10/31(月) 21:47:02.86 ID:p3Iuk3FT0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◇◆◇◆◇
―クラーケンシュタイン『貴賓室』―

アクア「そう、カムイの好きな相手は踊りの上手な人ということね。どうして、こんなことまで教えてくれないのかわからなかったけど、それで他に情報は?」

リリス「いえ、それだけです。むしろ、その情報のために私がどれほどの苦行に身をやつしたと思っているんですか?」

アクア「知らないわ。そもそも、それを悟られてしまう時点でリリスの腕が悪いだけよ。私が楽しみを放棄して得られる情報が、好きな相手の得意なことだけなんて、どうかと思うわ」

リリス「すでにカムイ様から距離を置かれてるアクア様よりは十分はたけたと思いますけど?」

アクア「……やっぱり、カムイのことを動かしたことがばれていたということかしら?」

リリス「カムイ様のこと木偶人形みたいに言うのやめてくださいよ……、実際そうでしたけど……」
85 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/10/31(月) 21:54:30.36 ID:p3Iuk3FT0
リリス「それにしても、マークス様とサクラ様が籍を入れているなんて。正直予想外でした」

アクア「私はそうでもなかったわ。むしろ、いろいろと悩みを聞いていたもの。サクラも私にとっては可愛い妹、幸せになってほしいことに変わりはないわ」

リリス「……あなたが言うと裏があるようにしか思えないんですよね……」

アクア「失礼ね。私にも力になってあげたいって思うことはあるわ。あの寡黙に見えて実は脳内ロマンチストなマークスをサクラが好きになってしまったのなら、背中を押してあげたくなるというものよ」

ピエリ「マークス様堅物だから、ラズワルドと一緒に心配してたの。でも、アクア様が色々としてくれたのよ」

アクア「ええ、とても面白いことになると思ったから」

リリス「動機不純すぎません?」
86 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/10/31(月) 22:02:45.63 ID:p3Iuk3FT0
アクア「マークスにはロマンチストなところがあったから、いろいろと考えたの。あの頃、マークスもサクラのことを少なからず思っていた。できれば相思相愛であることをにおわせることのできる場を提供してあげたかったの」

リリス「相思相愛を匂わせるって……。一体何をしたんですか?」

アクア「サクラも女の子。好きな異性に守ってもらえたら嬉しい、そういうものだと思うのよ」

リリス「確かにそういうのってありますよね。こう優しくですね」

アクア「ええ、そうね。でも、中には守りに行ってあっさり死んじゃうようなのもいるらしいから、自分の背丈にあった行動を取るべきだとは思うけど」

リリス「」

ピエリ「リリスの顔が面白いことになってるの!」
87 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/10/31(月) 22:16:28.08 ID:p3Iuk3FT0
アクア「そこでサクラの弱点を使ってマークスの動きを見ようと思ったの」

リリス「サクラ様の弱点ですか?」

アクア「ええ、その結果。白夜の離れで百物語ということになったわ」

リリス「……ああ、なるほど、サクラ様が怖い話が苦手という点を利用したんですね」

アクア「ええ、正直死人の透魔兵を相手にしてる時点で、怖い話が苦手というのはどうかと思うけど」

リリス「それは言わないであげてください」

アクア「そうして百物語の席を設けたんだけど、これが少し予想外の出来事が起きたわ」

リリス「もしかして、百物語を怖がらなかったんですか?」

アクア「いいえ。むしろマークスも怖がるくらいの怖い話をしてあげたわ。マークスもサクラの前では声をあげないように努めていたけど」

リリス「それはそれで面白い光景です」

アクア「そんな話をしたからね。サクラがモジモジし始めたわ」

リリス「怖くなってトイレが近くなったんですね」

アクア「ええ、でもその時はおかしかった。いつもなら話が二つ終わるくらいで厠に逃げ込むのに、今日はすでにひとつ目で厠に行きたそうにしていたわ。尿意を抑えながらチラチラとマークスを見つめる姿は、犯罪の予感すらあったかしら」

リリス「そこいりませんよね? いりませんよね!?」
88 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/10/31(月) 22:27:43.01 ID:p3Iuk3FT0
アクア「そこで、私は助け船を出したの」

リリス(流石にそこまで鬼じゃないですか)

アクア「二つ目の話を厠にまつわる怖い話にしてね……」

リリス「思った以上に悪魔ですね」

アクア「ええ、そして二つ目の話をし始めた頃、サクラが目に見えて我慢の限界という顔をし始めたところで、マークスが手を差し伸べたの。足をガクガクにさせながら」

ピエリ「カッコ悪いの……」

リリス「アクアさん、もしかして正座とかさせてませんでしたか?」

アクア「ええ、それが礼儀と教えておいたから。慣れていないマークスなら話が一つ終わる前に堕ちるとわかっていたわ。おかげで足をくねくねさせながらサクラを厠に案内するマークスという図式が出来上がったのよ」

リリス「どこまでも酷い人ですねぇ」
89 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/10/31(月) 22:37:10.78 ID:p3Iuk3FT0
アクア「ええ、そして二人は戻ってこなかったのよ……」

リリス「……え?」

ピエリ「どういうことなの? まさか、マークス様とサクラ様、偽物なの?」

アクア「ピエリのそういう勘違い嫌いじゃないわ。大丈夫、朝二人とも戻ってきたわ、仲良く手を繋いでね?」

リリス「そうなんですか、仲良く手を繋いで朝に――朝に?」

アクア「あの夜は甲高い声が離れの厠から響いていた。私も身を震わせていたわ」

リリス「それって怖いって意味ですよね。そうですよね?」

アクア「歌いたくなってしまうほどにね。何があったのかはわからないけど、二人の距離が恐ろしいほどに急接近したのは間違いないし、私も二人の役に立てて良かったと思っているの」

リリス「厠で生まれる愛って、なんなんですか。どんなものなんですか?」

ピエリ「トイレを出た直後にぶつかる感じだと思うのよ」

リリス「ピエリさんはそのままでいてくださいね?」
90 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/10/31(月) 22:46:34.33 ID:p3Iuk3FT0
アクア「で、その時聞いたの。いつもより厠に行くのが早かったけど、どうしてかって。そしたら水をいっぱい飲んでいたからって答えたわ」

リリス「水をいっぱいって、そんなことしたら余計にトイレ近くなっちゃうんじゃないですか」

アクア「……」

リリス「まさか」

アクア「そう、サクラはそれを狙っていたのよ。トイレが近くなるというリスクはサクラにとってのチャンスだった、ということよ」

ピエリ「なんでトイレに行くとチャンスなの?」

アクア「それはトイレですることといえば――」

リリス「はい、それ以上はストップ、ストップ! というか、私達がするべき話はサクラ様とマークス様の馴れ初めじゃないです。現在進行形のカムイ様の好きな方の話じゃないですか!」

アクア「……そうだったわね。ごめんなさい、このあと怒涛の白夜平原決戦編もあるのだけど」

リリス「なんですかそれ……」

アクア「この後日に、リョウマがちょっと……ね」

リリス「……そう言えばリョウマさん、お二人の結婚に賛成したんですか?」

アクア「賛成すると思う?」

リリス「……」

アクア「そういうことよ」
91 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/10/31(月) 23:13:31.44 ID:p3Iuk3FT0
リリス「でも、今結婚してるじゃないですか?」

アクア「そうね、だからリョウマは責任を取って白夜の王座から身を引いたわ」

リリス「なんだかものすごいことになってませんか!? リョウマ様もなんでそんなことに……」

アクア「だから白夜平原決戦編というわけよ。まぁ、それを話すと長くなるから、今度にしましょう」

リリス「じゃあ、リョウマ様の代わりに誰が白夜を束ねているんですか?」

アクア「ええ、それだけど……」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
―白夜王国・玉座の間―

サイゾウ「こちらが書簡です」

ヒノカ「ああ、ありがとうすまないな。こうして書簡の件を任せることになってしまって」

サイゾウ「いや、その、この頃休まれているのですか?」

ヒノカ「……サイゾウ、休めると思うか?」ニコッ

サイゾウ「申し訳ありません」

ヒノカ「……すまなかった」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

リリス「ヒノカ様、白夜は負けてないのに女王になられてしまったんですか……」

アクア「?」

リリス「いいえ、こちらの話です」
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/31(月) 23:15:45.52 ID:0GRuTSIko
こうなるとスレタイが別の意味に
93 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/10/31(月) 23:30:54.07 ID:p3Iuk3FT0
アクア「それで話を戻すけど、カムイの好きな人の情報はそれだけなのよね?」

リリス「ええ、踊りの得意な人ですか。正直、ラズワルドさんかと思ったんですけど、それは違うようですし」

アクア「さすがにそれはないと思うわ。それに、それが本当だとすれば彼は……」

リリス「?」

アクア「いいえ、なんでも無いわ。どちらにせよ、踊りの得意な人なんて他にいたかしら?」

リリス「ピエリさんは心当たりないんですか?」

ピエリ「ないの。ピエリ、踊りに興味ないの」

アクア「正直、踊っている側としては少し刺さる発言ね」

リリス「……そう言えばアクア様もよく踊りますよね? アミュージアとかで」

アクア「あら、あなた私の踊りを見ていたの?」

リリス「え、ええまあ」

リリス(他の世界のですけど、嘘はついてませんよね?)

アクア「そう。はっ、つまりカムイが好きな人は……私?」

リリス「どこからその自信は来るんですか?」

アクア「冗談よ。でも、そうね、このままじゃ埒が明かないわ」

リリス「そうですね。何か嬉しいことがあれば気が乗ってしゃべってくれるかもしれませんけど……」

アクア「そうね」

「なにか、催し物でもあれば、いいかもしれないわね?」
94 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/10/31(月) 23:33:13.72 ID:p3Iuk3FT0
今日はここまでで

 厠で始まる愛もある 暗夜王マークス
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/01(火) 00:09:12.83 ID:hZUXdveN0
某スレリスペクトか何か?
96 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga]:2016/11/08(火) 23:19:30.18 ID:0Jwg22Rj0
◇◆◇◆◇
―暗夜王国・王都ウィンダム『居住区』―

リリス「あの、アクア様」

アクア「なに、リリス?」

リリス「なぜ居住区に? カムイ様はまだお城にいらっしゃると思うんですけど」

アクア「それくらいわかってる。でも、素直に教えてくれるカムイじゃないことはわかっているでしょう?」

リリス「そ、それはそうですけど」

アクア「それにあなたも私もカムイに警戒されていることは間違いないわ。そんな状態で近づいたら、さらに確執が深まりかねないもの」

リリス「だったら、調べるのやめにしたらどうですか? 普通に接してれば自然と関係は改善されると思いますし」

アクア「それは無理ね」

リリス「どうしてですか?」

アクア「私がきちんとカムイを導いてあげないといけないからよ。従姉としてね?」

リリス「アクア様が混じると問題しか発生しませんよ、絶対」
97 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/11/08(火) 23:23:02.29 ID:0Jwg22Rj0
アクア「というわけで着いたわ」

リリス「どういうわけですか?」

アクア「細かいこと気にしないで、そういうことを気にするからペガサスを降りることになるのよ」

リリス「それ関係ありませんよね? 私の初期プロットここで引き出す意味ありませんよね?」

アクア「ええ。関係ないし意味もないわ」

リリス「きっぱり言いますね。もういいです。それでこんな民家に来て何をしようっていうんですか? っていうか、ここは誰の家なんですか?」

アクア「まぁ、それは見てからのお楽しみよ」コンコン

リリス「……」

アクア「……」
98 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/11/08(火) 23:26:47.80 ID:0Jwg22Rj0
 コンコンコン

アクア「……」

 コンコンコンコン

アクア「……」

リリス「誰も出てきませんね。留守じゃないんですか?」

アクア「それはおかしいわね。おかしな気配は感じるのだけど」グッ ガチャガチャ

リリス「あ、鍵掛ってますよ。今は御留守なんですよきっと」

アクア「それはないわ」

リリス「居留守を装う必要はないとおもうんですけど。今はいないみたいですから、時間を改めて――」

 バキィッ

 ギィィィイイイ バタンッ

アクア「ほら、開いたわ。どうやら立て付けが悪かっただけみたいね。それにしても鍵を掛けないなんて、防犯意識が希薄だと思わない?」

リリス「無理やりぶち開けてそれですか……」
99 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/11/08(火) 23:34:43.17 ID:0Jwg22Rj0
アクア「とりあえず、おじゃまするわね」

 ドタドタドタドタ

リリス「ちょ、ちょっとアクア様! 誰もいないのに入ったりしたら怒られちゃいますよ!」

リリス(多分、アクア様がこうやって容赦なく入っているということは、知り合いの家なんでしょうけど……。こんなことをしたらさすがにカンカンになるに決まってます。戻ってきた謝らないと……ん?)

 ……ンッ!

リリス「あれ、明かりが付いてるし、なんだか変な音が奥から……」

 パン……パンッ
 
リリス「え、えっと……アクアさんが入っていったのはこの先の部屋でしたよね」

 パンパンッ!

リリス(入りたくない、正直入りたくないし、入ったら後悔する気がする。でも、正直気になって仕方ないし……)

リリス「うううっ、えい!」ダッ





ラズワルド「あぐっ、うあっ……あっ、ふあああっ、ああっ、すごい、すごく、いいよ……」

フェリシア「えへへ、ラズワルドさん。どうですかぁ、とっても冷たいので御尻突かれるの、とーっても気持ちいいですかぁ?」パンパンパンッ

リリス「」
100 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/11/08(火) 23:39:36.86 ID:0Jwg22Rj0
ラズワルド「フェ、フェリシ……ア、だめ、そこ……つよっ、強すぎっ、あっ……今握ったら、うああっ」ビュルルル

フェリシア「うふふっ、ラズワルドさんのミルクいっぱい、いーっぱいでましたよぉ?」

ラズワルド「はううっ、だめ、だめだよ……そんな、ずっと、突きあげられたら、壊れちゃう……壊れちゃうよフェリシア……」

フェリシア「はぁ、んっ……ラズワルドさぁん、もっともっと、ラズワルドさんの可愛いところ見せてください。私だけのラズワルドさんに……なってくださぁい。はぁはぁ」パンパン

ラズワルド「あ、御尻の奥、届いてぇ……。うああっ、フェリシアの手、とっても冷たくて、ひゃっ、まるで氷に包まれてるみたいで、すごくいいよ……」

フェリシア「私の手、ラズワルドさんのおちんちんの熱で溶けちゃいそうですぅ……。指先、とっても厭らしくなっちゃってますぅ……」ヌチョヌチョ

ラズワルド「だ、だめ、そんなに握ったらまた、うあああっ……」ドピュ ビュルルルッ

フェリシア「はああっ、私の手、ほんとに溶けちゃいますよぉ……。もっと、気持ちよくしてあげますからぁ…………あれ……あ?」

ラズワルド「フェ…リシア? どうし――へ?」

アクア「ごめんなさい、おじゃましてるわ」

フェリシア「」

ラズワルド「」

リリス「」

アクア「ほらリリス、いたでしょ?」

リリス「」
101 : ◆P2J2qxwRPm2A [saga sage]:2016/11/08(火) 23:43:19.53 ID:0Jwg22Rj0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 テトテトテト
 
 カチャ カチャ

フェリシア「その、お茶をどうぞ」

アクア「ええ、ありがとう」

リリス「ありがとうございます」

フェリシア「あ、あの、その、先ほどはその……/////」

アクア「いいのよ。勝手に上がり込んだのは私たちよ。ごめんなさい、鍵が掛っていなかったし、声を掛けても誰も来なかったから」

フェリシア「そ、その、あ、あれはですね……。ラズワルドさんとのスキンシップと言いますか……。リリスさん、これはですね」」

リリス「あ、いいです。もういいですから、フェリシアさん。二人が幸せならそれでいいと思いますから」

フェリシア「リリスさん。あ、ミルクお渡ししますね」

リリス「ミルク要りません。今は見たくもありませんので」
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