妹「この惚れ薬をお姉ちゃんに飲ませるのだ!」

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12 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/09/03(土) 16:37:53.19 ID:K0mtITHPO
姉ちゃん既に惚れてて何も変わらないに1000ペリカ
13 : ◆TEm9zd/GaE [saga]:2016/09/03(土) 16:48:58.84 ID:wwO93CUj0
姉「さて、晩御飯の用意しようかな」

妹「今日、お母さんたちは?」

姉「お母さんもお父さんも遅くなるから、先に食べててだって」

妹「そっか……」

妹「私、お風呂洗ってくるね」

姉「うんお願い」
14 : ◆TEm9zd/GaE [saga]:2016/09/03(土) 16:58:02.88 ID:wwO93CUj0
――お風呂場

妹「さて、スポンジ――猫「ニャー」――あれ、お前ついてきちゃったの?」

妹「まあいっか」

猫(妹)「妹様、もう少しで計画実行の刻ですね」

妹「ああ、そうだな、これでお姉ちゃんは私だけのために尽くしてくれる」

妹「ふふふ、今から楽しみでしょうが――猫「ニャア――」トタトタ」

妹「……行っちゃった。自由なやつだな」

妹「まあいいや、おそうじおそうじ」
15 : ◆TEm9zd/GaE [saga]:2016/09/03(土) 17:06:32.73 ID:wwO93CUj0
――キッチン

猫「ニャー」トタトタ

姉「あら猫さん、お散歩ですか?」

猫「ニャン」

姉「そうですか、いいですね」

姉「でも、ここは包丁とか火とか危ないですから、向こうに――」

姉「あれ? その落ちてる小袋、なに? 猫さんがくわえてもってきたの?」

猫「にゃにゃ」

姉「そうですかー」ヒョイ


姉「なになに、落としたい相手がいるあなたに……? ……超強力惚れ薬?」
16 : ◆TEm9zd/GaE [saga]:2016/09/03(土) 17:35:13.03 ID:wwO93CUj0
妹「お姉ちゃん、お風呂掃除終わったよ」

姉「えっ、あ、うん、ありがとうねっ?!」

姉「晩御飯の前に、リビングにある妹のもの部屋にもっていってね!」

妹「……どうしたの? なんか、テンションおかしいよ?」

姉「べ、別に普通よ」

妹「ふーん……」

妹「まあいいや。今日の晩御飯なに?」

姉「ハンバーグよ」

妹「やったね、大好き」

姉「だいす――!? ハンバーグよね、ハンバーグのことが大好きなのよね?」

妹「そうだけど……」

姉「そうよね、もちろん! ほっほら、荷物部屋に持っていきなさい!」

妹「うん……」
17 : ◆TEm9zd/GaE [saga]:2016/09/03(土) 17:52:31.04 ID:wwO93CUj0
――妹の部屋

妹「なんか、おかしいな……」

人形(妹)「まさか、計画のことがバレたんじゃ……」

妹「そんなわけがない」

妹「計画の概要を知るには、その核たる、この――」ポケットサグリ

妹「この……」ポンポン

妹「…………」

妹「無いんだけど……」

妹「ちょっとまった、ちゃんとポケットに入れたはず」

妹「待って待って待って……えっ?」

妹「私の4ヶ月どこいった!!?」

猫「ニャーー」

妹「なんだ、猫すけ、今お前に構ってやる余裕は……」

猫「」パサッ

妹「その包みは――! お前が持っててたのか?」

猫「ニャンゴロ」

妹「お姉ちゃんには見せてないよな……?」

猫「ニャフ」

妹「信じるからな、信じるからな――!」
18 : ◆TEm9zd/GaE [saga]:2016/09/03(土) 18:08:35.49 ID:wwO93CUj0
姉「その……ハンバーグ美味しくない?」

妹「ううん、おいしいよ……」

妹(ううっ……お姉ちゃんにバレたかどうか気になって、味が分からないよ……)

姉「その……」

妹「な、何?」

姉「先にお風呂入っていい?」

妹「ど、どうぞ……」

姉「ありがとうね」

妹「いえいえ」

姉「……」モグモグ

妹「……」パクパク

姉「……」モグモグ

妹「……」パクパク

妹(なんか気まずい……)
19 : ◆TEm9zd/GaE [saga]:2016/09/03(土) 18:52:35.27 ID:wwO93CUj0
猫(妹)「今、姉はお風呂に入っている訳だが……」

人形(妹)「姉にばれた可能性がある以上、この作戦は中止にすべきだ!」

ぬいぐるみ(妹)「だが、本当にバレているのなら、あの薬は今頃没収されているのでは?」

猫(妹)「すまない、私があんなドジを踏んだばかりに……」

人形(妹)「気にするな。お前を責めてもどうしようもない」

ぬいぐるみ(妹)「どうしますか、妹様」


妹「作戦は予定道理決行する」

妹「私が入れたホットミルクを怪しまずに飲めば、作戦成功。姉は作戦について何も知らなかったということになる」

ぬいぐるみ(妹)「つまり――」


妹「出たとこ勝負ということだ」


ぬいぐるみ「――」

人形「――」

猫「――」ケシケシケシ


妹「――――」

妹「お姉ちゃん……」ヌイグルミ、ギュ
20 : ◆TEm9zd/GaE [saga]:2016/09/03(土) 19:37:48.71 ID:wwO93CUj0
妹(遂にこのときが――)

妹「お姉ちゃん、ホットミルク飲む? 私、淹れるけど」

姉「え……ええ、お願いしようかな」

妹(よしっ! お姉ちゃんは作戦のことを知らないな。きっとそうだ)

妹「じゃあ、淹れるね」

姉「お願い」
21 : ◆TEm9zd/GaE [saga]:2016/09/03(土) 19:48:53.21 ID:wwO93CUj0

  ――――

妹「どうぞ――」コト

姉「ありがと」

姉「――――」ンク

妹(よし、飲んだ)

妹(説明書によれば、三十分後に効き目が――)

姉「――好きッ」ダキッ

妹「えっ――」

妹(抱き締められた……?)
22 : ◆TEm9zd/GaE [saga sage]:2016/09/03(土) 20:16:35.39 ID:wwO93CUj0
姉「キスしていいよね?」

妹「ちょっと――!?」

姉「もう――」チュ

妹「――ん!?」

姉「――――ん、はぁっ」

姉「キス、しちゃったね」

妹「お姉ちゃん……?」

姉「好きよ……妹……」

姉「妹は……?」

妹「私は……」

妹「――――」

妹「――なんで、好きって言ったの?」

姉「それは……」

姉「妹への愛しさがこみげてきて……」

妹「惚れ薬……」

姉「――――」ビクッ

妹「やっぱり、バレてたんだ……」

妹「おかしかったもんね、態度……」
23 : ◆TEm9zd/GaE [sage saga]:2016/09/04(日) 09:43:06.95 ID:dlJ929jH0
姉「……あの薬って、私に使うために買ったのよね」

妹「うん」

姉「それって……私のこと好きってことよね……?」

妹「……お姉ちゃんがどこかに行っちゃうような気がして……」

姉「え?」

妹「大学生になってから、突然バイトを始めて、休みの日も誰か友達と遊びにいっていないし……」

妹「ひょっとしたら彼氏ができたんじゃないかって想像して……そう思ったら、どこかに行っちゃうかもしれないって思って……」

姉「そう……」

妹「でも、使うのに気がとがめたから、何度も一人で言い訳して……」

妹「そのたびに自分は卑怯だって思って……でも、お姉ちゃんを私だけのものにするにはどうしたらいいか分からなくなって……」

姉「――――」

姉「ねえ答えて、妹はお姉ちゃんのこと好き?」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/09/04(日) 12:12:56.47 ID:jtc/v2oro
よすよす
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/09/04(日) 13:14:30.77 ID:A1tOV/e+O
はよはよ
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/09/04(日) 23:22:55.38 ID:XASmSP0bo
期待
27 : ◆TEm9zd/GaE [sage saga]:2016/10/01(土) 21:36:37.34 ID:ydkPNFNU0
妹「好きだよ……でなくちゃ、そんな薬使わないよ……」

姉「そっか……そっか――――」

妹「怒らないの? 怪しい薬飲ませようとしたんだよ……」

姉「ううん、惚れ薬に頼っちゃった私も悪いから……おあいこ、だよ」

妹「頼ったって……」


姉「好きだよ、妹――」
28 : ◆TEm9zd/GaE [sage saga]:2016/10/01(土) 21:47:15.25 ID:ydkPNFNU0
妹「……え? ……うそ……?」

姉「本当よ。嘘は無いわ」

妹「うそ……うそ……本当に? 嘘じゃない? ワガママでぐうたらで手がかかる妹だよ……私は……」

姉「妹のワガママ加減もぐうたらさも、知っているわ。何年、あなたのお姉ちゃんやってると思ってるの」

妹「でも、頭も良くなくて……あと、あと――」

姉「私はね、あなたが気遣いできる優しい子だって知っているわ。物持ちもいいし、進んで家事もしてくれるし……あなたはしっかりしている子よ」

妹「でも……でもぉ……」

姉「ああもう――!」グイッ

妹「え――?」グッ

妹(ひきつけられ――)

姉「――」チュッ

妹「――――!!?」

姉「――ん、はあ」

姉「もう、私の好きな人の悪口、言わないで……」
29 : ◆TEm9zd/GaE [sage saga]:2016/10/01(土) 21:56:19.49 ID:ydkPNFNU0
妹「――!」

妹「お姉ちゃん――!!」ガバッ

姉「うわっとと……」

姉「――――」

姉「――ふふっ」ギュ

妹「大好き」

姉「私もよ」

姉「だから、私の胸で今はいっぱい泣いて……ちゃんと全部受け止めてあげるから」

妹「――ん……」グズッ

妹「お姉ちゃぁん……お姉ちゃあん……だいすきだよぉ」ポロポロ

姉「うん……うん……不安だったんだね……私がどこかにいちゃうのが怖かったんだよね……」ナデナデ

妹「うん――うん」

姉「――――」ナデナデ
30 : ◆TEm9zd/GaE [sage saga]:2016/10/01(土) 22:05:06.32 ID:ydkPNFNU0
――――
――

姉「落ち着いた?」

妹「うん……」

妹「ねえ、お姉ちゃん――」

姉「なに?」

妹「キスしたい……」

姉「……。目を、閉じて――」

妹「ん――」ギュ

姉「――――」スゥ

姉「――」チュッ

妹「ん、――」チュッ

姉「――っ……! ――」

妹「――――」

妹「」スゥ

妹「――お姉ちゃんの唇、柔らかい」

姉「妹のも、そうよ……」

妹「うん……ふふっ」

姉「……あはは」

妹「ふふふっ……キス、しちゃったね……」

姉「ふふ、そうね」
31 : ◆TEm9zd/GaE [sage saga]:2016/10/01(土) 22:09:52.23 ID:ydkPNFNU0
姉「……ねぇ妹ちゃん、一緒にお風呂に入らない? 泣いてたせいで顔酷いことになってるし……私も、汗かいてきちゃった」

妹「――!? お姉ちゃんと一緒に入るの!?」

姉「いや?」

妹「ううん――むしろ嬉しいくらい!」

姉「じゃあ、決定ね」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/02(日) 10:05:09.74 ID:BtGeVrEGo
続きキター
33 : ◆TEm9zd/GaE [sage saga]:2016/10/02(日) 11:33:05.00 ID:cC060NRG0
――風呂場

姉(なにかおかしい……)

妹「どうしたの? お姉ちゃん?」

姉「う、ううん、なんでもないよ。さ、入りましょう、髪洗ってあげる」

妹「うん!」

姉(なんか、体があつい……)

姉「じゃあ、シャンプーするから目を閉じて……」

妹「はい……」ギュ

姉(それに、足が痺れて……)

姉「――――」ワシャワシャワシャ

妹「頭洗ってもらうの、きもちぃー」

姉「んっ――」

姉(私も、なにか――)

姉(だめっ! もう立ってられな――)

姉「」バタンッ

妹「お、お姉ちゃん?! どうしたの!? 大丈夫!!?」

姉「ごめんなさい……足が痺れて……それに、体……あついの……」ハァハァ

妹「風邪――! 待ってて、体ふくタオル持ってくるから――」

姉「だめ――いかないで!」バシッ

妹「お姉ちゃん……?」
34 : ◆TEm9zd/GaE [sage saga]:2016/10/02(日) 11:46:38.48 ID:cC060NRG0
妹「……どうしたの?」

姉「妹ぉ……」ハァハァ

妹(なんだろう……お姉ちゃんの顔赤くて、それに目が涙で潤んでて……えろい……)

妹「ど……どうしたの……?」

姉「お姉ちゃんね、体があついの……」

姉「でもね……熱とかそんなんじゃなくて……」ソッ

妹(手を引かれた――? これって……)

妹「お姉ちゃん――!?」ムニュ

姉「“ここ”が疼くあつさなの……」ハァハァ

妹(お姉ちゃんのおっぱい、さっ……さわっちゃた……)

妹「――――」


妹「ここを触ったら、お姉ちゃんあつくなくなるの……?」

姉「うん……たぶん……。自分でも、いじくれるけど……妹にさわってほしい……」

妹「わ、分かった――私、お姉ちゃんを楽にするからね」

姉「ありがとう……妹……」
35 : ◆TEm9zd/GaE [sage saga]:2016/10/02(日) 12:46:40.47 ID:cC060NRG0
妹「痛くない?」モミモミ

妹(おっぱい大きい……それにやわらかい……)

姉「大丈夫よ……痛くない」ハァハァ

姉「けど……乳首をつまむように――つねるように、いじめて欲しい……」

妹「うん……」キュー

姉「ん……はぁ――っ……あ」ビクン

姉「んっ、いいよぉ……妹ぉ――」ハァハァ

妹「お姉ちゃん、お姉ちゃん――お姉ちゃん!」チュウ

姉「っんむ……れろぉ――っふぅ」レロォ

妹(べろ……お姉ちゃんの……お姉ちゃんと……深いぃ……)

姉「――ぷはぁ……はあはあ……妹ぉ……」

妹「お姉ちゃん……」チュウゥ

姉「ひゃあぁん……おっぱいそんな吸っちゃ……」ビクビクンッ

妹「はぁ……はぁ……はふぅ……れろぉ」チュウチュウ

姉「んひゃあ……赤ちゃん、みたい……」

妹「エッチなお姉ちゃんがいけないんだ……お姉ちゃんのえろえろ大きいおっぱいが甘いのがいけないんだ……」ハァハァ

姉「うん、いいよぉ、いっぱい吸ってぇ……思わず赤ん坊ミルク出ちゃうくらい、私のおっぱい気持ちよくしてぇ」
36 : ◆TEm9zd/GaE [sage saga]:2016/10/02(日) 12:58:18.52 ID:cC060NRG0
姉「はぁはぁ……んっ!」クチュ

姉「妹……そこはぁ……」

妹「私知ってるよ……“ここ”が一番きもちいいんだよ……私もお姉ちゃんとこういうことするのを想像して、自分で触ったことあるもん……」クチュクチュ

妹「すごい……もうこんなに濡れてる……指、お姉ちゃんのえっちな汁でテカテカだよ」

姉「ひう……言わないでぇ」カァッ

妹「…………」プチッ



妹「恥ずかしがってるお姉ちゃんって、かぁわいい――」


37 : ◆TEm9zd/GaE [sage saga]:2016/10/02(日) 14:07:17.94 ID:cC060NRG0
妹「――――お姉ちゃんのここ、すっごい濡れてて、いやらしい音してるよ」グチュグチュ

姉「いやぁ、言わないでぇ……」

妹「なんで? ほら、もうイキそうなんでしょ? 妹におっぱいとおまんこ苛められて、きもちいいんだ……へんたぁい……」

妹「腰がガクガク震えてるし……えっちな汁もぷちゃぷちゃ溢れてくるし……」

姉「ぁ――ああっ……」ビクン

妹「あはぁっ、言葉攻めされて興奮した?」

姉「……妹ぉ……私、もう……もう……」ビクビクン

妹「いいよぉ、お姉ちゃんが一番気持ちよくなるところ、私に見せて」


姉「あ――――っ……んああっ〜〜〜〜〜!!!」ビクッビクン、プチ、プシャァ

妹「あーあ、イッちゃたね、お姉ちゃん」

妹「実の妹に、年下の女の子に、いいようにされて、気持ちよくなっちゃたね」

姉「あへ――あへぁ……」プシャアアアアアッ

妹「あはっ、お漏らしまで――」

姉「――――」ヒクヒク

妹「」ニヤリ

妹「――ベッドに行こう、お姉ちゃん」

姉「」ハァ…ハァ…

姉「」コクン
38 : ◆TEm9zd/GaE [sage saga]:2016/10/02(日) 14:58:24.93 ID:cC060NRG0
――朝。

窓の外「」チュンチュン

妹「……朝……?」ムクリ

姉「おはよう、妹ちゃん」

妹「……おはようお姉ちゃん……え? ――あ」

妹「――――〜〜っ」カアアッ

妹「その……昨日のは……」アタフタ

姉「――――ん」チュ

妹「ん――」パチクリ

姉「……んっは……言いたいことは、あるけど……その……嬉しかったから……」

妹「――!?」カアアッ

妹「私も、その……いやじゃなかった……」

姉「ふふ、むしろノリノリだったわよね……」

妹「うっ……。うう……」

姉「――――」ニコリ


姉「今度、どこか旅行に行こうか」

妹「え――?」

姉「もともと高校の卒業旅行がしたくてバイト代貯めてたから……結局、時間だったりお金だったりの問題で、今の今まで行けてなかったけど……」

妹「お姉ちゃんのバイト代でいくの? いいの?」

姉「ええ、妹と行きたくってお金貯めてたんだもの」

姉「……あ、でもいくつか条件!」

妹「な……なに?」

姉「好き嫌いせず食べること。とくにブロッコリー」

妹「う、うん……がんばるよ」

姉「勉強をちゃんとすること。分からない所があったら、私が教えるから」

妹「分かった……うん、がんばる!」

姉「次は……」

妹「……まだあるの?」

姉「次で、最後。それに一番簡単よ――」


姉「――私に好きって言って」

妹「――――」

妹(お姉ちゃん……今までもこれからもずっと……ずっと――)




妹「大好きだよ。お姉ちゃん――」ニコリ

姉「うん。私も好きよ、妹ちゃん」ニコリ
39 : ◆TEm9zd/GaE [sage saga]:2016/10/02(日) 14:59:08.56 ID:cC060NRG0
おわり。
40 : ◆TEm9zd/GaE [sage saga]:2016/10/02(日) 15:23:18.22 ID:cC060NRG0
――おまけ、その1【媚薬だった】――

姉「」パソコンカタカタ

妹「あれ、お姉ちゃん、なにやってるの?」

姉「んー、惚れ薬の成分調べてるの」

妹「調べてどうするの――はっ、まさか自分の手で惚れ薬を量産して、町中にばらまいて、町の人たちを愛の奴隷にするんじゃ……ダメだよ――ダメだよお姉ちゃん!」

姉「しないし、考えもしなかったわよ、そんなこと……」ハァ

姉「ただ、あの日発情したのは、この薬のせいだと思ってね」

妹「えっ、私のえっちな体つきに欲情したんじゃないの?!」

姉「はいはい、馬鹿も休み休み言おうね。……っとと」

妹「なにか分かったの?」

姉「うん……――」

姉「ねえ、妹ちゃん、この薬、ちゃんとお母さんにもお父さんにもバレないところにしまおうね」

妹「もちろんだけど……」

姉「じゃあ、今晩は、妹ちゃんがこの薬飲もっか」

妹「え?」

姉「大丈夫、大丈夫だから」

妹「なんか、怖いよ……お姉ちゃん……」

姉「大丈夫。怖いどころか、気持ちよくなる薬だから」

妹「怖いのは薬じゃなくて……お姉ちゃんのほ――」

妹「お姉ちゃん!? ちょっと、座った目で私を見ないで!」

妹「脱水症状になるかもしれない? 腰も痛めるかも?」

妹「いや、明日普通に学校あるじゃん! 無理と夜更かしはしたくないんだけど!」

妹「お姉ちゃん、ちょっと、聞いてる? お姉ちゃんってば!」
41 : ◆TEm9zd/GaE [sage saga]:2016/10/02(日) 15:44:54.49 ID:cC060NRG0
――おまけ、その2【全日本人民ブロッコリー化計画、始動!】――

姉「いただきます」

妹「…………」

姉「……妹、ブロッコリーちゃんと食べなさいよ」

妹「お姉ちゃん、あなたは勘違いしている!」

姉「…………と、言いますと?」

妹「ブロッコリーは、食べ物じゃないんだよ!」

姉「食べ物だから、見まがおうはずもない食べ物だから。だから、文句言わずに食べなさい」

妹「いやいや、これだから洗脳されちまったやつは嫌になるぜ」

姉「どんなキャラよ……」

妹「ブロッコリーは食べ物。これは日本政府が作ったプロバイダー! 劇薬ブロッコリーを食べるということは、全日本人民ブロッコリー化計画の第一段階を進めるということになってしまう!」

姉「……続けて」

妹「まず、全日本人民ブロッコリー化計画とは、日本に住んでいるすべての人をブロッコリーにすること」

姉「名前の通りね」

妹「ブロッコリーとは……えーっと、…………そ、そう、人をダメにしてしまう野菜。だから、こう……人々をダメにしようと……悪の組織が……」

姉「矛盾だらけじゃない。はぁ……ほら――」ヒョイ

妹「え――?」

姉「あーん」

妹「うっ――あーん……」パク

姉「ちゃんと食べれるじゃない」

妹「んく――お姉ちゃん、全部あーんして……」

姉「はいはい」
42 : ◆TEm9zd/GaE [sage saga]:2016/10/02(日) 15:56:00.33 ID:cC060NRG0
――おまけ、その3【旅行前夜】――

姉「妹ちゃん、ちゃんと準備した?」

妹「うん、ばっちり」

妹「えへへー、明日だね、温泉旅行」

姉「ええ、楽しみね。妹との旅行」

妹「……大好きだよ、お姉ちゃん」

姉「どうしたのよ、いきなり」

妹「えへー、なんか言いたくなって……」

姉「そう……」

姉「私も好きよ、妹」ニコリ

妹「ふへへー」ギュ

妹「寝よっか、お姉ちゃん」

姉「うん」

姉「いい旅行にしようね」

妹「お姉ちゃんがいれば、絶対どこに行ってもいい旅行になるよ」

姉「ありがとね、妹」

姉「――――」



姉「大好きよ、妹」

妹「私も好きだよ、お姉ちゃん」
43 : ◆TEm9zd/GaE [saga]:2016/10/02(日) 15:56:35.14 ID:cC060NRG0
おまけ、おわり。
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/02(日) 16:05:07.55 ID:6ipVO65W0
乙!
姉妹百合はいいものだ
45 : ◆TEm9zd/GaE [sage saga]:2016/10/02(日) 21:51:47.97 ID:cC060NRG0
>>41

姉「ところで、日本政府が作ったプロバイダーってなによ?」

妹「――? 政府が情報操作しているって、意味だけど……?」

姉「……。それ多分、プロバイダー、じゃなくて、プロパガンダ、じゃない?」

妹「あっ! ……こういう時って、予測変換がうらめしいね」

姉「いや、人の頭にそんなケータイみたいな機能ないでしょ!」

妹「てへへ……」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/02(日) 23:31:15.97 ID:Hpq1wECQo

終始妹が可愛いかった
47 : ◆TEm9zd/GaE [saga sage]:2016/10/30(日) 16:54:54.97 ID:kmpQ+Q6U0
妹「うひゃー、広い部屋だね」

姉「そうね――ふぅ、疲れた」トスン

妹「楽しかったね、観光」

姉「そうね。――晩御飯までまだまだ時間あるし、先に温泉入らない?」

妹「いいね。人も空いてるだろうし」

姉「きまりね」
48 : ◆TEm9zd/GaE [saga sage]:2016/10/30(日) 17:01:38.66 ID:kmpQ+Q6U0
――温泉


妹「やった! ねえねえ、お姉ちゃんお姉ちゃん、誰もいないよ!」

姉「ほんと? なんだか得した気分ね」

姉「でも、だからってはしゃいじゃ駄目よ。危ないんだから」

妹「そ、そんなことしないよ?!」

姉「どうだか。――ほら、こっちいらっしゃい、軽く体を洗っちゃいましょう」

妹「はーい」
49 : ◆TEm9zd/GaE [saga sage]:2016/10/30(日) 17:14:10.97 ID:kmpQ+Q6U0
姉「ふぅ……いいお湯」

妹「そうだねぇ」

姉「……もっとこっちきて」

妹「もっと? ――はい」

姉「もっともっと」

妹「こういうこと?」ギュ〜ゥ

姉「そうだけどそうじゃないの! 抱き合うなら前からなの!」

妹「ああ! 顔がよく見るもんね――はい」

姉「――」ギュ

妹「……いつもと目線がちがうね」ギュ

姉「……――」チュ

妹「――! …………」ンッ

妹「――。どうしたの、お姉ちゃん?」

姉「こうしたかったから……いや?」

妹「ううん」チュウ

妹「むしろ、もっとしたいくらい」

姉「……私も、もっと」

妹「うん……」
50 : ◆TEm9zd/GaE [saga sage]:2016/10/30(日) 17:19:39.29 ID:kmpQ+Q6U0
妹「いい温泉だったね」

姉「そうね」

妹「キスばっかして、温泉そのものは楽しめなかったけど……」

姉「また入りましょう。朝からもやってるみたいだし」

妹「うん――よしっと」

姉「ちょっと、ちゃんと頭拭きなさい。風邪引くわよ!」

妹「ええぇ〜お姉ちゃんやって〜」

姉「もう! しょうがないわね」
51 : ◆TEm9zd/GaE [saga sage]:2016/10/30(日) 17:26:04.11 ID:kmpQ+Q6U0
姉「――――」ポケェ

妹「どうしたの、お姉ちゃん?」

姉「いや……浴衣姿の妹ちゃん可愛いなぁと思って」

妹「えっ?! あの……その……ありがと……」カア

妹「お姉ちゃんも、その……温泉で赤くなった頬とか、えろいよ……」

姉「えっ? あ、ありがとう……」

姉(誉めてるのよね、きっと……)

妹(な、なんてこと口走ってるの、私――!)
52 : ◆TEm9zd/GaE [saga sage]:2016/10/30(日) 17:46:01.98 ID:kmpQ+Q6U0
妹「おお! お刺身! お刺身だよ、お姉ちゃん!」

姉「ねぇ、おいしそうね」

妹「あいらいくフィッシュ! あいうぉんとフィッシュ! OSASIMI is loved by many people!」

姉「……なに言ってるのよ……」

妹「お刺身への愛を英語で言ってみました」

姉「……I love you most in the world. I promise that I love only you throughout the life even if you die」

妹「え、英語――! なんて言ったの?」

姉「ないしょ」

妹「ええ〜いいじゃん教えてくれても」

姉「恥ずかしいことだからね。だからないしょ」

妹「むむ……さてはお姉ちゃんもお刺身への愛の言葉を口にしたな」

姉「ふふ、どうでしょうね」
53 : ◆TEm9zd/GaE [saga sage]:2016/10/30(日) 18:02:11.76 ID:kmpQ+Q6U0
妹「ご馳走さまでした」

姉「ふぅ、ご馳走さま……お茶飲む?」

妹「うんお願い」

妹「――ほんとにありがとね、お姉ちゃん」

姉「ん? どうしたのよ、急に」

妹「幸せなんだ、お姉ちゃんと結ばれてから。それに旅行も出来てほんとに幸せで、嬉しくて」

妹「このことちゃんと、お姉ちゃんに伝えたいなって思って」

姉「……私も幸せよ、妹ちゃんと一緒にいれて」

妹「うん――大好き、お姉ちゃん! 大好きだよ」

姉「私もよ……私も妹のことを、家族として女性として愛しているわ」

妹「うん」ギュッ

姉「……」ナデナデ
54 : ◆TEm9zd/GaE [saga sage]:2016/10/30(日) 18:32:50.93 ID:kmpQ+Q6U0
妹「お姉ちゃん」チュッ

姉「妹……」チュッ

妹「……しよ?」

姉「ええ」

姉「――浴衣はいいわね。簡単におっぱいを露出させられる」ハラリ

妹「お姉ちゃぁん……」

姉「……ブラしてないのね」

妹「和服にはしないって……」

姉「いつの話よ。――」ペロ

妹「ひゃん!」ビクン

姉「敏感ね。だんだんぷっくらしてきたわ」

妹「うう、お姉ちゃん、恥ずかしいよぉ」

姉「……――本当ね」

姉「いつぞや妹の言ってた通り、恥ずかしがってる顔ってそそるものがあるわ」ゾクゾク

姉「ちゅ……ん、ぱっ」ペロペロ

妹「ん……っぁ」ピクン

姉「ん、んふぅ……」ペロペロ、クニクニ

姉「ぷはっ、そろそろかしら」

妹「何が……〜〜〜///!!?」キュンキュン

妹「なに……これぇ……熱い」ビクンビクン

妹「まさか――」

姉「ええ、お茶にね、あの媚薬を少々」

妹「そんな……あぁん」ビクッ

姉「すごいわよね、この薬。ちょっと触っただけでこんなに反応するなんて」

姉「さて……」スイ

妹「な、何するの……?」

姉「何って……味わうの」ペロ

妹「――っ!! そこはっ……!」ビクビックン

姉「凄い! もうびしょびしょ」ペチャペチャ

姉「匂いも濡れ具合も凄いわ」

姉「もっと――」ズズッ

妹「ああぁん――! しょこしゅっちゃ……」ビクッビクッ

姉「――――」ズズッズ

妹「ひ……くっふぅ……ぁああ」

姉(妹の出過ぎ、溺れそう……)
55 : ◆TEm9zd/GaE [saga sage]:2016/10/30(日) 18:49:35.72 ID:kmpQ+Q6U0
妹「お姉ちゃんお姉ちゃん! お姉ちゃん!」

姉「好きな時にイってくれていいのよ」クチュクチュクチュ

妹「〜〜っ」

姉「我慢なんてしないで――」

姉「――大好きだよ、妹」

妹「――!!?」キュッ

妹「お姉ちゃぁん、もうもう――」

妹「あっ、ああああぁっ」ビクンビクン、プッシャア

姉「妹! っう……」パシャパシャパシャ

妹「うぁ……ひぐっ」ビクッビクッ

姉「妹ので、いっぱい汚されちゃった」

姉「……潮まで噴いて、そんなに気持ちよかった?」

妹「……」コクン

姉「でも、まだ全然、熱収まらないよね。妹の女の子の部分疼いたままだよね?」

妹「はあ……はあ……んっ」コクン

姉「だったら、もっとしましょうか」

姉「夜はまだ始まったばかりなんですもの――」
56 : ◆TEm9zd/GaE [saga sage]:2016/10/30(日) 18:54:48.12 ID:kmpQ+Q6U0










姉「――楽しみましょう? ね、かわいくて、エッチで、私の大好きな妹」ニコリ









57 : ◆TEm9zd/GaE [saga]:2016/10/30(日) 18:57:55.69 ID:kmpQ+Q6U0
蛇足、もとい、姉「媚薬を使って大好きな妹と楽しい思い出をつくる」
終わり。
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/10/30(日) 19:14:12.08 ID:7wz7RNwBo
乙乙
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/30(日) 20:15:00.76 ID:OeCJnZm90
姉攻めイイネ
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/30(日) 23:11:15.91 ID:GTHb79yOo
姉「……I love you most in the world. I promise that I love only you throughout the life even if you die」

姉「……貴女を世界で一番愛してる。貴女が死んだとしても私は生涯かけて貴女だけを愛すると誓うわ」
で訳あってるかな?

あ、乙です
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/10/31(月) 18:33:02.37 ID:B+5U35NnO
むしろ蛇足の方が本編だった
素晴らしいや乙
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