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提督「という訳なんだ、うむ」 ビスマルク「……」
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503 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/14(水) 23:33:56.59 ID:VpeRWKFuo
てかこんなストーリーにするなら前半いる?
504 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/14(水) 23:52:20.35 ID:z3P5UtxwO
てか作品の整合性がとれなくなった、の一言で終わる所を烈火の如き長文を飛ばしながら作中の女に憎しみを込めるようにビッチビッチ言ってる人はどんだけ感情移入してんだよと
505 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 00:06:47.32 ID:nCjlachyO
感情移入するほどこのSSを気に入ってたって事だろうよ
言わせんな恥ずかしい
作者もこれだけ感情が篭った感想のレスが貰えて本望だろ
506 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/15(木) 00:54:23.25 ID:R2q43YVg0
〜
提督(遣日ドイツ軍司令部は何度か訪れたことがあったが、こんな病院があったとはな。知らなかった)
提督(無事に到着し、そこで本格的な治療を受けた俺は割り当てられた寝室へ戻る。まるで高級ホテルだ)
提督(しばらくボーっとして過ごす。今日一日が夢幻のように感じられた。すると、ノックの音が聞こえる)
提督「どうぞ」
ビスマルク「アトミラール、ただいま」
提督「事情聴取とメディカルチェックは終わったか?」
ビスマルク「ひとまずは……精神的なストレスが酷いから続きは明日からだって」
提督「そうか……い号作戦が近くて、俺は戻らなくてはならない。もし何かあれば、すぐに連絡しろ」
ビスマルク「ええ。……アトミラール、ごめんなさい」
提督「もう何も謝るな。すべて終わったことだ」
ビスマルク「けど、それでも……いいえ。こんなこと繰り返したって、自己満足でしかないものね」
提督「君は悪くないよ。悪いのは全部あいつだった。あいつが君を騙さなければ始まらなかった」
ビスマルク「……どうすれば償えるのかしら」
提督「ずっと一緒に居てくれればそれでいい。もう考えるのは止めよう。今日はいろいろありすぎた」
提督「寝て、気持ちを切り替えよう。寝支度は終わっているな?」
ビスマルク「そうね…… 終わっているわ」
提督「じゃあ、寝よう。……どうする?」
提督(俺は灯りを消し、二つ並んだクイーンサイズのベッドの1つに入る。そしてビスマルクを見る)
ビスマルク「……行ってもいいの?私……穢れt」
提督「良いに決まってる!そんなことを言わないでくれ……!来てくれないか」ポンポン
ビスマルク「!は、はい……!」
提督(ビスマルクは泣きそうな顔で躊躇っていたが、俺が声をかけるとおずおずと言った感じでベッドに入ってきた)
提督「……」スッ
ビスマルク「! ……」ギュッ
提督(手を伸ばしてビスマルクの手を取ると、握り返してくる。暗闇の中、涙を流しながら微笑んでいた)
ビスマルク「私、今とてもしあわせ……」
提督「俺もだ」
提督(俺たちは眠りに落ちるまで……いや、眠りに落ちてからもずっと手を握っていた)
507 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/15(木) 00:55:32.75 ID:R2q43YVg0
〜
提督「……んん」
ビスマルク「ん、起きたかしら?」
提督「ああ」
ビスマルク「コーヒーが入ってるけど、飲む?」
提督「ああ、頂くよ」
ビスマルク「分かったわ。……はい、どうぞ」
提督「ありがたい。……苦い、とても。君のコーヒーだ」ニコッ
ビスマルク「お口に合えばいいけれど。貴方は甘党だから」
提督「苦いのもたまにはいいさ」
ビスマルク「私も、甘いのもたまにはいいと思うわ。ふふっ」
提督(こうして俺たちは、まだ事件が起きる前の頃のような幸せな朝を過ごしたのだった)
508 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 00:56:23.04 ID:Nx5a5gGPO
メシマズ
509 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/15(木) 00:58:26.88 ID:R2q43YVg0
〜
メンゲレ「さて。では中将、武運を祈る。い号作戦の成功を信じているよ。ビスマルクも、1、2か月の間には必ずそちらへ戻らせる」
提督「任せてくれ、大佐。……いろいろと世話になった。ありがとう」
メンゲレ「どういたしまして、中将」
提督「ではな、ビスマルク。また後で」
ビスマルク「ええ、アトミラール。すぐ連絡するから。作戦、応援しているわ。頑張ってね」
提督「今、勝利を確信したよ。褒美を何にするか考えていてくれ」
提督(名残惜しそうな顔で手を振るビスマルクに手を振り返し、階段を下りていく。そのままエントランスを出た)
プリンツ「……!!アトミラール!!」ダッ
提督「プリンツ!!」
プリンツ「アトミラール!!」ダキッ
提督「!!プリンツ……?」
プリンツ「アトミラール!!アトミラール!!アトミラール!!」ギュッ
提督「プリンツ……よしよし」ナデナデ
プリンツ「アトミラールに会うまで、何かあったら……またいなくなっちゃたらどうしようって……!!ずっと怖くて……!!」
提督「……大丈夫だ、俺はここにいる。本当にありがとう。君にはなんて感謝すればいいか」
プリンツ「いえ、いいんです。アトミラールがこうして私の近くにいてくれれば…… っ!!」
提督「いや、それじゃ俺の気持ちが収まらないよ。俺にできることなら何でもする。だから、何でも言ってくれ」
プリンツ「……はい、分かりました。ありがとうございます。では、行きましょうか。他の皆さんもとても心配していますから」
提督「ああ、そうだな」
提督(最後にもう一度、二階の窓を振り返る。ビスマルクがこちらを見送っていた。俺が見ていることに気がつくと、笑顔で手を振る)
提督(微笑んで、振り返す。そして車に乗った。少し遅れてプリンツも乗り込んでくる)
プリンツ「では、出発しますね」
提督「ああ、頼む」
提督(さて、気持ちを切り替えよう。とりあえず、俺は友と緊急の作戦会議を開いていたことになった)
提督(戻ったらみんなに謝ってい号作戦の準備だ。忙しくなる……。だが、今の俺は負ける気がしない。やってやるさ)
510 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/15(木) 01:00:33.09 ID:R2q43YVg0
〜
プリンツ「……っ!!」ハッ ギロリ
ビスマルク「!」
ビスマルク(アトミラールに飛びついたプリンツが、私が見ていることに気がつくと目を見開いて驚いた)
ビスマルク(そして、嫌悪と激しい敵意を孕んだ瞳で睨みつけてきた。それこそ、憎い敵を睨みつけるように……)
ビスマルク「……」
ビスマルク(私がしたことを考えれば、当然のことだ。けど、それでもとても悲しく辛い事だった)
プリンツ「……」ジッ
ビスマルク(笑顔で手を振ったアトミラールが車に乗り込みプリンツが運転席へ乗る前、再び睨みつけられる)
ビスマルク(その表情は明らかに私を威嚇していた。食いしばられた歯に上目遣いの睨みが憎しみの程を語っていた)
メンゲレ「……さて、ビスマルク。そろそろ現実に戻る時だ。まずは一刻を争うことを話そうか?」
ビスマルク「……何かしら?」
メンゲレ「そのお腹のことだ」
ビスマルク「っ!?」
メンゲレ「どうしたい?中絶は可能だ。違法だが、ここで手術する分には問題ない」
ビスマルク「私は……」
ビスマルク(正直に言うと、本当にわからなかった。考えたくない問題だから、考えることを避けていた)
メンゲレ「……」
ビスマルク「私はっ……」タラリ
511 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 01:00:54.63 ID:HTvKnB+S0
寝取り寝取られの背徳感や絶望感があるわけでもない。悲恋の哀愁が漂っているわけでもない
かといってハッピーエンドや勧善懲悪の爽快感があるわけでもない。何も無いある種の奇跡だよこれ
512 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/15(木) 01:02:13.66 ID:R2q43YVg0
ビスマルク(本音を言うと、私は……私は……堕ろしたかった。だって、あんな男の子供だ。好きで妊娠したわけじゃない)
ビスマルク(人として最低なことを言っていることは分かっている。でも、それでも私は……堕ろしたかった)
メンゲレ「……堕胎するかしないかだろうが。早く決めろ。先送りにしても何の意味もないぞ」
ビスマルク「っ……!!はぁ……はぁ……」ブルブルブル
ビスマルク(でも、この子に罪はない。そんな子を殺してしまうことなんて、したくない。できない)
ビスマルク(でも、産みたくない。この子のことを愛せる自信がない。けど、産んであげたい。愛したい)
ビスマルク(……分からない。分からない!分からない!!どうすればいいの?どうすればいいの!?)
メンゲレ「そんなに悩むのなら、産めばどうだ?」
ビスマルク「!?」ビクッ
メンゲレ「中将も昨日君のしたいようにしろと言っていただろう?」
ビスマルク「!!」
ビスマルク(……もし、アトミラールが一緒に居てくれるなら。そしてこの子を受け入れてくれるのなら。私は……)
ビスマルク「いいの、かな……?」
メンゲレ「さあな。お前たちの問題だ」
ビスマルク「私……」
513 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/15(木) 01:03:07.59 ID:R2q43YVg0
メンゲレ「だが、あれが熱に浮かされていただけのものかもしれない可能性はある」
ビスマルク「!?」
メンゲレ「お前自身も、身に覚えがあるのではないか?熱に浮かされていたらどんな馬鹿なことでも簡単にいえてしまう」
メンゲレ「だが、後で冷静になってから後悔する。そして、その場合は十中八九、手遅れだ。……覚えがあるだろう」
ビスマルク「……!!」
メンゲレ「……中将はいい男だったな」
ビスマルク「……何のつもり?」
メンゲレ「あんな人に愛されて、女として羨ましいばかりだ」
ビスマルク「何が言いたいの!?」
メンゲレ「プリンツが彼に惚れこんでいるのも分かるよ」
ビスマルク「っ!」
メンゲレ「方や一途に尽くしてくれる清らかな処女。方やほかの男に寝取られて自らの元を去ったビッチ」
メンゲレ「しかも寝取った憎い男の子供までついてくるとなれば……一体どっちが男としていいのかな?」
ビスマルク「!!」
メンゲレ「……冷静になった後の彼はどう思うのかな?プリンツが彼を誘惑したらどうなるかな?」
514 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/15(木) 01:03:54.22 ID:R2q43YVg0
〜
プリンツ『アトミラール、ずっと好きでした。結婚してください……!!私を選んでください……!!』
提督『君のことは好ましく思っているが、あくまで部下だ。俺には、ビスマルクが……』
プリンツ『……あんなビッチがどうしたっていうんですか?』ギリッ
提督『!!』
プリンツ『あいつは浮気した挙句、一度そいつと逃げているんですよ?しかも、そいつの子供もいます』ジッ
提督『だが、あいつは騙されて……』
プリンツ『騙されたとしても、事実は事実です。……あなたを裏切ったことも』
提督『っ』
プリンツ『……アトミラール、私は貴方をずっと支えてきました。あの時助けたのも私です』
提督『……ああ』
プリンツ『あの女が貴方に何をしましたか?銃で撃たれそうになった時、撃たれて負傷した時、どうしてくれましたか?』
提督『……』
プリンツ『私は一途に貴方に尽くしてきました。信じて下さい。貴方を裏切るような真似は、私はしない』
提督『プリンツ……!!』
プリンツ『この体も、誰にも触れさせたことはありません。貴方が初めてで、そして最後です』スルリ ナガシメ
提督『っ!!……プリンツ、俺は目が覚めた。……君が好きだ!!あんな奴なんて、好きじゃない。あれは、昔の想いの残滓を勘違いしていただけだった』
プリンツ『アトミラール……!!嬉しいです』ニコッ
提督『プリンツ!!』ダキッ チュッ
プリンツ『んっ……ふぅ……だいすきぃ……』ギュッ
515 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/15(木) 01:05:42.29 ID:R2q43YVg0
〜
ビスマルク「……」ガタガタガタ マッサオ
ビスマルク(そ、そんなことになったら……私……!!)
メンゲレ「……だが、やはり堕胎はよくない事だ。命を粗末に弄ぶのだからな。当たり前の選択だ」
メンゲレ「まあ、身から出た錆だろう。頑張ってくれ。きっと中将も良くしてくれるさ」
ビスマルク「待って!!」
メンゲレ「……何かな?」
ビスマルク「……して」ボソリ
メンゲレ「何だって?もっと大きな声で言ってくれ」
ビスマルク「堕ろして」
メンゲレ「聞こえんよ。もっと大きな声ではっきりと話したまえ」
ビスマルク「堕ろして!!」
メンゲレ「……罪なる人殺しめ。本当にそれでいいのか?地獄へ堕ちるぞ」
ビスマルク「……もう、堕ちてる。だから、何をしても私は……アトミラールだけには捨てられたくないの……だから、堕ろしてください……」
メンゲレ「……分かった。後で連絡しよう。ただし、一つだけ命令するぞ」
ビスマルク「……なに?」
メンゲレ「このことで悲しみ、嘆き、涙を流すことは赦さん。お前にその資格はない。ではまた後で」ツカツカツカ
ビスマルク「……っ ぐすっ……ふぐぅ……」ボロボロボロ
〜
メンゲレ「ふふふふーん♪ふふふふーん♪ふむ、素晴らしい結果だ。さて、次の実験に付き合ってもらうぞ」
メンゲレ「ああ、そうだ。お前に加えてお前の子供も私の研究に協力してくれることになったよ。何をするかは、言わないでおいてやろう」
メンゲレ「私の望み通りの結果だ。プリンツと中将、そしてあのビスマルクに感謝しなくてはな」
メンゲレ「何、誇りたまえ。君たち親子の犠牲で、医学は発展し、きっとどこかの誰かを救う」
メンゲレ「だから安心しろ。……って、もう話せないか。まあ、生きていて、反応すればそれでいい。……十分な成果が出るまでの間な」
516 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 01:11:27.49 ID:3OU5xwg/o
調子に乗って書き続けた結果って感じ
有名になった物の知名度を自分の良いように利用する人間っていうのはどこにでもいるもんだよね
517 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/15(木) 01:58:06.32 ID:R2q43YVg0
〜
提督(帰るまでの道、プリンツとは様々ことを話した。俺がおかしくなっている間のこと、そして俺が正気に戻ってから今日までのこと)
プリンツ「なんで言ってくれなかったんですか……?私は、そんなに信用に足りませんでしたか……?」
提督「まさか!!俺は、君を巻き込みたくなかったんだ。場合によっては、俺はすべてを捨てることになったかもしれない」
提督「そうなった時、俺は君を巻き込みたくなかった。だから俺は言えなかった……」
プリンツ「そのすべてに、命も含まれていましたか?」
提督「っ……」
プリンツ「……一人で抱え込まないでください。私を頼って下さい。きっと私は貴方を守ります。守れます」
提督「ああ、すまなかった」
プリンツ「もう二度とこんなことをせず、私をちゃんと頼ると約束するのであれば許してあげましょう」
提督「分かった、約束するよ」
プリンツ「はい、よろしい!では許してあげます。……約束ですからね」
提督「ありがとう」
提督(……こんなにも俺を助けてくれたプリンツに、俺は何をしてあげられるのだろうか。何をしてあげればいのだろうか?)
提督(ふと、運転に集中するプリンツの横顔を見る。日の出を思い出す、金色の綺麗な長い髪を黒いリボンで留めておさげにしている)
提督(形の良い眉毛、すっと通った高い鼻。長い睫毛に彩られた大きな目はオーロラを湛えている。それらがその整った顔立ちを飾り立てていた)
提督(空高くに浮かぶ満月のような白い肌は、瑞々しくシミ一つない。分かっていたが、改めて見るととてつもない美人だ)
提督(っていかん!!俺にはビスマルクがいる!!帝国軍人たるもの、二股やら浮気など言語道断だぞ!!)
プリンツ「あ、アトミラール?」
提督「!?ど、どうした!?」
プリンツ「えっと……さすがに長い間運転して疲れちゃいました……」
518 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/15(木) 02:00:58.76 ID:R2q43YVg0
〜
友『お前……まさかとは思うが、分かって言ってるわけじゃないよな?』
プリンツ『はい?なんかおかしなことを言いましたか?』
友『そうか。ドイツにラブホはないのか』
プリンツ『らぶほ?何ですかソレ?』
友『アレだよ。あのホテル』
プリンツ『ホテル?ああ、もしかしてラブホってラブホテルの略ですか?なんかロマンティックそうなホテルですね』
友『ロマンティックねぇ……まあ、そう言えないこともないだろうがな。あれはセックスするためのホテルだ』
プリンツ『……はい?』
友『二度は言わんぞ』
プリンツ『今、聞き違いでなければセックスするためのホテルだと言いました?』
友『言った』
プリンツ『!?なんて破廉恥な!!何ですかソレ!?』
友『うるさいから叫ぶな。まあ、こればかりはな……何も言えん。だけどドイツには娼館があるだろう?』
友『愛し合う相手とする分だけ、それよりいくらか良くないか?まあ娼館も日本にもあるが』
プリンツ『だからって……!!日本じゃ、ああいうところでセックスするのが普通なんですか!?』
友『ああ。まあ、何だ。好きな相手とそういうことをするのは割と普通だし、やることやっときゃ寛容だ。キリスト教がそこまで普及していないからかな?』
プリンツ『何てこと……これが日本……!!』
友『ちなみに、さっきのお前の発言は日本語訳すると。【ねえ、ここで私といい事しようよ】になる』
プリンツ『違います!!言ってません!!そんなことは言ってません!!そんなつもりじゃありません!!』
友『知ってる。だが悪い奴に引っかかると厄介だから知っておけ。ああいうところに連れ込もうとする輩はそれが目的だ』
プリンツ『私にはもう心に決めた人が居るんです!!』
友『そうか。なら安心だな』
プリンツ『っ!!』
519 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/15(木) 02:24:49.96 ID:R2q43YVg0
〜
友『じゃあ、俺は戻る。無理はするなよ』
プリンツ『はい。少将もお気をつけて』
プリンツ《なんてことだろうか。日本とドイツでそこまで恋愛に違いがあるとは思わなかった》
プリンツ《私はバイクに乗る前に、スマホとヘッドセットを繋げる。そして青葉に電話をかけ、急発進した》
青葉【はい、プリンツさん?どうしました?】
プリンツ【青葉、日本での恋愛について教えて!!】
青葉【はい!?恋愛ですか!?】
プリンツ【そう!!】
プリンツ《深夜のおかしなテンションで青葉に尋ねる。事故を起こさない程度にバイクをかっ飛ばした》
プリンツ《あんな奴に負けてたまるものか!!私は必ずアトミラールを振り向かせて見せる。躊躇う必要はない》
プリンツ【私、絶対に振り向かせて、幸せにしてあげたい人がいるの!!どうすればいいと思う!?】
プリンツ《アトミラールを幸せにして、そして私も幸せになるんだ!!きっとやって見せる!!》
520 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 02:38:35.86 ID:d+7r2VQPO
なんかもうグッダグダだな
521 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 02:48:15.04 ID:TgF0R/jq0
ラブホ描写なんて入れるから…
522 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 02:52:29.26 ID:Lzr7yl+cO
プリンツを友とくっつけようとしたけど思いの外不評だったから急遽無理矢理方向転換した感が否めない
523 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 05:46:21.25 ID:u3mSoDc/o
お前ら文句しか言えんのか
524 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 06:03:11.45 ID:zJn7yFU+O
胸糞SSが荒れるのは仕方ないね
525 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 06:07:25.72 ID:Th0q35pLO
ラブホは日本独特の文化らしいからこの展開は元々考えてたんやろ
プリンツがビッチ化してるのは変わんないがな
526 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 07:38:39.33 ID:uX/mKVfCO
ん?ビッチ化なんてしてなくね?
527 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2016/12/15(木) 07:49:19.18 ID:YyW8dgAhO
あれでビッチ化はさすがに無理があるな
528 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 08:08:31.82 ID:TgF0R/jq0
良いところで引くから毎回続きが気になる
529 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 08:26:31.91 ID:GwtjrUC8O
プリンツはビッチではないな(あくまで現時点では)
救いようがないビッチはビスマルクの方
530 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 13:23:46.86 ID:F/EFCD80O
おつ、面白いです
531 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 15:30:39.80 ID:cTtCC6GBO
>>1
のSSは面白いけど、プリンツがここまで好かれたのは誤算だろうな
532 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 15:38:43.64 ID:kZp/j6JUO
他の登場人物が糞だから相対的に好かれたんだろ
533 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 15:47:25.63 ID:TgF0R/jq0
友や艦娘勢はまともだろ、まともじゃないのはビスマルクと整備士くらいだし
534 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 16:13:46.32 ID:gmkHBzcA0
中将がまともかは意見が割れそう
535 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 16:17:49.27 ID:i6K7ivobO
ビスマルクを寝取られたショックで心を病んでたから
それを考慮すれば…まあって感じ
536 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 16:21:28.56 ID:aDHFyIwT0
お腹の子が相当大きい妊婦に、急に動いて提督助けろだったり、連絡がつかなかったことから携帯とかの器具を持ってなさそうなのに、何で救急車を呼ばねぇんだって言われるビスマルク。洗脳に近いことをされて不倫した人をここまでボロカスに言えるんだろ
その考えがあるなら、衝動的にビスマルクに殺人行為を犯しそうになったプリンツも責めればいいのに(整備員以外、ボロカスに責められる道理はないと思うがね)
537 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 16:25:06.76 ID:3OU5xwg/o
ヤケになって股開いた女が果たして洗脳されたと言えるのだろうか
538 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 16:28:37.81 ID:CloP3qjcO
提督が一番苦しんでいた時に側に居て
他の艦娘から憎まれても自分を捨てて一途に尽くしてたのがプリンツだからな
そりゃ好かれるわ
>>536
このSSの設定は例の同人に準拠してるみたいだから、ベースになってる同人読んでみ
そりゃあもう、全く同情の余地が無いぞ
539 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 16:38:33.51 ID:aDHFyIwT0
>>538
内容完全に準拠なら確かに酷いけど提督の説得の部分見てると、ビスマルクが非常に後悔してるし少しは同情の余地あるかなぁと
このss自体、現状は提督がビスマルクを整備士から取り戻してハッピーだし。この後のプリンツの展開次第で変わるだろうけども
540 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 16:54:37.78 ID:CloP3qjcO
後悔したくらいじゃ同情の余地は出ないと思うぞ
このSSで艦娘達がいちいち否定していった方法でビスマルクは洗脳されたんだから
まともに自立した女なら簡単に洗脳なんてされないよ。整備士の事を拒絶して通報して終わり。
後悔したくらいで元鞘してほしくないなぁ。プリンツがかわいそすぎ
541 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 17:20:18.85 ID:Gs2xZj1kO
>>540
これなんだよなあ
542 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 17:21:59.69 ID:TidzR56XO
>>536
おう洗脳云々はこのSSの最初の方のビスマルクの振りしたプリンツのツッコミ見てこいや
提督の寝取り妄想を次から次へとバッサバッサと論破しておるで
艦娘が洗脳されるなんて有り得ないんだよなあ
543 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 17:22:54.70 ID:5KA2ftzRO
>>539
この展開のどこがハッピーだよ
ただただ胸糞悪いだけだろ
544 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 19:13:08.34 ID:GwtjrUC8O
>>539
元鞘で仇敵もいなくなってよかったよかった、これで幸せハッピーエンドってか?
一度冷静になることをお勧めするよ
545 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 19:34:44.14 ID:uX/mKVfCO
話が七転八倒して物語が破綻しかけてるSSの中の既に改心した浮気女に対して長文でぶっ叩いたり未だにビッチビッチ言ってる人こそ冷静になるべき
546 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 19:48:00.80 ID:JxZwoHSAO
はいはいそうだねワロスワロス
547 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 20:11:41.12 ID:FmvUYxvdo
俺が言うのもなんだけどお前ら書き込みすぎ……
レスバトル大好きかよ
548 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 23:18:49.41 ID:nkGydrX8o
更新かと思ったのに
549 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/16(金) 20:57:55.77 ID:Br78PsKJo
胸糞展開だいすきでふ
550 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/16(金) 21:13:23.85 ID:GUCBmcpf0
更新はよ
551 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/16(金) 21:30:29.27 ID:vk+kscHto
更新楽しみにしてるよ
552 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/16(金) 23:42:33.97 ID:BtV3r95C0
〜
プリンツ【……つまり、その告白ってのが重要で、結婚する前にそういうことするのは寛容なんだ】
青葉【そうですよ。それにしても、欧米は恋愛に日本より積極的なものと思っていましたが……割とお堅いんですね?】
プリンツ【一線を越えるとなるとだけどね。でも本当に人によるよ?特に最近は。……そういえば、女性から男性に積極的にアピールしても問題ないんだよね?】
青葉【そうですね。ただ、さっきも言いましたが限度がありますよ?常識の範囲です。あまりはしたなく迫ったら、大抵の人は引いていきますから】
プリンツ【なるほど……じゃあさ、私が仕事で前日の夜中に六時間かけてバイクで移動していたりしてすごい疲れてるとするよ?】
青葉【はい】
プリンツ【次の日、車でその人を迎えに行く約束してるんだけど、やっぱり途中で疲れちゃっても不自然じゃないよね?】
青葉【……それって明日その人と会うってことですか?】
プリンツ【かもね。それでさ、……ら……ラブホテルの前で、『疲れたからここで休憩したいな』ってのはどう……かな……?】
青葉【!?なっ……それは……】
プリンツ【もちろん。私はラブホテルってこと知らないふりしてるよ?ただ単に休憩したいなって感じで自然に聞くの】
プリンツ【そこでいいよってなったらかなりいいかなって思うんだけど……どうかな?やっぱりはしたないかな?】
青葉【うーん……その人とは悪くない関係なんですよね?なら……けど、そんな事をするなら普通に告白した方がいいんじゃないですかね?】
プリンツ【んー……確かにそうかも。もう一度考えてみるよ。ありがとね、青葉】
青葉【いえいえ、とんでもないですよ!このお返しに期待してますからね!なんて。あはは】
青葉【ただ、あくまで私の思う一般論だったので、そこのところはよろしくお願いしますね】
プリンツ【分かった。じゃあお休み、青葉。じゃあね】
青葉【はい。プリンツさんもお気をつけて。特に事故には、ですよ】
プリンツ『……普通に告白した方がいいんじゃない、か』
プリンツ《でも、アトミラールは今あの女に……すごい誠実で素敵な人だから、私が今、普通にアピールして告白しても断るはず……》
プリンツ《それこそ、ラブホテルに入るなんて!けど、私の疲労を癒すためなら優しいあの人は……チャンスは、ある……》
プリンツ《アトミラールだってきっとあの女に裏切られたことに傷ついている!それを押し殺してビスマルクなんかに……!!》
プリンツ《あの女より私の方がアトミラールにふさわしい!!アトミラールを幸せにできる!!アトミラールのことを愛している!!》
プリンツ《アトミラールもきっとそれに気づいてくれるはず……!!きっと私を選んでくれる……!!》
プリンツ《そのためなら、私は何でもできる。だって、好きな人の為だから》
553 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/16(金) 23:50:19.01 ID:BtV3r95C0
〜
ヴゥゥゥゥン
プリンツ《はぁ……ようやく戻ってこれた。今は……深夜の二時だ。本当に疲れた……さっさとシャワーを浴びて寝よう》
プリンツ《正午にドイツ司令部に……三時間ぐらいかな。やることもあるし、準備ができたらすぐでなくちゃ》
プリンツ『……!』
プリンツ《誰か来る……》
川内『へえ、気がついたんだ。すごいね』
大和『……話してくれますよね?プリンツ・オイゲン』
瑞鶴『どこで何をしていたのか、ね?』
加賀『事と次第によっては……覚悟はできていますね?』
赤城『……とりあえず、中へ入りましょう。ゆっくり話さなくてはならないかもしれません』
プリンツ『……分かりました』
〜
赤城『つまり、ドイツ軍司令部に呼び出されていたと?』
プリンツ『はい。緊急の呼び出しでしたので……連絡する時間もありませんでした。申し訳ありません』
瑞鶴『もしそうだとして、なんで終わった後すぐに連絡しなかったの?』
プリンツ『夜中でしたから……』
瑞鶴『……そう』
大和『内容は話せないんですね?』
プリンツ『緘口令が敷かれていますから……けど、ドイツの問題であってアトミラールに関係することではありません』
大和『……ふぅん、そうですか』
加賀『提督については何も知らないのかしら?……あなたはここ最近、ずっと秘書艦を務めていたでしょう?』
川内『そうだよ。何か手掛かりとか知らないの?いきなりいなくなるなんて、こんなの普通じゃないよ。きっと何かあるはず……!』
プリンツ『……もし知っているのなら、こんなところでじっとしていませんよ。皆さんだってそうでしょう?』
加賀『……そうね』
川内『……』ギュッ
赤城『……さて、ではこれ以上のことは分からなそうですし、今日はもう寝ましょう。提督が戻らない場合は、昼にまた話すこととします』
プリンツ『あ、赤城さん。私、また司令部へ行かなくてはならないので明日も出ますね』
赤城『そうですか、分かりました。なら後で必要書類を提出するようにお願いします』
プリンツ『はい』
赤城『では解散。皆さん、おやすみなさい』
554 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/16(金) 23:58:49.31 ID:BtV3r95C0
〜
プリンツ『ふぅ……』
プリンツ《寝支度がすべて整い、私はベッドに入った。明日のことを考える》
プリンツ『あの女が戻ってくるまで短ければあとひと月、長くともふた月。時間がないんだ……やるしかない』
プリンツ《アトミラールとホテルインする。何もなくても、それだけで関係を深められる。そしてあわよくば、私は……》
〜
提督【プリンツ、ここがどういうとこか知っているか?】
プリンツ【えっ?ホテルじゃないんですか?】
提督【ああ、ホテルだ。だが、ただのホテルじゃない。……恋人同士が愛し合うためのホテルなんだ】
プリンツ【……!!】
提督【プリンツ……俺は、辛かった。あんなことになって……けどビスマルクを取り戻すことができた。それでいいはずだった】
提督【けど、駄目なんだ……まだ辛い。俺は、ビスマルクが好きだった。けど、それは前までだ】
提督【ビスマルクをとり返したのは、ただの復讐の為だけだったんだ……全部終わって気がついた。人として最悪だ】
提督【あいつには悪いことをしたと思ってる。でも、駄目だった……苦しいんだ……プリンツ……】
プリンツ【アトミラール……悪いのはアトミラールじゃありませんよ。あいつらが悪いんです。気にすること必要はありません】
提督【プリンツ……君は、俺が辛い時にずっと近くで支えてくれた。助けてくれた。本当にありがとう】
提督【……気がついたんだ。俺は、君が好きだ。君が欲しい】
プリンツ【……!!アトミラール……!!】ウルッ
提督【どうか、これからも一番近くで俺を支えてくれないか?】
プリンツ【はい……!!もちろんです。私も、ずっと好きでした!本当に……ずっと好きで、辛かったんです】ポロポロポロ
提督【プリンツ、目を閉じて】
プリンツ【!!……】パチリ
提督【……】チュッ
プリンツ【んふぅ……はぁ……んむぅ……】ダキッ
提督【……】ギュッ サワッ
プリンツ【!!】ピクッ
提督【嫌か……?】
プリンツ【……いいえ】ジュン
提督【プリンツ、大好きだ。愛してる】ナデナデ ツプッ クチュクチュ
プリンツ【ぁん……アトミラール……私も大好きです……はぁっ……愛してる……やぁ……!!】ピクンピクン
555 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/17(土) 00:03:39.29 ID:aEXKxsXo0
〜
プリンツ『……』ムラッ
プリンツ『……』スルリ ピトッ モミ
〜
プリンツ【ふあぁ……あとみらーる……切ないです……】キュンキュン
提督【初めてか?】
プリンツ【は、はい……】カァッ
提督【なら、優しく慣らさなくてはな。……俺を信じて、力を抜いてくれ】ピトッ
プリンツ【あとみらーる……こわいです……わたし……】
提督【大丈夫だ。俺がついてる】
プリンツ【ん……手を。手を握ってください……】コクッ
提督【プリンツ、愛してる】グイッ ブツッ
プリンツ【わたしも、っはぁああ!!くぅぅっ……!!】ギュッ
提督【っ……キツイ、な……】ズプププププ
プリンツ【ああっつぅ……!!あとみらーるのが……はいってきてる……!!】
提督【プリンツ、これでお前は俺の女だ。君一人を愛し続けると誓う。だから、俺と結婚してくれ】
プリンツ【はいっ……はい!!私、嬉しいです!!嬉しすぎて、おかしくなちゃうっ……!!】
提督【そうか……!!痛みがなくなるまで、しばらくこうしていよう。んっ】チュッ
プリンツ【んむぅ……んちゅ……はぁん……れろれろれろ……】ダキッ ギュッ
556 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/17(土) 00:05:26.92 ID:aEXKxsXo0
〜
プリンツ『はぁ……はぁ……』クチュクチュ モミモミ クリクリ
プリンツ『んふぅ……』
〜
プリンツ【あん!!はぁん!!あ、あとみ!!あとみらーるっ!!わたしぃっ!!なにか!!なにかきちゃいますぅ!!】ズッチュズッチュズッチュ
提督【俺もだっ……プリンツ……!!中で出してもいいか……!?】パンパンパンパン
プリンツ【っ……!!あ、あかちゃん……できちゃいますよぅ……?】
提督【いいんだ、そうしたい……君さえよければ……君に俺の子供を、産んで欲しい……!!】
プリンツ【アトミラール……!!私……!!産みます!!頑張って元気な赤ちゃん産みます!!】
提督【ああ……!!ああ!!くっ……はぁっ……!!】ビュルルルルルルルル
プリンツ【っはあああああ!!あっ……はぁっ……アトミラールのが……たくさん、中に出て……あつい……】ビクンビクン
提督【プリンツ……もう一回たのむ】チュッ
プリンツ【ああっ中でまた大きく……んふぅ……はむっ……ちゅぅ……】
〜
プリンツ『っ……はぁ……はぁ……』ネトォ
プリンツ『ぅ……ティッシュ……』ガサガサ
プリンツ『寝ないと……あした遅刻しちゃう……』
557 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/17(土) 00:14:01.04 ID:vuML58UyO
ビスマルクなんてどうでもいいからプリンツルートあくしろよ
558 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/17(土) 01:24:23.61 ID:V/OlpOydo
妄想が出てしまった時点で結果は見えている
559 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/17(土) 09:23:56.02 ID:xryxJ5vS0
更新キターーー
560 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/19(月) 00:54:49.78 ID:olty7XRh0
〜
ジリリリリリ
プリンツ『……』ピッ
プリンツ『……眠い。シャワー浴びないと』ノソリ
プリンツ『……あれ、メールだ。メンゲレから?……ふーん』
〜
赤城『皆さん、集合していますね』
長門『ああ。それで、話というのは?』
赤城『提督についてです』
『『『『!!??』』』』ザワザワ
大和『赤城さん!!話してください!!』
瑞鶴『何が分かったの!?』
赤城『今朝、提督から私に連絡がありました。提督はい号作戦に関して緊急の打ち合わせがあり、友少将の元へいらっしゃっていたそうです』
大和『そ、そうなんだ……』
瑞鶴『良かった……見つかって。本当に良かった……』
長門『それで、いつ戻ってくるのだ?』
赤城『今日です。オイゲンさんがドイツ軍司令部へ行く用事があるので、彼女の車で戻ってくるそうです。時間は午後になるとのことでした』
大和『っ!!』ガーン
瑞鶴『っ……』ズキッ
赤城『ですので、お戻りになられるまでは引き続き私が指揮を執ります。以上、解散!各員の務めを果たしなさい』
『『『『了解』』』』
赤城『ではオイゲンさん。頼みましたよ』
プリンツ『はい、任せてください』
561 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/19(月) 00:57:33.25 ID:olty7XRh0
〜
プリンツ『……このあたりかな?』
プリンツ《あの後、すぐに準備を済ませて出発した。時間は早かったけどやることがあった。それは……》
プリンツ『うーん……どこにしようかな?』
プリンツ《アトミラールと入るのにいい感じのラブホテルを探すことだ。恥ずかしいけど仕方がない》
プリンツ《もちろん、目立たないように持ってきていた私服に着替えている。軍人がこんな所をうろうろしていたら、目立つことになるから……》
プリンツ『外観はなかなかよさそうだし……位置的にもここなら自然に入れるかも。ちょっとスマホで調べてみよう……』
プリンツ《変な所は嫌だし、そういうことを考えているなんて知られたら恥ずかしくて死んでしまう。不自然にならないように気を付けなくちゃ》
プリンツ『……うん、よさげかな。ここにしよう。……あっ』
プリンツ《カフェか……ちょっとお腹すいたし、眠気覚ましにカフェインが欲しいかな。時間に余裕があるし、よっていこう》
プリンツ《車を停めて、カフェに入る。サンドイッチとカフェオレを頼んで、席に座った。そこそこイケる。束の間のコーヒーブレイクを楽しむ》
プリンツ『……おいし』
チャラ男『Excuse me?』
プリンツ《……なに、この人。英語?》
プリンツ『……Yes?』
チャラ男『こんなところで何やってんの?もしかして暇してる?』
プリンツ『いえ、そういう訳ではありませんよ』
チャラ男『そうなの?じゃあ君みたいな美人が一体なんでこんなラブホ街にいるわけ?』
プリンツ『ラブホ街?私はただカフェに入っただけですよ』
チャラ男『そうなんだ。ねえ、もしよければこの後俺といいことしない?』
プリンツ《なるほど……そういう輩か。反吐が出る。もっと他に大切なことがあるだろうに》
プリンツ『暇でないといったはずですが?』
チャラ男『少しでいいからさ?そうだ、このあたりにいいケーキ屋あるんだよね。奢ってあげるからさ、一緒に行かない?』
プリンツ『お断りします。では』ツカツカツカ
プリンツ《そう言って残りを一気に飲み干し、サンドイッチを持って店を出ようとする》
チャラ男『ちょっと待ってよ!話はまだ終わってないよ!』グイッ
プリンツ『っ!放してください』
562 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/19(月) 00:59:23.04 ID:olty7XRh0
チャラ男『いいじゃん、旅先での一夜の夢ってやつ?俺って結構うまいんだよ?試してみない?』
プリンツ『結構です!私には心に決めた人が居て、その人以外とどうこうするつもりなんて絶対にありませんから』バッ
チャラ男『っ!だから待ってって言ってるだろ!っ!?』ガシッ
プリンツ《再び肩を掴んできた軽薄そうな男の手を取り、捻りあげる。簡単な護身術だ。するとそいつは日本語で怒声をあげた》
チャラ男『痛い痛い痛い!!止めろ!!』
プリンツ『これに懲りたらさっさと失せなさい』パッ
チャラ男『んだよ日本語喋れんのかよ!!お前ただで済むと思うなよ?』
プリンツ『へえ、どうしようって言うの?』
チャラ男『シメて、俺の腕捻った分謝罪してもらうからな?逃げたって無駄だから。このあたりは俺らのたまり場だし』
プリンツ『はぁ……』
プリンツ《仕方ない。私はこれ以上面倒なことになる前に、さっさと事態を終わらせることにした。身分証をカバンから取り出し、見せる》
プリンツ『さっきも言ったけど私は先を急いでいるの。通しなさい』スッ
チャラ男『んだよ。何だそれ……っ!?ドイツ軍!?』
プリンツ『……通しなさい』
チャラ男『は、はい……』
プリンツ『どうもありがとう』
プリンツ《とても不快な気分で店を出る。私がアトミラール以外の人とそういうことをするわけがない》
プリンツ《すこし早いけど、使うホテルも決まった。もう他に用事はないし、さっさと司令部へ向かうことにしよう》
563 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/19(月) 01:01:18.34 ID:olty7XRh0
〜
プリンツ《何事もなく司令部へ到着し、アトミラールを待つ。その時間が一日千秋のように感じられた》
プリンツ《何かあって、またアトミラールが居なくなってしまっていたりとか……ありえないはずの想像が何故か唐突に脳裏に浮かぶ》
プリンツ『……!!アトミラール!!』ダッ
プリンツ《だから、エントランスから現れたその姿に安心し、こみ上げるものがあった。昨日は、血気に逸っていたこともあって、それどころじゃなかった》
プリンツ《けど本当は、すぐにでもその旨に飛び込みたかった……全身で感じたかった……!強く抱きしめてほしかった……!!》
プリンツ《もう我慢できなかった!!》
提督『プリンツ!!』
プリンツ『アトミラール!!』ダキッ
提督『!!プリンツ……?』
プリンツ『アトミラール!!アトミラール!!アトミラール!!』ギュッ
提督『プリンツ……よしよし』ナデナデ
プリンツ『アトミラールに会うまで、何かあったら……またいなくなっちゃたらどうしようって……!!ずっと怖くて……!!』
提督『……大丈夫だ、俺はここにいる。本当にありがとう。君にはなんて感謝すればいいか』
プリンツ『いえ、いいんです。アトミラールがこうして私の近くにいてくれれば…… っ!!』
プリンツ《視界に入る、不快なもの。じっと窓からこちらを見下ろす、呪われるべき敵、なぜこいつが赦されたのか》
プリンツ《私はありったけの敵意、憎しみを込めてそいつを睨みつける。するとそいつは、傷ついたような表情をする》
564 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/19(月) 01:02:27.49 ID:olty7XRh0
ビスマルク『!』
プリンツ《ふんっまるで被害者のように振舞っているが、お前も大きな十字架を背負っていることを忘れるな!!》
提督『いや、それじゃ俺の気持ちが収まらないよ。俺にできることなら何でもする。だから、何でも言ってくれ』
プリンツ『……はい、分かりました。ありがとうございます。では、行きましょうか。他の皆さんもとても心配していますから』
プリンツ《一刻も早くあの女からアトミラールを連れて去りたかった。ここにいるだけで何か悪いことが起きそうだ》
提督『ああ、そうだな』
プリンツ『っ』ギリッ
プリンツ《笑顔であいつに手を振るアトミラール。私の心に狂おしいまでの狂気が渦巻いた》
プリンツ《車に乗る前に、もう一度あいつを睨みつける。悲しそうな顔をしていることに、むき出しの神経をなでられたような不快感》
プリンツ『では、出発しますね』
提督『ああ、頼む』
プリンツ《必ずお前の元からアトミラールを解放してやる!アトミラールと一緒に幸せになってやる!!》
565 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/19(月) 01:04:44.14 ID:olty7XRh0
〜
プリンツ(そろそろだ、そろそろ仕掛ける時。落ち着いて、Andere Länder, andere Sitten(郷に入っては郷に従え) だ)
プリンツ(セックスは普通なことなんだ。自然に、怪しまれることなく……私ならできる。頑張れ、プリンツ・オイゲン!)
プリンツ「あ、アトミラール?」
提督「!?ど、どうした!?」
プリンツ「えっと……さすがに長い間運転して疲れちゃいました……」
提督「そうか?なら運転を代わろうか」
プリンツ「い、いや、アトミラールは肩を撃たれていますから!だから安静にしていたほうが良いですよ!」
提督「そうだな……確かにそうだ」
プリンツ「そうですよ!本来ならもっと頑張れるんですが、昨日バイクで往復12時間だったので……」
提督「バイクで往復12時間……!?そういえば、プリンツがどうやってあそこへ来たのか考えてなかった……あの天気でか……!!」
提督(プリンツ……お前はそこまでして……俺は……)
プリンツ「ですから、やはり少し休憩すべきかなって思うんですが……どうですか?」
提督「もちろんだ!お前の体が一番だからな」
プリンツ「ありがとうございます。どうしようかな……」
プリンツ(もう少しだ、もう少し……来た!!)
566 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/19(月) 01:06:11.79 ID:olty7XRh0
プリンツ「あ、見てください。なんかあのホテル、休憩なんてあるみたいですよ。ちょっとよってもいいですか?」
提督「!?」
提督(あ、あれは……!!っ…… だが、別に変なことをするわけじゃないし……)
提督「プ、プリンツ……あれはラブホと言ってな?恋人同士がそういうことをするための場所なんだ」
プリンツ「……え、えー!?そうなんですか?じゃあどうしましょうか……」チラッ
提督「……ま、まあ普通に寝ることもできるはずだ。ちゃんとしたベッドもあるしな。だからプリンツさえ良ければ……」ドキッ
プリンツ「じ、じゃあ行きましょうか!はい!居眠り運転とか危ないですしね!」
提督「あ、ああ」
プリンツ(……きた!!勝った!!これってつまり、アトミラールは既に私とこういうところに入ってもいいぐらいには私のことを……!!)
プリンツ(もしかしたら、本当に今日……私はアトミラールと、本当に……!!プリンツ・オイゲン、行きます!!)
提督(落ち着け、落ち着くんだ。プリンツはあくまで休憩したいだけだ。そもそもラブホなんて知らなかったみたいだし)
提督(誘ってるわけじゃない。勘違いするなよ、俺。……いや、それ以前に俺にはビスマルクがいる!!)
ビスマルク『アトミラール!!』ニコッ
提督(そうだ、俺には心に決めた人が居る。……だから駄目だ、そんなことは!!)
プリンツ『アトミラール……!!』ダキッ
提督(……それでも、駄目なんだ。俺は本当にビスマルクが好きなんだ。心から愛している)
567 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/19(月) 01:08:49.69 ID:olty7XRh0
〜
プリンツ「へぇ……なんかすごくお洒落ですね。たしかに、雰囲気あるかも……」
提督「そ、そうだな。じゃあ、プリンツ。お休み。今日中に帰ればいいんだ。18時に起こすからゆっくり休んでくれ」
プリンツ「はい。ありがとうございます。けど、この服で寝るのは……あ、クローゼット。バスローブがありますね。これは……へぇ、下着まで売ってるんですか」
提督「あ、ああ。着替えるか?なら俺はトイレにでも籠るから終わったら言ってくれ」
プリンツ「……アトミラール。私、シャワー浴びてもいいですか?」
提督「しゃ、シャワーか……!?」
提督(クソ!!なんで風呂が透けてるんだ!!これじゃはっきりとは見えないがシルエットが丸見えじゃないか!!)
プリンツ「せっかくなので……駄目ですか?」モジッ
提督「……っ!!」
提督(プリンツは、恥じらうように顔を赤らめ少し俯かせている。そしてちらりと上目遣いでこちらを伺う)
提督(まるで映画やドラマで見るようなシチュエーションだ。ただし、場所が校舎裏やらで、内容が好きですという告白ならだが)
プリンツ「……」
提督「……あ、ああ。分かった。いいぞ。俺はトイレに籠ってr」
プリンツ「そんな!申し訳ないです!アトミラールなら、私は大丈夫ですから。くつろいでいてください。では」
提督「!」
提督(プリンツは俺を遮るようにそう言うと、バスローブを掴んで脱衣所に早歩きで行ってしまった)
プリンツ「……」シュルシュル パサッ
提督「……ごくり」
提督(ぼんやりと見えるシルエット。灰色の軍服が脱げていき、肌色が露わになる。この向こうでは、今、プリンツが……)
提督「……!!」ブンブンブン
提督(駄目だ駄目だ駄目だ!!落ち着け!!どうする?そうだ、歌を歌おう!!朝だ夜明けだ潮の息吹き!!うんと吸い込むあかがね色!!)
568 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/19(月) 01:10:31.16 ID:olty7XRh0
〜
プリンツ「ふぅ……上がりました、アトミラール。失礼しました」
提督(いつもと違って髪を下ろした姿に、またどきりとした。いつものかわいらしい姿からは信じられない大人っぽさだった)
提督「そ、そうか!良かった。じゃあ一息ついて寝るか?」
プリンツ「そうですね。けど、その前に……ちょっと下着を買わないと……」
提督「!?」
提督(ということは……今、プリンツはバスローブ以外何も……!!)
プリンツ「何種類かあるんですね……へぇ……あ、アトミラールはどれが良いと思いますか?」
提督「お、俺に聞くのか!?」
プリンツ「はい。是非選んでほしいなって思いまして」
提督「……っ!!そ、そうだな、その黒いのが良いと思うぞ!?」
プリンツ「これですか?……結構、大胆な奴ですね……?」チラリ
提督(しまった!!ついとっさに好みで選んでしまった!!)
提督「あ、いや……お、思ってたのと違うな?そっちの白い奴の方がいいんじゃないか?」
プリンツ「こっちですか……?ふぅん……」
プリンツ(方や煽情的なレースの黒い下着。方やシンプルな白い下着。アトミラールの反応からして、黒い方が……)
プリンツ(でも、ここで黒いのを買うと不自然だし……そういうことを期待してるってバレるかも。なら)
プリンツ「じゃあ、こっちにしよう……かな……?」
提督「あ、ああ、それがいい!俺が買おう」
プリンツ「え、そんな!悪いですよ」
提督「気にするな。君には感謝してもしきれないほど感謝しているんだ。これぐらい当たり前だ」
569 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/19(月) 01:11:56.13 ID:olty7XRh0
プリンツ「そ、そうですか?なら……」
提督「ああ、そうしてくれ。……ほら、これで」
プリンツ「ありがとうございます。……では、ちょっと身に着けてきますね」
提督「あ、ああ」
提督(この場所の雰囲気のせいか、妙に気分が浮つく。だが、俺にはビスマルクがいるんだ。馬鹿なことはできない)
提督「気を引き締めなくては……」ボソリ
プリンツ「……おまたせしました」
提督「いや、大丈夫だ。……じゃあそろそろ寝るか?」
プリンツ「……アトミラールはどうするんですか?」
提督「俺か?そうだな……とりあえず、俺もそこのソファーで昼寝するよ」
プリンツ「えっ!?ソファーでですか?」
提督「ああ」
プリンツ「そんなの申し訳ないですよ!」
提督「だが同じベッドで寝るわけにはいかないだろう?」
プリンツ「……一人で寝るのが怖いんです」ギュッ
提督「!」
プリンツ「アトミラールが正気を失って以来、ずっと心休まる日がありませんでした……」シュン
プリンツ「本当に……本当に怖かったんです。いつか提督が本当に壊れていなくなってしまうかもしれないと思って」ウルッ
プリンツ「昨日、急にいなくなってしまったときはもうだめかもしれないと思いました。……私も限界だったんです」フルフルフル
提督「すまない……本当にすまない、プリンツ……俺は……」
570 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/19(月) 01:13:25.06 ID:olty7XRh0
プリンツ「いいんです。今、アトミラールは、正気に戻ってここにいる。だからもう大丈夫です。けど……」
プリンツ「だけどもしアトミラールさえよければ……どうか今日だけ、一緒に寝てくれませんか?……アトミラールを感じさせてくれませんか?」チラッ
提督(それは悲痛からか、あるいは別の感情か。プリンツは表情を曇らせ、目に涙を浮かべつつ上目遣いでこちらを伺っていた)
提督(俺のために、我が身も顧みずにひたすら尽くしてくれた。そして今、その緊張の糸が切れて、秘めていた自分をさらけ出している)
提督(そんな健気な少女のために、俺ができることは……)
提督「わかった。是非、添い寝させてくれ」
プリンツ「アトミラール……!!はい、ありがとうございます……!!」パァッ
プリンツ(ようやく話せた自分の気持ちに満足する。何より、アトミラールがこうも優しく受け入れてくれたことが一番うれしい)
プリンツ(アトミラールが上着と靴下を脱ぎ、ズボンと下着姿になった。目覚ましをセットする)
プリンツ(私は促されてベッドに入り、アトミラールがすぐに隣に入る。感じるアトミラールの……男の人の体温に、匂い。胸がドキドキする)
提督「お休み、プリンツ」
プリンツ「はい。……」ニギッ
提督「!……」ギュッ
プリンツ(向かい合って眠る。手を伸ばし、アトミラールの手を握ると、握り返される。本当に幸せだ)
プリンツ(どっと疲れが、精神的なものも身体的なものも全て溢れ出てきた。緊張が解けたのだと思う)
プリンツ(瞼が重くなる。……最初は、もっと肉欲的なものを求めていた。けど、今はこれでいい。そう、今だけは)
プリンツ(本当に純粋な気持ちだった。こんな気持ちになれるだなんて。私は、本当に久しぶりの安らかな眠りに落ちて行った)
571 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/19(月) 01:18:28.82 ID:olty7XRh0
〜
プリンツ「ん……」
提督「起きたか?」
プリンツ「あ。……アトミラール?」
提督「眠ければまだ眠っていていい。時間は延長するよ」
プリンツ「いや、起きますよ。起きますから……もう少しだけ……」ダキッ ギュッ
提督「!」
プリンツ「アトミラール……すぅ……すぅ……」
提督「……」ナデナデ
プリンツ「だい……すき……」
提督「っ……」
提督(もしかしたらと考えたことがない訳ではない。いや、かなり確信していた。どうしてプリンツがこうまで俺を助けてくれたのか)
提督(プリンツの、そのあどけない寝顔を見る。文句なしの可愛い美少女だ。幼さを残しつつも大人へと成長しつつある整った顔立ちは、きっと誰もが振り向くだろう)
提督(外見も良い。だが、プリンツの一番のいいところはその優しい性格だ。彼女が居なければ、俺はきっと倒れていただろう)
提督(そんな子にここまで思われてうれしくないわけがない。もし俺が独り身なら絶対に告白していただろう)
提督(今だってその白い肌と年の割に豊かな体つき、特に腰回りとローブの胸元から覗く豊かな双丘に目が釘つけになりそうだった)
提督(漂ってくる甘い良い匂いに心臓が早鐘を打っている。……だが、俺には愛するビスマルクがいる)
提督(形の良い眉に飾られた凛々しい印象を覚える釣り目は、透き通るような蒼穹のように青く常に自信に満ち溢れていた)
提督(若々しくとも妖艶な大人の色香を纏ったその様は、あの卑しいデブが卑劣にも騙して、洗脳まがいのことをしてまで欲したのも分かる)
提督(いつだって頼りがいがあって、何があっても諦めず、ビスマルクに任せれば何とかなると思わせてくれた)
提督(そして、とても純粋で仲間を信じて戦っていたんだ。だからこそ、あの男につけ入れられてしまったのだが……)
提督(ともかく、俺はビスマルクが誰よりも好きだ。本当に心から愛している。だから、俺は……)
572 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/19(月) 01:20:26.74 ID:olty7XRh0
〜
プリンツ(一度目が覚めた記憶があるが、結果的に二度寝してしまった……目が覚めた時にはもう夜だった)
プリンツ(予定がとても遅れてしまった。謝る私に、しかしアトミラールは優しく謝るような事じゃないと言ってくれた)
プリンツ(……それにしても、とっても気分のいい目覚めだった。幸せだった。アトミラールと一緒になれれば、きっと毎日がこんななのだろう)
プリンツ(支度をして、ホテルを出る。時間が時間だったから、イタリアンの店でディネーをとった。無事に帰還したころには、すでに23時近くだった)
プリンツ(待っていた赤城や大和、瑞鶴たちはまず提督の傷に驚き、心配した。提督は打ち合わせ通りにみんなへ説明して、なんとか納得してもらえたみたいだった)
プリンツ(アトミラールは罪悪感があるようだったけど、仕方ないことだもの。悪いのは全部あいつらだ)
プリンツ(すべてが終わった後、私は部屋に戻ってシャワーを浴び、寝支度を済ませてベッドに入った。あまり眠くないが、寝ないといけない)
プリンツ(……今日、私はアトミラールと一緒になる事の幸せを改めて知った。本当に素晴らしい、至福のひと時だった)
プリンツ(それを知ってしまった今、もう絶対に後戻りできない。必ずアトミラールと添い遂げて見せる)
プリンツ(青葉に話を聞いたことを実践する。それに、そういうサイトや本、映画やドラマでさらにいろいろ調べるんだ)
プリンツ(絶対にアトミラールを振り向かせて見せる。あんなひどい娼婦なんかにアトミラールは相応しくない。絶対に……)
573 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/19(月) 01:30:33.40 ID:olty7XRh0
〜
ピピピピ ピピピピ
提督「っ……今日も暑いな」ピッ
提督(あの日無事に帰還してから今まで、俺はとても忙しかった。い号作戦の為だ)
提督(みんなが俺を支えてくれた。特に、プリンツはずっと付きっきりで秘書艦を務めてくれていた。本当に助かった)
提督(そして現在、俺たちはポートモレスビーに来ている。昨晩到着したばっかりだ。作戦開始まであと一週間もない)
提督(ここはとても暑く、マラリアに気を付けなくてはならない。住むのには向いていないな。しかも、作戦のために急ピッチで築かれた拠点だ。最低限なものしかないが、まあ作戦の為には十分だ)
提督(俺はこの前までおかしくなっていたとはいえ、それはビスマルクのことに関してだけだ。作戦を確認してみたが、おかしなところはない)
提督(まあ、記憶には残っていたし、作戦会議で承認されたのだからあまり心配していなかったが。それでも、良かった)
提督(きっと成功する。そうすれば、南部戦線は消滅するはずだ。勝利への大きな一歩になってくれる)
提督(俺は支度を済ますと、司令部へ向けて出発した。片道10分ほどの道のりだ)
提督「……ん?あれはプリンツか?何をしているんだあんなところで」
提督(司令部まであと半分ほどの所で、プリンツが立っている。ちょうど艦娘の宿舎への道が合流する所だ)
プリンツ「……! アトミラール!おはようございます」
提督「おはよう、プリンツ。どうしたんだ?何か用か?」
プリンツ「いえ、一緒に司令部まで行こうと思いまして」
提督「そのためだけにわざわざこんな暑い中待っていたのか!?」
プリンツ「どうしても一緒に行きたかったんです。……駄目でしたか?」シュン
提督「い、いやまさか!!……じゃあ向かうとするか」
プリンツ「ありがとうございます!!」
提督(隣を歩くプリンツに歩調を合わせる。風向きからか、かすかに漂ってくる甘い香りにプリンツの存在を感じた。思い返してみると、ここ最近いつものことだった)
574 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/19(月) 01:34:21.32 ID:olty7XRh0
〜
[参謀本部より第十艦隊へレンラク。敵に大規模攻勢のヨチョウあり。第十艦隊は南部方面からの威力偵察をジッコウせよ]
[本作戦のモクテキは敵の攻勢方面の確認である。北部戦線では第十三艦隊が、太平洋戦線では第十二艦隊が]
[そしてインド洋方面戦線では第十五艦隊がタントウする。以上、ブウンを祈る]
[艦隊司令部よりTF109へレンラク。TF109はR-16より敵領域へ侵入、威力偵察をジッコウせよ]
[本作戦のモクテキは敵戦力及び敵の反応のカクニンである。以上、ブウンを祈る]
「サテ、やるとするゾ。TF109. カクイン、戦闘準備」
「敵はまたコウセイをするつもりなのカ……」
「今度はきっと勝てル。主戦線ヨリ戦力が引き抜かれてくるラシイ」
「南にはもうコナイデ欲しいな。ずっとゲキセン続きだ。モウたくさんダヨ……」
「キタとしてもはじき返してヤルサ。遅れずについてコイヨ?バツビョウ!!」
575 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/19(月) 01:56:31.91 ID:5HI7WQu1O
プリンちゃん幸せになってほしいわ
576 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/19(月) 03:16:45.85 ID:tYiWFyupo
プリンちゃん一途なのはいいけどこのままだと結局[
ピザ
]とすることが同じになってしまうからなぁ
577 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/19(月) 13:35:03.65 ID:yIQo7V9OO
プリンちゃん寝取られそうだなあ
このssに対してはもはや穿った見方しか出来ない
面白いけども
578 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/19(月) 16:07:12.28 ID:xsvXZOT8o
あのチンピラが伏線にしか見えなくて困る
579 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/19(月) 17:43:49.19 ID:LlM0HNjA0
もうみんなバッドエンドしかない気がする
プリンちゃん寝取られたらホンマ糞やわ
まだ提督守って轟沈の方がまし
580 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/19(月) 17:47:45.63 ID:RVX11pSrO
先にビスマルクが裏切ってんだから別に構わないでしょ
さっさと捨てたれ
581 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/19(月) 17:54:18.83 ID:Vx/ub2oxO
ビスマルク轟沈でプリンツルート希望
582 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/20(火) 00:07:42.23 ID:hW9oWmVK0
〜
提督『どうやら敵も我々の動きに気がついたらしい。各戦線にて敵の威力偵察と思われる侵入が始まった』
提督『無論、我々はこれに対抗せざるを得ない。よって迎撃のために艦隊を編成する。第一艦隊は旗艦愛宕、第二艦隊は〜』
プリンツ(というわけで、私は敵艦隊迎撃に出撃することとなった。提督の期待に全力で答えて、できる女アピールだ!)
プリンツ(私がいる限り、ここを抜かせはしない!と、思っていたけれど……)
プリンツ「……」
川内「……」
電「はわわわ!川内さんとオイゲンさんがなぜか険悪な雰囲気です!」ボソリ
雷「どうしたのかしら……?」ボソリ
暁「何よ。任務中に私情を挟まないで欲しいわね」ボソリ
響「困ったね……」ボソリ
プリンツ(川内はどうやら私のことを嫌っているみたい……まあ当然かもね。私の行動は事情を知らない川内達から見れば怪しい事このうえないだろうし)
プリンツ「……!」ハッ
川内「敵艦隊発見、だね」
電「え……あ!見つけました!」
電「重巡洋艦が四隻もいるわ!」
響「それに駆逐艦も二隻確認できるね。かなり強力だよ」
暁「戦力的には不利。どうするんですか、オイゲンさん?」
プリンツ「勿論、ここで迎撃するよ。戦闘準備!」
「「「「了解!」」」」
川内「大丈夫だよ、特III型駆逐艦。あんなの私たちにかかれば魚の餌だから」ニッ
583 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/20(火) 00:16:32.92 ID:hW9oWmVK0
プリンツ「単縦陣!遅れないで!」
プリンツ(敵もこちらに気がついた。この状況じゃ距離を詰めて戦うしかない。なら……)
川内「オイゲンさん、提案があります」
プリンツ「!……突撃?」
川内「距離をとって打ち合ってもジリ貧でしょ?駆逐艦を連れて私が突撃します。だから、援護をお願いします」
プリンツ(! さすが川内というべきかな。とても勇敢だ。Japanの軽巡洋艦には本当に驚かされる)
プリンツ「分かった、気を付けてね」
川内「了解、聞いてたねみんな!!水雷戦隊魂見せてやるよ!!」
「「「「了解!!やってやるわ(よ)(のです)!!」」」」
プリンツ(さて、目的は突撃の援護。沈める必要はない。砲塔は四基あるし、敵も四隻。簡単なことだ)
プリンツ(頭の中で、すべてが分かる。敵の動き、砲弾の軌道、私がどうすればいいのか)
プリンツ(あの日、提督が撃たれそうになった時から私は少し変わったのだと思う。戦いのときに、頭の中が切り替わる感覚)
プリンツ(負けるわけがない。必ず勝てると確信できる。……ゲルマン民族の戦闘本能とかだったら少しカッコいいかもね)
プリンツ「敵が照準してから……撃つとしたら……今」ドゴォン
プリンツ(SKC/34が火を噴き、砲弾が敵へ向かっていく。そして、吸い込まれるように……着弾)
「!?」
「……!!」
「……!?」
プリンツ(発砲前に不意の攻撃を喰らった敵は、攻撃を中止するか、的外れな方向へ誤射した。混乱ぶりが手に取るように分かる)
響「まさか……四隻それぞれに同時攻撃……!?」
雷「すごい!!こんなに練度が高かったの!?」
川内「良し、攻撃開始!!てぇー!!」
584 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/20(火) 00:26:02.41 ID:hW9oWmVK0
プリンツ(川内達が攻撃を開始し、砲弾と魚雷が敵を襲った。混乱している所に肉薄された敵は、しかし驚異的な反応で即座に態勢を立て直して反撃に移る)
プリンツ(駆逐艦二隻が砲撃し、魚雷を発射しながら重巡の前に躍り出た。ちゃんと狙わない攻撃は牽制にしかならない。しかし、自らを犠牲にして重巡洋艦を庇うことに成功する)
プリンツ(そのため、重巡洋艦は一隻が中破したのみで健在だ。反撃の攻撃が始まる。しかし、敵は焦りすぎた)
プリンツ(すこし待てばいいのにすぐさま発砲した。その攻撃は、敵の行く手を横切るようにして離脱していく川内達を捉えることは無かった)
川内「ははっ!チャンスだ!再装填まで時間ができた!反転して再攻撃するよ!」
プリンツ(私も舵を切って全速前進。敵へ突撃した。再装填が終わり、敵のうちの一隻に照準……発砲)
リ級A「あっ!?」ドガァン
リ級B「ヤラレタ……!?嘘だああああああ!!」
リ級C「くそ!!ハサミウチか!?落ち着け!まだ終わったわけじゃない!冷静に対処するんだ!」
リ級D「キカンの出力が上がらない!このままじゃやられる!」
川内「どこ見てんのさ!?こっちだよ!!」ニタァ
プリンツ(私の砲弾は敵の装甲を貫き、爆発、炎上した。敵は憎しみを込めてこちらを睨みつける。そこへすかさず川内達が攻撃を加えた)
暁「沈みなさい!!」
響「До свидания 」
プリンツ(砲弾の嵐と魚雷が残った敵へ襲い掛かる。今度は庇う駆逐艦が居ない。その攻撃で残りの敵がすべて撃破された。あるものは沈みゆき、あるものは炎上しつつ漂っている)
雷「やったわ!」
電「ふぅ……みんな無事でよかったのです」
リ級B「……!!」グググ
プリンツ「!!」
プリンツ(しかし、気がついた。炎上している敵、その一隻はまだぎりぎりで戦える。沈みかけの大破といったところか)
リ級B「みんなの……カタキ!!せめてイッシ報いて!!」
プリンツ(炎上しつつもその紅く発光する目をぎらつかせ、口から吐血しながら砲を構えた。その狙いは一番後ろを航行していた暁だ)
プリンツ(直感的にわかる。これは、あたる。意識する前に体が動いた。舵を切り、全速で暁のもとへと向かう)
585 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/20(火) 00:28:02.21 ID:hW9oWmVK0
川内「!?暁!!」
暁「えっ?っ!!」
プリンツ(横目に見える。後ろを確認した川内が事態に気がついて声をあげた。暁も自分が狙われていることに気がついたが、もう遅い)
リ級B「死ねええええ!!」ドゴォン
プリンツ(敵が発砲し、砲弾が暁へと吸い込まれる。その寸前)
プリンツ「やああああっ!!」ガギィン
プリンツ(すべてがスローモーションに感じる。間に合った私の飛び蹴りが砲弾の側面を捉えた)
プリンツ(砲弾は火花を散らして軌道をかえ、暁を掠めるように飛んで海へ吸い込まれていった)
リ級B「なっ……馬鹿な……」
プリンツ(衝撃に顔を歪めるそいつに向かって、私は着地と同時に滑りながら敵へ向き直り、砲を構えた)
リ級B「……っ!!チ、チクショオオオオオオ!!」
プリンツ「……」ドゴォン
プリンツ(事態を把握したそいつの、怨嗟の絶叫が響き渡る。再装填が完了した私は、悪夢を終わらせてあげた)
プリンツ(爆音が響き、後には静寂が残された。波の音と炎の音が静かに響き、潮の香りと硝煙の匂いが漂う)
プリンツ(周囲を確認した私は、敵が全滅していることを確認する)
プリンツ「……よし、集合!!」
586 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/20(火) 00:29:52.13 ID:hW9oWmVK0
「「「「……っ!!了解」」」」
プリンツ(呆然としていた川内達は、私の号令にハッとして集合する)
プリンツ「被害は?」
川内「あ、ありません」
プリンツ「良かった。……司令部へ連絡。こちら第三艦隊、戦闘終了。我が方に被害なし」ニコッ
提督『……こちら司令部。了解、よくやってくれた!帰投せよ』
プリンツ「了解、アトミラール。帰投します。……貴方のもとに。なんてね」
暁「あ、あの……オイゲンさん。ありがとうございました」
プリンツ「え?」
響「本当にありがとう、オイゲンさん。暁を守ってくれて」
雷「さすがに胆が冷えたわ……ありがとう、オイゲンさん!!」
電「ありがとうございます!!ぐすっ……本当に良かったよぅ……!!」
プリンツ「そんな!当たり前のことをしただけだよ!」
川内「オイゲンさん……ありがとうございました」
プリンツ「川内……」
川内「……ずっとひどい態度をとって、ごめんなさい。私、貴女を信用できないヤな奴だと思ってたけど、間違いでした」
プリンツ「いいよ、気にしないで。私も、あの時は誤解されるようなことをしていたからね」
川内「……ありがとうございます」
プリンツ「そんな顔しないで。アトミラールを心配していたんでしょ?……そうだ、仲直りの握手しようよ!」ニコッ スッ
川内「オイゲンさん……はい」ニコッ ガシッ
プリンツ「ん!じゃあ戻ろうか」
「「「「了解!」」」」
587 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/20(火) 00:36:04.68 ID:hW9oWmVK0
〜
提督「……ん、もうこんな時間か」
瑞鶴「あれ?ホントだ。時間が経つのが早いね……」
提督「少し休憩するとしようか」
瑞鶴「あ!ならお茶入れてくるね!」
提督「そうか?ありがたい。では俺は外の空気でも吸ってくるよ」
瑞鶴「ん、分かった」
提督(そろそろ日も暮れる時間帯だ。夕陽を見に行くのも悪くないなと歩いていた俺は、珍しいものを見た)
提督(駆逐艦娘は、滅多に巡洋艦以上の艦娘とくっついて仲睦まじく何かの雑誌を読んだりはしない)
暁「ねえねえ、プリンツ!これってどう思う?」
響「子供っぽいんじゃないかな?ねえ、プリンツ」
雷「私はこっちの方がいいわ!プリンツもそう思うわうよね?」
雷「全部いいと思うけど……プリンツさんはどれがいいと思いますか?」
プリンツ「うーん……暁のも雷のも悪くないと思うけど……」
雷「あ、司令官!」
プリンツ「えっ?アトミラール?」
提督「ああ、どうしたんだ、皆?」
雷「今、皆で秋のコーデを考えているのよ!」
提督「なるほどな」
暁「それよりも聞いてよ、司令官!今日のプリンツ、とてもすごかったのよ!」
響「うん。プリンツほどすごい艦娘は見たことないね。金剛さんは裏拳でやったことがあるって聞いたこともあるけど」
暁「でも見たのは初めてだわ!しかも飛び蹴りの方がかっこいいわよ!」
プリンツ「二人とも……恥ずかしいよ……」カァッ
雷「恥ずかしがることないわよ!称賛されて当然のことなんだから!」
電「そうですよ!」
提督「何があったんだ?」
暁「今日ね、敵の重巡に私が撃たれそうになったの」
提督「!?」
588 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/20(火) 00:38:24.08 ID:hW9oWmVK0
雷「そしたらね!プリンツが敵の砲弾を蹴り飛ばして暁を守ったのよ!」
提督「蹴り飛ばして……!?」
響「プリンツは暁を守ってくれた恩人だよ。感謝してもしきれない」
電「私もプリンツさんのような艦娘になれるように頑張ります!」
提督「そうか……プリンツ」
プリンツ「は、はい……?」チラッ
提督「暁を守ってくれてありがとう。感謝するよ」
プリンツ「いえ!仲間を守るって当然のことをしたまでですよ」
提督「それでも、だ。そうだ、これで今度みんなで間宮でも行ってくるといい」
暁「間宮券だわ!!」パァッ
提督「これからもよろしく頼むぞ、プリンツ」
プリンツ「アトミラール……ありがとうございます。私も、これからも頑張りますから。よろしくお願いしますね」ニコッ
提督「っ!こちらこそだ。では、俺は行くよ」ドキッ
プリンツ「はい、お疲れ様です!」
「「「「お疲れ様(なの)です!」」」」
提督「……」
提督(外へ出て、少しの間夕陽を眺める。ため息が出る美しさだ。そして執務室に戻ると瑞鶴が日本茶を入れて待っていた)
瑞鶴「あ、提督さん!お帰り!お茶入ってるよ」
提督「ああ、頂くよ」グイッ
瑞鶴「ちょっ!?熱くないの!?」
提督「……少しな。瑞鶴」
瑞鶴「火傷しちゃうよ?もう……何?」
提督「とびっきり苦いコーヒーを入れてきてくれないか?」
瑞鶴「コーヒー?そっちの方が良かった……?」シュン
提督「まさか!瑞鶴のお茶は最高だ!ただ、急に苦いコーヒーが飲みたくなったんだ。入れてきてくれないか?」
瑞鶴「そうかな……?えへへ。分かったよ。じゃあ少し待っててね」
提督「ああ、頼むよ」
提督(プリンツの笑顔に、どきりとした。胸の中でモヤモヤが渦巻いている。これを消すには、おそらくそれが一番のはずだった)
589 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/20(火) 08:39:19.27 ID:R4bwZwKKO
おつ
590 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/20(火) 11:19:40.22 ID:zH7CbqcCO
>>1
乙という訳なんだ
591 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/20(火) 11:24:42.84 ID:btnVdb6A0
>>1
「……」
592 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/20(火) 18:26:23.99 ID:btnVdb6A0
幼馴染み瑞鶴と後輩川内と妹プリンツでダンケダンケしたい
593 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/22(木) 00:18:52.24 ID:BPm5EXxn0
〜
提督(明後日には作戦発動だ。敵の威力偵察はもう止んだ。果たしてどのように評価したのだろうか)
提督(これは嵐の前の静けさなのだろう。だが、その静けさを利用しない手はない。皆には可能な限り休息をとるように言った)
提督(俺はと言えば、更新された天気予報や敵の戦力評価を踏まえて作戦の最終調整に忙しい)
提督「……もう昼か、食堂へ行くとしようか」
〜
プリンツ「……そろそろかな」
プリンツ(第一の作戦『朝待ち合わせして一緒に行こう作戦』は順調に進んでいた。あの日以来、毎日朝は一緒に行っている)
プリンツ(そして、とうとう第二の作戦『手作り弁当作戦』が発動される。敵のせいで忙しくて発動が遅れたけれど)
プリンツ(この作戦はアトミラールとの関係をさらに深めるとともに、胃袋を掴む!それこそがオトコを堕とすテクニック!……らしい)
プリンツ「……!来た!」
提督「さて、今日の昼飯は何かな?」
加賀「……!提督だわ」
赤城「まあ、本当ですね。お昼休みかしら」
加賀「提t」
プリンツ「アトミラール!」
提督「ん?プリンツか。どうした?」
プリンツ「はい、これをどうぞ!」
提督「何だ、これは?」
プリンツ「お弁当です!」
加賀「!?」
594 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/22(木) 00:20:39.24 ID:BPm5EXxn0
提督「弁当!?いいのか?」
プリンツ「ええ、どうぞ!アトミラールのために作って来ましたから!」
提督「そうか、それはありがたい。どれどれ、何かな?」ニコッ
プリンツ「……♪」ニコニコ
プリンツ(ふふふ……知ってますよ?ちゃんと青葉に聞きましたから。日本じゃお弁当箱はただの箱じゃない!)
プリンツ(そう、それは一つの料理になると!味はもちろんのこと、見た目もまた重要!だから頑張って考えた!)
プリンツ(美味しくて栄養バランスも理想的に!かつ見た目的にも色とりどりで美しいものを!)
プリンツ(その結果、サンドイッチに決定しました!それにうさぎリンゴもつけて、飲み物の準備もバッチリ!完璧なはず……!)
提督「おお、サンドイッチか!しかも食パンじゃない。店で買うものみたいだな!」
プリンツ「日本じゃほとんど食パンですからね。コンビニとか」
提督「ああ、subwayとかに行かないとないな。……おお、それにリンゴまで!飾り切りも上手いものだ。早速いただくとしよう。いただきます!」
プリンツ「えへへ……どうぞ、召し上がれ!」
提督「どれどれ……美味しい!そこらで売ってるのよりはるかに美味いぞ!売れるんじゃないか、これは?」
プリンツ「そんなぁ……褒め過ぎですよぅ……」テレッ テレッ
提督「うむ、美味しい!……ありがとう、プリンツ。わざわざ弁当を作ってくれて」
プリンツ「どういたしまして!実は飲み物もあるんですよ?今日は紅茶です」
提督「はは、至れり尽くせりだな」
加賀「……頭に来ました」ムスッ
赤城「なるほど……弁当ですか。そういえば久しく作っていませんでしたね」
595 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/22(木) 00:24:02.11 ID:BPm5EXxn0
〜
プリンツ(今日もお昼の時間がやってきた。昨日はサンドイッチだったし、今日はおにぎりだ。お米は日本人のソウルフードだからね!)
プリンツ(色彩が単調だけど、おにぎりはこんなものだから仕方ない。お新香があるからなんとかなるはず)
提督「……」スタスタスタ
プリンツ「……あ、アトミr」
加賀「提督、これを。私の自信作です」スッ
提督「おお、今日は加賀か。最近は弁当が流行っているのか?」
プリンツ「!?」
プリンツ(加賀さん……どうしていきなり……!先を越された!もしかして、昨日のを見ていたから!?)
加賀「かもしれませんね。どうぞ召し上がってみてください」
提督「ああ、頂くよ。……釜飯か!暫く食べていなかった!」
加賀「そうですか?ならよかったです。久しぶりの釜飯を堪能してください」
提督「君の料理だ、美味しいだろうな。どれ、いただきます……ああ、美味しい!さすがだな、加賀」
加賀「言ったでしょう?自信作だと。味わって食べてくださいね。丹精込めて作ったのですから」
提督「やはり日本食が一番だな。身に染みるよ」
プリンツ「っ!!」ガーン
プリンツ(日本食が……一番……!!そんな……)
加賀「でしょう?言ってくだされば、いつでもご用意しますからね」チラッ クスッ
プリンツ「!!」ハッ
提督「ありがとう、加賀」
加賀「は、はい……ふふっ」フニャッ
プリンツ「……!!」ダッ ギリッ
596 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/22(木) 00:25:08.22 ID:BPm5EXxn0
〜
鳳翔「ええ!?日本食を教えて欲しいですか?」
プリンツ「はい!お願いします!まずは何かお弁当にできるものを!お弁当を作りたいんです!」
鳳翔「うーん……お弁当ですか……なら、幕の内弁当を目指しますか?」
プリンツ「まくのうちべんとう、ですか?」
鳳翔「そうですよ。日本の弁当と言えばおそらくそれを思い浮かべる人が多いでしょう」
プリンツ「! はい、是非それをお願いします!」
鳳翔「よろしい!では、ちょうど夕食も近いですし一緒に作ってみますか」
プリンツ「よろしくお願いします、先生!」
〜
プリンツ「……」チラッ
加賀「……」メヲトジ
赤城「もぐもぐ」
瑞鶴「……?何かあったの、あの二人」
愛宕「さあぁ?分からないけれど……何か変な緊張感があるわね」
高雄「食べにくいことこの上ないわ……」
翔鶴「うっ……胃が……」
プリンツ「……っ!」ハッ タッタッタッ
加賀「……?」チラッ
高雄「あ、動きがあったわよ」
愛宕「どうでもいいから早く終わってほしいわぁ……」
提督「……へえ、日本食を勉強したのか」
プリンツ「はい!それでマクノウチ弁当を作ってみたので、食べてみてくれませんか?」
提督「分かった。ありがたくいただくよ」
加賀「!?」ガタッ
597 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/22(木) 00:27:37.68 ID:BPm5EXxn0
「「「「!?」」」」
プリンツ「はい、どうぞ!これです!」
提督「どれどれ、いただきます。ふむふむ……ほうほう……なるほどなるほど……美味い!」
プリンツ「ホントですか!」
提督「ああ!焼き鮭の味加減が絶妙だ!煮物も理想的な柔らかさだし、味もよくしみ込んでいる!卵焼きが甘くないのも俺好みだ!」
瑞鶴「!へぇ……提督さん、卵焼き甘くないのが好みなんだ……ふぅん」ニタァ
愛宕「甘党だから甘いのが好きかと思っていたけど……いいこと聞いたわぁ」ニタァ
加賀「……卑怯者。正々堂々勝負することもなく、このようなだまし討ちなんて。腹が立ちました」ギリッ ボソリッ
プリンツ(加賀さんは目を細め、歯を食いしばりながらこちらを睨みつけていた。大方、私がアトミラールを迎えに行ったことが気に食わないのだろう)
プリンツ(加賀さんだって、気がつけばそうできた。やらなかった自分が悪い。それに、恋は戦争。油断した奴から死んでいくんだ)
プリンツ(アトミラールを誰にも渡すつもりはない。悪く思わないでね)クスッ
加賀「……!!」ピキッ
提督「それにしても、料理が上手いものだな。どれも凄くおいしいよ」
プリンツ「あ、そうですか?昨日頑張って練習した甲斐がありました!」
提督「昨日!?一日練習しただけでこんなに美味く作れるのか……」
プリンツ「鳳翔さんのおかげですよ。鳳翔さんに習ったんです」
提督「ああ、通りで!鳳翔の面影があると思った!だが、これは君の味だな。何か工夫したのか?」
プリンツ「そうですか?うーん……もしかしたら調味料の違いかもしれませんね?」
提督「なるほど……これがドイツの味なのかもな」
プリンツ「そうですね。それに、とっておきのスパイスを使いましたから」
提督「とっておき?それは興味深い!何なんだ?」
プリンツ「……気持ちですよ。アトミラールに喜んでほしいって私の願いです」ボソリッ
提督「!?そ、そうか……!!」
プリンツ「ふふっ」ニコッ
提督(耳元でそう囁かれる。一気に味が分からなくなった。プリンツの顔が直視できない。何とか平静を装って完食する)
提督「ごちそうさま。では、仕事に戻るよ」
プリンツ「お粗末さまです。お手伝いしましょうか?」
提督「いや、明日から作戦開始だ。今日はゆっくり休んでくれ」
プリンツ「……そうですね、分かりました。ではお仕事頑張ってください」
提督「ああ、ありがとう。じゃあな」
プリンツ「はい、また後で」
提督(そうだ、明日には作戦が発動される。集中しろ。スイッチを切り替えるんだ。……失敗は許されない。人類の悲願なのだから)
598 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/22(木) 00:45:26.22 ID:BPm5EXxn0
提督「これよりい号作戦を発動する!第一艦隊へ連絡!突入開始!」
長門『了解!ビッグ7の力、存分に知らしめてやろう!』
提督「第二・第三艦隊へ連絡!第一次攻撃隊を発艦させろ!目標は敵艦隊及び空戦力だ!第一艦隊に道を切り開け!」
赤城『第二艦隊、了解いたしました。一航戦が世界最強であることを証明して見せましょう』
翔鶴『第三艦隊、了解です!必ずや勝利の栄光を!五航戦の活躍に期待していてください!』
提督(とうとう始まった。い号作戦が発動された。目標はガダルカナル及びツラギの敵拠点の撃破だ)
提督(少し前から東部戦線で友の指揮の陽動攻撃がAFに対して実行されている。すこしでも戦力がそっちに流れてくれればいいのだが)
提督(敵もガダルカナルとツラギを失ったらまずいことになるとは気がついている。確認された敵戦力は今までで一番強力だった)
提督(だが俺は信じている。我ら帝国海軍の前にはいかなる敵であろうとも立ちはだかることはできないのだと)
〜
赤城『我が航空隊はソロモン海にて敵艦隊に攻撃を敢行!!現在までに判明せる戦果は〜』
翔鶴『我が航空隊はアイアンボトムサウンドにて敵艦隊へ攻撃を敢行しました!!敵の損害は〜』
長門『第一艦隊、突入成功!!これより敵拠点へ攻撃を開始する!!』
提督(作戦は順調だった。第一次攻撃は大変満足できる結果となってくれた。しかし、すべてが計画通りに進行しているわけではない)
提督「それは本当か?」
伊168『うん。少なくとも重巡四隻を含む中規模の敵艦隊が東部戦線からそっちへ向かったよ』
提督「分かった、報告ありがとう。引き続き偵察を頼む」
伊168『了解!任せて!』
提督「さて、どうするか……」
599 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/22(木) 00:47:18.05 ID:BPm5EXxn0
〜
提督「という訳だ。現在、陸奥率いる第四艦隊と大鳳率いる第五艦隊が第二次攻撃を実行しているが、大きな障害たりうる」
長門「そうか、厄介だな……」
提督「だが、位置関係や予想される敵の航路から、今すぐ出撃すれば合流前に会敵することが可能だ」
翔鶴「なら、私が出ましょうか?第三艦隊を率いて撃破して御覧に入れましょう」
提督「いや、第一から第三艦隊までは再補給の後すぐに三次攻撃へ向かってもらう。敵拠点へのダメージはまだ足りない。計画の遅れは致命的になる」
赤城「では、どういたしますか?」
提督「各艦隊から重巡と駆逐艦を引き抜いて、臨時に特務戦隊を編成する。そうだな……編成はこれでいい。これで対処する」
長門「分かった。では各員に通達する」
翔鶴「了解です」
赤城「分かりました」
提督「うむ、頼んだぞ」
〜
加古「ふぁ……」
古鷹「加古!居眠りしないで!」
加古「起きてるよぉ」
プリンツ(敵の増援艦隊の到着を阻止するために私達が派遣されることになった。規模は重巡四隻を含む中規模の艦隊だとか)
プリンツ(それに対してこちらは重巡四隻と駆逐艦二隻。数の差はあるけれども私たちの練度なら十分戦える)
プリンツ「!」ザワッ
プリンツ(この感覚……殺気が凄い。本当に重巡四隻が主幹なの?)
プリンツ「……敵は近いと思います」
愛宕「あらぁ。何で分かるのかしら?」
夕立「私もそう思う。けど、この感じ……」
時雨「どうしたんだい?」
夕立「重巡四隻どころじゃないっぽい……?」
600 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/22(木) 00:50:03.69 ID:BPm5EXxn0
古鷹「……っ!!敵艦隊発見!!」
加古「……私が寝ぼけてるだけかもしれないけどさ、戦艦四隻も見えるのは何かの間違い?」
愛宕「寝ぼけてるだけならよかったわねぇ……生憎、これは現実よ。悪夢みたいだけどね」
古鷹「情報と違う……戦艦が四隻……!?こんなの、どうすればいいの……!?」
時雨「……どうするんですか、古鷹さん」
古鷹「くっ……司令部へ連絡を。ここで食い止めなくては作戦失敗に繋がります。それに第四、第五艦隊が撃破される事態になるかもしれません……!!」
加古「ってことは……戦うの?」
古鷹「せめて戦力を削れるだけ削る!!そうすれば皆ならきっとやってくれる……!!」
夕立「うふふ。重巡四隻と駆逐艦二隻で、戦艦四隻と重巡六隻を含む敵の大艦隊と戦うとか……燃えるっぽい!!」
プリンツ「アトミラールの栄光の為、奴らの血で海を満たしましょう……!!」
愛宕「やるしかないってことかしらねぇ……高雄、私帰れないかも……」
時雨「縁起でもないことは言わないほうが良いですよ、愛宕さん」
古鷹「何も全滅するまで戦うわけじゃありません!回避を最優先にして戦えるだけ戦ったら撤退します」
夕立「えー!?そんなんじゃ勝てないっぽい!!」
古鷹「勝つのは何も敵を倒すことだけじゃないよ!!敵戦力を削ぐだけでも十分貢献になるんだから!!」
古鷹「何より、私たちが沈んだら戦力が大幅にそがれる!!そうなればこの作戦だけじゃなくて戦争全体に響く!!」
プリンツ「なら沈まなければいいだけです。そして敵も壊滅させる。両方こなさなくてはならないのが私たちの辛いところですね」
プリンツ「けど、覚悟はできてます。それに、私にならできる。突撃して皆殺しにしてやりますから、援護を」
夕立「それに賛成っぽい!!私も行くわ!!」
古鷹「ちょっ!?何を言ってるの!?」
プリンツ「最大戦速!!フルタカさん、援護して!!」
夕立「お願いします!!」
古鷹「ま、待って!!あぁ……もう!!援護射撃!!覚悟を決めるよ!!」
601 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/22(木) 00:55:45.62 ID:BPm5EXxn0
〜
タ級A「ヤツら二隻だけでトツゲキしてくるぞ!!」
タ級B「愚か者メ!!他の奴はホウッテおけ!!重巡のシャテイに入ったらシュウチュウホウカで沈めてやる」
「「「「リョウカイ」」」」
タ級B「……ヨシ!Make ready (構え)! Take aim (狙え)!……Shoot (撃て)!!」ドゴォン
ドンドンドゴォンドン
〜
プリンツ(敵が発砲する。けど、私の頭は氷のように冷静だった。敵の砲弾の軌道が見えた。数発が直撃コース)
プリンツ(敵はかなり優秀だ。初撃から当ててくるとは。私は少し進路を変え、体を逸らせて砲弾を避ける)
プリンツ(この前、暁を守った時も感じた自分以外がスローモーションになったような感覚)
タ級A「ハズシタ!?」
タ級B「マサカ。落ち着け。りろーどスルンダ」
プリンツ(敵は冷静に再装填する。早いな。けど全速力で進めば問題ない。装填が終わるまでの間に十分近づける)
古鷹「くっ……!!」
加古「あの二人で狙いにくい!!」
愛宕「もう!!」
古鷹「誤射を避けるように!!牽制できればいい!!……撃て!!」ドゴォン
ザブン ザブン ザブン
ネ級A「残りのテキがハッポウしてきました」
タ級B「カマウナ。重要なのはセッキンチュウのやつらだ」
プリンツ(古鷹たちの援護射撃が始まったけど、距離があるうえに私達が邪魔になっていて、敵に当たることは無かった)
602 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/22(木) 01:02:32.29 ID:BPm5EXxn0
夕立「プリンさんプリンさん」
プリンツ「ぷりん?」
夕立「皆、右利きだよ。私が面舵で回り込むからプリンさんは取り舵ね」
プリンツ「ああ、私のこと?分かった。……大丈夫?」
夕立「大丈夫だ、問題ないっぽい!!」
プリンツ「そう。じゃあよろしくね」
夕立「うん!!」
プリンツ(そうこうしているうちに、敵は再装填を終えた。照準されている。針のような視線がこちらを刺すみたいだ)
プリンツ(狙いを定めて……発砲するなら……今)グイッ
ドゴォン ブンブンブゥン
プリンツ(示し合わさなくても夕立とは分かり合っていた。敵の発砲の瞬間、弾けるように二手に別れる)
プリンツ(私たちは、敵を中心に円周をなぞるように進む。それに数瞬遅れて、鋼鉄の嵐が私と夕立が居た空間をずたずたに引き裂いた)
タ級A「バカな!?」
タ級C「フザケヤガッテ!!りろーど!!」
タ級B「Fire at will (各自で自由に攻撃)!!水雷戦隊はクチクカンを!!打撃部隊はジュンヨウカンを!!」
タ級D「ナンナンダコイツラ!!」
プリンツ(今度こそ驚きの表情を浮かべる敵だが、それでも落ち着いて展開していく。だが、)
夕立「あははっ!!さあ、ステキなパーティーしましょ!!」ドボン ドン
プリンツ「攻撃開始、Feuer!!」ドボン ドボン ドゴォン
プリンツ(魚雷を発射しつつ、牽制の砲撃を加える。相手の行動をコントロールして、魚雷へ追い込む)
リ級A「アブナイ!!」
ネ級A「ナニシテル!?止まるな!!ギョライが来る!!」
リ級A「エッ?」ゴォッシャァン
イ級A「グギャアアアア!!」ゴォッシャァン
リ級B「アッ」ゴォッシャァン
プリンツ(数本が敵に吸い込まれ、大きな水柱をあげる。沈んだのは重巡二隻に……駆逐艦二隻か。好都合)
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