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提督「という訳なんだ、うむ」 ビスマルク「……」
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721 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/30(金) 14:33:50.18 ID:LveCJdNYO
>>720
対立煽り乙
722 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/30(金) 14:43:17.84 ID:Hu0HliOro
そうね
触らんとくよ
723 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/30(金) 14:45:33.66 ID:4IuWIqqSo
さっさとビスマルク轟沈させろや
724 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/31(土) 09:41:58.89 ID:ojwABHMOo
いくら何でも引っ張りすぎだろ
725 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/31(土) 14:29:13.38 ID:NoY/GYOv0
瑞鶴の方が気になる
726 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/31(土) 14:55:43.39 ID:DupNhSLa0
〜
提督(一日だけの臨時休暇を終え、執務に戻って一週間。現在、ビスマルクは主に再訓練を行っているが、成績は極めて良好だ)
提督「では、開発はこのように頼むぞ」
明石「任せてください!きっといい結果をご報告しますよ!」
提督(開発の指示を出し終え、工廠から司令部へ向かいながら訓練の様子を眺める。どうやら射撃訓練中のようだ)
陸奥「用意……てっ!!」
ドゴォンドゴォンドゴォン
陸奥「弾着……今」
ザブンザブンドガァン
陸奥「長門、大和、夾叉、至近弾。ビスマルク、命中。以上、第二斉射結果」
大和「っ……!!やりますね……!!」ギュッ
長門「見事だ。ブランクを感じさせないな」
ビスマルク「運が良かったのよ。計算しつくした後、当たるか当たらないかを決めるのは運だから」
陸奥「それでも、ねぇ……驚異的な命中率よ、これは」
提督(この分ならすぐに実戦に参加することになる。……できれば、行かないでほしいが)
提督(そんなことを考えていると、司令部へ着いた。執務室へ戻る。その途中で久しぶりにプリンツとすれ違う。っといっても数日ぶりだが)
プリンツ「……こんにちは」ペコッ
提督「プリンツ」
プリンツ「……」スタスタスタ
提督(プリンツは軽く挨拶すると、そのまま歩いていく。この前まで秘書艦を務めてくれていたが、今やそれを務めるのはビスマルクだ)
提督(ビスマルクが戻って以来、プリンツと話す機会があまりない。秘書艦じゃなくなったのに加えて、よく前線に出るようになったからだ)
提督(彼女は戦闘において毎回大きな戦果をあげている。本国やドイツでもその活躍っぷりがニュースになるほどに)
提督(前までは恋b……親しい友人ぐらいの関係だったが、今では普通の上司部下に戻ってしまったようだ)
提督(ついこの間まではずっと一緒に居たのに……深い喪失感と悲しみが襲う)
提督(だが、それでいい。これが正しいあり方なんだ。俺の妻は、ビスマルクだ)
727 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/31(土) 14:57:18.83 ID:DupNhSLa0
提督(そしてプリンツは、……ただの部下だ。ただ、俺が一番つらかったときに献身的に支えてくれて)
提督(そして俺のことを好いていてくれて、俺も禁断の恋心と愛情を抱いているだけの、……ただの部下だ)
提督(もちろん、俺はビスマルクのことを愛している。この気持ちは決してプリンツが言っていたような愛の残骸なんかではない)
提督(もし二人を選ぶことができればと思うが、選べるのは一人。それが道徳だ。そして俺はもうビスマルクを選んでいる)
提督(決して後悔しているわけではない。しかし、悲しいものは悲しっ!?)
提督「っ!?プリンツ……?」
プリンツ「……!!」ダキッ
提督(プリンツに、後ろから抱きしめられる。背中に当たる柔らかい感触に心臓が高鳴った)
提督「ど、どうしたんだ……?」
プリンツ「……私は、頑張ってますよね?報告書、見てくれましたか?たくさん敵を沈めました」
提督「あ、ああ……!!」
プリンツ「アトミラールの役に、立てていますか?」
提督「もちろんだ!」
プリンツ「ああ、良かったです。……これからも、頑張ります。からぁ……どうか、わ、私を……っ、見ていて、くださいね」ウルッ
提督「ああ、いつでも君を見ているよ」
プリンツ「ほ、本当ですか……っ?けど、私……さ、さびしいよ……!!アトミラール……!!」グスッ
提督「……プリンツ、来てくれ」ガシッ
プリンツ「……?」ギュッ
提督(その震える声音に、我慢できなくなった。だが、彼女を優しく抱きとめるわけにはいかない)
提督(俺たちは、決して結ばれることは無い。ここでプリンツを受け入れることは、互いのためにならないのだ)
提督(胸が苦しい。胃が痛い。だが、そうせざるを得ない。それが道徳というものだ。……けど、これだけは)
提督(これを渡すくらいは、させてほしい。そして、できれば親しい関係でありたいと思う。もちろん健全なやつだ)
提督(手を取り、執務室にプリンツを連れていく。プリンツは固く手を握っていた)
728 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/31(土) 14:58:54.41 ID:DupNhSLa0
提督「い号作戦では本当によくやってくれた。……これは、そのお礼と祝いの贈り物だ」
プリンツ「えっ?これ……エメラルドですか?」チラッ
提督「まるでオーロラみたいだろう?君の色だ。きっと似合うと思って買った。どうか、受け取ってくれないか?」
プリンツ「アトミラール……!!これ、こんなに大きくて綺麗なものを……きっとすごく高かったのではないですか?」
提督「気にするな。俺の君に対する気持ちに比べれば、些細なものだ」
プリンツ「本当ですか?ありがとうございます……!!その、かけて、くれませんか?」ジッ
提督(涙の浮かんだ上目づかい。勝てるわけがなかった)
提督「分かった」
提督(姿勢を正すプリンツの首に手をまわし、ペンダントをかける。チェーンを繋いだ瞬間、プリンツに抱き付かれた)
提督「っ」
プリンツ「嬉しいです。本当に……嬉しすぎて泣いちゃいます……!!」ギュッ
提督「……プリンツ、君は俺が一番つらい時に一番近くで支えてくれていた。本当にありがとう」ギュッ
提督「感謝しても、し足りない。俺にできることは何でもする。だから、いつでも頼ってくれ」
プリンツ「ありがとうございます、アトミラール。いつか、きっといつか私を……」
提督「君、を……?」
プリンツ「……何でも、ありません。アトミラールこそ、私にできることがあれば何でも言ってくださいね」
提督「ありがとう」
提督(しばし、抱き合う。そしてどちらからともなく離れた。無言だが、心地いい空間)
プリンツ「……では、私は次の出撃の準備がありますので。失礼しますね」
提督「分かった。……プリンツ、気をつけてくれ」
プリンツ「貴方に勝利の栄光を。私は絶対に死にません。いつでも、貴方のもとに帰ってきます」
提督(プリンツが退出し、俺は仕事に戻る。……あそこで抱いてしまってはいけないと、分かっていたが耐えられなかった)
提督(自分の罪深さを考えると胃が痛い。だが、あそこで、プリンツが泣いているのにそれを冷たく切り捨てることはできなかった)
729 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/31(土) 15:01:48.07 ID:DupNhSLa0
〜
提督(次の日、食堂でビスマルクと昼休憩を取っていた時だった。愛妻弁当に舌鼓を打つ)
ビスマルク「どうかしら?美味しい?」
提督「ああ、美味しいよ。……っ!」
ビスマルク「アトミラール?……プリンツ」クルッ
プリンツ「……こんにちは、アトミラール」
提督(プリンツが後から食堂に来た。ビスマルクとプリンツの仲は険悪なままだった。何とかしてあげたいが)
ビスマルク「……私が悪いわ。けど、やっぱりつらいわね。どうにかして仲直りしたいのだけれど」
提督「そうだな。きっとできるさ」
提督(プリンツは、あれ以来ずっとビスマルクを嫌っていた。それは彼女のビスマルクを見る目を見れば分かる)
提督(怒りと嫌悪感が込められているのがはっきりとわかる。……そこに嫉妬が含まれている気がするのは、気のせいだ)
提督(ふと、プリンツがこちらを見ているのに気がついた。視線を向けると、プリンツは妖しい微笑みを浮かべている)
提督(目が合うと、プリンツは胸元からあのペンダントを取り出した。そして……)
プリンツ「……♪」チュッ
提督「!」
提督(エメラルドに口づけする様に、どぎまぎする。いけない、そんなこと、赦されないのに)
ビスマルク「アトミラール?……?どうしたの?」クルッ ジッ
提督「いや、何でもないさ」
提督(ビスマルクは振り向いて俺の視線の先に気がつくと、少し不安そうに、そして嫉妬の怒りを込めてそう尋ねてくる)
提督(それ以外に答えようがなかった。ビスマルクはジッとこちらを見つめ、そして『そう』と呟いた)
提督「ビスマルク」
ビスマルク「何?」
提督「愛してる」
ビスマルク「私も」
提督(俺は、本心からそういった)
730 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/31(土) 15:04:02.90 ID:DupNhSLa0
〜
提督「敵の攻勢ですか……!?」
大将『そうだ、中将。緊急事態につき、私が総指揮を担当する。君たちは私の指揮下に入ってもらうぞ』
提督「分かりました、大将」
大将『そうだな……よし、君には雲竜型三隻を与える。適当な護衛艦を見繕って機動部隊を編成してもらう』
大将『トラックへ移動して、その艦隊でミッドウェーの南に陣取って援護してくれ。場合によっては君たちが要になる』
提督「しかし、一個艦隊単体でそんな敵陣深くにまで突出させるのは危険ではありませんか?」
大将『そんな事を言っていられない戦況なのはわかっているだろう。護衛艦隊は皆船渠にいる』
大将『そちらの指揮に残すのはドイツ軍の艦娘たちと送った一覧の艦娘だ。軽巡以下の水雷戦隊だが、なんとかしてくれ』
提督「分かりました」
大将『いいか、君の任務は攻撃の援護とトラックの防衛だ。厳しいことは分かっているが帝国の興亡はこの一戦にあると言っても過言ではない』
大将『皆が死力を尽くして戦う。君も頑張ってくれ。期待しているぞ』
提督「お任せください」
提督(買い物に行ってからまだ二週間もたっていない。戦況は風雲急を告げていた)
提督(敵の奇襲によりまさかの本土が空襲された。幸いなことに、敵は軍事施設以外を攻撃しなかったが)
提督(攻撃の結果、横須賀が大きな被害を受けた。鎮守府は暫く使用できないだろう。駐留していた艦隊は大きな被害を受けた)
提督(さらに攻撃を実行した機動部隊を始めとした艦隊が、ミッドウェー周辺で集結しつつある)
提督(本土か、マリアナか、あるいはトラックか。攻撃地点は分からないが、大規模な攻勢があるのは確実だ)
提督(この一大事に際して、無事だった俺たちはもちろんのこと、休暇中だった艦娘達も全員招集された)
731 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/31(土) 15:06:50.25 ID:DupNhSLa0
提督(そして、攻勢が始まる前に敵艦隊に決戦を挑むことになった。大規模な機動部隊同士の、史上最大の航空決戦だ)
赤城『提督、どうかご安心ください。必ずや勝利をもたらして見せます』
加賀『鎧袖一触よ。心配いらないわ。……帰ってきたら、うんと褒めてくださいね』
翔鶴『私、頑張ります。きっとやり遂げて見せます。提督も、どうかお気をつけてください」
瑞鶴『……提督さん。私、怖いよ……お願い、抱きしめて。……あっ……ん、ありがとう。勇気が出た。……行ってくるね』
提督(……きっとうまくいく。今までもそうだった。きっと勝てる。あの子たちが負けるわけない)
提督(決戦に参加する機動部隊、その後の戦闘に備える打撃部隊の皆が出港していき、新たに配備された雲竜型が到着した)
提督(皆、緊張しているが戦意は旺盛、勝利への情熱に燃えていた。この勇敢な少女たちを死なせはしない)
提督(空母三隻の機動部隊、それに加えてトラック防衛の艦隊、配備されている艦娘で編成するとすれば……)
提督「頼まれてくれるか?プリンツ」
プリンツ「任せてください、必ずや空母を守り通して見せます」
提督「敵の主戦力はミッドウェーだ。我が軍の主力もミッドウェーへ向かう。わざわざこちらにまで手を出してくるとは思えないが、気をつけてくれよ」
プリンツ「はい。油断はしませんよ」
提督「うむ。期待している」
提督(編成を終了し、壮行会を簡単に行う。そして、出撃の時が来た。全員で機動部隊を見送る)
提督(勇ましく出港していくプリンツたちが見えなくなるまで、ずっと見守っていた)
〜
ヨ級「シレイブへ。シニガミをカクニン。トラックよりシュッコウ。シンロは西。カノウな限りツイセキする」
司令部『リョウカイ。海域の全センスイカンにレンラク。カクジのモチバでタイキ。セッショクを試みよ』
732 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/31(土) 18:39:33.95 ID:DupNhSLa0
〜
プリンツ(出港して早々に敵の潜水艦に発見されたようだった。けどまあ、いつものことだ)
プリンツ(しかし、まだ嫌な感じがする。敵の追跡は振り切ったはずだけど、気分が悪くなる。狙われているような感覚)
プリンツ(正規空母三隻も引き連れていれば、狙われて当然だ。けど、敵にそんな戦力の余裕はないはず)
雲龍「……そろそろ位置に着くわ。艦載機の発艦準備を始めて」
天城&葛城「「了解」」
プリンツ「……!!敵機発見!!」
プリンツ(それは偵察機だった。しかも水上偵察機だ。……つまり、敵艦隊が近くにいる)
雲龍「っ!!あれは水偵……!!敵艦隊が存在する可能性があるわ!!」
プリンツ「偵察機をだしましょう。それと、アトミラールへ連絡を。もうすでに発見されています」
雲龍「ええ、そうね。何機か出して偵察させます。それと、連絡は……オイゲン、お願いできる?」
プリンツ「任せてください」
プリンツ(無線封鎖はもう意味をなさない。躊躇う必要はなかった。私は、アトミラールへ通信を開始する)
プリンツ(状況を説明したところ、援護のために艦隊を編成して送ってくれることになった。偵察の結果が出たらまた連絡することにして交信を終える)
プリンツ(そこで、悪いニュースが入った)
葛城「っ!?そんな……敵艦隊発見しました!!けど……こんなことって……」
雲龍「よくやったわ、葛城。それで、位置と数は?……どうしたの?」
葛城「っ、て、敵艦隊はここから50キロ北の地点です!!数は……数え切れません!!」
「「「「!?」」」」
葛城「少なくとも戦艦が四隻……五隻!!うち一隻はレ級です!!」
雲龍「そんな……確実なの?そう……航空隊を発艦させて!!敵艦隊に攻撃を加えます!!それと直援機もあげて!!」
天城「了解……!!どうしてこんな規模の艦隊がこっちに……!!」
葛城「トラックを責めるにしても、方向がおかしいよ……!!まるで、私たちを沈めに来たみたい……!!」
雲龍「オイゲンさん、提督へ連絡を。撤退を具申します」
プリンツ「っ!!分かりました」
733 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/31(土) 18:41:49.62 ID:DupNhSLa0
〜
提督「以上が現在の状況だ。雲龍たちを失うのは致命的な痛手となる」
提督「幸い、金剛、榛名の艦隊がトラックへ増援として送り込まれてくる。よって君たちにはすぐに出撃して機動部隊の援護に向かってほしい」
ビスマルク「分かったわ、任せて」
暁「分かったわ!あの恩、今こそ返すときね!」
響「やらせないよ、任せて」
雷「助けるわ、必ず!」
電「皆さんが心配なのです……」
明石「工作艦、明石!参ります!修理はお任せください!被害があっても私が必ずトラックまでたどり着けるように直しますよ!」
提督「頼むぞ、皆!救出はもちろん、自身のことも十分気をつけてくれ!相手にはあのレ級がいる」
ビスマルク「了解!必ずプリンツたちを助け出して見せるわ!全員、出撃準備!」
「「「「了解!!」」」」
提督「……ビスマルク!」
ビスマルク「!何かしら?」
提督「……頼んだ」
ビスマルク「任せて!……私は、プリンツと仲直りしたいの。こんなところでお別れ何てごめんよ」
提督「そうか。……きっと仲直りできる。君も十分気をつけて」
ビスマルク「ええ、必ず皆を助け出して見せるわ。……愛しているわ、アトミラール。行ってきます」
提督「俺もだ。愛してるよ、ビスマルク。帰りを待っている」
ビスマルク(愛の言葉を交わし合い、私は先に行った皆を追う。プリンツが心配だった)
ビスマルク(私は、本当にプリンツと仲直りしたかった。前みたいにってのは無理でも、普通に話せる関係に戻りたい)
ビスマルク(だって私は、プリンツのことが好きだから。きっと仲直りできる。そう信じていた)
ビスマルク(だからこそ、こんなところでお別れだなんて絶対に嫌!必ず助け出して見せる!)
734 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2016/12/31(土) 18:45:16.50 ID:DupNhSLa0
〜
プリンツ「っ、妨害電波で通信ができない……大丈夫ですか?」
雲龍「ええ、なんとか……けど、機関が損傷したみたい……」
天城「っ……飛行甲板が……!!」
葛城「私は無事ですけど、航空隊はもうほとんど全滅です……」
プリンツ「そうですか……」
プリンツ(交戦の結果、私たちは空母二隻を戦闘不能にさせられ、残った一隻も航空隊が残っていなかった)
プリンツ(だけど悪い事ばかりじゃない。戦闘機隊の活躍や朝潮と荒潮の頑張りもあって、敵もまた航空隊をほとんど失ったはずだ)
プリンツ「とりあえず、撤退しましょう。増援艦隊と合流できれば問題ありません」
雲龍「ええ、そうね。けど、私はもう無理だわ。指揮権は……オイゲン、貴方に譲渡します」
天城「そんなっ!!」
葛城「駄目だよそんなの!!」
雲龍「私は、速度が出せないの。可能な限り逃げ回って囮になるわ。それで時間を稼ぐ」
雲龍「空母を三隻も失っては、戦いは厳しいことになるわ。けど一隻なら」
プリンツ「……分かりました。ではこれより艦隊の指揮は私が執ります。いいですね?」
雲龍「ええ……妹たちをお願い」
天城「っ……うぅ……」ポロポロポロ
葛城「いやぁ!!絶対に嫌!!」ガシッ
雲龍「葛城、聞き分けなさい!!貴方だって艦娘でしょう……!!」
プリンツ「誰が雲龍さんを残していくと言いましたか?私に下された命令は、『空母三隻を護衛せよ』ですよ」
雲龍「……!?」
プリンツ「葛城さん、雲龍さんをお願いします」
雲龍「馬鹿なことを言わないで!!このままじゃ追いつかれるわ!!」
プリンツ「その時は私が時間を稼ぎます!!いいから命令に従いなさい!!」
雲龍「……!!貴女……馬鹿よ……」
プリンツ「すべてはアトミラールのためにです。口を動かす前に足を動かして。行きますよ」
735 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/31(土) 18:50:35.88 ID:DupNhSLa0
プリンツ(西へ、トラックへと撤退していく。航空隊は来なかった。お願いだからこのまま逃げさせてほしい)
プリンツ(けど、脚が遅くなったこちらはいずれ追いつかれる。それは避けられない。しばらくして、水偵が後方に敵艦隊を発見した)
プリンツ(このままいけば、向こうからも目視される。そうなれば圧倒的な火力の攻撃を加えられて終わりだ)
プリンツ(私は捌き切る自信があるが、他は無理だろう。……決断の、時だった)
プリンツ「……敵艦隊を後方に発見。接近中です」
「「「「……!!」」」」
プリンツ「これより、私は一人で残って敵を食い止めます。指揮権は葛城さんに譲渡します」
葛城「っ……分かりました」
プリンツ「朝潮、荒潮、空母の皆さんを頼むね」
朝潮「必ず。必ずトラックまで送り届けて見せます」
荒潮「お任せください。責任を持って、必ず」
プリンツ「Gut. ……雲龍さん」
雲龍「……何かしら?」
プリンツ(私は、雲龍さんにアトミラールから貰ったペンダントを渡した。もちろん、死ぬ覚悟を決めたわけではない)
プリンツ「壊したりなくしたりしたら困るから、預けます。帰還したら提督に渡してください」
プリンツ「そして、伝えてください。プリンツ・オイゲンが栄光と共に取りに戻りますと」
雲龍「……」コクリ
プリンツ「では、煙幕展張!!行ってください!!」
葛城「残った艦載機を発艦させて、貴女を援護します!!……武運を祈ります」
プリンツ「ありがとうございます。では、また後で」
葛城「はい……必ず……!!」
プリンツ(味方艦隊が離脱していく。私は敵の方へと向き直った。敵が視界に入った瞬間、発砲される)
プリンツ「ふふっ……容赦ないなぁ……」
プリンツ(合わせるべき味方はいない。好き放題に暴れられる。……スイッチが、完璧に入れ替わった)
プリンツ「あはは……さぁ、一生忘れられない思い出にしよう!!」
736 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/31(土) 20:00:20.32 ID:FV7M+UpBo
オイゲン沈んだり…しないよ…な?
737 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/31(土) 20:03:59.65 ID:QjDiNmT4O
乙
738 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/31(土) 20:16:22.16 ID:NoY/GYOv0
ビスマルクでプリンツを近代化すればプリンツの中でビス子も生き続けて二人とも選べるよ
739 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/31(土) 20:55:35.71 ID:k2pXo2vgO
もう全員轟沈して深海棲艦に敗戦して終わりでいいよ
740 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/31(土) 22:50:44.80 ID:E3LqHXmTO
プリンツ深海棲艦化でビスコに復讐かな?
741 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/01(日) 10:36:27.70 ID:1kNYwyCF0
〜
雲龍「オイゲンは、私たちを逃がすために一隻で残ったわ……ごめんなさい……」ポロポロ
ビスマルク「……!!分かったわ」
ビスマルク(撤退中の味方艦隊と合流することに成功した私に知らされたのは、その事実だった)
ビスマルク(プリンツらしい、勇敢な判断だった。別れたのは丁度一時間ほど前らしい)
ビスマルク「まだ、間に合う……きっとまだ間に合う……!!」
明石「雲龍さんを修理しますか?」
ビスマルク「機関の修理にどれくらいかかる?」
明石「十分もかかりません!」
ビスマルク「なら修理して後を追ってきて。私は一人で先にプリンツの所へ向かうわ」
暁「私も行くわじゃなくて行きます!」
ビスマルク「明石の護衛に数が欲しいの。私は大丈夫だから、後からきて」
暁「っ……分かりました……」
明石「了解です!」
ビスマルク(艦隊と別れて、最後にプリンツと別れたという座標へ向かう。焦燥感に焼き尽くされそうだった)
742 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/01(日) 10:43:16.41 ID:1kNYwyCF0
〜
ドゴォンドゴォン
レ級「あっ!?あれ!?」シュボッ
プリンツ「っ!?scheißverdammt(クソッタレ)……!!」バスン ボンッ
プリンツ(レ級とほぼ同時に発砲した。レ級の砲弾は最後まで残っていたウィーンを破壊する)
プリンツ(しかし、私の砲弾はレ級の胴体を二分した。奴は、一瞬何が起きたのか分からなかったようだった)
プリンツ(だが、事態を察すると壮絶な狂気を孕んだ笑い声をあげた)
レ級「……はは、ぎゃはははははははは!!すごく楽しかったよ!!さすが灰色のシニガミ!!」
レ級「貴女を殺すためにこれだけの部隊を編成したときは、頭おかしいと思っていたけど!!おかしいのは貴方のツヨサね!!」
プリンツ「本当に私を殺す為だけに……?」
レ級「自分が何をしてきたか振り返ってみれば、分かるんじゃない!?あなた一人に私達が一体どれだけのソンガイをだしたか!!」
レ級「届かなかったのは残念だけど、せめてイッシ報いてやったかな!?あはははははは!!」
プリンツ「黙れ、雌犬め!!」
レ級「また向こうで遊ぼうね!!先に行ってマってるよ!!あははははハハハハハ!!」
プリンツ(本当に純粋な歓喜からくる笑い声に寒気を感じる。しかし、それもレ級が海中に没したことでごぼごぼという音を最後に消え去った)
プリンツ(残りの敵は恐る恐るという様子で私を窺っていた。私は、……もう動けなかった。機関は死にかけだし、武器ももう何もない)
プリンツ(できることと言ったら、最後まで死を恐れずに毅然とした態度でいることだけだ)
リ級A「あいつの最後の砲塔がコワレタ……よな?」
リ級B「レ級までハガタタナイのか……!!」
チ級「あれだけいた味方が皆ヤラレタ……!!こいつ一人で敵艦隊数個分の戦力がアルゾ!!」
タ級「落ち着け。上層部の見立て通り危険な奴だった。レ級は辛くも敗れたが、相手は戦闘力も機動力もウシナッタ!!」
ネ級「早く殺そう!!みんなのカタキだ!!」
タ級「そうだ。 Make ready!!」
プリンツ(残った敵が、砲を構える。アトミラール……私は、貴方と結ばれたかった。涙が溢れそうだ)
タ級「Take aim!!」
プリンツ(処女で死ぬなんて嫌だな。アトミラールとしてみたかった。恐怖で心が張り裂けそう。けど、もう少しの辛抱だ)
743 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/01(日) 10:46:43.01 ID:sxqUKuwBO
これはプリンツからビスマルクへの誤射(意味深)ですわ
744 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/01(日) 10:58:05.38 ID:1kNYwyCF0
タ級「Fiっ!?」ヒューン ドガァン
プリンツ「!?」
プリンツ(指示を出していたタ級が吹き飛ばされる。何が起こったのか)
リ級A「なっなんだ!?何がオコッタ!?」
リ級B「あれをミロ!!」
プリンツ(敵が指さす方向を見る。私の心が一気に沸騰した)
プリンツ「ビスマルク……!!」ギリッ
プリンツ(こちらへ向かって全速で進んでくるのは、あの娼婦だった。厚かましくも未だにアトミラールを束縛する、私の敵)
プリンツ(あんな奴に助けられたと思うだけで、おぞましい何かが私の尊厳を踏みにじっているように感じた)
プリンツ(けど、感情がいくら不快を訴えようとも本能がこのチャンスを逃すまいと素早く行動を始める)
プリンツ(私は、一番近くにいたネ級へと近づいていく。ビスマルクに気を取られている相手は、気がつかない)
リ級A「2人目がいたのか!?しかもセンカンだ!!」
リ級B「ムリダ!!重巡一隻相手でも特別任務部隊一個がほぼセンメツだ!!」
ネ級「とりあえず、コイツを仕留めてニゲよう!!っ!!??」
プリンツ(そう言って振り返った敵のすぐ前に、私がいる。もう武器はない。これからはナイフでも持ってこよう)
プリンツ「……!!」ガシッ
ネ級「なっナニヲ!?」グググッ
プリンツ「あぐっ!!」ガブッ ブチッ
ネ級「ぐぎゃあああああああがぼがぼがぼがぼがぼ」
リ級A「ひぃ!?」
リ級B「……っ!!」
チ級「……あは」
プリンツ(私は、ネ級の顔を掴み、上を向かせる。そして、晒された喉笛に噛みついた。そして躊躇わず食いちぎる)
プリンツ(悲鳴が溢れる血液に遮られる。激しく痙攣する体は良い盾になってくれるだろう)
プリンツ(私は口のなかに残っていた肉塊を吐き出した。喉に流れる血が私の闘争本能をいっそう掻き立てる。体が熱い燃えてしまいそうだ)
プリンツ「ぺっ!!……♪」ギロリ ペロッ
リ級A「あっあっイヤダ!!」
リ級B「くそったれのシニガミめ!!どうしてこんなやつが!!」ドゴォン
チ級「あははははは!!逃げろ逃げろ!!コロサレちゃうぞ!!あはははは!!」
プリンツ「……」ポイッ
ネ級「」ドガァン
リ級B「っ!!体を盾に……!!ま、マッテくれ!!」
745 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/01(日) 11:02:01.38 ID:1kNYwyCF0
プリンツ(仲間が私に食い殺されるというあり得ない光景を目撃した奴らは我先にと逃げ出した)
プリンツ(やつらの後ろ姿を睨み付けていると砲弾が降り注ぎ、何人かが倒れる。暫くして、声がかけられる)
ビスマルク「プリンツ!!無事!?」
プリンツ(私は、ゆっくりとそちらへ向き直る。狂おしい感情、その混沌の嵐におかしくなりそうだった)
プリンツ「私をそう呼ぶな。お前に助けられるなんて、これほどの屈辱は初めてだ……!!」
ビスマルク「っ…… とにかく、何とか生きてるみたいね。無事でよかった」
プリンツ「黙れ!!」
ビスマルク「っ!!……」ビクッ
プリンツ「この売女が!!穢らわしい雌豚が!!いつまでもアトミラールの心のなかに巣食う呪いの元凶が!!」
プリンツ「お前などに助けられたことがまた、私にとって呪いになる!!なんで私を助けた!!」
ビスマルク「貴方が死にそうだったからよ!!」
プリンツ「屈辱の中で生き残るより、名誉ある戦死を遂げる方が私にとって遥かにましだった!!」
ビスマルク「……!!死んでしまったら、何もかもお終いなのよ……?それでいいの?」
プリンツ「っ!!」ビクッ
ビスマルク「……私が気に食わないのは分かるわ。私も、自分が大っ嫌いだもの。でも、それでもお願いだから助けられて頂戴」
ビスマルク「私は、貴方に死んでほしくない。アトミラールだってそう思っているわ。だから、お願い」
プリンツ「アトミラール……アトミラールぅ……」ポロポロポロ
ビスマルク「プリンツ、お願いよ……!!」
プリンツ「なんで……なんであんなことをしたんですか?ビスマルク姉さま……!!」ガシッ
ビスマルク「っ!!」
プリンツ「あれさえなければ、私は……貴女が……!!」ギロリ
プリンツ(大好きなままで!!)
プリンツ「あ、アトミラールと貴女を……!!」ツゥー
プリンツ(祝福できたのに!!)
746 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/01(日) 11:03:24.29 ID:1kNYwyCF0
ビスマルク「……ごめんなさい、プリンツ」
プリンツ「私は……もう我慢できない。諦められない。幸せを、知ってしまったから……それを、忘れられないから……」クラッ
ビスマルク「プリンツ……?プリンツ!?」ダキッ
プリンツ「アトミラール……」
プリンツ(アトミラールに会いたい、抱き締めてほしい。優しい言葉で慰めてほしい。愛してほしい。本当に、切実に)
プリンツ(緊張の糸が切れた私は、意識が遠くなっていくのを感じた。抗おうとしたが、できなかった)
ビスマルク「プリンツ!!」
プリンツ「すぅ……すぅ……」
ビスマルク「!……良かった、プリンツ」
747 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/01(日) 12:14:17.44 ID:pon9/YL4O
これからプリンツどうなるんやろ…
748 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/01(日) 19:26:16.14 ID:1kNYwyCF0
〜
明石「……よし、完了!」
プリンツ「……!!」バッ
明石「うわっ!?ビックリした……」
プリンツ「……ここは?」
明石「あいにく、まだ海上ですよ」
プリンツ「……明石?」
明石「はい、工作艦明石です!とりあえず、機関と一番砲塔は応急修理しました。一応は使えるはずです」
プリンツ「ありがとう」
明石「いえ!それにしても一人でよくあそこまで戦えましたね!?正直、信じられないですよ」
電「すごく頑張ったのです!」
暁「尊敬するわ!さすがプリンツね!」
プリンツ(回りを見渡すと、アカシと第六駆逐隊の面々、そしてビスマルクがいた)
プリンツ「……わ、私は」
ビスマルク「!?敵艦隊発見!!」
「「「「!?」」」」
プリンツ(ビスマルクの声に、皆が驚愕してそちらを見る。水平線の彼方から現れたのは先ほどの艦隊と同程度の大規模な敵艦隊だった)
響「こ、これは……まずいね」
雷「どうしよう、逃げなくちゃ!!」
明石「わ、私の速力じゃ逃げきれない……」
ビスマルク「まさか、敵がこんなにこっち方面に戦力を投入しているなんて……」
プリンツ「本当に私を殺すためだけにこれだけの部隊を動かしてるの……?」
ビスマルク「っ!?どういうことなの?」
プリンツ「……さっき戦ったレ級が言ってたの。奴らの目的は、私の撃沈だって」
ビスマルク「そんなバカなことが……!!」
電「ど、どうしますか!?戦っても勝ち目がないのです!!」
暁「お、落ち着きなさい!!こういうときは素数を数えるのよ!!」
雷「そ、そすうって何よ!?」
暁「……!!」
響「1かその数字自身でしか割りきれない数字だよ」
暁「知ってるもん!!」
749 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/01(日) 19:28:08.37 ID:1kNYwyCF0
明石「……っ!!どうやら、ここまでみたいですね。みなさん、すぐに撤退してください」
暁「えっ……」
明石「私の速度じゃ逃げられません。敵が私に食いついている間に離脱を」
響「そ、そんな……」
プリンツ「その必よ」
ビスマルク「その必要はないわ」
プリンツ「!?」
電「ビスマルクさん?」
ビスマルク「私があいつらを足止めするから、その間に撤退を」
明石「け、けど!!そんなことしたら!!」
ビスマルク「アカシ、貴女は艦隊唯一の工作艦よ。失う訳にはいかないわ」
暁「じ、じゃあビスマルクさんは?」
ビスマルク「私があれに負けるとでも思っているのかしら?叩き潰してやるわよ」
暁「わ、私も残るわ!!帝国海軍の誇りにかけて、味方を一隻で残していくわけにはいかないもの!」
響「私もね」
雷「私もよ!」
電「私もなのです!」
ビスマルク「落ち着いて、みんな!撤退するプリンツとアカシの護衛が必要だわ。ここは本当に私一人で大丈夫よ」
暁「な、なに言ってるのよ!護衛が必要なら雷と電に任せるわ!私と響は一緒に戦うわよ!」
雷「暁こそなに言ってるのよ!私が残るからどっちかが護衛にまわりなさいよ!」
ビスマルク「静かに!」
「「「「!」」」」
ビスマルク「みんなの気持ちは嬉しいけど、もう本当に時間がないの。ここは一人で大丈夫だから、撤退して」
響「無茶だよ……死ぬつもりなんですか?」
ビスマルク「お願い、プリンツは私の親友なの。どうか助けてあげて」
「「「「……」」」」
750 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/01(日) 19:30:31.36 ID:1kNYwyCF0
プリンツ「親友?ふざけるな……!!」
暁「プ、プリンツ!?」
プリンツ「お前なんか、お前なんか親友じゃない。私たちの敵だ!!」
響「な、何を言って……」
プリンツ「良い人ぶって恩を売るつもり?それともあわよくば赦してもらおうとでも?」
プリンツ「ふざけるな!!お前の罪は海よりも深く、山よりも高い!そんなことで償えると思うな!」
ビスマルク「分かってるわ。そんなつもりじゃない」
プリンツ「……明石さん、Danke. これでまだ戦えます」
明石「え?あ、ああ……当たり前のことをしただけですよ」
プリンツ「私がここに残って戦う!余計なことをしないで帰れ!売春婦め!」
ビスマルク「……」
雷「ちょ、ちょっと待って!どうしたのよプリンツ!?」
電「落ち着くのです!」
ビスマルク「……プリンツ」
プリンツ「そう呼ぶな!!」
ビスマルク「……わかったわ、オイゲン。なら戦艦娘として言わせてもらうけど、いい加減にしなさい」
プリンツ「なっ!?」
ビスマルク「現状を正しく認識しなさい。私情で動くのは止めて。貴女、それでも軍人なの?」
プリンツ「……!!」
ビスマルク「旗艦として、この場で一番階級が高い士官として全員に命令する。この場は私に任せて帰還せよ。分かった?」
751 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/01(日) 19:31:46.11 ID:1kNYwyCF0
明石「……分かりました。皆、撤退しますよ」
「「「「……了解」」」」
ビスマルク「アカシ、ありがとう」
明石「……武運を祈ります。どうかご無事で」
プリンツ「っ……Ich kann dich nicht riechen(お前なんか大っ嫌いだ)!!」
ビスマルク「Ich hab dich lieb(私は貴女が大好きよ).」
プリンツ「っ!!」ギリッ
明石「オイゲンさん、行きましょう」
プリンツ「……はい」
プリンツ(あの女を置いて、撤退する。一度振り返ると、ビスマルクは悲しげな眼差しでこちらを見ていた)
プリンツ(どうしようもない激情に狂いそうだった。なんで……本当になんであんなことをしたの!?)
プリンツ(あんなことをするような奴がどうしてこんなことを……!!もう意味が分かんない!!)
電「プリンツさん……泣いているんですか?」
プリンツ「えっ……!?」ポロポロ
電「……」ギュッ
プリンツ(電が手を握ってくる。少しだけ落ち着いた。私は、震える手で涙をぬぐった)
プリンツ(砲声が後方から聞こえてくる。もう振り返ることは無かった。ただひたすら前進する)
プリンツ「……ビスマルク、姉さま」
752 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/01(日) 19:34:58.28 ID:1kNYwyCF0
〜
ビスマルク(敵の攻撃を避けつつ、反撃する。一つのミスが致命的になりうる。恐れを捨てて、冷静かつ大胆に)
ビスマルク「沈め!!」ドゴォン
「グアッ!?」ドガァン
「馬鹿な……戦艦がイチゲキで!?」
ビスマルク(戦艦に命中、撃沈。あのフッドでさえ沈めたのだから、当然。……重巡が接近、回避、左!)
「反撃しろ!!Fire Fire Fire!!」ドゴォン
「アタレ!!」ドゴォン
ビスマルク「当たるか!!喰らいなさい!!」ドンドンドン
「クソ!!」
ビスマルク(副砲で反撃。装填……完了、奥の戦艦へ照準……)
ビスマルク「Abschieβen(発射)!!」ドゴォン
「ギャァ!!」ドガァン
「戦艦が!!早くナントカしろ!!」
「無茶を言うな!!どうしろってイウンダ!?」
「接近しろ!!数でオセ!!」
「オチロ!!」ドゴォン
「モラッタァッ!!」ドゴォン
ビスマルク「っ!!もう……!!」ガギィン
「アタッタゾ!!」
「シニガミと違って撃てば当たる!!沈めてシマエ!!」
ビスマルク(被弾、小破……!!まだいける!!攻撃を!!手数が足りない!!なら……)
ビスマルク「一基で一隻を狙う!!Feuer!!」ドゴォン
「っ!?」ドガァン
「あっ」ドガァン
「え」ドガァン
「はぁっ!?」ドガァン
「STF201が壊滅!!STF202が突撃する!!ブウンヲ!!」
ビスマルク「っ……人海戦術!!ソ連軍の得意技じゃないのかしら!?」
「怯むな!!ススメ!!」
ビスマルク「私は知らないけどね!!」ドゴォン
ビスマルク(思い出されるのは大西洋、ブレスト沖。ロイヤル・ネイビーとの戦いだ)
ビスマルク(けど、あの時と違って敵はロイヤル・ネイビーじゃない。そして私は全力を出して戦える)
ビスマルク「なら、負けるわけないじゃない……!!さあ、かかってらっしゃい!!ビスマルクの戦い、見せてあげるわ!!」
753 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/01(日) 19:36:22.41 ID:1kNYwyCF0
〜
雲龍「以上で報告を終わります……」
提督「……そうか、ご苦労だった」
提督(プリンツは、敵を食い止めるために一人で残った。……いや、プリンツだ。プリンツならきっと無事だ)
雲龍「提督、これを……」
提督「これは……!!どうしたんだ……?」
雲龍「オイゲンが、提督に渡してくれと……『プリンツ・オイゲンが栄光と共に取りに戻ります』とのことです」
提督「っ……そうか」
雲龍「申し訳、ありません……私が被弾しなければ、こんなこと、にはぁ……!!」ポロポロポロ
提督「ここまで大規模な敵艦隊が存在するのは完全に予想外だった。君のせいではない」
雲龍「でも……でもぉ……オイゲンが……」
提督「プリンツならきっと大丈夫だ。あの子は強い。必ず帰ってくる。援軍も、送れるだけ送ったからな」
提督(そうだ、大丈夫だ。栄光と共にこれを取りに戻ってくるんだろう?待っているからな)
754 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/01(日) 19:44:28.45 ID:1kNYwyCF0
〜
ビスマルク(どのくらい戦ったのだろうか?帰ればアトミラールにたくさん愛してもらえる。勲章だってもらえるだろう。そうすれば、きっと喜んでくれる)
ビスマルク(だから私は、こんなところで死ぬわけにはいかない。愛するアトミラールのもとへ帰らなくてはならない)
ビスマルク(そのために、この状況を何とかして打開しなくてはならない)
ビスマルク「うっ……!?」ドガァン
「いいぞ!!メイチュウした!!」
「Good job!! Good job!!」
「敵戦艦は大破しているぞ!!もうひとフンバリだ!!」
「奴をぐちゃぐちゃに噛み砕いて吐き出してヤレ!!」
ビスマルク「負けてられないのよ……あんたたちなんかに……!!っ!?」ボンッ
「!!いいぞ、奴の脚はシンダ……!!」
「フフフ……殺せ、コイツの死体を飾ってオクリツケテやろう」
ビスマルク「っ……アトミラール……!!」ギリッ ウルッ
ビスマルク(死にたく、ない……!!)
金剛「Burning Love!!」ドゴォン
「!?」ドガァン
ビスマルク「!?」
榛名「勝手は!!榛名が!!許しません!!」ドゴォン
「ぐはっ!!」ドガァン
「なんだと!?ゾウエンなんて聞いていないぞ!!」
「ミッドウェーのレンチュウは何やってるんだ!?」
金剛「ビスマルクはやらせませんヨ!!突撃デース!!」
「どうする!?コイツをシズメルか!?」
「駄目だ!!向こうへハンゲキしろ!!死にたいのか!?」
「っ……リョウカイ!!」
「撤退だ……テッタイしろ!!」
ビスマルク「……たすかったの?」ボーゼン
金剛「Hey ビスマルク!大丈夫デスカー!?Oh, いつもよりBeautifulデスネ?ウフフ」
榛名「ご無事ですか!?良かったです!提督もさぞお喜びになるでしょう」
ビスマルク「……ははっ、とりあえずアトミラールのハグとキス、それに熱々のコーヒーが欲しいわね」
755 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/01/01(日) 19:47:35.34 ID:1kNYwyCF0
〜
提督「そうか、よくやってくれた金剛!!帰還してくれ」
金剛『Aye, aye, sir!!』
提督「ビスマルクは無事、そしてプリンツも無事だ!良かった……本当に良かった!!」
愛宕「提督、暁ちゃんたちが帰還しました」
提督「そうか!……愛宕?」
提督(良い報告のはずなのに、愛宕の顔は曇っていた。まるで報告することを躊躇うような感じだ)
愛宕「私も詳しくはまだ聞いていません。直接お聞きになってください」
提督(俺はざわつく気持ちを抑え、暁のもとへ向かう。暁は、泣きじゃくっていた)
提督(いや、暁だけでない。第六駆逐隊の面々は、あの響までもが涙を堪えられていない)
提督(明石もまた、沈んだ面持ちだ。……そして、プリンツが居なかった)
提督「……明石、報告を頼む」
明石「提督……」
暁「司令官……!!ごめんなさい……!!私が……私が弱かったから……っ!!」ボロボロボロ
提督(明石から報告を受ける。それは、撤退途中に新たな敵艦隊に遭遇し、貴重な工作艦明石を守るために……)
提督(大破したプリンツが一人で敵艦隊と交戦するために残ったということだった)
756 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/01(日) 21:09:38.17 ID:/ZGKGxhmO
もう見てられねぇな
757 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/01(日) 21:14:50.41 ID:0ZOMKMRHO
ここまできたらどうまとめるのか逆に気になるわ
758 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/01(日) 22:19:40.88 ID:yVlvXx4vO
グダグダやんけ
759 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/02(月) 00:34:35.31 ID:j2NlNriN0
あれも書きたい、これも書きたいって欲張り過ぎて、迷走した挙句の壊滅的なぐだり方だな
前にこれとそっくりなぐだり方したスレ見たことあるが、風呂敷畳み切れないと思ったら形だけでも無理矢理締めた方が吉だよ
760 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/02(月) 00:48:03.10 ID:P/3Pn8m9o
これはアレか
散々キャラの人格否定して回って提督にもケチ付けてたIDコロコロ君が遂に作者に牙を剥いたという感じの
黙って最後まで見てりゃいいのにねぇ
761 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/02(月) 00:54:43.73 ID:bEdAZoZ50
〜
提督(結局、敵の大規模な攻勢は実行されなかった。決戦の結果、敵の戦力を十分に削ぐことができたのだ)
提督(敵がトラック方面に戦力を送らなかったらどうなっていたか分からない。敵は、プリンツ撃沈の為だけにあれだけの戦力を用意したらしい)
提督(現在、我が軍は大将の指揮でミッドウェーへ攻勢をかけていた。はからずとも敵の守備隊は弱体化しており、)
提督(我が軍の損害は十分にカバーできる範囲であったからだ。慎重論もあったが、大将が強く働きかけた結果、反攻作戦が実行されたのだ)
提督(ともかく、あの戦いから……プリンツが行方不明になってから既に数日が経過していた。……未だにプリンツの行方はわかっていない)
提督(大本営の中には、戦死したものとして扱うべしと言う意見もあった。しかし、そんなことは受け入れられない)
提督(もはや望みはないだろうと言うことはわかっても、もしかしたら生きているかもしれない)
提督(ここで捜索を止めたことで彼女の死を決定付けてしまうかもしれないと考えると、捜索を打ち切ることはできなかった)
提督(執務にも全く身が入らない。気がついたら窓から外を見ている。この前は止められたが、やはり飛行機で捜索に向かってしまおうか?)
ビスマルク「アトミラール、いるかしら?」
提督「ああ、ビスマルクか。どうしたんだ?」
ビスマルク「食事を持ってきたわ」
提督「いや、いらん」
ビスマルク「なに言っているのよ!あれ以来、ろくに食べてないじゃない!」
提督「なにか食べたくなったら勝手に食べているんだ。だから、気にしないでくれ」
ビスマルク「ふざけないで!食べている人がそんなにふらふらしているわけないじゃない!みんな心配しているわ!お願いだから食べてよ!」
提督(っ!!こいつはどうしてそんなことを言っていられるんだ!?プリンツが行方不明なんだぞ!?様々な事に対するイライラが爆発した)
提督「ちっ!!くどいぞ!!いらないと言っているだろう!!」
ビスマルク「っ!」
提督「いいから、余計なことしている暇があれば捜索に出ろ!!」
提督(俺は乱暴に当番表を取り出すと、内容を確認した)
提督「第六駆逐隊が待機になっているはずだ!!彼女たちを連れて今すぐ出撃しろ!!」
ビスマルク「なっ!?私たちは敵襲があったときのために待機しているのよ!?」
提督「ミッドウェーであれだけの戦いが起こっているんだ!!敵も防御に必死でそれどころじゃないだろう!!」
提督「金剛や雲龍たちも捜索にまわしたかったのに、大本営の命令で攻撃させているんだ!!」
ビスマルク「でも……!!」
762 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/02(月) 00:56:59.09 ID:bEdAZoZ50
提督「でもじゃない!!口答えするな!!いいから早く出撃しろ!!軍法会議にかけるぞ!!」
ビスマルク「っ!!落ち着きなさい、アトミラール!!あなt」
提督「お前が俺に意見するのか!?ビスマルク!!よりによってお前が俺を間違っているとでも言うつもりか!?」
ビスマルク「っ!?」
提督「少なくともそれだけ違うと断言できる!!お前なんかに私が間違っているだなんて言わせはしない!!」
提督「少しは自分の行いを省みたらどうなんだ!?ええ!?お前が誰かに間違いを指摘する権利があるとでも思ったのか!?」
ビスマルク「お、落ちt」
提督「プリンツは、お前のせいでおかしくなっていた俺を親身になって支えてくれたんだ!!」
提督「ここでこうしていられるのもプリンツのおかげだ!!さもなければ俺は廃人同然になってどこかで野垂れ死にしていた!!」
提督「俺がプリンツをお前と思い込んでいても、お前の演技までして俺を助けてくれていたんだ!!」
提督「そんなプリンツが、行方不明なんだ……!!俺はプリンツに何もしてあげられていないのに!!」
ビスマルク「……わ、分かったわ。食事はここに置いておくからね。たべ」
提督「さっさっと行け!!どうしてお前のような裏切り者が生き残って!!あんないい子がこんな目に合わなくちゃいけないんだ!!」
提督「プリンツじゃなくておmっ!?」
ビスマルク「!!」ビクッ ジワッ
提督(俺が口走りそうになった言葉に、ビスマルクがこの世の終わりを見たかのような表情になった)
提督(目を見開き、みるみる涙が満ちて、あふれだす。口元を手で押さえて、もう片方の手で胸を押さえていた。震えている)
提督「っ!!いや、違う!!俺は、そんな事……」
ビスマルク「……行ってくるわ」フルフルフル
提督「待ってくれ!!ビスマルク!!」
ビスマルク「……」タッ
提督「待てと言っているだろう!!」タッ
提督(走り去ろうとしたビスマルクは、しかしドアに阻まれた。開けている間に俺がビスマルクの肩を掴む)
ビスマルク「放して!!貴方の命令通りプリンツを探しに行くわよ!!」
提督「話を聞いてくれ!!」
ビスマルク「どうせ私は裏切り者の尻軽ビッチよ!!プリンツじゃなくて私がいなくなればよかったわね!!」
ビスマルク「そうすれば何の気兼ねもなくプリンツと仲良くできるもの!!きっとプリンツとなら」
提督「ビスマルク!!んっ……」チュッ
ビスマルク「んぅ!!嫌!!」バチン
763 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/02(月) 00:57:37.91 ID:vmqhql03O
ここは素直にプリンツを帰還させるかビスマルク沈めるかにしてた方が畳易いのに
764 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/02(月) 00:58:44.85 ID:bEdAZoZ50
提督「っ!?」
ビスマルク「……!!あ、ち、違う……」
提督(怒り狂うビスマルクに俺は強引に口付けした。しかし、ビスマルクは俺を押し返すと容赦のない張り手を喰らわしてきた)
提督(それはビスマルクにとっても驚きだったらしく、硬直する)
提督「……悪かった。さっきのはつい勢いで言ってしまっただけなんだ。俺は、本当に君を愛している」
提督「君の方が行方不明になれば良かったなんて、思っていない。本当だ」
ビスマルク「……けど、プリンツが、プリンツも好きなんでしょう?」
提督「……!!」
ビスマルク「気がつかないと思った?プリンツがしていたあのペンダント、あのジュエリーショップの目玉商品でしょう?」
提督「……」
ビスマルク「……私は、貴方が好き。貴方に選んでほしい。けど、貴方がプリンツを選びたいのなら、そうして」
提督「……君の言う通りだ。俺は、プリンツも好きだ。けど、君が好きなんだ。君に、一緒に居て欲しい。俺が選んだのは君だ」
ビスマルク「……分かった。捜索に出るわ」バッ タッタッタッ
提督「ビスマルク!!……くっ、ああもう!!」バンッ
提督(走り去るビスマルク、その表情は俯いていたために見ることができなかった。俺は、壁を思いっきり叩いて部屋に戻る)
提督(回らない頭で仕事をこなしていると、誰かが走ってくる音がした。そして執務室の扉が勢いよく開かれる)
川内「提督!」バンッ
提督「……川内か、どうした?」
川内「ビスマルクさんが第六連れて出ちゃったんだけど!!なんで出撃させたの!?」
提督「……手が空いていたからだ。出撃できるのなら捜索にまわすのは当たり前だろう?」
提督「プリンツがもし生き残っているなら、もうそろそろ命がつきてしまう。そうなる前に見つけなくては」
川内「だからって……!!ここの防衛はどうするの!?」
提督「阿武隈たちが警備に出ている。問題ない」
川内「ここは最前線なんだよ!?阿武隈たちは本当に警備だけで、本格的な攻撃をされたら守り切れないんだよ!?」
提督「その本格的な攻撃をしてくる敵は、もういないんだ。全部、プリンツのおかげだ。その英雄を助けるのに何を躊躇う必要がある?」
765 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/02(月) 01:00:37.41 ID:bEdAZoZ50
川内「……!!いい加減にしなよ!!」ギロッ
提督「いい加減にしなよだと……?ふざけるな!!何がいい加減なんだ!?」
川内「オイゲンさんがこんなことになって辛いのはわかるよ!?だからって私情で指揮をとっていいの!?」
提督「なっ!!私情だt」
川内「ビスマルクさん達は万が一ここが攻撃された時のために待機していたんだよ!!それをいきなり捜索にまわすのなんておかしいでしょ!!」
川内「提督の指揮は、この戦争の命運を左右するんだよ!!貴方のミス一つで、戦況なんて軽くひっくり返ったりするんだよ!!」
提督「っ!!」
川内「こんな時こそ冷静になりなよ!!私たちは皆、提督を心配しているんだよ……?」
川内「そこに置いてあるのも食事じゃん……!!きっと誰かが持ってきてくれたんでしょ?提督、誰になんて言われても食べないんだから!!」
提督「……っ」ギリッ
川内「っ!!……提督、ごめんね。ごめんね、役立たずで……」ダキッ
提督「!」
提督(川内に頭を抱き抱えられる。暖かい体温と川内の甘い匂いに気分が落ち着く。川内は優しい手つきで頭を撫でてきた)
川内「ごめんね、辛い思いさせちゃって。提督だけに辛いこと押し付けちゃってるよね……行方不明になったのが、私ならよかったのに」ポロポロポロ
提督「っ!!違う!!そんな事!!」
川内「……ありがとう、そう言ってくれて。私は役立たずだけど、提督のために頑張るよ」
川内「だから、少しだけ、ほんの少しだけでいいから冷静になって。今日は私も警備に出るから」
川内「もし敵が攻めてきたら、私が命を賭してここを……提督を守るよ。だから、安心して」
提督「川内……すまなかった……俺は……」
川内「……落ち着いた?」
提督「ああ」
川内「良かった。帰ってきたらまた来るからね。だから、少しだけ一人になるけど、待ってて?」
提督「……分かった」
提督(落ち着けはした。心配をかけた上に、あたってしまったことが申し訳ない。惨めな気分だった)
提督(しかし、それよりも大切なことは、やはりプリンツのことだった。彼女のことを考えると身が裂ける思いだ)
提督「プリンツ……どうしていなくなってしまったんだ……俺のためなら何でもできるんじゃないのか……?」
提督(川内も出撃し、攻撃の指揮も大将がとっている。今、俺はここで一人だ。他の要員も司令部までは来ない)
提督「なら、生きて帰ってきてくれよ……プリンツ……プリンツ……!!」ボロボロボロ
提督(誰かに見られる心配もない俺は、ひとしきり泣いた。暫くして、落ち着くことができた俺は改めて書類仕事に取りかかった)
766 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/02(月) 01:02:42.87 ID:bEdAZoZ50
提督(数時間かけて今回の戦いの報告書を仕上げ、関連資料などを纏める。行方不明者1名、プリンツ・オイゲンか……)
提督「……」ガタ
提督(疲れた目を休ませようと窓の外を見た時、こちらへ向かってノロノロと進んでくる灰色の影が見えた)
提督「!!!!」ドクンッ
提督(窓に飛びつき、じっと目をこらし、その影を確認する。そして涙が溢れてきた)
提督「プリンツだ……!!プリンツだ!!」
提督(間違いない、あれはプリンツだった。灰色の制服に、雪のように白い肌。そしてまばゆいばかりの金髪)
提督(エメラルドのような緑の瞳と目があったような気がする。安心しきったのか、天使のような微笑みを浮かべた)
提督「プリンツ!!」ダッ
提督(あれほど求め、しかしどこか心のなかでは諦めていた少女。俺は駆け出した。ドアへ体当たりするように開ける)
提督(誰もいない廊下を駆け抜け、階段を飛び降りる。玄関ホールを飛び出て、一目散に港へ)
提督「プリンツー!!」
提督(しかし、見える海原には彼女の影は見えない)
提督「バカな!!プリンツー!!」
提督(もう上陸したのか?いや、辺りを見渡しても彼女の影どころか、人影ひとつない)
提督「プリンツ……!!」
提督(もしかしたら、さっきのは俺の望みが生み出した幻覚か何かだったのだろうか?)
提督「そんな……」
提督(その場に膝をつき、呆然とする。もはや今生で再会することはできないのだろうか?涙が溢れそうになる。すると突然視界に青白い手が入った)
提督「……っ!?」ビクッ
767 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/02(月) 01:03:42.84 ID:bEdAZoZ50
提督(岸壁の下からぬっと伸びて、だん!とその端を掴む。思わずぎょっとしたが、その可能性に思い至り、大慌てで駆け寄る)
提督「プリンツ!!」
提督(その手に飛びつくと、まるで氷のように冷たい。岸壁から下を覗き見ると、虚ろな表情のプリンツいた)
提督(緊急時用の、ただコンクリートを削っただけの梯子をすぐそこまで登ってきていた)
提督「プリンツ!!プリンツ!!」
プリンツ「……」ニコッ パクパク
提督(しかし、俺と目があった瞬間、ぼんやりとした笑みを浮かべる。口がアトミラールと動いた気がした)
提督「もう大丈夫だ!!捕まえたぞ!!もう大丈夫だ!!」
提督(腕を掴み、引っ張りあげる。上半身を何とか引っ張りあげたところで脇の下に手を差し込み抱き上げた)
提督(力なく首に回された手が、プリンツがここにいるという実感をもたらした)
提督「良かった……!!本当に良かった!!プリンツ!!俺はもう駄目かと思っていたんだ……!!」グスッ
プリンツ「……」
提督(プリンツは何事か言おうとしたが、口をパクパクさせるだけで声が出ていない。衰弱しきっている!!とりあえず運ばなくては!!)
提督「プリンツ、一度下ろすぞ!!中へ運ぶ!!」
プリンツ「……」コクッ
提督(こくんとかすかに頷く。プリンツをお姫様のように抱え、揺らしすぎないように急ぐ)
提督「どうする?どうするどうする!?」
提督(この体の冷たさ、意識もはっきりしない。今日はたしか医務室に人がいなかったはず……軍医が急病でこられなかったのだ)
提督(くそっ!!どうしてこんな時に!!このままではプリンツが死んでしまうかもしれない!!)
提督「体を暖めなくては!!それと、水と食べ物だ!!」
提督(そういった類いはどこにある!?食糧庫か!?いや、俺の部屋でいい。あそこなら非常食から救急箱、そしてシャワーまである)
提督(そうと決まれば実行だ。急いで運び、敷いたままの布団に寝かせる……前に濡れた制服を脱がさなくては。それと目立つ外傷がないかチェックだ)
提督(プリンツを畳に寝かせる。艦娘が被弾したときになるように、服はボロボロだ。大変なことになっているのだがそれどころじゃない)
提督(顔は生気がなく、青白い。付着した血痕はどうやらプリンツのものではないようだが……)
768 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/02(月) 01:06:16.80 ID:bEdAZoZ50
提督「すまない、これは治療のためなんだ!!分かってくれ!!」
提督(プリンツの服を鋏で切り、脱がす。白い肌がまぶしくて黒い下着が目に毒だが、見とれる暇はない。改めて全身を確認する)
提督「……外傷はなし、良かった!!」
提督(さすがは艦娘というべきか!!とりあえず、すぐ近くにあった予備のワイシャツを着せる。大きすぎるが気にしない)
提督(敷布団に横たわらせ、掛布団をかける。そして食べ物などをとってこようとすると、服の裾を捕まれた)
プリンツ「……!!」キュッ パクパクパク
提督「どうしたんだ!?」
提督(口をパクパクさせるだけで声が聞こえない。口元に耳を寄せる)
プリンツ「いかないで……」
提督(小さなかすれ声。思わず顔を見ると、緑色の瞳は真っすぐ俺を見つめており、一筋の涙が溢れている)
提督「安心してくれ、食べ物をとってくるだけだ。すぐに戻る」
プリンツ「……」
提督(なおも手は離れなかったが、優しく手をとり、握りしめてから胸の上におく)
提督(棚の中から緊急食糧の箱を開けて、中を確認。乾パンと水を取り出す。ついでにいつでも使えるよう電気ポットのスイッチを入れ、すぐに戻る)
提督「プリンツ、ほら、水だぞ!」サッ
プリンツ「こく……こく……」
提督(丁寧に上半身を抱き起こし、水を少しずつ飲ませる。喉が動き、飲んでいることが分かった)
提督「よし!!」
提督(しかし、この数日間何もたべていないはずだ。長く食べていない人間に水を飲ませ過ぎると、死んでしまう。飲ませるのは少しだけにした)
提督「次は食べ物だ、乾パンだぞ!よく噛んで食べるんだ。いいな?」
プリンツ「……」
提督(包みを破って小さく割る。欠片を口に含ませた)
プリンツ「……」
提督(が、噛まない……!!いや、噛めないのか!?くっ……どうすれば…… っ!!)
提督(思い出されたのは有名な某アニメ映画。主人公が食べ物を食べられなかった時に、ヒロインは自分で噛んでから食べさせていた)
769 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/02(月) 01:08:21.36 ID:bEdAZoZ50
提督(プリンツの口から欠片をとりだし、それを自分の口に含む。噛んで噛んで噛みまくる。液体のようになったそれを、口移しでプリンツに食べさせる)
提督「ん……」
プリンツ「……ごくん」
提督「よし、飲んだ!!」
提督(同じ要領で一食分を食べさせた。しかしまだ意識は朦朧としているようだ)
提督「くそっ!!本当に大丈夫なんだろうな!?」
提督(このまま死んでしまうような気がして、気が気でない。だれか医者に連絡しなくては……)
提督「そうだ、電話だ!!」
提督(ハッと気がつき、携帯を出した。軍医へ連絡する。気がつかなかったらどうしようかと思ったが無事に繋がった)
提督(だいぶ体調が悪そうだったが、こちらの方が重要だ。プリンツの容態について説明し、対処を仰ぐ)
提督(すると、低血糖の可能性が高いということだった。対処法は、ブドウ糖を取らせること。つまり、炭酸飲料が最適だ)
提督(電話を切ると共に、小走りで駆けだす。部屋にある小型の冷蔵庫の中から一番好きといっていたファンタオレンジを取り出した)
提督「……冷たくても大丈夫なのか!?」
提督(そこは聞いていなかった……!!だが、明らかに体を冷やすのは良くないだろう。沸かせていたお湯を少し混ぜることで温くした)
提督「これなら大丈夫なはずだ!プリンツ、ファンタだぞ!」
提督(再び上半身を起こし、ゆっくりと飲ませる。こくこくと動く喉が愛おしい)
提督「生きているんだ……!!」
提督(改めてプリンツの生存を実感する。一度は失ったと諦めかけていた大切な存在。もう絶対放さない!!)
プリンツ「こく……こく……っ!!」パチ
提督(突然、カッとプリンツの目が開かれた。いったいどうしたのだろうか?)
提督「プリンt」
プリンツ「うわあああああああああああ!!」
770 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/02(月) 01:10:22.63 ID:bEdAZoZ50
提督(絶叫が響く。耳が壊れそうだ!!)
提督「っ!!プ、プリンツ!!」
プリンツ「Nein!!Nein!!Nein!!Nein!!Neeeeeeiiiiiin!!」ジタバタ
提督(プリンツは掛布団を蹴り飛ばそうとしているのか、したばたと暴れる。とりあえず布団をどかした)
提督「プリンツ!!落ち着け!!プリンツ!!」
プリンツ「Aaaaahhhh!!Was ist das!?Was läuft!?Wo bin ich!?」
提督「プリンツ!!もう大丈夫だ!!俺の部屋だ、ここは!!」ガシッ
プリンツ「あ、アトミラール!?アトミラール……アトミラール!!」ダキッ
提督「プリンツ!!そうだ、俺だ!!本当に良かった……」ギュッ
プリンツ「んちゅっ」
提督「んむ!?」ビクッ
プリンツ「んはぁ!!んちゅ、んむぅ。れろれろれろ」
提督(錯乱していたプリンツは俺を認識するとともに、少しだけ冷静さを取り戻したように見えた)
提督(何が起こっているのか分からないという表情から、何かを思い出すかのような思案顔)
提督(それから一転、今にも泣きそうな、しかし喜びの余り顔がにやけるのが止められないと言ったような、感情の爆発を湛えた複雑な笑顔だ)
提督(そして、おもむろにこちらへ抱き付き、腕を首にまわし、唇を重ねてきた。ただ、自分の愛情を伝える為だけの、乱暴なキス)
提督(強く押し付けられた唇、こちらの口をこじ開けるかのように舌がねじ込まれる)
提督(されるがまま唇を開くと、すかさず舌が侵入してくる。こちらの舌を求めるように妖しく蠢いた)
提督(そして目当てのモノを探し当てると、獲物を捕らえた蛇のように絡まってくる。首にまわされた腕も、より一層強く抱きしめてくる)
提督(あまりの衝撃に暫く放心していた。が、気を取り戻し、プリンツを落ち着かせようとする)
提督「……!!ん!!んー!!ぷはぁ!!プリンツ、落ちつ」グイッ
プリンツ「んふぅ……ぷはっNein!! いやぁ!!ダメです!!」バチン
提督「いっ!?んぶぅ!!」
プリンツ「んちゅぅ……むちゅぅ……にゅるにゅる、れろれろ、じゅるる」
提督(何とか押し戻したと思ったらまさかのダブルビンタ。そのまま顔を押さえつけられ、再び唇を交わす)
771 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/02(月) 01:12:55.49 ID:bEdAZoZ50
提督(とりあえず落ち着くまではこうしていようと考え、抵抗をやめる。すると、プリンツも顔を強く押さえつけていた手をはなした)
プリンツ「はむぅ……んふぅ……んぅ!んはっ……むふぅ……」グイ
提督(するりと体に手を回され、後ろに倒れる。プリンツに引っ張られるようにして覆いかぶさる)
提督(足を絡ませられ、体を擦りつけられる。服越しとはいえ、柔らかい胸と太ももの感覚に赤面する)
提督(強く求めてくるプリンツに、俺は果たしてあの戦いから今日までどのような気持ちでいたのかということに思い当たった)
提督(一人でここまで戻ってくるまでの日々、想像のできない孤独と恐怖だったのだろう)
提督(プリンツがたまらなく愛おしい。俺は、自分からもプリンツの背と頭に手を添えた。冷たいプリンツの体を温めるように抱き合う)
提督(どのぐらいの間だったろうか?ようやく唇を離したころには、プリンツの体温も十分温まっていた)
プリンツ「……アトミラール」
提督「無事でよかった。本当に。本当に良かった……!!」ギュッ
プリンツ「あっ/// Danke…… 私も、生きて帰ってこれて良かったです」
提督「本当にそうだ。もう二度と居なくならないと誓ってくれ」
プリンツ「はい。私はアトミラールのモノですから」ギュッ
提督「約束だからな?破ったらただじゃおかないぞ。……そうだ、これを返すよ」
プリンツ「はい。……!!これ、ずっと胸ポケットに入れていたんですか?」
提督「いつでも返せるようにな」
プリンツ「アトミラール……!!ありがとうございます。……アトミラール、好きです。貴方を、愛しています」
提督「!!……ありがとう」
プリンツ「……結婚、してくれませんか」ジッ
提督「!」
プリンツ「アトミラールがビスマルク……姉さまを好きなのは知っています」
提督「プリンツ……」
プリンツ「けど、こればかりは一人の女として譲れません。貴方が好きなんです。貴方を思うだけで、すべてが鮮やかに色づく」
プリンツ「心臓がドキドキします。貴方の笑顔を見るだけで私まで笑顔になれる。貴方の真剣な横顔から目が離せない」
プリンツ「貴方の隣にいる為なら何でもできます。貴方が他の女性に笑いかけているのを見ると、心が張り裂けそうです」
プリンツ「どうか私を選んでください。私のすべてを以て貴方に捧げます。貴方を助け、良き妻となれるように全力を尽くします」
提督(うるんだ瞳に、紅潮した頬、上目遣い。胸の前で組まれた手は、神に祈る聖女の様だった)
提督(俺は、プリンツが好きだ。愛していると言える。今すぐにでも結婚したいぐらいに)
772 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/02(月) 01:14:34.56 ID:yBz78heYO
>>760
はいはい対立煽り乙
お前が触るなって言ってたんだから一々煽らないでスルーしろよ
773 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/02(月) 01:14:47.70 ID:bEdAZoZ50
提督(だが、それと同じか、それ以上にビスマルクのことを愛していた。たとえ不幸にもすれ違い、想いが穢されたとしても)
提督(俺は、どうすればいいのか分からない。何ということだ!こんな美人が俺を好いてくれているのに!)
提督(ああ、今すぐに抱き付いてキスをしたい!愛したい!結婚して、二人で幸せに暮らして、子宝に恵まれて、孫に囲まれて安らかに二人で旅立ちたい!)
提督(それを望みさえすれば手に入る!だが、悲しげなビスマルクの顔が脳裏に浮かんで離れない!)
提督(あの男さえいなければ、このようなことにならなかったのだろう!!あいつは結局、報いを受けた。当然だ)
提督(しかし、歪な形であったとはいえ、幸せを手に入れたビスマルクを自分の意志でその甘い悪夢から目を覚まさせたのは俺だ)
提督(それはもちろん、たとえ汚されたとしてもビスマルクが忘れられなかったからだ。彼女を愛していたからだ)
提督(赤子殺しの汚名を背負って、背負わせてまで彼女を選んだのは他ならぬ俺自身なのだ!!)
提督(信じがたい難問だ。俺は、今は答えが出せなかった。いや、答えはあるのだろう。だが、今それを言い出せなかった)
提督(今だけは、今だけは絶対にダメだ。短い間でいいからこの残酷な決断を先延ばしにしたかった)
提督「……プリンツ、ありがとう。本当に、心から嬉しい。けど、今はまだ決められない。すまないが、時間をくれないか」
プリンツ「……」
提督(プリンツは、少しだけ目を見開くと、俯いた。もしかしたら察してしまったのかもしれない)
提督(だが、二人と結婚するだなんて倫理的に無理だ。人の道に背く行為だ。すまない…… だが、せめてこの、心地いい空間をもう少しだけ……)
774 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/02(月) 01:16:40.15 ID:APyJtwpO0
>>760
末尾で察しろ
775 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/02(月) 01:19:49.01 ID:CgkGYhMUo
末尾0が末尾云々言っててワロタ
末尾で煽れるのは末尾oだけの特権だぞ
末尾Oと0の雑魚共は引っ込んでな
776 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/02(月) 01:24:53.02 ID:bEdAZoZ50
〜
プリンツ(私は自分の敗北を察した。私のできることすべてをしたはずだった。この身もこの心もすべて捧げた)
プリンツ(自分の外見だって気にかけてきた。潮風に傷みやすい金髪も紫外線に弱い白い肌も)
プリンツ(体形だっていい感じをキープしている。プロポーションも、まだビスマルクほどではないにしろ、私には伸びしろがある)
プリンツ(性格だって、自画自賛みたいで嫌だけど……悪くないはずだ。皆とも仲良くできているし、気がきく明るい性格とよく言われるし)
プリンツ(食事だって作れるし、家事はもちろん雑用から大事な仕事まで。任されたものは全部完璧にこなしてきた)
プリンツ(進んでアトミラールに尽くしてきた。嫌々ではなく、喜んで!あの人のために何かすることが幸せだった!)
プリンツ(あの人のためにこの身を顧みず戦った!何度も死線を潜り抜けて、相手をなぎ倒してきた!)
プリンツ(それでも……それでもまだ届かないの?……アトミラールのビスマルクへの想いには!!)ギリッ
プリンツ(報われるはずと信じて今まで戦ってきた私の中で、そのことがただの幻想かもしれないと気がついた)
プリンツ(あんな尻軽女なんかが私よりもこの人にふさわしいのに!酷い裏切りをして名誉を失ったあの女なんかがこの人と?)
プリンツ(そんなのは嫌だ!!心の中に昏い感情が胎動する。なんとしてでもこの人が欲しい!!もう残された道は一つしかない)
プリンツ(この人を掠奪する。それこそが唯一の正しい選択。この人を私のモノとして、愛し尽くす)
プリンツ(決して褒められた行為ではないが。しかし、今こそそうすべきだ。でないと後悔する)
プリンツ(今ここで、この人の心を仕留める。この人のすべてを手に入れて私に染める。そこで私を捧げよう)
プリンツ(アトミラールは優しいから、ビスマルクを切り捨てられないだけだ。けど、そんなことは間違っている。悪事を犯した奴らが今こそ酷い報いを受ける番だ)
プリンツ(大丈夫、きっと上手くいくから。幸せな生活が待っている。その為には、今ここで少し乱暴になってでも、頑張らなくては)
777 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/02(月) 01:26:21.93 ID:/1TD6CFGO
ここまでの流れを見てるとどう考えても末尾oO0全て基地外なんだよなあ
自治厨、煽りカス、読者様の三竦みやめーや
778 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/02(月) 01:28:25.13 ID:bEdAZoZ50
提督「プリンツ……」
プリンツ「……そうですか、分かりました」
提督「……ありがとう」
プリンツ「ところで、アトミラール……その、頼みたいことがあるのですが……いいですか?」ジッ
提督「俺にできることなら、なんでも」
プリンツ「その……お風呂に入りたいんですけど……体に力が入らなくて……」モジモジ
提督「!?」
プリンツ「だから、その……お風呂に入れてくれたら嬉しいなって……」チラッ
提督「や、その……誰かが帰ってきた後にした方がいいのではないか?俺は男だぞ」
プリンツ「提督だからいいんです……駄目ですか?」キュッ
提督「しかし……」
プリンツ「とても寒いし、海水とかで体が汚れてて……本当に今すぐ入りたいんです。お願いします」ギュッ
提督「……」
提督(改めて、プリンツの全身を見る。恥ずかしそうに若干俯きかけの、上目遣い。涙に潤んだ緑の瞳赤く染まった頬)
提督(不安そうに肩が小刻みに揺れる。のばされた手が俺の服の裾を掴んでいた)
提督(そういえば、プリンツが身にまとっているのは俺のワイシャツと下着だけだ。噂に聞く裸ワイシャツにとても近い)
提督(男物であるがために形の良い胸が服を圧迫し、その谷間が丸見えだ。そして、裾からちらりと見えるのはプリンツの……秘所を覆う薄布だ)
提督(蠱惑的な装飾の薄布に覆われたそこは、一度も男を受け入れたことがないと思い出してしまう)
提督(今の状況を再認識し、男として興奮してしまった。だが、駄目だそんな事は!しかし、風呂に入れてあげるのは必要だろう。体も冷えているようだし……)
プリンツ「アトミラール……」ウルッ
提督「わ、分かった。しかし、タオルは巻いてもらうぞ」
プリンツ「アトミラール……!!ダンケ!!」
779 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/02(月) 01:31:42.28 ID:bEdAZoZ50
提督「では、行こうか。立てるか?」
プリンツ「……抱っこしてもらっていいですか?」
提督「分かった。ちゃんとつかまってくれよ」
プリンツ「はい。……あん///」
提督(プリンツをお姫様抱っこする。すると首に手を回してしがみついてきた)
プリンツ「重く……無いですか?」ササヤキ
提督(耳元で聞こえるウィスパーボイス。ぞくぞくする)
提督「羽のように軽いよ」
プリンツ「ふふっ……もう絶対放しませんからね」ギュッ ハイライトオフ
提督「何か言ったか?」
プリンツ「いえ、男らしいですねって」
提督「っ!……て、照れるな」
提督(脱衣室でプリンツにバスタオルを渡す。とりあえずアンダーウェア姿になる。別に、一緒に入るわけではないのでこれで十分だろう)
プリンツ「アトミラール、準備できましたって……それで入るんですか?」
提督「もちろん。君の手助けをするだけだからな」
プリンツ「……分かりました。お願いします」
提督「ああ」
提督(プリンツに肩を貸し、浴室へ入る。椅子に座らせ、シャワーを確認。よし、暖かい)
提督「まずは髪からかな?」
プリンツ「はい、お願いします」
提督(プリンツの指示に従う。シャワーで流しながら髪を優しく解かすように洗う。シャンプーをつけて同じようにした)
提督(触り心地がよく、まるで絹の様だ。丁寧に洗った後、泡を流してタオルで軽く拭く。そしてリンスを髪に練り込むようにする)
提督(徹夜の時に秘書艦に使われたりするため、女性用のリンスやシャンプーを置いていたことが吉と出たな……)
提督(シャワーで軽く髪を濯ぎ、俺の仕事は終わりだ。あとは途中で倒れたりした時のために近くで待機すればいい)
780 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/02(月) 01:33:27.02 ID:bEdAZoZ50
提督「よし、終わったぞ。後は体だが……向こうを向いているから洗ってくれ」
プリンツ「えっ?洗ってくれないんですか……?」
提督「なっ何!?」
プリンツ「背中とか洗いにくくて……お願いします」
提督「っ……わ、分かった」
プリンツ「ありがとうございます」ニコッ
提督「ああ。よし、じゃあ洗うぞ」
プリンツ「アトミラール、良ければスポンジとかは使わないで手でやってくれませんか?肌が弱くて」
提督「手で!?あ、いや、分かった。任せろ」
提督(動揺しつつもボディーソープを手にだす。バスタオルを取り払ったプリンツのヒップに向かいそうになる視線を何とかしつつ、背中をなでる)
プリンツ「ひゃん!!アトミラール、ちょっと冷たいです……」ビクッ
提督「す、すまん!!申し訳ない……」
プリンツ「大丈夫ですけど、ちょっと手のひらで温めてからしてくれると嬉しいです」
提督「サンオイルと同じだな!?任せろ」
提督(なでるようにしてプリンツの背中を洗う。しっとりとしていて滑らかな肌触りだ。ひたすら無心を貫く)
プリンツ「んぅ……ふぅ……はぁっ……///」
提督(艶めかしい声が漏れているが気にしない!……よし、こんなもんだろう)
提督「で、できたぞ。後は自分でできるか?」
プリンツ「ま、前も洗ってくれませんか?」
提督「!?」
提督(上気した肌、見返り美人のようにこちらを振り向いたプリンツがねっとりとした声音で頼んでくる)
プリンツ「お願いします……アトミラール。手を上げるのが辛いんです。力が入らなくて……」
提督「そ、そうか……分かった……!!」ゴクリッ
提督(手が震える。興奮に心臓がバクバクと脈打つ。下半身に血液が集まることを、いったい誰が咎められようか)
提督(恐る恐る手を前へ回す。お腹を優しくこすり、手はそのまま上へと移動する)
781 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/02(月) 01:43:26.92 ID:bEdAZoZ50
プリンツ「あふぅ……んっ……ふぁ……///」ピクン
提督(その柔らかくも弾力のある胸をしたから持ち上げるようにして、さすっていく。もちろん、そこで終わるわけではない)
提督(そこで、気がついてしまった)
提督「!?」
提督(た、たっている!!つまりは、そういうことなのか!?プリンツの張りのある、つんと上を向いた胸の先端、突起が固くたっていた)
提督(つまり、プリンツは性的に興奮している状態だ。だが、それは意図せずともなってしまう。現に、俺だって……っ!?)
プリンツ「んはっ……はぁっ……くぅ……///」スリスリ
提督「ぷ、プリンツ!?何をしているんだ!?」
プリンツ「ふぇ?さすがにここを洗ってもらうのは恥ずかしいので……洗いたかった……ですか?」
提督「あ、いや、違うんだ!!すまん、何でもない」
プリンツ「……あ、アトミラールなら、いいです、よ?」
提督「いや、いい!!そこは自分で洗ってくれ!!頼む!!」
プリンツ「はい。んっ……」スリスリ
提督(手を下腹部にあてて何かしているからと言ってそういうことを考えてしまう自分に嫌気がさした。雰囲気にあてられておかしくなっている)
782 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/02(月) 01:45:34.91 ID:bEdAZoZ50
提督(余計なことを考えないようにしつつそのまま上半身を洗う。腕まで洗ったところで、聞いた)
提督「下半身はさすがにあれだよな?自分でできるか?」
プリンツ「……はい、もう大丈夫です。ありがとうございました。洗い終わるまで少し待ってくれますか?」
提督「分かった……!!向こうを向いているから、気にしないでくれ!!」
プリンツ「そうですか、分かりました」
提督(言い訳のように頭で繰り返す。途中で倒れたりする危険があるし、湯船に入る時に助けが必要だ。外へ出るわけにはいけない)
提督(この生殺しの生き地獄を耐えきるために胡坐をかいて心の中で必死に軍艦行進曲を歌っていたところ、体を流す水音が響く)
提督「終わったか?……プリンツ?」
プリンツ「……♪」ダキッ
提督「!?」ビクッ
提督(背中に感じる二つの大きな存在感、そして暖かい体温。耳元に寄せられた口から熱っぽい囁きが漏れる)
プリンツ「ありがとうございます、アトミラール。お礼に、私がアトミラールを洗ってあげますよ」
提督「プリンツ……!?っ!!だ、そこは駄目だ……!!」
提督(プリンツの手が、パンツの中に入ってくる。そしていきり立っている俺のモノを優しく、しかししっかりとつかんできた)
プリンツ「……!!すごく硬くて、熱い……///大きくなってますね。私に興奮してくれたんですか……?私も、アトミラールの立派なこれにすごく興奮しています///」
提督「だ、駄目だプリンツ……!!」
プリンツ「そんなことありません。これはお礼なんですから……♪」シコシコシコ
提督(俺は、抵抗しようとした。しかし、できなかった。プリンツの手が俺のモノをゆっくりと扱き始め、その快楽に抗えなかった)
783 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/02(月) 02:28:06.72 ID:APyJtwpO0
ええぞ! ええぞ!
784 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/01/02(月) 04:32:38.06 ID:2fvEJROQ0
だんけ!だんけ!
785 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/02(月) 09:54:02.42 ID:1IdvBPV8o
だんけぇえええええ!!
786 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/02(月) 10:52:41.76 ID:mpoVcuPCO
作者がわざわざsageで進行してんのにageんなよクソガキ
787 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/02(月) 12:43:27.77 ID:yJkEm0p4O
エロが来ただけで今までの展開無視で気持ちが昂るわ
はよはよはよ
788 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/02(月) 13:08:15.15 ID:PJ+UOVKlO
安易なエロで掌返す下半身脳の馬鹿ばっかだな
いや冬休みのガキかな
789 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/02(月) 13:29:24.53 ID:eHpN75yA0
荒らすなよガキ
790 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/02(月) 15:17:14.40 ID:zSC8GrOqO
>>789
ガキ乙
791 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/02(月) 15:52:22.58 ID:o/VXU9VUO
>>790
ガキの使いやあらへんで
792 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/02(月) 15:53:20.56 ID:Yr9P8FidO
あくケツ出せよ
ケツバットやで
793 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/03(火) 23:23:46.73 ID:u91rkGWIo
更新なしかよ
794 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/07(土) 22:05:46.25 ID:B4g4HJ4d0
提督「っ……!!ぐっ……!!はぁっ……!!」ビクッ
提督(片手で俺のモノを扱きつつもう片方の手で俺の乳首をこねくり回す。ぞわぞわとした快感に息が荒くなる)
プリンツ「すごい……ぬるぬるしてきましたね……?気持ち良いですか?」
提督「……っ!!十分に動けるじゃないか……!!」
プリンツ「今、そんな事は重要ではありませんよ。忘れてください。それで、どうですか?気持ちいいですか?」
提督「っ……初めてとは思えないよ……」
プリンツ「そうですか……!!アトミラールに喜んでもらうために、たくさん勉強したんですよ?」
プリンツ「火照ってしまった体を自分で慰めながら、エッチな動画とか本で頑張ったんです」
提督「自分で慰めながら……!?」
プリンツ「そうですよ。そういうのを見れば、興奮しちゃいます。アトミラールに愛してもらえるまでは我慢しようと思っていたんですよ?」
プリンツ「けど、切なくて我慢できなくて。はしたないってわかっていたんですけど……耐えられませんでした」
プリンツ「アトミラールにいっぱい愛してもらうことを妄想しながら、はしたなく指がうごいてしまったんです」
提督「……!!」
提督(プリンツは俺の耳元で自分の痴態を囁く。しかし、この状況ではただただ俺を興奮させるだけだった)
提督(そうこうしている間にもプリンツの手は緩急をつけながら俺のモノを扱く)
提督(カリや裏スジ、亀頭。それに玉袋まで責める手法は上手い。だが、隠そうとしても隠しきれないぎこちなさ)
提督(そして経験のなさからくる手際の悪さは、確かにプリンツに実戦経験がないことを示していた)
提督(だが、それはむしろ興奮する材料としかならない。プリンツという純潔な少女を俺が自分色に染めているような感覚だ)
795 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/07(土) 22:07:36.60 ID:B4g4HJ4d0
プリンツ「アトミラール……どうですか……?気持ちいいですか……?」
提督「っ……」ピクッ ピクッ
提督(気持ちいい。もちろんだ。だが、言えない。それを言ってしまうと自分からビスマルクを裏切ってしまう)
提督(抵抗していない時点で何を言うんだと思うかもしれないが、されるのとするのでは天と地ほどの差がある)
提督(俺は、言えなかった)
プリンツ「ぴくぴくしてるってことは気持ちいいんですよね……?けど、ちゃんと言ってもらえないと不安です……」
提督「……」
プリンツ「……アトミラール、こっちを向いてください」
提督「……」
プリンツ「っ!はむっ……んちゅっ……」グイッ
提督「っ!?んっ……!!」
プリンツ「んむっ……れろ……にゅるにゅる……」
提督(無言を貫き、か細い声のこっちを向いてという懇願をも無視した俺に、プリンツは俺の胸を弄っていた手で強引にそちらを向かせる)
提督(そして強引に唇を重ねてきた。肩に感じる柔らかい胸、すぐに熱い舌が絡みついてくる。それと同時に俺のモノを扱く手を激しくした)
提督(プリンツに強引に口づけされて、貪られる。激しくモノを扱かれる。ビスマルクがいるのに。背徳感が快感に変わる)
提督(そして、あのプリンツがというギャップ萌え。さらには強引にされるということの興奮。限界を迎えそうだった)
提督「っ……!!んくっ……!!」ピクンピクン
提督(そして、もう寸前というところで、ぴたりと手が止まった。唇が話され、舌が引き抜かれる)
796 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/07(土) 22:08:34.39 ID:B4g4HJ4d0
プリンツ「ぷはっ……腰が浮いてますよ。もうイきそうなんですね?けど、駄目です。まだイかせてあげませんよ」
提督「なっ……!?なんで……!!」
プリンツ「イかせて欲しいんですか?ならそう言ってくれればイかせてあげますよ」
提督「っ……!!」
プリンツ「ただされるがままってのは、ズルいですよ。私は、便利な女じゃ満足できません」
プリンツ「欲しいんです、アトミラールが。愛してほしいんです。結婚してほしいんです。私を、選んでほしいんです」
提督「……俺には、ビスマルクがいる。君のことは好きだ。愛しているよ。けど、俺の妻はビスマルクなんだ」
プリンツ「……アトミラール、こっちを向いてください」
提督「っ!!無理だ……」
プリンツ「……なら、私が前に回りましょう」
提督「プリンツ……!?」
提督(プリンツの形の良い引き締まったヒップが視界に入る。目を逸らせない。そして目の前でこちらを向いた)
提督(剃ってあるのか、毛のないそこはピッチリとした綺麗なスジマンだ。だが、愛液に濡れている)
提督(視線を上げると、美しいお腹を経てからつんと張った大きな胸を見上げる形となる。その先端は桜色で、やはりたっていた)
提督(そして、ようやくプリンツと目が合った。緑色の瞳は爛々と輝いているようだ)
プリンツ「私の体、お気に召してくれましたか?」
提督「っ!!すまん!!」
プリンツ「もっと見てください。アトミラールだけのためにあるんですよ」
提督「俺の……!!いや駄目だ!!」ガタン
プリンツ「……素直になれないアトミラールには、素直になれるようにもっと奉公してあげますからね」
提督(必死の思いで後ろへ下がる。そんな俺に対して、プリンツは獲物を追い詰める女豹のように四つん這いになって這いよって来る)
提督(揺れる胸とヒップに魅了される。不敵な笑みを浮かべたプリンツはいつもとは別種の、正反対の魅力を放っていた)
プリンツ「目を閉じてください……?」
提督(俺は、動けない。壁がある。ただ、言われるがままに目を閉じることしかできなかった)
797 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/07(土) 22:10:26.59 ID:B4g4HJ4d0
プリンツ「んっ……んちゅ……れろ……」
提督「んっ……!!」
提督(プリンツが唇を押し付けてきて、舌をねじ込んでくる。再び咥内を蹂躙された。唾液が混ざり合い、それが吸い出される)
プリンツ「ぷはっ……男の人は、好きなんですよね?胸でされること。んっ……」
提督「プリンツ……!!」
提督(そういうとプリンツは唾液を俺のモノにたらし、豊満な胸で挟んだ。胸で扱き、圧迫してくる)
プリンツ「んっ……ふっ……どうですか……?」
提督(さらに、谷間に挿入させられるようにして包み込まれ、固くたっている乳首で敏感な所を刺激してくる)
提督(いやらしく形を変える胸。プリンツに奉公させているという征服感と官能的な光景。男としての満足感を覚える)
プリンツ「イかして欲しいですか?言ってくれればすぐにイかしてあげますよ?」ムニュムニュムニュ
提督「くっ……俺には、ビスマルクが……」
プリンツ「……へぇ?まだ素直になってくれないんですね。こんなに腰が浮いているのに……切なさそうな顔をしているのに……」
提督「……」
プリンツ「……あは、美味しそう。アトミラールのなら、喜んでこういうこともできます。あむ」
提督「!!」
提督(プリンツはパイズリをやめると、ジッとこちらを見つめる。そして視線を俺のモノに落とすと、妖しい笑みを浮かべた)
提督(そして髪を背中に流し、ちろりと舌なめずりすると俺のモノを咥え込んだ。熱に包まれる)
798 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/07(土) 22:11:07.37 ID:B4g4HJ4d0
プリンツ「れろれろれろ……じゅるるる、じゅる。じゅぷじゅぷ」
提督「くっ……あぁ……!!」
提督(舐めまわされ、激しく吸われ、耐えがたい快感が俺を襲う。しかし、再び絶頂を迎えようとしたところで止められる)
プリンツ「んはっ……やっぱりお野菜とかバナナとは違いますね。けど、これがアトミラールの味ですか……」
プリンツ「癖になりそうです。……どうですか?イかせて欲しいですか?」
提督「……」
プリンツ「……そうですか」
提督(俺が絶頂を迎えそうになると、フェラを止め、そう聞いてくる。それにこたえられないでいると、ジッと見つめてくるのだ)
プリンツ「……アトミラール、私、頑張りましたよね?敵との戦いも、アトミラールのサポートも」
提督「……ああ」
プリンツ「ご褒美が、欲しいです。少しでも感謝してくれているのなら、ご褒美をください」
提督「……俺にあげられるものなら」
プリンツ「アトミラールしか持っていないもの、です。……貴方の心を、愛をください。これで私を、染めてください。あむ」
提督「っ!!」
提督(見つめながら、俺の心に訴えかけてくる。少しずつ少しずつ、俺の心をこじ開けていくように)
提督(そうして、ある程度射精感がなくなるまで待ってから再びフェラを始める。しかも、どんどんとうまくなっていった)
提督「っ……!!くぁ……!!」
プリンツ「じゅるじゅるじゅる……れろれろれろ……」ジッ
提督(俺の反応をずっと観察して、学習しているのだ。最初の頃にあった手際の悪さは今や全くなくなっていた)
提督(的確なタイミングでせめてくる。俺のモノを咥えながら上目遣いでこちらを見つめてくる。その緑の瞳に吸い込まれそうだ)
799 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/07(土) 22:12:48.99 ID:B4g4HJ4d0
提督(どうしてイかせてくれと言わないのか。共犯者に自分からなろうとしないのか。……プリンツを、名実ともに受け入れないのか)
提督(ビスマルクのことなんて忘れて欲しい。プリンツを受け入れて、選んでほしい。結婚してほしい)
提督(そう訴えられているようだった。ビスマルクの名前を出す俺に、彼女を忘れさせようとしている)
『お気をつけ下さい、将軍、嫉妬というものに。それは緑色の目をした怪物で、ひとの心をなぶりものにして、餌食にするのです。』
提督(有名な言葉が頭をよぎる。今のプリンツは、まさにそれのような気がした。だが、その怪物がここまで魅力的だとは聞いていない)
提督(繰り返される快楽と言葉責めに押しつぶされる。理性や良心が本能と欲望に塗りつぶされていく)
プリンツ「アトミラール……辛いですよね。こんなに息が荒くて、ここが痙攣して。けど、私も辛いんです」
プリンツ「アトミラールは気持ちいいかもしれませんが、私はさっきからずっと切なく疼くここを慰めることすらできていないんです」クニッ
プリンツ「貴方の手で、私を女にしてください。男の……アトミラールの味を教えてください」
提督「……かった」
提督(何度焦らされたのだろうか。ここで屈してしまった俺を、誰が責められるというのか。男なら、こんなこと耐えられるわけない)
提督(いくら愛する妻がいるからと言って、その妻を寝取られた時に自分を殺してまでずっと支えてくれていた子が)
提督(助けてくれて、好意を向けてくれているこんな可愛い子が。俺自身も確かな愛を感じている子が)
提督(その魅惑的な裸体をさらしてここまでしているのに耐えられるのであれば、尊敬する)
プリンツ「!!……何ですか?」
提督「分かった。プリンツ、……愛してる。もう限界だ……お前が、欲しい。お前の中で、果てたい」
提督(今の俺は、この焦らしに焦らされて今にも暴発しそうなこれでプリンツのはじめてを奪い)
提督(そしてプリンツの中に全てを吐き出すということしか考えられなくなっていた)
プリンツ「そうですか……そうですか!!けど、もうちょっと早くに言えば良かったですね?もうだめです」
提督「なっ!?そんな……!!」
800 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/07(土) 22:13:51.54 ID:B4g4HJ4d0
プリンツ「ふふっそんな顔をしなくても大丈夫ですよ。冗談です。……けど、寂しくて怖かったです」
プリンツ「もし受け入れてくれなかったらどうしようって不安だったんですから。その分、たくさん愛してくださいね?」
提督「ああ、分かった。……部屋に戻ろう」
プリンツ「はい。ふあっ!……アトミラール?」
提督(俺はプリンツを両手でお姫様抱っこする。そして敷いてある布団まで運んだ)
提督(体は十分乾いていた。暖房を強く設定していたおかげで、部屋は十分に暖かい)
提督(俺はプリンツを優しく抱き下ろすとそのまま頭を抱えて唇を交わした。プリンツもまた俺の体に手をまわし、抱き締められる)
プリンツ「んちゅぅ……んはぁ……れろれろ……にゅるにゅる……」
提督(そうして愛を確かめながらも、俺の手は首筋を経て鎖骨をなでてから胸へと到達した。柔らかいそれを優しく揉む)
提督(そしてその先端の桜色の突起を摘み、こねくり回す。まだ開発されていないため反応は薄い)
プリンツ「んふぅ……んあぁ……はぁん……むちゅぅ……」ピクンピクン
提督(しかし、感じてはいるようだ。じれったく思っても、初めての子が相手なら前戯は手を抜いてはいけない)
プリンツ「ぷはっ!アトミラール……む、むねぇ……ちくびぃ……だめぇ……!!」
提督「愛しているよ、プリンツ」
プリンツ「わ、私もでっうひゃぁ!?み、耳舐めちゃダメっ……!!ああ、舌入れないで……!!」
提督(そして指と同じように首筋、鎖骨を経由しながら胸に行くと思わせて転進。脇へ奇襲をかけた)
プリンツ「ひゃん!わ、脇ですか……?くすぐったいですよぅ……はぁっ……!!」
提督(風呂上がりだからだろう。ボディーソープの香りと甘いプリンツの匂いが混じっている)
提督(舌で軽くくすぐるようにしてから、そのまま舌を胸に這わせていく。だがすぐその先端にはいかない)
プリンツ「いやぁ……さきっぽ……焦らさないでぇ……!!切なくておかしくなっちゃいますからぁ……!!」
提督(だが断る。谷間に挟まれるようにしてその底を舐めつつ、もう片方の膨らみへ。プリンツは身を捩り、脚をもじもじとさせている)
提督(十分に焦らした後に、前触れなく乳首へしゃぶりつく。甘噛みし、強く吸い、舌で転がす)
801 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/07(土) 22:14:54.59 ID:B4g4HJ4d0
プリンツ「はぁん!!くぅ……アトミラール……変な感じです……!!つぅ……あぁ……!!」ピクン ピクン
提督「じゅるじゅるじゅる……れろれろれろ……」
プリンツ「あ、アトミラール……可愛いです……赤ちゃんみたい……」ニコッ ナデナデ
提督(母性本能を刺激したのか、頬を赤らめ色っぽい吐息を吐きながらも慈愛を湛えた笑みでこちらを優しく見つめている)
提督(そして頭を撫でてきた。今のプリンツはまだ快楽よりも母性を刺激するらしい。開発していくとどうなるのか楽しみだ)
プリンツ「……赤ちゃん、つくりましょうね」
提督「!」
提督(その発言に俺はさらに興奮した。プリンツを孕ませる。素晴らしい事だ。下乳を舐めてそのまま腹へ。臍を舌で抉った)
プリンツ「ひゃっ……!!アトミラール……!!」
提督(そして口をプリンツのお腹から離すと、脚の方へ移動する。プリンツは羞恥の為か内股にして、手で秘所を隠した)
提督「プリンツ……脚を開いて」
プリンツ「これ以上暗くは……なりませんよね……そういえば日中ですし」
提督「ああ。……自分で開いてほしいんだ。手もどかして」
プリンツ「……っ!!……!!……ja」
提督(プリンツは暫く躊躇った後、意を決して脚を少し開いた。そして手もどかし、そのまま顔を覆う)
提督「プリンツ、もっと広く開いて」
プリンツ「!?そ、そんな……恥ずかしいです……!!」
提督「さっき見せつけてきたじゃないか。頼むよ。俺のことが好きなんだろ?」
プリンツ「!!うー……どのくらい開けばいいんですか?」
提督「そうだな……しゃがんだ時みたいに開いてくれ」
プリンツ「ええ!?ちょっと待ってください……!!本気ですか?」
提督「もちろん」
プリンツ「うー……!!……っ!!これで、いいですか……!?」
提督「ああ、バッチリだ……!!」
802 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/07(土) 22:15:54.35 ID:B4g4HJ4d0
提督(ピッチリと閉じたプリンツの秘所は、十分に濡れていた。俺は、ゆっくりと手を伸ばし、開いてみた)
提督「……!!」ニチッ クパァ
プリンツ「っ……!!」カァッ
提督(顔は両手で覆われているが、耳まで赤くなっている。プリンツが声を押し殺して恥じらう姿に嗜虐心をくすぐられる)
提督(プリンツのそこは綺麗なピンク色で、ぷっくりと膨らんだクリに、明らかにビスマルクにはなかったものがあった)
提督(少し白みがかったそれが、おそらく処女膜なのだろう。胸が高鳴る。大切なものをこの手で穢すような背徳感)
提督(十分に濡れているようにも見えるがまだ早い。俺はプリンツのクリに舌を伸ばした)
プリンツ「っ!!くぅ……はぁ……!!あぁ……ああ……!!だめぇ……!!」ビクッ ビクッ
提督(口に含み、舌で刺激する。プリンツは腰を震わせ、身を捩る。吐息と喘ぎ声が抑えられていない)
提督(クリを吸い、甘噛みする。それと同時に手を伸ばして胸を愛撫する。それを、激しくしていく)
プリンツ「ま、まってくださいぃ……!!きちゃいます!!きちゃいますからぁ……!!っぁ!!はぁああああ!!」ビクンビクン
提督(絶頂を迎えたプリンツの体が強張って痙攣し、脱力する。愛液の味と匂い。十分に濡れている。本番だ)
提督「プリンツ。入れるよ」
プリンツ「ぁ……イったばっかで……もう少し待ってもらえませんか……?」
提督「無理だ。もう待てない」スッ ピトッ
プリンツ「!! ……分かりました。来てください。……私、とうとうアトミラールと結ばれるんですね」
提督「なるべく痛くないように頑張るよ」
プリンツ「アトミラール……怖いです。キス、してください」
提督(不安そうな表情を浮かべるプリンツにそう懇願される。唇を重ねて舌を絡ませ……奥まで挿入した)
プリンツ「んっ……んふっ……んちゅっ……ん!!んんんんんんんんんん!!」ズッ ブツッ ズププププ
提督(破瓜の痛みに強く俺を抱きしめる。が、それもすぐに緩められた。十分に濡れているため、痛みが少ないのだろう)
提督(しばらく口づけを交わしてから離れる。プリンツは熱っぽくこちらを見つめていた。恥じらいと喜びが浮かんだ微笑みを浮かべている)
プリンツ「うはぁ……熱いのが、入ってきてます。押し広げられちゃう……思ったより痛くなかったです」
提督「ちゃんと前戯したからな。……血が出てるな」
プリンツ「……正真正銘、初めてでしたから。これで私はアトミラールのモノですね」
803 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/07(土) 22:16:41.73 ID:B4g4HJ4d0
提督「そうだな。……動くぞ」ユッサユッサユッサ
プリンツ「はい、来てください……んっ!!くぅ!!はぁっ……!!」ズッチュズッチュズッチュ
提督(慣らすようにピストンする。締りが凄い。ピッチリと閉じていたそこを押し広げて、自分専用に作り替えていく感覚)
プリンツ「んはぁ!!すごいぃっ……!!私のここぉ!!アトミラール専用にぃ!!なっちゃいましたぁん!!」パンパンパン
提督(布団を掴みよがり狂うプリンツに、俺は上体を起こして急所をつけるようにする。さらに、同時に手でクリを愛撫する)
プリンツ「んはぁああ!!だめぇ!!壊れちゃう!!私のここがおかしくなっちゃいます!!」
提督「俺はもう君に狂わされてるんだ!!君も壊れてしまえ!!」
提督(よがり狂うにつれて揺れる胸がまたそそる。胸にも手を伸ばして乳首を強くつまみ、指で弄んだ)
提督(部屋にはプリンツの喘ぎ声といやらしい水音、そして肉と肉がぶつかる淫猥な音が響いていた)
提督(クリ責めのおかげもあり、プリンツはもう上り詰めているようだった。俺も、フィニッシュに向けてさらに激しく責め立てる)
プリンツ「ああああ!!だめぇ!!きちゃうぅ!!あいしてます!!アトミラール!!だいすきです!!っぁああああ!!」ビクンビクン
提督「っプリンツ……!!くっはぁ……!!」ビュルルルルルルルルルルルル
提督(最近していなかったことに加えて、焦らすに焦らされていたからだろう。今までで一番長く量が多かった)
プリンツ「ああああああ!!はっ……あぁ、熱い……アトミラールのがいっぱい……」
提督「っ……プリンツ、俺も愛している」
プリンツ「アトミラール……キスしてください……んちゅっ……」
提督(しばらくキスを続けて、絡み合う。そして、一通り満足した後、モノを引き抜いた)
提督(赤い血と白い精液、そして透明な愛液が混じり合ったものがプリンツの秘所から溢れ、俺のモノとの間で糸をひく)
提督(改めて、プリンツと致したことを実感した。達成感と満足感に満たされる。この子は、正真正銘俺だけのものだ)
提督(しばらく二人で並んで寝そべる。余韻に浸っていた。そして、どちらからともなく二回戦目の準備を始める)
804 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/07(土) 22:17:33.33 ID:B4g4HJ4d0
提督(唇を交わし、手が互いの体を愛撫する。脚は組まれ、互いの体をこすり合う。俺も臨戦態勢になってきた)
提督「プリンツ……舐めてくれないか」
プリンツ「Ja……もちろんです。んちゅ……はぁむ……れろれろれろ、ぺろぺろぺろ……んちゅ、じゅる。じゅぷぷぷぷ」
提督(プリンツの唇が先端に吸い付き、優しく舌で舐めてくる。そして徐々に飲み込まれていき、根元までがすっかりと飲み込まれてしまった)
プリンツ「じゅるじゅる、んふぅ……じゅぷじゅぷじゅぷ」
提督(勢いよく吸われ、淫らに頭を前後される。熱い舌と柔らかい唇に扱かれ、愛撫され、頭がおかしくなりそうだ)
提督(俺は再び快楽に飲み込まれていく。プリンツの熱っぽい瞳はちらりとこちらを見上げ、表情を窺ってきた)
提督(快楽に表情がとろける俺を確認すると、満足げに目を細めた。俺に奉公することに喜びを感じているようだ)
提督(腰が浮く。もうそろそろ限界だ。俺は、そのままプリンツの口も俺のモノにしたいと思った)
プリンツ「んふぅ……ほろほろいへはふは?」
提督「いや、プリンツ。そのまま続けてくれ。……飲んでくれないか?」
プリンツ「!!はひ……♪じゅぽじゅぽじゅぽ、じゅるじゅるじゅる」
提督(容赦ない口淫、まるで俺のすべてを吸い出そうとしているかのようだった。耐えられることなく限界を迎える)
提督(プリンツの頭を掴むと思いっきり喉奥にまで突っ込む。そして、己を解放した)
提督「うっ……!!」ビュルルルルルルルル
プリンツ「んぐっ!?ふっ……うぅ……んはぁ……」
提督(喉奥に突っ込まれ、ぶちまけられたことで少し苦しそうにしたが、それでもえずくことは無かった)
提督(もの引き抜くと、プリンツの口からはいろいろなものでぐちゃぐちゃになったものが少し溢れた)
プリンツ「んふっ、ぺろ……ふふふ。……ごくん」ニヤッ
提督「!!」
提督(それを妖しく舐めとると、流し目でこちらを見る。薄く微笑み、目をつぶって顎をあげた)
提督(そして喉元が良く見えるように上を向くと、ゴクンと咥内にたまっているであろう俺のモノを飲み込んだ。喉が動く)
提督(言いようもない征服感を感じた。プリンツはもう完全に俺のモノになったというような感覚だ。理性がさらに溶けていく)
805 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/07(土) 22:18:35.01 ID:B4g4HJ4d0
プリンツ「アトミラール、どうでしたか?上手くできましたか?」
提督「ああ、とてもよかったよ。流石に要領がいいな」
プリンツ「ありがとうございます♪……」ジッ
提督「どうした?」
プリンツ「……私、もう一度してほしいです」
提督「これで終わりにするとでも思ったか?」
プリンツ「!!」パァッ
提督(そのまま、69の体勢になる。プリンツに舐められながら、プリンツのを舐める)
提督(未だにピッチリと閉じているそこはしかし、もう簡単に指や舌を奥まで受け入れる)
提督(プリンツの秘所をせめ、プリンツにモノを責められる。さらに下腹部に感じる大きな膨らみ。それで、準備は万端になった)
提督「プリンツ、騎乗位ってわかるか?」
プリンツ「んちゅっ……はい、分かります。……上に乗ればいいんですよね?」
提督「そうだ」
提督(横たわる俺を、プリンツがまたぐ。そして膝立ちになって位置を調整。俺はモノをプリンツのそこにあてがう)
プリンツ「うっはぁあ……!!」ヌプッズププププ
提督(プリンツは胸を揺らして快感に堪えながら、奥まで飲み込んだ。そしてゆっくり動き始める)
プリンツ「んっ……はぁ……ああっ……」ヌップヌップヌップ プルンプルン
提督(快感に顔を蕩けさせ、胸をいやらしく揺らし、髪を振り乱しながら腰を振る。暫くその光景を楽しんだ後、俺は腰を打ち付けた)
806 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/01/07(土) 22:21:05.49 ID:B4g4HJ4d0
プリンツ「んあぁ!?はぁっ……!!ああ!!だめぇ!!」
提督(容赦なく突きあげる。先端が子宮に当たる感覚、プリンツが後ろにのけぞり、胸が張られ、一際大きく揺れた)
提督(だがそれでも容赦しない。そのまま突き上げ続ける。プリンツはそれでも頑張っていたが、ついに耐えられなくなった)
提督(俺にしなだれかかるように倒れてきて、ただひたすら耐え続ける。だが、それも長くは続かない)
プリンツ「おかしくなっちゃう!!あとみらーる!!なにかきて、おかしくなっちゃう!!……っああああ!!」ビクンビクン
提督「っぁ……はぁ……!!」ビュルルルルルルルル
提督(プリンツが絶頂を迎えるとともに、中が締まる。それで限界を迎えた俺も再びプリンツの中で果てた)
プリンツ「はぁ……はぁ……アトミラール……すごいです……」
提督「プリンツ、愛しているよ」ダキッ ナデナデ
プリンツ「アトミラール……!!私もです!!ふふっ」
提督(しばらく抱き合い、やがてプリンツが膝立ちになってモノを引き抜いた。白濁液が溢れ、内股を伝う)
プリンツ「……赤ちゃん、出来ちゃうかもしれないですね」
提督「!……そうだな」
プリンツ「名前を考えてあげなくちゃいけませんね。どうしましょうか」
ガチャン
提督「……!!」
プリンツ「えっ!?……貴女ですか」
提督(ドアを開ける音に驚き、そちらを向く。ああ、そうだろうな。窓の外を見れば、もう暗い。そろそろ帰投するころだった)
提督(頭の中が真っ白になる。一気に現実へ引き戻される。ドアを開け、その青い目を見開き驚愕の表情を浮かべていたのは)
ビスマルク「……!!」
提督(俺の妻だった)
807 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/07(土) 22:59:16.20 ID:73bYEa6Qo
あぁ…
808 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/07(土) 23:26:23.64 ID:/qdfpGXn0
プリンツ最高や!
809 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/07(土) 23:33:53.41 ID:CmsVJmxko
知ってた
810 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/08(日) 02:14:19.76 ID:jDHmRDKoO
さあどうなる
811 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/01/09(月) 03:13:46.16 ID:4SsAf5Qs0
提督「ビスマルク……!!」
ビスマルク「アトミラール……プリンツ……なんで……!?」
プリンツ「……何か用ですか?悪いんですけど、あまり人に見られたくないので……終わるまでどっか行っていてくれませんか?」ギロリ
ビスマルク「っ!!ふざけないで!!今すぐ夫から……アトミラールから離れなさい、プリンツ!!」キッ
プリンツ「夫ぉ?どの口が言うんですか。貴女の夫はあのキモデブでしょうに。アトミラールは私の夫です」
ビスマルク「なっ!?」
プリンツ「私はアトミラールと愛を囁き合って、肌を重ねました。貴女のような娼婦と違ってちゃんとはじめてを捧げたんです」ニタァ
ビスマルク「……!!」ギリッ
プリンツ「そもそも、貴女のようなビッチはアトミラールにふさわしくないんです。分かったらさっさと立ち去りなさい」
ビスマルク「……アトミラールは、こんな私でも受け入れてくれた。愛してくれた!!」
ビスマルク「貴女にふさわしいとかふさわしくないとか言われる筋合いはないわ!!いいからどけ!!」ズカズカズカ ドン
プリンツ「っ!?何をっきゃあ!!」ドサッ
ビスマルク「アトミラール……!!これが貴方の答えなの?貴方の望んだことなの!?」ギロッ ウルッ
提督「ビスマルク……俺は……」ガクガクガク
ビスマルク「私のことは……もう愛してないの……?なら、そう言ってよ!!」ポロポロポロ
提督「っ!!違う!!俺は君を愛してる!!」
ビスマルク「アトミラール……!!」パァッ
プリンツ「このっ……よくも!!」バッ
ビスマルク「痛っ……!!離しなさい!!」ドサッ
プリンツ「誰が離すか!!」グググ
ビスマルク「今のを聞いていたでしょ!?アトミラールは私を愛しているのよ!!泥棒猫はさっさと消えなさい!!」
プリンツ「優しいアトミラールが面と向かって嫌いなんて言えるわけないでしょ!!アトミラール!!アトミラールは私が好きなんですよね!?」
提督「っ!!そうだ……君を……愛してる……!!」
812 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/09(月) 03:17:04.51 ID:4SsAf5Qs0
プリンツ「ほら!!聞いたでしょう?ビッチ!!アトミラールが本当に愛しているのはこの私です!!」
ビスマルク「それこそ、アトミラールのやさしさでしょ!?レイプ魔にまでそう言ってあげる必要はないわよ!!」
プリンツ「誰がレイプ魔だ!!これは愛のあるセックスだ!!キスもいっぱいしたし、一回目はアトミラールが上になってくれたんだもの!!」
ビスマルク「ふざけないで!!脅迫か何かしたんでしょ!!いいから早く私の上からどいて、出ていきなさい!!」ガシッ グッ
プリンツ「い!?痛い痛い!!離せ!!」ガリッ
ビスマルク「っ!?この……!!」グググッ
提督「止めてくれ……」
提督(ビスマルクがプリンツを突き飛ばし、プリンツがビスマルクを押し倒す。そしてビスマルクが髪を引っ張り、プリンツがひっかく)
提督(俺はそんなキャットファイトを見たくはなかった。すべては、俺の責任だった。胃が焼けるように痛い)
プリンツ「ちっ!!かみ殺すぞ!!」ギリッ
ビスマルク「はっ!!やって見なさい!!その首へし折ってやるわ!!」ガシッ グググッ
提督「止めてくれ、二人とも……!!」
プリンツ「アトミラール!!この女に言ってやってください!!貴方が好きなのは私だって!!お前とは離婚してプリンツと結婚するんだって!!」
ビスマルク「ふざけないで!!アトミラール!!現実を教えてやって!!貴方が愛しているのは妻であるこの私だって!!離婚なんてしないって!!」
提督「俺は……っ!?おえっげほっげほっ!!」ビチャッ
ビスマルク「アトミラール!?」
プリンツ「っ!?アトミラール!?」
提督(視界が暗転していく。吐血したことだけは理解できた。……最後に見たのは、驚愕するビスマルクとプリンツだった)
813 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/09(月) 03:21:02.67 ID:4SsAf5Qs0
〜
ビスマルク(アトミラールが吐血して気絶した後、私とプリンツはすぐに病院に連絡し、車で連れて行った)
ビスマルク(医者の診断によると、アトミラールの病状はストレスによる胃潰瘍とのことだった)
ビスマルク(幸い、手術の結果、大事ないとのことだった。しかし、安静にしている必要がある)
ビスマルク(戦況も安定していたこともあり、アトミラールは入院するため一足先に日本へ戻った)
ビスマルク(私たちも少し遅れて日本の拠点へ帰還できた。今日は休暇を得ることができたために、お見舞いのために病院を訪れた)
ビスマルク(いけるための花も買ってきた。暇をつぶすための本も持ってきた。好きだと言っていた推理小説だ)
ビスマルク(……いろいろあったけど、私はアトミラールと一緒に生きていきたい。プリンツとのことはなかったことにする)
ビスマルク(そんな事、今は考えたくない。プリンツとは話どころか、顔を合わせることもしていない)
ビスマルク(ただただ、アトミラールが早く回復してくれることを祈るだけだ。早く話をして、思いっきりキスをしたい)
ビスマルク「アトミラール、失礼するわね」
友「お前……!!」
ビスマルク「少将……!!来ていたのね」
友「……聞いたよ。ストレス性の胃潰瘍らしいな」
ビスマルク「ええ……」
友「こいつも、本当に苦労人だな。俺が少しでも肩代わりしてやれればいいんだが」
ビスマルク「……」
友「なあ、ビスマルク。そろそろこいつを解放してやってくれないか?」
ビスマルク「……。ど、……どういうことなの?」
友「ストレスが何か、心当たりがあるんじゃないのか?」
ビスマルク「っ……あれは、プリンツが……」
友「オイゲンが何だ。あいつはむしろこいつを支えてくれている。……どう考えても、ストレスはお前だ」
ビスマルク「ち、違うわ!!アトミラールは私を赦して、受け入れてくれたもの!!愛しているって言ってくれたもの!!」
友「こいつの性格からして、そうだろうな。だが心でどう思っていても、現実的にこいつは倒れるほどストレスを受けているんだ」
友「俺もあの時のお前の言葉もあって様子を見ようと思っていたんだが……やはり無理らしい」
814 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/09(月) 03:23:12.94 ID:4SsAf5Qs0
ビスマルク「……!!」
友「お前がしたことを考えれば、当たり前だ。頼むから、こいつを解放してやってくれ。いいな?」
ビスマルク「……」ジワッ ポロポロポロ
友「本当にこいつのことが大切なら、お前の愛が本物なら、きっとそうしてくれると信じている」
ビスマルク「……帰るわ。これを、かわりに渡しておいて」
友「……分かった」
ビスマルク「……っ!!」スタスタスタ
ビスマルク(気がついたら、家に帰ってきていた。そのままベッドに倒れ込む。涙が止まらなかった)
ビスマルク(……少将の言うことは、正しいのかもしれない。アトミラールも、プリンツのことが好きだと言っていた。けど、私を選んだと)
ビスマルク(……アトミラールとプリンツがセックスしていたのを思い返すだけで、気分が最悪になる)
ビスマルク(アトミラールへ対する怒りと悲しみ、失望を感じている。プリンツに対する敵意と憤怒、嫌悪感は抑えきれない)
ビスマルク(アトミラールだって、私がいるのにプリンツとしたのにという気持ちはある。……けど、私がしたことに比べれば、マシだ)
ビスマルク(アトミラールは、私を愛していると言った。けど、私はあの時、あの男のほうが良いと言ってアトミラールの元を去った)
ビスマルク(きっかけは私の愚かさゆえだとしても、そうせざるを得なかった。……誰になんと言われようとも、そう思っている)
ビスマルク(けど、そんな事アトミラールには関係ない。アトミラールからしてみれば、私が裏切ったことに変わりない)
ビスマルク(そもそも、先にしたのは私だ。そんな私が、アトミラールを非難する権利はない)
ビスマルク(アトミラールは、あの男の所まで来てくれて、殴られて、蹴られて、銃で撃たれてまで助けてくれた)
ビスマルク(裏切り者の私を赦して、愛してくれた。私は、もはや言葉にできないくらいあの人が好きだ)
ビスマルク(だからこそ、あの人の幸せを願っている。その為ならば、何でもできる)
提督『俺たちは、もう駄目なのかもしれないな』
ビスマルク(いつかのアトミラールの言葉がリフレインする。……あの人の幸せを私が壊しているのなら、私は……)
815 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/09(月) 03:24:16.96 ID:4SsAf5Qs0
〜
プリンツ「プリンツ・オイゲン、ただいま帰還しました。任務完了です」
長門「ああ、ご苦労だった。そうだ、オイゲン。お前の申請していた休暇は承認されたぞ」
プリンツ「本当ですか!?やったぁ!!」
プリンツ(ようやくアトミラールのお見舞いに行ける!!本当は付きっきりで看病してあげたいんだけど……)
プリンツ(何を買っていけばいいかな?やっぱり音楽とか?ウォークマンにいろいろ入れて持って行こう!)
プリンツ(何を入れようか悩みながら部屋に戻る。……その、途中だった)
瑞鶴「オイゲン」
プリンツ「瑞鶴さん。戻られたんですね、お疲れ様です。どうしました?」
瑞鶴「ちょっと話があるの。来て」
プリンツ「……?はい」
プリンツ(連れられて屋上まで来る。ということは誰かに聞かれたくない話題ということだ。けど、身に覚えがない)
プリンツ「……あの、何でしょうか?」
瑞鶴「提督さんが倒れた時さ、貴女とビスマルクが一緒に居たらしいじゃん」
プリンツ「そうですよ」
瑞鶴「……何をしてたの?」
プリンツ「……何、とは?」
瑞鶴「お話でもしていたのならそう答えればいいだけじゃん。ってことは言いたくないことをしていたんでしょ?」
プリンツ「……何が言いたいんですか?」
瑞鶴「提督さん、ストレス性の胃潰瘍だってね。……ストレスって、何だろうね?」
プリンツ「あのお立場ですから、いろいろあるのでしょうね」
プリンツ(クソビッチに酷い事されたりとか)
瑞鶴「それもあるだろうけど、私は違うと思うんだよね」
プリンツ「へぇ……じゃあ何だというんですか?」
816 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/09(月) 03:26:32.16 ID:4SsAf5Qs0
瑞鶴「……アンタじゃないの?そのストレス」
プリンツ「……私?はは、何を言うのかと思ったら……私が?ありえませんね」
瑞鶴「勿論、アンタだけのせいじゃないだろうけどね。……提督さんってさ、結婚してるでしょ?けど、かなり強引に迫っていたよね」
プリンツ「……」
瑞鶴「そういうのは止めなよ。提督さんは優しいから、いろいろ悩んだりしちゃうんだよ。傷つけないようにって」
プリンツ「アトミラールは私を好きだといってくれました」
瑞鶴「けど、受け入れてはくれなかったでしょ?俺にはビスマルクがいるって」
プリンツ「っ……」
瑞鶴「……私も、前にやっちゃったんだよね。それで、翔鶴姉にすごく怒られた。けど提督さんは変わらず私と仲良くしてくれた」
プリンツ「……私じゃなくて、悪いのは全部ビスマルクです。何も知らずに、知ったような口を聞かないでください!!」
瑞鶴「そうだね、何も知らないよ。……けど、アンタだって何も知らないでしょ?提督さんのことは」
プリンツ「いえ、分かってます!!誰がアトミラールを支えていたと思っているんですか!?」
瑞鶴「いや、分かってない。提督さんが、ビスマルクがいるからって断っているってことはそういうことなんだよ」
プリンツ「どういう事だというんですか!?」
瑞鶴「どんな事情があるにせよ、それを踏まえたうえで提督さんはビスマルクを選んだんでしょ?」
プリンツ「それは……アトミラールが優しいから……!!」
瑞鶴「あの人が、憐れみやらなんやらで人を愛すると思った?貴方がやっていることは提督の気持ちを無視したことでしょ」
瑞鶴「提督のことを自分に都合がいいように解釈して、それで自分を正当化しているつもり?だとしたら、アンタは最低の屑よ」
プリンツ「っ!?」
瑞鶴「これ以上あの人を苦しめないで。……納得できないこともあると思うけど、恋愛なんて、そんな理不尽なことでしょ?」
瑞鶴「誰かが選ばれてそれ以外は皆選ばれない。そういう……クソッタレな世界なんだから」
プリンツ「……わ、私が?アトミラールを苦しめている……?」
瑞鶴「そうよ。こんなことを続けていても、いずれ提督さんはきっぱりとアンタを振るでしょうね」
瑞鶴「でも、それまできっとたくさん悩むわ。悩んで、苦しむわ。私は、提督さんに苦しんで欲しくない」
瑞鶴「提督さんを苦しめるのなら、貴女は敵よ。もしそうなら、私は容赦しない。分かっておいて」
プリンツ「私が……アトミラールの……敵……!!」
817 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/01/09(月) 03:39:53.78 ID:4SsAf5Qs0
プリンツ(ビスマルクや、あの男のような、敵……?私が、アトミラールを苦しめている……?)
提督『だ、駄目だプリンツ……!!』
提督『くっ……俺には、ビスマルクが……』
プリンツ(アトミラールの言葉が思い出される。あそこまでして、まだああ言えるのならそれは……)
プリンツ(それは本当にビスマルクを愛していたということ……いや、私も分かっていた)
プリンツ(アトミラールがビスマルクのことを好きなことぐらい、分かっていた。でも……)
プリンツ(あいつが相応しくないから、だから相応しい私が。そう思っていた……)
プリンツ(けど、私が好きな人を、少なくとも自分の中では正当化して手に入れるチャンスだと考えなかったか?)
プリンツ(その考えが少しもなかったか?……否定、しきれない。だとすれば、私はあの男と同じことをしている)
プリンツ(愛する二人を引き裂いてまで、自分の片思いの相手を寝取ろうとしている……吐き気が込み上げてきた)
プリンツ「……っ!!」ダッ
瑞鶴「プリンツ!!……」
プリンツ(近くのトイレに駆け込む。胃の中の物を全部出してしまったと思うほど吐いた)
プリンツ(涙が止まらない。口を濯いで、なんとか部屋に戻る。そのままベッドにもぐりこんだ)
プリンツ(ひとしきり泣いて、それで少しは落ち着くことができた。考えたくないけど、考えなくちゃいけない)
プリンツ(あの時の瑞鶴さんの目には、大切な人を守るという信念が宿っていた。私も同じ気持ちだから、分かる)
プリンツ(瑞鶴さんがあの時の私なら、さしずめ私はあの男といったところか……随分な立場の変わりように自嘲する)
プリンツ(なら……私は消えなくちゃならない。私は、アトミラールの幸せを壊してしまったのだから)
プリンツ(愛する妻とやり直そうとしているアトミラールを、自分に都合のいい解釈をした私が台無しにしてしまったのだから)
プリンツ(私は最低の屑女だ。けど、この気持ちは……アトミラールを愛する気持ちは本物だ)
プリンツ(あの人の幸せを心から願っている。だから……だから、私は……)
プリンツ「……」ポロポロポロ
プリンツ(……けど、最後にお見舞いくらいしたい。それぐらい、いいよね)
818 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/09(月) 04:03:30.27 ID:ZegDOPnA0
まさかの瑞鶴大勝利ずい?
819 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/09(月) 08:44:49.46 ID:oUA6J3qWo
糞瑞鶴
820 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/01/09(月) 12:38:17.26 ID:yD1ml8r0O
提督と友は幸せなキスをして終了
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