【モバマス】アイドルが逆セクハラをしてきて仕事を邪魔する世界【R-18】

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169 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/21(月) 09:28:04.20 ID:0ZI9TNqhO
悠貴
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/21(月) 09:29:36.94 ID:0ZI9TNqhO
本文挟んでたから気付かなかったけどこれ兄弟のいるアイドル限定か
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/21(月) 09:47:33.81 ID:JZMHJFuqo
軍曹の妹はジョークだと思ったけど
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/21(月) 10:40:49.62 ID:L1nN9Za4O
>>171
ぷちでも妹に関しては言及してるはず
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/21(月) 11:11:31.97 ID:2AS5yHrb0
>>168
ありがとうございます

>>170
説明が足りなくてすいませんでした。おっしゃる通り、兄か弟が居るアイドルのみになります。
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/21(月) 13:01:27.76 ID:/Iv4n3KUO
兄弟持ちか
じゃあ泉
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/21(月) 13:05:04.27 ID:rCnKdJFA0
なるほど
榊原里美で。
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/21(月) 17:06:59.51 ID:tPcnTTXoo
はぁとさんも妹いたよな?
出て欲しいのは日菜子
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/21(月) 21:32:04.09 ID:2AS5yHrb0
>>176
すいません、兄か弟が居るという事実だけが必要だったんです。
それともうキャラは決めてしまいました。

みなさんご協力ありがとうございます。
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/11/22(火) 02:14:11.46 ID:/uC0rdCbo
めっちゃ伸びてたと思ったのに!
伸びたのは俺の股間だけでしたってか!
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/11/22(火) 02:14:53.35 ID:/uC0rdCbo
あ、批判じゃないからゆっくり続けてくれ
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/22(火) 04:43:59.65 ID:B1d6ono8o
>>179
ageんなks
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/22(火) 04:50:20.09 ID:e/ZWRhoZ0
「ちょっ、ぅぐ!?」

 予想外の発言を撤回させる間も無く、尻穴に深く挿入されたままの指に壁端まで引っ張られる。くちっ、と肛門を伸ばされる快美感に足がふらついて、そのまま仕切りに背を預ける態勢になってしまう。その勢いで指も抜けて、強い摩擦感で腰が抜けそうになるが、すぐさま麗奈が肩を支えてくれた。

「もう、しっかりしなさいよね! あーもう、シャツが濡れちゃったじゃない……」

 今更ながら麗奈の格好が売店で売られているレッスン用の白いトップスとスカートタイプのボトムスをしていることに気がついた。スカートタイプのものは擬似的に衣装の動きを確認するためのものであり、本来はスパッツ等のインナーと合わせて着用するものだ。ヒラヒラとたなびく布地は、たとえ下着が見えないと分かっていても目を引いてしまうというのに、今の麗奈は惜しげもなく生足をさらけ出している。脇腹に押し当てられている胸の感触も下着の類を感じない極上の柔らかさで……

「……目つきがやらしいわよ。だからこっち見んなって言ったのに」

 麗奈の視線に照れと冷ややかさが混ざり、乱暴に俺の乳首を抓る。

「っぃ!」
「自分のでも見てなさいよスケベ!」

 先ほど妄想してしまった負い目もあり、何も言えず軽い痛みに耐える。すると、戸が遠慮がちに開かれ、伺うような顔のアイドルが中にはいってきた。

「えーっと、喧嘩……じゃないよね? あたしもボディメンテしたいんだけど、良いかな?」
「あっ、聞いてよ美世! せっかくマッサージしてやってるのに、コイツったら人の胸見てくんのよ!? 信じられないわ!」

 ハハハと、少し困った顔で入ってきたのは原田美世。元整備士の自動車をこよなく愛する少し変わり種のアイドルだ。その男勝りな趣味とほぼすっぴんの童顔に反したメリハリの効いた巨乳の持ち主で、自身に無頓着な事もあり、性的な誘いを受けることも多かったという。
 確かに、やや勘違いをさせやすい発言が多く、普段とのギャップでクラっと来ることも間々ある。この間発売したばかりの某自動車企業とコラボしたグラビアカレンダーでは、本当に本人なのか疑ってしまうくらいの色気を出していたが……
 今はそのエロい身体をタオル一つ持たず曝け出し、ごく至近距離でこちらのフォローをしてくれている。

「だからね? 男の子は可愛い子がいるとつい目で追っちゃうっていうか……悪意とか関係なしに自然と動いちゃうんだよね。それに下着つけてないでしょ? そういうのって結構危ないからダメなんだよ。あたしも飲み会で一度……」
「そうかもしんないけど換えの下着持ってないし……」

 しかし全裸でノーブラの危険性を説くのはどうなのだろうか。いや、麗奈も気に留めていないし今更考えてもしょうがないのだが……やはり頭が痛くなる思いだ……
 などと気を逸しているうちにも二人の話し合いは終わっていた。

「もう脱いじゃえば? それなら見られても良いよね」
「それもそうね。 ん……よいしょっと」

 目の前で脱ぎ始める美少女。全員何も身に着けていない中、一人だけ黒いミニスカートを履いたままなのが逆に淫蕩さを増幅させている。
 まるで俺のことを責める為に居る事を主張しているようで、思わず喉を鳴らしてしまった。
 
問題解決とばかりに美世が髪を洗い始めるのと同時に、再び麗奈のターゲットが俺に戻ってくる。
俺の左手を自らの肩に回させると、麗奈は右手で俺の胸をつかむように抱きつき、左手を股の間へ滑らせてきた。
今度は前方から手が入り込み、既にほぐれきっている菊座へと指が潜り込んでくる。
挿入されただけで、抵抗する気が失せるほど気持ちがいい。遅れを取りもどそうとしているためか、にゅるにゅると肛門がかき回され腰が抜けてしまいそうになった。

「うわ、Pさん凄くだらしない顔……」
「お尻ほじほじ大作戦……そんなに気持ちいいのかなっ?」
「前立腺でしたか……初めて聞く名前ですね。内蔵なのでしょうか」
「う〜ん、おちんちん大きくなってるし気持ちいーんじゃない?」

観察されるのが恥ずかしくギャラリーを見ないよう前を向くが、そこにはソープを身体に塗りたくる美世。さらに仕切りの向こうにも背中を流し合いながらこちらに目を向けるアイドル達……
その楽園の景色を見ないよう俯くと、こちらを見る麗奈と視線が交わった。

「何よ……物足りないの? なら乳首も触ってあげるからちょっと待ってて」
 
 どうすれば良いのか考えるからと言い、麗奈の責める手が二つに増えた。
 射精へ繋がる快感とは別種の二点責めで感度と性欲が毎秒高まり続けている。素肌同士の密着がそれに拍車をかけ、いよいよ優しく尖った小さい胸から目が離せなくなる。
 いかにも発達途中といった形の丘に、男のそれとは明らかに違うサイズの粒が淡く色づく小胸。
 さらに、麗奈の方に回された俺の手は、数センチ動かすだけでそのふくらみを自由にできる位置にある。
 理由は分からないが、シャツ越しではなく直接なら見ても何も言わないのだ。それならば触ってしまっても問題ないんじゃないのか? 麗奈が俺にしているように、あの男を惑わす先端をくすぐってやれば、きっと可愛らしい声を聞かせてくれることだろう。
 それに俺ばかりが弄られているんだし、少しくらいこちらから触っても…………いや、ダメだっ!
 どんなに理不尽な理屈が並んでいても、俺から手を出すとまたおかしなことになるかもしれないんだ。今更良識を振りかざす気はないが、麗奈にトラウマを作ってしまったり、最悪この場で全てが元に戻り刑務所行きなんてこともあるかもしれない…………だが、偶然触れてしまうくらいなら、軽く指に触れてしまう程度なら事故で済むかもしれない。

 段々と息が荒くなり、左手と胸の距離が3cm……2cm……ついに1cmにまで縮まる。そして俺は――――――
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/22(火) 08:54:17.91 ID:TpDi5OASO
期待
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/24(木) 00:07:16.04 ID:xDVZnqwF0
「……あの……よろしいでしょうか」

 首筋にひたりと手が添えられる。背後から掛けられた抑揚のない声に動揺が走り、同時に手が浮いたまま硬直してしまった。
 麗奈はそれに気が付かなかったのか、視線を俺の顔から背後に移して言った。

「文香じゃない。今マッサージで忙しいんだけど、何か用?」
「……ええ……この紙についてなのですが……」

 何人の手にも渡ってきたのだろう、湿気や水滴でかなり悲惨な有様になった雑誌のページが麗奈に返された。

「ああー!? ちょっとこれじゃ読めないじゃない! ど、どうすんのよ!」

 全体的に器用な分、とっさの対応を苦手とする麗奈は意外と努力型だ。大切なマニュアルを失ってしまい、愕然とした顔で狼狽しているのも当然のことだろう。
 それを察した文香は、安心させるよう言葉を続ける。

「……その特集は少々不適当な解説が多く、参考文献には向きません……ですので……僭越ながら、私が代わりに解説をと……お邪魔でしょうか」
「い、いや助かるわ! 参謀としてアタシの役に立たせてあげる! 見返りはないけどね!」
「……ふふ。私も、前立腺を責められた男性がどの様に成り果てるのか……興味がありますから……」
「そう? それならまずは甘ボッキと亀ってのが何なのか教えてちょうだい」

 文香はぽそぽそと囁きかける声色で解説を始めた。

「……勃起……それは主に男性器が興奮で大きく、硬くなることを指します……甘勃起とは、その過程……中途半端に膨らんでいる状態を言う俗称ですね。……この場合、被施術者が肛門刺激にのみ集中し……陰茎に意識を割かないことで起きるリラックス状態のことですが……」

 俺のペニスに文香、麗奈、そして興味深そうに聞き入っていた美世の視線が注がれる。

「ガッチガチね」
「ご、ごめんね、プロデューサーさん。裸の女の子に囲まれてたらちんちん落ち着かないよね?」
「……皆さん、とても魅力的な方ばかりです……それに、美世さん、麗奈ちゃん……お二人とも愛らしく、扇情的ですので……男性機能が正常であれば、当然のことかと。……亀、つまり亀頭と呼ばれる茸の傘のような形状の部位ですが……そこも張り詰めていて、とても健康的な様子です」
「健康なのは良いのよ。それでどうすればいいのかって話でしょ?」
「撫でて落ち着かせるってのはどうかな? サイドレバーみたいで一回触ってみたかったんだよねー」
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/24(木) 00:07:42.23 ID:xDVZnqwF0

 そう言い手を伸ばす美世に文香が静止を呼びかけた。

「いけません……うっかり射精をさせてしまうと……前立腺マッサージの効果が半減してしまいます。……ペニスには触れず……乳首と前立腺への刺激で意識を分散させる……というのが好ましいです。……なので麗奈ちゃんは……次のステップに入ってください」
「そういうわけだからもっと腰前に出して。腕に当たっちゃうでしょ」
「っお゛……!」

 麗奈が指を鉤状に曲げて前に引いた時、今までとは次元の違う快感が駆け抜けた。
 自然と会陰部に力が入って、カウパーが勢い良く飛び出し美世の身体を汚してしまう。

「わわっ、オイル漏れ……って、Pさん大丈夫!? 足ガクガクしてるよ!」
「わっ、おもっ!? み、美世! 反対側支えて……っ」
 
 感電したように足が震え、二人に肩を支えてもらいなんとか姿勢を元に戻す。
流石に普段から力仕事をしているだけあり、美世の安定感は抜群だった。
しかし、ボディソープでヌルヌルの身体で抱きつかれた俺はそれどころではなく、ますます激しく肉棒熱り立たせることでその興奮を周知させた。

「……いきなり前立腺にあたりましたか……ますますお元気になってしまわれましたね。……サイズは平均程度ですが、勃起維持力は誇っていいのではないでしょうか……」
「あはは……流石に手の力だけで支えるのは難しくてね? 自慢のボディはどうかな」
「まったく……この少しコリコリしてる所かしら……? 良くわからないから、力抜きなさい」

 なんとか力を抜くべく深呼吸をするが、二人の対照的な裸体と自らの怒張が見えてしまい、思うようにいかない。
 すると、耳元で文香の、ふむ……という声が聞こえた。

「……では、Pさんはお二人の胸を触っていてください。……女性の胸には安楽康寧の効果があるといいます……母に甘えるようなもの、でしょうか。……単純にそちらの方が体勢も楽、というのもありますが……」
「へぇー、お母さんかあ……うん、良いよ、触って触ってっ」

 ムニュゥゥ

 美世の手が、俺の手を何のためらいもなく胸に押し当てる。指の間から柔肉がはみ出るほど深く導かれ、その圧倒的なボリュームに感動を覚えた。

「んっ♡ Pさんの好きにしていいけど、アクセル掛けすぎると痛いから程々にね?」
「あ、ああ……本当に、良いのか?」
「うだうだ言ってないでアタシの胸も触りなさい。あっ、最近敏感だから痛くしないでよね!」
「麗奈ちゃんも成長期だもんねー。今のうちにバストマッサージしとくと大きくなるんだってさー」
「!? す、少しなら強く触ってもいいわ!」

 お許しはいただけたがこんなに儚げな胸を強く揉む度胸は出ず、表面を撫でるだけの結果になった。

「ぁんっ♡ そ、それぐらいなら気持ちいい……ケド、あんまり動かしちゃダメよ?」
「……ふふ、施術に集中できませんからね。……では、私はPさんの乳首を指で撫でますので、それを合図に深呼吸をしてください。…………吸ってー……」

 息を吸うと、三人の手が一斉に動き出した。
 美世の手が全身を撫で回し筋肉の強張りを解いていき、深呼吸に合わせて文香が両の乳頭を転がしてくる。そして、麗奈の指が前立腺を的確に捉え、極上の快楽が全身を包み込んだ。
 ペニスへの刺激と違い、どう耐えれば良いのか想像もできない、未体験の悦楽。二人の胸も責めてやろうなどという考えは一瞬で吹き飛び、ただ感じすぎる恐怖から縋り付くことしかできなかった。
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/24(木) 00:17:32.77 ID:xDVZnqwF0

 麗奈の指が前立腺をトントンと指で叩くたびに、快感のパルスが全身に広がっていく。乳首や手のひら、指先などの敏感な場所にその電流が溜まり、ジンジン疼く気持ち良さが溜まっていく。そして、前立腺を軽く押しつぶされた時、全身のパルスがその一点に向かって押し寄せ、はじける。

「ふふん♪ 気持ちいいかしら? ……まぁ、その顔をみれば聞く必要もなさそーね」
「……書の知識としては知っていましたが……物凄い効き目ですね……」
「本当だね! ちんちんも柔らかくなってるみたいだし……この後はどうするの?」

「……そうですね……個人差に依りますが、長くても三十分ほど続けていれば……絶頂に至ります。……ですが、この様子なら……そう掛からないかもしれませんね」
「確かに、さっきからお尻の穴がパクパクしてるし、前立腺も硬くなってきてるのよ。どう? イキそう?」

 奈落に引きずり込まんと技巧を凝らす中指は、いくら腰を逃げ惑わせても繊細な動きで的を捉えて離さない。どこまでも優しく甘やかすその一つ一つが、膨大な快楽を内側から全身に塗りたくって止まらない。
 通常の射精を水鉄砲に例えるならば、前立腺刺激は風船に蛇口から水を汲むようなものだ。毎秒ごとに射精以上の快楽が全身に流し込まれても、そう簡単には終わりが来ない。
 しかし、そのまま続けていればどうなるだろうか? きっと破裂するような破滅的な快楽が一度に襲い掛かってくるに違いない……そう思っていた。

「……麗奈ちゃん、ほんの少しだけ……少しだけ強めに前立腺を圧迫しながら……くるくると撫でてあげてください……」
「ちょっとだけ……こうかしら?」

 僅かな変化が決定打となり全てが開放される寸前、限界まで引き伸ばされた風船の口が固く結ばれる。
 比喩ではなく、全身が一段階上の絶頂に晒され続け降りてこられない。
五感がすべて絶頂に置き換わる中、手のひらに感じる胸の感触だけが現実に自分をしがみつかせ、けして離すまいと強く握った。

「きゃっ! えっ、大丈夫なのこれ? あーとかうーしか言ってないし震えてるわよ!?」
「イッてるのかなぁ? でもこれ、たくさん出てるけど射精じゃないよね?」
「……これはドライオーガズム、というものだと思われます。……射精を伴わず、女性的な絶頂を得られるそうで……男性にとっても至高の快楽だと書いてありました。……私達が膣内で絶頂し続ければ、同じような状態になるのではと、推測します」

 文香の声が脳に響く。イきつづける乳首を淡々とこね回されている内に、涙の嗚咽が止まらなくなる。
 死ぬ、おかしくなる、助けてと、ひたすら許しを請うた。
 
「連続でイかされ続けると苦しいよね。でも、もし壊れちゃったらあたしがメンテしてあげるから、なんて♪」
「そのイクってのがわからないんだけど、こんなに気持ち良さそうなら平気でしょ。あっ、あと美世! 今日はアタシが最後まで面倒見るんだからね! 余計なことしちゃダメよ、わかった!?」
「はいはーい、仲良しでいいなー」

 ぼんやり聞こえるガールズトークと、その片手間で甘美な死の予感を与えられ続ける俺。その様子をみているギャラリーには、きっと微笑ましいやり取りにでも映っているのだろう。最上級の裸体を惜しげもなく晒して、楽しそうに会話に花を咲かせている。
 美世の言うような苦痛や痛みは一つもなく、ただひたすら気持ちがいい。この世の苦しみから解き放たれて天上の宴に饗されようとも、これほどの陶酔感は得られないだろう。

「流石アタシ……指圧の才能も激ヤバね! ほら、奥からぐーってなぞると……アハハ! 声も出ないみたいね!」

如何に至極の恍惚だとしても、人の体には限界がある。薬も過ぎれば毒と化す――まさに今の麗奈は猛毒そのものだった。
麻薬の中指がクイッと折り曲がれば背骨が甘だるく溶け、前立腺をにゅるんにゅるんと撫でるだけで、快楽と同量の魂が亀頭から溢れだしていく。
心臓が早鐘を打ち鳴らし命の危険を訴えても、麗奈に全てを吸い尽くして欲しいとさえ考えてしまうのを止められない。

「こんなにイイ反応だとアタシもキモチイイわね♪ まだ始めたばかりだし存分に楽しみなさいっ」

心が、思考が、抗うのをやめた。
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/24(木) 04:33:52.07 ID:xDVZnqwF0
どれくらいの間その快楽を享受していたのだろう。
喘ぎ尽くして枯れた喉からは、ただ自分を天国へ導いてくれる少女の名前がこぼれ出る。

「なぁに? 二本指で挟まれるのが好きなの? だらしない顔ね」
「れいな……ぁ……」
「フフ、次はどうしようかしら。また圧迫してカウパー絞られたい? 交互に指で叩くのは? それとももう一本指を……」

 麗奈が次々と魅力的な提案をあげるが、ついにストップが掛けられた。

「……あの、そろそろ終わりにしませんと……Pさんの体力が尽きてしまわれます」
「もう40分もしてるからね。ツボ押しはメンテミスすると次の日辛いらしいよ?」
「……もみ返し、ですね。……やり過ぎは、次の日もう一度軽い施術をすれば解消できますが……無いに越したことはありません」

その言葉を素直に受け入れた麗奈の指が抜けていき、開いたままの肛口がひんやりとした外気に晒される。麗奈の左手はぬらぬらとした油と腸液でてかっていて、今まであの綺麗な手指が自分をヨガらせていたのだという事実を物語っていた。

「うわ、どろどろね……シャワー室でやって正解だったわ。美世、悪いけどお湯出して頂戴」
「二人共お疲れ様っ。片手塞がってるし、私が洗ってあげよう。ほら手だしてー」
「良いわよ別に……ってこら無理やりっ、アッハッハ! く、くすぐった、うはははっ!」

 キャッキャと仲睦まじく二人の手が絡み合い、争うように汚れが落とされていく。
なぜだかその光景に疎外感を覚え、二人に回したままの手を動かし胸をまさぐった。

「んー? この手はどうしたのかなー?」
「あっ♡ ちょ、ちょっとっ、なにすんのよっ! 美世もくすぐるの、やめ……はぁっ♡」
「……なるほど。……麗奈ちゃん、仕上げを……射精させるのを忘れていました」

 美世の手を振り払い、不埒な俺の手を抓っていた麗奈が、あっと気まずそうな顔をして言った。

「……ちょっとしたミスは悪党の美学みたいなもんよ。ていうか口で言いなさいよね! おっぱいは呼び鈴じゃないのよ、ふんっ」

 鼻を鳴らし、お詫びのつもりなのか手を胸に押し付けられる。ぴくりと敏感にも反応してしまったのがとても可愛いらしい。
 その姿は、未だ快楽の余韻が大きく渦巻いている身でなくとも十分な起爆剤となった。

「またこんなガチガチにして……もう少しお尻ほぐしてあげたほうが良いんじゃない? どれだけ疲れを貯めたらこんなになるってのよ」
「……カウパーのみを吐き出して貰いましたが……疲れの源となる精子はそのままです。……なので、全て搾精すれば良い……のでしょうか?」
「エンジンオイルの清浄作業みたいだねっ!」
「ふーん、それで射精ってどうやればいいの? 前立腺ぐりぐりすれば出てくるって書いてあった気がするわ」

 麗奈は自身の手を洗い流したあと、甲斐甲斐しくも俺の尻についたオイルを洗ってくれていたのだが、その流れで再び前立腺を撫で回した。
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/24(木) 04:34:21.89 ID:xDVZnqwF0

「……っ!」
「……あまり前立腺刺激に傾倒しすぎると……今度は麗奈ちゃんが居ないと自慰行為に支障が出そうですね……オーソドックスに手でしごきだして、洗ってしまいましょう」
「それはちょっと面倒ね。……ま、月いちくらいならしてやってもいいけど……」
 
 少々乱暴に肛門の洗浄が終わり、その流れでペニスに温かいお湯がかけられる。
ゆるい水流が亀頭に降り注ぐだけでも張りつめた風船に穴を開けるには十分な刺激だったようで、自分で言ってから驚くほど早く射精宣言をしていた。

「ぁっ! もうでそうだ……っ!」
「あ、ちょっとシャワーストップ! お風呂場で精子流すと排水溝詰まっちゃうから! れ、麗奈ちゃんお口! ちんちん咥えてっ!」
「へっ!? もーしょうがないわねぇ……あむ……」

 美世が俺を背後から抱えて、しゃがんだ麗奈の眼前に勃起ペニスが来るよう姿勢を矯正する。
 背中で押しつぶされる柔らかい胸に感慨ふける間も無く、麗奈は大きく舌を突き出す仕草から俺自身を口内に迎え入れた。
 暖房が効いた室内では口内の水分も失われる。その結果、麗奈の唾液はローション並に濃縮され、最高のぬめりで亀頭を歓待してくれた。
 性的なものに対する忌避感や照れがないため、思春期の旺盛な好奇心だけが麗奈の舌を動かす。そのため、男を誘うように音を立てたり声を出したりはせず、ひたすら舌で亀頭をにゅるにゅるとねぶるだけ。新しいおもちゃの形や性能を確かめる為だけの舌技は、だからこそ俺を激しく責め立てた。

「うわぁ、エグいフェラ。できるなら先だけじゃなくて全体を……って、んん!?」
「……奥まで咥え込んでしまいました……ほ、本当に初めて……なんでしょうか……?」

 二人が呆然と麗奈を見ている。
 既に射精しかけで余裕のない俺を責める麗奈の口技・舌技はそこいらの風俗嬢では太刀打ち出来ないほど技巧的で、そして気持ちが良かった。
 一体どうなっているのか、激しく舐め回しながら吸引やピストンも交えた変幻自在の技を使っておきながら無音で、そしてひょっとこのように無様な顔になることもなく平然としているのだ。これで初めてだと言って、一体誰が信じるというのか。
 
そんな驚きや疑問に考えを巡らせる内にあっけなく限界が訪れる。
強烈な放出感とは裏腹に、激しい前立腺責めの影響でドロドロとした勢いのない射精。

「っぅ、あっ、あー……あっ、麗奈っ……舌、そんな……!」
「んふふ♪」

 射精している途中の尿道を舌先でほじくり返され、裏筋を大きく広げた舌でねっとりと包まれしゃぶられる。
射精直後の責めは辛いはずなのに、亀頭の一番面積の広い部分を舌裏で優しく撫でられると、何故か前立腺がきゅんきゅん動き出す。ペニスの痙攣に反応した麗奈は亀頭の先に口づけ、バキューム責めで精液を吸い出した。

何度も何度もその責めが続くとついには腰が完全に抜けてしまい、支えきれなかった美世と共にずり下がっていった。
その間も麗奈の口はすっぽんのように亀頭をしゃぶり続け、精液を口内に溜め込みつづける。そして、完全に腰が落ちきったのを確認し、こちらを見てイタズラをするときの顔をした。

それと同時に激しいピストン責めが始まった。
張り詰めた怒張が麗奈の口蓋に擦り付けられ喉奥へと飲み込まれ、激しい吸引と共に雁首までにゅるぅぅぅぅ、と引きずり出される。その間も長い舌がねろんねろんと全体を舐め回し、ピストンのインターバルには亀頭の上をミキサーのようにぐるぐると這いずり回った。
 このまま全て吸い出される、その期待に肉棒全体が痙攣を始めた時、麗奈の指が肛門に潜り込み――――

 ぎゅっ♪

びゅっ……びゅる……どくっ……どくっ……びゅるる……

「〜〜〜〜〜〜っ!」
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/24(木) 04:34:48.86 ID:xDVZnqwF0
「あ、なんか見入っちゃってた……Pさん大丈夫?」
「……完全に放出しきった……というお顔ですね」

 淫魔もかくやの超絶技巧のフェラチオも終わり、乱れた呼吸も徐々に平時のものへと戻ってくる。
 数分後、麗奈が勢いよく立ち上がり、その勢いで萎えた性器が口からちゅるんと排出された。
もう少し、あの温かい口の中に居たかった。しかし、今までにない長く、激しく、そして全てが満たされる時間だった。これだけのことをしても誰一人おかしいとは思わず、麗奈はマッサージとイタズラを完遂しただけという結果になるのだろう。
 さぞ得意そうな顔をしているだろうと見上げると、麗奈は青ざめた表情で大きな目に涙をたたえていた。

「んー! んーーー!」

 慌てたようにキョロキョロとあたりを見渡し、スペースの端に置かれていたビニールばっくから紙――――あの雑誌のページをとりだすと――――

「んげぇ……ぺっぺっ、うぇぇぇ」

 口の中からゼリーと糊が混ざったような状態の精液を吐き出した。

「まっっっずい! どんだけ射精すつもりよ! 見てこの量!」

 そしてこちらに見せつけた後、腹立たしそうにゴミ箱へ捨てに行った。

「ふふっ、ちょっと安心したでしょ?」
「いや、そりゃなあ……」
「……では、私はこれで失礼します……とても良い体験をさせていただきました……では」

 あっさりと隣のスペースから出ていく文香。

「私達も軽く流して出よっか。それとも……この流線型ボディのメンテしてく?」
「…………いや」
「あははっ、じゃあまた今度遊ぼーね。立てる?」
「手、貸してくれ」

 その後はなるべく美世を見ないように努力をして外に出た。
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/24(木) 04:38:20.04 ID:xDVZnqwF0
ここで一先ず終わりなのですが、麗奈とのエピローグが入る予定です。
書いてる内に愛着が湧いてきて、麗奈だけ正気に戻してしまおうかと思っています。
本筋とずれる気がするんですが、こういうのも良いのでしょうか?
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 04:45:15.16 ID:1KfbI7wno
とりあえず乙

>>1の好きに書いたらいいよ
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 06:54:28.78 ID:b8IxA8F/O

別にいいんじゃない?
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 07:58:18.80 ID:urMNdLi9O
別の世界線という便利な言葉があってだな
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/24(木) 16:58:02.65 ID:xDVZnqwF0

 静かになった部屋の中、精魂尽き果てた俺は脱衣所のベンチで一人体を休めている。
 あれほど大勢居たアイドル達も、数分前に着替えを終えて出ていった美世を最後に全員居なくなっていた。
 流石に目の前で生着替えを見せつけられた時はドキドキしたが、それまでの事が事だったのである程度冷静を保っていられたのは幸いだった。
 未だ甘い倦怠感が身体を包み込んで入るが、マッサージの効果なのか疼きや異常な感度は消え去っていて、とてもさっぱりとした気分だったのである。
そのせいもあって、こうして座っていると先ほどまでの出来事は夢だったんじゃないかとすら思えてしまう。

(しかし、どうしたもんかな)

 こんな事をしておいて今更と思うかもしれないが、それでも仕事をしなければいけないのが雇われ者としての勤め。
しかし、今ここで往生しているのは歩くのが辛いだけが理由ではない。籠に入れておいた衣類は消え、代わりに『酷い汚れだったのでクリーニングに出しておきます ナナ』と書かれたメモが残されていたのだ。
とてもありがたいのだが、代わりに入れられていたのは嫌にリアルなカブトムシシールと飴のみ。誰が入れたかは心当たりがあるが、だからといってこれでどうしろと言うつもりだったのだろうか……

飴を舐めて栄養補給をし、もう適当なタオルを巻いて帰るかと投げやりになりつつあった時、シャワールームの扉が乱暴に開けられた。

A そこにはやや不機嫌そうに、服を抱えたスカート一枚の麗奈が立っていた。
B そこには抱えた衣服で胸を隠し、今にも爆発しそうな顔の麗奈が半裸で立っていた。
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/24(木) 16:58:33.00 ID:xDVZnqwF0

 静かになった部屋の中、精魂尽き果てた俺は脱衣所のベンチで一人体を休めている。
 あれほど大勢居たアイドル達も、数分前に着替えを終えて出ていった美世を最後に全員居なくなっていた。
 流石に目の前で生着替えを見せつけられた時はドキドキしたが、それまでの事が事だったのである程度冷静を保っていられたのは幸いだった。
 未だ甘い倦怠感が身体を包み込んで入るが、マッサージの効果なのか疼きや異常な感度は消え去っていて、とてもさっぱりとした気分だったのである。
そのせいもあって、こうして座っていると先ほどまでの出来事は夢だったんじゃないかとすら思えてしまう。

(しかし、どうしたもんかな)

 こんな事をしておいて今更と思うかもしれないが、それでも仕事をしなければいけないのが雇われ者としての勤め。
しかし、今ここで往生しているのは歩くのが辛いだけが理由ではない。籠に入れておいた衣類は消え、代わりに『酷い汚れだったのでクリーニングに出しておきます ナナ』と書かれたメモが残されていたのだ。
とてもありがたいのだが、代わりに入れられていたのは嫌にリアルなカブトムシシールと飴のみ。誰が入れたかは心当たりがあるが、だからといってこれでどうしろと言うつもりだったのだろうか……

飴を舐めて栄養補給をし、もう適当なタオルを巻いて帰るかと投げやりになりつつあった時、シャワールームの扉が乱暴に開けられた。

A そこにはやや不機嫌そうに、服を抱えたスカート一枚の麗奈が立っていた。
B そこには抱えた衣服で胸を隠し、今にも爆発しそうな顔の麗奈が半裸で立っていた。
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/24(木) 16:59:28.20 ID:xDVZnqwF0
間違えて二重投稿になってしまいました。
とりあえずこんな感じで分岐いれようとおもいます。
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 17:22:28.25 ID:h21G0ChSo
AAAA
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 18:28:10.14 ID:qmbq3Oo9O
B
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 18:39:26.14 ID:rgV3+12Co
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 18:53:50.62 ID:ygsSxJw6O
正気に戻ったかどうかの違い?
A
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 20:00:35.76 ID:KLsqMyNCo
b
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 20:32:33.32 ID:BCdbkeqBO
b
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/24(木) 21:14:23.70 ID:xDVZnqwF0
>>199
そうなります。
AがそのままでBがPと同じ常識になってサポートしてくれる仲間になるルートでしょうか
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 21:40:31.91 ID:zD/jpGzv0
元のままの方が展開がエロそうだからA
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 21:42:57.69 ID:7cX/H7t1o
たまには違うのも欲しいからB
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 21:43:35.50 ID:oYLUeu5Yo
Bだな
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/24(木) 22:13:29.09 ID:xDVZnqwF0
Bが多そうなのでそちらにしようと思います。
Aも余裕があったら書きます。
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/24(木) 23:52:39.70 ID:N6oSA/6m0
いいぞ〜
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 02:03:53.23 ID:MPlW0OO70
常識誤認とか逆セクハラがもっと流行ればいいのに
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/25(金) 08:01:58.68 ID:0YM7+/oDO
B
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 22:59:33.26 ID:MPlW0OO70
B√

 そこには抱えた衣服で胸を隠し、今にも爆発しそうな顔の麗奈が半裸で立っていた。

「麗奈か……って、その格好で出ていったのか!」
「っ!? ねえ、スカートだけで人前をうろつくのっておかしいと思う? 絶対に怒ったりしないから正直に言ってごらんなさい」

 真っ赤な顔して何を言ってるんだろう。これもまた一種のセクハラなのか……?
 それとももしかして……

「いやでも……俺の口から言うと色々問題起きそうだしやっぱ……」
「いーから答えなさいって言ってんのよっ!!!」

 麗奈が激高しながら俺に飛びかかり、今にも食らいついてきそうな勢いで恫喝してきた。いわゆる壁ドン、しかも拓海が良くするタイプのそれである。
 前から思ってたけど、どう育ったらこんなピーキーな性格になるんだろう。顔がいい分、結構本気で怖かった。
 俺がびっくりして固まっていることすら許さんとばかりに、麗奈のまゆがつり上がっていく。
あれだ、なりふり構わず何でもやってしまう人の顔だ。早々に選択肢が消えてしまったっぽいな、これ。

「……セクハラとか言わない?」
「くどいわね。仮に言ったとしても個人の内にとどめてあげるわよ」

 答えずにこの場を収められる方法も思いつかない。それに、もし俺の考えが合っていたのなら……という希望を捨てる余裕は俺も持ち合わせていなかった。

「お前の年ならギリ悪ふざけで済ませられるかもしれないが……ぶっちゃけ痴女か思春期特有の性的暴走だと思う。光や紗南もそうだけど、まだまだ小学生気分が抜けていない服装が多いせいで正直目のやり場に困るんだよ。麗奈も小さいなりに十分魅力的に成長してるわけだし、そんな格好でうろつくのは襲って欲しいと言ってるようなもんだろ……それに――ぅんが!!」
「誰がそこまで言えっつったの! もういいわよっ!」

 着替えで顔を潰され、無理やり言葉を遮られた。ちょっと、いやかなり口を滑らせてしまったかもしれない。
 しかしこの反応……もしかしなくとも麗奈はやはり――――

「やっぱり……アンタは正気だったのね、良かった……」
 
  へたりと俺の膝に腰を下ろし、麗奈の体から力が抜けていく。こんな格好で社内をうろついていたのだ、泣き出さないだけでも十分気丈な子だと言えるだろう。
ていうか、なんでスカートのみなんだ?

「気がついたなら何か着てくれば良かったのに……俺の着替え羽織るとかあったろ」
「出来るならそうしてるわよ! あいつらが彼シャツだの何だの言うから着れないし……こんな時に限って清掃員のオッサンがうろついてるし散々よ……」

 その時の事を思い出しているのか、顔が羞恥の色に染まっている。
 男の目から隠れるようにしてここまで着たのだろう、その光景を想像するとかなりくるものがあるな……

「ひゃっ! ちょっと、あれだけ出しておいてなんでまた大きくしてるのよ……!」

 反り上がり何も邪魔しない素肌に触れた不埒者を、麗奈の腿がはさみ糾弾する。
 普段はサイハイソックスで隠れているそれは、見た目からは想像できないほどしっとりムチムチとしていた。

「ぐぉっ……すまんっ……あれ、記憶が……つーか、離し……あああっ!」

 グニグニと股間が圧迫されて言葉を発させてもらえない。正気に戻ったんじゃなかったのか!?

「全部覚えてるわよ、一月くらい前からみんながおかしくなったのもはっきりとね。だからこれくらいもうどうってことないし……むしろ、ここで優位に立っておかないと怖いし……」
「正気のお前に手なんか出さないから! っく……それに今までも自分から出さなかっただろ……!」

 腰の動きと照れた表情がまったく合っていない。
これくらいの年齢は恥じらいのポイントがズレていることも多い。恐らくこの一ヶ月で随分とそれに拍車がかかってしまったのだろう。
それにしたって動きが尋常じゃないほど巧みなのは気になるところだが……

 徐々に余裕がなくなり、ペニスがひくひくと予兆を出し始めると、麗奈は脚を静止させて言った。
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 23:00:25.08 ID:MPlW0OO70
「これは契約よ。一刻も早くアタシの生活を元に戻すためのね」
「契、約?」
「そーよ。アンタのことは信頼してるけど、ちゃんとルールを決めておいた方がお互い安心でしょ?」

 確かにそれは決めておいたほうが良い。だが、俺にも言い分がある。

「そんなことしなくても絶対に手を出さない。約束する」
「バカね、逆よ。好きな時にアタシが手でも口でも使ってスッキリさせてあげるって言ってんの。アンタ、ここ最近はいつ暴走してもおかしくないって感じだったわ」
「そんなことさせられるわけ無いだろ! 立場云々の前に法律でアウトだよ!」
「それこそ今更じゃない。あれだけこのレイナサマにご奉仕されておいて……まだ喉がイガイガしてんのよ」
「ぐぅ……」

 ぐうの音しか出ない。確かにこんな理性をやすり掛けられる日々で己を保てるという保証はないが……だとしても……

「もしかして……いつまでもハーレムしていたいのかしら?」
「いや、正直惜しい気持ちはあるんだがそれ以上にストレスも凄いんだよこれ。元に戻って欲しいのは本当だ」

 なんか麗奈に対して本音が漏れすぎてる気がするな。あからさまに呆れた感じの色が顔に出ている。

「なら、アタシの意見が最優先でアンタから手を出すのは無し……勿論あ、アレもね。それだけなら今までと同じだし、納得できるんじゃないかしら?」

 太ももがこすり合わせられる。
確かに結果としては同じかもしれない。それに、ここで強く出れない次点で俺には意志力が足りていないのだろう。
何から何まで出来過ぎた申し出だが……いや13歳相手に本当に良いのか? 異常事態とかそういうのって倫理的にどうなるんだ……

 そんないつまでも煮え切らない俺に対して麗奈が痺れを切らし、とんでもないことを言い放つ。

「チッ……もし了承しないなら、このまま広報部長の部屋で掃除するわよ。死ぬほど恥ずかしいけど一切隠さずお茶汲んでやるんだから……」
「わかった受けます了承します、だから絶対やめてお願い」

 想像して血の気が引いた。あの評判の悪い部長の所に生かせるだけでも嫌なのに、それでこの格好とか心底肝が冷える。

「良くそんな恐ろしい脅し文句言えるなお前……マジでダメだからな?」
「最初から承諾してればこんな事言わないわよ。ま、アイドル大好きなアンタには効果抜群だったわけだし、結果オーライかしらね」

 抜群どころか切り札中の切り札……それこそジョーカーだった。
 その後も色々と話し合い設けられたルールは5つ。


1 俺からは絶対に手を出さないこと
2 麗奈はセクハラを積極的には止めないこと
3 仕事面では優遇しないこと
4 それ以外ではあらゆる面で互いをサポートすること
5 全てはあくまでもマッサージであるとする

 全て麗奈が周囲から勘違いされないようにするルールだが、麗奈の気遣いによるものである。俺は仕方なくやらされているという体面を守ってくれているのだ。
 今まではただのガキ大将だったが、将来は本当に大物になれるんじゃないかとさえ思える。
 ただ、今はテンションがおかしくなっているのだろう、その世話焼き具合も少々加減がおかしくなっている。

「それで……この固いのはど、どうすんの……? 足を洗うのは面倒だけど、手か口なら……」
「いや、流石に大丈夫だ。それより何かして欲しいことはあるか? 替えの服でも食事でもなんでもいいぞ」
「この状況に慣れなきゃいけないし……自分で取りに行くから良いわ。食事は食べるけど、今はもう一個頼みたいことがあんのよ。アンタにしか頼めないこと」
「おお、なんでもいってくれ」

 流石に宝石やらいたずらし放題チケット的なものは無理だが、ポケットマネーの範囲で
なんでもしてあげよう。それでも利子にすらならないほどの借りができてしまったと思う。
 
 本日、麗奈に驚かされることになるのは何度目になるだろう。
 今まで前に巻かれていた腕が解かれ、麗奈は自身の胸を俺の目の前へと露わにした。

「アンタが触った方の乳首……大っきくなったままでむずむずが収まらないのよ。……手でも口でも良いから……んっ♡ なんとかして……?」

 飴玉を食べ終わったばかりの口に、今度は桜色の小粒が押し付けられた。
 
時計の針は既に4時。

今日も定時には帰れ無さそうだ。


麗奈編終わり
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/25(金) 23:04:04.34 ID:Y3LFh+zMo
ほう…
…ほうほう…乙
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/25(金) 23:05:43.58 ID:MPlW0OO70
麗奈は絶対にエロスキル高いと思って書きました。
他の子が持ち込んだ雑誌のエロ技特集を読んだだけでそういう経験は一切ない設定です。

何かアドバイスやおかしな点があれば容赦なく扱き下ろしてください。
また、描写不足で何を言ってるのか分からない等がありましたら、補足を入れたいと思います。
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/25(金) 23:15:40.88 ID:BpylClTdo
コキおろす?(難聴)
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/26(土) 00:34:47.92 ID:Bc+3qbLTo
麗奈が発情しまくってPに手を出して結果手を出しなさいよをもっと詳しく
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/26(土) 01:10:30.73 ID:/sxAA3Le0
>>215
麗奈様は紙装甲なので乳首だけで満足できるタイプです
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/26(土) 08:42:03.31 ID:tosZfUgSo
これユニットが複数で襲ってきたら悪夢だよなww
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/26(土) 15:25:47.84 ID:BwDui0JqO
共依存とても良い
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/26(土) 15:29:19.28 ID:pBifVQyaO
響子が正気に戻ったところも見たい…見たくない?
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/26(土) 17:46:10.18 ID:wOeIHUrSO
>>217
え?NGとTPが襲ってきたって?
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/26(土) 19:02:30.49 ID:/sxAA3Le0
いっぺんに複数ユニットとか動かせる気がしないです。
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/26(土) 22:36:46.22 ID:tosZfUgSo
これユニットが個々に襲ってきたら…TPとかLipps辺りはもの凄く危険じゃ〜
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/26(土) 22:41:06.51 ID:XcR8sHVPO
Lippsは読んでみたいねえ
火薬庫に花火打ち込むようなものだけど、怖いもの見たさで。
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/26(土) 22:43:32.08 ID:hDF0h2JTo
LIPPSあるあるお姉ちゃんだけ正気
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 00:00:42.68 ID:B48VDqoZ0
LiPPSはもう通常営業だと思います
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 02:13:28.59 ID:IEYX6z3tO
L.M.B.Gに襲われてなすすべもなく犯され尽くすP
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 03:49:22.96 ID:B48VDqoZ0
LMBGの出張及川牧場乳搾り体験教室ハンモック編ってのも案にあったんですが、全然セクハラじゃないんでやめました
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 06:58:38.36 ID:B48VDqoZ0
A√




そこにはやや不機嫌そうに、服を抱えたスカート一枚の麗奈が立っていた。

「全く、このレイナサマにごみ捨てをさせるなんていい度胸よね。ほらついでに着替えも持ってきてやったわよ」

 感謝しなさいよね、と予備のスーツ一式を手渡される。
 全く、とんだ事態に発展してしまったが結果的にはかなりのリフレッシュになったのだ。かなりいい思いをさせて貰ったということもあり、麗奈には感謝してもしきれないな。

言葉にしておこうと顔を上げると、膨らみかけの胸を張るように麗奈は腰に手を当てていた。
そして何やら意気揚々と、それでいてほんのり色の混じった顔で俺を見返し言った。

「フフン♪ どうやらアタシにお礼をしたくてしたくて堪らないって顔ね?」
「え……? ああいや、確かにとても感謝している。俺に出来ることならなんでもするぞ」
「話が早くて助かるわ。それじゃあ……」

 麗奈が俺の膝を跨ぐようにベンチの上に膝立ちになる。
 ぎょっとする俺の眼前に、可愛らしく色づいた二つの果実が差し出された。

「ねぇ、アタシも少し疲れちゃったのよね」
「あ……ああ、そうだろうな」

 手入れの行き届いた指先が、自らの大腿部を撫で上げる。
黒いスカートを軽く持ち上げながら細い腰とくびれを見せつけるようになぞり、胸の下までたどり着く。
そして、よく見ろと言わんばかりに興奮で汗ばんだ乳房を軽く持ち上げ、とびきり淫らな表情で語りだした。

「見てこれ。アンタが弄んでくれたせいで、こっちの乳首だけ大きくなっちゃったの……これじゃ恥ずかしいと思わない?」
「そ、そんなこと……」

あまりのいやらしさに心拍数が上がり、どんどん股間に血流が集まってくる。

「うそ。片方だけビンビンにしてみっともないって、コレで返事してるじゃない。……んっ♡」

 麗奈が腰を下ろし、固くなったペニスの裏にクチュ……と柔らかいものが押し付けられる。
 
「コレにしてあげたみたいに……アタシの乳首にもマッサージをしてくれないかしら? アンタ、おっぱい好きだし嬉しいでしょう?」
「でも……それは……」

 流石にダメなんじゃないか。
 そう口を開けた瞬間、麗奈が胸の先を口の中、ギリギリどこにも当たらないところまで入れてきた。

「何よ……人にやらせておいて自分はやりたくないって言うの? 別に全身なめろって言ってるんじゃないの。少し舌を動かして乳首をペロペロしてくれるだけでいいのよ……?」

 視界を埋め尽くす肌色と、ボディソープが仄かに混じる女の香りが頭を朦朧とさせる。
 ちゅるちゅると亀頭を舐める粘膜の感触に急かされ、ついには咥えかけていた粒を果肉ごと頬張ってしまった。

「んんっ♡ あっ、このマッサージすっごく効くわねっ♡ もっと……両方の乳首が同じ大きさになるまで……お願い……ひゃあんっ♡♡♡」

 こうして俺は道を踏み外した………………
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 06:59:11.33 ID:B48VDqoZ0
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『アーッハッハッハッ! そこまでよ! この、クソお邪魔虫なヒーローたち!』
『お、お前は!』
『残虐非道に平和を潰すっ! 悪の魔法少女、マジカルガールフルボッコちゃん参上よ!』

 あれから麗奈はどんどん成長を重ねていき、今では日本中で知らない人が居ないほどのトップアイドルになっていた。

『この……! 正義の味方の分際でこんなことしていいと思ってるの!? ボコボコにされたくなかったら離しなさいよ!』
『全身拘束されながら言っても全然怖くないな。まったく、レイナは何回お仕置きされれば懲りるんだ?』
『あっ! こ、こら……何よそのイソギンチャクみたいなの……や、やめなさ、きゃあああ♡』

 ズルズルと業績を落としていった俺の手を離れてしまった麗奈の今のキャッチコピーは『世界初、未成年R-18アイドル』だ。
 ゴールデンタイムに移動する際にアダルト要素が解禁された『マジカルガールフルボッコちゃん』は、美城の有する化学技術部門がバックアップについている。
 その為、CGや特殊メイクでは得られない成人向けゲーム顔負けのリアルなエロシーンが売りになっている。

『ひゃあああああああっ!? や、やだっ! はずしてぇぇぇっ! いやあああっ♡♡』
『ダメだ! 悪のエキスを全部出すまでテンタクルホールは取らないぞっ!』

 画面の向こうでは麗奈の股間から生えた細長くエラの張った”男性器”に、粘液まみれの機械コードが無数に絡みついている。
 今日は男女共に評判の良いふたなり懲罰――――最新の義手の技術を流暢した生身と遜色のない人工ディルドと、人工筋肉製の触手が用いられる回だ。医療技術の周知にも一役買っていると、国営放送でも取り上げられる人気シリーズである。
 正義の味方スーパーナンジョーとのコミカルな容赦のないプレイ内容も好評だ。

『お前の弱点はわかってるんだ! さっさと射精して良い子になれ!』
『あーーーーっ♡♡♡ おしりだめぇぇぇぇっ! 狂うぅぅぅぅぅ♡♡♡♡♡』
『ほらっ! 前立腺を指で挟まれるのはどうだ!』

 一体どうしてこんなことになってしまったんだろう。
 アイドル達がテレビで公然と卑猥なことをし始めてから随分と経ったが、その事をおかしいと思う者は誰も居ない。
 俺だけが、たった一人この世界から取り残されてしまったのだ。

「ぷはっ! ちょっと……このトップアイドルレイナサマがマッサージしてあげてるってのに、テレビの方に夢中なの?」
「いや、少し考え事をしていたんだ」
「ふぅん? あっ……アンタも前立腺コリコリされたくなっちゃったんでしょ? ほらほら♪」

 麗奈が中指をクイクイ曲げて見せつけてくる。
 既に開発され尽くした前立腺は、その動きを見ただけできゅんきゅん快楽を発し始める。

「今更遠慮する仲でもないでしょ? 沢山揉みほぐしてあげるからさっさと脱ぎなさいな」
「た……頼むよ」

 期待に胸を膨らませて下着まで全て脱ぎ去り四つん這いになったその時、麗奈の携帯電話が鳴り出した。
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 07:00:58.24 ID:B48VDqoZ0

「はいもしもし……えっ? えー!? あーはいはい……わかりましたー」

 ピッと通話を切ると、気持ち申し訳なさそうに麗奈がこちらを見る。

「麗奈……?」
「ごめん、ちょっと広報部に呼び出されたから行ってくるわ。撮影で使う新しいギミックが届いたから、部長が試運転と撮影をしたいって言ってるのよ。アイツ……ねちっこいから明日の朝までかかるかもしれないし、今日はおしまいね」
「そんな……」

 唐突な事実に落胆する。そして、なぜだか冷や汗が出て、嫌な動悸で胸のあたりが苦しくなってきた。

「もう、そんな心配そうな顔しないでよ。あの部長ってば意外と悪いやつじゃないし、マッサージもすごく上手って評判なんだから」
「そうか……」

 心臓の音が五月蝿い。
麗奈の声がうまく聞こえず、思わず適当に返事をしてしまう。
俺は一体何をしているんだろう。

「ま、そういうことだからまた今度ね。さっさと調子取り戻しなさいよ、アタシのプロデューサー」

何かを言い残して麗奈は部屋を出ていってしまった。
すると再び耳が聞こえるようになり、テレビの音が飛び込んできた。

『どうだレイナ、素直にアタシ達の仲間――――正義の味方になる気はないか?』
『お…………お断りよっ……こんなのが正義だなんて……絶対に間違ってるわっ!』
『……………………そうか』

 光がイボだらけのグローブを嵌めた手で、麗奈の亀頭を包み込んだ。

『な、なによこれっ♡……っっっぅあああああっ!!!』
『本当はこんなことしたくないんだけど……気が変わるまでずっとなでなでの刑だ』
『ぐぅぅぅぅぅ……ぜ、絶対……あっ♡ アイツがたすけ、にぃ♡ くるんだ、からぁ……!』

 はぁ……と光はため息を付いて手を止める。
 そして、麗奈の心を折る最後の台詞を口にした。

『あの男なら既に籠絡済み……お前のことなんて忘れてるよ。悲しいけど、もう助ける気はないみたいだ』
『えっ…………』

 モニターに映し出される助っ人の姿。
セクシーなヒーローたちに奉仕を受けて、だらしなく歪んだ顔で嬉しそうにしている。

『ほらな? さあ、それじゃあなでなで再開だ。今度こそ、絶対に止まらないぞ』
『いやあああああああああ! こんなのいやっ! ひゃああっ♡ もういやなの! ぃぃぃぃ♡♡♡』

 呆然と画面の中の痴態を見ていた。
私物一つなく、以前は明るい声で満ちていたのが嘘のようにガランとしている部屋。
 気がつくと俺のペニスからはダラダラと精液が溢れ、脱ぎっぱなしのズボンにぱたぱたと染みを作っている。
 
いつからこんな風になってしまったんだ。
 テレビから嬌声が聞こえてくるけど、俺には何も出来やしない。







『おねがいっ! だれかぁっ、あぁん♡ だれかたすけてぇーーーっ!!』







俺は一体何をしているんだろう。







BADEND『画面越しに助けを呼ぶ声』
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 07:03:56.54 ID:B48VDqoZ0
どうせなんで書けないけど書きたいことをAにしてみました。
因みにAルートは約二年後です。
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 07:31:50.00 ID:ZYqHGc3cO
2年後…合法だな!(大嘘)
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/27(日) 08:37:48.68 ID:APUPDE2SO
>>232
そうだよ(便乗)
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/27(日) 19:18:35.78 ID:B48VDqoZ0
擬似的な寝取りやふたなりで不快な内容だったかもしれません。
Bルートではもっと日常感を出せたらと思います。
麗奈メインになる予定もないです。
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/28(月) 04:58:02.72 ID:9fu4aUHB0
4話 流行り物の押しつけ


ピロン♪

 私物のスマートフォンが布団と一体化していた脳を叩く。

「うーん……? こんな時間に珍しいな……」

 集団催眠についての記事や論文を調べている内に休日が終わり、明日に備えてさあ寝るぞというタイミングでの通知。
自慢じゃないが友人なんて片手で事足りる俺に、仕事外でのメッセージが来ることは稀である。
いや、アイドルからの私的なメールは多いけれど、それは全て業務用のLINEに入るので一応区別をつけておく。
となると母親からの帰省の催促か、もしくは昔なじみとの食事会の誘いか?

しかし、俺の予想は両方とも外れる。
液晶画面に映し出されていた『レイナサマ』の文字が俺の顔を照らし出した。

「なんだ、麗奈か……」

 誤送信予防のためにこっちのアカウントを教えたんだった。ほぼ毎日顔を合わせているから、実はこれが初メッセージだったりする。

「あー……なになに?」


『 明日の撮影の後、ちょっと顔貸しなさい
例のことで行きたい場所があるの    』


 ええと、確か朝の撮影だったな。
小悪魔系雑誌は小物の準備が多いから少し時間を多めに見て……10時には終わるかな。


『 11時から打ち合わせが入っている。 
  それまでに終わるようなら良いぞ。 』

『 そんな時間はかからないはずだから
安心しなさい           』

『 ならそれで。もう遅いからさっさと
寝ろよ、おやすみ         』

『 おやすみ             』


 気がつけば既にてっぺんを過ぎてしまっていた。
 会社まで近いからと言ってそろそろ次の日に堪える時間だ。
 日々過剰に消費される精力を回復するべく、速やかに眠りの態勢に入る……が。

ピロン♪

「あーもう何だよー……寝ろよー……」

とは言いつつも内容を確認してしまうと、そこには足に乗せられたシールの数々が映っていた。
いかにも女子が好きそうなものからクラブの壁に貼ってそうなデザインのものまでそれなりの数があり、端っこには俺が無理やり押し付けたカブトムシのシールも写っていた。


『 どれが好き?          』


 あー、あったあった。俺が子供の頃もそういうこと聞いてくる女子居たわ。
 当時は興味ないふりをしつつも女の子との会話にドキドキしてたのを思い出した。
 今は単純に興味がないけれど無視するのも可哀想だし……麗奈の好みにでも合わせとくか。


『 右上の大口開けたコウモリが格好いい 』

 それだけ入力して今度こそ画面を閉じる。
 これ以上は付き合っていられないのでさっさと寝ることにしよう。そうして再びなった通知音を無視して、俺は眠りについた。

 この時点ではもう手遅れだったので後悔しても仕方ないのだが、後にそのメッセージを読んでおけばと思ったりもしたのだった。


『 そう、参考にするわ
楽しみにしてなさい   』
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/28(月) 04:59:40.13 ID:9fu4aUHB0
自分で読み返すようにタイトルつけました。
それと『』はLINEのやり取りの表現的なサムシングです。
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/28(月) 14:24:48.07 ID:EG8KhyXIO
おつ
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/28(月) 16:47:10.29 ID:9fu4aUHB0
 翌日、都内某所のスタジオで無事に撮影を終えた俺たちは、事務所に向かって車を走らせていた。

「あー……しんどい。あのカメラ、どんだけ撮れば気が済むのよ」

 助手席でジュースを飲んでいた麗奈が、ぐったりとシートに身体を沈ませて言った。
 早めに開始されたにも関わらず時間を大幅に越えての終了となったので、まだ離れしていない麗奈には堪えたのだろう。

「ははは、随分気に入られたみたいで良かったな。表情に艶があるって大絶賛されてたぞ」
「そう? ふふんっ、見る目のあるヤツも居るみたいね」

 事実、最近の麗奈は大人っぽくなったと評判なのだ。
 今までの小悪党チックなキャラクターに色気が混じり、女性らしく奥行きのある部分が出てきたとでも言うのだろうか。
 今日の撮影でも、他事務所の子たちより輝いて見えたのは親バカというだけではないはずである。

「毎日いかがわしい男の相手をさせられてるからかしら……」
「…………この車にドラレコ積んでなくて良かったよ」
「フッフッフッ……アタシに命運握られてるってこと、定期的に思い出させてあげないとね?」
「勘弁してくれ……」

 迂闊に変な契約を結ぶんじゃなかった。
 こんな状況とはいえ、13歳に色香で惑わされたなんて恥ずかしいにも程がある。
 だが後悔はしていない。むしろこんな美少女相手に不満があるとか失礼だとさえ思っている。
そんなことを考えながらミラー越しに麗奈の方を見る。
 全体が細身だからだろうか。シートベルトに強調された胸は貧相部類ながらも見ごたえがあり、むしろそのサイズだからこそ唆るものが……

 楽しい時間は早く過ぎていくもので、よそ見を続けている内に会社へと到着した。
 ああこれで終わりかと、車庫入れの後方確認をする片手間に麗奈の胸元を見ようとそちらを向くと――――ギロリと鋭い眼光がこちらを見据えていた。
 
「段々アンタがしょうもないこと考えてるときの顔がわかってきたわ。調子に乗ってると即ポリスよ」
「何の話か分からないな。分からないが、良かったら昼飯を奢りたい気分何だがどうだろう」

 非常に冷たい声色で脅される。
若干震えた声で言い訳と懐柔を試みてみたがそれも一蹴され、麗奈はさっさと車から降りてしまった。

「フンっ、良いからさっさと行くわよ」
「そういえば何処に行くか聞きそびれてたな。社屋内の待ち合わせで良いのか?」
「待ち合わせじゃなくて訪問かしらね? ついてきなさい下っ端っ!」
「あっ! ネクタイ引っ張るなよっ!」

 酷い扱われようだが引け目がある手前されるがままになってしまう。
 そして、散歩される犬状態のまま連れてこられたのが地下二階の倉庫フロアである。
人気のない方向に連れてこられたので誰ともすれ違わなかったのは幸いだったが、わざわざこんなところで待ち合わせを?

「おい、本当に倉庫でいいのか? 鍵も持ってないし……って、もしかして相手も社員なのか?」

 目の前にあるのは第3倉庫室。
 最後に来たのは何年前だったか……確か小道具用で20畳ほどの広さを有する物置だったはずだ。

「なんで知らないのか不思議だけど……ここはもう倉庫じゃないわよ」

 扉が開かれるとむわっと暖かい空気が吹き出てくる。
 そこに広がる光景は埃っぽい物置などではなく、研究室といっても差し支えがないものであった。
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/30(水) 01:07:05.92 ID:DoBcJ67q0
「麗奈か、待ちかねたぞ」
「そこのカレが例のモルモッ……お悩み相談者かにゃー?」
「今モルモットって言わなかった?」

 ガスマスク白衣でウェービーヘアの少女と、謎のフルフェイスヘルメットからツインテールだけが飛び出た、これまた白衣の少女が奥から現れる。
 怪しさの右ストレートでぶん殴られた気分である。

「麗奈……俺を売る気か?」
「アンタ達が変な格好してるからPが怯えたじゃない! 普通に出てきなさいよっ!」

 そういう麗奈も若干腰が引けているのはご愛嬌だ。実際顔が見えないだけで中々不気味なものである。
 警戒心を高める俺達を前にして、二人は何が面白いのかケラケラと笑っていた。
 ……ていうか片方、あの露出狂一歩手前な制服姿は見たことがある。

「そっちの子は一ノ瀬志希だよな? 周子から良く話をきくよ。学がないんで詳しくはないが、脳科学の博士だとか……あ、写真集買いました。めっちゃセクシーでした」
「にゃはは、ありがとー! サインは面倒だけどちゅーくらいならファンサービスしてあげてもいいよー」
「えっ! マジで……痛っ!?」
「何普通に喜んでんのよバカ! 」

 太ももの痛いとことを思いっきり蹴られた。
 そうだ、ついテンション上がっちゃったけど、ここには相談を持ちかけに来たんだったな。
 でもしょうがないよ、LiPPSめっちゃ好きなんだもん。

「あー、それでそちらの鉄仮面さんは?」
「私の名は池袋晶葉。ロボット工学を専門とする天才発明家だ。君たちの会社に技術提供もしているぞ」
「ああ、君が噂の天才少女か!」

 ライブ中に使用できる自律AI搭載型ロボットを中学生が単独で量産していると聞いて目が飛び出た覚えがある。うちでアイドルデビューしたと聞いた時は顎が外れたものだ。
 なぜ二人とも天才とまで言われる才能を持ちながらアイドルになったのかは知らないが、話題性と多角的な技術の高さからそれなり以上に人気を博しているのは知っていた。
 しかし、こんな所に研究スペースが与えられていたとは……

「ふっふっふ……天才と呼ばれて悪い気にはならんな。よろしく、呼び捨てにしてくれて構わん」
「じゃー志希ちゃんもそれで。それとも気軽に志希にゃんってよんどく?」
「あー……それじゃあ晶葉に志希、よろしく頼む」

 二人と握手を交わし、促されるまま麗奈共々ソファへと案内される。革張りのそれは、下手をせずとも俺のルームにあるものより高級なもので、この施設の質の高さを物語っているようにも感じられた。
 それに腰掛けた俺達は、既に淹れられていたお茶を飲みつつ本題に入る。
 切り出したのは晶葉だった。

「大体の事情は把握している。君に対してアイドル達が性的な接触を行い、それをそのアイドル含め誰も疑問を持たない……で合っているな?」
「その通りだ。それで……二人は大丈夫そうか?」

 至って冷静そうではあるが、いつ急変するかも分からないのだ。安心するべきではないだろう。
 志希のキス発言は……性格の問題かどうか微妙なラインだな。

「そのためのコイツだ。私は電波系だと踏んでいる」
「あたしは匂いかな〜って!」
「それで効き目は?」

 おっと目をそらされてしまったぞ?

「元々私は初対面だからな。違いがわからん」
「前にあったことあったっけ?」
「そうか……」
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/30(水) 01:07:52.00 ID:DoBcJ67q0
 
 忘れられていたことは少しショックだったが、大勢いる社員の一人だしそんなもんだろうな。今日覚えていってもらおう。
 
 こちらからの自己紹介も終え、あらかたの情報交換が終わったところで麗奈が切り出した。

「そういうわけで、前に話した内容は覚えてるわよね? とりあえず実践するから、それを見て判断して」

 そう言うと、麗奈は真横に密着するように座り直し、俺のズボンのチャックを下ろしてしまった。
 慌てて止めようとするが、目で大人しくしていろと射すくめられてしまい、されるがままになる。
 指先の冷たさが部屋の温度でほぐれていた睾丸とペニスに与える予定外のむず甘さ。
 局部だけをひきずりだされる頃には、くすぐったさ混じりの刺激で中ほどまで勃ちあがってしまっていた。

「手の中で大きくなる感触は新鮮だわ。いつもボッキしてからだったし」
「いきなり何をするんだ……っ」
「どうせ嫌じゃないんでしょ。それで……二人から見てこの『マッサージ』はどう見える?」

 亀頭を麗奈に指圧され、強すぎる快感に腰がはねてしまう。
 しかし、それを見た晶葉と志希に大した変化はなく、小さく首を傾げるばかりだった。

「なんかパパと娘って感じ〜? 志希ちゃんはやったことないけど」
「普通の指圧ではないのか? あまり力を入れすぎると毛細血管が傷ついてしまうぞ」

 ヘルメットもマスクも効果はなかったようだ。残念だが、二人も既に取り込まれてしまっている。
 俺同様、麗奈も小さくため息を吐き落胆しているようだ。

「もう一度聞くわよ。人前で自分のプロデューサーに手コキするのは普通? 自分の親とかプロデューサーにする?」

 そう問うと、二人はブツブツと呟きながら考え込み始めた。
 だがそこは稀代の才女達と言うところで、ものの数十秒で麗奈の言いたいことを理解したようだ。

「なるほど。確かに意識と常識に矛盾が発生している……フフフフ、凄いじゃないかっ!」

 マスクを勢い良く放り捨て晶葉が立ち上がった。
 鈍い金属音が床から響いたが、それを気にもとめず奥へ走り去ってしまった。

「あたしもプロデューサーやパパにそーいうのしないけど、キミに触るのはふつーのことに感じる! にゃはははは!」

 一方、志希は何がツボに入ったのか脚をパタつかせて猫の鳴き声みたいに笑い続けていた。
 短い制服からチラチラと赤い下着が見えてどきっとしてしまう。

「はー、おもしろい……でもあたし達の仮説は外れちゃったか〜。せっかく用意したマスクも無駄ってゆ〜……ぎにゃっ!?」

 ガスマスクを外しその美貌を露わにした瞬間、志希は悲鳴を上げると体を丸めてぶるぶる震えだした。
 まるで何かに耐えているような、苦しそうな声が聞こえる。
慌てて麗奈が駆け寄るが、急に仰け反ったかと思うと弛緩してソファからずり落ちてしまった。
 俺も何かしなければと立ったは良いものの、志希の様子に異変を感じて立ち止まる。

「し、志希、大丈夫なの!?」
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/30(水) 01:08:27.18 ID:DoBcJ67q0
「あ゛ー……麗奈ちゃん……こ、これすっっっごいキクねぇ……♡」
「え?」

 スカートどころか、だらしなくボタンを外したブラウスもめくれたままの志希は、顔を上気させてハァハァと荒く息を吐いている。
 麗奈にしがみつきながら、まだ苦しそうに体を震わせ……太ももをもじもじとすり合わす。まるで性行為を終えた後みたいに煽情的だ。

「あはん♪ エンドルフィンでまくりでトリップしちゃった……♡ ねぇ麗奈ちゃんのぷろでゅーさー……」
「な、なんだ……?」

 喘ぐような声で呼ばれ、心臓を鷲巣噛まれた気分になる。
 志希を見ると、潤んだ瞳が俺の股間をじっと見つめていて、さらに膨張率が高まっていく。
そうだった……はやく出しっぱなしのコレをしまわないと……
一切萎える様子のないペニスをしまおうとするが、テントが張らないようスーツの素材を変えたのが仇となり、中々うまく入らない。
 ああもう……本当にタイミングが悪い……!

 俺が四苦八苦していると志希がゆったりと体を起こし、テーブルの上に乗る。そして、俺を見上げて笑うと、そのまま仰向けに寝っ転がった。
 
「ねぇねぇ、ソレしまっちゃうの?」
「そ、そりゃそうだろ。もう出しておく必要はないんだし……」
「必要ないけどー……辛くなーい? おちんちん射精したくないのかな?」
「ちょっと志希!?」

 麗奈の怒号が飛ぶ。
 思わず後ずさろうとするが、志希の手で足をホールドされて一歩前に出てしまった。

「志希ちゃんさぁ……このスメルとすーーっごい相性いいみたいなの。さっきから子宮がキュンキュンしちゃってー……もっと近くで……ううん、直接鼻にくっつけてトリップさせて欲しいんだー♡」
「し、志希……」

 ゴクリと生唾を飲み込む。
 俺のチンコの真下に女性の、しかも写真集を買ってしまうほど好きなアイドルの顔がある。
 舌を使っておいでおいでと手招きされ、睾丸に息がかかった拍子に腰の力が抜けそうになった。

「ほーらー、サービスでちゅーしてあげるって言ったでしょー? このまま乗っかってくれたらー……たまたまもおちんちんもすっっっごいディープなキスしてあげるよ〜♡」
「……解決する気ないの? ちゃんと元に戻す気があるならさっさとやめさせなさい。あと志希! こういうのは自分のプロデューサーにでも頼めばいいでしょ!」
「ん〜助手クンとはもっと過程を大事にしたいにゃ〜。折角あとくされもないイイニオイのオトモダチができるならとっときたいでしょー。バレても誰も気が付かないわけだし?」

 つまり俺はセックスフレンド……いや、ニュアンスからしてオモチャのようなものだろうか。そういうポジションを求められているらしい。
 この業界、アイドルとPの恋愛なんて珍しくもないが、ファンとして一ノ瀬志希がそういう感情を持っていることは少しショックだったし、体のいい代替品扱いされたことも心に来た。

 だが、それを差し引いてもあり得ないほど魅力的な誘い……
 相手が正気じゃないのであれば、わずかな良心からでも用意に断っただろう。
 しかし、志希はこの状況をしっかり把握した上で俺との肉体的関係を望んでいるのだ。男としてこれ以上抗いがたいこともないだろう。
 しかし、ここで誘いに乗ってしまえば今後に支障が出る可能性もある市……何より麗奈が確実に怒るだろう。
 事実、麗奈は今、俺の意志を確認しているのだ。

「もしこれが何も知らない子相手なら何も文句は言わないわ。それは仕方ないもの。……でも、アタシが処理してあげるって分かっててその誘いに乗るなら……もう手助けしないわよ」
「ダイジョーブ! もし見限られてもあたしが解決してあげるって〜♪ それにぃ……もし解決したってハスハスさせてくれるならいつでもチュッチュし放題でいーよー」



 志希か麗奈か、俺が選択したのは――――



A 抗いがたい誘惑。そのまま志希の顔に腰を下ろした。
B 勿論、麗奈だ。今更裏切るようなことは出来ない。




242 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/30(水) 01:09:22.65 ID:DoBcJ67q0
もし読んでくださっている方が居るのであれば、分岐の選択をお願いします。
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/11/30(水) 01:13:25.51 ID:17CYPdkr0
b
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 01:17:03.02 ID:ysWti4vE0
b
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 01:18:51.76 ID:W8uZttXW0
B
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 01:37:36.94 ID:ZpvvLdTro
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 02:30:28.55 ID:NaBQRWI00
a
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 03:12:28.34 ID:ugwHFJ/Ao
a
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 03:13:07.00 ID:1CGOOz1mo
a
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 03:15:03.37 ID:4rJCv/Dao
A
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 03:28:55.45 ID:0LDndufgo
両方みたいけどa
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 03:45:16.50 ID:ncdguju30
a
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 04:26:14.88 ID:BJ9moE0I0
b
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 05:00:16.00 ID:XQHMZYd3o
B
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 05:35:23.49 ID:/YYA5bSs0
A
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 06:45:52.83 ID:iYPTlzHU0
A
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 07:45:53.41 ID:HmEBtkVHo
どうせ両方やるんだろぉ!?
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 08:15:08.81 ID:ZEV/Fe6aO
最高だ
a
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 09:03:54.96 ID:M1W+yYgmo
乙ー

Aで
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 09:13:46.90 ID:LetiM7MTO
どう考えてもAがバッドエンドだがどう考えてもAの方がエロそうなのでA
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 09:27:07.36 ID:gsrSazNMo
見たいのはA
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 10:15:14.86 ID:tRl+u+TwO
a
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/11/30(水) 13:07:21.01 ID:DoBcJ67q0
それじゃあAにします
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 21:17:45.10 ID:xFn00Wnh0
b
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/11/30(水) 23:31:45.51 ID:/feYSY0OO
圧倒的a
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/01(木) 03:15:01.17 ID:UJMLyCx90
Bだろうと思って油断して性欲カウンターをリセットしてしまいました
少し遅くなりそうです
それとアニバーサリーおめでとうございm
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/12/01(木) 05:36:15.68 ID:LzJDjsllo
風邪引きそうなんですけど???
早く性欲を溜める作業に戻るんだ
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/12/01(木) 11:17:04.73 ID:LtqsAWInO
待ってる
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