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幽霊「「あ……見つかっちゃった」」男「(゜д゜ )」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/13(火) 22:24:08.35 ID:dCxCiM/v0
「お前は家から出ていけ!」
「な、なぜですかお父様!?」
「うるさい!お前にお父様などと呼ばれたくないわ、鳥肌が立つ!いいか、お前が反省するまで我が家の敷居は跨がせんからな!」
「そ、そんな。それなら私はどこで生活すればいいのですか!?」
「そこは心配するな、ちゃんとお前の住む場所は決めてある。お前はそこで一人暮らしをするのだ。今日からな!」
「いきなり過ぎます!どうかお考え直しください、お父様!」
「ええい!寄るな、気色悪い!いいからさっさと荷物をまとめて出て行け!」
「ひ、ひどい!血の繋がった我が子にどうしてこのような仕打ちができるのですか!?」
「どうしてかだと?それはお前が……男なのに女の恰好をするからだ!!」
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/13(火) 22:30:38.87 ID:yDMnq1RwO
大蔵遊星
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/13(火) 22:34:59.41 ID:dCxCiM/v0
男「おのれあのクソ親父め、我が崇高なる趣味(女装)を理解できんとは」
執事「坊ちゃま、旦那様は坊ちゃまの将来を思って」
男「言うな、分かっている。しかし、それでも親父は頭が固すぎる」
執事「坊ちゃま……」
男「ここまで付き合わせて悪かったな、もう帰っていいぞ」
執事「え?いえ、しかしまだお荷物が…」
男「家財道具はあらかたもう運んで、部屋に入れてあるんだろ?荷物と言っても衣類ぐらいしかない、これぐらい一人で運べる」
執事「はぁ…そうおっしゃるのなら、私はこれにて失礼します。坊ちゃま、なにかお困り事があればいつでも私に連絡をください」
男「分かった。そのときは頼む」
執事「それでは……」
ガチャッ……ブロロロロロ……
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/13(火) 22:37:39.94 ID:dCxCiM/v0
男「……さて、荷物を運び入れるか」ヨッコイショ
男「しかし、ぼろいアパートだなぁ。親父の嫌がらせか?」
……
男「六畳一間に、押し入れ一つ。キッチン、バス、トイレつきか。見た目がぼろいから風呂なし共同トイレを覚悟していたから助かった」
男「部屋はぼろいのに用意されている家電は最新型のばかり、なんだこのアンバランスさは。こんなことするならもっとマシな部屋を用意しろよ」
男「分からない、親父が分からない」
男「しかし、新居住の挨拶いったときのアレはなんだったんだろう?みんなビクビクしていたというか、え?ホントの住むの?みたいな反応……」
男「まさか、事故物件だったりして……」
男「………」
男「は、ハハハハハハいやいやいやそれはないいくら親父でもそれはない」カタカタカタッ
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/13(火) 22:40:24.98 ID:dCxCiM/v0
……
トイレ
男「和式トイレか、苦手なんだよなー」ヌギヌギ
男「ふぅ……」
ジャーゴポゴポゴポ
男「へぇ、オート洗浄なのか」
男「…………いやいやいやいや!?」
男「そんなはずない、この見た目でそれはない!ま、まさか」
男「幽霊……」サァ…
男「いやいやいやいや!それもありえないから!きっと古くて壊れてるんだ、明日業者に修理してもらうよう頼まなきゃ!」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/13(火) 22:44:46.12 ID:dCxCiM/v0
……
夕食
>闇に飲まれよ!
男「今度ゴスロリにも挑戦してみるか。…あれ?」モグモグ
男「残しておいた唐揚げがなくなってる」
男「…………いやいやいやいや!ないから!きっと無意識食べてしまったんだな!うん!」カチャカチャ
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/13(火) 22:47:03.25 ID:dCxCiM/v0
……
入浴
男「風呂せまい、頭洗ってて肘が壁に当たらないか心配するなんて初めてだ」ゴシゴシゴシ
ジャー…
男「冷たっ!?くそっ!これだか、ら」
男「」ゾクッ!
男「誰だ!?」バッ!
男「……今、後ろに誰かいたような」
男「…………いやいやいやいや!ありえないから!気のせいだから!寒気だって冷水に当たって冷えただけだから!」
ピチョンッ
男「ひぇ!?」
ザブーン!
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/13(火) 22:48:23.11 ID:dCxCiM/v0
……
就寝
男「布団で寝るのは久しぶりだな」ネグリジェ
男「今日は色々あったけど、全部俺の気のせいだよな、いきなりの一人暮らしに自分が思ってたよりも動揺してたんだな、きっと!」
男「でも一応、一応言っておくぞ。俺になにかあったら寺生まれの凄い先輩が容赦しないからな!分かったな!」
男「……別にビビッてるわけじゃないが押し入れの戸はちゃんと閉めてから寝よう」スーパタン
モゾモゾモゾ
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/13(火) 22:49:02.99 ID:dCxCiM/v0
……
男「……ぅ、ぐぐっ」
男(ね、寝苦しい、なんだこれは!?何かに圧し掛かられているような……これが金縛りというやつか、クソッ!)
男(ヒッ!なんだ、足元にひんやりしたものが、どんどん上がってきて虫のように這ってくる!ぁ、あ、ア)
男「破ァァァッッ!!」ガバッ!
男「ハァ!ハァ!ハァ!……あれ?なにもない?」
男「夢だったのか?はぁ……寝汗が凄いな、金縛りだと思ったのも水分不足のせいかも」スクッ
ゴクゴクゴクッ
フキフキフキ
男「ふぅ……、あれ?押し入れの戸が少し開いてる。ちゃんと閉めたはずなのに」
男「…………いやいやいやいや!そんなはずないから!きっとアパートが傾いてるとかそんなんで自然と開いちゃうようになってるんだろうきっと!」
男「まったく、これだから欠陥住宅は!」
男「…………」
男「いるわけないだろ、そんなの。いるとしてもドラ○もんくらいだよ」ガタガタガタ
スタスタスタ
男「ほ、ほら、誰もいなああああああいいい!!?」スパーンッ!
幽霊「「あっ……見つかっちゃった」」
男「」
バタンキュ〜
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/13(火) 22:50:21.43 ID:dCxCiM/v0
……
チュンチュン
男「う、う〜ん……ハッ!?」ガバッ!
男「ゆゆゆゆ幽霊ぃぃぃぃ!ってあれ?」
男「あ、朝?確か俺は押し入れを開けて、そして幽霊見つけて、意識が遠くなって……」
男「でも、ちゃんと布団で寝ている、掛布団も掛かって」
男「ということは、あれは夢?」
男「……ハァァ〜〜」バタン
男「クソッ!一人暮らし早々悪夢を見るなんて、それもこれも全部親父のせいだ!」
男「怒ったら、なんかお腹すいてきたな。布団片づけて朝食にしよう」
スー…
男「押し入れ中にはなにもなし、やっぱり夢だったんだ」ポイポイポイ
スーパタン
男「さて、朝食の支度にかかるか」テクテクテク
スー…パタン
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/13(火) 22:51:06.93 ID:dCxCiM/v0
ガチャガチャ
パカッ
ジュージュー
ジャー
フキフキ
チンッ
カチャカチャ
トポトポ
男「よし、できた」
ガラガラッ
ペッ
ペッ
カタッカタッ
スッ
スッ
男幽霊「「「いただきます」」」パンッ
男「…」
男「んんんんんんんんんんn!?!?!?」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/13(火) 22:52:38.92 ID:dCxCiM/v0
幽霊「「むしゃむしゃ」」
男「Aieeeeeeeeeeeeee!?幽霊!?ナンデ!?」
男(幽霊だ!まごうことなく幽霊だ!なんか色素薄いし、足ないし!!)
男(ゆ、夢だと思ったけど夢じゃなかったんだ!昨晩、俺は幽霊を見つけていたんだ!!)
男「あ、ああ……」
男(や、ヤバい!腰が抜けて)
男(畜生!畜生!なんで幽霊なんか出てくるんだよ、しかも二体!?)
幽霊「「むしゃむしゃ」」
男「ゆ、幽霊が俺のベーコンエッグ食ってる!?」
幽霊「「まいうー」」
男「幽霊のリアクションが古い!?」
幽霊「「ゴクゴクゴクッぷふー。ごちそうさま」」
男「幽霊が手を合わせてる!?」
幽霊「「んんーん……」」クルリ
男「ヒェッ」
男(マズッ、こっち見てきた!)ガクガク
幽霊「「……」」パチクリッ
男「……」ゴクリッ
幽霊「「あなた、だーれ?」」
男「それはこっちのセリフだああああ!!」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/13(火) 22:53:42.92 ID:dCxCiM/v0
ゆっくり進めていきます
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/13(火) 23:10:17.63 ID:tCEMvBCpo
パラガスか?
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/14(水) 00:04:31.08 ID:JDOI/+eSO
パラガスであろうはずが ございません
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/14(水) 00:55:47.77 ID:uT7k+ekI0
・・・
男(ビビったり、騒いだりしてたらなんか落ち着てきた)
幽「私はユウだよ」
霊「私はレイ」
男「二人合わせって幽霊ってか。やかましいわ」
男(落ち着いてよく見るとこの幽霊変わっているな。体が半透明なのも、腰から下がなんか煙のようにうねってるのも幽霊のイメージそのままだが、うねってる部分が二人絡まって繋がっている。それに)
男「お前ら、双子か?」
幽霊「「そうだよ」」
男「やっぱり、どうりで顔がそっくりな訳だ」
男(双子だから繋がっているのか?絆とか血の繋がりとかシンクロとかそんなので)
男「お前たちはなんでここにいるんだ?」
幽「ここがお家だからだよ?」
男(なるほど。つまりここの住人だったコイツ等は、死んだあと成仏できずに地縛霊になったと。完全に事故物件じゃねえか!あの腐れ親父なに考えてるんだ!?)
霊「あなたはどうしてここにいるの?」
男「……ここが俺の家だからだよ」
男(このこと執事に相談するべきか、いやでもどう説明したらいいんだ……)
幽「じゃあ、家族だ!」
男「何故そうなる!?」
幽「同じお家に住んでる人を家族って言うんだよ?知らないの?」
男「いやいやいや」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/14(水) 00:57:12.09 ID:uT7k+ekI0
幽「家族だ家族!新しい家族!」
霊「3人目の新しい家族」
男(3人目って、俺以外の二人は以前ここに住んでいて、コイツらを怖がって出て行った人達のことか?)
霊「あなたのお名前はなんて言うの?」
男「俺か?俺の名前は男だよ」
霊「おとこ?男……男、ちゃん…男さん」
男「できれば男君がいいんだけど」
幽「ハイハーイ!ママが良いと思いまーす!」
男「人の話を聞けよ!そしてなんでママ!?」
霊「ママ……うん、いい」
幽「でしょでしょ!良いよねママ!」
男「いや良くないから、俺は母親でもないし、ましてや女性でもないから」
幽霊「「???」」
男「な、なんだよ二人して首を傾げて」
幽「男の人はそんな恰好しないよ?」
男「グフッ!」
霊「男の人はおっぱいがない」
男「ガハッ!」
男(純粋な子供の言葉が胸に突き刺さる)グググッ
幽「どうしたのママ?」
霊「おっぱいが痛いのママ?」
男「もう、ママでいいです」
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/14(水) 00:57:41.13 ID:uT7k+ekI0
今日はここまでです
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/14(水) 16:23:58.27 ID:fw964X3No
今度は首になったか?
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/14(水) 21:54:09.78 ID:uT7k+ekI0
……
男「たく、なんなのよアイツ等」テクテク
男「いいじゃない、男が女の恰好したって!」
男「……はぁ」
男(親父に趣味のこととやかく言われようと、クラスメイトにバカにされようと気にならないのに、何故子供の言葉だとこう胸にくるんだろう)
男(例えばそう、親の前では平気でプ○キュアを見れるのに、子供の前では一緒にミラクルライトを振るのが恥ずかしく思えてしまう。そんな感じだ)
男「陰鬱だ。こんな気分のときはバカな奴と駄弁るに限る。アポなしだが、まあ夏休みだからといって外に遊びに出掛けるような奴じゃないし大丈夫だろ」
幽霊「「何処へ向かってるの?」」
男「友という奴の家だ。アイツとは小学校からの付き合いで、所謂幼馴染というやつだな。俺の趣味もアイツがきっかけで……」
幽霊「「どうしたの?」」
男「なんでついて来ているんだ!?」
男(コイツら地縛霊じゃなかったのかー!?)
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/14(水) 21:55:52.11 ID:uT7k+ekI0
・・・
友「なになに?親父殿に家を追い出され、昨日から一人暮らしをするようになった」
男「うんうん」
友「その用意された住居がボロアパートで、事故物件じゃないかと怪しんでいたら」
男「うんうん」
友「本当の事故物件で、モノホンの幽霊が出てきたと」
男「そうだ」
友「男殿、あなた疲れてるのよ」
男「憑かれてはいるがそっちの疲れてるじゃなーい!」
友「デュフフ、いやーしかし男殿が六畳間○侵略者にそれほど影響を受けるとは」
男「アニメの影響とかじゃないから!」
友「え?じゃあ黄昏乙女○アムネジアでござるか?確かにあれは個人的に傑作であったが」
男「だからアニメの影響じゃないっつの!ホントにいるんだよユウとレイって名前の双子の幽霊が!」
友「ぷよ○よフィーバー?」
男「俺もそう思ったが、こっちの幽霊は二人とも女だ」
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/14(水) 21:57:39.39 ID:uT7k+ekI0
友「うーむ、どうやらマジの様子。まさか三次元にそのような摩訶不思議なことが起きようとは」
男「俺も驚いているよ。幽霊なんてどうしたら良いか分からないから、お前に相談してるんだ」
友「んー、そうでござるなあ……」
友「とりあえずプ○キュアのDVDボックスをお貸しするでござる」
男「なんでだよ!?プ○キュアに除霊効果なんてないだろ!」
友「プ○キュアを見せれば女子はだいたい大人しくなるでござる」
男「それお前の偏見じゃないか?」
友「いらぬでござるか?」
男「いや借りるけどさ」
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/14(水) 21:58:27.05 ID:uT7k+ekI0
友「初代からスイートまで貸すでござる」
男「そんなに持って帰れるか、初代だけでいいよ。……ん!?」
幽霊「「ぶーんぶーん」」
男(アイツら!友のフィギュアで遊んでやがる!)
友「む、どうしたでござるか男殿?どこを見て――」
男「あ、ああ。紹介してなかったけどアレが俺が住んでいるところにいる幽霊d」
友「ぎゃひひひひいい!!せ、拙者のさくらちゃんがフライのカードを使っているでござるううう!!」
男「え?なに言ってんだよ、あれは幽霊が持ち上げて…」
男(まさかコイツ、幽霊の姿が見えてない?)
友「あばばばば!摩訶不思議アドベンチャー!」バタンキュ〜
男「友?友ォォォ!!」
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2016/12/15(木) 00:50:59.93 ID:A717sm4lo
ふむ
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/16(金) 00:48:16.07 ID:sEkAEp5X0
……
男「気絶した友を置いて帰ってきたけど大丈夫だよな」
男「しかし、幽霊の姿が友には見えないとは……お前ら、誰でも見えるってわけじゃないんだな」
幽霊「「……」」ジー
男「おーい」
幽霊「「……」」ジー
男「本当にプ○キュア見せたら大人しくなりやがった」
キュールルル
男「腹減ったな、そそろ昼飯作るか」
カパッ
男「あっ、昨日炊いたご飯が一人分しかねえ。しかたないアイツらはパンにするか」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/16(金) 00:49:20.75 ID:sEkAEp5X0
男「塩を混ぜたご飯に鮭フレークと醤油を垂らした大根おろしを乗せて丸める」
男「それを昨日唐揚げ作ったときに残った油で揚げて……」ジュワー
男「はい揚げ握り完成」
男「汁物は鰹節、玉ねぎ、増えるワカメ、あわせ味噌で味噌汁を作って」
男「サラダは昨日のトマトレタスササミサラダでいいか」
男「さて、これからアイツらの昼飯だが、アイツら朝にベーコンエッグ食べてるんだよなー、つまりベーコンと卵は使えない」
男「そーなると、ああして…こうして…」
男「よし、なんとかイメージできた」
男「まず耳を切った食パンを薄く伸ばして、そのうえにレタス、チーズ、鮭フレーク、コーン、マヨネーズ、乾燥パセリ、をのっけて、巻く」
男「そしてそれを焼く」ボウッ
男「はい完成焼き巻パン」
男「切った食パンの耳も揚げてシナモンをかけておやつにする」
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/16(金) 00:51:31.70 ID:sEkAEp5X0
男「カロリー高めになっちまったな、昨日唐揚げだったのに」
男「ま、いっか。おーいご飯できたぞー」
幽霊「「……」」ジー・・・
男「おーい」
幽霊「「……」」ジー・・・
男「……」
ツムジズブ
幽霊「「ひゃあああっ!?」」
幽「なに!?えっ?えっ?」
霊「どつくぞーんか!?」
男「誰がドツクゾーンだ」
幽「アンタはポイズニー!」
男「あんなにけばくねーよ。昼飯にするから手を洗ってこい」
幽霊「「えー、でも…」」
男「一時停止しておいてやるから、ほら」
幽霊「「はーい」」スー・・・
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/17(土) 18:43:03.19 ID:/YYkqgwB0
…
幽霊「「いただきまーす!」」パンッ
男「幽霊が手を合わせるっておかしな光景だよな」
幽霊「「まいうー!」」モグモグ
男「リアクションはっやぱりそれなのね」
幽「おいしいよ!」
霊「うまうま」
男「そいつはよかった、思いつきで作ったがうまくいったな」
男(ん?あれ、なんで俺こいつら分まで作ってるんだ?幽霊に飯なんていらないだろうに)
幽霊「「はむはむ」」ニコニコ
男「……」
男(……そんな小さいこと…この笑顔が見てたら、どうでもよくなっちまうな)
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/17(土) 18:44:36.33 ID:/YYkqgwB0
……
男(昼飯食べ終わってからもプ○キュアを見て、ごろごろしてたらいつのまにか夜になっていたので夕飯食べてまたプ○キュアを見て過ごした)
男「お風呂が沸いたから入ってこい」
幽「ハーイ!」
霊「……」
男「ん?どうした霊?もしかして風呂が苦手なんていわないよな」
霊「一緒にはいる」
男「そりゃお前らくっつてるんだから一緒に入ることになるだろ」
霊「違う」
男「は?」
霊「ママと一緒に入る」
男「ブッ!?」
幽「あー!それいいかも、ないすあいでぃあってやつだよ!」
男「待て待て待て!なんで俺がお前らと一緒に風呂に入らなくちゃいけないんだ!赤ん坊じゃないんだから二人で入れ!」
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2016/12/17(土) 18:45:06.29 ID:/YYkqgwB0
幽「えー?でもきっと楽しいよ?」
男「駄目だ。それにお前らが子供だといっても女なんだから、男と一緒に風呂に入るなんて」
幽「ママはおっぱいあるから女の人でしょ?」
男「おっぱいがある男もいるんだよ!」
幽「んむー、ママの言ってること難しくてわからない」
霊「ごたくはいいから早く行こ」
男「御託とかどこで覚えた!?まさかプ○キュアか!?」
幽霊「「お風呂♪お風呂♪お・ふ・ろ〜♪」」
男「わああ服をひぱっるな!俺はいかn力強ッ!?子供の力じゃねえ!?」ズルズルズル
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