【千年戦争アイギス】王子「アーニャに愛され過ぎてつらい……」 【R-18】

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 01:23:41.14 ID:R5/dIriM0
タイトル通り千年戦争アイギスのSSです。

原作と違って王子がめっちゃしゃべりますし、がっつりエロシーンがあるので苦手な方や未成年の方はブラウザバックお願いします。
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 01:24:13.35 ID:R5/dIriM0
アーニャ「王子さまぁっ! 待ってくださいってばあ!!」



王子「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!! くるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 01:25:09.90 ID:R5/dIriM0
アーニャ「ちょっとぉ王子さまっ! そんなに必死に逃げなくたっていいじゃないですかぁ!」

王子「必死にもなるさ! ここのところ、毎日毎日ところかまわず求めてきて……」

アーニャ「仕方ないじゃないですか! 私たちには、竜族と人間の架け橋になるっていう使命があるんですからっ!」

王子「時と場所を考えてくれ! そもそも、子供を作るにしても毎日する必要が……」



??「きゃぁっ!?」



王子「うわっ?」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 01:26:11.58 ID:R5/dIriM0
王子「……」

アーニャ「……」

ケイティ「……王子。あなた、私にぶつかる前になにか言ってましたよね?」

王子「あ、ああ。子作りするのに毎日励む必要は……」

ケイティ「……ハァー」

王子「すまない。その、時と場所を考えてくれ、……と」

ケイティ「その言葉、兵舎の廊下を騒ぎながら走り回っていたご自分に言い聞かせてみてはいかがですか」

王子「……申し訳ない」

アーニャ「うー……」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 01:27:37.89 ID:R5/dIriM0
アーニャ「あの、ケイティさん。……ごめんなさい」

ケイティ「全くです。アーニャさんも、本当に王子を想うならそれなりの節度は保ってください」

ケイティ「王子の傍にいる女性として、竜と人の架け橋として在りたいと思うなら、それは尚更ではないですか?」

アーニャ「はぁい……」

王子(いいぞケイティ! よく言ってくれた!)

ケイティ「王子。本当に反省してます?」

王子「あ、ああ、それはもう! 本当〜〜〜にすまなかった!」

ケイティ「…………」

ケイティ「まあいいでしょう。私は公務に戻りますが、お二方とも、お戯れはほどほどにしておいてくださいね」

王子「わかったよ……」

アーニャ「すみませんでした……」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 01:29:26.08 ID:R5/dIriM0
アーニャ「……ごめんなさい、王子さま。私が王子さまを追いかけたせいで、ケイティさんに怒られちゃった……」

王子「そうだな。俺たち二人とも、ちゃんと反省しておくべきだ」

アーニャ「王子さまは、その……ケイティさんが言ってたみたいに、おとなしくて貞淑な子がお好きですか?」

王子「そういうわけじゃない。どんな性格の子でも、俺を慕ってくれるならそれで十分だよ」

アーニャ「えへへ……。……王子さま、大好き!」ギュッ

王子「おっ、おぉ」



王子(そうそうこのくらいでいいんだよこのくらいで! にしても、相変わらずアーニャは柔らかくていい身体してるなぁ……)
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 01:31:13.13 ID:R5/dIriM0
アーニャ「……あれ? 王子さま……」

王子「ん?」

アーニャ「その……もしかして、少し興奮してます……?」

王子「へ?」

王子(ま、まずい! こんなときに反応するなんて、俺は俺の身体を恨むぞ!)

王子「……聞かないでくれ、アーニャ」

アーニャ「えぇ〜?」

王子「ほら、俺も仕事があるからさ。今はお互い辛抱しとこう。な?」

アーニャ「でも王子さまぁ。本当に、いいんですかぁ?」

王子「いいんだ。さ、今はいったんお別れだ」

アーニャ「でもぉ……」スッ





アーニャ「我慢なんて、しなくていいんじゃないですか……?」ボソッ

王子「……っ」ゾクゾク
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 01:32:48.52 ID:R5/dIriM0
王子「いや、その。……そ、それよりさっきから俺を抱きしめるのに力を入れすぎじゃないか? 苦しいんだが……」

アーニャ「離してほしい、ですか?」

王子「そりゃ、まあ。公務もあることだし……」

アーニャ「……じーっ」

王子「ほら、さっきケイティに言われたばかりじゃないか。だから今は自重しよう? な?」


まるで、駄々をこねる妹をたしなめるような。そんな気分で、アーニャに目を合わせた瞬間だった。

彼女の蒼い瞳が、不意に大きくなったと思うと……。
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 01:34:01.11 ID:R5/dIriM0
・・・・・・・・・・・





唇に、熱が宿る。脳が柔らかな圧力を知覚したとき、俺は既に彼女の舌に侵入を許していた。


「ん……」


生々しい温かさを伴った、艶めかしい肉に蹂躙される。彼女とのキスは、嫌悪感と紙一重の暴力的な快楽を伴っていた。

ぴちゃっ、ちゅぶっ、ちゅむっ、ちゅぷ。

猥雑で淫蕩な水音が、聞こえよがしに脳裏に響く。キスを始めてからほんの十数秒しか経ってないというのに、既に俺の感覚は柔らかな肉のやすりに犯し尽されていた――。





・・・・・・・・・・・
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 01:34:52.05 ID:R5/dIriM0
王子「ぁ……」

アーニャ「ぷはぁ……っ」

王子「あ、アーニャ……」

アーニャ「……ごめんなさい王子さま。王子さまの体温を感じていたら、急にしたくなっちゃって……」

王子「あ、ああ……。だが、これ以上は本当に」

アーニャ「はい。王子さまは、戦以外にもお仕事いっぱいありますもんね」

王子「ああ。だから、さっきも言ったがこんな時に求められても、その……、困る」

アーニャ「わかってます。ですから……」





アーニャ「今夜、改めて王子さまの寝室に伺わせていただきますね……」

王子(……っ)ゾクゾクゾク!
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 01:36:52.94 ID:R5/dIriM0
〜翌日〜



王子「ぅぅ……。ヒーラー、ヒーラーはどこだ?」

ハナ「お、王子? そんなにやつれて、どうしたんですか!?」

王子「おはよう、ハナ。……なに、ちょっと疲れが溜まってるだけだ。心配ない」

ハナ「本当に大丈夫なんですか? ヒーラーの皆さんなら、今ごろ負傷兵の所へ慰問に行っているはずですけど……」

王子「……そうか、そうだったな」

ハナ「ええ。それより王子、本当の本当に大丈夫なんですよね?」

王子「ああ……多分な」

ハナ「多分って、そんな……」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 01:39:29.00 ID:R5/dIriM0
王子「……ふぅ」

ハナ「……」

王子「……ん? ハナ、どうした?」

ハナ「……王子。アタシ、今から踊るのでそこで見ていてください」

王子「? どうしてそんなことを?」

ハナ「悔しいけど、ヒーラーと違ってアタシは他人の傷を直接癒すことはできません……」

ハナ「でも、踊りで人の心を癒すことにかけては誰にだって負けませんよ! 疲れた王子の心だって、アタシが今から元気にしてみせます!」

王子「ハナ……」

ハナ「唐突だと思われたかもしれませんけど、アタシは本気ですよ? 惚れたお方を弱らせたままにしているだなんて、踊り子としての名折れですから!」

王子「……ありがとな。しっかり、見させてもらうよ」

ハナ「はい! ちゃんと、元気になってくださいね!」

王子「ああ……!」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 01:40:48.73 ID:R5/dIriM0
ハナ「〜〜〜♪」


王子(……不思議だな)


ハナ「〜♪」


王子(ハナは、なにか音楽のような拍子を口ずさんで踊っている。それだけなのに)


ハナ「♪♪」


王子(……なんだか、彼女から強い言葉で励まされているみたいだ……)
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 01:42:41.64 ID:R5/dIriM0
『王子! いつも、民や国のため、アタシたちのために尽力してくれてありがとうございますっ』



『女神様の声を受け、魔物を倒し続け、王子は本当に沢山の人々を助けてきてくれました! アタシたちにも、王子にお返しをさせてください!』



『王子! 辛いときには、遠慮しないでアタシたちを頼ってください! いつだって傍についていますから!』



『だからがんばれ、王子! がんばれっ! がんばれっ!』



王子(ハナ……! お前のメッセージ、俺はちゃんと受け取ったよ……)

王子(ありがとう、ハナ)
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 01:43:54.60 ID:R5/dIriM0
ハナ「〜〜♪ 〜〜〜〜〜♪♪」



ハナ「……フゥ。以上で終わり、です」

王子「……」パチパチパチ

ハナ「ふふ、拍手ありがとうございます。……どうです? 元気になれました?」

王子「ああ……。ハナの気持ち、今の踊りを通して俺の心にも伝わってきたよ」

ハナ「! それじゃぁ……」

王子「本当にありがとな。ハナのお陰で、元気になれた」

ハナ「どういたしましてっ。王子にそう言ってもらえると、アタシ、とっても嬉しいです!」

王子「実は俺、さっきまでの疲れに関連する悩み事もあって……。でも、ハナの踊りを見ていると、なんだかそれも解決できそうな気分になってきたよ!」

ハナ「そうですか。それじゃあ、これからもアタシの踊りでいつだって王子を元気にしてあげますね!」

王子「ああ、そのときはまた頼む。ありがとう、ハナ」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 01:45:09.65 ID:R5/dIriM0
王子(そうだ。今思い返すと、俺は求められるまま受け身になって、アーニャに対しても遠慮するようになってしまっていたのかもしれない)


王子(だが、それではきっと俺のためにもアーニャのためにもならないだろう。今の状況をなんとかして変える努力が必要だ)


王子(恐れては駄目だ。ハナから貰った力をそのままに、俺の意志としてアーニャにぶつけなきゃ駄目なんだ!) 


王子(これからは何を言われ何をされようと関係ない。俺は俺の意志を突き通す)


王子(アーニャの誘惑になんて、絶対負けない!)
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 01:46:05.60 ID:R5/dIriM0
〜夜・寝室〜





アーニャ「あんっ! 王子さまっ、もっと突いて、もっと!」

王子「……」ギシッ、ギシッ

アーニャ「んっ、そこぉ♪ くぅぅっ」

王子「……」ギシギシギシッ、パンッ!

アーニャ「あはぁっ♪ がんばってください、王子さま! がんばれがんばれっ♪」

王子「……………………!!」パンパンパンパンパンパン!
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 01:47:56.16 ID:R5/dIriM0
王子「アーニャっ、アーニャっ! アーニャぁっ!」パチュパチュパンパン

アーニャ「んんぅ! 王子さま、いいです! すっごくイイです!」

王子(ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおいざって時になると断れないばかりかどうしてここまでハッスルできてしまうんだ俺はああああああああああああああああああああああああああ!!!!!)

アーニャ「王子さま、好きっ、すきぃっ♪」

王子「俺もだ。アーニャ、愛してるぞっ」ギシッ

アーニャ「嬉しい……っ! あたしも! あたしも、王子さまのことっ、愛してますっ!」

王子(もう嫌だあああああああああああどうせこの後出すもの出して凄まじい倦怠感と虚脱感に襲われて明日も朝から憂鬱気分で一日中過ごす羽目になるってのにいいいいいいいいいいいいいやめられなああああああああああああああああああああああああい!!!)

アーニャ「王子さま! あたし、今すごく気持ちイイですぅっ♪」

王子「ああ、俺もだ。アーニャ、アーニャあああああああああああああああああああああ!!!!!」パンパンパンパンパンパン!!!!!!!
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 01:48:58.85 ID:R5/dIriM0
〜翌日〜



メメント「それで、どうして王子がボクの部屋にいるのかなぁ? のこのこ一人でやって来るだなんて見上げた度胸だけど、あの竜姫みたいに襲って欲しいわけ?」

王子「そういうことじゃない。ただ、アーニャのことで少し相談があるんだ」

メメント「相談ねぇ。先に言っておくけど、この軍にいる人の大半は、例の竜姫と王子のことに気付いているか、少なくとも何か勘づいてはいると思うよ」

王子「む?」

メメント「いい加減、イライラしてくる人が出てくる頃だろうね。……今、王子の目の前で話してる女の子を含めて……さ」

王子「……気分を害してすまない。でも、俺自身そのことを知っているからこそ、早くこの問題にケリをつけたいんだ」

メメント「はぁ〜ぁ。やっと王子と二人きりになれたと思ったら、これだもんね〜」

王子「本当にすまない! ケリがついたら、皆とは二人の時間を確保できるようにはするつもりだ。もちろん、メメントとも!」

メメント「本当に?」

王子「本当だ。他の皆との兼ね合いもあるし時間はかかるだろうけど、きっと埋め合わせはする!」

メメント「……ふぅーん。ま、そこまで言うなら解決策を考えてあげなくもないかなー」

王子「あ、ありがとう……」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 01:50:13.06 ID:R5/dIriM0
メメント「とは言っても、有効な手立ては殆どないのが現状かもね」

王子「そんな。……例えば、メメントやウィッチの皆に頼ってアーニャに魔法をかけるとか」

メメント「それはおススメできないなぁ。ボクとしてもそうしてやりたいのは山々だけど、強すぎる魔法をかけると今後の戦に支障が出かねないし……」

メメント「かといって、下手な魔法はまず通じないからね、あの竜姫は」

王子「《真竜の鱗》か……」

メメント「そ。王子が色々贔屓してくれちゃったお陰で、今じゃ話を聞いてもらうにも一苦労だね」

王子「うぐ。よかれと思って、限界まで力を解放してもらったんだけどなぁ」

メメント「まあ、それはともかく。色んな強さの魔法を試しにかけていってもいいけど、あれを実験台にするとなると大変だしさぁ」

王子「そんな言い方……。……だとしたら、一体どうすれば…………」

メメント「本当に、どうすればいいんだろうねー」

王子「むむ……」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 01:53:12.53 ID:R5/dIriM0
王子「……そうだ。確か、メメントが前に俺にかけた淫蕩の魔法があっただろ? せめて、あれで俺の精力だけでも持たせるようにしてくれないか」

メメント「悪いけど、それは絶対お断り」

王子「なぜ?」

メメント「そんなことしたって、最終的に喜ぶのはあの竜姫だもん。王子はボクのものなのに、他の子に遊ばせるために王子に魔法をかけるなんて……!」

王子「……ぅ」

メメント「大体さ、迫られ続けるのが本当に嫌なら王子がきちんと態度で示すべきなんだよ。ボクのところに相談なんて来てないで、さっさとひとこと『嫌だ!!』って言ってくればいいじゃないか……」

王子「…………」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 01:54:50.85 ID:R5/dIriM0
王子「……なあ、メメント」

メメント「なに?」

王子「ありがとう。いいアドバイスだったよ」

メメント「そう? あんな愚痴でよければ、竜姫のせいで王子と話せなかった分まで延々聞かせてあげてもいいよ」

王子「それはまた今度で頼む。……今は、俺がアーニャと向き合わないといけない時だから」

メメント「本当に聞かせるよ? 約束したからね」

王子「ああ。……早速だけど、行ってくるよ。またな、メメント」

メメント「はいはい、どういたしましてー」







メメント「……あーあ。あの竜姫が羨ましいなぁ、ほんと……」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 01:56:54.14 ID:R5/dIriM0
〜同日・訓練場〜



王子「と、いうわけでだ……。模擬刀とはいえお前に剣を向けるのは心苦しいが……」

王子「俺の言葉を聞かない以上、実力で言うことを聞いてもらうぞ、アーニャ!」

アーニャ「王子さまの言葉はきちんと聞いてますよーっ! 昨晩だって、何度もあたしのこと好きって言ってくれたじゃないですかー!」

王子「そういうことじゃない! とにかく、俺に願いを聞き届けて欲しいのなら、戦いに勝って意志を押し通すしかないぞ! 分かったか!」

アーニャ「えぇ〜ー? ……分かりましたけどー」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 01:59:40.28 ID:R5/dIriM0
ソーマ「ちょっと、なんですかこれ? 皆、こんなに沢山集まって……」

クレイブ「何やら、王子がアーニャさんと手合わせを望んだのだそうで。まあ、実態は痴話げんかと変わらないのだと思いますが」

ソーマ「そうなんだ……。確かに、最近色々と大変そうですからね……」

サノスケ「アーニャ殿に悪気がないのはわかりますが……。人目構わず愛情を求めている様を見せられるのは目に毒でござるし、王子には奮起していただきたいですな」

レアン「しかし、本当に勝てるのか? 確かに王子は相当の使い手だが、彼女の力は……」

ダン「そんなもん関係ねぇっ! 王子、あんたが俺以外のヤツに簡単に負けることは許さねーぞぉっ!」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 02:01:04.99 ID:R5/dIriM0
王子「……ッチ!」ブンッ!

アーニャ「わっ! っと……」

王子「……」スッ、ガッ

アーニャ「くぬ……っく」





カシス「あっ。王子が押してるみたいよ!」

リカルド「うむ、剣の鋭さでは王子が優っているな。互いに模擬刀を手にしての勝負だが、こちらの方が明らかに武器の扱いに慣れていると見える」

ユリアン「まあ、王子ならこれくらいはな。……しかし、ここから先がどうなるか……」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 02:03:11.08 ID:R5/dIriM0
王子(計算通りだ。日頃扱い慣れた聖剣《アスカロン》を手にしてない分だけ、アーニャの剣は鈍っている上に聖剣の加護を受けることもない!)

王子(このまま攻撃を続けて押し切ってやる!)



王子「……フッ!」シュッ

アーニャ「っ」キンッ

王子「……!」ピュンッ

アーニャ「!」フゥッ



王子(剣が浮いた! 今なら……)

王子(アーニャが握りなおすより先に……)



王子「……っ!」ブンッ

アーニャ「っ」キインッ
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 02:04:58.46 ID:R5/dIriM0
王子(よしっ、弾いた! 俺のかち……)

アーニャ「っ!」グイッ!

王子「なっ……?」

アーニャ「……えいっ」グンッ

王子「ぁっ!?」ドッ

アーニャ「えへへっ。私の勝ちですね、王子さまっ!」






サンドラ「……え? ありなの、今の……」

グローリア「『剣での勝負』とは言ってなかったからね。少なくとも、ここで見ていたあたしたちは聞いていない」

サンドラ「でも、自分の剣が弾き飛ばされると同時に王子の腕を掴んで投げ倒すなんて……」

グローリア「戦場での一対一なら、それもありだろ? あっちの方が一枚上手だったってことさ」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 02:07:02.33 ID:R5/dIriM0
アーニャ「王子さま……。勝った方の言うことを聞くっていうのが、この勝負の約束ですよね……?」

王子「いや、でも、ほら。剣での勝負は俺が勝ったわけだし」

アーニャ「『実力で』って言ったのはそちらの方ですよ? ここまで来て、剣の腕だけが実力だなんて言いませんよね?」ニコッ

王子「ぐっ、それは……」

王子「……」チラッ





ザラーム「まあこんなものか。腕前の優劣はともかく、真竜戦士に正面から剣で戦っても刃が通るまい」

モモ「おまけに、純粋な体力勝負に持ち込まれたらね。あの体勢じゃ勝負はほぼ決まったかな」

アネモネ「油断してしまいましたかね。可哀想ですが、王子の言い出したことですし……」

ロベルト「真っ昼間から面白いもん見れたなぁ。こりゃあ、いい酒の肴になりそうだ」





王子(やっぱり他人事だよね見放すよね仕方ないさうんうん見せ物みたいになった時点でこうなるってことくらい分かってたよクソがッッ!!!)
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 02:08:44.63 ID:R5/dIriM0
アーニャ「ね、王子さま」

王子「あ?」

アーニャ「沢山運動して、汗かいちゃいましたね」

王子「あ、ああ」

アーニャ「ですから、二人でお風呂に入って汗を流し合いましょう? これはあたしからの『お願い』です!」

王子「あ、ああ……」

王子「ああああ…………」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 02:09:56.60 ID:R5/dIriM0
・・・・・・・・・・・





「このまま、しましょう?」


互いに向き合い、泡を纏った身体を密着させた状況で、アーニャが言う。


「王子さまのも……ちゃんと、おっきくなってますしっ」


そう言ってアーニャに泡の付いたままの手でしごかれると、快感に神経を揺さぶらされる。

しゅっ、しゅっ、と一定のリズムで愛撫を加えられ、否が応にも高まってきてしまう。


「……王子さま。入れますね……」


既に準備できていたのだろう。俺のペニスを握ったまま、アーニャが少しづつ腰を沈めていく。

器用に挿入れるものだな、と他人事のように感心したのもつかの間、俺の分身は柔らかな肉壁に呑み込まれると同時に快楽の責め苦を味わわされるのであった。
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 02:11:52.34 ID:R5/dIriM0
「んっ、んっ、……」


アーニャの身体が上下し、その度に俺のペニスに摩擦が加わる。

互いに向かい合いながらのセックス。俺の方が身長が高いが、若干身を屈めてやることで、いい具合にアーニャの体重を受け止めることができていた。


「……あ、つぃ……」


浴場の湯気に中てられたアーニャの表情には玉のような汗が浮かんでいる。

ウェットな熱感に包まれた彼女の肉体は熱く、柔らかく、心地よい重さを伴って俺の身体へ寄りかかってくる。

ぱちゅん、ぱちゅん、と、アーニャが腰を上下させるたびに、結合部からは淫猥な水音が響く。

俺は淫靡な気分が更に高まっていくのを実感していた。
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 02:14:36.92 ID:R5/dIriM0
「気持ちいい、ですかっ?」


その問いかけに肯定の返事を返すと、アーニャは小さく笑った。


「あたしも、気持ちいい、です……っ」


そう言って笑う彼女の表情は、普段のそれからは想像できないほど妖艶で思わず息を呑んでしまう。

自分の胸に密着したままの彼女の双丘と、身体を包む泡から伝わる快楽の波は確実に俺を責め立てていた。

その最中にも摩擦は加え続けられ、アーニャに包まれた俺のペニスは熱と硬度を増していく。


「はっ……、はっ……、……んぅっ」


小さな嬌声と呼吸音が耳に届き、行為への集中力を高めてくれる。

アーニャの柔らかさと、熱と、重みとを感じている内に俺の腰も自然と動き出していた。
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 02:17:02.25 ID:R5/dIriM0
「あん……っ」


ぱちゅっ、ぱつっ、ぱっ、ちゅぱんっ。


「王子さまっ。それ、すごい……」


アーニャの声を聞き、ますます抽送のペースが速まる。それと共に、二人を襲う快楽の波と、熱い鼓動も強まっていく。

その波濤が砕けピークに達した瞬間、俺はアーニャの最奥にこれでもかというほど精を放っていた――。





・・・・・・・・・・・
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 02:18:01.64 ID:R5/dIriM0
〜翌日〜



王子「まずい……。本格的にドツボにハマっている……」

王子(しかし、夜にあれだけ求められてから半日しか経ってなかったのによく勃ったなぁ。まあ、昨日はあの一回だけで久々にゆっくり眠れたし、たまにはああいうのも……)

王子「いやいや! その思考がもう駄目だろう! 昼間から浴室でおっぱじめるなんて、王子がやっていいことじゃあない」

王子(ハナやメメントに背中を押されたっていうのに、俺はなにをしているんだろう……)

王子「……はあ」



「王子っ」



王子「?」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 02:19:33.80 ID:R5/dIriM0
王子「クローディア! どうかしたのか?」

クローディア「あの、その……ちょっと、お話ししてもよろしいでしょうか?」

王子「構わないが。なんだ?」

クローディア「えぇ〜っと……」

王子「うん」

クローディア「……ごめんなさい。実は、王子の姿を見かけてお話ししたくなっただけで、話題はないんです……」

王子「ははっ、そうかそうか」

クローディア「すみません」

王子「いや、話しかけてもらえて俺も嬉しかったよ。……そういえば、」

クローディア「はい?」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 02:21:23.75 ID:R5/dIriM0
王子「その大剣《ドラゴンスレイヤー》、どこに持っていこうとしているんだ?」

クローディア「あ、これですか。いつもは自室に置いているんですけど……手持ちぶさたな時、たまにこうして持ち歩いてみたくなるんです」

王子「へえ。確か、元は亡くなったお兄さんの……だったよな」

クローディア「ええ。こうしてこの剣に触れていると、なんだか昔のことが思い出されて……」

クローディア「それに、この剣を持ち歩いていると『おっ、大したもんを持ってるねぇ』って感じで、今まで話したことのない人にも声をかけてもらえて楽しいんです」

王子「なるほど。お兄さんが、今も色々と助けてくれているってことなんだな」

クローディア「はい!」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 02:22:56.64 ID:R5/dIriM0
アンナ「王子ー? どちらにいらっしゃるのですか、王子ー?」





王子「おっと、呼び出しだ。……じゃあクローディア、また今度」

クローディア「はい、王子。……えと、今度はちゃんと話題を考えてきますから、散歩でもしながらゆっくりお話ししましょうね」

王子「ああ、楽しみにしてる」

クローディア「それでは……」

王子「ああ。それじゃ!」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 02:24:35.36 ID:R5/dIriM0
王子(それにしても、あんなに奥ゆかしくてほわほわした女の子が大剣を振るうんだものな……。それも、竜の牙で精製された《竜殺し》の曰く付きの大剣を)

王子「……ん? 竜殺し……?」

王子「…………」

王子「…………」ダッ









クローディア「お、王子? アンナさんのところへ行ったんじゃ……」

王子「すまない、クローディア! ちょっと話があるんだ!」

クローディア「へ?」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 02:25:12.78 ID:R5/dIriM0
〜翌日・訓練場〜




王子(そうさ、仕方のない。仕方のないことなんだ)

王子(昨日の晩は四度もイカされてしまった。こんな性奴隷一歩手前の生活を続けていれば、そのうち俺は身体に異常をきたし下手したら不能になってしまうかもしれない)

王子(だから、なんとしても。心を鬼にしてでも、アーニャを説得しなければならないんだ)

王子(そうさ。たとえ、それが彼女に痛みを強いる結果になろうとも……)

王子(今日こそ、この問題にケリをつける!!)
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 02:27:33.76 ID:R5/dIriM0
王子「いいかアーニャ! 何度も繰り返すが、手加減無用の真剣勝負だ!」

アーニャ「お、王子さまぁ……! あたし、王子さまを傷付けるなんてヤですよぅ……」

王子「アイギス様の加護があるから、この場で重傷を負うことは考えなくても大丈夫だ。本当に俺を想うなら、全力でぶつかってきてくれ」

アーニャ「王子さま……」

王子「アーニャ。俺を愛しているんだろう?」

アーニャ「……わかりました。この前みたいに、勝った方が相手にお願いを聞いてもらうんですからね!」

王子「ああ。初めからそのつもりだ」

アーニャ「でも、王子さま……。本当に、その武器であたしに挑むつもりなんですか?」

王子「『真剣勝負』だと言っただろう。これが、俺がアーニャに勝つために選んだ剣だ」

アーニャ「わかりました。……それでは、始めましょうかっ」

王子「ああ……っ!」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 02:29:37.41 ID:R5/dIriM0
王子「てぃっ!」ブゥン

アーニャ「!」サッ

王子「せりゃっ!」ブンッ

アーニャ「っ」ギンッ!

王子「ふぅぅ……」





王子(普段使ってる剣に比べたら、どうしても取り回しは悪くならざるを得ないが……)

王子(意外といい感じだな、《ドラゴンスレイヤー》!)
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 02:32:53.03 ID:R5/dIriM0
王子「ぬん!」ブゥッ!

アーニャ「わっ」ギンッ

王子(たった半日とはいえ、クローディアに特訓と借用を承諾してもらえてよかった! 兄貴の形見をマジでありがとう!!)

アーニャ「あたしも……っ」ヒュン

王子「おっと!」

王子(竜殺しの大剣、その威力を知ってかアーニャも普段と違って及び腰……)

王子(攻め方が消極的だし、攻勢に持ち込めば明らかにこっちが有利。ここは一気に決める!)
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 02:36:05.06 ID:R5/dIriM0
王子(さあ、《ドラゴンスレイヤー》よ……。本来の持ち主でなくて悪いが、今この時だけ俺に真の力を貸してくれ!)

王子「……いくぞ、アーニャ!」ゴッ

アーニャ「っ、王子さま!」

アーニャ「やっぱり、本気、なんですね」

王子「何度も言っただろう!」ブンッ!

アーニャ「ぐっ!」ギィィンッ

王子「ぬん!」シュッ

アーニャ「くぅっ」キンッ

王子(距離を置かせるな! ここは一気呵成に攻めないと……)
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/12/29(木) 02:37:54.19 ID:R5/dIriM0
アーニャ「……すみませんでした、王子さま」

王子「!?」ピタッ

アーニャ「あたし、この前も今も、王子さまと『本気の勝負』っていうのがやりづらくて……でも、こうして王子さまと剣を交わし合って、その考えが間違いだったことに気付きました」

王子「……言いたいことはそれだけか?」

アーニャ「あたし、昔は封印されてたから魔物相手以外には力を発揮するのが怖くて……」

王子「そういう話は勝負の後に聞く!」シュガッ!

アーニャ「ですから……っ」ギンッ



アーニャ「今から、本当に本気で王子さまに挑ませてもらいます!」ゴッ!



王子(あ、これアカンやつや)
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