【アイマス】春が来たなら

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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:31:52.71 ID:VR69VCnVo

私の名前は雪歩という。

名は体を示すという通り、

私の心の中には寒々とした雪が積もっている。
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:32:39.85 ID:VR69VCnVo

(765事務所)

雪歩「おはようございます」

P「やぁ、おはよう」

千早「おはよう、萩原さん」

やよい「雪歩さん、おはようございまーす」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:33:11.74 ID:VR69VCnVo

私はアイドルをやっている。

所属は765プロという小さなプロダクション。

けれど、それをみんなで支えながら…。

少しづつだけれど、人気が出始めている所だった。
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:33:52.07 ID:VR69VCnVo

雪歩「さて、出る準備は整いましたけど…」

雪歩「一人、足りなくありません…?」

P「そうなんだよ。例のアイツがまだ来てないんだ」

千早「全く、いつになっても遅刻ギリギリのクセが治らないわね」

やよい「うう〜、もう時間ありませんよー」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:34:33.05 ID:VR69VCnVo

現在所属のアイドルは、私を入れて4人。みんな同期だ。

実力派の千早ちゃんと、可愛さ満点のやよいちゃん。

そして、もう一人は…。
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:35:21.45 ID:VR69VCnVo

バン!

春香「お、おはようございまーす!はぁ、はぁ、あ、危なかった…」

P「遅刻ギリギリだぞー、春香」

千早「また寝坊?困ったものね」

やよい「でも、間に合いましたー、良かったですー」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:36:23.06 ID:VR69VCnVo

春香「おばあちゃんに道を聞かれちゃって、案内してたら…ふぅ」

P「…全く、優しすぎるぞ?もう少しアイドルとしての自覚を持て」

千早「そうよ?今度遅刻したらみんなに焼肉おごるって約束忘れてないわよね」

やよい「や、焼肉?春香さん、遅刻しちゃえば…あ、い、いえー!」

雪歩「い、息が荒いよ?この後の収録大丈夫…?」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:36:50.64 ID:VR69VCnVo

春香「平気、平気。さぁ、張り切ってスタジオにしゅっぱ…あっ!」

ドンガラガッシャーン

雪歩「きゃあ!は、春香ちゃん大丈夫!?」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:37:42.19 ID:VR69VCnVo

春香「いたた…」

P「…全く、アイドルというよりこれじゃお笑い芸人だな」

春香「ひ、ひどいですよプロデューサーさん!?」

千早「ほんっとーに、おっちょこちょいなんだから」

やよい「あ、私も春香さんとならお笑いコンビ組んでみたいですー」

春香「やよいまで!?」

雪歩「うふふ…」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:38:25.98 ID:VR69VCnVo

765プロの最後の一人、春香ちゃん。

この事務所で現在ランクナンバーワン。

そこに居るだけで、周りの雰囲気をふわっと温かくしてしまう。

その名前が示すように、まるで春のような性格。

ちなみに、みんなの中では私のランクが1番下…。

何から何まで私と対照的。
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:39:14.80 ID:VR69VCnVo

春香「それより、心配してくれたのは雪歩だけってどういう事ですか?」

P「そりゃあ、そうだろう」

千早「普段の行いかしらね」

やよい「わ、私もちょっと心配しましたよ?」

春香「私の味方は、親友の雪歩だけー?」

雪歩「うふふ…」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:40:07.56 ID:VR69VCnVo

春香ちゃんは、こんな私を親友と呼んでくれる。

確かに、私と春香ちゃんはよく遊びに行ったりと仲がいい。

けれど…。
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:40:47.95 ID:VR69VCnVo

雪歩「じゃあ春香ちゃん、私が手を貸し…」

P「ほら、いつまでも地べたに座ってないで。収録に本当に遅刻するぞ?」

春香「わぁ、プロデューサーさん優しーい」

千早「春香、プロデューサーに手なんて引っ張ってもらわないで自分で立ちなさいよ」

やよい「春香さんは甘えんぼさんですねー」

雪歩「あ、あはは…」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:41:31.07 ID:VR69VCnVo

私は、春香ちゃんに対して友情以上のもっと特別な感情を抱いていた。

女の子同士で、これはおかしいと自分でもわかっている。

けれど一緒にいるたびに、その本当に春のような笑顔を向けられるたびに

胸の内の想いは融けることのない雪のように積もる一方だった。
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:42:19.52 ID:VR69VCnVo

もっと、ずっと隣にいたい。

その最高の笑顔を私に向けてほしい。

春の訪れを思わせるその声で、私に優しく語りかけてほしい。
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:42:58.70 ID:VR69VCnVo

けれど、春香ちゃんにもし恋人ができたなら…?

いつか、私以外の誰かと手をとりあって遠い所に行ってしまったら…?

春香ちゃんと遊んだ後、部屋で一人きりになりふとそんな想像をすると

自然と涙がこぼれてしまう事もあった。
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:43:31.21 ID:VR69VCnVo

春香「プロデューサーさーん、やっぱり頼りになりますねー」

P「こういう時だけ…まったく、調子のいいヤツだな」

千早「ほらほら、いつまで腕にしがみついてるの」

やよい「まるで恋人同士みたいですねー」

雪歩「ふふ…」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:44:07.90 ID:VR69VCnVo

けど、わかっている。春香ちゃんはプロデューサーの事が好き。

とびきりの笑顔は、いつだってプロデューサーに向けられているから。

私は、春香ちゃんにとっては、あくまでも親友…。
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:45:05.37 ID:VR69VCnVo

P「さぁ、本当に遅刻しちまう。もう行くぞ、みんな」

春香「はい!」

千早「春香、くっついたまま行く積り?なら私はやよいと手つないで行こうかしら」

やよい「や、やぁですよ千早さん!」

千早「あら、逃げなくったっていいじゃない」

雪歩「ふふ…」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:45:41.24 ID:VR69VCnVo

ワイワイと騒がしい中で、

私だけ心の中がまるで雪が積もったように冷え冷えとして重苦しい。

そんな気持ちを引きずりながら、私はみんなと一緒に収録スタジオに向かうのだった。
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:46:26.76 ID:VR69VCnVo

(収録スタジオ)

スタップ「…はーい、OKでーす」

スタッフ「皆さん、お疲れさまでしたー。映像チェック終了まで休憩でーす」

春香「お疲れさまでしたー」

千早「ふぅ、まぁまぁかしら?」

やよい「うっうー、2回でOK出ちゃいましたー!」

雪歩「みんな、お疲れ様」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:47:23.17 ID:VR69VCnVo

今日の仕事はCMの収録。

春香ちゃんが中心となって、みんなの魅力がうまく引き出ていたと思う。

欲目かも知れないけれど、

みんなの実力ならアイドルのトップに立てるかも知れない。

私も、頑張ってついて行かなくちゃ…。
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:48:10.48 ID:VR69VCnVo

スポンサー「いやー、いいねーキミの所の子たちは!」

P「いえー、まだまだ青い所だらけでお恥ずかしい限りですよ」


控え室に向かう途中。

今回のCMのスポンサーとプロデューサーが立ち話をしている所に会った。

廊下の曲がり角だったから、丁度向こうから私の姿は見えない。

そんは気はなかったけれど、何だか盗み聞きをするような形になってしまった。
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:49:08.24 ID:VR69VCnVo

スポンサー「特に、春香ちゃんか。いやー最高だねーあの子は」

P「ええ、ウチの事務所でも今一番人気なんですよ」

スポンサー「間違いなく、あの子はこれからもっともっと伸びるよ?」

P「ええ、僕もそう思ってます」


雪歩「…」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:50:56.71 ID:VR69VCnVo

うふふ…。

春香ちゃんが誉められてるのを聞くと、何だかくすぐったい。

まるで自分が誉められてるみたい。
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:51:33.20 ID:VR69VCnVo

スポンサー「千早ちゃんも歌が上手いし、やよいちゃんも可愛げあって」

スポンサー「これはいいCMに仕上がりそうだ。キミ達のお陰だよ」

P「いやぁ、そんなに誉めていただいて恐縮です…」


雪歩(うふふ…)
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:52:04.30 ID:VR69VCnVo

スポンサー「…けどね、ただ一つ」

P「はい?」


雪歩(…?)
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:53:01.67 ID:VR69VCnVo

スポンサー「あの雪歩って子、あの子だけいまいちパっとしないねぇ」

P「あー、そうですか」


雪歩(…)
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:53:46.06 ID:VR69VCnVo

スポンサー「何と言うか、華がないというか…」

スポンサー「一人だけ、何だか寒い冬のような雰囲気だなぁ」

P「いやぁ、そういうのも含めて見て頂ければといつも思うんですがねー、ハハハ…」


雪歩(…)
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:54:48.32 ID:VR69VCnVo

スポンサー「なんで、悪い事は言わないから三人だけで組ませてみたらどうだい?」

P「いやぁ、仲々そういうわけにも…」ハハハ…


雪歩(…)

雪歩(…)タッ


これ以上聞いていられない。

私は逃げ出すように、その場を後にした。
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:55:42.88 ID:VR69VCnVo

わかっていた。私がみんなの足を引っ張っている事なんて。

私には春香ちゃんのような華やかさも、

千早さんのような歌唱力も、

やよいちゃんのような愛くるしさもない。

アイドルとしての魅力なんて、私はなに一つないの…。
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:56:44.83 ID:VR69VCnVo

(控え室)

ガチャ

雪歩「…」

千早「あら萩原さん、お疲れ様」

雪歩「…」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:57:36.61 ID:VR69VCnVo

千早「…」

千早「…ん?どうかしたの?」

雪歩「あ、ううん、何でも…」

千早「…」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:58:38.05 ID:VR69VCnVo

千早「嘘ね?」

雪歩「…」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 20:59:23.85 ID:VR69VCnVo

千早「何があったのか話してみなさい。あの二人、スタジオ探検だーとか言って」

千早「どっか行っちゃっから。丁度二人きりなんだし」

雪歩「…」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:00:12.06 ID:VR69VCnVo

雪歩「…あの、千早ちゃん」

千早「うん?」

雪歩「私、アイドルに向いてないのかな…」

千早「え?どうして?」


さっきの出来事を千早ちゃんへと伝える。
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:01:27.39 ID:VR69VCnVo

雪歩「だって…。私には、春香ちゃんみたいな華やかさも…」

雪歩「千早ちゃんみたいな歌唱力も…やよいちゃんみたいな可愛さも…」

雪歩「私…。私、アイドルとしての魅力なんて、なに一つ…!」


千早ちゃんにそう伝えながら、私の目から涙があふれ出した。

ああ、やっぱり私って、周りを冷え込ませる冬のような存在なのかな…。
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:02:07.27 ID:VR69VCnVo

千早「…それで?」

雪歩「…え?」

千早「だからって、アイドルやめるの?」

千早「たかが、素人がいった事で?」

雪歩「…」
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:02:54.77 ID:VR69VCnVo

雪歩「だって…」

千早「あのね、仮にも私達はプロなのよ?」

千早「それに、春香の才能を見抜いたプロデューサーにあなたも選ばれたんじゃない」

千早「そのプロデューサーの目が信じられないの?」

雪歩「…」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:03:56.18 ID:VR69VCnVo

悔しいけれど、何も言い返せなかった。

確かに、事務所に入ったばかりの春香ちゃんはこれといった特徴もなくて、

本当にそこらにいる普通の人と変わらなかった。

初めて出合った時にこの子がアイドルに?と一瞬思ってしまったのを覚えている。
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:04:57.45 ID:VR69VCnVo

けれど、初めて聞いた春香ちゃんの歌は。

楽しかった。今までのどんな人の歌よりも。

こんなに楽しそうに歌を歌う人は初めてで、こっちまで楽しくなってしまう。

そして春香ちゃんはあっという間にその才能を開花させ、

事務所で一番の人気アイドルになっていった。

そう、それはまるで春に勢いよく芽吹く花のように。
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:06:10.02 ID:VR69VCnVo

千早「…それに萩原さん。あなた、最近何か悩んでない?」

千早「仕事のことじゃなくて」

雪歩「え…」


突然千早ちゃんに言われて。

私は思わずギクリとしてしまった。

まさか、私の春香ちゃんへの気持ちがバレてる…?
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:07:17.59 ID:VR69VCnVo

雪歩「私は…別に…」

千早「本当に?」

千早「萩原さんの歌から、何か思いつめた雰囲気が伝わってくるのよ」

雪歩「…」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:08:14.30 ID:VR69VCnVo

千早「悩んでないで、誰かに相談したら?」

千早「私に言えないなら春香にでも。親友なんでしょ?」

雪歩「…」


言えない。

特に春香ちゃんにだけは。

私の気持ちを知られたら、避けられてしまうかもしれないから…。
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:09:01.21 ID:VR69VCnVo

雪歩「…ううん、何でもないの」

雪歩「私って、この仕事に向いてないのかなって、ただそれだけ…」

千早「…ふうん」


千早さんは一息つくと、持ってきた水筒から中身をコップに注いだ。
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:09:37.10 ID:VR69VCnVo

千早「萩原さんも飲む?」

雪歩「それは…?」

千早「ああ、やよいの衣装を水で濡らして絞ったヤツ。やよい茶よ」

雪歩「ブッ!?」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:10:12.47 ID:VR69VCnVo

私が言うのも何だけれど、千早さんは変態だ。

やよいちゃんの事を好きと公言してはばからない。

嫁にするとまで言っている。

やよいちゃんはそういう話になるとすぐ逃げちゃうけど…。
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:11:20.59 ID:VR69VCnVo

千早「ゴクゴク…。うん。力が湧いてくるわ。…本当にいらない?」

雪歩「え、遠慮しておきます…」


けど、千早ちゃんがちょっと羨ましい。

周りの目も気にしないで、自分の気持ちをこんなに大胆に表現できて。

私も千早ちゃんみたいな性格なら、もっと悩まないで済むのにな…。
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:12:06.82 ID:VR69VCnVo

ちょっと想像してしまう。

春香ちゃんの腕にぎゅっと抱きついて、

向こうの気持ちもお構いなしに好き好き、と言って思いっきりベタベタする私。

はうぅ…。

何だか顔がニヤけちゃう。
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:12:49.66 ID:VR69VCnVo

千早「…恋、してるでしょ」

雪歩「え…?」


千早ちゃんにそう言われ、私はまたギクリとした。
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:13:36.30 ID:VR69VCnVo

千早「隠したってわかるんだから。萩原さん、思い切って告白しなさいよ」

雪歩「…」

千早「ダメだったら、なんて考えてないで」

千早「もしそうだったとしても、それが前に進むいい切っ掛けになるわ」

千早「このまま悩んでたって、何も変わらないわよ?」

雪歩「…」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:14:51.74 ID:VR69VCnVo

千早ちゃんのいう通りかも知れない。

春香ちゃんにこの想いを告白したら、吹っ切れるかも知れない。

けれど…ダメ。

だって、春香ちゃんはプロデューサーの事が好きってわかってるから…。
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:15:53.02 ID:VR69VCnVo

千早「…もしかして、身近過ぎて言い出せないとか?」

雪歩「え…」


そう言われ、私はまたギクリとした。

まさか、悟られてる…?
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:16:28.40 ID:VR69VCnVo

千早「そうね。例えば、事務所の中で特に仲のいい…」


や、やめて、千早ちゃん。

これ以上探られたら隠し通す自信がない。

それとも、気付いててわざと…?
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:17:32.85 ID:VR69VCnVo

雪歩「こ、告白なんてそんな…。ダメです…」

千早「あら、どうして?」

雪歩「だって、わかるから…」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:18:10.62 ID:VR69VCnVo

雪歩「その人の、最高の笑顔は…」

雪歩「いつも、ほかの人に向けられてて…」

千早「だからって、ずっとそうしてる積り?」

千早「悩んでる間に、他の誰かに…とかは考えないの?」

雪歩「…」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:20:34.73 ID:VR69VCnVo

春香ちゃんが誰かと付き合い始めるかも、という

時々私の頭をよぎる嫌な空想。

確かにこうしている内に、いつか現実のものになってしまうかも知れない。

けれど、今はこのままでいいの。

もし、告白して、それが元で春香ちゃんに避けられたら…。
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:21:17.48 ID:VR69VCnVo

雪歩「だって…。もし嫌われちゃったら、私…」グス…

千早「…そう。萩原さんがいいならいいわ。いつまでもそうやって」


ガチャ

春香「ただいまー」

やよい「色んなとこ探検してきましたー!」
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:22:00.33 ID:VR69VCnVo

雪歩「あっ、は、春香ちゃん…」

春香「あれ、雪歩目が赤いよ?どうしたの?」

雪歩「う、ううん、何でもないの…」

春香「ふーん…?」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:22:30.71 ID:VR69VCnVo

春香「もしかして、泣いてたの…?」

雪歩「ち、違うの、これは…」

春香「…雪歩」

雪歩「は、はぃ・・・?」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:23:33.55 ID:VR69VCnVo

春香「親友じゃない。困った事があったら、何でも言って?」

雪歩「…」


春香ちゃんが、まっすぐな目でこちらを見つめてくる。

心から私を気遣ってくれている目…。

けれど…。
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:24:12.94 ID:VR69VCnVo

雪歩「ううん、本当に何でもないの」

雪歩「ちょっと、コンタクトが合わなくて…」


コンタクトなんて嘘。

怖くてそんなものつけたことなんてないのに。

けど春香ちゃん、お願い、これ以上追及しないで…。
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:25:00.53 ID:VR69VCnVo

春香「…そう。話したくないならいいけど」

春香「親友だもの、雪歩が困ってればすぐにわかるんだからね」

春香「悩んでる事があれば、私、いつでも雪歩の力なるからね?」

雪歩「…」

千早「…ふん」
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:25:33.70 ID:VR69VCnVo

静まり返る控え室。

空気が重い。

私のせいだ。

やっぱり、私は周りを沈ませる冬のような存在…。
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:26:20.28 ID:VR69VCnVo

ガチャ

P「おーっす、みんなOK出たぞー」


陽気な声を出しながらプロデューサーが控え室に入ってきたときに、

私は何だか救われた気分だった。
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:26:58.29 ID:VR69VCnVo

春香「え?ほ、本当ですか?取り直しナシ?」

P「ああ、バッチリだ」

千早「まぁ、当然ね」

やよい「うっうー!じゃあ今日はこれで帰れるんですかー?」

P「ああ、今日はこれで終わり。事務所に戻ったらあとは自由だぞ」
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:27:34.14 ID:VR69VCnVo

春香「やった…あっ、と!」

ドンガラガッシャーン

P「…やれやれ、本番でそれが出なくて良かったよ」
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:28:09.90 ID:VR69VCnVo

P「さーて、コケてる春香はほっといてみんな帰ろうか」

千早「ええ、早く行きましょう」

やよい「事務所に帰って何しようかなー?」

雪歩「は、春香ちゃん…」

春香「あ、あのちょっと?プロデューサーさーん?か弱い乙女が転んでますよー?」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:28:53.72 ID:VR69VCnVo

P「よーし、みんなでメシ食ってくか。オレの奢りだぞー」

やよい「本当ですかー?やったー!」

千早「春香のがない分、豪華になるわね。その分やよいにあげようかしら?」

雪歩「は、春香ちゃん、私も行くね…?」

春香「ちょっとプロデューサーさーん?みんなー?」

春香「ねぇ、ちょっとー?」
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:30:03.40 ID:VR69VCnVo

(765事務所)

事務所に着いてレッスンや今後の打ち合わせなどしている内に夕方となり、

そろそろ帰る時刻となった。


雪歩「…さて、今日はそろそろ帰ろっかな」

雪歩「春香ちゃん、一緒に帰る?」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:30:43.21 ID:VR69VCnVo

私と春香ちゃんは、途中まで帰る方向が一緒。

なので、仕事が終わったタイミングが重なった日にはよく一緒に帰る。

今日はあんな事があったから、何だか無性に春香ちゃんの声を聞いていたい。

まとわりつく嫌なモヤモヤを、少しでも忘れたい。
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:32:04.66 ID:VR69VCnVo

春香「あ、あのさ。今日はちょっとこれから…」

雪歩「…え?この後、お仕事?」

春香「ううん、違うんだけど…、ふぅ」


春香ちゃん、何だか緊張したようなため息をついている。

まるで、大きなステージに立つ直前のような。

どうしたんだろう。
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:32:58.77 ID:VR69VCnVo

P「春香?」

春香「あ、ぷ、プロデューサーさん!」

P「話があるんだろ?行くぞ?」

春香「あ、ちょ、ちょっと?」


春香ちゃん、顔を真っ赤にして立ち上がり

慌てたようにプロデューサーに駆け寄る。
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:33:52.91 ID:VR69VCnVo

春香「ちょ、ちょっとプロデューサーさん…!」

P「な、何だ何だ。押すなよ」

雪歩「春香ちゃん…?二人で、どこかに行くの…?」

春香「あっ、う、うん、いや、じゃ、じゃあね雪歩!明日ね!」

雪歩「…」
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:34:56.71 ID:VR69VCnVo

どうやら、春香ちゃんはプロデューサーと何か話があるらしい。

何の用事なのかは言わずに、

春香ちゃんはプロデューサーを押し出すようにして事務所を出て行った。

仕事の相談でもするのかな…?
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:35:37.23 ID:VR69VCnVo

うん、そうだよね。

春香ちゃんとプロデューサーが二人で話す事なんて、仕事の話に決まってるよね。

…。
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:36:54.35 ID:VR69VCnVo

自分を誤魔化すのはやめよう。

春香ちゃんのあの様子、あれは、間違いなく恋する女の子の…。

…きっと、春香ちゃんはプロデューサーに告白する積りなんだ。

私にはわかるよ、春香ちゃん。親友だもの。
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:38:05.36 ID:VR69VCnVo

雪歩「…」


帰り道を、一人寂しく歩く。

寂しさを意識しないようにすればするほど、、

かえって春香ちゃんの事が頭に浮かんでくる。
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:39:00.28 ID:VR69VCnVo

『悩んでる事があれば、私、いつでも雪歩の力になるからね?…』

雪歩「…」
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:39:31.58 ID:VR69VCnVo

雪歩「…」

雪歩「…春香ちゃんの、嘘つき…」

雪歩「…」
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:40:05.36 ID:VR69VCnVo

雪歩「…」

雪歩「うっ、ぐす…」

雪歩「うっ…、うっ…」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:40:57.85 ID:VR69VCnVo

(雪歩の部屋)

雪歩「…」


電気もつけず、暗い部屋から窓の外を眺めている。

今ごろ、春香ちゃんプロデューサーに告白したのかな…?
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:42:20.06 ID:VR69VCnVo

うん。きっと春香ちゃんなら上手く行くよ。

だって、あんなに可愛くて、優しくて。

一緒にいるだけで、何だか心が温かくなって…。
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:43:50.53 ID:VR69VCnVo

雪歩「…」

雪歩「あ…」

雪歩「雪…」


窓の外に、白い雪がヒラヒラと舞い降りる。

今、春香ちゃんが外にいるならこの雪も降りかかっているのかな…。

私も、春香ちゃんに降りかかる一片の雪になりたい。

そして、そのまま溶けて消えてしまいたい…。
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:45:05.68 ID:VR69VCnVo

雪歩「…春香、ちゃん」

雪歩「…」

雪歩「…うっ、グス、うっ…」


苦しい…。苦しいよ…。

助けて、春香ちゃん…。
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:46:27.52 ID:VR69VCnVo

次の日の事務所。


雪歩「…おはようございます…」

P「お?珍しいな雪歩がこんなに遅く来るなんて」

雪歩「あ…。ご、ごめんなさい…」

P「まぁ、もっと遅いヤツがいるんだけどな」
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:47:19.55 ID:VR69VCnVo

余裕を持って家から出たはずなのに。

そうか。事務所へ向かう足が、鉛のように重くって…。
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:48:28.19 ID:VR69VCnVo

ガチャ

春香「おっはよー、ゆっきほー!」

雪歩「あ、え、お、おはよう春香ちゃん…」


いつも以上に、生き生きした春香ちゃん。

まるで…。

何かとてもいい事でもあったみたい。
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:49:46.46 ID:VR69VCnVo

春香「さーて、今日は二人で張り切って一緒にお仕事しようね!」

雪歩「う、うん…」

春香「…ふぅ」

春香「すぅー…、はぁー…、…うっし!」


こちらに背を向け大きな深呼吸をし、気合いを入れる春香ちゃん。

春香ちゃんの眩しさが、辛い…。
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:50:50.09 ID:VR69VCnVo

P「お、おう春香。おはよう」

春香「あ、プロデューサーさん、昨日は…」

P「ああ。うん。まぁ、な…」

春香「…ありがとう」

P「まぁまぁ、な…」

春香「…はい、ふふっ」
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:51:53.14 ID:VR69VCnVo

春香ちゃんの、照れくさそうな笑顔。

何やらソワソワと浮ついた雰囲気が流れてくる。

けれど、それは決して嫌な感じのものではなく。

…そうか。上手くいったんだね、春香ちゃん。
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:53:04.20 ID:VR69VCnVo

雪歩「…二人とも、どうしたんですかー?」

春香「あひぇっ?う、ううん、な、何でもないよ雪歩?」

P「あ、う、うん、そうだぞ?」

雪歩「あれー?二人とも、何だか様子が変ですよ、ふふ…」


からかうように二人に声をかける。

私は努めて明るく振舞う。

本当は今すぐ泣き出したいのに。
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:54:11.14 ID:VR69VCnVo

P「お、もうこんな時間だ!」

P「さあ行くぞ二人とも?」

春香「あ、は、はい!そうですね!」

雪歩「はい。うふふ…」

P「…さぁ春香、頑張っていこうな!」

春香「はい!」
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:54:57.02 ID:VR69VCnVo

今日は、春香ちゃんと二人でのデュエットソングの収録。

いつもなら、張り切っちゃう所なんだけど…。


スタッフ「カーット!」

スタッフ「すいません、もう1回でーす」

春香「あ、あらら…」

雪歩「…」
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:55:47.99 ID:VR69VCnVo

もう、これで14回目の取り直し。

原因はわかってる。

私のせい…。
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:56:44.38 ID:VR69VCnVo

春香「あはは…。ご、ごめんね雪歩?何だか私、今日調子が悪いみたいで…」

雪歩「…」


春香ちゃんだって、わかってるクセに。

お願い、そうやって私をかばうのはやめて…。
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:57:49.21 ID:VR69VCnVo

P「どうした?全然いつもの調子じゃないぞ雪歩」

雪歩「…」

P「具合でも悪いのか?」

雪歩「…」
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:58:42.33 ID:VR69VCnVo

春香「プロデューサーさん!雪歩じゃなくて、私が…」

雪歩「…いいの、春香ちゃん。私のせいなの」

春香「ゆ、雪歩…」

雪歩「ごめんなさいプロデューサーさん。もう1回だけお願いします」

雪歩「…今度は、ちゃんと歌いますから」

P「…そうか。無理はするなよ?」
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 21:59:53.85 ID:VR69VCnVo

スタッフ「それでは、本番入りまーす」

スタッフ「3,2,1…」


曲のオープニングが流れ始める。

落ち着いて。春香ちゃんにこれ以上迷惑かけちゃダメ。

春香ちゃんに。

私の、大好きな…。

春香ちゃんに…。
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/01/02(月) 22:01:05.80 ID:VR69VCnVo

雪歩「…うっ」

雪歩「…うっ、うっ…」

春香「ゆ、雪歩?」

雪歩「ごめんなさい、春香ちゃ…」

春香「ねえ雪歩、ど、どうし…」
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