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勇者「淫魔の国で風邪をひくとこうなる」
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◆1UOAiS.xYWtC
[sagesaga]:2017/02/23(木) 04:53:52.87 ID:j9xCiqJVo
隣女王「っ……は、ぁぁぁ……この、私に……よくも……こんな……人間、めっ……」
汗まみれで乱れた銀髪が彼女の額に貼り付き、煉獄のような瞳は光を弱まらせていた。
その時、勇者は気付く。
手が――――自由になっている事に。
勇者「っ……何だ? これは……」
拘束されていた両手を、ようやく下ろす事ができた。
鈍っていた手首から先の感覚を確かめると同時に、左手の紋章を眺める。
勇者「っ……嘘、だろ……!?」
五本の太線で構成されていた無慈悲な紋章は、もうない。
残っているのは、細い線が二本と、小さな点が五つ。
すなわち残り射精回数は、二十五回。
三百以上の射精が、この数刻の間で奪われてしまったのだ。
隣女王「? 何……だと?」
暗闇の中に、生臭くぬめる気配がいくつも漂っている事にもようやく気付けた。
隣女王も遅れてそれを察知したのか、内側からぬるん、と滑り落ちてモノが抜ける事にも構わず腰を浮かせた。
――――その瞬間、無数の触手が天蓋の中へと飛び込んでくる。
隣女王「何、う、あっがあぁぁぁぁっ! くっ、離――――っ!?」
勇者「……助けるのが遅いぞ、ポチ」
隣女王の身体は引きはがされ、ベッドの上に大の字で拘束され、その視界もまた幅広の触手で目隠しを施されていた。
更に四肢は軟体の奇虫のように変異した触手にそれぞれ肘と膝まで飲み込むように捕縛され、もはや動かす事は能わない。
勇者の目の前で揺れる一本の触手の言う事は……いつしか、理解できるようになっていた。
勇者「……『待たせたな』……じゃない」
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