学園生活SS LRという名の校則

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293 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/03/11(土) 23:12:57.70 ID:tC21To6SO
とても……きれい。

きれいだけど、恥ずかしい!

せ、先輩がすごくエッチなポーズをして、こんなふうに誘うように、自信たっぷりに迫ってきたらどうしよう!

う。まずい。あ、あそこが熱いし痛い。

右に左に身をよじる。


「も、もう行きましょう!」


その声とともに、右肩をグイッと引き寄せられた。

バランスを崩して転びそうになりながらも、その後ろをついていく。

けっこうな力が肩にかかっていたかった。

先輩は足早に、石膏像の森をかき分けるようにイベントコーナーからでていった。

なんだか、ぼくが悪いことをしたみたい。

髪がたなびく先輩の背中を見ながら、ぼくはため息をついた。
294 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/03/11(土) 23:24:18.02 ID:tC21To6SO
「ご、ごめんなさい」

「そ、そんな、ぼくこそ……えっと」


通路と通路の間で、ぼくたちは互いに謝り合った。

なんで謝るのかわからないけど。


「……調べればよかったですね。まさかこんなイベントがやってるなんて」

「ほ、ほんとですよね。それに先輩そっくりの像があるなんて」

「それを言わないでください!」


真っ赤になって怒る先輩。

ちょっと涙目になってる。ごめんなさい。

ホントに、まさかあんな像があるなんてなあ……。

気を取り直して、次の、第二イベントコーナーに……あ。


春画展ん……!?
295 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/03/11(土) 23:35:31.51 ID:tC21To6SO
うわああああ。

女の人の、女の人の……一人で裸になってたり、男の人と交わってたり!

なんでこんなにエッチなの描けるんだろ昔の人!

昔の絵って、ぼくからするとそんなにきれいでもないしむしろ不気味な気がするけど、こういう風にねっとりとした絵ってなんだか胸を押さえつけて離さないような……ううっ。

先輩の反応は……あれ。

割とふつうにみてる?


「江戸時代の絵だとあんまりさっきみたいな感じはしませんね。ふう」


普通に笑ってる。かわいい。

ドキドキする。

本当に……ああ。

……裸婦像のイベント、来週もやってるかな? う。やめろ、ぼく!

先輩で変なこと考えるな!

と、心の中で叫んでいると、嫌な声がした。

聞き覚えのある……あの声だ。


「お前ら二人してエロイベントとかどういう関係だよ?」


海藤……先輩。なぜここに?

エッチなイベントに釣られてきたのか?

違う……気がする。

ぼくに対して、絡むような視線を投げかけてきているからだ。

昨日の復讐に来たんだ……と直感した。



海藤の思考安価 全体的な計画 >>297 いますること >>299
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/11(土) 23:41:46.68 ID:0hz3L2PDO
緑谷に大恥をかかす
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/11(土) 23:52:58.73 ID:a2nJlpG60
コイツ彼女か?手込めにすれば気も晴れそうだな
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/11(土) 23:57:20.76 ID:rzPcnt9ZO
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/12(日) 00:02:28.23 ID:VFHHWkIUo
冷やかす
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/12(日) 00:02:57.83 ID:C0G260hJo
中学生に手を出したことを吹聴する
301 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/03/12(日) 00:15:20.73 ID:z0WIQUGhO
−−−−−

昨日のことが気に入らなくって、なんかねえかとうろついてた。

そしたら、似合わねえマヌケな格好して走ってくあのクソガキの姿があるじゃねえか。

似合わねっつっても、服自体は悪くねえ。

俺のにしてやろう。

公衆トイレにでも連れ込んで、あいつ自身がカッコつけるために身につけてるシャツやダメージジーンズや、剣のネックレス。

あれ全部奪い取ってやる。人前で素っ裸にしてやるぜ。

あ、きたねえからパンツはトイレに流そう。あいつの見てる前でな!

泣きながら許しを請う姿が目に浮かぶ。

そう思って、あいつの走ってった方向に歩いていくと、あったのは美術館。

あいつの後ろ姿が見えた。やっぱりあっちに入っていくんだ。

裸婦画展がやってるって? あいつそんなの見るのか?

まずはからかってやるかな。と思って普段は全く入らないようなレンガの建物に並んで入り、あいつを探した。

どーでもいい花とか風景とかの絵を突っ切って、あいつを探す。

どこだ。ん? 

あ、でも裸婦画展がやってるなら、あいつはまずそこに行ったんじゃないか? と探す。

うぜー化け物みてえな石像を蹴っ飛ばしたくなる。

あー、どこだあんのやろ!

しかもなんだ。裸婦画って、”イソベイソベー”のエロ画像かよ!

マジかよつまんねえ!

その場でマジ切れしそうになったが、その時にやっとあいつを見つけた。

っしゃあ。憂さ晴らしも兼ねて楽しませてもらうぜ!
302 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/03/12(日) 00:16:12.65 ID:z0WIQUGhO
っと。おい?

あん? おい。

なんだこいつ。

美人な彼女か?

と思ってたらオイ。

平瀬恋?

マジかよ。

平瀬恋とこのクソガキが一緒にいるのかよ。

信じらんねえな。

おもしれえ。

上手くいけば、こいつの目の前で彼女を奪うどころじゃねえ、学園の女神を俺のモノにできるってことじゃねえか。

余計にやる気が出てきたじゃねえか。

とりあえず冷やかしてやれ。


「町のベストカップルにしちゃあ、アンバランスだなオイ」
303 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/03/12(日) 00:24:10.21 ID:z0WIQUGhO
−−−−−

「二人でエロ画像見に来たのかよ、私達もこんなセックスしましょーってか?」

「子供は何人作るんだ?」

「結婚式は緑の丘の上か? なあ、ははっ」


最悪だ。

海藤先輩に見つかってしまうなんて。

平瀬先輩を前にして、何もできないところを見せたくない……昨日みたいな勇気が欲しい。

平瀬先輩はと言えば……笑顔!?


「海藤君、楽しそうですね。あなたが美術に興味を持っていたなんて意外です」


ホントに楽しそうに話しかけてる!? さ、さすが女神。

それに対して海藤先輩は、一瞬えっと言うような顔をしてからまた一瞬顔を引きつらせ、やっと平静を取り戻したかのように笑った。

平瀬先輩のと違う、最低な下衆の笑顔だ。

その下衆な笑みを作る口から、次にどんな嫌な言葉が出てくるだろうと身構えた。


海藤の思考安価 >>305(セリフ及び直後の行動をそれぞれ)

周囲(モブ)の行動 >>307-309

今回ここまで。

安価取る人は一応 >>1>>33(の最後の行)のLRをもう一度読んでほしい。あと弘は高等部。
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/12(日) 00:39:20.78 ID:f/rns5AnO
「最近な、是非とも美術の良さを平瀬におしえてもらいてえな」

近づいて肩に触れる
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/12(日) 01:30:32.01 ID:R6Df+0NRO
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/12(日) 02:07:58.02 ID:U8dc9Nbvo
美術館で騒ぎは御法度だとやんわりと止めに入る
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/12(日) 02:28:25.55 ID:NAq+cJbQo
警備員が注意に
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/12(日) 05:55:46.93 ID:djcscaDQo
余所見をしたせいで足をぶつけ大声で痛がる
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/12(日) 07:01:18.37 ID:BdU0XBRU0
3人のほうを見ながら、ひそひそ話
310 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/03/12(日) 08:34:49.78 ID:fnX7DU6EO
>>308 再安価↓ LRを読んでからの安価取りをお願いします
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/12(日) 08:55:14.31 ID:AFoTQnuqO
注目し主人公達の方をみる
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/27(月) 00:25:26.43 ID:fF6dmluxO
おまえらがNTRモノらしからぬ安価ばかり取るから>>1が書く気なくしちゃったじゃないか
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/27(月) 09:26:08.46 ID:2lOwA6G9o
ただ>>1がクソなだけ
314 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/01(土) 13:50:04.49 ID:9ix3igxIO
「最近な……最近美術に興味があってな、平瀬が知ってるなら教えてもらいてえなと思ってよ」

「え、ええっと……」


海藤先輩がなれなれしく、平瀬先輩の肩に手を置く。

やめてください、と言いたかったけど足がすくんでしまう。

平瀬先輩も口は笑ってるけど、目が困ってえる。

そして半歩ほど後ずさって、ぼくのほうを見た。

う。やっぱりぼくが何かしなくちゃいけない……よね?


「お客様、館内では静かにしてください」

「ん? ああ、ちょっと知り合いがいたからよ。ちょっと話してるだけだよ」


警備員の人が注意しに来てもまったく気にしない。

他の人達もこっちを見てるし、中にはひそひそ話してる人もいる。

それに気づいてか気づかずか、海藤先輩は態度を変えようとしない。

そしてまた平瀬先輩の顔を見て、口を開く。

うねるような赤い舌……その表面を覆うぬるりとしてそうな下品な唾が、電気に照らされ光を放つ。

最低の光だった。
315 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/01(土) 13:50:32.18 ID:9ix3igxIO
「なあ、平瀬、いいだろ?」

「ごめんなさい。今日は緑谷君と見て回ることになっていますから」

「ん?」


平瀬先輩はやっぱり女神だ……!

こんな人にでも、満面の笑顔で切り返して、しかもぼくとの約束をちゃんと守ってくれるんだ!

顔が少し熱くなるのを感じる。

海藤先輩はと言えば、ちょっと呆然として口をへの字にし、平瀬先輩を見て……


……ぼくを、思いっきり睨みつけた。
316 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/01(土) 13:51:08.70 ID:9ix3igxIO
「おい」

「は、はい!?」

「来いお前」


びっくりしたぼくに、追い打ちをかける乱暴な言葉遣い。

そして思いっきり首を掴んで、引き寄せてきた。

平瀬先輩があっと言う間に……ぼくはその迫力と痛みによる恐怖によってろくに抵抗もできずについていくしかなかった。

ぐいぐいとくる痛みと、海藤先輩の早い歩調のせいで、足早にならざるを得なくなる。

どこに連れてくつもりなんだろう?


「待ってください、ちょ、ちょっと!」


少し遅れて平瀬先輩が小走りで追いかけてくる。周りの人たちにごめんなさい、ごめんなさい、と頭を下げながら。

頭の上から海藤先輩が『へへっ』と笑うのが聞こえた。

何をするつもり……まさか、ぼくを人質にして先輩に何かしようと言うんじゃ……!!
317 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/01(土) 13:51:44.35 ID:9ix3igxIO
連れてこられたのは、男子トイレだった。

全体が綺麗に磨き上げられ清潔が保たれたトイレの入り口に、海藤先輩は清掃中の札を置いた。

ぼくは未だに首根っこを掴まれ、本当に人質のようになってしまっている。情けない。

そして、平瀬先輩。ぼくらを追って男子トイレに入ってしまったことでか、少し顔が赤くあたりを見回している。

またしても海藤先輩の『へへへ』と笑う声が耳に障る。

どうしよう……どうしよう!

う。痛い! 首が痛いっ!

締め付けられる。どこを押さえれば痛くて苦しいかよく知っているかのように海藤先輩の指先がぼくの首を!


「けふ、く……くぅ゙」


変な声が出る。無理やり押さえつけられた喉から、変な空気が漏れているんだ。



「やめてください! なんでこんなことをするんですか!?」

「うるせえな」


思考安価 海藤 安価↓ 恋 ↓2  弘 ↓3
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 13:55:50.90 ID:kTrSMPyDO
裸踊りさせて失敗させて、罰として床にクソ小便させてやろう
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 14:29:57.61 ID:8+SK/nTno
だれか助けを呼んでくる
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 14:56:12.19 ID:fW6ISK3Ho
自分の身の安全と引き換えに先輩を売る
321 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/01(土) 16:07:12.16 ID:9ix3igxIO
「だ……!」


先輩がくるりと背を向けた。

えっ?

少し、いやかなりのショック。え?

ぼくを、置いて逃げようとした……?

何かを叫ぼうとしていたようだけど、海藤先輩に呼び止められその声はかき消された。


「逃げてんじゃねえ! こいつを捨てるとか最低だな!」

「ち、ちがっ」

「うっせえ! 裸踊りしろ!」

「え!?」


平瀬先輩の顔が、一瞬で青ざめた。

それが今度は、少しずつ、赤くなっていく。

歯がカチカチとなっている。

当然だ。今の海藤先輩の言ったことは信じられないひとことだ。


裸踊りを踊れって……?
322 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/01(土) 16:07:57.69 ID:9ix3igxIO
「そ、そんなことできません!」

「しなきゃダメだろ。お前は後輩を捨てて逃げようとしたんだぜ?」

「だ、だからそれは!」

「うるせえ!」


平瀬先輩は、奥の壁に移動するよう命令され、そこに立っていた。

どうにか恥ずかしい踊りを拒否しようとしているけど、海藤先輩は絶対に許そうとしない。

鼻息が荒い。興奮が見て取れる。

ぐぎっ、と頭の中で音がした。ぼくのこめかみに、海藤先輩が尖らせた人さし指がぐりっと食い込んだからだ。

『いぐっ!』とカッコ悪く叫んだ。

ものすごい痛みだった。

この時ぼくは、いや……すでに。一瞬だけ心に宿った最低な想いをより大きくしていた。

平瀬先輩を犠牲に、ぼくだけは助かりたい……と。


「ほら、脱げよ。真っ裸の素っ裸だぞ? アクセサリーとか一つもつけんじゃねえ、人間やめて野生動物になるんだよ」

「そ、そんな。そんな……!」
323 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/01(土) 16:08:49.82 ID:9ix3igxIO
「嘘、嘘、嘘……」

「嘘じゃねえよ早くしろ。あとでけえ声とか出すんじゃねえぞ。わかってるよな?」


真っ赤な先輩の顔。目には涙が潤んでる。

でも、ぼくを見捨てようとした人。

好きだと思ってたのに、こんなのって。

いい人だと思ってたのに、こんなのって。

ぼくは最初人質にされた時から、こう言えたらカッコいいって思ってた。

『俺のことはいい! 先輩は逃げろ!』って。

でも、そんな必要、この人にない。

だって、そういう前に逃げた。逃げようとした。

ぼくがその言葉を言いさえしなければ……いや。

むしろ、言ったらどうだろう?

ぼくがそう言ったら、むしろ罪悪感のようなものから逃げられなくなるかも……!?

胸の中に、どんどん黒くどろりとしているものが注がれる感触があった。


324 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/01(土) 16:09:18.02 ID:9ix3igxIO
−−−−−−−−

助けを、呼びに行こうと思った。

なぜ自分でそうしようと思ったのかわからない。

たった一つのチャンスだったのに。

ただ大声を出せばそれでよかったかもしれないのに。

背を向けてしまった。

走って、誰かを呼びに行こうとした。

混乱したせいだったのだろうか。

そして、この命令。

まるで悪魔。

私に、私に。

裸踊りを踊れ、だなんて。

誰だってそんなこと嫌に決まってる。

ある年齢を過ぎた女性ならそれはなおさら。

でも、緑谷君が捕まって、今にも泣きだしそうな顔をしている。

拒否すれば、あの悪名高い海藤さんの手にかかって……最悪の事態もありうる。

どうして、どうして。

あんな惨めな過去を背負っている私に。

あの屈辱の日々をやっと抜け出せた私に。

今日また、さらなる悲劇の扉が開かれようとしている。

ああ、ああ。あああ。


その時緑谷君が、言った。


「ぼ、ぼくはいいから先輩は許してください」



……あああ。


恋の思考安価↓2
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 16:34:35.71 ID:8+SK/nTno
やっぱり見捨てられない
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 16:37:38.19 ID:JPkpRYtDO
我を忘れて泣き叫ぶ
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 17:32:12.34 ID:HmqE2FG7O
よりいっそう助けなければという気持ちになった
328 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/01(土) 18:31:35.74 ID:9ix3igxIO
もう、いっそ我を忘れて泣き叫びたい……そう思った。

確かに涙は出てくる……だけど、だけど。

そんなことをして何になるの?

そんなことをしたら、身を挺して私を救おうとしてくれる緑谷君がどんな目に遭うか。

私が従わなかった時点で、彼はきっと怪我をするだろう。

もう、一つしか答えはない。

最悪……ではない。

だって、彼を救える、

私自身が恥をかいて、悪魔のような男……海藤が、さらに深みに落ちることになっても。

私が助かって、緑谷君が暴力を受け、海藤が罪を重ねる。

それよりは、まし。

そう、ましなの。

最悪だけは避けられる。

見捨てることだけは絶対にできない……絶対。

私の手から、赤いバッグが落ちた。どさり、と無機質な音がした。
329 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/01(土) 18:37:50.25 ID:9ix3igxIO
ワンピースに手をかけた。

お気に入りの……去年の誕生日にプレゼントされた白いワンピース。

季節外れよ、とお母さんが笑って、お父さんがそうかー?と頭をかいて。

するすると、肌の上をすべるようにして裾が上がっていく。

ひざ下からあっさりと感触が消え、膝を通り……う。

手が止まる。


「なんだよおい?」

「せ、先輩」


ここから上に、上げたら。

ああ。あああ。

あの日……あの日の屈辱が。あの日の屈辱が。

震える。目の前が滲んでいく。

なんで、なんでいつもこうなの。

私の人生は……ああ、よみがえったはずの私の人生が。

また、終わる。

スカートの裾が、おなかを叩いた。

パンツを見せた。男の人二人に。


「ピンクか。色気ねえの穿いてんな」

「先輩の……」


前から、ごぶっ、と生唾をのみこむ音が聞こえた。
330 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/01(土) 18:43:36.15 ID:9ix3igxIO
そこまで行ったらもう、私がワンピースを捨てるまで時間はかからなかった。

パンツを見せるまであれだけ長かった時間が。

あきらめと言うものかもしれなかった。

ただ脱ぐだけじゃない。このあと、踊る。

首輪をかけられ吠えさせられ、駆け回らされたあの時のように。

そう……私はペットになった。

中学の夏休み。

同級生に合宿と騙され、離れた地でクラス全員のペットになった。

動物扱い。

ペット扱い。

いや、叩かれたり蔑まれたり。動物以下だった。

排泄も自由にならない惨めな日々……。

そこから解放された筈が。ああ。ああ。

ブラを外した。

ぼうん、と胸が音を立てて、上に下にと揺れた。

外す動作が速かったせいで、その勢いで揺れたのだ。

ああ、情けない。悪人により喜びと楽しみを与えてしまった……。



思考安価によるセリフ 海藤下2  弘下4
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 18:47:19.91 ID:fW6ISK3Ho
ここでいいからさっさとヤってやるか。ついでに写真も撮っとこう
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 18:47:55.22 ID:JPkpRYtDO
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 18:50:52.94 ID:qQJ762B8O
貴重な裸躍りだしスマホで録画しとこう
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 18:52:30.39 ID:fTANZoxh0
助けてもらっているのに勃起してしまう
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 18:54:13.40 ID:AfjY4uieO
……大声を上げて反抗する。ぼこぼこにされても、誰か助けにくる時間くらい稼ぐんだ
336 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/01(土) 18:57:54.85 ID:9ix3igxIO
>>332が連取りなので再安価↓
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 19:06:02.19 ID:XRPS7EO+o
愉快愉快
338 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/01(土) 21:20:46.63 ID:rOMuCx8jO
「愉快愉快」

「助けてもらってるのに……ああっ」

「ん? オイ平瀬、こいつ勃起してっぞ!」

「わ、わあっ!」

「!!」


なんてことなの。

緑谷君も男の子なのね……こっちは、君を助けるためにパンツ一枚とサンダル一足の姿を晒しているのに。

両の胸を両腕で必死に抑える姿はきっと滑稽。

悪い人には笑われ、いい子だと思っていた後輩にもおかしな目で見られ……なんてみじめ。

友達だと思っていたはずの皆にも笑われたあの時もそうだった。

裏切り……そう、裏切り。

まるで私が悪いことをしたように囃し立ててきたり、恥ずかしい部分をじっとみて……あんなことをしたり。

緑谷君もそうなの? ……そうなの?

顔が涙に覆われている。

それでも私はサンダルを脱いだ。

かたん、かたんと、トイレの床にサンダルの底の固い素材が落ち、打つ音。

最後の一枚……これだけは嫌。本当に嫌。嫌……!
339 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/01(土) 21:49:59.17 ID:rOMuCx8jO
裸足の足に、冷たい床の感触がみじめに伝わってくる。ああ。


「へへ、なんだお前変態じゃねえか!」

「ち、違っ!」

「ほほー、ならなんで見てるんだよ? 勃起してんだよ! おら!」

「ぎゃうっ!!」




海藤が緑谷君のズボンの中に手を入れて、たぶん、あ、あれ……を、握っている!

やだ。

そんなひどい。

きゅ、急所……でしょ!?


「やっぱりな。小さいながらも硬くしやがって。おめえも見てえんだな裸踊り。おい、なあ!」

「あ、あああ、ぼ、ぼくは見ない! 見ないから! だからもうっ!」


あ。

緑谷君が……目を閉じた。

海藤はすっと手を、緑谷君のズボンから抜き出した。

その手を洗いもせず、緑谷君のシャツで拭ってから耳をつまんだ。

そしてまた私を見て、嫌な笑顔を作ってみせた。


「こいつ見ねえってよ。もったいないなー。超貴重シーンだってのに」


緑谷君の耳をひっぱる海藤。痛そうなうめき声をあげる緑谷君。

私のために目を閉じてくれた彼を救うため……そして、彼を疑った私を罰するため。

やるしか、ない。


……裸踊り。


340 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/01(土) 21:51:00.20 ID:rOMuCx8jO
意を決した私は、右手でパンツを掴み、左手を前に持っていく。

胸は完全に出てしまった。

ひひ、といじわるそうな笑い声が耳にいやな重さをかけてくる。

手が止まる。

でも、それでは終われない。今からごねて時間をかけてしまっては、誰か別の男の人までやってくるかもしれない。

そうなったら……早く終わらせるのが最善策!


「う、は、はああっ!」


おろした。腿まで。

パンツを下した。

人前で。

自分から。

ああ。

ああ。

ああ。


341 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/01(土) 21:53:02.40 ID:rOMuCx8jO
「っしゃああああ! 素っ裸だあっ! はやく完全に脱ぎ捨てろぉ!」

「わ、わかって……ます」

「せ、先輩……」


足元からパンツが完全に去り、ただのぬのきれと化した瞬間、私は頭の中が真っ白になった。

ものすごい脱力感と喪失感……そして屈辱感。

どうして私がこんな目に?

悪いことをしたの?

どうしてなの?

誰か教えて……

教えてくれる人なんて、いない。

もうやるしかない……やるしか。

342 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/01(土) 21:53:42.37 ID:rOMuCx8jO
これから踊る。踊ります。

裸踊り。

笑顔を作って脚を開き、膝を曲げて。

右手を授業の、質問をする小学生のように上に伸ばして。

それを、アレにむけて、空気を縦に切るように下へ降ろす。

それが……あ、アソコの前にたどり着いた瞬間、今度は左手を上げる。

失敗したら、見えてしまう。少しのタイミングのズレも許されない。

左手がまた一番上まで上がった時。すぐに同じルートで戻す。

左手で前を隠したら、右手を上げる。アソコを隠す。

右手を上げたら、降ろす。アソコを隠す。手を上げる。必死にアソコを隠す。

交互に自分の股間を隠す。ちょっとでも失敗したら、股間丸出しの大恥をさらしてしまう。

海藤は笑いながら、当然のようにスマホで撮影。緑谷君は真っ赤になったまま、必死に目を閉じている。

私は裸踊りをしている。



私は裸踊りをしている。
343 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/01(土) 21:57:02.39 ID:rOMuCx8jO
「おい、腕を上げる時に足も上げろ! 四股みてえに高くな!」

「そんな!」

「そうでなきゃ裸踊りとは言えねえんだよ! あとな、笑えよ! それに掛け声だ! 忘れてんじゃねえぞ!」

「あ、あああ……はい」

「せ、先輩……」

「は、はいっ、はいっ、はいっ、はい!」

手を上げ脚を上げ……バランスが崩れる!

胸に腕が当たってしまう! タイミングがずれる!

声を上げると、みっともないけどタイミングが直る。

こんなことで少しでも喜んでしまうなんてわたしのばか!

ああ、あああ。

笑っているのよね。海藤に文句も言われない。だからたぶん、笑っている。

自らの意に反して、楽しいとき、うれしいときにする筈の顔を作っている。

それがどれだけ悲しいことか。

時間がたつにつれ、嘘でしょ、嘘でしょう? 私の頭の中でその一文が駆け巡る。

涙なのか汗なのか、胸やお腹や、腕やつま先に、雫が垂れる。

ぐるぐるとすべてが回っている。すごく速く。

右に回って左に回って、ああ。ああ。

344 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/01(土) 21:59:27.35 ID:rOMuCx8jO
胸が揺れる。顎に当たった。

汗が口に入ってしょっぱい。涙なのかもしれない。

ひんやりした床の感触が足の裏に……嫌。嫌。

その時、海藤が口を大きく開けた。


「よーし」


終わった!? ふう、ふう。助かったのね……。私は両手で前を抑えて、両足で立った。

足元に散らばった服や下着を目で確認。左手を伸ばそうとした、その時。

海藤の嫌な声がした。


「こっから本番だ。お前も見ろ。でなきゃ動画晒す」

「え」


……え?

海藤が、顔の下の緑谷君に対して言った言葉だった。

うそ、でしょう?


345 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/01(土) 22:02:28.66 ID:rOMuCx8jO
踊り直し。

疲れと、結局見られる屈辱感。卑劣な工作による驚きと失望。

私はやり直して数秒で、両手を上げてしまった。

がに股で、万歳。そんな無様な姿をしっかりと映像に残されてしまった。

どんな顔をしていたのだろう。私はどんな顔していたのだろう。

あああ、あああ。口から声がこぼれてくる。

言葉にならない声。

私はこの、ひどいポーズのこのまま、そんな惨めで無様なポーズのこのまま、口と目が大きく開いて下を覗き込んでしまうという最低な格好で。

私は固まった。


思考安価

海藤 ↓ 弘↓3
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 22:03:49.82 ID:IowxHKrHO
面白いからもっと屈辱的なことをさせる
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 22:06:18.83 ID:Lp6EULk4o
>>335
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 22:06:48.34 ID:8+SK/nTno
もうこれ以上は耐えられないと反抗する
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 22:06:59.00 ID:fTANZoxh0
思考停止目がはなせない
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 22:06:59.55 ID:fW6ISK3Ho
よし、これで堂々と見れる
351 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/01(土) 22:27:57.14 ID:rOMuCx8jO
−−−−−

思ったよりはるかに最高だぜ。

学園の女神による裸踊り。

ぎこちない笑顔と、エロくぶるんぶるんに揺れ廻る胸やケツ。

みっともねえ。

人間を捨てた奴。

スクールカースト最上位から一気に最下位。

あり得ねえ無様さ。

笑いが止まらねえや。

くく、くくく。と。

どうせなら大声出してえとこだが今回はそうはいかねえ。

他の奴が来たら危険だからな。ちっ。場所を間違えたぜ。

このガキに恥をかかせるのなんてもうどうでもいい。

平瀬恋を俺の手籠め……いやもう、奴隷にする。何をしてもいい何を言ってもいい、奴隷にだ。

失敗させて、この場で床にウンコさせてやる。小便もだ。

失敗させるにはどうするか。

手を出すのもいい。邪魔をしないとは言ってない、と言えばいい。

だがそれだとこのガキが邪魔だ。この間みてえに計算外の行動をとってくるかもしれねえからな。

あ、そうだ。

こいつにも見せるって言えば平瀬は動揺する。

よし。丸出しだ。

最高のピンクが目の前に現れた。



352 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/01(土) 22:28:31.43 ID:rOMuCx8jO
うまくいった。平瀬はがに股バンザイのマヌケなカッコに、口と目を思いっきり開いて驚く無様な表情。涙と汗で全身濡れ濡れになって、その場で固まった。



「何失敗してんだよばーーーか」

「あ、あ、あ、あ、ああ、あああ」

「失敗の罰だ。お前ションベンとウンコしろ。トイレにじゃねえぞ、この床にだ!」

「や、やめろぉおおおお!!」

「あん!?」


ちっ、しまった。ガキが騒ぎ出した。これが計算外の行動だ。

他に誰か来るかもしれねえってのによバカが。

だがちょっと腕を振り下ろせばそれで終わりだ。

ごっ、とガキの背骨を叩く音。へ、これで……あん?!


「わ、わあああああーーーーーーーーーーーっ!!」


おっぱい!? いや、平瀬!?
353 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/01(土) 22:29:08.03 ID:rOMuCx8jO
−−−−−

緑谷君が、勇気を振り絞った時。

私の中に、熱い何かがたぎった。

あの時から出すことのできなかった勇気……それが足を、手を動かした。

私はわああーっ、と叫びながら、裸のままぺたぺたっ、と走って、緑谷君を叩いた海藤を突き飛ばしていた。

からあっ、と、スマホが床に落ちた。


「あ、ああっ、ああああっ!」


スマホを拾った。


思考安価 恋 ↓2  海藤 ↓4  弘 ↓6
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 22:41:47.07 ID:fRnh+xeZo
スマホ壊そ
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 22:43:41.53 ID:fTANZoxh0
スマホを拾う
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 22:56:45.61 ID:HmqE2FG7O
うめ
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 22:56:58.85 ID:DhilXHoVO
スマホに気をとられてる恋の服を拾い、裸で逃げられない状況に追い込んでから力ずくで取り返す
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 22:57:42.56 ID:fRnh+xeZo
加速下
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 23:00:38.86 ID:JPkpRYtDO
必死に海藤に食らいつく
360 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/01(土) 23:30:41.80 ID:rOMuCx8jO
スマホを拾って……それなのにもう一回、『スマホを拾わなきゃ』と思ってしまった。

その一瞬で隙ができていたら危なかったけど、海藤はまだ立ち上がれていなかった。

そんな海藤の上体に、緑谷君がつかみかかっていた。



−−−−−

クソふざけやがって!

スマホに気を取られてんだろ!? 服奪って取り返してやるぁっ!

と思って立ち上がりながら振り向こうとした時だった。

ガキが俺の左腕あたりにしがみついてきやがった!

何だこの野郎!


−−−−−

海藤が倒れ込んで、先輩がスマホを拾った。

そのまま少し固まる先輩を見ないように背を向けつつ、海藤の左腕に食らいついた。

海藤はすごい力だった。

右手でぼくの顔をがっしりとつかみ、首をもぐ勢いで押し付けてくる。

そのまま僕はトイレの床に転げた。立ち上がる海藤。

海藤は先輩への方向を、目を見開き歯を食いしばっている。

すごい怒りの形相だった。
361 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/01(土) 23:38:27.98 ID:rOMuCx8jO
海藤が走り出したその瞬間、ぼくは腕の力を全部出して、たった。

跳ね起きた。

そして左手を掴んだ。両手で、全力で。

全力で。

海藤が食いしばった歯の間から『い゙っ』、と声を噴き出す。

体ががくついている。今のでバランスを大きく崩したのだとわかった。

この後どうしたらいい?

先輩がスマホを壊したり、トイレに沈めたところで、ぼくがまた人質にされて先輩が裸踊り……どころか、う、うんちをさせられることになる!

それだけは避けなきゃ! どうしたらいい!?

僕の力でこいつを倒せないのか!?

どうしたら、どうしたら!

海藤の脚がぼくのおなかに深く入り込んだ。

かばっ、とぼくは口から汚い何かを吐き散らして倒れこんだ。
362 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/01(土) 23:45:54.99 ID:rOMuCx8jO
口の中が苦い。

息が苦しい。

横になった景色の中で、海藤の黒いズボンと、先輩の白い肌が動いてる。

先輩、すっぽんぽんでいじめられてる……。

ピンクの髪を引っ張られて、大事なところをさすられてる。

ひどい。ひどい。やめて……!


「やめてっ、ああっ、痛い! やめっ!」

「流石にいい体してやがるじゃねえかよ! へへへ、あはは!」

「お願い……っ」


先輩の涙がこぼれる。ぼくの視界もいつの間にかうるんでいた。


「許しを請うなら土下座だろ。そしたらウンコとションベンして、それをなめて掃除城しろ! その動画流してやる!」

「ど、動画まで!?」

「ああ! 断ったら……は、ははっ、そのガキ、殺す」

「……っ!」


ぼくを、殺す?

うわあ。うわあ。

うわあああああああ。

ぼくは、>>363(思考安価)していた。
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 23:47:19.34 ID:fRnh+xeZo
金的
364 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/02(日) 00:49:22.50 ID:KorM+FxOO
蹴っていた。

思いっきり。

後ろから。

それによって海藤が先輩をどうしようとしたのか、容易に想像できた。

後ろ向きに、仰向けに倒れ込んだ海藤のズボンのチャックが大きく開いてボタンが外れ、パンツが下がって大きなアレが丸出しになっていたからだ。

天井に向かってそれは、真っ赤にいきり立っていた。

怪物のようなアレだった。


「いやもうほんとに……」
365 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/02(日) 00:49:49.27 ID:KorM+FxOO
先輩が手で顔を覆っている。自分の体を隠すのも忘れてそれを見ないようにするところは……かわいいかも。

でも、服を着たほうが……う。

綺麗だ。きれい。

白い肌にむっちりした肉付き……って考えてる場合じゃない!


「せ、先輩! 早く服を!」

「あ、そ、そうでしたいやんっ!」


いやんっ、って!今時いう人あんまりいないと思うけど……その言い方やあどけない感じがものすごく……イイです。

あ。ズボンに染みができちゃった……そんな感触を覚えつつぼくは海藤を見張った。

海藤はおお、あああ、とうなるような声を上げていた。

タオルで手と足を縛っておこう。


366 : ◆x.53aZIM6g [ saga]:2017/04/02(日) 00:51:58.81 ID:KorM+FxOO
そのあと、先輩は服を着た。

白いワンピースがやっぱり似合う。素敵だよ。

頬が熱くなって胸が暖かくなる。

さっきのことが嘘みたいに思える。やさしさに包み込まれ……だから考えてる場合じゃないって。

先輩と一緒に、海藤のスマホを持ってその場を去っていく。

前が人に見られないように、不自然ながらも手の位置に気を付けて……と。

で、今回の事は警察に言おうかと言ったけど、先輩は大事にしたくないと言った。

確かに、警察とは言え人にバラされたくない事だものね。

……もう二度とここに来ることはないと思う。たぶん。

そう考えたと同時に気づいた。ぼくと先輩のデートは、これで終わりだってこと。

海藤のせいで最悪のまま終わってしまったんだ……はあ。


いつの間にか外は夕焼けだった。

白いワンピースが真っ赤に。シルバーアクセがレッドメッキに見える。

家へ帰ろうとするサラリーマンの足音がけたたましく思える。

その雑踏の中で、先輩が、言った。


>>367>>369』って。



今回ここまで。
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/02(日) 01:29:32.96 ID:Rmro33Eoo
助けてくれてありがとう
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/02(日) 02:16:36.27 ID:VcbAUTY/O
変なことに巻き込んじゃってごめんなさい。軽蔑したでしょう?
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/02(日) 04:25:41.53 ID:dRuMyTe0O
私なんかの為に...ごめんなさい.....
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/07(金) 22:01:49.01 ID:gz6UrMH70
もうエンディングでいいんじゃないか

抑圧されてきたけれどそのぶん解放された時の嬉しさが増す、っていう手法は
「次回がいつ出るか確定している週刊誌」や「最終回まで読めることが確定している単行本」だからこそ成り立つものだよ
こんな不定期に更新されるんじゃ、物語途中での不安さや不愉快さを抱えたまま過ごす時間の方がはるかに長くなってしまう
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/07(金) 22:39:21.93 ID:KcGfZGUGO
だったら見なきゃいいのに
この板一応グロも担当してるのにご都合主義じゃないと文句言う読者様が多すぎだわ
そもそも>>1はハッピーエンドにすると一言も言ってないだろ
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/07(金) 22:41:30.96 ID:gPGlmEkXo
読者様に文句言う読者様もウザいけどね
そもそもバッドエンドにするとも一言も言ってないだろ
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/07(金) 22:55:34.62 ID:KcGfZGUGO
2分で反応は引くわ
嫌いなスレなのに一日ずっと張り付いて更新してんのか
だいたい何でハッピーエンドにするとは限らないって言ったことに対する反論がバッドエンドに決めつけてることになってんの?頭大丈夫?
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/07(金) 23:14:38.41 ID:StzlXl4DO
ゴミしかいねぇ
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 17:32:29.11 ID:O/1VerZJo
>>373
お前以下の存在なんてこの世にいないぞ
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 17:37:53.26 ID:O/1VerZJo
もうお前が生きている価値なんてこれっぽちもないからこのSSとともに消えろ
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 17:39:55.26 ID:buaH1QlkO
反論が怖くて一週間遅れてレスするビビり
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 18:00:22.35 ID:O/1VerZJo
お前だって2分で反応してんじゃねーか
いままでずっと張り付いていたのかよ
マジでお前のような異常者見たことねぇ
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 21:46:56.18 ID:4Svur8+2O
>>378
自分が言われた事を言って仕返し出来て良かったねビビり
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 22:21:24.62 ID:O/1VerZJo
ビビってんのはお前だろ雑魚
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 22:22:16.12 ID:O/1VerZJo
ID変更までして最低だな
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 22:26:04.20 ID:0W1QJUCJo
スレ荒らすなキチガイ共
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 23:48:19.48 ID:O/1VerZJo
糞が
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 18:50:34.91 ID:/X8ZWEAXO
いいぞもっと荒れろ荒れろ
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/04/28(金) 19:59:09.97 ID:Gnbe4SdDO
糞ゴミ
386 : ◆x.53aZIM6g [ saga ]:2017/06/11(日) 09:40:26.36 ID:YUMdokefO
悲しそうだった。

目に涙が潤んでいるそんな顔。

でもわかる。

自分があんな姿になったから泣いているんじゃなくて。

ぼくが、あんな悲惨な現場に巻き込まれた。

みじめな姿を見せてしまった。

だから、ごめんなさい、と謝って頭を下げた。

それが恋先輩だから。

ぼくは、何も言えず。


言葉に詰まったのは、先輩が嫌いになったとか、痛ましく思ったからじゃない。

ただ。綺麗だったから。

寂しい夕焼けを背負って、目に涙をためる先輩の姿は言葉を失うほど美しかったんだ。

ぼくは、何も言えない。

何も言えなかったけど、一緒に歩いた。
387 : ◆x.53aZIM6g [ saga ]:2017/06/11(日) 09:41:03.50 ID:YUMdokefO
月曜日。小鳥の歌う学校への道。

勉強がすごいらしい先輩とか、武道全般すごいっていう巨漢の先輩とか、おかっぱ頭の子とかやたら細い子とか、明らかに女の子っぽいのに男子の制服着てる人とかがなんとなく視界に映っては消えていく。

隣で歩いてる勇気の声が全然入ってこない。

オイ聞いてんのか、と大声で言われて、やっと「うん」と応えた程度。

あれから……何一つ意識した記憶がない。何かしたんだっけ?

まるで急にこの時間になってしまったかのように、心の中での動きがなかったんだ。


「あ、そうそう。こないだの土曜に海藤先輩が警察に捕まったらしいぜ?」

「え」

「なんか全裸で美術館のトイレにいて、それを見つけた警備員をぶん殴ったらしい」

「どういうこと」


後で調べたけど、別に全裸ではなかったらしい。あの後、きっといら立ちに任せて警備員さんに暴力を振るったんだろう。

……風が吹いた。

ピンク色の、綺麗な風。

振り返ったその顔は、いつもと変わらない笑顔−−−−。
388 : ◆x.53aZIM6g [ saga ]:2017/06/11(日) 09:43:10.67 ID:YUMdokefO
終わり。

個人的理由ですごい延びたうえ、結局終わっちまってすまん。
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/06/11(日) 10:59:35.02 ID:3YklEU1o0
おわったかー
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/06/11(日) 11:28:53.14 ID:NHfg++Lr0
完結乙

エロでジュブナイルは……正直、心が痛くて勃たない
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/06/13(火) 06:43:02.69 ID:XW+V6wo20
乙です。

宮崎乙女のエッチィシーン見てみたかったなぁ。
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