都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達…… Part13

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537 :次世代ーズ 「いよっち先輩からの質問」 5/10 ◆John//PW6. [sage]:2022/01/31(月) 01:39:47.67 ID:vgGlqA+Io
 

「この光線銃、穏健派の一部と過激派の一部で使われてるモデルだ
 ただ何とも言えねえな、所属を詐称するために別派閥の銃を使った可能性もあるが
 それにこの実銃は、『組織』内でも所持と運用に規制が掛かってるやつだ
 シリアルナンバーまで映りこんでやがるから照合しやすい。あと、これは記憶除去装置だな
 認めたくはねえが、『組織』の人員が噛んでる臭いな。……おい、そういやこれの実物はどうした?」

「この町以外の安全な場所に隠匿してある。何せヤバめの物証だからな、奪われるわけにはいかねえだろ」

「なかなかキナ臭え話になってきたな。早渡、この件の事実確認を取りたい。こいつは借りてもいいか?」

「どうぞ。 じゃあこういうのはどうだ? そっちで得られた情報と、物証をトレードってすることで」

「ハッ、生意気な野郎だ――。俺の知り合いに権限持ちがいる、そいつに話を通しとく
 だが、今は発生している問題の対処が先だ。めぼしい情報が得られるまで、一寸まとまった時間くれや」

「分かった、頼みます」


 角田はバインダーを取り上げ着席した
 ページをめくりつつ、複雑そうな表情で首を横に振っている


「それで――九宮空七のことを話さないとな」

「最初会ったとき話していた、お前の初恋の人か?」


 花房君の言葉を受けて、眼を閉じる

 全員の視線を受けてる気分だ
 それにこれを口に出すと、認めてしまったことになる

 それでも、進むしかない


「最近になって昔のことを色々思い出したんだけど、多分その“初恋”ってやつ
 『七尾』の研究者の誰かしらに、“俺が空七を好きになる”ように記憶の植え付けをされた可能性がある
 まあ有り体に言って記憶操作の洗脳を受けたかもしれない。多分誰かのイタズラかなんかだ。それに――」


 思い出したくない過去
 だが、吹っ切らないといけない過去だ


「――それに、それ以前に。アイツには、愛人いたしな。逢瀬の現場を何度か見ちまったし。肉体関係があることも、知っちまったし
 俺はそれを見て見ぬ振りして、……自惚れから告って、クソミソに言われて切り捨てられたしな。我ながら何やってんだかな
 アイツは最初から俺のことは眼中に無かったんだ。俺が、只の勘違いしてた馬鹿野郎ってだけだよ」

「それでも、お前の……幼馴染なんだろ?」

「……そうだな」


 花房君、的確に突いてくるな
 思わず笑ってしまった


 眼を開く
 携帯を引っ張り出し、画像を呼び出した
 「チャイルドスクール」時代の、空七の画像だ

 とりあえず近場の日景に手渡した


「今の外見から大分かけ離れてる可能性もある。そこは踏まえといてほしい」

「……それ。データで貰っても、いい?」

「どうぞ?」


 俺の返答を聞いた日景は直ぐに広瀬(晃)ちゃんへ携帯を渡した
 広瀬(晃)ちゃんが俺の携帯を弄り始めたのを見て、広瀬(優)ちゃんがこちらに遠慮がちな視線を向けた


「晃にデータ全部抜かれちゃうと思うけど、大丈夫?」

「問題ないよ。ヤバい情報とか恥ずかしい画像なんかは事前に別ストレージへ避難済みだから」

「……なら、問題なし。でも、やりようは、ある。から、油断しないで」


 
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