マーニャ「ドラクエ7世界を冒険するわよ!」ミネア「エロパロで……ね」

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11 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/06/26(月) 15:40:39.70 ID:LRajqUyPO
ウッドパルナ〜〜

マーニャ「なにこの雰囲気のくらーい村」

ミネア「モンスターのせいでしょうか」

ザワザワザワ

マーニャ「おや? あたしたちに見とれてるみたい、ふっふーん♪」

「ふんどしだ」「ふんどしだ」「ふんどし女だ」「変態ふんどし女だ」

マーニャ「うるっさああああああああああああい!」ガー!!!

ミネア「はあ……ばか」


また十数分後〜〜

ミネア「情報収集で分かったこと」

マーニャ「村の女を人質に取られ、返してほしければ村をどうしようもないくらい壊せと村自体が魔物に命令されたこと」

ミネア「魔物の親方は、東の塔にいるということ」

マーニャ「傷ついた戦士を助けるために緑のカラーストーンが必要ということ……私はふんどし女呼ばわりが続いてるってこと……!」ウウェエエエ!

ミネア「じゃあ、カラーストーン採掘に行きましょうか。困っている人は助けないと」

マーニャ「ううー、わかったわよ! その前にあんたが買ってきた装備品は?」

ミネア「ええ、これです。姉さんにはいばらの鞭を買いました」

マーニャ「へえ、良いのが手に入ったわね」

ミネア「そうですね……まあいいから行きましょう(なぜ防具を買わないことに突っ込まないの……)」

マーニャ「でも、この村って女の人いないのに、私たちが来た時に大した反応しないって何? なんか近寄らないようにしてるっぽいし」

ミネア「さあ……姉さんが怪しすぎるからじゃない?」

マーニャ「この妹はなんでいちいち……」

ミネア「ごめんなさいつい」
12 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/06/26(月) 15:41:11.53 ID:LRajqUyPO
カラーストーン採掘場〜〜

ザッザッザ

マーニャ「ハンクっておっさんを助けるにはこれがいいってわけね」

ミネア「ええ。緑色の珍しいカラーストーンを手に入れればいいそうですが」

マーニャ「カラーストーン……売ればお宝に」ウヒヒヒヒ

ミネア「そういうところが」ピリピリピリ


またまた十数分後〜〜

ダダッ!ビシバシッ!

スライムたち「「ひびいいいい」」パタパタパタ

マーニャ「レベルアップ! やっとメラが使えるようになったわ……ミネア〜。あんたは?」

ミネア「ホイミを覚えました。それに、そろそろ最深部のようね」

マーニャ「おおおーっ! いっぱいあるじゃなーい!」

ミネア「カラーストーンがこんなに! それに、緑色のものもありますよ!」

マーニャ「マジ!? あ、マジだ! 行くわよ!」

ミネア「そ、そんなに軽々しく飛び出したら……あ!」

リップス「ぷりゅうううっ!」バッ!

マーニャ「って! リップスじゃない! あんた程度は……」ビュンッ!!

グルグルグル

ミネア「……え」

マーニャ「あ、あれーおかしいなー」ア、アハハハハ

ミネア「姉さんの鞭で縛られて、二人そろって動けなくなってしまったじゃない!?」

マーニャ「な、なんでだろーね」アハハハ、アハハハ

ミネア「もう、ばかあ!」

マーニャ「バカとはなによ!」
13 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/06/26(月) 15:41:39.19 ID:LRajqUyPO
リップス「ぷりゅりゅりゅりゅ!」ベロベロベロロンッ!

ミネア「きゃっ! 気持ち悪い!」

マーニャ「ひいっ! ま、またこんなの!?」

ベロロロロロロンベシャベシャ

ミネア「ふ、服がびしょ濡れになってしまうわ!」

マーニャ「あ、あ、あ、あ!」ドロリ

ミネア「どうしたの姉さん?」

マーニャ「ふ……服が溶ける」

ミネア「はあ!?」

ドロロロロロロ

マーニャ&ミネア「「いゃあああああああああああ!!」」

リップス「ぶぷりゅりゅりゅ!」

ミネア「くっ、し、下着姿になってしまった……」

マーニャ「真っ裸になっちゃった〜〜〜!」フギャー!

ミネア「ど、どうしたら」

リップス「ぷりゅううう!」

マーニャ「め、メラ!」ボムッ!!

リップス「ぎゃー」バタッ

ミネア「さ、最初からそうしてください!!!」

マーニャ「ご、ごめーん。鞭の扱いに失敗するなんて」

ミネア「ううっ、罰として、わ、私の下着を貸すから、村へ行って服を買ってきてください」

マーニャ「はあ!? なんで私が恥をかかなきゃいけないのよ!」

ミネア「だれのせいだと?」ゴゴゴゴゴ

マーニャ「うう」


マチルダ「……こんなところで何をしているのか……まさか姉妹で……///」ザッ
14 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/06/26(月) 15:42:27.47 ID:LRajqUyPO
マーニャ「下着姿でうろつくなんていやよ!」

ミネア「いつだってふんどし一丁じゃない!」

マーニャ「ふんどしじゃないって何度言ったら!」

ギャーギャーギャー!

マチルダ「……喧嘩? あ、あの、お二人とも?」

マーニャ「げ////」

ミネア「あ、あ、あ/// 恥ずかしい!」


……

マチルダ「事情は呑み込めました。服を溶かすリップスは、赤いカラーストーンの力を得て攻撃性が上がったのでしょうね」

ミネア「あの、服を持っていませんでしょうか?」

マチルダ「変えの服はありませんが……物質再生の力を持つ青色のカラーストーンを使えば溶けた服を直せます」

ミネア「じゃあそれを使えば!」

マーニャ「早く早く!」

マチルダ「では緑色のカラーストーンも合わせ、少し精神集中を……」フォオオオオ

マーニャ「すぐ使えるわけじゃないのね」

ミネア「それより、鞭をそろそろほどかない? あっ! 魔物だわ!」

ちゅうまじゅう「にゅろろ!」ズミュ

マーニャ「いっ!? わ、私のアナルに舌を!?」

ミネア「え、ええ〜……」

マーニャ「あひいいいいっ!!」ビグウウウウウン!!
15 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/06/26(月) 15:42:56.74 ID:LRajqUyPO
ミネア「そんなものの中に舌を入れるなんて頭がおかしいのかしら!? 来ないで!」

マーニャ「ひいっ! ひひょっ! ひゅげえっ! ひゃう! ひいいいいいいいいいいいいい!」アヒーアヒーハヒー

ミネア「またがに股でドテバタと……その点はずかしくないの?」

マーニャ「いいからたひゅけへえ! はうっ!はひっ!おひい!おひい!おひょおおっ! なか、で、なかれ、かきまわされへるうううううう!」ヘロヘロヘロオオオオ

ミネア「すごい情けない顔、鼻水まで垂らして」

マーニャ「じっきょうやめ〜〜〜〜! ま、あち、ありるらは?」

ミネア「マチルダさん? ……まだ精神集中しているわ」

マチルダ「ぶつぶつぶつ」フォオオオオ

マーニャ「ほいげ!もげー!みぎゃー!あげー!」ヘロヘロヘロ

ちゅうまじゅう「ちゅるる」グニングニングニン

マーニャ「おびゃあ!ぼぎゃあ!どじゃあ!はぎょー!」ヒクヒクヒク

ちゅうまじゅう「ちゅる〜ちゅるるる〜」グイグイグイン

マーニャ「あっひゃあはーー!おっひゃあはー! いい、いいのおおおおおおおおお!」アヘ〜

ミネア「いちいち無様すぎる……はぁ」ググッ

バラララッ

ミネア「やっと鞭が解けた! えい! 竹やり!」シュコンッ!

ちゅうまじゅう「おこっ!」

マーニャ「あひゃ!? 抜けひゃ!?」ドテン

ミネア「お、お尻突き出した状態で倒れこまないで/// 変なの丸出しよ///」

マーニャ「うっ! 恥ずかしい……」トロトロトロトロ

ミネア「液垂れてるし……はぁ情けない」

マーニャ「う、うるひゃああい」
16 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/06/26(月) 15:43:24.63 ID:LRajqUyPO
ちゅうまじゅう「ぶおほおお!」ガーッ!!

ミネア「怒って突進? 間が抜けてるわね。はっ!」ドス!

ちゅうまじゅう「グ……ふ」ドサッ

ミネア「わが生涯に一片の悔いなしって顔で死んだわね」

マーニャ「ぐ〜はずかじいい〜」ヘロヘロヘロ

ミネア「私だって下着姿で戦わされてこんな恥ずかしいことはないわ」

マーニャ「いっしょにするなあああっ!!!」グワンギャアアアア!

ミネア「わ、悪かったわよ姉さん……それより、マチルダさんは?」

マチルダ「っ!」

ビシッパキッ

マチルダ「カラーストーンのかけらをどうぞ。これで持ち運べます」

ミネア「ありがとうございます」

マーニャ「早く服を!」

パアアアアア……

ミネア「戻ったわよかった」

マーニャ「ふぃー、たすかった〜」

マチルダ「その姿でいいんですか?」

マーニャ「るさいっ!」キッ!!
17 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/06/26(月) 15:45:02.78 ID:LRajqUyPO
〜〜

マチルダ「緑のカラーストーンの他にこの人形を、あの少年に渡してあげてください。そして二度と会うことはないだろうとお伝えください……」

ミネア「わ、わかりました、本当にありがとうございます」

マーニャ「とにかく……さー村へ戻りましょ。ハンクさんを助けないとね」

マチルダ「……」


マーニャ「それにしても、あんたの下着の趣味が城のフリル付きだったなんてねー」クスクス

ミネア「が///」

村の近く〜〜

マーニャ「いやー意外よねー、ちょっとかわいく見せたい? ねえ?」ニヤニヤ

ミネア「い、いいじゃない! もういいじゃない! ふんどしの姉さんよりマシよ!!」

マーニャ「ふんどし言うなって何度言わせれば……うー、あ、アンタみたいにコソコソ隠してるよりマシよ!!」

ミネア「な、なんですって……なんですってぇ!?」

マーニャ「さーて、村についたわよ!」

ミネア「」ゴゴゴゴゴゴゴゴ


パトリック「あ、お姉さんたち、マチルダには会えた!?」

男性「こ、こら、子供は見ちゃいかん//」ガバッ

男性「服着ろよなふんどし女」

マーニャ「ぐが」

ミネア「ぷっ」クスクス

〜〜

ハンク「助かりました。見ればあなたも大変なご苦労をされているようですね、非常に感謝しております」

マーニャ「何がよ」

ミネア「服を買うお金もなくてふんどし姿でいると思われてるのよ」

マーニャ「だ、だーかーら!」

ハンク「だがあなた方と戦えば、この村を襲った魔物を倒し女達を助けることができるやもしれません」

ミネア「そういうことなら……」

マーニャ「やってあげてもいいわよ」フフン

ハンク「ありがたい!」



ウッドパルナ編 前編終わり。
このスレは以前書いた安価スレのまとめ・加筆修正版です。新ネタもちょっとだけあるかも?
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/06/26(月) 20:31:15.92 ID:gk8Vghf1o
乙!
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/06/26(月) 23:13:03.27 ID:KdLJsDLS0
ネオ・モンバーラの人か懐かしいな
20 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/06/26(月) 23:18:43.98 ID:mcLKHNlGO
どもです。よろしくお願いします。




東の塔〜〜


ハンク「あそこに門番のゴーレムがいます」

ゴーレム「……」ズゥウン

ミネア「姉さん、油断は出来そうもないわ」

マーニャ「ええ」キリッ

ゴーレム「……む! お前は親方様にやられた人間!」

ハンク「もう負けんぞ!」

ゴーレム「今度は俺が叩き潰す!!」

マーニャ「いくわよ!」バッ!

ゴーレム「ふお!!」シュッ!


ゴーレム「感謝の正拳突き!」ズゴムッ!!!!!!!!!!!!!


マーニャ「へ」

ゴーレム「む」

ミネア「は」

ハンク「!?」

ミネア(敵の拳が……お尻の穴に!?)


マーニャ「ア〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
21 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/06/26(月) 23:20:10.49 ID:mcLKHNlGO
ゴーレム「おまえ、尻で俺の拳を受け止めたというのか!?」

マーニャ「あ、あひゃ、あひゃ、あいいいい」ガックリ

ミネア「ね、姉さん……これはひどいわ」

ハンク「とおおおりゃあああああああああ!」ダッ!!

ゴーレム「む!?」

ハンク「たああーーーっ!」ズバンッ!!!

会心の一撃!

ゴーレム「ぐあ……ぐあああああっ! 俺の腕が、俺の腕があああっ!」グワアアアアアア!!

ハンク「腕を斬りおとした! これで戦力は大幅に落ちただろう!」

ミネア「姉さん、今すぐホイミを」ポワワン

マーニャ「は、はぎゃぎゃぎゃぎゃ……この手を抜いてええ! お尻に刺さったままじゃなーい!」 ギャアアアア!!

ミネア「え? え、ええ。ふんっ、うううっ!」グッグッ

マーニャ「も、もっとやさしく……ほがあああああ!!」ウベー!

ミネア「抜けない……ううっ!」

マーニャ「はぐう! ほおっ! ちょ、無理しないでえええ!」グブブブ……

ミネア「う、が、ガスが漏れだしてる……最低」

マーニャ「最低とか言うなあっ!!」ガー!

ハンク「ルカニ!」キュイイアアン

ゴーレム「む、むぐうぅ!」

ハンク「てやあっ!」ドスッ!ガキイッ!

ゴーレム「く、くそっ、右手がないだけで……ぐあああ!がああ!」

ハンク「とどめだ!」ズバッ!

ゴーレム「ぐあああああ……うおおおおお……」ガラガラガラガラズゥゥゥウン

ハンク「倒せたか……よし。マーニャ殿のおかげで……む?」


ミネア「ん、ん、はあっ! 抜けた!!」ズボンッ!!

マーニャ「はぐっ! おーー!おーーー!おひーーーー!」 ピョンピョンピョン!

ミネア「こんなとてつもない大きなものが叩き込まれたなんてすごいわね……」ハー

マーニャ「ひいひいひい……うっ」




モリッ
22 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/06/26(月) 23:23:03.67 ID:mcLKHNlGO
マーニャ「あああああ……ああああああああああああ……」プーン……

ハンク「かなりのダメージを受けたようですな。今ホイミを」

マーニャ「それだけじゃ治らない傷を負ったああああ」ワーン

ハンク「?」

ミネア「あ、あの、ちょっとだけ待っていてもらえますか? 大事な用ができまして」

ハンク「? わかりました。なるべく早く済ませてください」

ミネア「姉さん、森に隠れて始末しましょう」

マーニャ「うう……うん」クスン


ハンク「む? なんだこの臭いは? 魔物たちの糞便か。けがらわしい」フン!


草むら〜〜

ミネア「さ、姉さん。ふんどし脱いで」

マーニャ「情けなさすぎる……ううっ」ズルズル

プーーン……

ミネア「……汚してしまったわねえ……とんでもなく恥ずかしいわ」

マーニャ「うう、じろじろみないで恥ずかしい!」

ミネア「さて、白のフリルの下着とどちらが恥ずかしいでしょうか」

マーニャ「あ、あんた……ううー! さっきのお返しなんて〜! こんなところで! うあー!」

ミネア「はいはい」ツンツン

マーニャ「木の棒でつつかないで〜! 謝るから〜〜〜〜!」

ミネア「さらに」ツンツン

マーニャ「ひい! あ、アソコまで! やめてえ! ごめんなさ〜い!」

ミネア「で? どっちが恥ずかしいですか?」

マーニャ「うう、私のほうが恥ずかしい……です」

ミネア「良くできました」ニッコリ

マーニャ「悔しいいい……」

ミネア「あとはふんどしを水筒の水で洗い……メラで乾かして姉さん」

マーニャ「メラ」ボオオ

ミネア「ブラ一丁でメラって」クククッ

マーニャ「るさい〜!」
23 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/06/26(月) 23:23:31.65 ID:mcLKHNlGO
東の塔〜〜

ハンク「おお、待ちかねましたぞ。さあ行きましょう」

ミネア「がんばりましょうね」

マーニャ「……絶対ぶち殺す!!! モンスター全滅させたるわあああ!!」

ハンク「すごい気合ですな!」

魔物の群れが現れた!

マーニャ「こぉんのぉおおおお!」ビシャンビシャンビシャアアアアン!!

魔物の群れ「「「ぎゃあああ〜〜〜〜〜!」」」

ハンク「破竹の勢いだ!」

ミネア「いい方向にいったみたいね。あ、ブロンズナイフを手に入れたわ」

マーニャ「うらおおおおおっ!」ビッシャアアアアン!!!

ちゅうまじゅう達「ぎょべえええ!」

タッタッタッタ……

24 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/06/26(月) 23:24:17.70 ID:mcLKHNlGO
ボスの部屋〜〜

チョッキンガー「親方様が留守の時に来るとは……だが俺が倒してやる!」

ハンク「むっ、気を付けてください! かなりの強敵!」

マーニャ「るっさああああい! 死ねぇええええええええええええ!」

チョッキンガー「人間風情が!」キシャア!!


マーニャ「はああああ……メラミいいいい!」バモブッ!!

チョッキンガー「ぐえ! な、なんだと!?」 ボワアア!

ハンク「おお!」

ミネア「姉さん、メラミがまた使えるようになったのね!」

マーニャ「よーっしゃ!」

ハンク「すかさず追撃を!」

ミネア「はい!」タタッ!

ハンク「でやっ!」ズバッ!

チョッキンガー「ぐおっ! に、人間風情が」

ミネア「ふっ!」シュッ

チョッキンガー「ぐあっ! 人間風情が人間風情が!」ガシッ

ミネア「あっ」

マーニャ「な、何やってるのよ!」

チョッキンガー「人質ゲット!」ヒヒヒヒヒ

ミネア「ご、ごめんなさい」

ハンク「卑怯な!」
25 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/06/26(月) 23:24:57.29 ID:mcLKHNlGO
チョッキンガー「3対1でよく言うぜ人間め!」チョッキンチョキ!ビリビリビリッ!!

ミネア「きゃあっ! なにを……! あ、服がーっ!」

マーニャ「や、やめなさいよ! メラ……」

チョッキンガー「やめな、こいつのマンコを挟むぞ!」チャキン

ミネア「いっ!!」

マーニャ「うっ」

ハンク「おのれ!」

チョッキンガー「ふっふっふ。ほら、もう全裸だ、毛も切り刻んでやったぜ」ヒッヒッヒ

ミネア「え?? ……あっ! あっ! ああっ!」ガーーン

マーニャ「こ、このおお……」

チョッキンガー「お前もこい!」

マーニャ「く、くぬ……っ」

チョッキンガー「お前も同じ姿にしてやるー!」チョッキンチョキチョキチョキキンキン

マーニャ「うう〜、屈辱よおおお!」ハラハラハラ

ハンク「うぬぬ、前を見られない……なんと卑劣な奴!」

ミネア「ああ、私までがこんな無様を味わうなんて……っ!」

マーニャ「なによ、私『までが』って! 私なら普通だっての!?」
26 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/06/26(月) 23:25:38.37 ID:mcLKHNlGO
ミネア「け、喧嘩している場合じゃないわ」

チョッキンガー「はっはっははは! 人間は素っ裸にされたり、股間に毛がなかったりすると屈辱だと聞いたのでな、ざまあみろ!」

ハンク「なんと、なんと卑劣な!」

チョッキンガー「おい、お前は面倒だから自殺しろ」

ハンク「ぐ……お二人を無事に助けるというなら……仕方がない」

チョッキンガー「はっはっはっは!」

マーニャ「待って! 何でもするからハンクさんは助けて!」

ミネア「何でも聞くからハンクさんと村は見逃してあげて下さい!」

チョッキンガー「ほほお、いいなそれは。ぐひひひ」

ハンク「な、なんと! 自己犠牲をする必要はありませんぞ!」

マーニャ「だ、だって私たちのせいでパトリックがお父さんを殺されたら……」

ミネア「私たちと同じ境遇の人は増やしたくありません」

チョッキンガー「ど、どうするかな。そこの人間の命を助けるだけでこの二人が。でも敵を見逃したら親方様が……うーん」

チョッキンガー「い、いい! どうせ、人間達は全滅するんだからな! はははは!」

ハンク「なんだと!? 村を壊せば女たちは解放するはずじゃなかったのか!」

チョッキンガー「はははは……は? げっ、言っちまった」

ミネア「隙ありっ!」ドズッ!

チョッキンガー「ぎゃあっ! め、目を! 目を!!!」ギャアアア

マーニャ「許さない……メラミ!」ボウムッ!!

チョッキンガー「ごわああああああ!」

ハンク「貴様らの卑劣さ、もう許しはせん! 様子見はおしまいだ! だああああ……!」ドズン!!

チョッキンガー「ごあはあ……!」

マーニャ「ていやーっ!」ビシン!

チョッキンガー「げはっ! う、うご、うご、うごおおおお」フラフラフラ
27 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/06/26(月) 23:26:09.86 ID:mcLKHNlGO
ミネア「もっと攻撃を!」

マーニャ「わかってるわよ!」ビシンベシンバシン!

ハンク「たあーっ!」ズバッ!ズババッ!!

チョッキンガー「ひ、ひええ、畜生、ぎゃあああ! やめろおおおお!」

ミネア「がんばってください二人とも」

マーニャ「って、なんであんたはしっかり隠して座ってるのよ〜! 私なんか全裸であばれちゃったじゃない!」

ミネア「女として恥ずかしいですから」

マーニャ「く、くぉんのおおお……メラミ!」ボムブッ!!

チョッキンガー「げはっ」ズウウウン

ハンク「やったか!」

チョッキンガー「ぎいい、ちきしょおちきしょお人間なんかに俺様が……」

マーニャ「ふん!」

ハンク「親玉はどこにいる」

チョッキンガー「い、言うもんか……お?」

ザッザッザ

マチルダ「……」

ミネア「マチルダさん、どうしてここに!?」

ハンク「マチルダ? どこかで……」

チョッキンガー「お、親方様、こいつらをやっつけてください!」

マーニャ「はあ!?」

マチルダ「……」ズバッ!!

チョッキンガー「」コテン

ミネア「ど、どういうことなのですか!?」
28 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/06/26(月) 23:27:24.08 ID:mcLKHNlGO
マチルダ「……私こそが、この地を任された魔物のボスなのです」

ハンク「その通り。以前、私が負傷したのもこの女にやられたのです」

ミネア「どうして……あなたが」

マーニャ「説明しなさいよ」

マチルダ「私の兄の名はパルナ」

ハンク「なんだと!? や、やはりお前は」

ミネア「ウッドパルナのパルナ、というわけですか?」

マチルダ「兄は村を守るために魔物と戦い、来るはずだった援軍を信じて相打ちとなりました」

ハンク「あの時はみなで魔物を恐れ戦うことができず……すまなかった」

マチルダ「あの時、どうして……今のような勇敢さを出すことができなかったのです」

ハンク「すまん。本当に申し訳なかった。だが、村の女を助けなければならない。解放してくれ」

マチルダ「それは、私の命を絶たねばなりません」

マーニャ「はあ!?」

ハンク「ならば、そうするしかない」

ミネア「ちょっとそれは……えっ? マチルダさんの姿が変わっていく!?」

グムムムム

マチルダ「これが私の今の本当の姿」カラカラカラ

マーニャ「魔物!」

ハンク「行くぞ……」

ミネア「待……っ」
29 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/06/26(月) 23:28:16.51 ID:mcLKHNlGO
ハンク「たあっ!」ズバッ!ガギッ!

マチルダ「……」ドスッビキッ

ハンク「とおっ!」ドシュッ!ズギャッ!

マチルダ「う」ズビッスパッボロロッ

ボトッ

マーニャ「腕が落ちちゃった……」

ミネア「可哀想……」

マーニャ「は、ハンクさん、他に何か方法を考えましょうよ!」

ハンク「村の危機。そしてこやつはもはや、魔物に魂を売った身。これしかすべてを救う方法はないのです!」ドシュッ!!

マチルダ「く……はっ」

マーニャ「……あっ」ゴソゴソ

ミネア「姉さん、道具袋なんて探って何を?」

マーニャ「これよ! 木の人形! 大事なものなんでしょう!?」

マチルダ「それは……私の兄さんがくれたもの。大事にしていたものです。あなたたちに託す気になったのは……久々に人間ラシイジカンをクレタからかモワカリマセン……」ボロボロボロ

マーニャ「マチルダっ!」

マチルダ「ありがとう、さようなら……最後の力で、貴方たちをもといた時間へ返します。最初に出会った場所へ行ってみてください。そして服も……」

パオオン

ミネア「切り刻まれた服が戻ったわ!」

マーニャ「け、毛は? ……だめ」

ミネア「うう///」

マチルダ「」ボウン……ッ

ハンク「消えた」

ミネア「どこか悲しげだったわね……」

マーニャ「後味最悪だったわ……」
30 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/06/26(月) 23:30:40.68 ID:mcLKHNlGO
数十分後、ハンクの家〜〜

ハンク「英雄パルナの勇気に対し、我々は何もすることができなかった……その悔恨の情からこの村はウッドパルナと名前を変えたのです」

マーニャ「ふーん……」

ハンク「そして今日、貴方方のお力で新たな危機を乗り越えました。ありがとうございます。あなたたちの力がなければ村は滅びていたでしょう」

ミネア「いえ、私達は……」

マーニャ「良いのよミネア。とっとと帰りましょ。と言っても、フィッシュベルとかいう村にだけど」

ミネア「……そうね」


ザッザッザ……グオーンウォーン……





ウッドパルナ編 後編おわり
次回はたぶん土曜日
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/06/27(火) 07:46:13.23 ID:Pbjd3wSDo
乙!
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/06/27(火) 15:32:47.12 ID:7LRj1ISkO
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/06/28(水) 23:54:52.72 ID:K9U3pQ0To
古い安価スレ丸パクリすんな雑魚が

34 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/06/29(木) 01:18:23.40 ID:cGqDwc33o
>>33
まとめ加筆版って書いてあるやんけ
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/06/29(木) 08:21:05.59 ID:7QAyFl6SO
>>17
城のフリルとは
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/06/29(木) 15:30:56.60 ID:Bcd6h28t0
>>34
触れてやるなよ、文盲で書いてあった文字も読めなかったんやろ
37 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 17:53:45.76 ID:2JXOW1laO
すまん日曜になってしまった

続き
38 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 17:54:16.53 ID:2JXOW1laO
神殿〜〜

マーニャ「ふう、不思議な体験だったわね」

ミネア「そして悲しい戦いだったわ」

マーニャ「さんっざん恥もかいたしね……うー」

ミネア「ハンクさんが人格者で助かりました」

マーニャ「アンタはいいわよねえ、くー!」

ミネア「さ、一度街に行きましょう」

マーニャ「はいはい……うー」
39 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 17:54:47.78 ID:2JXOW1laO
数時間後・グランエスタード〜〜

ミネア「こんな街もあったんですね」

マーニャ「城のほうで大騒ぎだ〜、なんてみんな言ってたけど、何があったのかしら?」

老人「なんと、このエスタード島以外に島があったとはのう」

おばさん「ほんと、驚いたよ!」

ミネア「はあ?」

マーニャ「言ってることからして、この島の人たちって、この世界に他に島がないと思ってたってわけ?」

ミネア「そ、そのようね」

兵士「ボルカノさん達の話じゃ、ある日突然島が現れたかのようだった、と」

老人「そんなことがあるものかのう」

兵士「この近海に突然現れたわけだからな……って、なんだこの女は! 露出魔か!?」

マーニャ「はあ!?」

兵士「た、逮捕だ!」

マーニャ「ちょ、わたしは、そんなんじゃ……」
40 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 17:55:35.55 ID:2JXOW1laO
ミネア「えっと、姉さんはですね、その、お金が無くて服が買えないんです」

兵士「な、なんと! それはすまない。大変なのだな」

マーニャ「あ、あんたああ」

ミネア「事実と言えば事実でしょう?」

マーニャ「うぐ」

兵士「うーむ。なにか特技はないか? 仕事を斡旋してもいい」

マーニャ「踊りが得意だけど」

ザワザワザワ

女性「聞いた? あの格好で踊りが得意ですって」コソコソ

男性「みたい」

女性「ばか! そんな裸踊りみたいなもの見たがるなんて!」

マーニャ「ぐぐぐっ!!」

兵士「踊りが得意なら、宿屋で踊ってみてはどうだ? なあ、ご主人」

宿屋「そうですねえ、うちのバニーだけでなくその人にも来てもらえれば」

兵士「おお、決まりだ! ……ところで、どこからおいでで?」

ミネア「あ。そういえば……モンバーバラと言って信じてもらえるかしら? そ、そうね」

ミネア「そうです! あのっ、あまりこの島では知られていないようですが、モンバーバラという町から来ました!」

兵士「モンバーバラ……なるほど、私達にはわからん。いったい何が起こっているのか……ともかく、働き口のことは宿屋の主人と話をつけるといい」

宿屋「よろしく」

ミネア「は、はい」

マーニャ「私はふんどし露出女じゃなーい!」ガーガー!
41 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 17:56:06.71 ID:2JXOW1laO
数時間後〜〜

ミネア「なんだかんだと言って、結局それぞれ占いと踊りで稼ぐことになるとは。泊まる場所はこの宿屋、と」

マーニャ「ふうー、飲んだ飲んだ〜」

ミネア「え?」

マーニャ「いやー飲みすぎちゃったわ〜、ホンダラとかっておっさんと仲良くなってさ〜。そんで、今日のもうけ上回る額使っちゃった〜」ウィーヒック

ミネア「は……はああああ!?」

マーニャ「代金の残り、支払いよろしく〜」ゴロン

マーニャ「ぐーぐーぐー」zzz

ミネア「姉さん……もうっ!!」


翌日・船の上〜〜

ミネア「もう! 本当にもう! いつもいつもどうしてこうなの! 請求書みたら……結局借金作っちゃったじゃない! どれだけ呑むの!?」

マーニャ「ごめんごめん、けどあたしの作ったコネのおかげで船に乗れたんだしいーじゃなーい♪」

ミネア「最悪よ……でも、新しい島は楽しみね」

マーニャ「でしょー」ザッ

ミネア「え? ここ、ウッドパルナじゃない!?」
42 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 17:56:43.15 ID:2JXOW1laO
20分後・ウッドパルナ(現代)〜〜


マーニャ「どういうこと? ここ、ウッドパルナではあるけど、ハンクさんの名前が英雄として塔の名前になってるなんて」

ミネア「まるで昨日の戦いが昔話の様に……一番信じられないのが、あの戦いでの姉さんの裸踊りが語り継がれていることよ」

マーニャ「ええっ!?」

ミネア「あの鎮魂の踊りだったっけ? あれを誰かに見られていたようなの」

マーニャ「うっそおおお! ううー、恥ずかしすぎる! 本当なら厳かなものなのに!」

ミネア「姉さんが厳か?」

マーニャ「な、なによ!文句あるの!?」

ミネア「なにも」

マーニャ「その含みのある言い方むかつくー! ううー!」

ミネア「ウッドパルナに伝わる裸踊りの元祖さん、ご立派ご立派」パンパン

マーニャ「う、うるっさあああい! 私は、私はねえ!」

ミネア「もっとも、姉さんや私の名前に姿までは語り継がれなかったようだけど」

マーニャ「うぅ〜、だからって情けない〜」

ミネア「姉さんは他に何か話を聞いた?」

マーニャ「そうだったわ、カラーストーンの採掘場で、おじいさんがこれを拾ったって」

ミネア「それは……神殿の石版!」

マーニャ「そうよ。それに、各色のカラーストーンのかけらももらっちゃった」

ミネア「赤、青、黄色、緑も! いいものをもらったわね」

マーニャ「じゃあ、もう一回行ってみない?」

ミネア「ええ。あの神殿に、もう一度!」
43 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 17:57:19.23 ID:2JXOW1laO
……

…………

……………………

ポーン

ゴゴゴゴゴ……

ボボッ!ボバアアアアアアアアアッ!ボボボボボボーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!
44 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 17:58:33.12 ID:2JXOW1laO
エンゴウ〜〜

ミネア「!?」

マーニャ「い、今の何よ!」

ミネア「石板を台座にはめた瞬間、火山が爆発するところを見たような?」

マーニャ「ようなどころじゃないわよ、たしかに火山が噴火を。誰かがたいまつを投げ込んでなかった?」

ミネア「そう言えばそうね。不吉な予感がするわ……」

マーニャ「とにかく、また新しい場所についたみたい。この地の町とか探しましょう」

ミネア「そうね」


ちゅうまじゅうの群れが現れた!

ソードワラビーの群れが現れた!


マーニャ「あ、あいつら!」

ミネア「カラーストーン採掘場でも会った敵がいるわね。近くなのかしら……?」

ちゅうまじゅう「ひろおおおおっ!」レロレロッレッロッロロオロ!

マーニャ「ぅい!?」

ジュルルルルッジュルジュルジュルルルリリリ!

マーニャ「ひんぎゃああああああああああ! こ、腰布の間から舌を入れて……ひいいいいい!」

ミネア「な、何をされて姉さんが無様をさらしているのかは想像にとどめておくわ」

マーニャ「無様いうなあああ! ひぃえええええ! (く、クリを舐められまくってる! はんっ! ひゃん! ひぐうううう!!)」ヒイヒイホベエエエエエ

ミネア「バギ!」ブォオオオ!

ソードワラビーたち「ぎゃあああ」ブォンウォン
45 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 17:59:10.53 ID:2JXOW1laO

ミネア「レベルは5……でも思い出せたわ、この呪文」

マーニャ「言ってる場合じゃないたひゅけへ〜〜〜!」ヒイヒイヒイ

ミネア「もう……ブロンズナイフで舌をっ!」ブシュッ

ちゅうまじゅう「ぎょえーーー!!」

ミネア「ふっ!」ズバッ!

マーニャ「こんのお!」バシン!! バシンバシンバシン!!!

ちゅうまじゅう「げはっ!」ドザッ

マーニャ「ったく、変態魔獣!」

ミネア「姉さんにだけは言われたくないと思います」

マーニャ「このっ!」バシーン!

ミネア「きゃっ! ご、ごめんなさいっ!」

マーニャ「誰が変態よこのおおっ!」

ミネア「ちょっ、そんなに怒らないで! つか姉さんが悪……あっ!」

マーニャ「?」

ミネア「町だわ」
46 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 17:59:59.61 ID:2JXOW1laO
数分後・エンゴウの町にて〜〜

ミネア「情報をまとめると」

マーニャ「ほむら祭りってのをすると、火山が暴発するって話を占い師のパメラさんがしてて」

ミネア「でも、それを信じていない村の人たちは祭を決行、と」

マーニャ「そんじゃとりあえず、パメラさんのとこ行きましょうよ」

ミネア「そうね。私も興味深いわ」

マーニャ「あんたも占ってみれば?」

ミネア「もちろん。実は、私も同じ結果を出したの」

マーニャ「いつのまに」

ミネア「とにかく行きましょう」
47 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:00:26.16 ID:2JXOW1laO
占いの館〜〜

パメラ「なんだって? あんたも占いで同じ結果を?」

ミネア「そうなんです。ですから、詳しいお話をと思いまして」

パメラ「ふうん、なるほど……よし、火山に出向いて、中を調べてきてもらえないかい」

マーニャ「まかせなさい!」

パメラ「でもみんなは祭りをするみたいだからねえ。まあ、時間になるまでは楽しんでくるがいいさ」

ミネア「はあ」

パメラ「ん? ところで、そこのふんどし穿いた姉のほう」

マーニャ「ぎっ」

パメラ「あんた、このあと祭りで気を付けな。時間まで妹にイカされ続けるかもしれない」

マーニャ「そんなわけないじゃない! あはは」

ミネア「そんなもの好きじゃありません」

マーニャ「どういう意味よ!」

エルマ「まあまあ、喧嘩はやめてください楽しいお祭りの日なのに。さ、これでも飲んでください」

ミネア「頂くわ」ゴクゴク

マーニャ「ちょっ、話は終わってないわよ!」
48 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:01:19.80 ID:2JXOW1laO
エルマ「まあまあ。これをどうぞ」

マーニャ「おいしそうね」ゴクゴク

パメラ「ちょ、エルマ! それはもしかして薬の材料じゃ!」

エルマ「え? ジュースかお酒だと思いましたけど……」

パメラ「ちがーう!!」

エルマ「ひえええ!」

パメラ「どっちも傷薬の材料だよ! マーニャに飲ませたのは全身媚薬、ミネアに飲ませたのは催淫薬じゃないかい!」

エルマ「え、ええええ」

ミネア「ねえさぁああん、いつもいつも私に苦労を掛けてぇえええ」ペチ!

マーニャ「ひいっ!? うひ! な、なにい!?」アンアン

ミネア「もお、ゆるさないぃいい」ニチッ

マーニャ「だ、抱きひめないでえ、あ、あうあ、あううう、あううううっ!」ヒイッヒイッヒイイ!

タラタラタラ

エルマ「キャッ! マーニャさんのふんどしが濡れて……おもらし!?」

マーニャ「ち、っち、ちっぎゃああう! らああ、やめれええミネアあああ」アヒーアヒー

ミネア「許しません……」ウフフフフフフネチョネチョ

マーニャ「そこはらめええええええええええええええええええええええ」

エルマ「お尻の穴////」

パメラ「……私は寝るよ。時間になったらおこしとくれ」フウー
49 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:01:47.31 ID:2JXOW1laO
夜〜〜

ワイワイワイ

村長「では、火送りの儀を開始するぞ!」

ミネア「ついにこの時が来たわね……姉さん、大丈夫?」

マーニャ「ひい、ひい、ひいっ、お尻ばっかりあんなに……妹にいいようにやられるなんて屈辱!」

ミネア「ごめんなさい、薬のせいとはいえ。ざまあとは思いますが」

マーニャ「このっ!」

エルマ「お汁を掃除するの大変でした……」

マーニャ「うぐ////」

ミネア「ふんどしにもしみこみましたしね」

マーニャ「よ、よけーなこというなあっ!!」

村長「では、出発する!!!」

オオー!
50 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:07:38.68 ID:2JXOW1laO

火山〜〜

ワイワイワイ

村長「旅のお方、火山に松明を投げてくだされ。それが火送りの儀」

マーニャ「ふーん……あれ? この世界に来た時にこの様子を見たんじゃなかったっけ?」

ミネア「確かに。投げないほうが……とはいえ、今は調子を合わせないと」

マーニャ「たしかに……ん?」

男の子「おねーさんふんどしに火がついてるー!」アハハ

マーニャ「げ!?」アタワタアタワタ

ミネア「何をやってるの……嘘よ。早く投げましょう」ポーン

マーニャ「ど、どこ!? 火はどこ!?」バッサバッサ!

男性陣「ふんどしをまくり上げて踊ってるぞあの女」「すげー姿、いろいろとチラチラ見えてる」「火で褐色の肌が照らされ……エロい」

女性陣「信じられない」「あんな踊り私ならできないわー」「変態ふんどし踊りね」

マーニャ「う、だ、だって、火が、火がーっ!!」アアアアアーッ!!

男の子「嘘でしたー!」ヤーイヤーイ

マーニャ「え。うそ? こ、このガキーっ!」

女の子「うそついちゃだめでしょ!」ベチ!

男の子「いたーっ!」

マーニャ「ったくもう」

ミネア「それはこっちのセリフよ。あんな恥ずかしい姿を人前で……はあ」

マーニャ「うるさいわね! もう!」ポーン

村長「な、なにはともあれ松明を投げてくださいましたな。次の者、来るがよい!」

ワイワイワイ
51 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:09:14.77 ID:2JXOW1laO
パメラ「おぬしら、そろそろ……」

ミネア「ええ。行きましょう姉さん」

マーニャ「うー、やってやるわ!!」

タッタッタッタ……

パメラ「任せたぞ……」


火山洞窟〜〜

ミネア「さすがに暑いわ」

マーニャ「アンタにはきついかもね」フフン

ミネア「いくら暑くても姉さんみたいな恥知らずにはなれません」

マーニャ「だ、だれが恥知らずよ! ……あっ!」


魔物の群れが現れた!


バブルスライム「ばぶばぼ!」ベチョッビチョ

ミネア「毒をもった敵!」

マーニャ「そういうのは私の鞭に任せなさい!」ビシッバシバシ!

森の番人「があおーーーっ!」バッ!

ミネア「ふっ!」ドスッ!

森の番人「がおおお……おっ」ヨロヨロッ

ミネア「効いてる!」
52 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:12:34.82 ID:2JXOW1laO
マーニャ「そーらそらそらっ!」ビシバシビシビシイイィッ!!

バブルスライム「ぶぎゃー!」ブッバア!

マーニャ「一丁上がり!」

森の番人「ふんどし一丁の女が一丁上がりとは面白い!」グバッ!

マーニャ「バカにすんじゃないわよ! メラをしっぽにつける!」ボッ!

森の番人「う、うあああああ! し、しっぽに火が! け、消してくれえええええ!!」ウガアアアア!!ギャー!

マーニャ「あははは、ぐるぐる走り回っちゃって無様ねー!」オーッホッホッホ!

ミネア「さっき姉さんがしたのとまったく同じことなんだけど……はあ」

マーニャ「うぎ」

森の番人「くっそお、覚えてろー!」ドタドタドタ……

マーニャ「あ、逃げられた」

ミネア「追う必要はないわ、先へ進みましょう」
53 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:13:02.01 ID:2JXOW1laO
しばらく後〜〜

マーニャ「下に降りるたび熱くなるわね。当然だけど」

ミネア「ええ。本当に大変ね。魔物もだんだん強くなっているし」

マーニャ「本当にもう……途中で、回復できる光の柱があったから助かってるけど……」

ミネア「あら? ……なにこの気配」

マーニャ「あれ何!? 岩の塊?」

ミネア「……?」


炎の巨人「ふっふっふ。人間め、居もしない炎の神を崇めて最後は自身らが燃え尽きるとも知らず」フッフフフフ

ミネア「どうやらここのボスのようね」

マーニャ「やっつけてやろうじゃない」

ミネア「待って。一筋縄ではいかないわ」

マーニャ「確かに」

グルン!

炎の巨人「む!? なにっ、人間がなぜここに!」

ミネア「気づかれた」

マーニャ「こうなったら戦うしかないわ!」
54 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:14:47.36 ID:2JXOW1laO
ミネア「待って、ここは情報を……あなた、なぜこんなことを? あなたの後ろで燃えている黒い炎は一体?」

炎の巨人「ふん。滅びゆく人間に教えることはない。貴様らもこの地とともに燃え尽きるのだ」

マーニャ「何それ! ……え?」ボッ

メラメラメラ……

マーニャ「きゃああっ!? なにこれやだあつつつつつつつ!」

ミネア「ね、姉さんとうとう、本当にふんどしに火が……間抜けに垂れ下がってるものね。そこらのマグマにつきやすいわよね」ハアー

マーニャ「あ、あんただってながーいスカート穿いてるくせにい!」ドタドタドタ

ミネア「足元に十分気を付けているということよ。走らないで、余計に火が燃え上がるわよ! さっきの事から何も学習してないの!?」

マーニャ「う、ううっ、しまったああああ」アウウウ

炎の巨人「う、うわあ、火事だああああああ!!!!!!!」

マーニャ「はあっ!?」

ミネア「ど、どうして? 炎に強そうにみえるけど」

炎の巨人「火事だあああああああ! 火事だあああああああああああ! たすけてくれええええええええええ!」ドンデンドンデン

マーニャ「こ、こっちの火を消して……と」パンパン

ミネア「攻撃しましょう!」

マーニャ「メラミ!」ボウッ!

ミネア「バギ!」ヒュルルルルル

炎の巨人「ぐわっ! お、おのれ〜!」

炎の巨人「くらえ! 火炎の息!」ボオオワッ!

マーニャ「きゃっ!」

ミネア「うっ!」
55 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:15:14.92 ID:2JXOW1laO
炎の巨人「はっはっはっは!」

ミネア「うっ、スカートに燃え移って……」

炎の巨人「火事だあああああああああああああああああああああああああああああああああ」

マーニャ「バカ?」

ミネア「とにかく攻撃再開よ!」ビシッ!

マーニャ「そうね!」バシンッ!!

炎の巨人「ぐああ……うぬうっ!」ドスン!

マーニャ「ぎゃっ! 押しつぶし……!?」

ミネア「姉さん大丈夫!?」

マーニャ「な、なんとか……あっ」スルルリ♪

ミネア「あ/// 押しつぶされたところから這い出したら、ふんどしの紐が挟まっててほどけてしまった……」

マーニャ「い///」プリン!

炎の巨人「ふ、尻を晒したか」

マーニャ「うう……」ズリズリ

炎の巨人「無様だな人間め!」ハハハハ

マーニャ「ぐっ、この、よくも……あとで覚えときなさいよ」ズズズズ

炎の巨人「はっはっはっは!」グリグリグリ!

マーニャ「ぎゃあ! や、やめ! こ、腰布取れない! どいてよー!」グイグイ!

ミネア「アソコ丸出しでがに股でふんどしを獲ろうと引っ張って……情けない」

マーニャ「うあー!」
56 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:15:46.84 ID:2JXOW1laO
ミネア「で、でも、敵があそこからどかないのであれば遠距離攻撃で叩けば! バギ!」ヒュルルルルヒュルルルル!

炎の巨人「邪魔だ!」ボオオオ!

ミネア「うっ!」メラメラ

炎の巨人「火事だあああああああああああああああああああああああああ」ヒエエエ

マーニャ「ど、どいた! 腰布を取り返すチャンス!」

炎の巨人「おのれ!」ズシン!!

マーニャ「きゃ!」

ミネア「あ、姉さんが拾う前にまた押しつぶされちゃった……ふんどしのみ」

マーニャ「こ、このおお! どきなさいよー!」ウエーン!

炎の巨人「焼き尽くしてくれるわあああああああ!」

ポーン


ボウッ

ミネア「?」

炎の巨人「おおっ! 黒い炎がまた一段と燃えだしたわ!」

マーニャ「ひょっとして今のって、お祭りで火口に投げこんだ松明なんじゃ」

ミネア「松明が投げ込まれて火山が噴火……禍々しい黒い炎。やはり、最初にここに来た時に見た通り!!」

炎の巨人「ふふふ……その通りだ」
57 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:16:24.92 ID:2JXOW1laO
ミネア「くっ! 炎の神を崇める人々の気持ちを踏みにじりながら焼き尽くすつもりなのね! 許せない!」

マーニャ「な、なんですって……!?」

炎の巨人「気が付いたがもう遅い! 黒い炎はやがて解き放たれる!」

マーニャ「こんのぉおおおお! 火事が苦手なら……そうだわ! メラ!」ボオッ!

ミネア「何を?」

マーニャ「道具袋のなかからテキトーな布きれだして燃やし続けてやるのよ!」

炎の巨人「ぎゃあああああああまた火事だああああああああああああああああ!!!」

ミネア「なるほど! でも。それ……ああっ! 私のパンツじゃない!」

マーニャ「え?」

ミネア「あ、ああ、ああ! 全部焼けちゃってるじゃない! どうしてくれるのよ!」

マーニャ「じゃ、じゃあカラーストーンでさあ」

ミネア「いくらなんでも貴重品をそのために使えるわけないでしょう! 姉さんはいつもみっともなくなけなしのふんどしが破れてるから必要なのに!」

マーニャ「み、みっとも……なけなしって! なんて嫌な言い方するのよお!」

ミネア「ばか! ブラ一丁! パイパン!」

マーニャ「なっ! そ、それはあんたも一緒でしょ昨日チョッキンガーに」
 
ミネア「うるっさああああい! もう許さない! 殺す!」

マーニャ「むっかー! なによそれ実の姉に向かって!」

ミネア「この恥さらし姉! 前くらい隠して!」 

マーニャ「あ/// 忘れてた///」ガバッ!

ミネア「本当に間抜けなんだから! 帰ったらみんなに言いふらすわ!」

マーニャ「そ、そんなあ! そんなことしたら許さないわよ!」


炎の巨人「火事だあああああああああああ火事だあああああああああああああ」ドテンドテンゴロロ
58 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:16:52.37 ID:2JXOW1laO
マーニャ「あっあいつ忘れてた」

ミネア「ま、まずはあいつを倒さなければ!」

マーニャ「あ、マグマに突っ込んだわ」

炎の巨人「ごわあああああああああああ」

マーニャ「なんで炎にあんなに弱い奴が火山に。腰布装備……と」シュルシュル

ミネア「一気に行きましょう。バギ!」

マーニャ「それにメラミも一緒にやって炎の竜巻〜なんつて」

ボオオオギュオオオオオ

炎の巨人「うぎゃあああああああああああああああああああああ火事が火事が火事が火事があああああああああおーしーおよーせーてーぇくーっるぅうううううううううううううううう!!!」

ボアアアアアア……ボォオオオオオ!

炎の巨人「ぬがああああ……おあああああ……こ、この黒い炎だけは解き放ってくれる……」ズムゥウウウン

ミネア「やったわ」

マーニャ「あ、黒い炎が火口へ舞い上がっていくわ!」


グオングオングオンメラメラメラア……
59 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:17:46.05 ID:2JXOW1laO
火口付近〜〜

ザワザワザワ

村長「なんだあの黒い炎は」

パメラ「あの二人、ダメだったか……?」

マーニャ「みんなー!」タッタッタ

ミネア「ご無事ですか!?」

村長「おおっ、お二人。あれは何でしょう? 村の者たちが不安がって」

ミネア「火山の奥深くに潜む魔物が解き放った闇の炎です。これが解放されると火山が噴火しこの地は焼き尽くされるとか」

村長「な、なんと! どうすればよいのか!」

マーニャ「魔物はやっつけたんだけど……」

エルマ「そんな時こそパメラ様の占いですよ!」

パメラ「うむ」ヌウウウウン

ミネア「わ、私も」ハア……ッ

村長「ど、どうですかな?」

パメラ「城下町、汚い家。汚い顔の男……おや? マーニャの姿も見えたぞ」

マーニャ「はあ?」

ミネア「袋……この道具袋に何かが」

マーニャ「袋の中に? ミネアのパンツは全部燃えちゃったけど?」

ミネア「ばか!?」////

村人たち「えーなにそれ」「うわーかわいそー」「あの人ノーパン?」ザワザワザワ

ミネア(姉さんのせいでまた恥を! ううっ!)
60 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:20:09.98 ID:2JXOW1laO
エルマ「あれ? この水なんですか? 聖水?」

マーニャ「ああ、それ、昨日の夜ホンダラっておっさんがくれたのよ。飲み代のツケ払ってくれたお礼とかなんとか……あれ? 私他人のツケ払ったの?」

ミネア「はあ!? 何を考えているの! 酔っぱらってたけど、ああもうまた! 胃が痛くなりそう」ハアー

パメラ「むう、なんと神々しい光を放つ水……失礼じゃが、そのホンダラという男、さっき儂が占いで言ったような男だったのではないか?」

マーニャ「た、確かに。あんまいい暮らししてないみたいだし」

パメラ「となると、占いが正しければ、その水に効果があるやもしれぬ!」

ミネア「ね、ねえさん、その聖水をあの炎に!」

マーニャ「わかったわ! えーい!」ジョバッ!

ボオオオ……ボオオオオシュウウウウウ

村長「炎が消えた!」

村人たち「「やったー!!!!」」ウオーーー!!

ミネア「ふう……とにかく、この世界の崩壊は防げたようね」

マーニャ「めでたしめでたし! さすが私!」オーッホッホッホ!

ミネア「よくもまあ調子に乗れるわね……はあ」ガックシ

パメラ「いやいやお前さん方よくやってくれた、礼を言うぞ」

村長「宴に良い酒を用意します、楽しんでいってくだされ」
61 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:21:40.82 ID:2JXOW1laO
2時間後・エンゴウ宴の場〜〜

マーニャ「いえーい!」タララータッタラター

踊り子「負けないわ!」ヨッハッ!ホオオオ!

オオー

男達「いいぞいいぞー!」「もっと踊れー」「脱げー!」ワイワイワイ

子供たち「ちえー一番いい場所とられちゃった」

ミネア「おいしいお料理ですね」

女達「でしょう、炎の神様のご加護で最高の火で料理できるわけさ」

ミネア「ふう、なんとか村も平和になったし、魔物も倒したし……姉さんが酔っぱらって他人のツケまで払ったからこそかあ」

ミネア「今回のところは許してあげましょうか」フフ

マーニャ「はああーーーっ!」クルクルクルクル〜♪

ワーワーワイワイワイ

ゴクゴク

ミネア「……あら? この味」

エルマ「あっ」

ミネア「ま、まさか……あぁぁん♪」

エルマ「催淫薬出しちゃった……」
62 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:22:08.02 ID:2JXOW1laO
ミネア「うふふーん、姉さん踊り子さあぁん♪」ウッフーンフラフラフラ

マーニャ「え?」

踊り子「?」

ミネア「私と一緒に……いろいろしましょぉおおお?」アヘヘヘ〜

マーニャ「ちょっ、きゃ! や、やめ!」

オオオオオオ!?

ミネア「姉さんはお尻の穴が弱いんですよね〜」ウフウフフフ

マーニャ「ひゃ、ひゃあああ!? らめえええ! みんなのまえれえええ!」

踊り子「あ、あの」

ミネア「踊り子さんもぉおお?」モミ

踊り子「ひっ!?」

モミモミモミモミ

踊り子「ちょっ、やめ、や、やめ、あ、ああうっ、テクニシャン?」

男性「あの踊り子絶対嫁にしたい」

マーニャ「ちょっ、ミネア、あんたどうして!?」

ミネア「ねえさ〜ん、ふんどしの先っぽ燃え尽きてますね〜」クップププ~

マーニャ「余計なこと言わなくていいのよお!」
63 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:22:35.92 ID:2JXOW1laO
男達「うおおおお」「すげえええ」「すごすぎるううう」

女達「こ、子供は見ちゃダメ!」「あっちに行ってなさい!」

子供達「あっちであそぼ」「うん!」

パメラ「エルマ、罰として大掃除じゃ」

エルマ「は〜い」ハアー

村長「……」ポカーーーーーーーン

ミネア「あぁん、気持ち良いぃ……」ズリズリズリズイ

マーニャ「わ、私の太ももに股すりつけないでよお!」

踊り子「あぁん、良い良い良い……」ヘロヘロヘロ


翌朝〜〜

マーニャ「え、えー、お世話になりました///」

ミネア「早く出たいこの村……」ウウ

村長「さ、酒の席でのことですし、エルマさんの間違いということですし。ま、まあいつでもこの村を訪れてください。歓迎しますぞ」

パメラ「元気での。占いはミネアがいればよさそうじゃが、なにか大病などを患ったら儂を尋ねるとよいぞ」

ミネア「ありがとうございます……はぁ」

マーニャ「いきましょ」

ミネア「ええ……うう〜大恥ばっかり曝してる……」

マーニャ「それは私のほうが……ああうう!」
64 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:23:16.16 ID:2JXOW1laO
しばらく後。グランエスタード〜〜


ホンダラ「おう姉ちゃん」

マーニャ「あ、昨日はアリガト! おかげで助かったわ」

ホンダラ「?」

ミネア「姉さん、またあたりがざわついているわ」

男性「また島が一つ見つかったそうだ」

女性「巨大な山があるそうよ」

マーニャ「え……」

ミネア「山と言えば……エンゴウでは?」

マーニャ「私もそう思ったところよ。また船に乗せてもらって行きましょう!」

王子「船がほしいのか?」

マーニャ「え?」

王子「実は、俺船を持ってるんだ。旅に出ようと思っていたんだけど、王子としての自覚っつーかそういうのが芽生えちまって……あんたたち、結構冒険とかしてそうだから船を使ってくれないか」

マーニャ「おおラッキー!」

王子「親友も漁師になるためにって動き出しちまったしな……同じころにさ」フウー

網本の娘「なにおねーさん相手に鼻の下伸ばしてんのよ」

王子「真面目な話だよ!」
65 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:23:52.05 ID:2JXOW1laO
エンゴウ(現代)〜〜


マーニャ「海にあんなに魔物がいるなんてね」

ミネア「突撃魚がすごかったわね……」

マーニャ「っと、あそこに炎の山が見えるわ!」

ミネア「やっぱりここはエンゴウなのね。ウッドパルナの様に時間が経過しているのかしら?」

マーニャ「うーんそうかも」

タッタッタ

詩人「貴方方も旅の方ですか?」

マーニャ「ええそうよ」

詩人「ここの温泉は薬効成分があるとかでやってきたんですよ」

マーニャ「温泉!? マジ!?」

ミネア「疲れが取れそうね♪」

タッタッタ
66 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:24:21.64 ID:2JXOW1laO
温泉〜〜

マーニャ「井戸が温泉になってるわけね! 火山の熱であったかいのかしら」

ミネア「そういえばそんな話もあったわね。洗濯に便利だとか」

マーニャ「いよーし!」バサッズルッ

ミネア「姉さん!?」

マーニャ「よっしゃーーー!」ドボーン!!

ミネア「と、飛び込まないで! そ、それにここ混浴!」

マーニャ「は?」

男達「」ジローーーーーーーーーーーーッ

スケベ男「やったあああ! ついに! ついにこの温泉に美女があああああああああああ!!」

マーニャ「しまったああああああああああああああああ」

網本の娘「私だったら人前で脱ぐなんてはしたないことできないわ」

マーニャ「る、るさいっ! このー!」

網本の娘「や、やる気? 私強いわよ?」

マーニャ「このっ!」

ミネア「姉さんやめて! 裸でしょう!」

マーニャ「はぐ///」ピタッ

網本の娘「隙あり!」
67 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:24:49.62 ID:2JXOW1laO
ギュム!

網本の娘「え、エッチ女〜!」ギュイイイ

マーニャ「あひい!? ちょ、あんた何するの!?」

スケベ男「乳首つねり!?」ウオー!

網本の娘「そらーっ!」グイグイグイグイ!

マーニャ「あいたたたやめてえ! 上に下に動かさないでひいひい!?」

ミネア「情けない恥ずかしい他人のふりしたいけど無理」アアモオ

男達「すげー」「すげー」「エンゴウ伝説のレズビアンショーを思い起こさせる」

ミネア「あ、あれを/// ああ……」

マーニャ「ばかあああなんでわざわざ恥をぉおお!」

網本の娘「さらに股間蹴り!」ゴイン!

マーニャ「ひょがっ!!」

網本の娘「ふふっ、情けない声!」

マーニャ「うえー、乳首からは全く手を離さずにキックをおおお! ミネア、見てないで何とかしてえ!」

ミネア「一人丸裸で……本当に情けない本当に」アアアア

マーニャ「なに落ち込んでるのよおお!」

網本の娘「じゃあ手を離してあげるわ。情けよ」

マーニャ「ううっ、こ、このお! ぐ〜!」

網本の娘「いくわよ……!」
68 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:25:47.66 ID:2JXOW1laO
網本の娘「ロメロースペシャルっ!」ガッキ!

マーニャ「はうっ!? ちょ、あんた、この姿でこれって///」

オオー……

ミネア「丸出しであおむけでもう本当に情けない! いい加減にして! 変態!」サメザメ

マーニャ「む、むっかーーー……怒った!」ガー!

網本の娘「!?」

マーニャ「怒りのパワーで跳ね上がってメラミ!」ボム!

網本の娘「きゃああっ! あつつつ!」

男達「おおっ、服が燃えてる! すげー!」

網本の娘「いやあああ! 温泉! 温泉入りたーい!」ザボン!

マーニャ「バーカ!」

ボロボロボロザムッ

網本の娘「あ、あ、あ、ああ! 服がもう焦げてて私まるハダカ……装備じゃなくて服よ〜!」イヤーン!!

スケベ男「おおーいいぞいいぞ!」

ミネア「もう、男達って……」

マーニャ「ミーネーア〜〜〜〜」ゴゴゴゴゴゴ

ミネア「え」

マーニャ「よくも見捨ててくれたわね……こんのおおお!」バリバリバリバリ!!
69 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:26:22.64 ID:2JXOW1laO
ミネア「きゃああ! な、なんてことをー!」

オオー

スケベ男「双子そろって真っ裸だー!」ウオー!

男達「やったーやったー!」「毛がないぞ!」ウオオオオ!

マーニャ&ミネア「「あ/// 昨日あいつに切り刻まれて……/// いやーん見ないでーー!」」キャー!

ウググググ

ミネア「うううう、許さない……またこんな恥……バカ姉ーーーーーっ!」ガシッ!

マーニャ「!?」

ミネア「電気あんま〜〜〜〜〜〜!」グリグリグリグリグリングリングリイイイイン!

マーニャ「おんぎゃわああああああああああああああああああああああああ」ヒイイイエエエエエエエエエエエエエ

ミネア「このっ!このっ!このこのっ!」グリグリギイン!

マーニャ「ほんげ!ほんぎゃ!はんぎょおおおお!」

男達「すげー」ギンギン

スケベ男「とんでもない……すごすぎる……毎日温泉に通ってよかったぞおおおおお!」ウオーーーー!!

網本の娘「ゆるさないわーっ!!」ゴバアッ!

マーニャ「ぎゃ! また来た!?」

ミネア「なにを!?」

ドッシャン!

男達「お、おお!? 裸で絡み合った!」
70 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:28:33.57 ID:2JXOW1laO
網本の娘「このー!」モミモリ!

ミネア「ひっ!? ど、どこを触って……///」

マーニャ「隙あり! 二人ともお尻に―――」パアン!!パンパンパアン!!

ミネア「あひっ!?」

網本の娘「きゃが! よ、よくもこの私にこんな赤ちゃん扱いみたいな真似を!」

マーニャ「るっさーい!」ギャーギャー

ミネア「私は赤ちゃん扱いでもいいということ? ……バギ!」ギュルンギュルンギュルルルル!

マーニャ&網本の娘「きゃあーーーーっ!」ゴヒュウウ!

ザボンザボンザボオオオオン!

詩人「私の声はいつ治る……こんな危ない場所では温泉に入れない!」

ギュルルルッ!!ドガッ!

スケベ男「ああっ! 俺のステテコパンツが温泉にとんでしまう!」

ボチャン

スケベ男「ああ落ちてしまった」

キラキラキラキラ

スケベ男「ん?」

女神「貴方が落としたのはこの金のステテコパンツですか? それともこの銀のステテコパンツですか?」キラキラキラー

スケベ男「ふ、ふんどし姿の女神ぃいいいいいいい!?」
71 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:29:03.24 ID:2JXOW1laO
マーニャ「はあ!? ステテコパンツに決まってるでしょ」

ミネア「……金のステテコ?」

網本の娘「んなことより、お前のふんどしよこせ!」

女神「正直者のあなたには金と銀のステテコパンツを差し上げましょう」

マーニャは金のステテコパンツを装備させてもらった!

マーニャ「!?」

網本の娘「ぷっ! 女なのにステテコパンツ一丁! それも黄金の!?」キャーハハハ

マーニャ「な、なななな! 恥ずかしい!」///

ミネア「くっ、ツボ……」クククププププ

マーニャ「あんたあ!」

女神「嘘つきもののあなたには……」

ミネア「えっ」

女神「何もあげません」ツーン

ミネア「むしろ助かった……元の服を着なおせばいいんだもの。敗れたところは青のカラーストーンをちょっとだけ使って」フンフーン♪

女神「そして、私を馬鹿にしてしかも盗賊まがいのことを言い放ったあなたは……」

網本の娘「な、なに!? 何よ!」

女神「モシャス!」パフォッ!

網本の娘「きゃああ……あ!?」ポンッ

ミネア「えっ!」

マーニャ「うそお!」

網本の娘「……ふんどしになっちゃったああああああああ」イギャアアアアアアアアアア
72 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:29:29.82 ID:2JXOW1laO
ミネア「なんというか、網本の娘全裸姿が布面積いっぱいにプリントされたような感じね。当然のように全部丸出しで」

女神「では」チャポン

網本の娘「お、お願いしますゆるして〜〜〜!」

マーニャ「ざまあ〜」

ミネア「その姿で何を……」

マーニャ「うっさあい!」グスン

ミネア「穿いたら? 姉さん」クスクス

網本の娘「いやああ! こんなのの変なところに密着なんてしたくないー!」

マーニャ「こんなのって何よ! 変なところなんてないわよ!」ガシッ!

網本の娘「!?」

マーニャ「アンタなんか穿いてやるもんですか〜〜〜!」ダーーーーーーッ!!

ミネア「え、ふんどしを掴んで走っていくの!? ステテコ一丁なのに……」

網本の娘「いやあああ旗みたいにたなびいてる〜! 丸出しで恥ずかしいいいい〜〜〜!」 ギャアアアアア!!
73 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:29:57.04 ID:2JXOW1laO
宿屋〜〜

網本の娘「うう〜、あんなカッコで引き回されるなんて〜」

ミネア「ごめんなさいとっさだったから」

マーニャ「けっこーな数に見られてたわよ」フフフフ

ミネア「姉さんもね……最悪だったわ」

マーニャ「う、うるさいっ! ド、ドレスに着なおしてるわよ!」

ミネア「ドレスってそのふんどし姿でしょ!? しかもそれでどうにかなることでもないじゃない!!」アー!

マーニャ「ぐぐぐぐぐ!」ギグググ!!

網本の娘「あああ、元の姿に戻りたい〜!」

ミネア「そうだわ。物質を戻す青のカラーストーンに、癒しの緑のカラーストーンを掛け合わせれば戻れるかも」

マーニャ「もったいなー」

網本の娘「もったいなくないわよ! よくわからないけどやって! お願い!」

ミネア「では」キランキラキラーン

網本の娘「もどったー」フウ

マーニャ「簡単にいったわねえ」

網本の娘「ってまるハダカ////」ギュウッ
74 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:30:23.26 ID:2JXOW1laO
〜〜

ミネア「道具屋で旅人の服を買ってきたわ」

網本の娘「よかった」フー

マーニャ「で、これからどうするのよ。エスタード島の神殿に戻る?」

ミネア「それもいいけど、火山の探索もしてみたいところね」

網本の娘「エスタード島の神殿……? あの神殿に何かあるの?」

ミネア「あらっ、あなたはエスタード島の人?」

網本の娘「そうよ。新しい島が見つかったっていうから漁師たちに無理言ってついてきたってわけ。でもあんな姿見られたらしばらく帰れない……」ウウウ

マーニャ「ふーん。ねえミネア、一緒に連れてってあげない?」

ミネア「え?」

マーニャ「けっこー強いし、ねえ」

網本の娘「え……えっ?」


網本の娘=マリベルが仲間に加わった!


マリベル「宜しくね」

マーニャ「よろしく〜」
75 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:31:57.11 ID:2JXOW1laO
ミネア「姉さんってば……まあいいわ。でもご家族にちゃんと報告しないとね」

マリベル「うっ、大恥かいたからしばらくフィッシュベルに帰れないとか情けなくて言えないわよお、アルスにもばれてるかもしれないしー!」

マーニャ「ミネア。人にはいろいろあるもんよ」

ミネア「とはいえ、心配するでしょうし」

マリベル「わかったわよ、でも言い訳考えたいから、ちょっと時間を」

マーニャ「だったら一旦、火山行こうじゃないの」

ミネア「そうね……」




アルス「最近どうしたの?」

キーファ「なーんかすっげえ面白いことのがしてる気がしてさ」

アルス「へえ……まあ確かに大事なことを忘れてる気がするね」

キーファ「だよな……」
76 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:32:26.27 ID:2JXOW1laO
火山〜〜

バシッ!ビシッ!ドガッ!

ギャオオオオ

ミネア「ここの魔物は相変わらずなのね」

マーニャ「あら? さっき女神にもらった銀のステテコパンツから……」

ミネア「そんなもの金のと一緒に売ってしまえばいいじゃない」

マーニャ「忘れてたのよ。普通はアンタの売り上げを主に使うし」

ミネア「ぎっ」ムカーッ

マリベル「……で、何があったの?」

マーニャ「パンツの中から、石板が。ほら、神殿で使うやつ」

ミネア「ええっ!? なんなのそれ。そんな運命……?」

マリベル「ところで、あの渦は何かしら?」

マーニャ「?」

ウォオオンウォオオオン

ミネア「あれは旅の扉と同じ渦では……」

ギュオオオオオオオン!!

マーニャ「きゃあああ!?」ガシッ

ミネア「なんでそこで飛び込むの! 手を掴まないで!」

マーニャ「きゃあああああああ!」ギュイイインギュイイイン

マリベル「ちょっ! 私を置いて行かないでよー!」

ギィワワワワワワン……ッ
77 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:32:54.20 ID:2JXOW1laO
謎の神殿〜〜

マーニャ「こ、ここは?」

ミネア「姉さんったら後先考えず! そんなだからカジノで大負けして私の分まで……というか、私の分を優先的に使ったりして!」

マーニャ「そ、それよりここはエスタード島の神殿じゃないかしら?」

マリベル「ワープしたってこと? ここがあの神殿?」キョロキョロ

ミネア「確かに、独特な雰囲気はそのようね」ガチャ

マリベル「って、マーニャさん、ワープしたせいでふんどしの腰の紐が切れてる!」

マーニャ「はあ!?」

マーニャ「な、なんでこうなるのよー!」プリン♪

マリベル「う、プリンプリン……」クッ

ミネア「なんでそうなるの姉さん! 本当に情けない!」

マーニャ「み、ミネア〜、青のカラーストーン〜!」

ミネア「ダメです。もうあまりないんですから。ウッドパルナでも貴重品扱いですし、そうそう買い求められるものでもありません!」

マーニャ「そ、そんな……」

ミネア「あそことお尻丸出しで大股開きで驚いてじたばた大慌て、いつまでそればっかりするつもり?」

マーニャ「うう〜! あ、あんたこそ……うぎー!」

ミネア「猿ですか姉さんは」

マーニャ「むきーーーー!」

マリベル「……とにかく、私はこの間にフィッシュベルに戻って家族に報告するわ。服は替えてるし顔を隠せば見つからないでしょ……」


数時間後〜〜

マリベル「ほとぼりが冷めるまでってことでOKだって……はあ」

マーニャ「さーて、石版の台座の部屋に行くわよ」

ミネア「今度はどんな戦いが……」
78 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/02(日) 18:34:56.94 ID:2JXOW1laO
エンゴウ編終わり

前に読んでくれてた人レスありがと。

今回少しだけ新ネタが入ってます(ふんどしに火が付いたとだまされた当たりとか、森の番人の尻尾に火をつけるあたりとか……)

次は一応水曜を予定
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/03(月) 01:46:19.59 ID:E1inCPQto
乙!
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/03(月) 14:30:14.32 ID:FFfOVg8DO
かわらんな
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/03(月) 15:04:46.25 ID:LhJdXR7T0
あの日のままのお前で安心した、マン・コチン・ポコン・ニュータウンはよ
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/05(水) 02:30:04.30 ID:g4ByFAtDO
>>81
あの名前考えたのお前か?
しかしせっかくだし当時の裏話でも聞きたいな
83 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/05(水) 11:37:16.59 ID:CRgdfKVbO
〜〜

ズゥウウン

ミネア「ずいぶんと重苦しい雰囲気だわ」

マリベル「これが石版の旅……」

マーニャ「どんな敵が出てくるかしら!」

ソードワラビー「ひいいいいっ!」シュバッ!

マーニャ「っと!」ササッ

マリベル「この!」ズビッ!

ソードワラビー「び……ひ」バタッ

マーニャ「マリベルやるじゃない! たった一発で!」

マリベル「この毒針を使ったからよ」

ミネア「どこでそんなものを?」

マリベル「私の幼馴染がいろいろ島を探検してたことがあって、その時に拾ったものらしいのよ」

ミネア「へえ……あ、町が見えてきたわ」

マーニャ「なにあれ、きったないわねえ。掃除してるのかしら?」
84 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/05(水) 11:37:51.44 ID:CRgdfKVbO
ダイアラック〜〜

マーニャ「なにここ」

ミネア「石像が並んでいるわ」

マリベル「変なところね。何もない場所にただ石像があるだなんて……でも、なんだか苦しそうね」

ミネア「確かに」

マーニャ「なんなのかしら? どれもこれもボロボロ」

ミネア「なんというか、考えたくはないけれど……人が石になって年月が経ったような」

マリベル「なによそれ!」

マーニャ「魔物の仕業かもしれないってわけ!?」

ミネア「おそらく」コクリ

ザッ

ミネア「なに!?」

キングレオ「俺の手下をよくもやってくれたな……女3人か」ニヤリ

マーニャ「!!!」

ミネア「あなたは……なぜここに!」
85 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/05(水) 11:38:19.82 ID:CRgdfKVbO
キングレオ「お前たちは!」

マリベル「何?」

マーニャ「私たちの父の仇の……仲間よ!」

キングレオ「お前たちは俺自身の仇だ!」グゲゲゲグヘヘヘハハハ!

ミネア「雰囲気が変わっている……?」

キングレオ「俺様はあのお方の手によってこの世界に降り立ち、この地の行く末を見届ける。その邪魔となろう貴様らを生かしておくわけにはいかん!」ガルルルルガガハハハハハ!

ミネア「この……!」

マリベル「戦うしかないようね! ルカニ!」キュオオオオン

キングレオ「ぐお!」

マーニャ「メラミ!」ボオム!

キングレオ「ぐあああ!」

ミネア「ふっ!」ビッ!

キングレオ「なかなかやるな……今度は俺の番だ!」ガオオオオオオオオオ

バシッ!ビシッ!!

マーニャ「う!」

ミネア「相変わらずの二連動作!」

マリベル「負けてられないわ!」ズビッ!

キングレオ「雑魚が……! 屈辱の後に食らいつくしてくれる!」

マーニャ「アンタこそ消えてなくなりなさいよ!」ベシン!!!
86 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/05(水) 11:38:55.53 ID:CRgdfKVbO
キングレオ「ちっ! ギラ!」ボゥウウウウウッ

ミネア「!」

キングレオ「がおおおおっ!はあああああっ!」ガギッ!ガギッ!!

マーニャ「ちょっ、やっぱり強い!」

キングレオ「凍える吹雪ーーーーー!」コォオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアア

マリベル「きゃ……!」

マーニャ「さむうううううっ!!」

ミネア「今の私達のレベルでは敵わないかも……そうだわ。赤のカラーストーンで攻撃を高めてみましょう!」

マーニャ「ええ!」

パォオオ……ゴゥッ!!!

マーニャ「だあああああああっ!」ゴアアアッ!!

ミネア「いくわよ!」グオンッ!

マリベル「やってやるわ!」バッ!

マーニャ「よっしゃ、攻撃性がアップして……腕力もバストもヒップもアップ!?」ズッドンボバボン!!!

マリベル「な、ななな!?」ボインッ

ミネア「な///」ボヨン

マーニャ「わ//」ポロリタプン♪
87 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/05(水) 11:39:55.44 ID:CRgdfKVbO
キングレオ「何!? なんだ、変身!?」

マリベル「ど、どうしたのかしら私///」

マーニャ「いやんもお! ブラが外れるし、腰布お尻に食い込むしいっ!」

ミネア「な、なかで下着が破けた……もうパンツの替えが」アアアア

マリベル「か、かなりイイかも///」

キングレオ「ふっ、食らえ!」ビョオオオ!

マーニャ「なに!?」

マリベル「水!?」

ミネア「毒液!?」

ビャッ!

マーニャ「み、右の脛が石に!?」

ミネア「石化能力ですって……!?」

キングレオ「ふははは! 石にして砕いてやる!」ビョバッ!!

ミネア「バギ!」フオオオオオッ!

キングレオ「ぬ!」

マリベル「いやあーーーーーーーーっ!」ズビッ!

キングレオ「ぐおっ!?」

マリベル「急所突いた!?」

キングレオ「やられるかあっ!」バシッ!

マリベル「う!」

マーニャ「このアホーっ!」ベシーーーン!!

キングレオ「うがあ!?」

ミネア「ビンタ一発で……すごいパワー!」
88 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/05(水) 11:41:03.11 ID:CRgdfKVbO
マーニャ「赤いカラーストーンの力かしら?」

ミネア「そのようね! マリベルさんの細腕と毒針の攻撃力であの叫びをあげさせたのも……」

キングレオ「ちいっ」

マリベル「じゃあルカニ! もっと防御を下げてあげるわ!」キュオオオオン

キングレオ「ぐおおお!」

マーニャ「よっしゃー!」ズバアアン!!!

キングレオ「くそ、お前ら風情がここまで強くなるとは……石化を食らえ!!」ビャーーーッ!!

ミネア「!」

マーニャ「キングレオ自身の足に当たったわ!」

キングレオ「ぬかったああああ!」カチーン

マーニャ「ばーか! 後ろに回ればもうあんたの攻撃なんか当たらないわ!」

キングレオ「お、おい、まて!」

ミネア「貴方たちのせいで父は死んだ。 復活した後までこの町の人たちを石に変えたりして許さない!」

マリベル「元に戻しなさいよ!」

キングレオ「い、いや違う、ここの人間を石に変えたのは俺ではなく……」

マーニャ「戻す気はなさそうね。だあーーーーーっ!」ベシャンッ!!!!

キングレオ「うがあああああっ! 俺の足があああああ!」ガラガラガギャアアアッ!!
89 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/05(水) 11:42:20.17 ID:CRgdfKVbO
マーニャ「行くわよミネア!」

ミネア「ええ! バギ!」ヒョオオオッ!

マーニャ「お次はメラミ!」ボオッ!!

マリベル「火の竜巻!?」

ボオオオオオオオオオオオオオ!!!!

キングレオ「ぐああああああああああ、バカな俺がこんなにあっけなく、うごああああああああああああああ」ボオオオオオ……ッ


キングレオをやっつけた!


マーニャ「よしとー!」

ミネア「弱体化に人格の変化、キングレオを復活させたのは何者?」

マリベル「それに、ここの人たちを石に変えたのは自分ではないって言ってたわ」

マーニャ「嘘に決まってるでしょ」

マリベル「本当だとしたら……? あ」

シュオン

マーニャ「あ、体が戻ったわ」

ミネア「効果は一時的なのね……って姉さん/// 胸胸///」

マーニャ「へ?」ボイン

マーニャ「あ////」

ミネア「はあ……ずっと出し続けちゃっていつまでたっても学習しない」

マーニャ「うっさーい!」ウウー!

マリベル「あ、ちょっと待って。あのおじいさんは?」

ミネア「え?」

マリベル「ほら、ヨタヨタと近づいてくるわ」

フラ……フラ……
90 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/05(水) 11:45:32.61 ID:CRgdfKVbO
クレマン「私はクレマン。あなた方、ここに住み着いた魔物をよくぞ退治してくださった。町の者をもてあそばれずにに済みます」

マーニャ「それならよかったわ」

マリベル「やっぱり、町の人たちが石になったってことなのね」

クレマン「ええ」

ミネア「キングレオ、どこまで卑劣な」

クレマン「いいえ、奴はこの町がこのような姿になって20年もしてからやってきました。この現象の原因は、呪われた灰色の雨なのです」

マーニャ「なによそれ」

ミネア「クレマンさんはどうしてご無事で?」

クレマン「船で買い出しへ出ておったのですが、帰って来る直前に町に灰色の雨が降っているところを見つけたからです」

マリベル「なるほど」

クレマン「長年経ってようやく呪いを解く天使の涙を手に入れたのです。みなさんに差し上げましょう。なんでも、高所からふりまくと空気に溶けてまざるとか」

マーニャ「えっ、なんで!? 使わないの?」

クレマン使おうとしたのですが、もはや朽ち果てた石像には効きはしません。ああ……町のものは私を恨んでいることでしょう」

マーニャ「はあ!? なんであきらめんのよ! あのながっ細い石の上からふりまきゃいいじゃないの!」バッ

マリベル「え? あの、町の真ん中にある邪魔っけな石のこと?」

ミネア「高いところから一気に振り撒けば効果もあるかもしれないわね」

クレマン「どうせ無駄に決まっておりますからな……この状態で元に戻ったとしても、傷だらけになってすぐ死んでしまいましょう」

マーニャ「そんときゃミネアが回復魔法かけるわよ! ねえ!」

ミネア「そ、それはまあ戻るなら」

マーニャ「じゃあやるわ!」シャカシャカシャカ

マリベル「ヤモリみたいに石柱を登り始めた……はしたない」

マーニャ「るさいっ! ……あっ!」
91 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/05(水) 11:46:15.22 ID:CRgdfKVbO
ズルン!

マーニャ「きゃあ!?」グリン

ミネア「あ!」

マーニャ「いやーん! なによこれー! 石柱に脚が引っ掛かって……足引っかけて前全開の逆さ吊りに!」パックリ

クレマン「だ、大丈夫ですか?」

マリベル「ま、前が全開……」

マーニャ「ひいい〜! たすけてー!」ブランブラン

ミネア「またみっともない姿に……もう」

マリベル「くっ、ほんと……ご、ごめんなさい」ククククク

ミネア「いいのよ、笑ってあげて。無様な人には似合ってるわ」ツーン

マーニャ「笑ってないで助けなさいよーっ!!」

クレマン「何が起きておるのか……目が悪いからようわからん」

ミネア「じゃあバギの力で上昇させてあげるわ」

マーニャ「お、お願い」

ミネア「バギ!」ヒュルルルルッ!

マーニャ「きゃあああっ! 回る回るめがまわるぅ〜〜〜!」グルグルグルグルグルルルル

キラキラサラサラ……

マリベル「うわー、引っかかったままおっぴろげて大回転……って、おっぴろげとか上品な私が///」

クレマン「何をしているのかあまりよくわかりませんが、お気をつけて!」

ミネア「難しいわね、人一人を持ち上げるのは」

マーニャ「で、できんならやるなばかあああ」ハヘー
92 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/05(水) 11:51:12.94 ID:CRgdfKVbO
ミネア「……あら? なんだか重苦しい雰囲気がなくなったような」

マリベル「そういえば」

マーニャ「無視しないでよおおおおお!」プラーンプラーン

ミネア「姉さんが回りながら偶然、天使の涙をそこら中に振り撒いちゃたけどそのせい?」

マリベル「かもしれないわ!」

クレマン「……匂いでわかります。確かに、町中に天使の涙が振り撒かれました」

ミネア「でも、石像は……」

クレマン「やはりだめでしたか。時間の経ちすぎた石像には、天使の涙はもはや効かないのです」

マリベル「それを知ってるならそう言ってよね」

クレマン「……」

マーニャ「早くおろせ〜〜〜〜! 結局まだ逆さ吊り〜〜〜!」ガー!ウワーン!

ズルッ

マーニャ「きゃあっ!」ドテン
93 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/05(水) 11:52:22.81 ID:CRgdfKVbO
ミネア「姉さん大丈夫?」

マーニャ「うう、背中打ったぁあ……ちゃんと助けなさいよね! あんな屈辱を!!」

ミネア「いつものことでしょ」

マーニャ「なーにがいつもよ!」ギー!


ヨゼフ「ふぃ〜……あれ?」ガボッ


マリベル「空も晴れてる……あっ、あの子は!?」

クレマン「む!?」

ミネア「え、誰?」

マリベル「土の下から出てきたのよ!」

ミネア「と言うより……あの隠し階段から出てきたのでは?」

ヨゼフ「お姉さんたち、だあれ? どうしてそのお姉さんだけはだかんぼなの?」

マーニャ「ぐが」

ミネア「この場合では、下着姿という意味かしら。ブラとふんどしじゃあ言われても仕方がないわ」

マーニャ「余計なお世話よお! ううーもおー!」

クレマン「まって下され、その子はもしやヨゼフ……!?」
94 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/05(水) 11:53:35.21 ID:CRgdfKVbO
地下の秘密基地〜〜

マーニャ「なるほどねー、ここにいたから風雨にさらされず石のままでも朽ちずに済んでたわけなのね」

ミネア「で、今石化が解けて地下から出てきた、と」

マリベル「そう思うと、クレマンさんの長い苦しみがよけい辛く感じるわ」

クレマン「いいえ、いいのです。町は死んでいなかった。その事実だけでも!」

ミネア「そうかもしれませんね……あら、このツボ、石版が入っているわ!」

ヨゼフ「あ、それ僕が入れたの」

マーニャ「ほ、本当!? ミネア、見せて! ……あっ!!」

グッ

マーニャ「ちょっ! あ、あ、あ、あ!」スルスルスルスルスル〜♪

マリベル(ふんどしの後ろの布が挟まっていて、股間とアヌスを擦りながら抜けた……)

マーニャ「あひゃへへへへうひはははははは〜〜〜」ヘニャ〜

マリベル「な、何を///」

ミネア「またそんな」アーア

マーニャ「お、おひりのあなにすすす〜ってあそこもしゅしゅしゅ〜〜ってはひはひはひ」トロトロトロ

クレマン「どうしました? なにがあったのですか?」

ミネア「姉が間抜けなだけです、なにもありませんご安心を」

クレマン「?」

ヨゼフ「お、おねーさん///」ハホーブッホー!!
95 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/05(水) 11:54:16.08 ID:CRgdfKVbO
翌日〜〜

クレマン「灰色の雨の恐ろしさを、これから伝える旅に出ます」

ミネア「道中お気をつけて」

マリベル「いい? あなたもしっかり語り継ぐのよ」

ヨゼフ「う、うん。しっかり語り継ぐ///」ドキドキハーハー

マーニャ「な、何見てるのよ//」

ヨゼフ「な、なんでもないよ」

ヒュウウ〜

マーニャ「きゃ! やな風!」ヒラヒラヒラ///

ヨゼフ「むっばーーーーーーー!!」ドテーン!!

マーニャ「?」

マリベル「ふう……まあ、めでたし……なのかしらね」

ヨゼフ「めでたしだね、めでたし///」ムホオオオオオ

マーニャ「大丈夫? 顔赤いわよ」ヌッ

ヨゼフ「もう我慢できない!!」クワアアアアアアアッ!!
96 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/05(水) 11:56:46.21 ID:CRgdfKVbO
クレマン「む」

ヨゼフ「わーーーーーーーーーーーーーっ!」

ドドドドドドドタドタドタ!!

マーニャ「ど、どうしたのかしら」

ミネア「さ、さあ」

マーニャ「心配だわ、見てくる!」タタッ

ズルン!

ミネア「あ、転んだ」

マーニャ「わぎゃ!」ギューン!!

ズゴン!!

マーニャ「はう!!!」ゴベバッ!!!

ミネア「あ……女性の石像の顔に股間を打ち付けた……」

マーニャ「はうぐうううう! ひぐうううう! み、みぐうううう!」アウアウアウ!

石像は完全に砕け散った……

ミネア「姉さん……」

マーニャ「わ、私のせいじゃないわよー!」クウウウウ!!

ダダダーーーッ!!

マリベル「それより、どうしたのあの子」

クレマン「幼いながらも、あふれる感情を押さえきれなくなったのでしょう。そっとしておいてあげましょう」

ミネア「とはいっても姉さん、結局もう行っちゃったし……」
97 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/05(水) 11:57:16.99 ID:CRgdfKVbO
タッタッター

宿屋のトイレ〜〜

ヨゼフ「あっ! あっあっ! あ、あのお姉さん、すごい……お尻とか、お股とか……ひいひい!」

マーニャ「あの子……ヨゼフっていったっけ? どこかしら? ここ?」ガタッ

ヨゼフ「わあっ!!!!」チョロンシコシコシコ

マーニャ「い!!!」

ヨゼフ「ひえええ、みないでええ!」

マーニャ「きゃあ! なんて物を見せるのよ最低!」

ヨゼフ「ひ、ひどい」グスン

マーニャ「う……ごめん」

ヨゼフ「だ、だって、だって、僕」ムクムクムク

マーニャ「うわ///」

ヨゼフ「う、ううっ、ひどいよお、そんなふうに言うなんてえ……」グスン

マーニャ「え、いや、あの、参ったわね……」

ヨゼフ「うぇえ、ぇえええん」グスングスンシクシクギンギンギンギンギンギンギン

マーニャ「え、えーっと? そ、そんなに泣かないで」

ヨゼフ「うえええん」ギンギンドッピュッ

マーニャ「いっ! で、出た……危ない避けたー」

ヨゼフ「ご、ごめんなさい、おしっこでちゃった」

マーニャ「あ、あはは、おしっこではないと思うけど……わ、私はこの辺で、ね」アハハハハ……

ヨゼフ「お、お姉さんのお尻やお股を見てたら、うう、ぼくのおちんちんが/// はずかしいよう///」

マーニャ「(こ、こっちもみてて恥ずかしいけど……)ま、まあいいのよ。人として自然だから。ね。元気だして」

ヨゼフ「うん」グスン

〜〜
98 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/05(水) 11:58:30.40 ID:CRgdfKVbO
謎の神殿〜〜

グオングオングオオオオン……

マーニャ「ダイアラック……つらい町だったわね」

ミネア「結局、あの二人を除いて救うことができず。辛すぎるわ……一人は砕いちゃったし」

マーニャ「し、仕方ないでしょ!? ……そ、それよりこれ! この地図何かしら」パサ

ミネア「ごまかさないで……あ、待って? 落ちてたの?」

マリベル「ここがエスタード島? で、北にあるのが新しく見つかったウッドパルナとエンゴウの島、とすると」

ミネア「じゃあ、この部分は?」チョン

マリベル「知らない島だわ。なにこの地図」

ミネア「……前に聞いた話から察すると、ダイアラックと同じ場所だと思うんだけど。どう、知ってる?」

マリベル「知らないわ。つい最近まで、この辺に他の島なんてなかったもの」

ミネア「やはり」

マーニャ「どういうこと?」

ミネア「私たちが戦って、勝利したのと同じ島がエスタード島の周りに現れる……ということよ。何らかの理由で、この世界から消え去った島が、私たちの戦いに応じてよみがえっているということ」

マリベル「信じられない……キーファやアルスが考えていた通りだわ」ブツブツ

マーニャ「と、するなら……私達がこの世界の島を復活させてるってこと!? すごいじゃない!」

ミネア「そうかもしれないわ。とりあえず、この島に行ってみましょう」


ザッパーン……
99 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/05(水) 12:02:22.27 ID:CRgdfKVbO
ダイアラック?の島〜〜


ミネア「あっ!」

マリベル「ただの平原だと思ったけど、あの石柱は……」

ミネア「姉さんが無様間抜けな逆さづりの憂き目にあったあの石柱! 間違いないわ! ここはダイアラックのあった地よ!」

マーニャ「一言も二言も余計よ貴方は!」

ミネア「ぷぷ」クスクス

マーニャ「このお!」

シム「おお、お嬢さん方!他の島からやってきたのか!?」

マリベル「え、何あのおじいさん」

シム「ワシはシム。この地に、多くの人々を集めて街をつくることが夢なのです!」

ミネア「そ、そうなんですか」

シム「見たところおぬしらは相当に鍛えられた冒険者だと見た」

マーニャ「へー、私の強さが判るわけ?」フッフーン

ミネア「……」

シム「そこで頼みがあります、新天地を探す人々に、この島の事を伝えてはくださらぬか? お頼み申す!」ガバッ!

ミネア「あ、頭をあげてください!」

マリベル「いきなりそんなこと言われても……移民の島ねえ」
100 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/05(水) 12:03:05.77 ID:CRgdfKVbO
マーニャ「どうしよっか? さっそくこれまでの島に行って当たってみる?」

ミネア「うーん、そうですね……」

マーニャ「なにこれ」ムシャムシャ

マリベル「!?」

ミネア「なんでいきなり食べるの!?」

マーニャ「だ、だっておいしそうなキノコ……ぐうううう!?」ムクムクムクムクドバーーン!!


マーニャ「きょ、巨大になっちゃったあああ」ヒエーン!!

ミネア「服もちぎれて……どういうこと」アワワ


エスタード島〜〜

男達「うおおお!?」「なんだありゃ!」「エロ巨人だああ!」


ウッドパルナ〜〜

男達「なんだあのでかい女は!」「エロい!」「すっげー!」「近くへいきたい!」ウホー!


エンゴウ〜〜

村長「あ、あれを捕えれば人寄せになる……よし! みんな行くのじゃ!」

男達「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!燃えるぜえええええええ!!」ギンギンギンギンギン!!!


ウオーワーワーワー!!!! ギンギンギン! シコシコシコ!!

マーニャ「な、なんか人いっぱい来た! それも男ばっか! 恥ずかしい!」ガバアッ!
101 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/05(水) 12:03:31.62 ID:CRgdfKVbO
ミネア「いいでしょ、開拓の役に立つんだし」

シム「おおおお、なんと! これほどまでに人が集まろうとはあ!」

マリベル「マーニャさん、今後どうするんですか?」

マーニャ「このまま巨大で素っ裸なんていやよぉ、誰か助けてーーー!」アーン!

ミネア「うるさいわね……」

マーニャ「なによ、他人事だと思って! 踏み潰すわよ!」

ミネア「そうはさせないわ、バギ!」ヒュルルルル!!

マリベル「お、お尻の穴にバギ!?」

ミネア「え」

マーニャ「ひょんげえええええええええええ! おひりがかきまわひゃれへいひゃいいひゃいぎょわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!! おひー!おひー!」

ミネア「や、やりすぎたかしら///」

……シュンシュンシュン

マーニャ「は、はひ、はひ、はひいいい」

マリベル「もとに戻ったみたい」

ミネア「良かったわ」

マーニャ「よ、よかないわよ! ミネア、あんたねえ、よくも私のお尻を竜巻でかき回してくれたわね!? はー、はー!」ヒイヒイヒイ

ミネア「待って。多くの男性たちが島を訪れているようよ!」

102 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/05(水) 12:04:17.09 ID:CRgdfKVbO
男性たち「うおおおー!」「褐色紫髪巨大女どこだー!」「エロ! エロ!!」ワーワーワオー!

マリベル「変な人ばっかりだけど男手は増えたわね」

マーニャ「それじゃこまるわよー! 大勢の人に見られちゃうじゃないー!」

ミネア「じゃあ姉さんは隠れて」

マーニャ「どこへ隠れればいいってのよー!」

ミネア「……石柱の陰とか」

マーニャ「ばかああああっ!!!」

マリベル「冗談抜きでどうしたらいいかしら。マーニャさんが裸丸出しになっちゃう」

マーニャ「言い方どうにかして」

ミネア「なにか服でも……あら?」

マーニャ「どうしたの!?」

ミネア「石版があったわ!」

マーニャ「言ってる場合かあああ!」

マリベル「そうだわ! そこら辺の葉っぱを集めて服を作るのよ!」ポン

マーニャ「!?」

ミネア「それがいいわ。それくらいでちょうどいいわ姉さんには」

マーニャ「ちょっと! またアンタは姉をないがしろにするような言葉を……でも今はそれくらいしかないわよね」ウー!

マリベル「そうと決まれば」バッサバッサ

シム「」

ミネア「あ、おじいさんが倒れている」

マリベル「悩殺したらしいわね流石」

マーニャ「嬉しくない!」グー
103 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/05(水) 12:04:49.96 ID:CRgdfKVbO
ワイワイワイ

ミネア「ほら、人が来たわ。はっぱのふんどしを作らないと!」バッサバッサ

マーニャ「へ?」

ワイワイワイワイガヤガヤガヤ……

マリベル「あ、来たわ!」

男達「どこだ!? 全裸巨人は!?」「褐色紫髪!」「おっぱい!」ワイワイワイ!

マーニャ「ど、どもー///」

男達「……葉っぱふんどし!?」「すげー!」「エロい!」「ブラもエロい!」ウオーワーワー!

ミネア「うまいことやったようね」

マーニャ「え、えっと……うう」

シム「な、なんじゃ? おお、こんなにも人が!?」

マリベル「ちょっとだけ女の人もいるけど男ばっかのむさい町になりそうね」

レズ達「きゃー褐色お姉様〜!」「葉っぱふんどしかわいー!」「全裸見せて〜!」キャーキャー

マーニャ「嫌に決まってるでしょ! ううー///」

ミネア「どうかしら、私達もここを拠点にするというのは」

マーニャ「え?」

ミネア「マリベルさんもしばらくエスタード島には戻れないようだし、ここに小屋を作ってもらって、たまに帰ってくるということでここの人たちもとどめておけば……」

マーニャ「う、ううーどうしよ」
104 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/05(水) 12:05:19.68 ID:CRgdfKVbO
マリベル「ここに住んでも、変態男達女達にいやらしい目で見られるだけだと思うからやめたほうがいいと思うけど?」

マーニャ「ま、まー確かに、ここでたまにダンスイベントとか開いたら面白くなりそうだし儲かりそうだし?」

マリベル「決まりね! マーニャさん、男の人たちにお願いしてみて!」

マーニャ「え、ええ」


マーニャ「ねえみんな〜、ここで暮らしてみない〜? 私のダンスイベントとか、たまーに開いてあげるからあ」ウッフーン♪

オオオオオオオオオオオオオ

男達「住む! ここに住む!」「最近生活に飽きてきたところだし」「まったく新しい町での暮らしか」

レズ達「お姉様のダンスイベント……みたい」「ええ。ここ、イイかも」「ママが厳しかったのよねー」

ワイワイワイワイ……


シム「おおおおお、早くも人がこんなにも集まってくれたか! 女性が少ないのが難点じゃが」

マーニャ「ま、そこはそれで」

ミネア「姉さんみたいに、イイ男に飢えた女性など呼び込めば大丈夫でしょう」

マーニャ「なによ! ……そういえば、チョイチョイいい男いるわね」

ミネア「軽々しくそんなこと言ってもう」アーア

〜〜
105 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/05(水) 12:05:52.34 ID:CRgdfKVbO

ミネア「……とまあ、新しい町を作る計画が早くもいい感じになったところで」

マリベル「次の石版世界に行ってみましょうか?」

マーニャ「そーお? もうちょっと女の人探したほうがいいと思うけど。私ルーラ使えるようになったのよ」

ミネア「あら、本当に?」

マーニャ「あのキノコ食べてからなーんかカンを取り戻した気がするのよね」

マリベル「ルーラ?」

マーニャ「一度行ったところにワープする呪文よ」

マリベル「それ面白そう!」

ミネア「じゃあとりあえずウッドパルナに行ってみましょう」

マーニャ「おっけー! ルーラ!」ブユーン!!!

〜〜

ウッドパルナ宿屋〜〜

ステラ「なんか新しい生活したいなあ……」フウー

ミネア「早くもひとり見つかった……かも?」

マーニャ「ねえあんた、新しい町を作ろうって話があるんだけど乗らない?」

ステラ「えっ? 何ですかあなた、葉っぱで作った服なんて!」

マーニャ「う。そ、それよりどう? 新しい町!」

ステラ「うーん面白そうね……けど、一から作るの?」

ミネア「ええ、まだ草原だからアレかもしれないけど。男手はあるし」

ステラ「うーん、どうしよっかな。葉っぱ姿で生活するの?」

マーニャ「い、いいからいいから行きなさいよ!」
106 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/05(水) 12:06:20.62 ID:CRgdfKVbO
ステラ「うーん、どうしよっかな……そうだわ、葉っぱさん」

マーニャ「誰が葉っぱさんよ」

ステラ「あなたがこの場で普通の服を着てくれたら決心つくかも!」

マーニャ「その喧嘩買った」ガタッ

ミネア「ね、姉さんまあまあ」

ステラ「普通に考えてあり得ないもの。それとも、新しい町の人たちって原始人なの?」

マーニャ「この……メラミ」

マリベル「そ、それはだめ!」

ミネア「葉っぱ姿で生きてるのはこの人だけです」

マーニャ「この!」

ミネア「草の服じゃさすがに問題ありね。姉さん、ここはいったん……」

マーニャ「何か買う!?」

ミネア「お金はないわよ」

マーニャ「はあ!?」

ステラ「……」

マーニャ「……ミネア。ちょっとトイレに」

ミネア「え?」

マーニャ「ちょっと待ってね〜」ズルルルルル

ミネア「ひ、引っ張らないで! どうしたの!?」


バタン

マーニャ「お金ないってどういうことよーっ!!」

ミネア「姉さんの自由になるお金がないということよ! あ、なにをするの!?」

マーニャ「こんのおおおお!」バッサバッサバサバサバサ!

ミネア「あ……あっあっあっ!」////
107 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/05(水) 12:07:11.82 ID:CRgdfKVbO
バタン!

マーニャ「お待たせ〜」

マリベル「え? ミネアさん?」

マーニャ「ちがうわよー、私私!」

ステラ「えっと、葉っぱの人?」

マーニャ「誰が葉っぱの人よ。私が普通の服を着ることが条件なんでしょ? ちゃんと着たわよ、普通の服」フフフフフ

ステラ「た、確かに。踏ん切りがついた気がする……ありがと、行ってみるわ。場所を教えて」

マーニャ「この地図の場所よ」

ステラ「ありがとう!」スタスタスタ……

マリベル「っと、つまりその」

マーニャ「そういうこと〜♪」


ミネア「せ、せめて下着はおいて行って……恥ずかしい!」スッポンポーン!


直後・ルーラで戻った謎の神殿〜〜

マーニャ「いやー気分いいわねー、ドレスもレズの子が直してくれたし!」アッハッハー

ミネア「うう、姉さん……この恨みは……」ゴゴゴゴ

マリベル「ミネアさんの雰囲気が……と、とにかく石版をはめましょうよ、青色の石版だったからこっちね」

マーニャ「おっけー!」カポ


ウィンウィンウォオオオオン……


マーニャ「っと、やってきたここはどこかしら?」

ミネア「さあ」

マリベル「あっ、モンスター!」

108 : ◆OvKWmRX0Zo [ saga ]:2017/07/05(水) 12:09:48.08 ID:CRgdfKVbO
ダイアラック編 終わり

次は土曜を予定

裏話?
なんかあったらそれを投下した時にでも……
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 07:01:20.78 ID:D5xXHQTDO
おつ
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/07/06(木) 07:58:30.08 ID:uoJdjeUTo
乙!
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