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真姫「その島で……」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:38:11.64 ID:EOfp8HkF0
人生初SSです。
一応ですが全て完成しています
キャラ死亡描写あり/バッドエンド/うみねこのなく頃にのパロディです
キャラの口調と設定は自分好みになっていますがそれでもよければどうぞ!
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:39:12.29 ID:EOfp8HkF0
このお話は9人の歌の女神が
ラブライブで優勝する世界のカケラとは違う
少し違う世界のカケラ…
ここはとある無人島
μ'sの9人は夏の終わりの3連休に西木野家の別荘へ合宿に来ている。
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:39:52.30 ID:EOfp8HkF0
Episode 1 〜その島で〜
穂乃果「うわー真姫ちゃん家ってこんな大きな無人島もってるんだー!!」キラキラ
真姫「と、当然デッショー」アセッ
絵里「それにしても前は海だったから、今回は山かと思ったわ。」
海未「海未は私ですが?」シレッ
にこ「アンタそれ持ちネタなの?」
凛「海未ちゃん今回の合宿は島なのに登山用品持ってきてるにゃー」クスクス
こんな話をしながらお昼前にμ'sが乗っている船は島にたどり着いた。
これから起きる事件の事など知らずに…
船着場の砂浜から5分ほどで大きな建物が見えてきた。
真姫「ここが私たちの泊まる所よ」
大きな三階建ての洋館のようだ
東側は断崖絶壁になっているがとても眺めが良さそうだ
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:40:29.05 ID:EOfp8HkF0
゙ア『ガチャン』
真姫「一階が管理室とラウンジ、あと食堂ね」
真姫「二階と三階は客室で各階5部屋あるわ」
真姫「とりあえず部屋を決めてお昼にしましょ」
凛「お腹減ったにゃー!!」グー
ことり「ことりもお腹ぺこぺこだよぉー」キュー
希「そうやねぇ。パパッと部屋割り決めちゃお!」
花陽「でもどうやって部屋決めするの?」
・・・・・・・
アーダコーダギャーギャー
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:41:34.19 ID:EOfp8HkF0
真姫「というわけでこれで決定ね」
3F │花陽│ 凛 │ 絵里 │ 希 │空室│
2F │海未│穂乃果│ことり│真姫│にこ│
1F │管理室│ラウンジ│食堂│スタジオ│
入り口は左側。階段は左側に1つのみ。
各部屋にはベッド、クローゼット、冷蔵庫、化粧台があり
ユニットバス、洗面台への扉が部屋の入り口横にあります。
1Fのサイズ感は適当でお願いします。
島のサイズは淡島ぐらいだと思って頂ければ大丈夫です。
ここからは時々<>を使用します。
地の文とキャラのセリフで <証明不要の真実のみを語ります>
これから <入り口と表記した場合は館の入り口を指します>
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:42:01.84 ID:EOfp8HkF0
真姫「 <スタジオの鍵は管理室にある> わ」
真姫「 <管理室に鍵はかかって無い> から使いたいときは自由に持って行っていいわよ」
真姫「それと <鍵は各部屋1つしかない> から無くさないようにしてね」
8人「はーい!!」
海未「それでは昼食の準備を始めましょう!」
にこ「フフフッ…このスーパーアイドルにこにーに任せなさいっ!!」
絵里「流石にk(ry
ことり「ことりも手伝うよ〜♪」
絵里「」チカァ...
花陽「白米のことなら任せてください!!」フンスッ
希「ウチはお肉でも焼こうかな〜」ルンルン
こうして9人は昼食の準備を始めた。
そして一時間後…
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:42:40.25 ID:EOfp8HkF0
にこ「お待たせ!!合宿といえばコレ!カレーよ!!」
花陽「白米ですっ!!」
絵里「ピロシキよ!!」
希「焼肉さんやでっ!!」
穂乃果「肉じゃがだよっ!!」
海未「餃子です!ことりのためににんにくは抜きました!」
凛「カップラーメンだにゃ......」
真姫「フレッシュトマトよ......」
ことり「 チ ー ズ ケ ー キ だ よ っ ! 」
8人「うわああああぁぁぁぁぁぁぁ」
8人の頭にはあの悪夢がよみがえっていた…
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:43:09.16 ID:EOfp8HkF0
にこ「それにしてもアンタ一時間でケーキ焼いたの?」
ことり「そうだよ〜♪」チュンチュン
絵里「流石にお昼にチーズケーキは……」
穂乃果「じゃあおやつにしようよ!!」
海未「それにしてもこの量は…」
希「三日分はありそうやねぇ…」
希「それと凛ちゃんと真姫ちゃん…」
真姫「トマトはすごいのよ!ビタミンCを多く含んでいt(ry
真姫ちゃんのトマトうんちくはカットされました。
凛「凛は料理できないもん!!」プンプン
花陽「ご飯もう一升炊けたよー!!」
8人「まだあるんかーい!!」
こんな会話をしながらμ'sでの昼食を楽しんだ。
この三日分の料理がすべて無くなる事は無かった。
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:43:35.66 ID:EOfp8HkF0
絵里「それじゃお昼も食べたことだし練習しましょ」
その一声で9人は砂浜へ向かった。
ワンツースリフォーワンツスリーフォー
少女たちの声が砂浜に響き渡る。
16時半頃に少女たちは練習を切り上げ
<全員がシャワーを浴びて>17時過ぎにリビングに集まった。
穂乃果「ふいー疲れたぁ…」
ことり「おやつにはちょっと遅いけど…」
リビングにことりがチーズケーキを持ってきた。
全員でわいわいチーズケーキを食べた。
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:44:39.59 ID:EOfp8HkF0
DAY 1 18:00
海未「それでは夕食までは自由行動にしましょう。」
絵里「19時に食堂集合よ。」
凛「穂乃果ちゃん!花火しに行こ!」
穂乃果「うんっ」
希「ウチも夕焼け見にいこうかな」
<凛、穂乃果、希は館を出た>
ことり「私は衣装のデザインを…」
花陽「私手伝いますっ」
<花陽はことりの部屋で衣装デザインをした>
真姫「私はスタジオに行って作曲するわ」
にこ「にこも行こうかなー♪」
<にこ真姫はスタジオに向かった>
海未「私は少し作詞を…」
絵里「あら、それなら私の部屋でやらない?手伝うわよ」
<海未は絵里の部屋に向かった>
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:45:28.30 ID:EOfp8HkF0
DAY 1 19:00
にこ、ことり、花陽が夕食の準備を終わらせて食堂で待っている。
穂乃果「ごっはん♪ごっはん♪」ワクワク
にこ「やっぱり夕食はカレーよっ!」
花陽「ご飯もあるよっ」
凛「かよちんご飯は別盛りなんだね」アハハ
これが全員揃っての最後の夕飯になった。
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:46:11.92 ID:EOfp8HkF0
カチャカチャ
少女たちは洗い物を終え今夜の過ごし方を話している。
穂乃果「よっし!ご飯も食べたしトランプやろうよ!!」
凛「やるにゃやるにゃー」
凛「かよちんもやろうよ!」
花陽「うっ、うん。そうしようかな…」
ことり「私もトランプやろうかなぁ♪」
希「ウチはお星様でも見に行こうかなー」
希「スピリチュアルパワーたっぷり頂きにいくよ」
真姫「それなら入り口の鍵を渡しておくわ。
戻ってきたら管理室に返しておいてね」
希「ありがとー!ところで真姫ちゃんはどうするの?」
真姫「私は作曲の続きをやるわ」
真姫「にこちゃんはどうするの?」
にこ「しょうがないわねぇー」
にこ「この大宇宙銀河ナンバー1アイドルのにこにーが手伝ってあげるわよ!」
海未「絵里。明日の予定のことでお話が…」
絵里「えぇ、分かったわ」
海未「あっそれと明日は08:00に食堂に集合ですよ!忘れないでくださいね!」
8人「はーい!」
こうして各自行動に移る。
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:47:07.11 ID:EOfp8HkF0
DAY 1 20:00
トランプ組は穂乃果の部屋に集合していた。
ふわりとした4人はとても気が合うのだろう。
凛「わーい揃ったよ!」ポイッ
穂乃果「凛ちゃんが早そうだね…」グヌヌ
ことり「どっちかなぁ〜」
ことり「こっちかなぁ〜…」
ことり「う〜ん、これっ!!!」エイッ
花陽「ロンッ!!!!!!」
花陽「大三元!字一色!!四暗刻単騎!!!」
花陽「192000点ですっ!!!!」ゴゴゴッ
ことり「ぴいいぃぃぃぃ」ぐにゃぁ〜
麻雀をしていた。
しかも手役があんまりふわりとしていない。
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:47:44.78 ID:EOfp8HkF0
凛「麻雀飽きたにゃー」
穂乃果「じゃあトランプやろうよ!」
花陽「最初からトランプやるつもりだったんじゃ…」
ことり「ぴぃぃぃ...」
4人はトランプを楽しんだ。
沢山遊び、疲れたのか全員部屋に帰るようだ。
穂乃果「それじゃ、ことりちゃん、凛ちゃん、花陽ちゃんお休みなさーい」
ことり「穂乃果ちゃん、お休みー」
凛「また明日ね穂乃果ちゃん!」
花陽「お休みなさい、穂乃果ちゃん」
パタンッ
穂乃果の部屋のドアが閉まる。
ことり「それじゃ二人ともお休みー」フワァ
凛、花陽「お休みなさーい!」
パタン
カチャッ
ことりの部屋のドアも閉まる。
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:48:21.19 ID:EOfp8HkF0
穂乃果の部屋を後にして
凛と花陽は階段を上っていたが
凛「あぁっ!穂乃果ちゃんの部屋に鍵忘れちゃったにゃー!」アセアセ
花陽「カ゛キ゛ワ゛ス゛レ゛チ゛ャ゛ッ゛タ゛ノ゛ォ゛!?」
凛「一人で帰るの怖いからかよちん付いてきて!」
花陽「えぇ!?うぅ、分かったよ…」
トントンッ
穂乃果「はーい!あれ?凛ちゃん?」
凛「穂乃果ちゃんごめん!部屋の鍵忘れちゃったから取りにきたにゃ!」
穂乃果「ありゃりゃ…」
ガサゴソガサゴソ
凛「あったにゃ!ありがとう穂乃果ちゃん!」
穂乃果「よかったね!それじゃお休み!」
凛「お休みだにゃー!」
パタンッ
カチャッ
凛と花陽は穂乃果の部屋を後にして
階段を上りきったところで海未と会う。
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:49:00.78 ID:EOfp8HkF0
海未「あら?凛、花陽、これから寝るところですか?」
凛「そうだよー!ん?希ちゃんだー」
希が階段から上がってきたようだ。
希「おや?リリホワ集合やね」
花陽「私もいるよぉ…」
海未「希は星を見に行ってたんでしたっけ?」
希「すっごく綺麗だったよー♪」キラキラ
そんな会話を数分していた。
希「それじゃみんなまた明日な〜」ヒラヒラ
凛、花陽「お休みなさーい!!」
海未「お休みなさい」
海未は二階の自室へと向かう。
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:49:33.91 ID:EOfp8HkF0
DAY 1 20:00
海未は絵里の部屋に向かう。
大和撫子とクールな金髪の少女
とても絵になるだろう。
海未「失礼します。」
絵里「はいはい、いらっしゃい」
海未「それで明日の予定なのですが
まず午前中はボイストレーニングをして
午後は基本トレーニングの後に
スタジオでフォーメーションの練習をしたいと思うのですが
どうでしょうか?」
絵里「いいんじゃないかしら?」
絵里「あら?でもユニット練習はどうしようかしらね?」
海未「ユニット練習ですか…」
絵里「次のライブではユニットごとの曲もあるわよね」
海未「たしか最終日の迎えの船が14:00に来ると真姫が言っていましたので、
朝食が終わった後に練習しましょう!」
絵里「そうね、そうしましょう!」
海未「あの…話が少し変わるのですが、
少し作詞を手伝ってもらいたいのですがいいでしょうか?」
絵里「ふふっ、分かったわ」
練習の予定が組めたので
少女達は作詞をしていた。
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:50:05.44 ID:EOfp8HkF0
絵里「ところでこの曲は誰が歌うのかしら?
見た感じデュオ曲みたいだけど?」
絵里「えっと…曲名は……Storm in loverだったかしら」
海未「わっ、私と……絵里の歌ですよ//」
絵里「えっ!!」カァ///
絵里「穂乃果と凛の曲だと思ってたわ///」
海未「ふふっ照れてる絵里も可愛いですね//」
絵里「うっうるさいわよ///」
海未「あっ…流れ星が…」
絵里「そういえば星が綺麗ね……。
私たちも少し見ましょ!」
二人は窓辺に移動して星を眺めている。
都会では決して見ることの出来ない満天の星空だった。
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:51:05.24 ID:EOfp8HkF0
海未「今日はありがとうございました絵里。
歌詞も完成して、可愛い絵里も見れたので満足です!」
絵里「うっ///うるさいわよ///」
海未「それでは私は部屋に戻りますね」クスクス
絵里「わっわかったわ。また明日ね海未///」カオマッカ
海未「えぇ、お休みなさい。」ニッコリ
海未は絵里の部屋を後にして自室へ向かう
その帰りに凛、花陽、希と話をした。
海未は部屋に戻り一息付いていたが
海未(絵里の部屋に忘れ物をしてしまいました。
まだ起きてると思うので取りに行きますか。)
海未は絵里の部屋に向かった。
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:51:42.85 ID:EOfp8HkF0
海未「絵里すみません忘れ物をしてしまいました。」
絵里「あら、これかしら?」
絵里の手には海未の筆箱。
海未「それです!ありがとうございます!」
絵里「いえいえ、それにしても海未はたまに抜けるわよねぇ」ウフフ
海未「ねぇ!絵里知ってる?イクラってロシア語なのよ!!」
絵里「なっ////」
絵里「もうっ!エリチカお家帰るチカ!!」チカチカ
海未「ふふっ、お休みなさい絵里」
自室に入るときにちょうど部屋に戻ろうとしている
にこと真姫を見つけた。
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:52:28.82 ID:EOfp8HkF0
海未「あらにこ、真姫、ちょうど戻ってきたところのようですね?」
にこ「そうよー」
真姫「ところで海未はどこに行ってたの?」
海未「絵里の部屋に忘れ物を取りに行ってました」
にこ「アンタたまにおっちょこちょいよね」
真姫「ふーん、それじゃ私はそろそろ寝るわね」
にこ「私も寝るわ」
海未「分かりました。
お休みなさい、にこ、真姫」
にこ、真姫「お休み」
パタン
にこと真姫の腕にはおそろいのブレスレットが見えた
二人が部屋に入るのを見送りながら
海未は部屋に戻った。
海未(ふぅ…疲れましたね)チラッ
時計はちょうど22時を示している。
海未(私も寝ますかね)
ベッドに入り部屋の電気を消した。
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:53:01.31 ID:EOfp8HkF0
DAY 1 20:00
にこと真姫はスタジオにいた
椅子に座った赤い髪の毛を見つめる
紅い瞳が輝いていた
<主はまきにこが好きである>
真姫「ふう…」
真姫は練習に何曲か弾き終わった。
パチパチパチ……
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:53:38.62 ID:EOfp8HkF0
にこ「真姫ちゃんがピアノ弾いてるとやっぱり絵になるわねー」
真姫「ふふっ、ありがと」//
真姫「ところでにこちゃんはどうして私のところに来たの?」
にこ「真姫ちゃんのピアノが聴きたかったの」
真姫「ふーん」
二人の独特な距離感のおかげか
この沈黙も何故か心地いい
長い沈黙のあとに
にこが口を開く
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:54:14.62 ID:EOfp8HkF0
にこ「私ね、真姫ちゃんのピアノが好きなの」
にこ「音楽室で一人でピアノを弾いてる時からずっと聴いてたんだ」
にこ「それでμ'sのみんなで練習してるとき、私思ったの」
にこ「真姫ちゃんのピアノも好きだけど、それ以上に真姫ちゃんの事が好きなんだって」
にこ「それ以来ずっと真姫ちゃんを目で追ってきたわ」
にこ「……今もね」
にこ「好きよ……真姫///」
真姫「……ふふっ///」
真姫「私も大好きよ///」
沈黙の中お互いを抱きしめあっていた
また長い沈黙の後に
今度は真姫が口を開く
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:54:48.89 ID:EOfp8HkF0
真姫「あっそうだ!にこちゃんにプレゼントがあるの」
楽譜が入っている手提げから小さな袋を二つ取り出し
一つをにこの手のひらに手渡した
真姫「本当は誕生日に渡すつもりだったんだけど……」
にこ「……開けてもいい?」
真姫「いいわよ」
ガサガサ
にこ「わぁ……綺麗……」
真姫も袋から取り出す
袋の中からは
赤い石、青い石、透明な石、透明で赤い粒が入っている石
この四つの石が付いているブレスレットだった
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:55:38.80 ID:EOfp8HkF0
真姫「青い石がカイヤナイト、その隣がルビーよ」
真姫「この二つの石は、7月22日の誕生石ね」
真姫「カイヤナイトの石言葉は団結、穏やかな愛。
それとルビーには眠った熱意を呼び戻す、前向きになるっていうパワーがあるらしいわ」
真姫「にこちゃんにぴったりね」
にこ「えっ……それじゃあ、もしかして……」
真姫「反対側の赤い粒が入ってる石がサンストーン、それと透明なのが水晶」
真姫「……4月19日の誕生石よ」クルクル
少しの沈黙の後に
紅い瞳から涙が溢れ出す
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:56:17.28 ID:EOfp8HkF0
にこ「あ…ありがとう真姫ちゃん」グスッ
にこ「ずっと大事にするね!」
真姫「にこちゃんに涙は似合わないわ」スッ
真姫の指先が涙を拭う
真姫「ほら、笑って!
スーパーアイドルさん!」
にこ「うん!!」ニッコニー
その笑顔は今まで見た笑顔の中で一番のものだった
その後二人で作曲をした。
真姫「ふう……そろそろ終わりにするわ」
にこ「お疲れ様!」
スタジオに鍵をかけて管理室に鍵を戻す。
真姫(あら?誰が麻雀セット持って行ったのかしら?)
二人は自室に向かう。
部屋に入ろうとするときに海未に声をかけられた。
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:56:44.72 ID:EOfp8HkF0
DAY 1 20:00
スピリチュアルな少女は
<入り口の鍵を閉めて> 夕日を見ていた砂浜に向かった。
希「ふいー!夏なのに綺麗に見えるもんやねー!」
希「あれがデネブ、アルタイル、ベガ」
希「ふふっどこかで聞いたことありそうやね」クスッ
希「夏の大三角……それと天の川も月も、綺麗に見える」
希は壮大な夜空に目を奪われていた。
希「そういえば冬にも大三角があるんだよね」
希「オリオン座のベテルギウス、こいぬ座のプロキオン
そしておおいぬ座のシリウス……」
希「シリウスに向かって飛べ!」
希「ふふっ、ウチはナウ○カか!」クスクス
楽しそうな独り言はまだ続く
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:57:29.25 ID:EOfp8HkF0
希「冬の大三角は有名やけど、他にも大六角があるんよね」
希「シリウス、プロキオンとオリオン座のリゲル、おうし座のアルデバラン
ぎょしゃ座のカペラ、それとふたご座のポルックスとカストル」
希「ふたご座はポルックスで繋いでみると
大きな大六角の完成や」
希「いわゆる冬のダイヤモンド!スピリチュアルやね!」
希「冬にμ'sのみんなと見たいね」
それからも希は空を見上げ続けた
希「あっ流れ星!」
希「ふふっいいもの見れたね」
希「そろそろ部屋に戻ろうかなー」
希は砂浜を後にし <入り口の鍵を閉め、管理室に鍵を返し> 階段を上った
三階で凛、花陽、海未の三人と話をした後、部屋に戻った。
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:58:41.25 ID:EOfp8HkF0
DAY 2 Morning
昨日の晴天はどこに行ってしまったのだろうか
凄まじい嵐になっていた
大きな雨音と風音をバックに続々とメンバーが食堂に集まってきた。
にこ「遅い!」
海未「おはようございます」
にこと海未はみんなより先に朝食の準備を始めていた。
絵里「おはよう!」
希「おはようさんやでー」
希、絵里のあとに続いてまた二人
凛「おはようにゃ〜」
真姫「おはよう」
しかし集合の時間になっても9人揃っていない
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:59:09.92 ID:EOfp8HkF0
DAY 2 08:00
絵里「Printempsの三人が来てないわね?」
海未「穂乃果はともかく、花陽とことりまで寝坊ですか……」ハァ
希「みんなで起こしに行ってあげよ!」
凛「わかったにゃー!!」
こうして凛は花陽の部屋に
残りの5人は穂乃果、ことりの部屋に向かった。
ドンドンドン
海未「穂乃果!朝ですよ!!いつまで寝てるんですか!!」
にこ「穂乃果ー!起きなさい!!」
希「ことりちゃん!朝やでー!」
ドンドンドン
しばらくすると凛が階段から走ってきた
凛「かよちんの部屋の様子がおかしいの……
ドア叩いても全く反応が無くて……」
絵里「なにかあったのかしら……」
その一言で6人に色々な考えがよぎり沈黙する
その沈黙を断ち切ったのは真姫だった。
真姫「ちょっと待ってて!」トテテ
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 00:59:45.01 ID:EOfp8HkF0
真姫は一階に向かうとすぐに戻ってきた。
その手には持ち手が大きい金色の鍵が握られていた。
真姫「マスターキーよ!これならどの部屋でも開けられるわ!」
そう言って海未に鍵を手渡した。
海未「開けますね…」
カチャン
<マスターキーで穂乃果の部屋を開錠した>
海未「入りますよ穂乃果…」
部屋には自慢のほのまげをおろして
ベッドで寝ている少女の姿があった
全員が続々と部屋に入ってくる
海未「ほら穂乃果!朝です……よ…………」
布団が赤く染まっている
手を震わせながら海未が布団をどかす
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:00:11.87 ID:EOfp8HkF0
海未「えっ………」
「「きゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」」
穂乃果の部屋に6人の悲鳴が響き渡る。
布団の下には服ごと腹を引き裂かれた穂乃果の姿があった
海未「穂乃果あああああぁぁぁぁぁぁ!!!」
絵里「ほのかぁ……どうして……」
凛「ほのかちゃあぁぁぁぁぁん」
にこ「あんたがいなくなったら
μ'sは……μ'sはどうするのよ!!!!!」
ひとしきり泣き叫んだ後に希が気になるものを見つける
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:00:43.09 ID:EOfp8HkF0
希「ねぇ……真姫ちゃん……
穂乃果ちゃんの枕元にある鍵って……」
真姫「えっ……?」
6人は穂乃果の枕元にある <ことりの部屋の鍵を見つけた>
その鍵に海未が手を伸ばす。
希「海未ちゃん待って!!!」
その声に海未は手を止める。
希「犯人の指紋が出るかもしれへん……触らんとこう……」
海未「わ…分かりました……」
凛「でもどうしてことりちゃんの部屋の鍵が……」
絵里「もっ……もしかして!?」
海未!マスタキー持ってるわね!!」
海未「え……えぇ」
にこ「ちょっと待って……何よコレ……」
<にこは穂乃果の部屋のドアの内側に赤い塗料で描いてある魔方陣を見つけた>
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:01:54.13 ID:EOfp8HkF0
希「そんなことよりことりちゃんの部屋が先や!」
部屋を飛び出した6人はことりの部屋の前に移動して
<マスターキーでことりの部屋を開錠した>
部屋に入ると彼女のオシャレポイントであることまげをおろして
窓辺でうつぶせになっていることりを発見した
穂乃果と同じように服ごとお腹を引き裂かれて血を流している
海未「こ……こと…り……」
凛「う……嘘だよね……」
希「ことりちゃんまで……」
にこ「……ねぇ……ことりの手のところに落ちてる鍵って……」
6人はことりの手元に落ちている
<花陽の部屋の鍵を見つけた>
部屋を飛び出す前に6人は
<ことりの部屋のドアの内側に赤い塗料で描いてある魔方陣を見つけた>
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:02:32.73 ID:EOfp8HkF0
6人は急いで花陽の部屋に向かう
凛「海未ちゃん!!早く開けて!!!!!」
海未「分かっています!!」
焦りながらも <マスターキーで花陽の部屋を開錠した>
扉を開けると先ほどまでの部屋と同じように空気が重い
洗面台がある扉が開いている
寝るときはコンタクトを外すのだろう。
眼鏡をかけお腹を服ごと引き裂かれている花陽の姿を洗面台の前にみつけた。
引き裂かれたお腹が痛かったのだろう
血まみれのお腹に片手を当てて倒れている。
凛「か……かよちん……」
絵里「あんまりよ……こんなの……」
真姫「ねぇ……その鍵って……」
真姫が洗面台のコップを指差す
<6人は穂乃果の部屋の鍵を見つけた>
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/07/20(木) 01:02:54.77 ID:mEQ6hZ/jo
ことほの死ぬとかゴミ
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:02:58.50 ID:EOfp8HkF0
海未「……いったん状況を整理するため食堂に移動しましょう……」
絵里「えぇ……」
希「ここにも描いてある……」
<花陽の部屋のドアの内側に赤い塗料で描いてある魔方陣を見つけた>
6人は食堂へ向かうが
悲しみのせいか全員うつむいてしまっている。
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:03:31.46 ID:EOfp8HkF0
DAY 2 08:30
静まり返った食堂で絵里が口を開く
絵里「まずは警察に連絡しましょう」
そういって携帯電話を取り出した
しかしこの嵐のせいか、画面には圏外の文字が
真姫は管理室の外線で連絡を取ろうとしたが
こちらも通じない。
昨日の天気予報では明日の昼までこの嵐だという予報が出ていた。
にこ「ってことは帰るまでは外部と連絡が取れないのね……」
その一言で全員の恐怖心が呼び覚まされる
6人は事件を起こした犯人がいる島に取り残されてしまった。
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:03:59.10 ID:EOfp8HkF0
海未「凛、少し話が聞きたいのですが……」
凛「うん……」
海未「昨日遊んでいた時に3人に何か変わったことがありましたか?」
凛「みんないつもどうりだったよ……
楽しく遊んでいただけ……」
被害者たちの最後の笑顔を見た凛は
20:00から22:00までの出来事を全て話した。
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:04:27.69 ID:EOfp8HkF0
絵里「三人が部屋の鍵を閉める音は聞こえていたのね……」
希「……密室………」ボソッ
その一言に全員が息を呑む
海未「少しいいですか……」
海未「全員の部屋をもう一度確認がしたいのですが……」
海未「それと館の安全確認も」
海未は気になることがあるらしく
相互監視のもと穂乃果、ことり、花陽の部屋、そして館全ての部屋の捜索を提案した。
全員が了解し、捜索を完了してまた食堂に帰ってきた。
<館にはμ'sの9人(生死は問わない)以外誰もいなかった>
穂乃果、ことり、花陽の部屋を出る際に
<現場を保持したまま、マスターキーによって施錠し、元の密室の状態に戻した>
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:04:59.37 ID:EOfp8HkF0
DAY 2 09:00
捜索を完了したが、たいした成果は上げられなかった。
海未「分かったことは
<穂乃果、ことり、花陽の部屋はマスターキーで開錠するまで完全な密室> でした。」
希「それと
<窓の鍵は内側からしか施錠することが出来なくて、全部屋が施錠されていた> 。」
凛「 <クローゼットと洗面台、お風呂に人影は無かった> よ」
にこ「そうすると各部屋の鍵が問題になるわ」
希「<穂乃果ちゃんの部屋にことりちゃんの部屋の鍵>
<ことりちゃんの部屋に花陽ちゃんの部屋の鍵>
<花陽ちゃんの部屋に穂乃果ちゃんの部屋の鍵> やね……」
絵里「部屋の鍵が数珠繋ぎになっていて密室になっているわね……
それと三人の部屋のドアの内側に描いてある魔方陣かしら……」
彼女たちが部屋について理解できたのはここまでなのだろう
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:05:33.51 ID:EOfp8HkF0
ここで一つ補足を
密室という単語がちょくちょく出てくるので密室の定義を説明します。
<まず密室とは、内外の出入りが一切隔離された室内を指す>
<部屋の外部から部屋の鍵とチェーンロックに干渉することが出来ない>
<これは紐や道具等を使って部屋の鍵、チェーンロックを外部から開閉することを出来ないことを意味する>
<同じように部屋の外部から室内への干渉も出来ないこととする>
<これはラジコンやリモコン等を使って部屋の外部からの内部への干渉が出来ないことを意味する>
<部屋の窓についても、部屋の鍵、チェーンロックと同様に外部から干渉することが出来ない>
<部屋の中に隠し通路や隠し扉の類は存在しない>
ここまでが密室の定義となります。
そして <この密室の定義を、穂乃果の部屋、ことりの部屋、花陽の部屋の三部屋に適用する>
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:06:00.72 ID:EOfp8HkF0
にこ「キッチンの包丁は全部あったわ」
真姫「管理室の倉庫にある斧も使用した形跡は無かったわ」
真姫「もちろん入り口の鍵もそのままよ」
絵里「でも <入り口の鍵は施錠されている> わね……」
海未「それと死亡時間の予測なのですが……」チラッ
真姫「死後硬直が大間接に少し出てて、指先はまだ動いたわ
さすがに詳しいことは分からないけど
6時間から8時間くらい経ってると思うわ……」
絵里「すると犯行時間は大体0:00頃から03:00頃になるのかしら……」
海未「皆さんが部屋に帰ったのを見届けて、恐らく私が最後に部屋に戻りました。」
海未「その時間はちょうど22:00でした。」
この一言で6人は昨日あったことを話し出した。
その結果 <22:00以降、誰も自室を出ていないことが分かった>
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:06:29.00 ID:EOfp8HkF0
凛「ねぇ真姫ちゃん。
マスターキーってどこにあったの?」
真姫「パパからマスターキーの存在は聞いていたわ。
緊急用に管理室にあるって言われたわ。」
真姫「どうしても必要になったらケースを割って取り出しなさいって……」
にこ「じゃあ穂乃果の部屋から管理室に向かったのは、マスターキーを取りに行っていたのね」
真姫「えぇ、そのときにケースは壊れてなかったわ」
真姫「管理室倉庫のハンマーを使って、ケースを壊してマスターキーを取り出したわ」
<真姫はケースを壊し、マスターキーを取り出していた>
海未「そういえば真姫、マスターキーを返しておきます」
真姫「わかったわ」
希「館にマスターキーは一つしかないの?」
真姫「一つだけよ」
<館にマスターキーは一つしかない>
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:07:00.07 ID:EOfp8HkF0
海未「そうですか……」
海未は考え込む
しばらくして口を開いた
海未「まずマスターキーと入り口の鍵の管理は真姫に任せます」
海未「それとこのまま固まっていると危険だと思います」
海未「なので自室でチェーンロックをして待機にしましょう。」
海未「食事のときにお互いの生存確認をします」
海未「それと入り口にガムテープの目印をつけます」
そう言うと海未は
<ガムテープに再現不可能な模様を描き入り口ドアに貼り付けた>
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:07:31.62 ID:EOfp8HkF0
海未「これでもし犯人が入ってくるようなことがあればすぐに分かります」
海未「12:00に食堂で集まりましょう」
海未がそう伝え6人は階段へと向かっていった。
海未「必ずチェーンロックはしてくださいね」
絵里「えぇ、分かったわ…」
希「凛ちゃん…行くで…」
凛「うん…」
3人は二階の踊り場を後にし
更に階段を上った
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:08:08.36 ID:EOfp8HkF0
希「凛ちゃん……花陽ちゃんのこと……とっても辛いんやろ……
昨日の事…話してくれて助かったよ……」
絵里「海未は気丈に振舞ってるけど相当つらいはずよ……
凛…我慢しなくていいのよ……」
凛「うぅ……うわぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
今まで我慢していたのか大粒の涙が溢れ出す
しばらくして落ち着いた様子を見た絵里が声をかける
絵里「気持ちを強く持つのよ……」
希「ウチらがついてるからな!」
凛「ありがとうね二人とも」
凛「凛……頑張るよ」
凛の姿を見て安心し
絵里と希は自室に帰っていった
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:08:37.06 ID:EOfp8HkF0
凛(でも…かよちんにもう一回会いたいな……)
凛は自室の鍵を開けたが
花陽の部屋の前に移動していた
凛(かよちん……)
ドアノブにかけた手を捻るが
ガキンッ
当然開かなかった
凛(そう…だよね……)シクシク
再び小粒の涙を流しながら凛は自室に戻っていった
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:09:09.99 ID:EOfp8HkF0
海未は自室に戻りベッドに倒れこんで泣いていた
海未「穂乃果ぁぁぁぁことりぃぃぃ」
先ほどまで普通を装っていたが
彼女もまた幼馴染をなくした
集合時間になるまで泣き続けた
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:11:14.74 ID:EOfp8HkF0
真姫「にこちゃん話があるから私の部屋に来て……」
真姫がにこに話しかける。
にこ「うん……」
真姫がにこを部屋に招き入れて廊下を見渡す
誰もいないことを確認して部屋の鍵とチェーンロックを閉める
二人はがベッドに腰をかけたところで
真姫が口を開く
真姫「マスターキーはもう一本存在してるの……」
にこ「えっ…」
衝撃の一言に、にこは息を呑む
真姫がマスターキーをポケットから取り出して続ける
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:11:55.72 ID:EOfp8HkF0
真姫「今私が持っている一本と管理会社にもう一本があるって言ってたわ」
にこ「……それじゃ犯人はそのマスターキーを使ったってことかしらね…」
真姫「そう考えるのが妥当ね……」
真姫「私が朝にマスターキーを取りに行ったときにケースを壊したわ」
真姫「でも私たちが島に来たときに見たケースと同じで触った形跡もなかったわ」
にこ「なるほどね……」
にこ「館の安全確認と、入り口にガムテープの封印……」
にこ「…海未は二本目のマスターキーの存在を考えていたのね……」
真姫「そうだと思うわ」
真姫「二本目のマスターキーがある可能性を口にして皆をパニックにさせたくなかったのね」
にこ「そう……」
真姫「もし犯人に進入されてもチェーンロックは突破できないわ」
真姫「だから部屋に戻ったら絶対にチェーンロックをするのよ!」
にこ「わかったわ」
そう行ってにこは部屋に戻ろうとするが
真姫は大好きなにこが相当心配なのか
にこの部屋のドアまでついて行く
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:12:52.25 ID:EOfp8HkF0
真姫「ドアを閉めたら鍵とチェーンロックよ」
にこ「分かってるわよ」
パタン
ガチャッ
カタン
鍵とチェーンロックのかかる音を確認して
真姫も部屋に戻り鍵とチェーンロックをかけた
時計を確認したところちょうど10時を示している
<10:00の時点で6人の部屋は鍵とチェーンロックにより完全に施錠されている>
<10:00以降食堂に向かう時間になるまで6人は部屋を出ていない>
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:13:36.05 ID:EOfp8HkF0
集合時間の少し前に凛は部屋を出たが、真姫の様子がおかしい
にこの部屋の扉を叩いて叫んでいる
真姫「にこちゃん!!にこちゃん!!!」
凛が駆け寄り真姫が状況を説明する
凛「どうしたの……?」
真姫「にこちゃんと一緒に食堂に行こうと声をかけたんだけど、全く反応が無いの……」
真姫「気になってドアを開けようとしたら鍵が開いていて……
でもチェーンロックだけされてるの……」
二人の背筋が凍る
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:14:08.22 ID:EOfp8HkF0
凛「管理室の倉庫に斧があるって言ってたよね……」
真姫「えぇ……」
凛「凛取ってくるね」タタタッ
凛は震える足を動かしながら倉庫の斧を取りに行った
斧が入っているケースを開き取り出した
階段を駆け上がり二階に着いたところで
希、絵里に状況を説明しているとちょうど海未が部屋から出てきた
凛「にこちゃんの部屋がおかしいの!!」
5人全員にこの部屋の前に移動し部屋の状態を確認する
希「まさかまた密室……」
海未が腕時計を確認する
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:14:38.96 ID:EOfp8HkF0
DAY 2 12:00
海未「凛、チェーンを破壊してください……」
凛「うん……」
ガキンッガキンッ…
パキィン…
建物の造りが古いせいかチェーンが割れるように壊れた
扉を開くとベッドに仰向けになって
お腹を引き裂かれ血を流している少女を見つけた
右腕には綺麗なブレスレットをつけている
真姫「い、いやあああぁぁぁぁぁぁぁぁ」
絵里「待ちなさい真姫!!」
絵里が真姫を抑える
海未「窓が開いています……」
希「もしかして……中に犯人が……」
凛「嘘……」
海未「凛、斧を貸してください」
小声で打ち合わせをした3人が部屋に入り捜索をした
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:15:08.83 ID:EOfp8HkF0
海未「誰も……いません……」
<にこの部屋に怪しい人影は見当たらない>
そして真姫が部屋に飛び込む
真姫「あぁ……にこ…ちゃん……」
真姫はにこの上半身に覆いかぶさり
声にならない声を上げ泣いている
にこもいままでのように服ごと腹を引き裂かれていた
殺されて時間が経っていないのか少し暖かさが残っていた
絵里「ねぇ……ドアの内側……」
希「また魔方陣……」
<5人はにこの部屋のドアの内側に赤い塗料で描いてある魔方陣を見つけた>
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:15:39.22 ID:EOfp8HkF0
海未「窓を……閉めますね……」
窓から外を覗き込み下の崖を確認した
しかし岩の海岸が広がっているだけである
海未は <にこの部屋の窓を施錠した>
海未「にこの部屋の鍵は足元にありますね……」
<5人はにこの部屋の鍵を発見した>
絵里「…食堂に行きましょう……」
希「うん……」
凛「真姫ちゃん……」
真姫「……」
<にこの部屋の鍵をマスターキーで施錠し> 5人は食堂へ向かった
海未は管理室に斧を置き食堂で入り口に目を向ける
<入り口の封印は保持されている>
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:16:08.00 ID:EOfp8HkF0
海未「真姫…にこの部屋がどうなっていたか話してくれませんか?」
真姫「……にこちゃんと一緒に食堂に向かおうと思って声をかけたわ…」
真姫「でも返事も何も無くて静かだったわ…」
真姫「怖くなってドアを開けたの…でも鍵がかかってなくてチェーンロックだけされてたわ…」
真姫「少ししたら凛が来てくれて、斧を取ってきてもらうように頼んだわ……」
ここまで話して真姫また泣き出してしまった
絵里と凛が真姫を励まし、海未と希は考え込む
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2017/07/20(木) 01:19:00.43 ID:EOfp8HkF0
真姫「ごめん……今は一人にして……」
海未「…分かりました……
鍵とチェーンロックはしっかりしてくださいね……」
真姫「うん……」
そう言って真姫は一人で部屋に帰っていった
残った4人で話を続ける
海未「今回のにこの部屋は少しおかしいですね……」
3人は耳を傾ける
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