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【がっこうぐらし】安価ぐらしDAY1【生き延びよう!】
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385 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/22(火) 12:32:32.39 ID:VU8xezxho
>>384
いつから回避出来たと錯覚…すみません
普通に見違えしてますね
ちょっと仕切り直します
386 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 12:53:10.89 ID:u88P/mm8O
しかし本当に綱渡りだな……
387 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/22(火) 13:34:27.73 ID:VU8xezxh0
【巡ヶ丘学園高校3階 未解放区画(3階) DAY7 昼の部@】
【アリス:体力:47/53:精神:110/110 感染15% 状態:小感染】
【 慈:体力:50/60:精神:63/75 状態:軽傷】
【アリス:判定:回避】
【 慈:判定:負傷】
――――――――――――――――――――――――――――――――
時間が経てば経つほど”彼ら”は集まってくる
私達が静かにしていたとしても、うめき声が、足音が、叩きつける音が
通路に響いて各教室、2階から”彼ら”を呼び出してしまう
普段ならなんとも無い休憩室までの距離が果てしなく遠くに感じてしまう
持久力の無さが呼吸を乱し、疲れが思考を鈍らせる
精神的にはさほど影響は無く感じるのに
それさえも、爪を立てられているような感覚に陥るような気がして
アリス「慈、避けて!」
通路の真ん中ではなく両端を少し間隔をあけながら不安定に進んでくる”彼ら”を睨み、叫ぶ
どちらか片方を相手していたら武器が無く非力な力では押し負ける可能性があるし、
押さえ込まれてしまう可能性だってある
だから、回避するしかないと瞬時に判断して――けれど
アリス「慈?」
慈「え?」
返事が聞こえなくて、不味いと思った
けれど、迫り来る”彼ら”の対処を優先するほか無く避けた瞬間
横に振りぬかれたその手が、慈の腕に傷を付ける
じわりじわりと滲み出す痛みを庇うように慈は腕を抑える
表情だけ見れば今にも倒れてしまいそうで、浮かぶ冷や汗が、辛さを示す
388 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/22(火) 14:06:22.10 ID:VU8xezxh0
通路に出来た”彼ら”のいない”余白”
そこで立ち止まった慈は、血の流れ出る腕をぎゅっと抱きしめながら、私を見る
覚悟を決めた表情にも見える。けれど
私にとってそれは、諦めた表情にしか思えない
慈「このままじゃ2人とも……だから、アリスさん。行って」
アリス「…………」
慈「私一人じゃここまでこれなかったわ。きっと、手前で囲まれてダメだったと思う」
だけど、ここまで来れたから。もう、みんなは大丈夫だと思うから
慈は諦めの言葉を口にして、笑みを浮かべる
苦しみと、痛みと、悲しみと……決して納得の言っていない表情だった
慈「ありがとう」
それでも慈は感謝を述べる
私は果たして、感謝を受け取るに値する働きをしたのだろうか?
答えは否だ。そんな立派な働きなんて出来ていない
慈を守るためにここに来たわけでも、残ったわけでもないけれど
だけれど、一人よりは二人のほうが助かる可能性が高いからと
こうしてきたはずなのに。
一人を逃がすために一人が犠牲になる
それでは一体、私は何のためにここにいるのだろうか
慈「みんなのこと、お願いね」
1.手を引く
2.馬鹿なこといわないで
3.……分かったわ
↓1
389 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 14:06:57.16 ID:4ATcskNio
1
390 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/22(火) 16:06:49.84 ID:VU8xezxh0
【手を引く:拒絶B】
慈「アリス……さん?」
手を取ると、慈は間の抜けた表情で私を見下ろした
背が低い私、背の高い私、だけどきっと心が強いのは私の方、諦めが悪いのも私の方
いつかも見たことのある、慈の表情
それは昔よりも大人びていて、子供っぽい
”ギャラリー”のわめき声が聞こえる
ゆっくりと、じっくりと、私達を追い込もうとする音がする
逃げ切れる自信は無いし、守りきれる自信だってない
人は自信を持つべきだというだろうけれど、私は自信を持てそうにはない
誰かは違うというだろうけど、私は慢心だと思うから
そうできると信じる必要は無い、出来るかもしれないと信じるだけで良い
出来ないかもしれないから、出来たいという努力をするのだから
アリス「……不思議ね」
慈「え?」
アリス「私は君を殺すことも厭わなかった。なのに、君を見捨てるということはできない」
慈「…………」
アリス「一人しか助からないかもしれない、二人とも助からないかもしれない。だけど、君がその命を捨てるなら、私と一緒に賭けをしよう」
”1”か”0”か……いや、”0”か”2”か
全てが残るか全てが消えるか、消えては困るものが消えてしまうくらいなら
いっそ、全てが消える可能性と共に全てが残る賭けがしたい
人はきっと、私のことを馬鹿だという
人はきっと、私のことを愚かだという
べつに良い。私はそういう人間だったから
愚かで、馬鹿で、親不孝で、ただ自由だけを謳歌してきた人間だから
だからこそ
アリス「私は今ここで、自由に生きる」
慈「だけど、このままじゃ」
アリス「それで良い、賭けは公平であるべきだから。私は信じていないけれど、君は信じているんでしょう? 祈りなさい、慈が望む本当の結末を」
私は慈の手を引く。離れたらそのまま消えてしまいそうだから
消えないように、奪われないように
私は改めて勝負に出た。生か死か。両極端な勝負へと
391 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/22(火) 16:11:46.90 ID:VU8xezxh0
移動中判定。3/3
↓1(アリス)
↓2(慈)
【アリス:1.3.7 成功 2.4.6 捕まる 5.7.8 引っ掻かれる 0 転倒 ぞろ目クリア】
【 慈:1.3.7 成功 2.4 捕まる 6.5.9 引っ掻かれる 8.0 転倒 ぞろ目クリア】
392 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 16:15:23.86 ID:4ATcskNio
あ
393 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 16:15:50.63 ID:1pbpRVlDO
はい
394 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/22(火) 16:53:55.78 ID:VU8xezxh0
【判定:アリス捕縛・慈成功】
アリス「急いで慈!」
慈「はぁっはぁっ」
普段は私よりも体力があるはずの慈は”彼ら”によって怪我をしてしまっているからか、
足は遅く、私よりもすぐにバテ初めていて
通路を埋め尽くすような”彼ら”の合間を抜けることは簡単では無かった
怪我はもちろん、精神的にも疲労困憊
そうなってしまいそうな慈の手を強く引いて前に出し、背中を押す
慈「きゃぁっ!?」
躓いたように休憩室へと転がり入った慈の悲鳴
突き飛ばすようにしたことをわびようと思った
無様だなんだと笑って、手を差し出せば許してくれるだろうかと余計なことも考えてみた
慈「あ、アリス……さん?」
アリス「怪我はしなかった? してたら、ごめんね」
慈「待っ」
外開きの扉を蹴飛ばすように閉めて、深く息をつく
私は中に入らなかった。入れなかった”入れては貰えなかった”
どうやら、素行不良で先生に捕まってしまったらしい
――なんて現実逃避も甚だしい
私は最後の最後で、慈を先に逃がすためにと踏み込んだその一歩で追いつかれた
僅かに後ろに下がっていた腕を、つかまれた
死ぬ恐怖は無かった。食いつかれる嫌悪感も無かった
私は賭けた。賭けて、自分を失って彼女を得た
ただそれだけのこと
アリス「公平ね。公平だわ」
慈「アリスさんっ、だめっ!」
扉越しのくぐもった声がする
慈には悪いことをしたと思う。けれど、こうするしかなかった。これしかなかった
非力で武器のない私には振り払える力じゃないから
395 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 17:10:47.41 ID:E8mg5hTGO
ま、まだワンチャン……
396 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/22(火) 17:53:47.90 ID:VU8xezxh0
アリス「私一人に群がるなんて、趣味が悪いわ」
それが性的な行為が目的だったとしても、人数差があまりにも酷い
もちろん、中には”女の子だった何か”もいるにはいるし
そんなわけがないと分かってもいるけれど
せっかくの状況なのだから、と、なぜだか言ってみたくなった
慈「アリスさん、まだ、まだ何かっ」
アリス「慈、静かにしないとダメよ」
慈「アリスさん……っ」
アリス「自分は止めたくせに。君がそう言いたいのは分かるわ」
だけど、それは賭ける前の話であってこれは賭けた後の話だ
払うべきものは払わなければいけない。それが、私の命
――ダブルアップはしてみるかい?
私は賭けに負け賭けに勝った。それはつまり”一勝”はしたということになる
なら、それを元手に賭けをしてみても良いのではないだろうか?
いや、それは出来ない
私の手元にあるのは”慈”だけ。銀行に入れてしまったからもう使えない
金属バットでも持っていればまだ、抵抗の余地もあったかもしれないけど
それは、言っても後の祭りだ
アリス「…………」
↓1
【判定:1.3.5.7.8.9 終わり 2.4.6.0 神は言って(ry】
397 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 17:56:05.83 ID:1pbpRVlDO
頼む
398 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 17:56:11.91 ID:VtR6j5DPo
あ
399 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/22(火) 18:28:08.55 ID:VU8xezxh0
アリス「このっ!」
捕まれた腕を振るって”彼ら”の腹部を強く蹴飛ばす
それが人間だったならきっと、隙を作ることができたと思う
けれどそれは
アリス「っ」
人間ではなかったから。
アリス「痛っ」
その痛みは一瞬じゃなかった。
ゆっくりと、しっかりと、馴染ませるように、苦しませるように
噛み付く”彼ら”の歯は私の肉に食い込んでいく
圧迫感が皮膚を超えて肉に届いて初めて本格的な痛みが脳を打つ
アリス「あ゛」
針を通すのがプスリ。という微かな亀裂の痛みであるならば、
噛み千切られるのはブツリ。という、重い亀裂の痛みだった
どちらかと言えば、握り締めた風船が指の隙間から逃れるように膨らんで破裂するような感覚
アリス「ぅ……」
一瞬で力が抜けた。考えが吹き飛んだ。
噛み付かれたのではなく――噛み千切られたから
膝を突いた瞬間、群がってきていた”彼ら”が押し寄せてきて
指が踏み砕かれ、踏まれた足がへし折れて
全身から血が抜けていくのが分かった
みっともなく、子供のように、力が入らないがゆえに漏らしてしまったのを感じた
ゆっくりと確実に死んでいく。痛みと熱さに焼かれるように
それが分かっても、怖くは無かった、後悔はなかった
ただ、ただ扉の向こうにいる”遺産”が、願わくば無事に救出されて欲しいと
それの足枷に、手枷に、躊躇いになってはいけないのだと
立ち上がれない足で床を這って、物を握れない手を窓枠に引っ掛けて
最後の力でよじ登ってみる
アリス「…………」
心地のいい、浮遊感だった。自由であることを感じた
ゆっくりと、目を瞑る
――ねぇ慈。今の私は、君は笑うことができてる?
何かが、弾け飛んで消えていく。それでも雨は……降り続けた
400 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 18:37:29.14 ID:E8mg5hTGO
ミスがあったというよりは
終始コンマが振るわなかった感じだな
401 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/22(火) 18:51:06.94 ID:VU8xezxh0
19時くらいまでアンケートとってそれで始めるのが良いかな
丁度10分だし、多くても3人くらいだろうから公平に決まるよね
―――――――――――――【GAME OVER】―――――――――――――
ゲームオーバーとなりました。
以下の選択をすることが可能です
19時までに多かったもので始めます
1つ、このゲームを終了して中古屋に売り払う(\0円)
2つ、コンティニュー(
>>348
から)
3つ、強くてコンティニュー(
>>348
から アリスに何か付与)
4つ、ニューゲーム(キャラメイクから)
5つ、強くてニューゲーム(キャラメイクから 基礎値補正)
―――――――――――――【GAME OVER】―――――――――――――
402 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 18:52:03.42 ID:1YnwAUcHO
3で
403 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 18:54:36.65 ID:VtR6j5DPo
3
404 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 18:55:54.64 ID:E8mg5hTGO
3
405 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 18:57:38.50 ID:1pbpRVlDO
3
406 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 18:57:51.46 ID:QKNka4CWO
5
407 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 19:02:11.33 ID:vwgtpMBEO
3
コンマ振るわなさすぎ
408 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/22(火) 19:12:35.39 ID:VU8xezxh0
アリスは神様信じていないせいか、コンマが悉く酷い有様でしたね
とりあえずコンテニュー準備中。下記から選んでください
(19:20)まで
―――――――――――――【NOW LOADING】―――――――――――――
強くてコンティニューをします
1つ、ステータスUP(コンマ判定をして数値分上昇 判定結果への増減は無い)
2つ、アイテム付与(武器またはアイテム。一つだけ)
3つ、ゾンビ耐性つけるべきだろ、バイハのアリス様だぞ
4つ、良いから黙って全部よこせよ。アイテムも武器と装備品で二つだぞ
―――――――――――――【NOW LOADING】―――――――――――――
409 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/08/22(火) 19:16:16.24 ID:lEU50inKO
コンマの振るわなさ考慮したら4
410 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 19:16:38.62 ID:E8mg5hTGO
1か2かなー
411 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 19:20:17.05 ID:VtR6j5DPo
4
412 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/22(火) 19:28:49.05 ID:VU8xezxh0
では、武器から
1.鈍器系
2.鋭利系
3.遠射系
↓1
【判定: 1(最弱)→0(最強) ぞろ目は0】
413 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 19:31:18.21 ID:1pbpRVlDO
3
414 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/22(火) 19:35:32.57 ID:VU8xezxh0
では、装備品
1.音響系
2.光源系
3.お守り系
【判定: 1(最弱)→0(最強) ぞろ目は0】
415 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 19:40:10.04 ID:tu7CKk6p0
へい
416 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 19:40:40.42 ID:tu7CKk6p0
ごめん3番で
417 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/22(火) 19:43:53.80 ID:VU8xezxh0
武器は遠距離系統(1) 金属バットがあるし硬球ボールかな
装備はお守り系統(2) ちょっとだけ運が良くなるかな
感染耐性
↓1
【判定: 1(最弱)→0(最強) ぞろ目は0】
418 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 19:45:08.12 ID:VtR6j5DPo
あ
419 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 19:50:34.04 ID:E8mg5hTGO
早速コンマ低くてワロタ
420 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/22(火) 19:59:25.88 ID:S9uCdhqnO
では、ステータス判定(コンマ二桁.ゾロ目補正無し)
体力
↓1
精神
↓2
力
↓3
敏捷
↓4
421 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 20:01:15.08 ID:VtR6j5DPo
あ
422 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 20:02:07.58 ID:fgTG5Ugwo
はい
423 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 20:04:11.28 ID:ajSNwOT+O
あ
424 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 20:06:33.21 ID:1pbpRVlDO
あ
425 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/22(火) 20:33:25.40 ID:S9uCdhqnO
知力
↓1
器用
↓2
426 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 20:40:39.58 ID:fgTG5Ugwo
あ
427 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 20:49:54.21 ID:tu7CKk6p0
あ
428 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/22(火) 21:00:42.59 ID:S9uCdhqnO
・アリス
体力【53】 →【61】
精神【110】 →【168】
筋力【44】 → 【82】
敏捷【118】 → 【139】
知力【14】 → 【72】
器用【30】 → 【51】
感染【15】
追加
硬球ボール
安物の御守り
アビリティ
【鋼の精神】
どのような状況下においても決して行動を鈍らせることはなく
脅しや脅迫と言った人間による敵対行為にも屈することもない
【感染耐性Lv2】
ゾンビの愉快なお友達システムによる精神汚染への抵抗力
【????】←NEW
詳細不明
429 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/22(火) 21:04:27.47 ID:S9uCdhqnO
ちょっとコンマが振るわなすぎますが
このステイタスでリスタートになります
区切り良いし再開は明日かな
安価さんくす
430 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 21:11:24.11 ID:QGcjB+2R0
乙
コンマ神の御加護を…
431 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 21:15:26.27 ID:gBVS/RElo
乙
アリスちゃんのメンタルすごい
ゾンビ化しても迷惑かけさせてくれないとこやばい
432 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 21:22:09.73 ID:E8mg5hTGO
乙乙
433 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 21:26:21.90 ID:VtR6j5DPo
乙
434 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/22(火) 21:57:19.67 ID:1YnwAUcHO
雨の日はむやみやたらに探索しない方がいいかな?
435 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/23(水) 09:35:08.50 ID:6eLTSk3b0
【巡ヶ丘学園高校3階 物理準備室(仮拠点) DAY7 朝の部】
【アリス:体力:61/61:精神:168/168 感染15% 状態:良好】
【食料:150(園芸)・650(備蓄)】
【雨が……降っています】
――――――――――――――――――――――――――――――――
慈「大丈夫? アリスさん」
アリス「平気よ」
寝ていると、というよりも夢を見ているときにたまに起こる体の痙攣
どんな夢を見ていたのかなんて全く思い出せないし
興味もないけれど、どこかから落ちるような感じがした
落ちて、自分の体に自分の魂が戻ってきたかのような、不思議な感覚
それを身近で見られ感じられてしまったせいか、慈は少し不安そうに聞いてくる
こんなこと、誰にだって起こる事なのに
私はどこかしこの誰かよりもずっと、精神的にはタフだって知っているのに
慈は分け隔てなく、私を”普通の女”として扱う
昔からそうだった。私は誰かが線引きしてしまうような存在だったというのに
佐倉慈という”面倒な女子”はアリスという”偏屈な女子”にかかわりを持とうとした
いや、持っているつもりで接してくることが多かった
本当、面倒な相手だった
アリス「ふふっ」
悠里「アリスさんが一人で笑って……」
胡桃「めぐねえが笑われてるんじゃなくて?」
慈「胡桃ちゃん!?」
胡桃たちの冗談めかした会話に慈の驚いた声が割り込む
驚いて悲しげに、けれど少し嬉しそうな表情で
慈「そうなの……?」
アリス「そんな不安そうに聞かれても困るわ」
私はそもそも女だし、たとえ男であっても今のままの性格ならば
女の涙などという意味の理解できないくだらない代物に屈するなんてことはあり得ないけれど
それと似たような仕草を見せる慈には少し、感じるものがある
アリス「肯定したくなるから」
慈「アリスさん!?」
もちろん、悪戯心が。だけれども。
436 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/23(水) 09:56:23.50 ID:6eLTSk3b0
しょぼんと落ち込んで見せる慈を心なく慰めながら 雨風を凌ぐ窓を眺める
昨日もそうだったけれど、当然のように続く雨
だからと言って何かがあるわけではないと思うけれど
少なくとも気分が晴れやかになるのを若干とはいえ阻害するものになるし
屋上にある園芸にも規模にもよるだろうけれど、被害は少しあるだろう
悠里は自然のものだから。と、仕方がないと言ってあきらめてはいたけれど
ふとしたところで外を見てはため息をついてしまっていたから
気にしていないことはないはずだ
もちろん、それが園芸に関してのみであるとは、言い切れないけれど。
肌に感じるじっとりとした湿気が、少しばかり不快感を呼び起こす
そんな中、剣先を拭いて手入れしていた胡桃が「みんな」と、全員を見渡しながら声を上げる
胡桃「今日は探索に出よう。昨日休んだし、3階の解放も進めないと」
慈「そうね……じっとしているわけにもいかないから」
胡桃の進言に慈は肯定の意思を示し、考え込むように息をつく
由紀はまり乗り気ではなさそうだけれど、それはいつものことだし、
悠里は屋上の様子も見に行けないから。と、3階ならみんなで行くべきだと言う
気落ちしそうな空気の中、悠里も何かをすることで気を紛らわせたいのだろう
気落ちするなんて言うのはあまり経験がないから分からないけれど
そういうことは普通なら良くあることだという
恋愛において失恋したりすると暴食に走ったりするようなもの……だろう
慈「アリスさんはどう思う?」
アリス「私の意見、聞く必要あるの?」
私以外は肯定(と言っても由紀も微妙なラインではあるが)なのだから
多数決で決めるであろうこの場において、私の意見なんて無用なはずなのに。
もっとも、無駄だろうが無意味だろうが
意見は一応言わせておくというのが、あと腐れないやり方なのかもしれない
私に言わせれば、聞いておいて結局駄目だとか
変に希望を持たせないでほしい。という意見も出てくる可能性があると思ってしまうけれど。
やっぱり、ひねくれているんだと思う
1.肯定
2.否定
↓1
437 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/23(水) 10:02:46.23 ID:I6IJxba+o
2
438 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/23(水) 12:22:49.83 ID:6eLTSk3b0
【拒否】
アリス「私はやらないべきだと思うわ」
全員が賛成の中で、たった一人の反対意見
向けられるみんなの視線が”なぜ?”と、問いかけてくる
人はそれが怖いから、自分の意見を封殺する
自分がこの中でこれを言ったらみんながどういう反応を示すのか
それが怖くて、恐ろしくて。
胡桃「アリスさん、聞いても良いか?」
正直に言ってしまうと、これは”嫌な予感”だけでしかない
気のせいかもしれないし、自分が天気の変化に影響されて
嫌な考えに陥ってしまっているだけなのかもしれない
しかし、反対だと言ってしまったし、胡桃からは聞かれてしまった以上
私の考えを言わなければいけない
それが納得のいくものであればみんなを傾けることができるだろうし
沈黙あるいは納得出来ないものであれば、結局探索することになる
慈「何か気になることがあるの?」
1.嫌な予感がするの
2.いつもと条件が違うから
3.連休でも良いじゃない
4.なんとなく
↓1
439 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/23(水) 12:24:40.95 ID:OL516RZpO
2
440 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/23(水) 14:37:50.11 ID:6eLTSk3b0
【条件】
アリス「いつもと条件が違うからよ」
胡桃「条件?」
悠里「何か……」
何か違うのかと言いかけた悠里だったけれど、気づいたのだろう
窓の方に目を向けると、私に向き直って観察するような視線を向けて
悠里「雨、ですか?」
慈「雨?」
悠里の疑問に慈は不思議そうに言葉を重ねてきた
誰も気づかないと思っていたわけではないけれど
何のヒントもなしに即座に気づいた悠里の洞察力というべきか、
発想力には素直に感心しつつ、頷く
もちろん、それで何かが変わるとかいう確証があるわけではないし、
そのためにも3階の解放含め未解放区画に出るというのはなんら誤った考えではない
そういわれたら、私には”行動自体”を阻むことはできない
アリス「そうよ。雨が降っているときの”彼ら”の習性を私達は知らないわ」
胡桃「でも、だからこそ行くべきだと思うんだけど……」
慈「確かに胡桃ちゃんが言うように、解らないからこそ行かないとダメよね」
ずっと避けているわけにもいかないから出来うる限り”彼ら”について調べておく必要がある
私だって別に”彼ら”のスパイでみんなを真実から遠ざけたいというような
理由のわからない考えがあるわけでもないから別に構わないのだけれど
アリス「調査なら、全員で行かなくても良いと思うのよ」
441 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/23(水) 15:41:39.63 ID:6eLTSk3b0
慈「この場合だと2人3人よね……? それで調査に出るべきだって考えなのね?」
アリス「少なければ不測の事態に陥っても逃げ切れるかもしれないし、最悪……」
犠牲は少なくて済むから。
言葉は飲み込んだものの意思は伝わったらしく、
悠里も胡桃も言いたいことはあるけれど。と言った様子で首を振る
私にとって厳しくもなんとも無い、ごくごく当たり前の考えで、計算
けれど、普通の人にとって犠牲が少ないのだから別に良いだろう。なんていう考え方は
きっと簡単なことではないし、そもそも出来ないことかもしれない
正直、こんな世界になってしまった以上
切り捨てることが出来るようになって欲しいとは思うけれど……
私自身がその場に立たされて、間違いなく他を切り捨てることができるのかと言われれば
断言するほどの自信は無いのだから、そんな強制はできるはずもない
だから、言葉だって濁したり飲み込んでしまう
胡桃「アリスさんの考えはわかったよ。大きな違いがあるとは思えないけど、ゲームだって天候影響ってあるしな」
悠里「ゲームとは違うと思うけど……そもそも”あの存在”自体が現実離れしてるものね」
慈「…………」
アリス「君は、何かあるの?」
慈「……ううん、なんにも」
胡桃「そしたら誰がいくか……だよなぁ」
442 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/23(水) 16:30:52.90 ID:6eLTSk3b0
悩ましげに声を漏らした胡桃から由紀を終点に見回す
全員での行動を避けることはできたし、教室解放目的ではないから
少し様子を見て撤退すれば良いという程度で済む
胡桃「一人はあたしが行く」
これはある意味挑戦のようなもの
言ってしまえば人柱というものが近いものに当たる
それが解っていないはずがないのに、胡桃は自分からいくと宣言する
私が与えた彼女の戦う理由それがあるのかもしれないし
戦う人間は私か胡桃
それなら自分が行こうという勇気のようなものかもしれない
慈「胡桃ちゃんが行くなら私も――」
胡桃「いや、めぐねえは残ってた方が良いと思う。めぐねえに何かあったら大変だし」
慈「でもっ」
胡桃「めぐねえドジだし」
慈「そ、そういう問題じゃないでしょっ」
胡桃にとっては冗談だったのだとは思う
けれど本気で身を案じている慈としてはそんな気持ちの余裕は無かったのかもしれない
自分のことについて恥らうような様子は無く
ただ、茶化そうとする胡桃に対して少し怒ったような様子で。
慈が怒る気持ちがわかるわけではないけれど、
必死になってしまうその考えに至るのが解らないことはない
けれど、私は冷静であるべきだと思う
胡桃のことが心配になる気持ちはわかるけれど
ちゃんと考えられる状態でいなければ、選択を失敗しかねないし
平静さを損なった人間を、誰がお供に選ぶというのだろうか
1.胡桃、私がいくから、君は残りなさい
2.慈、胡桃と私が行くから安心しなさい
3.あとは胡桃に任せるわ
↓1
443 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/23(水) 16:37:05.52 ID:9WSWRABC0
3
444 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/23(水) 16:38:05.82 ID:9WSWRABC0
すいません…2でした…ナチュラルに間違えました…
駄目なら下にして下さい…
445 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/23(水) 16:54:01.92 ID:xn9H8iJWO
一応2で
446 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/23(水) 18:07:25.46 ID:6eLTSk3b0
【慈・胡桃】
アリス「はぁ」
胡桃が行く。慈は冷静さを欠いているから戦力だろうと連れて行かせられない
なら、誰がこの活発な女子生徒のお守りをするというのだろう
由紀? だめね、戦力にはならないし今の状態ではお荷物にしかならない
悠里? それは間違いではないけれど、”生徒2人”に委ねることができるだろうか
ちらりと目を向けると、完全に取り乱しているなんて言う醜態こそ晒してはいないけれど
空気の読めないコミュニケーション能力に欠けると言われる私でさえ
表情から不安を察してしまえるほどに慈は動揺を隠せていない
アリス「解ったわ。私も一緒に行く。胡桃と私で行く。慈もそれで平気でしょう?」
慈「アリスさんは平気?」
アリス「一応、家からここまで来るくらいには慣れていたつもりだけど」
冗談っぽさを感じさせるように、笑いながら言って見せると
慈は不安を残したまま笑みを浮かべて「お願い」と言う
ここには私がいる”大人が2人”いる
だから慈そこまで後ろめたさを感じずに済んでいるんだとは思うけれど
これが”慈一人”だったらと思うと、嫌な予感しか思い浮かばない
何もかも一人で抱え込んで、墓にまで持って行ってしまいそうなほど。
胡桃「それなら安心だな。つい最近かなり無茶された気がするけど」
アリス「それを否定する気も恥じる気も無いわ。私はあの場で最善を尽くしたつもりだから」
胡桃「冗談だって」
アリス「いいのよ。別にね。誰かの最善が万人の最善であるとはいえないことくらい、理解しているつもりだもの」
447 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/24(木) 13:12:39.79 ID:3LFR2Yvm0
胡桃に無茶させると悠里が悲しむ(´・ω・`)
448 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/24(木) 22:00:55.80 ID:AT0ERLFCO
【巡ヶ丘学園高校3階 物理準備室(仮拠点) DAY7 朝の部】
【アリス:体力:61/61:精神:168/168 感染15% 状態:良好】
【食料:150(園芸)・650(備蓄)】
【 胡桃:体力:80/80:精神:60/60 状態:良好】
3階:【
http://i.imgur.com/1e4BqRK.png
】
【雨が……降っています】
――――――――――――――――――――――――――――――――
アリス「なるほどね」
先日胡桃たちは職員休憩室にまで行っているため、情報を共有した結果
一部の教室は扉が閉まっており、放課後は利用されない部屋ということもあって
鍵さえあれば、安全圏としての活用が出来るという
とはいえ、その肝心の鍵の在り処が一番の鬼門であろう職員室なのだから
全くもって、無理は出来ない
この調査を失敗したなら、一度バリケードの奥に引っ込むか
最悪、手持ちのボールを通路に投げて気を逸らして逃げればいい
想像や想定ほど現実の自分の体が上手く動くなんて言うのは、基本的にないけれど
それを加味したうえで考えておけば、想定通りの行動くらいは出来るはずだ
胡桃「こっちには……いないな」
アリス「問題ないわ」
バリケードを超えてすぐ、念のための控室である音楽準備室および科学準備室を同時にチェックして、
互いに目を向け頷く
外開きの扉を新規っていたのだから当然と言えば当然ではあるけれど
いつ、何が起こるか分からない以上油断はできない
だから、確認は必要不可欠なのだ
胡桃「さっきは、ありがとな。アリスさん」
アリス「無駄話は通路に響くわ」
胡桃「小さい声なら平気だよ」
アリス「…………」
外の雨のおかげか、多少の声なら”彼ら”に届かないことは
現状ですでに確認が取れているけれど
私としては、万が一の状況も許せはしないから
無駄話はしたくないのだけれど……
胡桃から出てきたのは感謝の言葉
これは、正しておいた方が良いと思う
だって、私は感謝されるようなことはしていないのだから
449 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/24(木) 22:20:24.54 ID:AT0ERLFCO
アリス「君の感謝の意味が、分からないんだけれど」
胡桃は”さっき”と言った
であれば、私が昨日胡桃と話したことに関しての感謝ではないはずだし
それであるのだとしても、私は私の持論を語っただけでしかないから
感謝の気持ちを伝えられても困るというのが、正直な気持ちだったりもするわけで
アリス「私は別に、感謝されるようなことをしたつもりはないわ」
少し冷たいかもしれないとは思ったけれど、私は私が意図していない感謝を受け取るというのはあまり気分が良くない
もちろん、由紀に話したように
自分がそうしたいと思った上での”幸運”が起こしたことなのであれば
もちろん、運が良かったのもあると付け加えることはするけれども
しっかりと自分の功績として受け取る気はある
だけれど、これは違う
胡桃を救おうと思っていないのに救っていたのだとしたら
それは幸運ですらない。もはや勘違いである可能性ですらある
そんなものは、早々に解消しなければいけない
出所不明な情報のようなものだから
いわば、そう。私にとって私が理解できていない感謝は”嘘”でしかない
胡桃「そか……でも、アリスさんが言わなかったら、めぐねえが無茶してただろうし」
アリス「私が丸く収めたことに対しての感謝と?」
胡桃「そうだよ。アリスさんため息ついてたし、面倒くさくなりそうとか思ったんじゃないかなって」
450 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/24(木) 23:09:10.18 ID:AT0ERLFCO
面倒くさく感じたかと言えばそんなことなかったと言えるけれど
あの場面でため息をついたのは確かに、そう取られてもおかしくなかったと思う
そうとられたから何か問題があるわけでもないから 別に放置しても良いと言えばいい
とはいえ、胡桃の感謝は多少外れているとはいえ、私の目的に通じたものであると言えなくもない
しかし、改めて言うけれど。
私は別に胡桃の為に行ったわけじゃないから、感謝されても困る
アリス「面倒に思ったわけではないわ。癖のようなものよ」
胡桃「アリスさんって、やっぱり仲良くなろうとしてない感じがする」
アリス「そうかしら」
その通りだった
仲良くなって利のある人ならば、多少なりと関係を持つかもしれないけれど
それ自体、相手から関わってくるのなら。というだけで
私自身から積極的に……ということは一切ない
というより、相手からというものでさえ今までも数えるほどしかない
誤魔化すように即答してから「そうかもしれないわね」と
恍けたように呟いて、金属バットを強く握る
今はそんな無駄話に花を咲かせている場合ではない
アリス「今は探索に出ているのだから、集中しましょう」
胡桃「じゃぁ、あとで時間があったら付き合ってくれよな」
アリス「無事に帰れたら。の話になるわね」
通路を歩く”彼ら”の存在を目視した瞬間、後ろで息を飲む音がした
覚悟を決めたからと、戦いたいわけではないと思う
だって、殴る感触は変わらない
ただ、そこに”理由”を付けただけでしかないのだから
ちらりと胡桃の様子を見てから、”彼ら”に向き直る
近づいてくる様子はないけれど
1.音楽室を覗く
2.”彼ら”の様子を見る
3.ボールを投げる
↓1
451 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/24(木) 23:16:50.54 ID:Jyif1VabO
2
452 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/25(金) 14:00:32.47 ID:akrXjuS40
【様子を見る】
アリス「胡桃下がってて」
胡桃「アリスさん?」
まだこちらに気づいていないからと、出て行こうとする胡桃を制して”彼ら”の様子を伺う
私の示した戦う理由では、ここで出て行って殺してあげることは正しいのかもしれないけれど
今回は天候の変化による影響の調査も兼ねているのだから、出て行かせるわけには行かない
私は別に構わないけれど、胡桃になにかが起きた場合、
今も壊れかけている由紀はもちろん、悠里や慈は精神的な影響がかなり強く出てくることになるはず
そうなった場合、今の一応は安全な状態は完全崩壊する
それはダメ。それは危険
なにより、下手なことをさせないための二人組なのだから
アリス「下手に戦う必要は無いわ。避けられるのなら避けるのよ」
胡桃「でも……いや、そうだよな」
一瞬不満がありそうな表情を見せた胡桃は、
すぐに自分の考えを否定したのか、首を横に振って肯定する
文句の一つや二つ、別に言うことは構わないけれど
本人がその必要が無いと判断したのなら、それでいい
そう考えて、下手に追求せずに一息つく
胡桃「……なんか、前回よりも声が多いような気がする」
アリス「気のせいじゃなく?」
胡桃「うーん……」
自信は無いけど、と零した胡桃の視線の先
都合よく(”彼ら”にとっては)曇りゆえに奥まで見通すことの出来ない通路は
そこまで異常なほどの”彼ら”がいるようには思えない
もっとも、それは先日の一件ゆえに感覚がおかしくなったからかもしれないけれど
耳を澄ましてみると、確かに声は目に見えるよりは聞こえる。ような気がしないでもない
453 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/25(金) 14:49:17.89 ID:JIv3yDM/0
情報が不確定である以上、さらに調査する必要があるのだけれど
ここで深追いするのは少し……不穏だ
というのも、声が増えているように聞こえるということは
それが気のせいではなかった場合”彼ら”の数は増えているということになる
そうなった場合、二人で対処しきれるのか、生き残れるのか
その辺りが不安定になってしまう
私は生きる意味こそ求めてはいるけれど
生きる意味が解らないから死にたいなんていう短絡的な思考はしていない
職員室にでもいければ、カメラだったり
最悪携帯の充電器を手に入れることが出来て
連絡手段ではなく、調査用だったり明かり用だったりと扱い易くなるし
それがあれば定点カメラでも設置して調査……ということも出来るのだけど
アリス「それは望みすぎというものよね」
胡桃「?」
アリス「定点カメラでも設置できたらって思っただけよ。今は無理」
長考に浸っていた私の横で疑問符を浮かべる胡桃に答えて、一息
考え、悩んだわりにこのあとの行動を考えていないのだから
なんとも酷い話だと思う
出来ないことを考えるなんて、無駄なのに。
もちろん、それが”出来ない”と解ったことに意味はあるのだけど。
1.音楽室にまで行って見る
2.携帯のフラッシュを使いながら撮影してみる
3.撤退
↓1
【1判定 1.2.3 0人 4.5.6 3人 7.8.9 5人 0 8人 ぞろ奇数 0人 ぞろ偶数(数値分) 遭遇・感知 】
454 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 14:50:06.16 ID:HbH4aBgMo
3
455 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/25(金) 15:07:28.58 ID:JIv3yDM/0
【撤退】
アリス「しかたがないわね……撤退よ」
大きな変化を見せない”彼ら”を尻目に胡桃へと向き直ってそう告げる
なんで。と勢いのある疑問符を浮かべる胡桃のそれは、当たり前のことだとは思うし
私の判断が必ず正しいとも限らないけれど……
アリス「疑わしいからよ。危険を冒す必要は無いわ」
胡桃「だけど」
アリス「人に無茶するな。と言ったのは君でしょう? 私はするべきときにした。君はここがその時だと?」
少し厳しい言い方だったのかもしれない
胡桃は図星を突かれた表情を一瞬浮かべると手にあるスコップの持ち手を強く握って俯く
胡桃が一生懸命にやろうとするのも理解できるけれど
命をかけるような場面ではないのは確かだと私は思う
まだ子供だから、本当にそうするべき瞬間ではないのだとしても勢いで出てしまうのは普通といえば普通だし
胡桃のその考えを空くとする木はまったく無い
アリス「少しずつ学べば良いわ。大人は面倒くさいのよ。その辺りがね」
胡桃「う、うん……」
気落ちしてしまった胡桃は私の指示に反対することなく
大人しく後についてきてくれた
ああいわれてもなお無茶できるのなら
それはそれで賞賛に値するものだったけど
されたら面倒だからされなくて良かった。と安堵の息を零す
アリス「…………」
”彼ら”の声がする。それはバリケードを超えてもなお、聞こえなくなることはなかった
456 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/25(金) 18:21:34.93 ID:JIv3yDM/0
【巡ヶ丘学園高校3階 物理準備室(仮拠点) DAY7 昼の部】
【アリス:体力:61/61:精神:168/168 感染15% 状態:良好】
【食料:150(園芸)・650(備蓄)】
3階:【
http://i.imgur.com/1e4BqRK.png
】
【雨が降っています】
――――――――――――――――――――――――――――――――
早期撤退のおかげ……ではなく
そのせいで、と今回は言っておくべきだと思うけれど
確信できる情報は何一つ得ることはできなかった
とはいえ、そのおかげで(当然のことではあるけれど)胡桃も私も無事に生還することができたし
悠里や慈にとっては、成果が得られることよりも
無事であることの方が、余程ありがたいことだったようで
戻るや否や、ほんの少しの時間だったにも拘らず
無事でよかった……と、心の底から安堵した表情を浮かべていた
アリス「…………」
雨が打ち付けられる窓に触れると、ひんやりと冷たい感覚が伝わってくる
この物理準備室から外を見ても大したものを見ることは出来ないけれど
どこと無く、不穏なものは感じ取れるような気がする……なんて
意味の解らないことを考えても仕方が無い
ただ、元の数を知らない私にははっきりとしたことはいえないけれど
胡桃は声が増えていると言ったし、そんな嘘をつくとは思えない
彼女を信じているわけでも、信じていないわけでもないけれど
それは確証を得ておくべきだったかもしれないと、僅かながら後悔を覚える
雨が続くとは限らないけれど、確証が得られるまでは
雨の日とその翌日等は慎重に行動するべきかもしれない
アリス「はぁ……」
ため息一つで雲が吹き飛ぶことはないだろうけれど
世界中の人がため息を突けば天気は少しだけ変わるんじゃないだろうか
そんなことを考えた子供時代を思い出して、首を振る
退屈は……毒だ
1.由紀と話す
2.悠里と話す
3.胡桃と話す
4.慈と話す
5.屋上に出る
↓1
457 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 18:22:31.36 ID:KeRy/O6A0
4
458 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/25(金) 19:17:53.16 ID:JIv3yDM/0
【慈と話す】
アリス「慈、ちょっといい?」
慈「え、ええ」
声をかけられると思っていなかったのか、上の空だったのか
慈は声をかけるだけで少し驚いたように振り返る
何かアクションを起こしたならともかく、ただ声をかけただけなのに
今回のゾンビの件で何かわかっていてそのうえで話せずにいる……とか?
慈のことだから、それは無いとは思うけど。
とにかく胡桃たちとは一度話したことだし、慈とも話しておくべきだろう
慈「どうしたの?」
1.場所を変えよう
2.この学校について
3.ゾンビについて
4.慈について
↓1
【2判定:72以下】
【3判定:72以下】
459 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 19:23:53.13 ID:DukbnezwO
1
460 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/26(土) 11:51:56.83 ID:c6fYx1rK0
【場所を変える】
アリス「その前に慈、場所を変えよう」
慈「良いけど……」
何か大切な話だと思ったのだろう、慈は少し不安そうに言いながら出入り口へと向かう
どこか行くのかと問う胡桃と悠里には少し別の教室に。と
別段嘘をつく必要も感じられなかったから、事実を話しておく
万が一にも尾行してくるなんてことは、無いだろうけれど
あったらどうしようか、などと考えつつ、教室へと移動する
降り頻る雨の音は時間が経つに連れて酷くなっているように感じる
割れた窓の周囲はもう、取り返しがつかないほどに水浸しで
上を歩くと靴底の音が致命的なほどに隠密性を殺ぐ
アリス「掃除をすべきかもしれないわ」
慈「そうね。いざという時に滑っちゃったりすると危ないから」
アリス「そこで良いわ。そこに入りましょ」
3年生の適当な空き教室に入って、扉を閉める
廊下側の窓は割れているし、外側の窓も割れていて
残念ながらしめる意味も何も無いけれど。
一つ一つの行動が無意味で、けれどなぜだかしてしまう
失われた日常を求めてしまうというのはこういうことなのかもしれないと、実感する
そして、そこに入り込んでしまったが最後、現実が実感できなくなるのだと思う
慈「胡桃ちゃん、連れ帰ってきてくれてありがとう。アリスさん」
アリス「その分、情報は持ち帰れなかったわ。無駄足だったわけだし、胡桃が無事なのは当然でしかない」
慈「アリスさんならそう言うと思ったし、みんなにもそう言ってたけど。アリスさんだからこそ、無駄足で済んだだけだと思うの」
アリス「希望的観測ね。と、言うべきかしら」
461 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/26(土) 13:01:18.23 ID:c6fYx1rK0
慈「そんなことはないと思うわ。やっぱり、アリスさんのおかげよ」
慈は少し困った様子で笑みを浮かべて私を一瞥する
私だからこそ、無駄足。それは確かにそうだったとは思う
胡桃が出て行こうとしたときに止めたりしたのは私だし、撤退を指示したのも私
胡桃自身は戦うつもりでいたのだから
私ではなかった場合に、戦っていた可能性が無いとは言いがたい
そして、その場合に無事で済んだ可能性は50:50
それはただ単にその可能性に向かったことがないからで、
実際はどちらかに傾くのだろうけれど
もしも胡桃の感じたものが事実であるならば、それは無事ではなかった方に傾いていたかもしれない
アリス「……まぁ、確かに。ね」
そこまで考えれば、だけれど。
慈「アリスさんは本当、謙虚というよりも欲が無いように思えるわね」
アリス「そうかしら」
慈「初めて会ったときもそう。なにかして褒められても。自分の目的の外なら自分の手柄としようとしないとか」
アリス「実際に私はその人を救うつもりは無かったもの。そこで無意味に賞賛を受け入れては、善人だと思われる」
私はそれが嫌いだった。だから、自分の目的の外であれば
絶対にその賞賛を自分のものにしないようにという生き方をしてきた
何かがあったとき、”彼女なら”そういわれるのが、嫌だったから
ヒーローもののアニメなどは殆どそう。それが気持ち悪くて仕方が無い
彼女なら、彼なら。そう信じ、そう頼りきり
それが倒れた瞬間に絶望に浸る惨めさ
自分達で抗おうという気は無いのかと、そう不思議だった
お父さん達は”アニメだから”というけれど、理解が出来ない
そのアニメやドラマを作るのは誰だ。人間だ
そして、その人間はそういうことが受け入れられると考えているということで
そういったものが見られているということはつまり、そういうことだから
アリス「私は善人じゃないもの」
慈「アリスさん……」
余計な話をしすぎている……本題に入ろう
1.”彼ら”について
2.学校について
3.慈について
4.戦うことについて
↓1
【1判定:72以下】
【2判定:72以下】
462 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/26(土) 13:04:19.29 ID:pH0pRBej0
2
463 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/26(土) 16:40:17.79 ID:c6fYx1rK0
【学校について】
アリス「ねぇ、慈。疑問があるのだけど」
そう言って切り出したのは、この学校のこと
在学中にも気にはなったけれど、気にすることでもないと切り離していたこと
今思えば(どうせ答えてもらえないにしても)聞いておけば良かったと少しばかり後悔する
――学校の設備が整いすぎているのは、なぜなのか。と
この学校が避難所とされているのなら、そう言う事態が起こった際に
断水や停電等が起こらないようにと対策を積み込んだといわれればそれまでかもしれないけれど
この巡ヶ丘でそんな対応に重きを置くような大規模な災害があった記憶はない(隠滅なら別だけれど)
アリス「君も教師になったのだから、何か知っているんじゃないかなと思って」
慈「…………」
アリス「別に沈黙の全てが肯定などと意地悪を言うつもりは無いけれど。その表情、その沈黙は肯定と取って問題ないかしら」
意地悪するわけでもなく、単に”知っている”と感じた私の問いかけに、慈はビクリと体を震わせて、俯く
何かを知っていると判断するには不十分だけれど、何も知らないというには物足りない仕草
知らないのなら知らないでいい。知っていても知らないのなら知らないでいい
知っているのなら、知っているでいい。私は別に、慈を責めるつもりなど微塵も無いのだから
たとえこの学校が今のような状況に対する保険であるのだとしても、その責は慈には無い
そうしたのも、そうさせたのも、慈では無いからだ
アリス「……そっか、それならそれでも良いわ」
長引く沈黙に向けて、私は小さく切り込みを入れる
言葉以上の意味なんて無かった、何も無かった
けれど、慈は私の服の裾を抓むと、「待って」と、顔を上げた
アリス「なにかあるの?」
慈「私も何か知ってるわけじゃないの。でも、アリスさんが言うように、明らかにこの学校は何かを想定して作られてる」
そう切り出した慈は服を手放して祈るように手を握り合うと、
覚悟を決めたばかりの、不安がまだ残る表情を浮かべる
慈「実は……非常事態があったときだけ開封を許される資料があるの」
アリス「非常事態のみ……?」
慈「そう。それが今職員室にある……はずなの」
464 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/26(土) 18:34:31.90 ID:c6fYx1rK0
アリス「職員室……ね。今はとてもいけそうに無いけれど」
慈「ええ……」
浮かない表情で答えた慈は、あからさまに落ち込んだ様子で息をつく
その資料が気になっているのは確実だと思う
もしかしたら、そこに全部の情報が残っているかもしれないから
もし、そこに載っていたのなら、自分は無知ゆえに、それに関与してしまっていたということになるから
そして、そうであるならば。
救えなかった生徒達の責任は(他に誰も教師がいないため)自分が負うべきだと思うに違いない
実際、今の慈にあるのはその自責の念だろう
アリス「私も気にはなるわね、それ」
慈「それで、なんだけど……」
アリス「?」
言葉が不自然に途切れた
言うべきだと、言わないべきだと対立する二つの言動がひしめき合っているかのように
慈は複雑な表情を浮かべ、自信の手を強く握り合わせて……首を降る
慈「それでなんだけど、出来たら職員室を先に解放したいの」
アリス「3階の解放は目的通りだから変わらないわよ」
慈「そうだけど、他にも部屋はあるじゃない? それよりも……ね?」
アリス「んー……」
別に拒否するようなことでもないし
その非常事態のみにみる資料が気になるというのも良く解る
1.わかったわ
2.ソレ、私は一緒に確認しなくて平気なの?
3.その代わり、私にも見せなさい
4.あまり気負わないことね。君は優しすぎるわ。慈
↓1
465 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/26(土) 18:36:11.36 ID:f+qskkKy0
4
466 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/26(土) 18:36:14.64 ID:XmAsdvndo
4
467 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/26(土) 19:40:06.93 ID:c6fYx1rK0
【あまり気負わない】
アリス「…………」
急く気持ちはわからない事もないけれど、それはきっと慈のことを傷つけてしまう真実
だからというわけではないけれど、その可能性があるものに対して
ただ、責任があるからというだけで突っ走っていく姿は痛々しいものを通り越していると私は思う
だから、口を挟む
アリス「あまり気負わないほうが良いわ。君は優しすぎるからね、慈」
慈「それは、私を心配しての言葉なの? それとも、それ以外の何かによる言葉なの?」
アリス「え?」
私がさっき言ったことをそのまま返してきただけというのは言われなくても解る
けれど、この場面で使う理由が私には解らなかった
私の言葉は編に捻じ曲げて解釈しない限り、慈に対しての言葉
つまり……いや、そう、なのかしら
アリス「私が、君を心配?」
言われてみて、思うと確かにそうなのかもしれない
こうやって声をかけたのだって、元を辿れば慈の様子に違和感を覚えたからと言うのもある
それに、私が気にしたのは慈が気負うこと
それが心配をしていないのであれば、なんなのだろうと今更ながらに思う
ついさっき話した副産物的な救済などではなく、まさしく目的のものだ
アリス「そうね……私は君を心配しているわ。せっかく生き残った知り合いだし、子供達を繋ぎ止める鍵でもある。慈を失うのは手痛いわ」
慈「アリスさんとは長い付き合いだと思うけれど、未だに本当の意味で理解できたことが無い気がする」
困ったように笑う慈は、どこか嬉しそうにしているように見えて
その瞬間だけは抱え込んだ悩みを下ろせているようにも、見えて
アリス「そう簡単にはわからないよ。私のことはね」
冗談っぽく、返した
468 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/26(土) 19:43:44.66 ID:c6fYx1rK0
最近中々出来ないな…すまん(初めて1週間足らず)
今日は多分これ以上できないと思う
毎度安価さんくす
469 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/26(土) 19:50:44.78 ID:2pczGPGJO
乙乙
470 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/26(土) 19:58:11.79 ID:DfFIe8fK0
乙
471 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/26(土) 23:52:36.28 ID:bTd/CtStO
乙乙
472 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/28(月) 10:31:08.53 ID:8zFwJf5t0
【巡ヶ丘学園高校3階 物理準備室(仮拠点) DAY7 夕の部】
【アリス:体力:61/61:精神:168/168 感染15% 状態:良好】
【食料:150(園芸)・650(備蓄)】
3階:【
http://i.imgur.com/1e4BqRK.png
】
【雨が降っています】
――――――――――――――――――――――――――――――――
時計を見なければ時間がわからないような空
物理準備室の窓から下を見ると、相変わらず死んだ街が佇んでいるだけで何の変化も無い
不自然に自然が増えているなんて言うことはないけれど、
時折飛んでいく鳥の数は多く、その中でも比較的カラスが多いように思える
やっぱり、”彼ら”の肉も食べるのだろうか
それとも、それ以外の何かを食べているのだろうか
いずれにしても、動物が”彼ら”の仲間にならないという保障は無い
万が一にも鳥が”彼ら”の仲間入りするともなれば、屋上庭園は破棄すべきだ
アリス「……それも調べるべきでしょうね」
【疑問:”彼ら”の範囲】
アリス「といっても、それはかなり危険だわ」
鳥ならば群れているだろうし、カラスならば余計に。
そんな相手の調査なんて、犠牲を作りに行くようなものだ
もちろん、問題が無いのなら良いけれど
問題があった場合はそのまま犠牲がほぼ確定となる
行くならば自分が行くべきだろうかと考えて、首を振る
なぜ率先して危険な道を行かないといけないのだろうか
慈ならともかく、調査に出るであろう子供達を絶対に守らないといけない束縛は無い
もちろん、慈の精神面もあるし、無事であることに越したことはないのだが
1.全員で話す
2.慈と話す
3.悠里と話す
4.由紀と話す
5.胡桃と話す
6.廊下に出る
7.休憩しておく
↓1
473 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/28(月) 10:38:32.41 ID:MKSrci4L0
5
474 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/28(月) 14:01:21.84 ID:8zFwJf5t0
【胡桃】
アリス「胡桃、少し良いかしら」
胡桃「ん? 良いよ」
最初に会ったときと比べて、胡桃の態度は大分軟化したように思える
というより、頼りにされてしまっているように思えるし
どこか慈と似たような扱いを受け始めているようにさえ、感じる
それは女子高生ゆえの気さくさなのかもしれないし
今では多少悪くは無いと思えてきているとは言え、やはり煩わしさを覚えてしまう
もっとも、胡桃が私に対して心を開くようになったのは
私自身がここで生活していく中で多少なりは。と、意識したことではあるし
仕方がないことなのだけれど。
やっぱり、私としては子供は好かないのかもしれない
胡桃「なんか、嬉しいな」
アリス「まだ何もしてないと思うけれど」
胡桃「そうなんだけどさ、ほら、アリスさんはこうやって声をかけてくれるじゃん」
それの何が嬉しいのだろうか
私の知らない、何か幸福があるのだろうか
だとしたら、それは私の意図したものではないし
勘違いされないように弁解……は少し違うが、話しておかなければいけない
胡桃「最初は気難しい人だなって思ったし、なんていうか」
こういっちゃアレだけど。と。罪悪感を滲ませながら胡桃は私を見上げる
罪の意識に混じって、羞恥心も見える。様な気がするが
恥ずかしいのなら、悪いと思うのなら
それを初めから言わなければ良いのにと思ってしまうのはやはり意地悪なのだろう
なんなの? と急かしそうになる口を閉ざしてため息を飲み込む
なんとなく、それはいけない気がしたから
胡桃「慈の知り合いだなんて思えなかった。あんまり関わりたくないなとか、思った」
アリス「…………」
胡桃「正直、男だったら見捨てる……なんてことは無いけど、隔離してたな。縛ったりして」
475 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/28(月) 14:29:16.59 ID:8zFwJf5t0
アリス「そう」
それは私も同じことをした可能性が高い
私のような人間に好意を抱く男性がいるのかどうかは別にして
前にも思ったことではあるけれどこのような無法な世界において
異性を目の前にして男性が何もしないというのは、中々に考えにくい
私が女だから、男というものは……という偏見を持っている可能性も否めないけれど
思うに、”力のある男性”出ない限りは、緊迫感や恐怖に負けて狂い
そういった”人間でも奴らでもない何か”に成り果ててしまう可能性はある
もちろん、力があっても狂う男はいるだろうし、女だから狂わないという保証は無い
そして、狂っていることを理解していない狂人ほど恐ろしいものは無いとも思う
できれば、今後生きていく中で出会わないで欲しいと思うほどには。
アリス「君のその考えを否定しない。寧ろ肯定するし推奨する。この世界において異性と接触するのは危険だわ」
自分が男であり、その抑制が出来るのならば話は別になるけれど
それは今、ありえない話なのだから省いても問題はないだろう
胡桃「そういうと思った」
嬉しそうに、胡桃は言う
なにが嬉しいのかわからないけれど、それはきっと私が意図したものではない
アリス「笑うようなことを言ったつもりは無いけれど」
胡桃「笑ったのはおかしいからじゃないしな」
アリス「それは解っ」
胡桃「それより、なんで呼んだのさ」
はぐらかすつもりだろうか
大きな問題ではないし、構わないけれど
1.見回りに行きましょう
2.由紀について
3.悠里について
4.胡桃について
5.アリスについて
6.学校について
↓1
476 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/28(月) 14:29:37.56 ID:AFEdkmw9o
2
477 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/28(月) 14:46:01.59 ID:8zFwJf5t0
【由紀について】
アリス「胡桃はどう思う? 由紀について」
その一言で、胡桃の表情からは笑顔が消えて暗い面持ちになって首を振る
まるで夕立のような暗転の機敏さにはその絶望感が強く現れているようにも思う
胡桃「由紀は頑張ってるとは思うよ。けど、なんていうか」
アリス「できることが見つかってないのね」
胡桃「それもそうだけど、”奴ら”を極端に避けてるっていうか……」
胡桃が歯切れの悪い言葉になってしまうのも無理は無いと思う
由紀は確かに頑張ろうとしているし、まだ壊れているわけではない
けれど、皹は確かに走っている
ゆっくりと、じっくりと、バキリ、バキリと軋んでは破片が零れ落ちていっているような感じがする
私達が探索に出て行くときなどは一切喋ろうとしない
私としては話がスムーズに進むから害は無いと考えるけれど
探索を除き、丈槍由紀のことをとして考えるのならば
それは確かに何かがおかしく、心配すべきことだろうと思う
圧倒的な恐怖だったと思う。少なくとも、一般人である由紀にとっては。
胡桃「何とかした方がいいと思う」
アリス「なんとか。といわれてもね」
胡桃「やっぱさ、日常が壊れたってのが効いたんだと思う。あたしは……その」
アリス「?」
胡桃「壊れる切っ掛けって言うか、こっち側に来る機会があったからアレだけどさ」
アリス「……そうね」
胡桃「あいつにはソレがなかったんだよ。どっちにもいられないし、居たくなくて。だから疲れていってるんだと思う」
478 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/28(月) 15:09:05.81 ID:8zFwJf5t0
ふと、2人で由紀の方に目を向ける
部屋の隅で、じっと固まったように動かない
もう死んでしまったのではないか、とさえ考えてしまいそうになる
何か頼めば喜んでやってくれるだろう
けれど、それだけだ
そこで何かを掴もうとはするのだろうけれど、そこから先に進むことができなくて
結局、留まって
胡桃「アリスさん、なんとか出来ないかな」
アリス「なぜ私にいうの」
胡桃「いや、この話題振ってきたのアリスさんだし」
困ったようにいう胡桃は私を一瞥するとため息をついてスコップを握る
何かがあっても無くても、常に傍にあるスコップ
思い人を殺めたそれを常に携帯しているのは、ただ”彼ら”に対応するためというわけでもないとは思う
胡桃はこちら側に来たと言っていたけれど
それはある意味で狂っているということでもある
胡桃「めぐねえとアリスさんでさ、なんかできるんじゃないかなって」
アリス「はぁ」
これが、嫌いなのだ
彼女なら、彼なら。そう頼られてしまうのが
今回は私が関係を多少なりと深めようとした結果だから
胡桃には何も言うことは出来ないけれど……
――私は”善人”じゃない
アリス「私と慈というより、慈ね。話しておいたほうが良いわ」
慈は教師で私はただのその知り合いで、大人というだけ
子供は好きではないし、極力関わるのは避けたいとさえ思ってしまうような人間
それが、絶望の淵から人を助けるなんて、出来るとは思えない
479 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/28(月) 16:20:55.50 ID:8zFwJf5t0
【巡ヶ丘学園高校3階 物理準備室(仮拠点) DAY7 夜の部】
【アリス:体力:61/61:精神:168/168 感染15% 状態:良好】
【食料:150(園芸)・650(備蓄)】
3階:【
http://i.imgur.com/1e4BqRK.png
】
【雨が降っています】
――――――――――――――――――――――――――――――――
夜になってもまだ雨は降っていて、明日もまだ降り続いているのではないかと少しだけ心配になる
もちろん、だからどうということもないけれど
屋上庭園を諦めることになりかねないし、そうでなくても不出来な食料になってしまう可能性がある
それは少し、困ってしまう
購買部に行くことができたとはいえ、そこにある食料も無限ではないし
近いうちにここを出て行く必要があると思う
だとしたら、慈の車が必要になってくるけれど……
今はまだ、必要ないこと、だろうか
アリス「……お母さん」
はっきり言って、私はお母さんを見捨てたといってもいい
多少なりと距離があったとはいえ、人が集まる場所だからとはいえ、
誰かが何とかするだろう。と希望的観測に委ねて
自分はこちら側へと来てしまったのだから
その罪悪感は無い、悲しいけれど
どちらかしか選ぶことしかできなかったから
アリス「……私にとって、慈はそれなりに重要な人ってこと?」
心配したり、なんだりと……
今までそこまで真面目に考えたことはないけれど、でも少なくとも
母親よりは重要だって考えていることになる
1.早めに休む(翌朝:状態絶好調)
2.慈と話す
3.悠里と話す
4.由紀と話す
5.胡桃と話す
6.廊下に出る
↓1
480 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/28(月) 16:24:37.08 ID:MKSrci4L0
1
481 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/28(月) 16:34:34.88 ID:8zFwJf5t0
【早めに休む】
アリス「もう寝ておこう」
明日も雨が続くのなら調査に出るし、止んでいるなら探索に出る
他にもやることがあるだろうし、特にやることもないのなら、早めに休んでしまうべきだろう
そう考えて、今の考えから抜け出していく
いつかは考えないといけないかもしれないけれど
今は、あまり考えていたいことではないから
でもきっと、これが現実逃避というものなのかもしれない
私にとって、他人なんてどうでもいい存在だ
この世界でだって、前の世界でだって
大切な人なんていなかった。大切にしたい人なんていなかった
アリス「…………」
目を瞑ってから暫くして、白い服を着込んだ男の人を見た
彼は”アリス”と私の名前を呼ぶ
家に帰ることもあれば帰らないこともある
まめに手入れもしていない髭は不恰好で不衛生
小さい頃から触らないで欲しいと思いながら、触れてくる大きく熱い手のざらざらとした感触は
痒いところに触れてくれているような心地よさがあった
彼は”アリス”と私の名前を呼ぶ
優しく、温かく、愛おしそうに彼は呼ぶ
それは――私の父だ
482 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/28(月) 16:56:46.83 ID:8zFwJf5t0
【巡ヶ丘学園高校3階 物理準備室(仮拠点) DAY7:集計】
【アリス:体力:61/61:精神:168/168 感染15% 状態:良好】 →変化なし
関係性変動
【由紀 大人(姉のような人)→大人(姉のような人)】
【胡桃 恩人(尊敬)→恩人(尊敬)】
【悠里 知合(不思議な人)→知合(優しい人)】
【 慈 友人(心配)→友人(信頼)】
巡ヶ丘学院高校解放率:変化なし)
【
http://i.imgur.com/FSDyFPo.png
】
【疑問:ゾンビの習性1/3:音に反応】
【疑問:命の使い方】
【疑問:”彼ら”の範囲】
【約束:男子生徒の介錯】
483 :
◆JIAuvu1PvIJ6
[saga]:2017/08/28(月) 17:01:24.67 ID:8zFwJf5t0
↓1
1.5.8.0 止む
484 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/08/28(月) 17:02:43.87 ID:4RnhAO/po
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