高垣楓「結末の顛末」

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138 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/30(土) 00:15:08.98 ID:0icWfCWGo

 「……っ!」

彼女にそうされたように。
手を伸ばし、肩を掴み、引き倒す。

 「はぁ、っ……! は、ぁ……!」

再び楓さんを組み敷いた。
鼓動は破裂しそうなくらいにうるさくて。
竿は今にもはち切れそうなくらいに脈打っている。

暴発しそうな衝動を抑え込む。
忙しない脈動が収まるまでの間、俺は楓さんの上で目をつぶっていた。
そして目を開けた時。


大丈夫。ぜんぶ、分かっていますよ。


全てを見透かすような瞳で、無邪気に笑っていた。
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/30(土) 00:19:53.70 ID:0icWfCWGo


――ぱんっ!


 「っ、あ……っ!」


勢い任せに竿を突き挿れる。
楓さんの喉が反って、甲高い声が漏れて、ようやく俺は間違いに気付く。
そうじゃない。これは違う。
彼女は何かを堪えるように目をつぶっていて、少しだけ頭が冷える。
最初から俺は間違っていたんだ。

 「楓さん」

 「……はい」

大切な事を伝え忘れる癖は、まだまだ治りそうにない。

 「好きです」
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 00:21:59.93 ID:sOHSinFv0
もう抜いた
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/30(土) 00:23:47.58 ID:0icWfCWGo

 「…………ぇ」

 「好きです。以前に言ったままの意味で、以前よりずっとずっと大きな、好きです」

 「……い、今っ、それ……言いますかっ……!?」

 「言い忘れてた分、言わせてください」

 「……」

 「大好きです。貴女を心の底から愛しています、楓さん」

よそ行きの化粧でもしたみたいだった。
僅かに上気していた楓さんの頬が、見る間に、それは見事に紅葉していく。
あぁ、お酒以外でも染められるのか。
場違いな納得が頭を満たした。

 「……っ!!」

楓さんが顔を逸らし、手で俺の目線を遮った。
けれどここはベッドの上で。
俺も彼女も逃げ場なんてどこにも無くて。
指を絡ませながら、俺は彼女の弱々しい手をどけた。

 「楓さん」

ぎゅっと目を閉じて、あぁだとかうぅだとか言いながら、彼女は首を振った。

 「目を開けて」

頬に手を添えると、確かな熱を感じた。

 「貴女の、宝石みたいな瞳が、大好きです」

少しだけ間があって、それから楓さんはゆっくりと目を開ける。
ほとんど泣きそうな神秘の瞳は、やっぱり宝石めいて美しかった。
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/30(土) 00:28:28.78 ID:0icWfCWGo

 「好きです」

 「……ぁ、ぅ」

ゆっくりと腰を引く。
再び緩やかに、でも強く。確かめるように挿入する。


くちゅ……っ。


 「んぅ……ぁ」

 「愛して、います」

 「ぁ、っ……♡」

 「大好きです」


ぱん。くちゅ、ぱちゅ、ぱんっ。


 「楓さん」

 「ぁ、Pさ、ぁ、んんっ……♡」

 「楓、さん……っ」

楓さんの中が何度も狭くなる。
きつく締め付けられて、囁く言葉が途切れそうになる。
それでも目を逸らせなかった。
きっと、もう二度と。
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/30(土) 00:32:07.43 ID:0icWfCWGo


 「ミステリアスな瞳が、好きです」

 「ぅあ、Pさん、っ……っあ」

 「すらりと伸びる、脚が素敵、です」

 「や、んっ……あ、ぁ」

 「なびく髪が、綺麗です」

 「ん、んっ……♡ あぅ」

 「取るに、っ、取るに足らないような、駄洒落が、好きです」

 「やっ……も……い、いっ♡」

 「愛しています。大好きで、ぅ……っ、大好きです」

 「……〜っ♡」

 「綺麗……です。楓さん……ぅく」

 「っあ♡ ま、待っ、ぁ♡」

 「可愛いです。綺麗です。楓さん、大好きです」

 「い、いっ……♡ Pさ、ぁ♡ わた、っ」

 「く……あ、あっ……! 愛して、います」

 「もう、いっ♡ いって、か……ら……っ♡」

 「楓さん、っ、楓、さん……っ!」

 「Pさん、っあ、あっ……♡」
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/30(土) 00:37:11.72 ID:0icWfCWGo

この感情を伝えるのに、言葉はひどく頼りなかった。
伝える言葉の無くなった唇を重ね、壊れそうな身体を強く抱き寄せた。


ぱんっ、ぱんっ。くちゅっ、ぱん、ぱちゅ、ぱんっ。


気持ち良いのか、気持ち良くさせられているのか、分からなかった。
ただ、ただ、この甘い感触を味わっていたくて、何度も竿を突き挿れる。
もう何をしても気持ち良くて、すぐそこまで迫っていた。

 「はぁっ……はぁ、ぁ……っ!」

 「……っ♡ んぅっ……♡」

 「く……うぁ、あ!」

快感の波が何度も押し寄せてくる。
耳元では楓さんが美しい声を零し続けて、どうにもならなかった。
もっともっと甘く蕩けた声を聞いていたい。
ずっと貴女のそばにいたい。


崩れるのは、一瞬だった。
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/30(土) 00:41:54.47 ID:0icWfCWGo


びゅっ……どくんっ。


 「――ぅ、あ……っ!!」

 「――っ、あっ……♡」


これまでの快感をまとめて重ね上げたような、抗いようも無い甘さだった。
腰どころか身体ごと震えて、言葉も息も出てこない。
駆け抜けていく快感を、ただ歯を食いしばって噛み締めた。


どくっ。びゅ、どくん。


何度も射精を繰り返して、その度に堪らない感触が伝わってくる。
楓さんを抱きしめたまま、少しずつ射精の脈動が収まっていく。


 「P、さん」

 「……ぁ、ぇ」



 「全部――してください」

146 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/30(土) 00:46:02.22 ID:0icWfCWGo

色香を形にしたような声だった。
楓さんの腕に抱き返される。
柔らかな身体を押し付けられる。
悪戯な指が腰をするりと撫で上げる。

灰に埋もれかけた炎が、ほんの一瞬だけ燃え盛った。


――びゅくっ。


 「ッあ、うぁ……ッ!!」


全く未知の感覚が、僅かに残っていた理性を叩き壊す。
あまりの快感に獣じみた声を上げる。
思わず握った指先が安物のシーツを引き裂いた。


 「〜〜……っ!」

 「はぁっ……あっ…………ふふ」

 「かえ、でさ」

 「素敵、でした。Pさん」
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/30(土) 00:50:32.50 ID:0icWfCWGo


ちゅっ。


わざとらしく音を立てて、頬にキスを見舞われた。
こういうの、大好きです。
訊かれる前にそう答えようかと思った。


 「Pさん」

 「……はい」

 「気持ち良かったですか?」

 「……答えなきゃ駄目ですか?」

 「ええ」

 「……」

わざとらしく音を立てた。
こういうのがお好きならいいなと、ぼんやりそう思った。

 「なら……よかったです」
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/30(土) 00:52:26.70 ID:0icWfCWGo

身体を重ね合ったまま、しばらく、気怠くて甘い時間が続く。
そのまま眠ってしまいそうになった時、再び楓さんの指が腰を撫でた。
少しだけ意識が覚醒する。

 「Pさん」

 「はい」

 「今日は、着けて頂きましたけど」

 「……は、え、はい」

 「いつか、もっと気持ち良くさせてあげますね」

言葉が耳を素通りし、しばらく意味が飲み込めなかった。
ようやくピースが組み上がった途端、どくんと胸が脈打った。

 「あ」

 「あっ」

 「……Pさん?」

 「え、いえ、これはですね」

 「私は、今がいつかでも……構いませんよ?」

 「……」
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/30(土) 00:53:04.95 ID:0icWfCWGo


眠りかけた血が、巡り出した。
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/09/30(土) 00:53:45.96 ID:i7B/1uXr0
やったぜ。
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 00:54:17.99 ID:0icWfCWGo
ふぅ……。

次回更新は朝9時ごろの予定です 宜しければもう少しだけお付き合いください
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/09/30(土) 00:57:28.04 ID:i5C1jrng0
お疲れ様です
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 00:59:43.31 ID:pDBI+wI80
さて使うか
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 01:07:15.95 ID:A1UTkvtSo
>>116
急須じゃなくて湯呑みかな、とか野暮なツッコミを入れる賢者タイム
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 01:09:11.17 ID:jjiL34qO0
ピロートークの破壊力がすさまじいぞこれは…
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 01:09:21.38 ID:0icWfCWGo
確かに湯呑みだわ ありがとう旦那
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 02:52:43.22 ID:06C4Ap4/o
処女なわけないよなあ……
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 03:07:00.87 ID:0icWfCWGo
おっと、野暮は無しだよ
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/09/30(土) 05:12:08.28 ID:+TihmePz0
やけに手慣れてるし痛がる描写もなかったしやっぱり非処女なんですかねぇ。そこら辺はっきりしてほしいわ。
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 05:26:40.63 ID:5bXbWoWBo
ユニコーンが定期的に来ますね・・・
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 07:12:21.82 ID:hri9ayNSO
>>154
賢者だけど冷静じゃないみたいだな
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/30(土) 09:15:54.54 ID:0icWfCWGo

 ― = ― ≡ ― = ―


 「おはようございます」


 「……おはようございます」

目の前5センチに神秘の瞳が並んでいた。
こつり、とおでこをぶつけられる。

 「良い朝ですね」

 「はい。本当に」

 「しちゃいましたね」

 「……しましたね。それはもう」

 「ふふ」

楓さんを抱き寄せる。
もう答え合わせは必要無かった。
どこか窓の外で、鳩が鳴き交わしていた。
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/30(土) 09:22:47.70 ID:0icWfCWGo

 「Pさん」

 「何でしょう」

 「久々に、暦通りのお休みですね」

 「そうですね……随分と久しぶりな気がします」

この界隈は曜日だとか時間だとかの概念が薄い。
日曜にも仕事はごくごく普通に舞い込んでくる。
深夜ラジオの生放送だってある。
だからこそ何ヶ月ぶりかの土日休みは、俺を少し人間に戻してくれる。

 「それで、今日も明日もお休みですけれど」

 「はい」

 「今日は、何をしましょうか?」

誰が居る訳でもないのに。
楓さんの声は密やかで、少し弾んでいた。

 「お買い物に行くのもいいですね」

 「……」

 「一日ひなたぼっこ、なんていうのも、素敵だと思います」
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/30(土) 09:30:25.88 ID:0icWfCWGo

目は口ほどにものを言う。
至言だった。
宝石めいた瞳が悪戯に細められて、俺の瞳を覗き込んでいる。

 「……ちなみに」

 「はい」

 「楓さんは、一番なにがしたいんですか?」

 「……そう、ですね」

朝起きてから今まで、彼女から目を逸らせない。
逸らしたくない。


 「――今日は一日、ゆっくりしたい、ですね」


日本語というのは、とても難しく。
言葉というのは、主語が抜け落ちていようと案外伝わってしまうもので。


 「俺も、今日はゆっくり、したいです」


鳩が鳴いている。
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/30(土) 09:35:19.89 ID:0icWfCWGo

 「まずは、お風呂に入りましょう」

そう言いながら楓さんは身を起こし、俺の手を引いた。
指先は相変わらず滑らかだった。

 「……一緒に?」

 「いっしょに」

 「ウチの風呂、狭いですよ」

 「それは丁度いいですね」

 「……」

 「ゆっくり、しましょうか」


思い出した。
一晩寝るだけで忘れてしまうとは、俺の頭もなかなか色ボケしているらしい。



彼女に抗う事なんて、端から出来やしないのだ。

166 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 09:37:31.61 ID:0icWfCWGo
次回更新は明朝の予定です
エピローグを含め、完結させます
よろしくお願いします
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 09:39:13.70 ID:QUbKA6n0o
もう終わりか
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 10:00:13.20 ID:UYdrPF0ZO
涙出て来た
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 11:37:01.04 ID:Q40DT56Mo
最高かよ…
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 19:02:47.22 ID:o+8wUD+jO
最後少し逆転したけど、結局は掌の上だった感
世紀末歌姫はつよすぎる
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/10/01(日) 00:34:50.00 ID:ejh5C5WAo
神(語彙力0
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/10/01(日) 01:30:06.62 ID:lwTpbZ/RO
お願いですので一秒でも長く計算高垣楓さんとの一瞬を過ごさせていただけませんでしょうか
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/10/01(日) 09:29:31.06 ID:sGXSjG9Ro

 ― = ― ≡ ― = ―

 「プロデューサー」

虚を突かれ、返事が出来なかった。
けれどよく考えれば当たり前の事で、ただいつもへと戻るだけの話だ。

 「ふふ……そんな、泣きそうな顔をしないでください」

 「し、してませんよ」

 「じゃあ、そういう事にしておきましょう」

狭い玄関口。
俺のコートを揺らし、楓さんは小さく笑った。


他はともかく、上等なニットを洗濯機で洗う訳にもいかず。
結局、身から出た錆と言うか、いや出たのは錆ではないんだけれども。
預かってクリーニングに出すのは当然の責任だろう。

もちろん楓さんをそのまま寒空の下へ放り出す訳にはいかない。
少々肩幅が大きいが、やむなく男物のコートを羽織らせる。
幸いと言うべきか情けないと言うべきか。
サイズにそこまで不都合は無いようで。

 「……♪」

楓さんが何度も、俺のコートを嬉しそうに撫でる。
そんな仕草もいちいち呆れるくらい可愛くて。
本当に、ズルい。
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/10/01(日) 09:39:28.38 ID:sGXSjG9Ro

 「プロデューサー」

楓さんが微笑んで、また俺を壊そうとした。
いや、そうだ。もう壊れていたんだった。

 「ありがとうございました。この思い出は、ずっと忘れません」

 「……俺だって」

 「ここで起こった事。私が貰ったもの。あなたが伝えてくれた言葉。全部を」

 「ええ」

 「では、また来月」

ドアノブを握り、楓さんはドアを開けた。
流れ込んでくる空気は思ったほど冷たくない。
そうか。明日から3月だった。


春はもう、そこまでやって来ていた。


 「ここで」

 「はい」
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/10/01(日) 09:51:58.25 ID:sGXSjG9Ro

かたん。

ドアが閉まり、しばらく無音になった。
それからこつこつという靴音が響き出す。
途中で早足になって、最後は駆け足が遠ざかって行った。
急いで階段を駆け下りる音が聞こえた。
鐘なんて鳴っていないのに。

 「……」


ずっと忘れません。
あなたが伝えてくれた言葉。
また来月。
ここで。



はい。



 「……やられた」


手ひどく、それはもう文字通りに。
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/10/01(日) 09:57:30.37 ID:sGXSjG9Ro



  【エピローグ】

177 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/10/01(日) 09:58:01.74 ID:sGXSjG9Ro


 「では、お先に。プロデューサー」

 「はい。お疲れ様でした、楓さん」


いつの間にか定例となってしまった。
月末の金曜日は定時退社厳守の日だった。

 「いやぁ、本当にお好きですね、お二人とも♪」

相変わらずちひろさんは上機嫌だった。
閻魔帳を眺めては、それはそれは嬉しそうに眉尻を下げる。

 「最近の楓さんは絶好調ですし、うん、モチベーション管理は完璧ですね」

 「……」

 「流石はプロデューサーさん。ひょっとして、魔法でも使ったんですか?」

 「ちひろさん」

 「はい、何でしょう♪」

 「……」

 「プロデューサーさん?」

 「あの」

 「ええ」

 「…………繋がってませんよね?」
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/10/01(日) 10:03:56.40 ID:sGXSjG9Ro

訊いてはいけない事ぐらい分かっている。
だが、男には負けると分かってても戦わなきゃならない時がある。
この前こてんぱんにしてやられたけども、それはともかくとしてだ。

 「ところでプロデューサーさん」

ちひろさんは微笑み続ける。
閻魔帳を閉じると立ち上がって、俺の方へと歩み寄って来た。

 「ほんの一つだけ、伺っておきたいんですけれど――」

そして、俺の耳元へ口を寄せる。
アイドルでもやれそうな甘い香りに、俺は考えを改めた。


勝てない戦いなんて、挑むべきじゃない。
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/10/01(日) 10:05:09.70 ID:sGXSjG9Ro



 「――繋がってませんよね?」

180 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [nagasaki]:2017/10/01(日) 10:06:44.20 ID:sGXSjG9Ro

ふぅ…………おしまい。
楓さんは計算高一枚上手えっち


月末に繋がる物語、これぞ結末の顛末也
一ヶ月間に渡りお付き合い頂き、ありがとうございました

今年のクリスマスは加蓮ちゃんの話の予定です
加蓮ちゃんと神様の話とかそんな感じだと思います


ちなみに微課金なので恒常楓さんガシャ77連0SSRはちょっと堪えます
誰か助けてくれ あとスカチケくれ
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/10/01(日) 10:09:26.75 ID:sGXSjG9Ro
気付かれないと寂しいので書いとくと、けつまつの点を待って月末に至るというアレです
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/10/01(日) 10:09:37.42 ID:V2gGV8xXO
ほたるSSRのために生まれて初めて課金した
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/10/01(日) 10:35:21.63 ID:Z2D3hhb70

これから何回も使わせていただきます
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/10/01(日) 15:35:31.54 ID:uc+/U+8+o
おっつおっつ
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/10/01(日) 16:12:35.97 ID:E9EJrO0do
面白かった。
なんで元カレは別れたんだろう。こんなに良い女なのに。不思議ね。
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/10/01(日) 16:57:50.66 ID:RezVquL6O
上京した時とかいくらでもタイミングはあるでしょ
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/10/07(土) 01:35:02.39 ID:iVktzuuSO
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