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ショタ提督と駆逐艦たちの夜戦事情
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2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/10/04(水) 21:59:01.62 ID:zD3zFV51O
暁「あっ… んんっ…」
提督「はぁ…はぁ…」
ただただ、本能のままに気持ちよさを求め、己の欲望を何の遠慮もなく暁の中に吐き出す。
頭がくらくらする。そのまま意識を失ってしまいそうだ。
暁も、激しく呼吸をして横たわっている。恐らく僕と同じように正常な意識はしていないだろう。顔には汗の粒が浮いている。
欲を吐き出した棒を暁の中から出す。その身に感じていた暁の体温と包む感触が無くなり、最後の余韻を残すように暁と粘る糸で繋がった
気だるい体を動かし、ベッドの横にある水の入ったペットボトルに手を伸ばす。
まずは自分の頭を何とかしなければ。キャップを回して水を口に含み、ゆっくり喉に通していく。
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/10/04(水) 22:01:05.83 ID:zD3zFV51O
溶けかけた脳が形を取り戻したように意識がはっきりする。念のために飲み水を用意しておいてよかった。早く暁にも飲ませなければならない。そう思い暁に目を向ける。
目に入ってきたのは、全裸の暁。口を開けてはぁ、はぁと大きく呼吸し、その動悸に合わせてまだほとんど膨らんでいない胸をはねさせている。
下半身を見ると左足は力なく伸び、右足は膝を曲げて立たせている。そのポーズのせいで強調されるように目に入ってしまう女性器。まだ未熟と言えるそこはぬらぬらと互いの体液で光っている。
暁に他意は全く無いだろう。ただ体を楽にして呼吸を正そうとしているだけだ。なのに。
エロい。
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/10/04(水) 22:02:50.67 ID:zD3zFV51O
しかも暁をこの姿にしたのは僕だ。
先ほどの行為を思い出す。水を飲み、まともになった頭で鮮明に。
男としての本能だろう。頭に良からぬ感覚が湧き、己の下半身に力が入る。
単装砲発射用意、主砲最大仰角。
こんなことを考えつくのは僕が普段海軍司令官をしているからだろうか。
駄目だ。こんなくだらないことを考えてる場合じゃない。早く暁に水を飲ませなければ。
上を向こうとする愚息をよそに、暁の背中を抱え上半身を起こす
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/10/04(水) 22:04:14.86 ID:zD3zFV51O
「暁大丈夫? 水、飲める?」
息は荒いが目の焦点は合っている。ペットボトルを暁の口につけ、ゆっくりと水を流してやる。良かった、ちゃんと飲んでいるようだ。
「司令官…」
充分な量の水を飲ませ、ペットボトルを口から離すと暁は小さいながらもはっきりした声で僕を呼ぶ。意識も覚めたのだろう。やはり水分補給は大事だ。
「ん?」
暁の呼び声に返事をする
「暁、ちゃんとできた? 司令官、暁の体で気持ちよくなれた?」
……
……
興奮する。
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/10/04(水) 22:08:21.90 ID:zD3zFV51O
先ほどまで自分は暁を欲望のままに貪っていたというのに、この少女はそんな目の前にいる男にちゃんと奉仕できたのかと、気にかけている。
その言葉に支配欲を刺激され、また単装砲の仰角が…やめようこの表現。
「うん、すごく気持ちよかった。すごいよ暁」
正直な感想だ。実際脳が溶けるほどの快感だった。
「えへへ… レディーなんだから当然よ」
暁が嬉しそうに笑顔を浮かべる。いつも見慣れた笑顔。
暁が活躍して任務を遂行した時に、頭を撫でることは多い。暁は子供扱いするなと口では嫌がるが、拒むことはない。そして今と同じ笑顔を見せてくれる。
だが今はそんな微笑ましい日常からはまるで正反対、セックスの事後という状況であの笑顔を見ている。
その状況ということもあり、ドキっと心臓が跳ね、また良からぬ考えが、そして単装砲…やめようと思ったのに。
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/10/04(水) 22:10:03.04 ID:zD3zFV51O
「ねえ司令官、もう一回しよ?」
暁が誘う。
「え?」
「だって司令官の… まだ満足してないでしょ?」
暁が笑みを浮かべ視線を外す。その先には最大仰角の単装砲。もういいか。
確かにムラムラしたまま終わるのは不完全燃焼。寝付けるわけもないが…
「暁は大丈夫なの?」
水を飲むまで力なくぐったりしていた暁のことを考えると、どうしても不安を覚えてしまう。
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/10/04(水) 22:14:26.11 ID:zD3zFV51O
「大丈夫よ。暁は一人前のレディなのよ?」
本当だ。自分をレディだと強調する声は、いつもの調子だった。
安心し少し笑みを浮かべる。それを見た暁も察したのか微笑む。
「それに…」
暁が言い淀む
「私も、まだ司令官を感じてたいし」
顔を逸らしているが、羞恥の表情になっているのは明白だ。暁は身体を起こし、むこうを向いて体勢を直す。
その四つん這いになった体勢でむこうを…
「ね、来て?」
足を開き、太腿とお尻を己の右手で広げる。
暁のあそこの割れ目が開き、ピンク色の性器は暁の愛液で光り、白い精液が汚していた。
僅かに視線を上げると、暁のお尻の穴が皺を伸ばし、ヒクヒクと動いている。
こんなものを見せられたら…
暁の腰を掴み、逃さないように捕まえる。
僕は最大仰角を保つ欲の棒を暁に向け
少女の未熟で、小さな身体に当てがった
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/10/04(水) 22:16:32.71 ID:zD3zFV51O
こんな感じで提督と駆逐艦たちの情事を書いていきます。
提督は暁型や睦月型と同じくらいの歳のショタです。
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/10/04(水) 22:42:03.12 ID:wTinuc2xo
素晴らしい
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/10/04(水) 23:19:24.05 ID:QN+om7whO
よいぞ
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/10/06(金) 01:56:40.13 ID:Om7aABMoO
閉じた小さな膣穴に先端を付け、そのまま腰を前へ押すだけ。それだけで暁の中へと挿入できる。
ぬるり。
挿入感が最初と違う。始める前の前戯で、舌、指を使って暁のあそこをよくほぐし、同時にその快感で暁は愛液であそこを濡らした。
そうして本番に移ったわけだけど、その時の潤滑油は暁の愛液だけだった。僕の唾液も多少はあったけど。
でも今はさっきの絶頂で出した精液が暁の中にある。加えて、身持ちが固かった膣がよくほぐされたため、ちんこにとても馴染む。
少しずつゆっくりと暁の奥まで進む。ほんの少し動くだけで、先端が精液を膣壁に塗りつけ、後に通る棒の部分がそれを塗り広げる。
「ああ…っ んんっ…」
暁が声を漏らす。ゆっくりと押し広げられ、ぬるぬると膣を擦られている刺激に耐えかねたみたいだ。
よくほぐされて包み込むように柔らかくなり、それでいてキツく締め付ける膣内、更に一回目でよく分泌された愛液と、欲望に任せて出した精液で混合した粘膜がヒダと協力してまとわりつく。
そして暁の体温を、くまなく全体に受けている。
暁の中、気持ちいい。
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/10/06(金) 01:58:45.55 ID:Om7aABMoO
早く動きたい。理性が飛びそうなのを必死に抑え、暁に声をかける。
「暁、動くよ」
「うん… うん…っ」
どうやら暁も限界みたいだ。互いに了承を得た後は、二人で互いを互いに気持ちよくするだけ。
暁の腰を両手で掴む。
僕は先端が穴から抜けない程度に棒を引き出し
「〜…っ!!」
一気に突き抜く
パチュッ
「あんっ!」
二回戦が始まった
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/10/06(金) 02:00:41.78 ID:Om7aABMoO
暁を突くたびに、粘りが混じった水音が部屋に響く。
暁のあそこは棒を抜くたびに閉じ、突けばこじ開けられるを繰り返されている。それはヒダに塗られた混合の潤滑油によってあまりにも容易に。
突く時は先端で膣を広げる感触を味わい、抜く時は閉じる力による吸い付きを味わう。棒部分は常にヒダとぬるぬるの締め付けを堪能する。
それを何度も何度も繰り返す。
これだけで果ててしまいそうだ。
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/10/06(金) 02:04:29.67 ID:Om7aABMoO
セックスはただ性器を擦り合わせた刺激で気持ちよくなるだけじゃない。それに気づいたのは極最近だ。
「あんっ あんっ あんっ」
暁の喘ぐ声。耳に喘ぎ声が入るたびに、僕がこの声を啼かせているのだという支配感が興奮を呼ぶ。
目の前には暁が背中を見せて自分の振動に合わせて揺れている。
起きている時にいつも背中を隠す長い髪は暁の肩を越して左右に落ち、背中から首筋まで身体を無防備に晒している。
視線を落とすと暁と自分の結合部分。抜くたびに見える己の棒は色んな液に濡らされている。
暁の腰に当てた手を少しだけずらし、暁のお尻に移動する。親指と手のひらでお尻の肉を包み、親指にぐっと力を入れる。
そうして見えるようになるのは、暁のお尻の穴
少しだけ広げられた穴はピンク色が見え、抵抗するように閉じようとヒクヒク収縮する。
まるで暁の体の全てを意のままにしているような全能感が湧き出る。
セックスは、耳と目で興奮を覚えてさらに気持ちよくなる。ケッコン指輪を数人の艦娘に与え、しばらくして気づいた事だ。
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/10/06(金) 02:06:37.89 ID:Om7aABMoO
しかもそれだけではない。
「あっ、あっ、やっ、やだっ!」
暁が突かれる刺激に耐えつつこちらに声をかける。
「やっ、やめっ、てっ…、恥ずか…っ」
お尻の穴を観察されているのに気づいたみたいだ。暁は止まらない刺激の波の中で必死に抗議する。
当然だ。肛門など病気の時に医者に見せる事でもない限り他人に晒すものじゃない。羞恥を覚えるのも無理はない。
人が嫌がる様を見て楽しむ趣味はない。暁のためにも今すぐやめてあげるべきだろう。しかし、昔から言うと思う。好きな子はいじめたくなるって。
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/10/06(金) 02:07:39.73 ID:Om7aABMoO
僕は突くペースを落とし、上半身を暁の背中に密着させる。そして暁の頭に近づく。なるべく暁の耳に口が届くように。
暁が何事かとこちらを振り向こうとする。人が後ろを向く時、真っ先に真後ろに到達する器官は耳だ。それを利用し暁の耳に声をかける。
「暁のお尻の穴、可愛くてきれいだったよ」
暁の顔がこちらの顔を捉える。言った意味が理解出来ないのか理解している最中なのか、こっちを見た顔のまま固まる。
つかの間、豆球だけが照らすオレンジの薄暗い空間でも分かるくらいに、暁は顔を赤くした。どうやら後者で理解が追いついたみたいだ。
「司令官のっ、バカッ!」
そのまま顔を向こうに戻し、枕に顔を埋めた。恥ずかしいことが続いてもうどうすればいいか分からないみたいだ。
こういう反応を見せてくれる暁は、たまらなく可愛いと思ってしまう。
これがセックスの最中であれば
これから更に愛おしく思い、もっと気持ちよくしてあげたいと、自分の暁への愛を、知ることができる。
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/10/06(金) 02:08:57.60 ID:Om7aABMoO
暁はもう少しだけ続きます。
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/10/06(金) 08:56:29.24 ID:1iLWFPDbO
うむ、赤面する暁は良いものだ
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/10/07(土) 02:37:09.63 ID:H0tyjnqAO
「あっあっ はっ…ぅん…っ」
休むことなく暁に打ち付ける。最初こそ暁は膝を曲げて体を持ち上げていたが、今は足を伸ばし、体全体をベッドに投げ出して完全にうつぶせ寝の状態になっている。
この姿勢ならお尻の穴を見られることはないという暁の考えた対策だ。
確かにこれなら暁に覆いかぶさる体勢にならなければセックスはできない。お尻が視界の死角に入ってしまうため、見ようにも見られなくなってしまう。
暁のお尻の穴を眺めて興奮することはできなくなったが、さしたる問題にはならない。
どうせ最後はこの体位でするつもりだったし。
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/10/07(土) 02:39:29.73 ID:H0tyjnqAO
暁は名案を思いついたようにこの姿勢に移行したが、それは言い訳にも取れる。
この寝バックは、暁が一番好きな体位だ。
僕は暁に全身で覆いかぶさるような姿勢になっている。
以前、暁はこの状態が、まるで司令官に守られているみたいで嬉しいのだと聞かせてくれた。
実際は守るどころか体を押し付けて無理やり犯してるようなものなのにね。
そういうわけで一番好きな犯され方をされてる暁は
「やっ あっ しれいかっ もっとぉ…っ」
「もっと… やあっ… きもちいいよぉ…」
気持ちが乗ってきているみたいだ。暁は序盤こそ己は一人前のレディだからと言って主導権を握ろうとリードしようとするが…
こうやって高翌揚し自分に素直になると、完全に受けの姿勢になる。この身動き取れずただ突かれるしかない寝バックで昂ぶり激しさを要求してくるのがその証拠だ。
「もっと…あんっ きてっ きてよぉ… んっ 」
ずっと出し挿れしてるのにも関わらず催促される。じゃあそれに応えてあげないと。
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/10/07(土) 02:41:21.60 ID:H0tyjnqAO
腰を大きく引き、亀頭が暁の中から出かかるまで引き抜く。そして一気に、暁の一番奥まで突く。
「あんっ!」
今までにない刺激に暁が喘ぐ。びくんと肩を一瞬震わす。
一回だけだと思わないでよ暁。これからこれが何度も続くんだから。
抜いては突き、突いては抜く。腕立て伏せで腕を曲げず腰だけを浮かせるような動きを繰り返して暁の柔らかいお尻目掛け振り続ける。
「あっあっあっあっあっ…!」
暁の喘ぐ声が大きくなった。我慢する余裕も無くなっているみたいだ。
余裕といえば僕のほうもあるわけではない。
この体位、あそこの締め付けがかなりキツくなる。
バックの体勢なら足の付け根の関節域の都合上、下半身に力を入れることは難しくなる。しかしうつぶせ寝なら関節域が効き、下半身へ力を入れ引き締めることができる。
つまり暁はやろうと思えば全力で僕の棒を締め付けることができるのだ。
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/10/07(土) 02:42:38.37 ID:H0tyjnqAO
見ると暁はだんだんと足を閉じてきている。絶頂の快感を得るために、さらなる刺激を求めるために
駄目だ。余裕が無くなる。暁の中が気持ちよすぎてまた何も考えられなくなる。
暁、気持ちよさそうに声をあげてる。
またキツくなった。吸い付いてきてる。
奥でぷにぷにと先端が子宮に当たる。気持ちいいな。暁も気持ちいい?
暁のお尻柔らかい。気持ちいい
もっと気持ちよくなりたい。もっと、もっと
気持ちいい 気持ちいい 気持ちいい
………
-----
-----
もう少し、もう少しだ
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/10/07(土) 02:43:59.10 ID:H0tyjnqAO
暁の体がびくんと大きく震える。それに気づいた次の瞬間、暁の中が急激に狭くなる。
足を閉じて力を入れた締め付けではない。暁の膣内が直接収縮し、棒全体を握り潰さん限りに圧迫する。暁が絶頂に達したらしい。
暁の締め付けと吸い付きを堪能し続け、射精感を覚えていた矢先にこの仕打ち、耐えられるわけがないじゃないか。
棒を一番奥まで押し込み、全身で締め付けを食らう。射精の前兆が一気に近づく。
「くうっ…!」
思わず口から声が漏れた。込み上げる精液で棒が膨らんでいるんじゃないか、そう思う程に大きく詰まる感覚
我慢なんてする気はない。できるはずもない。出す。ここに、今すぐ出す。
僕は理性などよそにただ本能に従うままに
暁の中に、全部吐き出した。
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/10/07(土) 02:47:25.23 ID:H0tyjnqAO
ビュー、ビュー
本当にそんな表現が合うんじゃないかと思うくらいに、溜まったものが出ていく感覚を覚える。
出してる。射精してる。暁の中に、流し込んでる。
きもちいい もっと もっと
びくんと股間に力を入れる。びゅっと出る。
もう一度力を入れる。びゅっと出る。
びゅっ びゅっ びゅっ
精が尽きるのを目指してどくどくと出し続け、それを暁の膣内が絞りとる
「あっ… あああああっ…!」
暁が声をあげてる。
絶頂を迎えた女性器は今まで以上に敏感になると聞く。力を入れると棒が反り、膣内を刺激する。それと同時に子宮に熱い液がぶつかる。それに堪らず声が出たんだろう。
そんなことなどお構いなしに、僕は出したいものを出したい場所にただ出す快感に浸る。
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/10/07(土) 02:49:46.54 ID:H0tyjnqAO
ぴゅっ
出る量が少なくなった。出し尽くしたみたいだ。
頭がくらくらする。この姿勢のままじゃ辛い。このまま力尽きれば暁を潰してしまう。
腰を引き、暁の中から棒を引き抜く。抜く時に刺激を感じたのか、暁が甘い声をあげる。
暁の中で感じていた温もりが無くなる。濡れているせいもあって棒全体が体感的にひんやりする。
暁の締め付けから解放された。自分に付いてる男性器なのに、なんだか自分のものではないようだ。
僕はぐらつく意識をなんとか保ちながら手足を動かし、暁の隣にその身を降ろし、寝転んだ。
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/10/07(土) 02:52:06.16 ID:H0tyjnqAO
今日はここまで
自分にとって一番エッチな目で見られる駆逐艦はなんですか?(暁型、睦月型、朝潮型の中で)
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/10/07(土) 03:28:02.26 ID:95JVb3wdo
全員
乙です
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/10/07(土) 04:59:38.29 ID:9Bdvr/YLo
陽炎
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/10/07(土) 05:00:41.71 ID:9Bdvr/YLo
途中送信しちゃった
陽炎型以降はないのか
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/10/07(土) 06:16:13.28 ID:PzvzqL6kO
>>27
朝潮ちゃああああああん!
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/10/07(土) 15:03:48.55 ID:RGLp1CP2O
電ちゃんかな
乙
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/10/07(土) 20:31:02.50 ID:FxTtcbXEO
乙
その3種の中だとやっぱ如月かな
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/10/07(土) 20:39:58.75 ID:e7XdwVPeo
暁型なら電
睦月型なら弥生
朝潮型なら荒潮
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/10/08(日) 03:59:03.07 ID:x1RJOSXvo
あらあら荒潮
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 22:21:29.99 ID:FVqXhPONO
性欲の発散に満足し、急激に襲いかかる脱力感と疲労感。そして酸素不足による息の乱れで頭がくらくらする。そのまま深い眠りに落ちればどんなに楽だろうか。
駄目だ、暁を放って自分だけ眠るわけにはいかない。好き放題に暁を汚しさっさと寝るほど畜生になるつもりはない。
暁の隣に並んで寝転び、暁の様子を見る。中に射精された寝バックの相変わらずの体勢で深く呼吸している。
枕に半分埋まった暁の顔に手を伸ばし、長い横髪をかき分けて触れる。
「暁」
そっと名前を呼んでやる。暁が顔をゆっくりこちらに向け呼びかけに応える。
一方的に突かれ振り乱れた髪に、整える途中でまだ少し荒い息、?は羞恥と興奮で高揚し紅くなっている。
それをオレンジ色の薄暗い照明が照らす。
その中で見た、自分と同じくらいの年の少女の顔は、ひどく煽情的に写った。
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2017/10/09(月) 22:23:03.57 ID:FVqXhPONO
性欲の発散に満足し、急激に襲いかかる脱力感と疲労感。そして酸素不足による息の乱れで頭がくらくらする。そのまま深い眠りに落ちればどんなに楽だろうか。
駄目だ、暁を放って自分だけ眠るわけにはいかない。好き放題に暁を汚しさっさと寝るほど畜生になるつもりはない。
暁の隣に並んで寝転び、暁の様子を見る。中に射精された寝バックの相変わらずの体勢で深く呼吸している。
枕に半分埋まった暁の顔に手を伸ばし、長い横髪をかき分けて触れる。
「暁」
そっと名前を呼んでやる。暁が顔をゆっくりこちらに向け呼びかけに応える。
一方的に突かれ振り乱れた髪に、整える途中でまだ少し荒い息、顔は羞恥と興奮で高翌揚し紅くなっている。
それをオレンジ色の薄暗い照明が照らす。
その中で見た、自分と同じくらいの年の少女の顔は、ひどく煽情的に写った。
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 22:24:12.51 ID:FVqXhPONO
「大丈夫?暁」
声をかけると、暁は息を吸いゆっくりと応える。
「へっちゃらだし、だって、レディーだもん」
暁が笑って答える。
もう、暁ってば
あれだけやられてなお強がる暁。そんな少女をとても愛おしく感じる。
僕は暁に触れている手を暁の頭に移す。
指に髪を絡め、そのまま手を横に動かす。少し行ったら手を持ち上げ元の位置に降ろす。髪に指を通しまた同じことを繰り返す。
手櫛を梳くように暁を優しく撫でてやる。
暁の髪は柔らかく手触りが心地良い。
僕は暁の髪に触れる感触を楽しむ。
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 22:25:53.97 ID:FVqXhPONO
「んぅ…」
暁がこそばゆそうに声を出す。髪を撫でられるのが気持ちいいんだろうか。
「子供扱い…しないでってばぁ…」
そう言うと暁はもぞもぞとこちらに近づき、僕の胸元に顔を埋める。
手は背中に回り、暁は僕の身体を自分に抱き寄せる。互いの肌が密着する。遮るものなど何一つ無い。
暁の体温を感じる。暁の肌の感触を受ける。とても温かくて、柔らかい。
暁の体、気持ちいいな。
ただ触れているだけなのに、女の子の体というのは、どうしてこんなにも気持ちいいんだろう。
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 22:27:42.31 ID:FVqXhPONO
「司令官」
暁が呼んでる。視線を落とすと、暁が上を向いてこちらを見ている。こちらに向かって首を伸ばしているようだ。
分かってる。僕は軽く首を曲げ顔を暁に近づける。暁が目を閉じ、唇を少し突き出した。僕も同じようにして、口を近づける。
互いの唇が触れる。そしてすぐに離れる。口を開けない、舌など絡めない、ただ触れるだけの普通のキス。
顔を離し、見合わせる。暁の目に映る光彩が艶っぽい。少し涙を流しているようだ。
一瞬だけ見つめ合うも暁はすぐに僕の胸元に顔を戻し、表情が分からなくてしてまう。僕を抱き締める腕に力を入れて、絶対に見られるものかと抵抗する。
暁は恥ずかしがると顔を隠す。その仕草もまた、周りから子供っぽいと言われる要因の一つだろう。
ああ、
暁は、とてもかわいいな
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 22:30:36.76 ID:FVqXhPONO
さて、そろそろいいかな
意識がもう限界だ
僕も暁の背に手を回し、軽く抱き締める。やっぱり手触りがいいな。
密着した暁の素肌の柔らかい感触と体温を受け入れる。
鼻に軽く触れる暁の頭。暁の髪の香りが鼻腔をくすぐる。暁の匂いだ。
僕はこの女の子の心地良い温もりを受けながら
そのまま意識を手離し、深く眠りに落ちていった。
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 22:32:48.29 ID:FVqXhPONO
「ふぅ」
濡れた体をタオルで拭き、シャワー室から部屋へ戻る。今日は昨日と比べて気温が低いようだ。空調を効かせておいて良かった。
下着を出して手足を通す。着慣れた運動着を壁に掛けたハンガーから外し、手早く着込む。そろそろ防寒のものに衣替えすべきだろうか。
クローゼットを開け、白い服に手をかける。海軍司令官用の軍服。普通はこんな子供サイズのものなどあり得ないが、自分にはこれしかない。今日の僕は昨日の僕よりこれに相応しい男に近づけているのだろうか。
「司令官」
後ろから声を掛けられる。振り向くと裸の少女が掛け布団で胸を隠して上体を起こしていた。
見事に事後の姿だね暁、本当に事後なんだけど。
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 22:34:20.19 ID:FVqXhPONO
「おはよう暁。今日はもう少し休んでなよ」
「おはよ。うん、そうさせてもらうわ」
暁は僕の提案を受け入れる。今日の暁には遠征、出撃、訓練の予定は入っていない。いわゆる非番の日だ。
「あの、司令官、今日は…」
人差し指を立て、暁に向ける
「順番は忘れてないよ」
言われなくても分かっているよと、暗に含める。暁にも伝わったらしい。
「そう、ならいいけど」
「…ごめんね」
申し訳なく思い、その罪悪感から暁に謝る。
「いいの。私達みんなで決めたことだし、司令官は悪くないわ」
「…ありがとう」
暁の言葉に気持ちが軽くなる。一日をさっきの気分で始めるのは御免だ。本当にありがとう暁。
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 22:37:21.40 ID:FVqXhPONO
「それにね」
暁が布団をめくる。そこに見えるは一糸まとわぬ暁の裸体。胸に付いた小さな乳首。伸ばした両足を辿ると、一本の筋のあそこが目に入る。
昨晩のことがあるとはいえ、朝からそれは目に毒だよ暁。
そのまま暁の様子を見ていると、暁は上半身を少し後ろに倒す。伸ばした足を曲げてそのまま左右に開き…
なにをしているんだ暁
「昨日暁は司令官に、いっぱい愛してもらったから」
そう言うと暁は手で自分のあそこの割れ目を開き、女性器を露わにする。そのまま膣穴に指をかけ、拡げる。
どろり。
昨晩の行為で抑えきれない欲望に任せて吐き出した精液が流れ出す。白い液は暁のピンクの割れ目をつたってお尻に流れ、ベッドのシーツに染み込む。
暁、君は…
まさか誘っているというのか
「んんっ…」
暁が声をあげる。その声だけで快感、支配感、暁に対する独占欲に溺れた昨晩の行為を思い出すには十分だった。
股を拡げ中出しした精液が流れ出すあそこ、暁の甘い嬌声、目から耳からこんな情報を受けて次に出る行動は何か。
敵艦発見!総員戦闘配置につけ!繰り返す、敵艦発見!
総員ってなんだ。敵艦って暁か。こちらを誘惑する悪い艦をやっつけようというのか
主砲砲撃準備!目的敵艦、照準合わせ!
やめろ、今はそうすべきではない。もう日が昇っているんだ。戦闘回避の命令を…
頭ではそう思っても本能は従ってはくれない。砲塔配置員は命令を無視し、単装砲の仰角を上げようとする。
嘘だ、昨夜の夜戦で弾は撃ち尽くしたと思ったのにもう次弾が装填されているのか。優秀すぎるだろう装填の海兵。
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 22:39:27.21 ID:FVqXhPONO
駄目だ、まだ思考が働くうちにここから離れなければ。
僕はいきり立とうとする本能を必死に抑え、暁から視線を外し、部屋から出るドアを見据える。
やった、目を離したら少しは冷静になれた。僕はこの後の仕事に必要な白い軍服をひっ掴み、ドアへと走った。
「行ってきます!暁!」
ごめん暁、君から逃げるように出て行ってしまって。
僕は先程の光景から気を逸らすように、鎮守府の廊下の空気を切って、全力で駆け抜けた。
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 22:41:20.43 ID:FVqXhPONO
「悪いことしちゃったかな」
私は司令官が壊しそうな勢いで閉めていったドアを見つめて言う。
こんな格好はしたないにも程があるわね。レディ失格だわ。
あそこにかけた指を離し、足を閉じる。ベッドに体を預けて横たわり、掛け布団を被る。
今のなんてとても恥ずかしい事のはずなのに、不思議とできたのよね。まだ昨日シた気分に酔ってるのかしら。
少し時間が経てば自分は正気に戻り、また枕に顔を埋めて悶絶するのだろう。その時も間も無く来るであろうことを考えると、少し気分が沈む。
司令官は仕事がある。休むことが許されるのは自分だけなのに、司令官を誘惑し困らせてしまったことに罪悪感を覚える。
司令官には今夜のこともあるって、分かってたはずなのに
昨晩の事を思い出す。司令官が自分に触れ、何をどうしたのかを。
この胸を、あの人が舐めた。私はこの膨らみの無い貧相な胸につく乳首に触れる。
ここをあの人が舐めて、挿れて、出し入れした。私はあそこに手を伸ばす。
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 22:45:21.70 ID:FVqXhPONO
ぬるりと、粘つく液体が指を濡らす。これはあの人が突いて、突いて、
そして……出したもの。
「んっ…」
思わず声が漏れる。キスの後すぐに寝たはずなのに、やっぱりまだ気持ちが切り替えられていないみたい。まだ感触を、鮮明に覚えてる。
私が寝ているベッドのこの位置は、司令官がいた場所。シーツに顔を埋め、匂いを嗅ぐ。あの人の匂いだ。
あそこに指を沈める。ああ、だめ、スイッチが入っちゃう。また頭の中が真っ白になる。
あの人の残り香を嗅いで、こんな変態みたいなことして、レディ失格だわ。
そう、私はレディじゃない。体は小さくて、考えも幼稚。まだ子供。だけど私とケッコンしてくれた人も、暁と同じくらいの子供。
子供と子供、お似合いよね。でも、あの人はいつか言っていた。一緒に大人になろうって
だから私も、あの人と一緒に頑張るって決めた。
今は足りないものがいっぱいあっても、いつか胸を張って、自分をレディだと言えるようになろうって。
時間はたっぷりある。今朝の時間は自分のやりたいことに使わせてもらおう。
誰にも邪魔はされない。レディの秘密の時間は覗き見禁止よ?
言ってらっしゃい司令官。今日はあの子のことを、暁と同じくらいかわいがってあげてね
私はあそこにあてた指に力を入れ、体内に意識を集中させる。鼻腔にあの人の匂いを入れ、気分を高める。
そのまま考えることを忘れ、ただ己の欲望のままに、快楽に溺れていった。
夜戦事情 駆逐艦暁編
〜夜のレディは受け入れます〜
終了
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 22:49:14.24 ID:FVqXhPONO
「ふっ! ふっ!」
121、122、123
頭の中に数字を流し、筋肉が苦しむ声を無視し竹刀を振り下ろす。
日課の鍛錬、竹刀の素振り。朝のこの時間はいつもこうしている。
夕べに何があろうとも、これだけは欠かせない。これをするとしないとでは、この後の執務への身の入れ方がまるで違って来る。
本来艦娘を指揮する提督には鍛えた体は、直接仕事には関係ない。ほぼデスクワークの頭脳労働になるからだ。
それでも僕は、毎日これを続ける。
強き精神は強き身体に宿る。男よ、強くあれ
ここに着任する前に居た士官学校で、教官が口癖のように言っていた言葉だ。全身筋肉達磨のような人で、数人の大人がかかっても返り討ちにしてしまうような強さを持つ人だった。
その教官にはよく世話になり、色んなことを教えられるうちに、この人の腕っ節や考えに強い尊敬を抱いた。
士官学校を卒業してからも、こうやって鍛錬を続けられるのはあの人の言葉があったからだ。もし無ければどこかで怠け癖を持ち堕落していたこともあったかもしれない。
だから今日も僕は、弱音を吐く筋肉を痛めつけ、竹刀を振り抜いている
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 22:52:26.64 ID:FVqXhPONO
199、200
終わった。ふぅと息を吐き、腕から力を抜く。顔をつたう汗を下に落とすために、上を向き空を見上げる。
ああ、やっぱり早起きはいい。太陽がまだ東に見えるだけで気分がこんなにも晴れやかになる。
秋始めの少し冷たい風が心地いい。体を動かしているうちに暁への劣情も薄まってきた。性欲は運動で発散できるというのはどうやら本当みたいだ。
「よぉ、終わったか」
後ろから声をかけられる。こう言われるということは先程から見られていたみたいだ。竹刀を降るのに夢中で全く気づかなかった。
「おはようございます、天龍さん」
「精がでるじゃねぇか。ちっこいのにたいしたもんだ」
振り向いて挨拶をする。胸元をあけたジャージ姿に木刀を肩に担ぎ、眼帯を付けた女性が歩いて来る。この人も僕と同じようにどこかで剣の鍛錬をしていたのだろう。
彼女の名前は天龍、天龍型軽巡洋艦の艦娘だ。
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 22:54:22.90 ID:FVqXhPONO
今日はここまで
暁の話は終わり、次は他の駆逐艦の話になります。
レス乞食かと思われるかもしれませんが、感想をくれたら嬉しいです。
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/10/09(月) 22:56:20.38 ID:SnF03OzbO
暁ちゃん大好き
もっとエッチな暁ちゃんが見たいわ
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/10/09(月) 23:32:43.69 ID:yoc2gTaK0
インピオ好きだから嬉しい
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/10/09(月) 23:45:15.73 ID:ZhWjRDQdO
えろい
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 00:59:17.49 ID:r9CrbFPYO
素晴らしい
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 07:11:17.71 ID:NmRHJKNw0
ショタロリものって意外と少ないんだよなぁ
乙
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 07:26:35.29 ID:N89pSv5Bo
描写がかなり好きで続きがとても気になります
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 11:42:04.80 ID:stzR0/LL0
乙
続きを全裸待機
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/10/11(水) 21:49:00.85 ID:XBSuB7x7o
乙
文体好みだから頑張ってほしい
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 13:15:30.39 ID:HDpj5G82O
「随分早いですね天龍さん、どうしたんですか」
「んなもん決まってんだろ。鍛錬だ鍛錬。お前と一緒」
まあ当然か。この朝早くに運動ジャージなど着ていればそれ以外にないだろう。
「どうよ調子は?」
天龍さんが聞いてくる。こういった切り出しは単なるコミュニケーションの一環に過ぎず軽い気持ちで答えればいいと分かってはいるのだが、軽くと言われてもどう答えればいいのかちょっと迷うんだよね。
「いい感じですよ」
まあ、悪いと答えるよりは心象は良いんじゃないだろうか。実際今の気分は晴れやかなものと言える。
「へえ、そうかい。そりゃ良かったな」
ニヤリとした笑いを浮かべて天龍さんが言う。受け答えは間違っていなかった。
間違っていなかったが、正しくもなかったと言えたかもしれない。
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 13:17:03.79 ID:HDpj5G82O
「そんじゃ、その良い調子の程を試してみたくなってんじゃねーか?」
天龍さんが木刀を両手に構え、僕に向ける。
ああ、この人はこういう人だった。剣の腕の調子が良いなんて答えれば、この人にとっては挑戦状を受け取ったも同義だ。
「ほらどうした、恐くて声も出ねーか?」
口角を上げて意地の悪い笑顔を浮かべながら天龍さんが挑発する。
おそらく、いや、絶対に勝てない。
剣を振る腕の調子は良い。気分も良好。しかしそれだけだ。
天龍さんは僕よりもずっと背が高く、腕の力もその辺りの男性より強い。それに僕よりも長く剣の鍛錬を続けている。
そして天龍さんは精神鍛錬の為に竹刀を振る僕のスポーツ体育などと違い、実際に戦場で敵を倒す修行と経験を積んでいる。
体格差、腕力の差、経験の差、どれをとっても彼女より劣る僕に勝ち目などあるはずもない。
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 13:19:12.95 ID:HDpj5G82O
ならここで断るのも選択肢の一つ。
天龍さんはこう見えて優しい人だから文句を垂れつつも僕の言うことを聞いて身を引いてくれるだろう。
その選択肢、選んでもいいのか。
否。
ここで断るということは、戦わずして逃げる道を選ぶということ。
僕がここで竹刀を振る理由は、強き精神を宿す強き身体を作ることだったはず。
「フフフ、俺が恐いか?」
天龍さんは強い。だが強い者から逃げる者が強くなれるものか。それじゃずっと弱いままだ。
決心した。僕は天龍さんを見据える。
「お?」
天龍さんが僕の様子を意外そうな目で見る。心外ですよ天龍さん。
剣の相手を挑まれたら、はいもいいえも答える必要はない。
ただ剣を向け、相手に敬意を表するのみ。
「ご指導よろしくお願いします」
それに、せっかくの剣の稽古の誘いを、断るなんて、不粋だろう?
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 13:20:13.85 ID:HDpj5G82O
竹刀をまっすぐ正段に構え、左足を引く。天龍さんと対峙した。もう逃げることなどできない。
「いい度胸だ。良い目してんじゃねーか」
どうもお褒めいただき光栄です。そして感謝します。こんな機会を与えてもらって。
僕は天龍さんに向かって距離を詰めた。
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 13:22:32.65 ID:HDpj5G82O
「かっかっか。まだまだ修行が足んねーな」
膝をついて息絶え絶えになる僕を見下ろして天龍さんが笑う。
負けた。手も足も出なかった。攻め手は全部受け流され、ただ弄ばれただけ。しかも天龍さんは攻撃の斬りかかりをしてこなかった。
悔しい。どれだけ勝ち目が無かろうと、一太刀くらいは浴びせてやろうと思っていたのに。しかも彼女は隻眼の身。慣れているとしても普通の人よりは死角が多いはずなのだ。
天龍さんとの力の差に愕然とする。こんなにも弱かったのか僕は。自信を失いそうだ。
「ま、お前もなかなか良い筋してたと思うぜ? 意外とやりやがるからちっとびっくりしたな」
「本当ですか?」
天龍さんの言葉に僕は顔を上げる
「おう、お前くらいの歳でここまでやるたぁたいしたもんだ。もちっとデカくなったらすげーことになるかもな」
天龍さんがしゃがみこみ、僕と目線を合わせて言う。
やっぱり天龍さんは優しいな。
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 13:24:47.30 ID:HDpj5G82O
こういったアフターフォローもしっかりやるところは彼女の魅力の一つだ。実際落ち込みかけていた僕の内心も天龍さんの言葉に救いを感じている。単純だなぁ。僕。
天龍さんは面倒見が良くどんな相手にも同じ目線で話す。たとえ自分よりずっと小さな子どもに対しても。
故に天龍さんを慕う駆逐艦は多い。彼女に悩み相談をしに行き、そのお陰で解決した子も多いと聞く。彼女達を部下に持つ僕としてはこの事に関して天龍さんに
感謝しなければならない。
「天龍さんは強いですね」
少し自信を取り戻した僕は天龍さんを見て答える。これは率直な感想だ。
「だろ? フフ、恐いか?」
「全然」
「そこは嘘でも恐いって言っとけよ」
天龍さんが項垂れる。彼女はどうも自分の事を畏怖させる存在にしたいようだが、普段の行いと態度じゃそうなることはまず無いだろう。あなたは優しくて頼りになります。
「あーあ、やっぱ俺チビどもに舐められてんのかなぁ」
天龍さんが空を見上げて溜め息をつく。
この人は分かって言っているのか本気で気付いていないのか。後者だとしたらこの人が男の身だったらとんでもないジゴロになるかもしれない。
あなたを舐めて卑下する駆逐艦など、どこにもいないというのに。
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 13:26:49.65 ID:HDpj5G82O
「そんなことありませんよ。みんな天龍さんのことは尊敬しています」
「あん?」
「天龍さんに遊んで貰ったことや相談に乗って貰ったこと、天龍さんにお世話になった話がよく耳に届きます。みんな天龍さんが好きなんですよ」
「…」
天龍さんは僕を見据えてじっと話を聞く。僕は特に気にせず言いたい事を口にするだけだ。
「そして僕もそうです。天龍さんのことは人としても、部下の艦娘としても感謝しています」
「なに?」
「あなたが随伴した遠征任務はスムーズに進みます。これはあなたが駆逐艦達をまとめてくれるお陰です」
「あなたの駆逐艦達の面倒見が良いお陰で、遠征を渋る子も天龍さんとなら行くとやる気を出すこともあります。これに関しては天龍さんの事は非常に頼りにしてます」
「つまり俺は都合のいい存在ってか?」
そんなわけないだろう。天龍さんは周りからの評価に無頓着だ。だから自分を囲む声にも気づいていない。
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 13:29:55.03 ID:HDpj5G82O
「違います。あなたのお陰でこの鎮守府が作られているんです」
「空母も戦艦もいない、ほぼ駆逐艦だらけのこの鎮守府で、あなたのような人がいてくれるからここの艦娘達はみんな毎日を充実して生活できるんですよ」
これは本当だ。悩み相談なら自分も受け、解消のために努力する気概だが、自分は彼女達の上官でしかも異性、その上、年端もいかぬ子供ときた。
その立場ゆえに遠慮し一人で抱え込む可能性もあった。そうなれば僕になすすべはない。
だから天龍さんのような大人の女性がいてくれたからこそ、みんな彼女を頼り、加えて彼女の性格もあり、天龍さんはみんなの拠り所になってくれた。懐かれるのも無理はない。
それらも話し伝える頃には天龍さんはそっぽを向いている。照れているのだろうか。
ならば剣に負けた仕返しだ。真っ赤になるまで口を開き続けてやる。
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 13:32:13.54 ID:HDpj5G82O
「天龍さんはさっき僕が負けて落ち込んだ時もフォローする言葉をかけてくれましたよね。あれが良い例です」
「あなたはとても面倒見が良い。駆逐艦や僕のような子供相手でも同じ目線で話してくれる。これだけであなたがどれだけ優しい人か分かります」
「あなたは周りにどう思われているか気にしない人のようですが、あなたを囲む子はあなたが思っているよりもずっと頼りにしているんですよ」
「僕も天龍さんの良いところはたくさん知っています。上官と艦娘という立場があっても、あなたを頼りに思っています」
「剣では完膚なきまでにやられましたけど、それも含めて僕は、そんな天龍さんのことが、好きなんですよ」
満足した。言いたい事は全部言った。駆逐艦達はあなたを舐めてなどいないと天龍さんに伝わっただろうか。
天龍さんは下を向いている。真っ赤になるまで喋ってやるとはいったが、これでは顔が見えない。下から覗き込んでみるか。
そう思ったが、実行に移る直前、天龍さんの両手がこちらに伸びる。その手は僕の顔の両側を挟み、親指と人差し指の横腹で、僕の?肉の摘んだ。
「このクソガキ!!」
天龍さんは僕の?肉を捻り、左右に引っ張る。痛い。単純に、痛い。
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 13:34:41.83 ID:HDpj5G82O
スマホ上ではほお(ほっぺ)の漢字が表示されないようですね。
別の書き方に変えます
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 13:38:08.85 ID:HDpj5G82O
「天龍さんはさっき僕が負けて落ち込んだ時もフォローする言葉をかけてくれましたよね。あれが良い例です」
「あなたはとても面倒見が良い。駆逐艦や僕のような子供相手でも同じ目線で話してくれる。これだけであなたがどれだけ優しい人か分かります」
「あなたは周りにどう思われているか気にしない人のようですが、あなたを囲む子はあなたが思っているよりもずっと頼りにしているんですよ」
「僕も天龍さんの良いところはたくさん知っています。上官と艦娘という立場があっても、あなたを頼りに思っています」
「剣では完膚なきまでにやられましたけど、それも含めて僕は、そんな天龍さんのことが、好きなんですよ」
満足した。言いたい事は全部言った。駆逐艦達はあなたを舐めてなどいないと天龍さんに伝わっただろうか。
天龍さんは下を向いている。真っ赤になるまで喋ってやるとはいったが、これでは顔が見えない。下から覗き込んでみるか。
そう思ったが、実行に移る直前、天龍さんの両手がこちらに伸びる。その手は僕の顔の両側を挟み、親指と人差し指の横腹で、僕の顔の肉を摘んだ。
「このクソガキ!!」
天龍さんはそのまま手を捻り、左右に引っ張る。痛い。単純に、痛い。
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 13:40:16.87 ID:HDpj5G82O
「てめえよくもそんなクソ恥ずかしいことをベラベラと喋りまくれるもんだなこの口はよぉ!」
どうやら狙いは成功したらしい。天龍さんの顔は茹で上がりといわんばかりに真っ赤だ。だが今は顔の痛みに耐えるのに必死でそれを眺めている余裕などない。
「この口か!? 何人もの駆逐艦のチビどもを落としてケッコンまで持ち込んだ口はよぉ! ジュウコンした旦那様は口説き上手ってかぁ!?」
「ケッコンする前に今のうちに口説いとこうってわけか? 計算高いもんだな!だが残念だったなぁ、今俺のレベルが99になったとしても指輪なんか受け取ってやんねーよ!」
顔の肉を引っ張りながら天龍さんが言う。ケッコン指輪を渡す前からケッコンオコトワリされてしまった。
そろそろ離してほしいのだが、僕にできる抵抗といえばうまく喋れない声を出し、天龍さんの手を掴むことだけ。力づくで引き離そうとすれば肉を引っ張る手に更に力を上乗せすることになり、自分の首を締めるだけだ。
「もっとデカくなってからなら考えてやるよ。あと剣の腕もな」
やっと天龍さんが手を離し立ち上がる。顔にジンジンと痛みが乗っている。変な形になってはいないだろうか。
ヤバい、ちょっと涙出てきた
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 13:43:03.76 ID:HDpj5G82O
「ま、チビどもの事を教えてくれたのは、悪い気分じゃなかったぜ。お前のそういうとこがあいつらも好きになったんだろーし」
多分天龍さんの本心だろう。話の核心がちゃんと伝わっていて安心した。
だがこの仕打ちは、ちょっとひどい。
「天龍さん、子供相手でも同じ目線で離す所はあなたの魅力の一つですが、上官と部下という立場としての最低限の態度はとって貰わないと困ります」
こちらは真摯なお願いだ。僕がまだ子供と言える年齢とはいえ軍に属する以上、不敬な口の利き方や先ほどのようなことをされると他の艦娘に示しがつかない。
軍において上官へ粗相を働いた部下には罰を与えるのも道理だが、彼女は多くの艦娘の信頼を得る身。顔を摘まれただけで罰など与えようものなら他の部下から憤慨されるのはこちらだ。
故に多少のことは大目に見る事になる。あれ?僕の力こういうところでも弱くない? 上官の権威ってなんだっけ
「それもちったぁ軍人らしい貫禄つけてから言うんだな」
天龍さんが応える。軍人の貫禄…無いよなぁ。
「ま、多少は文句垂れるかもしんねーが、言うことは聞いてやるから安心しろよ。本当は遠征の駆逐艦どものお守りより戦闘の方が良いんだがな」
天龍さんは口こそ悪いが与えられた任務はちゃんとこなす。命令に従ってくれる以上、僕に対する敬意は全く無いとは言えないと考えてもいいのだろうか。
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 13:46:10.24 ID:HDpj5G82O
「じゃーな。精進しろよ」
踵を返し歩き出す。剣の稽古も終わった以上天龍さんがこれ以上ここにいる理由は無い。
だがこちらといえば、勝負に手も足も出ずに弄ばれ、あげく顔を引っ張られただけだ。このまま彼女を立ち去らせてしまえばあまりにも格好悪い終わり方になる。
ならば最後くらいは格好つけさせて欲しいものだ。
「天龍さん!」
距離を離す天龍さんを呼び止める。天龍さんは何事かと首を傾け、眼帯でない方の目をこちらに向ける。
「いつか、倒します」
本当に格好つけるだけ。竹刀の素振りだけしてても天龍さんには追いつけない。
しかしやられっぱなしも悔しい。倒すまではいかなくともいつか一太刀くらいは浴びせられるようにはなってやる。
あなたのお陰で新しい目標ができた。天龍さんに感謝の念を込め、彼女を両目でまっすぐ見つめる。
天龍さんは少しだけじっとこちらを見ていたが、やがてふっと笑い
「おとといきやがれ」
体を向き直し、背を向けたままひらひらと手を振って、立ち去っていった。
やっぱりあなたは、恐いんじゃなく格好いいです。
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 13:50:31.84 ID:HDpj5G82O
天龍さんが建物の角に曲がって見えなくなると、突然に空腹感が襲ってきた。
今初めて空腹に気づいたのは、天龍さんと別れ気が抜けたせいだろうか。
時計を見ると、もう朝食には良い時間。間宮さんもすでに食堂を開けているだろう。
一日の活力を得るため、燃料補給をしに歩き出す。
「司令官!」
食堂に向かう道を歩いているとこちらを呼ぶ声。振り返ると運動着姿の黒髪の一人の少女がこちらに向かって走ってきていた。
「おはようございます!司令官!」
目の前で立ち止まり、足を揃え背筋を伸ばし海軍式の敬礼をする少女。ビシッという表現が似合いそうな見事な敬礼だ。
こちらも少女に向き直り、体を真っ直ぐにして敬礼を返す。誠意をもって敬礼した相手には相応の返礼をするのが筋だろう。
「おはよう朝潮。朝のトレーニングかい?」
「はいっ、ジョギングが終わったところで司令官が見えたので!」
彼女の名前は朝潮、朝潮型駆逐艦の艦娘だ。
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 13:52:46.75 ID:HDpj5G82O
「お姿を見るに、司令官は今朝は剣の鍛錬でしょうか」
「素振りをね、今しがた終わったところだよ」
「流石です司令官!指揮官という立場であっても身体を鍛えられるとは!」
いや、指揮官でも鍛えるのは大事だと思うよ
朝潮は真面目な子だ。自分の立場の理解を誰よりも深めている。小さな子供が多く無邪気な個性を見せる者が多い駆逐艦の中で、上官に対し敬意を持って接しているのがはっきりと分かる珍しい子だった。
「今から朝食に行こうと思ってたんだ。良かったら朝潮、一緒にどうかな?」
朝潮を朝食の同席に誘う。朝潮は
「是非!」
とても気持ちのよい返答をしてくれた。彼女はケッコン指輪を渡した艦娘ではないが、共に食事を摂るくらいは許されるだろう。
世の中では既婚の男性が妻以外の女性と食事をすると浮気の範囲に入ると言われることがあると聞くが、本当だろうか。
僕がケッコンカッコカリした艦娘の中に未婚艦と食事しただけで嫉妬する艦娘はいない。いないはずだ……多分。
朝潮の了承を得ると、彼女と並んで食堂へと向かう。
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 13:56:09.72 ID:HDpj5G82O
途中朝潮には任務中の出来事を色々と聞かせてもらった。僕は彼女達と違い海の上を走れない。彼女達が仕事する姿をこの目で見る事が出来ないため、こうやって報告書では分からない任務中の様子を聞く機会は貴重だ。
今は朝潮の話に耳を傾けなければならないのだが、不覚にもそれを邪魔する存在があった。
それは朝潮だ。
朝潮自身が朝潮の話を聞くのを邪魔するなど、何を言っているのか困惑するだろう。しかし今はまさにそう言うのが相応しい状況だった。
まず朝潮は僕とあまり歳の変わらない女の子。僕のような異性への興味が出始めた年齢の男子は、同年代の女子を必要以上に意識してしまう。
朝潮の艦娘としての格好は長い黒髪を下ろし、黒ベースの女子学生風の服に白いボレロ、黒いスカートに黒いストッキングを着用し、落ち着きのある服装をしている。
しかし今の朝潮は朝の運動のために髪をまとめ上げてポニーテールにし、服装は青ベースの長袖ジャージにスパッツを着用している。
清楚で真面目な雰囲気を纏わせる普段の姿と打って変わり、今の活動的な格好をした朝潮はそのギャップにどきりとさせる。
そして何より朝潮は可愛らしい顔をした女の子だ。この時点で男子を惑わせるには十分すぎる要素だったかもしれない。
そういうわけで朝潮は話を聞かせながらも無意識に相手の聞く姿勢を邪魔しているという状況になっている。
心を乱すな。朝潮の話に集中しろ。こういう時に役立つ強い精神を作るために竹刀の素振りをしてるんだろう。
早く食堂に着かないか、朝潮の話す言葉を頭に入れながらも脳の片隅でそう考えていた。
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 14:00:35.05 ID:HDpj5G82O
朝潮との会話も程々に食堂へ入る。すでに何人かの駆逐艦達が席に座って食事をとっていた。この子たちは朝からの遠征のメンバーだったな。遅刻者はいないようだ。
僕が食堂の中を通ると駆逐艦達が僕に向かって挨拶の言葉を口にする。僕もそれに対し笑って挨拶を返す。
おはようございます、おはよーしれーかん! んあ〜?おあよ〜しれ〜、個性的で様々な形の挨拶が僕に飛ぶ。
おい望月、おそらくだけど君まだ起きてから10分と経ってないだろう。海の上でもそんな態度だったら許さないからね。
ちゃんと挨拶しなさいと叱る三日月と合わせて二人にも挨拶を返し、朝食の受け取り口に向かう。
「おはようございます間宮さん」
「あらおはようございます提督」
受け取り口から見える厨房にいる女性に挨拶する。彼女の名前は間宮、艦への食料供給を担う給糧艦の艦娘だ。
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 14:01:05.13 ID:HDpj5G82O
朝潮との会話も程々に食堂へ入る。すでに何人かの駆逐艦達が席に座って食事をとっていた。この子たちは朝からの遠征のメンバーだったな。遅刻者はいないようだ。
僕が食堂の中を通ると駆逐艦達が挨拶の言葉を口にする。僕もそれに対し笑顔を浮かべて挨拶を返す。
おはようございます、おはよーしれーかん! んあ〜?おあよ〜しれ〜、個性的て様々な形の挨拶が僕に飛ぶ。
おい望月、おそらくだけど君まだ起きてから10分と経ってないだろう。海の上でもそんな態度だったら許さないからね。
ちゃんと挨拶しなさいと叱る三日月と合わせて二人にも挨拶を返し、朝食の受け取り口に向かう。
「おはようございます間宮さん」
「あらおはようございます提督」
受け取り口から見える厨房にいる女性に挨拶する。彼女の名前は間宮、艦への食料供給を担う給糧艦の艦娘だ。
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 14:02:31.69 ID:HDpj5G82O
「焼鮭定食、ご飯多めでお願いします」
こちらに歩いてきた間宮さんに希望の朝食メニューを注文する。
「あら提督、今朝は食欲旺盛なんですね」
「朝から動きましてね、すごいお腹すいてるんですよ」
あらあら、すぐに用意しますねと間宮さんが厨房に赴く。
いつもの素振りだけで終わればこんな注文はしないのだが、天龍さんに散々弄ばれた今朝は運動量が倍増し、激しい空腹感に襲われている。
今ならフードファイターが挑む数キロの料理すら胃に入りそうなほどの空きっ腹なのだ。空腹感からの解放のためとにかく飯を詰め込みたい。
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 14:05:16.64 ID:HDpj5G82O
「はい、お待たせしました〜」
間宮さんが定食のお盆を前に置く。やっと来た。この大盛り白飯をかき込んで空腹感とはおさらばだ。この後の執務の養分にしてくれる。そんな強気で調子に乗った思考のもとに置かれた朝食を見下ろすと
なんだこれは
「あの、間宮さん?」
「今朝はいっぱい鍛錬されたのでしょう? これくらいは必要ですよね?」
「いや、でも」
「男の子なんだからいっぱい食べないと大きくなれませんよ?」
そこにあったのは鮭の塩焼きと味噌汁に小鉢が付いた紛れも無い焼鮭定食だったのだが、一際異彩を放つ存在があった。
白飯を大盛り。確かに僕は注文の際、空腹から満腹を得るためにそうお願いした。
だがそこにあったのは大盛りを超過した特盛りの特盛り、白飯の山だ。日本昔話に出てきそうだと言えばイメージしやすいだろうか。
激しい空腹とはいえこれを胃に詰め込める自信はない。間宮さんにお願いし量を減らしてもらう、その手もあったのだが
こちらに笑顔を向ける間宮さん、この白飯はいつも僕や艦娘に美味しいご飯を作り皆から慕われている彼女の好意。無碍になどできるわけもない。
笑顔の間宮さんの後ろに不安げな表情をしてこちらを見る同じく給糧艦娘の伊良湖さんが見えた。そんな顔して心配するくらいなら間宮さんに反対してください。
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 14:10:00.80 ID:HDpj5G82O
僕はありがとうございますと間宮さんに礼をし、先に席に待つ朝潮の元へと向かう。
席に向かって歩く途中、その白飯の山を皐月に目撃され騒がれる。そのまま情報が他の艦娘に伝わり注目を浴びる。
あまり見ないでください。普通に恥ずかしいです。
そそくさと早足に朝潮の待つ席に向かう。朝潮の正面の席に定食の盆を置く。椅子を引いて腰をおろし、朝潮を見ると、案の定その昔話盛りを見て顔に驚きの色を浮かべている。
「あの…….司令官?」
「あははは、サービスしてもらっちゃったよ」
神妙に尋ねる朝潮に照れ隠しで笑って応える。朝潮も察しているだろう。これは僕には多すぎると
「て、手伝いましょうか?」
朝潮の提案。食べきれない分を私が食べましょうかと。朝潮は優しいな
朝潮の前にはトースト、サラダ、スープで構成された洋食セット。僕の焼鮭定食よりも早く作れる朝食メニューを隣で先に伊良湖さんから受け取り、席に着いたようだ。
確かにその量なら少なくとも腹八分目で済み、このご飯が入る余裕もあるかもしれない。というより朝潮はそのメニューで腹八分目にもなるのか? 朝潮の食べる量が少なすぎて司令官心配になっちゃうよ
朝潮の言う通り、食べきれないと悟り、朝潮に少し渡し食べてもらうのも一つの手。しかしそうするのにはいささか抵抗があった。
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 14:12:04.62 ID:HDpj5G82O
過剰なサービスとはいえ白飯を大盛りで頼んだのは僕自身。その注文の声を近くで聞いていた艦娘もいたはず。
自分で注文しておきながら食べきれないからと他人に食べてもらう。しかも女の子に。客観的に見ればとてつもなく格好悪いのではないか?
ここは大衆の場、それも職場の身内ばかりで全員自分の部下。そんな痴態を晒せば己の株が大暴落することは必然。
ならばやる事は一つしかない。
天龍さんとの対峙でも学んだはずじゃないか。戦わずして逃げる者が強くなどなれるはずがないと
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 14:13:54.66 ID:HDpj5G82O
「聞け朝潮」
「は、はいっ」
朝潮が少し強ばる。ごめん、驚かすつもりはなかったんだ。
「君の気遣い、心から感謝する。しかしだ朝潮、人には自分ひとりで成し遂げなければならないことは人生で何度もある」
「そ、そうかもしれませんが何もこんなことで…」
朝潮が不安げに反論しようとする。いいよ朝潮、心配しなくて
「これは間宮さんのサービス、言わばご好意。無碍になどできるわけもない」
「この白飯を君に分ければ、間宮さんの好意に対して失礼だ。分かるか?」
「は、はぁ…」
見るといくつかの艦娘のグループが白飯の注目と同時にこちらに耳を傾けているのに気付いた。
構わない。聞きたければ聞け。己の上官の思想を知る良い機会だ。
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 14:17:00.38 ID:HDpj5G82O
「この飯は誰にも分けない。残してゴミにするなど言語道断。これは僕一人で食う」
「し、しかしそれでは司令官のお腹が…!」
朝潮は優しいね。あくまで僕ののことを心配してくれている。君のような部下を持ててよかった。
「女の気持ちを粗末にする男、そんなものは男ではない。ただの下衆だ!」
「!!」
最後は力を込めて言う。その言葉に朝潮は衝撃を受けたように身を張り詰める。
今の声で食堂全体の注目を浴びる。むしろ好都合。よく見ろ、これが貴様らの上官だ。
「よく聞け朝潮」
箸を右手に、椀を左手に。なにもおかしくない、ただ飯を食らうだけだ。
「お前の上官は、出された飯は全部食うぞ!」
そう良い放ち白米を口にかき込む。スタートは切られた。後戻りはできない。こんな白飯を倒すことなど、天龍さんを倒すことと比べればなんてことはないはずだ。
「流石です司令官!この朝潮感服いたしましたぁ!」
朝潮が敬礼をこちらに向ける。飯をかき込む男に敬礼などはたから見ればシュールなだけだからやめなさい。しかしその見事な敬礼には上官として敬意を表しよう。
僕はただただ、詰め込むことだけを考えた。
「おかわりもありますよー?」
その声のもとに顔を向けると、間宮さんが笑顔を浮かべてしゃもじとおひつをチラつかせていた。
間宮さん、あなたはかつて数万人の兵士を数週間食いつながせる量の食料をその身に積んでいたと聞きます。あなたからすれば僕の朝食はもとより今日全体の食料すらまるで米一粒の量にも等しいのでしょう。
でも僕はこのお盆一枚の上の量だけで限界です。勘弁してください。
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 14:20:29.87 ID:HDpj5G82O
白い海軍司令官の軍服に身を包み、執務室へ向かって廊下を歩く。
将校の制服とは軍人の格式を高め権威を示すもの。付けた階級章や勲章でその威厳は増す、神聖なものだ。
だというのに、今の僕にその威厳はどこにもない。自分でも分かる。腹を抑えゲップをして歩く者のどこに威厳などあるというのか。
あの白飯は、倒した。
白飯だけでなく、同時に用意された鮭や味噌汁も含め、盆の上を器だけにすることに成功した。
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 14:23:50.14 ID:HDpj5G82O
よく覚えていないが、食べている途中に駆逐艦が集まってきて僕の白飯をかき込む様子を見ていたようだ。
白飯の量が少なくなり、胃の限界が近づき失速した辺りで聞こえた、「頑張れ」という声
その声に火蓋は切られ、周囲から包まれる頑張れコール。
途中食堂へ入って来るなり、何事かと近くにいた駆逐艦に事情を聞いて大笑いした天龍さんと、あらあらと静かに笑う姉妹艦の龍田さん。
最後の一口を口に含み、味噌汁を流して飲み込み椀を盆に置いた瞬間、喝采の拍手と黄色い声援をいただいてしまった。
ごちそうさまでしたと手を合わせる。天龍さんには見直したぜとバンバン肩を叩かれた。やめてください今はどんな衝撃でも辛いんです。
朝潮は僕の姿に感銘を受けたと一糸乱れぬ敬礼を向けていた。食後に手を合わせている男に敬礼などはたから見ればシュールなだけだからやめなさい。
盆を持って返却口に向かう途中、卯月が悪い笑みを浮かべて近寄るのが見えた。おい何をする気だ。今何かしようものなら洒落にならない事態になるから絶対にやめろ。
いたずら兎を取り押さえた睦月と皐月に感謝した。
そういうわけで更衣室で運動着から軍服へ着替え、仕事をしに向かって歩く。はち切れそうな腹を抑えながら
我ながら濃い朝を送ってしまった。だが疲れたなどと思ってはいけない。先に執務室に居るであろう秘書艦にも失礼だ。
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 14:28:29.04 ID:HDpj5G82O
執務室の扉の前についた。詰襟を直し、服の皺を伸ばす。身だしなみを整え、部屋の扉を開ける
「あ、司令官さん、おはようございます。なのです!」
僕と同じくらいの歳の、白いセーラーの制服を着た少女が駆け寄ってくる。
左手には、漏れた日の光にきらりと輝いた指輪が薬指にあった。
「おはよう電。今日も頑張ろうか」
「はいなのです!」
この少女の名は電、暁型駆逐艦の艦娘
僕が海軍司令官になって一番最初に出会った艦娘であり
一番最初に、僕のお嫁さんになった女の子だ。
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/13(金) 14:31:21.02 ID:HDpj5G82O
今日はここまで
というわけで次からは電編を始めます
本編に関係ない話を長々と書いてごめんなさい
電との夜戦は頑張って書きます
ちなみに
>>1
の初期艦は電です
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 15:28:26.73 ID:muNT+OnUO
おつおつ
天龍かわいい
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 15:43:48.41 ID:l7IIZ/KZO
朝潮ちゃん!
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 18:29:29.52 ID:S2FFPUBno
乙
電編楽しみにしてます
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 18:32:58.25 ID:YWhH1AqdO
乙なのです
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 20:24:21.86 ID:Jurt86vEO
乙
こういう関係ない話も好きよ
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 20:47:07.98 ID:9SIe2/Ico
乙乙
提督のキャラ描写で夜戦も引き立つというものよ
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 23:51:07.86 ID:+V6GmtnB0
乙
朝潮ちゃんかわいい夜戦描写にも期待がかかりますね
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/16(月) 15:39:37.24 ID:J37pwx3HO
時計の鐘が鳴る。仕事は全て片付けた。思い残す事はない。
僕は秘書艦の机の電を見る。電も同じように僕と目を合わせた。電も理解していた。
「お疲れ様、電。頼むよ」
「はい、ただいまの時刻はヒトナナマルマル。執務終了。お疲れ様でした、なのです」
一日はこうやって秘書艦にコールさせて終了する。仕事とプライベートの時間はちゃんと区切らなければ後味が悪くなるため、これは徹底させている。
今日も何事もなく一日が終わった。何も悪い事は無かったということであって本当に何事もなかったわけでもないが。
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/16(月) 15:40:51.32 ID:J37pwx3HO
朝の遠征部隊が出港してしばらくし、旗艦の睦月に無線で連絡をとった。君の寝坊助な妹はちゃんと起きているのかと。
睦月も望月の朝の態度は知っていたらしく、食堂の時とは違ってちゃんと起きて任務に従事していると返答してきた。
仕事さえちゃんとしているなら問題無いが、あの子には早寝早起きを心がけるように強く言うべきかもしれない。聞くかどうかは別にして
昼食のために電と共に食堂へ行き、注文の際には白飯の普通盛りを間宮さんに強調して伝えた。朝のような思いを二度もするのは御免だ。
すると間宮さんは、あら、そんなので足りるのですかと意見してきた。あなたは僕の胃をどうしたいのですか。
普通盛りで、あらあら
普通盛りで! あらあら
そんなコントのようなやり取りを受け取り口でしていると、朝の出来事を知っている近くの艦娘に噴き出されてしまった。
白飯を無事に普通盛りで受け取ることに成功した時は溜め息をついた。事の顛末を知らない電は頭に「?」を浮かべていた。
食事の席で話のネタがてらに電に朝の事を教えてやると、電には珍しく声を上げて笑われてしまった。僕にとっては武勇伝のつもりなんだからそんなに笑わないでほしいものだ。
そのかわりとてもかわいい電の笑顔が見れたから許すとしよう。
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/16(月) 15:43:00.27 ID:J37pwx3HO
その後は搬入資材のチェック、遠征部隊の成果報告と消費燃料の確認など書類仕事を一つずつ終わらせ、こうして一日を終えることができた。
「司令官さん…」
電がこちらに歩み寄ってくる。どことなく不安を覚えている顔をしている。
そうだよね。気になるよね。
「あの…」
僕も電の方に近寄り電の前まで来ると、次の言葉を口にする前に電の頭に手を置いた。
電は僕より背が低く、とても小柄な体格をしている。頭を優しく撫でてやり、電の気分が落ち着いたとみると、少し屈んで電の耳元に口を近づけた。
「今夜、待ってる」
ピクンと電が体を震わせる。
「さぁ、もう行って。焦らなくても大丈夫だから」
そう言うと、電は俯いたまま、お疲れ様でしたと答え、一礼して執務室から出て行った。
あの子には心の準備が必要だ。今夜に備えるための時間が。
今朝、暁が言おうとしたこと、僕が遮り、順番は忘れていないと言ったこと。これが答えだ。
順番とは、僕がケッコンした艦娘と夜を過ごす、艦娘の並びのこと。昨日は暁、今日は電。
僕は今夜、電を抱く。
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/16(月) 15:45:41.27 ID:J37pwx3HO
扉を開ける音が聞こえた。電がシャワー室から出たみたいだ。
音のした方を見ると、電がいた。一枚のバスタオルを身体に巻き、胸と恥部を隠している。しかしバスタオルのサイズが小さいのか、下半身は最低限の範囲までしか隠されておらず、電の太腿は全て露出され、タオルを少しめくれば性器が見えそうな長さだ。
頼りないタオル一枚で守られた電の身体。今からこの少女を抱く。緊張で心臓の鼓動が大きくなるのを感じた。
「電」
僕は電の名前を呼んで手招きする。こくりと電は頷き、僕の方に近寄ってくる。
電はベッドに腰掛ける僕の斜め横に来ると、背中を向け、そのまま僕の太腿の上に横向きに身を降ろした。
太腿に電の体重とお尻の感触を受ける。電が纏っているタオルは下半身をまともに隠せない長さであるため、僕の太腿と電のお尻を隔てるものは何もなく、直に肌と肌がくっついている。
柔らかくて気持ちいい。僕は電のお尻の感触を堪能する。
電とセックスをする時は、まずこの体勢で身体を触れ合うことから始まる。これは電に指輪を与え、正式にケッコンカッコカリを結んだ日の夜からずっと続けている。
僕と電が、互いの純潔を交換しあったあの日から、ずっと。
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/16(月) 15:48:12.40 ID:J37pwx3HO
一般的に僕ほどの年齢の児童は、思春期に入り性への目覚めが現れることで知られる。
その年齢にあたる僕は、性教育の授業が行われる一般的な初等学校に通ったことはない。軍人としての教養を身に付け訓練を施される士官学校にいたのだから。
とはいえ性に関する授業が全く無かったわけではない。当然僕のような子供がいることを考慮されて特別に講習を受けることがあった。
艦娘を指揮する提督になるのであればいずれ艦娘とケッコンカッコカリの契りを結ぶことになる。ケッコンカッコカリは艦娘との絆の証。提督と艦娘が寝屋を共に過ごすことになる可能性は充分にある。その事を踏まえての講習だった。
初等学校では性教育の授業し実施される際、男女でクラスを分け、隔離して学習が行われる。その理由は教える内容が異なるからというのもあるが、異性の目や挙動に対する見方に影響が出るからなど、まあ色々ある。
僕と電は同じくらいの年齢の男女。普通ならまだ子供として扱われる立場だ。当然誰かと性交渉をした経験など無い。
僕は電と共にこの鎮守府に着任し、喜びも苦労も共有しながら月日を過ごした。そしていつの日か互いを異性として意識するようになった。
やがて電のレベルが99になり、ケッコンカッコカリの条件には満たすには充分すぎるほどの電との絆が生まれていた。当然電は、自分の左手の薬指に僕が指輪を通すことを許してくれた。
僕らは思春期の目覚め真っ只中の年齢。そんな二人に、身体を重ねることが許される機会が与えられれば、一体どうなるか。
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/16(月) 15:51:04.75 ID:J37pwx3HO
人だけに限らず、性に目覚めた動物は本能的に異性の体を求める。異性の体への興味は男も女も同じように持つ。雌雄のつがいで子を成す動物は古来よりその本能のお陰で子孫を残していくことができた。
しかし僕らは知能ある人間。ただ本能に従って交尾して終わる動物ではない。知能あるがゆえにその本能を抑える要因があった。
それは緊張。それも身体をうまく動かせなくなるほどの強烈な緊張だ。
思春期の子供にとって異性の体とは最も強く求めると同時に最も遠く手に入り難いもの。だが今の状況はその求める欲の大きさに対してあまりにも容易に叶ってしまっている。
初めての経験に対する不安。異性の身体、それも裸を見て触れるという思春期の子供には強すぎる刺激。これから何の邪魔も入らない環境で性交渉をするという未知の興奮。
未成熟な精神に対してその大きすぎる負担は、それに応じる緊張が生じてしまう。僕と電はそんな状態だった。
まずは慣れよう。今の環境も時間が経てば気持ちも落ち着くはずだ。そう考えてのこの肌の触れ合い、電を膝に乗せる事だった。
童貞と処女の初心な戯れ、非常に情けない話だが、あまりにも緊張しすぎた僕らにはとにかく少しでも和らげる時間が必要だったのだ。
しかし、それは初体験の過去の話。何度もやればいい加減慣れるだろう。そう思うかもしれない。実際電と夜を過ごしたことはこれまでに何度もあった。
だがそうもいかなかった。
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[saga]:2017/10/16(月) 15:53:05.71 ID:J37pwx3HO
人は過去に強烈な印象やショックを受けると、似た状況に遭遇した際にそのイメージを思い起こしたり、明確に脳裏にフラッシュバックすることがある。
これをすり込みと言ったり、恐怖体験が元になるものを俗にトラウマといったりする。
これらはイメージだけで体調に変化をもたらすほどの影響を持ち、トラウマに関しては動悸の乱れや激しい拒否反応を引き起こし、人によっては専門治療が必要になる程の重症にもなりえる。
僕と電は初めて身体を重ねた日に、お互いに強烈な緊張を感じた。それも心臓が飛び出さんばかりの動悸を覚えた。それが強く脳にすり込まれてしまったのだ。
つまり僕と電は
互いの裸を見るたびにあの日の緊張を思い出し、何度やっても慣れることのない、童貞と処女の気分で肌を重ね合わせることを余儀なくされた体になってしまっているのだ。
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