女提督「百合鎮守府を作る」

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1 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/20(土) 23:04:22.72 ID:I1DiqYKm0
提督「よろしくね、叢雲ちゃん」

叢雲「……」

叢雲「あんた今なんて言った?」

提督「私の名前は女提督。夢は百合で溢れた鎮守府を作る事よ」

叢雲「……ああ、花の百合ね」

提督「人の方の百合よ。女の子同士がにゃんにゃんする事よ」

叢雲(なんて所に配属されたのかしら、私)
2 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/20(土) 23:06:29.49 ID:I1DiqYKm0
叢雲(それにしても)チラッ

提督「?」ボイーン

叢雲(ま、まあ戦闘では邪魔になるだけね)

提督「どうしたの? 私の胸、気になる?」

叢雲「いいえ、別に」

提督「揉んでもいいのよ」

叢雲「遠慮するわ」
3 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/20(土) 23:12:55.06 ID:I1DiqYKm0
提督「私の胸を揉むと、揉んだ人の胸が大きくなると言う逸話があるんだけど」

叢雲「さて、仲間を増やさないといけないし、まずは建造しましょう」

提督「おーい、聞いてるー?」

……

提督「誰が出るかな♪ 誰が出るかな♪」

叢雲(真面目な子が出ると良いんだけど)

睦月「睦月ですぅ! 張り切って参りましょー!」

提督「わあ、可愛い子!」

叢雲「」
4 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/20(土) 23:17:50.31 ID:I1DiqYKm0
睦月「叢雲ちゃん、なんか元気ないにゃ?」

提督「私の大きなおっぱいにヤキモチ妬いてるのよ」

睦月「むむむっ、確かにばいんばいんです」モミモミ

提督「ふふっ、好きなだけ触って」

叢雲(よりによってこんなボケっぽいキャラが入ってくるなんて……)

提督「さて、次は何する? 叢雲ちゃん」

叢雲「もう一人建造させて……」

提督「良いわよ」
5 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/20(土) 23:27:12.64 ID:I1DiqYKm0
朝潮「駆逐艦、朝潮です。勝負なら、いつでも受けて立つ覚悟です」

叢雲「よしっ!」

提督「あれ、叢雲ちゃんはこういう子が好み?」

叢雲「朝潮、これがあなたの提督よ。くれぐれも変な影響は受けないようにね」

提督「また無視するー」

朝潮「変な影響、ですか?」

提督「朝潮ちゃん、私があなたの提督よ。まずは私の胸を揉みなさい」

朝潮「司令官の胸をですか? わかりました!」モミモミ

叢雲「止めなさぁい!」
6 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/20(土) 23:29:38.94 ID:I1DiqYKm0
叢雲「」ゼーゼー

提督「叢雲ちゃんはなんであんなに疲れてるのかしら」

朝潮「なぜでしょう?」モミモミ

睦月「にゃしぃ」モミモミ

叢雲(落ち着きなさい叢雲。あの子たちは駆逐艦だからセーフよ)

叢雲(もっと大人の艦が来ない内に、提督を矯正しないと)
7 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/20(土) 23:32:19.00 ID:I1DiqYKm0
提督「さて、叢雲ちゃん、次は何をしたい?」

叢雲「また建造を、と行きたい所だけど、資源の浪費は良くないわね」

提督「別にいいわよ、叢雲ちゃんの好きなようにして」

叢雲「……」ジーッ

提督「どうしたの? ついに私に惚れた?」

叢雲「あんたやる気あるの? 秘書艦に好きにしろとか資源を気にするなとか」

提督「……うーん、叢雲ちゃんはそう受け取るのね」

叢雲「あいにくあんたを信用してないから」

提督「そっか」
8 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/20(土) 23:35:23.86 ID:I1DiqYKm0
提督「どうすれば信用してくれる?」

叢雲「百合鎮守府作りを止めてくれれば」

提督「それは無理」キッパリ

叢雲「……」

叢雲「じゃあ、私に提督としての力を見せて頂戴」

提督「力ねー、いいわよ」
9 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/20(土) 23:40:27.56 ID:I1DiqYKm0
―鎮守府正面海域―

叢雲「なんであんたが一緒について来てるのよ!」

提督「だって、叢雲ちゃんが私の力を見せろって」

叢雲「それでなんで敵の縄張りに出てくるの!」

提督「私の指揮能力を見せつけようかと」

叢雲「あのねぇ……」

朝潮「叢雲さん、大丈夫です! 司令官はこの朝潮がお守りします!」

睦月「睦月もいるよ!」

叢雲(何このアウェー感は)

提督「頼りにしてるわよ、みんな」ナデナデ

朝潮「♪」

睦月「にゃしぃ♪」

叢雲「」ペシッ
10 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/20(土) 23:46:21.56 ID:I1DiqYKm0
叢雲(まったく、だいたい建造したての艦だけで司令官を守りながら戦いだなんて……)

提督「朝潮ちゃん、あっちに魚雷撃って」

朝潮「はいっ!」バシュッ

叢雲「へ?」

ギャアアアッ!

提督「S勝利ー! おめでと!」

朝潮「ありがとうございます!」

提督「睦月ちゃん、あっちに魚雷」

睦月「てぇー!」バシュッ

ワアアアッ!

提督「またS勝利!」

睦月「睦月を褒めるが良いぞ!」

叢雲(ど、どういう事? 私には敵影なんて見えなかったのに……)
11 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/20(土) 23:48:22.36 ID:I1DiqYKm0
提督「叢雲ちゃん」

叢雲「なっ、何?」

提督「帰るよー♪ もう近くに敵いないから」

叢雲「はあっ!?」

提督「帰ったらみんなでアイス食べよーね」

睦月「わあぃ!」

朝潮「ありがとうございます、司令官!」

叢雲(な、何が起きたのかさっぱりわからない……)
12 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/20(土) 23:50:58.00 ID:I1DiqYKm0
朝潮「♪」

睦月「美味しいにゃ!」

提督「よく味わって食べてね」

叢雲「……」

提督「叢雲ちゃんどしたの? アイス嫌い?」

叢雲「さっきの、なんか納得いかない」

提督「……」

提督「ああ、叢雲ちゃんだけ魚雷撃てなかったから?」

叢雲「違うわよ! なんで誰もいない所に魚雷撃てて、しかも敵に当たるのよ!?」

提督「なんでって言われても」
13 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/20(土) 23:54:13.91 ID:I1DiqYKm0
雲龍「ぴんぽーん」

提督「はっ、この声は!?」バタバタ

雲龍「提督が新しく鎮守府に着任したと聞いて、お祝いに来たわ」

提督「ありがとー♪」ダキッ

雲龍「♪」

叢雲(あ、あれは雲龍!? 着任前に読んだ資料によれば、ごく一部の鎮守府にしか配属されない強力艦)

叢雲(それがなぜ、新人の提督と知り合いなの!?)
14 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/21(日) 00:00:02.31 ID:Ukb4bYPQ0
雲龍「この子たちが、あなたの新しい仲間?」

提督「そうだよー」

雲龍「羨ましいわ。私もあなたの所に来ていい?」

提督「私も雲龍と離れ離れは寂しいけど、今あの鎮守府を離れてはいけないから」

雲龍「そう……」ショボン

叢雲「あ、あの」

雲龍「?」

提督「あ、そうだ。この子と少し話してあげてくれないかな?」

雲龍「私? いいけど」

提督「叢雲ちゃん、なんで私が雲龍と知り合いなのか不思議なんでしょ? 本人に直接聞いてらっしゃい」

叢雲「!!」
15 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/21(日) 00:08:52.40 ID:Ukb4bYPQ0
叢雲「……」

雲龍「叢雲ちゃん」

叢雲「ひゃいっ!?」

雲龍「そんなに固くならなくていいわ」

叢雲「はっ、はい」

雲龍「提督の話ね、うーん……」

叢雲「その、なんて言うか」

雲龍「提督として信頼を寄せていいか分からないの?」

叢雲「はい」コクッ
16 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/21(日) 00:13:13.74 ID:Ukb4bYPQ0
雲龍「ふふっ。まあ、最初にあの人を見たらそう思う子もいるかもしれないわね」

叢雲「いきなり百合鎮守府を作るとか、訳が分からないです」

雲龍「そう、ならあの人がここに提督として着任する前の話をしてあげる」

叢雲「ありがとうございます」

雲龍「まず、あの人は元々大きな鎮守府で提督補佐をしていたの」

雲龍「とは言っても、実質あの人が鎮守府全体の運営をしていたようなものだけど」

叢雲「そうなんですか?」

雲龍「正式な提督が外交で忙しかったから。上から数えた方が早い所だもの」
17 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/21(日) 00:18:44.28 ID:Ukb4bYPQ0
雲龍「それに、彼女の指揮能力は群を抜いていたわ」

雲龍「加えて遠くの敵を察知する策敵力、瞬時に作戦を思いつく頭脳、人間離れした力」

雲龍「何より、私達艦娘を思う気持ちが凄かった」

雲龍「艦娘と一緒に出撃する提督なんて、初めて会ったもの」

叢雲(以前にもそんな無茶苦茶をしてたのね)

雲龍「私に搭載された優秀な艦載機もあの人が用意してくれた物だし、感謝しているわ」

雲龍「それに、夜の指揮も……//」

叢雲「その話は結構です」

雲龍「そう」フフッ
18 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/21(日) 00:25:04.04 ID:Ukb4bYPQ0
雲龍「まあ、艦娘に優し過ぎるのがきっかけで、この鎮守府の提督になる事になったんだけど」

叢雲「どういう事ですか?」

雲龍「それは内緒。と言うより、今のあなたには話せないわ」

雲龍「表向きの理由は艦娘と体の関係を持ち過ぎたからって事になってるから」

叢雲「ああ、それは実にしっくりくる理由ですね」

雲龍「あなたが提督と志を同じくするようになれば、彼女の方から話してくれるはずよ」

叢雲「そうですか」

雲龍「そういう事だから、あなたの提督は実力においては信用に値する人よ」

雲龍「好き嫌いだけはどうにもならないから、そこは時間の流れに任せて頂戴」

叢雲「ありがとうございます」
19 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/21(日) 00:32:43.40 ID:Ukb4bYPQ0
雲龍「ところで」ズイッ

叢雲「な、なんでしょう?」

雲龍「他の2人は、提督の事をどう思ってるのかしら」

叢雲「生まれたばかりですから、特に何とも」

雲龍「そう、良かったわ」ホッ

雲龍「秘書艦のあなたには一応言っておくけど、提督は誰にも渡さないから。新しく来る子にも言っておいて」

叢雲「あの変態を好きになる子なんてそうそういないと思いますが」

雲龍「あの人の魅力はその内わかるわ。まあ分かった所であなたのものにはならないけど」
20 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/21(日) 00:34:10.91 ID:Ukb4bYPQ0
雲龍「話は終わったわ」

提督「ありがと、雲龍」チュッ

雲龍「//」

提督「さて、そろそろ戻らないと、またね」ノシ

雲龍「あ、さよなら……」

雲龍「」ズーン

叢雲(滅茶苦茶落ち込んでる。こんなののどこがいいのかしら)
21 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/21(日) 00:59:30.92 ID:Ukb4bYPQ0
提督「さて皆さん、この鎮守府は激戦区です」

叢雲「まあ、目の前に敵の縄張りがあるからそうでしょうね」

提督「しかも出来立てほやほや。この状況を少しでも良くする為には、みんなの力が必要です」

朝潮「はいっ!」

睦月「にゃしっ!」

提督「そこで、みんなに資源を預けます! この鎮守府の為に有効に使って下さい!」

叢雲「は?」
22 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/21(日) 01:06:15.84 ID:Ukb4bYPQ0
叢雲「……」

叢雲「これをどうしろと」

叢雲「空母レシピでも回そう」

叢雲「バーナーも使って」

叢雲「大人出て来て!」

翔鶴「翔鶴型航空母艦1番艦、翔鶴です」

叢雲「来たぁ!」
23 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/21(日) 01:09:39.39 ID:Ukb4bYPQ0
提督「さあ、結果発表をお願い」

睦月「睦月は魚雷を一杯作ったよ!」

朝潮「朝潮は、もったいなくて使えませんでした……」

叢雲「私はこの人を」

翔鶴「翔鶴です」

提督「みんな良く頑張ったわね」ナデナデ

朝潮「ありがとうございます//」

睦月「にゃしぃ//」

叢雲「」ペシッ

提督「今日はこれくらいにしましょう。叢雲と翔鶴は残って」

叢雲「いいわよ」

翔鶴「はい」
24 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/21(日) 01:25:54.27 ID:Ukb4bYPQ0
提督「さて」ジッ

叢雲「!」ゾクッ

叢雲(な、何? いきなり雰囲気が変わった……)

提督「あなたたちは大人のようだから、きちんとした話をするわ」

提督「さっきの任務は、みんなに鎮守府の一員としての自覚を持たせる為のもの」

提督「私は他の鎮守府みたいに、艦娘を兵器や部下として扱うつもりは無い。あなたたちは私の仲間、同志よ」

提督「だから、言いたい事は遠慮なく言って欲しいし、やりたい事はやって欲しい」

提督「それがこの鎮守府を強くする事だと信じてるから」

提督「特に叢雲、あなたには期待しているわ」

叢雲「!」

提督「私が提督だからと遠慮しない姿勢、私は評価する。だから、私について来て欲しい」

叢雲「……」
25 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/21(日) 01:28:18.01 ID:Ukb4bYPQ0
提督「お願い出来るかしら」

翔鶴「もちろんです! 鎮守府の為、なにより提督の為、全力を尽くします!」

提督「ありがとう。叢雲は?」

叢雲「ま、まあ、そんな真面目な顔が出来るなら、少しくらい信用してあげてもいいわよ?」

提督「そう、ありがとう」ニコッ

叢雲「!」ドキッ

叢雲(えっ、今ドキッて……。どういう事よ)

提督「今日はもうお疲れ様。ゆっくり寝て明日に備えて頂戴」
26 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/21(日) 01:40:47.73 ID:Ukb4bYPQ0
―翌日―

叢雲「」

睦月「叢雲ちゃーん、起きてるかにゃー?」ツンツン

朝潮「翔鶴さん、起きて下さい」ツンツン

翔鶴「」

提督「ほら、まだ訓練は終わって無いわよ」

叢雲「し、死ぬ……」

翔鶴「も、もう艦載機が出せません……」

提督「しょうがないなー。じゃあ午前中はここまで」

朝潮「ありがとうございました!」ビシッ

睦月「ごはん、ごはん〜♪」
27 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/21(日) 01:42:48.97 ID:Ukb4bYPQ0
提督「2人はどうする? なんだったら私が食べさせてあげるわ」

叢雲「け、結構よ……」

翔鶴「私はお願いします……」

提督「OK、じゃあ翔鶴だけ。あーん」

翔鶴「」パクッ

提督「おいしい?」

翔鶴「美味しいです」

提督「良かった。手作り料理は久し振りだから一応心配してたの」

叢雲「えっ、手作り?」
28 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/21(日) 01:50:19.76 ID:Ukb4bYPQ0
提督「大事な仲間の食事、他人には任せられないもの」

叢雲「そ、そう。良い心がけね」

提督「ありがと」ニコッ

叢雲「!」ドキッ

叢雲(ま、また、私はこいつの事なんて何とも思ってないはずなのに)

提督「ところで、この訓練はどう?」

叢雲「きつい」

翔鶴「辛いです」

提督「じゃあちょっと緩めてみようか。ギリギリを攻めないとね」

叢雲「でも、厳しくないと訓練ではないんじゃないの?」

提督「厳し過ぎてみんなが病んでもいけないでしょ?」

叢雲「……そう」
29 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/21(日) 02:08:16.70 ID:Ukb4bYPQ0
川内「川内参上!」

提督「夜戦娘ktkr!」

川内「提督も夜戦好きなの?」

提督「うん、大好き!」

川内「じゃあ、今日早速夜戦しよう!」

提督「もちろん!」

叢雲(絶対2人の夜戦の意味が違う)
30 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/21(日) 02:17:07.24 ID:Ukb4bYPQ0
叢雲「……」コクッ コクッ

提督「叢雲? 眠いなら無理しないで寝た方がいいわ」

叢雲「でも、秘書艦の仕事が……」

提督「明日でも出来るから、今日は休みなさい」

叢雲「むう」

提督「起きてすぐやればいいでしょ。ほら寝た寝た」

叢雲「わかったわよ」
31 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/21(日) 09:23:49.80 ID:Ukb4bYPQ0
提督「zzz……」

叢雲「なんて事言いながら、自分は夜遅くまで仕事してたのね。寝落ちするなんて」

提督「んん、おはよー、叢雲……」

叢雲「おはよう。他の子が起きてくる前に身なりを整えなさい」

提督「ちゅーして」

叢雲「お断りよ」

提督「ちぇっ」
32 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/21(日) 09:27:53.95 ID:Ukb4bYPQ0
―数日後―

叢雲(最近ようやくこいつの事が分かって来た。日常会話はふざけてるけど、仕事は一生懸命で成果も出してる)

叢雲(先に真面目な顔を出してくれてたら、雲龍さんの言う通りになってたかもね)クスッ

提督「ん〜……」

叢雲「仕事中に寝るくらいなら、徹夜を止めなさい」

提督「あー、ごめん」

叢雲「ところで、大本営から連絡来てたけど」

提督「!」

提督「ついに来たか……。叢雲、みんなを集めて」

叢雲「わかったわ」
33 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/21(日) 09:32:12.30 ID:Ukb4bYPQ0
提督「皆さんに大事なお知らせがあります」

朝潮「はいっ!」

睦月「なんですかなんですか〜」

暁「暁に任せなさい」

川内「何? 夜戦?」

提督「明日、大本営の艦隊を相手に演習を行う事になりました」

翔鶴「えっ!?」
34 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/21(日) 09:38:49.15 ID:Ukb4bYPQ0
提督「相手は偉い人たちだから、緊張するかもしれないけど、いつものみんなの力を出してくれれば絶対勝てるわ」

提督「頑張りましょ♪」

朝潮「お任せ下さい!」

睦月「にゃしっ!」

翔鶴「はいっ!」

提督「じゃー今日は解散! 明日に備えてゆっくり寝なさい」

川内「えー、夜戦はー?」

提督「明日あるかもよ?」

川内「絶対夜戦してね、約束よ!」

暁「zzz……」

叢雲「……」
35 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/21(日) 09:43:38.56 ID:Ukb4bYPQ0
叢雲「ちょっと話があるんだけど」

提督「何?」

叢雲「明日の演習、ただの演習じゃないでしょ」

提督「そりゃ大本営との」

叢雲「違う。あんたは何か隠してる」

提督「……」

叢雲「私が信用出来ない? 話してちょうだい」

提督「そう言われると弱いわね。いいわ、話してあげる」
36 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/21(日) 09:55:03.57 ID:Ukb4bYPQ0
提督「今回の演習に私が勝てば、他の鎮守府の艦娘を救えるの」

叢雲「どういう事?」

提督「わずかな訓練期間で艦娘が成長する事が証明出来れば、建造費用を名目に捨て艦をする連中を黙らせられる」

提督「そして、私の名前を高める事で、訓練を口実に居場所のない艦娘たちを引き取れる」

提督「まあ、あなたたちを利用するような形にはなってしまうけど……」

叢雲「」ナデナデ

提督「わっ! どうしたの?」

叢雲「いえ、雲龍さんがあんたは優し過ぎるって言ってたけど、こういう事かと思って」

提督「それと提督の頭を撫でる事と何の関係が?」

叢雲「私の気分の問題よ」
37 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/21(日) 09:59:11.31 ID:Ukb4bYPQ0
叢雲「安心しなさい。この私が、あなたに勝利を捧げてあげる」

叢雲「それ程の高い志を持った提督に、力を貸さない理由は無い」

提督「叢雲ちゃん……。ありがと」

叢雲「さあ、もう寝なさい。たまにはぐっすり寝るといいわ」

提督「でも」

叢雲「仕事は明日起きてすぐやればいいでしょ?」

提督「ちゅーしてくれたら寝てあげる」

叢雲「」

提督「なんてじょーだ」

叢雲「」チュッ

提督「!」

提督「えっ、えっ?」

叢雲「は、早く寝なさい!//」ゴスッ

提督「」

叢雲「全くもう、柄にも無い事しちゃったわ//」
38 : ◆4n9hVGcuvY [saga]:2018/01/21(日) 10:05:22.97 ID:Ukb4bYPQ0
―翌日―

ヒソヒソ

コソコソ

翔鶴「な、なぜかこちらを見る皆さんの視線が痛いような……」

川内「そう?」

睦月「おっきい鎮守府にゃし!」

朝潮「そうですね、こんな凄い所で演習するなんて」

暁「ああ、暁は緊張なんてしてないんだから!」

叢雲「……」

叢雲(うちの司令官は、どうやら艦娘側に寄り過ぎているようね)
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