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【安価&コンマ】あかり「艦娘?」若葉「その26」【ゆるゆり×艦これ】

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284 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/05/30(水) 00:19:38.22 ID:O7HvsCzc0
めぐみ「はいお待たせ〜」

鈴谷「ちょっと店員さん? お客様に対して馴れ馴れしくないですか?」

めぐみ「うえっ!?」

鈴谷「親しき仲にも礼儀ありですよ」

めぐみ「し、失礼しました! お待たせいたしましたご注文の品です!」

鈴谷「ちょっと〜そんな固くなるとかそんなにお店に私と友達だと思われたくないわけ?」

めぐみ「どうしろと!?」

結衣「こら鈴谷!」

鈴谷「ごめんごめん。ありがとめぐみ」

めぐみ「仕事中に焦らせないでよね」

結衣「すいません、うちの鈴谷がご迷惑を」

めぐみ「ううん、いいんだよ。てか、結衣ちゃん鈴谷のこと呼び捨てなんだ?」

結衣「あっ、はい。変、ですかね?」

めぐみ「いや、真面目そうなのに意外だなって」

鈴谷「まあ、これだからね、これ」コユビタテ

めぐみ「はいはいわかりました」

結衣「そう、ですね……嫁、ですから私の」

鈴谷「……っ」

めぐみ「えっ?」

結衣「……ぁぁ」

めぐみ「ちょっともう、鈴谷! 結衣ちゃんめっちゃ恥ずかしがってるじゃん! 何無理に言わせてんの!」

鈴谷「……」

めぐみ「いや、何で鈴谷まで照れて……えっ、なにこの雰囲気は?」
285 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/05/30(水) 00:34:10.30 ID:O7HvsCzc0
めぐみ「じゃあまたね結衣ちゃん、鈴谷。からかい目的じゃなければまた買いに来てね」

鈴谷「わかった、からかいに来る」

めぐみ「わかってねぇ!」

結衣「美味しかったですし、また来ますよ。それじゃあ、また」

めぐみ「うんうん、羽黒を見て育ってくれたようでお姉さん嬉しいよ」

結衣(違うんだけどなぁ)

鈴谷「面白いでしょめぐみって。からかいがいあるっていうか」

結衣「あんまりからかいすぎて迷惑かけるなよ?」

鈴谷「大丈夫だって。美穂や龍田ほど酷いことしてないから」

結衣「その2人は一体どんなことを……」

鈴谷「さぁ〜って、次はどこに行こうかなぁ〜」

結衣「鈴谷、顔赤いけど」

鈴谷「あ、あっついからね! おっかしいよねこの気温! あははは!」

結衣「言わせておいて自分が照れるなよ」

鈴谷「……だって、言ってくれるって思わないじゃん。結衣、いつも恥ずかしがってちゃんと言ってくれないし」

結衣「そんなこと、ないだろ……そういうことは、してるんだしさ」

鈴谷「そういうことだけじゃなくてさ、もっと言葉にしてほしいんだよ! 好きって、ちゃんと言ってほしい」

結衣「照れるのに?」

鈴谷「照れるけど、照れたいし!」

結衣「わかったよ、鈴谷。す――」

鈴谷「……!」ドキドキ

結衣「やっぱやめた」

鈴谷「だぁっ! なんで!?」

結衣「あんまり言うと慣れるだろ。照れてるとこ見られなくなる」

鈴谷「そんなことないし! いつまでもバリバリ照れるし!」

結衣「それもそれでめんどくせぇよ」

鈴谷「んもぉ〜! 腹ごしらえもしたしカラオケいこカラオケ! 一休さん歌って!」

結衣「一休さんに好きって言うだけになるからな?」

鈴谷「あとヤろう、カラオケで」

結衣「それをはずかしげもなく言えて、何で変なところ初心みたいな反応ができるんだ〜!」
286 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/05/30(水) 00:35:36.84 ID:O7HvsCzc0
今回はここまでです
次はちなつの叢雲の話です

バイトしてるとかそういう設定があると出しやすくていいですね

↓1 叢雲の話

1 エロ有り
2 エロなし
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/30(水) 00:37:26.14 ID:bHW//oaDO
1
288 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/05/30(水) 22:40:59.56 ID:O7HvsCzc0
開始します
289 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/05/30(水) 22:49:26.50 ID:O7HvsCzc0
叢雲(あかり)「そういえば」

叢雲(ちなつ)「なによ?」

叢雲(あかり)「あんただけ改二になってないわね」

叢雲(綾乃)「そういえばそうね」

叢雲(ちなつ)「いいでしょうよ別に」

叢雲(あかり)「そりゃ私達には関係ないけどさ」

叢雲(ちなつ)「むしろ見分け付けやすくて便利だしね」

叢雲(綾乃)「歳納京子のところのも改二だからうちはダメね」

叢雲(あかり)「改二になる練度が足りなかったわけじゃないでしょ? 全員分のあめあげたし」

叢雲(ちなつ)「そうね。けどならなかったのよ」

叢雲(綾乃)「どうして?」

叢雲(ちなつ)「さあ、どうしてかしらね。自分でもよくわかんない」
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/30(水) 22:59:20.28 ID:mBZOrC4xo
叢雲祭りじゃ!
291 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/05/30(水) 23:00:35.95 ID:O7HvsCzc0
叢雲「……」

ちなつ「帰ってきたらただいまでしょ、叢雲ちゃん」

叢雲「まだ慣れないのよそういうの」

ちなつ「もう結構経つのに」

叢雲「結構経っても慣れないもんは慣れない」

ちなつ「状況一変したからそれも仕方ないか。私だって慣れなかったしね」

叢雲「むしろよく慣れることができたわよ」

ちなつ「人間長くしてれば慣れないことなんてないんだよ」

叢雲「そうかしらね」

ちなつ「そうだよ。だから叢雲ちゃんもいつか自然にただいまが言えるようになる」

叢雲「だといいけど」

ちなつ「で、ただいまは?」

叢雲「……ただいま」

ちなつ「はい、おかえりなさい」
292 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/05/30(水) 23:18:30.35 ID:O7HvsCzc0
叢雲「まだ他は帰って来てないの?」

ちなつ「そうみたい。電ちゃん達は外で遊んで来るって」

叢雲「私もそうすればよかったかな」

ちなつ「私と一緒にいるのがそんなにいやなの?」

叢雲「別に嫌じゃないけど」

ちなつ「でも最初家出ようとしてたし」

叢雲「あれは、別に違うって言ったじゃない」

ちなつ「じゃあ何なの?」

叢雲「や、もう艦娘と司令官の関係じゃないし、養ってもらう義理はないから」

ちなつ「水臭いこと言わないでよ。それくらい私が面倒持つから」

叢雲「持ってるのはちなつのご両親でしょ」

ちなつ「それはそうなんだけどね?」
293 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/05/30(水) 23:24:38.47 ID:O7HvsCzc0
ちなつ「ねぇ、叢雲ちゃん」

叢雲「なに?」

ちなつ「どうして改二にならなかったの?」

叢雲「気分よ」

ちなつ「でも叢雲ちゃんなら強くなって威張り散らすだろうなって思ってたんだけど」

叢雲「私をなんだと思ってんのよ」

ちなつ「でもそういうとこあるじゃん叢雲ちゃん」

叢雲「あんたはそうやってずけずけと物を言う」

ちなつ「叢雲ちゃんに遠慮する必要ないからね」

叢雲「あかりのところのにも?」

ちなつ「あかりちゃんの叢雲ちゃんはあかりちゃんのだから。うちの子はうちの子」

叢雲「……」
294 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/05/30(水) 23:44:10.23 ID:O7HvsCzc0
叢雲「結局私はちなつの、という形でしか自分になれないのね」

ちなつ「は?」

叢雲「ちなつの叢雲じゃなきゃ、私は他の叢雲と一緒だもの」

ちなつ「叢雲ちゃん?」

叢雲「他と違うように改二にならないようにとか、ちなつから離れてみようとか思ったけど、結局私はちなつの側でしか自分でいられない」

ちなつ「……」

叢雲「ねぇ、ちなつ、私を抱いてよ。私は、貴女を通してでしか自分を感じられないの」

ちなつ「バカ……」

叢雲「何がバカなのよ、私は――」

ちなつ「……っ」チュッ

叢雲「っ……」ドタッ

ちなつ「……んぅ」チュウ

叢雲「……ぁ」ギュッ

ちなつ「……はぁ」

叢雲「長いわよ……」

ちなつ「うるさい……いいわよ、感じさせてほしいなら満足するまで感じさせてあげるから!」スッ
295 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/05/31(木) 00:06:29.09 ID:xA+CiOBu0
ちなつ「改二だったらもうちょっと触り心地あったかもしれないのに」フニフニ

叢雲「悪かったわね……」

ちなつ「いいよ、私よりおっきかったらちょっと意地悪したくなるし」クニッ

叢雲「んんっ……! してるじゃないのよ……!」

ちなつ「これは意地悪じゃなくて愛でてるっていうの」クリクリ

叢雲「ああっ……!」

ちなつ「ふんっ……」カプッ

叢雲「あ、まっ……!」

ちなつ「……」グニッ

叢雲「いっ……!」ビクッ

ちなつ「……ちょっと痛いくらいが気持ちいいでしょ」

叢雲「痕ついてんじゃない……?」

ちなつ「いいじゃんついてても……んぅ……」レロー

叢雲「ひゃ、あぁっ……」ゾワゾワ

ちなつ「んっ……」レロレロ

叢雲「あっ、あっ、あっ……」

ちなつ「おへそ舐められるの好きなの?」

叢雲「好きとか、じゃ、なくて……ぞわ、ってする……」

ちなつ「それを好きだって言うんでしょ……」レロレロ

叢雲「んんんぅぅ……!」

ちなつ「……まったく、ここ待ちきれないの全然隠しきれてない」

叢雲「あぁ……」

ちなつ「簡単に出来上がり過ぎだよ」グジュッ

叢雲「ん、はぁぁぁ……!」

ちなつ「ん、く……」ジュル

叢雲「音……立てないで……」

ちなつ「叢雲ちゃんが濡らすからだよ……止めるたければまずは自分が濡れるの止めなよ」

叢雲「無理、むりぃ……!」

ちなつ「だよね、じゃあ音かき消すくらい声あげれば?」

叢雲「あぁぁっ……!」

ちなつ「それも無理ならもう我慢するしかないね……」

叢雲「ん、ふぁぁ、ううぅ……!」

ちなつ「こうすれば、声も出る、かなっ……!」

叢雲「あっ……はぁぁぁ……!」
296 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/05/31(木) 00:44:09.47 ID:xA+CiOBu0
叢雲「はぁ、はぁ……」

ちなつ「ちゃんと感じられたようで何より」

叢雲「はぁ……ええ、貴女がこうしてくれるから、私は私で――」

ちなつ「違う」

叢雲「えっ?」

ちなつ「私がこうするから貴女が特別なんじゃない。貴女が特別だから私はこうするの!」

叢雲「ちなつ?」

ちなつ「私の叢雲じゃなきゃ自分になれないって言ってたよね。それは違うよ。貴女は艦娘になって他と分かれた時点で、貴女になったのよ」

ちなつ「おっぱいに歯型付いてるからとか、おへそになめられた痕があるから貴女なんじゃない。貴女だから、私はそうした。貴女が好きだから」

叢雲「……っ!」

ちなつ「あかりちゃんのにも、杉浦先輩や京子先輩のにだってこんなことしない。私の叢雲ちゃんだから私はこうした!」

ちなつ「私がそうしないと自分じゃないの? 違うでしょ! だって、貴女が貴女だったから私は好きになったんだから! 私が好きになる前に、叢雲ちゃんはそこにいたんだよ!」

ちなつ「好きだからしたの。私は私が好きな叢雲ちゃんを感じてほしいんじゃない。私が叢雲ちゃんを好きだということを感じてほしい!」

ちなつ「私を見て、叢雲ちゃん。私が見てる叢雲ちゃんじゃなくて、叢雲ちゃんを見てる私を」

叢雲「ちなつ、私は……」

ちなつ「私は普通の人間だから、正直良く気持ちわかんないよ。でも、思い出があるから貴女なんじゃなくて、貴女がいたから思い出があるんだって思ってほしい」

ちなつ「だってそうじゃないと、私は自分が作った物で遊んでるみたいになっちゃうよ。そんなのむなしいじゃない」

ちなつ「私は、貴女との思い出を積み重ねてこうしたいと思うようになった。それは、貴女がここで生きているから」

ちなつ「だから、私の気持ちをちゃんと受け止めて」

叢雲「……なによ、結局自分のことばっかり」

ちなつ「叢雲ちゃんには遠慮する必要ないからね」

叢雲「バカ……ごめんね」

ちなつ「ううん、いいの。それさ、もう克服したと思ってたのに」

叢雲「落ち着いて来るとどうしても考えちゃうのよ。私は結局叢雲でしかないんじゃないかって。他の叢雲の姿をよく見るようになったしね……」

ちなつ「じゃあもっと話せば? 艦娘になってからのこと。それぞれがそれぞれになってからのことを」

ちなつ「貴女が貴女であるように、他の子は他の子なんだからね」

叢雲「うん……」

ちなつ「よし、じゃあ湿っぽいのは終わり!」

叢雲「いや、まだよ!」ドンッ

ちなつ「きゃっ……!」バタッ

叢雲「さっきの私は私を感じるのに精一杯だったわ。それじゃあ、いやなんでしょ?」

ちなつ「……そうだね、じゃあ今度はちゃんと感じてもらうわね私の気持ちを」

叢雲「ふんっ……電しか愛せないとか言っておいてさ、本当ちなつは悪女だわ」

ちなつ「そうかもね。でも、私のそういうところ見せられるの、貴女達だけ。貴女達が好きだから」

叢雲「そう言ったら許してしまえるってわかってて言うから悪女だっていうのよ、ちなつ」
297 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/05/31(木) 00:45:20.14 ID:xA+CiOBu0
今回はここまでです
次は綾乃の陸奥の話です

ちなつだけずっとエロ有りなのは髪の色のせいですかね

↓1 陸奥の話

1 エロ有り
2 エロなし
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/31(木) 00:45:47.36 ID:xRoXT8rHO
2
299 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/05/31(木) 22:46:18.32 ID:xA+CiOBu0
開始します
300 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/05/31(木) 23:00:42.77 ID:xA+CiOBu0
長門(あかり)「なぁ陸奥」

陸奥「なに?」

長門(あかり)「どうして私の喫茶店は流行らないんだ?」

陸奥「不味いからでしょ」

長門(あかり)「オブラートも何もないな」

陸奥「包み隠したってしょうがないもの」

長門(あかり)「しかし、それはそうなのだろうな」

陸奥「なんで喫茶店なんか始めたのよ?」

長門(あかり)「わからん。何故かやらなきゃいけない気がしたんだ」

陸奥「衝動的にそういうことするのは、あかりちゃんにも迷惑がかかるわよ?」

長門(あかり)「すまん……」

陸奥「いや私に謝られても」

長門(あかり)「私はしばらくバリスタの修行に出るよ」

陸奥「普通はしてから開業するものだけどね」

長門(あかり)「次に会ったときは本物のコーヒーを飲ませてやろう」

陸奥「はいはい、期待しないで待ってるわ」
301 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/05/31(木) 23:14:00.12 ID:xA+CiOBu0
綾乃「長門さんなんて?」

陸奥「修行してくるって」

綾乃「正直その方がいいわ」

陸奥「まったく、あれじゃ世界のビッグセブンの名が泣くわ」

綾乃「見た目はああだけど抜けてるところがあるって、ちょっと可愛いじゃない」

陸奥「あらあら、綾乃は私より長門の方をご所望だったのかしら?」

綾乃「そんなこと言ってないでしょ。それに陸奥だって可愛らしいと思うわよ」

陸奥「ふふっ、お姉さんに向かって可愛いなんて」

綾乃「お姉さんだろうが妹だろうが、可愛いものには可愛いと言うわ」

陸奥「本当は素直にそうは言えないのがいつもの綾乃なのにね」

綾乃「んなっ!? 言うわよちゃんと素直に!」

陸奥「意識してると本当に恥ずかしがるからね。私が可愛いって言ってもらうのにどれだけ苦労してると思ってるの?」

綾乃「そんなに? うそ……」
302 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/05/31(木) 23:34:42.89 ID:xA+CiOBu0
綾乃「はぁ、陸奥に苦労させてたのね……」

陸奥「そうやってすぐに落ち込むところもね」

綾乃「あっ……」

陸奥「もう、本当は誰にも負けないくらい素敵な子なのに、どうしてこう消極的なのか」

綾乃「だって、はずかしいじゃないのよ」

陸奥「はずかしがってるのも可愛いけれど、もっと自信を持ってほしいわ」

綾乃「そう言われても……」

陸奥「あ、そうだ」

綾乃「どうしたの?」

陸奥「長門の店、今誰もいないし使わせてもらおうか」

綾乃「使うって何をするの?」

陸奥「喫茶店なんだからそりゃ喫茶店をするわ。綾乃がね」

綾乃「あぁ、そうよねお店だもの使わなきゃ……って私が!?」

陸奥「そう」

綾乃「無理無理無理! 絶対無理! コーヒーとか淹れたことないし無理!」

陸奥「大丈夫、元々ゲロマズだって評判だからこれ以上落ちようがないわ」

綾乃「何気に辛辣ね……じゃなくて!」

陸奥「は〜い、それじゃあ早速行きましょう〜」

綾乃「あっ、ちょ、待ってよ〜!」
303 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/05/31(木) 23:46:51.95 ID:xA+CiOBu0
綾乃「こ、こんな格好なの……?」

陸奥「似合ってるわよ綾乃」

綾乃「陸奥の方が似合ってるわよ」

陸奥「私には少し可愛すぎるわ。こういう格好は綾乃の方が似合ってるの」

綾乃「いや、でも……」

陸奥「ほら、長門から借り受けたんだししっかりしないと」

綾乃「そうね、ちゃんと切り盛りしないと長門さんに迷惑がかかる。こうなったらファイトファイトファイファイビーチよ!」

陸奥(綾乃を焚きつけるのには他人を持ち出すのが一番ね)

綾乃「陸奥はコーヒー淹れられるの?」

陸奥「多少はね」

綾乃「じゃあお願い! 私は少しお掃除でもしておくわ」

陸奥「ええ。さて、お客さん呼ばないとね」
304 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/01(金) 00:06:37.68 ID:6++/93VR0
綾乃「しかし私は一体何をしてるのかしら」

京子「喫茶店でバイトでしょ?」

綾乃「歳納京子!?」

榛名「どうも、お久しぶりです」

京子「陸奥がただでコーヒー飲ませてくれるって言うから来たぜぇ」

綾乃「陸奥!」

陸奥「だって呼ばないと基本人来ないんだものここ」

京子「綾乃可愛いじゃん。やっぱそういう服似合うよね〜」

榛名「はい! 綾乃ちゃん可愛いです!」

綾乃「ふ、ふんっ、誉め言葉は受け取っておいてあげるわ!」

陸奥(また素直じゃないこと言って)

京子「適当に座るね〜」

陸奥「綾乃」

綾乃「あ、案内してあげるわ! 感謝しなさい!」

京子「店員さん態度悪いね〜」

榛名「京子」

京子「冗談だってぇ」
305 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/01(金) 00:14:57.42 ID:6++/93VR0
榛名「長門さんお店辞めちゃったんですか?」

陸奥「修行に出るって」

京子「改二になって帰ってくるのか」

綾乃「もう改造はできないわよ」

京子「練度が上がったら勝手に進化するよ」

榛名「ゲームじゃないんですから」

陸奥「それで、ご注文は?」

京子「おおっ、コーヒーとかよく知らんから適当に美味しいの!」

榛名「榛名もおすすめで」

綾乃「おすすめですって」

陸奥「私もここ入って一時間くらいだから何をおすすめすればいいのやら」

京子「うぉい!」

陸奥「とりあえず豆挽きましょ」

綾乃「あっ、それ見たことある」

陸奥「綾乃、やってみる?」

綾乃「ええ〜私出来ないわよ」

陸奥「私も一緒にやってあげるから」

綾乃「うぅ、上手くできるかなぁ」

榛名「なんで店員さんが体験会みたいなノリなんですかね?」
306 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/01(金) 00:22:51.40 ID:6++/93VR0
陸奥「一緒に回すわよ」

綾乃「待って」

陸奥「何?」

綾乃「胸、頭に乗ってるんだけど」

陸奥「気にしないで豆に集中しなさい」

京子「ママ〜私もあれやりた〜い」

榛名「しっ! 見ちゃいけません!」

綾乃「はずかしいからやめてよ〜!」

陸奥「このはずかしさに耐えることから素直になる一歩が始まるのよ」

綾乃「うぅ……」

陸奥「ふふっ、美味しいコーヒーを作りましょうね」

京子「次回作は歳の差カップルとかいいかもね」

榛名「榛名もそう思います」
307 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/01(金) 00:30:43.76 ID:6++/93VR0
京子「うん、美味いじゃん」

榛名「美味しいですよ綾乃ちゃん」

綾乃「あっ、その、ありがとうございます」

陸奥「豆だけはいいの揃えてるからね」

京子「いやぁ、しかしバリスタの腕がなければ豆の真のうまみを引き出すことはできないんだよ。さすが私のライバルだな!」

綾乃「いや、陸奥のおかげよ」

陸奥「私はおっぱい乗せてただけだし」

綾乃「いやいやいや!」

京子「よし、私もやるぞ! 榛名、おっぱい!」

榛名「しません!」

京子「ちぇ。じゃあ、ミルク入れるからやっぱりおっぱい」

綾乃「出るんですか!?」

榛名「出ませんし出たとしてもしません!」
308 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/01(金) 00:43:27.97 ID:6++/93VR0
京子「じゃまたね〜」

榛名「また来ます」

陸奥「またのご来店をお待ちしておりま〜す」

綾乃「えっ、今日だけじゃないの!?」

陸奥「綾乃のはずかしがりが治るまでずっとよ」

綾乃「冗談でしょ〜!」

陸奥「まあまあ、呼ばなきゃ人こないし平気でしょ」

綾乃「でも呼ぶんでしょ?」

陸奥「呼ばなきゃ意味ないし」

綾乃「もぉ〜!」

陸奥「綾乃がどうしてもって言うならやめるけど〜?」

綾乃「うぅ、服が可愛いし、少しだけ続けるわよ!」

陸奥「はい、じゃあ次のお客様は」

綾乃「ちょっと待って、休憩させて〜!」

陸奥(はずかしがりの克服に、って名目で人前でイチャイチャさせてもらうわ。苦労かけられてるんだし、それくらいの役得はあっていいわよね)
309 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/01(金) 00:45:41.17 ID:6++/93VR0
今回はここまでです
次は千歳の龍驤の話です

綾乃は注目されるのが恥ずかしいのになぜ生徒会に入ったのかというのはいつか語られる日が来るんでしょうか

↓1 龍驤の話

1 エロ有り
2 エロなし
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/01(金) 00:46:08.54 ID:M5kkp2CSO
311 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/02(土) 22:43:07.99 ID:Y9v3S74N0
昨日に引き続き今日もどうも体調が悪いので↓1〜2で小ネタ募集します
いつも通りifでも他鎮守府の話でもエロでも鎮守府にいた頃の話でもOKです

小ネタが溜まってしまうので次回は小ネタからにします
休みが多くなってすいません
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/02(土) 22:46:12.62 ID:L4u+EHpO0
深海棲艦の女王、中枢棲姫-壊−が怨念忘れず今のゆるゆり世界に襲撃してくるも、
あかりにすぐチョロイン化させられる(ifでも新規加入でも作者さんの好きな方でオナシャス)
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/02(土) 22:47:10.50 ID:2U3o0cyjO
胸だけは神風の感度を超えるようになるまであかりの裏人格に重点的に調教される朝風
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/02(土) 22:52:05.76 ID:wUGr6o+mo
参入は1000安価じゃないと駄目なんじゃない?
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/02(土) 23:40:08.71 ID:LMs1YGZfO
まあそんならifでええのでは?
316 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/03(日) 22:45:18.28 ID:eDnfHfHA0
ifにするかあかりの代わりにりせに保護される(出番未定)のどっちかですね
どっちにするかはそのとき次第で

朝風から話を聞いて裸絆創膏であかりを誘惑する神風の小ネタから開始します
317 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/03(日) 22:55:59.60 ID:eDnfHfHA0
神風「ねぇ、朝風」

朝風「どうしたの姉さん?」

神風「どうして絆創膏の箱がこんなにあるの?」

朝風「えっ!? そ、それは……」

神風「貴女、怪我するようなことしないでしょ?」

朝風「そ、そりゃあ滅多なことではしないよ!」

神風「それならこんなに置いておく必要もないでしょ」

朝風「それは、えっと、色々と事情が……」

神風「事情?」

朝風「いや、ね、ほら、言いづらいことってあるでしょ誰にでも」

神風「絆創膏使うような言いづらいことなら、意地でも聞かせてもらわなきゃ心配になるわよ」

朝風「変なことじゃないよ! あぁ、うん、変なことじゃない……?」

神風「朝風、教えなさい」

朝風「無理ぃ〜!」

神風「わかった。教えたくなるまでくすぐりの刑ね」コチョコチョ

朝風「あひっ、あはははは! や、やめて、姉さん、わた、私も、もう、わりとびんか、あはははっ!」

神風「言いなさい!」

朝風「わかった、わかったから〜!」
318 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/03(日) 23:10:43.75 ID:eDnfHfHA0
神風「はぁ? これを胸とかあ、あそこに貼って?」

朝風「そうよ」

神風「服着なさいよ」

朝風「だって、寝づらいんだもの」

神風「だからってあかりがいるのに」

朝風「あかりがいたら結局脱ぐんだからいいじゃない!」

神風「なんで結局脱ぐって確定してるのよ!」

朝風「じゃあ姉さんは脱がないの!?」

神風「そりゃ、脱ぐけど……」

朝風「ならいいじゃん! あかりもなんか面白がってたし」

神風「絆創膏を?」

朝風「そうよ。あんまり小道具とか使ったことなかったのね」

神風「そんなの使うタイプじゃないし」

朝風「マンネリ化防ぐためには手を尽くす必要があるんじゃない?」

神風「うぅん……」

朝風「はいこれ1箱あげるから好きに使って」

神風「ええっ!? いらないわよ!」

朝風「いいからほら!」

神風「絆創膏って、けど、ええ……」
319 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/03(日) 23:23:26.26 ID:eDnfHfHA0
あかり「今日の授業は午前中までだから、お昼からは遊べるね」

ちなつ「久しぶりにごらく部行く?」

電「電もごらく部の部活見てみたいのです!」

あかり「そうだね〜神風ちゃんも行く?」

神風「い、イク!? さすがに貼ってるだけでイクほどじゃないわよ!」

あかり「ん? 何言ってるの?」

神風「あっ、いや、何でもない」

神風(貼るにしてもなんで学校来ちゃってるのよ! そりゃ、自由に会えるの学校くらいだけどさ!)

あかり「京子ちゃん達も来るかなぁ?」

ちなつ「連絡しとけば?」

あかり「そうだね!」

神風(いや、話付けて家に呼べばいいのに……でも、するために家に呼ぶってなんか、こう、あれだし!)

神風(あああ、もうどうにでもなれよ!)
320 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/03(日) 23:34:58.64 ID:eDnfHfHA0
あかり「授業終わったし、ごらく部行こっか!」

ちなつ「うん。行くよ、電ちゃん」

電「はい!」

卯月「う〜ちゃんも行きたいぴょん!」

あかり「ん〜そんなに広くないから、あんまりは入れないんだよね」

ちなつ「一応私達と生徒会の人達全員が寝られるくらいはあるけど」

卯月「なら大丈夫ぴょん! う〜ちゃんも行くぴょん!」

夕立「私も行くっぽい〜」

大潮「はいはい! 大潮も行きます!」

ちなつ「さすがに人数が多すぎるから抽選ね」

暁(あかり)「暁が勝つわ!」

暁(ちなつ)「暁よ!」

神風「あかり、ちょっと来て」

あかり「どうしたの神風ちゃん? 抽選しないの?」

神風「それよりも……」
321 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/03(日) 23:57:03.12 ID:eDnfHfHA0
あかり「おトイレ?」

神風「……」グイッ

あかり「一緒に!?」

神風「ふぅ……」ガチャ

あかり「えっと、どうしたの神風ちゃん?」

神風「何となくわかるでしょ」

あかり「もはや何もしてなくてもしたくなっちゃうように!?」

神風「何もしてなくはないわよ……!」バサッ

あかり「えっ? 絆創膏……?」

神風「朝風にあかりが楽しそうだったって聞いたから……」

あかり「楽しそうって、うん、いつも違う感じはしたよぉ」

神風「だから、私も……」

あかり「だからってわざわざ学校にしてこなくても……」

神風「絆創膏してるから、え、エッチしに来てなんて、言えないでしょ!」

あかり「みなまで言わなくてもいいんじゃないかな?」

神風「それでも、自分はそのつもりだってわかってるから……だから、学校にして来たんだけど……」

あかり「けど?」

神風「学校にして来るってことは……結局、あかりとしに、来てるような、ものだから……」

あかり「ずっと意識しちゃってた?」

神風「うん……」

あかり「神風ちゃんは段々大胆になって来てるね」

神風「うう、しょうがないでしょ……」

あかり「わかった。声はあんまり出さないようにね」
322 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/04(月) 00:14:14.12 ID:9r96GxbI0
あかり「……」ムニムニ

神風「なんで、絆創膏外そうとしないの?」

あかり「胸の力だけで取れないかなって」

神風「そんなに大きくないわよっ!」

あかり「神風ちゃん、声が大きい!」

神風「ごめん……」

あかり「もぉ、午前授業だからみんな帰ってるから、駅のおトイレ使ったときよりはマシだと思うけど」

神風「遊んでないで早くしちゃいましょう。ごらく部に行くんでしょ?」

あかり「たまにはこうやって遊ぶのも大事だと思うよぉ」

神風「私が焦らされるのに耐えられないって言ってるの〜!」

あかり「はいはい、わかったよぉ」

神風(マンネリ化か、確かに危惧しないといけないかもね)
323 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/04(月) 00:23:20.68 ID:9r96GxbI0
あかり「焦らしたらあれみたいだから、一気に……!」ビッ

神風「ひあっ……」グイッ

あかり「あれ、離れない……」

神風「やぁ、やめ、ひぇ、ひ、引っ張らないで……」

あかり「粘着力が強いよぉ……これ薬付いてないタイプだね、なら」ペロッ

神風「ふぁっ……!」

あかり「んっ、こうすれば……」

神風「ふぁ、ああぁっ……」

あかり「よいしょっと」ビッ

神風「はぁ、はぁ……」

あかり「ふぅ、取れた。大丈夫?」

神風「んぅ……んぅ……」

あかり「口、抑えててね。もうちょっと痛み抑えられるように、なめるからね」ペロペロ

神風「んっ――」

神風(傷口を舐めるみたいな優しい舌使いで……なんか、いつもと違う……!)

神風(これだけで、随分と変わるものなのね……!)
324 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/04(月) 00:24:27.39 ID:9r96GxbI0
今回はここまでです
次は前スレの>>981の続きからです

あんまり誘惑って感じじゃなかったですねすいません
325 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/04(月) 22:41:41.27 ID:9r96GxbI0
開始します
326 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/04(月) 22:58:25.20 ID:9r96GxbI0
不知火「舞風、足を拘束しなさい」

舞風「うん」

天津風「じゃあ私は腕を」

陽炎「えっ、あっ、ちょっと何するの?」

不知火「消耗させると言った」

舞風「身動き取れない状態でするとすごく疲れるでしょ」

天津風「動き回って逃がせないからね」

不知火「それと、なにされるかわからないので拘束したの」

陽炎「くぅ、私に自由はないというの!?」

不知火「これ以上自由にはさせないということ。あかりん」

あかり「ふぁい」

不知火「そちらからお願いしますね。不知火はこちらから」

陽炎「うひゃっ!」

舞風「おおっと、動いちゃだめだよ」

天津風「私達も疲れてるんだからじっとしてて」

陽炎「いや無理でしょ〜!」
327 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/04(月) 23:14:38.60 ID:9r96GxbI0
あかり「1人ずつ相手にするならまだ楽かもね……」

不知火「次はあかりんにしましょうか」

あかり「ええっ、もう疲れたよぉ」

不知火「くたくたになるまですればいいんですよ」

陽炎「んっ、んんぐっ……楽しく歓談しながら、私を弄んで……!」グッグッ

舞風「動いちゃだめだってば〜」

天津風「わきくすぐっちゃおうかしら」コチョコチョ

陽炎「うひゃいっ!」

舞風「じゃ私は足の裏〜」コチョコチョ

陽炎「いひっ!」

不知火「妹と触れ合いたかったんでしょう? 望みが叶ってよかったですね」クニクニ

陽炎「うあっ、ぐ、ぉぉ……」

あかり「陽炎ちゃんすごい顔してるけど、大丈夫なの?」

不知火「自分が望んだことですし気にせず続けてください」
328 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/04(月) 23:31:31.49 ID:9r96GxbI0
陽炎「ぁぇ……」

あかり「ね、ねぇ、そろそろやめてあげようよぉ」

不知火「まだ行けます」

天津風「ていうかイッてないし」

舞風「足の裏擦り?けるまで行くよ〜」

あかり「もう、みんな!」

不知火「あかりんが言うなら仕方ありませんね」

天津風「まったく、甘いんだから」

舞風「まあ、あかりは別に何もされてないしね」

陽炎「ぁえ……?」

あかり「陽炎ちゃん、平気?」

陽炎「えっ、もう終わり? まだまだ満足できないよ私! もっともっと!」

あかり「ええ……」

不知火「いらぬ気遣いだったようですね」

天津風「とりあえず失神するまでしようか」

舞風「一生くすぐったいのが残ったままにしちゃおう」
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/04(月) 23:45:29.88 ID:3vCgx9H6O
足の裏擦り?けるってなってるけど文字化けかな?
330 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/04(月) 23:49:14.07 ID:9r96GxbI0
陽炎「ふっ、私は妹から受けるなら拷問でも快感に変えられるのよ!」

不知火「あかりん、これもう1回解体した方がいいと思います」

陽炎「いや1回解体されたら二度と戻らないから!」

天津風「まともな陽炎ならきっと京子のところにいるわ」

舞風「うん、そっちをお姉ちゃんって呼ぼう」

陽炎「待って待って! それだけはやめて〜!」

あかり「大丈夫だよ、あかりは陽炎ちゃん解体する気はないから」

陽炎「あかりぃ〜」

あかり「あかり思うんだけど、皆が1回本当に陽炎ちゃんを満足させてあげたら治るんじゃないかな?」

天津風「どういうこと?」

あかり「きっと陽炎ちゃんは欲求不満なんだよぉ。あかりだけじゃ解消できないくらい、皆のことが好きなんだよ」

陽炎「うん、うん!」

あかり「だから、1度みんなで満足させればきっと落ち着くよぉ」

舞風「理屈はわかるけど」

不知火「より調子に乗る未来しか見えないんですが……浜風達もいませんし」

陽炎「1回だけ、1回だけだから!」

あかり「陽炎ちゃんもこう言ってるし」

天津風「あかり、だいぶ頭おかしいことお願いしてるって自覚してる?」

あかり「うっ、うぅ……」

不知火「ですが確かに、溜まったものは解放しなくてはなくなりません」

舞風「1回だけだからね?」

陽炎「わぁい!」
331 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 00:06:39.59 ID:ebJUYhyz0
不知火「さっさと終わらせますよ」

陽炎「来い、妹達よ!」

天津風「なんでそんな暑苦しい感じなのよ」

舞風「さっきのでだいぶキテるでしょ。こうして、少し触ってあげれば」

陽炎「んふっ、そうやって油断してるとやり返されちゃうのよ舞風」フニッ

舞風「わぁっ! そっちからやって来るとか聞いてないよ!」

陽炎「えっ、むしろ私は全員が1回ずつって意味だと」

不知火「全員で1回という意味です。はき違えないでください」

陽炎「ん〜妹に囲まれるお姉ちゃん的な感じでそれもいいか」

天津風「あかりにお願いされなきゃしないんだからねこんなの」ツンツン

不知火「勘違いしないでくださいね」

陽炎「んっ……ふふっ、勘違いはしないけどずっと記憶はし続ける」

不知火「さっさと忘れてください」ペロッ

陽炎「やぁっ……忘れるわけないじゃん、こんなのさ」
332 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 00:18:32.62 ID:ebJUYhyz0
あかり「……あかりはどうしてればいいのかな?」

陽炎「あっ、あかりはそこにいて。鑑賞するから」

あかり「鑑賞!?」

陽炎「あかりが思う煽情的なポーズ取ってればいいから」

あかり「戦場的……? こう……?」バンバン

不知火「可愛い」

天津風「可愛い」

舞風「可愛い」

陽炎「ちょっとぉ、お姉ちゃんへの奉仕を忘れるな〜!」ムニッ

天津風「んぅ……ちょっと、わかってるから!」

不知火「あまり乱暴に触らないでください」

舞風「わがままなお姉ちゃんだねぇ」ペロッ

陽炎「……っ、ふふっ、妹を侍らせてあかりを鑑賞する。いい気分だわ」

不知火「世も末ですね」
333 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 00:26:08.74 ID:ebJUYhyz0
陽炎「お姉ちゃんとはチューしてくれないの〜?」

天津風「はぁ? するわけないでしょ」

あかり「もっと小っちゃい頃だったらするかもね〜」

舞風「いや小っちゃい頃もしないでしょ」

あかり「えっ?」

不知火「こちらの口にも指で十分です」グチュ

陽炎「ふぐあっ……! し、不知火、いきなり来たね……」

不知火「締めにかかる。天津風、舞風」

天津風「はぁ、これで少しは落ち着きなさいよ」カプッ

舞風「浦風達にもとか、調子乗っちゃだめだからね?」クチュ

陽炎「は、はひぃ、ひゃあ……! あああっ……!」ビクン

あかり「どっきゅーん」
334 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 00:42:09.56 ID:ebJUYhyz0
陽炎「うへぇ……」

天津風「まったく、なんでこうなっちゃったのかしらねぇ?」

あかり「きっと皆が可愛いからだよぉ」

舞風「私達より可愛い子いっぱいいるし」

不知火「妹に対して劣情を催すのはあまり自然なことではありませんが」

陽炎「あん……かね……」

あかり「えっ、なんて?」

天津風「ほっときましょう、今は余韻に浸らせとけばいいわ」

不知火「本当に落ち着くでしょうか?」

あかり「大丈夫だよきっと!」

舞風「おっぱいが足りないって浜風達に襲い掛かりに行くかも」

あかり「あぁ……」

不知火「慎ましやかでも愛らしければいいんですよ、あかりん」ムニ

天津風「そうよ、天津風の嫌いじゃないでしょ?」

舞風「舞風のだって!」

あかり「う、うん……」

不知火「ないものはないもので仕方ない。慰め合いましょうか」

舞風「同じくらいがちょうどいいってことをわからせてあげよう!」
335 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 00:43:41.52 ID:ebJUYhyz0
今回はここまでです
次は、中枢棲姫-壊−がゆるゆり世界に襲撃してくる小ネタです

>>329
擦りむけるですね。むけるの漢字環境依存文字だったんですね
336 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 22:43:07.06 ID:ebJUYhyz0
開始します
337 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 23:03:35.44 ID:ebJUYhyz0
あかり「先生、深海棲艦さんは本当に全員保護したんでしょうか?」

奈々「何度も探せるだけ探したよ。それこそ世界中の海を浚った。それでも見つからなかったんだから、もういないだろうさ」

駆逐棲姫「本当にそうだろうか」

京子「なんか気になんの?」

駆逐棲姫「イ級のように人間から身を隠しているやつもいるかもしれない」

奈々「妖精の技術も使った最新鋭のレーダーを使ったんだ。それはない」

駆逐棲姫「だといいんだが」

あかり「わるさめちゃん、やけに気にするね」

駆逐棲姫「ほっぽが何か胸騒ぎがするって言ってたから」

ちなつ「やめてよそういうの。それ絶対なんか起きるやつ――」

妖精(猫吊るし)「大変です!」

あかり「妖精さん!? 学校来ちゃだめだって言ったのに!」

妖精(猫吊るし)「そうも言ってられません! 深海棲艦の反応です!」

奈々「馬鹿な!? 世界中の海を探し回ったんだぞ!」

結衣「しかもなんでこっちの世界にいるんだ!?」

妖精(猫吊るし)「例のシステムが動作した際に発せられる波動を感知しました。きっと実験起動の際に巻き込まれて、この時間に転移して来たんです!」

奈々「くっ! そういえばあれは異世界転移と同時にタイムスリップもするんだったな!」

妖精(猫吊るし)「こちらの世界の人間に異変を察知される前に早急に片づけなければなりません! 急いで現場に!」

あかり「艦娘の皆は!?」

妖精(猫吊るし)「もう向かってます!」

奈々「すまないみんな。この世界に戻ってまでまた……」

京子「気にすんなって西垣ちゃん。パパっとやってくっから!」

駆逐棲姫「ほっぽの予感があたったのか……」

あかり「ほっぽちゃん、深海棲艦さんの気配に鋭いもんね」

ちなつ「あぁ、フラグ立てるから〜!」
338 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 23:19:38.31 ID:ebJUYhyz0
中枢棲姫「ナゼダ……ドウヤッテ……ワタシハココニキタァ……」

結衣「うわっ、あれ中枢棲姫だ」

ちなつ「強いんですか?」

結衣「うん、わりとね。でも……」

京子「ここでドンパチやってバレないかなぁ?」

防空棲姫「軍事衛星とか警察関連の無線とかにも全部偽の情報流してるって言ってたわぁ」

離島棲鬼「あの妖精マジでスーパーハカーだわ」

戦艦棲姫「空恐ろしいなあの技術力は」

北方棲姫「ジャ、ゼンリョクデヤル!」

深海鶴棲姫「さっさと片づけてイベント回らないといけないのに」

駆逐棲姫「バレないにしてもスマートに片づけよう」

レ級「ぶっ潰すぞ〜!」

結衣「たぶんあかりのところのだけで片付くよ」

ちなつ「私らの子達呼ばなくてよかったかもしれませんね」

京子「何言ってるんだちなつちゃん! ここは全員で一斉にかからなきゃ! 世界の秩序的なあれが崩壊する危機なんだよ!」

結衣「まあそうだけどさ」

京子「というわけで、全員一斉に撃てぇぇ!」ドガンドガン

中枢棲姫「テキ……! イイダロウ、スベテヲシズメテヤロ――」ダダダダ

ちなつ「うわぁ……」
339 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 23:27:36.43 ID:ebJUYhyz0
中枢棲姫「オノレ……オノレ……」ボロボロ

レ級「あかり、拾って来たぞ!」ズルズル

あかり「もっと丁寧に運んで来てあげてください!」

ちなつ「よく原形留めてましたね」

結衣「一応姫ってところだよね」

あかり「あの、中枢棲姫さん。ダメコンを」

中枢棲姫「サワルナ……!」ペシッ

あかり「いたっ!」

ちなつ「あかりちゃん!」

レ級「おいこら〜! あかりに何すんだ〜!」ガンガン

中枢棲姫「ヤメロ、ワタシノギソウデナグルナ……! キサマ、シンカイセイカンノクセニ、ナゼニンゲンニクミスル……!?」

レ級「楽しいこと教えてくれるから!」

中枢棲姫「タノシイコト……ダト……」
340 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 23:35:05.30 ID:ebJUYhyz0
綾乃「あれ? もう終わってる?」

千歳「なんやめっちゃレ級さんに殴られとるなぁ」

向日葵「随分と、禍々しい姿ですわ……」

櫻子「艤装と合体してる! カッケェ!」

空母棲姫「あれは……」

京子「ちょっとちょっと生徒会〜来るのが遅いって〜! もう見所終わっちゃったよ」

ちなつ「まあここから全員で砲撃したり爆撃したりしてただけなんですが」

結衣「かなり焦って来たわりにはすぐに終わっちゃったね」

中枢棲姫「タノシイコトノタメ……?」

北方棲姫「ウン。アカリトイッショニイルトタノシイ」

中枢棲姫「フザケルナ……! ナニガタノシイダ……! コイツラハ、テキダ……!」

離島棲鬼「いやもう敵じゃないよ。敵とか味方とかいう関係はもう終わったんだよ」

中枢棲姫「ダマレ! オワラナイ……マダ、オワラナインダ……!」

綾乃「この人、浄化されてないの?」

向日葵「やはりあの方法では完全に円満な解決はできなかったということですの?」

あかり「そんな……」
341 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 23:54:50.55 ID:ebJUYhyz0
駆逐棲姫「お前も聞いただろう。あかり達のお祭りに来た、今を生きる人達の声を」

中枢棲姫「アノミミザワリナコエ……オマエタチガ……!」

ちなつ「耳障りとはひどい言いようね」

中枢棲姫「コノジダイヲツクルノニ……ドレダケオオクノギセイヲハラッタトオモッテイル……」

結衣「たくさんの人が犠牲になって、たくさんの人が頑張って出来上がった時代だってことはわかってるよ」

中枢棲姫「ナラバ、アノヨウニタノシゲニワラエルハズガナイ……! オオクノシヲイタンデイルトイウノナラ……!」

向日葵「悼む場は悼んでおりますわ。けれど、祭りの場にそれを持ち出すというのは……」

中枢棲姫「イツモハカンジモシナイノニ、オモイダシタヨウニアイトウノイヲシメス……! ソンナモノハタダノパフォーマンスダ!」

櫻子「なんだよ! だったら一生24時間藻に服着せろって言うのかよ!」

鬼怒「喪に服す、ね」

中枢棲姫「ソウダ……! ソレガ、シシャニムクイルトイウコト……!」

千歳「うちはそれは違う思うで」

中枢棲姫「ナニモシラナイコドモガ、エラソウナクチヲキクナ!」
342 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/05(火) 23:55:26.99 ID:ebJUYhyz0
駆逐棲姫「お前も聞いただろう。あかり達のお祭りに来た、今を生きる人達の声を」

中枢棲姫「アノミミザワリナコエ……オマエタチガ……!」

ちなつ「耳障りとはひどい言いようね」

中枢棲姫「コノジダイヲツクルノニ……ドレダケオオクノギセイヲハラッタトオモッテイル……」

結衣「たくさんの人が犠牲になって、たくさんの人が頑張って出来上がった時代だってことはわかってるよ」

中枢棲姫「ナラバ、アノヨウニタノシゲニワラエルハズガナイ……! オオクノシヲイタンデイルトイウノナラ……!」

向日葵「悼む場は悼んでおりますわ。けれど、祭りの場にそれを持ち出すというのは……」

中枢棲姫「イツモハカンジモシナイノニ、オモイダシタヨウニアイトウノイヲシメス……! ソンナモノハタダノパフォーマンスダ!」

櫻子「なんだよ! だったら一生24時間藻に服着せろって言うのかよ!」

鬼怒「喪に服す、ね」

中枢棲姫「ソウダ……! ソレガ、シシャニムクイルトイウコト……!」

千歳「うちはそれは違う思うで」

中枢棲姫「ナニモシラナイコドモガ、エラソウナクチヲキクナ!」
343 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 00:23:59.53 ID:GHR04NXV0
叢雲(あかり)「バカじゃないの……?」

中枢棲姫「キサマァ!」

叢雲(あかり)「私達が……私達を駆って戦った皆が……! 何を望んでいたと思ってるのよ!?」

叢雲(あかり)「後世の人間を永遠に苦しませるため? ずっと悲しまれ、哀れまれ続けるため?」

叢雲(あかり)「違う! そんなことのためじゃない! そんなことのために皆、戦ったんじゃない!」

あかり「叢雲ちゃん……」

榛名(あかり)「そうです。皆、そんなこと望んでなんかいませんでした」

北上「そんな女々しい人達じゃなかったよ。訂正してくれる?」

電「ずっと敵を憎み続けろなんてことも、思ってなかったのです!」

あきつ丸「あのときの想いをそのままにここに来てしまったのならば、無理からぬことかもしれないでありますが」

五月雨(千歳)「永遠に戦い続けることだって、望んではいませんでしたよ」

鬼怒「この子達は確かに何も知らないよ。すごく苦しくて、怖いことがたくさんあったって、知識でしか知らない」

飛鷹「だけど彼らが本当に望んでいたのはそういうことだと思う。家族が、子供達が。飢えの苦しみも、戦火に焼き出される恐怖も知らずに暮らせる未来」

中枢棲姫「ウルサイ……ダマレ……」

叢雲(あかり)「たくさんの人が犠牲になったこと、それは決して忘れちゃいけない。だけどね、それに永遠に囚われ続けることを彼らは望んでいないわ!」

叢雲(あかり)「少なくとも私は、一緒に戦った私は、そう思ってる」

中枢棲姫「ググッ……グゥゥ……!」
344 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 00:39:11.27 ID:GHR04NXV0
あかり「中枢棲姫さん」

中枢棲姫「……ウウウゥ!」バッ

レ級「ステイ!」ガシッ

あかり「あかりは確かに何も知らないかもしれません。あっちの世界で戦ってるときでも、昔の人の苦労とか怖さとかに比べたら全然弱いものだったと思います」

あかり「でも、やっぱり間違ってると思いますよ。ずっと、そうやって……泣き続けたままでいるのは」

中枢棲姫「コノナミダハ、キサマラニウバワレタイノチガナガスチダ! キサマラノ、ヒキョウナキシュウデウバワレタイノチノ!」

アイオワ「oh……」

京子「ん、どうしたのアイオワ?」

アイオワ「Youの正体がわかったよ」

中枢棲姫「……ナニヲ!」

サラトガ「Pearl Harbor。オアフの要塞ね」

結衣「パールハーバーって、真珠湾……」

赤城「なるほど、憎しみが強いわけですね……」

加賀「……」

櫻子「要塞ってことは、えっ? 艦娘じゃなくて基地娘なの!?」

向日葵「貴女は少し黙っていなさい」
345 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 00:53:41.64 ID:GHR04NXV0
中枢棲姫「ドンナキレイゴトヲナラベテモ……キサマラガヤッタコトハ、ケッシテユルサレルコトジャナイ……!」

中枢棲姫「ワタシハワスレナイ……ズット……」

深海鶴棲姫「あほくさ」

離島棲鬼「ちょっとメガホン! 空気読んで!」

中枢棲姫「ナンダトキサマ!?」

深海鶴棲姫「キサマラガヤッタコトダーってさ、何十年前の話してんの? この子らのお母さんや下手したらお祖母ちゃんも生まれてないくらい昔の話でしょ?」

深海鶴棲姫「それをさ〜ネチネチネチネチ、末代まで恨んでやる〜ってやつ? それさ、言っちゃ悪いけどただのやつ当たりだからね?」

中枢棲姫「ヤツアタリ……ダト……?」

深海鶴棲姫「そっ、八つ当たり。この子達には関係ないのに、当たり散らしてわめくの見苦しいよ」

中枢棲姫「ウアァァ! ダマレェェ!」ダッ

レ級「うわっ!」

深海鶴棲姫「……っ!」

あかり「鶴棲姫さん、危ないっ!」ドンッ
346 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 01:37:33.32 ID:GHR04NXV0
中枢棲姫「……!」ググッ

あかり「んぐっ……首、が……」

レ級「あかり!」

ちなつ「あかりちゃん!」

綾乃「武蔵、赤座さんを!」

武蔵(あかり)「ああ!」

あかり「止めないで、ください……」

大和「あかり!?」

中枢棲姫「ヤツアタリジャナイ……キサマタチガ……キサマタチガヤッタコト……」

あかり「……」

中枢棲姫「ナゼダ……ナゼテイコウシナイ……?」

あかり「……」

中枢棲姫「ドウシテ……」

あかり「とても、辛そうな顔……してる、から……」

中枢棲姫「チガウ……コレハ、コノナミダハ……」

あかり「泣いてるから、じゃない、です……」

中枢棲姫「カオハ、カメンデミエナイダロウ……」

あかり「見え、ますよ……わかり、ます……」

中枢棲姫「ウルサイ……ワカル、ワケガナイ……」

あかり「……」

中枢棲姫「ワタシハ、ウゴケナカッタ、シャベレナカッタ……ニクシミヲマギラワスコトガ、デキナカッタ……」

中枢棲姫「タギラセルコトシカデキナカッタンダヨ……ジユウニウゴケルカラダガアレバ、キエテイッタイノチノムクイヲヤツラニ、ト……」

中枢棲姫「デモ、ジユウニウゴケルカラダヲエタトキニハ、モウテキハイナカッタ……ニクシミヲブツケルベキアイテハモウ、イナカッタ……」

中枢棲姫「オマエタチダッテ、タダウゴカサレテイタダケダモノ……ウマレタリユウヲ、ナシトゲテイタ、ダケ……」

赤城「……」

中枢棲姫「ズットタギラセテキタニクシミダケ、ココロノナカニノコッテ……クルシイ……ツラインダ……」

深海鶴棲姫「だからってあかりにぶつけちゃだめでしょ」

中枢棲姫「ジャア、ドウスレバイインダ……! コノニクシミハ、ドコニブツケレバイイ……!?」

京子「どこにもぶつけちゃだめだよ。自分の中に抱えるしかない」

中枢棲姫「ムリダ……イヤダ……タエラレナイ……ワタシハ、モウズット、ジブンノナカデカカエテ、ヤット……ヤット、カイホウデキルトオモッテタノニ……」

あかり「貴女が体を得たのは、誰かに憎しみをぶつけるためじゃない」

中枢棲姫「ジャア、ナンデ……!?」

あかり「誰かに一緒に抱えてもらうためだよ」スッ

中枢棲姫「エッ……」

あかり「ずっと何かを憎み続けるの、辛くて苦しいことだけど、だけど貴女の憎しみは貴女の中で持ち続けるしかない」

あかり「だから、苦しくて辛いときには、あかりが側にいる。痛いところはなでなでして、涙が止まるまでずっと抱きしめててあげる」

あかり「貴女がいつか、心から笑えるようになるまで、あかりが一緒に貴女の憎しみを抱えるよぉ」

中枢棲姫「ドウシテ……ワタシニ……ソンナ……」

あかり「それが、昔の人が望んで、あかり達に託された未来だから」

中枢棲姫「……ッ!」

あかり「忘れていませんよ、皆が頑張った結果なんだって。だから、あかりも頑張ります。この未来がずっと続くように」
347 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 02:11:34.82 ID:GHR04NXV0
中枢棲姫「ウゥ……ウァァァ……」パキンッ

ちなつ「仮面が割れた!」

櫻子「あぁ、カッコよかったのに」

あかり「今ならダメコンを使って……女神妖精さん!」

応急修理女神「……!」

中枢棲姫「体が……治っていく」

千歳「地味にそのまま死にそうやったもんなぁ」

向日葵「ボロボロでなければ人間一人の首くらい一瞬でへし折ってしまうでしょうからね」

中枢棲姫「首、手の痕が付いて……」

あかり「ちょっとしたら消えますよぉ。心配しないでください」

中枢棲姫「ごめんなさい……私……」

あかり「いいんです。苦しかったら何してもいいっていうわけじゃないですけど、それだけ心がぐちゃぐちゃになってたってことですから」

あかり「これからもいっぱい苦しくなったり辛くなったりすることがあると思います。そういうときは、あかりが付いてますからね」ナデナデ

中枢棲姫「あかりぃ……うん!」

綾乃「赤座さん、深海棲艦を手懐けちゃったわ」

あきつ丸「どうも、人心を集めるということに関しては稀有な才能を持っているようであります」

アイオワ「Great! アカリ、貴女とってもすごいわ!」ダキッ

サラトガ「よく頑張りました。Brilliant!」ナデナデ

ガンビアベイ「うぅ、私より勇気あるかも……」

イントレピッド「これが和の心ってやつなのかな?」

サミュエル「キョーコより1つ下なのにしっかりしてるね!」

京子「人心集めすぎてうちのが盗られそうなんだけど! ちょっと待てお前ら〜! うちの子やろがい!」

結衣「……」

北上「どしたん結衣?」

結衣「いや、もしも深海棲艦に提督がいて、それがあかりだったとしても上手くいったんだろうなってふと思って」

大井「深海棲艦に上手くいかれたら困りますけどね」

結衣「うん、そうならなくてよかったって思っただけだよ」

イ級「……」

奈々「お〜い、お前達! 無事かぁ!?」

りせ「……」

あかり「西垣先生!」

奈々「もみくちゃだな赤座くん。その中枢棲姫が件の深海棲艦か」

中枢棲姫「……この人は?」

あかり「あかり達の先生です」

奈々「既に丸く収まったようで何よりだ」

りせ「……」

奈々「そうだな。とりあえず彼女はこちらで保護しよう。色々と決めなくてはいけないからな」

中枢棲姫「か、解体はしないで……」ギュッ

あかり「大丈夫ですよ、そんなことしませんよぉ。これからこっち暮らすために必要な準備をしてくれるだけです」

中枢棲姫「あかりと一緒がいい」

叢雲(あかり)「だめよ!」

中枢棲姫「ずっと一緒って約束したから一緒にいるのよ! 何もおかしくないわ!」ギュッ

あかり「ぐえっ」
348 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 02:30:35.24 ID:GHR04NXV0
大和「またそうやって首絞めて! 痕が消えなくなったらどうするんですか!」

中枢棲姫「締めてない! 抱き着いてるだけ!」

アイオワ「私とSandwichになってしまってるね」

あかり「く、苦しい……」

北方棲姫「ワガママイッタラ、ダメ!」

中枢棲姫「い〜や〜!」

防空棲姫「だいぶキャラ変わったわねぇ」

奈々「埒が明かないからとりあえず赤座くんも付いて来てくれ」

あかり「あっ、はい。中枢棲姫さん行きましょう」

熊野(あかり)「あかり! その人だけ特別扱いするんですの!?」

あかり「えっ、いや」

神通「私も着いていきます!」

蒼龍「私も!」

サラトガ「ではサラも」

京子「お前はこっちだろ!」

あかり「いや、ちょっと一緒についてくだけですから!」

中枢棲姫「ちょっとだけ? 私が心から笑えるようになるまでずっと一緒にいるんじゃないの?」

あかり「ん、んんっ……!?」

間宮「あかり! 痛いところなでなでしてくれるなら、私、胸が痛いからなでなでして!」

ちなつ「ほら、ああやって何でも引き受けるとああなっちゃうんだよ。やっぱり本命を決めるっていうのは大事なんだよね」

暁(ちなつ)「どの口が」

叢雲(ちなつ)「言うのよ……」

綾乃「赤座さん! 優柔不断は罰金バッキンガムよ! はっきりしなさい!」

叢雲(綾乃)「ぶふっ!」

鈴谷「いい加減聞き飽きない?」

結衣「飽きないから、困ってる……」プルプル

京子「うおお〜! 浮き輪で拘束じゃ〜!」

ガンビアベイ「ひいい〜! どこからこの浮き輪が〜!?」

櫻子「やっぱり私が編み出した大根戦法は深海棲艦には有効だってことだよね!」

夕張「編み出したっていうか、たまたま見つけただけでしょうに」

向日葵「中枢棲姫さんほどじゃなくても、皆の心の中にもきっと……」

朧「向日葵との生活の中で薄れてきていますよ。だから、彼女もきっとあかりちゃんと一緒にいれば大丈夫です」

摩耶「ったく、せっかく準備して来たってのよぉ」

りせ「……」

那智「そうだぞ摩耶。戦わずに済むならそれに越したことはない」

中枢棲姫「あかり〜」

叢雲(あかり)「あんたはまたそうやっていつもいつも……!」

あかり「うわぁん、全然丸く収まってないよぉ!」
349 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 02:32:34.33 ID:GHR04NXV0
今回はここまでです
次は胸だけは神風の感度を超えるようになるまであかりの裏人格に重点的に調教される朝風の小ネタです

りせに保護される展開にしましたが加入しなければそんなには出さないと思います
350 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 22:43:30.19 ID:GHR04NXV0
開始します
351 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 22:57:12.49 ID:GHR04NXV0
朝風「好きに使えって言ったけどさ、さすがに学校でするとは思わなかった」

神風「しょ、しょうがないでしょ! 私の順番回ってくるのだいぶ先なんだから!」

朝風「着任順だしねぇ」

神風「私だって本当は放課後呼ぶくらいのつもりでいたのに、なんか付けて行ったらその気になって」

朝風「なんで付けていったのか」

神風「わかんないわよ!」

朝風「姉さんもう末期だね。行くとこまで行ってるよ」

神風「なによ! 朝風だってそうでしょ!」

朝風「私はまだまだだよ。姉さんに比べたら全然」

神風「そうやって高をくくってるとまたあっちのあかりが出てくるのよ」

朝風「いやぁ、さすがにもう出てるときに遭遇することはないでしょ」

神風「あるのよ。そういう運命の下にあるの。きっと私以上にされるわ」

朝風「姉さん以上とかないない。ちょっと触られただけで反応しすぎだもん。一番敏感なとこでもそこまでなんないから」
352 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 23:14:13.85 ID:GHR04NXV0
朝風「って思ってたのに〜!」

あかり「転ぶようなところにペットボトル放置してるのが悪い」

朝風「もはやデコピンしても出てきそうね貴女!」

あかり「あかりが中にいるって自覚してるからね」

朝風「その内自由に出て来るようになるってか!」

あかり「もしかしたらあかりの方がもう1人のあかりとか呼ばれるようになるかも」

朝風「最後は光の中へ完結しなさいよ!」

あかり「ということで、やろっか」

朝風「何がということなのかわかんないわよ!」

あかり「私が出て来る=そういうことでしょ?」

朝風「今回は事故だからそのまま帰って」

あかり「事故らされた賠償をしてもらわなきゃ!」ガバッ

朝風「うわぁぁぁ!」
353 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 23:30:23.12 ID:GHR04NXV0
朝風「回を重ねる度に服を脱がされるまでの早さが上がっていく……」

あかり「基本的に神風ちゃんと一緒だからね」

朝風「今日は絆創膏付けてないわよ……」

あかり「それはあかりの趣味でしょ」

朝風「いやあかり主導じゃなかったけど」

あかり「私はああいう焦れったいのはあんまり好きじゃない。もっと責め立てる」

朝風「責め立てるって……?」

あかり「ふふっ、お姉ちゃんに勝る妹もいるって教えてあげないとね」

朝風「ひええっ!?」

あかり「朝風ちゃんの弱いところは大体わかったわ。やっぱり一番は胸ね」

朝風「ま、まさか……」

あかり「神風ちゃん越えって、それこそ胸を張って言えるようにがんばろっか」

朝風「や、やめてぇぇぇ……!」
354 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/06(水) 23:53:22.34 ID:GHR04NXV0
朝風「んっ……」

あかり「今の時点で感度はそれなりだよね」ツンツン

朝風「はぁぁ……」

あかり「先っぽばっかりというのも芸がないし、全体的に満遍なく……」フニフニ

朝風「こ、こんな薄い胸より、姉さんのをもっと伸ばした方が……!」

あかり「薄い胸を伸ばした方がより自分の成果を感じられていいじゃない」プニプニ

朝風「成長するわけじゃないし!」

あかり「ふふっ、目に見えてはね。だけど、私とあかりしか知らないところで成長してると思ったら、いいじゃない?」プニッ

朝風「ふんぅ……!」

あかり「そう、ここ。先っぽ以外にも感じやすいところあるよね。ここの感覚を全体で感じられるように……」スリスリ

朝風「そ、ん……ほとんど、改造よ……!」

あかり「改造、いいね。私達好みに朝風ちゃんを改造してあげる」

朝風「……っ」

あかり「ちょっと嬉しそうな顔した」

朝風「し、してない……」

あかり「したよ、見逃さないから。朝風ちゃんはね、もう逃れられないの」

朝風「ふぅ、うぅ……」プルプル

あかり「認めて楽に、気持ちよくなろう? ね?」

朝風「うぅぅ……」
355 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/07(木) 00:15:05.29 ID:Tpik+K3P0
朝風「あっ……んぁ……」

あかり「そうそう、素直にすればもっと気持ちよくなる……」スッ

朝風「んぅ……胸だけじゃないの?」

あかり「胸だけやってても飽きるでしょ? 気分を盛り上げてあげることも大事だからね」

朝風「はぁっ……ん……!」

あかり「ちゃんとここも触ってあげるよぉ……」クチュ

朝風「ひゃっ……」

あかり「待ちわびてたもんね……」

朝風「そう、なっちゃうわよ……」

あかり「だから、ここと一緒に責めてあげることで、同じだけ気持ちよくなるように錯覚させる……!」

朝風「ああっ……! し、しないわよそんなのぉ……!」

あかり「するくらいにめちゃくちゃにするってこと……胸触られて、すごい気持ちよかったって、そういう記憶だけずっと残すの……」

あかり「それを繰り返せばきっと、胸は神風ちゃんを超えられる」

朝風「姉さんを……」

あかり「そう……ちょっと触っただけで、すぐに準備万端になっちゃうくらいにね……」

朝風「あぁ……あぁぁ……」

あかり「楽しみ……?」

朝風「はぁ、はぁ……そんなの、決まってる……」

あかり「うん、なら、一緒に楽しもうねぇ……」グッ

朝風「ぅっ、ぁぁぁ〜……」
356 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/07(木) 00:27:48.55 ID:Tpik+K3P0
神風「だから言ったでしょ。来るときは来るんだから」

朝風「来させちゃった私もいけないんだけど」

神風「ていうかちょっと期待してたからあかりを部屋に呼んだんでしょ」

朝風「普通にあかりとするつもりだったの!」

神風「どっちにしろするんじゃない」

朝風「そりゃ、なければ呼ばないし」

神風「朝風だって行くとこまで行ってる」

朝風「……」

神風「で、どうなの? 私越えた?」

朝風「何をもって超えたって判断すればいいかわからないし」

神風「そりゃあねぇ、測れるもんじゃないし」

朝風「結局あかりがどう思うかが主眼よ」

神風「それに尽きるわね」

朝風「……呼ぶ?」

神風「……今日はやめとく」
357 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/07(木) 00:30:08.13 ID:Tpik+K3P0
今回はここまでです
次は本編からです

あんまり開発しすぎると日常生活に支障を来たすのでほどほどがいいですね
358 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/07(木) 22:43:42.93 ID:Tpik+K3P0
開始します
359 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/07(木) 22:51:49.33 ID:Tpik+K3P0
龍驤「なぁなぁ千鶴」

千鶴「なに?」

龍驤「なんで自分は関西弁じゃないんや?」

千鶴「こっちで暮らしてたら自然に抜けた」

千歳「うちは抜けへんかったなぁ」

龍驤「ふぅん? 千歳の方がよう喋りそうなんになぁ」

千歳「せやね。普通は逆になるような気がするわ」

千鶴「こうなったものは仕方ないよ」

龍驤「ううん、関西弁ええのになぁ」

千歳「暮らしとったら自然に変わるもんやからしゃーないわ」

龍驤「いや、変わってない君が言うんはおかしいやろ」
360 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/07(木) 23:14:07.32 ID:Tpik+K3P0
龍驤「千鶴を関西弁に戻そう」

千鶴「なんでわざわざ」

龍驤「3人娘の方がすわりええやん?」

千鶴「そんなこと言われても」

千歳「ん〜うちもまた千鶴の関西弁聞きたいかも」

千鶴「姉さんまで」

龍驤「千歳がご所望や。はよ戻らんかい!」

千鶴「ヤクザか!」

千歳「あかんで龍驤。関西弁は色々イメージが出来とるから、もっと丁寧な言葉使わんと標準語より当たり強う見られる」

龍驤「難儀なもんやなぁ」

千鶴「むしろ2人が標準語になればいいのに」

龍驤「そらあかんわ。立派な個性なのに」

千鶴「そこ以外も個性的だから」

龍驤「誰の胸が個性的や!?」

千鶴「言ってないだろ!」
361 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/07(木) 23:32:49.62 ID:Tpik+K3P0
千鶴「そもそも、私達の関西弁と龍驤の関西弁は違う」

龍驤「どこが違うねん!」

千歳「うちらのは京都弁、龍驤のは大阪弁に近いなぁ」

龍驤「出たわ、そうやって自分らは関西人とは違うみたいな雰囲気出す奴! これやから京都人は!」

千鶴「いやここ富山だから」

千歳「せやかて龍驤も関西人ちゃうやろ。横須賀やん」

龍驤「そもそも人ちゃうしな!」

千鶴「そこはいいでしょ」

龍驤「関西人やないのに関西弁を使ってるうちやからこそ、人一倍思い入れがあんねん」

千鶴「それを押し付けられても困るよ」

龍驤「あばらが痛いからか!ええっ!?」

千鶴「だから胸の話じゃない!」
362 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/07(木) 23:44:55.25 ID:Tpik+K3P0
千歳「むしろうちらはもっと富山に染まるべきなんかもしれへん」

千鶴「確かに」

龍驤「一理ある」

千歳「なんや可愛い方言言われとるらしいで」

千鶴「そうなの?」

龍驤「何位や?」

千歳「2位やって」

千鶴「へぇ、そうなんだ。全然知らなかった」

龍驤「1位は大阪弁やろ?」

千歳「いや京都弁」

千鶴「じゃあ染まらなくていいね」

龍驤「でたらめや! 大阪弁1位やないとか絶対適当ぶっこいとるやろそのランキング!」

千鶴「今聞いてるだけでも絶対1位はないなって確信できるけど」
363 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 00:00:30.59 ID:5eVVsTjE0
千歳「何でも語尾にちゃを付けるらしいで」

龍驤「ちゃ?」

千歳「そうっちゃ!」

千鶴「なんか違うような」

龍驤「なんやどっかで聞いたことあるなぁ」

千歳「あれとは関係ないだっちゃ」

千鶴「姉さん、完全に意識してるでしょ」

龍驤「よう知っとるなぁ」

千歳「龍驤が知っとるくらいやったら、当然うちも知っとう」

龍驤「そういえばあの子の格好どことなく大阪っぽかったな。つまり大阪と富山は案外近いということやないか!?」

千鶴「発想が飛躍しすぎ」
364 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 00:06:53.32 ID:5eVVsTjE0
千歳「富山を感じるために今日のお昼は富山ブラックや」

龍驤「うわ出たこの真っ黒スープ!」

千鶴「意外に悪くないよ」

千歳「ちいとしょっぱすぎやから、うちはもっとあっさりしたのんが好きやけどな」

龍驤「郷に入っては郷に従えや! 千歳も黒く染まるんや!」

千歳「あぁ、あかんて龍驤! この塩分は女子中学生には毒や!」

龍驤「むしろ若いうちに食べとかな! スープ飲み干すなんて今くらいしかでけへんで!」

千歳「あぁ〜体が塩になる〜!」

龍驤「なるかい!」

千鶴「……やっぱり姉さんは大阪寄りかもしれないね」

千歳「うん?」

千鶴「いや、仲良しでよかったよ、うん」ジュル
365 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 00:11:20.01 ID:5eVVsTjE0
今回はここまでです
次は櫻子の潮の話です

千鶴の中の人はOVA登場が心配なくらいでしたが、一応今年に入ってから活動はされているんですね
うたがっせんのときに千歳の中の人の代打でステージ立ったりしたのに、業界も厳しいですね

↓1 潮の話

1 エロ有り
2 エロなし
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/08(金) 00:12:46.72 ID:J1ekq9cYO
367 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 22:42:46.08 ID:5eVVsTjE0
開始します
368 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 22:52:29.98 ID:5eVVsTjE0
撫子「潮」

潮「はい、どうしましたか?」

撫子「髪、ちょっと跳ねてる」

潮「えっ、どこですか?」

撫子「こっち来な」

潮「いえ、言ってもらえれば自分で直しますから」

撫子「遠慮しなくていいから。一応一緒に暮らしてるんだし」

潮「えっと、じゃあお願いします」

撫子「本当、櫻子じゃなくてひま子のところの方が似合ってるよ潮は」

潮「そうでしょうか?」

撫子「あのバカには出来過ぎてる」

潮「そんなことないですよ。潮はなんてまだまだですから」

撫子「そういう謙虚さがあいつにはないからね」
369 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 23:11:50.13 ID:5eVVsTjE0
撫子「髪綺麗だね」

潮「手入れはきちんとしていますので」

撫子「しなくても綺麗になるんじゃないの?」

潮「さすがにそこまで便利ではありませんよ」

撫子「そっか」

潮「撫子さんも綺麗な髪だと思います」

撫子「私もちゃんとしてるから」

潮「髪の手入れ以外もですね」

撫子「そう? わりと適当なところもあるけど」

潮「その余裕がちょっと羨ましいです」

撫子「余裕というか事実を言ってるだけだけど。比較対象櫻子だったら、そりゃ誰だってちゃんとしてるように見えるか」

潮「櫻子と比べてるわけじゃないですよ」

撫子「本当に?」

潮「……ちょっとだけです」
370 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 23:27:21.43 ID:5eVVsTjE0
撫子「それにしても、よく櫻子に愛想尽かさなかったね」

潮「いい子ですから」

撫子「いい子でもバカの下で戦争したくないわ」

潮「そこはなんというか、潮達にも考える頭がありますので」

撫子「ただの船じゃないもんね」

潮「はい。それに、櫻子もたまには鋭いんですよ。野生の勘的なものです」

撫子「勘だけ強くてもね」

潮「けれど、得難いものですよ」

撫子「まあね」

潮「潮は櫻子の下にいられてよかったって思ってます。それだけは事実です」

撫子「今媚び売ってもただの中学生だよ?」

潮「媚び売りじゃないです!」

撫子「わかってるよ」
371 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 23:44:25.70 ID:5eVVsTjE0
撫子「あの子、そんなに魅力的?」

潮「撫子さんはそう思いませんか?」

撫子「私にとっては妹だから贔屓目はそりゃあるよ。けど、潮達みたいな可愛い子や翔鶴さんや日向さんみたいな大人まで夢中になるとは思わないよ」

潮「おかしいでしょうか?」

撫子「おかしいかおかしくないかは本人の気持ち次第だよ。でも、艦娘は提督に惚れるみたいにインプットされてるんじゃないかとは思った」

潮「そういうことはありませんよ。そもそも必ずしも提督の下で暮らさなくてはいけないわけではありませんし」

撫子「鎮守府、だっけ? そういう特殊な環境にいたから?」

潮「関係してないとは言えないと思います。あそこでずっと一緒でしたし。戦うときも」

撫子「吊橋効果みたいなのもあるのかな?」

潮「色々な条件が重なって今の状況があるのは確かです。だけど、それは悪いことじゃないと潮は思います」

撫子「独り占めできないのに?」

潮「そこは、ちょっと嫉妬しちゃったりすることもありますけど、そういう感情が湧くのは好きってことだからって再確認にもなると言いますか」

撫子「ポジティブ、っていうのとなんか違う気がするね」

潮「ややこしくてすいません」

撫子「いや、別に謝ることじゃないでしょ」
372 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/08(金) 23:53:54.73 ID:5eVVsTjE0
撫子「好きなのはいいけど、何でも好き勝手やらせるのは違うよ」

潮「わかっているんですけど、どうにも……」

撫子「あれ、さ」

潮「あれ?」

撫子「胸揉むの。必要なことだっていうの嘘でしょ」

潮「バレますよねあんなの」

撫子「あれで騙せたと思うの櫻子だけだよ」

潮「すいません、鎮守府ではもっとひどかったのでこれでもよくなった方なんです」

撫子「あれでよくなったって、鎮守府ではどう過ごしてたのよ?」

潮「ほとんど裸族みたいな……」

撫子「翔鶴さん達も!?」

潮「はい」

撫子「あのバカ!」

潮「いえ、皆その状況を楽しんでましたので!」

撫子「いやそれもどうなの?」
373 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/09(土) 00:14:50.46 ID:ICRA4MaO0
潮「え、エッチな気持ちよさとは別に、求められてるっていう嬉しさもあって……」

撫子「倒錯してるよそれ」

潮「だ、だけど、全く求められないよりは、ああしてくれた方が潮的には嬉しいんです……」

撫子「そう? じゃあ、私も同じことしていい?」

潮「えっ?」

撫子「目の前であんなにされてたら気になるじゃん」

潮「あっ、ああっ、だ、ダメです! 求められれば、誰でもいいんじゃないです! 櫻子じゃないと、ダメなんです!」ガシッ

撫子「そう、ならいいよ。快楽に依存してるわけじゃないんならね」

潮「あっ……演技だったんですね」

撫子「まあね、本気でするわけないでしょ怒られるし。櫻子にも……」

潮「にも?」

撫子「いや、何でもない。前にも言ったけど、好きだからそういうことするのはいいけど、場所を弁えなさいよ」

潮「はい。潮だって見られたいわけではないので」

撫子「少しは理解も進んできたとはいえ、偏見の目は未だに強い。好きな相手いるっていうのに、女子なら誰でもいいみたいに見られる」

潮「それは、いやですね」

撫子「だからひっそりとね。あのバカはそういうこと気にしないでしょうから、いくらいやじゃなくてもそこは守りなさい。潮と櫻子のために」

潮「は、はい」

撫子「私は味方だから。それは覚えておいて」

潮「……ありがとうございます」

櫻子「あ〜疲れたぁ。ジュースでも飲も〜って、何やってんのねーちゃん?」

撫子「潮の髪整えてんの。あと世間話」

櫻子「ふぅん……えい」ムニムニ

潮「ひやぁっ!」

撫子「こら! 私の前でやんなって言ったでしょ!」

櫻子「ねーちゃんが触った分、取り戻さないといけないだろ〜! 潮は私んだから!」モミモミ

潮「ん、やっ、ただ、髪直してもらってるだけですから〜!」

撫子(いっぱい相手いんのに独占欲だけは高いって、本当にどうしようもないなこいつ)

撫子(だけど、そんなどうしようもない妹をここまで愛してくれてる子がいるのは、嬉しいかな)
374 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/09(土) 00:16:47.15 ID:ICRA4MaO0
今回はここまでです
次は向日葵の朧の話です

大室家の平均胸囲は随分と大きくなっていますね

↓1 朧の話

1 エロあり
2 エロなし
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/09(土) 00:17:42.80 ID:HhYBSA4lO
376 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/09(土) 22:40:58.53 ID:ICRA4MaO0
開始します
377 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/09(土) 22:56:32.93 ID:ICRA4MaO0
朧「ほら、みんな餌だよ〜」パラパラ

楓「……」

朧「ん? 楓もやってみたい?」

楓「カニさん、餌持ってたら飛び掛かってこない?」

朧「大丈夫、そんな力ないから」

楓「じゃあやる!」

朧「ならこっちおいで」

楓「うん!」

朧「あんまりあげ過ぎるのはよくないから、これくらいね」

楓「カニさんはあんまり食べない子なの?」

朧「そうだね、1日食べないでも大丈夫くらい」

楓「すごい! 楓、1日食べないと死んじゃうよ」

朧「楓も食べなくても死なないけど、お腹はすごい減っちゃうよね」

楓「楓もカニさんになれば節約できるかな?」

朧「それよりもお腹いっぱい食べられるようになることを考えよう」
378 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/09(土) 23:15:12.38 ID:ICRA4MaO0
向日葵「カニくらいならペットにしても大丈夫ですわね」

楓「お姉ちゃん!」

朧「くらいっていうけど、お世話結構大変なんだよ?」

向日葵「それはわかっていますが、犬や猫を飼うよりは簡単ですわ」

朧「そこは否定できないなぁ」

楓「楓がもっと大きくなったら、猫さん飼っていい?」

向日葵「それはお母さん達に聞かなきゃいけませんわ」

朧「小さいうちに動物を飼うことはいいことだよ。教育的にね」

向日葵「ちゃんと躾けが出来ればですわ」

朧「そこはね」

楓「噛まれるのはいやだなぁ」

向日葵「カニは手を突っ込まなければ挟んできたりしないので、安心してお世話してあげるのですわよ」

楓「うん!」

朧「この子達は黄泉平坂に送るビームとか、ドラゴン召喚したりするけど」

楓「えっ?」
379 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/09(土) 23:31:04.64 ID:ICRA4MaO0
向日葵「ペットが要らないくらい人が増えましたし」

楓「お姉ちゃんがいっぱいいる!」

朧「私達ペットと同列ですか!?」

向日葵「情操教育にペットを用いる必要がないということですわ」

朧「むしろペットで気を引いておいた方がいいような気もする」

向日葵「そこは言わなくていいですわ」

楓「ん?」

向日葵「とにかく朧、これからも楓のことお願いしますわ」

朧「はい、任せておいてください!」

楓「お姉ちゃん、どこか行っちゃうみたいな言い方だね」

向日葵「いえ、そんなことはありませんわ。私も一緒に楓を見守っていきますから」

楓「うん!」
380 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/09(土) 23:44:04.21 ID:ICRA4MaO0
楓「……くぅ」

朧「寝ちゃいましたね」

向日葵「まだ子供ですもの。お昼寝は大事ですわ」

朧「子供でなくてもした方がいいみたいですけど」

向日葵「そうも言ってられないのが辛いところです」

朧「向日葵は寝起きも悪いですし」

向日葵「あ、朝に弱いだけですわ!」

朧「そういうことにしておきます」

向日葵「んもぉ、本当ですのに」

朧「あはは」

楓「……ん」ゴロン

朧「あっ、静かにしないとですね」

向日葵「ですわね」
381 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/09(土) 23:58:03.13 ID:ICRA4MaO0
向日葵「楓、どうですの?」

朧「どうってどういうことです?」

向日葵「仲良くしていけそうです?」

朧「さっき言ったじゃないですか」

向日葵「本人がいる手前、本当のことが言えないということもありますわ」

朧「嫌う要素なんかないですよ」

向日葵「好きになる要素は?」

朧「数えきれないくらい」

向日葵「よかったですわ」

朧「心配してたんですか?」

向日葵「子供が嫌いということもありますし」

朧「私は好きですから子供」
382 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/10(日) 00:16:37.78 ID:qi/Tne4r0
朧「子供、かぁ」

向日葵「どうしました?」

朧「いえ、向日葵も子供好きですよね?」

向日葵「ええ。楓がいますし」

朧「妹じゃないですか」

向日葵「続柄ではなく相手としてですわ」

朧「うん、でも自分の子供欲しいと思います?」

向日葵「それは……」

朧「作らない、というのと、作れない、というのは全然違うと思うんです」

向日葵「ええ、違いますわ」

朧「私達は、向日葵の選択肢を1つ潰していると考えると……」

向日葵「朧、気にしていたんですね」

朧「いえ、すいませんこんな話」
383 : ◆aIl2cyLheeQT [saga]:2018/06/10(日) 00:45:59.21 ID:qi/Tne4r0
向日葵「1つを選べばもう1つの選択肢はなくなるというのは、こういったことでなくても当然のことです」

朧「わかっていますよ」

向日葵「私は恵まれていますわ。朧と一緒に他の皆も選べたんですから」

朧「いつか、後悔するかもしれません」

向日葵「その通りかもしれません。もしかしたらああだったかもということは、絶対いつか考えてしまいますわ」

向日葵「でも、今とどっちがよかったかなんてわからないじゃないですか。何もかも違う道なのですから、それは誰にも比べられないことです」

向日葵「私にわかるのは、朧達を選んで進んだ今が幸せであるということだけ」

朧「子供産めなくてもですか?」

向日葵「子供が産めないかわりに、子供に注ぐ分の愛情も全部朧達にあげます」

向日葵「たくさんいるんですもの。それくらいしないと皆から貰う分には吊り合いませんわ」

朧「私も、その分向日葵を愛していますから、全然足りないかもしれません」

向日葵「では、私はもっとたくさん愛さなくてはいけませんね」チュッ

朧「……そこに楓がいるのに」

向日葵「寝てるから平気ですわ」

朧「もう」

向日葵「朧。私は精一杯朧を幸せにしますわ。だから、朧も」

朧「向日葵を幸せにします。子供が出来なくても寂しくないくらい、たくさん幸せに」

朧(そうだね。選ばなかった道がどれだけ幸せであっても、今選んだ道での幸せは手に入らないってことだから)

朧(選んだ道をしっかりと歩いて行かなきゃいけないんだね)
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