アライちゃんのいる日常4

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1 : ◆19vndrf8Aw :2018/05/15(火) 06:47:28.34 ID:yStiiQugo
前スレ

アライちゃんのいる日常
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514203819/

アライちゃんのいる日常2
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1516230895/

アライちゃんのいる日常3
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1518932661/
2 : ◆19vndrf8Aw :2018/05/15(火) 06:49:36.04 ID:yStiiQugo
〜登場人物〜

・バイト(♀)
アライちゃんが大好きな女子高生。
愛でるのも大好き。虐めるのも大好き。
[ピーーー]のも大好き。食べるのも大好き。


・肉料理屋店主(♂)
肉料理屋の店主。筋肉モリモリのマッチョマン。
バイトと一緒にアライさん料理をたまに食べている。


・アラキレス(アライちゃん)
バイトのペット。
飼い主に愛され、よく躾られている。
アラキレスもまた飼い主が大好きなようだ。


・男児兄(♂)
男子小学生。活発でやんちゃ。

・男児弟(♂)
男子小学生。大人しくて慎重。

・男児母(♀)
アライさん駆除業者。
普段はおっとりしているが、極めて戦闘能力が高い。

・黒パーカーの少女(♀)
神出鬼没の少女。
ペットアライちゃんを駆除できるのは彼女だけ。

・工場男(♂)
うだつの上がらない男。特筆すべき点はない。

・狂人卍(♂)
仮面をつけているアラ虐動画投稿者。
アラ虐コミュニティ『ジェノサアライド』の元締め的存在らしい。
3 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/15(火) 06:58:19.92 ID:yStiiQugo
森アライちゃん1〜3「「ぴいいぃぃ〜〜っ!」」ヨチヨチヘトヘトヨチヨチヘトヘト

疲労困憊で空腹な上に体の小さい森アライちゃん達。

余所アライちゃん1〜5「「「「「のりゃ!のりゃ!なのりゃ〜〜!」」」」」ヨチヨチヨチヨチ

森アライちゃん達よりも二回り大きい余所アライちゃん達は、あっという間に追い付いた。

余所アライちゃん1〜3「「「つかまえゆのりゃ!たあ〜!」」」ガバッ

森アライちゃん1〜3「「「ぴぎぃ!」」」ドサァ

余所アライちゃん4&5「「とったのりゃあ〜!≧∀≦」」シッポフリフリ

森アライちゃん1〜3は捕まった。

余所アライちゃん1「おかあしゃ!これからこいちゅらどーしゅゆのりゃ?」シッポフリフリ
4 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/15(火) 07:03:07.64 ID:yStiiQugo
余所アライちゃん2「まえのでっかいこどもみたいにあむあむしゅゆのりゃ?」シッポフリフリ

余所アライさん「そうなのだ!狩りの訓練なのだ!チビ達、そいつをお前達で仕留めて食べるのだ!」

森アライちゃん1〜3「「「ぴいぃぃ〜〜っ!ぴいぃぃ〜〜っ!」」」ジタバタ

必死に暴れる森アライちゃん達だが…。

余所アライちゃん1「た!」

余所アライちゃん2「べ!」

余所アライちゃん3「ゆ!」

余所アライちゃん1〜3「
「「のりゃ〜っ!はぐがぶぅ!」」」ガブゥ

森アライちゃん1〜3「「ぴぎいいぃぃ!?」」ジタバタ

余所アライさん「いいかチビ達!共食いするときは、確実にキズを負わずに殺せるうんと弱い奴だけを狙うのだ!『戦いが成立しないくらい強さに差がある奴』だけ襲うのだ」

余所アライさん「自分より大きかったり、少し小さいくらいの奴を襲うと、反撃で重傷を負って死ぬからなのだ!」

余所アライさん「そして!どんな奴も、姉妹の群れで襲うのだ!困難は群れで分け合うのだ!」

余所アライちゃん1〜3「「「あぐ!あぐ!」」」ガブゥ

森アライちゃん1〜3「「ぴいいぃぃ〜っ!」」ジタバタ

https://i.imgur.com/oShGM06.jpg

森アライちゃん達は、食べられまいと必死の抵抗を試みる。
しかし対格差は歴然としていた。
5 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/15(火) 07:12:44.76 ID:yStiiQugo
余所アライちゃん達は、それから長時間森アライちゃん達をなぶり続けた。

残酷にいたぶって遊んでいるというのもあるが…

単純に、まだ爪と牙の鋭さ、顎の強さが未発達であるため、なかなか殺すのに手間取っているのである。

引っ掻き、噛みつき。
殴り、目をつぶし。
手足を引きちぎり、首を絞め…。
余所アライちゃん達は、森アライちゃん達で狩りと戦闘の訓練を楽しんでいた。

森アライちゃん達は、次第に血塗れになり、体がボロボロになっていく。

必死に母親を呼び、助けを求めて泣き叫ぶ森アライちゃん達。

だが…助けはこなかった。

これがインターンシップのルール。
人里から森へ戻ってきたり、森で育っている間に親を亡くしたアライちゃん達は…

成体アライさんとその一家の食糧となるのである。

これは、成体アライさんが貴重な食糧を確保し…

尚且つ、子供のアライちゃん達に狩りの訓練の経験を積ませ…

そして、劣等生のアライちゃんが森の限られた資源を食い荒らすのを妨げ、間引きするための…

個体数抑制のためのルールなのである。
6 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/15(火) 07:19:06.31 ID:yStiiQugo


余所アライちゃん1〜5「「「「「ぜぇ、はぁ…」」」」」ハァハァ

森アライちゃん1「」グッタリ

森アライちゃん2「」グッタリ

森アライちゃん3「」グッタリ

森アライちゃん達は血塗れで倒れていた。

手足が取れている個体もいる。

余所アライさん「よくやったのだ、チビ達!立派に狩りできたのだ!」

余所アライちゃん1〜5「「「おっにく!おっにく!おいちーおっにく♪」」」シッポフリフリ

余所アライちゃん達は、勝利のダンスを踊っている。

余所アライちゃん3「ぜーはー…。もーたべていいのりゃ?」シッポフリフリ

余所アライさん「まだなのだ!こいつらの毛皮を剥ぐのだ!」

余所アライちゃん4「なんでなのりゃ?」

余所アライさん「アライさんの毛皮は、巣材にしたらあったかいのだ!他にもいろいろ使い途があって、冬を越すにはもってこいなのだ!」

余所アライさん一家は、ぐったりしている森アライちゃん達から毛皮(服)を剥ぎ取った。
7 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/15(火) 07:27:45.71 ID:yStiiQugo
丸裸になった森アライちゃん1〜3。

余所アライさん「う〜ん、肉付きがいいのだ!母親に栄養あるものいっぱい食べさせて貰ってた証拠なのだぁ」

余所アライさん「まずはアライさんが腹を食い破ってやるのだ!アライさんも見ててお腹が空いてきたのだ!」ドタドタ

余所アライさん「はぐがぶぅっ!」ガブゥ

森アライちゃん1「」ブヂイィィ

余所アライさんは、森アライちゃん1の腹を食い破って、内臓を食べる。

余所アライさん「美味しいのだあ!さあチビ達!お肉パーティーなのだ!カーニバルなのだ!」

余所アライちゃん1〜5「「「おにくぱーちーしゅゆの〜りゃ〜!」」」

余所アライちゃん3〜5「「「はぐがぶぅ!」」」ガブゥ

余所アライちゃん達も、森アライちゃんに噛み付いた。

余所アライちゃん3〜5「「「おいちいのりゃ〜!(≧'u(≦ )」」」グチャグチャ

https://i.imgur.com/MYoCwrU.jpg

森アライさんが、雨の日も風の日も必死に餌をかき集め…
越冬の食糧を切り詰めてまで、手塩にかけて大切に愛情をこめて育てた森アライちゃん1〜3。

だが、母親の元を離れた後の命は一瞬で終わった。
森アライさんが懸命に育んできたその小さな命は、
余所アライさん一家の食糧となって消えたのであった。
8 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/15(火) 07:35:49.79 ID:yStiiQugo
森アライちゃん1〜3の骨「「」」カラン

余所アライさん「ふー食べたのだ」オナカサスリサスリ

余所アライちゃん1〜5「「「おにくおいちかったのりゃ〜♪」」」オナカパンパン

余所アライさん「毛皮のついでに、この骨もいくつか持って帰るのだ!おうちでおやつにするのだ!」ガシィ

余所アライさんは、森アライちゃん1〜3の骨をいくつか運んでいった。

アライちゃんの骨は、加熱しなければ固いままだが…
それでも食べやすい部類だ。
きっとカルシウムを豊富に摂取し、顎を鍛えることができるであろう。

余所アライさん「帰るのだ!勝利の凱旋なのだ!」ドタドタ

余所アライちゃん1〜5「「「なのりゃー!」」」ヨチヨチヨチヨチ

行進しながら家に帰って来た余所アライさん一家。

…ところで…。

この余所アライさん一家は、前に森アライさんから、落第アライちゃんを引き取ったはずである。

あの後、落第アライちゃんはどうなったのであろうか。
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/05/15(火) 07:41:28.09 ID:r2eOYpQqO
カーニバルというよりカニバルなんだが
10 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/15(火) 07:41:29.61 ID:yStiiQugo
余所アライさんの家(木の穴)には…

既に巣材として、アライちゃんの毛皮が敷き詰められていた。

さらに、木の根元には、アライちゃんのものと思われる骸骨が落ちている。

そう。

落第アライちゃんもまた、食われたのである。

余所アライさんは、『お世話してやる』と言って落第アライちゃんを引き取ったが…

あれはつまるところ、森アライさんが自らの子供に手を下せなかったため、
余所アライさんが代わりに殺して子供達と一緒に食ったということである。

それ故に、取引の対価として余所アライさんはトウモロコシの餌場を森アライさんへ教えたのであった。

そして、対価(餌場を教わること)を受け取ったということは…

結局、森アライさんも、余所アライさんが自分の子供を預かってからどうする気なのか、とうに知っていたのである。
11 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/15(火) 07:49:04.58 ID:yStiiQugo


〜森アライさんの巣穴〜

森アライさん「ふぅ…。アライさんは、チビ達を立派に育て上げたのだ。優しくてたくましい、子供思いなお母さんなのだ」ピカピカガイジガオ

森アライさん「さーて…もうすぐ越冬のための巣穴が掘り終わるのだ」ザクザク

森アライさんは、斜面となっている地面に冬籠もり用の横穴を掘っている。

森アライさん「うーん疲れたのだ。少し木の上に登ってお昼寝するのだ…」ノソリノソリ

アライさんは夜行性というが、昼でも普通に起きてることはよくある。
睡眠の時間帯は気分次第であり、特に冬が近付き夜の気温が低下する時期になると、昼行性に近い活動サイクルにすらなる。

森アライさん「ちび…。むにゃむにゃ…くかー…」スヤスヤ

立派に(?)子供達を育て上げ、人里へ送り出した森アライさん。

立派に(?)親の務めを果たしたことに安堵すると、すやすやと寝息をたてて木の上で眠った。
12 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/15(火) 07:56:59.46 ID:yStiiQugo



突然、ばん、と大きな破裂音が鳴った。


森アライさん「のだっ!」ドサァ

森アライさんは、強い衝撃を腹部に感じ、木から落下した。

森アライさん「な…んなの…だ…!お腹が…いたくて…あづい…のだあぁ…!」ジワァ

森アライさんの腹は、ぽっかりと穴が空き、夥しい血が吹き出ていた。

森アライさん「ぎ…びっ…びぎいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいーーーーーーーっ!!!」ブシャアアア

森アライさん「いだいのだいだいのだいだいのだいだいいだいいぃいいーーーーっ!」ドグドグブシュウウゥウ

熟練猟師「フゥン、こいつがトウモロコシ畑を食い荒らした害獣やなぁ」ザッザッ

…銃を持った猟師が、猟犬を2匹連れて近づいてきた。

銃からは、煙が上がっている。
13 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/15(火) 08:01:02.92 ID:yStiiQugo
熟練猟師「農家のおっちゃんの恨み、はらさでおくべきかぁ!クソ害獣!」ジャキィ

熟練猟師は、ライフル銃を森アライさんの股間に押し当てる。

森アライさん「げぼっごぼっ…!ち、ちが、ちがう!アライしゃんじゃ、アライしゃんじゃないのだあ!盗みなんてやってないのだぁ!ごぶぅぅっ!」ブハァ

森アライさんは、血を吐きながら命乞いをする。

森アライさん「アライさんは悪くないのだああ!別の…ぐびいぃぃ!いだいぃ!だずげでぐだざいなのだあああ!」ブシャアアア

森アライさん「こっ…交尾!交尾してやるからあああ!だずげ…」

熟練猟師「死ねや!」バァン

森アライさん「ぼびゅっ!」ブシャアアア

ライフルの銃弾が、森アライさんの体内を股間から脳天まで貫いていった。

森アライさん「」ビグッビググッビククッジタバタビググッビクンビクン

熟練猟師「フゥー、回収回収」ガサガサ

森アライさんは、袋に詰められて運ばれていった。
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/05/15(火) 08:01:23.15 ID:D2yaXDJ40
余所アライさん一体何者なんだ。すげえ有能だ。
15 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/15(火) 08:03:39.14 ID:yStiiQugo
確かに森アライさんは、トウモロコシ等の農作物を直接盗んではいない。

それどころか、余所アライさんに畑からトウモロコシを盗まないように諭したことさえあった。

『必ず駆除しなくてはならない存在』ではなかったかもしれない。

だが…

害獣アライちゃんを、人里へ放流する以上。

『駆除できるなら、駆除しておくに越したことはない』のである。
16 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/15(火) 08:05:12.70 ID:yStiiQugo
熟練猟師「さあて帰るか」

猟犬1「クンクン…」

猟犬2「ワンワン!」

熟練猟師「うん?どうした…?」
17 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/15(火) 08:05:41.28 ID:yStiiQugo
つづく
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 08:08:39.77 ID:WI/M5iYu0
( ゚ω^ )ゝ 乙であります!
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 08:08:57.46 ID:AdvdnlIOO
朝から乙です。カラー付で。まだ一波乱ありそう。
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 09:14:19.12 ID:ZC2HU8lm0
さあ余所アライさんも死のうね
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 09:59:04.55 ID:KHyDnnmrO
余所アライさんの言葉や振る舞いの節々に大母と同じ雰囲気を感じる。
さすがにアレみたいに色々捻じ曲げて誇張して全戦無敗!とかやらないって信じてるけど、作中でもトップクラスにしぶとくたくましく生きるアライさんになるんじゃないかと思う
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 10:00:24.62 ID:UyY8LdaiO
優秀な猟犬がいますねー
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 11:37:40.84 ID:ErI0N/850
確かに生き生きしてるアライさんだ…!
ただ虐待用に殺されるだけじゃないから描写が難しいけど、その分名作・名文になる予感
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 12:47:08.68 ID:8IgOvKZXO


素晴らしい話と絵が見られて、最高でした。
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/05/15(火) 14:03:31.52 ID:JDqiMDG10
乙です
ゴキガイジムーブ良いよね…
https://www.youtube.com/watch?v=-HszcdBhfrI
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 14:23:19.31 ID:r+IkXA6iO
>>25
ここに貼るな
やるなら、アラ虐の総合スレに貼りなさいな
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 14:52:01.91 ID:0vq3KJ4Q0
>>26
いや、そこに張るのもどうかと思うが
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 14:59:06.21 ID:RRbUFtAbo
よそのスレ荒らしてるやつじゃん

552 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします sage 2018/05/15(火) 14:12:55.42 ID:JDqiMDG10
アライさんの敵側が不自然に頭悪すぎだろ
仮にも文明を築いている体勢側なのに
相手の低能化でしか表現できないんだろうなぁカワイソ
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 17:42:12.69 ID:lHNNeJIO0


次回、劇的な大虐殺の予感
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 18:49:36.98 ID:sQlyajxq0
乙です
作者さん、色々とやらかしたことは確かだけど、次から感想とか、
その他色々自重するから、ここの読者たちを嫌いにならないで
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 19:00:07.24 ID:dcihu5z2O
ここの読者もアライさんとそう変わらん
32 : ◆19vndrf8Aw [sage saga]:2018/05/15(火) 19:10:11.36 ID:JklPUeGFO
>>30
元から嫌ってませんよ
Twitterとかピクシブ限定のアラ虐絵とかも上げてますので、興味があったらそっちも見てみてください

感想はどんなのでも嬉しいですよ
アラスコ終盤では「ショクエモン死ね!」なんて感想でも面白がって作中でネタにしましたからね
素直な感想をダイレクトにぶつけてもらって全然OKです

ただ、本作は他作品と比べてヘイトパートと呼ばれる部分がクソ長いですし、
そこを描くことを肝とさえしています
この路線は、今後も変える気はないです

また、アラスコと違って作中世界では「アライちゃんといえど、残酷にいたぶるのは悪趣味だ」という価値観を持った人が一般的です

なので、「早くヘイトパート終わらせて、残酷に虐ってほしい」という期待には
今後も応えるのが難しいかも、というだけです
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/05/15(火) 20:38:29.16 ID:D2yaXDJ40
了解いたしました。
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 22:21:51.11 ID:8hAHBr380
確かに、作中でもそう語られてるから、
そう言うのはアラスコでやってるし
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 23:12:24.65 ID:jyBmlQJRO
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/16(水) 00:00:46.09 ID:6IFljUGS0
絵がカラーになってるのも衝撃でした。
作者さんがヘイトパートと呼ばれる部分のアライさんたちの生き生きとした姿には魅力すら感じます。
その分ヘイトパートを終えた時のカタルシス。
最高です。
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/16(水) 01:35:53.06 ID:tI3s6UEy0
アラ虐作品全般に言えることだけど、アラ虐ではなく
アライさんアブノーマル系というジャンル程度に思っておく方がいいのかもしれない
アラ虐だけだとどうしても創作の幅が狭まってしまうし多様性がなくなってしまう
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/16(水) 02:03:28.98 ID:w23+xLtL0
乙でしゅ
毛づくろいイラストに壮絶な続きが2枚もあって嬉しいサプライズです
次回、猟犬を連れた熟練猟師さんの活躍に期待しちゃいますね
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/18(金) 00:24:55.35 ID:Xa1oLQ7uO
「今後も変える気はないです」という言葉が聞けて嬉しい限りです…
アラスコとは完全に違った面白さがあるし、今後も楽しみにしています
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/18(金) 10:42:56.04 ID:8hWMxnnc0
俺も作者兄貴の書いたものならなんでも
今後もアラ虐SS続けるなら嬉しいです
41 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/26(土) 13:05:31.30 ID:TA/FKC86O
『インターンシップ』…

日本国内にいる野良アライさん達の間に広まっているルールである。

起源は不明だ。
誰が考えて、どうやって野良アライさん達へ流布したか?誰にも分からない。

だが唯一確実なのは、このインターンシップというルールを生み出した何者かは…
学者や学会ですら未知の部分が多いアライさんという生命体のことを、
習性や生態などほぼ完璧なまでに知り尽くしていたということだ。
42 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/26(土) 13:12:33.73 ID:TA/FKC86O
そのルールは、アライさんの個体数抑制と、厳しい環境で淘汰することによる、野良アライさんの品種改良が目的となっているようだ。

ルールの一例はこうだ。

育てているアライちゃんに乳歯が生えたら、簡単な狩りの訓練や生きる知恵を教え次第、両手に乗るサイズのうちに速やかに森から人里に放流しなくてはならない。

成体になるまでは、再び森に帰ってはいけない。

成体になったら、人間の畑から作物を獲ってはならない。

生きている人間は、赤ん坊でも老人でも襲って食ってはいけない。

森で親無しのアライちゃんを見つけたら、殺して食わなくてはいけない。

…などなど、色々とルールがある。
アライさんは人間の文字を勉強しないので、親から子への口伝てでしか引き継がれない。

そのため、アライさん達の間で完全なルールが抜け盛れなく広がっているわけではなく、
個体によって覚えているルールにばらつきがあるようだ。

もしもインターンシップのルールが無かったら…

アライちゃんは、森の中で高い運動能力を持ってから人里にやってくることになる。

また、大繁殖したアライさん達が森の恵みや野生動物を食いつくし、大規模な自然破壊につながる。

食べ物を求めて人里に今以上にたくさんのアライさん親子が押し寄せ、人間の作物にも人間の赤ん坊にも見境なく襲いかかる。

…等々、アライさんによる損害はさらに大きくなっていただろう。

…しかし、野良アライさん達の間で、律儀にインターンシップのルールが守られているのは何故だろうか?

何者かが全国の野良アライさん達を脅して無理矢理従わせているのであろうか?

あるいは、アライさんに自然を愛する善の心があり、自然環境を壊さないために律儀に守っているのだろうか?
43 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/26(土) 13:28:33.54 ID:TA/FKC86O
その理由は2つ。

1つ目は…
『親アライさんにとって都合がいいルール』だから。

人里での厳しいインターンシップを生き残り、森に戻った成体のアライさん達は、
身体能力が著しく低いヨチラー時代を生き残れるだけの生まれ持った優秀な知能がある。

それ故に、人間の怒りを買うことがどれだけ恐ろしいことか理解しているのである。

もしもインターンシップのルールを守らなかったら、
森の資源が無くなり、嫌でも人里に食べ物を探しに行かなくてはならなくなる。

そうなれば、人間の強い武器で駆除される可能性は今より遥かに高くなる。

腹がへって人間の赤ん坊を襲ったりしたら、人間達はアライさんを滅ぼしに森へ攻めいって来るだろう。

人間が困ろうが環境が破壊されようだ知ったことではないが、
自分自身が困ることになるのは避けたい、というのが成体アライさん達の本心だ。


また、アライちゃんの育成には手間がかかる。
手のひらサイズのうちは、親の言うことに従順に従い、可愛がられようと甘えてくるので、育てるのは楽だ。

しかし大きく成長してくると、自己主張やワガママが激しくなり、食べる量もどんどん増す。

インターンシップでは、そうなる前に、アライちゃんを人里に放流する。

つまり、人間がペットアライちゃんを『ちっちゃくて可愛いうちだけ育て、大きくて反抗的になったら捨てる』のと同じように…

野良アライさんもまた、我が子を『ちっちゃくて可愛いうちだけ育て、大きくて反抗的になったら捨てる』のである。
44 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/26(土) 14:03:46.86 ID:TA/FKC86O
そして2つめの理由。
それは…

『自分自身が、親にインターンシップを強制された』からである。

アライさんは、多産で、早熟で、長命だ。
そして産まれる子供はすべて雌だ。

それ故に、雄の野良アライグマが存在しない地域では、自力で繁殖することはできないが…

雄アライグマさえいれば、いち個体が一生の間に産む子供の個体数は、哺乳類では群を抜いてトップクラスといえる。

そのため、殖えすぎないようにするならば、
毎年産まれる子供のほとんどが厳しい環境の中で死ぬことになる。

しかし、アライさんにとって一番大事なものは自分の命である。

虫のようにウジャウジャ涌き出るアライちゃん達は、皆自分だけは死にたくないと思い、必死に生きている。

インターンシップに来たアライちゃんの多くは、最初の一ヶ月で餓死したり殺されたりする。

なぜなら、アライちゃんは親離れするには早すぎるほど、身体能力が未発達な状態で放流されるからだ。

アライちゃん達は、意気揚々と人里に来るものの、
そこで生きることの厳しさに苦しむことになる。

「母親がもっと大きく育ててくれれば、もっと速く逃げられるのに」

「母親が自分達を守ってくれれば、人間や野良猫に殺されないのに」

「自分はなんて不幸な生まれをしたんだ」

…そうやって、アライちゃん達は生きるには苦しすぎる自分の境遇を呪う。
45 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/26(土) 14:22:28.39 ID:TA/FKC86O
思考せず、知恵を磨かず、本能の赴くままに生きる多くのアライちゃんは…

身体能力の未熟さ故に、人里で生き残れずに野垂れ死んでいく。

しかし、先天的に優秀な知能と学習能力を持って産まれた個体だけは、死と隣り合わせの日常で、姉妹の死を見届け、何度も死線を越えながら…

身体能力を知能によってカバーして生きるようになる。

未成熟で生存能力が弱い肉体で、いかにして生き残るべきか?

その体重比20%を超える異様にデカい頭で、必死に生存戦略を考え、学習する。

…そうして、大分部の平凡なアライさんは幼獣のうちに自然淘汰によって間引きされ…
必死に頭を使って生き延びた個体だけが、森へ戻って親となり、子を産むのである。

さて、ではこの親アライさん…。
インターンシップによって、いかに地獄の苦しみを味わうことになるか…
人生経験の中で嫌というほど身に染みているはずだ。

我が子をインターンシップへ送り出すことが、地獄の入り口へ我が子を突き落とす行為だと理解しているはずだ。

さて、親アライさんは…
自分の子供へ、インターンシップを強制したがるであろうか?
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/26(土) 14:24:00.24 ID:tZPdTcWzO
これを読むと余所アライヤバイ存在とわかるな。
47 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/26(土) 14:28:44.29 ID:TA/FKC86O
それが…
強制したがるのである。

アライさんの多くは、幼い我が子を本当に愛し、大切に育てる。

しかしながら、自分の子供が、自分より幸せになることを快く思わない。

『自分の子供を、自分より幸せに育てよう』と思わない。

自分は親にインターンシップを強制され、不幸な人生を送ってきた。

だから自分の子供といえど、同じようにインターンシップを強制しなくては、論理的にも感情的にも納得ができない。

『自分の子供には、自分と同じように不幸な人生で苦難を味わって貰わないと気が済まない』のである。

それ故に、親アライさんは何ら抵抗なく我が子をインターンシップへ送り出す。

たとえその先に、地獄が待ち受けていることになろうとも…。
48 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/26(土) 14:37:06.77 ID:TA/FKC86O
そして、森にいる成体アライさん達もまた、楽々と自由気ままに暮らしているわけではない。

自然の恵みが非常に豊富であれば、アライさん同士でご近所付き合いをしたり、仲良く遊んだりすることもあるようだが…

自然が減ってくれば、成体アライさん同士でも縄張りや雄アライグマを巡った争いが起こる。

そうして、より身体能力が高く、高い知恵をもったアライさんが縄張りや雄アライグマを獲得し…

弱いアライさんは、命までは取られないが、自然の恵みが少ないヨソへ追いやられる。

そうして、優秀なアライさんは縄張りの中でたくさん餌を食べて子供を産み…

劣ったアライさんは、ひもじい思いをしながら、子を作らずひっそりと育つのである。
49 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/26(土) 14:46:24.57 ID:TA/FKC86O
年々、人里にやってくるアライちゃん達は、少しずつ知能が狡猾になってきている、と言われている(別にそんなことないという声もある)。

たくさん産まれたアライちゃんのうち90%が死に、先天的に高い知能を持って産まれた才児だけが生き延びて子を産むのだから…

その連続で、さながら遺伝的アルゴリズムよろしく、
野良アライちゃんの知能は上がってきているのかもしれない。


ペットアライちゃん達が、『より甘えん坊で、成長が遅く、独立心が低い』…
いわば『独力での生存能力が低い』種へと人工的に品種改良されているのと同じように…

野良アライちゃん達もまた、『より狡猾で、成長が早く、独立心が強い』…
いわば『独力での生存能力が高い』種へと、自然淘汰の中で次第に『品種改良』されつつあるようだ…。
50 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/26(土) 15:17:07.36 ID:TA/FKC86O
さて…

森アライさんの子供達を使って狩りの訓練を行い、肉を食った余所アライさん一家。

一家は巣である穴のあいた木の根元にいた。

木の穴の真下には、アライちゃん達が排泄した大便や糞尿、食った動物の骨などのゴミが山のように積み上がって悪臭を放っている。

鳥の巣の下よりずっと臭くて不潔である。

アライちゃん達が木から降りる時は、基本的に穴から真っ直ぐ下に降りたりはせず、横移動しながらキレイな地面に着地するようだ。

間違って穴から転落し、溜め糞に頭から突っ込むなんてことも稀にあるようだ。

余所アライさん「ふははー、チビ達!狩りの訓練はバッチリなのだ!あとは木登りが上手にできるようになれば、独り立ちできるのだ!」

余所アライちゃん1〜5「「「なのりゃー」」」ヨジヨジ

余所アライちゃん達は、木登りの練習をしている。

余所アライちゃん1〜4「「「わっちぇ!!わっちぇ!!」」」ヨジヨジ

余所アライちゃん5「わっちぇ…ぴぃ!?」ズルッ

木登りの最中に、余所アライちゃん5が手を滑らせた。

余所アライちゃん5「ぴいいぃいい!」ヒューン

https://i.imgur.com/4TEHfZp.png

余所アライちゃん5「ぴぎっ!」ボテッ

余所アライちゃん5は、柔らかい草の上に落ちた。

余所アライちゃん5「びえええーん!おがーしゃああーんっ!いぢゃいのりゃあああーーーっ!」ビエエエエン

余所アライさん「しっかり練習するのだ!きちっと受け身も取るのだ!」フフン
51 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/26(土) 15:24:01.79 ID:TA/FKC86O
余所アライさん「よし、練習はもうバッチリなのだ!みんな、お昼寝するのだ!」

余所アライちゃん1「おひゆねしゅゆのりゃー!」ヨジヨジ スポッ
余所アライちゃん2〜5「「おやしゅみなのりゃあ〜」」ヨジヨジスポッ

余所アライちゃん達は、木の穴に潜った。

余所アライさん「アライさんのチビ達…立派に育ったのだ。こんだけたくましければ、きっと冬も越せるのだ」ウンウン

余所アライさん「アライさんも寝るのだ」ヨジヨジヨジヨジ

余所アライさんは、木を登り、木の枝の上で眠った。

https://i.imgur.com/xVsAB4e.png

余所アライさん「のだぁ…のだぁ…」zzz

しばらく眠っていると…

余所アライさん「んん!?」ビクゥ

突如、余所アライさんが目を覚ました。
どうしたのだろうか?

余所アライさん「…!」キョロキョロ

余所アライさんが、あたりを見回している。

すると…

蛇「シャー…」シュルシュル

…アライちゃん達がいる木の穴に向かって、蛇が這い登っているのが見えた。
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/26(土) 15:26:51.34 ID:tZPdTcWzO
以前あった野生のアライグマ増えてるとあったけど、牡か牝かによって恐ろしい推察が浮かび上がるな。
53 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/26(土) 15:31:06.70 ID:TA/FKC86O
余所アライさん「…」zzz

余所アライさんは、半目を開けて寝た振りをしている。

蛇「シャー…」シュルシュル

蛇が巣穴に入ろうとしたとき…

余所アライさん「今なのだ!たあー!」ドガァ

蛇「シャギャア!?」ボギィ

余所アライさんが、跳びながら蛇にキック放った。

蛇「ギシャア」ドサッ

地面に落ちる蛇。

余所アライさん「たあああ!」ヒューン ドカァ

蛇「ブギュ!」グシャア

蛇の首めがけて着地した余所アライさんの踵が、蛇の脛椎を破壊した。

蛇「」ビグビグジタバタ…

余所アライさん「お肉なのだ!後で食べるのだ!」ヨジヨジ

余所アライさんは、眠っている間にも、木からの振動を感じ取っている。

風のざわめき程度ならば起きたりはしないが、

『何かが這い登るような振動』に対しては、無意識に強く反応して目を覚ますようだ。

余所アライさん「チビ達は食べ物じゃないのだ、まったく…。ふわぁ…」

余所アライさんは、蛇が他に近付いていないことを確認し…

https://i.imgur.com/xVsAB4e.png

…再び昼寝した。
54 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/26(土) 15:51:08.30 ID:TA/FKC86O
なんとたくましい野性であろうか。

もうすぐ冬がやってきそうだというのに、成長期の子供5匹を余裕綽々と育て…

寝ている間でも、枝に伝わった振動を感じ取り、外敵を排除する。

アライさんは全ての個体がこんな芸当ができるわけではない。

余所アライさんもまた、先天的に高い知能を持って産まれ、人里で自ら生きる知恵を学習し…
そうしてインターンシップという戦場から帰還した…

いわば、アライさんの中でも特別に優秀なエリートなのである。

余所アライさん「くかー…むにゃ…。ふふ、チビ…。いいこなのだあ…」zzz

余所アライさんは、木の枝の上で眠りながら、何やら寝言を言っている。
55 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/26(土) 15:52:17.34 ID:TA/FKC86O





https://i.imgur.com/uZuM2Gl.png




…アライさんは、木から落下した。
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/26(土) 15:55:19.61 ID:tZPdTcWzO
グレイト。
57 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/26(土) 16:06:41.42 ID:TA/FKC86O
余所アライさん「ごびゃあ!」ドシャア

地面に落ちた余所アライさんは身体中にいくつもの穴が空き、真っ赤な動脈血をどくどくと流している。

余所アライさん「ぎ…び…ぎゃああああああ!い…だいの…だああああっ…!げぼおぉっ!」ブシュウウゥドクドク

…一体どうしたのであろうか?

熟練猟師「こんなとこに、もう一匹いおったな」シュウウゥウ

猟犬1&2「「ハッハッハッ…」」ザッザッ

何が起こったかなど一目瞭然。

ブラックハウンドの犬種の猟犬が、匂いをたどってこの巣を探り当て…

熟練猟師が、ショットガンで余所アライさんを撃ったのである。

余所アライさん「いだい…いだい…のだああ…!ぎびいぃ…!だず…げ…で!」ブシュウウゥ

余所アライさんは、木からの振動を最大限に軽快していた。

だが、銃などの飛び道具は全く警戒していなかった。

余所アライさん「おま…えが…やった…のがぁ…!なんなのだ…それぇ…!があぁっ…!いだい…の…だぁあっ…!」ドクドク

それはそうだろう。

余所アライさんの母親は銃で撃たれたことなどないし、
余所アライさんもまた銃など見たことはない。

よって、余所アライさんは銃を知らないのである。
58 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/26(土) 16:15:14.22 ID:TA/FKC86O
『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』という言葉がある。

余所アライさんの知識など、せいぜい自らの経験と、母親からの言伝のみで蓄積されたものにすぎない。

文字のないアライさんには、祖先から代々伝わる知識の蓄積…
いわば『歴史』など存在しない。

もしかしたら、全国のどこかのアライさんには、銃を見ても生き延びた個体がいたかもしれない。

その個体は、自分の子供に銃に気を付けるように教えるかもしれない。

だが、そこまでだ。
知識がそれ以上まわりに伝わるのは、せいぜいご近所さん程度。

基本的にあまり集団生活が得意でないアライさんに、知識の蓄積と共有などほぼ無縁である。

いかに個体としての才能が優れていようとも…

個体が自らの経験から学べる知見など、たかが知れたものでしかない。
59 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/26(土) 16:20:58.46 ID:TA/FKC86O
熟練猟師「クソ害獣が!農家のニイちゃんが大事に育てた秋トウモロコシの仇!」ジャキィ

熟練猟師は、余所アライさんの顔にショットガンの銃口を向ける。

余所アライさん「ちがう…のだ…!ごぼっ…!きーろい…つぶつぶ…は…べつの、やつが…!ぶはぁ!やった…!あらい…さん…わるぐない…のだ…!ごぽぉ!」ゴブゥ

余所アライさんは自分は畑からの盗みをやってないと嘘をつき、森アライさんのせいにした。

https://i.imgur.com/zRFMAjp.png

余所アライさん「だず…げ…!あら…い…さん…には…!かわいい…ちびが…いる…のだぁ…!ぐぶっ…!」

余所アライさんは、必死で命乞いをしている。

熟練猟師「そいつを育てなきゃいかんから殺しちゃならんとか言うんか?」ジャキィ
60 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/26(土) 16:23:03.37 ID:TA/FKC86O
余所アライさん「チビ…だぢを…!」ブルブル





余所アライさん「たべで…いいがら…!ごろざ…ないでぇ…!」ブルブル

熟練猟師「…」




https://i.imgur.com/NEBthFe.png
61 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/26(土) 16:36:46.35 ID:TA/FKC86O
熟練猟師は無慈悲に引き金を引き、ショットガンで余所アライさんの頭を粉々にフッ飛ばした。

余所アライさん「」ブシュウウゥドクドク…

完全に頭が吹き飛んだ余所アライさんの胴体は、もはやゴキガイジムーブすらしなかった。

熟練猟師「『別のアライさんがやった』?そもそもなんでトウモロコシ泥棒がいたことを知っとんじゃボゲ。もっとマシな嘘つかんかい」ジャキィ

熟練猟師「つうか、そもそも最初から畑を荒らすなや!」

猟犬1「ハッハッハッ」シッポフリフリ

猟犬2「クゥン」

世界一鋭い嗅覚をもつ犬種であるブラックハウンドの猟犬は、木の穴の真下にこんもりと積み上げられた溜め糞の悪臭によってこの巣を嗅ぎ当てたようだ。

つまり、余所アライさんを仕留めたのは、熟練猟師の独力ではない。

熟練猟師は、余所アライさんと違って天才などではなく凡人である。

だが、熟練猟師は勤勉な男であった。

それに加え、ブラックハウンドという品種を作り上げた犬ブリーダーの努力…

さらび、ショットガンという武器を作り上げた武器職人達の努力…

それらの生み出した歴史がもつ力が重なりあって、余所アライさんの優秀な頭を打ち砕いたのである(物理的に)。

いかに余所アライさんが、生存能力に長けた天才であっても…

先人が必死に試行錯誤して残した膨大な知識を、必死に苦学して身に付けた凡人には、敵わなかったのであった。
62 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/05/26(土) 16:42:37.88 ID:TA/FKC86O
熟練猟師「さて、ガキがおるって言うとったのう。そいつらも獲っておくか」カチャッ

熟練猟師は、木にハシゴを立て掛けた。
そしてトングを持ち、木の穴に向かって登った。

木の穴を覗くと…

余所アライちゃん1「さっきのおっきーおとなんだったのりゃ…?」

余所アライちゃん2「こあいのりゃ、おかーしゃにきーてみゆのりゃ!おかーしゃーん!」

余所アライちゃん3「おかーしゃん!さっきのおっきーおとは…うゆ!?なんかあらいしゃんたちのおうちのぞいてゆのりゃ!」

余所アライちゃん4「おかーしゃんじゃないのりゃ!だれなのりゃおまえ!ここありゃいしゃんのおうちだぞぉ!」フゥーッ

余所アライちゃん5「ごはんをとりにきたのか!?だめなのりゃ!このかえゆしゃんおにくはありゃいしゃんたちのなのりゃ!おまえのじゃなのりゃあ!」

https://i.imgur.com/YHH0lpi.png

余所アライちゃん1〜5「「ふうぅ〜〜っ!きゅるるぅ!おかーしゃんはつよくておっかないんだぞぉ!」」フゥーッ

余所アライちゃん達は、熟練猟師を威嚇している。
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/05/26(土) 17:24:17.50 ID:bBWB9y1D0
今回のはまだ続いてる?
終わってない?

まぁ、ツイッターの画像がこういう話で使われるとはね。
流石っす。
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