安価とコンマで冒険の旅

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217 : ◆KKw5loBOKQ [saga]:2018/07/15(日) 22:14:34.53 ID:5mNduWjB0
―――




「……私は……あれは、夢だったのでしょうか?」

意識を取り戻したルーチェはただ困惑した。
妙なキノコを食べてから身体が疼き、抑えきれなくなって敬愛する兄の天幕に侵入したはずだ。
それだけじゃ飽き足らず、彼を啜り舐めまわしたりもしたはずだ。
だが今起きてみれば、自分の天幕で寝ている。
下着は濡れてしまっていたが、もしあれが夢だったのならば、淫夢でこうなってしまったというのか。

「な、なんてはしたない……!」

気がつけば体調も元に戻っている。
だが夢の内容はその大部分を覚えており、思い返すだけで顔から火がでてしまいそうだ。

(兄様に、あんな真似を……)

真っ赤になった顔は、しかしすぐに熱がひいていく。

(夢で……よかったんです。もし本当にあんな真似をして、兄様に嫌われでもしたら……)

それを想像しただけで、全身が震えた。
ルーチェにとってなによりも恐ろしいのは、今の大切な場所が無くなってしまうことだ。
ユラに嫌われ、見捨てられる。それは耐えがたい苦痛だ。

(兄様……でも、この想いも……)

同時に自覚してしまった、己の想い。

(いえ、兄様と一緒にいられる。一緒に冒険ができる。これ以上、何を私は望むというのです?)

(夢でよかった。これは、抱いてはいけない想い。秘めなければいけない感情)

(私の、大切な人。あの人のために今の私ができることは、はしたない真似をすることじゃない)

(もっといろいろと勉強して、兄様を支える。それしかない。そう、それしかないんです……)

言い聞かせるようにして、心へ蓋をする。
冷静に、現実のことへ集中しなければ。迷宮内での油断は死に繋がる。
この夢は自分しか知らない。自分さえ忘れれば、全てがまた元通りなのだ。

(これを処理すれば、また昨日までの私と兄様です)

夢の証拠たる湿った下着を、水魔法と火魔法で急いで洗って乾かす。
実感が湧かないが、自分は魔法の才には恵まれているらしい。
ならばなおのこと、この力で兄を助けねばならない。

「ルーチェ、起きてるかい?」
「!」

そんな時、天幕の外から声がかかる。
一瞬だけ跳ねた心臓を落ち着かせ、冷静にいつも通りをこころがけ、返事をする。

「はい、起きていますよ。昨日はごめんなさい……でも、もう大丈夫です!」

それは何に対しての謝罪であり、何が大丈夫なのか?


「おはようございます、兄様!」


天幕から顔を覗かせた少女は、いつも通りの笑みを浮かべるのであった。






※ルーチェの友好度が10上昇しました!

友好度80→90

※ユラの戦闘力が1上昇しました!

戦闘力39→40
218 : ◆KKw5loBOKQ [saga]:2018/07/15(日) 22:15:09.14 ID:5mNduWjB0
――探索三日目(地下2階)――


ユラ「まだこの階の階段はみつかっていない」

ユラ「もう少し探索すれば見つかりそうだけど……」







1:敵と遭遇
2〜3:何事もなく探索
4〜6:小イベント
7〜9:イベント
0:???

↓1コンマ一桁
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 22:17:47.78 ID:BvPx6mvR0
220 : ◆KKw5loBOKQ [saga]:2018/07/15(日) 22:28:57.31 ID:5mNduWjB0
イベント『石像の謎』発生


グレン「ルーチェ、もう大丈夫なのか?」

ルーチェ「はい、ご迷惑をおかけしました」

ジル「ははは、いいっていいって。おじさんも昨日はちょっと疲れててはやく休みたかったしね」

エリス「また辛くなった時は、ちゃんと言ってくださいね?」

ルーチェ「はい!」

ユラ(よかった。どうやらルーチェはあの出来事を忘れているようだ)

ジル「どうしたユラ?」

ユラ「えっ!?」

ジル「いや、えらく考え込んだ表情してたからね?」

ユラ「あっ、えっと……ちょっと、この迷宮について考えていたんですよ」

ユラ「明らかに木々の生い茂る自然な感じがしますけど、ちょくちょくこうやって遺跡の残骸のようなものも見えます」

ジル「確かに不思議だよねぇ。特に目の前に見える、妙な石像なんて……」

ユラ「ええ、怪しいですよね……」



探索中、妙な石像を発見しました。
素通りするのも、さぐってみるのも、破壊してみるのも自由です。
さてどうしよう?

↓1〜2コンマ最大値採用
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 22:30:25.30 ID:EF82XICU0
探ってみる
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 22:31:22.69 ID:OQbUVxp5O
周囲を警戒しつつ、石像を調べる
223 : ◆KKw5loBOKQ [saga]:2018/07/15(日) 22:51:06.47 ID:5mNduWjB0
ジル「ま、怪しいものは調べてみるに限るよね」

グレン「周囲に敵の気配は感じない。念入りに調べても大丈夫そうだな」

エリス「いつでも皆さんを守れるよう、身構えておきます」

ジル「それじゃおじさん達でこいつを調べてみるとしようか」

ユラ「とは言っても、ぽつんと立って怪しいだけで他に特には……」


……


ジル「罠の類はないねぇ。触ったり叩いたりした感じ、中にお宝が入っているって感じでもなさそうだ」

グレン「ところどころ崩れているのを見る限り、古いモノのようだが価値はあるのだろうか?」

エリス「浅層は既に騎士団や他の探索者が踏破している筈です。値打ちがあれば、持っていかれているのでは?」

ジル「だよねぇ。『浅層では目につきやすい宝とかは持ち去られている』ってのは当たり前の話だ」

ユラ「となるとこれは、本当にただの怪しい石像ですか?」


ルーチェ「待ってください、兄様。この石像の眼……微かにですけど魔力を感じます」


ジル「んおっ? この眼ってか、埋め込まれてる石が?」

エリス「ふむ……見た所、宝石の類には見えませんね」

ジル「おじさんの目からしても、こいつに価値は感じられないけど……」

グレン「だが、魔力を持っているというのは気になるな。一応、取っておくか?」

ユラ「うーん、どうしようか?」


石像の眼、取る?取らない?

↓1
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 22:54:15.68 ID:OQbUVxp5O
取る
225 : ◆KKw5loBOKQ [saga]:2018/07/15(日) 23:04:13.65 ID:5mNduWjB0
ユラ「……とりあえず、気になるし取っちゃいましょうか」

ジル「了解っと。とはいえ、結構しっかり嵌っているね。どうやってとったもんか――」

グレン「ふんぬっ!」ズポッ!

ジル「……罠ないとは言ったけど、力づくでとるかね?」

グレン「むしろ力以外でどう取るというのだ?」

エリス「改めて見ますと、ルビーに近いような? でも光沢などが違いますし、不思議な石ですね」

ルーチェ「昔は、もっと多くの魔力を含んでいたんでしょうか?」

ジル「値打ちもんだといいねぇ。おじさんは鑑定眼をさらに鍛えられることになるし、美味い酒も飲めるしね」

ユラ「ジルさん、拾ったもの全部を売るわけじゃないですからね?」

エリス「そもそも今のユラさんの所持金事情からして、迷宮のものを拾い集めて売る作業の必要もないのですが……」


※不思議な石(紅)を手に入れました!
226 : ◆KKw5loBOKQ [saga]:2018/07/15(日) 23:08:14.90 ID:5mNduWjB0
――


ジル「お? また階段だねぇ」

グレン「下り……さらに地下深くというわけか」

ルーチェ「前回の階段とほぼ同じ造りですね」

エリス「今のところ目ぼしい敵には遭遇していませんが、下の階もそうだとは限りません」

ジル「まだ時間に余裕はあるね。さてどうするユラ?」



1:次の階へ

2:この階の探索続行

3:その他自由安価

↓1〜2 コンマ最大値採用
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 23:08:36.92 ID:BvPx6mvR0
1
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 23:13:46.89 ID:OQbUVxp5O
1
229 : ◆KKw5loBOKQ [saga]:2018/07/15(日) 23:18:59.62 ID:5mNduWjB0
ユラ「……行きましょう。なんとなくですけど、まだ行けそうな気がします」

グレン「うむ、頼もしいな。ではいざ!」





――地下3階――




ユラ「っ……!」

ユラ(階段を降り終えた瞬間、空気が少し変わったのを感じた)

ユラ(上手く言い表せないけど、少し危険度が増したと言えばいいのだろうか?)

ジル「……まだ大丈夫そうだ。けど、油断は禁物だねぇ」

エリス「警戒を、強めます」

ルーチェ「私も頑張ります!」


1〜2:敵と遭遇
3〜6:小イベント
7〜9:イベント
0:???


↓1コンマ一桁
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/07/15(日) 23:35:27.21 ID:q8C+etMj0
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 23:35:30.57 ID:dalJ5LGf0
はい
232 : ◆KKw5loBOKQ [saga]:2018/07/15(日) 23:46:49.86 ID:5mNduWjB0
敵と遭遇!



ユラ「っ!」

エリス「この音、来ます!」


ドドドドドド!


大鹿「ヒイィィィィィン!!!」


ジル「うおっとお!?」

ルーチェ「お、大きい!?」

ユラ「……なんだかこの鹿、グレンさんを凄く見てませんか?」

グレン「ぬぅ、先日狩った小鹿の親だというのか!?」

エリス「そうでなくとも、敵意は明らかです!」


ユラ:HP20/20 戦闘力:40
+
ルーチェスキル/攻防一体の陣効果で攻撃防御に補正1

VS

駆け回る大鹿:HP8/8 戦闘力:15


※戦闘力差25以上のため、自動勝利
233 : ◆KKw5loBOKQ [saga]:2018/07/15(日) 23:55:41.34 ID:5mNduWjB0
――


大鹿「ヒヒン……」ドサッ…

ユラ「……ふう」

エリス「見た目ほど、強くはありませんでしたね」

グレン「うむ、このぐらいならまだまだいけるぞ!」


ジル「いやー、若人はすごいねぇ。おじさんはやりあったら結構危ない相手だったと思うよ」

ルーチェ「同じくです……」

ジル「あれでも下手な魔族よりは手強いはずさ。お前さんの兄貴といいあの二人といい、よく鍛えてるねぇ」

グレン「少しづつでいい。鍛錬を重ねれば、いつか私にも追いつけるだろう」

ルーチェ「頑張りますね!」

ジル「そこまでの身体にはなりたくないけどねぇ。ま、なにはともあれありがとさん」

ルーチェ「掠り傷でも、治せる時に治しておきますね」

エリス「ありがとうございます、ルーチェさん」

ユラ「変わった気配の原因が、この程度ならいいんだけど……」


※駆け回る大鹿を瞬殺しました
鮮度のいい肉を2つ手に入れました!
鹿の毛皮を2つ手に入れました!
234 : ◆KKw5loBOKQ [saga]:2018/07/15(日) 23:57:30.49 ID:5mNduWjB0
今日はここまでとなります。
本日もご参加ありがとうございました。
ゆったり進行でこんなですが、もし質問などがあればどうぞ。
それでは。
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 00:06:53.92 ID:a4nX27C2O
乙!
自分はこのまま続けてほしいな。わざわざやり直す程の事でもないと思うし
頑張れ、応援してるよ
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 00:23:36.54 ID:EVIaCWT1o
237 : ◆KKw5loBOKQ [saga]:2018/07/16(月) 21:27:07.55 ID:ViXdyG8M0
こんばんは。今日も少しだけ更新していきます
238 : ◆KKw5loBOKQ [saga]:2018/07/16(月) 21:27:53.99 ID:ViXdyG8M0
――探索三日目(地下3階)―― 1/5




ユラ「この階も、前の階と構造は似ているみたいですね」

ジル「地下なのになんでこんなに明るいのか、不思議なもんだねぇ」


1〜2:敵と遭遇
3〜6:小イベント
7〜9:イベント
0:???

↓1コンマ一桁
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 21:31:10.07 ID:Wz1mdAYDO
240 : ◆KKw5loBOKQ [saga]:2018/07/16(月) 21:38:08.73 ID:ViXdyG8M0
イベント『落ちている革鞄』発生





ジル「ん、あれは……」

エリス「鞄、ですね」

ルーチェ「まだ新しく見えます。騎士団の方の落し物でしょうか?」

グレン「しかし、道のど真ん中に落として気がつかないものだろうか?」

ユラ「うーん……」

探索中、真新しい鞄を発見しました。
素通りするのも、持ち去るのも、落とし主を探すのも自由です。
さてどうしよう?

↓1〜2コンマ最大値採用
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 21:40:08.34 ID:OleOKZgKO
落とし主を探してみる
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 21:42:21.03 ID:CZKJEesL0
中身を確認
243 : ◆KKw5loBOKQ [saga]:2018/07/16(月) 21:54:27.56 ID:ViXdyG8M0
ユラ「普通に考えれば、誰かの落し物ですよね。持ち主を探して返しましょう」

エリス「それが一番ですね。いざという時の道具がなければ、持ち主も困ってしまいます」

グレン「よし、我が筋肉よ! この持ち主の気配を感じ取れ!」ピクピク!

ジル「いや、無理だって。まあ落とし主もそう遠くへは行ってないでしょ」

ルーチェ「どうしてわかるんです?」

ジル「帰還の羽が一枚だけ飛び出てる。おじさん達は体力も羽も余裕があるから、続けて地下に潜れるけど……」

ユラ「帰還の羽が一枚のみ、そしてそれを荷物ごと落としたのは3階……なるほど、僕なら必死に探します」

ジル「そういうこった。幸いここらの敵はユラ達の敵じゃない。ちょっと声を出して探し回っても大丈夫な筈よ」



……



ユラ「どなたか、革鞄を落とされてませんかー?」

エリス「結構歩きましたけど、なかなか見つからないものですね……」


ガサッ


??「も、もしかして……」


しばらく捜索していると、革鞄の落とし主らしい騎士と遭遇しました。
迷宮内で出会う、初めての他の探索者です。
仲良くしておいて損はないでしょう。どのような人物なのでしょう?



久々にキャラ募集です。
以前のキャラシートを参考に、落とし主の騎士の情報を書いていただけるとありがたいです。

↓1〜2コンマ最大値採用
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 21:56:48.18 ID:CZKJEesL0
カイテル

騎士
33歳
年功序列を重視する尊大な騎士。分を弁える後輩には面倒見がいい一面もある。
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 21:57:43.20 ID:8xYQ71u40
名前: シャロン
性別: 男(男の娘)
職業: 魔法騎士
年齢: 17

家のしきたりで女として育てられた
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 21:58:14.63 ID:LGUkKjIK0
名前:マナ・サルナ
性別:女
職業:騎士
年齢:18
細身の身体の持ち主とは思えない怪力の持ち主で大槌を武器にしてる
性格はオドオドして気弱な性格
247 : ◆KKw5loBOKQ [saga]:2018/07/16(月) 22:09:10.28 ID:ViXdyG8M0
シャロン「その……私の荷物、じゃないかなぁと……」

ユラ「よかった! ようやく見つかった!」

シャロン「わざわざ、ありがとうございます。大変だったでしょう?」

ジル「いやいや、こうみえてこの坊ちゃんらかなりやり手だから大丈夫。お嬢ちゃんも騎士っぽいが……」

シャロン「あー、その……すみません。実は私、これでも男なんです」

ジル「なんだって!?」

シャロン「シャロンと申します。家のしきたりで、女として育てられてきたのですが……」

シャロン特殊判定
↓1コンマ二桁
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 22:10:02.88 ID:OleOKZgKO
そい
249 : ◆KKw5loBOKQ [saga]:2018/07/16(月) 22:26:40.73 ID:ViXdyG8M0
境遇満足度:88 女の子万歳

ジル「それはまた随分と難儀なしきたりで……」

シャロン「いえ、それは全然問題ないというか、むしろ望むところといいますか」

シャロン「女の子の服って、可愛いじゃないですか? ひらひらしてたり、煌びやかで!」

シャロン「対して男の子の服の雑さといいますか、無骨さといいますか、華がないといいますか……」

シャロン「一般的な服にしろ、騎士の正装にしろ、女の子の服の方が断然いいですよね?」

シャロン「お裁縫も楽しいですし、お料理を作るのだって楽しいです。お花を生けるのもいいですよね」

エリス「料理……くっ!」

ジル「どうどう。ま、まあお前さんが気に入ってるなら別にかまわないけどさ……なんでおじさんに男だってばらしたの?」

シャロン「いや、よく男の人に言い寄られて困ってますし。貴方の目も、その類でしたし……」

ジル「あらやだおじさん柄にもなくちょっと泣きそう」

シャロン「あ、ごめんなさい!? 折角私の荷物を拾ってくださった方になんて失礼を……」

ユラ「どうして、あんなところに荷物を落としたんです?」

シャロン「今日は本格的な探索ではなく、この階にあるらしい素材を採りに来ただけだったんです」

シャロン「そこを運悪く、駆け回る大鹿に襲われまして……」

シャロン「私も一応、魔法騎士ではあるのですが……箱入り娘として育てられ過ぎた影響でしょうか、実戦は苦手で」

シャロン「お箸より重いモノが持てないといいますか」

ルーチェ「……私も魔導書くらいは持てますし、それはどうなんでしょう?」

エリス「女だから、重い物は持てない。そんな考えでは、守るべきものも守れませんよ?」

シャロン「うっ……精進致します」
250 : ◆KKw5loBOKQ [saga]:2018/07/16(月) 22:40:42.01 ID:ViXdyG8M0
グレン「はっはっは! 見た目や所作は女性でも、実際は男なのであろう? ならば強き肉体を目指すのだ!」

グレン「このユラを見てみろ。細身だが、私よりも鍛えているぞ! 女性らしさを残しつつ強くなることも、十分可能な筈だ」

ユラ「グレンさん、持ち上げ過ぎですって。まあとにかく、落とし主が見つかって何よりです」

シャロン「こちらこそ、改めてありがとうございます。大したお礼もできませんが、これをどうぞ!」


※フリフリの服を手に入れた!


ユラ「……え?」

シャロン「私が作った服です。可愛いでしょう? ユラさんも是非ご自宅で着てみてくださいね」

シャロン「それでは私は、一度失礼させていただきます。また迷宮でお会いすることがあれば、よろしくお願いしますね!」


※シャロンは帰還の羽を使った!


ユラ「……なぜ、僕がこの服を渡されたんでしょうか?」

グレン「ん、リーダーだからではないのか?」

エリス「いえ、彼女……彼はユラさんに着ることを勧めていましたから、それは違うかと」

ルーチェ「兄様、深く考えてはいけません! お礼の品の一つとして受け取るだけでいいと思います!」

ジル「うーむ、あんな可愛い子でも男とはねぇ……やっぱり迷宮は不思議が多いってか?」


※魔法騎士シャロンと知り合いました!
 以後、迷宮内で彼女(彼)と遭遇した場合、道具や情報を提供してもらえる可能性があります
251 : ◆KKw5loBOKQ [saga]:2018/07/16(月) 22:46:17.16 ID:ViXdyG8M0
――



ジル「しかし落とし主を探していたら結構時間が経っちゃったみたいだねぇ」

グレン「上へ戻る階段も遠く、また下る階段も見つかっていない」

エリス「難しいところですね。夜はあまり動くのは得策とはいえませんが……」

ルーチェ「兄様、どうしましょうか?」

ユラ「そうだね……」


1:この階の階段を探す

2:今日はここでキャンプ

3:来た道を戻って上の階段まで

↓1〜2 多数決で
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 22:48:04.30 ID:9Z0bgwgwO
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 22:48:35.65 ID:goQuHMxJO
2
254 : ◆KKw5loBOKQ [saga]:2018/07/16(月) 22:56:52.89 ID:ViXdyG8M0
ユラ「ここは安全に、キャンプをしましょう」

エリス「位置的にはおそらく、この階の半ばといったところだと思いますが、大丈夫でしょうか?」

ジル「んー、大丈夫そうだね。さっきのシャロンちゃんか他の騎士かはわかんないけど、ここにキャンプ跡がある」

グレン「比較的開けている場所でもある。無理をせず着実に行くなら確かにこの場は向いているな」

ルーチェ「それでは、さっそく準備しましょう!」

ユラ「しかし迷宮に潜ってもう明日で四日目か。順調に進んでいるとはいえ『次の階段を見つけたら一度帰還するのも手』だね」


今日の料理当番は誰?

↓1〜2コンマ最大値
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 22:57:50.02 ID:CZKJEesL0
ジル
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 22:58:37.51 ID:9Z0bgwgwO
ルーチェ
257 : ◆KKw5loBOKQ [saga]:2018/07/16(月) 23:20:07.79 ID:ViXdyG8M0
ルーチェ「先日は、私のせいで皆さんにご迷惑をおかけしたのです」

ルーチェ「ですので、皆さんは休んでいてください。今日は、私が頑張ります!」

エリス「ル、ルーチェさん、あまり無理はしないでくださいね?」

ルーチェ「ありがとうございます。ですが、大丈夫です!」





エリス「そのー、ユラさん?」

ユラ「はい?」

エリス「ルーチェさんの料理の腕前は……?」




ボゴゥ!




エリス「な、何か料理らしからぬ凄い音が!?」

ユラ「なんでちょっとだけ嬉しそうなんですかエリスさん!? あの音は火炎魔法ですね」

エリス「え?」

ユラ「あの子、魔法の扱いにはかなり長けているんです。だから料理にも時々魔法を使ってて……」


ルーチェ「できました! ステーキですと兄様と被ってしまいますので、私は鹿肉のシチューです!」


グレン「む!? ただ煮たり焼いたりするだけでは硬い鹿肉が柔らかいとはっ!?」

ジル「さっきの音からして、魔法で煮込む時間を短縮したってところかね? うん、悪くないよ」

ルーチェ「正解です。でも、流石に材料をそろえきれなくて……」

ジル「あー、やっぱり? 味は悪くないけど、おじさん的にはもうちょっと野菜が欲しいんだよね」

ジル「んーと、お? あそこのやつなんか食えそうだし、今度入れてみるのはどうだい?」

ルーチェ「なるほど……。迷宮内の食べれそうなものは次々に記録していった方がいいですね。あのキノコは駄目でしたけど」

ジル「そだねー、あとはあれだ。今度はあらかじめ調味料も多めにもって潜ろう。酒も忘れずにね」

ルーチェ「飲むため、じゃなくて、お料理の味付けのためにですよね?」

ジル「そういうこと。酒は飲んでよし使ってよしの最高の一品だからね!」

グレン「ううむ、これは私も少しは料理を学んだ方がいいのかもしれぬな……」



エリス「……」

ユラ「が、頑張りましょうよエリスさん。ね?」

エリス「はい……」


※夕食は満足の出来でした!
※全員の疲労が回復しました!
258 : ◆KKw5loBOKQ [saga]:2018/07/16(月) 23:22:17.37 ID:ViXdyG8M0
本日はここまでとなります。
うーん、人がいないかと思えばいる時もあるみたいですし、キャラ安価の時は↓1〜3で統一した方がいいんでしょうかね?
最後に交流安価だけとっておきます。
本日もご参加ありがとうございました。
それでは。

キャンプ交流その1
誰と交流するか? 具体的な会話内容などもあればそれもお書き頂けると助かります
内容が混ぜれそうな場合は、混ぜるかもしれません

↓1〜3コンマ最大値採用。
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 23:23:07.35 ID:vx1VsLvu0
エリス なぜヒラヒラの服がユラに渡されたかについて語る
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 23:25:29.47 ID:9Z0bgwgwO
乙です。確かにキャラ作成の時は事前告知か範囲広げるかは欲しいかな
考えてる最中に埋まってたし……

安価はユラとルーチェ
昨晩のことには触れず、ゆるゆると他愛のない会話で
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 23:26:18.29 ID:CZKJEesL0
あー、毎回同じ面子でこうも交流の頻度が多いと会話内容が尽きやすいと思う。

ユラ グレン
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 23:29:53.94 ID:yxi9Y3SzO
乙です

料理の上達判定とかあるのかな?
数レスごとにエリスの料理が〜って言われるのもかわいそうだし、エリスの料理で疲労がたまりましたとかダメージ受けましたとかなるのも、かと言ってエリスだけ料理当番なしというのもかわいそうだし
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 00:10:24.46 ID:7skQaNQlO
向上心はちゃんとあるし、周りもまともだから機会さえあれば上達しそうだよね
とりあえずグレン(人並くらい)には追いついておきたい
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 20:37:35.33 ID:S6JVPyfV0
スレを建てたタイミングとところどころでの類似性を考えると、やはりあの作者だったのかな。
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/15(水) 00:22:21.45 ID:JrFVZiMUO
追い付いたッ!
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2021/12/14(火) 20:09:19.80 ID:GRMV5+qQO
あげ
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