魔王「おまえは女だ」ふたなり勇者「認めねえ」

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268 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/28(日) 23:57:01.46 ID:JfxxUPSK0
>>267
露骨すぎるよいしょに無駄な改行
まさか自演か?
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/29(月) 00:08:17.71 ID:VUNmsbfRo
無駄な改行があると自演の証拠になるらしい
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/10/29(月) 00:48:13.71 ID:OoYpFKiZo
>>268
作者のツイッター見てみなよ
ダメージ受けてるからこの調子で叩けば潰せそうだぞ
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/10/29(月) 02:19:00.90 ID:eXxdhwK+o
わざと露骨に擁護すれば作者潰しし放題
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/29(月) 09:07:27.67 ID:03b/4XS60
無駄な改行が自演認定されてる理由を推理してみた

荒らし「この作者潰したいな」

荒らし「作者ってSSと同じように普通のレスでも改行する癖ありそう。皆もそう思うだろう」

荒らし「露骨によいしょしたコメントを書いて改行入れて、ID変えて自演認定すれば完璧!」

こういうことかな?
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/29(月) 13:20:16.32 ID:RNrMaOMAO
>>168
いっておくけど自演ではないよ、作者とは別人。
まぁあまり言うとあれだけど
【安価もあるよ】甘くてしょっぱい恋のお話。
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1540728144/
ここの作者。
そしてなんでここの作者が嫌われてるのかわからんけど、叩かれるようなことしてたの?
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/29(月) 13:22:14.65 ID:EOZ6KGduO
乙です
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/29(月) 13:29:46.24 ID:RNrMaOMAO
>>273
ごめん>>268だった
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/29(月) 14:12:50.41 ID:E+3w7lnR0
雑談所で絡んできた荒らしが粘着してここに来たんだと思う
面白いSSを書ける作者は自演認定して潰してなんぼだろみたいなこと言ってたし
この作者が特別叩かれるようなことをやらかしたわけではない
スルー推奨
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/10/29(月) 15:19:47.26 ID:p5SPXvtWo
は?
ツイッターやブログ()やってる時点で叩かれても文句言えないだろ
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/29(月) 18:02:42.37 ID:eGfXDoFU0
乙はよ
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/29(月) 18:17:36.06 ID:S5Z3WkPKo
幻覚オチかとおもた
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/29(月) 18:56:14.82 ID:6TlDK8J8O
おつおつ。基地外は放置で。
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/30(火) 19:26:04.76 ID:XYTHCkfiO
ちな、作者のTwitterてどこ?
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/31(水) 08:50:25.89 ID:Q2XaMUMr0
酉で検索すれば出てくるよ
283 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:13:25.86 ID:Y4CWEl4x0
こっちはただ鬱なエロが書きたいだけのバッドエンド直行ルートなので、本編だけ読みたい方は読み飛ばしていただけたらなと
こっちの分岐は今回の話を含めて2話で終わります
284 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:14:19.87 ID:Y4CWEl4x0

Episode 11


勇者「これで綺麗になったな」

魔王「…………」

勇者(旅を続けようにも、こいつの記憶を戻さねえとどうしようもねえ)

勇者(髪と肌の色は、こいつに教わった術で人間っぽくできた)

勇者(問題はツノだな……)

勇者(ツノを髪の毛にすることまでは流石にできねえ)

勇者「……ごめんな。これ、折るぞ」

ボキッ ボキッ

ゴトゴト

勇者(加護の力で包んだ袋に入れれば、折れた状態を保てそうだ)

勇者「ごめんな、ごめんな」

魔王「…………」

狼「くぅーん……」
285 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:14:57.97 ID:Y4CWEl4x0

勇者「飯の食い方、わかるか?」

魔王「?」

勇者「掬ってやるから、口開けろよ」

魔王「?」

勇者「ほら」

魔王「……」

勇者「噛め。『噛む』って、わかるか?」

魔王「…………」

勇者「こうするんだよ」モグモグ

魔王「…………」モグ
286 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:15:35.20 ID:Y4CWEl4x0

勇者「星、綺麗だな」

魔王「…………」

勇者「…………」

勇者(オレのせいで……)

勇者「……ごめん」

魔王「?」

勇者「……謝っても、どうしようもないよな」

勇者「腕の良い医者を見つけてやるから」

魔王「…………」ブルッ

勇者「寒いのか?」

魔王「……」ギュ

勇者「そうだな。くっついた方が、あったかいよな」

魔王「…………」
287 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:16:09.80 ID:Y4CWEl4x0

翌日の夜

勇者「やっぱ長いと洗いにくいな……」

ワシャワシャ

魔王「……」

勇者「だからって、髪まで勝手に切りたくねえし、そもそもオレ文句言える立場じゃねえしな」

魔王「……」

勇者「耳に水入ってねえか? ほら、拭くぞ」

魔王「…………」

勇者「少しはさっぱりしただろ」

魔王「……」コク
288 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:16:51.25 ID:Y4CWEl4x0

勇者「寝るか。火、消すぞ」

魔王「…………」

勇者「何もじもじしてんだよ。何処か痒いのか?」

魔王「っ……」

勇者(……勃ってやがる)

魔王「……!」ガバッ

勇者「うおっ」

魔王「…………」モミモミ

勇者「ちょっ、おい」

勇者(オレは……拒否できる立場じゃない)

勇者「触りたきゃ触れよ……」

魔王「はあ、はあ」モギュ

勇者「いっつ…………」
289 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:17:57.93 ID:Y4CWEl4x0

勇者(何も覚えてなくても、しっかり本能は残ってんだな)

勇者(服……脱がされてく……)

ペロッ ちゅぱっ じゅるっ……

勇者「ああ、ったく……赤ん坊じゃねえんだから……」

魔王「っ……っ……」チュウチュウ

勇者「んっ、……っ……はっ……」

勇者(やべ、オレも勃ってきた)

魔王「…………」モゾモゾ

勇者(下に……手が……)

勇者(くそっ、くすぐってえっ……)
290 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:18:25.77 ID:Y4CWEl4x0

勇者「おい、そっちは舐めんなよ……きたねえって……」

勇者「ひっ」ビクッ

勇者「そこ、女の部分っ……うっ……」

勇者(中に舌が入ってきた……!)

勇者「あっ……んっ……ぁ……あっ」

勇者(気持ち良いわけでもねえのに勝手に声が出ちまう、ちくしょう)

魔王「フーッ……フーッ……」

勇者「……これから、どうすりゃいいのかわかんねえのか?」

勇者「…………」

勇者「ここ、こうすんだよ」グッ

勇者「いって……くそ……」ズプズプ

魔王「っ……」

勇者「ははっ、どうだよ、具合はよ……一応、処女だったんだぞ……」

魔王「はー……はーっ……」
291 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:20:33.91 ID:Y4CWEl4x0

勇者「やっぱお前のでかすぎだろ……」

勇者(でも、この程度の痛み……甘んじて受け入れねえと……)

勇者「つっ、はぁっ、ぐっ……! うっ、うっ……んっ……」

勇者(……こんなことをして、オレはこれで罪滅ぼしでもしてるつもりなのか?)

魔王「…………」

勇者「何情けねえ顔してんだよ……オレのこと、心配してんのか?」

魔王「……」

勇者「抜いたところで、それどうすんだよ」

魔王「…………」

勇者「……口でしてやるよ」
292 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:21:24.33 ID:Y4CWEl4x0

勇者(……かてえな)

勇者「気持ち良いだろ?」

魔王「っ……! っ!」ビクッビクッ

勇者「何処がいいかくらい、オレだって半分は男だからよくわかってるんだよ」

魔王「はあっ……っ……」

勇者「出していいぞ」

魔王「ふっ、はあっ……っ!!」

ドクンッ

勇者「けほっ……。満足したか?」

魔王「……」コク

勇者「そうか」

魔王「…………」ギュ

勇者「放せよ。オレ、河原で顔洗ってくるから」

魔王「…………」

勇者「……すぐ、戻ってくるからさ」
293 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:21:52.51 ID:Y4CWEl4x0

チュンチュン

勇者「ふあ……はあ。朝か」

ジリ……ジッジッ……ジリジリ

勇者(なんだこの音)

勇者「……!」

勇者「おい何勝手にナイフなんて使ってんだよ!」

魔王「っ」ビクッ

勇者「あぶねえだろ! ……髪、切ってたのか?」

魔王「……」コク

勇者「なんでだよ。お前、髪の毛大事にしてたじゃねえか」

魔王「…………」

勇者「……もしかして、オレが洗いづらそうにしてたからか?」

魔王「…………」

勇者「お前、記憶がなくても、優しいままだよな……」

勇者「ナイフ、渡してくれ。整えてやるから」
294 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:22:29.74 ID:Y4CWEl4x0

――
――――――――

医者「……余程ショックなことがない限り、ここまで酷い状況にはなりませんよ」

医者「一体何があったのですか」

勇者「…………」

勇者「その……オレ、こいつに八つ当たりしちゃって……」

勇者「……尊厳も、何もかも踏みにじっちまった」

医者「……ふうむ」

勇者「自分でも、どうしてあそこまでイラついてたのかわかんねえんだ」

勇者「嫌なこと続きではあったけど……」

医者「あなたも年頃の女性ですからね。その時、肉体的な変化はありませんでしたか」

勇者「え……」

医者「男性の私がはっきり言うのは少々抵抗があることなんですけどね」

勇者「……あの後、初めて血が流れた」

医者「よくいらっしゃるんですよ。生理前のイライラが酷くて、人間関係を壊してしまう方」

勇者(そういや、メリッサもたまに理由もなく不機嫌になってたな……)
295 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:23:12.87 ID:Y4CWEl4x0

医者「リラックスするのが最善ですね」

医者「定住して穏やかに過ごしてください。自然と記憶が戻るかもしれません」

勇者「……そうか」

医者「しかし……彼は魔族の血を引いているでしょう」

勇者「え……」

医者「私は一応医者ですからね。人間と魔族の違いくらいわかります。どれほど人間に似せていても」

医者「流石に、半魔を診るのは久しぶりですが」

勇者「は?」
296 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:23:47.89 ID:Y4CWEl4x0

勇者「オレの力で誤魔化してるだけで、こいつ、本当は純魔族の魔の気をもってんだぜ?」

魔王「…………」

医者「どう説明すればいいのか……体の基礎的なつくりは人間に近いのです。いや、ちょっと語弊がありますね」

勇者「……?」

医者「例えば、家を作るとします。骨組みを作り、壁紙や外壁を貼り、内装を整えていく」

医者「そしてほぼ完成に近い形になってから、骨組みはそのままに、壁や中身を全くの別物に置き換える」

医者「彼はそんな体なのです」
297 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:27:58.88 ID:Y4CWEl4x0

医者「何らかの方法で、後天的に純魔族と同等の力を得たのでしょう」

医者「体が健康なのも、おそらくそのためでしょうね」

医者「半魔は生まれてくること自体滅多にありませんし、生まれたとしても大人になれることは更に稀です」

医者「光の気と闇の気が反発して、大抵は虚弱な体質になりますからね」

勇者(こいつが……人間の血を引いている?)

医者「彼が17歳というのは本当ですか」

勇者「ああ、記憶を失う前にこいつ自身が言っていたんだ」

医者「魔族の17歳なんて、人間だと2歳児ほどですからね」

医者「成長スピードはほぼ人間と同じくらいだったのでしょう」

勇者(そういえば……フリージアはこいつより年下に見えるのに、150歳っつってたな)
298 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:28:25.21 ID:Y4CWEl4x0

勇者「こ、こいつ、魔族ではあるけど、人間と仲良くしようとしてたんだ」

勇者「決して人間の敵じゃない!」

勇者「だから……」

医者「魔族だからって、無闇に排除しようとは思いませんよ」

医者「患者は患者です。過去にも半魔を診たことだってあります」

勇者「……信じていいんだな」

医者「…………」

医者「私の初恋の相手は、半魔の少女でした」

医者「体が弱い上に、人間からも魔族からも迫害されていたので、あっけなく逝ってしまいましたが」

医者「まあそんな感じの過去があるので、魔族全てが悪だとは思ってないんですよ」

勇者「…………そうか」

医者「もしこの土地に住むのなら、定期的に診察いたしますよ」

医者「彼が人間にとって無害かどうかは私も気がかりですからね」
299 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:29:12.24 ID:Y4CWEl4x0





勇者(医者がいる町のすぐ隣の農村で家を借りた)

勇者(静かな良い土地だ。村人達は、他所者のオレ達を暖かく迎え入れてくれた)

勇者(若者が減っているから助かるという理由らしい)

勇者(……勇者は暗殺されたと噂を流した。その方が都合が良かった)

勇者(そしてレジスタンスは、ほぼ壊滅状態らしい)

勇者(オレが流した噂に尾ひれがついて、暗殺の犯人はレジスタンスだということになり、)

勇者(レジスタンスの意見に反対していた人間達の襲撃を度々受けたそうだ)

勇者(……もう、そんなことはどうだっていい)

勇者「なあ」

魔王「なんだ? マリア」
300 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:29:38.62 ID:Y4CWEl4x0

勇者「記憶、全く戻らないのか?」

魔王「……思い出す必要を感じられないんだ」

魔王「だって、俺は今、とても幸せだから」

勇者「……そうか」

勇者(魔王は……グランは、言葉は案外早く取り戻すことができた)

勇者(ただ、記憶が戻る様子は全くない)

勇者(思い出さない方が、こいつにとってはいいのかもしれない)

勇者(犯されたことが辛くて、忘れたんだ)

勇者(無理に思い出せば、その時こそ本当に壊れる可能性だってある)

勇者「…………」

魔王「なあ、マリア。俺とマリアは、夫婦なのか?」

勇者「は?」
301 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:31:46.80 ID:Y4CWEl4x0

魔王「その……裸で体を重ねるあの行為は、夫婦でしかしないものだと聞いたから……」

勇者「…………」

魔王「俺が記憶を失う前から、そうだったのか?」

勇者「……友達だった」

魔王「?」

勇者「仲の良い、友達だったんだ」

魔王「……そうか」

勇者「…………」

魔王「マリア? どうした?」

勇者「畑の様子見てくる」
302 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:32:35.50 ID:Y4CWEl4x0

農民1「この頃、魔族の動きが怪しいらしいねえ」

農民2「親人間派の魔王様がずっと行方不明で、悪い魔族が何か企んでるらしいが」

農民2「こんな田舎には大して情報も入ってこないからなあ」

勇者(……もう、時間がねえ)

勇者(オレ1人でも旅を続けるべきか? でも……)

魔王「マリア!」

魔王「俺も一緒に行く。心配だからな」

勇者「…………」
303 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:33:33.09 ID:Y4CWEl4x0

勇者(こいつを1人でこの村に置いていくしかねえのかな)

勇者(オレは、こいつに食わせてもらったメシの分、働く約束がある)

魔王「……俺は、初めて会った時からお前のことが好きなんだ」

魔王「とはいっても、最初に目を覚ました頃のことはおぼろげにしか覚えていないのだが……」

勇者「なあ、お前は、オレにどうしてほしい?」

魔王「どうして、とは」

勇者「オレに何をしてほしい?」

魔王「……ずっと一緒にいてほしい」

魔王「お前は俺に世話を焼いてくれて、たくさんのことを教えてくれて……俺は、お前に恩返しがしたい」

魔王「だから、これからもここで共に暮らしたいんだ」

勇者「……そうか」

勇者(お前がこうなったのは、オレのせいなのにな)
304 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/10/31(水) 21:34:18.44 ID:Y4CWEl4x0
つづく
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/31(水) 23:42:41.03 ID:hTvqUDrPo
おつ
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/31(水) 23:53:14.69 ID:+LjzhiZ6O
なるほど分岐有りか
乙乙
307 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:05:55.59 ID:DyjMFreD0

Episode 12


勇者(元々オレは、世界なんてどうなろうが知ったこっちゃないって思ってたじゃねえか)

勇者(できるだけ、今の魔王の望みを叶える存在でいよう)

勇者(……父様、母様……ロディアはどうなる?)

勇者(このまま放っておいたら、オレの家族だって犠牲になるかもしれない)

勇者(この村だって、いつまで平和が続くかわかったもんじゃない)

勇者「っ……」

魔王「どうした? 何か嫌なことでもあったのか?」

勇者「お前は、何も心配しなくていいんだ」
308 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:06:22.25 ID:DyjMFreD0

農民3「魔炎帝カルなんとかかんとかが、必死こいて勇者と魔王を探してるって話知ってるか?」

農民4「物騒だねえ。……勇者様、本当に死んじまったのかねえ」

農民3「新しい勇者様が生まれたって話も聞かないし、優しい魔王様だけでも見つければなあ」

勇者「…………」

勇者(オレが馬鹿やらかしたせいで、人々の心が不安と恐怖に支配されていく……)

農民4「魔王様の直属の部下だった四天王も、その魔炎帝の部下になったってねえ」

勇者「なっ……」

勇者(そんなわけがねえ……!)

農民3「強力な洗脳の魔術を使ったんだろ?」

農民4「いよいよ、戦争になるかもしれないねえ」
309 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:13:10.09 ID:DyjMFreD0

勇者「…………」

勇者(自分で蒔いた種なんだ。自分で刈り取らねえとな)







勇者「なあ、グラン。……抱いてくれないか」

魔王「そっちから誘うなんて、珍しいな」

勇者「たまにはいいだろ」
310 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:13:37.28 ID:DyjMFreD0

勇者「はあっ、くうっ……」

魔王「マリアっ……」

勇者(オレはこいつのことが好きだった)

勇者(もっと早く、自分の気持ちを認めるべきだった)

勇者「グランっ、グランっ……!」

魔王「愛している、誰よりも」

勇者「ああ、お前って、本当に純粋で……」

勇者(こいつのすべてが羨ましかった)
311 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:14:09.10 ID:DyjMFreD0

――――――――
――

勇者「……絶対、戻ってくる」

勇者「だから、少しだけ待っていてほしい」

勇者「じゃあな、グラナティウス」





魔王「……マリア?」

魔王(いない……)

狼「くぅーん……」

魔王「……手紙?」

魔王「…………!」
312 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:14:35.95 ID:DyjMFreD0

魔王(彼女は、毎日何かを考え込んでいた)

魔王(1人で抱え込まず、俺に話してほしかった)

魔王(話せない理由が何なのか、ずっと気になっていたが……)

魔王(結局、詳しいことは明かさないまま、彼女は行ってしまったのだな)

魔王「…………」グシャ

魔王(いつも、彼女が何処かへ消えてしまうような気がして、俺は怖くてたまらなかった)

魔王「……このまま大人しく待ってなどいられるものか!」
313 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:15:40.94 ID:DyjMFreD0

勇者「いっけね、あいつのツノ荷物に紛れこんでるじゃねえか」

勇者「……まあ、オレが死んだら勝手にあいつのところに帰るだろうし、」

勇者「生きてたら生きてたで、あの村に戻って渡せばいいし、今から引き返すほどのことでもねえか」

勇者(綺麗だよな、これ。まるであいつの心みてえだ)

勇者「グラン……」
314 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:16:17.42 ID:DyjMFreD0






勇者(くそっ、神殿遠いな。もう何週間も歩きっ放しだ。足がいてえ)

勇者(ガリィを置いてきちまったから癒しもねえし……)

勇者「…………!」ゾワッ

ゴオオォォォォォォォ

勇者(空気が、地面が、水面が、震えている)

勇者「……魔族の軍勢じゃねえか!」
315 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:16:46.81 ID:DyjMFreD0

ザシュッ ザンッ ガキン ゴッ

勇者「はあっ、はあ……キリがねえ」

風の将軍「やはり生きていたか、勇者よ!」

風の将軍「貴様が人間如きに殺されるわけがないからな。生きていると信じていたぞ。くくっ」

勇者「っ……」

地の将軍「一向に姿を現さぬから、町を1つ1つ潰して探し始めたところだ」

水の将軍「グラナティウスは一緒ではないのか? 尻尾を巻いて逃げ隠れたか。愚かなものよのう」

勇者「てめえ、封印されたはずなのにどうして……!」

水の将軍「我が主を誰と心得る? 魔炎帝カルブンクルス様ぞ!」
316 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:17:26.99 ID:DyjMFreD0

勇者「!」

勇者(なんだ、この巨大な魔の気は……!)

魔炎帝「……ほう、貴様が当代の勇者か」

勇者(2メートルはありそうな体躯。低く響く声。圧倒的な存在感)

勇者(僅かにあいつと似ている魔力……!)

魔炎帝「我が名はカルブンクルス。正統なる魔王の後継者だ」

魔炎帝「勇者よ、グラナティウスは何処にいる」

勇者「知らねえよ!」

魔炎帝「知っている目だな。知っていて尚、隠すことで守ろうとしている」

勇者(やべえ……こいつはマジでやべえ)

勇者(加護が3つだけじゃ足りねえ!)
317 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:17:55.89 ID:DyjMFreD0

魔炎帝「そう身構えるな。我が計画には勇者と魔王が必要なのだ」

魔炎帝「ここで葬るつもりはない」

魔炎帝「尤も、愚弟の居場所を吐かぬのなら少々痛い目を見てもらうことになるがな」

勇者「……どういうことだ。散々殺そうとしたくせによ」

魔炎帝「死ななかったからこそ利用価値を見出しただけのこと」

魔炎帝「詳しく説明する必要などない。貴様はただ我が問いに答えればいいだけだ」

魔炎帝「それとも、ここで九大天王を相手に戦うか?」

勇者「……戦ってやる」

勇者「戦ってやるよ!」
318 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:19:07.20 ID:DyjMFreD0

魔王(マリア……何処にいるのだ)

狼「……」クンクン

狼「! バウワウ!」

魔王「彼女の匂いがそこに残っているのか!?」

狼「バウ!」ダダッ

魔王「そっちの方角に続いているのだな!」

魔王(この森を抜ければ、きっと彼女に……!)

魔王「――――!」

魔王(魔物の屍の山ではないか)

魔王「うっ」

魔王(風上にいたから血のにおいに気がつかなかった)

狼「バウバウ!」

魔王「……大丈夫だ。行こう」
319 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:20:08.60 ID:DyjMFreD0

勇者「うおおおおおお!!!!」

洗脳岩漿「……」ギィン

勇者「くっ!」

勇者(弾き飛ばされた先には……奴がいる!)クルン

勇者「食らえっ!!」

勇者(加護の力を最大出力で浴びせてやる!)

魔炎帝「……ふん、この程度か」バシッ

勇者「あっ……」ゴロゴロ

魔炎帝「軽く弾いただけのつもりだったのだが、腹に大穴が開いてしまったか」

魔炎帝「もう助からぬな。人間の体がここまで脆いとは誤算であった」

魔炎帝「次の勇者が誕生するまで待たねばならぬ。まあ大した問題ではない」

勇者「っ……はっ…………」ヒクッヒクッ

魔王「…………!!」
320 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:20:58.47 ID:DyjMFreD0

魔王「ローゼ! ローゼ!!」

勇者「おま……ど……して……」

魔王「しっかりしろ!!」

勇者「その呼び方……きお、く……も……ったのか?」

魔王「記憶……」

魔王「あ……あ…………ああああ!」

勇者「…………」

魔王「そうか……俺は……俺は…………」

魔炎帝「漸く姿を現したと思ったら、なんだその姿は。人間そのものではないか」

魔王「…………」

狼「クーン……くぅぅぅ」

勇者「こ……れ……」
321 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:21:30.33 ID:DyjMFreD0

魔王「……俺の、ツノ?」

勇者「ごめ、んな……」

魔王「……俺は……」

魔王「どんな目に遭っても、お前を嫌うことができなかった。憎めなかった」

魔王「ただ悲しくて、現実から逃げてしまった」

魔王「だが、記憶と言葉を失っても、お前への恋心だけは覚えていた」

魔王「……愛している。ローゼ」

勇者「ずっと、言えなかっ……た……けど……」

勇者「オレ、ほんと……ぅは……おま……えのこと……」

勇者「…………」

勇者「――――――――」

魔王「っ…………」

狼「バウ! アウアウ! バウウウ!!」

魔炎帝「ふん、血は争えぬな」

魔炎帝「父子揃って聖なる一族の女を愛するなど」
322 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:22:00.03 ID:DyjMFreD0

魔王「……カルブンクルス」

魔炎帝「さて、どうする?」

魔王「…………」

魔炎帝「大人しく不死の力を我に渡せ。命だけは助けてやらんでもないぞ。貴様に勝機はない」

魔王「……本当に、そう思っているのか?」

魔炎帝「矮小な人間の腹から産まれた貴様が、この我に勝てるわけがなかろう」

魔王「1つだけ方法がある」

魔炎帝「何?」

魔王「その様子では、かつては正当な後継者だったというのに、父上からは知らされなかったようだな」

魔炎帝「…………」

魔王「……不死の力を反転させると、強力な死滅の力となる」

魔王「その規模がどれほどのものになるかは予測がつかぬが、少なくとも……」

魔王「お前の野望を阻止することだけはできる」

魔炎帝「……!」
323 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:23:43.38 ID:DyjMFreD0

魔王「巻き込んですまないな、ガリィ」

狼「……くぅん」

魔炎帝「やめろ愚弟!」

魔王「俺も、貴方も、仲良く地獄逝きだ――兄上」







324 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:24:43.61 ID:DyjMFreD0

その地には、白い荒野だけが残った。





BAD END
325 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/01(木) 21:25:52.51 ID:DyjMFreD0
すみません趣味に走りすぎました
次からメインルートです
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/01(木) 21:36:47.89 ID:tntOk/4ZO
乙です
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/02(金) 08:03:35.82 ID:+ppvp2gvo
嫌いじゃないぜこういうのも……!
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/18(日) 20:42:52.37 ID:Wlb1pfdK0
更新はまだですか…
329 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 19:59:35.95 ID:iYmlbJZA0

Episode 13


勇者(食料が尽きそうだな。麓の町に行ってくるか)

勇者(……折角だし、あいつに土産でも用意してやるか)

※分岐

→性玩具を買う
 男を呼ぶ
330 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 20:00:32.73 ID:iYmlbJZA0



ガチャ

勇者「メシは食い終わったか」

魔王「……ローゼ……」

勇者「ほら、これ、何かわかるか?」

魔王「……!?」

勇者「流石に童貞でも知ってんだろ? 大人の玩具だぜ」

魔王(ローターに……張形……)

勇者「始まる前に、自力で取れねえようにしとかねえとな」グイ

魔王「や、やめ」

魔王(両の手に繋いだ鎖を術で連結させ……頭上の壁に固定された)

魔王(手が全く自由にならぬ)

勇者「ついでに猿ぐつわ噛ませとくか。舌を切って一時的に死ぬこともできねえからな」

魔王「むぐっ、う……」
331 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 20:10:05.88 ID:iYmlbJZA0

カチッ

ヴィイイイイイイイイイ

勇者「人肌に反応して吸い付いてくるから、そう簡単には取れねえぞ」

魔王「うーっ……うぐうぅう!!」

勇者「ははっ、乳首を責められただけでバッキバキに勃起してんじゃねえか」

勇者「ほら、亀頭用のもあるんだぜ。すっぽり覆ってやるよ」

魔王「!?!? んぅぅぅぅううう!!!!」

勇者「これでケツの穴犯されたらどうなっちまうんだろうな?」ズボッ

魔王「んうううう!! うーっ!!!!」

勇者「痛いのか? 気持ち良いのか? どっちだ? お?」

魔王「んぐっ、んぐうう! んんんん!!」

勇者「後者みてえだな! ははは!」

魔王(腹の中で振動が暴れている――!)ガクガクガクガク

勇者「うわ、太ももの痙攣すっげー」

魔王「う! うう! んぐううう!!」

勇者「そのまま一晩中1人で楽しんでろよ。オレが込めた魔力が尽きねえ限り止まんねえからさそれ!」

魔王「ううううう!!」

魔王(頭も体も焼き切れて壊れてしまう――!!)

バタン
332 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 20:10:44.68 ID:iYmlbJZA0

翌日

勇者(どうなったかなあいつ)ガチャ

魔王「…………」

勇者(よっぽど激しく暴れたんだな。傷だらけだ)

勇者(治りが遅いのは加護の力が混じったオレの魔力のせいだろう)

勇者(……体、拭いといてやるか)

魔王「……ぅ」ピク

勇者(オレも、こんな体が欲しかったな)

魔王「…………」

勇者(しばらく起きそうにねえか)
333 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 20:11:47.75 ID:iYmlbJZA0

勇者(そういや、昨日町から帰る途中うまそうな木の実が成ってたな)

勇者(食料は充分あるけど採りに行くか)

勇者(――きれいな青空だな)

勇者(風が気持ち良い。でも、それが心地悪い)

狼「…………」

勇者「最近元気ねえぞお前」

勇者(そりゃ、主人があんなことしてたらげんなりもするか)

勇者「お、見つけた。あの赤いやつだ。よっ、と」

勇者「やっぱ甘くてうまいな。ほら、ガリィ」

狼「……」ムシャムシャ

勇者(あいつにも……)

勇者(…………)

勇者(……なんで、食わせてやろうかななんて思っちまったんだろう)

勇者「あれ、なんか……腹いてえ……」
334 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 20:12:36.13 ID:iYmlbJZA0

ガチャリ

勇者「…………」

魔王「ろ……ぜ……?」

勇者「…………」

魔王「ど……ぅした……?」

魔王(あれは……俺の服か)

勇者「……ごめん」

魔王「……何かあったのか?」

勇者「はは、なんでオレの心配なんかしてんだよ。散々な目に遭わされてるくせによ」

魔王「…………」

勇者「……オレ、女だった。お前の言うとおりだった」

勇者「……ごめん」

魔王「……………………」
335 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 20:13:12.27 ID:iYmlbJZA0

勇者「……術、解いたから。帰れよ」

魔王「……なあ」

勇者「…………」

魔王「…………」

勇者「……さっさと帰れ」

魔王「……………………」

魔王(何も、言わない方がよさそうだな)

シュン

勇者「…………はあ」
336 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 20:13:51.61 ID:iYmlbJZA0

魔王城

執事「ぼっちゃま! 5日間も何処に行っていたのですか!」

魔王「……すまぬ。湯浴みの用意をしてくれ」

執事「仕事がたんまり溜まっております……が、今日はお休みになられた方がよろしいでしょうね」

魔王「…………」

魔王(ローゼ……)
337 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 20:14:47.18 ID:iYmlbJZA0

勇者「あー……」

勇者(オレ……メリッサをヤッた連中と同類になっちまったんだな)

勇者(やべ、死にてえって思っちまった)

勇者(何があっても生きるって誓ってんのに)

狼「くぅーん……」

勇者「……最低だ」

勇者(あいつ……大丈夫かな)

勇者(大丈夫なわけねえか。一生のトラウマになるだろ、あんなの)

勇者(もう、オレのところには来ねえだろうな)

勇者「…………」
338 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 20:16:04.56 ID:iYmlbJZA0

勇者「ほらガリィ、村が見えてきたぞ」

村の女「! 銀髪の髪……勇者様では?」

勇者「ああそうだよ」

村の女「助けてください! 魔物が近くの洞窟に棲みついているんです! 既に何人か襲われてしまって」

レジスタンスの男「奥さん、我々にお任せください! 勇者に頼んでも新たな厄災を生み出すだけだと言っているでしょう!」

勇者「こんな場所にまで来てるのかよ……はあ」

勇者「こっちだって金がかかってんだ。仕事を奪われるわけにはいかねえな」

レジスタンスの男「金が欲しいならくれてやる。ならば問題はないだろう?」

勇者「……」イラッ

勇者「こっちにだってプライドはあんだよ! んなもんで退くかっつの!」

レジスタンスの男「しかしだな」

勇者「あ、やっぱいいわ。やる気出ねえ。金はいらねえし仕事もくれてやる」

レジスタンスの男「え……?」

勇者「大体お前等なんでこんな場所でまでオレの邪魔すんだよ……故郷の王様倒すのが目的だろ」

レジスタンスの男「ふん。仲間探しのための旅をしているだけだ」

勇者「あっそ……」
339 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 20:17:49.70 ID:iYmlbJZA0

宿

勇者(だるい……何もする気になれねえ……)ボフッ

勇者「ガリィ〜……」モフリ

狼「……」

勇者(あいつに会いたい。会って、もう一度ちゃんと謝りたい)

勇者(謝ったところで許されるようなことじゃねえけど)

勇者(いいや、今更どんなツラ下げても会えねえよ)

勇者(……自分がやらかしたことをこんなに後悔するなんて、人生で初めてかもしれねえな)

勇者(良い奴だったな、あいつ)

勇者(優しくて、真面目で、そのくせノリも良くて)

勇者(あいつと一緒にいるといつも楽しかった)

勇者(あの日々がずっと昔のことのように思える)

勇者(時間戻してえ……)
340 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 20:18:30.30 ID:iYmlbJZA0

翌日

村の女「勇者様!」

勇者「あんだよー……何か用かぁ?」

村の女「レジスタンスの方々が……昨日からまだ村に帰ってこられないんです」

勇者「オレに様子見に行けってかあ?」

村の女「……ごめんなさい。でも……」

村長「他に頼れる人もおりませんで……」

勇者「仕方ねえな……はあ……」
341 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 20:18:56.97 ID:iYmlbJZA0

洞窟

レジスタンスの男「――――」

勇者「死んでらこいつら」

勇者「本来の目的を果たす前に余計なことをしてあの世に逝っちまうなんてバッカじゃねえの」

勇者(他にも人間の骨やら残骸やらが転がってるな)

勇者(棲みついた魔物ってのは……)

地竜「ガルルルル……」

勇者(小型のドラゴンか)

子地竜「ピィ、ピィ」

勇者(子育てしてて気が立ってんだな)

勇者「おい、言葉はわかるか」

地竜「ガアアアア!!」

勇者「……駄目か。小型のドラゴンなんてでっかいトカゲと同じようなもんだしな」

勇者「つうか言葉がわかるほどの知能があるなら人間襲ったりしねえか。襲わねえよう魔王に命令されてんだから」

勇者(魔王がいれば……あいつなら魔物と意思の疎通が取れたのにな)

勇者(とはいえ、こいつは既に人間を何人も食ってるんだ。情けをかける必要もねえか)

勇者(害獣は駆除しなくっちゃな)
342 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 20:21:00.61 ID:iYmlbJZA0

地竜「――――」

子地竜「ピィ! ピィ!」

勇者「悪いな」グシャ

勇者「……嫌だな、もう」

勇者「もう誰かを殺すのも犯すのもこりごりだ」

勇者(血だらけの手……)

勇者(オレはどれだけの罪で汚れてるんだろうな)

勇者(死んだらきっと地獄行きだ)

勇者(……生きてたってどうせ地獄にいるようなもんなんだ)

勇者(いっそ死んで詫びようか)

狼「――バウワウ!!」

勇者「ん、ごめんな。バカなことはしねえよ」

勇者(死んだところでオレの自己満足でしかねえもんな……)

勇者(あれ……あいつがいないのに、オレってこれから何を目的に旅してりゃいいんだろ……?)
343 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 20:22:34.62 ID:iYmlbJZA0




勇者(……空虚だ)



344 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 20:23:10.46 ID:iYmlbJZA0

――
――――――
――――――――――――

勇者(惰性で旅を続けて、もう1週間か)

勇者(嫌味かってくらい良い天気だ)

勇者(ピクニック日和だよなあ。弁当なんてねえんだけどさ)

勇者(あいつが弁当持ってきてくれたのは、いつも大体このくらいの時間だったな)

魔王「ふはははは勇者よ! お弁当を持ってきてやったぞ!」

勇者(そうそうこんな感じで……)

勇者「……って、ん?」

魔王「ほら、食え」

勇者「……そうか、オレいつの間にか昼寝してたんだな。嫌な夢だな……」ゴロン

魔王「夢などではないぞ。頬をつねってやろうか」

勇者「…………」

魔王「ローゼ!」

勇者「……ああああああ! なんでいるんだよ!」

魔王「折角何事もなかったように振る舞ってやっているのになんだその態度は!!」
345 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 20:24:11.99 ID:iYmlbJZA0

勇者「どんな神経してんだよ! 頭でも打ったんじゃねえのか!?」

魔王「ああ何度も打った! お前に殴られたからな!」

勇者「っ……」

魔王「…………」

勇者「…………」

魔王「…………」

魔王「……俺にはお前が必要なのだ」

勇者「うるせえ帰れ!」

魔王「昼飯は要らぬのか!?」

勇者「あー、うー……」

勇者「はあ…………」

勇者「…………帰れ……帰れよお……」ポロポロ

魔王「……お前が最も嫌がることを言ってしまって、すまなかった」

勇者(それじゃまるでオレが被害者みてえじゃねえか、馬鹿)
346 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/11/23(金) 20:24:39.80 ID:iYmlbJZA0
つづく
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/24(土) 07:12:10.91 ID:8a4VgBfco
待っでた
おつおつ
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/24(土) 14:06:38.68 ID:PT+caE8IO
乙乙
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/27(火) 06:49:44.56 ID:aW4rXjokO
勇者「…………帰れ……帰れよお……」ポロポロ

ポロポロでウサギのウンコが毎回脳裏をよぎる
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/11/27(火) 12:01:04.55 ID:9LQdK8SJo
漫画とかで同じ擬音が出てきてもうんこ想像しちゃうの?
かわいそう
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/22(土) 19:34:34.38 ID:24QyFUb6o
一応待ってる
352 : ◆O3m5I24fJo [sage]:2018/12/22(土) 23:58:01.53 ID:KkedEoDm0
すみません、近い内に更新します
353 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/12/24(月) 19:44:16.27 ID:xbxZRQGS0

Episode 14


勇者(鼻詰まって味わかんねえ)ガツガツ

魔王「俺は、お前と一緒にお弁当を食べるのが好きだ」

魔王「城で一人で食事をしても味気なくてな」

勇者「…………」ガツガツ

魔王「お前は心底美味そうに食べてくれるから、持ってきた甲斐がある」

勇者「…………」ガツ

勇者「…………」

勇者「……なあ」

魔王「食べ終わって早速悪いのだが、話がある」

勇者「っ」

魔王「レジスタンスのパトロンが、魔族から支援を受けていることがわかった」

魔王「潰すぞ」

勇者「!」

勇者「地獄を見せてやる」
354 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/12/24(月) 19:46:03.55 ID:xbxZRQGS0

魔王「少しでも早く解決したいからな。魔術で飛ぶぞ」

大きな屋敷

シュン

魔王「ここだ」

パトロンの男「な、なんだお前達は!」

勇者「覚悟しろよな」バキボキ

パトロンの男「け、警備員! すぐに来い!」

勇者「静かにしとけ、な?」シャキン

パトロンの男「くっ」
355 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/12/24(月) 19:46:29.53 ID:xbxZRQGS0

魔王「お前が魔族と取引をしていることは知っている」

魔王「ありのままを話してもらおうか」

パトロンの男「なんの話だ!」

魔王「これを見ても白を切られるか?」

パトロンの男「なんだその胡散臭い水晶玉は――!?」

――

蜥蜴男『これが約束の金だ』

パトロンの男『ふふ、ありがとうございます』

蜥蜴男『貴様の働きには感謝しているぞ。これからも勇者の行く手を阻め』

パトロンの男『はい!』

蜥蜴男『魔炎帝カルブンクルス様が支配する世となっても、貴様の命と地位の保証だけはしてやるからな』

――

勇者「映像映せるとか便利だな」

魔王「こっそり忍び込ませた部下に撮影させたのだ」

パトロンの男「ぬうううう!!」
356 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/12/24(月) 19:52:55.94 ID:xbxZRQGS0

パトロンの男「仕方がないだろう! 魔王より更に強い者が人間を滅ぼそうとしているのだ!」

パトロンの男「気に入られて生き残る道を選んで何が悪い!?」

魔王「利用されるだけ利用されて捨てられるだけだぞ」

魔王「あの男は他者など道具としか思っておらぬ」

パトロンの男「うぐう……」

魔王「魔族との取引をやめ、レジスタンスに正しい情報を与えるのならば、お前の身の安全は保障してやろう」

パトロンの男「信用できるものか! カルブンクルス様より強い者などこの世にはおらぬのだぞ!?」

パトロンの男「魔王でさえもカルブンクルス様には遠く及ばないというではないか!」

魔王「うっ」

勇者「そこでダメージ受けるなよ」
357 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/12/24(月) 19:53:40.68 ID:xbxZRQGS0

魔王「だが部下の強さに関してはこちらが上回っている」

パトロンの男「…………」

魔王「いざとなればこの勇者がお前を助けに現れよう」

勇者「おいオレそんな話聞いてねえぞ」

シュンッ

蜥蜴男「ほう……魔王様自らこんな所に出向かれるとは」

パトロンの男「ま、魔王だったのか!? 魔族のコスプレをしている人間かと思ったぞ」

魔王「……」

蜥蜴男「あの者達の言葉には耳を貸すな。お前を良いように利用することしか考えていないのだからな」

魔王「お前の方こそそうだろう」
358 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/12/24(月) 19:54:15.34 ID:xbxZRQGS0

パトロンの男「お前のような貧弱そうな魔王の言うことなど聞くものか!」

魔王「そうか。残念だ」

勇者「なあ、いい加減あいつらぶった切っていいか?」

魔王「まあ待て。ここで彼奴等を殺めたところで、こちらの立場が悪くなるだけだ」

勇者「えーーーーーー」

魔王「…………」ボソリ

勇者(ん? 今術名唱えたか?)

蜥蜴男「退け、弱き魔王よ。……ふん、大人しくカルブンクルス様に王位を譲ればいいものを」

魔王「そちらが有利だと思っているのならば、それは間違いだぞ」

蜥蜴男「戯言を」

パトロンの男「寝言は寝て言え!」

蜥蜴男「この場で討ち滅ぼしてくれる!」

魔王「舐められたものだな」

勇者「正当防衛はしていいよな? な?」

魔王「いいぞ」
359 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/12/24(月) 19:54:43.00 ID:xbxZRQGS0

蜥蜴男「我が鞭からは逃れられんぞ!」ビュンッ

勇者「当たるかよ!」

ビュインッ

勇者「っ――!?」

魔王「気をつけろ! その鞭はただの鞭ではない!」

勇者「物理的にありえねえ動きをしてやがる!」

魔王「おそらく、魔力によって自在に操ることができるのであろう」

蜥蜴男「その通りだ」

蜥蜴男「ついでによく貼りつくぞ!」ビュン グルグル

勇者「うおっ!」

勇者「うっわなんかやらしく吸い付いてきやがる!」グニグニ

魔王「な、なんてことを」

勇者「お前には刺激が強すぎたな! うっかり勃起すんなよ! はは!」

魔王「せぬわ!!」

蜥蜴男「よく笑っていられるものだな! このまま絞め殺してくれる!」

勇者「いや風魔法ですぐ切れるしこんなの」スパスパ

蜥蜴男「なっ……!」
360 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/12/24(月) 19:55:46.19 ID:xbxZRQGS0

蜥蜴男「こうなったら――我が真の力を」

バン!

召使い「大変ですご主人! 町の住民や武装した変な連中からの問い合わせが殺到しています!」

パトロンの男「ど、どうしたというのだ」

召使い「ご主人が魔族と繋がっているとかなんとか……ひっ! 魔族!」

パトロンの男「なんだとぉ!?!?」

魔王「俺は確かに歴代の魔王に比べれば貧弱だがな」

魔王「小手先の技術に関してだけは引きを取らぬ」

蜥蜴男「何をした!?」

魔王「今までのやり取りを町中のあちらこちらに投影しているのだ」

パトロンの男「な、なんということを!!」

魔王「レジスタンスの者達は思い込みが激しく行動が過激だが、それだけ正義感も強い」

魔王「自分達が魔族に利用されていたと知れば……結果は見えているな」

ドンドンドンドンドン!

レジスタンス1「おいどういうことだ! 魔王より強い奴が人間を滅ぼそうとしてるなんて!」

レジスタンス2「俺達を騙していたのか!」

魔王「お前はもう終わりだ」

パトロンの男「よくも……よくも……!」
361 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/12/24(月) 19:57:41.74 ID:xbxZRQGS0

蜥蜴男「……最早貴様に利用価値はないな」

蜥蜴男「契約は解消させてもらう」

パトロンの男「そんな……! 見捨てないでください!」

蜥蜴男「ふん」

シュンッ

勇者「あっ逃げやがった」

魔王「聞け、レジスンタンスよ!」

魔王「お前達は利用されていたのだ!」

魔王「この男に直接確かめてみるがいい!」

パトロンの男「うわあああああ!!!!」
362 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/12/24(月) 19:58:23.28 ID:xbxZRQGS0





魔王「これでもう妨害に遭うこともないだろう」

勇者「暴れ足りねえー」

勇者「直接ボコってやりたかったってのに」

シュン

蜥蜴男「計画を邪魔された報復をさせてもらおう」

勇者「おっ丁度良かった。戦い足りなかったんだ」バキボキ

蜥蜴男「我が真の力を見せてやろう――!」

メキメキメキ

魔王「油断するでないぞローゼ。奴は火の五虎大将ゼストスの直属の部下」

魔王「一筋縄では倒せぬ」

蜥蜴男→恐竜男「ギャォォオオオオ!!」

勇者「なんだこれ、恐竜ってやつか?」

魔王「口からは火を噴き、爪はあらゆる物を切り裂き、鱗はどんな攻撃でも貫けぬ」

魔王「……というのが自慢の種族だ」

勇者「じゃあ自分の爪で自分の鱗攻撃したらどうなるんだよ」

魔王「矛盾しているな」

恐竜男「黙れ! 焼き尽くしてくれる!」
363 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/12/24(月) 19:59:09.89 ID:xbxZRQGS0

勇者「体がでけえってことはつまり的がでけえってことだ!」

勇者「水射出砲《アクアジェット》!」

恐竜男「効かぬわ!」

勇者「うっわマジかよ」

魔王「奴はリザードマン随一の戦士。水、地、風の五虎大将以上の実力者だ」

勇者「なら剣でたたっきってやる!」

ガキイィィン

勇者「嘘だろ加護の力込めてんだぞ」

魔王「鱗の表面を魔力で強化しているようだな……この者だけの力ではない」

魔王「その首の石、カルブンクルスの力が籠められているな」

恐竜男「その通りだ! ふはははは!」

勇者(鱗はかてえし、だからといって目や口を狙えば炎を食らっちまう)

勇者(何処か脆そうなところ……ああ、あるじゃねえか)
364 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/12/24(月) 19:59:54.76 ID:xbxZRQGS0

勇者「わかったぜ! てめえの倒し方!」

恐竜男「ほう?」

シュンッ

恐竜男「っ消えただと!?」

魔王(ほう。風の加護の力を使い、一瞬で奴の後方に回ったのか)

勇者「流石にここは脆いはずだよなあ!」グリグリグリ

恐竜男「うぐおおおおお!!」

魔王「し、尻の穴を攻撃しただと……しかもそこらへんに転がっていた枯れ木で……」

勇者「ほおーらぐーりぐーり!」

恐竜男「や゛め゛ろ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!」

魔王「ひどい」

魔王「……ひどい」
365 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/12/24(月) 20:00:46.40 ID:xbxZRQGS0

勇者「今晩は久々にトカゲ料理だな」ジュー

魔王(……敵ながらあまりにも哀れだ)

勇者「お前も食うか?」

魔王「いや、遠慮しておこう……」

勇者「スラムじゃ肉は貴重だったからよ、よくトカゲやカエルを捕まえて食ってたんだ」

魔王「……大変だったな」

魔王「本当に魔族の肉を食らうのなら、くれぐれも生の血は口に含まぬようにな」

勇者「そういやお前の兄ちゃんの名前なんだっけ」

魔王「カルブンクルスだ」

勇者「覚えらんねえ」

魔王「カーバンクル、の方が人間には馴染みのある発音かもしれぬな」

勇者「オレの中でお前の兄ちゃんのイメージが間抜け面のウサギになっちまったんだが」

魔王「カーくんと呼べば面白いほど怒るぞ」

勇者「ははっそりゃ楽しみだな」

魔王「今日はよく戦ってくれた。俺はそろそろ城に戻る」

勇者「そうか」

シュン

勇者(あ……謝り損ねた)

勇者(……いつの間にか、すっかり元通りに喋れるようになっちまったな)

勇者「…………」
366 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/12/24(月) 20:02:26.42 ID:xbxZRQGS0

数時間後

魔王「……なあ」

勇者「また来たのか。……どうしたんだよ」

魔王「その……」

勇者(……様子がおかしい)

魔王「…………」

勇者「…………」

魔王「……抱いてくれ」

勇者「はあ!?」
367 : ◆O3m5I24fJo [saga]:2018/12/24(月) 20:02:55.29 ID:xbxZRQGS0

魔王「この一週間、ずっと耐えていたのだが……今日お前と会って我慢できなくなった」

勇者「いやでもお前……」

魔王「もう、もう……俺は……」

勇者「……オレに犯されるの、嫌じゃなかったのかよ」

魔王「ショックだったし……すごく驚いたが……」

魔王「……体の方は満更でもなかった」

勇者「は……この変態!」

魔王「お前が俺をこんな体にしたのだろう!?」

勇者「そりゃそうだけど……」

勇者「……すごく、悪いことをしたと思ってる」

魔王「ならば、どうか願いを聞いてくれ」

魔王「毎晩、体が火照って眠れないのだ」

勇者「……わかったよ」

勇者(オレはもう、こいつの情けない顔なんて、見たくないのに)
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