【安価】魔法少女と欲望の怪物

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57 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/20(月) 21:35:36.81 ID:d0y0PZaLO
名前 ベロナメ
欲望 ペロペロしたい
戦闘スタイル 長い舌で攻撃する
能力 粘性の唾液に媚薬や麻痺効果あり
特徴 長い舌、あばら骨が異常にうきでており骨と皮だけ、全裸
58 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/20(月) 22:27:44.99 ID:2OycqYXto
「キャアアアアアアァァァ!!!」


夜。小さな街灯がまばらに光る薄暗い路地に、静寂を引き裂くような叫び声が上がった。


耳の怪物「ジ、ジジジ……耳耳(ジジ)……」


闇の中で異形が蠢く。

犬、猫、兎……様々な動物の耳が体表を覆い、それらが芋虫の脚のように規則正しく揺らめいている。

怪異の背中からは、一際大きな人耳がまるで翼のように生えていた。

ビクリ! と生え揃った耳が一斉に同じ方向に傾く。

四本の脚で怪異が避けるのと同時に、地面に光の槍が突き刺さった。

愛――イノセント・アモルは、すでに変身を終えていた。


愛(見た目どおり耳がいいってわけね。それに案外すばしっこい)

愛(他のみんなは……まだ来てないみたいね。もう寝てるってことはないと思うけど……)


愛たちは、みんなが一緒にいない時に欲種があわられた場合、気付いたものから現場に急行することにしていた。

雫と颯にはすでにスマホで現在位置を送信している。

他の二人は、愛ほど欲種の気配を探ることが得意ではない。

まあ仕方がないことではある。魔法少女として、二人は愛に比べまだ経験が浅かった。
59 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/20(月) 22:29:25.52 ID:2OycqYXto
愛(そこまで強そうじゃないけど……欲種による異形化がかなり進んでる)

耳の怪物「ジ、ジジ……」


怪物には、耳以外に顔らしいものが見当たらなかった。

ただ、突き刺さるような殺意と情欲が真っ直ぐと突き刺さってくる。

滑らかに蠢く耳が、まるで舌なめずりをしているかのように見えた。

愛は、一瞬、哀れむような表情を浮かべた。

彼、あるいは彼女は、望んでこんな化け物になってしまったわけじゃないはずだ。

彼らもまた、欲種という災厄の被害者なのだ。


愛「大丈夫。今、助けるから」


怪物に向かって一気に駆け出そうと一歩を踏み出した、刹那。


耳の怪物「アアアアアアァァァアアアアァァアアアア!!!」

愛「ッ!?」


聴いたことのない、この世のものとは思えない音が怪異から発せられた。



愛はどうなる? 安価↓1 コンマ
01〜20 すんでのところでかわす
21〜60 一瞬、立ち竦んでしまう
61〜80 痛みにより悲鳴を上げてしまう
81〜00 快感により嬌声を上げてしまう
ゾロ目 催淫状態になってしまう
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/20(月) 22:30:03.83 ID:XVafJvxWO
61 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/21(火) 08:41:43.47 ID:OtmJae1xO
本来なら人間には聞こえない領域の音が、愛の身体を共振させた。

身体の芯が震える。耳から入ってきた音が、脳を直接揺さぶる。

まるで、愛する男からの愛の囁きのような、甘い錯覚を覚える。


愛「んああああぁぁ!♡」


普段の優しい声色とは違う、艶かしい女の声が発せられる。

自らのものとは思えない大きな嬌声に、愛の顔は羞恥で赤く染まった。

足が痺れたように動かせない。

そんな愛をめがけて、異形が猪のように突進してくる。


愛「ガフッ!?」


衝突の寸前、腕をクロスして身を守ったものの、愛の身体は軽く吹き飛ばされてしまった。

転がりながらも、なんとか体勢を持ち直す。

怪物を覆う耳が、大きく戦慄いた。


愛(また来る……!)


愛はどうする? ↓2

1.光の結界を展開する
2.耳を塞ぐ
3.大きく距離を取り遮蔽物に隠れる
4.音を出される前に倒そうとする
5.その他行動指定
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 08:42:16.16 ID:h6zm9OnA0
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 08:46:53.78 ID:kXNJusslo
2
64 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/21(火) 19:03:54.92 ID:wRXaXYzTO
体勢を立て直したばかりで、回避が間に合わない。

愛は咄嗟に自らの耳を塞いだ。


耳の怪物「アアアアアアアァァァァアアアア!!!」


体表の耳が一斉に振動し、この世ならざる音を奏でる。

おぞましい異形から放たれるその音は、けれども、甘美な刺激となって愛の身体を貫いた。


愛「ぐっ、んぐぁ、ああああぁぉ!♡」


耳を塞いだところで意味がなかった。

その振動は、愛の肌からたやすく侵入し、体内で反響する。

声を漏らすまいと堪えても、身体の中を跳ねるような快楽に、嬌声を響かせてしまう。

膝がカタカタと震える。

下腹部のあたりがじくじくと疼き、お姫様のようなドレススカートの中で、秘所が湿り気を帯び始める。


愛「はぁ……はぁ……」

愛(まずい、このままじゃ……!)

耳の怪物「ジジ、ジジジ……!」


意識を切り替えようとする愛に、怪物が間髪入れずに突っ込んでくる。

今度は防御も間に合わず、愛の身体は水切りの石のように派手に吹き飛ばされた。

全身を襲う鈍痛に耐える愛に追い打ちをかけるように、怪異は奇声を発した。


愛はどうする? ↓2
1.光の結界を展開する
2.少しでも距離を取ろうとする
3.音を出される前に倒そうとする
4.その他行動指定

また、コンマ以下の数値で救援判定
01〜60 助けは来ない……
61〜80 雫が助けに来る
81〜00 颯が助けに来る
ゾロ目 謎の第三者が助けに来る
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 19:05:29.35 ID:h6zm9OnA0
した
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 19:06:57.98 ID:zKAsuDxLo
2
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 19:07:09.36 ID:dNy4m+xwO
2
68 : ◆2dRJhyIa6hZN [sage]:2018/08/21(火) 19:46:49.30 ID:wRXaXYzTO
愛「く、うぅ……!」


少しでも距離を取ろうと愛は立ち上がる。

だが、快感とダメージで脚に力が入らない。

愛は、後ろによろけるように後ずさることしかできなかった。

不可視の、音速の攻撃が迫る。


愛「いや――」

颯「何してんのさ! アモル!」


愛の後ろから緑色の突風が吹き抜けた。

桃色のウェーブがかかった髪が舞い上がる。

緑の風が、怪物が放った音を搔き消した。

怪物は警戒するように、低いジリジリとした音を上げる。

愛を庇うように、颯――イノセント・ヴェントゥスが現れた。


耳の怪物「ジ、ジジ……」

颯「大丈夫?」

愛「ありがとう、ヴェントゥス……気をつけて。あの欲種の出す音を聞くと、動きを封じられちゃう」

颯「ふふ、任せな。今ので分かった、こいつと私、かなり相性がいい」


颯の周りに風が吹き荒れる。

まるで圧縮された小さな嵐のようだった。

颯は、怒りを隠さぬまま怪物を睨みつける。


颯「私の大切な仲間を、随分と痛めつけてくれたみたいだね」

耳の怪物「ジ……ジジ……」


どうなる? 安価↓コンマ
01〜20 逃げられる
21〜80 颯が倒す
81〜00 颯の風をかいくぐられる
ゾロ目 仲間を呼ばれる
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 19:48:52.41 ID:h6zm9OnA0
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 19:48:58.67 ID:xe1ehS7YO
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 19:50:08.57 ID:bAT0tng4O
エッチな怪物を出して魔法少女がなるべく負けるような行動を取ればいいのね
72 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/21(火) 20:38:05.11 ID:EYPuOefao
耳の怪物「アアアアアアアァァァァアアアアアアア!!!」


怪物が今までで最も大きな音を鳴らす。

大気がビリビリと震えるかのような音量。

だが、颯は涼しげに笑った。


颯「私は風……空気を操れる魔法少女だ。そんな音じゃ、私の風は超えられないよ!」


魔力を帯びた緑色の突風が吹く。

怪物の放った空気の振動は、魔法少女の風によって減衰させられた。

己の不利を悟ったのか、怪物が跳び去ろうとする。

しかし。


颯「逃がすわけないでしょ!」


颯の手から、風の刃が放たれる。

耳で覆われた醜悪な怪物が、真っ二つに引き裂かれた。

どろりとした黒い血を溢れさせながら、二つに分かれた肉塊が崩れ落ちた。
73 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/21(火) 20:40:25.48 ID:EYPuOefao
愛「ちょっ!? ヴェントゥスやりすぎ!」


愛が浄化の光を放つ。

二つの肉塊は解けて交わり、ロックミュージシャン風の青年の姿になった。


颯「ごめんごめん。でもアモルなら、よっぽどの状態じゃなければ元の姿に戻せるでしょ?」

颯「相手が強くなればこっちも手加減なんかできないし、欲種に飲まれた人を救うにはこれが一番いいんだって」

愛「そうだけど……でも、きっとすごく、痛いよ」

颯「……アモルは優しすぎ。その優しさで足元を掬われないか、私は不安だよ」

愛「……」

颯「それよりも……大丈夫?」

愛「……うん」

颯「……そう。ならいい」


颯が変身を解くのに合わせて、愛も元の姿に戻る。

すでに疼きは引いてきたものの、まだあの熱の感覚が残っている。

帰ろう、と颯は踵を返した。

何も見ていなかったのか。それとも、見て見ぬふりをしてくれているのか。
74 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/21(火) 20:42:08.76 ID:EYPuOefao
愛(それにしても……また、『あの手』の欲種が……)


欲種は、人の欲望を増幅させる。

支配欲、承認欲、怠惰欲、嗜虐欲、金銭欲……その種類を問わず、負のエネルギーを増徴させる。

理性を持たず、プログラムされた本能のみに従って行動する存在。それが欲種。

そのはずだ。

だが、最近は明らかに、性の欲望を強く持つ欲種が多く現れるようになってきている。

欲種に対抗できる唯一の存在、魔法少女。

その魔法少女の多くが、性欲を司る欲種の餌食になっている。

彼女自身、魔法少女が敗北し、淫欲に溺れていく様を目の当たりにしたことがある。

あの時の彼女の表情が、今でも脳裏をよぎる。

目に見えないところで大きな何かが起きようとしているんじゃないかと、愛は胸騒ぎを覚えていた。


愛(考えすぎだと、いいんだけど……)


愛の淫欲度判定(現在0/10) 安価↓一桁
1〜3 増加なし
4〜7 +1
8〜0 +2
ゾロ目 +3
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 20:42:41.60 ID:xe1ehS7YO
76 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/21(火) 20:52:45.33 ID:EYPuOefao
【安価結果】
愛の淫欲度
0/10 → 2/10


淫欲度が高くなるほど、魔法少女は快感に弱くなります。

淫欲度が10を超えてもゲームオーバーにはなりませんが、快感に非常に弱くなります。


また、戦闘に参加し勝利した魔法少女は、敵の強さや活躍度合いにより強くなることができます。

あくまで参考程度ですが……



現在のまとめ

【名前】桃原 愛(ももはら あい)
【変身名】イノセント・アモル
【魔法】回復魔法、障壁魔法、浄化魔法
【性格】おっとり系。少しドジだが優しく包み込む母性を持つ
【学年】高校3年
【容姿】緩いウェーブのかかったロング。巨乳
【強さ】魔法少女中級者Lv1
【特性】精神力特化
【淫欲度】2/10


【名前】青島 雫(あおしま しずく)
【変身名】イノセント・アクア
【魔法】水を操る魔法
【性格】文武両道才色兼備のお嬢様。近寄りがたい雰囲気があるが根は普通の子
【学年】高校2年
【容姿】絹のような美しい長髪。背が高く均整のとれたプロポーション
【強さ】魔法少女初級者Lv1
【特性】魔法特化
【淫欲度】0/10


【名前】緑川 颯(みどりかわ はやて)
【変身名】イノセント・ヴェントゥス
【魔法】風を操る魔法
【性格】しっかりした頼れる先輩。人前では弱みを見せず無理をすることも
【学年】高校3年
【容姿】髪型は短め。雫よりも背が高く胸も大きい
【強さ】魔法少女初級者Lv2
【特性】防御特化
【淫欲度】0/10
77 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/21(火) 20:54:15.98 ID:EYPuOefao
発生イベント安価

次のイベントは? (内容は別途安価を指定します)↓1
1.戦闘イベント(怪人・怪物が現れた場所へ向かいます)
2.日常イベント(日常のイベントを描写します。日常でも怪人や普通の人間とのエロイベントはありです)

誰視点で始める? ↓2
1.愛
2.雫
3.颯
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 20:57:49.03 ID:XKRV8yfX0
2
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 20:59:45.55 ID:xe1ehS7YO
1
80 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/21(火) 21:10:01.72 ID:EYPuOefao
【日常イベント 愛視点】


発生イベントの内容について ↓1〜3でコンマ最大

・エロイベントでもそうでなくても可
・他の魔法少女たちも出してOKです
・欲種絡みのイベントの場合は、いきなり戦闘から始まるような内容は不可
・情報が少なくてもいいです
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 21:10:49.93 ID:xe1ehS7YO
愛になつく小さい仔犬みたいな欲種に遭遇
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 21:11:12.25 ID:8itM0o7+O
授業風景
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 21:11:30.48 ID:YghOZTQa0
お昼ご飯に3人で
84 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/21(火) 21:33:34.57 ID:EYPuOefao
【安価結果】
愛になつく小さい仔犬みたいな欲種に遭遇


愛(……いる。ついてきてる)


今日は一人で下校中だった。

下校途中で買ったミルクレープを食べながら、雫ちゃんに見られたら怒られちゃうな、などと平和なことを考えながら歩いていたのに。

すぐ近くに、欲種がいる。

振り向けば目と目が合うほどの距離だろう。

ここまで近づかれて気付けなかったことに冷たい汗が背筋を流れた。

だが、よくよく集中してみると、ただ気付けないほどに弱い反応なだけなのだった。


愛(それに、敵意のようなものを感じない。さっきから、距離も縮まっていないようだし……)


このまま、家まで連れて帰るわけにもいかない。

首元からペンダントを取り出し、意を決して振り向いた。


愛「フォームチェ――」

仔犬欲種「くぅーん……」

愛「え、あ……?」

愛(か、かわいい!?)


変身することも忘れ、足元の欲種を見やる。

間違いなく、欲種だ。額から、欲種の根が伸びて小さな角のようになっている。

だが、それすらも可愛い。非常に愛くるしい。母性本能をくすぐられる。可愛がりたい。
85 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/21(火) 21:36:48.54 ID:EYPuOefao
愛を見上げるウルウルとした瞳から、目が離せない。


仔犬欲種「くぅーん……」

愛「……」


愛はその場にそっとしゃがみ込んだ。

仔犬の欲種が飛び掛ってくるようなことはない。

愛はおそるおそる、手を差し出してみた。

もう片方の手にペンダントを握り締める。いつでも変身できるような状態にしておくためだ。

だが、それでも、愛の行動は迂闊と言わざるを得なかった。

欲種のほうも、おそるおそる愛の手に鼻を近づけた。

ひくひくと、小さく黒い鼻を動かす。そして、ざらざらとした小さな舌で指先を舐めた。


愛「はわぁぁ、かわいいよぉ〜♡」


すっかり弛みきった表情を浮かべる愛。

そのまま、普通の仔犬に接するように頭を撫でる。

欲種は、嬉しそうに小さな尻尾を振った。


愛(動物に欲種が取り付くことってあるのかな。聞いたことないけど……)

愛「……」



愛はどうする? ↓2
1.それでも欲種は欲種。きっちり浄化する
2.その場は見逃す。
3.つい家に連れて帰ってしまう
4.その他行動指定
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 21:37:00.72 ID:YghOZTQa0
次第に成長して強敵になる奴だこれ
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 21:37:07.55 ID:6vlNn3kZO
3
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 21:41:33.00 ID:ZgwcMWYIo
バター犬からの獣姦ですね
89 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/21(火) 21:52:48.64 ID:EYPuOefao
愛「ただいまー」


いつものように帰宅する愛。そのまま、二階の自室に向かう。

扉を閉めて、鍵をかける。

そして、ベッドの上に優しくスクールバッグを下ろし、ジッパーを開けた。


仔犬欲種「くぅー、わんっ!」

愛「こら、しー! 大きな声出しちゃダメ!」


ひょこっと顔を出した仔犬型の欲種が、力いっぱい尻尾を振る。

頭を撫でてやりながら愛は、


愛(連れて帰ってきちゃった……うち、ペット禁止なんだけどな……)


などと的外れなことを考えていた。

それどころではない。小型とはいえ欲種を家に連れて帰るなど、颯が知ろうものなら雷が落ちるだろう。


愛(でも、欲種を放ったままにはできないし、かと言って、浄化してしまうのも……)
90 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/21(火) 21:53:57.62 ID:EYPuOefao
欲種の頭を撫でながら思案する。

愛は、欲種をも救いたいと考える魔法少女だった。

欲望のままに暴れる怪人たちは、他の人に危害が加わるし、それに、怪人になってしまった人たちも、それを望んでいないはずだ。

しかし、目の前にいる欲種からは、敵意も感じなければ、欲種特有の激しい情動も感じられない。


愛(この欲種が、宿主のどんな欲望を食べてるのかは知らないけど……欲望だって、悪いものだけじゃないはず)

愛(誰かを助けたいって思いも、見方によっては欲望とも言えるしね)

愛(それに、人間と違って動物の欲望は単純だから、欲種も成長しづらいのかも)


都合のいい妄想だと、鼻で笑われてしまうかもしれない。

しかし、目の前の無垢な存在を、私は信じたい。愛はそう考えていた。

仔犬欲種の喉をゆびでわしゃわしゃと撫でる。


愛「欲種って、何を食べるのかな?」

仔犬欲種「わんっ!」


その夜…… ↓2
1.何も起きなかった
2.イベント発生(仔犬欲種関連。その内容も)
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 21:54:10.03 ID:YghOZTQa0
1
まだはやい
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 21:54:48.78 ID:tvbK1/PZO
2 小さな天使の翼みたいなのが映える
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 21:56:09.21 ID:nOxxiSQZo
1
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 21:56:45.06 ID:8SfGFZchO
覚醒して味方になるパターンもありそう。もっともこの板でそんな展開を期待しても……だけど
95 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/21(火) 22:04:26.61 ID:EYPuOefao
その夜。

お気に入りの恋愛小説を読んでいたとき、愛はふと異変に気付いた。


愛「ユニちゃん、それ、翼……」

仔犬欲種「わんっ!」


ユニちゃん、というのは愛が欲種につけた名前だった。

額から伸びた角が、まるでユニコーンのようだと思ったからだ。

気が付いたときには、ユニの背から、まさにユニコーンのように翼が生えていたのだ。

純白の翼。羽根は雲を思わせるようにふわふわで、とても軽かった。

まるで天使みたいだ。愛はそう思った。


愛(それに心なしか、気配も強くなってるような……)

愛「……」


愛はどうする? ↓コンマ一桁
1〜3 不安になり、浄化する
4〜7 気にはなるものの、とりあえず様子見
8〜0 親バカのようにはしゃぐ
ゾロ目 陶酔するように心奪われる
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 22:04:36.73 ID:8SfGFZchO
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 22:05:42.87 ID:omBe8VcVO
これは待たずに夜中行動起こさせれば良かったパターンだったか
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 22:07:07.90 ID:QoZjIp4+O
まあ一応は日常パートだったっぽいしこれくらいでよかったかも

安価来てたらした
99 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/21(火) 22:15:29.92 ID:EYPuOefao
愛「っ……」ゾクッ


急に、悪寒が愛を襲った。

いくら可愛く、弱いからといって、欲種を家に上げてしまうなんて。


愛「……ごめんね、ユニちゃん」


愛が魔法少女に変身する。

途端に、欲種は震えだした。

怯えたように震えながら、小さく鳴き声を漏らす。


仔犬欲種「くぅーん……」

愛「……欲に囚われた魂よ、聖なる光に導かれ、今解き放たれよ」


光が欲種と包む。

今まででもっともあっけなく、欲種の浄化が終わった。

そこには、額には何も生えていない、普通の犬が眠っていた。

愛は悲しそうに目を伏せた後、自身の頬を両手で思いっきり叩いた。

パァン! と小気味いい音が響く。


颯『……アモルは優しすぎ。その優しさで足元を掬われないか、私は不安だよ』

愛(ダメだ、私……こんなんじゃ、私だけじゃなくて大切な人まで巻き込んじゃう)

愛「よし! 頑張るぞ!」


後日、仔犬はクラスメイトの家に引き取られていった。

母親には、仔犬を家に連れ込んだことがバレてしこたま怒られた。
100 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/21(火) 22:16:01.06 ID:EYPuOefao
発生イベント安価

次のイベントは? (内容は別途安価を指定します)↓1
1.戦闘イベント(怪人・怪物が現れた場所へ向かいます)
2.日常イベント(日常のイベントを描写します。日常でも怪人や普通の人間とのエロイベントはありです)

誰視点で始める? ↓2
1.愛
2.雫
3.颯
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 22:16:15.08 ID:YghOZTQa0
1
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 22:16:24.92 ID:QoZjIp4+O
3
103 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/21(火) 22:18:05.82 ID:EYPuOefao
【戦闘イベント 颯視点】


現れる怪人・怪物の特徴や出現場所の状態など ↓1〜3コンマ最大
(外見・欲望の種類・戦闘スタイル・能力・その他。設定は少なくてもOK)

また、採用レスのコンマ一桁で敵の強さ判定(参考用)
1〜3 雑魚
4〜7 下級の欲種
8〜0 中級の欲種
ゾロ目 上級の欲種
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 22:20:30.87 ID:QoZjIp4+O
外見 金色に光り輝く女神像、瞳は不気味なほど赤く輝く
欲望 救済
戦闘スタイル 困っているものを癒す
能力 人を助ける不思議な力を持つが行使する度にその性質は歪んだものへと変わっていく。行使する度に人を助けたい欲も強くなっていくのでたちが悪い
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 22:21:40.88 ID:YghOZTQa0
外見 バナナ
欲望 エロ
戦闘スタイル あそこめがけて突っ込んでいく(貫通能力)
能力 エロの塊
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 22:22:44.01 ID:grGGsStTO
愛が浄化した仔犬が性格等が反転して蘇ったもの
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 22:23:45.26 ID:YghOZTQa0
初の上級がこんなのですまない…
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 22:24:40.93 ID:EEVYkSXH0
ひどいww
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 22:25:46.91 ID:rqL1LlV/O
シンプルイズベストな強さ
110 : ◆2dRJhyIa6hZN [sage]:2018/08/21(火) 22:26:32.19 ID:EYPuOefao
>>105(上級)で決定

今日はここまで
淫欲度が上がれば、戦闘イベントや日常イベントでえっちな行動を選択できるようになります
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/21(火) 22:41:40.32 ID:kXNJusslo
ひどい見た目内容な奴に魔法少女が負けるわけ無いだろぉ!
112 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/22(水) 08:29:47.68 ID:jORcTbwOO
颯(んー、今日も走ったなぁ)


程よい疲労感に包まれながら、颯は一人で下校していた。

陸上部のジャージを羽織ったまま街中を歩く。

颯は、走るのが好きだった。

全力で駆けると、全身で風を感じることができる。


颯(にしても、今日はなんだかやけに暑いな)


ハタハタと手で顔を仰いでみる。

最近は少し涼しくなってきたと思っていたのだが。

じんわりと汗が浮かぶ。頬が上気し、吐息に熱が混じる。

ジャージの中が暑苦しくてたまらない。このまま全てを脱ぎ捨てたいという衝動にかられる。


颯(なんだ、これ……ただ暑いっていうより、まるで……)


異変に気付き始めた颯だが、もう遅い。

既にそこは、敵のテリトリーだった。
113 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/22(水) 08:31:49.93 ID:jORcTbwOO
颯「な、んっ……!?」ゾクッ!


突如、今までに感じたことのないプレッシャーを感じる。

直接殺気を向けられたわけでもないのに、魂が削られ、押し潰されそうだと感じるほどの威圧感。

気が付けば、そこはもう、彼女たちが普段過ごしている世界ではなくなっていた。

空間の、世界の質が異なることを、颯は本能で感じ取っていた。


颯(愛から聞いたことがある。上位の欲種は、現実と切り離された異空間を作ることができるんだって)


厄介なことになった。ここまでの欲種と遭遇するのは初めてだ。

ましてや、今は一人。

他の二人もこの異空間に閉じ込められているのか。

外にいた場合、いつ助けに来てくれるのか。そもそも、この異常の発生に気付くことができるのか?

考えるよりも先に、颯――イノセント・ヴェントゥスは駆け出していた。


颯(私は、魔法少女だ)

颯「なら、じっとしてるわけにはいかないよな!」
114 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/22(水) 08:33:51.47 ID:jORcTbwOO
その場に駆けつけてまず目に入ったのは、見上げるほどに巨大な樹木だった。

ここまで大きな欲種は見たことがない。

樹木の天辺には、大きな葉が多方向に広がるように生えており、日差しを遮っていた。

また、黄色い棒状の実――バナナのような実が、何房も実っていた。

次に目に入ってきたのは、樹木の下に大量に倒れている女性たちの姿だった。

服を引き裂かれ、白濁液にまみれている。

意識はあるようだが、皆虚ろな目から涙を流していた。

颯の怒りが漏れ出すかのように、颯の周りで小さく風が爆ぜる。


颯「テメェ……!」ギロッ!

バナナ欲種「……」


こちらに気付いているのか、そもそも意思なんてものがあるのか。

大きな葉が風に揺れて、ザワザワと音を立てるだけだった。


颯はどうする? ↓2
1.人命救助と時間稼ぎに専念する。
2.軽めの攻撃で相手の出方を見る
3.ありったけの魔力を込めた最大の一撃を放つ
4.その他行動指定
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 08:55:43.25 ID:dBTH8X8cO
1
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 08:56:23.45 ID:S3G1xBtiO
2
117 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/22(水) 19:38:03.81 ID:azRVehcFO
欲種の周りは、先ほどいた場所よりもさらに暑さが増している気がする。

いかにも南国にいそうな見た目してるしな、と颯は一人納得する。

火照る身体を冷ますように、颯は身体の周りに風を吹かせた。

緑色のショートヘアと、短めのフリルスカートがはためく。


颯(確かにでかいし、威圧感もすごい……でも、思ってたよりはヤバそうには見えないな)

颯(何をしてくるのかまったく想像がつかない……まずは出方を見る!)


風が吹き荒れた直後、既にそこから颯の姿は消えていた。

風に乗り、欲種の周りを大きく旋回するように駆ける。


颯「はぁ!」


駆けながら、風を圧縮した砲弾を複数飛ばす。

一つ一つの威力は高くはないが、数と速度でかわしづらい攻撃だ。

欲種は回避するそぶりも見せず、颯が放った弾を全て被弾した。

押さえ込まれていた風が炸裂し、欲種の幹の皮を引き剥がす。

パァン!という乾いた音が響く。


颯(なんだこいつ、動けないのか? それとも何かの罠?)


まさか、かわすほどでもないと思われているわけじゃないだろうな。

高速で移動し続けながら、颯は訝しむ。

ざわつく風に、欲種に実る果実が揺れた。


欲種はどうでる? ↓1コンマ一桁
1〜3 何もせず
4〜6 バナナの皮が剥ける
7〜0 バナナが発射される
ゾロ目 バナナが人型になる
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 19:39:15.20 ID:Eb7tsxOcO
えい
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 19:42:00.23 ID:5RxSmDYz0
このバナナ容赦ないな
120 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/22(水) 19:58:46.66 ID:azRVehcFO
【判定結果】
0 バナナが発射される


命中判定 ↓1
※防御特化の特性により回避できる可能性が上がっています
1〜3 かろうじて回避
4〜7 直撃し貫通
8〜0 直撃し貫通、絶頂
ゾロ目 上の穴と後ろの穴にも貫通、絶頂
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 19:59:11.13 ID:5QyiK30go
ばなーな
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 20:31:46.84 ID:NByQLQDvo
運がいいヤツめ
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 20:37:36.93 ID:y9F19Vwn0
なんだまーんから文字通り子宮貫通で18Gは行かないのか
124 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/22(水) 20:43:30.85 ID:NPTqvXha0
ブチ、と。

たくさん実っているバナナのうちの一本が、なんの前触れもなく千切れて落ちた。

なんの意思も感じない、ただ時が来てそうなっただけの、自然現象に見えた。


颯「は?」


バナナがすぐそこまで迫っていた。

常人では残像しか捉えられない颯に向かって、まっすぐに伸びてきている。


颯「うおおおぉぉ!!」


自らが作った風の壁にぶつかることで、強制的に方向転換する。

無理な方向に力が加わったことで、身体がミシミシと悲鳴をあげた。

とはいえ、通常の人間なら体がバラバラにちぎれ飛ぶほどの衝撃が加わっているのだ。

イノセント・ヴェントゥスのタフさと、類い稀な反射神経があったからこそできた芸当だった。

バナナは、颯の下腹部スレスレを通り過ぎ、ビルの壁にぶつかってぐちゃりと潰れた。

黄色く分厚い皮が裂け、白濁色の実がドロドロと壁を伝い落ちた。
125 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/22(水) 20:45:34.51 ID:NPTqvXha0
颯は、欲種を見据えながらも、欲種から真っ直ぐに距離を取る。


颯(い、今のはヤバいって! 避けられたのは半分まぐれみたいなもんだし、何度もできることじゃない!)


さっきのバナナは明らかに、正確に颯の秘所を目掛けて飛んできた。

魔法少女のコスチュームは非常に頑丈で、そう簡単に破られることはない。

しかし、直撃した時のことを考えると、ゾッとしてしまう。

股間にバナナを突っ込まれる。

文字だけで見るとバカらしいかもしれないが、彼女からすれば恐怖以外の何物でもなかった。

恐怖と痛み、そしてまとわりつくような暑さによって、颯の呼吸が荒くなる。


颯(どうする、どう戦う!? いや、それとも、ここは一度退くべきなのか……?)


颯の行動指定 安価↓2
1.一度撤退する
2.倒れている人たちを避難させてから撤退する
3.実ったバナナを全て撃ち墜とそうとする
4.ありったけの魔力を込めた最大の一撃を放つ
5.その他行動指定
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 20:46:57.73 ID:LVj3Rvd1O
3
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 20:47:28.58 ID:dgcHAxE2O
3
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 20:57:57.29 ID:9gZCCOOrO
魔法少女が逃げるのはいかんやろー(棒)
129 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/22(水) 21:21:07.75 ID:NPTqvXhao
颯(いや……退くのはダメだ。今ここであいつを倒せるとしたら、それは私しかいないんだ)

颯(私が逃げたら、誰があいつを止める? あいつに襲われた人たちを、誰が助ける?)

颯「私は、魔法少女なんだ……この力は、あいつらを倒すための力だろ!」


欲種から遠ざかっていた動きを止める。

足で地面を力強く蹴って、再び欲種の元へ駆け出した。

三人の魔法少女の中で、力あるものの責務というものを、最も重く受け止めているのが颯だった。

それが、彼女の強さでもあるし、彼女の弱さであるとも言えた。

だが、それがどちらの結果に転ぶのかなんて、結果論にしか過ぎない。


颯(距離が離れていれば、それだけさっきの攻撃もかわしやすくなるはずだ。でも当然、離れていればこっちの攻撃の威力が落ちる)

颯(虎穴に入らずんばなんとやらだ! あのふざけた変態バナナを全部刈り取ってやる!)


走りながら風の刃を飛ばす。

樹木の欲種は、相変わらずどっしりと構えたままだ。

バナナの房の部分に刃があたり、数本まるごと地面に落ちる。


颯(よし! これを続ければ、少なくともあのバナナでの攻撃手段は潰せる!)

颯(……はず、だよね?)


一抹の不安を覚えながらも、颯は風の刃を飛ばし続けた。



そして、どうなる? ↓1 コンマ一桁
1〜3 落ちたバナナが熟し、芳醇な香りがあたりを包む
4〜6 バナナが落ちきる前に、バナナを一斉に発射しだす
7〜0 バナナが落ちきったあと、新しいバナナが実る
ゾロ目 落ちたバナナから芽が生えだす
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 21:22:31.06 ID:5QyiK30go
ばなーなーなーなー
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 21:34:33.34 ID:MAmykdLnO
低コンマでも厄介そうな能力っぽくて草
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 21:39:32.30 ID:V/CWSVGiO
少コンマ 媚香?
中コンマ タイミングが狂う
大コンマ 弾切れが起きない
ゾロ目 増えるバナナ
ってとこか
133 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/22(水) 21:48:35.20 ID:NPTqvXhao
次々と、バナナの房を撃ち堕としていく。

ボト、ボト、と房が落ちるたび重たい音がする。


颯(何もしてこないなら好都合……! このまま、全部落としてやる!)

バナナ欲種「……」グラグラ!

颯「!?」


突如、欲種が大きく横に揺れだした。

大樹がしなり、大きな葉同士が擦れて、ガサガサと音がする。

初めてみせる本体の能動的な動きに、颯は一気に緊張を高めた。


颯(来る……!)

颯「うおおおおおおぉぉぉぉ!!!」


何かを視認するよりも早く、大量の風の刃を前方に飛ばす。

一つ一つに全霊の魔力を混め、風を濃縮し、刃を研ぎ澄ませる。

次の瞬間には、目の前で大量の果実が破裂していた。

まるでマシンガンのようだった。ボババババババ! と絶え間ない炸裂音が響く。

目前が、白濁色と若緑色のマーブル模様で覆われる。

全身が軋むように痛む。筋肉に無理な負荷をかければ痛めてしまうのと同様に、魔力の使用にも限界がある。

喉から声を絞り出すことで、気力を高める。

少しでも魔力が乱れ、刃のキレが落ちれば、欲種の果実に身を貫かれることになる。


颯「うおおおおおおおおォォォォオオオオ!!」


そして…… 安価↓ コンマ一桁
1〜2 全てを撃ち落としきる
3〜7 全身をバナナに打たれ、マンコも貫かれる
8〜0 連続してマンコに挿入され続ける
ゾロ目 助けが入る
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 21:49:28.30 ID:nC4oXsEI0
うおおおお(ズブう
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 21:49:30.31 ID:SYQgQ3A9o
どらぁ
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 21:51:10.52 ID:5QyiK30go
強バナナさんさすが
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 21:52:25.03 ID:dgcHAxE2O
上級モンスは格が違いましたね……
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 21:52:50.07 ID:JVUi830rO
流石バナナさんだぜ
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 22:22:02.73 ID:oBRvkIHZO
↓1〜3の二桁判定で最高コンマ出した上でゾロ目じゃなきゃ出ない敵だしね
140 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/22(水) 22:42:42.26 ID:NPTqvXhao
命を燃料に火を灯すかのような、極限状態での魔法の行使。

そんなものが、いつまでも続けられるはずもない。

ほんの一瞬、刃の密度が薄くなる空間ができた。

唐突に、終わりは訪れた。


颯「んぐううウゥゥ!?」


ついに、颯はその身を貫かれた。

強固な防御力を誇るはずの魔法少女のショーツも、いとも容易く突き破られてしまった。

割れ目を無理やりこじ開けられた痛みに、颯は悲痛な叫び声を上げた。

痛みによって集中が途切れ、無数の刃が風に溶けて消える。

散弾銃のように迫る果実を交わす術を、もはや颯は持っていなかった。

第二撃が、颯の肉体に着弾する。

二本目も寸分違わずに、吸い込まれるように颯の秘所に挿入された。


颯「んぐううううぅぅううっ!?♡」


元々挿入されていたバナナは、颯の膣内でぐちゃりと潰れた。

やわらかくどろどろとした感触が、子宮口の近くに押し付けられるのが分かる。

三本目も、四本目も、容赦なく颯の肉壷に突き挿れられていく。

前のバナナは潰され、どんどん奥を満たしていった。

挿入されたときのズンとした衝撃と、奥を押し広げるぐちゃぐちゃとしたものの圧迫感とで、颯の視界は白と黒に点滅する。


颯「でゃめえっ! らめろっ!♡ むり、こ、こんにゃのっ、おがひぃ!♡」


覚悟を決めた頼れる戦士としての表情はもはや見る影もなかった。

理解を超えた衝撃に、身動きをとることもできない。

着弾の衝撃に否応もなく汚い喘ぎ声が漏れ、口はだらしなく開き、瞳は上を向いていた。
141 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/22(水) 22:46:14.57 ID:NPTqvXhao
そんな彼女の様子などお構いなしに、果実の着弾は続く。


颯「おっ、お゛お゛っ!♡ もう、ひゃめ…んお! む、むり、おなか、しゃけりゅ…!♡」


そのうちに、颯のおなかが妊婦のように大きくなっていった。

コスチュームがめくれ上がり、張りのいいおなかとへそが露になる。

はち切れそうな痛みに、けれども、颯は快感を感じていた。

欲種の果実で膣内を満たされるのが、最高にキモチいい。まるで、膣内を支配されているかのようだった。

挿入のたびにもたらされる衝撃を、まるでピストンを受け入れているかのように錯覚する。

最奥への刺激に、下から突き上げられるように身体をビクビクと震わせる。

もはや、ソレを待ち望んでいるかのようだった。膝が震える状態で懸命にがに股を開き、果実を甘んじて受け入れている。


颯「おひょおおぉ!!♡」


ようやく、最後の一本がぶち込まれる。

普段の彼女とは別人と思えるほどに、颯は弛みきった雌犬の表情を浮かべていた。
142 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/22(水) 22:47:50.29 ID:NPTqvXhao
颯(や、やっと……終わった……ん、んぎゅうっ!?)


常人なら、とっくに破裂して死亡している。

ぱんぱんに膨れ上がったお腹は、すでに限界を迎えていた。


颯(いやだ…いやぁ……で、でも、もう、無理……!)

颯「ん、でりゅ、でりゅううううぅぅぅぅ!!♡」ビクンビクン!


膣口から、大量の白濁液が噴き出した。

まるで決壊したダムのように、溢れ出す勢いは止まらなかった。

勢いよく排泄する快楽に、颯は小刻みな絶頂を繰り返した。


颯「んほ、おほぉお!」

颯(イっちゃった……どろどろバナナをおまんこから噴き出して、イっちゃった……♡)


ガクガクの膝が限界を向かえ、颯はついに崩れ堕ちてしまう。

涙で掠れる目で、欲種のほうを見やる。

大樹の欲種は、何も変わらず、ただそこにそびえ立っていた。


颯「はぁ、はぁ……ダメだ、立たないと……また、ヤられちゃう……♡」


すべてを吐き出し、解放的になった膣内が、もの寂しさにじくじくと疼いた。

座り込んだまま、颯はただ、潤んだ瞳で欲種を見つめ続けた。



そして…… 安価↓コンマ一桁
奇数 直後に助け出される
偶数 助けが訪れたときには、すでにもう……
ゾロ目 愛たちが、颯を見つけることはなかった
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 22:48:00.87 ID:WbsUXnDlO
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 22:49:17.77 ID:WbsUXnDlO
被害者が増えるだけかそれとも
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 22:52:31.62 ID:4OrqQAy4O
ここにも現れたか、妖怪いちたりない
146 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/22(水) 23:02:05.01 ID:NPTqvXhao
愛「しっかりして! 颯ちゃん!!」

颯「……!」

雫「このッ!!」


水の刃が大樹の欲種に直撃する。

大樹に、大きな切り傷が刻まれた。

しかし、欲種はやはり微動だにせず、葉をざわざわと揺らすだけだった。


愛「負けないで、ヴェントゥス! 気をしっかり持って!」

颯「ア、モル……」


愛の治癒の光が、颯の体を優しく包み込んだ。

『愛』に包まれているかのような、暖かく、優しい感触。

颯は目を瞑り、意識を落とした。
147 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/22(水) 23:04:16.62 ID:NPTqvXhao
バナナ欲種「……」ザワザワ…

雫「……!?」


突如、欲種が消えた。

先ほどまで辺りを包んでいた異様な熱気も、欲種の威圧感も消え去っている。

辺りはすっかり夜だった。元の世界に戻ってこれたのだ。


雫(逃げた? なんで……私たちを、警戒して……?)

雫「あ、愛先輩! 颯先輩は!?」

愛「……大丈夫みたい」

雫「よ、よかったぁ……」

愛「……」


意識を失い、変身が解けた颯の頭を、愛は優しくなでた。

体の方は大丈夫だ。愛の治癒魔法で、傷も疲れも癒せるだろう。

だが、心は……。


愛(一人で、あんな上位の欲種相手に……)

愛(ごめんね、颯ちゃん……ごめん……!)


颯の力ない手を、ぎゅっと握り締める。

雫に気付かれぬように顔を伏せ、愛は唇を噛み締めた。



颯の淫欲度判定 安価↓1 コンマ一桁
奇数 +6
偶数 +8
ゾロ目 +10
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 23:04:47.95 ID:WbsUXnDlO
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 23:05:20.60 ID:5RxSmDYz0
このバナナ兄貴は大幹部とかだろ絶対
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 23:07:07.21 ID:nC4oXsEI0
きゅうりとか茄子とかゴーヤとかダイコンとかもいるんだろうか
151 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/22(水) 23:08:45.99 ID:NPTqvXhao
【判定結果】
颯の淫欲度
0/10 → 6/10
また、しばらくの間、颯が中出し中毒となります。
そして、上級欲種との戦闘を経て、颯が成長します。
(あくまでフレーバー程度)


現在のまとめ

【名前】桃原 愛(ももはら あい)
【変身名】イノセント・アモル
【魔法】回復魔法、障壁魔法、浄化魔法
【性格】おっとり系。少しドジだが優しく包み込む母性を持つ
【学年】高校3年
【容姿】緩いウェーブのかかったロング。巨乳
【強さ】魔法少女中級者Lv1
【特性】精神力特化
【淫欲度】2/10


【名前】青島 雫(あおしま しずく)
【変身名】イノセント・アクア
【魔法】水を操る魔法
【性格】文武両道才色兼備のお嬢様。近寄りがたい雰囲気があるが根は普通の子
【学年】高校2年
【容姿】絹のような美しい長髪。背が高く均整のとれたプロポーション
【強さ】魔法少女初級者Lv1
【特性】魔法特化
【淫欲度】0/10


【名前】緑川 颯(みどりかわ はやて)
【変身名】イノセント・ヴェントゥス
【魔法】風を操る魔法
【性格】しっかりした頼れる先輩。人前では弱みを見せず無理をすることも
【学年】高校3年
【容姿】髪型は短め。雫よりも背が高く胸も大きい
【強さ】魔法少女初級者Lv5
【特性】防御特化、中出し中毒
【淫欲度】6/10
152 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/22(水) 23:09:19.22 ID:NPTqvXhao
発生イベント安価

次のイベントは? (内容は別途安価を指定します)↓1
1.戦闘イベント(怪人・怪物が現れた場所へ向かいます)
2.日常イベント(日常のイベントを描写します。日常でも怪人や普通の人間とのエロイベントはありです)

誰視点で始める? ↓2
1.愛
2.雫
3.颯
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 23:09:42.08 ID:WbsUXnDlO
1
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 23:09:55.88 ID:QY+RArZvO
2
155 : ◆2dRJhyIa6hZN [saga]:2018/08/22(水) 23:12:12.01 ID:NPTqvXhao
【戦闘イベント 雫視点】


現れる怪人・怪物の特徴や出現場所の状態など ↓1〜3コンマ最大
(外見・欲望の種類・戦闘スタイル・能力・その他。設定は少なくてもOK)

また、採用レスのコンマ一桁で敵の強さ判定(参考用)
1〜3 雑魚
4〜7 下級の欲種
8〜0 中級の欲種
ゾロ目 上級の欲種
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/22(水) 23:12:28.64 ID:CXtAeH5n0
【外見】対峙する魔法少女と同じ
【欲望】魔法少女を消し去りたい
【戦闘スタイル】相手と属性の反転した魔法を使う
【特徴】元魔法使いの成れの果て。魔法少女が必要とされないような平和な世界を、と願ったが怪物化と同時にそれは歪に捻じ曲がった
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