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【ガルパンSS】沙織「名探偵ニシズミ?」
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1 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/20(土) 00:00:06.64 ID:F0u0Ad7/0
みほ「....」
沙織「....」
みほ「....沙織さん」
沙織「....」
みほ「私はあの時、どうすればよかったのかな」
沙織「....」
沙織「....そ」
みほ「ごめんなさい、意地悪な質問でした」
沙織「....」
みほ「今更何を言ったって過去は変えられない」
沙織「....うん」
みほ「どこで道を誤ったんだろう」
沙織「....」
みほ「どうして止められなかったんだろう」
沙織「....」
みほ「あの痛ましい事件を」
2 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/20(土) 00:00:54.60 ID:F0u0Ad7/0
〜一週間前〜
みほ「じゃあみんな、また来週」
沙織「またね〜」
華「それでは」ペコリ
優花里「!」ビシッ
麻子「じゃ」
3 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/20(土) 00:01:42.47 ID:F0u0Ad7/0
テクテク
みほ「はぁ〜今日も疲れた....」ガチャリ
優花里「お帰りなさいませ西住殿」ニコニコ
みほ「優花里さん....」ハァ
みほ「みんなと別れた後こっそり先回りして」
みほ「勝手に鍵をピッキングして部屋に上がるのやめてって言ったでしょ?」
優花里「お風呂沸いてますよ」
みほ「勝手にお風呂沸かすのもやめて!」
優花里「洗濯物取り込んでおきました」
優花里「明日の制服にはアイロンかけてそこに置いてあります」
優花里「あと郵便受けに手紙が入っていたのでそれも同じところに」
みほ「」
4 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/20(土) 00:02:15.37 ID:F0u0Ad7/0
みほ「さっきまで一緒だったのにどうやったらそんなにできるの....」
優花里「じゃあ私はこれで失礼します!」
優花里「おやすみなさいであります!」
みほ「まだ寝る時間じゃないんだけど....」
カチャ カチャ ガチャリ
みほ「ピッキングで鍵締めないで!」
みほ「はぁ....」ポス
みほ「優花里さんのストーカーっぷりも困っちゃうなぁ....」カサ
みほ「?」
みほ「優花里さんの言ってた手紙ってこれかな?」
みほ「えーっと....差出人は....書いてない?」
みほ「....」
みほ「なんだろう?」
ビリビリ
みほ「....」ジー
みほ「....これは!?」
5 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/20(土) 00:02:44.41 ID:F0u0Ad7/0
〜翌日〜
みほ「ってことが昨日あってね」
麻子「それがわざわざ休日の朝早くに呼び出した理由と関係あるのか」
華「麻子さんはさっきまで私の背中で寝ていたじゃないですか」
優花里「西住殿のためならたとえ火の中水の中です!」
沙織「....」
沙織「ごめんみぽりん、さっきの話色々聞きたいことが多すぎて本命の話題がどれなのかわからないんだけど」
みほ「最後に出てきた手紙のことなんだけど....」
沙織「(ゆかりんのことじゃないだ)」
みほ「話すより読んでもらった方が早いかな」ガサゴソ
沙織「?」
6 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/20(土) 00:03:10.68 ID:F0u0Ad7/0
麻子「なになに....」
華「『西住ちゃんたちにはさー、普段から迷惑かけてるしこういうの用意しちゃったよー』」
華「『無人島でのバカンスにごしょうたぁ〜い』」
優花里「『かいちょーより』?」
みほ「この手紙と一緒に飛行機のチケットと、ある無人島へのフェリーのチケットが5枚ずつ入ってて....」
沙織「えー!?バカンス!それ本当!?」
沙織「南の島でバカンスだなんてきゃー!ついに私にも夢のか、彼氏がっ!?」
麻子「いや無人島って書いてるだろ」
華「そもそも今ってバカンスの時期でもないような」
優花里「でもなんだか、この捻った感じが会長っぽい気もしますね」
みほ「それはそうなんだけど....」
7 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/20(土) 00:03:36.65 ID:F0u0Ad7/0
みほ「これ、信じて大丈夫なのかな....」
沙織「適当感からみて間違いなく会長からじゃないの?」
みほ「....ちょっと失礼かもしれないんだけど」
みほ「会長さんが素直に私たちの労をねぎらうなんてことあるのかなって....」
華「言われてみれば....」
麻子「そもそも労をねぎらうといっても中途半端な時期だな」
麻子「大きな大会の直後というわけじゃない」
優花里「さすがにこんなに大がかりなことやっておいて罠ってこともないんじゃないですか?」
沙織「そうだよね!チケットだってもう用意してあるんだし!」
みほ「う、うーん....」
みほ「じゃあ一応行ってみる?」
沙織「さんせいさんせーい!」
8 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/20(土) 00:04:08.15 ID:F0u0Ad7/0
華「ではこれから荷造りを済ませたうえでもう一度集合ということで」
みほ「それなら大丈夫」
みほ「優花里さんっ」パチン
優花里「こちらに」ピラーッ
沙織「わわわわたしの下着ぃぃぃ!?!?!?」
華「私の褌も!」
麻子「西住さんも秋山さんを使いこなしてるな」
みほ「じゃあ用意もできたし行こっか」
4人「おー!」
9 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/20(土) 00:04:37.13 ID:F0u0Ad7/0
〜数時間後〜
華「これはフェリーというより....」
麻子「どちらかというと漁船だな」
沙織「バカンスっぽくなーい!」
優花里「まあこの揺れは戦車に通じるものがあって心地よいじゃないですか〜」
みほ「あはは、三半規管は鍛えられるかも」
船長「しかしお嬢ちゃんたちも変わってるねぇ、あんな何もない島に行くなんて」
みほ「そうなんですか?」
船長「そうだねえ、あの島は貸別荘があるくらいで他は広い砂浜くらいしかないから」
船長「夏にそこを借りた客を乗せてくくらいでな」
船長「もうそろそろ冬になろうって時に行く人なんて初めてかもしれないなぁ」
華「(大丈夫なんでしょうか....)」コソコソ
麻子「(不安だ....)」コソコソ
10 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/20(土) 00:05:04.24 ID:F0u0Ad7/0
船長「あんたたち送るのを頼まれた時も『変なチケットを持った5人組が来たら迎えに来てくれ』なんて言うし」
優花里「このチケットオリジナルだったんですね〜」
沙織「なんで無駄に凝ってるだろ....」
船長「なんて言ってたら見えてきたな」
船長「あれがあんたたちの行く『黒髑髏骸骨躯極悪非道煉獄地獄島』だ」
沙織「なんて!?」
麻子「『黒髑髏骸骨躯極悪非道煉獄地獄島』か、初めて聞く名前だ」
華「さすが麻子さん」
沙織「え?なんかとんでもなく殺伐とした名前が聞こえたんだけど!?」
優花里「地名の由来なんて様々ですからね〜」
沙織「そういうので片づけられるレベルを軽く超えてない!?」
みほ「あー楽しみ〜」
沙織「最初は一番乗り気じゃなかったのによく楽しめるねみぽりん!?」
船長「よーし到着」
みほ「ありがとうございました」ペコ
船長「いやいや、お代はもらってるからお安い御用よ」
船長「じゃあ3日後に迎えに来るからな!」
11 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/20(土) 00:05:34.77 ID:F0u0Ad7/0
ブーン
5人「....」
華「会長さん、いませんね」
麻子「ん、何か建物が見えないか」
優花里「あそこにいるんですかね?」
みほ「ここにいてもしょうがないし行ってみよっか」ニコ
沙織「う、うん....」
テクテク
優花里「これが船長さんの言ってた別荘、でしょうか?」
麻子「別荘というか大きなお屋敷だな」
沙織「立派だけど古めかしくてなんか怖いよ〜....」
みほ「会長〜!」ガチャガチャ
華「さすがみほさん、知らない場所でも一切躊躇いがありません!」
優花里「会長〜!!」ピンポンピンポンピンポン
12 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/20(土) 00:06:28.27 ID:F0u0Ad7/0
ガチャリ
杏「おーやっときた」
柚子「みんな遅かったね」
みほ「みなさん、今日は招待してくれて」
桃「主賓を待たせるとはどういうことだお前ら!!!」ガミガミ
みほ「え?」
杏「?」
13 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/20(土) 00:06:56.25 ID:F0u0Ad7/0
みほ「会長さんたちも私たちと同じような手紙をもらいここに来た、ということですか?」
杏「そうなんだよね〜」
杏「最後のところが『あんこうチームより』ってなってたくらいかな違いは」
みほ「....」
みほ「なるほど....」
みほ「つまり私たちは、謎の人物によってこの島に集められたんですね....」
沙織「みみみみぽりんヤバいよ....」
沙織「これ絶対殺人事件が起きるやつだよ....」
麻子「落ち着け沙織」
14 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/20(土) 00:07:25.30 ID:F0u0Ad7/0
優花里「そうですよ!いくら名前が黒髑髏骸骨躯極悪非道煉獄地獄島で」
優花里「本土からかなり離れたところにある無人島で」
優花里「謎の人物から謎のお屋敷に集められ」
優花里「迎えが来るのは3日後で」
優花里「電波がないから助けを呼べないからってそんなわけないじゃないですか!」
沙織「デカ盛りグルメかな?」
華「デ、デカ盛り!?どこですか沙織さん!!!」ダラダラ
沙織「ちょっと華!例え!例えだからよだれ引っ込めて!」フキフキ
柚子「でも、秋山さんの言う通りよね....」
杏「だね〜」
桃「か、かいちょぉぉぉぉ....」
杏「....」
15 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/20(土) 00:07:56.84 ID:F0u0Ad7/0
杏「とりあえず私たちはこのお屋敷で数日間暮らして助けを待つしかない、だよね」
杏「西住ちゃん?」
みほ「それしかありませんね....」
柚子「さっき冷蔵庫を確認したら食料は問題ないどころか1か月分はあったわ」
柚子「もちろん五十鈴さん用に専用の冷蔵庫ももう一つ」
麻子「至れり尽くせりだな」
みほ「そう、ですね....」
16 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/20(土) 00:08:31.10 ID:F0u0Ad7/0
優花里「ご飯美味しかったですね!」
沙織「だって材料が凄かったんだもん!あんなの使ったらそりゃ美味しくなるよ!」
みほ「沙織さんの腕があったからこそだよ?」ニコ
沙織「も、も〜みぽりんったら〜///」
杏「しかし今のところ何も問題ないね〜」
華「見た目は古いように見えましたが、中は隅々まで手入れが行き届いていますし」
華「私たちをもてなしてくれているとしか思えません」
桃「風呂も露天風呂やサウナまであったな!」
柚子「桃ちゃんは湯船に入るとおしっこしちゃうクセは早く治さないとね?」
桃「ごめんよ桃ちゃぁ〜ん....」
17 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/20(土) 00:09:18.08 ID:F0u0Ad7/0
みほ「でも犯人がここまでする理由ってなんなんだろう....」
優花里「案外誰かがサプライズで私たちを驚かせようとしているんじゃないですか?」
麻子「西住さんや会長は交友関係がとても広いし、このおおがかりな仕掛けでも平気でやりそうな人も多いな」
沙織「仮に私たちに危害を加えようって人がいたらこんなまどろっこしいやり方はしないか〜」
杏「まあでも一応、寝る時くらい用心はしとこう」
みほ「そうですね、幸い寝室のドアや窓には鍵が付いてるみたいだし」
みほ「夜間は開けないように、不要不急の外出も控えましょう」
全員「はーい」
18 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/20(土) 00:13:35.22 ID:F0u0Ad7/0
桃「に、西住っ!」
みほ「なんですか?」
桃「トイレはどうするんだ!夜中に1人で行くと、その、危ないかもしれないだろ!」
沙織「(ただ怖いだけなんじゃ....)」
みほ「うーん....確かにそうかもしれません....」
みほ「一応部屋から出るときは、スマホで連絡して隣の人を起こしてから一緒に行ってください」
柚子「桃ちゃん、みんなを起こすのは申し訳ないからその時は私にしてね?」
桃「柚子ちゃぁ〜〜〜ん」ギュッ
19 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/20(土) 00:16:07.81 ID:F0u0Ad7/0
杏「かーしまも大丈夫そうだしそろそろ寝よっか」
柚子「みんな、おやすみ」
華「おやすみなさい」
麻子「眠い」ウトウト
沙織「も〜麻子〜」
優花里「西住殿、布団と枕を懐で温めておきました」サッ
みほ「優花里さん....」ハァ
20 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/20(土) 00:21:00.76 ID:F0u0Ad7/0
〜翌朝〜
キャーーーーーーーー!!!
沙織「んがっ」
沙織「....?」
バタン
優花里「た、武部殿!早く来てください!」グイグイ
沙織「えっ!?」
21 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/20(土) 00:24:17.87 ID:F0u0Ad7/0
部屋のドアは開いていた
私の目の前に広がっていたのは
床に飛び散った透明な液体と
その中心で股間から体液を流しながらぐったりと倒れている
麻子の姿だった
22 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/20(土) 00:25:07.53 ID:F0u0Ad7/0
第一章 事件発生 完
第二章へ続く
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/10/20(土) 23:43:47.12 ID:qGKuN96zo
おつおつ
続き待ってる
24 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/22(月) 04:18:10.16 ID:I/ePjQRj0
※元々Rに投稿するつもりがないまま強制移転されてしまったので今後エロ展開はほぼありません
ご了承ください
25 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/22(月) 06:02:57.28 ID:I/ePjQRj0
沙織「ま、麻子!?」ダッ
みほ「沙織さん、触らないでください!」
沙織「えっ!?」
みほ「こういう時は極力現場の状態を保たなければいけません!」
沙織「で、でも....」
みほ「麻子さんは大丈夫です、気を失っているだけで命に別状はないと思います」
沙織「本当?」
杏「まーここには専門的な医療器具はないし、知識を持った人もいないから一概には言えないけどね」
沙織「そっか....」
華「とにかく、なるべく現場を荒らさないように麻子さんを別の場所へ運びましょう」
沙織「そだね....」
26 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/22(月) 06:03:34.64 ID:I/ePjQRj0
沙織「麻子は?」
柚子「まだ眠っているみたい」
みほ「麻子さんには小山先輩が付いてくれてるから安心して」
沙織「....うん」
みほ「じゃあ私たちは麻子さんの部屋に行こっか」
優花里「....」
優花里「それは....捜査ということですか....?」
みほ「....」
みほ「....」コクリ
みほ「少なくともあと2日はこの島にいなければならない状況で、この件を放置するのは危険だと思います」
27 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/22(月) 06:05:19.35 ID:I/ePjQRj0
桃「その通りだ」
桃「このままでは第二第三の被害者が出てもおかしくない」
華「解決とはいかなくても、少しでも状況を把握しないといけません....」
沙織「麻子にあんなことするなんて....」
沙織「私たちで絶対犯人を見つけないと....!」
28 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/22(月) 06:06:11.86 ID:I/ePjQRj0
〜麻子の部屋〜
みほ「....」
桃「この水たまりはさておき、部屋の中は私たちと特に変わらないな」
優花里「備え付けの家具はどの部屋も同じみたいですし」
優花里「昨日来たばかりなので荷物もそんなにありませんね」
沙織「キャリーバックくらいだねー、まだ中身も入ったままだし」
みほ「....」
みほ「部屋に唯一ある窓の鍵がかかってる....」
一同「?」
29 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/22(月) 06:07:00.14 ID:I/ePjQRj0
みほ「最初に華さんが来たときドアの鍵は?」
華「かかっていました」
杏「どうやって入ったの?」
華「いくら呼びかけても返事がないのでみほさんを呼んで、蹴破ってもらいました」
優花里「さすが西住流です」
みほ「....」
みほ「密室....か」
沙織「密室?それってドラマや映画でよく見るやつだよね?」
みほ「うん、まさか自分たちがそれを体験することになるとは思わなかったけど....」
30 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/22(月) 06:07:34.69 ID:I/ePjQRj0
杏「でもさ、密室殺人....じゃなかった、密室....」
杏「ん?これはなんて言えばいいんだろ?」
優花里「冷泉殿はただ気絶していただけなんですよね?」
優花里「あれ、そういえばなんだか格好がおかしかったような?」
みほ「....」
みほ「みなさん、落ち着いて聞いてください」
全員「....?」
みほ「麻子さんはただ意識を失っていたんじゃありません」
みほ「何者かによって」
みほ「絶頂させられていたんです」
全員「!?!?!?!?!?!??!??!」
沙織「」
31 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/22(月) 06:08:19.81 ID:I/ePjQRj0
沙織「ぜ、絶頂って....///」
沙織「そりゃ最初からおかしいと思ってたよ!?」
沙織「怪我してるとかならまだしも水浸しで床に転がってるだけだったし」
沙織「みんなの雰囲気に流されちゃってたけど!」
みほ「....沙織さん」
みほ「これはただの絶頂事件じゃないの」
沙織「(まず『ただの絶頂事件』がよくわからないとは言えない)」
みほ「この床に麻子さんの体液で書かれた文字を見て」
沙織「?」
沙織「えーっと....」
GF '99
沙織「?」
優花里「こ、これは!?」ビクン
桃「なんてことだ....」ワナワナ
杏「まさかこんなところでお前にかかるとはね....」ガクガク
沙織「ちょっとみんなおいてかないで」
32 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/22(月) 06:09:06.82 ID:I/ePjQRj0
みほ「これは今、日本中を恐怖の渦に巻き込んでいる大犯罪者の犯行声明」
沙織「えぇ....」
みほ「その事件では」
みほ「被害者は必ず、極めて短時間で幾度となく絶頂を繰り返させられた後、体内から排出された多量の水分の影響で脱水症状に陥ってしまう」
みほ「誰にも顔を目撃されず、犯行の方法すら判明していない」
沙織「いや犯行方法は大体見当つくでしょ」
みほ「恐ろしいのはその速さ」
みほ「目にも止まらぬ早業で、被害者は絶頂したことすら気づかないまま意識を失ってしまう」
沙織「人間じゃないよね?」
みほ「わかっているだけでも被害者数は数十人、関連の疑われている事件を含めれば百件をゆうに超えると言われてるの」
みほ「そして犯行現場には、必ず自身の名前を残していく」
沙織「ただのセクハラ野郎なのに自己顕示欲高すぎない!?」
みほ「....」
33 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/22(月) 06:09:37.76 ID:I/ePjQRj0
みほ「その名は」
ゴールドフィーンガー '99
G F
沙織「....」
沙織「それ大丈夫なやつ?」
沙織「どことは言わないけど訴えられたりしない?」
桃「奴が勝手に名乗っている名前だぞ?どうしようもない」
沙織「いやいやいやいや」
沙織「犯行方法からしてGFはまだわかるよ!?」
沙織「でも'99はダメでしょ!」
沙織「確信犯だよ絶対!」
34 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/22(月) 06:10:12.81 ID:I/ePjQRj0
優花里「武部殿どうしたんですか?そんなに燃えているように怒って?」
沙織「それ以上まずいから!」
華「そうですよ沙織さん、この緊急事態に不埒なリズムで胸をギラつかせないでください」
沙織「言いたいだけでしょ華!」
杏「お〜A CHI CHI A CHIだねぇ」
沙織「....」
沙織「つかれた」
みほ「ということなんです」
沙織「まとめが強引」
35 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/22(月) 06:10:41.91 ID:I/ePjQRj0
みほ「つまり」
みほ「私たちは奴によってこの島に集められたターゲット」
みほ「ということになります」
沙織「そんな推理漫画みたいな展開ある?」
沙織「いやそもそもフラグ乱立してたし今更か....」
桃「あぁ....」フラッ
桃「....なんてことだ」
杏「まさかこんなことになるなんてね....」
優花里「私が『罠じゃない』なんて言わなければ....」
華「それを言うなら私だって止める機会はいくらでも....」
みほ「....」
36 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/22(月) 06:14:08.84 ID:I/ePjQRj0
みほ「みなさん落ち着いてください」
みほ「今はとにかく、全員で協力して残り2日間を乗り切ることが大切です」
全員「....」
華「みほさんの言う通りです」
華「今はこれ以上被害が広がらないようにするしかありません!」
みほ「華さん....」
桃「西住!今回も隊長らしくみんなをまとめてくれ!」
みほ「元生徒会広報先輩....」
杏「西住ちゃん、力を合わせて頑張ろう!」
みほ「会長....」
優花里「西住殿ペロペロ」
みほ「....」
沙織「謎の青春群像劇」
37 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/22(月) 06:14:35.93 ID:I/ePjQRj0
〜リビング〜
みほ「みなさん、安全のことを考えて」
みほ「何かルールを考えた方がいいと思います」
優花里「ルールですか....」
杏「とりあえず単独行動は絶対に控えなきゃねー」
柚子「なるべくこの部屋から出ない、出るときは誰かと一緒にかな」
華「幸いベッドも広いので眠るときも2人以上がいいですね」
みほ「そうですね、今出たことは厳守するようにしてください!」
一同「....」コクリ
38 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/22(月) 06:15:05.41 ID:I/ePjQRj0
沙織「そういえばさみぽりん」
みほ「なに?」
沙織「GF'99だっけ?」
沙織「今は麻子が寝てるからアレだけど」
沙織「起きてから聞けばもっと細かいことわかるんじゃない?」
全員「....」
沙織「何この雰囲気!?」
みほ「沙織さん、GF'99に襲われた相手は」
みほ「深刻な脱水症状に陥って三日三晩目が覚めないの」
沙織「それ本当に命に別状ないの!?」
39 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/22(月) 06:15:36.39 ID:I/ePjQRj0
華「『初心者でも安心!サルでもできる点滴セット』が常備してあったので問題ありませんでした」
沙織「呼びつけただけあって用意周到だなGF'99!!!」
みほ「そして被害者は....」
みほ「あまりの絶頂ぶりに記憶がすべて飛び、衣服も弾け飛びます」
沙織「やっぱり人知を超えてる」
みほ「そして目覚めてからも、生半可な絶頂では満足できない体になってしまうんです」
杏「惨すぎる....」
沙織「絶頂に程度ってあるんだ....」
40 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/22(月) 06:16:10.28 ID:I/ePjQRj0
〜夜〜
華「何事もなくこの時間まで来ました....」
杏「さすがにあれだけ集団で行動してたらGF'99も手を出しようがないんだろうね〜」
桃「アッハッハ!私たちを見くびっていたようだな!」
桃「こっちにはなんてったって全国大会優勝を成し遂げた西住がいるんだぞ!!!」ガハハ
桃「お前なんて恐れるに足らずだ!!!!!」ガハハ
沙織「あ、あの桃ちゃん先輩」
桃「桃ちゃんと呼ぶな!」
沙織「あんまりフラグを立てない方がいいと思うんですけど....」
桃「フラグぅ!?お前は何を言っているんだ!」
桃「そんなに弱気だと奴に付け入る隙を与えるぞ!」
沙織「(桃ちゃん先輩の方が隙だらけのような....)」
41 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/22(月) 06:17:48.07 ID:I/ePjQRj0
柚子「ごめんなさいね武部さん」
柚子「桃ちゃん、その、頭の出来がちょっとよろしくないの」
沙織「あ、はい!知ってます!」
柚子「でも桃ちゃんは私が一緒に寝るから心配しないで」ニコ
沙織「はい!」
沙織「(そうだよね!いくらポンコ....アホ....バカ....桃ちゃん先輩でも小山先輩がいるし!)」
桃「なんだか今凄く失礼なことを言われたような気がした」
42 :
◆bL5b7ovQmQ
[saga]:2018/10/22(月) 06:18:20.55 ID:I/ePjQRj0
【柚子寝室組】
柚子「じゃあ桃ちゃん行こっか」ニコ
桃「桃ちゃん言うな!」
【リビング組】
杏「こんなに広いところで寝るってなかなかないよね〜」
優花里「なんだかワクワクしますね!」
みほ「すみません、2人とも付き合わせてしまって....」」
杏「しょうがないよ、冷泉さんと2人で寝かせるわけにはいかないし」
優花里「冷泉殿はまだ目覚めませんから、それでは西住殿が危険です!」
みほ「私は大丈夫なんだけどなあ」
杏「いやいや〜西住ちゃんだってか弱い乙女なんだから用心するに越したことはないって〜」ニヤニヤ
みほ「ありがとうございます」
【華寝室組】
華「それでは私たちも行きましょうか」
沙織「うん!」
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荒巻@中の人 ★
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