【青鬼×???】ひろし「坊主鬼」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/10/21(日) 00:01:32.03 ID:QYucwy230
町外れにある無人の館
そこに坊主のような巨大な頭をした化け物が
出るという噂があった
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/10/21(日) 10:02:54.46 ID:QYucwy230
たけし「お・・おいもう帰ろうぜ・・」

卓郎「なんだよ卓郎ビビッてんのかよ
 もとはと言えばお前が肝試ししようっていったんじゃねぇかよ」

ひろし「まったく馬鹿馬鹿しい
巨大な頭をした坊主の化け物なんているわけないでしょう。」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/10/21(日) 10:03:27.62 ID:QYucwy230
ドコド・・マッホ・・イッキ・・ューパ!

卓郎「ん?おい今何か聞こえなかったか?」

美香「ちょっと!やめてよ卓郎!」

たけし「お・・おいもう帰ろうぜ・・」

卓郎「本当だって!今なんか聞こえた!」

ひろし「・・・・」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/10/21(日) 10:04:13.10 ID:QYucwy230
カゾク・・カエバ・・ク・・トクッ!

卓郎「ほら!やっぱり聞こえた!」

ひろし「私が様子を見てきましょうか?」

たけし「お・・おいもう帰ろうぜ・・」

美香「もういや!こんなとこ!私帰る!」ガチャ!
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/10/21(日) 10:04:49.73 ID:QYucwy230
イッキュー・・!イロ・・マホツカエテッ!

美香「あっあれ!?開かない!鍵が閉まってる!
なにこれ!?四桁のパスワード!?」

卓郎「おいおいマジかよどうやって帰るんだよ!?」

たけし「お・・おいもう帰ろうぜ・・」

ひろし「館のどこかに裏口があるかもしれませんね
探してみましょう・・・・ん?声が近づいてる?」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/10/21(日) 10:05:21.02 ID:QYucwy230
ガチャ!
坊主鬼「イッキューパ!(甲高い声)」

ガヴンッ!!!

突如たけしの後ろにある扉が開き
「ソレ」は現れた
ソイツはたけしの首から上を丸かじりにし
思いっきり引き千切った。
スプリンクラーのように飛び出した血しぶきが
私達三人に降りかかる



「ソレ」は噂どおりに聞いた巨大な頭をした坊主の化け物
だった。
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/10/21(日) 10:06:01.53 ID:QYucwy230
美香「いやあああああああああああ!!」

卓郎「うっうわあああああああああ!!」

私達はそれぞれ別々の方向へ全速力で走り出した。

坊主鬼「ドコドコスマッホデッイッキューパ!
カゾクデツカエバトクットクッ!
イッキューパ!イロイロスマホツカエテッ!
イッキューパ!(甲高い声)」

ひろし「ッ!!」

怪物の唸り声(?)が後方から聞こえる
どうやら
怪物の対象は私に向いてるようだ。
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/10/21(日) 10:06:51.90 ID:QYucwy230
喰われた友人の死を嘆いてる余裕などなかった。

私は生きるために走った。

私は呼吸を荒くし

体中から汗が飛び散った。

なんなんだあの化け物はあんなのみたことない・・・・
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/10/21(日) 10:07:55.81 ID:QYucwy230
私は開いてる部屋に駆け込み
一目散に人が隠れそうなクローゼットへ飛び込んだ。

ひろし「ハァ・・!ハァ・・!」

坊主鬼「イッキューパァ?イッキューパァ?」キョロキョロ

ひろし「ゴクッ・・・・」

クローゼットの隙間からあの化け物が見える

ドックン!ドックン!ドックン!

私は今にも破裂しそうな心臓を必死に押さえた

あの化け物が時々発してる言葉・・・・

イッキューパ?なんのことだ?なにかの暗号だろうか?
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/10/21(日) 10:08:34.85 ID:QYucwy230
ガチャン
化け物は諦めたかのように背を向け
この部屋を出て行った。


ひろし(は・・早くこの館から脱出しなくては・・!)
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/10/21(日) 10:09:29.92 ID:QYucwy230
私は勇気をふりしぼり
隠れてる部屋から出て
音を立てず廊下をゆっくり歩き
先ほど来た玄関へ向かった。
そして廊下のつきあたりに「ソイツ」はいた。
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/10/21(日) 10:10:07.55 ID:QYucwy230
ぐっちゃ・・ぐっちゃ・・ぐっちゃ・・ぐっちゃ・・

ひろし「あ・・あぁぁ・・」


坊主のような巨大な頭をした怪物が
卓郎と美香を犬の餌のように
貪り喰っていた





坊主鬼「サイゴ・・ミツケタ・・」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/10/21(日) 10:10:55.38 ID:QYucwy230
ひろし「うっうわあああああああ!!」ダダッ!!

坊主鬼「!!」

私は大声を出し化け物の真横を全速力で通り抜けた

ひろし(あとは玄関まで走れば・・はっ!?
いや待て!玄関は確か閉まってる!?
でも確か美香さんは・・!!)




〜回想〜
美香「あっあれ!?開かない!鍵が閉まってる!
なにこれ!?四桁のパスワード!?」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/10/21(日) 10:11:34.64 ID:QYucwy230
ひろし(くっ!でも肝心のパスワードが分からない!!出口はすぐそこなのに!!)

坊主鬼「ドコドコスマッホデッイッキューパ!
カゾクデツカエバトクットクッ!
イッキューパ!イロイロスマホツカエテッ!
イッキューパ!(甲高い声)」


あの化け物は楽しそうに私が追い詰められてるのを
嘲笑っている

ひろし(クソッ何がイッキューパだふざけやがって!!
そんなに人を喰うのが楽しいか!化け物め!!
・・・・ん?イッキューパ?
いやまさかあのパスワード・・)
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/10/21(日) 10:12:09.41 ID:QYucwy230
そして私は遂にパスワード付きの玄関前まで来た
ひろし(もうパスワードはこれしかない!!)
ガチャ!!
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/10/21(日) 10:12:42.96 ID:QYucwy230
必死に走ってるうちに町へ出た

化け物は追ってこなかった

あの化け物の正体は何だったのか

私には分からない

卓郎たちは今も行方不明のままだ
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/10/21(日) 10:13:27.24 ID:QYucwy230
あの事件から半年
もうあの館での出来事はすっかり
記憶から消えていた
とある日
私はソファでくつろぎTVをつけたするとそこには
http://youtu.be/r1pKUPcX7WQ

あの化け物が写っていた
終わり
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/10/21(日) 20:03:55.15 ID:QYucwy230
あきた
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