【モバマス】凛「エッチしないと出られない部屋」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/10/26(金) 22:17:55.02 ID:L+MX9kT20
凛「前に話題になった、エッチしないと出られない部屋」

凛「晶葉に頼んでようやく作ってもらったよ」

凛「ふーん、なかなかいい部屋だね。エッチするためだけじゃなく普通に住めそう」キョロキョロ

凛「あとはここにプロデューサーを呼べば……ふふふ……」


まゆ「ちょっと待ってください」

凛「!?」

まゆ「最近こそこそ何をやっているのかと思ったら、こんなものを作ってたんですねぇ」スタスタ

凛「まゆ!? どうしてここが!」

まゆ「こっそり跡をつけたんですよ。凛ちゃんの企みを暴くために」

まゆ「エッチしないと出られない部屋だなんて……脳内がピンク色にもほどがありますよ」

凛「ほっといてよ、まゆには関係ないんだし」

まゆ「大ありです。プロデューサーさんと凛ちゃんをくっつくるわけにはいかないですからね」

まゆ「第一、他のアイドルが何も知らず入っちゃったらどうするんですか」

凛「それを防ぐために、人通りのない346の地下に作ったんだよ」

まゆ「違法じゃないんですか?」
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/26(金) 22:20:07.14 ID:L+MX9kT20
なぜかRの方にスレが立ちましたが
R18ではないです
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/10/26(金) 22:27:33.00 ID:L+MX9kT20
凛「バレなきゃ平気」

まゆ「全く、呆れます。脳内ピンクだけじゃなくブラックにも…」


ウィーン ガチャン


凛・まゆ「え?」

『二人以上ノ入室ヲ確認シマシタ。ゴユックリドウゾ』

凛・まゆ「……」

まゆ「……」

凛「……」

まゆ「……まさか、この部屋……もう機能してるんですか……?」

凛「……」

まゆ「嘘ですよねぇ? ねぇ?」

凛「だ、大丈夫。こんな事もあろうかと」

凛「晶葉からカードキーをもらったんだ。これを入口の機械に差し込めば」スッ

まゆ「ツタヤのカードで開けられるんですか」

凛「!」

凛「……間違って持ってきたみたい……」

まゆ「……」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/26(金) 22:28:36.44 ID:m9XmRYyGo
えっちなスレタイなのにエッチは無いのか
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/10/26(金) 22:35:41.33 ID:L+MX9kT20
凛「だ、大丈夫。スマホで晶葉に連絡すればいいんだよ」

凛「私のは事務所に置いてあるから無理だけど、まゆのスマホで…」

まゆ「事務所で充電中です」

凛「……」

まゆ「……」

凛「どうしよう」

まゆ「誰かー! ここから出してください! 誰かー!」バンバンバン

凛「無駄だよ……さっき言ったでしょ? 人通りのない地下だって」

まゆ「じゃあどうするんですか!? 凛ちゃんのドジで持ってきたポイントカードじゃ開けられないんですよ!」

凛「わ、私だってそういうミスするよ! 人間だもの!」

まゆ「その上スマホという連絡手段も手放してるなんてありえないですし!」

凛「まゆだって手放してるじゃん!」

まゆ「凛ちゃんと違って、まゆのは充電してたから仕方ないんです」

凛「むぐ……!」

凛「っていうかさ、そもそもまゆがここに入って来たのが悪くない?」

まゆ「いいえ。凛ちゃんが部屋を作らなければよかったんですよ」

凛「まゆが悪いよ」

まゆ「凛ちゃんのせいです」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/26(金) 22:38:27.75 ID:L+MX9kT20
>>5 ミスったのでもう一度
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/26(金) 22:39:09.96 ID:L+MX9kT20
凛「だ、大丈夫。スマホで晶葉に連絡すればいいんだよ」

凛「私のは事務所に置いてあるから無理だけど、まゆのスマホで…」

まゆ「事務所で充電中です」

凛「……」

まゆ「……」

凛「どうしよう」

まゆ「誰かー! ここから出してください! 誰かー!」バンバンバン

凛「無駄だよ……さっき言ったでしょ? 人通りのない地下だって」

まゆ「じゃあどうするんですか!? 凛ちゃんのドジで持ってきたツタヤのカードじゃ開けられないんですよ!」

凛「わ、私だってそういうミスするよ! 人間だもの!」

まゆ「その上スマホという連絡手段も手放してるなんてありえないですし!」

凛「まゆだって手放してるじゃん!」

まゆ「凛ちゃんと違って、まゆのは充電してたから仕方ないんです」

凛「むぐ……!」

凛「っていうかさ、そもそもまゆがここに入って来たのが悪くない?」

まゆ「いいえ。凛ちゃんが部屋を作らなければよかったんですよ」

凛「まゆが悪いよ」

まゆ「凛ちゃんのせいです」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/10/26(金) 22:47:41.88 ID:L+MX9kT20
凛「まゆが悪い!」

まゆ「凛ちゃんのせいです!」

凛「まゆが悪い!!」

まゆ「凛ちゃんのせいです!!」

(数分後)

凛・まゆ「はぁ……はぁ……」

凛「言い争いはやめよう、無益だから」

まゆ「そうですね……ここから出る方法を考えるのが先決です」

グー

まゆ「う……」

凛「お腹減ってるの?」

まゆ「はい……この件が終わったらお昼を食べようと思ってたので……」

凛「食糧ならあるよ、食べなよ」

まゆ「本当ですか?」

――――

まゆ「……」モグモグ

凛「……」パクパク

凛「どうしようね」

まゆ「冷静になって考えたんですけど」

まゆ「まゆたちがこのまま長時間いなくなったら騒ぎになって」

まゆ「晶葉ちゃんの耳にも届きますよね?」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/10/26(金) 22:52:38.14 ID:L+MX9kT20
凛「あ、そっか。スマホが事務所にあるんだから、まだ346プロにいるって思うよね」

凛「じゃあここで過ごしてればそのうち助かるか」

まゆ「きっとそうですよ! せっかくのオフが潰れちゃいますけど」

凛「……そうだね、まゆのせいでね」

まゆ「ポンコツ凛ちゃんのせいですけどね」

凛・まゆ「……」ムカッ

凛「ポンコツはまゆの専売特許でしょ」

まゆ「さすがにカードを間違えて持ってきたりはしませんよぉ」

凛「どうかな。この前、何も無いところで転んだまゆならやりかねないよ」

まゆ「み、見てたんですか。ああいうのは誰にでも1回はあるものです」

凛「噛みまくってコミュニケーションって言えず苦戦してたまゆならやりかねない」

まゆ「たまたまですよっ! 誰だって噛むことはあります!」

まゆ「というか、それってポンコツって言うほどじゃありませんし」

凛「あ」

まゆ「え?」

凛「今物音が聞こえた」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/26(金) 22:58:27.17 ID:gSozWWFjo
普通のブラウザで立てるとバグでRの方に立つらしいから、可能なら専ブラ導入してみ
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/10/26(金) 22:59:13.98 ID:L+MX9kT20
まゆ「物音?」

凛「誰かが助けに来てくれたのかも」

まゆ「本当ですか!? すみませーん! 閉じ込められたんです! 助けてくださーい!」

凛「声が聞こえますか! 誰か! 聞こえたら返事をしてください!」

まゆ「ヘルプミー!」

凛「ここです! ここにいます!」

まゆ「助けてー!」

凛「誰かー!」


凛・まゆ「…………」


まゆ「何も反応がありませんね」

凛「声が届かなかったのかな」

まゆ「気のせいだったんじゃないですか?」

凛「かもしれない」

まゆ「はぁ……上げて落とされました」

凛「でも、本当に誰か通ったのかもしれないよ? 今の叫びが無駄にならないかも」

まゆ「そうだといいんですけど」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/26(金) 23:01:31.99 ID:L+MX9kT20
>>10
バグでしたか
入れてみます、ありがとうございます
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/10/26(金) 23:07:02.20 ID:L+MX9kT20

――――

まゆ「すごい、このベッドくるくる回りますよ」クルクル

凛「何の意味があるんだろうね」

まゆ「この引き出しには何が入ってるんですか?」

凛「さあ。晶葉には『エッチしないと出られない部屋作って』って伝えただけだから」

まゆ「これを1番最初に言うべきでしたけど、14歳の女の子になんてものを作らせてるんですか」

まゆ「鍵はかかってないみたいですね」ガラッ

まゆ「……」

凛「何が入ってるの?」

まゆ「……」パタン

まゆ「からっぽでした」

凛「どうして顔赤いの」

まゆ「元からこんな色です」

凛「ちょっと私も見てみる」スタスタ

まゆ「あ、やめた方がいいですよ!」

凛「からっぽならいいじゃん別に」ガラッ
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/10/26(金) 23:17:29.94 ID:L+MX9kT20
凛「……」

まゆ「……」

凛「何これ」

まゆ「見ての通りです」

凛「……道具、だよね……」

まゆ「はい……エッチな道具、だと思います……」モジモジ

凛「うわあ、すごい。実物見たの初めてだよ」スッ

まゆ「ちょっ、何触ってるんですか!?」

凛「い、いいじゃん別に。こんな機会めったに無いし……」

凛「晶葉こんなものまで用意したんだ。作ったのかな」

まゆ「そんな知識あると思えませんけど」

凛「だよね。どうやって用意したのか、あとで聞いてみよう」

まゆ「その『あと』が、いつになるか分かりませんけどね」

凛「うわー……すごい……このスイッチなんだろ?」カチッ

ブインブインブイン

凛・まゆ「!?」ビクッ
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/10/26(金) 23:28:18.60 ID:L+MX9kT20

ポイッ

まゆ「きゃあっ!? こっちに投げないでくださいっ!」

凛「ごご、ごめん。びっくりしちゃって」

ブインブインブイン

まゆ「回ってる……」

凛「スイッチ止めるか電池切れないと回り続けるよ」

まゆ「止めてくださいよ!」

凛「う、うん」

カチッ

まゆ「うう、すごいの見ちゃいました……」

凛「まあいつか見る時が来るかもしれないし」

まゆ「確実に今ではないです」

凛「そう? プロデューサーが使いたいなら私は受け入れるけど」

まゆ「プロデューサーさんのことですから、絶対に私たちに手を出しませんよ」

凛「だからこそこの部屋を作ったんだよ」

まゆ「ああ、そういえばそうでした」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/10/26(金) 23:37:31.60 ID:L+MX9kT20
まゆ「……それ」

凛「?」

まゆ「どうするんでしょうか」

凛「どうするって……い、入れるんじゃないの? たぶん」

まゆ「そ、そうですよね」

まゆ「入れてから、回すんですか?」

凛「知らないよ」

まゆ「痛いですよね絶対」

凛「さあね。もうこの話はいいでしょ、やめよう」

まゆ「……」ジー

凛「なに」

まゆ「凛ちゃんって、プロデューサーさんと交わるためにこの部屋を作ったのに」

まゆ「案外そういうことに消極的っていうか……純粋なんですね」

凛「は?」

まゆ「顔真っ赤じゃないですか。恥ずかしいんですよね?」

凛「当たり前でしょ。これでも性経験のない真っ白な女子高生なんだし」

凛「私はエッチがしたいんじゃなくて、プロデューサーと1つになりたいだけだからね」

凛「まゆみたいな性欲の塊じゃないんだよ」

まゆ「なっ!? ま、まゆだって同じですよ! さっきこれを見たとき、顔真っ赤にしてるの確認したでしょう!」

まゆ「今もおそらく赤いですし! 顔が熱いので!」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/10/26(金) 23:47:42.03 ID:L+MX9kT20
凛「あ」

まゆ「え?」

凛「今、外から物音がしたような」

まゆ「本当ですか!?」

凛「しなかったような」

まゆ「どっちですか!」

凛「ごめん、気のせいだと思う」

まゆ「はぁ……なんだか、一気に肩の力が抜けましたよ」

凛「……これしまっとくね」

まゆ「はい……」

――――

凛「……」

まゆ「……」

凛「……暇だね」

まゆ「暇ですね」

凛「あ」

まゆ「また物音ですか?」

凛「ううん、違う。このリモコンなんだろ」スッ

まゆ「無暗に触らない方がいいですよ」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/10/26(金) 23:57:29.34 ID:L+MX9kT20
凛「そう? もしかしたら出口が開くかも」

まゆ「ここはエッチしないと出られない部屋なんですよ。出口が開くとしたら……」

凛「エッチしないと、か」

凛・まゆ「……」

まゆ「お、押してみましょうか。そのボタン」

凛「だね。暇つぶしにちょうどいいと思う」

凛「まずはこの大きなボタンを」ピッ

ウィーン

まゆ「わ、すごい! 床から大きなモニターが出てきました!」

凛「なるほど。これってテレビのリモコンなんだ」

まゆ「大がかりな仕掛けですねぇ……晶葉ちゃん、とんでもないです」

まゆ「電源入れてくださいよ。バラエティ番組とか見ましょう」

凛「うん。えっと、これかな」ピッ


『佐伯くん……来て』

『ミヤちゃん!』


凛・まゆ「!?」

まゆ「こ、これは……」カァァ


『あんっ』

『はぁ、はぁ、ミヤちゃん!』

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 00:07:19.29 ID:TKJqOCid0
まゆ「え、エエ、エッチな番組じゃないですかー!!」ブンブン

凛「み、みたいだね」

まゆ「何でこんなものが……とにかく消しましょう!」

凛「いや、他の番組も見てみよう。このチャンネルだけかもしれないし」

まゆ「他があるんですか」

凛「ボタンあるもん」ピッ


『オゥイエース! ファッ〇ミー!!』


まゆ「外人さんのエッチな番組っ!?」カァァ

凛「あわわわ……すごく激しい……」カァァ

まゆ「見入ってる場合じゃないです! 早く消してください!」

凛「ま、まだチャンネルがあるんだよ。一通り確認してみよう」ピッ


『堪忍! 堪忍してー!』

ピッ

『ほら、これが気持ちいいんでしょ!?』グリグリ

『ありがとうございます!』

ピッ

『ダメ、夫が帰ってくるから……!』

ピッ


まゆ「エッチな映像オンリーじゃないですか!!」

凛「あれかな。エッチが盛り上がるためにこういうの流してるのかな」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 00:20:20.95 ID:TKJqOCid0
まゆ「知らないですよ! さあ、もう確認しましたし消しましょう!」

凛「了解」ピッ

まゆ「うー……ムチで男の人を叩いてた映像が、なぜか頭から離れません……」

凛「そういう趣味があるんじゃない?」

まゆ「いえ、どちらかというとMなので……まあプロデューサーさん次第で自由自在ですけど」

凛「分かる。プロデューサーが求めることをしてあげたいよね」

凛「っていうか、プロデューサーってSかMかどっちだろう」

まゆ「エッチな本やデータは全て見事に隠されてますからねぇ。分からないです」

凛「まゆでも分からないんだ……エロに関する防衛対策がすごいね」

まゆ「ええ、本当に」

――――

凛「……」

まゆ「……」

凛「……」

まゆ「……あの」

凛「なに」

まゆ「もう6時間くらい経ってますよね。助けが来ないんですけど」

凛「そうだね。何でだろうね」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/27(土) 00:21:20.24 ID:TKJqOCid0
続きは明日にします
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/27(土) 03:57:40.85 ID:ft0aQeyW0

セクロスする部屋が防音じゃない方が嫌だろ
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/27(土) 19:20:38.31 ID:eeiX5oYNo
おつおつー
R板に立つバグとスレタイが微妙に噛み合ってるせいで微妙に紛らわしくなってて草
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 23:10:28.32 ID:TKJqOCid0
まゆ「なんでそんなに平然としてるんですか」

凛「心は不安でいっぱいだよ。もしかして、みんな私たちのスマホをスルーしちゃったのかも」

まゆ「一大事じゃないですか! ま、まあ、まだプロデューサーさんやちひろさんがいますし」

まゆ「仮に事務所の人に見つからなかったとしても、家族に連絡がいって……」

凛「プロデューサーの耳にも入るよね。そこから晶葉に繋がれば、必ず見つけてもらえる」

まゆ「警察騒ぎになる可能性ってありますよね」

凛「うん、ありえる。さらにニュースになったりして。一応私たち人気アイドルだし」

まゆ「人気アイドル2人が、エッチしないと出られない部屋に閉じ込められてた、って報道されるんでしょうか」

凛「まさか。事務所が対策をとってくれるよ」

まゆ「で、ですよね」

グー

まゆ「うう……お腹が……」

凛「もう夕食の時間だしね。なにか食べよう」

――――

まゆ「ごちそうさまでした」ペコリ

まゆ「ふー……お腹もいっぱいだし、そろそろお風呂に入りたいところですけど」

まゆ「ここってバスルームあるんですか?」

凛「もちろん。トイレの向かい側のドアだよ」

まゆ「ありがとうございます」

凛「私も入ろうかな」

まゆ「え?」

凛「ん?」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 23:21:38.66 ID:TKJqOCid0
まゆ「一緒に入るんですか?」

凛「なに言ってんの。まゆが出たあとで入るつもりだよ」

凛「まさか、一緒に入りたいとか?」

まゆ「違いますっ! 凛ちゃんが紛らわしい言い方をするから……!」

まゆ「行ってきます」スタスタ

凛「行ってらっしゃい」

――――

チャプン

まゆ(お湯が出るタイプだったからすぐ入れた)

まゆ(気持ちいい。お風呂は疲れを癒してくれるから大好き♪)チャプチャプ

まゆ(……あと何時間すればここから出られるんだろう)

まゆ(明日はお昼からラジオの収録があるから、それまでには助けが来てほしいけど)

まゆ「はぁー」

まゆ(本当に、こんなことになるとは夢にも思わなかったな。どこかの脳内エッチアイドルさんのせいで、全く)

まゆ「……」

まゆ(まあ……よーく考えてみたら、不用意にこの部屋に入ったまゆも悪いけど……)

まゆ(ううん。ここがそんな部屋だって知らなかったし、やっぱり凛ちゃんのせい!)

まゆ(上がったら、ちゃんと謝ってもらわないと)プンスカ
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 23:35:35.21 ID:TKJqOCid0

――――

凛「……」

凛(何でこうなったんだろう)

凛(って、まゆがズカズカとこの部屋に入ってきたからだよね)

凛(まゆが人をストーキングして、この部屋に入って来なければ、今頃私はプロデューサーと……)

凛(……違う)

凛(分かってるんだ。冷静に考えたら、悪いのは完全に私)

凛(まゆが責めてくるから、つい対抗して怒っちゃったけど)

凛(お風呂から出てきたら、ちゃんと謝ろう……)

(30分後)

まゆ「ふー、いいお湯でした」スタスタ

凛「なにその恰好」

まゆ「バスローブです。置いてあったので借りました」

まゆ「しかも乾燥機能つきの洗濯機までありますよ。あとで服を洗いましょう」

凛「うん……」

まゆ「何でもありますよねぇ、生活に不自由しなさそうです。食糧や水は有限ですけどね」

凛「……」

凛(しっかり向き合って謝ろう。まゆに『ごめん』って言わないと)

凛「あのさ、まゆ」

まゆ「はい」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 23:46:02.74 ID:TKJqOCid0
凛「話があるんだよ」

まゆ「話? あ、まゆも凛ちゃんに話があるんですよ!」

凛「え」

まゆ「お風呂に入ってずっと考えてたんですけど、やっぱりこうなったのは凛ちゃんのせいです」

まゆ「まゆは一切! これっっぽっちも! 微っっっ塵も悪くないですからね!」プンスカ

凛「……」

まゆ「謝ってもらえますか? 深々と頭を下げて」

凛「……」

まゆ「さあさあ早く! そうしないと気が済まないんです!」

まゆ「どうしたんですかぁ? まさか自分のしたことを自覚してないんですかぁ?」


凛「し、してないよ」

まゆ「!」

凛「だって悪いのはまゆだし」プイッ

まゆ「なあっ!? この期に及んで、まだそんなことを……!」

凛「お風呂入ってくる」スッ

まゆ「待ってください! まだ話は終わってません!」

凛「もしかして一緒にお風呂入るつもり?」

まゆ「入りませんよっ!」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/10/27(土) 23:55:23.59 ID:TKJqOCid0
凛「じゃあついて来ないでよ。もし覗いたら、これからはエッチまゆって呼ぶからね」

まゆ「覗きもしませんっ!」プンプン

まゆ「むむ……出てきたら絶対に頭を下げさせる……!」

――――

(1時間後)

凛「いつまで怒ってるの? 疲れない?」

まゆ「ええ、凛ちゃんが謝ってくれるまでずっと言い続けますよ!」

凛「はぁ……分かったよ、ごめん」

まゆ「心がこもってないです! もう一度!」

凛「ごめん」

まゆ「全然変わってないじゃないですかぁ!」

(2時間後)

まゆ「もう……! ショートケーキのイチゴをくれたぐらいじゃ許しませんからねっ」モグモグ

凛「ケーキの方も一口どう?」

まゆ「わあ、もらいます……って危ない! 危うく買収されるとこでした!」

凛「ちっ、気づいたか」

(3時間後)

まゆ「……」

凛「……」

まゆ「……」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/10/28(日) 00:05:41.28 ID:TZB+F4VM0
凛「ねえ……もう怒ってこないの……?」

まゆ「疲れましたから」

凛「……そうだね」

(6時間後)

凛「……」ウトウト

まゆ「眠いですね」

凛「もうとっくに0時過ぎてるしね……」

まゆ「はい……。時計があってよかったです、時間を確認できますし」

凛「うん……」

凛「……助け、来ないね……」

まゆ「きっともう警察騒ぎになってますよね」

まゆ「家族に心配をかけて……プロデューサーさんや、アイドルのみなさんにも……」

まゆ「すごく迷惑をかけちゃいました……」

凛「……」

まゆ「それだけじゃありません。ニュースになれば、ファンの方たちだって不安になると思います」

まゆ「ここから出たら謝罪をしないと、ですね」

凛「……」

まゆ「でも、なんでこの場所が見つからないんでしょう。晶葉ちゃんにも、まゆたちのこと知られてるはずですよね?」

凛「……」

まゆ「346プロも隅々まで調べられるでしょうし、この部屋もいつかは見つかるはずなのに……」

凛「……」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/10/28(日) 00:17:39.63 ID:TZB+F4VM0
まゆ「まあ、さすがにここで数日数週間過ごす、なんてことはないですよね」フフ

凛「……」

まゆ「……凛ちゃん?」

凛「……」

まゆ「ひょっとして、寝ちゃいましたか?」

まゆ「眠いのは分かりますけど、よくこんな状況で夢の中へ行けますね……」

まゆ「はぁ……世話が焼けるとはこの事です。凛ちゃーん」ユサユサ

まゆ「起きてくださーい。寝るならベッドに…」

凛「起きてるよ」

まゆ「あ、そうだったんですか」

凛「まゆ」

まゆ「?」


凛「ごめん」

まゆ「……!」


凛「ごめんね……本当に、ごめんなさい……」

凛「全部私が悪いよ……こんな部屋を要望したせいで……閉じ込め、られちゃって……」

凛「まゆは、被害者なのに……」グスッ

まゆ「な……泣いてるんですか?」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/10/28(日) 00:24:51.42 ID:TZB+F4VM0
凛「私、なんてバカなんだろうね……」

凛「こんな部屋を作って、無理やりプロデューサーとくっつこうなんて……卑怯者だしさ……っ」ズズッ

まゆ「な、なにも泣くことないじゃないですか」

凛「か……勝手に出てくるんだもん……!」

凛「事の重大さを、やっと自覚して……ひっく……」

凛「ごめんなさい……! ごめんなさい……!」

まゆ「ああ、も、もういいですよっ! 許しますから!」

まゆ「というか、まゆも悪かったんです。知らないとはいえ、この部屋に勝手に入ったまゆも」

凛「普通、エッチしないと出られない部屋だなんて、思わないでしょ……しょうがないよ……」

まゆ「うう、卑屈にならないでくださいよ……ただでさえ不安でいっぱいなのに……」

まゆ「凛ちゃんはいつもみたいに、まゆと張り合っていればいいんです! そうしてくれた方が嬉しいです!」

凛「無理だよ……すべては私の責任だし……」

凛「まゆをこんな目に遭わせちゃった、私の……ぐすっ……」

まゆ「とりあえず、涙拭きましょう? 泣くのも疲れるでしょう」

凛「いいよ、ほっといて。まゆはベッドでゆっくり眠って……私は床で寝るから……」

まゆ「そんなこと言わずに! はい、顔を上げて」グイッ

凛「……」ダラダラ

まゆ「うわっ。顔が涙と鼻水ですごいことになってますよ」

まゆ「ティッシュで拭きますね」スッ
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/10/28(日) 00:34:32.97 ID:TZB+F4VM0
凛「じ、自分でやれるよ……」

まゆ「いいですから、任せてください! こんな顔、アイドルがしちゃいけないですよ」フキフキ

凛「ありがとう」

まゆ「どういたしまして。あとさっき『うわっ』とか言っちゃってごめんなさい」

凛「き……気にしてないから……」

フキフキ

まゆ(驚いた。凛ちゃんがこんなに泣くなんて)

まゆ(まあ、事が大きくなっちゃったのは確かだし。その原因だから……)

まゆ(晶葉ちゃん、早く気づいて……でないとまゆたち、このままここで生活することに……)


――――

――――――

――――――――


ピピピピ ピピピピ

まゆ「……うゅ……」カチッ

まゆ(あれ……目覚まし……? なんで……まゆ、いつの間に眠ったんだろう……)

まゆ(ああ、そっか……凛ちゃんをベッドで寝かせて、それからセットしたんだっけ……)

まゆ(ん……いい匂いが……)クンクン

凛「あ、起きたんだ」

まゆ「……凛ちゃん……」

凛「おはよう。朝ごはんできてるよ」

まゆ「おはようございます……え……?」

凛「朝ごはんだよ。コンビニのお弁当やお惣菜だけじゃ栄養が偏るからさ」
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