【R18】八幡「…………しっぽ?」沙希「見た?」姫菜「え、しっぽり?」【俺ガイル】

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4 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/26(金) 23:49:32.19 ID:uUkKT9LK0
>>3
うんミスった
何と三度めw
5 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2018/10/26(金) 23:50:26.75 ID:uUkKT9LK0
 ドアを閉めて部屋に入る。さっきの感じだといきなり襲い掛かられるんじゃないかと身構えていたが、さすがにそんなことはなかった。
 いや、全然ウェルカムなんだけどもね。とりあえず備え付けの冷蔵庫のフリースペースに持参した飲み物をしまう。
 と、そこでぞくりと寒気を感じる。
 振り向いて川崎を見ると、表情と目の色が変わっていた。目の色というのは比喩でなく、そのままの通りだ。
 サキュバスの本性が表に出てきたのだろう。あらかじめ京華に聞いていなかったらさぞかし俺は狼狽していたに違いない。

「…………御主人様。何なりと御命令下さい」

 俺は川崎の前に膝を付き、頭を下げる。
 川崎はそばのソファーに座り、靴下を脱いで俺の方に足先を伸ばしてきた。
 俺はその足を手に取り、つま先を口に含もうとしたが、ふいっと避けられる。…………あ、そうか。

「御主人様。足を舐めさせていただく許可をお願いいたします」

「ん」

 川崎は満足そうに頷き、足を俺の手に預けてくる。
 指を一本一本丁寧にしゃぶり、指の股に舌を差し込み、足の裏や甲にも唇を這わせていく。
 もう片方の足も御奉仕させてもらえないだろうかと思っていると、川崎が反対の足をこちらに伸ばした。
 が、俺の意図に反してその足は俺の下半身へと伸ばされる。

「んうっ…………」

「何でこんなに固くしてんのさ。あたしの足を舐めてるだけなのに」

 足の裏で俺の下腹部に触れながら、くっくっとおかしそうに川崎は笑う。
 いや、むしろ川崎の足を舐めてるからこうなってるんだが。
 それでも気恥ずかしく、誤魔化すように俺は足舐めを続ける。
 が、川崎は足を上げて俺の舌と手から解放させた。

「服、脱いで」

「え」

「全部だよ、早く」

 御主人様に逆らうことなど出来ず、俺は立ち上がって自分の服に手を掛ける。
6 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2018/10/26(金) 23:51:13.32 ID:uUkKT9LK0
「そこに座って」

 全裸になった俺に川崎はそう指示を出す。俺は先程と同じように川崎の前に座った。
 まあさすがに股間は隠し気味に動いたけども。
 しかしこの御主人様はそんな俺の心を打ち砕きにくる。

「身体反らして足大きく開いて」

「え……」

「早く」

 一瞬羞恥心と戦ったがどうにも御主人様と奴隷という関係性にはかなわず、俺はおずおずと足を開く。
 こんなシチュエーションにも興奮したか、俺の肉棒はギンギンに固くそびえ立っていた。

「へえ、思った以上に大きくしてるじゃないのさ」

「うっ…………」

 川崎が足を振り下ろして俺の肉棒を踏みつけるように乗せてくる。
 端からみたら擬音付きで勢いよく踏んだように見えるが、直前で速度を抑えてそっと触れるくらいにしていた。そんな優しくせずもっと好きにしてもいいのに。

「だらしない顔しちゃって。足なんかがそんなにいいの?」

「あっ……あっ……」

 こしこしと足の裏で肉棒が擦られる。
 先ほどの行為で付着した俺の唾液がいい感じの潤滑油になり、快感が増していった。
 まずい。このままじゃ遠からず達してしまう。

「ご、御主人様っ…………射精禁止の、呪いをお願いしますっ…………」

「は? 嫌だよ面倒くさい」

「えっ…………?」

「あんたが我慢すればすむことでしょ」

 そんな。そんな。
7 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2018/10/26(金) 23:51:56.81 ID:uUkKT9LK0
 俺の焦燥など意に介さず、川崎は反対の足の甲で陰嚢を転がし始めていく。
 シチュエーションや川崎の蔑むような目線にどんどん射精感が高まる。
 が、出すわけにも避けるわけにもいかず、俺に残された選択肢はただただ歯を食い縛って耐えることだけだった。

「う、ぐ…………っ」

「ん? まさか足だけでイっちゃうの? そんなわけないよね」

「う、あ…………」

 ヤバいヤバい。川崎の足の動きが速くなって更なる快感を与えてきた。
 声が出るのを唇を噛んで必死に堪え、射精したい雄の本能を無理矢理に抑え付ける。
 それでももう限界かと思った頃、川崎の尻尾が伸びてきて肉棒の先端を撫で回す。と同時に射精が封じられ、俺の身体は達することができない状態になってしまう。

「あっ…………ありがとう、ございますっ…………」

「何でお礼なんか言ってんの? あたしはあたしのしたいようにしているだけさ」

 そう言って川崎は足と尻尾を引き、立ち上がる。
 俺の腕を掴んで立たせてそのまま投げられるように放られ、俺はベッドの上に倒れ込んで横たわった。
 川崎も服を脱ぎ捨てて下着姿になり、ベッドに上がってくる。

「ご、御主人様…………」

「足、広げて自分で抱えて」

「は、はい…………」

 俺は足を開き、膝裏に手を通して支えた。
 びくんびくん震える肉棒や陰嚢、尻の穴まで川崎にさらけ出す。
 恥辱とそれに伴う快感で俺の息は荒くなり、それを見た川崎がくすりと笑いながらその晒した箇所に顔を寄せていく。

「う、ああっ…………」

 れろ、と陰嚢に舌が這わされ、感度上昇効果の含まれた唾液がたっぷりと塗りたくられる。
 俺は思わず声を上げたが、川崎はそれだけに飽きたらず尻の穴にまで舌を這わせてきた。

「そっ、そっちはっ…………! ああっ…………!」

 散々っぱら陰嚢と尻の穴を舌で舐め回され、もはや俺は抱えていた自分の足すら支えられないほど力が抜けてしまっていた。
 完全にではないが、感度上昇と共に脱力系の能力も使われているようだ。もう俺の手ではなく川崎が俺の足を支えている。
8 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2018/10/26(金) 23:52:43.60 ID:uUkKT9LK0
 さらに陰嚢には精力増強まで付与されているようで、肉棒が早く射精したいとばかりにびくんびくんと震えていた。

「さ、沙希っ……もう、出したいっ…………」

 言ったあとにしまったと思った。
 サキュバスモード全開の今の川崎にこれはまずい…………いや、むしろこれでさらに苛められるという点ではいいのか?
 はたして川崎は一瞬こちらに向けた目を細め、無言のまま舌の先端を尻の穴に押し当て、そのままずぷぅっと埋めてくる。

「うあっ……! ああっ…………!」

 中をかき回され、当然のようにたっぷりと唾液を流し込まれてから舌を引き抜かれる。
 そのまま俺の傍らに横たわり、俺の片足を腕で抱えるようにぐいっと持ち上げてきた。

「あんた、立場忘れてあたしに命令するなんていい度胸してるじゃない」

「ご、ごめんなさ…………」

「許さないよ。お仕置きが必要みたいだね」

 川崎は尻尾を俺の眼前に持ってき、先端をぎゅちっと変化させる。
 そんなことが出来るようになってんのか……って、この形は。

「ひとまわり小さいけどあんたのチンポと同じ形だよ。んむっ……」

 俺のすぐ真横で川崎が肉棒の形をしたその尻尾を口に含む。
 正直嫉妬した。そんな紛い物でなく、俺の肉棒をくわえてほしい。
 が、すぐに川崎はそれを解放し、再び俺の眼前に晒す。それにもたっぷりと唾液が付着し、今にも滴りそうだった。
 何をするつもりか、と一瞬後に気付いたが、もうすでに遅い。身体に力は入らないし、逃げられる体勢でもない。
 予想通りその尻尾の先端は俺の下半身へと向かい、尻の穴に当てられる。

「ま、待っ……駄目っ…………!」

「あたしにとってのあんたのチンポみたいに、あんたもこれなしじゃいられないようにしてあげるよ」

「え」

 川崎の台詞の前半部に気を取られ、その隙に尻尾が俺の体内に侵入してきた。
 舌なんかじゃ届かない深いところまで一気に差し込まれ、俺の身体がぐうっと仰け反る。
9 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2018/10/26(金) 23:53:45.78 ID:uUkKT9LK0
「あっ! がっ! あああっ!」

「ほら、気持ちいいでしょ?」

 尻尾がくいくいと動き、体内がかき回される。
 たかが排泄器官に過ぎないはずなのに、凄まじい快感が襲ってきた。普段ならもしかしたらこれだけで射精していたかもしれない。
 が、達することができないはずなのに、何かが込み上げてくる。

「あっ! あっ! な、何か、来るっ!」

「大丈夫だよ。そのまま身を委ねてなって」

 川崎は俺の頬に口付けし、そのまま顔を覗き込みながら尻尾を動かし続けていく。
 俺は我慢も抵抗も出来ずに穴の中を陵辱され、襲い来る快感に翻弄される。
 以前やられた前立腺刺激からの射精とはまた違うその快感は、俺の理性をぶっ壊すには充分なものだった。

「おっ! おおっ! んおあああっ!」

 獣のような声をあげながら俺の身体は大きく跳ね上がり、下半身から伝わってきた悦楽の波が脳で激しく爆発する。手足がびくんびくんと痙攣し、背中がぐうっと仰け反ってしまう。
 何だこれ。
 何だこれ。
 頭、変になっちまう。
 射精してないのに絶頂に達したような多幸感に包まれ、もはや掠れた声しか出ない。

「ふふ、ちゃんとメスイキ出来たね。えらいえらい」

 抱えていた俺の足を解放した川崎が頭を撫でてくる。
 ああ、そうか。俺、後ろの穴でイってしまったのか。男のメスイキとか都市伝説だと思ってた…………。

「ああっ!」

 川崎の尻尾が引き抜かれ、俺の身体がびくんと跳ねて声が漏れる。
 それを楽しそうに見たあと、川崎は起き上がって下着を脱ぎ、俺の身体を跨ぐ。

「ふふ、可愛くてだらしない顔しちゃって。御褒美に望み通りチンポ気持ちよくしてあげる」

「あっ、まっ、待ってっ…………」

 俺は弱々しい声で川崎を制止した。
 まだ快感の余韻が全身に残っているのに今入れられたら頭がどうにかなってしまう。少しインターバル欲しい。
10 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2018/10/26(金) 23:54:46.13 ID:uUkKT9LK0
「んー…………だ、め」

 川崎はそそりたった肉棒の先端を秘口に押し当て、一気に腰を下ろして濡れそぼった膣内にそれを飲み込む。
 一番奥までは突かせなかったが、そのほとんどを受け入れて襞が絡み付くように締め付けてきた。

「あは。やっぱ八幡の奴隷チンポ最高。気持ちよくって、美味しい」

「あっ! がっ! ああっ!」

 俺の腹に手を付いて腰を上下に動かし、肉棒を激しく出し入れさせる。
 柔らかい襞できゅっきゅっと締め付けられながら擦りあげられ、快感で脳が焼かれる。

「うあっ! こっ、壊れるっ! 頭が、どうにかなっちまう!」

「どうにかなっちゃいたいくせに」

 川崎が動きを止めて俺の顔を覗き込むように近付ける。
 その笑みを浮かべる表情に俺の心臓がさらに高鳴った。

「射精したいでしょ? もっともっと気持ちよくなりたいでしょ?」

「は、はいっ……! なりたいです。俺を、壊して下さいっ……!」

「ふふ」

 俺の懇願を聞いて川崎は身体を起こす。
 力の入らない俺の手を取って自分の身体を撫で回させる。
 引っ掛かるところが乳首くらいしかないほどすべすべな川崎の肌に俺は夢中になった。いや、自分で動かしてるわけじゃないけど。

「ねえ、八幡。早く射精したい?」

「は、はい。出したいですっ…………」

「じゃあさ、どこが好き? あたしのどこがいいの?」

「え?」

 な、何だこんなときにその質問は。羞恥プレイか?
 かなり躊躇ったが、答えないとどんな目に遭わされるやら。俺はおずおずと口を開く。
11 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2018/10/26(金) 23:55:45.34 ID:uUkKT9LK0
「お、俺なんかを、必要としてくれてるところが好きです」

「えっ」

「美味い弁当とか作ってくれるところが好きです。家族思いのところが好きです。奴隷の俺を甘やかしてくれるところが好きです」

 そこまで言って川崎が訝しげな表情をしているのに気付いた。
 あ、そうか。サキュバスとしては外見や性的な面も考慮しないといけないのか。

「その整った顔立ちが好きです。理想とも言えるそのスタイルが好きです。俺を容赦なく搾り取ってくれるところが好きです」

「……………………」

 たぶん大体伝えきったと思う。
 が、川崎はおかしそうに笑い出した。な、何だ?

「あたしさ、あたしの身体のどこに射精するのが好きかって聞いたつもりなんだけど」

「え」

 ……………………え?
 ………………………………え?

「ふふ、あたしのことそんなに想っててくれたんだ」

 かぁっと顔が熱くなる。
 が、逃げようにも川崎に乗られているし、せめて両手で顔を隠そうとしても腕を川崎に掴まれているので、俺に出来ることと言ったら顔を背けることくらいだった。

「八幡。こっち向いて」

 川崎に言われてやむなく俺は顔を正面に向けると、そのまま川崎が顔を寄せて唇を合わせてくる。
 舌が口内に捩じ込まれ、自分のと絡められる。
 密着してきた川崎の身体に腕を回して抱き締めた瞬間、川崎は腰の位置を合わせてぐっと俺の下半身に押し付けるように下ろした。
 ずんっ、と川崎の最奥部を俺の亀頭が突く。
 瞬間。
 射精禁止の呪いが解除され、一瞬で俺は絶頂に導かれる。
12 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2018/10/26(金) 23:56:37.59 ID:uUkKT9LK0
「んっ! んんっ! んんっ!」

 顔を抑えられて唇を塞がれているので声は出せないが、ようやく射精出来た悦びに俺の全身がうち震える。
 川崎の腰と膣内の動きは俺が動かなくとも十二分に気持ちいいものっだったが、それでも更なる快感を求めて俺は腰を揺すった。
 散々焦らされたせいか、凄まじい量が出ている。
 出る。出る。まだ出る。
 おかしい。明らかにこの精液の量は尋常じゃない。
 これは。サキュバスの能力か。
 体力を消費させて精力に変えてすぐさま搾り取る。その繰り返し。
 どのくらい川崎の中に精液を注ぎ込んだだろう。
 ようやく長い長い射精が終わった頃には、俺は長時間の射精の快感とほぼ空になった体力のせいで意識が朦朧としていた。
 今にも意識を失いそうだ。

「ご、御主人様ぁ…………っ」

「ん、いいよ。そのまま眠っちゃいな。色々無理させちゃったからね」

「はい…………御主人様……いじめていただいて……搾り取っていただいて……ありがとう、ございました…………」

 ぎりぎりで意識を保ち、何とかそれだけを伝えることが出来た。
 俺の意識はそこで闇に落ちる。
13 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2018/10/26(金) 23:59:10.89 ID:uUkKT9LK0
板が復活してたので投下
と思ったら初っぱなからやらかした(汗
投下ペースは適当不定期ですが今後ともよろしくしていただけたら嬉しいです

サキサキお誕生日おめでとう
誰か八幡×沙希のイチャイチャ誕生日SS書いてください

またノシ
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/27(土) 00:26:41.13 ID:xqbFKgKH0
待っていたぞ!!
これからもかわいいサキサキを頼む!!!
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/27(土) 19:55:28.31 ID:kTp+bVT60

誕生日SSなんて自分で書けばええんやで
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/27(土) 20:07:00.21 ID:E5oEFcvGO
乙です
復活おめでとうございます
17 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2018/11/04(日) 23:32:42.75 ID:TD+AOnX/O
「ん…………」

 微睡みの中から意識がはっきりしてくる。そして直前の記憶が呼び覚まされた。
 そうだ。俺は川崎に精も根も搾り取られて気を失ったのだ。
 いや、正確に言えば搾り取っていただいた、とでも言うべきか。
 その川崎は俺のすぐ横で寝息を立てている。
 当然のように服なぞ着ておらず、豊満な胸や艶かしい唇に思わずごくりと唾を飲み込む。
 変な気を起こさないうちに俺はそっとベッドから抜け出した。ちょっとシャワーでも浴びて落ち着こう。
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/11/04(日) 23:33:27.98 ID:TD+AOnX/O
 ざぁっとシャワーのお湯を頭から浴び、軽く汗を流す。
 備え付けのタオルで髪や身体を拭き、物音を立てないように戻る。
 時計を確認すると、まだ早朝と呼ぶにも早い時間だった。今から起きてても特にすることもないし、二度寝することにしよう。
 俺は川崎を起こさないよう静かにベッドに潜り込む。

「ん…………」

 あ。やべ。起こしちまったか?
 しかし目覚めることはなく、ただベッドの軋みに反応しただけのようだ。
 ほっとしたのもつかの間、シーツを被った瞬間、川崎はこちらに身体を寄せてきた。
 俺の腕に自分の腕を、俺の足に自分の足を絡め、顔を肩辺りにすりすりと擦り付けてくる。
 しばらくして満足したのか落ち着くポジションでも見付けたか、そのまま動かなくなって再び寝息を立て始めた。
 本当に起きてないのかこれ…………。
 色々柔らかいものを腕や足に押し付けられて俺の股間に血流が集まる。
 嘘だろこの回復力。半日くらいはもう勃起しないってくらい搾り取られたのに。
 かと言って心地良さそうに眠る川崎に手を出すわけにもいかず、俺は沸き上がる情欲を無理矢理抑え付けて眠りに就いた。
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/11/04(日) 23:34:54.89 ID:TD+AOnX/O
 悶々として眠れないかと思っていたが、やはり身体は疲れていたようでいつの間にかぐっすりと寝てしまっていた。
 目が覚めた時にはカーテンの隙間から陽の光が射しているのがわかる。

「ん、おはよ比企谷」

「ああ、おはよう川崎。もう起きてたのか」

「少し前にね。朝御飯食べる? 軽食っぽいもの作って持ってきてるんだけど」

「マジか。じゃあいただこうかな」

「でも、その前に」

 そこで川崎はにぃっと笑う。
 もうこのあと何を言うか、何をするか予想は着いた。

「あたしの朝御飯食べさせてもらうね」

 そう言って川崎はくっつけていた身体を離し、シーツの中に潜り込む。
 すぐにぬるんとした感触が肉棒に走り、あっという間に固くなった。
 舌が這わされ、唇の輪でしごかれ、頬の内側で擦られ、射精感がどんどん高まっていく。
 激しい責めに俺は長時間耐えられるものでもなく、ぎりぎりまで我慢してから一気に堪えていたものを解放する。

「うっ…………うあっ! あっ! ああっ…………!」

 びゅくっびゅくっと精液が尿道を通り抜け、川崎の口内に放たれていく。
 昨晩出し尽くしたはずなのに、結構な量が出ていた。
 シーツ越しにでもわかるくらい川崎は嬉しそうに頭を動かし、一滴残らず搾り取りにかかってくる。

「あっ……ああっ…………! ああー…………」

「んー…………ふぅ……美味しかった。御馳走様、比企谷」

 尿道内のものまで吸い出し、それらを飲み込んだ川崎が再びシーツから這い出てくる。
 俺は何と返事したものかわからず、無言で川崎の頭を撫でた。

「ふふ…………じゃ、今度は比企谷の朝御飯にしよっか」

「ああ」
20 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2018/11/04(日) 23:35:31.97 ID:TD+AOnX/O
短いけど一旦ここまで
まだホテル編は続きます。早くがっつりとしたエロを書きたい

またノシ
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/05(月) 01:42:31.07 ID:h0M75gDk0
乙です。
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/05(月) 04:46:12.03 ID:wxzfvVAZo
乙です
楽しみにしてます
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/15(木) 23:43:31.17 ID:j3/O9Yue0
サキサキ幼なじみssを待ち続けて早2年
私待つわ いつまでも待つわ
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/11/16(金) 22:58:19.35 ID:9qugVnEV0
俺も待ってる
他のサキサキでもいいけど
25 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2018/11/19(月) 22:29:15.96 ID:83JHZXAyO
 いつものことだが、素っ裸でメシを食うのも落ち着かないので二人とも備え付けのバスローブを羽織る。
 どうでもいいけどバスローブって何故か金持ち気分になれるよな。え、ならない?

「さ、召し上がれ」

「おう、いただきます」

 俺は川崎が用意してくれた食事を取り始める。
 簡単なものを軽く、なんてニュアンスだったが絶対嘘だ。日持ちはするだろうが、精の付くものだったり充分な量だったり。
 いや、川崎にとっては片手間くらいのものなのかもしれないけど。
 ちなみに川崎はあまり手を付けず、旨そうにがっつく俺を嬉しそうに見ている。まあさっき俺から栄養を採ったばっかりだしな。

「ふう、御馳走様。旨かったぜ」

「ん。いい食べっぷりでこっちが嬉しくなっちゃうね」

 空になったタッパーを片しながら川崎はくすくすと笑う。
 洗面所で歯を磨き、ソファーに腰掛けると川崎が隣に座って寄り添ってくる。
 が、何故か少し遠慮がちに見えた。さっきまでの余裕綽々は何だったんだ?
 とりあえず肩に手を回して強く抱き寄せると、川崎も俺の身体に腕を回してきた。そのほっとしたような表情で俺は察する。
 あ、これはあれだ。俺がよくやるやつ。
 された方は全然構わないと言っているのに、した方は自分を受け入れてくれるかとか嫌な思いさせてないかとか不安になっているのだ。まあ普通なら昨晩みたいなことはしないだろうし。

「なあ川崎」

「な、なに?」

「その、昨晩のやつなんだけどな」

「う、うん」

「時々でいいから、たまにはあのくらいいじめてくれねえかな?」

「えっ?」

「毎回ってのはあれだけど、やっぱ俺ってドMだしさ」

「…………いいの?」

「前から言ってるだろ。俺からお願いしてるんだよ」

「うん…………ね、やっぱ京華から聞いたんでしょ?」

「さてな」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/11/19(月) 22:30:36.85 ID:83JHZXAyO
 サキュバスは基本的に人間の上位互換に近い。そのためどうしても人間を下に見てしまう傾向がある。特に補食対象である男性には。
 もちろん川崎本人にそんな気はないのだろうが、サキュバスとしての本能が無意識にそうさせてしまうらしい。
 結果として、男をいじめるように弄びたいという欲求がまるで性欲のように溜まってくるのである。もちろんそれを解消するのは専属性奴隷たる俺の役目だ。誰にも譲らない。
 ちなみに京華のように幼い頃からサキュバスとして目覚めるとその欲求はほとんどないようだ。たぶん普通の人間として過ごした期間が影響しているのだろう。

「ねえ、比企谷」

「何だ?」

「あんたのおかげでサキュバスとしての欲求は解消されたけど」

「ああ」

「まだ、あたしの女としての欲求が溜まったまんまでさ」

「!」

「ね……抱いて…………」

「沙希っ…………」

「んっ…………」

 俺は川崎の顔を上げさせ、唇を重ねる。
 そのまま結び目に手をかけ、バスローブを脱がさせて一糸纏わぬ姿をあらわにさせた。

「ん……ふ…………んんっ…………」

 背中や腹、太ももや臀部、胸を撫で回すと川崎の唇から声が漏れる。
 女として抱いてほしいということは、俺に性奴隷としてでなく男として抱いてほしいということなのだろう。正直自信があるわけでもないが、頑張ってみよう。
 俺は唇を離して川崎を抱き上げ、ベッドまで移動して横たわらせた。

「ん……八幡…………」

「沙希…………」

 俺もバスローブを脱ぎ、川崎に覆い被さる。
 唇を重ねて舌を絡め合い、肌を擦り付け合う。
 早く気持ちよくなりたい欲求を抑え付け、俺は川崎の身体を愛し始めた。
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/11/19(月) 22:32:50.00 ID:83JHZXAyO
 耳たぶや頬に舌を這わせ、首筋に唇を付けて跡が残らない程度に軽く吸う。
 その間にも胸を揉みしだき、ツンと立った乳首を指で挟み込む。

「あんっ…………んんっ…………」

 その乳首を舌で舐め上げると、川崎の口から甘い吐息が漏れる。俺はじっくりたっぷり、指と舌と唇で両の乳首を愛撫する。
 ついでにその豊かな乳房の間に顔を埋めてその柔らかさを充分に堪能しておき、少しずつ下に移動していく。
 へそやくびれた脇腹に舌を這わせ、やがて下半身へと辿り着いた。

「沙希……脚広げて…………」

「ん…………」

 川崎が脚を開き、しとどに濡れた局部が晒される。
 そこに唇を付け、舌でたっぷり愛撫し、蜜を啜った。

「はうっ…………ん……はち、まん…………いいっ……!」

 身体をくねらせながら悶える川崎の声が俺の脳を甘く刺激する。
 もっと聞きたい。もっと感じさせたい。そんな逸る気持ちを抑え、俺は一旦顔を上げて川崎の身体をうつ伏せにさせた。
 訝しむ川崎をよそにそのまま顔を寄せ、舌を伸ばして川崎の尻の穴に這わせる。

「ひんっ!?」

 川崎は妙な悲鳴を上げて咄嗟に俺の頭に手をやる。が、それ以上の抵抗はない。
 当然だろう。俺には散々責め立てたくせに自分は受け入れないというわけにはいかないし。

「あっ……ああっ…………やぁっ…………」

 いつものとは違う、恥ずかしさが入り交じった声。しかしその羞恥がより快感を強くすることを俺は身をもって知っている。
 舐めやすいように腰を持ち上げて下半身を膝立ちにさせても抵抗はせず、俺にされるがままだ。もちろん遠慮などしないで俺は容赦なく川崎の穴を責め続けた。
 舐めるだけでなく中まで舌を突っ込んでかき回し、指で前の穴や陰核を弄くり回す。
 びくんびくんと四つん這いになってる川崎の身体が震え、切なげな声を上げる。もういい加減俺も限界が近い。

「愛してるぜ、沙希」

「え……あああああっ!」

 身体を起こして肉棒を秘口に押し当て、そう言いながら川崎の中に一気に突き入れる。
 川崎は感極まった声を出しながら大きく背中を仰け反らせた。
28 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2018/11/19(月) 22:33:26.45 ID:83JHZXAyO
またもや短いけど一旦ここまで
次くらいでホテル編は終わる予定

幼馴染みネタとか構想はあるんだけど形になるのはいつになるやら…………誰か代わりに書いてください(切実

またノシ
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 01:20:54.82 ID:uNj4Lnwko
乙です
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/20(火) 13:10:54.24 ID:fqZQLw/+O
さりげなく沙希っぱいでぱふぱふする八幡
31 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2018/12/02(日) 18:53:30.41 ID:3TFbb+N3O
「あっ…………あっ…………」

 息も絶え絶えに川崎は身体を痙攣させ、俺の肉棒を蜜壷で締め付ける。
 明らかに絶頂に達したのが見てとれた。

「何だ沙希、入れられただけでイっちまったのか?」

「だっ、だって……あんたがいきなり奥まで…………」

「でも気持ちいいだろ?」

「うんっ……うんっ…………八幡のチンポ…………気持ちいいっ…………」

「俺も沙希のまんこ気持ちいいぜ。イった時に締め付けてくるのが特に、なっ!」

 言葉を切ると同時に俺は腰を引き、そのまま再び奥を突く。
 亀頭に子宮口が吸い付き、柔らかな襞がうねりながら絡み付き、有らん限りの手段で精液を搾取しようと肉棒を刺激してくる。
 俺は動きを止めて、普段の性奴隷の立場ではなかなか味わえない快感を甘受した。何せいつもならここからさらに容赦なく責められてあっという間に射精までイかされてしまうわけで。
 この状態でじっくり味わえるものは味わっとこう。

「は、八幡っ…………」

「どうした沙希? もっとイかせてほしいのか?」

「うんっ…………八幡に抱き締められながら……キスされながら……イきたいっ…………」

「ああ、望み通りにしてやるよ」

 俺は川崎の中から肉棒を引き抜き、川崎の身体を仰向けにさせた。
 脚を開かせてその間に身体を割って入れさせ、肉棒を秘口に押し当てる。

「早く……早くっ…………チンポ入れて、いっぱい突いてぇっ…………」

「焦んなって、ほら」

 川崎は目尻を下げてとろんとした表情で俺におねだりをしてくる。
 その顔を眺めながら腰を進め、肉棒を川崎の中に侵入させた。
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/12/02(日) 18:54:12.75 ID:3TFbb+N3O
「きたっ……チンポ、きたぁ…………八幡っ……八幡っ…………」

 川崎は気持ちよさそうな表情になりながら俺の方に腕を伸ばして舌を突き出す。
 俺はその腕に吸い込まれるように身体を寄せて川崎に覆い被さり、抱き締め合いながら互いの舌を絡める。
 もうそれだけで俺も達しそうになったが、今は俺は性奴隷でなく一人の男として川崎を抱いているのだから確認しないわけにはいかない。

「沙希っ……すげえ気持ちよくて、我慢出来ねえっ…………このまま沙希の中でイっていいかっ……?」

「うんっ、いいよっ…………あたし、八幡に中出しされるの大好きっ……精液、中に出してぇっ…………」

「沙希……沙希……中に出すぞ…………沙希のまんこの一番奥で、ぶちまけるからなっ…………」

 俺は再び川崎と唇を重ね、舌を絡め合いながら腰を振った。
 互いの性器が擦れ合い、どんどん昂りが増していく。唾液の絡まる音と打ち付ける腰の音が耳を通して脳を刺激する。
 川崎は唇の端から声を漏らしながら腕と脚を俺の身体に巻き付け、しがみつくように抱き締めてきた。
 ああ……気持ちいい…………。
 出る…………。
 出る…………。
 ぎりぎりまで射精を堪え、限界を迎える瞬間に俺は亀頭を一番奥に押し付ける。

「ん……んん…………んうっ! うっ! ううっ!」

 大量の精液を吐き出す俺とそれを体内で受け止める川崎。
 重なる唇の隙間から二人分の呻き声が漏れ出る。
 俺は身体を揺すり、快感に脳を焼かれながらたっぷりと川崎の中に射精した。
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/12/02(日) 18:54:58.68 ID:3TFbb+N3O
 結局あれから抜かずに追加で三回ほどいたしてしまい、ホテルの時間ぎりぎりになってしまった。
 こういうときにシャワーとか浴びずに済ませられるサキュバスの能力は本当に便利なものだ。

「今日は、ありがとうな」

「何で御礼なんか言うのさ。むしろ欲求を解消してもらったあたしのセリフでしょ」

「良いんだよ。俺が言いたいだけなんだから」

「ふふ、何それ…………そうそう、明後日辺りにまた放課後空けといてね。京華のために」

「あー、わかった」

 ってことは明日明後日は学校ではお預けだな。ちゃんと溜めとかないと。
 俺は川崎を家まで送り届け、帰路に着いた。
34 : ◆zO7AQfurSQ [sage]:2018/12/02(日) 18:55:36.63 ID:3TFbb+N3O
ホテル編終わり

またノシ
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/02(日) 20:13:04.81 ID:YYOfa5u/o
乙です
良い甘々でした
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/03(月) 03:22:03.67 ID:HdP3cb1zO
受け手のサキサキもいいね
37 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2018/12/21(金) 22:24:25.40 ID:u2c9BnmnO
「どーも、こんにちはー」

「あ、いろはちゃん。やっはろー」

 ノックのあと、奉仕部のドアを開けて入ってきたのは一色だった。
 暇なときはここに時々顔を見せるが、生徒会長とサッカー部マネージャーを兼任しているこいつにそんな時間があるんだろうか?
 いやまあ暇じゃないときもよく来るけど。頼み事やら何やらで。

「今日はどうしたのかしら? また生徒会が奉仕部の備品を借りにでも来たの?」

「おいこら、備品って言いながら俺を見るな」

 俺は雪ノ下に突っ込みを入れる。
 ちなみに以前のように『人をもの扱いするな』とは言わない。今の俺は川崎の所有物だからな。

「あー……どちらかと言うとサッカー部関係の依頼がありまして…………いえ、生徒会も関係なくはないんですが」

 一色の依頼とはつまり今度の土曜日のサッカー部の練習試合についてだった。
 本来別の学校で行われる予定だったが、設備の不具合により使えなくなったらしい。そこで急遽総武高校に変更になったとのことだ。
 が、何校も集めたそこそこ大きい規模の企画だったらしくホスト側の対応人数が足りないようで、奉仕部に協力を求めてきたという経緯である。

「何というか、本来奉仕部に依頼するような内容じゃないんですけど…………大変なところは生徒会とサッカー部で受け持つんで、ご協力願えませんか?」

 ぱん、と手を合わせて頭を下げる一色。
 一応学校行事みたいなもんだし、生徒会の問題でもあるわけか。確かに一年生には頼みづらい内容だし、だからと言って上級生に雑用しろというのも言いにくいだろう。奉仕部に来たのも納得する話ではある。

「うーん、ゆきのん、手伝ってあげようよ。せっかくあたしたちを頼ってくれてるんだし」

「ええ、私は体力に自信はないけれどそれでも構わないというのなら吝かではないわ」

「本当ですか、ありがとうございます! あ、大丈夫です。力仕事は男子勢でやりますので」

 たぶんその男子勢には俺も含まれているんだろうなあ。まだやると言ってないのに。
 いや、やれと言われればやるけど。
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/12/21(金) 22:24:52.47 ID:u2c9BnmnO
「…………って感じなんだけど」

「土曜でしょ? 小町との約束あるんじゃなかった?」

「そうなんだよなあ…………かといって奉仕部の活動もあんま無下にはできないし」

「日曜じゃ駄目なの?」

「親が両方ともいるからな、土曜なら平気だったんだが。さすがに小町連れてホテルとかはまずいだろ。この前みたいなとこは高いし」

「いっそ深夜に部屋でこっそりヤっちゃえば?」

「いや、さすがに御主人様いないとこではやらねえよ。それくらいの分別は…………」

 途中で俺の言葉が途切れる。
 目線に気付いた川崎はその方向が自分の身体に向かっているのを確認して苦笑した。

「初めてどころか何度も抱いてる身体でしょ。何今さら見蕩れてんのさ」

「ああ……うん…………」

 下着を脱いであらわになった川崎の身体に見惚れ、生返事をしてしまう。
 本当に素晴らしいプロポーションであり、正直見飽きることなんてない。この身体を抱けることに改めて俺は自分の幸運に感謝する。

「さーちゃーん、はーちゃーん、どうしたの?」

 先に風呂場に入っていた京華がひょこっとドアから顔を覗かせた。
 そうだそうだ。京華に栄養を与えるためにこの温泉施設に来てるんだった。

「ん、今行くよ。比企谷も早くね」

「あ、ああ」

 川崎が向かったあと、俺も着ているものを取っ払った。
 …………やっぱ勃っちまってるよなあ。
 自分の股間のいきり立っているものに溜め息を吐く。そりゃ川崎の裸を見たらこうなるさ。
 サキュバスであるあの二人には隠せないし、俺は開き直ってタオルで覆うこともせず、風呂場に入っていく。
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/12/21(金) 22:25:19.18 ID:u2c9BnmnO
 案の定二人はこちらを見るなりごくりと唾を飲む。
 あの、予想してたとは言え、そんなに注目されるのは恥ずかしいんですけど…………。

「はーちゃん、すごい…………」

「うん、美味しそうだね。いっぱい飲ませてもらお」

 姉妹二人に手を引っ張られ、俺は椅子に座らされる。
 軽くお湯をかけられたあと、前後から抱き締められた。背中からは川崎に、正面からは京華に。
 柔らかくて温かい身体が心地好い。

「さて、今日はどうやって比企谷に出させてあげよっか? けーちゃんはどうしたい?」

「けーかはね、はーちゃんの好きなことをさせてあげたいっ」

「好きなこと?」

「うん。はーちゃんが自分でおちんちんしごくのー」

 …………え?
 いやいや、それって。

「ふふっ。そうだね、はーちゃんはオナニー大好きだもんね。じゃ、あたしたちはお手伝いしてあげよ」

「うんっ」

 ちょっと待って。何で俺が自慰する流れになってんの?
 いや、そりゃ嫌いじゃないけどさ。あんま川崎以外に見られたくないんだよなあ…………確かに以前に京華の前でしたことはあるけども。
 まあいい。強制的に搾られるのではなく、自主的に出すのも精液製造器兼性奴隷の役目だろう。
 俺は京華を引き離し、その場にしゃがませて眼前に肉棒を晒けさす。

「じゃあ……京華。しごいて精液出すから、手伝ってくれ」

「はーいっ!」
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/12/21(金) 22:26:03.09 ID:u2c9BnmnO
 俺は京華の両の手を取り、肉棒を握らせる。
 その小さくて柔らかい手に反応して肉棒がぴくんと震え、京華は目を輝かせた。

「けーちゃん、動かしちゃダメだからね。あくまでも比企谷が自分でするんだから」

「うん、わかってるー」

 川崎の言葉に京華は頷く。
 京華の手の上から自分のを添えて上下に動かし、俺は京華の手で肉棒をしごき始めた。

「うっ…………」

 自分のじゃなく小さな女の子の手を使っているという背徳感に暗い悦びを覚え、俺は思わず声を漏らす。
 こちらの表情と肉棒を交互に窺う様子にさらに興奮してしまい、手の動きが速くなっていく。

「はーちゃん、気持ちいいー?」

「ああ、京華の手、すっげぇ気持ちいい…………」

「ふふ、そろそろ出す準備かな? けーちゃん、先っぽに口を付けて」

「はーい」

 後ろから豊満な胸を押し付けながら抱き付いてくる川崎が俺の様子を見て京華に指示を出す。
 それに従った京華が肉棒の先端の尿道口に唇を当てる。
 ちろ、と舌が這わされて凄まじい快感が襲ってきた。どうやら感度上昇の能力を使われたらしい。

「あ、あ……出る…………京華……全部、飲んでくれ…………」

「んー」

 俺は離れないよう京華の頭に手を添えて位置を固定させた。
 先端を京華の唇に押し付けながら肉棒をしごく速さを上げていく。
 川崎が後ろから回していた手を下へ伸ばし、マッサージするように俺の陰嚢を揉みしだいてくる。

「あ、あ、あ…………あうっ! うっ……! うっ……!」

 俺は京華の口内に精液を放つ。
 量も勢いも凄いものだったが、京華は噎せることなくそれをこくんこくんと喉を鳴らして飲み込んでいく。
 うああ……気持ち、いい…………。
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/12/21(金) 22:26:33.32 ID:u2c9BnmnO
 尿道内に残ったものも吸い出されて京華の唇が離れると、力の抜けた俺は川崎に寄りかかるようにもたれ掛かってしまう。

「ん、お疲れさま。けーちゃん、美味しかった?」

「おいしかったー、ごちそうさまー」

「ふふ、良かったね。はーちゃんはちょっとお疲れみたいだからこのまま少し休むって。お風呂、入っといで」

「はーい」

 京華はとてとてと浴槽に向かい、湯加減を確かめてから浸かる。
 そんな様子を尻目に川崎はそっと俺に耳打ちしてきた。

「比企谷、大丈夫? 京華、結構容赦なく搾ってきたでしょ。能力も使って」

「ああ。無邪気な顔して……ってかむしろ無邪気だからか。悪い、ちょっと御主人様の分は少し休ませてから出させてくれ」

「ん、今日はいいよ」

「え?」

「明日の昼休み、下からたっぷり飲ませてもらうから」

「…………頑張って、溜めとく」

「ふふ、期待してるよ」
42 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2018/12/21(金) 22:27:15.18 ID:u2c9BnmnO
 三人で温泉を堪能し、俺たちは揃って施設を出る。
 そのまま川崎家まで二人を送り届けて夕飯前に帰宅した俺は小町の部屋に訪れた。

「小町、ちょっといいか?」

「どうしたの、お兄ちゃん」

「実は今週末なんだけど…………」

 俺は奉仕部の依頼について話す。
 小町は少しだけ残念そうにしながらも納得したようだ。

「ま、お兄ちゃんにとって奉仕部は大切な居場所だしね。ヒキコモリのリハビリの場でもあるけど」

「おい。俺は別に引きこもりじゃないぞ。サボリやバックレはよくあるし、心は引きこもってばっかだがな」

「これっぽっちも説得力ないよ…………じゃあ例の小町への御褒美は日曜日だね」

「日曜日って、どっか行くのか?」

「お母さんたちいるけど、うちに沙希さんを呼ぼうよ。アレをするとかしないとか関係なしに。そろそろ紹介しないと」

「ええー…………」

 確かにここんとこ親がうるさい。
 俺に彼女っぽい存在が出来て色々聞いてくるのだ。

「まあ、考えとく…………」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/22(土) 12:38:39.91 ID:YAn0xWpoo
乙です
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/22(土) 23:25:22.30 ID:4iVATYLHO

まさかいろはす参戦フラグ?
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/01/07(月) 01:37:03.25 ID:uWyIthscO
「そんなわけで日曜日はよろしくな」

「えっ…………?」

 何やら川崎が動揺して一瞬言葉を失った。
 箸を持ったまま手の動きも止まったし。

「ちょ、ちょっと待って。あたしがあんたのご両親に会うの?」

「まあ流れ的にそうなる」

 戸惑っておろおろし始める川崎。
 そういや元々はこいつもコミュ傷ぼっち属性だったな。

「別に取って食われるようなことはないから大丈夫だっての」

「で、でもあたし、あんたどころか小町も手にかけちゃってて…………ご両親に会わせる顔が…………」

 それを言うなら俺の方こそ姉妹揃っていかがわしいことをしてんのにその母親に挨拶してるんだがなぁ。
 川崎もすぐそれに気付いたようで微妙な表情になる。

「ま、嫌なら断っとくけど」

「あー、ううん、嫌ってわけじゃないんだけど…………じゃ、日曜はお邪魔するね」

「おう。比企谷家のおもてなしを思う存分受けるがいいさ」

 そんな話をしながら昼食を終える。
 弁当箱を川崎に返すと、それを片付けてすぐに俺に身体をくっつけてきた。

「昨日の約束、覚えてる?」

「忘れるわけないだろ。御主人様のまんこに俺の奴隷精液たっぷり飲ませてやるからな」

 そう言って俺は川崎と唇を重ね、舌を絡め合う。まだまだ昼休みの時間は残っているし。
 左腕で抱き寄せ、右手で身体の色んなところをまさぐる。

「んんっ…………」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/01/07(月) 01:37:32.09 ID:uWyIthscO
 川崎の切なげな声が繋がっている唇の端から漏れる。
 それがダイレクトに耳から脳を刺激し、俺もどんどん昂っていく。すでにズボンの中で肉棒がはち切れそうだ。
 川崎の手を取って俺の股間に導くと、愛おしそうに撫で回してきた。

「っ……はあ…………御主人様……もう…………」

「ん…………入れよっか…………」

 川崎は自分のスカート内に手を突っ込み、下着を脱ぐ。
 そのあと俺のズボンのファスナーを下ろし、ギンギンに固くなった肉棒を取り出す。

「ああ……美味しそ…………ちょっとだけ、しゃぶらせて…………」

 俺の返事を待たず、川崎は顔を臥せて肉棒をくわえこんだ。
 温かくぬめる口内に含まれ、俺はついつい呻いてしまう。

「うあ…………気持ち、いい…………」

 柔らかな唇でしごかれ、舌が這い回り、快感の海に溺れる。このままだと遠からず達してしまいそうだ。
 いや、このまま口に出してももう一回くらいは余裕で出せるつもりではあるのだが、時間の方が少々心許ない。
 川崎もそれは理解しているらしく、名残惜しそうにしながら肉棒から口を離す。

「ん…………」

 もうお互いしたいことさせたいことがわかっているので、無言で見つめ合いながら対面座位の体勢になる。
 川崎は熱く濡れた秘口に肉棒を押し当て、ゆっくりと腰を下ろして膣内にそれを飲み込んでいく。
 二人とも声が出そうになり、唇を重ねて塞ぎ合い、互いの身体に腕を回して抱き締めた。
 肉棒から全身を襲う快感にすぐにでも達しそうになったが、俺はなんとかそれを堪えて腰を揺すり、川崎に刺激を与える。
 川崎は俺にしがみつきながら舌を絡めてき、まだかまだかと急かすように膣をうねらせながら締め付けてくる。
 あ……あ……もう、ヤバい。
 出る……出る…………。
 限界を感じた俺は川崎の腰を掴んで子宮口に亀頭を押し付け、大量の精液を思いっきりぶちまけた。
 びくんっと川崎の全身が震え、俺の射精を受け止めながら絶頂に達する。
 小刻みに身体を揺すり合って一滴残らず搾り取るように射精を促し、快感を享受し合った。
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/01/07(月) 01:38:08.99 ID:uWyIthscO
「はあ……美味しい…………御馳走様」

 しばらく快感の余韻に浸ったあと、唇を離した川崎が俺の耳元で囁く。
 俺は無言でぎゅっと川崎を抱き締める。

「ふふ。名残惜しいけど、そろそろ離れなきゃね。もうすぐ予鈴鳴っちゃう」

「ん」

 膣内から肉棒を引き抜き、川崎が後始末をしてくれる。
 口でのお掃除とサキュバスの能力で身仕度を整え、俺たちは屋上から校舎内に入っていく。
 が、踊り場のところで何故か川崎は立ち止まった。

「? どうした? 俺が先に戻ってるか?」

 今日は川崎が先に教室に戻り、時間を置いて俺が戻ることになっていたのだが。
 しかし川崎は小さく首を振り、こちらを向く。
 無言で俺の方を見るその目は不安と戸惑いが隠しきれていなかった。
 ああ、なるほど。性的欲求が解消されていわゆる賢者モードになったところで、やはりウチの親に会うのに後ろめたさを感じているのだろう。
 ちょっと手を出した小町くらいならともかく、俺に至ってはがっつり現在も未来も人生が変わるほどの関わりを持っているわけだし。
 でもそれは強制じゃない。俺にも選択肢は用意されており、そして今の道に至っている。
 俺は川崎をそっと抱き締め、安心させてやるように背中と頭を軽く叩いて撫でてやった。

「ん……ごめんね」

「謝られることなんか何もねえよ」

 もう不安が消え去ったのを確認し、俺は身体を離す。
 川崎はくすりと笑って俺の頬に唇をつけ、先に教室へ向かっていった。
48 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2019/01/07(月) 01:38:43.07 ID:uWyIthscO
一旦ここまで
年が明けました。いいかげんこの話も長すぎるので、今年中にこのスレで終わらせようと思いますので頑張ります

またノシ
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 01:49:21.03 ID:RwIUBPFMo
乙です
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/07(月) 08:09:18.90 ID:zShljbFko
そしたら新しいはちさき頼むぞ
51 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2019/01/28(月) 01:01:08.94 ID:FKEAgAHxO
「ふぁ…………」

 土曜日の朝。
 リビングに入った瞬間に大きな欠伸が出る。
 早めに川崎と会うときと起きる時間はそう変わらないのに、いまいち怠いのはモチベーションの違いだろうか。
 コーヒーを淹れてトーストをかじっていると、我が家の二柱の大黒柱の片割れである母親が起きてきた。

「あれ、早いね。って、そうか、奉仕部でのお手伝いかなんかだっけ。土曜なのにお疲れさま」

「それを言うなら母ちゃんこそな。土曜なのに出勤なんだろ?」

「ま、代わりに来週どっかで休みもらうから。父さんはどうだか知らないけど」

 そう言ってコーヒーを淹れるためにお湯を沸かし始める。
 親父もあと少ししたら起きてくるのだろう。二人分のカップが用意されていた。
 あ、そういえば。

「なあ、明日って家にいるか?」

「んー、ご飯の買い物に行くくらいかな。どうしたの?」

「えーっと……知り合いを、うちに呼んで、いいかな?」

「へえ…………」

 母親の表情がにぃっと笑顔になる。
 といってもからかいを含めた邪なものだったが。

「彼女?」

「まあ、近いものだと思ってくれれば…………小町とも知り合いなんだが、久しぶりに会いたいって言っててな」

「オッケーオッケー。お昼御飯とかウチで食べる? 用意しとくよ」

「あー、あとで確認しとく」

 そのあとすぐにやってきた親父にご注進し、二人して俺をからかいにくる。
 煩わしいのでさっさと学校に行ってしまおう。
52 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2019/01/28(月) 01:01:56.75 ID:FKEAgAHxO
 指定時間の少し前に到着すると、すでにサッカー部がグラウンドの整備をしていた。
 雪ノ下や由比ヶ浜もジャージに着替えており、一色となにやら打ち合わせをしている。
 こちらに気付いたようなので軽く手を振って挨拶し、俺も着替えるために自分の教室へと向かう。

「やあ、ヒキタニくん。今日は悪いね手伝ってもらって」

「まあ奉仕部への依頼だしな」

 教室では葉山がユニフォームに着替えていた。こういう時は部室じゃないのか?
 わざわざこっちである必要もないだろうに。

「ちょっとメンバー表を机に忘れてね。ついでだからここで着替えたんだ。部室だと人が多くて狭いし」

「さいで」

 俺も手早くジャージ姿になる。あんまり遅いと雪ノ下あたりに嫌味や皮肉を言われかねない。
 が、何故か葉山は俺が着替え終わるのを待っていた。
 まさか一緒に行こうとしてるのか?
 そんな仲でもないし、海老名さんが見たらまた狂喜乱舞するぞ。

「いや、そんなの今更だろう。姫菜のあの性格は」

「まあ……こんな場面見ようと見まいと妄想のネタにされてはいるか。てか、今日海老名さん来てんの?」

「ああ。優美子と一緒に応援に来てくれるって。大会とかじゃなくただの練習試合なんだからと言ったが、どうせ暇だし近いからって」

「ふうん」

 三浦はどうせ葉山目当てだろう。海老名さんはそれに誘われてってところか。
 結局なし崩し的に二人で連れ立って教室を出てグラウンドに向かう。
53 : ◆zO7AQfurSQ [sage]:2019/01/28(月) 01:03:36.48 ID:FKEAgAHxO
 いくら忙しくて手伝いを依頼されたとはいえ、やはり奉仕部は今回の件では部外者である。なのであまり目立つことや大っぴらなことはせず、雑用や監視がメインだった。
 ちなみに俺は他校の生徒が間違って校舎内に迷い混まないように昇降口で見張る役だ。
 総武の生徒が校舎内のトイレを使うくらいはお目こぼしするが。むしろ俺が不審者じゃないかと疑われている気配もあったが、時折一色や葉山が話しかけてくることでそれは解決した。
 でも戸部が話しかけてくるのはウザい。別に悪いやつでないのはわかっているのだが、アレやコレやでちょっと後ろめたいとこがあるし。

「お、上手い…………」

 グラウンドで行われてる試合を見てると、華麗なワンツーでディフェンスを突破する選手がいて思わず声が出る。
 よく見ると葉山だった。
 なんなのあいつ。前世は完璧超人だったの? 負けたら自害しなきゃいけないの?
 チームプレーの必要なスポーツはやることに興味はないが、見る分にはそこそこ面白く、突っ立ってるだけでも特に苦にはならなかった。
 道端で看板持って立ってるだけのバイトを経験したことのある俺には造作もないことだがな。

「貴方の場合は人とコミュニケーションを取る仕事が出来ないのだから、むしろうってつけではないかしら?」

 俺のか細い独り言が聞こえたか、いつの間にかやってきた雪ノ下がツッコミを入れてくる。
 後ろには由比ヶ浜と海老名さんもいた。三浦はどうやら葉山のところに行っているようだ。

「今は何もすることないのか?」

「うん。交代でお昼ご飯タイムだって。ヒッキーも一緒に部室行こ」

「いや、俺はここで食うから」

「えー、一緒に食べようよー」

 由比ヶ浜が不満の声を上げる。
 が、こいつは色々とわかっていない。
 今日来ている総武の女子は総じてレベルが高い。遠目で見てても他校の男子が注目しているのがわかるくらいだ。
 それでも声を掛けられたりナンパ紛いのことをしてこないのは葉山のおかげだろう。苗字でなく名前で呼び合ったり親しくしていたりで、付け入る隙や自信を失わせているからな。本人が意図してやっているのかは知らないが。
 ついでに海老名さんはその薔薇趣味を披露してドン引きさせるという荒業に出ている。これは半分素なんだろうけど。
 そんな中で俺みたいなのが一緒に食事なんかしていたら嫉妬と怨嗟の視線で死んでしまう。ぼっちは注目されることに慣れてないんです。
 …………まあ。川崎が絡んでたら話は別だが。

「まあまあ結衣、強要はよくないよ」

「むー」

「それにヒキタニくんは女子とのご飯より部活男子を眺めながらの方がご飯が進むもんね!」

「そんなわけあるかっ! …………それにあんまここを離れるのもどうかと思うしな」

「うーん、そっかー。じゃああたしたちは奉仕部部室で食べるから。またあとで」

「おう」

 三人は校舎の中に入っていく。
 が、姿が消える直前、海老名さんがスマホを取り出して俺に示した。何だ?
 ひょっとして俺に何か送ったのだろうかと思って自分のスマホを確認すると、川崎からメールが来ていた。
54 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2019/01/28(月) 01:05:07.70 ID:FKEAgAHxO
「先輩方、今日はありがとうございました」

「ありがとうみんな。助かったよ」

 滞りなく終わったあと、俺を含めた奉仕部の面々に一色と葉山がお礼を言ってくる。
 正直そこまで大したことはしてないつもりだったので少々心苦しいのだが。

「そんなことはないさ。実際は何もなかったが、何かトラブルや手違いがあったときには人手が必要になるかもしれなかったし」

「休日返上までさせちゃってますから。この埋め合わせはちゃんとさせてもらいますんで」

「いいっていいって。そんな大変じゃなかったし。ね、ゆきのん」

「ええ。私たちも部活の一貫ではあるのだし」

 まあ見返り目的でやってるわけではないからな。
 それなりの人脈があるはずの葉山や一色が俺たちを頼ってくるということは本当に困っていたのだろう。
 リア充が狼狽える様を見るのは嫌いではないが、頼られたら力を貸すくらいは吝かではない。

「んじゃ俺は教室で着替えてから帰るわ」

「ああ。また来週な」

「先輩、どうもでしたー」

 葉山と一色が手を振り、目だけで返事をしながら俺は校舎に入る。
 そこで部室に向かう雪ノ下と由比ヶ浜とも別れた。

「バイバイヒッキー、また来週ね」

「さようなら比企谷くん、また」

「ああ」
55 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2019/01/28(月) 01:06:18.41 ID:FKEAgAHxO
 さて、俺は教室に……は向かわない。そこをスルーしてさらに歩く。
 一応周囲に人の気配がないことを確認してからとある男子トイレに入った。
 この時間で校舎内に残っている生徒などいないはずなのに、一番奥の個室には鍵が掛かっている。
 俺がちょっとした手順を踏んだノックをすると静かにそのロックが外れ、俺は扉を開けて中に入り、後ろ手に鍵を掛け直す。

「あー…………待ったか?」

「ううん。大丈夫」

 少しばかり頬を上気させた海老名さんが答える。心なしか息も荒い。興奮しているのだろうか?
 川崎から来ていたメール内容はこのこと関係だったのだ。要するに海老名さんの相手をしろということである。
 しかし、なぁ……。

「あー、海老名さん」

「うん」

「その、今日はさ、多少なりとも動いて汗とかかいちまってるから……」

「うん。だから奴隷の私のお口で御主人様のを綺麗にするんだよね?」

 ええー…………止めようかって提案するつもりだったのに。
 海老名さんは自分の言ったことにさらに興奮したか、身体をぶるっと震わせる。

「でもさ、ヒキタニくんだってサキサキがマラソンとかして汗だくになった身体を舐めてみたいとか思わない?」

「それはめっちゃ思う…………はっ!」

 想像してついつい即答してしまった。
 これじゃ海老名さんを断るわけにもいかない。

「御主人様。私のお口で、御主人様のおチンポ、綺麗にさせてください」

「あー…………じゃあ、頼む」

「はいっ!」

 海老名さんは嬉しそうに笑って俺の前でしゃがみこみ、ジャージとトランクスを下ろして肉棒をさらけ出させた。
 びん、と跳ねながら反り返る肉棒にうっとりとした表情を向ける。
56 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2019/01/28(月) 01:08:15.52 ID:FKEAgAHxO
「あー…………んむ」

 大きく口を開け、海老名さんは俺の肉棒を躊躇いなくくわえる。
 温かい口内と舌の感触に俺は呻きそうになったのを堪えた。
 舌を這わせながら唇の輪が激しく前後され、肉棒がしごかれる。

「おい、がっつきすぎだろ。飢えた獣かよ」

「ん、ちゅ…………だって……御主人様のおチンポを御奉仕させていただけるのって、久しぶりだから…………」

「まあちょっと間が空いちまったか。その間は自分で慰めてたか?」

「れろ…………はい……これが御主人様やサキサキの指だったらいいのにって思いながら自分の指でオナニーしてました…………」

「よし、じゃあ選べ」

「え?」

「俺のチンポしゃぶりながらオナニーするのと、俺がイったあと俺に見てもらいながらオナニーするのと、どっちがいい?」

「!!?」

「こら、動き止めるな」

 驚愕の表情で停止した海老名さんの頭を押さえて顔を肉棒に押し付ける。
 海老名さんは頬を擦り付けつつ舌を這わせながらも、戸惑いの表情に変わった。どうやら魅力的な二択にどちらを選ぼうか迷っているようだ。
 が、やがて決心したようで、顔を離して俺を見上げる。

「ご、御主人様のおチンポを御奉仕しながら、オナニーして、よろしいでしょうか…………?」

「ああ、いいぜ。何なら俺より先にイってもいいぞ。そのイき顔をオカズにしてやるから」

「はい……んむ…………んんっ!」

 海老名さんは再び俺の肉棒を口に含み、右手をスカートの中に突っ込んでもぞもぞと動かし始めた。
 身体がびくんびくんと震え、蠢く唇が肉棒に更なる刺激を与えてくる。
 以前聞いたように海老名さんは口内にも性感帯があるようで、その部分にしきりに亀頭を擦り付けていく。

「あー……気持ちいいぜ…………姫菜の口、なかなか優秀なオナホだな」
57 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2019/01/28(月) 01:10:57.21 ID:FKEAgAHxO
 自分で動きたい衝動を堪え、海老名さんの好きにさせる。
 段々海老名さんの鼻息が荒くなり、呻く声が短く速くなっていく。どうやら絶頂が近いようだ。

「姫菜、こっち見ろ。俺と目を合わせながらイくんだ」

「んっ、んんっ…………んんんっ! んんっ!」

 海老名さんは一際大きく痙攣し、ついに達する。
 連動して唇の輪が締まり、精液を寄越せと言わんばかりに口内全体が肉棒に刺激を与えてき、俺も限界を迎えた。

「姫菜っ、出すぞっ……全部、飲めっ…………!」

 俺は海老名さんの頭を掴み、腰を前後に振る。
 唇で肉棒をしごき、一瞬だけ堪えたあと、一気に溜まったものを解放した。

「うっ! ううっ! 出たっ…………!」

「んんっ……んっ……んっ…………」

「あー……出てる出てる…………気持ちいい…………」

 びゅくびゅくと口内に遠慮なく精液を放ち、それを海老名さんは喉を鳴らして飲み込んでいく。
 最後の一滴までしっかり吸い出させ、舌と口によるお掃除が終わるまで俺は射精の余韻に浸った。
58 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2019/01/28(月) 01:12:48.31 ID:FKEAgAHxO
「んー…………今日もすっごい良かったぁ…………」

 しばらくして落ち着きを取り戻し、身なりを整えた海老名さんが伸びをしながら言う。
 まあサキュバスほどでないとはいえ、海老名さんも性欲が強い方なのだろう。解消できてすっきりした表情をしている。
 しかし。

「海老名さん、来週末あたり空いてるか?」

「え? 今のとこ特に用事はないけど」

「じゃあよかったら俺と川崎とお出掛けするか?」

 もちろんただ出掛けるってわけじゃない。
 川崎を含めるということは、最後までの行為をするということでもあるわけだ。
 それは海老名さんもすぐに察したようで、期待の色をあらわにする。

「うんっ! お願い!」

 うわぁ。いい笑顔だ。
 ちなみにこの提案は当然俺のでなく、川崎のものである。
 さっきまでのやり取りも一部川崎の指示だしな…………いや、仕方ないだろ。俺一人で海老名さんを満足させるような責めっ気なんてそうそう出せるもんじゃないっての。

「そろそろ暗くなっちまうな。途中まででもよけりゃ送っていくけど」

「ほんと? じゃあバス停くらいまでいいかな?」

「ああ」

 そんな会話をしながら俺たちは個室を出る。
 まあそこまで警戒しなくてもこの時間にこんなところに来る生徒もいないだろう。
 そう油断していた俺たちに、トイレから出たところで声が掛けられた。

「終わったかね?」

 二人してびくっと身体を震わせる。
 声の主は、廊下の窓を開けて煙草の煙を燻らせる平塚先生だった。
59 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2019/01/28(月) 01:13:34.15 ID:FKEAgAHxO
今回はここまで
なかなか更新ができない
最低でも月に4回くらいは投下したいんだが…………
またノシ
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/28(月) 10:35:55.33 ID:YkcWq+tdo
乙です
気楽にどうぞ
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/01/28(月) 19:09:29.71 ID:t7G4P6Oo0
このあとまさかの4P?
62 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2019/02/09(土) 23:56:32.05 ID:yEfadeB1O
 硬直する俺たち二人をよそに、平塚先生は窓の外にふうーっと煙草の煙を吐き出す。
 やっぱり平塚先生は煙草を吸っている姿が絵になるな。ていうか。

「…………先生、煙草は止めたんじゃなかったんですか? それに廊下で吸うのもどうかと思いますが」

「トイレでいかがわしいことをしている奴が何を言うか。まあ確かに本数は減ったが止めたわけではない」

 そう言ってもう一度大きく吸ってから煙を吐き出し、携帯灰皿に吸殻を突っ込む。
 ううむ、正論で返されてしまった…………あれ?

「先生、煙草の銘柄変えました?」

「ああ。よく気付いたな。匂いもニコチンも軽いものになっているよ」

「なるほど。じゃあ俺たちはこれで。また来週に」

 平塚先生の前を通り過ぎ、別れの挨拶を交わす。
 さて、早いとこ帰って夕飯を食わないとな。

「そんなんで誤魔化されるか馬鹿者」

「ぐえっ」

 襟首を掴まれて喉が絞まり、俺は蛙みたいな声をあげる。
 ヒキガエルというあだ名をつけられたことのある俺の面目躍如だ。

「とりあえずついてきたまえ。話したいこともあるしな」

 平塚先生はそう言って歩き出す。
 俺と海老名さんは黙ってそれに従い、あとをついていく。
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/02/09(土) 23:57:17.69 ID:yEfadeB1O
 到着した先は自動販売機のあるスペースだった。
 平塚先生は小銭を入れて購入し、俺にはマックスコーヒーを、海老名さんには紅茶を渡してくる。

「ほら、飲みたまえ」

「どうも。いただきます」

「い、いただきます」

 ここまでずっと沈黙していた海老名さんはようやく口を開く。ちょっと戸惑っているようだ。
 まあそりゃそうか。叱責されるようなことをしていたはずなのに怒られる様子はないし、俺も平然としているし。
 が、とりあえず俺は疲れた身体を癒すためにマックスコーヒーを飲んでその甘さと水分を摂取する。
 はあ……美味い…………さすが千葉のソウルドリンクなだけはあるな。

「相変わらず美味そうに飲むな比企谷は…………さて、海老名」

「は、はい」

「正直なことを言ってくれ。君は比企谷に脅されたりしているのか?」

「えっ」

 平塚先生の言葉に驚きの声を出す海老名さん。
 まあまったく知らない第三者から見ればそういう疑いを持つのも無理からぬことだろう。トップカーストグループの女子と最底辺ぼっちの男子じゃなあ。

「心配することはない。もしそうなら私が脅しの材料もろとも力付くで除去してやる」

「い、いえ、違います……むしろ私から頼んでる立場で、ヒキタニくんはいっさい悪くありません!」

「……………………」

 …………へえ。
 俺はこの状況では海老名さんは保身に走るものだと思っていた。
 ちょっと見る目が変わりそうだ。

「だから、その、怒るのは、私だけに…………」

「まあそうだろう。比企谷は女に不自由してないしな」

「えっ?」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/02/09(土) 23:58:19.20 ID:yEfadeB1O
「川崎は知っているのか?」

「知らない方がおかしいでしょう。さっきのだって海老名さんが川崎にお願いして許可もらってからの行為ですから」

「なぜそこを自信満々に言うか。あまり誉められたことでもないんだが…………」

「そうっすね。やっぱ良くないし、川崎以外の女に手を出すのもやめますよ。もちろんさっきみたいに学校でしたりなんか論外です」

「「それは困る!」」

 海老名さんと平塚先生の声がハモった。
 そのことに海老名さんは驚き、まさかという表情になる。

「あのー、平塚先生。もしかして、先生もヒキタニくんと…………」

「んー…………」

「平塚先生はヒキタニくんと、どういう関係なんですか?」

「まあ、その、ストレスや性欲が溜まったときの解消相手と言うか…………」

「ヒキタニくん、先生も手籠めに…………」

 手籠めってなんだ手籠めって。
 だいたい平塚先生を篭絡したのはほとんど川崎の手腕だぞ。

「海老名は比企谷とどういう関係なんだ?」

「はい、ティッシュです」

「は? ティ、ティッシュ?」

「はい。ヒキタニくんが下半身に溜まったものを吐き出したい時にそれを受け止める使い捨ての道具です」

 笑顔で答える海老名さん。
 それを聞いて平塚先生は俺の方を見るが、俺だってそんな回答をするなんて思ってもいなかった。
 性奴隷とか肉便器とか言い出すんじゃないかとヒヤヒヤしていたら斜め上過ぎである。

「あー…………海老名はそれで満足なのか?」

「はいっ。もっと酷い扱いをされてもいいんですけど何だかんだ優しいですし、サキサキと一緒に最後まで満たしてくれますし」
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/02/09(土) 23:59:06.42 ID:yEfadeB1O
「そ、そうか…………ん? ということは海老名も川崎がいないときは最後までしてもらってないのか?」

「え、あ、はい。『も』ってことは平塚先生もそうなんですか?」

「ああ。欲しくなっても比企谷は頑なに川崎に操を立ててるからな」

「それでも充分気持ちよくしてもらってるから文句も言えないんですけどね」

 女性同士で何やら談義が始まった。
 なにこれ。すっげぇ居づらいんですけど。
 俺はやや強引に話題を変える。

「あの、平塚先生。平塚先生は何であそこにいたんですか?」

「…………校舎内の見回りをしていたら君たちの気配に気付いただけだ」

「嘘ですよねそれ」

 トイレの構造上、奥まで入ってこない限り俺たちに気付くのは無理がある。
 そして女性である平塚先生が特に理由もなく中に入るとは思えない。
 なら。

「どんだけですか…………」

「なっ……なっ……」

 溜まってるんですか、とは口にしない。
 それでも言葉の裏は察したようで、平塚先生はちょっと顔を赤くしながら口ごもる。

「こほん…………と、とにかく。もうそろそろ暗くなる。私も戸締まりをするから君たちも帰りたまえ」

「はい」

「はーい」
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/02/09(土) 23:59:35.66 ID:yEfadeB1O
 一旦教室に戻って荷物を取り、駐輪場へ向かう。
 そこで待っていた海老名さんと並び、自転車を押しながらバス停へと歩き出す。

「いやー、すっごいびっくりしたよ。平塚先生に見つかったときもだけど、その後の展開も」

「言うまでもないけど、秘密にしといてくれよな。バレたらさすがに洒落にならない」

「はい、御主人様の仰せのままに。それに私も社会的に死ぬ弱味を握られてるしね」

「いつでも返すぞ」

「あははー。でも気になるのは何で平塚先生とそういう関係になったのかなってことなんだけど」

「あー…………」

「今度詳しい話を聞かせてよね。それじゃ」

 ちょうどバス停に着いたところでバスが到着し、海老名さんは手を振りながらそれに乗り込む。
 それを見届けてから俺は自転車に乗り、ペダルを漕ぎ出した。
 あ、そうだ。
 川崎に明日のこと聞いておかないと。
67 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2019/02/10(日) 00:00:01.19 ID:YRSwRyymO
一旦ここまで
またノシ
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/10(日) 01:06:04.59 ID:85wVQR88o
乙です
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/10(日) 16:43:31.58 ID:uYaaoujM0

これで海老名さんも平塚邸で絡めるからホテル代が浮くな
70 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2019/02/25(月) 00:23:09.71 ID:KQgEX3aMO
「いやー、綺麗でいい子だったわね」

「本当にな…………おい八幡、どうやって捕まえたんだ? 悪いことしてないよな?」

「してねえよ」

 どっちかって言うと捕まえられたのは俺の方だしな。
 やはりというか案の定というか、川崎と引き合わせたあと、俺は両親に質問攻めされていた。
 ちなみに今ここに川崎はいない。女の子同士でお話がしたいと、小町に部屋に連れていかれたのだ。
 平静を装ってはいたが、やはりぼっちコミュ障な川崎さんは緊張でテンパりかけていたのでちょうどいいのだが。

「でもあの子、ひょっとして人見知りする?」

「あー、わかるか?」

「挙動や態度があんたにそっくりじゃない」

「……………………」

 よく見抜いたなと思ったが、熟知しているサンプルがいたらしい。
 いや、俺なんだが。

「その辺は八幡とお似合いだな」

「親がいちゃ落ち着かないでしょ。うちら夕方まで買い物にでも出掛けるから、のんびり過ごしなよ。小町にはなつかれてるみたいだし、子供たちだけでね」

 そう言って両親は身支度をして出掛けていった。
 しかし車に乗る際の二人の距離感から察するに、俺たちをダシにしてただ二人で出掛けたいだけじゃないかと思ってしまう。夫婦仲がいいのは良いことだが。
 用意してくれたおやつと飲み物を持ち、俺は小町の部屋のドアをノックする。

「ん。入っていいよ」

 小町でなく、川崎の声で返事がやってきた。ああ。たぶんこれは。
 ドアを開けると、案の定の光景が目に入ってくる。
 川崎と小町は並んでベッドに座っており、それだけなら仲がいいで済むのだが、下半身をあらわにして川崎に抱き付いている小町とその下半身をまさぐっている川崎の図ではさすがに親に見せられない。
 まあ万が一親が小町の部屋に行く素振りを見せたらすぐ伝えられるように手はずはしてあるが。もちろん今は親が出掛けたこともすでに知らせてある。
 しかし小町が羨ましい。川崎の胸に顔を埋めながら下腹部をいじってもらえるなんて。
 いや、俺もしてもらったことあるけど。しかも服の上から埋めるのではなく、直に胸の間に挟まれるくらいに。
 あれ気持ちいいんだよなあ…………やべ、思い出したらズボンの中のものが大きくなってきた。
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/02/25(月) 00:23:53.39 ID:KQgEX3aMO
「ほら小町、八幡が来たよ。とろけきった顔、見せてやりなよ」

 川崎はそう言って促したが、小町はちらっとこっちを見たあと、わずかに首を振る。
 俺にはその言葉は聞こえなかったが、どうも恥ずかしいようだ。今更な気もしないでもない。
 抱き付く小町に川崎はふふっと笑い、足を開かせて肥大した陰核を再びいじり始めた。
 びくんと震える小町の身体に腕を回し、腰を突き出すような体勢にさせる。
 そのまま俺にしか見えない尻尾でちょいちょいと秘口を指し示す。
 俺は持ってきたものを机の上に置き、ズボンとトランクスを脱いで二人の方に寄っていく。
 川崎が小町の秘口を指で大きく開かせ、俺は小町の腰を掴んで濡れそぼった膣内に肉棒を差し込んだ。
 ずっと川崎に愛撫されていたせいかすんなりと挿入されたが、奥まで届いた瞬間にぎゅううっと締め付けてくる。
 小町の身体が大きく震え、びくんびくんと痙攣した。たぶん達したのだろう。
 川崎は小町を引き剥がし、顔を俺に向けさせて視線を合わせさせる。

「あっ…………あっ…………やぁ…………お兄ちゃん、見ないでぇ…………」

「ははっ、入れられただけでイっちまった小町の顔、可愛いぜ」

 俺は小町をそのままベッドに押し倒し、顔を覗きこむ。
 川崎も横になって小町の頭を撫で始めた。

「よかったね小町、ずっと待ってたチンポを入れてもらいながらイくことができて」

「うん……うん…………でも、その…………」

「わかってるよ。八幡の精液を中に出してほしいんでしょ? まったく、まだ中学生なのにこんな淫乱になっちゃってさ」

「さ、沙希さんとお兄ちゃんのせいだからね…………小町はもう、お兄ちゃんの性奴隷になっちゃったもん…………」

 勘弁してくれ。
 俺自身が川崎の性奴隷なんだから、俺にはいらないんだよなあ。
 正直海老名さんだけでも手を焼いているというのに。

「ふふ、八幡もチンポバキバキに固くしちゃってたからね。おねだりすればすぐに出してもらえるよきっと」

「はい…………お兄ちゃん……小町のおまんこで気持ちよくなって、お兄ちゃんの精液、小町の中に出してぇ…………」

 肉棒を固くしたきっかけはそもそも小町が原因でなく、川崎とのプレイ内容を思い出したからなのだが。
 しかしそれでもこの小町のおねだりは俺を興奮させるのに充分なものだった。
 以前は妹に欲情することなんてないと思っていたんだがなあ。
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/02/25(月) 00:24:41.43 ID:KQgEX3aMO
「じゃ、お望み通り小町のまんこ使わせてもらうぜ。俺が出すまで動き止めないから覚悟しとけよ」

「うんっ……小町のおまんこ使ってっ…………小町をいっぱいイかせてぇ…………ああんっ!」

 小町が言い終わるや否や、俺は腰を引いて再び奥に亀頭を叩きつける。子宮口を突かれて小町は身体を大きく仰け反らせた。
 奥を突くだけでなくちょっと角度を変え、入口から少し入ったところの腹側の部分を肉棒の出っ張りで擦り上げる。
 いつも自慰の手伝いをするときによく指でされて感じていた箇所だ。
 またもやあっという間に小町は達してしまったが、俺は動きを止めない。
 川崎も小町と唇を合わせて声を封じながら、全身をまさぐっている。
 裾の間から手を入れて胸を揉んだり乳首をつまんだり、肉棒と擦れるときに腹の上から押してみたり、陰核を刺激してみたり。
 たぶんもう何度も達していることだろうが、それでも俺たちは小町をさらにイかせ続けた。
 が、もうそろそろ限界が近付いている。このまま小町の中に出すか、あるいは性奴隷として川崎に与えるべきか。
 射精の気配に気付いたか、川崎は唇を離し、目も虚ろになりかけてる小町に話し掛ける。

「小町、八幡がもうすぐ精液出そうだって。おまんこの中に出してもらう準備はいい?」

「うんっ……来てぇ、出してぇ…………お兄ちゃんの精液、小町の中にちょうだいっ…………!」

 小町に懇願され、俺はスパートをかける。
 そのまま前に倒れて覆い被さり、今度は俺が小町と唇を合わせた。
 舌を絡めながら腰を打ち付け、高みへと上り詰めていく。
 くちゅくちゅと耳の穴を川崎の舌で掻き回され、俺はついに絶頂に達する。
 精液を放った俺と、精液を受け止めた小町は、互いに繋がった唇の間から快感の呻き声を漏らしながら幾度も全身を震わせた。
 身体を起こして小町の腰を掴み、虚ろな目をさせて快感の海に溺れているその小町の表情を眺めながら俺は腰を揺すり、最後の一滴まで小町の中に精液を注ぎ込んだ。
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/02/25(月) 00:25:20.62 ID:KQgEX3aMO
 ようやく落ち着いた頃、俺は小町の中から肉棒を引き抜き、川崎に後始末をしてもらう。
 その口と舌によるお掃除は再び俺の肉棒を屹立させたが、中のものまで吸い出された後は一旦放置されて小町の方へと向かった。
 川崎は小町の局部から俺の出した精液を掻き出して啜るが、小町は失神でもしたのか反応が薄く、時折身体を痙攣させるだけである。
 やがて満足そうな表情で川崎は顔を上げた。

「んー……美味しかった…………」

「あ、えっと…………」

 川崎とはしてないけど満足してしまったのか?
 まだ俺は出し足りないんだけど。

「ん。明日昼休みにしよ? そこそこ時間経つし親御さんがいつ帰ってくるかわからないでしょ」

 それもそうか。
 俺とだけならまだしも、小町がいる状況ではなかなか言い訳もしづらい。
 とりあえず身だしなみを整えておこう。
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/02/25(月) 00:26:34.53 ID:KQgEX3aMO
 しばらくして川崎の帰宅時間になり、送るために俺は川崎と共に家を出る。
 両親はまだ帰ってきておらず、小町はまだ腰が抜けてて立てないそうなので見送りはいなかった。

「小町に、ちょっとやり過ぎたか?」

「いいんじゃない? 本人は満足そうだし」

「まあ嫌がってはなかったけど…………今日は悪いな」

「え、何が?」

「わざわざ来てもらったことと、エネルギーあんま与えられなくて」

「そんくらい平気だって。エネルギーだって充分だよ。小町からもらってるしね」

 そういえば直接精液からでなく、女性が達するときからでもエネルギーを得られるとか言ってたな。
 俺の妹なだけあって、小町からも質の高い栄養が採れるんだろうか?

「まあね。相性あるし、小町のもすごい美味しいよ。あんたには敵わないけど、海老名や平塚先生とかに比べるとやっぱりね」

「そんなもんか…………あ、昨日も電話で言ったけど海老名さんとのあれが平塚先生に見つかったんだが」

「うん。まあ心配はいらないでしょ。誰かに言いふらすようなことでもないし。ただ、対抗意識がちょっと出て回数が増えるかもね」

 くすくすと川崎はおかしそうに笑う。
 冗談じゃない。平塚先生はともかく、海老名さんは俺に奉仕することに快感を覚えるため、俺が射精しないと満足しないのだ。
 川崎に与えるぶんが減ってしまわないよう何か対策を考えた方がいいかもしれない。

「もうどうせバレたなら今度は四人でやっちゃう?」

「心労が半端無さそうなんでできれば遠慮したいんだが…………」

「ま、それはおいおい考えよ。とりあえず今週末は海老名の相手だっけ?」

「ああ」

「あんたのチンポもハードスケジュールだね。休みたいときは遠慮せずちゃんと言いなよ? 無理させても美味しくないんだから」

「御主人様がいてくれる限りその心配はねえよ」

 そんなふうに誰かに聞かれたらヤバめの会話をしつつ、俺は川崎を送り届けた。
 もうかなり深い仲だというのに、別れ際に頬にキスをされただけでどぎまぎしてしまうのはいったい何故なんだろうか…………?
75 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2019/02/25(月) 00:27:12.54 ID:KQgEX3aMO
一旦ここまで
またノシ
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/25(月) 02:11:45.01 ID:N9oaNykx0
乙!
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/02/25(月) 06:37:29.72 ID:fpXw5pSrO
乙です
78 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2019/03/12(火) 23:53:02.29 ID:pT9j6crlO
 翌日の昼休み。
 いつも通り俺と川崎は例の屋上に来ていた。
 昼食を終え、弁当箱を片付けた川崎は俺に身体を寄せてくる。
 腕を回して密着していると、いつの間にか頬を上気させた川崎が顎を上げて唇を突き出す。
 是非もない。俺はその唇に貪りつき、舌を口内に侵入させて川崎のと絡ませ合う。

「ん、はぁ…………八幡の唾液、美味し…………」

「俺も…………御主人様の、もっと飲ませてください…………」

「ん……チンポ、あたしのおまんこに入れながら、ね…………」

 そう言って川崎はスカートの中に手を入れて下着を脱ぐ。
 俺もいきり立つ肉棒をズボンからさらけ出した。

「すご、おっき……もう、あたしのあそこ前戯必要ないくらい濡れてるから、このまま入れちゃうよ」

 再び俺と唇を重ねながら対面座位の体勢になり、焦点を合わせてからゆっくりと腰を下ろしていく。
 肉棒が熱い膣内に収められ、与えられる快感に唇の端から声が漏れ出る。
 珍しく交わらなかった土日を挟んだためか、川崎もいつもより抱き付く力が強くて声が切なげだった。

「んっ…………んっ…………」

「んう……んんっ…………」

 サキュバスたる川崎の性器は身体を動かさなくとも、様々に変化する締め付けやうねりで肉棒に刺激を与えてくる。
 正直抽送しているのと同じぐらいどんどん快感が高まっていき、射精感が近付いてきていた。
 まだ出したくない。もう少し川崎の中を味わっていたい。
 そんな思いもあっさりいなされ、俺はあっという間に絶頂に達してしまう。

「ん、んん、ん…………んうっ…………!」

 俺は川崎を力強く抱き締めながら精を川崎の中に放つ。
 身体を揺すってたっぷりと注ぎ込み、全身を襲う快楽を甘受した。
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/03/12(火) 23:53:40.80 ID:pT9j6crlO
「ん……いっぱい出たね。御馳走様」

 体内で精液を受け止めてやはり絶頂に達した川崎は、しばらく余韻に浸ったあと俺の耳元で囁く。
 我慢できずにイかされた事が少々気恥ずかしく、俺は言葉を返さずに川崎の背中と頭に手を添えて撫で回した。

「そろそろ昼休み終わっちゃうね。抜くよ」

「ああ」

 腰を上げて体内から肉棒を引き抜いた川崎は、そのまま顔を寄せて口と舌によるお掃除をしてくれる。
 尿道内のものまで吸い出された後はサキュバスによる能力で汚れた服ごと綺麗にしてもらう。

「ん、これでよし。と」

「ああ。ありがとう」

「それにしてもほんと沢山出たね。明日あたり京華に飲ませようと思ったけど大丈夫?」

「全然平気だ」

「即答って…………」

 川崎は衣服を整えながら苦笑する。
 鍛えられたのか元々の素質かは知らないが、ここ最近の精力と回復力は自分でも引くくらいだ。

「でも今週平日の出す日は明日までね。明後日からは今週末のために溜めとくこと」

「それって…………」

 海老名さんも絡むやつか。文字通り。
 どれだけ溜めさせてどれだけ搾り取るつもりなのやら。俺は不安と期待でぶるっと身体を震わせる。

「…………じゃあ、週末まで我慢するから、明日御褒美の前払いが欲しいんだが」

「ふふ、何? 言ってみなよ」

「京華だけじゃなくて、御主人様にも飲んでほしい」

「え」
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/03/12(火) 23:54:31.64 ID:pT9j6crlO
 いつものように平塚先生の許可をもらい、雪ノ下と由比ヶ浜には奉仕部を休むことを前以て言っておく。別に現在何か依頼事があるわけでもないしな。
 次の日の放課後に一旦帰宅し、着替えてから待ち合わせ場所に向かう。

「はーちゃーん」

「おう」

 川崎と手を繋いでいた京華が俺を見付け、ぶんぶんと手を振ってくる。
 あちらも丁度今来たばかりのようだ。

「よし。そんじゃ行こっか」

「ああ」

「はーい」

 京華は俺とも手を繋いでき、三人並んでいつもの温泉施設へと歩き出した。
 もはや手続きは手慣れたもので、滞りなく終わらせて脱衣場に入る。

「おふろーおふろー」

 はしゃぐ京華はさっさと服を脱ぎ、浴室に入っていく。
 そしてそれを追って川崎も手早く全裸になり、豊満な胸を揺らしながら入っていった。
 …………勃ってきてしまった。いや、仕方なくね?
 川崎のヌードを見て興奮しないやつは不能か同性愛者くらいだろ。
 サキュバス二人には隠しきれるものでもないので、結局いつものように開き直って俺も浴室に入った。
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/03/12(火) 23:55:12.27 ID:pT9j6crlO
 例によって椅子に座った俺の前に京華が、背中側に川崎が位置取る。
 石鹸で泡まみれになった手で京華に肉棒を洗ってもらい、やはり泡まみれになった胸で川崎に背中を洗ってもらう。
 正直このシチュエーションだけで射精しかねない。俺は唇を噛んで堪える。

「ふふ、別に我慢しなくてもいいんだよ。暴発したって回復させてあげるからさ」

「はーちゃん、けーかの手で気持ちよくなってー」

 京華の小さくて温かい手が肉棒をしごき、川崎の胸が背中を這いつつ両手が身体中を撫で回す。
 射精禁止の呪いもかけられてないこの状況で耐えることが出来た俺を誉めてもらいたい。
 お湯で石鹸が流されたあとは、びくびくと脈打ちながら先端から汁を溢れさせていた。

「おちんちん、すごい…………」

「美味しいのがいっぱい出そうだね。じゃ、比企谷、立って」

 川崎に促されるままに俺は立ち上がり、京華のために少しだけ足を開いて膝を曲げ、腰を低くする。
 眼前に晒された肉棒に京華は嬉しそうに頬擦りをしてき、唇を付けて啄む。
 それだけでまたもや達しそうになり、力を込めて何とか堪えた。

「けーちゃん、すぐに出そうだから先っぽくわえててあげなよ」

「はーい」

 京華が肉棒の先端に唇を付ける。
 尿道口にも生暖かい舌が押し付けられて、俺の身体がびくっと震えてしまった。
 このまま川崎にしごかれて射精させられるのかと思ったが、予想外にも川崎は俺の後ろでしゃがみこむ。
 え? まさか?

「はうぐうっ!」

 変な悲鳴をあげてしまった。
 川崎の舌が俺の尻の穴を這ったのだ。
 腕で俺の身体が動かないよう固定しつつ、手で肉棒を掴んでしごきあげる。
 何の躊躇いもなく無遠慮に舌が穴の中に突っ込まれてかき回され、容赦なく俺の理性を剥がして絶頂にへと導いていく。

「う、あ、あ、出る……出る…………っ」

 尿道口と尻の穴。二つの穴を同時にサキュバス姉妹の舌でほじられるように責められ、一気に限界を迎える。
 もう京華を気遣う余裕もなく、俺は京華の頭に手を添えて離れないようにし、川崎の手の上から肉棒を掴んで一緒にしごいた。
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/03/12(火) 23:55:49.62 ID:pT9j6crlO
「あ……あ……あ…………ああっ!」

 俺は大きく身体を震わせて射精し、京華の小さな唇の間から口内に精液を注ぎ込む。
 それを一滴もこぼすことなく、京華は喉を鳴らして飲み込んでいく。
 全て出し切り、長い射精が終わった頃には俺の膝がガクガクと震えてまともに立っていられないほどだった。
 川崎の舌が後ろの穴から引き抜かれて離れ、俺は崩れ落ちるように椅子に座る。

「はあ…………はあ…………」

「ん……こく…………はーちゃん、おいしかった、ごちそうさまー」

「ああ。飲んでくれてありがとうな。気持ちよかったぜ」

 俺は改めて京華の頭に手をやって軽く撫でてやると、京華は嬉しそうに笑いながらそれを受け入れる。
 しかし直後にこの幼サキュバスはとんでもないことを聞いてくるのだった。

「はーちゃん、はーちゃんはおしり舐められるのが好きなのー?」

「っ…………!」

「そうだよ。それにはーちゃんはね、お尻の穴に舌を入れられて掻き回されるのも大好きなのさ」

 返答に困った俺を遮り、川崎が答える。
 それを聞いた京華は無邪気な笑顔で驚愕の提案をしてきた。

「じゃあ今度はけーかがはーちゃんのおしりのあなをいじめてあげるー」

「いっ、いやっ、それは」

「だめなのー?」

 いくらなんでも駄目だろ!
 すでに駄目な一線を越えて三段跳びくらいしてはいるが、それでもそれはよくない。
 が、下手に断ると後ろから感じる『京華を悲しませたら許さないよ』オーラが爆発しそうだ。

「今日はさーちゃんにも飲ませるんだよね? けーか、おてつだいがんばるから!」

「っ……! そ、その、京華!」

「なにー?」

 嘘や誤魔化しなんてすぐにバレる。
 本音を言いつつ別の形に誘導しないと。
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/03/12(火) 23:56:55.23 ID:pT9j6crlO
「こ、こっち」

「んー?」

「京華には、こっちを舐めてもらいたいなって…………ほら、京華にここをいじめてもらうの、すげえ気持ちいいからさ」

 俺は足を広げて陰嚢を指し示す。
 正直これだって最悪を回避しただけで、相当アウトな発言である。
 しかし京華は表情をぱあっと明るくさせた。自分の行動が認められて誉められたのが嬉しいのだろう。

「ふふ、よかったねけーちゃん。お望み通りはーちゃんのタマタマを思いっきりいじめてあげて」

「うんっ!」

 元気よく返事するや否や京華は俺の前に伏せて顔を寄せ、陰嚢に吸い付く。
 小さな唇と舌が這わせられ、時折頬張って強めにしゃぶられる。
 普通の園児には成し得ないそのテクニックに俺の肉棒は出す前と変わらぬ硬度を取り戻していた。
 それを確認した川崎は大きく口を開け、それを口内に含む。

「う、ああっ…………」

 温かく濡れた感触に包まれる。
 そのまま動かれたらまた大した時間もかけず達してしまう。
 これ以降は今週末まで出せないことを鑑みて、川崎の頭を抑えて動かないようにした。
 しかし這う舌の動きと蠢かせる唇は止めさせることなど出来ず、ゆっくりと着実に絶頂へと近付いていく。
 声が出そうになり、手で口を塞ごうとしたが、その前に川崎の尻尾が伸びてきて俺の手首を掴む。
 反対の手も京華の尻尾に抑えられ、必然的に川崎の頭も自由になる。
 上下して唇の輪が肉棒をしごき、強弱を付けて締め付けた。
 舌が亀頭を這い、すさまじい快感で俺を絶頂に押し上げていく。

「っ……! ああっ……! 出るっ…………!」

 そう口にすると二人の動きがさらに激しくなる。
 俺は堪えきれず、川崎の口内で射精した。

「あっ……! あっ……! ああっ……!」

 川崎が唇でしごきながら舌を這わせる。
 京華が陰嚢を頬張りながら激しく吸う。
 サキュバス姉妹の連携によって俺は一滴残らず搾り取られ、少しの間放心状態になってしまったのだった。
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/03/12(火) 23:57:46.37 ID:pT9j6crlO
「大丈夫? 重くない?」

「全然平気だっての」

 風呂から上がったあと京華がうつらうつらし始め、ロビーのソファーでおねむになってしまったのだ。そんなわけで現在は俺が寝ている京華をおんぶし、川崎家に向かっている途中なのである。
 いかにサキュバスと言ってもやはりこの辺は子供なんだなあと思ってしまう。

「でもあんたも疲れてるでしょ? すごい量を二回出したし」

「御主人様の専用精液製造機を見くびるなよ。あのくらいでへばるわけない」

「実に頼もしいね。週末楽しみだし、楽しみにしといてよ」

「ああ。ちなみにどこへ行くつもりなんだ?」

「その辺も当日までのお楽しみ」

 また何か良からぬことを考えているようだ。まあそれが何であれ、俺はただ受け入れるだけなんだがな。
 俺は川崎家に着いたところで京華を引き渡し、川崎と挨拶して別れる。
 さて。週末までにしっかり溜めておかないとな。
85 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2019/03/12(火) 23:59:13.76 ID:pT9j6crlO
一旦ここまで
またノシ
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/13(水) 00:40:03.66 ID:3Vwf7E2Ho
(_´Д`)ノ~~オツカレー
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/13(水) 06:00:30.44 ID:Q8l/FwcTO
ふぅ......
乙です
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 20:43:31.15 ID:5yDBqg+rO
けーちゃんは無邪気だねえ(シコシコ
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 21:56:04.94 ID:ZWu85Q250
90 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2019/04/23(火) 21:49:26.93 ID:sxJCFlKJO
 週末になった。
 はっきり言って性欲がヤバい。
 調子に乗って溜めすぎてしまい、このままだと今晩辺りは夢精してしまいそうな勢いだ。
 昨日も川崎は俺を見るなりごくりと唾を飲み込んでいたし、さぞかし美味しくなっていることだろう。早いとこ搾り取ってもらわないとな。
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/04/23(火) 21:50:09.30 ID:sxJCFlKJO
「比企谷、こっちだ」

 少し早目の待ち合わせ時間、集合場所に現れたのは平塚先生だった。
 正確に言えば平塚先生の車であり、路肩に停めてこっちに声を掛けている。
 助手席に海老名さんも座っていてこちらに手を振っており、もう嫌な予感しかしない。

「…………どうも。奇遇ですねこんなところで。どこかお出掛けですか?」

「無駄な抵抗はよさんか。ほら、向こうから川崎も来たぞ」

 平塚先生の指差す通り、川崎がこちらに歩いてくるのが目に入った。
 あちらからも俺や平塚先生の車は視界に捉えただろうに、平然としている様子だ。つまりこのことは川崎も把握済みなのだろう。
 ならば俺にとやかく言う権利はない。粛々と川崎に従うのみである。

「おはよ、比企谷」

「おはよう。えっと…………」

 とりあえず朝の挨拶を交わした。
 ちら、と車の方に向けた俺の目線に気付いたか、川崎は少し済まなそうに言う。

「ま、事後承諾になっちゃったけどそういうことだから。でも代わりに今日かかる費用は全部先生が持ってくれるってさ」

「そうか。別に川崎がいいなら俺は構わねえけど」

「今度お詫びに物凄いことしてあげるからね」

 そんな言葉を放って川崎は後部座席のドアを開けて平塚先生の車に乗り込む。
 普段から結構凄いことはされてるつもりだが、いったい何をしてくれると言うのだろうか? 期待とわずかばかりの恐怖にごくりと唾を飲み込んでから俺も川崎の後に続く。
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/04/23(火) 21:50:45.46 ID:sxJCFlKJO
「そういやどこへ行くんですか? 今回は着替えも何にも用意されてないようですが」

「なに、夏休みの千葉村みたいなことはせんさ」

「あれは騙し討ちにも程がありましたね…………」

「ま、予想も付いてるだろうが一応は到着してからのお楽しみにしておこうか」

「はあ、そうですか」

 大方郊外のラブホテルといったところか。近場だと誰が見ているかわからないしな。
 以前京華を引き連れて行ったところは人目を避けるには良かったが駐車場がなかったし。
 そんなことをぼんやりと考えていた俺の思考は突然川崎の手によって中断された。比喩でなく、本当に川崎の手にだ。

「んぅっ…………」

「ふふ、どうしたの?」

 川崎の手が俺の内腿や股間部を撫で回してくる。
 なのに素知らぬ顔をして笑っているのだ。

「おいこら。車の中で盛るんじゃない。ずるいぞ」

「そうだよ。こんなとこでなんて駄目だよ。ずるい」

 さすがに前にいる二人にもバレたか注意が飛んでくる。が、最後の本音が隠しきれていない。
 川崎も素直に手を引っ込めるが、今の刺激で俺の肉棒はあっさりと臨戦態勢になってしまった。
 これ、早く何とかしてくれねえかなあ…………。
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/04/23(火) 21:51:44.21 ID:sxJCFlKJO
 しばらく市街地を走ったあと山の方に入り、案の定見えてきたラブホテルの門をくぐる。
 どうやらここは車訪問専用のホテルらしく、一部屋ごとに割り当てられた駐車場から直接部屋に入るシステムらしい。平塚先生が車を停めて駐車場のシャッターを閉めると、部屋へ向かうための階段のドアロックが解除された。

「へー、こんなふうなのがあるんだ。学生じゃ絶対使えないね」

「支払いは部屋内の装置でやり取りするからな。従業員と顔を合わすこともない」

 平塚先生と海老名さんが先に階段を上がっていき、俺と川崎が後に続く。
 靴を脱いで部屋に入ると、かなり大きめのベッドやテレビが目に付いた。というか設備が結構充実しているし、部屋そのものの規模もそこそこ大きい。これ、結構いい値段のする部屋なんじゃないか?
 いや、費用は平塚先生持ちのようだから気にすることはないんだが。
 海老名さんは物珍しげに部屋内を探索し、平塚先生はやれやれといった感じでソファーに座る。

「じゃ、比企谷。とりあえずシャワー浴びといで」

「え? あ、ああ」

 俺一人でか? と聞きそうになったが、何やら川崎には考えがあるようだ。
 タオルやバスローブがちゃんと備え付けられているのを確認し、俺は三人に見届けられながらバスルームに入った。何だか調理前の食材を見るような目だった気がするが…………あんま変わんねえか。
 シャワーで汗を流し、ボディソープで身体を念入りに洗う。当然浴槽にお湯が溜まっていたりはしないので、石鹸を流したあとはそのまま脱衣所に出て身体を拭き始めた。
 いつもなら川崎のサキュバスの能力でぱぱっとはじいてしまうんだよなあ。濡れた髪もあっという間なのだが現状ではそういうわけにもいかず、念入りにドライヤーで乾かす。
 その間はどんなに長く見積もっても三十分も経っていないはずだった。

「…………何があった?」

「あ、出たんだ」

 俺に気付いたか川崎が振り向く。
 平塚先生と海老名さんはベッドの上で横たわっていた。
 こちらを向く余裕もなくぐったりしているが、時折身体を痙攣させている。ちなみに三人とも全裸だった。
 なんか見たことあるぞこんな風景。いや、小町が同じ目にあってるんだけど。

「で、何でこうなったんだ?」

「んー、あんたの話になってさ。しばらく出させないで溜めさせたからきっとチンポ凄いことになってるよって」

「はあ」

「そしたら二人とも目の色変えてさ、自分が一番最初に相手するってがっついてきたからちょっとお仕置きをね」

 そのお仕置きとやらをされた二人が羨ましい。俺もいずれしてもらいたいものだが。
 しかし確かに川崎の言う通り、俺の肉棒ははち切れんばかりになっていた。
 溜めてたのもそうだが、川崎の裸や平塚先生と海老名さんのあられもない姿を目にしたら当然だろう。
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/04/23(火) 21:53:23.61 ID:sxJCFlKJO
「ほら、なにぼーっと突っ立ってんの? 脱いでこっちに来なよ」

「あ、ああ」

 俺はバスローブを脱ぎ、ベッドに上がろうとする。が、その直前で川崎にまだ履いたままだったトランクスをずり下ろされ、屹立した肉棒をさらけ出してしまう。
 足に引っ掛かったままのトランクスを脱ぐ間もなく、その肉棒が川崎の口内に含まれた。

「あうっ…………」

 温かくて。ぬるぬるして。気持ち、いい。
 舌も這わされてないし、唇でしごかれてもいない。なのに快感は高まっていき、このままくわえられているだけで射精してしまいそうだ。
 が、それを察してか川崎はすぐに口内から抜き、さらに大きくなった肉棒がびぃんとそそりたつ。

「はぁ……すご…………早く、こっち来なよ」

「おう」

 トランクスを足から外して放り投げ、今度こそ俺はベッドに上がった。
 そのまま川崎に腕を掴まれ、すぐ横に寝転がされて見下ろされる。

「ふふ、こんなに固く大きくしちゃって。苦しそうだからあたしが処理してあげるよ」

「お、お願いします…………」

 ここまでになるくらい我慢させたのは川崎自身なのだが、まあそれは言うまい。
 むしろ早いとこ出させてほしい。

「は、八幡くぅん、サキサキのじゃなくて、私のおまんこ、使ってぇ…………」

「比企谷……私の身体を好きにしていいから、私で射精してくれぇ…………」

「うるさいよ、そこで見てなって」

 向こう側からゾンビのように這いながら海老名さんと平塚先生がにじり寄ってくる。どうやらまだ下半身に力が入らないらしい。
 それを尻目に川崎は俺の両足を持ち上げて開かせ、自分の足に引っ掛けながら俺の身体を跨ぎ、肉棒を掴んで秘口に押し当てる。
 男女逆だったら普通に正常位のような体勢だが、これは何という体位なのだろうか? 俺の身体が二つに折り畳まれていることを除けば騎乗位ではあるのだが。
 そのまま腰を下ろされて肉棒が蜜壺に包まれ、凄まじい快感が脳を刺激した。

「うあっ! ああっ!」

「あは、八幡のチンポ気持ちいい! ガチガチに反り返った固いのが、あたしの感じるとこゴリゴリ抉ってる!」

 俺の足を支えに川崎は上下に腰を動かし、ずぷずぷと肉棒を膣内に出し入れさせる。
 いつもと違う見上げる風景や擦れる角度に俺の興奮は留まることなく高まっていく。
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/04/23(火) 21:54:12.16 ID:sxJCFlKJO
「八幡、ずっと我慢してたからもうイきそうなんでしょ!? いつでも出していいからね! あたしのおまんこの中に精液出すところ、二人にも見せてやって!」

 そうか。この体位だと繋がってるところが向こう側から丸見えなのか。
 二人とも俺達の痴態に目が釘付けになっているようだ。正確には結合部にだが。

「あっ! ああっ! あうっ!!」

 突如川崎が腰の動きに変化を付け始めた。
 上下だけでなく前後左右や捻りまで加え、肉棒に与えられる快感はあっという間に俺の限界を超え、堪える間も射精を宣言する間もなく一瞬で絶頂に導かれてしまう。

「あっ……! あっ……! 沙希……沙希ぃ…………っ!」

 俺は下半身、足や腰をびくっびくっと痙攣させ、川崎の名前を呼びながら精液を放つ。
 慣れない体位での射精のせいか新鮮な快感が全身を覆い、それに身を委ねながら川崎に搾られ続けた。
96 : ◆zO7AQfurSQ [saga]:2019/04/23(火) 21:55:53.89 ID:sxJCFlKJO
一旦ここまで

年度末からすげえ忙しくてめっちゃ間が空いてしまった
もう誰も見てないかもだがチマチマ投下していく
またノシ
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/23(火) 22:12:35.18 ID:78fKX13no
乙です
見てますので続き楽しみです
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/23(火) 23:36:23.44 ID:bpxTk074o
ゴールデンウィークだしゆっくりしんしゃいな
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/24(水) 14:12:54.26 ID:SPaSEGdx0


逆正常位とかちんぐり返しとか言うんだっけ
この二人にぴったりの体位だな
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/04/25(木) 07:50:05.60 ID:FPlEFZ66O
乙!
むしろ更新楽しみに待ってるわ
101 : ◆zO7AQfurSQ [sage saga]:2019/05/14(火) 22:25:44.99 ID:WVkfO2EZO
「あー、サキサキいいなぁ……」

 海老名さんが羨ましそうな声をあげ、平塚先生はごくりと唾を飲みながら凝視している。
 川崎はゆっくりと腰を揺すって優しく残りの精液を搾り取りにかかってきた。
 もちろんどんなに優しくされたって達した直後の肉棒には過ぎた刺激であり、俺は呻きながら下半身を痙攣させる。

「あっ…………あっ…………」

「んっ……すご…………まだ、いっぱい出てる…………」

 射精を体内で受け止める川崎がうっとりとした声をあげる。
 やがて俺は全てを出しきり、川崎は掴んでいた足を離して腰を上げ、俺を解放した。
 ばたりと四肢を投げ出して大きく肩で息をし、快感の余韻に浸る。

「そ、それじゃ、お掃除は私が…………あっ」

「悪いけど、八幡の一番搾りは全部あたしのものだから」

「うぁっ…………!」

 海老名さんが寄ってくる前に川崎は俺の肉棒を口に含み、体液にまみれたそれを舌と唇で綺麗にしていく。
 尿道に残ったものまで吸い出され、俺は思わず声を出して身体を仰け反らす。
 お掃除フェラが終わって肉棒はすっかり元の固さと大きさを取り戻したが、俺自身はぐったりとしてしまっていた。

「ふふ、お疲れのようだな。私が比企谷の大好きなベッドで休ませてやろう」

 そう言って平塚先生が俺の脚の間に身体を入れてくる。
 肉棒を掴んで自分の豊満な胸の間に挟ませ、左右からしっかりと押さえて包み込んでしまう。

「良かったね八幡。おっきくて柔らかいおっぱいにチンポ包まれて気持ちいいでしょ?」

「ううー、サキサキもだけど、平塚先生も胸大きくてスタイル良くて羨ましいなぁ」

「正直男子生徒の視線を集めているのは知っているがな。でも生徒にこんなことをするのは比企谷だけだぞ。ほらほら」

「うっ……あ、あんま動かさないでください…………」

「そうだな。せっかくだからゆっくりしたまえ」

 一瞬だけ上下に揺すって擦り上げられたが、その後は優しく包まれるだけで刺激は与えられない。
 俺も動かず、平塚先生の胸の柔らかさをじっくりと肉棒で堪能する。
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/05/14(火) 22:26:38.52 ID:WVkfO2EZO
「ほら八幡、あんたの大好きなおっぱい、こっちにもあるよ」

 川崎が腕で自分の胸を強調するように持ち上げながら見せ付けてくる。
 それに対抗してか海老名さんも寄ってきた。

「わ、私も先生やサキサキほどじゃないけど、そこそこはあるよ」

「このあとはあたしたち全員が満足するまであんたとあんたのチンポに頑張ってもらうからさ、代わりに好き放題していいんだよ?」

 横になっている俺の両側から二組の胸が迫ってき、それぞれの胸に手を伸ばして少し乱暴気味にそれらを揉みしだいた。
 二人とも抵抗することなくそれを受け入れ、どころか愛おしそうに俺の腕を抱き締める。
 なんだこのシチュエーション。美人教師に肉棒を胸で挟んでもらいながら、美少女クラスメート二人の胸を両手それぞれで愛撫しているなんて。
 エロ漫画やゲームでもなかなかお目にかかれないぞ。

「んっ、うわ……すごいぞ比企谷。私の胸の中でペニスがさらに大きくなって反り返ろうと暴れている。しっかり押さえてないと逃げられそうだ」

「嬉しいな。八幡くん、私のおっぱいでも興奮してくれるんだね」

「そりゃそうでしょ。でもこうするともっとなると思うよ」

 川崎が俺の手を引き離し、そのまま胸を俺の顔にぱふっと乗せて押し付けてくる。
 こんなの、耐え切れるわけがない。俺は無意識のうちに腰を振って肉棒を平塚先生の胸で擦り上げてしまう。
 川崎の背中に腕を回して離れないようにして乳首に吸い付き。
 空いた方の手で海老名さんの胸を鷲掴んで揉み。
 腰を小刻みに動かして平塚先生の胸で肉棒をしごき。
 三組の胸を三通り堪能し、そのまま堪えきれず俺はついに射精してしまう。
 川崎のとは違い、肉棒全体が包まれながら柔肉の中で精液を放つ。

「んっ……熱い…………私の胸の中で射精しているな……思う存分好きなだけ出していいぞ」

「八幡くぅん……もっと、乱暴に、揉んでぇ…………」

「ほら八幡、もっと思いっきりちゅうちゅうおっぱい吸いなよ」

 三人の要望に応えながら俺は腰を揺すり、平塚先生の胸の中にたっぷりと射精した。
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/05/14(火) 22:27:25.23 ID:WVkfO2EZO
 射精が終わり、仰け反った背中がベッドに付いて全身の力が抜ける。
 海老名さんの胸から離れた手が投げ出され、川崎の乳首から離れた口から荒い息が漏れる。

「はあっ…………はあっ…………」

 川崎が胸を俺の顔の上からどかし、平塚先生も起き上がって肉棒を解放する。
 それを見て海老名さんが驚きの声をあげた。

「うわ、先生の胸、八幡くんのでべったべた…………すごいいっぱい出たね」

「しかし気持ちよくなってくれたのは嬉しいが、こんなに出るとこのあと比企谷がもつのか心配だな」

「大丈夫だよ、八幡の絶倫さは半端ないから。それより海老名、どうする?」

「え?」

「八幡のチンポと先生の胸、どっちを掃除する?」

「えっ、えっと…………りょ」

「両方ってのはなしだよ」

「あう…………先生の胸の方も捨てがたいけど、今回はおチンポをお掃除させてもらおうかな」

「じゃ、あたしは先生のを」

 二人で相談をし、川崎は平塚先生の胸に、海老名さんは俺の下腹部に顔を寄せる。
 直前で俺の方を見て、向こうに聞こえないように小声で囁いてきた。

「御主人様……私に、おチンポのお掃除をさせてください…………」

「…………ああ、頼む」

 頭に手を乗せて軽く撫でると海老名さんは嬉しそうに笑い、俺の腹に飛び散っている精液を舌で掬い取り始める。
 ちょっとくすぐったい。そういえばこういう時川崎は基本舌じゃなく唇を付けて吸っていたな。
 ある程度口内に含んだ海老名さんは一旦口を離し、咀嚼するようにもごもごと顎と舌を動かしてじっくりと味わう。そのあと頭にあった俺の手を取り、自分の喉に当てさせてこくりと飲み込む。
 それを幾度か繰り返して俺の腹の上にあった精液を全て舐め取ってしまった。
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