水木聖來「アタシは恋愛ヘタレじゃないっ!」

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51 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 00:42:25.97 ID:9RITdWpb0

P「聖來、ごめん!」


聖來「え、あ、うん…大丈夫」


沙理奈「……よし、聖來、責任とって貰おう!」


聖來「へ!?」


P「せ、責任?」


沙理奈「そ。聖來のお願いをなんでも一個聞くの。どう?」
52 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 00:42:59.93 ID:9RITdWpb0

P「俺はいいけど…」


聖來「お願いって…なんでも?」


P「ああ、なんでも聞く」


聖來「じゃあ…明後日さ、ライブ終わった後…一緒に打ち上げして欲しい…Pさんの部屋で」


沙理奈(あら)


P「俺の部屋で?」
53 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 00:43:47.83 ID:9RITdWpb0

聖來「うん。沙理奈はよく遊びに行ってるらしいけど…アタシは行ったことないから」


P「そんなに面白いものがあるわけじゃないけど、それでもいいのか?」


聖來「…うん。いい」


P「そんなんでいいの? もうひとつぐらい何でも…」


聖來「じゃ、じゃあ…明日さ、一緒にわんこの散歩に付き合ってよ」


P「…うん。わかった」
54 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 00:44:17.30 ID:9RITdWpb0

聖來「約束ね? …ふふ♪」


沙理奈(聖來…ノッてきたわね♪)


沙理奈「ところでPさん、聖來のおっぱいどうだった?」


P「めっちゃ柔らかかった。ハリもあって最高」


聖來「ふたりとも!!」
55 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 00:44:43.57 ID:9RITdWpb0


ーーーーーーーーーーーー



【5日目 Pさんと手を繋ぐ】


わんこ「ワンっ」


P「おー、今度はそっちに行くのかー?」


聖來「あはは、Pさんっ、わんこが「もっと早く」だって!」


P「ひぇぇ…勘弁してくれー…」
56 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 00:45:22.82 ID:9RITdWpb0

聖來「だらしないなあ。わんこ、ちょっと待ってあげて」


わんこ「ワンっ」


P「ぜー…はー…ようやく一息つける」


聖來「ほら、水飲む?」


P「え…でもそれ聖來が口つけたやつだろ?」


聖來「……イヤ、なの?」
57 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 00:45:57.38 ID:9RITdWpb0

P「待ってちがうごめん、そうじゃなくて、ほら、間接…になるだろ」


聖來「……おっぱい触られちゃったのに今さらその程度で動じないよ」


P「うぐっ…その節は…」


聖來「いいよ。ワザとじゃないのはわかってるし」


聖來(…色々吹っ切れた気もするし)


P「あー…ありがとう、聖來。そう言ってもらえると助かる。担当降りる覚悟も一瞬したからなー」
58 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 00:46:31.92 ID:9RITdWpb0

聖來「そんなことで…とは言わないけど、担当降りるなんて思わなくていいよ。これからも、一緒に走っていきたいしさ」


P「…ああ、そうだな。俺もだよ。一緒に走っていこうこれからも」


聖來「うんっ……あれ? そういえばここ、アタシがよく踊ってたところだよ」


P「ここで?」


聖來「最近はレッスンルームで踊るのが多いけどね。たまに今でも踊ってるんだ。初心忘れるべからずって言うでしょ?」


P「そうか…ここで…」
59 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 00:47:26.89 ID:9RITdWpb0

聖來「どうしたの?」


P「いや…ここで踊ってた聖來は、ただのダンス好きな女の子だったんだなって」


聖來「ふふ、それが今ではアイドルだもんね。人生って不思議だよね。あの夜Pさんがアタシの前を通り過ぎてたら、きっとアタシはアイドルにならなかったろうし」


P「そうか? 聖來のことはきっと誰かが見つけてくれたと思うけどな」


聖來「誰か、じゃヤダよ。Pさんがよかったの。…最初はナンパかと思ったけどね」


P「たまーに通報される」
60 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 00:47:57.26 ID:9RITdWpb0

聖來「ふふ、ばーか。スカウトのやり方変えなよって言ったのに」


P「小細工は不要だ」


聖來「バカだよねPさん……プロデューサーバカ?」


P「褒め言葉だと思っておくよ」


聖來「ん。いいよそれで。……Pさんが見つけてくれなかったら、アタシはどうなってたかなあ」


P「アイドルにならなかった聖來か…ダンスのトレーナーとか?」
61 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 00:49:17.92 ID:9RITdWpb0

聖來「あー…かもね。あと、ペットショップの店員さんとか、犬のブリーダーとか」


P「美人店員だな」


聖來「う…うるさいよ。で、多分その繋がりで出会った人と結婚して子どもが生まれて…ダンスは趣味で続けるかな? ダンスは、誰にでもある夢を諦めたけどステキな青春の1ページになって…って感じかな」


P「それも幸せそうだけどな」


聖來「…うん。かもね」
62 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 00:50:12.90 ID:9RITdWpb0

聖來「あー…かもね。あと、ペットショップの店員さんとか、犬のブリーダーとか」


P「美人店員だな」


聖來「う…うるさいよ。で、多分その繋がりで出会った人と結婚して子どもが生まれて…ダンスは趣味で続けるかな? ダンスは、誰にでもある夢を諦めたけどステキな青春の1ページになって…って感じかな」


P「それも幸せそうだけどな」


聖來「…うん。かもね」
63 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 00:51:25.28 ID:9RITdWpb0

P「聖來は…今、アイドルになった自分を幸せだと思うか?」


聖來「え? うん、勿論。それはそうだよ」


P「そっか。うん、ならよかった」


聖來「どうしたの?」


P「ここ最近、聖來の様子が変だったからさ」


聖來「え」
64 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 00:52:05.47 ID:9RITdWpb0

P「何か、悩みでもあるのかなって。もしかしたら、アイドルを続けていくことが不安になったりしたのかなって」


聖來「えーと」


P「さっき聖來が話したような未来ってさ、平凡かもしれないけどそれなりに努力すれば手に入れることは難しくない幸せだと思うんだよ。アイドルとして幸せになることに比べれば」


聖來「うん、あのね?」


P「スポットライトを浴びれるアイドルのイメージは華やかだけど、その下では数えきれないくらいの女の子が夢を諦めたり、夢にしがみついて人生を棒に振ったりしてるわけで」


聖來「Pさーん?」

65 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 00:52:51.22 ID:9RITdWpb0

P「聖來も…その、アイドルとしてのスタートは決して早くはないし、俺が不甲斐ないから不安にさせちゃったりしたのが態度に出てのかなって。はっきり言ってくれ。違うか?」


聖來「え、うん。全然違う」


P「…は?」


聖來「なんで急に熱く語ったんだろうって思って聞いてた。悪いけど全然アイドルとしては不安はない…っていうのは大げさだけど、むしろそれが楽しいっていうか」


P「えっと…そうですか」


聖來「うん…」
66 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 00:53:24.17 ID:9RITdWpb0

P「……え、じゃあ俺なんかすごくイタいヤツじゃん!」


聖來「ちょっと、酔ってたね。自分に。「アイドルの隠れた苦悩に気づく俺」みたいな」


P「うわぁやめろよそういうのー!」


聖來「ちなみにアタシが本当にアイドル続けることとかPさんに不安を抱いていたらどうするつもりだったの?」


P「頑張って説得するつもりだった」


聖來「ほぼノープランじゃん。甘いよね、ツメが」
67 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 00:54:04.43 ID:9RITdWpb0

P「もうやめて! 恥ずかしいから!」


聖來「なんか…Pさんもカッコ悪いところあるんだね」


P「カッコ悪いって言うなよ! むしろ、今までカッコいいと思ってたのか?」


聖來「え? うん」


P「あ、そうなの?」


聖來「あ……まあ、うん。それなりに、ね」
68 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 00:54:41.00 ID:9RITdWpb0

P「なんだよそれなりって…」


聖來「い、いーから! 沙理奈にバラすよ!?」


P「やめろ! ……え、じゃあなんで最近様子がおかしかったの?」


聖來「それはっ…」


P「…聖來、顔赤いぞ? 大丈夫か?」


聖來「だ、大丈夫だから!」
69 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 00:55:26.48 ID:9RITdWpb0

聖來(なんでそうやって思い出させるの! せっかく自然に話せてたのにPさんのバカ!)


聖來(あ…色々思い出しちゃった。さっきの「これからも、一緒に走っていきたい」って、これってなんだか、告白…)


聖來「…う、うわぁー!」


P「え!? どうした!?」


聖來「Pさん! 走ろう!!」


P「は!?」
70 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 00:56:26.50 ID:9RITdWpb0

聖來「ほら! わんこもそろそろ動きたいって! 急がないと置いてっちゃうよ!」


P「お、おい待てよ!」ダッ


聖來「あ、お題! ほら、手、繋いで!一緒に走るんでしょ!? 」


P「いや、あれは比喩で! ていうか、お題って!?」


聖來「うるさい! ダッシュダッシュ!!」


わんこ「ワンっ」
71 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 00:57:09.59 ID:9RITdWpb0


ーーーーーーーーーーーー



【6日目 聖來の好きなように】


聖來(アタシ…変わった気がするよ)


聖來(恋愛云々もそうだけど…アイドルとおんなじで、自分の運命を変えるには勇気を出すしかないんだよね)


聖來(それにおっぱいも触られちゃったし、なんか、目を見つめるだのあーんするだのハグするだの膝枕するだの手を繋ぐだの、今ならなんだか全然高いハードルにも感じないよ?)


聖來(ダンスだけじゃなくて苦手だった歌も頑張って特訓して、ライブも大成功! ファンのみんなに喜んでもらえたし…ありがとう聖ちゃん…)
72 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 00:57:54.48 ID:9RITdWpb0

聖來(でも…でもさ…)


聖來(ここにきて投げっぱなしはキツいよーっ!!)


聖來(完全にPさんとふたりっきりだし、そもそもPさんの部屋だし、部屋中Pさんの匂いとかするし、視界に入るもの全部が新鮮だし心臓の鼓動が鳴り止まないし)


聖來(アタシ…なんだろ? このままドキドキしてショック死とかするのかな…やだよ…助けて…沙理奈…楓さん…肇ちゃん…)←ふたりにも恋愛相談をよくしてた


P「……聖來?」
73 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 00:58:56.72 ID:9RITdWpb0

聖來「ひゃいっ!?」


P「どうした? ボーッとして。疲れちゃってるんじゃないか?」


聖來「あ、ううん、大丈夫だよ!? 」


P「そっか。それならいいんだけど…」


聖來「う、うん。あ、あの! こ、これ、美味しいね」


P「あ、これな。酒によく合うだろ」
74 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 00:59:28.39 ID:9RITdWpb0

聖來「う、うん…」


P「…」


聖來「…」


聖來(…こんなことなら昨日いいカンジだった時に告白しちゃえばよかったな…)


聖來(あ、でもフられちゃったら絶対ライブに影響したよね…)


聖來(そうだよね、Pさんがアタシのこと好きって決まったわけじゃないんだよね…)


聖來(…ごめん、沙理奈。やっぱり、アタシ)
75 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 01:00:03.70 ID:9RITdWpb0



〜♪



P「お? 聖來、沙理奈から電話」


聖來「え、ああうん、ちょっと出てくるね」


聖來(なんだろう…?)


聖來「はい、もしも」


沙理奈『勇気出しなさいよ!』
76 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 01:00:51.86 ID:9RITdWpb0

聖來「!?」


沙理奈『ここまできてやめるの? そんなのらしくないわよ!』


聖來「な、なんでわかるの!?」


沙理奈『親友でしょ? わかるわよ。時間的にもそろそろかなって』


聖來「…サイキック?」


沙理奈『そんなようなものよ。正確には女の勘』
77 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 01:01:55.56 ID:9RITdWpb0

聖來「すごい…」


沙理奈『そんなのはいいの! 聖來、ここまできて諦めるの?』


聖來「で、でもタイミングが」


沙理奈『じゃあ聞くけど、聖來が今日立ったステージに立てたのはあの時Pさんに出会えたからよね? その出会いもタイミングを伺ったの?』


聖來「え」


沙理奈『違うでしょ。聖來が勇気を出して一歩踏み出したからでしょ! 人によってはPさんとの出会いなんて何の価値もなかったかもしれない。それを価値のあるものにしたのは聖來が勇気を出したからでしょ!』
78 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 01:02:51.19 ID:9RITdWpb0

聖來「…」


沙理奈『聖來が自分で運命を変えるの! タイミングがよかっただの悪かっただのは結果論でしょ! 聖來はそれでいいの? 今、しなくて本当にいいの?』


聖來「沙理奈…」


沙理奈『大丈夫よ。うまくいくって。アタシを信じて』


聖來「沙理奈……ありがとう。アタシ、やってみるよ」


沙理奈『…うん、頑張れ!』


聖來「うん! 行ってくる!!」
79 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 01:03:23.82 ID:9RITdWpb0

P「お、戻ったか。何かあったのか?」


聖來「Pさん!!」


P「え、はい」


聖來「アタシ、Pさんが好きです! !!アタシと……付き合ってください!!!!!」


P「あ…よろしく、お願いします…」


聖來「………………へ?」
80 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 01:03:54.61 ID:9RITdWpb0



ーーーーーーーーーーーー



【7日目 ?】


沙理奈「……それで?」


聖來「……それで? って」


沙理奈「つまり、昨日の電話をしてる時はまだ告白してなくて、アタシの電話は告白できてないであろう聖來を鼓舞する電話だと思った、と」


聖來「……はい」
81 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 01:04:24.32 ID:9RITdWpb0

沙理奈「前日にあんなに「アタシ、イケる気がする!」とか息巻いてたからとっくに両想いになってると思ったのに…」


P「…あの、ちょっといいか?」


沙理奈「何?」


P「話をまとめると、今まで沙理奈は聖來から恋愛相談されて、思い切って告白させるためにお題を出してた、と?」


沙理奈「そうよ。ぶっちゃけそんなの守らなくたっていいけど、生真面目な聖來なら守ると思ったの」


P「ああ、だから様子が変だったんだな」
82 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 01:05:05.14 ID:9RITdWpb0

聖來「…ていうか、沙理奈だって」


沙理奈「何?」


聖來「Pさんからも恋愛相談されてることとか、それとなく教えてくれたってよかったじゃん! 何より、Pさんといとこって何!?」


沙理奈「Pさんも聖來のこと好きだなんて言っちゃうほど野暮じゃないわよ。中途半端に「好きな人がいるらしい」とかだと、アタシのことだと思ってまたウジウジしてたでしょ」


聖來「それならよく遊びに行くのもPさんの部屋に行くのもいとこだからって言えばいいでしょ!?」


沙理奈「は? それだとつまらないでしょ? 」
83 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 01:06:08.57 ID:9RITdWpb0

聖來「沙理奈ァ!」


P「まあまあ、いいじゃないかもう。とりあえず、俺と聖來は付き合えたわけだし」


沙理奈「そう、それ! あのね、どうして告白して両想いになってキスまでイケたのに最後までしないのよ!」


P「いや、俺はしようとしたけど…」


聖來「だ、だって! キスしてるだけでも頭おかしくなりそうなのに、舌入れられて、む、胸触られて、ワケわからなくなっちゃったんだもん!」


沙理奈「は? そっから何事もなく一夜を越せる方がワケわからないんですけど??」
84 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 01:06:42.87 ID:9RITdWpb0

P「何でそんなギャルみたいな話し方なんだよ」


沙理奈「それならね、PさんもPさんよ! 押し倒しちゃいなさいよ!」


P「や、聖來、はじめてだって言うし、涙目だったし」


沙理奈「それをリードするのが男の役目でしょうがぁ!!」


P「チクショウ、ぐうの音も出ない!」


聖來「うぅー…」
85 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 01:07:58.35 ID:9RITdWpb0

沙理奈「……で?」


聖來「え?」


沙理奈「聖來は、Pさんとそういうことするの、イヤなの?」


聖來「イヤ…とかじゃないけど、やっぱり、怖いよ…それに、タイミングが」


沙理奈「またタイミング!? また昨日の電話の下りをするの!? 」


聖來「い、いいよ覚えてるから! ……結構感動したのに、まさかセッ…エッ…させる為の電話だったなんて…」
86 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 01:08:32.75 ID:9RITdWpb0

沙理奈「時間的にそういう頃かなって思ったの。……はあ、噛み合ってたようで噛み合ってなかったのね、アンジャッシュのコントじゃないんだから」


P「上手いこというな」


沙理奈「うっさい。……やっぱり、聖來は恋愛ヘタレじゃない」


聖來「なっ!? …あ、アタシは恋愛ヘタレじゃないっ!」


沙理奈「ふーん、なら、する?」


聖來「さっ、沙理奈が見てる中で!?」
87 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 01:09:09.20 ID:9RITdWpb0

沙理奈「違うわよ。アタシは帰るから」


聖來「あ、アタシもわんこにご飯をー」


沙理奈「はい、じゃあ鍵出して。アタシがお世話しとくから」


聖來「え、ちょ、待っ」


沙理奈「Pさん、聖來を大切にするのよ!」


P「お、おう」
88 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 01:09:40.60 ID:9RITdWpb0

沙理奈「じゃあ、ふたりとも明日はオフなんだから、ちゃんとね! じゃあね!!」バタン


聖來「さ、沙理奈ーっ!?」


P「」


聖來「……」


P「……」
89 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 01:10:08.78 ID:9RITdWpb0

聖來「え…えっと。や、優しくしてね…?」


P「え。いいの…?」


聖來「…うん」


P「聖來、いくらなんでも、これは今までのお題? とは違うし、無理しなくても」


聖來「あ、アタシが、したいの! Pさんと、だ…ダメ、かな…?」


P「…ダメじゃないです」


聖來「……よっ、よろしくお願いしますっ!」
90 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 01:10:35.58 ID:9RITdWpb0



ーーーーーーーーーーーー



P「…聖來」


聖來「……」


P「あの…こっちを向いてもらえると…その、優しくしたつもりだったんだけど…痛かった、よな。うん、ごめん」


聖來「…痛かった、けど…大丈夫」
91 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 01:11:01.49 ID:9RITdWpb0

P「それなら、何でこっち向いてくれないの?」


聖來「……は」


P「は?」


聖來「恥ずかしいよぉーっ! だって、あんなことされちゃったんだよ!? 」


P「…合意だったと記憶してるんですが」


聖來「あ、ごめ、違くて」
92 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 01:11:54.87 ID:9RITdWpb0

P「…いいって。ありがとうな。俺、すっごく嬉しかった」ナデナデ


聖來「〜!! な、なにさ、自分ははじめてじゃないからってさ、あんな、少女漫画みたいなこと言っちゃってさ、いつもより年上ぶっちゃってさ」


P「そんなつもりなかったけどなあ。…あ、でも聖來、いつもよりしおらしくてすっごく可愛かった。あとやっぱりめちゃめちゃ美人だな」


聖來「う、うるさいよ! 感想禁止! ……お、お題! Pさんにお題を出します!」
93 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 01:12:21.15 ID:9RITdWpb0

P「え、俺にも? 何だろう、これ以上難しいお題ってあるか? あ、職場でとかはダメだぞ」


聖來「職場でって…!? そ、そんなのじゃないよ! もっとシンプルだけど、難しいの!」


P「よし、受けて立とう。何だ?」


聖來「…あ、アタシをー」
94 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 01:12:50.58 ID:9RITdWpb0


聖來「ーアイドルとしても女の子としても、ずっとずっと、もっともっと幸せにすることっ!!」


95 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 01:15:02.05 ID:9RITdWpb0

聖來さん、お姉さんっぽさと少女っぽさがあってめっちゃ可愛い!そんな聖來さんが恋愛には奥手だったりしたらもっと可愛いと思います!

それでは、またの機会に。
96 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 01:17:44.67 ID:9RITdWpb0

今まで書いたの

高垣楓「あいするふたりであいすれば」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1532843870/

高垣楓「アイスるふたり出会いすれば」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1533040912/

千川ちひろ「ちくせきーーっ!!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1533200874/

並木芽衣子「旅のお供に!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1533806689/

兵藤レナ「こいこい?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1534557937/

藤原肇「ワンちゃんになってしまいました…」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1535728503

P「留美さん」 留美「何かしら」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1539961003
97 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 01:19:50.23 ID:9RITdWpb0

61と62レスの内容が重複してしまいました。まとめていただける際はどちらかを省いていただけたらありがたいです…!

それにしても、どうしてRに飛ばされたんだろう…健全だよね?
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2018/10/28(日) 01:23:06.79 ID:ov10UfOoo
乙乙
面白かった、ブラウザから立てるとRに飛ばされるバグだとか
99 : ◆dOYH2O5oOo [sage ]:2018/10/28(日) 01:43:02.90 ID:9RITdWpb0

>>98
なんと!そんなバグが。早く直って欲しいですね…ありがとうございました!
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/28(日) 01:47:04.01 ID:+xx6k5tho
どうせなら初夜をRで書いちゃえYO
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