【安価】戦士「今日の依頼は……げっ……! 討伐アンカークエスト、だ……!」

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1 : ◆C7xQLPfhHTAe [sage saga]:2018/10/31(水) 01:37:37.12 ID:h9zFQyAt0
短くなると思いますが、やっていこうと思います!



受付嬢「はい。今日はこの討伐アンカークエストを受けていただくことになります……」

戦士「これ、断れないんだよね?」

受付嬢「申し訳ないのですが……。ご存知の通り、冒険者ランクがA以上の方は、かならず順番にアンカークエストを請ける決まりでして」

戦士(ついにこの日が来たか……嫌だなあ……。けど、仕事をくれるギルドを抜けたら冒険者なんて半分無職みたいなものだし……)

戦士「わかった。今日はそれで行くよ」

受付嬢「ありがとうございます!」


 ――アンカークエスト

 それは、この世界の人間に啓示を与える神、『アンカー』から、人間に直々に下されるクエストである……。
 このクエストの内容、難易度、場所、必要な時間は多種多様。

 下級の魔物退治や薬草拾いといったごく一般的なもの。
 伝説の剣を探し出し強大な怪物を打ち倒す、新しく都市を築き反映させる、といった生涯をかけて挑む必要があるもの。
 変わったものでは、ドブさらいやトイレ掃除などのごく日常的なものまで。

 ただ……確実なのは、下されるクエストを達成できなければ、必ず重大な危機が訪れるということだ。


戦士「だから、どんな冒険にも対応できるとされてる、Aランク以上の冒険者がやらされるわけだけど……」

戦士「内容が全く予想できない上に、これからの人生を決定づけられてしまうようなものも多いからな……怖い」

戦士「幸い、今回は第一の啓示で討伐と決まってるから……あんまり強くない相手だったら楽ができるはずだ」

 戦士はアンカークエスト専門の受付へと向かった。にぎやかな通常依頼の受付所と違い、ここは妙に静かだ。
 アンカークエスト受付へと向かう戦士の背後にそそがれる視線は、Aランク以上の冒険者に対する尊敬の目……。
 しかし、数少ない同格以上の冒険者の視線には、どこか同情や哀れみのようなものが混ざっている。

戦士「すいません……討伐アンカークエストを受けたんですけど」

受付嬢B「……はい。こちらです」

 戦士は神秘的な雰囲気をまとう受付嬢Bから、ひとつの封筒を手渡された。中には何枚ものカードが入っている。
 神は啓示を預言者に与える。啓示を受けた何人もの預言者たちは、その言葉や文章をカードに書きこみ、ギルドに渡す。
 このカードの内容は、クエストを請けたもの以外には認識できない。書いた預言者すら、内容は即座に忘れてしまうのだ。

 そうして保管されたカードは、クエスト開始の啓示が降りた際に、内容はもちろん枚数もランダムなまま封筒に入れられ、冒険者に渡される。
 冒険者が封筒からカードを取り出したその時……初めて、啓示のカードはその内容を明らかにするのだ。

受付嬢B「では、お気をつけて……。ギルドの支援が必要な場合は、またこちらへ……」

戦士「ああ、ありがとう」

戦士(受付嬢B……彼女もまた、預言者の一人だという話だ)

戦士(しかも、彼女は『運命を変える預言』の力を持っている……)

戦士(もしかしたら、その力を借りることになるかもしれない……)

 戦士はそう考えながら、封筒の口を開く。中には何枚かのカードが入っている……。

戦士(よしっ……! まずは一枚目……第二の啓示、討伐すべき魔物のカードを……!)



安価↓ 討伐すべき魔物(魔物以外だったら、さらに↓)
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/31(水) 01:39:05.13 ID:rHQq2nh1o
アルラウネ
3 : ◆C7xQLPfhHTAe [sage saga]:2018/10/31(水) 01:40:11.86 ID:h9zFQyAt0
あっ、Rに立ってしまいましたね……じゃあRでやります
エロはあるかないかわかりませんが……
4 : ◆C7xQLPfhHTAe [sage saga]:2018/10/31(水) 01:59:39.77 ID:h9zFQyAt0
 魔物(や、その他解釈が分かれる安価)の解釈は、検索して上のほうにあるやつを元ネタにして、世界観にあわせていきます(今回はpixiv百科辞典が出てきたのでこれで)。



 アルラウネ……。それは、植物が魔力を吸収し、人間の女性の姿となった魔物である。
 なぜ人間、それも女性の姿を取るのかはハッキリとはわかっていないが、一説によると、人間の男性を誘惑するためであると言われている。
 事実、アルラウネの被害報告は、森を歩く男性が多いとされている。

 植物の魔物の多くがそうであるように、人間に有毒な成分を使いこなす能力を持つ。
 また、個体によって能力が細かく違うため、対策を取りづらいという特徴もある。

戦士(……しかし、Aランクの自分なら、それほど恐れる相手でもない)

戦士(毒の対策をする方法はいくつもあるし、それほど力があるわけじゃないから、鎧をしっかり着ていけばダメージもそんなに受けないはずだ)

戦士(……なんだけど。これはアンカークエストだからな……)

 アンカークエストにはルールがある。その一つは、最低でも三つの啓示を受けなければならない、ということだ。
 討伐アンカークエストの場合は、まず討伐であるという啓示が下されている。
 次の啓示は、倒すべき魔物の種類。
 そして最後の啓示は……この討伐に課せられる条件だ。

戦士(この条件次第では、とんでもなく難しい討伐になる可能性がある……。たとえば、遠い浮遊大陸のアルラウネでないとダメとか、毒をわざと喰らわないといけないとか……)

戦士(逆に言えば……この条件さえ緩ければ、アルラウネを倒すだけの楽な仕事になるはずだ!)

戦士(そうだ! 神はいつも人間を見守ってくださっている! きっとそんなに厳しい条件を下したりはしないはずだ!)

戦士「よしっ……次のカードは!」


安価↓ この討伐に課せられる条件
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/31(水) 02:07:32.35 ID:FFroIjC90
気休めだけど、以前からちょくちょく参加者が悉くエログロなしで進行してR要素皆無で終わったスレは幾つもあったし
別に無理してRにする理由はない、>>1がやれそうにないなら、そこは無理しなくてもいいと思う



安価ならノーダメ勝利
6 : ◆C7xQLPfhHTAe [sage saga]:2018/10/31(水) 02:33:53.78 ID:h9zFQyAt0
了解です
エロは書けなくもないので、安価であれば頑張ろうと思います
続きはまたのちほど
7 : ◆C7xQLPfhHTAe [sage saga]:2018/10/31(水) 11:11:26.53 ID:h9zFQyAt0
『ノーダメ勝利』

 ノーダメ。それは、『戦いの中で無傷である』ことを示す神の言葉である。ノーダメ勝利とは、アルラウネとの戦いで無傷で勝利を収めよ、という啓示であった。

戦士「おっ……これは!」

戦士(簡単すぎるってわけじゃないが、ランクAがアルラウネを相手にするなら、そこまで難しくない条件だ!)

戦士(自分が弓やジャヴェリンで遠距離から攻撃してもいいし、魔術師に遠くから魔法を撃ってもらってもいい。アルラウネはそこまで耐久力は高くないから、それほど苦戦はしないはずだ)

戦士(……いや、しかし、『無傷』でないとダメだということは、たとえば、これから出会うアルラウネが致死性の猛毒を持っている……。そういうこともありえる……)

戦士(なんにせよ油断はできない……! ここは、たかがアルラウネと油断せず、仲間と一緒に戦ったほうがいい!)

戦士(問題は、これがアンカークエストだということだ……。同等のS、A、Bランク以上だと、ほとんどが神の啓示に巻き込まれるのを避けたがる。逆に、アンカークエストを体験していないC、D、Eランクならいくらでも集まるが……)

戦士(何も知らない後輩を巻き込むのもかわいそうだし……。高ランクにせよ、低ランクにせよ、『仲間は一人』にとどめておいたほうがいいな)

戦士「さて、誰を誘うかな」

 戦士が、共に戦う仲間を求めて向かった先は……!


1 高ランク(S、A、B)の冒険者の家
2 低ランク(C、D、E)の冒険者が集まる酒場
3 謎の冒険者に声をかけられる
4 仲間が空から落ちてくる
8 : ◆C7xQLPfhHTAe [saga]:2018/10/31(水) 11:12:45.33 ID:h9zFQyAt0
書き忘れてたので一応……
↓です 数字以外だったらまた↓で
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/31(水) 11:14:19.74 ID:yaRmDrlF0
3
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/31(水) 11:36:55.41 ID:vXufnBQk0
期待
11 : ◆C7xQLPfhHTAe [sage saga]:2018/10/31(水) 12:07:49.07 ID:h9zFQyAt0
 戦士が仲間を求めて歩き出そうとしたその時……誰かに声をかけられる。

謎の冒険者「あなた……仲間を探しているんじゃない? よかったら、私が力になるわよ」

 そう言って姿を現したのは、全身をボロボロのマントとローブで隠し、顔すら見えない謎の冒険者であった。
 かろうじて、声から女性だとわかるが、それ以外は全くの謎だ。

戦士(うっ……! 来た来た来た来た……!)

戦士(アンカークエストの最中は、普段ではありえないことがいくらでも起こる! 全く正体がわからない冒険者に声をかけられる……これもその一つだ!)

戦士(今は自分と同じ程度の身長で、妙に頼りになりそうな雰囲気で言葉をかけてきたが……しかし、これも啓示カードと同じく、神の帳をかけられている状態!)

戦士(中身は俺より遥かに身長が高いSランクの超戦士にも、Eランクの田舎から出てきたばかりの半ば素人な子供にもなりうる!)

戦士「あー、確かに仲間を探しているんだか……心当たりがあるんで、それでは」

 踵を返した戦士の前に、すさまじい速度で謎の冒険者が回りこむ。その動きだけを見ればSランクと全く遜色ないが……しかし、その中身は謎なのだ!

謎「そうはいかないわ。私と一緒にクエストを達成してもらう。何が何でも、よ」

戦士「うう……理不尽だ。わかった。わかったから、正体を見せてくれ」

謎「ありがとう。私は……」

 謎の冒険者はその身を隠していたボロ布を取り払う。
 そこには……!


コンマを使ったランダムキャラメイクです

↓1 冒険者ランク
S・99 A・98〜90 B・89〜70 C・70〜20 D・20〜11 E・10〜01 E・00

↓2 クラス
魔法使い・99〜60 僧侶・59〜20 戦士・19〜10 妖術師・10〜06 自由安価・05〜01 聖戦士・00

↓3 種族
人間・99〜50 エルフ・49〜20 ドワーフ・19〜10 自由安価・09〜00
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/31(水) 12:08:20.80 ID:Vle8B8Zy0
雑魚
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/31(水) 12:15:30.58 ID:88Ji/43bO
高コンマ
自由安価取ったらパラディンで
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/10/31(水) 12:23:54.79 ID:l2nHCIQwO
ほい
15 : ◆C7xQLPfhHTAe [saga]:2018/11/01(木) 22:14:37.00 ID:kpv9I6Hb0
Bランク・僧侶・人間

 謎の冒険者が身を隠していた布を取り払い、現われたのは僧侶の女性だった。
 その物腰から、恐らくはBランク程度の実力者であろう……そう戦士は判断する。

――Bランク
 Bランク……一般的に、冒険者の中でも上位とされるランクだ。このランクへとたどり着けるのは、およそ300人の冒険者につき、たったの一人とされている。
 冒険者ランクの評価基準は様々だが、最も重要なのは戦闘能力である。
 大雑把な基準で言えば、Bランクに認定されるためには、最低でも一人で魔物の群れを相手取れる程度の能力が必要となる。
 ほとんどの魔物が一般的な人間に勝る力を持つ存在であることを考えると、その能力は一騎当千、『怪物』的な能力を持つ存在と言えるだろう。

――僧侶
 僧侶は、『巨大な何かから力を引き出す』ことができるクラスである。
 それはたとえば神であることもあるし、己の心や運命、あるいは自然そのもの、この世の理そのもの……ということもある。
 そして当然ながら、僧侶の人生は『自分が力を引き出す巨大な何か』に仕えるものとなる。それを信仰と呼ぶこともできるだろう。
 
 冒険者となるのは、神に仕える僧侶がほとんど。稀にその他の僧侶が存在するという程度だ。

――人間
 人間はエルフやドワーフよりも寿命が短く、生まれついての特殊な力も持たず、身体能力も劣る部分が多い。
 その上で成長速度は他の種族とはと比べ物にならないほど早く、才能の差が激しい。
 ひどく貧弱なものも、恐ろしく強大な力を持つものも、人数比としては他種族よりも多い。極端に振れ易い種族とも言える。

 しかし、人間の戦士にとって最も重要なのは、相手が同じ人間であるということだろう。
 人間には人間の理屈が通じるのだ。

戦士(Bランクの僧侶……しかも人間が仲間になってくれるとは、かなり心強いな! 仕える神の属性にもよるが)

戦士(しかし、なぜそんな優秀な冒険者が、アンカークエストに挑む戦士なんかに声をかけたんだ……?)

コンマを使ったランダムキャラメイクの続きです(今回で完成です)

↓1 司る神の属性 コンマ1桁
生命・9〜7 自然・6〜4 戦闘・3〜1 死・0

↓2 戦士に声をかけた理由 コンマ1桁
9・手っ取り早く名を上げたい。
 アンカークエストの攻略は間違いなく名誉となる。その名誉こそが目的だ。
8・早くランクを上げる必要がある。
 アンカークエストの攻略は冒険者ギルドからは、非常に高い評価を受ける。
7・お金が欲しい。
 アンカークエストは内容にもよるが、うまくいけば膨大な報酬を受け取ることができる。
6・経験を積みたい。
 名高いアンカークエストに挑めば、自分は更に成長できるはずだ。
5・正しいことがしたい。
 啓示神アンカーの啓示は、誰かを幸せにするものだ。それに貢献したいのだ。
4・自分も啓示を受けた。
 啓示神アンカーの啓示は、従わなければ自分か周囲に必ず不幸が訪れる(正確には、それを避けるための啓示なのだ)。従わなければならない。
3・啓示を受けたがそれを喜ばしいことと思っている。
 神の啓示を受けることは、まさに福音である。
2・戦士に興味がある。
 Aランクは市井の人々からすれば、神にも等しい存在だ。そんな戦士と共に戦いたい。
1・戦士に恋愛的な意味で興味がある。
 実はずっと影から見ていたのだ。彼は気づいていないけれど……。
0・なんとなく。
 なんとなくだ。詳しく説明できる理由はない。
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/01(木) 22:16:30.69 ID:SK6XvNql0
ゾロ目だとなにか来るのかな?
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/01(木) 22:24:06.99 ID:oTGu5Rzt0
はい
18 : ◆C7xQLPfhHTAe [saga]:2018/11/01(木) 23:57:21.14 ID:kpv9I6Hb0
>>16
ゾロ目は特に何も考えていませんでした。
思いつかないのでいまのところなしで。
設定や安価の内容は必要なものを考えながら書いていますので、あまり気にしないでください。


>生命・手っ取り早く名を上げたい。

 ゆったりとした服に、動物のような印が刺繍されている。恐らくは神を示す印……聖印だろう。
 しかし、戦士はその聖印に見覚えがなく、首をかしげた。
 これでも多くの冒険の中、聖なるもの、悪しきものを含め、様々な神の聖印を目にしてきたつもりなのだが……。

戦士「あー、僧侶さん。……気を悪くしないでほしいんだが、俺は君の聖印に見覚えがないんだ……。よかったら、その神の属性と名前を教えてくれないか。なんとなく、生命とかその辺っぽい気はするんだが」

女僧侶「いえ、無理もありません。これはあまねく生命の女神・ゾイナスの聖印です」

戦士「ゾイナス? 生命の女神って、リフェウス神じゃなかったっけ?」

女僧侶「そう。生命の女神といえばリフェウス神。それが、私が貴方にお声をかけさせていただいた一番の理由なのです……」

 女僧侶が、力強く一歩前に踏み出す。戦士が思わず身を引いてしまう勢いがあった。

女僧侶「ゾイナス神はかつて、ここ西の大陸から遥か遠く、東の大陸で広く崇められた神でした。……しかし、今は東の大陸にもリフェウス神の教会が広まり、ゾイナス神の名は忘却されつつあります」

戦士「そうなのか? 東の大陸には行ったことがないが、そんなことになってたとはな……。しかし、なんでゾイナス神は忘れられたんだ? 自然に変化したんじゃなく、他の神の教会に取って代わられるとは……」

女僧侶「……その理由は、140年前、あるリフェウス神の僧侶が冒険者となったことです」

戦士「ん? ……あ! そういうことか! “命の光を掲げるもの”!」

女僧侶「その通りです」


――“命の光を掲げるもの”
 それは、西の大陸と東の大陸を覆った大災害、“悪夢雲”を退けた冒険英雄の一人である。
 女僧侶であった彼女は、仲間たちを何度も死の寸前で生へと引き戻し、自らも手にした武器(諸説ある)で、魔物たちの命を砕いた。
 “命光掲”が輝く右腕を掲げれば、その光に照らされた荒野にはリフェウス神の加護により、一面の花々と草木が溢れたという。
 戦いの果てに“悪夢雲”を退けただけでなく、その被害にあった難民たちが住む土地をいくつも作り上げ、多くの人々を救った。彼女が拓いた街や村は今も発展を続けている。
 没後も彼女の二つ名の輝きは衰えるどころが、さらに増し続けた。多くの教会ではリフェウス神そのものと同一視され、リフェウス神教会に彼女の姿を象った像が置かれている……。

 今で言えば、Sランクの最上位、あるいはそれ以上の実力があったと言われている。


戦士「なるほどな……。実際に“命光掲”に救われたなら、信徒になって当然か。そうでなくとも、わかりやすい現世利益を見せられたわけだしな……」

女僧侶「はい。私はゾイナス神の信徒としてその復権のため、冒険者となったのです」

戦士「つまり、Aランクの俺とアンカークエストのクリアで、ゾイナス神の名前を宣伝したいってわけね」

女僧侶「そういうことになります……。貴方の名と、啓示神の試練を利用させていただくようで申し訳ないのですが」

戦士「いやいや、いいっていいって。俺も東の大陸の連中と同じく、ご利益には聡いほうでね。名前を貸すだけで助けてもらえるってんなら大助かりだ。よろしく頼むぜ」

女僧侶「ありがとうございます……!」

戦士「……ただな、Bランクなら、参加はしてなくとも噂は聞いているだろう。アンカークエストは甘くないぜ。次に何が起こるかは全くわからない……。『死に戻る』可能性だってある」

女僧侶「はい。覚悟の上です」

 戦士の真剣な目と声色にも、女僧侶は全くひるんだ様子を見せなかった。
 覚悟が決まっていれば、あの理不尽を受け入れられる……というわけではない。それは自分でもよくわかっている。

戦士(しかし、未知の恐ろしさを知り、それでもなお未知に踏み込む勇気を持っていなければ、何も始まらないのが冒険者の世界だ)

 彼女の瞳には、確かに勇気が宿っている、と戦士は感じた。

戦士「なら……よろしく頼む」

 戦士は、精悍な笑みを浮かべて手を差し出す。

女僧侶「はい。貴方と命をつなげます」

 女僧侶は、強い決意と共に手を差し出す。

 二人は互いに差し出した手をあわせ、握手をかわす。こうして神の導きにより、二人のパーティーが結成され、その試練に挑むのだった……。

 こうして盛り上がっているが、啓示次第ではあっさり終わる可能性があるのもアンカークエストなのだった。
19 : ◆C7xQLPfhHTAe [sage saga]:2018/11/02(金) 01:09:48.21 ID:uLDj843A0
全然短くなる気配がない
次回につづきます
20 : ◆C7xQLPfhHTAe [saga]:2018/11/25(日) 22:45:31.18 ID:fWBcWDMv0
・ルール解説
 今回からはアンカーポイントという要素が加わります。
 これはいわゆる自由安価をするためのポイントです。
 アンカーポイントは5ポイントあります。これを全て消費するまでお話は続きます。

・アンカーポイントでできること
 1ポイント 啓示を下す
 戦士と女僧侶に、「好きな行動をさせられます」。
 これは作品中のルールでは、「どんな内容でも、しないと不幸になり、すると幸福になる行動」啓示です。
 なので、よっぽどの内容でない限りは「二人はそれを実行しようとします」。そして、行った結果「よいほうに物語が転がります」。

 2ポイント 奇跡を起こす
 「作中に、何らかの現象を起こすことができます」。
 これはいわゆる安価の何でもアリのやつです。二人の前に困難をぶつけるもよし、いいことを起こすもよし。
 これも結果として、「何らかの現象が起こった結果、よいほうに物語が転がる」ことになります。

 これらとは別に、普通の選択肢安価もあります。これらは基本的にはアンカーポイントを消費しません。
 ただし、啓示や奇跡という形でアンカーポイントを消費する選択肢もあります。


戦士「というわけで、アルラウネ退治のためにどの森へ行くかだが」

女僧侶「はい」

戦士「啓示がない限りは、近場の遺跡の森でいいと思うんだよな」

女僧侶「遺跡の森ですか? でも、あそこは……」


――遺跡の森
 冒険者の仕事場である、遺跡迷宮の入り口が多く存在するため、遺跡の森と呼ばれる森。
 非常に動物が多く、自然豊かな森。遺跡にかかった何らかの魔法が作用しているのではないか、とも言われる。

 地上は魔力が薄いため強力な魔物の生活には適さず、むしろ動物のほうが多い。アルラウネは少ない。


女僧侶「アルラウネを探すなら、魔の森や妖樹の森に向かうべきではないでしょうか」

戦士「いや、わざわざ危険な森に行く必要はない。俺なら遺跡の森でだって、アルラウネを見つけられる。なにせアンカークエストだ。用心したほうがいい」

女僧侶「でも、私たちなら……」

戦士「そうだな。AランクとBランクだもんな。危険な場所で戦って功績を積み上げたい気持ちはわかる。俺だって普段ならそうする」

戦士「ただ、これはアンカークエストだ。どこにいってもろくでもない冒険になる可能性は高い……。できるだけ安全な場所に行きたい」

女僧侶「ううん、なるほど……」




↓結局どこの森へ行くのかは安価で決まります 残アンカーポイント(以下AP)・5

1・遺跡の森(危険度・低)
2・魔の森(危険度・中)
3・妖樹の森(危険度・中)
4・魔界の森(危険度・高 要AP・1)
5・竜の森(危険度・高 要AP・1)
6・二人が話していると、向こうからアルラウネが歩いてくる。さあ戦いだ。(要AP・2)
7・二人が話していると、突然地面が陥没して二人は地の底へと落ちていく。(要AP・2)

8・啓示 AP・1
9・奇跡 AP・2
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/25(日) 23:01:14.20 ID:k+6lNsxzo
1
22 : ◆C7xQLPfhHTAe [sage saga]:2018/11/26(月) 01:07:12.67 ID:cZct3oRq0
1・遺跡の森

女僧侶「……わかりました。そこまで仰るなら、遺跡の森に行きましょう」

戦士「よし、決まりだな。準備をして出発しよう」

 二人は5日分の食料と旅具を用意して、遺跡の森へと向かった。
 街から半日ほどの距離に遺跡の森はある。最大で3日ほど探索を行い、万が一、アルラウネが見つからなかった場合は一度街に戻る計画だ。
 
戦士(よっぽど運が悪くなければ……あるいは、神の気まぐれがなければ見つかるはずだが)


つづきます
23 : ◆C7xQLPfhHTAe [saga]:2018/11/28(水) 01:31:06.77 ID:sWqntgOc0
戦士「というわけで遺跡の森へとやってきたわけだが……さすがにもう暗いな」

女僧侶「ひとまず夜を過ごして、朝から探索を始めましょうか?」

戦士「今日のうちにサッと済ませてしまってもいいな」

女僧侶「確かに、この森でしたらそれほどの危険はないでしょう」

戦士「さて、どうするかな……」

戦士(森の外で野営をすれば、奇襲を受ける可能性は減る。しかし、見晴らしのいい場所で火を点けるから、遠くからも存在を察知されるだろうな)

戦士(まあ、察知されたからと言って、どうってこともないハズなんだが……)

戦士(森の周囲で探索をするという手もある。目的のアルラウネは見つかりづらくはなるだろうが、危険は避けられるだろう)


遺跡の森周辺で何をする?(残りAP5)
↓1

1 森の外で野営をする
2 森の中で野営をする
3 森に入って探索を行う
4 森の周囲で探索を行う
5 ここまで来ておいて街に帰る(要AP1)
6 森からアルラウネが全速力で走って襲い掛かってくる。戦いだ!(要AP2)
7 空に流れ星。……こっちに落ちてきている気がする。(要AP2)

8 啓示(要AP1)
9 奇跡(要AP2)
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/28(水) 01:45:06.05 ID:tbE8NHd60
4
25 : ◆C7xQLPfhHTAe [saga]:2018/11/28(水) 03:02:17.32 ID:sWqntgOc0
戦士「森の周囲を探索してみようか」

女僧侶「え? ……正直に言いますと、安全策としても、急ぐことを優先するとしても、微妙に中途半端な方策に思いますが……」

戦士「言い出しておいて何だが、俺もそう思うな……。まあ、遺跡の森の安全度と、アンカークエストに対する警戒に折り合いをつけたと考えてくれ」

女僧侶「そういうものですか……。わかりました。では、森の外縁を歩いていきましょう。明かりは私が用意します」

 女僧侶はそう言うと、右手の人差し指を立てた。短く何かをつぶやくとその先端に光が点る。
 輝く指先で自分の持つ武器の先端に触れる。すると、その輝きが触れた部分へと移る。
 闇に神の与える光をもたらす、僧侶の技の一つである。

戦士「おお、さすが僧侶さんだ。助かるよ」

女僧侶「いえ。闇の中に道を示すのもゾイナス神の信徒だる私の役目です」

戦士(この光は、彼女の手に触れるものにある限り、彼女の意思で明るさを調節できるはずだ。いざとなれば暗くすることも、強い光を放つこともできる……)

戦士(野の夜闇の中で光を持っていれば目立つが、二人とも人間で闇を見通す目は持っていないからな……仕方ない)

戦士「それじゃ、俺が森側を歩くから、僧侶さんは野原のほうを歩いてくれ。何か飛び出してくるとしたら森の中からだろうしな」

女僧侶「はい、わかりました」

戦士「さて……何か見つかるといいんだが」


コンマで決まるランダムエンカウント表 APを消費することで安価として指定もできます(残りAP5)
↓1

00〜30 何も見つからなかったので、休むことにした(AP1で指定可能)
31〜45 アルラウネが見つかった(AP1で指定可能)
45〜75 動物が【コンマ一桁】匹出てきた。出てきた動物【コンマ十桁】だ。(AP1で指定可能。数・種類共に決めてOK)
 動物表 4・狼 5・兎 6・鹿 7・熊
76〜85 ゴブリンが【コンマ一桁】匹見つかった(AP1で指定可能。数も決めてOK)
86〜90 オーガが見つかった(AP1で指定可能)
91〜95 ヤバい相手が見つかった。コンマ一桁が偶数・奇数で分岐(AP2で指定可能)
96〜99 晴れ渡っていた星空が不自然な速度で曇り、大雨が降りだす。近くの小屋に避難しよう。(AP2で指定可能)

1 啓示「何かを指定して二人にさせる」(AP1)
2 奇跡「何かを指定して起こす」(AP2)
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/28(水) 03:25:06.30 ID:GoKFexg10
1
27 : ◆C7xQLPfhHTAe [saga]:2018/11/28(水) 03:39:28.62 ID:sWqntgOc0
すいません、1だけだと何をすればいいのかわからないので、もう一度コンマ、もしくは安価をお願いします
啓示、奇跡は内容も指定してください
↓1
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/28(水) 03:48:55.22 ID:GoKFexg10
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